JP6762835B2 - 配線・配管材保護カバー - Google Patents

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Description

本発明は、交差して出隅部又は入隅部を形成する第1及び第2の各壁面に設置されて、当該各壁面との間で隙間を生ずることなく、当該出隅部又は入隅部に配設される配線・配管材の屈曲部を収容保護する配線・配管材保護カバーに関するものである。
建物の出隅部又は入隅部は、基本的には、当該出隅部又は入隅部を形成する第1及び第2の各壁面が直交するように設計されているものが殆どであるが、建築部材の組付け不良、建築部材の強度不足等が原因で、当該出隅部又は入隅部の角度は、僅かに鈍角又は鋭角になってしまうことがある。
出隅部又は入隅部が非直角、即ち、鋭角又は鈍角に対応可能な従来の配線・配管材保護カバー(以下、単に「保護カバー」と称することもある)として、特許文献1,2に記載のものが知られている。
特許文献1に記載の保護カバーは、本発明に係る保護カバーと同様に、基台と、当該基台に組み付けられる蓋体とから成るものであるが、蓋体のみならず、基台までもが重合される構成であるため、基台及び蓋体の双方の形状が複雑となると共に、当該基台と蓋体との組付けラインが、両側面に露出する構造であるために、見栄えが悪いという問題もあった。
一方、特許文献2に記載の保護カバーは、壁面と対向する開口端面に外方に突出する固定フランジ部を有する蓋体のみから成って、当該壁面に固定される基台を有しない構造であるため、前記固定フランジ部が露出することで、当該フランジ部を貫通するビスまでもが露出することで、見栄えの低下の問題があった。
特開平8−105590号公報 特開平9−166337号公報
本発明は、互いに交差して出隅部又は入隅部を形成する各壁面に固定される基台と、当該基台に組み付けられる蓋体とから成る配線・配管材保護カバーにおいて、建物の出隅部又は入隅部が非直角の場合でも、各壁面との間に隙間を生ずることなく、配線・配管材の屈曲部を収容保護できる配線・配管材保護カバーの提供を課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、交差して出隅部又は入隅部を形成する第1及び第2の各壁面にそれぞれ配置される第1及び第2の各基台部を有する基台と、前記各基台部との間で配線・配管材の配設空間を形成すべく、当該各基台部にそれぞれ組み付けられる第1及び第2の各蓋体とから成り、
前記各基台部は、前記各壁面に配置可能とすべく、前記各壁面の交差部に沿って配置されて、当該各壁面の交差角度に対応して相対的に傾動可能とする連結部を介して連結され、
前記各蓋体には、前記各基台部にそれぞれ組み付けた状態で前記第1蓋体が内側に、前記第2蓋体が外側となるように互いに重合する重合部がそれぞれ形成され、当該重合部の重合量は、前記各基台部の傾動に対応して変動する構成であり、
前記第1蓋体を前記第1基台部に組み付けた後に、前記各重合部を重合させた状態で前記第2蓋体を前記第2基台部に組付け可能であることを特徴とする配線・配管材保護カバーである。
請求項1の発明によれば、保護カバーを構成する基台は、第1及び第2の各壁面に固定配置される第1及び第2の各基台部が、各壁面の交差部に沿って配置される連結部を介して前記各壁面の交差角度に対応して相対的に傾動可能に連結されているので、第1及び第2の各壁面の交差角度が、直角、鋭角及び鈍角のいずれであっても、前記連結部が各壁面の交差部に配置された状態で、第1及び第2の各基台部は、各壁面にそれぞれ独立して固定配置できる。配線・配管材を第1及び第2の各基台部に配設した状態で、前記基台の第1基台部に第1蓋体を組み付けた後に、第2基台部に第2蓋体を組み付けると、各蓋体は、各基台部の交差角度、即ち、各壁面の交差角度に対応した重合量だけ互いに重合することで、各壁面との間に隙間を生ずることなく、配線・配管材の屈曲部を収容保護できる。なお、各基台部に対する各蓋体の組み付けは、重合部の下側となる蓋体を先に基台部に組み付けることで、スムーズに施工できる。また、基台を構成する第1及び第2の各基台部は、連結部を介して互いに連結されているため、第1及び第2の各壁面に固定配置する際に、各基台部の幅方向の位置決めが不要になると共に、保護カバーとしての部品点数は、「3」となって、管理等が容易となる。
請求項2の発明は、交差して入隅部を形成する第1及び第2の各壁面にそれぞれ配置される平板状の第1及び第2の各基台部を有する基台と、前記各基台部との間で配線・配管材の配設空間を形成すべく、当該各基台部にそれぞれ組み付けられる第1及び第2の各蓋体とから成り、
前記各基台部は、前記各壁面に配置可能とすべく、前記各壁面の交差部に沿って配置されて、当該各壁面の交差角度に対応して相対的に傾動可能な傾動軸となる連結部を介して連結され、
前記各蓋体は、前記各壁面に当接状態となる開口端面を有する一対の側壁部と、当該各側壁部を連結する天壁部とを有し、当該各蓋体の側壁部及び天壁部には、当該各蓋体を、それぞれ基台部に組み付けた状態で互いに重合する重合部がそれぞれ形成され、当該重合部の重合量は、前記各基台部の傾動に対応して変動する構成であることを特徴とする配線・配管材保護カバーである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に対して、第1及び第2の各壁面に固定配置される第1及び第2の各基台部が平板状であることに特定したこと、及び第1及び第2の各蓋体の形状を特定したことである。即ち、後者の特定事項である第1及び第2の各蓋体は、前記各壁面に当接状態となる開口端面を有する一対の側壁部と、当該各側壁部を連結する天壁部とを有し、当該各蓋体の側壁部及び天壁部には、当該各蓋体を、それぞれ基台部に組み付けた状態で互いに重合する重合部がそれぞれ形成されている。よって、請求項2の発明によれば、請求項1の発明から奏される上記作用効果に加えて、各蓋体を構成する各側部の壁面と対向する開口端面は、当該各壁面に対して当接状態となるため、第1及び第2の各基台部を連結する連結部が、第1及び第2の各蓋体により覆い隠されて、各蓋体のみが視認される構成となるため、見栄えが一層に良好となる。
請求項3の発明は、交差して出隅部又は入隅部を形成する第1及び第2の各壁面にそれぞれ配置される別体の第1及び第2の各基台と、前記各基台との間で配線・配管材の配設空間を形成すべく、当該各基台にそれぞれ組み付けられる第1及び第2の各蓋体とから成り、
前記各基台は、前記各壁面の交差部において互いに当接又は近接した状態で、当該各基台の幅方向に沿った相対的な配置位置を定める位置決め部を有し、
前記各蓋体には、前記各基台部にそれぞれ組み付けた状態で前記第1蓋体が内側に、前記第2蓋体が外側となるように互いに重合する重合部がそれぞれ形成され、当該重合部の重合量は、前記各基台部の傾動に対応して変動する構成であり、
前記第1蓋体を前記第1基台部に組み付けた後に、前記各重合部を重合させた状態で前記第2蓋体を前記第2基台部に組付け可能であることを特徴とする配線・配管材保護カバーである。
請求項3の発明は、請求項1の発明を構成する第1及び第2の各基台部が別体の第1及び第2の各基台となっており、その結果、前記各基台は、前記各壁面の交差部において互いに当接又は近接した状態で、当該各基台の幅方向に沿った相対的な配置位置を定める位置決め部を有している構成が、請求項1の発明と異なる。よって、第1及び第2の各壁面に第1及び第2の各基台を固定配置する際には、位置決め部を用いて、各基台の幅方向の相対的な配置位置を定める必要がある。第1及び第2の各基台を、位置決め部により幅方向の位置決めを行って、第1及び第2の各壁面に固定配置した後の各基台に対する各蓋体の組み付けは、請求項1の発明と同様である。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記配線・配管材保護カバーの配設方向に沿った両端部には、前記各壁面に固定配置される別の保護カバーを接続可能な接続口を有していることを特徴としている。
請求項4の発明によれば、配線・配管材の屈曲部を保護する請求項1ないし3のいずれかに記載の配線・配管材保護カバーと、同一の各壁面に固定配置される別の保護カバーとの接続が可能となる。
本発明によれば、交差して出隅部又は入隅部を形成する第1及び第2の各壁面の交差角度が直角、鋭角及び鈍角のいずれであっても、各壁面との間に隙間を発生させることなく、配線・配管材の屈曲部を収容保護できる。
出隅部用の保護カバーC1 を構成する基台V1 並びに第1及び第2の各蓋体L11,L12とを90°で交差させた(折り曲げた)状態の斜視図である。 (a)は、第1及び第2の基台部V11,V12が連結部1を介して連結された基台V1 を連続平板状に配置した状態の斜視図であり、(b)は、(a)のU1 −U1 線拡大端面図であり、(c)は、(a)のU2 −U2 線拡大断面図である。 (a),(b)は、それぞれ基台V1 を連結部1の部分で鈍角状及び鋭角状に折り曲げた状態の斜視図である。 出隅部用の保護カバーC1 を構成する第1及び第2の各蓋体L11,L12の各組付け開口23を対向状態にした斜視図である。 (a)は、第1蓋体L11の底面図であり、(b)は、(a)のX1 −X1 線断面図である。 (a)は、第2蓋体L12の底面図であり、(b)は、(a)のX2 −X2 線断面図である。 直角の出隅部N1 に本発明に係る保護カバーC1 の基台V1 及び直状保護カバーC3 の基台V3 を固定配置した状態の斜視図である。 基台V1 ,V3 上に屈曲された管体Pが配管されて、直状保護カバーC3 の基台V3 に蓋体L3 が組み付けられた状態の斜視図である。 管体Pの配管後において、本発明に係る保護カバーC1 の基台V1 を構成する第2基台部V12に第2蓋体L12を組み付けた状態の斜視図である。 第2蓋体L12の組み付け後において、本発明に係る保護カバーC1 の基台V1 を構成する第1基台部V11に第1蓋体L11を組み付けた状態の斜視図である。 同様の状態の断面図である。 図11のY−Y線拡大断面図である。 (a)は、鈍角の出隅部N1 に基台V1 が固定配置された状態の断面図であり、(b)は、管体Pの鈍角状の屈曲部Paが本発明の出隅部用の保護カバーC1 に収容保護された状態の断面図である。 (a)は、鋭角の出隅部N1 に基台V1 が固定配置された状態の断面図であり、(b)は、管体Pの鋭角状の屈曲部Paが本発明の出隅部用の保護カバーC1 に収容保護された状態の断面図である。 出隅部用の保護カバーC1 を構成する第1及び第2の各基台L11',L12' の施工状態の斜視図である。 直角の入隅部N2 に本発明に係る保護カバーC2 の第2基台V2 及び直状保護カバーC3 の基台V3 を固定配置した状態の斜視図である。 基台V2 ,V3 上に屈曲された管体Pが配管されて、直状保護カバーC3 の基台V3 に蓋体L3 が組み付けられた状態の斜視図である。 管体Pの配管後において、本発明に係る保護カバーC2 の第2基台部V22に第2蓋体L22を組み付けた状態の斜視図である。 第2蓋体L22の組み付け後において、本発明に係る保護カバーC2 の第1基台部V21に第1蓋体L21を組み付けた状態の斜視図である。 同様の状態の断面図である。 (a)は、入隅部の保護カバーC2 の第1蓋体L21の底面図であり、(b)は、(a)のZ1 −Z1 線断面図である。 (a)は、入隅部の保護カバーC2 の第2蓋体L22の底面図であり、(b)は、(a)のZ2 −Z2 線断面図である。 鈍角の入隅部N2 において、管体Pの鈍角状の屈曲部Paが本発明の入隅部用の保護カバーC2 に収容保護された状態の断面図である。 鋭角の入隅部N2 において、管体Pの屈曲部Paが本発明の入隅部用の保護カバーC2 に収容保護された状態の断面図である。
以下、複数の最良の実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係る保護カバーは、「直状保護カバー」と区別するために、「出隅部保護カバー」及び「入隅部保護カバー」と称する。
出隅部保護カバーC1 は、図1〜図6,図11及び図12に示されるように、建物の出隅部N1 を形成する第1及び第2の各壁面W1 ,W2 に固定配置される基台V1 と、当該基台V1 を構成する第1及び第2の各基台部V11,V12に組み付けられて、内部に管体Pの配設空間Mを形成する第1及び第2の各蓋体L11,L12とから成る。
基台V1 は、建物の出隅部N1 を形成する第1及び第2の各壁面W1 ,W2 にそれぞれ固定配置される第1及び第2の各基台部V11,V12で構成され、各基台部V11,V12は、図3に示されるように、両者の交差角度が可変なように、連結部1を介して互いに傾動可能に連結され、第1及び第2の各基台部V11,V12は、直線状の連結部1に対して対称形状となっているので、構成については、一方の第1基台部V11についてのみ説明する。第1及び第2の各基台部V11,V12は、連結部1を介して連結された状態で、樹脂の射出成形により形成され、当該連結部1は、内側に断面U字状の溝部2が形成されることで、各基台部V11,V12よりも薄肉に形成されている。
第1基台部V11は、図1〜図3に示されるように、平板状の基台板部3の幅方向(管体Pの配管方向と直交する方向)に、それぞれ高さの低い立壁部4が形成され、当該立壁部4の前記連結部1の側の所定長の部分を除いて、その上半部の外側面は、横断面視で傾斜面の係止突起滑動面5となっていて、その下半部は、第1及び第2の各蓋体L11,L12の係止突起24が係止される段差状の被係止溝6が形成されている。立壁部4の下半部の段差状の被係止溝6の配管方向に沿った両端部には、第1及び第2の各蓋体L11,L12の側壁部21の内側の開口に臨んだ部分に設けられた左右一対で一組となった二組の係止突起24と、基台V1 の被係止溝6とが係止された状態で、第1基台部V11と第1蓋体L11及び第2基台部V12と第2蓋体L12とが、管体Pの配管方向に相対的にスライドするのを防止するためのスライド防止部7(図1及び図2参照)がそれぞれ設けられている。図1及び図12に示されるように、立壁部4の下半部における配管方向に沿った前記各スライド防止部7の間が、連続した長さSの被係止溝6となっているが、係止機能を果すのは、後述のように、配管方向に沿った2つのスライド防止部7の内側の部分のみであり、連続した溝状に形成したのは、第1基台部V11に対して第1蓋体L11を押し付ける作業が困難な場合において、第1壁面W1 に固定配置された第1基台部V11に対して第1蓋体L11を、管体Pの軸方向に沿ってスライドさせて、当該第1基台部V11の被係止溝6と、第1蓋体L11の二組の係止突起24とを係止させて組み付ける(以下、「スライド組み付け」という)場合に対応させるためである。
第1基台部V11の連結部1と反対の側は、直状保護カバーC3 に接続されるために、連結部1の側よりも狭幅に形成されて、第1基台部V11の連結部1と反対の側の幅方向の中央部には、サイズの異なる複数の直状保護カバーC3 の基台V3 に対して幅方向に沿った位置合せを行うための幅方向位置合せ板部8が一体に設けられている。幅方向位置合せ板部8は、幅の異なる複数の部分(実施例では3つの部分)が管体Pの配管方向に沿って一体となった構成である。第1基台部V11の基台板部3の幅方向の中央部には、位置決め溝9が長手方向に沿って連続して形成され、当該基台板部3の長手方向に沿った中央部には、前記位置決め溝9を挟んで一対のビス挿通孔11が形成されている。なお、基台V1 を第1壁面W1 に固定するには、ビス固定の他に、両面テープの使用も有り、基台板部3の裏面における連結部1と左右一対のビス挿通孔11との間には、方形枠状の両面テープ貼着面12(図1参照)が形成されている。
出隅部保護カバーC1 を構成する第1及び第2の各蓋体L11,L12は、連結部1を介して一体化された第1及び第2の各基台部V11,V12と同様に、樹脂の射出成形により形成され、第1及び第2の各基台部V11,V12に対して一体に組み付けられる部材である。第1及び第2の各蓋体L11,L12は、出隅部N1 の角度に対応して重合幅(重合量又は重合中心角)を異にするため、外側及び内側の各重合部27,28が設けられている構成が、従来の蓋体と異なり、第1及び第2の各蓋体L11,L12は、内側及び外側の各重合部28,27の構成が異なるのみで、他の部分の構成は、同一であるので、同一構成部には、同一符号を使用して説明する。
第1蓋体L11は、図1,図4及び図5に示されるように、第1基台部V11の各部分の幅に対応した間隔を有して対向する一対の側壁部21と、接続部が横断面視で曲線状となるようにして、当該一対の側壁部21と一体に接続される天壁部22とから成り、横断面形状は、逆U字状であって、一対の側壁部21の内側であって、組付け開口23に臨む部分には、左右一対で一組となった二組の係止突起24が、配管方向に沿って所定間隔(基台V1 の一方の立壁部4に配管方向に沿って形成された2つのスライド防止部7の当該配管方向に沿った間隔)をおいて形成されている。第1壁面W1 に固定された第1基台部V11に対して第1蓋体L11を組み付けるには、第1基台部V11に対して垂直な方向から、当該第1基台部V11に対して第1蓋体L11を押し付けると、一対一組となった二組の係止突起24が、第1基台部V11の係止突起滑動面5を滑動することで、当該第1蓋体L11の一対の側壁部21が僅かに外方に拡開された後に、二組の係止突起24が、第1基台部V11の係止突起滑動面5を通過すると、一対の側壁部21は、弾性復元力により原形状に復元して、第1蓋体L11の二組の係止突起24と、第1基台部V11の左右一対の被係止溝6とが係止され、しかも第1蓋体L11の二組の係止突起24は、第1基台部V11の各被係止溝6の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた2つのスライド防止部7の内側に近接配置される(図9参照)ことで、第1基台部V11と第1蓋体L11とは、配管方向に沿って相対的にスライドすることなく、当該配管方向に沿った特定位置において一体に組み付けられる。なお、二組の係止突起24のうち接続口26の側の一組の係止突起24の内端面は、上記した「スライド組み付け」をし易くするために、傾斜スライド面24a(図5及び図6参照)となっている。
第1蓋体L11の配管方向の両端は、それぞれ第2蓋体L12及び直状保護カバーC3 の蓋体L3 の外側に配置された状態で重合可能なように、いずれも開口されていて、配管方向に沿って第2壁面W2 の側に配置される開口は、第2蓋体L12の内側重合部28の外側に嵌合して重合可能とする重合側開口25であり、他方の開口は、直状保護カバーC3 と接続するために、その蓋体L3 の外側に覆い被せられる接続口26である。また、図5に示されるように、第1蓋体L11の重合側開口25の端面25aは、組付け開口23を形成する平面に対して90°よりも僅かに大きな鈍角(90°+α1 )を形成しており、重合側開口25の端面25aから起算して中心角(α2 )の部分は、第2蓋体L12の内側重合部28との重合を可能にすべく、縦断面視において円弧状に形成された外側重合部27となっている。中央縦断面視で円弧状に形成された外側重合部27における中心角(α1 )の部分は、一対の側壁部21及び天壁部22を延長させた形状となっており、外側重合部27における中心角(α2 −α1 )の部分は、第1蓋体L11の本来の一対の側壁部21及び天壁部22としての機能と、出隅部N1 を形成する第1及び第2の各壁面W1 ,W2 の交差角度(θ)に対応して、第2蓋体L12の内側重合部28と重合する機能との双方を有している。なお、上記した各中心角α1 ,α2 の中心K1 は、組付け開口23と重合側開口25との交差線の中点である。なお、「重合部」の用語は、第1蓋体L11の外側重合部27及び第2蓋体L12の内側重合部28が内外で二重壁状となって重合する構成を主体に把握しているため、当該「重合部」には、「側壁部」及び「天壁部」の双方が含まれている概念である。
第2蓋体L12は、図1,図4及び図6に示されるように、上記した第1蓋体L11に対して内側重合部28の構成のみが異なる。即ち、第2蓋体L12は、第1蓋体L11の外側重合部27に対応する部分を有しておらず、当該外側重合部27の部分に、第1蓋体L11の外側重合部27を重合可能とする中央縦断面視が四分円弧(中心角が90°の円弧)状であって、一対の側壁部21及び天壁部22と接続する内側重合部28が形成されている。内側重合部28は、両側面及び前面の計3面が閉塞された形状で、その中央縦断面視での中心角(β)は、90°よりも僅かに小さくなっている。なお、図6においてK2 は、前記円弧中心K1 に対応していて、内側重合部28の中央縦断面視で現れる円弧の中心を示す。
第1及び第2の各蓋体L11,L12のいずれにおいても、第1及び第2の各基台部V11,V12に組み付けた状態において、図12に示されるように、各蓋体L11,L12を構成する側壁部21の組付け開口23の側の端面21aは、第1及び第2の各壁面W1 ,W2 に密着又は近接するようになっている。この構成により、第1及び第2の各蓋体L11,L12が、それぞれ第1及び第2の各基台部V11,V12に組み付けられた状態では、各蓋体L11,L12のみが視認されて、当該各蓋体L11,L12の内側に配置されている第1及び第2の各基台部V11,V12は、連結部1を含めて、全て各蓋体L11,L12で覆われることで、全く視認されないので、外観がすっきりして、見栄えがよくなる。
次に、図7〜図14を参照して、上記した出隅部保護カバーC1 を使用して、直角、鈍角及び鋭角の各出隅部N1 に配管される管体Pの屈曲部Paを収容保護して配管する配管施工方法について説明する。まず、図7に示されるように、基台V1 を構成する第1及び第2の各基台部V11,V12を、裏面側が直交するように折り曲げて、第1及び第2の各壁面W1 ,W2 の交差角度(θ=90°)の出隅部N1 の各壁面W1 ,W2 に、基台V1 の第1及び第2の各基台部V11,V12を配置させ、この状態で、各基台部V11,V12に設けられた一対のビス挿通孔11に挿通されたビス61により、各基台部V11,V12を各壁面W1 ,W2 に固定する。その後に、各基台部V11,V12の幅方向位置合せ板部8を用いて、直状保護カバーC3 の基台V3 の幅方向の位置決めを行って、各基台部V11,V12に直状保護カバーC3 の基台V3 を接続させる。この状態で、図8に示されるように、各基台部V11,V12及び基台V3 上に屈曲部Paを有する管体Pを配管して、各直状保護カバーC3 の各基台V3 に蓋体L3 を組み付ける。
その後に、図8及び図9に示されるように、基台V1 の第2基台部V12に対して第2蓋体L12を、第2壁面W2 に対して垂直な方向から押し付けると、第2蓋体L12の各側壁部21の組付け開口23の側の端面21aの内側のエッジ部が、第2基台部V12の係止突起滑動面5を滑動することで、第2蓋体L12の各側壁部21は、僅かに外方に弾性変形された後に、原形状に復元して、第2蓋体L12の前後一対ずつの二組の係止突起24は、第2基台部V12の被係止溝6における各スライド防止部7の内側の部分に係止され、図9に示されるように、第2基台部V12に対して第2蓋体L12は、管体Pの軸方向にスライドすることなく組み付けられて、第2蓋体L12における内側重合部28と反対側の部分によって、直状保護カバーC3 の蓋体L3 の端部が覆われる。この状態では、第2蓋体L12の内側重合部28は、第1及び第2の各壁面W1 ,W2 の交差部51を超えて、当該第2壁面W2 の延長面上に空中配置された状態となっている。
最後に、図9〜図11に示されるように、第1壁面W1 に固定されている第1基台部V11に対して第1蓋体L11を、当該第1壁面W1 に対して垂直な方向から押し付けると、当該第1蓋体L11の二組の係止突起24が、第1基台部V11の各被係止溝6に係止されて、第1基台部V11に対して第1蓋体L11が組み付けられて、第1蓋体L11の外側重合部27が、第2蓋体L12の内側重合部28の一部の外側に重合すると共に、第1蓋体L11の外側重合部27と反対側の部分により、直状保護カバーC3 の端部が覆われて、配管施工が終了する。
第1及び第2の各壁面W1 ,W2 に固定配置された第1及び第2の各基台部V11,V12に対して第1及び第2の各蓋体L11,L12が組み付けられて、第2蓋体L12の内側重合部28の外側に、第1蓋体L11の外側重合部27が重合された状態では、外側及び内側の各重合部27,28の中央縦断面視における円弧中心K1 ,K2 は、いずれも各壁面W1 ,W2 の交差部51に位置し、各重合部27,28が互いに重合して二重壁状態となった部分の幅は、前記交差部51から離れるに従って広くなる。また、各重合部27,28が互いに重合して二重壁状態となった部分の中心角(γ1 )は、各壁面W1 ,W2 の交差角(θ1 )に比例し、交差角(θ1 )が大きくなると、中心角(γ1 )は、大きくなる。
また、第1及び第2の各蓋体L11,L12のいずれにおいても、第1及び第2の各基台部V11,V12に組み付けた状態において、各蓋体L11,L12を構成する側壁部21の組付け開口23の側の端面21aは、第1及び第2の各壁面W1 ,W2 に密着又は近接していて、各基台部V11,V12に対する各蓋体L11,L12の組み付け状態において、当該各蓋体L11,L12のみが視認されて、当該各蓋体L11,L12の内側に配置されている第1及び第2の各基台部V11,V12は、連結部1を含めて全く視認されないので、外観がすっきりする。
図13には、第1及び第2の各壁面W1 ,W2 の交差角度θ1 が鈍角の出隅部N1 において、管体Pの屈曲部Paが出隅部保護カバーC1 に収容保護された状態が示されている。交差角度θ1 が鈍角であるため、基台V1 を構成する第1及び第2の各基台部V11,V12は、連結部1において前記交差角度θ1 と同一角度で折り曲げられて、各壁面W1 ,W2 にビス61を介して固定配置される。第2基台部V12に第2蓋体L12を組み付けた後に、第1基台部V11に対して第1蓋体L11を組み付けると、第2蓋体L12の内側重合部28の外側に、第1蓋体L11の外側重合部27が重合されて、二重壁状態となる。外内の各重合部27,28が二重壁状態となって互いに重合している部分の中心角γ1 は、交差角度θ1 が直角の場合に対して、鈍角成分を構成する角度だけ大きくなる。基台V1 を構成する第1及び第2の各基台部V11,V12は、その全てが第1及び第2の各蓋体L11,L12で覆われて、視認できないのは、交差角度θ1 が90°の出隅部の場合と同様である。
図14には、第1及び第2の各壁面W1 ,W2 の交差角度θ1 が鋭角の出隅部N1 において、管体Pの屈曲部Paが出隅部保護カバーC1 に収容保護された状態が示されており、出隅部を形成する各壁面W1 ,W2 の交差角度θ1 が90°の場合に比較して、第1及び第2の各蓋体L11,L12を構成する外内の各重合部27,28が二重壁状態となって互いに重合している部分の中心角γ1 は、交差角度θ1 が直角の場合に対して、鋭角成分を構成する角度だけ小さくなっている点のみが、図13に示される交差角度θ1 が鈍角の場合と異なる。
また、上記した基台V1 は、第1及び第2の各基台部V11,V12が連結部1を介して連結された構成であるため、出隅部N1 を構成する第1及び第2の各壁面W1 ,W2 に固定配置する際に、各基台部V11,V12の幅方向に沿った位置決めを行う必要がないと共に、各基台部V11,V12が一体に連結されているため、出隅部保護カバーC1 を構成する部品点数も少なくなる利点がある。しかし、図15に示されるように、基台V1'は、分離された第1及び第2の各基台V11' ,V12' で構成することも可能である。この場合には、各基台V11' ,V12' の基台板部3の幅方向の中央部に長手方向に沿って設けられた位置決め溝9により、各基台V11' ,V12' の幅方向の位置決めを行える。
入隅部保護カバーC2 は、図16〜図22に示されるように、建物の入隅部N2 を形成する第1及び第2の各壁面W21,W22に固定配置される基台V2 と、当該基台V2 を構成する第1及び第2の各基台部V21,V22に組み付けられて、内部に管体Pの配設空間Mを形成する第1及び第2の各蓋体L21,L22とから成る。
入隅部N2 においては、出隅部N1 と異なり、第1及び第2の各壁面W21,W22で囲まれる空間において、第1及び第2の各蓋体L21,L22の内側及び外側の各重合部32,33が重合する構成となるため、基台V2 を構成する第1及び第2の各基台部V21,V22における入隅部N2 を形成する第1及び第2の各壁面W21,W22の交差部52に近い部分は、立壁部4との干渉を回避して交差空間を確保すべく、基台板部3’の幅方向の両端部には、当該立壁部4は形成されておらず、所定長だけ全体が板状の延長基台板部3a'となっている構成が、出隅部N1 用の基台V1 と異なり、残りの部分は、当該基台V1 と同一構成であるので、同一部分には、基台V1 に使用した符号をそのまま使用し、重複説明を避けて、図示のみ行う。
基台V2 は、第1及び第2の各基台部V21,V22が、長手方向の中央部の折曲連結部31に対して対称形状となっていて、当該折曲連結部31で直角に折り曲げられた形状で、樹脂の射出成形により形成される。このため、入隅部N2 が鋭角又は鈍角の場合には、第1及び第2の各基台部V21,V22を折曲連結部31の部分で強制的に近接又は拡開させた状態で、ビス61を用いて、各壁面W21,W22に固定配置することで、第1及び第2の各基台部V21,V22の形成角度を鋭角又は鈍角に保持できる。
入隅部N2 用の基台V2 の第1及び第2の各基台部V21,V22にそれぞれ組み付けられる第1及び第2の各蓋体L21,L22は、出隅部N1 用の第1及び第2の各蓋体L11,L12に対して外側及び内側の各重合部32,33の形状が異なるのみで、残りの部分の構成は、同一であるので、各重合部32,33の形状についてのみ説明する。第1蓋体L21は、図21に示されるように、一対の側壁部21’及び天壁部22’に接続して外側重合部32が連続して設けられ、当該外側重合部32は、その内側に、第2蓋体L22の内側重合部33が部分密着状態で配置される部分であって、縦断面視において組付け開口23と反対の外側に向けてわん曲されている。当該外側重合部32の端面32aと、組付け開口23とのなす角度δは、鋭角となっている。
第2蓋体L22は、図22に示されるように、一対の側壁部21及び天壁部22に接続して内側重合部33が連続して形成されたもので、当該内側重合部33は、中央縦断面視において組付け開口23と当該内側重合部33の端面33aとの交点である円弧中心K3 を中心とする円弧状となっている。第2蓋体L22の組付け開口23と内側重合部33の端面33aとのなす角度εは、鋭角である。
次に、図16〜図20を参照して、上記した入隅部保護カバーC2 を使用して、直角、鈍角及び鋭角の各入隅部N2 に配管される管体Pの屈曲部Paを収容保護して配管する配管施工方法について、前記出隅部N1 に配管する場合と異なる部分を主体にして説明する。まず、図16に示されるよう、入隅部保護カバーC2 の基台V2 の折曲連結部31を入隅部N2 の交差部52に配置させて、当該基台V2 の第1及び第2の各基台部V21,V22を、入隅部N2 を構成する第1及び第2の各壁面W21,W22に、それぞれビス61を用いて配置固定し、第1及び第2の各基台部V21,V22の各端部に、軸方向位置合せ板部8を用いて、直状保護カバーC3 の基台V3 を接続して、当該基台V3 を各壁面W21,W22に固定する。
次に、図17に示されるように、入隅部保護カバーC2 の基台V2 及び直状保護カバーC3 の基台V3 に、90°屈曲させた管体Pを配置し、その後に、直状保護カバーC3 の基台V3 に蓋体L3 を組み付け、その後に、図17及び図18に示されるように、入隅部保護カバーC2 の第2基台部V22に第2蓋体L22を組付ける。この状態では、第2蓋体L22の組付け開口23と内側重合部33の端面33aとが交差する部分は、入隅部N2 を構成する第1及び第2の各壁面W21,W22の交差部52に配置される。
最後に、図17及び図18に示されるように、入隅部保護カバーC2 の第1基台部V22に第1蓋体L21を組付けると、第1蓋体L21の内側重合部33の外側に第2蓋体L21の外側重合部32が二重壁状となって部分重合されて、入隅部保護カバーC2 の内部に管体Pの屈曲部Paが収容保護される。この状態では、第1及び第2の各蓋体L21,L22の各側壁部21の組付け開口23の側の端面21aは、第1及び第2の各壁面W21,W22に対して当接状態となるため、入隅部保護カバーC2 は、各蓋体L21,L22のみが視認されて、内部の基台V2 は、全く視認されないので、外観がすっきりして、見栄えが良好となる。
図23及び図24は、それぞれ入隅部N2 が鈍角及び鋭角の場合において、第2蓋体L22の内側重合部33の外側に、第1蓋体L21の外側重合部32が重合されることで、一部が二重壁部となって、入隅部保護カバーC2 により、管体Pの屈曲部Paが収容保護された状態の縦断面図である。外側及び内側の各重合部32,33の互いに重合している部分の中心角γ2 は、入隅部N2 が鋭角の場合には、直角の場合に比較して小さくなると共に、入隅部N2 が鈍角の場合には、直角の場合に比較して大きくなる。入隅部N2 が鈍角及び鋭角のいずれの場合でも、直角の場合と同様に、基台V2 の全てが第1及び第2の各蓋体L21,L22により完全に覆われて、当該基台V2 が視認されなくなると共に、各蓋体L21,L22の一対の側壁部21の組付け開口23の側の端面21aが、入隅部N2 を構成する第1及び第2の各壁面W1 ,W2 に密着又は当接することで、各壁面W1 ,W2 との間に、隙間が全く発生しない状態となって、見栄えがよい。
また、入隅部用保護カバーC2 では、第1及び第2の各基台部V21,V22のいずれに対しても、第1及び第2の各蓋体L21,L22は、「スライド組付け」できる。
なお、入隅部保護カバーC2 においても、出隅部保護カバーC1 の場合と同様に、基台V2 を折曲連結部31の部分で分離させて別体構造にすることも可能である。
また、出隅部N1 及び入隅部N2 のいずれに使用される基台V1 ,V2 においても、第1及び第2の各基台部V11,V12(V21,V22)は、連結部1又は折曲連結部31を介して一体に連結されているが、当該連結部1又は折曲連結部31に替えて、軸部材又は蝶番(ヒンジ)により連結された構造にすることも可能である。
1 :出隅部保護カバー
2 :入隅部保護カバー
11,L12:出隅部保護カバーの蓋体
21,L22:入隅部保護カバーの蓋体
M:管体の配設空間
1 :出隅部
2 :入隅部
P:管体
Pa:管体の屈曲部
1,V1':出隅部保護カバーの基台
11:出隅部保護カバーの基台の第1基台部
12:出隅部保護カバーの基台の第2基台部
11’:出隅部保護カバーの第1基台
12’:出隅部保護カバーの第2基台
2 :入隅部保護カバーの基台
21:入隅部保護カバーの基台の第1基台部
22:入隅部保護カバーの基台の第2基台部
1 :第1壁面(出隅部)
2 :第2壁面(出隅部)
21:第1壁面(入隅部)
22:第2壁面(入隅部)
γ1 :出隅部における内側及び外側の各重合部の重合部分の中心角(重合量)
γ2 :入隅部における内側及び外側の各重合部の重合部分の中心角(重合量)
θ1 :出隅部を形成する第1及び第2の各壁面のなす角度
θ2 :入隅部を形成する第1及び第2の各壁面のなす角度
1:出隅部保護カバーの基台の連結部
21:蓋体の側壁部
22:蓋体の天壁部
27:出隅部保護カバーの第1蓋体の外側重合部
28:出隅部保護カバーの第2蓋体の内側重合部
31:入隅部保護カバーの基台の折曲連結部
32:入隅部保護カバーの第1蓋体の外側重合部
33:入隅部保護カバーの第2蓋体の内側重合部
51:出隅部の第1及び第2の各壁面の交差部
52:入隅部の第1及び第2の各壁面の交差部

Claims (4)

  1. 交差して出隅部又は入隅部を形成する第1及び第2の各壁面にそれぞれ配置される第1及び第2の各基台部を有する基台と、前記各基台部との間で配線・配管材の配設空間を形成すべく、当該各基台部にそれぞれ組み付けられる第1及び第2の各蓋体とから成り、
    前記各基台部は、前記各壁面に配置可能とすべく、前記各壁面の交差部に沿って配置されて、当該各壁面の交差角度に対応して相対的に傾動可能とする連結部を介して連結され、
    前記各蓋体には、前記各基台部にそれぞれ組み付けた状態で前記第1蓋体が内側に、前記第2蓋体が外側となるように互いに重合する重合部がそれぞれ形成され、当該重合部の重合量は、前記各基台部の傾動に対応して変動する構成であり、
    前記第1蓋体を前記第1基台部に組み付けた後に、前記各重合部を重合させた状態で前記第2蓋体を前記第2基台部に組付け可能であることを特徴とする配線・配管材保護カバー。
  2. 交差して入隅部を形成する第1及び第2の各壁面にそれぞれ配置される平板状の第1及び第2の各基台部を有する基台と、前記各基台部との間で配線・配管材の配設空間を形成すべく、当該各基台部にそれぞれ組み付けられる第1及び第2の各蓋体とから成り、
    前記各基台部は、前記各壁面に配置可能とすべく、前記各壁面の交差部に沿って配置されて、当該各壁面の交差角度に対応して相対的に傾動可能な傾動軸となる連結部を介して連結され、
    前記各蓋体は、前記各壁面に当接状態となる開口端面を有する一対の側壁部と、当該各側壁部を連結する天壁部とを有し、当該各蓋体の側壁部及び天壁部には、当該各蓋体を、それぞれ基台部に組み付けた状態で互いに重合する重合部がそれぞれ形成され、当該重合部の重合量は、前記各基台部の傾動に対応して変動する構成であることを特徴とする配線・配管材保護カバー。
  3. 交差して出隅部又は入隅部を形成する第1及び第2の各壁面にそれぞれ配置される別体の第1及び第2の各基台と、前記各基台との間で配線・配管材の配設空間を形成すべく、当該各基台にそれぞれ組み付けられる第1及び第2の各蓋体とから成り、
    前記各基台は、前記各壁面の交差部において互いに当接又は近接した状態で、当該各基台の幅方向に沿った相対的な配置位置を定める位置決め部を有し、
    前記各蓋体には、前記各基台部にそれぞれ組み付けた状態で前記第1蓋体が内側に、前記第2蓋体が外側となるように互いに重合する重合部がそれぞれ形成され、当該重合部の重合量は、前記各基台部の傾動に対応して変動する構成であり、
    前記第1蓋体を前記第1基台部に組み付けた後に、前記各重合部を重合させた状態で前記第2蓋体を前記第2基台部に組付け可能であることを特徴とする配線・配管材保護カバー。
  4. 前記配線・配管材保護カバーの配設方向に沿った両端部には、前記各壁面に固定配置される別の保護カバーを接続可能な接続口を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の配線・配管材保護カバー。
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