JP6765216B2 - 情報管理装置、情報管理方法、プログラム - Google Patents
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Description
前記図面データに含まれる前記隔離対象物の識別情報と、前記隔離対象管理データに含まれる前記隔離対象物の識別情報との比較に基づいて、前記隔離対象管理データに含まれる隔離対象物に一致する前記図面データ内の隔離対象物それぞれを順に判定し、その隔離対象物を示す表示情報が指定操作された際にその隔離対象物の識別情報を含む前記隔離対象管理データを記憶部から取得して表示するためのリンクデータを前記隔離対象物それぞれについて生成するリンクデータ生成手段、として機能させる。
図1は同実施形態による情報管理装置を備えた情報管理システムを示す図である。
この図において、情報管理システムは、情報管理装置1、図面データ記憶装置2、報告書データ記憶装置3、対象物情報記憶装置4が通信ネットワークを介して接続されている。図面データ記憶装置2、報告書データ記憶装置3、対象物情報記憶装置4は予めプラントの保有事業者が保持するデータベースによって構成されるものであってよい。図面データ記憶装置2は図面データを記憶する。図面データは、一例としてはプラントの各所に配置されている作業対象となりうる対象物の位置が分かるように描かれた図面のデータである。報告書データ記憶装置3は、作業を施す作業対象物に対する作業の間に保守担当者等によって扱われることなく状態保存して隔離すべき隔離対象物についての報告書データを記憶する。報告書データには、隔離対象物のID、状態保存期間、報告者などの情報が記載されてよい。報告書データは隔離対象管理データの一例である。対象物情報記憶装置4は、例えばプラントの各所に配置されている作業対象となりうる対象物についての操作マニュアル、作業管理情報、予備品情報など、対象物に関する様々な対象物の管理情報が記録されている。それら管理情報も隔離対象管理データの一例と定義されてよい。作業対象物は隔離対象物に成り得る対象物である。また隔離対象物も作業対象物と成り得る対象物である。管理情報には対象物のIDなど識別情報が記載されている。情報管理装置1は少なくとも図面データ記憶装置2と報告書データ記憶装置3と通信ネットワークを介して接続される。図面データ記憶装置2、報告書データ記憶装置3、対象物情報記憶装置4がそれぞれ記憶する各情報は一つの記憶装置に記録され、その記憶装置と情報管理装置1が通信ネットワークを介して接続されるようにしてもよい。
情報管理装置1は図2で示すように、CPU(Central Processing Unit)11、IF(Interface)12、通信モジュール13、ROM(Read Only Memory)14、RAM(Random Access Memory)15、HDD(Hard Disk Drive)16などの構成を備えたコンピュータである。IF12は例えばキーボードやマウスなどからの信号を入力する。
情報管理装置1は、ユーザの操作に基づいて情報管理プログラムを実行することにより、データ取得部101、リンクデータ生成部102、図面データ更新部103、送信部104の各機能を備える。情報管理装置1は記憶部を備えてよい。当該記憶部は図2で示したROM14、RAM15、HDD16などによって実現される。
リンクデータ生成部102は、図面データに含まれる隔離対象物のIDと、報告書データに含まれる隔離対象物のIDとに基づいて、図面データ上で隔離対象物を示す表示情報が指定操作された際にその隔離対象物のIDを含む隔離対象管理データを表示するためのリンクデータを生成する。リンクデータは、一例としては、隔離対象管理データの保存先を示す保存先情報を保持したアイコン画像であってよい。
送信部は、図面データ更新部103の更新した図面データまたは新たに生成した図面データの送信要求に基づいて、その図面データを送信要求元の携帯端末へ送信する。
図4で示す図面データは例えばプラントにおける、ある一部エリアの図面データを示している。図4で示す図面データにおいて、A11,A12,A21,A22,A31,A32,A41は対応する弁とその弁のIDを示している。図4で示す図面データにおいてB101,B201,B301,B401は対応するタンクとそのタンクのIDを示している。図4で示す図面データにおいてC11,C21は対応する計測器とその計測器のIDを示している。図4で示す図面データにおいてD111は対応する装置とそのIDを示している。図面データ記憶装置2は図4で示すようなプラントの図面データを数多く記憶している。また図4ではプラントの図面データを示しているが、図面データ記憶装置2はその他の図面、たとえば電気系統の回路図の図面データなどを記憶してもよい。図面データとしては、その他、地図、構内図、などであってもよい。図面データの種類については問わない。
プラントの保守点検対象の保守点検作業においては、プラント内において作業を施す作業対象物や、その作業対象物に対する作業の間に保守担当者等によって扱われることなく状態保存して隔離すべき隔離対象物とが存在する。例えばある一部分の配管が作業対象でありその配管を交換する作業が発生した場合、その作業対象の配管に繋がる他の配管等に設けられた弁の開度を閉にして、配管を流れる媒体が作業対象の配管に流れ込まないようにする必要がある。このような状態で他の配管に設けられた弁の開度を開いてしまうと、配管を流れる媒体が作業対象の配管に流れ込む為、他の配管に設けられた弁は管理者などによって扱われることなく閉の状態を保存して隔離すべき隔離対象物として作業対象物の作業が完了するまで管理しておく必要がある。したがって、保守担当者等は、隔離対象物の情報を記載した報告書を作成する。報告書データはこの報告書をデータ化した情報であり、報告書データ記憶装置3に記録される。図5で示すように報告書データには、一例としては、隔離対象物名、隔離対象物のID、作業期間、隔離詳細情報などが記述されている。
次に情報管理装置の処理の詳細について順を追って説明する。
まず情報管理装置1は図面データ記憶装置2と通信接続する。情報管理装置1のデータ取得部101は図面データ記憶装置2から図面データを取得する(ステップS601)。この際、データ取得部101は、ユーザ操作に基づいて所定の図面データを取得してもよいし、何らかの規定に従って所定の図面データを取得してもよい。データ取得部101は図面データをリンクデータ生成部102へ出力する。リンクデータ生成部102は、図面データにおいて記述されている作業対象物のIDを、文字認識技術を用いて抽出する(ステップS602)。リンクデータ生成部102は、予め文字認識すべきIDの文字列の体系についての情報を記憶しており、その文字列の体系に一致するIDの全てを図面データから認識するようにしてもよい。これによりリンクデータ生成部102は図面データに含まれる作業対象物のIDの全てを抽出することができる。リンクデータ生成部102が作業対象物のIDを認識するための技術としては、OCR(Optical Character Recognition)やAR(Augmented Reality)などの公知の技術を利用してよい。なお、情報管理装置1の取得する図面データは、ユーザの手作業によって紙図面がOCRなどで読み取られたデータであってもよい。また図面データに予め作業対象物のIDの情報がデータとして埋め込まれており、リンクデータ生成部102は、そのIDを抽出するようにしてもよい。リンクデータ生成部102は図面データから認識した作業対象物のIDの一覧情報を生成する(ステップS603)。リンクデータ生成部102はその一覧情報を一時的に記憶する。図4で示す図面データにおいて、弁、タンク、計測器、装置などは全て作業対象物として認識され得る。
図7が示す図面データにおいて、L1,L2,L3はリンクデータが示すアイコン画像を示している。作業対象物であるタンクB101、タンクB301、計測器C11の各IDが、報告書データ記憶装置3に記録されている各報告書データに記録されていた場合、それら作業対象物は、情報管理装置1によって隔離対象物と判定される。図面データにおいて隔離対象物と判定されたIDには、図面データ更新部103は、L1,L2,L3で示すようなアイコン画像を表示する図面データを生成する。携帯端末5は情報管理装置1にアクセスして図7で示す、更新後のまたは新たに生成された図面データを取得し、携帯端末5の表示部に表示することができる。
携帯端末5は、情報管理装置1によって更新された、または新たに生成された図面データを受信すると、その図面データを表示部に表示する。携帯端末5のユーザは、図面データに基づく表示画像において、リンクデータを操作指定することができる。具体的にはリンクデータのアイコン画像をクリック操作する。図中の符号Mで表す矢印はカーソルを示している。上述したようにリンクデータには当該リンクデータが示す隔離対象物についての報告書データのURLへのリンク情報が含まれている。携帯端末5はリンクデータのアイコン画像がクリックされたことを検出すると、そのリンクデータに格納されたURLへアクセスする。これにより携帯端末5は当該URLに基づく報告書データの取得要求を情報管理装置1へ送信する。情報管理装置1の送信部は、報告書データの取得要求を受信すると、その取得要求が示すURLに対応する記憶領域に保存されている、リンクデータに対応する報告書データD100を携帯端末5へ送信する。なおこの場合、情報管理装置1はウェブサーバ等の文書情報配信機能を有しているものとする。
また図面データが変更されても、再度その更新後の図面データを用いて上述と同様の処理を行うことで、容易に変更された新たな図面データに基づくリンクデータが付与された図面データへと更新することができる。
2・・・図面データ記憶装置
3・・・報告書データ記憶装置
4・・・対象物情報記憶装置
5・・・携帯端末
101・・・データ取得部
102・・・リンクデータ生成部
103・・・図面データ更新部
104・・・送信部
Claims (6)
- 少なくとも作業を施す作業対象物とその識別情報と、前記作業対象物に対する作業の間に作業の対象から隔離するための隔離対象物とその識別情報と、を表す図面データを取得する図面データ取得部と、
前記隔離対象物の識別情報と前記隔離対象物の管理に関する報告書情報とを少なくとも表す隔離対象管理データを取得する隔離対象管理データ取得部と、
前記図面データに含まれる前記隔離対象物の識別情報と、前記隔離対象管理データに含まれる前記隔離対象物の識別情報との比較に基づいて、前記隔離対象管理データに含まれる隔離対象物に一致する前記図面データ内の隔離対象物それぞれを順に判定し、その隔離対象物を示す表示情報が指定操作された際にその隔離対象物の識別情報を含む前記隔離対象管理データを記憶部から取得して表示するためのリンクデータを前記隔離対象物それぞれについて生成するリンクデータ生成部と、
を備える情報管理装置。 - 前記リンクデータを前記指定操作される前記隔離対象物を示す前記図面データ上の表示情報に関連付けて表示されるよう前記図面データを更新する図面データ更新部と、
を備える請求項1に記載の情報管理装置。 - 前記リンクデータは、前記隔離対象管理データの保存先を示す保存先情報を保持したアイコン画像である
請求項1または請求項2に記載の情報管理装置。 - 前記図面データ更新部の更新した図面データの送信要求に基づいて、送信要求装置へ送信する送信部と、
を備える請求項2に記載の情報管理装置。 - 少なくとも作業を施す作業対象物とその識別情報と、前記作業対象物に対する作業の間に作業の対象から隔離するための隔離対象物とその識別情報と、を表す図面データを取得し、
前記隔離対象物の識別情報と前記隔離対象物の管理に関する報告書情報とを少なくとも表す隔離対象管理データを取得し、
前記図面データに含まれる前記隔離対象物の識別情報と、前記隔離対象管理データに含まれる前記隔離対象物の識別情報との比較に基づいて、前記隔離対象管理データに含まれる隔離対象物に一致する前記図面データ内の隔離対象物それぞれを順に判定し、その隔離対象物を示す表示情報が指定操作された際にその隔離対象物の識別情報を含む前記隔離対象管理データを記憶部から取得して表示するためのリンクデータを前記隔離対象物それぞれについて生成する
情報管理方法。 - 情報管理装置のコンピュータを、
少なくとも作業を施す作業対象物とその識別情報と、前記作業対象物に対する作業の間に作業の対象から隔離するための隔離対象物とその識別情報と、を表す図面データを取得する図面データ取得手段、
前記隔離対象物の識別情報と前記隔離対象物の管理に関する報告書情報とを少なくとも表す隔離対象管理データを取得する隔離対象管理データ取得手段、
前記図面データに含まれる前記隔離対象物の識別情報と、前記隔離対象管理データに含まれる前記隔離対象物の識別情報との比較に基づいて、前記隔離対象管理データに含まれる隔離対象物に一致する前記図面データ内の隔離対象物それぞれを順に判定し、その隔離対象物を示す表示情報が指定操作された際にその隔離対象物の識別情報を含む前記隔離対象管理データを記憶部から取得して表示するためのリンクデータを前記隔離対象物それぞれについて生成するリンクデータ生成手段、
として機能させるプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2016092517A JP6765216B2 (ja) | 2016-05-02 | 2016-05-02 | 情報管理装置、情報管理方法、プログラム |
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JP2016092517A JP6765216B2 (ja) | 2016-05-02 | 2016-05-02 | 情報管理装置、情報管理方法、プログラム |
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JP2017201446A JP2017201446A (ja) | 2017-11-09 |
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JP2016092517A Active JP6765216B2 (ja) | 2016-05-02 | 2016-05-02 | 情報管理装置、情報管理方法、プログラム |
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2016
- 2016-05-02 JP JP2016092517A patent/JP6765216B2/ja active Active
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