JP6763369B2 - ネットワークシステム、通信制御方法、及び、プログラム - Google Patents

ネットワークシステム、通信制御方法、及び、プログラム Download PDF

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    • H04W28/14Flow control between communication endpoints using intermediate storage

Description

本発明は、パケット交換方式の通信を制御する技術に関する。
近年、インターネットの回線容量の向上や多様なメディアの情報を扱う要素技術の整備に伴い、大容量のリッチメディアによる情報配信をモバイル端末から、いつでもどこでも楽しむことが可能になってきた。こうしたライフスタイルは、広く浸透してきている。例えば、LTE(Long Term Evolution)やLTE−A(LTE Advanced)といったモバイル通信技術を用いたモバイル網を経由して、スマートフォンで高画質な映像コンテンツを視聴するといった利用がなされている。また同様にして、大容量のアプリケーションを取得したり、画像、広告などを多数含むリッチなwebページを閲覧したり、などといった利用もなされている。
上述の要素技術として、以下に示すような様々な関連技術が知られている。
特許文献1は、Multi−point HSDPA(High−Speed Downlink Packet Access)ネットワークにおけるフロー制御のためのシステムを開示する。そのシステムにおいて、無線基地局(Node B)は、無線区間のスループットを推定し、その結果に合わせてネットワークノード(RNC)にデータパケットの送出速度を調整させるよう動作する。上述の構成を備えることで、そのシステムは、無線基地局のバッファに滞留するデータパケットの量を一定の範囲内に維持する。
特許文献2は、コンテンツ配信システムを開示する。そのコンテンツ配信システムにおいて、受信端末(コンテンツ再生装置)は、映像コンテンツのプログレッシブダウンロードを対象に、映像コンテンツのビットレートを取得する。そして、その受信端末は、取得したビットレートと現在の受信端末の状況に応じた適切なダウンロードレートを設定する。特許文献2が開示する技術の主目的は受信端末の負荷の削減である。しかし、その技術には、LTE無線基地局のバッファに滞留するデータパケットの量を抑制する効果もある。
特許文献3は、通信ノード装置を開示する。その通信ノード装置は、受信パケットに含まれるコネクション切断フラグを検出し、サブ・ルーティングテーブルから不要ルーティング情報エントリを削除する。
特許文献4は、DMP(Digital Media Player)へ、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)パケットによりDMS(Digital Media Server)としてコンテンツを供給するサーバ装置を開示する。そのサーバ装置は、DMPからのTCP切断後の所定時間の間、そのDMPからの所定操作のアクセスがないことを検出する検出手段を備える。そして、その検出手段が、その所定時間の間、その所定操作のアクセスがないことを検出した場合に、そのサーバ装置は、アクセスがなくなったDMPが再生していたコンテンツのリソースを解放する。
特表2013−539612号公報 特開2006−279843号公報 特開2001−045061号公報 特開2010−057131号公報
しかしながら、上述した先行技術文献に記載された技術においては、TCPセッションの中断直後に新規のTCPコネクションによって通信を開始する場合に、その通信の開始までに掛かる時間が長いという問題点がある。
その理由は、特許文献1ならびに特許文献2に開示される技術は、単に、LTE無線基地局のバッファに滞留するデータパケットの量を抑制する技術だからである。即ち、LTE無線基地局のバッファに滞留するデータパケットの量が少ないほど、開始までに掛かるその時間は短い。しかしながら、定常状態において効率的な通信を行うためには、LTE無線基地局のバッファにある程度のデータパケットを滞留させる必要がある。そのため、これらの技術は、開始までに掛かるその時間を、十分に短くすることはできない。また、特許文献3及び特許文献4は、開始までに掛かるその時間を短縮する技術を開示しないからである。
上述の問題点をより詳細に説明する。前述のリッチメディアの視聴・閲覧では、ユーザは、大容量のコンテンツを最後まで受信するとは限らない。具体的には、以下のような状況が起こり得る。例えば、ユーザは、映像コンテンツの視聴を途中で止め、他の映像コンテンツに視聴を切り替える。また、ユーザは、スマートフォンにおいてバックグラウンド処理としてアプリケーションをダウンロードしている途中で、処理負荷などの都合からその処理を中止する。また、ユーザは、移動中の場合に、目的地への到着や電車などへの乗降などといったタイミングで、コンテンツの視聴・閲覧を一時的に止める。上述のような状況では、大容量コンテンツの取得が中断される。ここで、モバイル網では大容量コンテンツの取得を中断されると、その後の通信開始が大幅に遅れる、という問題が起こり得る。その問題により、ユーザは、視聴する映像コンテンツを切り替えた後に、新たな映像が始まるまでに待たされたり、バックグラウンド処理を中止したにもかかわらず、依然として他の通信が遅かったりといった不都合を被る。
上述の問題が発生する仕組みを説明する。近年のモバイル網では、無線ネットワーク区間における帯域変動の影響を吸収するため、eNodeBなどのLTE無線基地局に大容量のバッファが設けられている。特に、大容量のコンテンツデータが配信されると、有線ネットワーク区間と無線ネットワーク区間との通信速度の違いにより、LTE無線基地局のバッファに多数のデータパケットが蓄積される。
一方、ユーザが受信端末からコンテンツの取得を中断した場合、コンテンツデータを受信するモバイル端末(受信端末)は、送信サーバに通信の中断を通知する。受信端末は、その通知として、コンテンツの取得に用いているTCPのコネクションにおいて、TCPヘッダのRST(Reset)ビットまたはFIN(Finish)ビットを「1」にしたACK(ACKnowledgement、確認応答)パケットを送信サーバに返す。そして、送信サーバは、RSTビットまたはFINビットが「1」のACKパケットを受信した際に、そのコネクションにおけるコンテンツの送信を停止する。
ここで、送信サーバがコンテンツの送信を停止した時点において、その送信サーバが既に送信済みのデータパケットは、受信端末に到着した後に、その受信端末において破棄される。つまり、受信端末がコンテンツの取得を中断した場合、中断してからしばらくの間、その中断されたコネクションの不要なデータパケットが、ネットワーク内において通信され続ける。
新たなコンテンツの視聴・閲覧などのために新しいTCPコネクションが開始される際に、不要なデータパケットがネットワーク内に残っている場合、その新しいTCPコネクションを開始するためのパケットが、その不要なデータパケットの後に受信端末に届く。その新しいTCPコネクションを開始するためのパケットは、Three way handshake処理に用いられる、TCPヘッダのSYN(Synchronize)ビットを「1」にしたパケットである。このため、その新しいTCPコネクションの開始が遅れる。特に、モバイル網では、先に述べたようにLTE無線基地局に大容量のバッファが具備されており、且つ無線ネットワーク区間の通信速度が遅い。このため、前述の不要なデータパケットが数多くLTE無線基地局のバッファに滞留しやすい。これにより、新しいTCPコネクションの開始が大幅に遅れるという問題が起こる。
そのため、TCPコネクションを中断した直後の、新規TCPコネクションの開始を、より高速化する技術が求められる。
[発明の目的]
本発明は、TCPセッションの中断直後に新規のTCPコネクションによって通信を開始する場合に、その通信の開始までに掛かる時間を短縮する、ネットワークシステム、通信制御方法、及び記録媒体の提供を、その目的とする。
本発明の一様態におけるネットワークシステムは、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知を出力する中断コネクション検知手段と、前記通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する滞留パケット処理手段と、を含む。
本発明の一様態における基地局装置は、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことに基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する滞留パケット処理手段、を含む。
本発明の一様態における通信制御方法は、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知を出力し、前記通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する。
本発明の一様態におけるコンピュータが読み取り可能な記録媒体は、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知を出力する処理と、前記通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを格納する。
本発明は、TCPセッションの中断直後に新規のTCPコネクションによって通信を開始する場合に、その通信の開始までに掛かる時間を短縮することが可能になるという効果がある。
本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における各装置間の動作を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態における各装置間の動作を示すシーケンス図である。 本発明の第4の実施形態の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態における各装置間の動作を示すシーケンス図である。 本発明の第5の実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 第5の実施形態に係るネットワークシステムを実現するコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、各図面及び明細書記載の各実施形態において、同様の構成要素には同一の符号を付与し、説明を適宜省略する。
[[[第1の実施形態]]]
[構成の説明]
図1は、本発明を実施するための第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態は、データ送信装置100(第1の情報処理装置とも呼ばれる)と、データ受信装置200(第2の情報処理装置とも呼ばれる)と、ネットワークシステム300とを含む。
===データ送信装置100===
データ送信装置100は、例えばユーザから要求されたコンテンツを保持するオリジンサーバのように、データ受信装置200に対してTCP(伝送制御プロトコルとも呼ばれる)コネクションを確立して、その要求されたコンテンツを送信する。即ち、データ送信装置100は、ユーザから要求されたコンテンツを送信する側の情報処理装置である。
===データ受信装置200===
データ受信装置200は、例えばスマートフォンやフィーチャーフォンのようなモバイル端末や、PC(Personal Computer)などのように、ユーザの操作に応じて、ユーザにコンテンツを提示する。具体的には、第1に、データ受信装置200は、ユーザの操作に応じて、ネットワークシステム300を経由してデータ送信装置100にコンテンツを要求する。第2に、データ受信装置200は、そのデータ送信装置100から送信されたデータパケットを取得する。第3に、データ受信装置200は、1つ以上のそのデータパケットからなるそのコンテンツの取得と並行して、または、取得が完了した際に、ユーザにそのコンテンツを提示する。即ち、データ受信装置200は、そのコンテンツを受信する側の情報処理装置である。
===ネットワークシステム300===
ネットワークシステム300は、データ送信装置100とデータ受信装置200とを接続する。ネットワークシステム300は、中断コネクション検知部310と、滞留パケット処理部320とを含む。
===中断コネクション検知部310===
中断コネクション検知部310は、データ受信装置200から返信されるACK(確認応答とも呼ばれる)パケットを監視し、データ受信装置200がコネクションを中断したことを検知して、滞留パケット処理部320に通知する。
換言すると、中断コネクション検知部310は、データ送信装置100へ向けてデータ受信装置200から送信されるパケットに基づいて、そのデータ受信装置200におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知を出力する。
中断コネクション検知部310は、データ受信装置200が送信したACKパケットを受信した際に、そのACKパケットのTCPヘッダを監視する。そして、中断コネクション検知部310は、そのTCPヘッダのRST(リセットとも呼ばれる)ビットまたはFIN(コネクション切断要求とも呼ばれる)ビットが1の場合に、そのACKパケットが送信されているTCPコネクションが中断したと判断する。以後、TCPヘッダのRSTビットまたはFINビットが1であるACKパケットを、便宜上「終了指示ACKパケット」とも呼ぶ。そして、中断コネクション検知部310は、その終了指示ACKパケットをデータ送信装置100へ送信するのと並行して、滞留パケット処理部320にそのTCPコネクションが中断したことを通知する。
===滞留パケット処理部320===
滞留パケット処理部320は、中断コネクション検知部310から中断したと通知されたTCPコネクションのデータパケットを廃棄し、または、そのデータパケットの送信優先度を低下させる。
換言すると、滞留パケット処理部320は、その中断コネクション検知部310が出力する通知に基づいて、データ送信装置100からデータ受信装置200へ向けて送信された、そのコネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する。
例えば、滞留パケット処理部320は、その通知に基づいて、そのTCPコネクションにおいてデータ送信装置100からデータ受信装置200へ送信されたデータパケットを廃棄する。
[動作の説明]
次に、図1と図2を参照して本実施形態におけるネットワークシステム300の動作について詳細に説明する。
図2は、本実施形態におけるネットワークシステム300の動作を示すフローチャートである。
ネットワークシステム300は、データ受信装置200が送信したACKパケットを受信したことを契機に、図2に示す動作を開始する。
中断コネクション検知部310は、そのACKパケットのTCPヘッダを監視し、そのACKパケットが送信されているTCPコネクションが中断したか否かを判断する(ステップS11)。具体的には、中断コネクション検知部310は、そのACKパケットのそのTCPヘッダのRSTビットまたはFINビットが「1」(即ち、終了指示ACKパケット)の場合に、そのACKパケットが送信されているTCPコネクションが中断したと判断する。中断コネクション検知部310がそのTCPコネクションが中断したと判断しなかった場合(ステップS11でNO)、処理は終了する。
中断コネクション検知部310がそのTCPコネクションが中断したと判断した場合(ステップS11でYES)、中断コネクション検知部310は、その終了指示ACKパケットをデータ送信装置100へ送信するのと並行して滞留パケット処理部320にそのTCPコネクションが中断したことを通知する(ステップS12)。
滞留パケット処理部320は、中断コネクション検知部310からTCPコネクションの中断を通知された際に、その通知されたTCPコネクションにおいてデータ送信装置100からデータ受信装置200へ送信されるデータパケットを廃棄する(ステップS13)。尚、ステップS13において、滞留パケット処理部320は、そのTCPコネクションの中断を通知された際に、そのデータパケットの送信優先度を低下させてもよい。
上述した本実施形態における効果は、TCPセッションの中断直後に新規のTCPコネクションによって通信を開始する場合に、その通信の開始までに掛かる時間を短縮することが可能になる点である。
その理由は、中断コネクション検知部310が検出する、データ受信装置200におけるTCPコネクションの中断に基づいて、滞留パケット処理部320がそのTCPコネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減するからである。
[[[第2の実施形態]]]
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
[構成の説明]
図3は、第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態は、第1の実施形態と同様に、データ送信装置100とデータ受信装置200とネットワークシステム300とを備える。
===データ送信装置100===
図3に示すデータ送信装置100は、図1に示すデータ送信装置100と同等の装置であって、データ送受信部110を含む。データ送受信部110は、ネットワークシステム300を経由して、データ受信装置200に向けてデータパケットを送信し、データ受信装置200からのACKパケットを受信する。
データ送受信部110は、データ受信装置200からコンテンツ要求のメッセージを取得した際に、要求されたコンテンツを1つ以上のデータパケットに分割し、それらのデータパケットをデータ受信装置200に送信する。
そして、データ送受信部110は、データ受信装置200からそのデータパケットに対応するACKパケットを受信した際に、そのACKパケットから情報を取得し、データ受信装置200へデータパケットを送信する際の送信速度を決定する。そのACKパケットから取得される情報は、そのACKパケットが送信されているTCPコネクションにおける輻輳の程度を示す重複ACKや、再送タイムアウト時間の超過や、受信ウィンドウサイズなどの情報である。この送信速度を決定する処理は、通常のTCPと同様の処理である。
また、データ送受信部110は、データ受信装置200から終了指示ACKパケットを受信した際に、通常のTCPと同様の手続きを経て、その終了指示ACKパケットが送信されたTCPセッションを終了させる。
===データ受信装置200===
また、図3に示すデータ受信装置200は、図1に示すデータ送信装置100と同等の装置であって、データ送受信部210を含む。データ送受信部210は、ネットワークシステム300を経由して、データ送信装置100に向けてコンテンツ要求を送信し、データ送信装置100からのデータパケットを受信し、データ送信装置100に向けてACKパケットを送信する。
データ送受信部210は、例えば、ユーザからコンテンツ取得の操作がなされた際に、ネットワークシステム300を経由してデータ送信装置100に向けてコンテンツの要求メッセージを送信する。
また、データ送受信部210は、例えば、データ送信装置100からコンテンツを構成するデータパケットを受信した際に、そのデータパケットに対応するACKパケットをデータ送信装置100に送信する。
また、データ送受信部210は、データ受信装置200においてユーザがコンテンツの取得または視聴・閲覧を行うプログラムを終了させた際に、終了指示ACKパケットをデータ送信装置100に送信する。
===ネットワークシステム300===
また、図3に示すネットワークシステム300は、図1に示すネットワークシステム300と同等のシステムであって、データ中継装置330と基地局装置340とを含む。
===データ中継装置330===
データ中継装置330は、例えばキャッシュサーバやプロキシサーバ、エッジサーバなどのように、データ送信装置100とデータ受信装置200の間のデータ通信を一度終端し、改めてその通信に係るパケットを転送する。また、データ中継装置330は、中断コネクション検知部310を含む。
具体的には、データ中継装置330は、データ受信装置200の代わりに、データ送信装置100から送信されたデータパケットを受信して、対応するACKパケットをデータ送信装置100へ送信する。また、データ中継装置330は、データ受信装置200から終了指示ACKパケットを受信した際に、データ受信装置200の代わりに、終了指示ACKパケットをデータ送信装置100に送信する。また、データ中継装置330は、データ送信装置100の代わりに、データ送信装置100から受信済みのデータパケットをデータ受信装置200へ送信する。また、データ中継装置330は、データ受信装置200から送信されたACKパケットを受信し、通常のTCPと同様に、そのACKパケットの情報を用いてデータ受信装置200へデータパケットを送信する際の送信速度を決定する。また、データ中継装置330は、データ受信装置200から終了指示ACKパケットを受信した際に、データ送信装置100の代わりに、通常のTCPと同様の手続きを経て、その終了指示ACKパケットが送信されたTCPセッションを終了させる。
===中断コネクション検知部310===
中断コネクション検知部310は、データ中継装置330がデータ受信装置200から終了指示ACKパケットを受信した際に、その終了指示ACKパケットが送信されたTCPセッションが中断されたと判断する。次に、中断コネクション検知部310は、滞留パケット処理部320へ、そのTCPセッションが中断された旨を通知する。
ここで、その通知方法は、例えば、中断されるTCPセッションによってデータ中継装置330からデータ受信装置200へ送信されるデータパケットのTCPヘッダまたはIP(インターネットプロトコルとも呼ばれる)ヘッダに、TCPコネクションが中断した旨を示す情報を付与する方法である。ここで、その情報は、TCPヘッダまたはIPヘッダのオプションフィールドにメッセージとして記載することにより付与されてもよい。また、その情報は、TCPヘッダのReservedフィールドまたはControl Bitsに、通常のTCPでは使用されないビットパターンを設定することにより付与されてもよい。また、その情報は、IPヘッダのToS(type Of Service)フィールドのIP PrecedenceフィールドまたはDifferentiated Services Code pointフィールドに、通常のTCPでは使用されないビットパターンを設定することにより付与されてもよい。
また、その通知方法は、上述の方法に限らず、以下の方法であっても良い。例えば、データ中継装置330と基地局装置340とが、データ中継装置330と基地局装置340との間に、そのTCPコネクションとは別の通信セッションを確立する。そして、データ中継装置330は、その通信セッションを用いて、TCPコネクションが中断した旨を示すメッセージを基地局装置340の滞留パケット処理部320に送信する。ここで、そのメッセージは、少なくともTCPコネクションが中断した旨を示すビットパターンと、中断したTCPコネクションを特定するために一意に割り当てられた識別子とを含む。
===基地局装置340===
基地局装置340は、例えばeNodeBなどのLTE無線基地局やS−GW(Serving Gateway)のように、データ送信装置100とデータ受信装置200の間の通信でボトルネックとなりやすい無線ネットワーク区間の近傍に設置される。そして、基地局装置340は、データ送信装置100からデータ受信装置200へ向けて送信されるデータパケット、及び、データ受信装置200からデータ送信装置100へ向けて送信されるACKパケットの転送を行う。また、基地局装置340は、滞留パケット処理部320を含む。
===滞留パケット処理部320===
本実施形態の滞留パケット処理部320は、図3に示すように、滞留パケット廃棄部321を含む。
滞留パケット廃棄部321は、中断コネクション検知部310からTCPコネクションの中断を通知された際に、その通知に基づいて中断したTCPコネクションを識別する。そして、滞留パケット廃棄部321は、中断したと識別したそのTCPコネクションにおいてデータ送信装置100からデータ受信装置200へ送信されるデータパケットを廃棄する。
ここで、その中断したTCPコネクションの識別方法は、例えば、DPI(Deep Packet Inspection)などの既存の技術、または、その技術を拡張した機能を用いる方法である。具体的には、その方法は、それらの技術を用いて、GTP−U(GPRS(General packet radio Service) Tunneling Protocol for User Plane)によってカプセル化されているデータパケットのTCPヘッダまたはIPヘッダの該当部分を参照して、そのTCPコネクションの中断を識別する方法である。
また、その識別方法は、上述の方法に限らず、以下の方法であっても良い。例えば、図中には記載されていないが、ゲートウェイ装置は、P−GW(Packet data network Gateway)のように、データ送信装置100から送られてきたデータパケットを、例えばGTP−Uのような、無線ネットワーク区間で通信を行う形式にカプセル化してデータ受信装置200へ転送する。そのゲートウェイ装置は、カプセル化の際に、TCPヘッダまたはIPヘッダの該当部分を、そのデータパケットを格納するUDP(User Datagram Protocol)/下位IP層におけるUDPヘッダまたはIPヘッダに転記する。そして、滞留パケット処理部320は、そのUDPヘッダまたはIPヘッダの該当部分を参照してそのTCPコネクションの中断を識別する。
また、例えば、そのTCPコネクションとは別の通信セッションによって送信されてくる、TCPコネクションが中断した旨を示すメッセージを受信し、そのメッセージに記載された識別子から中断したTCPコネクションを特定する方法であっても良い。
また、その廃棄方法は、例えば、基地局装置340のバッファに蓄積されているそのTCPコネクションのデータパケットをすべて削除する方法である。また、その廃棄方法は、上述の方法に限らず、以下の方法であってよい。例えば、滞留パケット廃棄部321は、基地局装置340のバッファの一部のバッファに蓄積されているそのTCPコネクションのデータパケットをすべて削除する。ここで、基地局装置340のバッファは、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)層のバッファやRLC(Radio Link Control)層のバッファなど、である。
更に、例えば、その廃棄方法は、上述の廃棄方法に加えて、以下の方法であっても良い。その廃棄方法は、中断コネクション検知部310からTCPコネクションの中断を通知された後、予め定められた時間だけ、中断したと識別したそのTCPコネクションにおけるデータパケットを廃棄し続ける。
[動作の説明]
次に、図4を参照して本発明を実施するための第2の実施形態の動作について詳細に説明する。
データ送受信部210は、データ受信装置200においてユーザがコンテンツの取得または視聴・閲覧を行うプログラムを終了させた際に、終了指示ACKパケットをデータ送信装置100に送信する(ステップS21)。
データ中継装置330は、データ受信装置200から終了指示ACKパケットを受信した際に、データ受信装置200の代わりに、終了指示ACKパケットをデータ送信装置100に送信する(ステップS22)。
中断コネクション検知部310は、データ中継装置330がデータ受信装置200から終了指示ACKパケットを受信した際に、その終了指示ACKパケットが送信されたTCPセッションが中断されたと判断する。続けて、中断コネクション検知部310は、基地局装置340の滞留パケット処理部320へそのTCPセッションが中断された旨を通知する(ステップS23)。
次に、ステップS24において、滞留パケット処理部320の滞留パケット廃棄部321は、以下の動作によりデータパケットを廃棄する。第1に、滞留パケット廃棄部321は、中断コネクション検知部310からTCPコネクションの中断を通知された際に、その通知から中断したTCPコネクションを識別する。第2に、滞留パケット廃棄部321は、中断したと識別したそのTCPコネクションにおいてデータ送信装置100からデータ受信装置200へ送信されるそのデータパケットを廃棄する。
上述した本実施形態における効果は、データ送信装置100とデータ受信装置200との通信が、データ中継装置330と基地局装置340とを経由するネットワークシステム300において、第1の実施形態と同様の効果を好適に得ることが可能になる点である。
その理由は、データ中継装置330が中断コネクション検知部310を含み、基地局装置340が滞留パケット処理部320を含むからである。
[[[第3の実施形態]]]
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
[構成の説明]
図5は、第3の実施形態の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態は、第2の実施形態と同様に、データ送信装置100とデータ受信装置200とネットワークシステム300とを備える。
図5に示すように、本実施形態のネットワークシステム300は、図3に示す第2の実施形態のネットワークシステム300と比べて、データ中継装置330を含まない点が異なる。更に、本実施形態の基地局装置340は、図3に示す第2の実施形態の基地局装置340と比べて、中断コネクション検知部310を含む。
===中断コネクション検知部310===
本実施形態の中断コネクション検知部310は、基地局装置340がデータ受信装置200からデータ送信装置100へ送信されるACKパケットを転送する際に、そのACKパケットのTCPヘッダを監視する。そして、そのTCPヘッダのRSTビットまたはFINビットが1である場合、中断コネクション検知部310は、そのACKパケットが送信されたTCPセッションが中断されたと判断し、滞留パケット処理部へそのTCPセッションが中断された旨を通知する。ここで、上述の監視方法は、例えば、DPIなどの既存の技術、または、上述の技術を拡張した機能を用いて、GTP−Uによってカプセル化されているACKパケットのTCPヘッダのRSTビットまたはFINビットを監視する方法である。
===滞留パケット廃棄部321===
本実施形態の滞留パケット廃棄部321は、中断コネクション検知部310からTCPコネクションの中断を通知された際に、中断したと通知されたそのTCPコネクションにおいてデータ送信装置100からデータ受信装置200へ送信されるデータパケットを廃棄する。ここで、その廃棄方法は、第2の実施形態における図3に示す滞留パケット廃棄部321の廃棄方法と同様である。
[動作の説明]
次に、図6を参照して本実施形態の動作について詳細に説明する。
データ送受信部210は、データ受信装置200においてユーザがコンテンツの取得または視聴・閲覧を行うプログラムを終了させた際に、終了指示ACKパケットをデータ送信装置100に送信する(ステップS31)。
基地局装置340は、データ受信装置200から終了指示ACKパケットを受信した際に、その終了指示ACKパケットをデータ送信装置100に転送する(ステップS32)。
次に、ステップS33において、基地局装置340は、以下の動作によりデータパケットを廃棄する。第1に、基地局装置340の中断コネクション検知部310は、基地局装置340がデータ受信装置200からデータ送信装置100へ送信されるACKパケットを転送する際に、そのACKパケットのTCPヘッダを監視する。第2に、中断コネクション検知部310は、そのTCPヘッダのRSTビットまたはFINビットが1である場合、そのACKパケットが送信されたTCPセッションが中断されたと判断する。第3に、中断コネクション検知部310は、滞留パケット処理部320へ、そのTCPセッションが中断された旨を通知する。第4に、基地局装置340の滞留パケット処理部320の滞留パケット廃棄部321は、そのデータパケットを廃棄する。ここで、廃棄されるそのデータパケットは、中断コネクション検知部310から中断したと通知されたそのTCPコネクションにおいて、データ送信装置100からデータ受信装置200へ送信されるデータパケットである。
上述した本実施形態における効果は、データ中継装置330を備えていないネットワークシステム300において、第1の実施形態と同様の効果を好適に得ることが可能になる点である。
その理由は、基地局装置340が中断コネクション検知部310及び滞留パケット処理部320を含むからである。
[[[第4の実施形態]]]
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
[構成の説明]
図7は、第4の実施形態の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、本実施形態は、第3の実施形態と同様に、データ送信装置100とデータ受信装置200とネットワークシステム300とを備える。
図7に示すように、本実施形態の滞留パケット処理部320は、図5に示す第3の実施形態の滞留パケット処理部320と比べて、滞留パケット廃棄部321の代わりにパケット優先度変更部341を含む点が異なる。
===パケット優先度変更部341===
パケット優先度変更部341は、中断コネクション検知部310からTCPコネクションの中断を通知された際に、データパケット転送の優先度を低下させる。そのデータパケット転送は、中断したと通知されたそのTCPコネクションにおいてデータ送信装置100から送信されてきたデータパケットの、データ受信装置200への転送である。
ここで、その優先度の低下方法は、例えば、以下の方法である。第1に、パケット優先度変更部341は、基地局装置340において通常使用されるバッファよりも送信優先度が低い低優先バッファを作成する。第2に、パケット優先度変更部341は、中断したと通知されたTCPコネクションのデータパケットをその低優先バッファに移動させる。第3に、基地局装置340は、その通常使用されるバッファより少ない頻度で、その低優先バッファに蓄積されたそのデータパケットをデータ受信装置200へ転送する。
また、上述の方法に限らず、その優先度の低下方法は、例えば、以下の方法であってよい。第1に、パケット優先度変更部341は、中断したと通知されたTCPコネクションに対して、優先度の低いQCI(QoS(Quality of Service) Class identifier)を設定する。第2に、基地局装置340は、通常のLTE無線基地局と同様に、優先度の低いQCIに対応するベアラを用いて、そのTCPコネクションのデータパケットをデータ受信装置200へ転送する。
また、その優先度の低下方法は、例えば、上述のそれぞれの方法において、中断したと通知されたTCPコネクション以外のデータパケットの優先度を上げることで、そのTCPコネクションの優先度を相対的に低下させる方法であっても良い。
[動作の説明]
次に、図8を参照して本実施形態の動作について詳細に説明する。
データ送受信部210は、データ受信装置200においてユーザがコンテンツの取得または視聴・閲覧を行うプログラムを終了させた際に、終了指示ACKパケットをデータ送信装置100に送信する(ステップS41)。
基地局装置340は、データ受信装置200から終了指示ACKパケットを受信した際に、その終了指示ACKパケットをデータ送信装置100に転送する(ステップS42)。
次に、ステップS43において、基地局装置340は、以下の動作によりデータパケットをデータ受信装置200へ転送する優先度を低下させる。第1に、基地局装置340の中断コネクション検知部310は、基地局装置340がデータ受信装置200からデータ送信装置100へ送信されるACKパケットを転送する際に、そのACKパケットのTCPヘッダを監視する。第2に、中断コネクション検知部310は、そのTCPヘッダのRSTビットまたはFINビットが1である場合、そのACKパケットが送信されたTCPセッションが中断されたと判断する。第3に中断コネクション検知部310は、滞留パケット処理部320へそのTCPセッションが中断された旨を通知する。第4に、基地局装置340の滞留パケット処理部320のパケット優先度変更部341は、そのデータパケットをデータ受信装置200へ転送する優先度を低下させる。ここで、そのデータパケットは、中断コネクション検知部310から中断したと通知されたそのTCPコネクションにおいて、データ送信装置100からデータ受信装置200へ送信されるデータパケットである。
上述した本実施形態における効果は、データ中継装置330を備えていないネットワークシステム300において、第1の実施形態と同様の効果を好適に得ることが可能になる点である。
その理由は、基地局装置340が中断コネクション検知部310及び滞留パケット処理部320を含み、滞留パケット処理部320が、パケット優先度変更部341を含むからである。
[[[第5の実施形態]]]
図9は、本発明の第5の実施形態に係るネットワークシステム300の構成を示すブロック図である。図9に示すように、本実施形態に係るネットワークシステム300は、中断コネクション検知部310と滞留パケット処理部320とを含む。
図9に示す各構成要素は、ハードウェア単位の回路でも、マイクロチップに含まれるモジュールでも、コンピュータ装置の機能単位に分割された構成要素でもよい。ここでは、図9に示す構成要素が、コンピュータ装置の機能単位に分割された構成要素であるものとして説明する。尚、図9に示すネットワークシステム300は、ある特定の装置に実装され、ネットワークを介して利用可能にされてよいし、図9に示す各構成要素がネットワーク上に分散して設置されて利用可能にされてもよい。
===中断コネクション検知部310===
中断コネクション検知部310は、第1の情報処理装置(例えば、データ送信装置100)へ向けて第2の情報処理装置(例えば、データ受信装置200)から送信されるパケットに基づいて、その第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知を出力する。
===滞留パケット処理部320===
滞留パケット処理部320は、その中断コネクション検知部310が出力する通知に基づいて、その第1の情報処理装置からその第2の情報処理装置へ向けて送信された、そのコネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する。
具体的には、中断コネクション検知部310及び滞留パケット処理部320は、図1、図3、図5及び図7のそれぞれに示す、中断コネクション検知部310及び滞留パケット処理部320であってよい。
次に、本実施形態をコンピュータで実現する場合のハードウェア単位の構成要素について、説明する。
図10は、本実施形態におけるネットワークシステム300を実現するコンピュータ700のハードウェア構成を示す図である。
図10に示すように、コンピュータ700は、プロセッサ701、メモリ702、記憶装置703、入力部704、出力部705及び通信部706を含む。更に、コンピュータ700は、外部から供給される記録媒体(または記憶媒体)707を含む。例えば、記録媒体707は、情報を非一時的に記憶する不揮発性記録媒体(非一時的記録媒体)である。また、記録媒体707は、情報を信号として保持する、一時的記録媒体であってもよい。
プロセッサ701は、オペレーティングシステム(不図示)を動作させて、コンピュータ700の全体の動作を制御する。例えば、プロセッサ701は、記憶装置703に装着された記録媒体707から、そのプログラムやデータを読み込み、読み込んだそのプログラムやそのデータをメモリ702に書き込む。ここで、そのプログラムは、例えば、図2に示すフローチャートの動作をコンピュータ700に実行させるためのプログラムである。
そして、プロセッサ701は、その読み込んだプログラムに従って、またその読み込んだデータに基づいて、図9に示す中断コネクション検知部310及び滞留パケット処理部320として各種の処理を実行する。
尚、プロセッサ701は、通信網(不図示)に接続される外部コンピュータ(不図示)から、メモリ702にそのプログラムやそのデータをダウンロードしてもよい。
メモリ702は、そのプログラムやそのデータを記憶する。メモリ702は、更に、プロセッサ701が中断コネクション検知部310及び滞留パケット処理部320として動作する際に生成するデータを記憶してよい。メモリ702は、例えば、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットを記憶してよい。メモリ702は、中断コネクション検知部310及び滞留パケット処理部320の一部として含まれてよい。
記憶装置703は、例えば、媒体を含む、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ及び磁気光ディスクドライブや、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置、などである。記憶装置703は、そのプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶する。また、記憶装置703は、そのデータを記憶してもよい。更に、記憶装置703は、プロセッサ701が中断コネクション検知部310及び滞留パケット処理部320として動作する際に生成するデータを記憶してよい。記憶装置703は、中断コネクション検知部310及び滞留パケット処理部320の一部として含まれてよい。
入力部704は、オペレータによる操作の入力や外部からの情報の入力を受け付ける。入力操作に用いられるデバイスは、例えば、マウスや、キーボード、内蔵のキーボタン及びタッチパネルなどである。
出力部705は、例えばディスプレイで実現される。出力部705は、例えばGUI(GRAPHICAL User Interface)によるオペレータへの入力要求や、オペレータに対する出力提示などのために用いられる。
通信部706は、中断コネクション検知部310と滞留パケット処理部320との間、或いは、中断コネクション検知部310及び滞留パケット処理部320のそれぞれと、データ送信装置100及びデータ受信装置200とのインタフェースを実現する。通信部706は、中断コネクション検知部310と滞留パケット処理部320の一部として含まれてよい。
以上説明したように、図9に示すネットワークシステム300の機能単位の各構成要素は、図10に示すハードウェア構成のコンピュータ700によって実現される。但し、コンピュータ700が備える各部の実現手段は、上記に限定されない。すなわち、コンピュータ700は、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
尚、上述のプログラムのコードを記録した記録媒体707が、コンピュータ700に供給される場合、プロセッサ701は、記録媒体707に格納されたそのプログラムのコードを読み出して実行してもよい。或いは、プロセッサ701は、記録媒体707に格納されたそのプログラムのコードを、メモリ702、記憶装置703またはその両方に格納してもよい。すなわち、本実施形態は、コンピュータ700(プロセッサ701)が実行するそのプログラム(ソフトウェア)を、一時的にまたは非一時的に記憶する、記録媒体707の実施形態を含む。尚、情報を非一時的に記憶する記録媒体は、不揮発性記録媒体とも呼ばれる。
以上が、本実施形態におけるネットワークシステム300を実現するコンピュータ700の、ハードウェア単位の各構成要素についての説明である。
上述した本実施形態における効果は、TCPセッションの中断直後に新規のTCPコネクションによって通信を開始する場合に、その通信の開始までに掛かる時間を短縮することが可能になる点である。
その理由は、中断コネクション検知部310が検出する、データ受信装置200におけるコネクションの中断に基づいて、滞留パケット処理部320がそのコネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減するからである。
以上の各実施形態で説明した各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。例えば、複数個の任意のその構成要素が1個のモジュールとして実現されてよい。また、その構成要素の内の任意のひとつが複数のモジュールで実現されてもよい。また、その構成要素の内の任意のひとつがその構成要素の内の任意の他のひとつであってよい。また、その構成要素の内の任意のひとつの一部と、その構成要素の内の任意の他のひとつの一部とが重複してもよい。
以上説明した各実施形態における各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、必要に応じ、可能であれば、ハードウェア的に実現されてよい。また、各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、コンピュータ及びプログラムで実現されてよい。また、各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、ハードウェア的なモジュールとコンピュータ及びプログラムとの混在により実現されてもよい。
そのプログラムは、例えば、磁気ディスクや半導体メモリなど、コンピュータが読み取り可能な非一時的記録媒体に記録され、コンピュータに提供される。そして、そのプログラムは、コンピュータの立ち上げ時などに、非一時的記録媒体からコンピュータに読み取られる。この読み取られたプログラムは、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施形態における構成要素として機能させる。
また、以上説明した各実施形態では、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の順番は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障を来さない範囲内で、変更することができる。
更に、以上説明した各実施形態では、複数の動作は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。例えば、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障を来さない範囲内で、ある動作の実行中に他の動作が発生してよい。また、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障を来さない範囲内で、ある動作と他の動作との実行タイミングが部分的に乃至全部において重複してもよい。
更に、以上説明した各実施形態では、ある動作が他の動作の契機になるように記載しているが、その記載はある動作と他の動作との関係を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の関係は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障を来さない範囲内で、変更することができる。また各構成要素の各動作の具体的な記載は、各構成要素の各動作を限定するものではない。このため、各構成要素の具体的な各動作は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障を来さない範囲内で変更されてよい。
以上、各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2015年4月2日に出願された日本出願特願2015−076003を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、例えば、ネットワーク上に設置される、基地局装置や、データ中継装置などに適用可能である。
100 データ送信装置
110 データ送受信部
200 データ受信装置
210 データ送受信部
300 ネットワークシステム
310 中断コネクション検知部
320 滞留パケット処理部
321 滞留パケット廃棄部
330 データ中継装置
340 基地局装置
341 パケット優先度変更部

Claims (10)

  1. 第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知を出力する中断コネクション検知手段を含むデータ中継装置と、
    前記通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する滞留パケット処理手段を含む基地局装置と、を備え、
    前記滞留パケット処理手段は、前記コネクションに対応するパケットを、前記通知に基づいて廃棄する滞留パケット廃棄手段を含み、
    前記データ中継装置は、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との間の通信を一度終端し、改めて前記通信に係るパケットを転送
    前記基地局装置は、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信されるパケットを転送
    前記中断コネクション検知手段は、中断したと検知した伝送制御プロトコルセッションによって前記データ中継装置から前記第2の情報処理装置へ送信されるデータパケットの伝送制御プロトコルヘッダまたはインターネットプロトコルヘッダに伝送制御プロトコルコネクションが中断した旨を示す情報を付与することで、前記滞留パケット処理手段に通知し、
    前記滞留パケット廃棄手段は、前記通知に基づいて、前記基地局装置の任意のバッファのそれぞれに蓄積されている前記伝送制御プロトコルコネクションのデータパケットを削除することで、前記コネクションに対応する前記パケットを廃棄す
    ットワークシステム。
  2. 第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知を出力する中断コネクション検知手段を含むデータ中継装置と、
    前記通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する滞留パケット処理手段を含む基地局装置と、を備え、
    前記滞留パケット処理手段は、前記コネクションに対応するパケットを、前記通知に基づいて廃棄する滞留パケット廃棄手段を含み、
    前記データ中継装置は、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との間の通信を一度終端し、改めて前記通信に係るパケットを転送
    前記基地局装置は、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信されるパケットを転送
    前記中断コネクション検知手段は、前記データ中継装置と前記基地局装置との間に、中断したと検知した伝送制御プロトコルコネクションとは別の通信セッションを確立し、前記通信セッションを用いて、前記伝送制御プロトコルコネクションが中断した旨を示すメッセージを前記滞留パケット廃棄手段に送信することで、前記滞留パケット廃棄手段に通知し、
    前記滞留パケット廃棄手段は、前記通知に基づいて、前記基地局装置の任意のバッファのそれぞれに蓄積されている前記伝送制御プロトコルコネクションのデータパケットを削除することで、前記コネクションに対応する前記パケットを廃棄す
    ットワークシステム。
  3. 前記中断コネクション検知手段は、第2の情報処理装置から送信される確認応答パケットの伝送制御プロトコルヘッダにおけるリセットビットまたはコネクション切断要求ビットが1である場合に、前記確認応答パケットに係る伝送制御プロトコルコネクションである前記コネクションが中断されたことを検知する
    請求項1又は2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記滞留パケット処理手段は、前記通知に基づいて、前記コネクションに対応するパケットを前記第2の情報処理装置へ転送する優先度を低下させるパケット優先度変更手段を含む
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  5. データ中継装置によって出力された、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断が検出されたことを示す通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する滞留パケット処理手段を備えた基地局装置であって、
    前記滞留パケット処理手段は、前記コネクションに対応するパケットを、前記通知に基づいて廃棄する滞留パケット廃棄手段を含み、
    前記データ中継装置は、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との間の通信を一度終端し、改めて前記通信に係るパケットを転送し、
    前記基地局装置は、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信されるパケットを転送し、
    前記データ中継装置は、中断したと検知した伝送制御プロトコルセッションによって前記データ中継装置から前記第2の情報処理装置へ送信されるデータパケットの伝送制御プロトコルヘッダまたはインターネットプロトコルヘッダに伝送制御プロトコルコネクションが中断した旨を示す情報を付与することで、前記滞留パケット処理手段に通知し、
    前記滞留パケット廃棄手段は、前記通知に基づいて、前記基地局装置の任意のバッファのそれぞれに蓄積されている前記伝送制御プロトコルコネクションのデータパケットを削除することで、前記コネクションに対応する前記パケットを廃棄する
    基地局装置。
  6. データ中継装置によって出力された、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断が検出されたことを示す通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する滞留パケット処理手段、を備えた基地局装置であって、
    前記滞留パケット処理手段は、前記コネクションに対応するパケットを、前記通知に基づいて廃棄する滞留パケット廃棄手段を含み、
    前記データ中継装置は、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との間の通信を一度終端し、改めて前記通信に係るパケットを転送し、
    前記基地局装置は、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信されるパケットを転送し、
    前記データ中継装置は、前記データ中継装置と前記基地局装置との間に、中断したと検知した伝送制御プロトコルコネクションとは別の通信セッションを確立し、前記通信セッションを用いて、前記伝送制御プロトコルコネクションが中断した旨を示すメッセージを前記滞留パケット廃棄手段に送信することで、前記滞留パケット廃棄手段に通知し、
    前記滞留パケット廃棄手段は、前記通知に基づいて、前記基地局装置の任意のバッファのそれぞれに蓄積されている前記伝送制御プロトコルコネクションのデータパケットを削除することで、前記コネクションに対応する前記パケットを廃棄する
    基地局装置。
  7. データ中継装置によって出力された、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する滞留パケット処理を備えた、基地局装置の通信制御方法であって、
    前記滞留パケット処理は、前記コネクションに対応するパケットを、前記通知に基づいて廃棄する滞留パケット廃棄処理を含み、
    前記データ中継装置は、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との間の通信を一度終端し、改めて前記通信に係るパケットを転送し、
    前記基地局装置は、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信されるパケットを転送し、
    前記データ中継装置は、中断したと検知した伝送制御プロトコルセッションによって前記データ中継装置から前記第2の情報処理装置へ送信されるデータパケットの伝送制御プロトコルヘッダまたはインターネットプロトコルヘッダに伝送制御プロトコルコネクションが中断した旨を示す情報を付与することで、前記基地局装置に通知し、
    前記滞留パケット廃棄処理は、前記通知に基づいて、前記基地局装置の任意のバッファのそれぞれに蓄積されている前記伝送制御プロトコルコネクションのデータパケットを削除することで、前記コネクションに対応する前記パケットを廃棄する
    通信制御方法。
  8. データ中継装置によって出力された、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知を出力し、
    前記通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する滞留パケット処理を備えた、基地局装置の通信制御方法であって、
    前記滞留パケット処理は、前記コネクションに対応するパケットを、前記通知に基づいて廃棄する滞留パケット廃棄処理を含み、
    前記データ中継装置は、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との間の通信を一度終端し、改めて前記通信に係るパケットを転送し、
    前記基地局装置は、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信されるパケットを転送し、
    前記データ中継装置は、前記データ中継装置と前記基地局装置との間に、中断したと検知した伝送制御プロトコルコネクションとは別の通信セッションを確立し、前記通信セッションを用いて、前記伝送制御プロトコルコネクションが中断した旨を示すメッセージを前記基地局装置に送信することで、前記基地局装置に通知し、
    前記滞留パケット廃棄処理は、前記通知に基づいて、前記基地局装置の任意のバッファのそれぞれに蓄積されている前記伝送制御プロトコルコネクションのデータパケットを削除することで、前記コネクションに対応する前記パケットを廃棄する
    通信制御方法。
  9. データ中継装置によって出力された、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する滞留パケット理を、基地局装置が備えたコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記滞留パケット処理は、前記コネクションに対応するパケットを、前記通知に基づいて廃棄する滞留パケット廃棄処理を含み、
    前記データ中継装置は、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との間の通信を一度終端し、改めて前記通信に係るパケットを転送し、
    前記基地局装置は、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信されるパケットを転送し、
    前記データ中継装置は、中断したと検知した伝送制御プロトコルセッションによって前記データ中継装置から前記第2の情報処理装置へ送信されるデータパケットの伝送制御プロトコルヘッダまたはインターネットプロトコルヘッダに伝送制御プロトコルコネクションが中断した旨を示す情報を付与することで、前記基地局装置に通知し、
    前記滞留パケット廃棄処理は、前記通知に基づいて、前記基地局装置の任意のバッファのそれぞれに蓄積されている前記伝送制御プロトコルコネクションのデータパケットを削除することで、前記コネクションに対応する前記パケットを廃棄する
    プログラム。
  10. データ中継装置によって出力された、第1の情報処理装置へ向けて第2の情報処理装置から送信されるパケットに基づいて、前記第2の情報処理装置におけるコネクションの中断を検出したことを示す通知に基づいて、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信された、前記コネクションに対応するパケットの単位時間当たりの送信量を削減する滞留パケット処理を、基地局装置が備えたコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記滞留パケット処理は、前記コネクションに対応するパケットを、前記通知に基づいて廃棄する滞留パケット廃棄処理を含み、
    前記データ中継装置は、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との間の通信を一度終端し、改めて前記通信に係るパケットを転送し、
    前記基地局装置は、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ向けて送信されるパケットを転送し、
    前記データ中継装置は、前記データ中継装置と前記基地局装置との間に、中断したと検知した伝送制御プロトコルコネクションとは別の通信セッションを確立し、前記通信セッションを用いて、前記伝送制御プロトコルコネクションが中断した旨を示すメッセージを前記基地局装置に送信することで、前記基地局装置に通知し、
    前記滞留パケット廃棄処理は、前記通知に基づいて、前記基地局装置の任意のバッファのそれぞれに蓄積されている前記伝送制御プロトコルコネクションのデータパケットを削除することで、前記コネクションに対応する前記パケットを廃棄する
    プログラム。
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