JP6765292B2 - レールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば建造物内の天井部側に架設されるレールシステムに関するものである。
ホイストや介護用リフト等の移動体を、所定高さの位置に架設(例えば建造物内の天井部側に沿って架設)された案内レール(ガイドレール)に沿って移動させるレールシステムがある。例えば、固定レールや、当該固定レールの一端部側で可動な可動レール等の各種案内レールを適宜組み合わせた構成が知られている。可動レールの一例としては、当該可動レールの両端部の軌道に沿って架設(例えば固定レールの一端側で交差する方向に延設)された一対の支持レールによって可動支持される構成が挙げられる。
このようなレールシステムでは、可動レールの一端部側と固定レールの一端部側とが対向した位置で近接するように、可動レールを適宜移動させ、固定レールと可動レールとの両レールが連続的な線状となるように整列した状態(以下、単に整列状態と適宜称する)にすることにより、移動体が両レールに沿って相互に移動可能な状態(以下、単に可動状態と適宜称する)となる。
一方、可動レールの一端側と固定レールの一端側とが対向せずに離反し、両レールが互い違いに位置して整列されていない状態(以下、単に非整列状態と適宜称する)の場合には、移動体が両レールに沿って相互に移動できず規制された状態(例えば移動体が両レールのうち何れか一方のみで移動する状態;以下、単に規制状態と適宜称する)にし、当該移動体の脱落(例えば両レールの何れかの一端部から脱落)等を抑制して安全性を確保することが求められている。
例えば、特許文献1には、両レールそれぞれに設置された回転式のストッパをストッパ駆動手段により適宜駆動し、当該両レールが非整列状態の場合に移動体を規制状態にする構成が開示されている(特許文献1の符号2,3で示すストッパを用いた構成等)。また、特許文献2においては、両レールそれぞれに昇降式のストッパを備えた構成が開示されている(特許文献2の符号7,8で示す停止部材を用いた構成)。
特開平11−60150号公報 特表2015−508680号公報
特許文献1の場合、ストッパを回転駆動するための駆動手段が必須であるため、レールシステムの構成が複雑化したり、当該駆動手段の故障の抑制を図るメンテナンス等が必要になることも考えられる。また、特許文献2のように単なる昇降式のストッパの場合、当該ストッパの昇降状態(すなわち、可動状態か規制状態か)をレールシステムの下方側(例えばストッパの位置の下方側)から視認することが困難となる虞がある。
本発明は、レールシステムの構成の簡略化や安全性に貢献可能なレールシステムを提供することにある。
この発明に係るレールシステムは、かかる技術的課題に鑑みてなされたものであって、その一態様としては、所定高さの位置に架設された固定レールと、所定高さの位置にて可動するレールであって、当該レールの一端部と固定レールの一端部とが対向する位置にて、当該固定レールと近接し整列状態となる可動レールと、可動レールの両端部の軌道に沿って架設され当該両端部を可動支持する一対の支持レールと、を備えたものが挙げられる。
固定レールは、固定レールに沿って形成され、被案内部を介して移動体を移動自在に懸垂支持する固定側案内溝と、固定レールの一端部側の固定側案内溝内における被案内部の軌道領域よりも上方側に位置し、当該一端部側における被案内部の案内方向に延在した固定側シャフト軸と、固定側シャフト軸を回転軸とする固定側回転体と、固定側回転体の外周縁側において当該固定側回転体の径方向外側に突出した形状で、下方側の回転位置において軌道領域と交差する固定側遮蔽部と、固定側回転体の外周縁側において固定側遮蔽部から偏倚した回転位置で固定側シャフト軸方向に貫通した孔形状であって、整列状態において下方側の回転位置となり孔内側面が軌道領域外周面よりも外側に位置する固定側通過孔と、固定側回転体の外周縁における固定側通過孔の反対側の位置から当該固定側回転体の径方向内側に窪んだ切り欠き形状の固定側係合部と、を備えたものが挙げられる。
可動レールは、可動レールに沿って形成され、被案内部を介して移動体を移動自在に懸垂支持する可動側案内溝と、可動レールの一端部側の可動側案内溝内における被案内部の軌道領域よりも上方側に位置し、当該一端部側における被案内部の案内方向に延在して、整列状態において固定側シャフト軸と同心上に位置する可動側シャフト軸と、可動側シャフト軸を回転軸とする可動側回転体と、可動側回転体の外周縁側において当該可動側回転体の径方向外側に突出した形状であって、下方側の回転位置において軌道領域と交差する可動側遮蔽部と、可動側回転体の外周縁側において可動側遮蔽部から偏倚した回転位置で可動側シャフト軸方向に貫通した孔形状であって、整列状態において下方側の回転位置となり孔内側面が軌道領域外周面よりも外側に位置する可動側通過孔と、可動側回転体の外周縁における可動側通過孔の反対側の位置から当該可動側回転体の径方向内側に窪んだ切り欠き形状の可動側係合部と、可動側シャフト軸よりも上方側に位置し可動レールの一端部よりも可動側シャフト軸方向に延出した形状であって、固定側係合部の整列状態の回転位置と当該整列状態から偏倚した回転位置との範囲内で、当該固定側係合部に対して係合する固定側回転体操作部と、を備えたものが挙げられる。
そして、固定側回転体の外周縁側の上方側と対向する位置で固定側シャフト軸方向に延在した形状であって、可動側係合部の整列状態の回転位置と当該整列状態から偏倚した回転位置との範囲内で、当該可動側係合部に対して係合する可動側回転体操作部、が固定支持されたことを特徴とする。
以上示したように本発明によれば、レールシステムの構成の簡略化や安全性に貢献可能となる。
本実施形態のレールシステムSの適用例を説明するための概略図(非整列状態)。 レールシステムSを説明するための概略構成図(部分断面図;整列状態)。 図2の矢印P方向に臨んだ概略構成図。 図2の矢印Q方向に臨んだ概略構成図。 節度部A6を説明するための部分拡大概略図(および節度部B6用の参照図)。 固定レールA,可動レールBの変形例を説明するための概略構成図(部分断面図;整列状態)。 固定レールA,可動レールBの組み合わせの例を説明するための概略構成図。 回転体A2,B2の変形例を説明するための概略構成図。 節度部A6,B6の変形例を説明するための部分拡大概略図。
本発明の実施形態のレールシステムは、一般的なレールシステム、例えば特許文献1のようにストッパを回転駆動するための駆動手段(例えば油圧,空圧,モータ,ソレノイド等の動力を要する手段)を必須とするものや、特許文献2のように単なる昇降式のストッパを備えたものとは、全く異なるものである。
すなわち、本実施形態のレールシステムは、固定レール,可動レールの各一端部側において、案内溝内における被案内部の軌道領域よりも上方側に、当該被案内部の案内方向に延在したシャフト軸(固定側シャフト軸,可動側シャフト軸)を回転軸とする回転体(固定側回転体,可動側回転体)を備え、これにより移動体において可動状態または規制状態に切替可能な切替機構を構成したものである。
回転体は、下方側の回転位置において軌道領域と交差する遮蔽部(固定側遮蔽部,可動側遮蔽部)と、遮蔽部から偏倚した回転位置の通過孔(固定側通過孔,可動側通過孔)と、通過孔の反対側に位置(整列状態では上方側の回転位置に位置)する係合部(固定側係合部,可動側係合部)と、がそれぞれ外周縁側に形成されたものである。そして、可動レールの移動した位置に応じて、可動レールに備えられた固定側回転体操作部が固定側回転体を回転させ、固定支持された可動側回転体操作部が可動側回転体を回転できるように構成される。
このように回転体を適宜回転できる構成とするために、固定側回転体操作部は、固定側係合部の整列状態の回転位置と当該整列状態から偏倚した回転位置との範囲内で、当該固定側係合部に対して係合できるように構成する。また、可動側回転体操作部は、可動側係合部の整列状態の回転位置と当該整列状態から偏倚した回転位置との範囲内で、当該可動側係合部に対して係合できるように構成する。
これにより、各回転体はそれぞれ可動レールの位置に応じて回転(互いに反対方向に回転)し、整列状態の場合に、各回転体の通過孔が下方側の回転位置に位置した状態となり、移動体においては固定レール,可動レールに沿って相互に移動すること可能な可動状態となる。一方、非整列状態の場合、各回転体の遮蔽部が、下方側の回転位置に位置し被案内部の軌道領域と交差した状態となり、移動体においては固定レール,可動レールに沿って相互に移動できなくなる規制状態となる。
この本実施形態のような構成のレールシステムによれば、例えば特許文献1のようなストッパを回転駆動するための駆動手段が無くても、可動レールを適宜移動させることにより、固定レールや可動レールに備えられた各回転体が回転し、可動状態または規制状態に容易に切り替わり、レールシステムの構成の簡略化に貢献可能となる。また、非整列状態の場合、移動体は例えば固定レール,可動レールの何れか一方側に滞留した状態となり、当該移動体の脱落(例えば両レールの何れかの一端部から脱落)等を抑制でき、安全性を得ることが可能となる。さらに、各回転体の外周縁側に形成されている遮蔽部,通過孔,係合部の位置は、例えば特許文献2のような単なる昇降式のストッパの昇降状態と比較すると、レールシステムの下側(例えば回転体の下方側)等から視認することが容易であり、レールシステムの安全性により貢献できる可能性がある。
本実施形態のレールシステムは、固定レール,可動レールのストッパとして、前述のような遮蔽部,通過孔,係合部が形成された回転体(固定側回転体,可動側回転体)を備えた切替機構を適用した構成であって、可動レールの移動に応じて各回転体の係合部にそれぞれの操作部(固定側回転体操作部,可動側回転体操作部)が係合して当該回転体が回転し、固定レール,可動レールが可動状態または規制状態に切り替わる構成であれば、種々の分野(例えばホイストや介護用リフト等の移動体に適用されている各種案内レール等の分野)の技術常識を適宜適用して設計変形することが可能であり、その一例として以下に示すものが挙げられる。
≪本実施形態によるレールシステムSの一例≫
図1〜図5は、例えば介護用リフト等の移動体に適用可能な本実施形態によるレールシステムSを説明するものである。なお、便宜上、図1〜図4,図6は内部構成等を把握し易くするように描写、例えば後述する図2〜図4のブラケットA31,B31,C4、回転体A2,B2、節度部材B94等においては適宜透視したり、各構成を結合する締結部材(例えばボルト)等を適宜省略した描写となっている。
図中のレールシステムSは、例えば図1に示すような脱衣室11,浴室12を有した介護施設等の建造物内に設置した場合の一例を示すものであって、当該脱衣室11側で所定高さに位置し天井部10に沿って架設された固定レールAと、脱衣室11に隣接(例えば図1に示すようにパーテーション(図中では浴室12側を透視できる透明部材)1aで適宜仕切られ相互移動可能に隣接)した浴室12側で所定高さに位置し天井部10に沿って可動な可動レールBと、を主として備え、固定レールAの一端部と可動レールBの一端部とが対向(後述の各レール本体A0,B0の一端部Aa,Baが対向)する位置にて、両レールA,Bが互いに近接し連続的な線状で整列状態となるように構成されている。
また、固定レールAおよび可動レールBそれぞれに沿って形成された固定側案内溝A1,可動側案内溝B1に対し、被案内部2を介して移動自在に移動体3を懸垂支持できる構成となっている。そして、固定レールA,可動レールBの各一端部(後述の各レール本体A0,B0の一端部Aa,Ba)側には、例えば後述の図3、図4に示すようなカム板状の固定側回転体A2,可動側回転体B2(図1では具体的な描写を省略)が、当該各一端部側の上方側(後述する被案内部2の軌道領域2aよりも上方側)で被案内部2の案内方向に延在した固定側シャフト軸A3,可動側シャフト軸B3を介して回転自在に設けられ、移動体3を可動状態または規制状態に切り替え可能な切替機構を備えた構成となっている。
《固定レールAの一例》
固定レールAは、天井部10に沿って延在し横断面矩形状の中空部によって固定側案内溝A1が内部形成されている箱桁構造の固定レール本体A0を備え、例えば図外の固定支持手段(支持ブラケット等)を介して、当該固定レール本体A0を天井部10に固定支持して架設される。固定側案内溝A1は、下方側中央部にて開口した開口部A1aが形成されており、その開口部A1aの内側開口縁面に、被案内部2の走行車輪21が転動する走行路A1bが形成されている。この走行路A1bを被案内部2の走行車輪21が転動し、当該被案内部2が固定側案内溝A1内を案内されると、軌道領域2aに示すような軌道を描くこととなる。また、図中では、被案内部2が、開口部A1aを垂直方向に貫通する連結部2cを介して、移動体3を懸垂支持できるように構成されている。
固定レール本体A0の一端部Aa側の上方側(被案内部2の軌道領域2aよりも上方側)には、筐体状の固定側支持ブラケットA31が取り付けられており、当該固定側支持ブラケットA31内の軸受A32を介して、固定側シャフト軸A3を回動自在に支持している。図2〜図5中では、固定側シャフト軸A3の一端部Aa側が、固定側支持ブラケットA31内から外側に突出し、固定側回転体A2の軸心部に設けられている環状(図2〜図5中では固定側シャフト軸A3の外周面に沿って環状)の回転ボスA33に貫装されて、当該固定側回転体A2を支持した構成となっている。図2〜図5中の回転ボスA33は横断面矩形状であって、外周側4箇所の各角部が、整列状態において水平方向または垂直方向に位置するように構成されている。
固定側回転体A2は、例えば円板型のカム板状の回転部材を適用してなり、当該固定側回転体A2の外周縁側には、径方向外側に突出した羽形状の固定側遮蔽部A4が、当該固定側回転体A2の回転方向に互いに所定距離を隔てて複数個形成されている。図2,図3中では、4個の固定側遮蔽部A4が固定側回転体A2の四方に位置するように形成されている。各固定側遮蔽部A4の突出長さは、当該固定側遮蔽部A4が下方側の回転位置において軌道領域2aと交差するように、設定されているものとする。この突出長さの設定によって、各固定側遮蔽部A4と固定レール本体A0とが当接し得る場合には、当該当接を回避するように構成、例えば図2に示すように固定レール本体A0の所定箇所に回避用切欠部A40を形成することにより、固定側回転体A2の回転が妨げられないように構成することが可能となる。
固定側回転体A2の外周縁側における各固定側遮蔽部A4間(すなわち固定側遮蔽部A4から偏倚した回転位置)には、径方向内側に窪んだ切り欠き形状の固定側切欠部A5(後述する固定側係合部A5aまたは固定側通過孔A5bとして機能することが可能な切欠部A5;以下、まとめて単に固定側切欠部A5と適宜称する)が、当該固定側回転体A2の回転方向に互いに所定距離を隔てて複数個形成されている。図2,図3中では、4個の固定側切欠部A5が固定側回転体A2の四方に位置するように形成され、それぞれ隣接する固定側遮蔽部A4に対し偏倚した回転位置の関係となっている。
固定側切欠部A5の切り欠き形状においては、適宜設定することが可能である。例えば、後述の固定側回転体操作部B7が適宜係合できる形状に設定するだけでなく、軌道領域2aの横断面形状よりも大きい形状であって、当該固定側切欠部A5が下方側の回転位置の場合に、当該固定側切欠部A5の内側面(固定側通過孔A5bとして機能する場合には孔内側面)が軌道領域2a外周面よりも外側に位置するように、当該形状を適宜設定することも可能である。すなわち、固定側切欠部A5の形状がそれぞれ同一(固定側通過孔が固定側係合部状)であって前述のように適宜設定することにより、当該固定側切欠部A5が上方側の回転位置の場合には、図3に示すように後述の固定側回転体操作部B7が係合するための固定側係合部A5aとして機能させることができ、当該固定側切欠部A5が下方側の回転位置(固定側係合部A5aの反対側の位置)の場合には、被案内部2が通過可能な固定側通過孔A5bとして機能させることが可能となる。
固定側シャフト軸A3の外周側には、当該固定側シャフト軸A3の周方向に並列した複数個の節度山A6a間に節度付与凹部A6bが形成されているシャフト軸側摺動面A61と、当該シャフト軸側摺動面A61に対して摺動自在に弾接し整列状態において節度付与凹部A6bに弾接するシャフト軸側弾接部A62と、を備えた固定側シャフト軸節度部A6が設けられている。
図2,図3中の節度部A6の場合、特に図5に示すように、横断面矩形状の回転ボスA33における外周側4箇所の各角部に、シャフト軸側摺動面A61が形成され、整列状態で水平方向に位置する各シャフト軸側摺動面A61に対し、当該各シャフト軸側摺動面A61と対向した方向から弾接するシャフト軸側弾接部A62がそれぞれ設けられている。
このような節度部A6により、例えば整列状態または非整列状態において固定側シャフト軸A3を回動させる力が意に反して加わったとしても、当該意に反する回動が抑制されることとなる。
《可動レールBの一例》
可動レールBは、天井部10に沿って延在し横断面矩形状の中空部によって可動側案内溝B1が内部形成されている箱桁構造の可動レール本体B0を備え、例えば当該可動レール本体B0の両端部の軌道に沿って架設(例えば固定レールAの一端部Aa側で交差する方向に延設)された一対の支持レールC(図2中では一端部Ba側を支持する支持レールCのみを描写)によって可動支持される。図2中では、支持レールCが箱桁構造であって可動レール本体B0の上方側で架設され、内部形成されている支持側案内溝C1に対し、当該支持側案内溝C1内を走行自在な被案内部C2や、当該支持側案内溝C1の下方側中央部に開口した開口部C1aを垂直方向に貫通する連結部C3等を介して、可動レール本体B0を可動自在に懸垂支持する構成となっている。
可動側案内溝B1は、下方側中央部にて開口した開口部B1aが形成されており、その開口部B1aの内側開口縁面に、被案内部2の走行車輪21が転動する走行路B1bが形成されている。この走行路B1bを被案内部2の走行車輪21が転動し、当該被案内部2が可動側案内溝B1内を案内されると、固定側案内溝A1内と同様に軌道領域2aに示すような軌道を描くこととなる。また、図3中では、被案内部2が、開口部B1aを垂直方向に貫通する連結部2cを介して、移動体3を懸垂支持できるように構成されている。
可動レール本体B0の一端部Ba側の上方側(被案内部2の軌道領域2aよりも上方側)には、筐体状の可動側支持ブラケットB31が取り付けられており、当該可動側支持ブラケットB31内の軸受B32を介して、可動側シャフト軸B3を回動自在に支持している。図2,図4中では、可動側シャフト軸B3の一端部Ba側が、可動側支持ブラケットB31内から外側に突出し、可動側回転体B2の軸心部に設けられている環状(図2,図4中では可動側シャフト軸B3の外周面に沿って環状)の回転ボスB33に貫装されて、当該可動側回転体B2を支持した構成となっている。図2,図4中の回転ボスB33は横断面矩形状であって、外周側4箇所の各角部が、整列状態において水平方向または垂直方向に位置するように構成されている。また、可動側支持ブラケットB31の上方側に、前述の連結部C3が固定支持されている。
可動側回転体B2は、例えば円板型のカム板状の回転部材を適用してなり、当該可動側回転体B2の外周縁側には、径方向外側に突出した羽形状の可動側遮蔽部B4が、当該可動側回転体B2の回転方向に互いに所定距離を隔てて複数個形成されている。図3中では、4個の可動側遮蔽部B4が可動側回転体B2の四方に位置するように形成されている。各可動側遮蔽部B4の突出長さは、当該可動側遮蔽部B4が下方側の回転位置において軌道領域2aと交差するように、設定されているものとする。この突出長さの設定によって、各可動側遮蔽部B4と可動レール本体B0とが当接し得る場合には、当該当接を回避するように構成、例えば図2に示すように可動レール本体B0の所定箇所に回避用切欠部B40を形成することにより、可動側回転体B2の回転が妨げられないように構成することが可能となる。
可動側回転体B2の外周縁側における各可動側遮蔽部B4間(すなわち可動側遮蔽部B4から偏倚した回転位置)には、径方向内側に窪んだ切り欠き形状の可動側切欠部B5(後述する可動側係合部B5aまたは可動側通過孔B5bとして機能する切欠部B5;以下、まとめて単に可動側切欠部B5と適宜称する)が、当該可動側回転体B2の回転方向に互いに所定距離を隔てて複数個形成されている。図2,図4中では、4個の可動側切欠部B5が可動側回転体B2の四方に位置するように形成され、それぞれ隣接する可動側遮蔽部B4に対し偏倚した回転位置の関係となっている。
可動側切欠部B5の切り欠き形状においては、適宜設定することが可能である。例えば、後述の可動側回転体操作部B8が適宜係合できる形状に設定するだけでなく、軌道領域2aの横断面形状よりも大きい形状であって、当該可動側切欠部B5が下方側の回転位置の場合に、当該可動側切欠部B5の内側面(可動側通過孔として機能する場合には孔内側面)が軌道領域2a外周面よりも外側に位置するように、当該形状を適宜設定することも可能である。すなわち、可動側切欠部B5の形状がそれぞれ同一(可動側通過孔が可動側係合部状)であって前述のように適宜設定することにより、当該可動側切欠部B5が上方側の回転位置の場合には、図3に示すように後述の可動側回転体操作部B8が係合するための可動側係合部B5aとして機能させることができ、当該可動側切欠部B5が下方側の回転位置(可動側係合部B5aの反対側の位置)の場合には、被案内部2が通過可能な可動側通過孔B5bとして機能させることが可能となる。
可動側シャフト軸B3の外周側には、当該可動側シャフト軸B3の周方向に並列した複数個の節度山B6a間に節度付与凹部B6bが形成されているシャフト軸側摺動面B61と、当該シャフト軸側摺動面B61に対して摺動自在に弾接し整列状態において節度付与凹部B6bに弾接するシャフト軸側弾接部B62と、を備えた可動側シャフト軸節度部B6が設けられている。
図2,図4中の節度部B6の場合、節度部A6と同様に(図5参照)横断面矩形状の回転ボスB33における外周側4箇所の各角部に、シャフト軸側摺動面B61が形成され、整列状態で水平方向に位置する各シャフト軸側摺動面B61に対し、当該各シャフト軸側摺動面B61と対向した方向から弾接するシャフト軸側弾接部B62がそれぞれ設けられている。
このような節度部B6により、例えば整列状態または非整列状態において可動側シャフト軸B3を回動させる力が意に反して加わったとしても、当該意に反する回動が抑制されることとなる。
可動側シャフト軸B3よりも上方側の位置には、可動レール本体B0の一端部Baよりも可動側シャフト軸B3方向に延出した形状であって、整列状態で固定側回転体A2の上方側に位置する固定側切欠部A5の回転位置と、当該上方側から偏倚した回転位置(整列状態から偏倚した固定側切欠部A5の回転位置)と、の範囲内で当該固定側切欠部A5に対して係合する固定側回転体操作部B7が、設けられている。図2,図3中の固定側回転体操作部B7の場合、可動レール本体B0の一端部Baよりも可動側シャフト軸B3方向に延出(整列状態の固定側回転体A2の外周縁側における上方側の回転位置を貫通する方向に延出)した形状で支持部材B70等を介して当該一端部Baに固定支持された軸心部B71と、固定側切欠部A5に係合可能な形状であって軸心部B71を軸にして回転自在(固定側切欠部A5内で回転自在)なガイドローラB72と、を備えた構成となっている。このようなガイドローラ72を備えた固定側回転体操作部B7によれば、固定側切欠部A5に対して係合や当該係合した状態からの離反が容易になる。
《可動側回転体B2の操作部》
固定側回転体の外周縁側の上方側と対向する位置には、固定側シャフト軸A3方向に延在した形状であって、整列状態で可動側回転体B2の上方側に位置する可動側切欠部B5の回転位置と、当該上方側から偏倚した回転位置(整列状態から偏倚した可動側切欠部B5の回転位置)と、の範囲内で当該可動側切欠部B5に対して係合する可動側回転体操作部B8が、固定支持されている。図2,図4中の可動側回転体操作部B8の場合、支持レールCにおいて整列状態の可動レール本体B0の上方側に位置する筐体状の位置決めブラケットC4に対して固定支持された軸心部B81と、可動側切欠部B5に係合可能な形状であって軸心部B81を軸にして回転自在(可動側切欠部B5内で回転自在)なガイドローラB82と、を備えた構成となっている。このようなガイドローラ82を備えた可動側回転体操作部B8によれば、可動側切欠部B5に対して係合や当該係合した状態からの離反が容易になる。
《可動レールBの節度部》
整列状態の可動レールBの外周側には、可動レールBの可動方向に並列した複数個の節度山B9a間に節度付与凹部B9bが形成されているレール側摺動面B91と、当該レール側摺動面B91に対して摺動自在に弾接し整列状態において節度付与凹部B9bに弾接するレール側弾接部B92と、を備えたレール節度部B9が備えられている。
図2,図4中の節度部B9の場合、可動側支持ブラケットB31の上方側に支持固定された節度部材B94の上方側にレール側摺動面B91が形成され、整列状態におけるレール側摺動面B91と対向した方向から弾接するレール側弾接部B92が、位置決めブラケットC4に固定支持されている。
このような節度部B9により、例えば整列状態または当該整列状態から偏倚した状態において可動レールBを移動させる力が意に反して加わったとしても、当該意に反する移動が抑制されることとなる。また、例えばレールシステムSの操作者(介護施設の場合には介護者等)が、可動レールBを整列状態と当該整列状態から偏倚した状態との間を移動(例えば手作業により可動レールBを把持して移動)させる場合に節度感が得られ、可動レールBの状態(整列状態または当該整列状態から偏倚した状態)を把握することが容易になる。
《レールシステムSの動作例》
〈整列状態の場合〉
レールシステムSにおいては、例えば図2のように固定レールAと可動レールBが互いに近接し連続的な線状で整列状態の場合、固定側回転体A2は、当該固定側回転体A2の上方側の回転位置の固定側係合部A5aには固定側回転体操作部B7が受容されて係合する。また、固定側回転体A2の下方側の回転位置の固定側通過孔A5bは、軌道領域2aと交差し、当該固定側通過孔A5bの内側面が軌道領域2a外周面よりも外側に位置して、被案内部2が通過可能な状態となる。
一方、可動側回転体B2においては、当該可動側回転体B2の上方側の回転位置の可動側係合部B5aには可動側回転体操作部B8が受容されて係合する。また、可動側回転体B2の下方側の回転位置の可動側通過孔B5bは、軌道領域2aと交差し、当該可動側通過孔B5bの内側面が軌道領域2a外周面よりも外側に位置して、被案内部2が通過可能な状態となる。
これにより、被案内部2を固定側案内溝A1内および可動側案内溝B1内で相互に移動できるように案内できる状態、すなわち移動体3が両レールA,Bに沿って相互に移動可能な可動状態となる。
〈整列状態から非整列状態になる場合〉
次に、前述のような整列状態から可動レールBを支持レールCに沿って移動(例えば整列状態の可動レールBを図1のように図示左方向に移動)させることにより、例えば図1のように非整列状態となる。この際、固定側回転体A2は、固定側回転体操作部B7が係合している整列状態の固定側係合部A5aを当該整列状態から偏倚した回転位置の方向に移動するように回転し、固定側回転体操作部B7は固定側係合部A5aから離反することにより、当該偏倚した回転位置にて留まる。この際、固定側係合部A5aに隣接し偏倚した回転位置の関係にあった固定側遮蔽部A4が、下方側の回転位置に移動し、軌道領域2aと交差することとなる。
一方、可動側回転体B2においては、可動側回転体操作部B8が係合している整列状態の可動側係合部B5aを当該整列状態から偏倚した回転位置の方向に移動するように回転し、可動側回転体操作部B8は可動側係合部B5aから離反することにより、当該偏倚した回転位置にて留まる。この際、可動側係合部B5aに隣接し偏倚した回転位置の関係にあった可動側遮蔽部B4が、下方側の回転位置に移動し、軌道領域2aと交差することとなる。
これにより、被案内部2を固定側案内溝A1内または可動側案内溝B1内に留めて当該両溝A1,B1を相互に移動できないように規制した状態、すなわち移動体3が両レールA,Bに沿って相互に移動できない規制状態となる。
〈非整列状態から整列状態になる場合〉
次に、前述のような非整列状態から可動レールBを支持レールCに沿って移動(例えば図1のような非整列状態の可動レールBを図示左方向に移動)させることにより、例えば図2のように整列状態となる。この際、固定側回転体A2は、整列状態から偏倚した回転位置の固定側係合部A5aに固定側回転体操作部B7が受容されて係合して、当該偏倚した回転位置の固定側係合部A5aが上方側の回転位置に移動して整列状態となるように回転する。この際、固定側係合部A5aの反対側の位置(整列状態から偏倚した回転位置)の固定側通過孔A5bは、下方側の回転位置に移動し整列状態となって軌道領域2aと交差し、当該固定側通過孔A5bの内側面が軌道領域2a外周面よりも外側に位置して、被案内部2が通過可能な状態となる。
一方、可動側回転体B2においては、整列状態から偏倚した回転位置の可動側係合部B5aに可動側回転体操作部B8が受容されて係合して、当該偏倚した回転位置の可動側係合部B5aが上方側の回転位置に移動して整列状態となるように回転する。この際、可動側係合部B5aの反対側の位置(整列状態から偏倚した回転位置)の可動側通過孔B5bは、下方側の回転位置に移動し整列状態となって軌道領域2aと交差し、当該可動側通過孔B5bの内側面が軌道領域2a外周面よりも外側に位置して、被案内部2が通過可能な状態となる。
これにより、被案内部2を固定側案内溝A1内または可動側案内溝B1内に留めて当該両溝A1,B1を相互に移動できないように規制した状態、すなわち移動体3が両レールA,Bに沿って相互に移動できない規制状態となる。
《その他、変形例等》
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変更等が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変更等が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
例えば、図中のレールシステムSの各レールA,Bは、種々の材料を適用して構成することができ、特に限定されるものではなく、その一例としては各種案内レール等の分野で知られている材料(SUS等)を適宜成形して成るものを適用することが挙げられる。また、各レール本体A0,B0は、種々の態様を適用することが可能であり、例えば横断面形状においても特に限定されるものではない。具体例として、図6に示すように横断面I字状の桁構造で、当該I字状の水平方向側に案内溝A1,B1が形成された構成のレール本体A0,B0であっても、回転体A2,B2において遮蔽部A4,B4や切欠部A5,B5が適宜形成され、整列状態または非整列状態となる構成であれば良い。
各回転体A2,B2においては、遮蔽部A4,B4や切欠部A5,B5がそれぞれ複数個交互に形成された構成であるが、これに限定されるものではなく、レールシステムSの構成に応じて適宜設計することが可能である。例えば前述のように遮蔽部A4,B4や切欠部A5,B5がそれぞれ複数個交互に形成された構成の場合には、支持レールCに対して複数個の可動レールBが可動支持され、当該各可動レールBのうち一つを整列状態から非整列状態にした後に、他の非整列状態の可動レールBを適宜整列状態にすることが可能である。具体的には、例えば各可動レールBのうち一つを整列状態から図1に示すような非整列状態にした後に、図示左側(固定レールAよりも図示左側)において非整列状態で存在する図外の可動レールBを整列状態にすることが可能である。
また、固定レールA,可動レールB(および支持レールC)においては、適宜組み合わせることが可能であり、例えば図7(A)〜(F)に示すように組み合わせて、整列状態(図中では固定レールAの一端部と可動レールBの一端部とが対向し得る領域Xでの整列状態)における各レールA,B,Cの所定位置に、回転体A2,B2や操作部B7,B8等を適宜備える(図2〜図4に示すように備える)ことにより、前述したレールシステムSと同様の作用効果を奏することが可能となる。
また、各回転体A2,B2が、それぞれ例えば図8に示すような扇型のカム板状の回転部材を適用してなり、遮蔽部A4,B4や切欠部A5,B5が適宜形成された構成であっても、図1のように支持レールCに対して一つ可動支持された可動レールBを、整列状態または非整列状態にすることが可能である。
また、固定レールA,可動レールBの切替機構に係る部分をユニット化、例えば図2の領域AA,BBに示す部分をユニット化して作成しても良く、当該ユニットを目的とする各種案内レールの所定箇所(整列状態となり得る箇所)に適宜接続して、切替機構を備えたレールシステムSを構成することも可能となる。
また、図2〜図5のようにシャフト軸A3,B3に節度部A6,B6を設けるのではなく、各回転体A2,B2に対してそれぞれ節度を付与する構成としても良い。例えば、整列状態と当該整列状態から偏倚した状態との間で回転体に対して節度を付与する回転体節度部であって、回転体(A2,B2)の回転方向に並列した複数個の節度山間に節度付与凹部が形成されている回転体側摺動面と、当該回転体側摺動面に対して摺動自在に弾接し整列状態において節度付与凹部に弾接する回転体側弾接部と、を備えた構成(図示省略)が挙げられる。また、弾接部A62,B62,B92は、それぞれ摺動面A61,B61,B91に対して適宜摺動自在で弾接可能な構成であれば、種々の態様を適用することが可能であり、その一例としてはローラプランジャ,ピンプランジャ等のプランジャを適用することが挙げられる。
また、節度部A6,B6の構成においても、それぞれ適宜設計変更することが可能であり、その一例として図9に示す節度部63のような構成が挙げられる。図9の節度部63は、例えば回転体A2,B2とシャフト軸A3,B3との間のそれぞれの固定支持に適用可能な回転ボス64において構成した場合の一例である。図9では、回転ボス64の外周側4箇所の各角部に摺動面65が形成され、整列状態で水平方向に位置する摺動面65に対し、当該摺動面65と対向した方向から弾接する弾接部66が設けられている(図9では図示左方向)。摺動面65においては、回転ボス64の周方向に並列した複数個の節度付与凹部65b間に節度山(すなわち節度付与凹部65bから偏倚した回転位置の節度山)65aが形成された構成となっている。
図9のよう節度部63が設けられている場合、回転ボス64は、整列状態(弾接部65が節度山65aに弾接した状態)よりも、当該から偏倚した回転位置に位置(弾接部65が節度付与凹部65bに弾接した状態で位置)し易くなる。これにより、図9のような節度部63によれば、例えば非整列状態の可動レールBを整列状態に移動させる力(可動側シャフト軸B3を回動させる力等)が意に反して加わったとしても、当該意に反する移動が抑制されることとなる。すなわち、レールシステムSにおいて、非整列状態から整列状態に移行することを抑制(すなわち、規制状態から可動状態に移行することを抑制)したい場合には、図9に示すような節度部63を適用することが有効である。
また、レールシステムSの整列状態または非整列状態を検出する位置センサを適宜設置、例えば各回転体A2,B2の回転位置や可動レールの位置を検出できるように介して設置し、当該位置センサによる検出結果を所望の出力装置により出力するように構成しても良い。このような構成によれば、例えばレールシステムSの操作者が、当該レールシステムSの整列状態または非整列状態を容易に把握することが可能となる。出力装置としては、例えばレールシステム操作者が視覚や聴覚等の知覚を通じて整列状態または非整列状態を認識できるように出力する、ディスプレイ,プリンタ,スピーカ,ランプ等の装置が挙げられる。
また、各回転体A2,B2においては、例えばレールシステムSの操作者が各回転体A2,B2の回転位置を視認し易くするように、所望の色彩を付与することが可能である。例えば、各回転体A2,B2の遮蔽部A4,B4の少なくとも一部の色彩を、各回転体A2,B2における当該一部以外の色彩と異なるようにすることが挙げられる。
S…レールシステム
A…固定レール
B…可動レール
A1,B1…案内溝
A2,B2…回転体
A3,B3…シャフト軸
A4,B4…遮蔽部
A5,B5…切欠部(係合部または通過孔)
B7,B8…操作部
2…被案内部
2a…軌道領域
3…移動体

Claims (10)

  1. 所定高さの位置に架設された固定レールと、
    所定高さの位置にて可動するレールであって、当該レールの一端部と固定レールの一端部とが対向する位置にて、当該固定レールと近接し整列状態となる可動レールと、
    可動レールの両端部の軌道に沿って架設され当該両端部を可動支持する一対の支持レールと、を備え、
    固定レールは、
    固定レールに沿って形成され、被案内部を介して移動体を移動自在に懸垂支持する固定側案内溝と、
    固定レールの一端部側の固定側案内溝内における被案内部の軌道領域よりも上方側に位置し、当該一端部側における被案内部の案内方向に延在した固定側シャフト軸と、
    固定側シャフト軸を回転軸とする固定側回転体と、
    固定側回転体の外周縁側において当該固定側回転体の径方向外側に突出した形状で、下方側の回転位置において軌道領域と交差する固定側遮蔽部と、
    固定側回転体の外周縁側において固定側遮蔽部から偏倚した回転位置で固定側シャフト軸方向に貫通した孔形状であって、整列状態において下方側の回転位置となり孔内側面が軌道領域外周面よりも外側に位置する固定側通過孔と、
    固定側回転体の外周縁における固定側通過孔の反対側の位置から当該固定側回転体の径方向内側に窪んだ切り欠き形状の固定側係合部と、を備え、
    可動レールは、
    可動レールに沿って形成され、被案内部を介して移動体を移動自在に懸垂支持する可動側案内溝と、
    可動レールの一端部側の可動側案内溝内における被案内部の軌道領域よりも上方側に位置し、当該一端部側における被案内部の案内方向に延在して、整列状態において固定側シャフト軸と同心上に位置する可動側シャフト軸と、
    可動側シャフト軸を回転軸とする可動側回転体と、
    可動側回転体の外周縁側において当該可動側回転体の径方向外側に突出した形状であって、下方側の回転位置において軌道領域と交差する可動側遮蔽部と、
    可動側回転体の外周縁側において可動側遮蔽部から偏倚した回転位置で可動側シャフト軸方向に貫通した孔形状であって、整列状態において下方側の回転位置となり孔内側面が軌道領域外周面よりも外側に位置する可動側通過孔と、
    可動側回転体の外周縁における可動側通過孔の反対側の位置から当該可動側回転体の径方向内側に窪んだ切り欠き形状の可動側係合部と、
    可動側シャフト軸よりも上方側に位置し可動レールの一端部よりも可動側シャフト軸方向に延出した形状であって、固定側係合部の整列状態の回転位置と当該整列状態から偏倚した回転位置との範囲内で、当該固定側係合部に対して係合する固定側回転体操作部と、を備え、
    固定側回転体の外周縁側の上方側と対向する位置で固定側シャフト軸方向に延在した形状であって、可動側係合部の整列状態の回転位置と当該整列状態から偏倚した回転位置との範囲内で、当該可動側係合部に対して係合する可動側回転体操作部、が固定支持されたことを特徴とするレールシステム。
  2. 固定側遮蔽部が、固定側回転体の外周縁側において回転方向に互いに所定距離を隔てて複数個形成され、
    固定側通過孔が、各固定側遮蔽部の間にそれぞれ形成され、
    可動側遮蔽部が、可動側回転体の外周縁側において回転方向に互いに所定距離を隔てて複数個形成され、
    可動側通過孔が、各可動側遮蔽部の間にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載のレールシステム。
  3. 複数個の可動レールが支持レールに可動支持されていることを特徴とする請求項2記載のレールシステム。
  4. 固定側通過孔が固定側係合部状に形成され、可動側通過孔が可動側係合部状に形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のレールシステム。
  5. 整列状態と当該整列状態から偏倚した状態との間で可動レールに対して節度を付与するレール節度部を備え、
    レール節度部は、可動レールの可動方向に並列した複数個の節度山間に節度付与凹部が形成されているレール側摺動面と、当該レール側摺動面に対して摺動自在に弾接し整列状態において節度付与凹部に弾接するレール側弾接部と、を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のレールシステム。
  6. 整列状態と当該整列状態から偏倚した状態との間でシャフト軸に対して節度を付与するシャフト軸節度部を備え、
    シャフト軸節度部は、シャフト軸の周方向に並列した複数個の節度山間に節度付与凹部が形成されているシャフト軸側摺動面と、当該シャフト軸側摺動面に対して摺動自在に弾接し整列状態において節度付与凹部に弾接するシャフト軸側弾接部と、を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のレールシステム。
  7. 整列状態と当該整列状態から偏倚した状態との間でシャフト軸に対して節度を付与するシャフト軸節度部を備え、
    シャフト軸節度部は、シャフト軸の周方向に並列した複数個の節度付与凹部間に節度山が形成されているシャフト軸側摺動面と、当該シャフト軸側摺動面に対して摺動自在に弾接し整列状態において節度山に弾接するシャフト軸側弾接部と、を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のレールシステム。
  8. 整列状態と当該整列状態から偏倚した状態との間で回転体に対して節度を付与する回転体節度部を備え、
    回転体節度部は、回転体の回転方向に並列した複数個の節度山間に節度付与凹部が形成されている回転体側摺動面と、当該回転体側摺動面に対して摺動自在に弾接し整列状態において節度付与凹部に弾接する回転体側弾接部と、を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のレールシステム。
  9. 弾接部は、プランジャであることを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載のレールシステム。
  10. 位置センサを介して整列状態か非整列状態かを検出し、その検出結果を出力装置により出力することを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載のレールシステム。
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