JP6764109B1 - 揺れる装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾体の自重による垂れ下がりを防止し、装飾部材の動きがスムーズで、より微細に揺れたりあるいは長時間揺れが続く揺れる装身具を得る。【解決手段】装身具用枠体と、装身具用枠体に設けた開口部の位置に配設した装飾体と、平板状のコイルバネを備え、前記装身具が前記装身具用枠体内に収納された状態において、前記平板状のコイルバネの大径部分の端部と前記装身具用枠体との取り付け位置を基点として前記平板状のコイルバネの小径の端部側が前記装身具用枠体の前面側に傾斜するよう取り付けられるとともに、前記平板状のコイルバネの小径部分の端部と前記装飾体との取り付け位置を基点として前記平板状のコイルバネの大径の端部側が前記装身具用枠体の前面側に傾斜するよう取り付けられることにより、前記装身具用枠体に作用するかすかな揺れでも前記装飾体が増幅された状態で揺れるようにした揺れる装身具。【選択図】図9

Description

本発明は、適宜の装飾体を小さい揺れで長期間揺れ続けるようにしたペンダントやブローチ、指輪、ブレスレット等の揺れる装身具に関する。
近年、着用者の動きに応じて装飾体が揺動するように支持する構造の身飾品が種々提案されている。
(筒状のコイルバネを利用したもの)
特開2010−46218号公報(特許文献1参照)の揺動装身具は、宝石を取り付けた装身具において、宝石を固定した石座をコイルばねにより、中央で大きく開口して側面で略カップ状をなし、装身具に形成された台座に連結し、ばね軸による石座と台座の連結は、石座に設けられた挿入口にばね軸の一端を挿入すると共に、台座に設けられた棒体にばね軸の他端を巻装したものである。
このような筒状のコイルバネを利用した例としては、実開昭54−87220号公報(特許文献2参照)や実開昭54−87221号公報(特許文献3参照)の発明が挙げられる。
(渦巻状のコイルバネを利用したもの)
実用新案登録第3115696号公報(特許文献4参照)の揺れるアクセサリーは、ブローチ状のアクセサリーの部品は、スプリング状の部品、揺れる部品を装着する棒状の部品、楕円状の保持具およびブローチ状のアクセサリーに固定するための棒状の部品により構成されるものである。
このような渦巻状のコイルバネを利用した例としては、特開2003−230414号公報(特許文献5参照)等の発明が挙げられる。
しかしながら、実際に筒状のコイルバネを利用した揺れる装身具においては、首振り範囲が大きすぎて所定の位置に収まりにくく、また渦巻状のコイルバネを利用した揺れる装身具においては、左右に揺れにくく動きにぎこちなさがあって、いずれにしてもより微細に揺れたり、あるいは長時間揺れが続く製品を得ることが難しいという問題があった。
そこで、本発明者は、先に上述の問題を解決した装身具として特許第6347500号公報(特許文献6参照)を提案した。当該揺れる装身具は、装飾体を外部から見えるようにする開口部を備え、かつ前記装飾体を収納する装身具用枠体と、この装身具用枠体内に収納された装飾体とを備え、前記装身具用枠体と前記装飾体の両者を、前記装身具用枠体に大径部分の端部を取り付けられ、他方前記装飾体に小径部分の端部を取り付けられた、ほぼ錐形(円錐形や三角錐形、四角錐形等の上つぼまりのテーパ状を意味する)のコイルバネによって連結し、前記装身具用枠体に作用するかすかな揺れでも前記装飾体が増幅された状態で揺れるようにしたことを特徴とするものであった。
特開2010−46218号公報 実開昭54−87220号公報 実開昭54−87221号公報 実用新案登録第3115696号公報 特開2003−230414号公報 特許第6347500号公報
上述のとおり本発明者の前記揺れる装身具は、装身具用枠体と装飾体とをほぼ錐形のコイルバネを介して連結することにより、装身具用枠体に作用するかすかな揺れであっても装飾体が増幅された状態で揺れるようにしてある。そして、ほぼ錐形のコイルバネの中心線が装飾体に対して直角の向きとなるように配設してあるため、前記揺れる装身具を着用した際には、前記ほぼ錐形のコイルバネの中心線の基本位置がほぼ水平の向きとなる。このとき、コイルバネのほぼ錐形の小径部分の先端には装飾体を連結してあるので、装飾体の重みによっては、装飾体とコイルバネのほぼ錐形の小径部分とがやや下向きの状態となる。このような状態にあっては、なおも左右に揺れにくく動きにぎこちなさが残り、より微細に揺れたり、あるいは長時間揺れが続く製品を得ることが難しいという問題が残存していた。
そこで本発明は、上記不具合を解消すべく発明されたものであり、着用時にあっても、また装飾体の軽重を問わず、装飾体が下向きとなることを防ぐとともに、装飾体の動きがスムーズで、より微細に揺れたり、あるいは長時間揺れが続く装身具を得ようとするものである。
すなわち本発明の揺れる装身具は、装飾体を外部から見えるようにする開口部を備え、かつ前記装飾体を収納する装身具用枠体と、
この装身具用枠体内に収納され、前記開口部の位置に配設した装飾体と、
前記装身具用枠体の中空内部において、大径部分の端部が前記装身具用枠体に取り付けられ、他方小径部分の端部が前記装飾体に取り付けられた平板状のコイルバネとを備え、
前記装身具が前記装身具用枠体内に収納された状態において、前記平板状のコイルバネの大径部分の端部と前記装身具用枠体との取り付け位置を基点として前記平板状のコイルバネの小径の端部側が前記装身具用枠体の前面側に傾斜するよう取り付けられるとともに、前記平板状のコイルバネの小径部分の端部と前記装飾体との取り付け位置を基点として前記平板状のコイルバネの大径の端部側が前記装身具用枠体の前面側に傾斜するよう取り付けられることにより、
前記装身具用枠体に作用するかすかな揺れでも前記装飾体が増幅された状態で揺れるようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明の揺れる装身具は、装飾体を外部から見えるようにする開口部を備え、かつ前記装飾体を収納する装身具用枠体と、
この装身具用枠体内に収納され、前記開口部の位置に配設した装飾体と、
前記装身具用枠体の中空内部において、上つぼまりとなるよう配設されるとともに、大径部分の端部が前記装身具用枠体に取り付けられ、他方小径部分の端部が前記装飾体に取り付けられたほぼ錐形のコイルバネとを備え、
前記装身具が前記装身具用枠体内に収納された状態において、前記ほぼ錐形のコイルバネの中心線の上方が後傾するよう取り付けられるとともに、他方前記装飾体に沿ったL字形の突起に小径部分の端部を取り付けられることにより、
前記装身具用枠体に作用するかすかな揺れでも前記装飾体が増幅された状態で揺れるようにしたことをも特徴とするものである。
前記装飾体が、前記装飾体の自重により前記コイルバネを湾曲させるとともに、前記装身具用枠体の開口部位置において正面を向くようにしたことをも特徴とするものである。
前記装飾体が、前記装身具用枠体に所定間隔で配設した少なくとも一対のガイドピンにはめ込む規制リングを備え、前記装飾体全体としてのふれる範囲を限定してなることをも特徴とするものである。
前記装飾体が、前記装身具用枠体に設けた連結孔と連結される連結リングを備え、前記装飾体全体としてのふれる範囲を限定してなることをも特徴とするものである。
以上説明したように本発明に係る揺れる装身具は、装身具用枠体と装飾体の両者を、前記装身具用枠体に大径部分の端部を取り付け、他方前記装飾体に小径部分の端部を取り付けた、平板状またはほぼ錐形のコイルバネによって連結する際に、平板状またはほぼ錐形のコイルバネを所定の傾斜を設けて取り付けることによって、装飾体の下向きの垂れ下がりを防止するとともに、装飾体の動きがスムーズで、より微細に揺れたり、あるいは長時間揺れが続く装身具を得ることができるようになった。
すなわち、筒状のコイルバネを利用した揺れる装身具における、首振り範囲が大きすぎて所定の位置に収まりにくいという欠点、また渦巻状のコイルバネを利用した揺れる装身具においては、左右に揺れにくく動きがぎこちないという欠点を解消することができた。
本発明の装身具の第1実施例を示し、(a)は装飾体を装身具用枠体内に収納した状態を示す概略正面図、(b)はその概略背面図である。 装飾体を装身具用枠体内に収納する前の状態を示す正面側からみた概略斜視図である。 その概略中央縦断面図である。 装飾体を装身具用枠体内に収納した状態を示す正面側からみた概略斜視図である。 その概略側面図である。 コイルバネが取り付けられた装飾体を装身具用枠体内に収納する前の状態を示す背面側からみた概略斜視図である。 その概略中央縦断面図である。 重力およびコイルバネの弾性力が作用していない状態の装飾体とコイルバネと装身具用枠体の位置関係を示す概略中央縦断面図である。 装飾体の自重によりコイルバネが変形した状態の装飾体の装身具用枠体内での基本位置を示す背面側からみた概略斜視図である。 その概略中央縦断面図である。 (a)はコイルバネの形状を示す概略正面図、(b)はコイルバネの別の形状を示す概略正面図である。 本発明の装身具の第2実施例を示し、(a)は装飾体を装身具用枠体内に収納した状態を示す概略正面図、(b)はその概略背面図である。 コイルバネが取り付けられた装飾体を装身具用枠体内に収納する前の状態を示す背面側からみた概略斜視図である。 その概略中央縦断面図である。 重力およびコイルバネの弾性力が作用していない状態の装飾体とコイルバネと装身具用枠体の位置関係を示す概略中央縦断面図である。 装飾体の自重によりコイルバネが変形した状態の装飾体の装身具用枠体内での基本位置を示す背面側からみた概略斜視図である。 その概略中央縦断面図である。
以下本発明に係る揺れる装身具の第1実施例の実施の形態を、装身具としてペンダントを例にして説明する。
図1ないし図10に示すように、本実施例のペンダントトップからなる揺れる装身具11は、装身具用枠体12と、装飾体21と、常態において平板状のコイルバネ31を備え、前記平板状のコイルバネ31の大径部分の端部31aは前記装身具用枠体12に取り付けられ、他方前記平板状のコイルバネ31の小径部分の端部31bは前記装飾体21に取り付けられており、前記装身具21が前記平板状のコイルバネ31を介して前記装身具用枠体12内に収納された状態で揺動自在に保持されている。
前記装身具用枠体12は、前部枠体13と後部枠体14を複数の連結部材15を介して所定の間隔で配置してあり、前記装身具用枠体12の前部枠体13のほぼ中央部分には、装飾体21を外部から見えるようにする開口部13aが設けてある。
ちなみに前記連結部材15としては、適宜間隔の柱状や前部枠体13および後部枠体14間の全面を覆い隠す側壁状とすることができる。
また、前記装身具用枠体12の前部枠体13の適所には、小さい連結用ポスト16が立設してあり、前記平板状のコイルバネ31の大径部分の端部31aが取り付けられる。前記平板状のコイルバネ31の大径部分の端部31aの前記連結用ポスト16への取り付け手段としては、例えば前記連結用ポスト16にコイルバネの挿通孔(図示せず)を穿設して、常態において平板状のコイルバネ31の大径部分の端部31aを挿通した上、前記挿通孔から突出された部分を折り返して抜け止めする。このとき、該折返し部(図示せず)を溶接したり、接着剤等で前記連結用ポスト16に強固に固着することが望ましい。また、前記連結用ポスト16にコイルバネの嵌合溝(図示せず)を形成して前記平板状のコイルバネ31の大径部分の端部31aを該嵌合溝にはめ込んで固定してもよい。またカシメ等の物理的手段を用いてもよい。
なお、前記連結用ポスト16の前記平板状のコイルバネ31の大径部分の端部31aが取り付けられる取り付け位置16aには所定の傾斜16bが形成してある。したがって、前記平板状のコイルバネ31は、前記連結用ポスト16の前記平板状のコイルバネ31の大径部分の端部31aが取り付けられる取り付け位置16aを基点として、前記平板状のコイルバネ31の小径部分の端部31b側が前記装身具用枠体12の前面側12aに傾斜するよう取り付けられるのである。
他方、前記装飾体21にはその裏面に小さい連結用ポスト22が立設してあり、前記平板状のコイルバネ31の小径部分の端部31bが取り付けられる。前記平板状のコイルバネ31の小径部分の端部31bの前記連結用ポスト22への取り付け手段としては、例えば前記連結用ポスト22にコイルバネの嵌合溝(図示せず)を形成して、常態において平板状のコイルバネ31の小径部分の端部31bを該嵌合溝にはめ込んで固定する。このとき、コイルバネ31の小径部分の端部31bを該嵌合溝に溶接したり、接着剤等で該嵌合溝に強固に固着することが望ましい。また、前記装飾体21の該連結用ポスト22にコイルバネの挿通孔(図示せず)を穿設し、常態において平板状のコイルバネ31の小径部分の端部31bを挿通した上、該挿通孔から突出された部分を折り返して抜け止めしてもよい。またカシメ等の物理的手段を用いてもよい。
なお、前記連結用ポスト22の前記平板状のコイルバネ31の小径部分の端部31bが取り付けられる取り付け位置22aには所定の傾斜22bが形成してある。したがって、前記平板状のコイルバネ31は、前記連結用ポスト22の前記平板状のコイルバネ31の小径部分の端部31bが取り付けられる取り付け位置22aを基点として、前記平板状のコイルバネ31の大径部分の端部31a側が前記装身具用枠体12の前面側12aに傾斜するよう取り付けられるのである。
ここで、前記装身具用枠体12と装飾体21とを平板状のコイルバネ31を介して連結した場合、図8に示すように、前記装飾体21に作用する重力、平板状のコイルバネ31の弾性力等が作用していない状態の位置関係では、前記装飾体21が前記装身具11の正面よりも上向きとなる。そして、本発明の装身具11の常態にあっては、前記装飾体21の自重により前記平板状のコイルバネ31が変形して、前記装飾体21が前記装身具用枠体12内において前記装身具11の正面を向くように揺動自在に保持されるようにしてある。
本発明の第1実施例では常態において平板状のコイルバネ31を用いているが、もちろん、前記装飾体21が前記装身具11の正面を向くよう前記装身具21の形状・重量に応じて前記平板状のコイルバネ31をあらかじめくの字状またはU字状に変形させておくこともできる。さらに、前記装身具11の形状・構造その他の事情に応じて、前記平板状のコイルバネ31の大径部分の端部31aを前記装飾体21に取り付け、他方小径部分の端部31bを前記装身具用枠体12に取り付けることも可能である。
そしてこのように、前記装身具用枠体12と装飾体21とを前記平板状のコイルバネ31を介して連結する際に、前記平板状のコイルバネ31に所定の傾斜を付与することにより、前記装飾体21の自重による垂れ下がりを防止するとともに、前記装身具用枠体12に作用するかすかな揺れでも、前記装飾体21が増幅された状態で揺れるようになったのである。
またその際、前記装飾体21の動きが非常にスムーズで、より微細に揺れたり、あるいは長時間揺れが続くようになった。
なお、前記装飾体21の全体としてのふれる(揺動)範囲を限定する手段として、前記装身具用枠体12の前部枠体13に所定間隔で配設した一対のガイドピン13bを設けるとともに、前記装飾体21の背面に前記一対のガイドピン13bと対応する位置に規制リング21aを設けてある。そして、前記装飾体21が前記装身具用枠体12内に収納されて保持されている状態においては、前記規制リング21aを前記ガイドピン13bにはめ込むことで前記装飾体21の全体としてのふれる(揺動)範囲を限定するようにしてある。
前記平板状のコイルバネ31の素材はステンレススチールを焼き入れしたものが望ましく、その太さもバネの弾性や耐久性、揺れやすさ等を考慮して適宜決定することができる。また、平板状のコイルバネ31としては、図11(a)に示す線形タイプの他、図11(b)に示す鋼板打ち抜きタイプのものでもよい。ちなみに、線形タイプの平板状のコイルバネ31としては、0.4〜0.5g程度の重さの装飾体21に対しては0.1mm程度、0.7〜0.8g程度の重さの装飾体21に対しては0.2mm程度、0.9g〜程度の重さの装飾体21に対しては0.3mm程度の太さの平板状のコイルバネ31を利用することができるが、もちろんこれに限られるものではない。
ちなみに、平板状のコイルバネ31の寸法の1例を以下に示す。
線径 φ0.1
最大外径 φ4.25
最小外径 φ1.5
先端外径 φ1.5
総巻数 4×23°
巻方向 右
自由長(高さ)2.0mm
外観 良好(問題なし)
つぎに、本発明に係る揺れる装身具の第2実施例の実施の形態を、装身具としてペンダントを例にして説明する。
図12ないし図17に示すように、本実施例のペンダントトップからなる揺れる装身具41は、装身具用枠体42と、装飾体51と、上つぼまりのほぼ錐形(円錐形や三角錐形、四角錐形等の上つぼまりのテーパ状を意味する)のコイルバネ61を備え、前記ほぼ錐形のコイルバネ61の大径部分の端部61aは前記装身具用枠体42に取り付けられ、他方前記ほぼ錐形のコイルバネ61の小径部分の端部61bは前記装飾体51に取り付けられており、前記装身具51が前記ほぼ錐形のコイルバネ61を介して前記装身具用枠体42内に収納された状態で揺動自在に保持されている。
前記装身具用枠体42は、前部枠体43と後部枠体44を複数の連結部材45を介して所定の間隔で配置してあり、前記装身具用枠体42の前部枠体43のほぼ中央部分には、装飾体51を外部から見えるようにする開口部43aが設けてある。
ちなみに前記連結部材45としては、適宜間隔の柱状や前部枠体43および後部枠体44間の全面を覆い隠す側壁状とすることができる。
また、前記装身具用枠体42の連結部材45の適所には、L字状の連結用ポスト46が立設してあり、前記ほぼ錐形のコイルバネ61の大径部分の端部61aが取り付けられる。前記ほぼ錐形のコイルバネ61の大径部分の端部61aの前記連結用ポスト46への取り付け手段としては、例えば前記連結用ポスト46にコイルバネの挿通孔(図示せず)を穿設して、前記ほぼ錐形のコイルバネ61の大径部分の端部61aを挿通した上、該挿通孔から突出された部分を折り返して抜け止めしてある。このとき、該折返し部を溶接したり、接着剤等で前記連結用ポスト46に強固に固着することが望ましい。また、前記連結用ポスト46にコイルバネの嵌合溝(図示せず)を形成して前記ほぼ錐形のコイルバネ61の大径部分の端部61aを該嵌合溝にはめ込んで固定してもよい。またカシメ等の物理的手段を用いてもよい。
なお、前記連結用ポスト46の前記ほぼ錐形のコイルバネ61の大径部分の端部61aが取り付けられる取り付け位置46aには所定の傾斜46bが形成してある。したがって、前記ほぼ錐形のコイルバネ61は、前記連結用ポスト46の前記ほぼ錐形のコイルバネ61の大径部分の端部61aが取り付けられる取り付け位置46aを基点として、前記ほぼ錐形のコイルバネ61の中心線61cの上方が前記装身具用枠体42の後面側42bに傾斜するよう取り付けられるのである。
他方、前記装飾体51にはその裏面に前記装飾体51に沿ったL字状の連結用ポスト52が立設してあり、前記ほぼ錐形のコイルバネ61の小径部分の端部61bが取り付けられる。前記ほぼ錐形のコイルバネ61の小径部分の端部61bの前記連結用ポスト52への取り付け手段としては、例えば前記連結用ポスト52にコイルバネの嵌合溝(図示せず)を形成して、前記ほぼ錐形のコイルバネ61の小径部分の端部61bを該嵌合溝にはめ込んで固定してある。このとき、コイルバネ61の小径部分の端部61bを該嵌合溝に溶接したり、接着剤等で該嵌合溝に強固に固着することが望ましい。また、前記装飾体51の前記連結用ポスト52にコイルバネの挿通孔(図示せず)を穿設し、前記ほぼ錐形のコイルバネ61の小径部分の端部61bを挿通した上、該挿通孔から突出された部分を折り返して抜け止めしてもよい。またカシメ等の物理的手段を用いてもよい。
ここで、前記装身具用枠体42と装飾体51とをほぼ錐形のコイルバネ61を介して連結した場合、図15に示すように、前記装飾体51に作用する重力、ほぼ錐形のコイルバネ61の弾性力等が作用していない状態の位置関係では、前記装飾体51が前記装身具41の正面よりも上向きとなる。そして、本発明の装身具41の常態にあっては、前記装飾体51の自重により前記ほぼ錐形のコイルバネ61が変形して、前記装飾体51が前記装身具用枠体42内において前記装身具41の正面を向くように揺動自在に保持されるようにしてある。
そしてこのように、前記装身具用枠体42と装飾体51とを前記ほぼ錐形のコイルバネ61を介して連結する際に、前記ほぼ錐形のコイルバネ61に所定の傾斜を付与することにより、前記装飾体51の自重による垂れ下がりを防止するとともに、前記装身具用枠体42に作用するかすかな揺れでも、前記装飾体51が増幅された状態で揺れるようになったのである。
またその際、前記装飾体51の動きが非常にスムーズで、より微細に揺れたり、あるいは長時間揺れが続くようになった。
なお、前記装飾体51の全体としてのふれる(揺動)範囲を限定する手段として、前記装身具用枠体42の前部枠体43に連結孔43bを設けるとともに、前記装飾体51の前記連結孔43bと対応する位置に規制丸環51aを設けてある。そして、前記装飾体51が前記装身具用枠体42内に収納されて保持されている状態においては、前記規制丸環51aを前記連結孔43bに連結することで前記装飾体51の全体としてのふれる(揺動)範囲を限定するようにしてある。
前記ほぼ錐形のコイルバネ61の素材はステンレススチールを焼き入れしたものが望ましく、その太さもバネの弾性や耐久性、揺れやすさ等を考慮して適宜決定することができる。ちなみに、0.4〜0.5g程度の重さの装飾体21に対しては0.1mm程度、0.7〜0.8g程度の重さの装飾体21に対しては0.2mm程度、0.9g〜程度の重さの装飾体21に対しては0.3mm程度の太さのほぼ錐形のコイルバネ61を利用することができるが、もちろんこれに限られるものではない。
ちなみに、ほぼ錐形のコイルバネ61の寸法の1例を以下に示す。
線径 φ0.1
最大外径 φ4.25
最小外径 φ1.5
先端外径 φ1.5
総巻数 4×23°
巻方向 右
自由長(高さ)2.0mm
外観 良好(問題なし)
なお、前記各実施例では本発明に係る装身具としてペンダントトップを例にして説明したが、ペンダントに限定されるものではなく、ブレスレットやブローチ、イヤリングその他の装身具に適用してもよいことは勿論である。
なお、実施例では装飾体として蝶のデザインを例示したが、このようなモチーフに限定されないことはいうまでもない。
11 揺れる装身具
12 装身具用枠体
12a 前面側
13 前部枠体
13a 開口部
13b ガイドピン
14 後部枠体
15 連結部材
16 連結用ポスト
16a 取り付け位置
16b 傾斜
21 装飾体
21a 規制リング
22 連結用ポスト
22a 取り付け位置
22b 傾斜
31 平板状のコイルバネ
31a 大径部分の端部
31b 小径部分の端部
41 揺れる装身具
42 装身具用枠体
42a 前面側
42b 後面側
43 前部枠体
43a 開口部
43b 連結孔
44 後部枠体
45 連結部材
46 連結用ポスト
46a 取り付け位置
46b 傾斜
51 装飾体
51a 規制丸環
52 連結用ポスト
61 平板状のコイルバネ
61a 大径部分の端部
61b 小径部分の端部
61c 中心線

Claims (5)

  1. 装飾体を外部から見えるようにする開口部を備え、かつ前記装飾体を収納する装身具用枠体と、
    この装身具用枠体内に収納され、前記開口部の位置に配設した装飾体と、
    前記装身具用枠体の中空内部において、大径部分の端部が前記装身具用枠体に取り付けられ、他方小径部分の端部が前記装飾体に取り付けられた平板状のコイルバネとを備え、
    前記装身具が前記装身具用枠体内に収納された状態において、前記平板状のコイルバネの大径部分の端部と前記装身具用枠体との取り付け位置を基点として前記平板状のコイルバネの小径の端部側が前記装身具用枠体の前面側に傾斜するよう取り付けられるとともに、前記平板状のコイルバネの小径部分の端部と前記装飾体との取り付け位置を基点として前記平板状のコイルバネの大径の端部側が前記装身具用枠体の前面側に傾斜するよう取り付けられることにより、
    前記装身具用枠体に作用するかすかな揺れでも前記装飾体が増幅された状態で揺れるようにしたことを特徴とする揺れる装身具。
  2. 装飾体を外部から見えるようにする開口部を備え、かつ前記装飾体を収納する装身具用枠体と、
    この装身具用枠体内に収納され、前記開口部の位置に配設した装飾体と、
    前記装身具用枠体の中空内部において、上つぼまりとなるよう配設されるとともに、大径部分の端部が前記装身具用枠体に取り付けられ、他方小径部分の端部が前記装飾体に取り付けられたほぼ錐形のコイルバネとを備え、
    前記装身具が前記装身具用枠体内に収納された状態において、前記ほぼ錐形のコイルバネの中心線の上方が後傾するよう取り付けられるとともに、他方前記装飾体に沿ったL字形の突起に小径部分の端部を取り付けられることにより、
    前記装身具用枠体に作用するかすかな揺れでも前記装飾体が増幅された状態で揺れるようにしたことを特徴とする揺れる装身具。
  3. 前記装飾体が、前記装飾体の自重により前記コイルバネを湾曲させるとともに、前記装身具用枠体の開口部位置において正面を向くようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の揺れる装身具。
  4. 前記装飾体が、前記装身具用枠体に所定間隔で配設した少なくとも一対のガイドピンにはめ込む規制リングを備え、前記装飾体全体としてのふれる範囲を限定してなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の揺れる装身具。
  5. 前記装飾体が、前記装身具用枠体に設けた連結孔と連結される連結リングを備え、前記装飾体全体としてのふれる範囲を限定してなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の揺れる装身具。
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