JP6762227B2 - 電気かみそりの保護キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、不使用時のかみそりヘッドを保護することができ、さらに保管時にスタンドとして利用できる電気かみそりの保護キャップに関する。
この種の電気かみそりの保護キャップは、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の保護キャップ(スタンド)では、水平台と、水平台の上面に設けられた筒体とで構成されている。筒体は、内壁に段部が形成されており、周壁の一部にスリットが形成されている。スイッチがスリットに臨む状態で、外刃を下向きにした姿勢の電気かみそりを筒体に差し込むことにより外刃枠が前記段部で受け止められ、電気かみそりはスタンドで保持される。この状態では外刃枠が筒体で保護されている。水洗い後の電気かみそりをスタンドで保持することにより、素早く水を切って電気かみそりの乾燥を促進させることができる。筒体の底部に位置する水平台部分には、電気かみそりから滴下した水を排出する透孔が設けられている。
実開昭59−61777号公報
水洗い後の電気かみそりを乾燥させる際には、電気かみそりを倒立姿勢にし、さらに外刃を保持する外刃枠(外刃ホルダー)を分離した状態で保管することで乾燥が促進される。しかし、特許文献1のスタンドでは、分離した外刃枠は電気かみそりの本体と別に保管する必要があり、外刃枠を紛失するおそれがある。また、電気かみそりは、外刃枠が受け止められてスタンドで保持されるので、外刃枠を分離した状態では適正に電気かみそりの本体が保持されず、安定した状態で保管することができない。さらに、適正な位置よりさらに下方に電気かみそりの本体が差し込まれるので、内刃が水平台に接触して破損するおそれがある。なお、特許文献1のスタンドは、水平台自体が大きく嵩張るので、鞄等に収容して持ち運ぶ際の保護キャップとしての利用は想定されていない。
本発明の目的は、乾燥を促進させるために外刃ホルダーを分離した場合でも、分離した外刃ホルダーと電気かみそりとを一括して保管しながら乾燥させて、外刃ホルダーが紛失するのを防止できる電気かみそりの保護キャップを提供することにある。
本発明の目的は、外刃ホルダーの着脱にかかわらず、保護キャップへの電気かみそりの装着形態を同じにして、外刃ホルダーを取り外した状態でも、電気かみそりを安定した状態で支持できる電気かみそりの保護キャップを提供することにある。
本発明は、かみそりヘッド2に着脱可能に装着される外刃ホルダー13を備えている電気かみそりの保護キャップを対象とする。保護キャップは、外刃ホルダー13が装着された状態、および外刃ホルダー13が分離された状態の電気かみそりを倒立姿勢で支持して、かみそりヘッド2の外面を覆っている。保護キャップに、かみそりヘッド2から分離した外刃ホルダー13を着脱可能に装着する装着構造40が設けられていることを特徴とする。
外刃ホルダー13はかみそりヘッド2のヘッド本体12に装着される。保護キャップに、電気かみそりを倒立姿勢で支持するキャップ部21を設けて、その内面に受座26を形成する。外刃ホルダー13がヘッド本体12に装着された状態において、外刃ホルダー13で覆われていないヘッド本体12の外面に、前記受座26で支持される装着部17を形成する。外刃ホルダー13は装着された状態の電気かみそりと、外刃ホルダー13が分離された状態の電気かみそりを、同じ高さ位置において倒立姿勢で支持する。
装着構造40を、保護キャップに装着された電気かみそりの全高寸法の半分以下の高さに設けて、装着構造40に装着された外刃ホルダー13を、その下面が保護キャップの載置面から浮き離れる状態で支持する。
装着構造40は、外刃ホルダー13の周囲壁14が下向きに差込まれる掛止スリット41からなる。掛止スリット41の対向面42・42の少なくともいずれか一方をキャップ部21から離れる向きに上り傾斜する傾斜面で構成する。
キャップ部21の外面に複数の支持脚27を連出し、支持脚27に装着構造40を形成する。
掛止スリット41は、キャップ部21側に偏寄した支持脚27の上端縁に設ける。
装着構造40に臨むキャップ部21の正面側に、正立姿勢で載置された電気かみそりを保持する正立姿勢保持部44を設ける。
正立姿勢保持部44に装着された電気かみそりは、後傾する正立姿勢で保持する。
電気かみそりが正立姿勢保持部44に装着された状態において、電気かみそりの下端をキャップ部21の前側の装着構造40に臨ませる。
正立姿勢保持部44を、一対の支持脚27と、支持脚27の上縁を橋絡する橋絡壁45と、キャップ部21の前壁24に形成した切欠き46で構成する。電気かみそりが正立姿勢保持部44に装着された状態において、電気かみそりの下端を一対の支持脚27と橋絡壁45で囲まれる空間内に保持する。
保護キャップに電気かみそりの本体部1を支持する支持アーム36を設ける。支持アーム36を、キャップ部21の周壁23から上向きに延設されるアームベース37と、アームベース37の先端に設けられて、本体部1の左右側面を挟持する一対のサポート片38とで構成する。
電気かみそりが保護キャップに正立姿勢で装着された状態と、電気かみそりが保護キャップに倒立姿勢で装着された状態のいずれの状態においても、本体部1の左右側面をサポート片38で挟持できるようにする。
本体部1の正面に電気かみそりを起動するためのスイッチ8を設け、背面にきわ剃りユニット9を設ける。本体部1の正面および背面に対応する周壁23にそれぞれ一対の支持脚27を設ける。電気かみそりが装着された保護キャップは、本体部1の正面が載置面と正対する横臥姿勢と、本体部1の背面が載置面と正対する横臥姿勢に載置可能に構成する。前者の横臥姿勢においては、載置面側にある一対の支持脚27とアームベース37の一部が載置面と当接し、後者の横臥姿勢においては、載置面側にある一対の支持脚27と本体部1の一部が載置面と当接する。各横臥姿勢におけるスイッチ8およびきわ剃りユニット9を、支持脚27で保護キャップの載置面から浮き離れた状態で支持する。
電気かみそりが保護キャップに装着された状態において、スイッチ8はアームベース37で覆われている。本体部1の正面が載置面と正対する横臥姿勢で電気かみそりが装着された保護キャップを載置したとき、載置面と当接する支持突起48をアームベース37の先端に設ける。
キャップ部21の底壁22にキャップ部21の内面で受け止めた水を排水する排水孔33を設ける。
キャップ部21の底壁22に周回壁31で囲まれた凹部32を形成し、周回壁31を
キャップ部21の周壁23に連続させる。
凹部32に鏡体34を設ける。
本発明に係る電気かみそりの保護キャップは、外刃ホルダー13がヘッド本体12に装着された場合と、外刃ホルダー13がヘッド本体12から分離された場合のいずれの場合でも、電気かみそりを倒立姿勢で支持して、かみそりヘッド2の外面を覆うようにした。そして、保護キャップに、かみそりヘッド2から分離した外刃ホルダー13を着脱可能に装着する装着構造40を設けた。こうした電気かみそりの保護キャップによれば、電気かみそりを水洗いしたのち、保護キャップに外刃ホルダー13が装着された状態の電気かみそりを装着して、倒立姿勢で保管し乾燥させることができる。また、保護キャップに外刃ホルダー13が分離された状態の電気かみそりを装着し、分離した外刃ホルダー13を装着構造40に装着して、倒立姿勢で保管し乾燥させることができる。以上のように、本発明によれば、乾燥を促進させるために外刃ホルダー13を分離した場合でも、分離した外刃ホルダー13と電気かみそりとを一括して保管しながら乾燥させて、外刃ホルダー13が紛失するのを防止できる。
キャップ部21に設けた受座26と、外刃ホルダー13で覆われていないヘッド本体12の外面に形成した装着部17とで、保護キャップと電気かみそりの装着構造を構成して、外刃ホルダー13の有無に関係なく、電気かみそりを同じ高さ位置において倒立姿勢で支持するようにした。このような装着構造によれば、電気かみそりを同一姿勢で載置できるので、外刃ホルダー13の有無によって保管姿勢が不安定になることを防止でき、従って、外刃ホルダーを分離した状態でも、電気かみそりを安定した状態で支持できる。また、外刃ホルダー13を分離したときに露出する内刃6が保護キャップに接触して破損することもない。
保護キャップに装着された電気かみそりの全高寸法の半分以下の高さに装着構造40を設け、装着構造40に装着された外刃ホルダー13を、その下面が保護キャップの載置面から浮き離れる状態で支持した。これによれば、装着構造40に外刃ホルダー13を装着したとき、保護キャップに装着された電気かみそりの重心位置が上側に移動するのを抑えることができる。従って、電気かみそりのバランスが不安定になるのを抑制して転倒するのを回避できる。また、装着構造40から外刃ホルダー13が落下したとき、落下距離が小さい分、外刃ホルダー13が破損するのを回避できる。
装着構造40を構成する掛止スリット41の対向面42・42の少なくともいずれか一方をキャップ部21から離れる向きに上り傾斜する傾斜面で構成した。こうした装着構造40によれば、掛止スリット41に差し込まれた周囲壁14の上側が電気かみそりから離れる様に外刃ホルダー13を装着できるので、装着構造40に外刃ホルダー13を装着した保護キャップに対して電気かみそりを着脱する際に、外刃ホルダー13と電気かみそりが干渉するのを可及的に回避できる。また、電気かみそりを装着した保護キャップを倒立姿勢で載置し、掛止スリット41に外刃ホルダー13を着脱するとき、装着の際にはキャップ部21側へ近づきながら装着でき、分離の際にはキャップ部21から離れながら分離できる。この点でも、外刃ホルダー13と電気かみそりが干渉するのを回避できる。
キャップ部21の外面に複数の支持脚27を連出し、支持脚27に装着構造40を形成すると、キャップ部21の外面に別途装着構造40を設ける場合に比べて、保護キャップの外観をすっきりとしたものにしてデザイン性を向上できる。また、別途装着構造40を形成することによる保護キャップの形成材料の増加を抑制して製造コストを削減し、さらに軽量化による携帯性の向上を図ることができる。
キャップ部21側に偏寄した支持脚27の上端縁に掛止スリット41を設けると、装着構造40に外刃ホルダー13を装着した際に、重心位置がキャップ部21の中央から遠ざかる方向に移動するのを防止して、電気かみそりを安定した状態で載置できる。また、装着構造40に外刃ホルダー13を装着したとき、平面視における外刃ホルダー13を含む保護キャップの外郭形状を小さくできるので、保管時の占有スペースを小さくして、コンパクトに保管することができる。
正立姿勢で載置された電気かみそりを保持する正立姿勢保持部44を、装着構造40に臨むキャップ部21の正面側に設けると、ひげ剃りの途中で保護キャップに電気かみそりを仮置きできる。これにより、電気かみそりの握り方を変えたい場合に、一旦正立姿勢保持部44に電気かみそりを正立姿勢で仮置きし、所望の握り方で再度握り直すことができるので、電気かみそりの使い勝手を向上できる。
正立姿勢保持部44に装着された電気かみそりを、後傾する正立姿勢で保持すると、直立する正立姿勢で保持する場合に比べて、電気かみそりの上下中央付近にある重心位置を載置面に近づけることができるので、仮置きした電気かみそりのバランスが不安定になるのを抑制して転倒するのを回避できる。
電気かみそりが正立姿勢保持部44に装着された状態において、電気かみそりの下端をキャップ部21の前側の装着構造40に臨ませるようにした。これによれば、電気かみそりの重心位置を、キャップ部21の上方に位置させたとき、電気かみそりの下端がキャップ部21の中心から前側に位置する分、電気かみそりの後傾角度を大きくできる。従って、電気かみそりのバランスが不安定になるのをさらに抑制できる。また、キャップ部21の内面に正立姿勢保持部44を形成する場合に比べて、キャップ部21の内面の構造を簡素化して、保護キャップが大型化するのをより防止できる。
一対の支持脚27と、橋絡壁45と、切欠き46で正立姿勢保持部44を構成し、電気かみそりが正立姿勢保持部44に装着された状態において、電気かみそりの下端を一対の支持脚27と橋絡壁45で囲まれる空間内に保持するようにした。こうした正立姿勢保持部44によれば、電気かみそりの下端を一対の支持脚27と橋絡壁45で囲んでがたつくのを阻止し、電気かみそりをより安定した状態で正立姿勢保持部44に仮置きできる。
保護キャップに電気かみそりの本体部1を支持する支持アーム36を設け、支持アーム36を、キャップ部21の周壁23から上向きに延設されるアームベース37と、アームベース37の先端に設けられて、本体部1の左右側面を挟持する一対のサポート片38とで構成した。このような支持アーム36を設けた電気かみそりの保護キャップによれば、本体部1の左右側面を一対のサポート片38で挟持して、保護キャップに対する電気かみそりの装着状態を強固なものにすることができ、載置された電気かみそりの安定性を向上できる。
電気かみそりが保護キャップに正立姿勢で装着された状態と、電気かみそりが保護キャップに倒立姿勢で装着された状態のいずれの状態においても、本体部1の左右側面をサポート片38で挟持できるようにした。これによれば、両姿勢において保護キャップに対する電気かみそりの装着状態を強固なものにすることができ、載置された電気かみそりの安定性を向上できる。
電気かみそりが装着された保護キャップは、本体部1の正面が載置面と正対する横臥姿勢と、本体部1の背面が載置面と正対する横臥姿勢に載置可能であり、各横臥姿勢におけるスイッチ8およびきわ剃りユニット9を、支持脚27で保護キャップの載置面から浮き離れた状態で支持するようにした。こうした電気かみそりの保護キャップによれば、横臥姿勢で電気かみそりを載置面に載置した場合に、スイッチ8、あるいはきわ剃りユニット9が載置面と接触して破損するのを防止できる。また、各横臥姿勢において、一対の支持脚27とアームベース37の一部、あるいは一対の支持脚27と本体部1の一部の3点が載置面と当接するようにしたので、がたつくことなく安定した状態で横臥姿勢に載置できる。
電気かみそりが保護キャップに装着された状態において、アームベース37でスイッチ8が覆われていると、アームベース37でスイッチ8を保護できるので、電気かみそりを鞄等に収容して持ち運ぶ際に、スイッチ8が誤ってオン状態に切換ることがない。加えて、本体部1の正面が載置面と正対する横臥姿勢で電気かみそりが装着された保護キャップを載置したとき、載置面と当接する支持突起48をアームベース37の先端に設けると、アームベース37の摩耗を防止でき、またアームベース37が載置面に当接するのを回避して保護キャップの耐久性を向上できる。
キャップ部21の底壁22にキャップ部21の内面で受け止めた水を排水する排水孔33を設けると、水洗い後の電気かみそりから滴下した水を排水孔33から排水して、キャップ部21の内底に溜まるのを防止でき、電気かみそりの乾燥を促進させることができる。
キャップ部21の底壁22に周回壁31で囲まれた凹部32を形成すると、排水孔33から排水した水を凹部32と載置面で区画される空間に排水孔33から排水された水を保持して、水が載置面上で広がるのを阻止できるので、隣接する他物が水濡れするのを防止できる。加えて、周回壁31がキャップ部21の周壁23に連続していると、キャップ部21の外面を伝い流れた水は、キャップ部21の中途部で溜まることなくスムーズに載置面へと流下させることができる。また、張り出し部分がない分、保護キャップをコンパクトにすることができ、電気かみそりの携帯性を向上できる。
キャップ部21の凹部32の底面に鏡体34を設けると、外出先等で鏡がない場所でも、鏡体34に映しながらひげ剃りを行うことができる。また、別途鏡を持ち運ぶ必要がない分、電気かみそりの携帯性をより向上できる。凹部32に設けられた鏡体34によれば、載置面との接触を可及的に回避することができ、鏡体34の傷つきを抑制できる。
本発明の実施例1に係る保護キャップを電気かみそりに装着した状態を示す縦断側面図である。 保護キャップと電気かみそりの側面図である。 保護キャップの斜視図である。 電気かみそりを倒立姿勢で載置した状態を示す正面図である。 電気かみそりを倒立姿勢で載置した状態を示す縦断側面図である。 図4におけるA−A線断面図である。 図6におけるB−B線端面図である。 電気かみそりを正立姿勢で仮置きした状態を示す正面図である。 電気かみそりを正立姿勢で仮置きした状態を示す縦断側面図である。 電気かみそりを横臥姿勢で載置した状態を示す側面図である。 本発明の実施例2に係る保護キャップの斜視図である。 実施例2に係る保護キャップの正面図、背面図、平面図、底面図、右側面図、中央縦断側面図である。 実施例2に係る保護キャップの使用状態を示す側面図であり、(a)は外刃ホルダーを装着した状態の電気かみそりを保護キャップに載置した状態を示し、(b)は外刃ホルダーを分離した状態の電気かみそりを保護キャップCに載置した状態を示している。 電気かみそりを実施例2に係る保護キャップに装着した状態を示す縦断側面図である。 本発明の実施例3に係る保護キャップの斜視図である。 実施例3に係る保護キャップの使用状態を示す正面図である。 実施例3に係る保護キャップの使用状態を示す縦断側面図である。 本発明の実施例4に係る保護キャップを電気かみそりに装着した状態を示す縦断側面図であり、(a)は電気かみそりを倒立姿勢で載置した状態を示し、(b)は電気かみそりを正立姿勢で仮置きした状態を示す。 電気かみそりを実施例5に係る保護キャップに装着した状態を示す概略縦断側面図である。 電気かみそりを実施例6に係る保護キャップに装着した状態を示す概略縦断側面図である。 電気かみそりを実施例7に係る保護キャップに装着した状態を示す概略縦断側面図である。 電気かみそりを実施例8に係る保護キャップに装着した状態を示す概略縦断側面図である。 電気かみそりを実施例9に係る保護キャップに装着した状態を示す概略縦断側面図である。
(実施例1) 図1から図10に、本発明における電気かみそりの保護キャップの実施例1を示す。なお、本実施例における前後、左右、上下とは、図3および図4に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2に示すように電気かみそりは、グリップを兼ねる本体部1と、本体部1の上部に設けられるかみそりヘッド2とを備えている。
かみそりヘッド2には、前後一対の短毛切断刃3・3と、固定刃と可動刃がユニット化された前後一対の長毛切断刃4・4とが設けられており、短毛切断刃3と長毛切断刃4は交互に配置されている。短毛切断刃3は網刃からなる断面アーチ形の外刃5と、外刃5の内面に摺接するレシプロ式の往復刃からなる内刃6とを備えている。内刃6および長毛切断刃4の可動刃は、本体部1の内部に設けられたモーター7の回転動力を変換して得られる往復動力で往復駆動される。本体部1の正面(前面)中央には、モーター7への給電状態をオンオフする上下スライド式のスイッチ8が設けられている。本体部1の背面(後面)上部には、きわ剃りユニット9が設けられており、モーター7の回転動力を変換して得られる往復動力で往復駆動される。きわ剃りユニット9は、スライド式の操作部と回転突出式のトリマー刃部からなる。図示していないが本体部1の内部にはモーター7のほか、電池、制御基板などが設けられている。なお、内刃6はレシプロ式の往復刃に替えて、モーター7の回転動力で回転駆動されるロータリー式の回転刃であってもよい。また、きわ剃りユニット9は、スライド式操作部の上端に一体で設けられるトリマー刃部で構成してもよい。
かみそりヘッド2は、ヘッド本体12と外刃ホルダー13とを備えており、外刃ホルダー13はヘッド本体12に着脱可能に装着されている。外刃5および長毛切断刃4は外刃ホルダー13に保持されており、内刃6はヘッド本体12に設けられている。かみそりヘッド2は水洗い洗浄することができ、外刃ホルダー13の周囲壁14の前壁には、洗浄時にヘッド本体12と外刃ホルダー13とで区画される毛屑室R内へ洗浄水を供給するための洗浄窓15が設けられている。洗浄窓15は上下にスライド操作されるシャッター16で開閉できる。図5および図7に示すように、外刃ホルダー13がヘッド本体12に装着された状態において、外刃ホルダー13で覆われていないヘッド本体12の前後の外面には、後述する保護キャップCの装着構造を構成する左右一対の突起からなる装着部17がそれぞれ設けられている。符号18は外刃ホルダー13をヘッド本体12に固定するロック構造(図示していない)を解除するロック解除ボタンであり、ロック解除ボタン18を押し込み操作することでロック構造が解除され、外刃ホルダー13は分離することができる。
図3および図6に示すように保護キャップCは、左右に長いバスタブ状のキャップ部21を備えており、キャップ部21は底壁22と、底壁22の周囲縁から上広がり状に延設される周壁23とで構成されている。周壁23の前後の壁24・25の内面上端には、先の装着部17とともに保護キャップCの装着構造を構成する左右一対の凹部からなる受座26がそれぞれ設けられている。電気かみそりの背面を前向きにした状態で倒立させ、上方からかみそりヘッド2をキャップ部21に嵌め込んで、受座26に装着部17を係合させることにより、キャップ部21がかみそりヘッド2の外面を覆う状態で、保護キャップCに電気かみそりが装着される。
電気かみそりが装着された保護キャップCは、載置面に電気かみそりを倒立姿勢で支持でき、保護キャップCを保管時のスタンドとして利用できる(図4参照)。図1および図5に示すように保護キャップCは、上記の装着構造により、外刃ホルダー13が装着された状態の電気かみそりと、外刃ホルダー13が分離された状態の電気かみそりを、同じ高さ位置において倒立姿勢で支持している。また、鞄等に収納して持ち運ぶ際には、不使用時のかみそりヘッド2を保護キャップCで保護できるので、外刃5や長毛切断刃4が他物と接触して破損するのを防止できる。
上記のような装着構造によれば、電気かみそりを同一姿勢で載置できるので、外刃ホルダー13の有無によって保管姿勢が不安定になることを防止でき、従って、外刃ホルダー13を取り外した状態でも、電気かみそりを安定した状態で支持できる。また、外刃ホルダー13を分離したときに露出する内刃6が保護キャップCに接触して破損することもない(図1参照)。
図5および図6に示すように、周壁23の前壁24および後壁25には、保護キャップCを安定した状態で載置できるようにするために、左右一対の支持脚27がそれぞれ設けられている。前壁24側に設けられた支持脚27は側面視で台形状に形成され、後壁25側に設けられた支持脚27は側面視で三角形状に形成されて、それぞれ前後方向に沿って外向きに連出されている。前壁24側の支持脚27は正面視でハ字状に設けられ、その上端縁は底壁22と平行に形成されている。保護キャップCの装着時において、キャップ部21と本体部1、およびキャップ部21とロック解除ボタン18が干渉するのを防ぐために、周壁23の前壁24および左右壁にそれぞれ本体逃げ部28とボタン逃げ部29が切欠き形成されている。底壁22の周縁部には、下方向に突出する周回壁31が設けられており、底壁22の底面に凹部32が形成されている。周回壁31はキャップ部21の周壁23に連続しており、周壁23の外面と周回壁31の外面とは面一状になるように形成されている。
上記のように、キャップ部21の底壁22に周回壁31で囲まれた凹部32を形成すると、後述する排水孔33から排水した水を凹部32と載置面で区画される空間に排水孔33から排水された水を保持して、水が載置面上で広がるのを阻止できるので、隣接する他物が水濡れするのを防止できる。また、周回壁31がキャップ部21の周壁23に連続していると、キャップ部21の外面を伝い流れた水は、キャップ部21の中途部で溜まることなくスムーズに載置面へと流下させることができる。また、張り出し部分がない分、保護キャップCをコンパクトにすることができ、電気かみそりの携帯性を向上できる。
図3に示すように、周壁23の後壁25および左右壁の下半部には、通気開口30がそれぞれ形成されている。また、周壁23の後壁25の上半部にも他よりも大型の通気開口30Aが形成されている。通気開口30は、保護キャップCに電気かみそりを装着した際に、キャップ部21の内外で空気が通気できるようにして、水洗い後の電気かみそりの乾燥を促進する目的で設けている。なお、保護キャップCに外刃ホルダー13が装着されている電気かみそりを装着した状態において、洗浄窓15は大型の通気開口30Aと正対している。これにより、シャッター16を開放しておけば、毛屑室R内の乾燥を促進することができる。
底壁22の四隅には、キャップ部21で受け止めた水を排水する排水孔33が設けられている。このように、底壁22に排水孔33を設けると、水洗い後の電気かみそりから滴下した水を排水孔33から排水して、キャップ部21の内底に溜まるのを防止でき、電気かみそりの乾燥を促進させることができる。なお、排水孔33から排水された水は先に説明したように、凹部32と載置面で区画される空間に保持される。
図5に示すように、キャップ部21の凹部32の底面には、鏡体34が設けられている。本実施例では一方の面にアルミニウムを蒸着して鏡面化した樹脂シートで鏡体34を構成しており、樹脂シートは鏡面化した面が外向きになるように接着固定されている。樹脂シートには先の排水孔33に対応する位置に開口を設けて、排水が妨げられないようにしている。このように、キャップ部21の凹部32の底面に鏡体34を設けると、外出先等で鏡がない場所でも、鏡体34に映しながらひげ剃りを行うことができる。また、別途鏡を持ち運ぶ必要がない分、電気かみそりの携帯性を向上できる。凹部32に設けられた鏡体34によれば、載置面との接触を可及的に回避することができ、鏡体34の傷つきを抑制できる。なお、鏡体34は一方の面を鏡面化加工したステンレス板材で構成してもよく、凹部32の底面に直接アルミニウムを蒸着して鏡面化してもよい。
図3および図5に示すように、保護キャップCには、電気かみそりの本体部1を支持する支持アーム36が設けられている。支持アーム36は、キャップ部21の後壁25(周壁23)から上向きに延設されるアームベース37と、アームベース37の先端に設けられて、本体部1の左右側面を挟持する一対のサポート片38とで構成されている。保護キャップCに電気かみそりを装着した状態において、スイッチ8はアームベース37で覆われている。このような支持アーム36を設けた保護キャップCによれば、本体部1の左右側面を一対のサポート片38で挟持して、保護キャップに対する電気かみそりの装着状態を強固なものにすることができ、載置された電気かみそりの安定性を向上できる。また、スイッチ8がアームベース37で覆われていると、アームベース37でスイッチ8を保護して、電気かみそりを鞄等に収容して持ち運ぶ際に、スイッチ8が誤ってオン状態に切換ることがない。
水洗い洗浄した電気かみそりの乾燥を促進させるためには、外刃ホルダー13をヘッド本体12から分離した状態で乾燥させることが好ましい。本実施例における保護キャップCは、分離した外刃ホルダー13を電気かみそりと一括して保管するために、図1に示すように、保護キャップCに装着構造40を設けて、分離した外刃ホルダー13を装着構造40に着脱可能に装着できるようにした。装着構造40は、前側に形成された一対の支持脚27の上端縁に設けられており、外刃ホルダー13の周囲壁14が下側に向かって差込まれる掛止スリット41からなる。掛止スリット41は、キャップ部21側に偏寄した支持脚27の上端縁に設けられている。
上記のように、一対の支持脚27に装着構造40を形成すると、キャップ部21の外面に別途装着構造40を設ける場合に比べて、保護キャップCの外観をすっきりとしたものにしてデザイン性を向上できる。また、別途装着構造40を形成することによる保護キャップCの形成材料の増加を抑制して製造コストを削減し、さらに軽量化による携帯性の向上を図ることができる。
キャップ部21側に偏寄した支持脚27の上端縁に掛止スリット41を設けると、装着構造40に外刃ホルダー13を装着した際に、重心位置がキャップ部21の中央から遠ざかる方向に移動するのを防止して、電気かみそりを安定した状態で載置できる。また、装着構造40に外刃ホルダー13を装着したとき、平面視における外刃ホルダー13を含む保護キャップの外郭形状を小さくできるので、保管時の占有スペースを小さくして、コンパクトに保管することができる。
掛止スリット41の対向面42・42は、少なくともいずれか一方がキャップ部21から離れる向きに上り傾斜する傾斜面で構成する。本実施例においては、前側の対向面42がキャップ部21から離れる向きに上り傾斜しており、後側の対向面42がキャップ部21に近づく向きに上り傾斜している。背面(後)側の周囲壁14が掛止スリット41に差し込まれた外刃ホルダー13は、周囲壁14の内外面が前後の対向面42・42で受け止められて、正面(前)側の周囲壁14が載置面から浮き離れ、僅かに前傾する状態で装着される。
上記のように、装着構造40を構成する掛止スリット41の前側の対向面42をキャップ部21から離れる向きに上り傾斜する傾斜面で構成すると、掛止スリット41に差し込まれた周囲壁14の上側が電気かみそりから離れる様に外刃ホルダー13を装着できる。従って、装着構造40に外刃ホルダー13を装着した保護キャップCに対して電気かみそりを着脱する際に、外刃ホルダー13と電気かみそりが干渉するのを可及的に回避できる。また、保護キャップCに装着した電気かみそりを倒立姿勢で載置し、掛止スリット41に外刃ホルダー13を着脱するとき、装着の際にはキャップ部21側へ近づきながら装着でき、分離の際にはキャップ部21から離れながら分離できる。この点でも、外刃ホルダー13と電気かみそりが干渉するのを回避できる。
装着構造40は、保護キャップCに装着された電気かみそりの全高寸法の半分以下の高さに設けることが好ましい。これは、装着構造40に外刃ホルダー13を装着したとき、保護キャップCに装着した電気かみそりの重心位置が上側に移動するのを抑えることができる。従って、電気かみそりのバランスが不安定になるのを抑制して転倒するのを回避できる。また、装着構造40から外刃ホルダー13が落下したとき、落下距離が小さい分、外刃ホルダー13が破損するのを回避できる。本実施例における装着構造40は、載置面近傍の支持脚27に設けたので、電気かみそりの全高寸法の半分よりも十分に下側に設けられており、重心位置が上側に移動するのを回避している。
保護キャップCには、底壁22が載置面と正対する状態で載置したとき、電気かみそりを正立姿勢で保持して載置するための正立姿勢保持部44が設けられている。図8および図9に示すように正立姿勢保持部44は、装着構造40に臨むキャップ部21の前(正面)側に設けられており、一対の支持脚27と、支持脚27の上縁を橋絡する橋絡壁45と、前壁24の本体逃げ部28の下側に設けた同逃げ部28よりも左右幅の狭い切欠き46で構成されている。平面視において、一対の支持脚27と橋絡壁45との内面は、本体部1の下端の外郭形状に対応する半円弧形状に形成されている。電気かみそりが正立姿勢保持部44に装着された状態において、電気かみそりの下端はキャップ部21の前側の装着構造40に臨ませてあり、一対の支持脚27と橋絡壁45で囲まれる空間内に保持されて、本体部1の下面が切欠き46の底面で受け止められている。さらに、本体部1の中途部の左右側面が支持アーム36の一対のサポート片38で挟持されている。正立姿勢保持部44に装着された電気かみそりは、後傾する正立姿勢で保持されている(図9参照)。
上記のように、正立姿勢保持部44を保護キャップCに設けると、ひげ剃りの途中で保護キャップCに電気かみそりを仮置きできる。これにより、電気かみそりの握り方を変えたい場合に、一旦正立姿勢保持部44に電気かみそりを正立姿勢で仮置きし、所望の握り方で再度握り直すことができるので、電気かみそりの使い勝手を向上できる。
正立姿勢保持部44に装着された電気かみそりを、後傾する正立姿勢で保持すると、直立する正立姿勢で保持する場合に比べて、電気かみそりの上下中央付近にある重心位置を載置面に近づけることができるので、仮置きした電気かみそりのバランスが不安定になるのを抑制して転倒するのを回避できる。
電気かみそりの下端をキャップ部21の前側の装着構造40に臨ませてあると、電気かみそりの重心位置を、キャップ部21の上方に位置させたとき、電気かみそりの下端がキャップ部21の中心から前側に位置する分、電気かみそりの後傾角度を大きくできる。従って、電気かみそりのバランスが不安定になるのをさらに抑制できる。また、キャップ部21の内面に正立姿勢保持部44を形成する場合に比べて、キャップ部21の内面の構造を簡素化して、保護キャップが大型化するのをより防止できる。
また、上記のような正立姿勢保持部44によれば、電気かみそりの下端を一対の支持脚27と橋絡壁45で囲んでがたつくのを阻止し、電気かみそりをより安定した状態で正立姿勢保持部44に仮置きできる。
正立姿勢保持部44に装着された電気かみそりは、支持アーム36のサポート片38で本体部1の中途部の左右側面が挟持されているので、先の倒立姿勢を同様に、保護キャップCに対する電気かみそりの装着状態を強固なものにすることができ、載置された電気かみそりの安定性を向上できる。
電気かみそりが装着された保護キャップCは、本体部1の正面が載置面と正対する横臥姿勢と、本体部1の背面が載置面と正対する横臥姿勢に載置可能である。図10(a)に示すように、前者の横臥姿勢においては、載置面(後面)側にある一対の支持脚27とアームベース37の先端背面に設けた支持突起48(アームベース37の一部)が載置面と当接しており、本体部1の正面に配置されたスイッチ8は載置面から離間している。また、図10(b)に示すように、後者の横臥姿勢においては、載置面(前面)側にある一対の支持脚27と本体部1の一部が載置面と当接しており、本体部1の背面に配置されたきわ剃りユニット9は載置面から離間している。
上記のように、各横臥姿勢においてスイッチ8、あるいはきわ剃りユニット9を、支持脚27で保護キャップCの載置面から浮き離れた状態で支持すると、スイッチ8、あるいはきわ剃りユニット9が載置面と接触して破損するのを防止できる。また、各横臥姿勢において、一対の支持脚27と支持突起48、あるいは一対の支持脚27と本体部1の一部の3点が載置面と当接するようにしたので、がたつくことなく安定した状態で横臥姿勢に載置できる。支持突起48をアームベース37の先端に設けたので、アームベース37の摩耗を防止でき、またアームベース37が載置面に当接するのを回避して保護キャップCの耐久性を向上できる。なお、本体部1の正面が載置面と正対する横臥姿勢においては、本体部1と載置面の間にアームベース37が介在するので、本体部1の正面が載置面に当接して本体部1が破損、あるいは傷付くのを防止できる。
(実施例2) 図11から図14に本発明に係る保護キャップの実施例2を示す。本実施例では、正立姿勢保持部44を廃した点が先の実施例1と大きく異なる。図11に示すように、前壁24側の一対の支持脚27の上端縁は、前側に向かって下り傾斜しており、掛止スリット41の対向面42・42はいずれもキャップ部21から離れる向きに上り傾斜する傾斜面で構成されている。前側の対向面42の傾斜角度は、後側の対向面42の傾斜角度よりも大きく設定されている。他は実施例1と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の説明においても同じとする。
(実施例3) 図15から図17に本発明に係る保護キャップの実施例3を示す。本実施例では、支持脚27、支持アーム36、および正立姿勢保持部44を廃した点が先の実施例1と大きく異なる。図16に示すように本実施例の保護キャップCは、前壁24が電気かみそりの正面に対応するように装着される。このため、図15に示すように、本体逃げ部28は周壁23の後壁25に設けられている。周壁23の前壁24には断面コ字状の膨出壁51が設けられており、膨出壁51の左右の壁52の上端縁に掛止スリット41からなる装着構造40が設けられている(図17参照)。このように、支持脚27、支持アーム36、および正立姿勢保持部44を省略すると、保護キャップCをより小型化することができ、電気かみそりの携帯性を著しく向上できる。
(実施例4) 図18は本発明に係る保護キャップの実施例4を示し、先の実施例3のキャップ部21の下側に正立姿勢保持部44を設けた実施例である。正立姿勢保持部44は、本体部1の下端部形状に対応したカップ状の保持カップ55で構成されており、保持カップ55の底壁はキャップ部21の底壁22を兼ねている。保持カップ55の開口周縁には、本体部1の下端部の装着を容易化するために、外広がり状のガイド壁56が設けられている。ガイド壁56は、電気かみそりを倒立姿勢で載置したときの安定性向上にも寄与している。本実施例においては、正立姿勢保持部44に装着した電気かみそりは直立姿勢で支持されている。こうした保護キャップCによれば、小型化による電気かみそりの携帯性の向上に加え、ひげ剃り時に電気かみそりを仮置きできることによる使い勝手を向上させた保護キャップCを得ることができる。
(実施例5) 図19は本発明に係る保護キャップの実施例5を示し、先の実施例1〜4とは装着構造40が異なる。本実施例における装着構造40は、前側の支持脚27の上縁に上向きに突出形成した左右一対の係合突起53で構成されている。外刃ホルダー13の後側の周囲壁14には、係合突起53に対応する係合凹部54が設けられており、係合突起53に係合凹部54を差し込んで係合させることにより、外刃ホルダー13は係合突起53からなる装着構造40に着脱可能に装着できる。
(実施例6) 図20は本発明に係る保護キャップの実施例6を示し、先の実施例5と同様に装着構造40の構成が異なる。本実施例の保護キャップCでは、前側の一対の支持壁27が装着壁57で橋絡されており、装着壁57に固定された磁石58で装着構造40が構成されている。外刃ホルダー13の後側の周囲壁14の内部に、例えばステンレス鋼からなる磁性金属体59が埋設されており、磁性金属体59を磁石58に吸着することにより、外刃ホルダー13は磁石58からなる装着構造40に着脱可能に装着できる。なお、磁性金属体57を装着壁57に固定し、磁石58を周囲壁14の内部に埋設してもよい。
(実施例7) 図21は本発明に係る保護キャップの実施例7を示す。本実施例の保護キャップCでは、前側の支持脚27が廃されて、キャップ部21の前壁24に下面が開口する四角箱状の装着座60が一体に形成されており、装着座60の上壁に凹み形成された載置凹部61で装着構造40が構成されている。載置凹部61に外刃ホルダー13を反転姿勢で挿入することにより、外刃ホルダー13は載置凹部61からなる装着構造40に着脱可能に装着される。載置凹部61の内面の前後には、三角リブ状のスペーサー62が複数個突設されており、装着された外刃ホルダー13をスペーサー62で受け止めることにより、外刃ホルダー13の外面と載置凹部61の内面との間に通気用の隙間が形成されるようにしている。装着された外刃ホルダー13の前側の長毛切断部4と正対する載置凹部61の底壁には磁石63が固定されており、長毛切断刃4の固定刃を磁石63の磁気で吸引することで、外刃ホルダー13は安定した姿勢で載置凹部61に装着される。なお、磁石63は必ずしも設ける必要はない。底壁の磁石63の前後には装着構造40用の排水孔64が設けられている。
(実施例8) 図22は本発明に係る保護キャップの実施例8を示し、本実施例においては先の実施例7の載置凹部61に替えて、装着座60の上壁に膨出形成された嵌合台67で装着構造40が構成されている。平面視における嵌合台67は、外刃ホルダー13の周囲壁14の下開口の内面形状に対応する外郭形状を呈しており、外刃ホルダー13を上方から嵌合させることにより、外刃ホルダー13は嵌合台67からなる装着構造40に着脱可能に装着される。嵌合台67は、上面が湾曲状に凹んでおり、凹み底部分の上壁に排水孔64が設けられている。
(実施例9) 図23は本発明に係る保護キャップの実施例9を示し、本実施例においては先の実施例8の嵌合台67に替えて、装着座60の上壁に突出形成された前後一対の嵌合リブ68で装着構造40が構成されている。一対の嵌合リブ68は、外刃ホルダー13の周囲壁14の下開口の前後内面形状に対応する形状を呈しており、外刃ホルダー13を上方から嵌合させることにより、外刃ホルダー13は嵌合リブ68からなる装着構造40に着脱可能に装着される。装着座60の上壁には、排水孔64が設けられている。
上記の実施例5〜9のように、装着構造40は、実施例1〜4のような掛止要素による装着形態のほか、係合要素、磁気吸着要素、載置要素、嵌合要素などによる装着形態を採用することができる。
以上のように、上記各実施例に係る電気かみそりの保護キャップは、外刃ホルダー13がヘッド本体12に装着されている場合と、外刃ホルダー13がヘッド本体12から取外された場合のいずれの場合でも、電気かみそりを倒立姿勢で支持して、かみそりヘッド2の外面を覆うようにした。また、保護キャップCに、かみそりヘッド2から分離した外刃ホルダー13を着脱可能に装着する装着構造40を設けた。こうした電気かみそりの保護キャップによれば、電気かみそりを水洗いしたのち、保護キャップCに外刃ホルダー13が装着された状態の電気かみそりを装着して、倒立姿勢で保管し乾燥させることができる。また、保護キャップCに外刃ホルダー13が分離された状態の電気かみそりを装着し、分離した外刃ホルダー13を装着構造40に装着して、倒立姿勢で保管し乾燥させることができる。従って、乾燥を促進させるために外刃ホルダー13を分離した場合でも、分離した外刃ホルダー13と電気かみそりとを一括して保管しながら乾燥させて、外刃ホルダー13が紛失するのを防止できる。
1 本体部
2 かみそりヘッド
8 スイッチ
9 きわ剃りユニット
12 ヘッド本体
13 外刃ホルダー
14 周囲壁
17 装着部
21 キャップ部
22 底壁
26 受座
27 支持脚
31 周回壁
32 凹部
33 排水孔
34 鏡体
36 支持アーム
37 アームベース
38 サポート片
40 装着構造
41 掛止スリット
42 対向面
44 正立姿勢保持部
45 橋絡壁
48 支持突起

Claims (10)

  1. かみそりヘッド(2)に着脱可能に装着される外刃ホルダー(13)を備えている電気
    かみそりの保護キャップであって、
    保護キャップは、外刃ホルダー(13)が装着された状態、および外刃ホルダー(13
    )が分離された状態の電気かみそりを倒立姿勢で支持して、かみそりヘッド(2)の外面
    を覆っており、
    保護キャップに、かみそりヘッド(2)から分離した外刃ホルダー(13)を着脱可能
    に装着する装着構造(40)が設けられていることを特徴とする電気かみそりの保護キャ
    ップ。
  2. 外刃ホルダー(13)が、かみそりヘッド(2)のヘッド本体(12)に装着されてお
    り、
    保護キャップに、電気かみそりを倒立姿勢で支持するキャップ部(21)が設けられて
    、その内面に受座(26)が形成されており、
    外刃ホルダー(13)がヘッド本体(12)に装着された状態において、外刃ホルダー
    (13)で覆われていないヘッド本体(12)の外面に、前記受座(26)で支持される
    装着部(17)が形成されており、
    外刃ホルダー(13)が、装着された状態の電気かみそりと、外刃ホルダー(13)が
    分離された状態の電気かみそりを、同じ高さ位置において倒立姿勢で支持するように構成
    されている請求項1に記載の電気かみそりの保護キャップ。
  3. 装着構造(40)が、保護キャップに装着された電気かみそりの全高寸法の半分以下の
    高さに設けられて、装着構造(40)に装着された外刃ホルダー(13)が、その下面が
    保護キャップの載置面から浮き離れる状態で支持されている請求項1または2に記載の電
    気かみそりの保護キャップ。
  4. 装着構造(40)は、外刃ホルダー(13)の周囲壁(14)が下向きに差込まれる掛止スリット(41)からなり、
    掛止スリット(41)の対向面(42・42)の少なくともいずれか一方がキャップ部(21)から離れる向きに上り傾斜する傾斜面で構成されている請求項2に記載の電気かみそりの保護キャップ。
  5. キャップ部(21)の外面に複数の支持脚(27)が連出されており、
    支持脚(27)に装着構造(40)が形成されている請求項2、または4に記載の電気かみそりの保護キャップ。
  6. 掛止スリット(41)は、キャップ部(21)側に偏寄した支持脚(27)の上端縁に設けられている請求項4に記載の電気かみそりの保護キャップ。
  7. 装着構造(40)に臨むキャップ部(21)の正面側に、正立姿勢で載置された電気かみそりを保持する正立姿勢保持部(44)が設けられている請求項2、4、5または6に記載の電気かみそりの保護キャップ。
  8. 正立姿勢保持部(44)に装着された電気かみそりが、後傾する正立姿勢で保持されて
    いる請求項7に記載の電気かみそりの保護キャップ。
  9. 電気かみそりが正立姿勢保持部(44)に装着された状態において、電気かみそりの下
    端がキャップ部(21)の前側の装着構造(40)に臨ませてある請求項7または8に記
    載の電気かみそりの保護キャップ。
  10. 正立姿勢保持部(44)が、一対の支持脚(27)と、支持脚(27)の上縁を橋絡す
    る橋絡壁(45)と、キャップ部(21)の前壁(24)に形成した切欠き(46)で構
    成されており、
    電気かみそりが正立姿勢保持部(44)に装着された状態において、電気かみそりの下
    端が一対の支持脚(27)と橋絡壁(45)で囲まれる空間内に保持されている請求項9
    に記載の電気かみそりの保護キャップ
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