JP6763460B1 - カメラ付き吐出装置 - Google Patents

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【課題】カメラの向きとノズルの向きを変更可能にしつつ、軽量化を図ることができ、かつ制御の仕方を簡略化することのできるカメラ付き吐出装置を提供する。【解決手段】無人航空機20に搭載されるエアゾール容器の内容物を吐出するノズル160と、無人航空機20に搭載されるカメラと、を備える吐出装置10であって、ノズル160と前記カメラが、共通の方向変更装置300によって、一体的に動作するように設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体に備えられるカメラ付き吐出装置に関する。
従来、無人航空機等の移動体に、液体や気体などの流体を吐出する吐出装置を備えさせる技術が知られている。例えば、無人航空機に、薬剤を噴射するためのエアゾール容器を備えさせることで、蜂を駆除する装置として利用されている(特許文献1参照)。
このような装置においては、内容物の吐出状況を確認するためのカメラの撮像領域を変更可能とするために、ジンバルなどの方向変更装置にカメラを取り付けるのが望ましい。また、内容物を噴射するノズルの向きを変更可能とするために、ノズルについても方向変更装置に取り付けるのが望ましい。
しかしながら、カメラ用の方向変更装置と、ノズル用の方向変更装置をそれぞれ設ける場合、重量が増加してしまうだけでなく、それぞれの方向を制御するための制御の仕方や操作方法が複雑になってしまう。
特開2017−104063号公報
本発明の目的は、カメラの向きとノズルの向きを変更可能にしつつ、軽量化を図ることができ、かつ制御の仕方を簡略化することのできるカメラ付き吐出装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のカメラ付き吐出装置は、
移動体に搭載されるエアゾール容器の内容物を吐出するノズルと、
前記移動体に搭載されるカメラと、
を備えるカメラ付き吐出装置であって、
前記エアゾール容器から内容物を吐出させる駆動機構が設けられ、かつ、前記駆動機構は、前記エアゾール容器の容器本体を移動させることで、該容器本体から突出するステムを該容器本体に対して押し込んで内容物を吐出させる構成であると共に、
前記ノズルと前記カメラが、共通の方向変更装置によって、一体的に動作するように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルとカメラが、共通の方向変更装置によって、一体的に動作する構成が採用されているので、ノズル用の方向変更装置とカメラ用の方向変更装置を別々に設ける必要がない。これにより、カメラの向きとノズルの向きを変更可能にしつつ、軽量化を図ることができる。また、カメラの向きとノズルの向きを変更するための制御の仕方を簡略化することができる。
1.前記ノズルと前記カメラとを保持する保持部材を備え、前記移動体に固定されたエアゾール容器に接続された接続チューブの先端に前記ノズルが取り付けられているとよい。
2.前記エアゾール容器を保持する枠体を備えると共に、前記枠体により、前記ノズルと前記カメラが保持されていることも好適である。
3.前記カメラは、前記ノズルから吐出される内容物の吐出状況を撮影可能な位置に設けられているとよい。
4.前記方向変更装置は、前記ノズルの向きを変更可能に軸支する少なくとも一つの回転体を備えており、前記ノズルにおける吐出口の中心線の延長線が、全ての前記回転体の回転中心線の延長線と交わるとよい。なお、「前記ノズルにおける吐出口の中心線の延長線が、全ての前記回転体の回転中心線の延長線と交わる」ことについては、設計上、交わるように構成されることを意味している。従って、実際の製品においては、寸法公差等が生じるため、多少ずれてしまう場合であっても、本発明に含まれる。
以上の構成によれば、ノズルから内容物が吐出された際に発生する反力が、各回転体を回転させるトルクとして作用してしまうことを抑制することができる。
5.前記方向変更装置は、第1モータと、第1モータの駆動力によって回転する第1回転体と、第1回転体の回転に伴って旋回する第2モータと、第2モータの駆動力によって回転する第2回転体と、第2回転体の回転に伴って旋回する第3モータと、第3モータの駆動力によって回転する第3回転体と、を備えており、前記ノズルは、第3回転体の動作に伴って向きを変更するように設けられているとよい。
6.前記方向変更装置は、第1モータと、第1モータの駆動力によって回転する第1回転体と、第1回転体の回転に伴って旋回する第2モータと、第2モータの駆動力によって回転する第2回転体と、を備えており、前記ノズルは、第2回転体の動作に伴って向きを変更するように設けられていることも好適である。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明によれば、カメラの向きとノズルの向きを変更可能にしつつ、軽量化を図ることができ、かつ制御の仕方を簡略化することができる。
図1は本発明の実施例1に係るカメラ付き吐出装置を備える無人航空機の外観図である。 図2は本発明の実施例に係る吐出装置の模式的断面図である。 図3は図2のエアゾール容器のバルブ構成の一例を拡大した拡大断面図である。 図4は本発明の実施例1に係るカメラ付き吐出装置の主要構成が方向変更装置に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図5は本発明の実施例1に係る方向変更装置の斜視図である。 図6は本発明の実施例1に係るカメラ付き吐出装置の主要構成が変形例1に係る方向変更装置に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図7は本発明の変形例1に係る方向変更装置の斜視図である。 図8は本発明の変形例2に係る方向変更装置の斜視図である。 図9は本発明の変形例に係る吐出装置の模式的断面図である。 図10はカメラ付き吐出装置を備える無人航空機の操作装置の概略図である。 図11は本発明の実施例2に係るカメラ付き吐出装置を備える無人航空機の外観図である。 図12は本発明の実施例2に係るカメラ付き吐出装置の主要構成を示す斜視図である。 図13は本発明の実施例3に係るカメラ付き吐出装置を備える無人航空機の外観図である。 図14は本発明の実施例3に係るカメラ付き吐出装置を備える無人航空機の外観図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、本発明に係るカメラ付き吐出装置は、エアゾール容器を利用することで、移動体から液体や気体などの流体を吐出するための用途に用いられる。また、流体の吐出を利用して音(ホーン)を発生するための用途に用いることも可能である。移動体の例としては、無人飛行体、無人車両、及び無人船を挙げることができる。また、飛行体の例としては、回転翼(ロータ)を有する航空機(マルチコプタやヘリコプタ)、固定翼機、飛行船、及び滑空機を挙げることができる。本実施例に係るカメラ付き吐出装置は、無人の移動体に好適に適用可能であるが、有人の移動体に適用することも可能である。以下の実施例においては、カメラ付き吐出装置を備える移動体が無人航空機(マルチコプタ)の場合を例にして説明する。
(実施例1)
図1〜図10を参照して、本発明の実施例1に係るカメラ付き吐出装置について説明する。図1は本発明の実施例1に係るカメラ付き吐出装置を備える無人航空機の外観図であり、無人航空機を側方側から見た外観を示している。図2は本発明の実施例に係る吐出装置の模式的断面図である。図3は図2のエアゾール容器のバルブ構成の一例を拡大した拡大断面図であり、エアゾール容器における噴射部付近を拡大した断面図である。図4は本発明の実施例1に係るカメラ付き吐出装置の主要構成が方向変更装置に取り付けられた状態を示す斜視図である。図5は本発明の実施例1に係る方向変更装置の斜視図である。図6は本発明の実施例1に係るカメラ付き吐出装置の主要構成が変形例1に係る方向変更装置に取り付けられた状態を示す斜視図である。図7は本発明の変形例1に係る方向変更装置の斜視図である。図8は本発明の変形例2に係る方向変更装置の斜視図である。図9は本発明の変形例に係る吐出装置の模式的断面図である。図10はカメラ付き吐出装置を備える無人航空機の操作装置の概略図である。
<無人航空機(マルチコプタ)>
特に、図1を参照して、本実施例に係る吐出装置を備える無人航空機(マルチコプタ)の全体構成について説明する。本実施例においては、カメラ付き吐出装置10が無人航空機20に備えられている。無人航空機20の機体21は、機体胴部22と、機体胴部22から放射状に伸びる4本の腕部23と、離着陸のための2本の脚部26とを備えている。腕部23の先端には、それぞれモータ25を介して回転翼24が設けられている。なお、図示例では、回転翼24が4つのクアッドコプタを例示しているが、回転翼が3つのトライコプタ、回転翼が6つヘキサコプタ等、公知の種々のマルチコプタを採用することもできる。機体21のヨー軸は紙面上下方向、ロール軸は紙面左右方向、ピッチ軸は紙面の表裏方向である。また、紙面上側が機体21の上方、紙面左側が機体21の前方である。
そして、脚部26には、吐出装置200が取り付けられている。本実施例に係る吐出装置200は、吐出装置200毎、交換可能に構成されている。また、内部のエアゾール容器のみを交換するように構成することもできる。この吐出装置200は、その内部に備え
られるエアゾール容器内の内容物を吐出(噴射)させる機構が備えられている。本実施例においては、吐出装置200は、脚部26に取り付けられているが、脚部26に限らず、機体胴部22や腕部23に取り付けられるように構成することもできる。
また、機体胴部22の下面には、方向変更装置300が設けられている。方向変更装置300の具体例としては、ジンバルを挙げることができる。そして、この方向変更装置300に、ノズル160等を保持する保持部材170が設けられている。ノズル160は、吐出装置200内のエアゾール容器に接続された接続チューブ150の先端に取り付けられている。
<吐出装置>
特に、図2及び図3を参照して、本実施例に係る吐出装置200について説明する。吐出装置200は、内部中空の枠体210を備えている。この枠体210は、円筒状の枠体本体部210Xと、この枠体本体部210Xの一方の端部を覆う第1カバー部220と、他方の端部に設けられる第2カバー部230とから構成される。これら枠体本体部210X,第1カバー部220、及び第2カバー部230の材料としては、アルミ等の金属、プラスチック、または炭素繊維等の強度の高い軽量の素材を採用することができる。また、硬質の材料に限らず、軟質の材料、たとえば、シリコーンゴムやウレタンフォーム等のゴム材料を採用することもでき、要するにエアゾール容器110を収容する収容部の形状を保持することができる各種素材を用いることができる。
第1カバー部220は、その端部に設けられたオネジ部221aが、枠体本体部210Xに設けられたメネジ部211にねじ込まれることで、枠体本体部210Xに対して着脱自在に構成されている。本実施例に係る第2カバー部230は、有底円筒形状の部材により構成されており。枠体本体部210Xに固定されている。これら枠体本体部210Xと第2カバー部230は一体に構成してもよい。第1カバー部220は、先端に貫通孔が設けられたドーム状のカバー本体221と、上記のオネジ部221aを有する円筒部とから構成されている。カバー本体221は、空力特性を考慮して先端に向かって徐々に小径となるように縮径された、先端が丸みを帯びた円錐状、あるいはドーム状の曲面となっている。このように空力特性のよい形状とすることにより、水平方向の風(横風)の影響が小さくなり、無人航空機20の飛行の安定化を図ることができる。また、エアゾール容器110の底部側に位置する第2カバー部230の内部には、エアゾール容器110の内容物を吐出(噴射)させるための駆動機構240が備えられている。
吐出装置200に備えられるエアゾール容器110は、容器111の底部112が駆動機構240に備えられる底部支持部材244に支持され、容器111の頭部側が第1カバー部220に設けられた押圧部材222によって支持されている。押圧部材222は、第1カバー部220の頂部からエアゾール容器110の中心軸方向にステム120に向かって突出する筒状部222aと、筒状部222aの一端に設けられ第1カバー部220に固定される端部フランジ部222bと備えている。図3に示すように、押圧部材222における筒状部222aの筒内には、アクチュエータ140における筒状部141とノズル160を連結する接続チューブ150が軸方向に摺動自在に挿入されている。また、押圧部材222における筒状部222aの先端面が、アクチュエータ140のフランジ部142に当接あるいは近接している。なお、この押圧部材222は、第1カバー部220に一体に設けてもよい。
駆動機構240は、第2カバー部230に対して固定され、エアゾール容器110は軸方向には移動可能となっている。駆動機構240は、エアゾール容器110を軸方向に移動させることによって、内容物の吐出と停止を制御する役割を担っている。
この駆動機構240は、回転駆動源であるモータ241と、このモータ241によって回転可能に構成されるカム242と、カム242のカム面に沿って移動するカムフォロワ243とを備えている。カムフォロワ243は、容器111の底部112を支持する底部支持部材244に固定されている。図示例のカム242は卵形の円板カムで、このカム242のカム軸はエアゾール容器110の中心軸に対して直交しており、カム242の回転が、カムフォロワ243を介して底部支持部材244の直線運動に変換される。なお、カム242に対してカムフォロワ243を常時当接させるために、底部支持部材244はカム242側に向かって不図示の付勢手段(スプリングなど)によって付勢されている。
カム242は、通常は、最小径部分がカムフォロワ243に当接していて、底部支持部材244が後退限位置にあり、エアゾール容器110のバルブ機構130が閉弁状態で保持されている。モータ241によってカム242を回転させることで、底部支持部材244が軸方向(図2中、左方向)に前進する。すなわち、後退限位置でカムフォロワ243が当接するカム242の接触位置は、回転中心からの径が小さく、前進限位置でカムフォロワ243が当接するカム242の接触位置は、回転中心から径が大きく設定されている。図示例では、カム242の最大径部ではなく、最小径部から最大径部への移行部分で開弁するようになっているが、最大径部で開弁するように構成してもよい。
底部支持部材244の前進に伴って、エアゾール容器110も前進し、アクチュエータ140が押圧部材222の筒状部222aの先端に押し付けられる。押圧部材222は第1カバー部220に固定されているので、筒状部222aからの反力で、ステム120がエアゾール容器110内に押し込まれ、エアゾール容器110内のバルブ機構130が開弁される。バルブ機構130が開弁すると、ガス圧によって内容物が自動的に吐出される。
<エアゾール容器>
特に、図2及び図3を参照して、エアゾール容器110について、より詳細に説明する。エアゾール容器110は、内部に充填された液化ガスや圧縮ガスのガス圧によって、内容物を噴出する容器であり、既存の金属製のエアゾール容器が適用可能であるし、耐圧性を有するプラスチック製の容器を用いることもできる。エアゾール容器110には、吐出方向や吐出形態に応じて流路が形成された各種アクチュエータがステム120に装着される。図示例では、エアゾール容器110のステム120に、フランジ部142を有するアクチュエータ140を装着した例を示している。アクチュエータ140は、ストレートの吐出流路を備えた直線状の筒状部141と、筒状部141から軸直角方向に張り出すフランジ部142と、を備えた構成となっている。このアクチュエータ140の筒状部141に、接続チューブ150が接続されている。また、この接続チューブ150の先端に、吐出口161を備えるノズル160が接続されている(図4参照)。ノズル160の吐出口161の構成については、内容物を霧状に吐出するか、直線状の噴流として吐出するか、内容物の吐出形態、吐出方向に応じて、適宜設定可能である。
図示例では、エアゾール容器110を機体21の下面に水平に搭載して使用するので、封入される噴射剤と内容物の形態としては、原液が内袋に収容され、内袋外周と容器本体内周との間に噴射剤が収容された隔離型が用いられる。隔離型であれば、エアゾール容器の姿勢が、横向き(ステムの位置が横向き)、下向き(ステムの位置が下向き)であっても吐出可能である。
もっとも、隔離型に限定されるものではなく、吐出時のエアゾール容器110の姿勢が、ステム120が上向きで使用される場合には、ディップチューブを備えた二相系、三相系の容器、ステム120が下向きで使用される場合には、ディップチューブを有さない二相系、三相系の容器を適用可能である。
なお、噴射剤としては、一般的な炭化水素(液化石油ガス)(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、フッ化炭化水素(HFO−1234ZE)等の液化ガス、二酸化炭素、窒素、亜酸化窒素等の圧縮ガスが適用可能である。火災に対する安全性を考慮すると非引火性のフッ化炭化水素、二酸化炭素、窒素、亜酸化窒素等が好適であり、特に、環境負荷を考慮すると、窒素が好適である。
<エアゾール容器のバルブ機構>
特に、図3を参照して、駆動機構240によって、弁の開閉が行われる、エアゾール容器のバルブ機構130について説明する。すなわち、ステム120には、先端開口部から軸方向に所定寸法延びる吐出流路121が設けられ、ステム120の側面に弁孔となるステム孔122が開口しており、このステム孔122がマウンティングカップ113の挿通孔の孔縁に装着されたガスケット131の内周面によって封止されている。
通常は、ガス圧とスプリング132の付勢力でステム120が突出方向に付勢され、弁体となるガスケット131の内周縁を軸方向に押圧することで、ガスケット131の内周面が弁座を構成するステム孔122の孔縁に密接して閉弁状態に維持されている。
上述の駆動機構240のカム242によって、底部支持部材244が前進限に移動すると、エアゾール容器110が第1カバー部221側に移動し、アクチュエータ140のフランジ部142が押圧部材222の端面に当接し、その反力によってステム120が相対的に容器内方に向かって押し込まれる。ステム120が押し込まれると、ガスケット131の内周縁が容器の内方に向けて撓み、ガスケット131の内周面がステム孔122の孔縁から離れて開弁し、ガス圧で押された内容物がステム120の吐出流路121から吐出(噴射)される。
図示例のバルブ機構130は一例であり、このような構成に限定されるものではなく、通常は閉弁状態を維持し、ステム120を押し込むことによって開弁する種々の構成を適用することができる。
この例では、カム機構によってモータ241の軸の回転運動を直線運動に変換するようになっているが、本発明において、エアゾール容器における弁の開閉を行うための機構は、カム機構に限定されるものではない。例えば、ねじ送り機構や、ラックアンドピニオン等によって、モータの軸の回転運動を直線運動に変換する機構を適用することもできる。また、回転モータではなく、直線駆動用のリニアモータや、電磁ソレノイド等の直線駆動源を用い、運動変換機構を用いることなく、エアゾール容器110を軸方向に移動させる構成とすることもできる。
<方向変更装置>
特に、図4及び図5を参照して、本実施例に係る方向変更装置300について説明する。本実施例においては、方向変更装置300に、ノズル160とカメラ180とを保持する保持部材170が取り付けられている。上記の通り、ノズル160は、エアゾール容器110に接続された接続チューブ150の先端に取り付けられている。また、カメラ180の本体部分は、保持部材170の内部に設けられており、レンズのみが露出するように構成されている(図4参照)。このカメラ180は、ノズル160から吐出される内容物の吐出状況を撮影可能な位置に設けられている。また、カメラ180の撮像範囲には、ノズル160が入らないように設けられている。以上の構成により、方向変更装置300によって、保持部材170の方向が変更されることにより、ノズル160とカメラ180は、一体的に動作する(一体的に方向が変更する)。
次に、特に、図5を参照して、方向変更装置300自体の機構について説明する。方向変更装置300は、第1モータ310と、第1モータ310の駆動力によって回転する第1回転体320と、第1回転体320の回転に伴って旋回する第2モータ340と、第2モータ340の駆動力によって回転する第2回転体350とを備えている。第1回転体320と第2モータ340は第1アーム330により連結されている。そして、方向変更装置300は、更に、第2回転体350の回転に伴って旋回する第3モータ370と、第3モータ370の駆動力によって回転する第3回転体380とを備えている。第2回転体350と第3モータ370は第2アーム360により連結されている。そして、第3回転体380に対して、上記の保持部材170が連結部385を介して固定されている。これにより、保持部材170に保持されたノズル160は、第3回転体380の動作に伴って向きが変更される。
このように、方向変更装置300は、ノズル160の向きを変更可能に軸支する少なくとも一つの回転体(本実施例においては、第1回転体320と第2回転体350と第3回転体370)を備えている。そして、保持部材170に保持されたノズル160は、ノズル160の吐出口161の中心線の延長線Lが、全ての回転体の回転中心線の延長線と交わるように設計されている。本実施例においては、第1回転体320の回転中心線の延長線321と、第2回転体350の回転中心線の延長線351と、第3回転体380の回転中心線の延長線381は、それぞれ直交するように構成されている。そして、ノズル160の吐出口161の中心線の延長線Lと、第3回転体380の回転中心線の延長線381が一致するように設計されている。従って、延長線Lは、延長線321と延長線351に対しては直交するように交わり、延長線381に対しては一致するように交わる。
以上の構成によれば、ノズル160の吐出口161からエアゾール容器110の内容物が吐出された際の反力が生じても、当該反力は、各回転体(第1回転体320と第2回転体350と第3回転体370)を回転させるトルクとしては作用しない。
<方向変更装置の変形例1>
図6及び図7を参照して、変形例1に係る方向変更装置300aについて説明する。本変形例においても、方向変更装置300aに、ノズル160とカメラ180とを保持する保持部材170が取り付けられている。これらノズル160とカメラ180に関する構成については、上記の通りであるので、その説明は省略する。
本変形例に係る方向変更装置300aは、第1モータ310と、第1モータ310の駆動力によって回転する第1回転体320と、第1回転体320の回転に伴って旋回する第2モータ340と、第2モータ340の駆動力によって回転する第2回転体350とを備えている。第1回転体320と第2モータ340は第1アーム330により連結されている。そして、第2回転体350に対して、上記の保持部材170が連結部355を介して固定されている。これにより、保持部材170に保持されたノズル160は、第2回転体350の動作に伴って向きが変更される。
このように、本変形例に係る方向変更装置300aにおいても、ノズル160の向きを変更可能に軸支する少なくとも一つの回転体(本変形例においては、第1回転体320と第2回転体350)を備えている。そして、保持部材170に保持されたノズル160は、ノズル160の吐出口161の中心線の延長線Lが、全ての回転体の回転中心線の延長線と交わるように設計されている。本実施例においては、第1回転体320の回転中心線の延長線321と、第2回転体350の回転中心線の延長線351は、それぞれ直交するように構成されている。そして、ノズル160の吐出口161の中心線の延長線Lは、延長線321と延長線351に対して直交するように交わっている。
以上の構成によれば、ノズル160の吐出口161からエアゾール容器110の内容物が吐出された際の反力が生じても、当該反力は、各回転体(第1回転体320と第2回転体350)を回転させるトルクとしては作用しない。
<方向変更装置の変形例2>
図8を参照して、変形例2に係る方向変更装置300bについて説明する。本変形例においても、方向変更装置300bに、ノズル160とカメラ180とを保持する保持部材170が取り付けられる(図8においては、ノズル160の吐出口161のみを示している)。ノズル160とカメラ180に関する構成については、上記の通りであるので、その説明は省略する。
本変形例に係る方向変更装置300bは、第1モータ310と、第1モータ310の駆動力によって回転する第1回転体320と、第1回転体320の回転に伴って旋回する第2モータ340と、第2モータ340の駆動力によって回転する第2回転体350とを備えている。第1回転体320と第2モータ340は、2つの板状部材331,332により連結されている。そして、第2回転体350に対して、上記の保持部材170(不図示)が固定される。これにより、保持部材170に保持されたノズル160は、第2回転体350の動作に伴って向きが変更される。
このように、本変形例に係る方向変更装置300bにおいても、ノズル160の向きを変更可能に軸支する少なくとも一つの回転体(本変形例においては、第1回転体320と第2回転体350)を備えている。そして、保持部材170に保持されたノズル160は、ノズル160の吐出口161の中心線の延長線Lが、全ての回転体の回転中心線の延長線と交わるように設計されている。本実施例においては、第1回転体320の回転中心線の延長線321と、第2回転体350の回転中心線の延長線351は、距離Wだけ離れており、交わってはいない。そして、ノズル160の吐出口161の中心線の延長線Lは、延長線321と延長線351に対して直交するように交わっている。
以上の構成によれば、ノズル160の吐出口161からエアゾール容器110の内容物が吐出された際の反力が生じても、当該反力は、各回転体(第1回転体320と第2回転体350)を回転させるトルクとしては作用しない。
<方向変更装置のその他の例>
これまでの方向変更装置の例については、回転体が3つ設けられる場合と、2つ設けられる場合を説明した。しかしながら、本発明においては、回転体は少なくとも一つあればよく、その数が限定されることはない。例えば、上記の各例で示した第1モータ310と、第1モータ310の駆動力によって回転する第1回転体320のみを備える方向変更装置を採用し、第1回転体320に対して、上記の保持部材170を固定する構成を採用することもできる。この場合、保持部材170に保持されたノズル160は、ノズル160の吐出口161の中心線の延長線Lが、第1回転体320の回転中心線の延長線321に対して直交するように設ければよい。このような構成においても、ノズル160の吐出口161からエアゾール容器110の内容物が吐出された際の反力が生じても、当該反力は、第1回転体320を回転させるトルクとしては作用しない。なお、回転体を4つ以上設けても構わない。
<吐出装置の変形例>
上記の通り、吐出装置には、エアゾール容器110の内容物を吐出(噴射)させるための機能が備えられている。上記の実施例においては、駆動機構240によって、エアゾール容器110の底部112を頭部側に押圧してエアゾール容器110を移動させることで、エアゾール容器110のバルブ機構130を開弁状態にする構成を示した。しかしなが
ら、本発明において、エアゾール容器の内容物を吐出(噴射)させるための機能を実現するための構成は、そのような構成に限定されることはない。例えば、エアゾール容器に備えられるアクチュエータを、エアゾール容器の底部側に向けて押圧する機構を設けることもできる。また、カートリッジ内に、別途、バルブ機構を設けることで、エアゾール容器の内容物を吐出(噴射)させる機能を発揮させることもできる。ここでは、後者の一例について図9を参照して説明する。
図9に示される変形例に係る吐出装置200Xにおいても、内部中空の枠体210の内部にエアゾール容器110が装着される。本変形例では、容器111は枠体210の内部に固定されている。また、この吐出装置200Xに装着されるエアゾール容器110においては、ステム120が常時押し下げられた状態となるように構成されており、エアゾール容器110の内部に設けられたバルブは、常時、開弁状態となっている。例えば、エアゾール容器110を枠体210に装着すると、枠体210に固定された押圧部(不図示)によって、ステム120が押し下げられるようにすればよい。
そして、本変形例においては、ステム120の吐出流路に繋がる流路120Xの途中に、バルブ機構250が設けられている。このバルブ機構250の一例としては、ソレノイドバルブを挙げることができる。このような構成によれば、バルブ機構250の制御により、バルブの開閉を行うことができ、エアゾール容器110の内容物を吐出(噴射)させる機能を発揮させることができる。
<電気設備>
特に、図1を参照して、カメラ付き吐出装置10と無人航空機20を駆動するための電気設備について説明する。図1では、電気設備については、簡略的に示している。カメラ付き吐出装置10を制御する吐出装置制御部420は、無人航空機20の飛行を制御する飛行制御部410とは別に設けられている。飛行制御部410と吐出装置制御部420は、いずれも機体21に設けられている。なお、カメラ付き吐出装置10を駆動するための電源と、無人航空機20を駆動するための電源についても、機体21に設けられている(いずれも不図示)。なお、これらの電源については、各制御部に組み込んでもよいし、制御部とは別に設けてもよい。
また、無人航空機20を遠隔操作するためのアンテナ412を含む飛行用通信部411と、カメラ付き吐出装置10を遠隔操作するためのアンテナ422を含む吐出装置用通信部421が、それぞれ機体21に搭載されている。
吐出装置制御部420、吐出装置用通信部421及び吐出装置用電源は、飛行制御部410、飛行用通信部411及び飛行用電源の一部、あるいは全てに、その役割を持たせてもよい。
上述した吐出装置200と機体21とを接続する構造、及び、方向変更装置300と機体21との接続構造については、特に図示しないが、各種の公知技術を採用し得る。例えば、スライドレールとT形溝のスライド式の嵌合構造の他、バヨネット結合のような回転方向に掛け外しが可能な構成としてもよいし、ねじ止め、クリップ結合、クランプ等、取り外しと取り付けを容易化した種々の構造を採用し得る。
そして、接続構造の部分に、機体21側に配置された電源等と、吐出装置200側に設けられたモータ241、及び方向変更装置300側に設けられた各モータとを電気的に接続する電気接点を設けることができる。また、機体21側に配置された電源等と、吐出装置200側に設けられたモータ241、及び方向変更装置300側に設けられた各モータとは、ケーブルと、ケーブルに取り付けられたコネクタとを用いて電気的に接続すること
もできる。
<吐出装置を備える無人航空機の操作>
特に、図10を参照して、本実施例に係るカメラ付き吐出装置10を備える無人航空機20の操作について説明する。無人航空機20の飛行は、第1操縦端末510に設けられたレバー511,512の操作を行うことにより、アンテナ513から操作信号が飛行用通信部411に送信されて、遠隔操作される。この第1操作端末510には、カメラ180により撮像された映像を映し出すディスプレイ514が設けられている。また、本実施例においては、第2操作端末520も備えられている。この第2操作端末520におけるレバー521,522の操作を行うことにより、アンテナ523から操作信号が吐出装置用通信部421に送信されて、方向変更装置300が遠隔操作される。また、吐出ボタン525及び停止ボタン526によって、アンテナ523から操作信号が吐出装置用通信部421に送信されて、エアゾール容器のバルブ機構130が遠隔操作される。この第2操作端末520にも、カメラ180により撮像された映像を映し出すディスプレイ524が設けられている。
操作者は、ディスプレイ524上の画像を見ながら、吐出ボタン525を押すと、吐出指令信号が送信され、ノズル160からエアゾール容器110の内容物が吐出される。また、停止ボタン526が押されると、停止指令信号が送信され、ノズル160からの吐出が停止する。
吐出と停止の切り替えは、ボタンの操作だけでなく、予め記憶されたプログラムに従って、自動的に切り替えることもできる。たとえば、航路を予めプログラムしておいて、GPSからの信号によって、地図上の位置及び高度計によって高さを検出し、所定の位置に達すると吐出を開始し、所定のエリアの吐出が終了すると吐出を停止するようにすることもできる。
<本実施例に係る吐出装置の優れた点>
本実施例に係るカメラ付き吐出装置10によれば、ノズル160とカメラ180が、共通の方向変更装置300,300a,300bによって、一体的に動作する構成が採用されているので、ノズル用の方向変更装置とカメラ用の方向変更装置を別々に設ける必要がない。これにより、カメラ180の向きとノズル160の向きを変更可能にしつつ、軽量化を図ることができる。また、カメラ180の向きとノズル160の向きを変更するための制御の仕方を簡略化することができる。更に、保持部材170にノズル160とカメラ180とを保持させた状態で、カメラ180の撮像範囲には、ノズル160が入らないように設けられているため、ノズル160とカメラ180の向きが変更されても、ノズル160が撮像されてしまうことはない。従って、視野を常時大きくすることができる。
また、本実施例においては、ノズル160から内容物が吐出された際に発生する反力が、各回転体(第1回転体320,第2回転体350,第3回転体380)を回転させるトルクとして作用してしまうことを抑制することができる。従って、内容物を吐出させた際に、ノズル160及びカメラ180の向きが変動してしまうことを抑制することができる。
(実施例2)
図11及び図12には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、方向変更装置に、ノズルとカメラとを保持する保持部材が取り付けられて、吐出装置は機体に取り付けられる場合の構成を示した。これに対し、本実施例においては、方向変更装置に、ノズルとカメラを備える吐出装置が取り付けられる場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して
、その説明は省略する。
図11は本発明の実施例2に係るカメラ付き吐出装置を備える無人航空機の外観図であり、無人航空機を側方側から見た外観を示している。図12は本発明の実施例2に係るカメラ付き吐出装置の主要構成を示す斜視図である。
本実施例においても、上記実施例1の場合と同様に、カメラ付き吐出装置10が無人航空機20に備えられている。無人航空機20に関する構成については、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
本実施例においても、機体胴部22の下面には、方向変更装置300が設けられている。方向変更装置300の構成についても、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。なお、本実施例においても、上記実施例1で説明した各種変形例に係る方向変更装置300a,300bを採用することができる。
そして、本実施例においては、方向変更装置300に、吐出装置200が設けられている。吐出装置200自体の構成については、上記実施例1において、図2及び図3を参照して説明した構成と同一である。ただし、上記実施例1の場合には、アクチュエータ140に接続チューブ150が接続されていたのに対して、本実施例の場合には、アクチュエータ140に、剛性の高い材料から構成される管155が接続されている点で、上記実施例1とは異なっている。
また、本実施例においては、この管155の先端側に、ノズル160とカメラ180とを保持する保持部材170が取り付けられている。なお、ノズル160は、管155の先端に取り付けられている。ノズル160,カメラ180、及びこれらを保持する保持部材170の構成については、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。なお、ノズル160の吐出口161の中心線の延長線と、方向変更装置300に備えられる各回転体の回転中心線の延長線との関係についても、上記実施例1の場合と同様である。
このように、本実施例においては、エアゾール容器を保持する枠体(つまり、吐出装置200の枠体210)により、ノズル160とカメラ180が保持されている点で、上記実施例1とは異なっている。
以上のように構成される本実施例に係るカメラ付き吐出装置においても、上記実施例1の場合と同様の効果が得られることは言うまでもない。
(実施例3)
図13及び図14には、本発明の実施例3が示されている。上記実施例1では、方向変更装置に、ノズルとカメラとを保持する保持部材が取り付けられて、吐出装置は機体に取り付けられる場合の構成を示した。これに対し、本実施例においては、方向変更装置に、ノズルとカメラを備える吐出装置が取り付けられる場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図13は本発明の実施例3に係るカメラ付き吐出装置を備える無人航空機の外観図であり、無人航空機を側方側から見た外観を示している。図14は本発明の実施例3に係る吐出装置を備える無人航空機の外観図であり、無人航空機を正面側から見た外観を示している。
本実施例においても、上記実施例1の場合と同様に、カメラ付き吐出装置10が無人航空機20に備えられている。無人航空機20に関する構成については、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
本実施例においても、機体胴部22の下面には、方向変更装置300が設けられている。方向変更装置300の構成についても、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。なお、本実施例においても、上記実施例1で説明した各種変形例に係る方向変更装置300a,300bを採用することができる。
そして、本実施例においては、方向変更装置300に、吐出装置200が設けられている。吐出装置200自体の構成については、上記実施例1において、図2及び図3を参照して説明した構成と同一である。ただし、上記実施例1の場合には、アクチュエータ140に接続チューブ150が接続されていたのに対して、本実施例の場合には、アクチュエータ140に、剛性の高い材料から構成される管155が接続されている点で、上記実施例1とは異なっている。
また、本実施例においては、この管155の先端に、ノズル160が取り付けられている。また、吐出装置200の枠体210の外壁面に、カメラ180が取り付けられている。なお、枠体210とは別体であるカメラ180を枠体210の表面に取り付ける構成の他にも、枠体210の内部にカメラ180を一体的に内蔵させたり、枠体210と、カメラ180のハウジングとを一体とさせたりする構成を採用してもよい。カメラ180が、ノズル160から吐出される内容物の吐出状況を撮影可能な位置に設けられている点、及び、カメラ180の撮像範囲には、ノズル160が入らないように設けられている点については、上記実施例1の場合と同様である。本実施例においても、方向変更装置300によって、吐出装置200の向きが変更され、ノズル160とカメラ180は、一体的に動作する(一体的に方向が変更する)。
なお、ノズル160の吐出口161の中心線の延長線と、方向変更装置300に備えられる各回転体の回転中心線の延長線との関係についても、上記実施例1の場合と同様である。
このように、本実施例においては、エアゾール容器を保持する枠体(つまり、吐出装置200の枠体210)により、ノズル160とカメラ180が保持されている点で、上記実施例1とは異なっている。
以上のように構成される本実施例に係る吐出装置においても、上記実施例1の場合と同様の効果が得られることは言うまでもない。
10 カメラ付き吐出装置
20 無人航空機
21 機体,22 機体胴部,23 腕部,24 回転翼,25 モータ,26 脚部
110 エアゾール容器
111 容器,112 底部,113 マウンティングカップ
120 ステム,120X 流路,121 吐出流路,122 ステム孔
130 バルブ機構,131 ガスケット,132 スプリング
140 アクチュエータ,141 筒状部,142 フランジ部
150 接続チューブ
155 管
160 ノズル,161 吐出口
170 保持部材
180 カメラ
200,200X 吐出装置
210 枠体
210X 枠体本体部,211 メネジ部
220 第1カバー部,221 カバー本体,221a オネジ部
222 押圧部材,222a 筒状部,222b 端部フランジ部
230 第2カバー部
240 駆動機構
241 モータ,242 カム,243 カムフォロワ,244 底部支持部材
250 バルブ機構
300,300a,300b 方向変更装置
310 第1モータ,340 第2モータ,370 第3モータ
320 第1回転体,350 第2回転体,380 第3回転体
321,351,381 延長線
330 第1アーム,360 第2アーム
355,385 連結部
410 飛行制御部
411 飛行用通信部,412 アンテナ
420 吐出制御装置
421 吐出装置用通信部,422 アンテナ
510 第1操縦端末
511,512 レバー,513 アンテナ,514 ディスプレイ
520 第2操作端末
521,522 レバー,523 アンテナ524 ディスプレイ,525 吐出ボタン,526 停止ボタン

Claims (7)

  1. 移動体に搭載されるエアゾール容器の内容物を吐出するノズルと、
    前記移動体に搭載されるカメラと、
    を備えるカメラ付き吐出装置であって、
    前記エアゾール容器から内容物を吐出させる駆動機構が設けられ、かつ、前記駆動機構は、前記エアゾール容器の容器本体を移動させることで、該容器本体から突出するステムを該容器本体に対して押し込んで内容物を吐出させる構成であると共に、
    前記ノズルと前記カメラが、共通の方向変更装置によって、一体的に動作するように設けられていることを特徴とするカメラ付き吐出装置。
  2. 前記ノズルと前記カメラとを保持する保持部材を備え、
    前記移動体に固定されたエアゾール容器に接続された接続チューブの先端に前記ノズルが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ付き吐出装置。
  3. 前記エアゾール容器を保持する枠体を備えると共に、
    前記枠体により、前記ノズルと前記カメラが保持されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ付き吐出装置。
  4. 前記カメラは、前記ノズルから吐出される内容物の吐出状況を撮影可能な位置に設けられていることを特徴とする請求項1,2または3に記載のカメラ付き吐出装置。
  5. 前記方向変更装置は、前記ノズルの向きを変更可能に軸支する少なくとも一つの回転体を備えており、
    前記ノズルにおける吐出口の中心線の延長線が、全ての前記回転体の回転中心線の延長線と交わることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のカメラ付き吐出装置。
  6. 前記方向変更装置は、
    第1モータと、
    第1モータの駆動力によって回転する第1回転体と、
    第1回転体の回転に伴って旋回する第2モータと、
    第2モータの駆動力によって回転する第2回転体と、
    第2回転体の回転に伴って旋回する第3モータと、
    第3モータの駆動力によって回転する第3回転体と、
    を備えており、
    前記ノズルは、第3回転体の動作に伴って向きを変更するように設けられていることを特徴とする請求項5に記載のカメラ付き吐出装置。
  7. 前記方向変更装置は、
    第1モータと、
    第1モータの駆動力によって回転する第1回転体と、
    第1回転体の回転に伴って旋回する第2モータと、
    第2モータの駆動力によって回転する第2回転体と、
    を備えており、
    前記ノズルは、第2回転体の動作に伴って向きを変更するように設けられていることを特徴とする請求項5に記載のカメラ付き吐出装置。
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