JP6764554B1 - 複数の立体駒と、立体駒用フレームを備えた組物 - Google Patents
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Abstract
Description
複数の立体駒と、立体駒用フレームを備えた組物であって、
各立体駒は、
文字、数字、記号又は絵文字が記された頂面を有する上方突出部と、
前記文字、数字、記号又は絵文字に対応する文字、数字、記号又は絵文字が記された頂面を有する下方突出部と、
前記上方突出部と前記下方突出部の間に設けられ、前記上方突出部及び前記下方突出部よりも側方に突出する側方突出部と、
を備え、
前記上方突出部、前記下方突出部及び前記側方突出部は、それぞれ、これらに共通な中心軸を持つ正四角柱の形状を有し、
前記上方突出部及び前記下方突出部が、それぞれ、2本の指の指先近傍の腹で両側から挟みうる程度の高さを有する側面が形成されており、
前記中心軸に垂直な方向における前記上方突出部及び前記下方突出部の断面形状が同じであり、
少なくとも前記上方突出部及び前記下方突出部の材料が同一であり、
前記側方突出部から前記上方突出部及び前記下方突出部の両頂面までの高さが等しく、
各立体駒は、水平台の上に置いて前記上方突出部の頂面を上にして立たせた姿勢、前記水平台の上に置いて前記下方突出部の頂面を上にして立たせた姿勢及び前記水平台の上に置いて前記側方突出部の何れかの側方面を上にして横に寝かせた姿勢の何れも安定して維持できる全体形状を有し、
前記上方突出部に記された文字、数字、記号又は絵文字の色と前記下方突出部に記された文字、数字、記号又は絵文字の色と文字、数字、記号又は絵文字が記されない部分の色は相互に異なり、
前記上方突出部の頂面に記された前記文字、数字、記号又は絵文字の上下方向と平行であり、且つ、前記中心軸に対して垂直な自転軸について前記立体駒を180度自転させた場合、自転前における前記上方突出部の頂面に記された前記文字、数字、記号又は絵文字の上下方向と自転後における前記下方突出部の頂面に記された前記文字、数字、記号又は絵文字の上下方向が同一になるように、前記上方突出部の頂面に記された前記文字、数字、記号又は絵文字の向きと、前記上方突出部の頂面に記された前記文字、数字、記号又は絵文字の向きが相対的に調整されており、
前記立体駒用フレームは、
複数の立体駒の前記上方突出部又は前記下方突出部を貫通させて差し込むことが可能な縦横に配列された中空状の複数の四角形の穴を持ち、平面形状が正方形又は長方形である板状の盤と、
前記盤を支える四枚の板状の脚部と、
を備え、
各板状の脚部が前記盤に対して直角の角度をもって前記盤の各辺の下方に接続され、
各々の前記四角形の穴の寸法は、前記立体駒の正四角柱の形状を有する前記上方突出部又は前記下方突出部が所定の隙間をもって前記四角形の穴を貫通するように設定され、
相互に隣接する前記四角形の穴の間隔は、これらの四角形の穴にそれぞれ正四角柱の形状を有する前記上方突出部又は前記下方突出部が貫通して差し込まれた2つの前記立体駒の前記側方突出部同士が所定の間隔をもって離間するように設定され、
前記立体駒用フレームは、前記複数の立体駒を置くことが可能な平面形状が長方形の置き台を更に備え、
一枚の前記板状の脚部の下辺と前記置き台の一辺とが接続され、
前記板状の盤と前記置き台が、上方から見て1つの長方形を形成するように隣接して一体化しており、
相互に隣接する前記穴にそれぞれ前記上方突出部又は前記下方突出部が貫通して差し込まれた2つの前記立体駒のそれぞれの反対側の突出部である前記下方突出部又は前記上方突出部の間に人の指を挿入することができるように、前記立体駒及び前記立体駒用フレームの寸法が調整されていることを特徴とする組物が提供される。
図1及び図2を参照すると、本発明の実施の形態による立体ナンバープレース用セット101は、立体ナンバープレース用ケース(以下、単に「ケース」ということがある。)111、これに挿入された立体ナンバープレース用フレーム(以下、単に「フレーム」ということがある。)121、これの一部である立体ナンバープレース用盤(以下、単に「盤」ということがある。)123に設けられた合計で81個のマス目状の各穴123aに挿入されることが可能な81個のナンバープレース用駒(以下、単に「駒」ということがある。)131を含む。
・どのタテ一列の穴123aにも1〜9の数字の駒131を1個ずつ配置する。
・どのヨコ一列の穴123aにも1〜9の数字の駒131を1個ずつ配置する。
・区切られた縦3×横3のどのグループにも1〜9の数字の駒131を1個ずつ配置する。
というルールに従って、合計で81個の穴123aに上述したような81個の駒131を配置するゲームのことである。
TT=(格子123bの幅BGの−グループ境界線の幅BL)/2
になる。突出量SSが長さTT以下であれば良いので、
SS≦(格子123bの幅BGの−グループ境界線の幅BL)/2
の条件が満たされればよい。
上方突出部131a及び下方突出部131bの角断面の辺の長さ=15mm
側方突出部131cの高さ=5mm
側方突出部131cの角断面の辺の長さ=18mm
盤123の全幅=210mm
盤123の奥行=215mm
穴の辺の長さ=16mm
置き台の全幅=110mm
脚部123d、123e、123f、123fの高さ=20mm
駒131を指で掴んだ場合、駒131が指から滑落しにくいようにするために、駒131の材料としては、シリコン系のエラストマを選択している。上記の寸法でこの材料を用いた場合の駒131の重量は、約6グラムであり、ほどよい。
(1)駒131を掴む。
(2)駒131を掴んで持ち上げる。
(3)駒131を掴んで目的とする位置にある穴123aに差し込む。
(4)複数の駒131が数字の順に並ぶように複数の駒131を複数の穴123aに差し込む。
(5)駒131を掴み、空中で表面数字と裏面数字が入れ替わるように駒131を自転させる(駒を裏返す)。
(6)穴123aに差し込まれている駒131を抜き出して、空中で裏返してから、元の穴123a又は別の穴123aに差し込む。
(7)第i列に数字がiの駒を同一色で9個並べる(i=1、2、3、・・・、9)。その後、各駒を裏返してもよい。
(8)各グループにおいて、左上から順に3個ずつ折り返すようにして1から9の駒を同一色で並べる。これを、9つのグループについて繰り返してもよい。その後、各駒を裏返してもよい。
(9)魔方陣を縦3×横3の領域でプレイする。
(10)ナンバープレースを縦9×横9の領域でプレイする。
上方突出部131aと下方突出部131bは、正四角柱の形状ではなく、正四角錐台の形状、八角柱の形状などの他の形状を有していても良い。また、上方突出部131aと下方突出部131bは、側方突出部131cに隣接する部分で正四角柱の形状を有し、それよりも先端側の部分で他の形状を有していてもよい。
駒131の素材は、シリコン系エラストマ以外のエラストマであってもよい。また、駒131の素材はゴムであってもよい。
第1の実施の形態では、一例として、第1の所定の色の素材を利用し、上面数字141の色を第1の所定の色とは異なった第2の所定の色にして、下面数字143の色を第1の所定の色及び第2の所定の色とは異なった第3の所定の色としているが、素材の色を上方突出部131aと下方突出部131bとの間で異ならせるようにしてもよい。この場合、上面数字141の色と下面数字143の色が同じであっても、利用者は、上方突出部131aと下方突出部131cを識別することができる。
第1の実施の形態では、置き台125に載置された駒131は、ケース111の3つの内面(手前側側面、右側側面、奥側側面)及び右側脚部123gにより四方を囲まれるので、置き台125から駒131が飛び出るようなことはない。
第1の実施の形態によるフレーム121から置き台125を削除してもよい。この場合、ケース111を削除後のフレーム121に合わせて小さくしてもよいし、置き台125がある場合と同じ程度の大きさにしてもよい。
駒131には、上面数字141及び下面数字143の数値と上面/下面の区別とそれらが付されている位置がわかるような点字が付けられていてもよい。
上方突出部131a及び下方突出部131bのそれぞれの端面に記す上面数字141、下面数字143を両者の区別が付かないような態様で駒131に記してもよい。その場合であっても、利用者は両者の区別を必要としないリハビリ又はゲームを行うことができる。
上方突出部131a及び下方突出部131bのそれぞれの端面に数字を記す代わりに、アルファベット、ひらがな、カタカナ、漢字などの他の文字、記号、絵文字などを記してもよい。このような駒を数字の駒に最初から追加してもよいし、詰め替えセットとしてもよい。また、例えば、アルファベットならば縦4×横7が1つのグループを構成するようにした方が便利であり、ひらがな、カタカナであれば、ナンバープレースも考慮して、盤123に縦9×横10の穴123aを設け、縦5×横5のグループを2つ横に並べるようにしてもよい。
111 立体ナンバープレース用ケース
121 立体ナンバープレース用フレーム
123 立体ナンバープレース用盤
123a 穴
123b 格子
123c グループ境界線
123d 前側脚部
123e 後側脚部
123f 左側脚部
123g 右側脚部
125 置き台
131 立体ナンバープレース用駒
131a 上方突出部
131b 下方突出部
131c 側方突出部
131d 上面
131e 下面
141 上面数字
143 下面数字
201 親指
203 人差指
205 中指
Claims (1)
- 複数の立体駒と、立体駒用フレームを備えた組物であって、
各立体駒は、
文字、数字、記号又は絵文字が記された頂面を有する上方突出部と、
前記文字、数字、記号又は絵文字に対応する文字、数字、記号又は絵文字が記された頂面を有する下方突出部と、
前記上方突出部と前記下方突出部の間に設けられ、前記上方突出部及び前記下方突出部よりも側方に突出する側方突出部と、
を備え、
前記上方突出部、前記下方突出部及び前記側方突出部は、それぞれ、これらに共通な中心軸を持つ正四角柱の形状を有し、
前記上方突出部及び前記下方突出部が、それぞれ、2本の指の指先近傍の腹で両側から挟みうる程度の高さを有する側面が形成されており、
前記中心軸に垂直な方向における前記上方突出部及び前記下方突出部の断面形状が同じであり、
少なくとも前記上方突出部及び前記下方突出部の材料が同一であり、
前記側方突出部から前記上方突出部及び前記下方突出部の両頂面までの高さが等しく、
各立体駒は、水平台の上に置いて前記上方突出部の頂面を上にして立たせた姿勢、前記水平台の上に置いて前記下方突出部の頂面を上にして立たせた姿勢及び前記水平台の上に置いて前記側方突出部の何れかの側方面を上にして横に寝かせた姿勢の何れも安定して維持できる全体形状を有し、
前記上方突出部に記された文字、数字、記号又は絵文字の色と前記下方突出部に記された文字、数字、記号又は絵文字の色と文字、数字、記号又は絵文字が記されない部分の色は相互に異なり、
前記上方突出部の頂面に記された前記文字、数字、記号又は絵文字の上下方向と平行であり、且つ、前記中心軸に対して垂直な自転軸について前記立体駒を180度自転させた場合、自転前における前記上方突出部の頂面に記された前記文字、数字、記号又は絵文字の上下方向と自転後における前記下方突出部の頂面に記された前記文字、数字、記号又は絵文字の上下方向が同一になるように、前記上方突出部の頂面に記された前記文字、数字、記号又は絵文字の向きと、前記上方突出部の頂面に記された前記文字、数字、記号又は絵文字の向きが相対的に調整されており、
前記立体駒用フレームは、
複数の立体駒の前記上方突出部又は前記下方突出部を貫通させて差し込むことが可能な縦横に配列された中空状の複数の四角形の穴を持ち、平面形状が正方形又は長方形である板状の盤と、
前記盤を支える四枚の板状の脚部と、
を備え、
各板状の脚部が前記盤に対して直角の角度をもって前記盤の各辺の下方に接続され、
各々の前記四角形の穴の寸法は、前記立体駒の正四角柱の形状を有する前記上方突出部又は前記下方突出部が所定の隙間をもって前記四角形の穴を貫通するように設定され、
相互に隣接する前記四角形の穴の間隔は、これらの四角形の穴にそれぞれ正四角柱の形状を有する前記上方突出部又は前記下方突出部が貫通して差し込まれた2つの前記立体駒の前記側方突出部同士が所定の間隔をもって離間するように設定され、
前記立体駒用フレームは、前記複数の立体駒を置くことが可能な平面形状が長方形の置き台を更に備え、
一枚の前記板状の脚部の下辺と前記置き台の一辺とが接続され、
前記板状の盤と前記置き台が、上方から見て1つの長方形を形成するように隣接して一体化しており、
相互に隣接する前記穴にそれぞれ前記上方突出部又は前記下方突出部が貫通して差し込まれた2つの前記立体駒のそれぞれの反対側の突出部である前記下方突出部又は前記上方突出部の間に人の指を挿入することができるように、前記立体駒及び前記立体駒用フレームの寸法が調整されていることを特徴とする組物。
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- 2019-07-01 JP JP2019123269A patent/JP6764554B1/ja active Active
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