JP6760585B2 - 回転弁 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンドルにより弁体を操作してバルブ本体内部の流通孔を遮断及び連通させる回転弁に関する。
鉄道車両に使用する空気ブレーキ用の回転弁は、下記特許文献1、非特許文献1に開示されているように、内部に流通孔が形成されたバルブ本体と、バルブ本体内に設けられ、流通孔を連通する開位置と流通孔を遮断する閉位置との間を回動可能な弁体と、弁体に固定されて上記弁体の回動軸に沿って延びてバルブ本体から突出する弁軸と、弁軸に固定されたハンドル台と、ハンドル台に取り付けられたハンドルと、を有する。
ハンドルを上記弁体の回動軸を中心に90度回動することにより、上記ハンドル台及び弁軸を介して上記弁体を開位置と閉位置との間で回動させる。
ハンドルは、弁体を正確に開位置と閉位置で位置決めできるように、90度の角度範囲に回動を規制されている。この回動規制手段は、バルブ本体に設けられ、弁軸回りに90度離間した第1及び第2の係止面と、ハンドル台に設けられた回動規制凸部とを有している。回動規制凸部は周方向寸法が小さく、バルブ本体の第1、第2の係止面の間に配置されている。弁体が開位置にあるとき、回動規制凸部の周方向の一端が第1の係止面に係止し、弁体が閉位置にあるとき、回動規制凸部の周方向の他端が第2の係止面に係止する。
上記回転弁において、ハンドルが不用意に操作されて回動したり、振動により回動したりすると、弁体が開位置から閉位置へ、または閉位置から開位置へ回動してしまう。そのため、上記回転弁はハンドルの回動を防止する機能を備えている。簡単に説明すると、ハンドルは、ハンドル台に弁軸と交差する方向に延びる揺動軸を介して取り付けられており、揺動軸を中心に引き下げ位置(バルブ本体に接近した位置)と引き上げ位置(バルブ本体から離れた位置)との間を揺動可能となっている。ハンドルは引き下げ位置でロックされ、引き上げ位置に揺動させた時にロックを解除されて上記の開閉操作を行なえるようになっている。
上記ハンドルをロックするため、ハンドルには弁軸回りに180度離間した第1及び第2のロック爪(ロック部)が形成されている。
上述したように弁体が開位置にあり、ハンドル台の回動規制凸部の一方の面が第1の係止面に係止した状態では、ハンドルを引き下げ位置にすると、ハンドルの第1のロック爪が第2の係止面に係止することにより、ハンドルの回動(開位置から閉位置への回動)が禁じられる。
弁体が閉位置にあり、ハンドル台の回動規制凸部の他方の面が第2の係止面に係止した状態でハンドルを引き下げ位置にすると、ハンドルの第2のロック爪が第1の係止面に係止することにより、ハンドルの回動(閉位置から開位置への回動)が禁じられる。
ところで、回転弁には、ハンドルを交換することによってバルブ本体を中心として右側でハンドルを操作する右勝手と左側でハンドルを操作する左勝手とに操作勝手を変更できるものがあり、例えば、右勝手ではハンドルの反時計方向の回動を閉じ操作とし、左勝手ではハンドルの時計方向の回動を閉じ操作としている。この回転弁では、ハンドルがハンドル台を介さずに弁軸に取り付けられ、上記と異なる回動規制手段が設けられている。この回動規制手段は、バルブ本体に設けられ、弁軸回りに180度離間した第1、第2の立ち上がり壁部と、ハンドルに設けられ、弁軸回りに90度離間した2つの回動規制凸部とを有している。
一方の操作勝手の回転弁では、2つの回動規制凸部の間に第1の立ち上がり壁部が位置しており、各回動規制凸部が第1の立ち上がり壁部に係止することによりハンドルの回動が規制される。他方の操作勝手の回転弁では、2つの回動規制凸部は弁軸回りに90度ずれており、2つの回動規制凸部の間に第2の立ち上がり壁部が位置している。各回動規制凸部が第2の立ち上がり壁部に係止することによりハンドルの回動が規制される。
実開昭59−139665号公報
JIS E4102
上記のようなハンドルの操作勝手を変更できる回転弁は、バルブ本体に180度離れた第1、第2の立ち上がり壁部を有しており、バルブ本体に90度離れた第1、第2の係止面を有する特許文献1及び非特許文献1の回転弁とは構造が異なるため、特許文献1及び非特許文献1のロック機構を適用して、ハンドルをロックさせることはできなかった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、
内部に流通孔が形成されたバルブ本体と、
上記バルブ本体内に設けられ、上記流通孔を連通する開位置と上記流通孔を遮断する閉位置との間を回動可能な弁体と、
上記弁体に固定されて上記弁体の回動軸に沿って延び、上記バルブ本体から突出する弁軸と、
上記弁軸に固定されたハンドル台と、
上記ハンドル台に上記弁軸と交差方向に延びる揺動軸を介して取り付けられ、上記揺動軸を中心に引き下げ位置と引き上げ位置との間を揺動可能であるとともに、上記弁体の回動軸を中心に90度回動することにより上記ハンドル台及び弁軸を介して上記弁体を開位置と閉位置との間で回動させるハンドルと、
上記弁体の回動を上記開位置と上記閉位置との間の90度の角度範囲に規制する回動規制手段と、
上記ハンドルをロックするロック手段と、
を備えた回転弁において、
上記回動規制手段は、上記バルブ本体に設けられ、上記弁軸回りに180度離間した第1、第2の立ち上がり壁部と、上記ハンドル台に設けられた回動規制凸部とを有し、上記弁体が上記開位置と閉位置の一方の位置にあるとき、上記回動規制凸部の周方向の一端が上記第1の立ち上がり壁部の第1係止面に係止し、上記弁体が上記開位置と閉位置のうちの他方の位置にあるとき、上記回動規制凸部の周方向の他端が上記第2の立ち上がり壁部の第2係止面に係止するようになっており、
上記ロック手段は、上記ハンドルに設けられた第1及び第2のロック部を有し、上記弁体が上記開位置と閉位置のうちの上記一方の位置にあり、上記ハンドルが引き下げ位置にあるとき、上記第1ロック部が上記第2の立ち上がり壁部の上記第2係止面に係止することにより、上記ハンドルの回動を禁じ、
上記弁体が開位置と閉位置のうちの上記他方の位置にあり、上記ハンドルが引き下げ位置にあるとき、上記第2ロック部が、上記第2立ち上がり壁部における上記第2係止面の反対側の第3係止面に係止することにより、上記ハンドルの回動を禁じ、
上記ハンドルが引き上げ位置にあるとき、上記第1、第2ロック部が上記立ち上がり壁部から外れて上記ハンドルの回動を許容することを特徴とする。
上記構成によれば、バルブ本体に第1、第2の立ち上がり壁部を180度離間して設けた回転弁に、ハンドルをロックする機能をもたせることができる。
好ましくは、上記ハンドルにおいて、上記揺動軸方向の一方側に上記第1ロック部と上記第2ロック部が配置されている。
さらに好ましくは、上記ハンドルは、主壁部と、この主壁部の上記揺動軸方向の一方の側縁から上記主壁部と直角をなして上記バルブ本体に向かって突出する側壁部と、上記側壁部に設けられ上記主壁部の他方の側縁に向かって突出する突出部とを有し、上記側壁部は上記弁軸方向に延びる側縁を有し、この側縁が上記第1ロック部として提供され、上記突出部の突出端が上記第2ロック部として提供される。
好ましくは、上記ハンドルには、クリップが設けられ、上記ハンドル台には、上記ハンドルが引き下げ位置のとき、上記クリップが嵌合する嵌合部が設けられている。
上記構成によれば、組み付けが煩雑なコイルスプリング等を用いずに、ハンドルを安定して支持することができる。
好ましくは、さらに上記ハンドルが、細長い把手部を有するとともに、上記揺動軸から見て上記把手部の反対側の端部に当接部を有し、上記当接部が上記ハンドル台の受面に当たることにより、上記ハンドルの引き上げ方向の揺動が規制される。
上記構成によれば、ハンドルの把手部を引き上げたとき、ハンドルの当接部がハンドル台の受面に当たることにより、ハンドルが引き上げ位置になったことを確認することができる。
本発明によれば、弁軸回りに180度離間した2つの立ち上がり壁部を有する回転弁でも、ハンドルをロックでき、弁体の開位置、閉位置を確実に維持することができる。
本発明を適用した鉄道車両用ボールバルブの斜視図である。 同ボールバルブの分解斜視図である。 同ボールバルブのハンドルを底面側から見た斜視図である。 同ボールバルブのハンドル台を示す図であって、(A)はその正面図、(B)は図4(A)のB矢視図、(C)は図4(A)のC矢視図である。 同ボールバルブのハンドルを示す図であって、(A)はその正面図、(B)は図5(A)のB矢視図、(C)は図5(A)のC矢視図である。 同ボールバルブの断面図であって、(A)はハンドルが引き下げ位置のときの状態を示し、(B)は、ハンドルが引き上げ位置のときの状態を示す。 (A)は、同ボールバルブにおいて、弁体が開位置にありハンドルが引き下げ位置(ロック位置)にある状態を示す正面図である。(B)は、図7(A)のB矢視断面図である。(C)は、図7(A)のC矢視図である。 (A)は、同ボールバルブにおいて、弁体が開位置にあり、ハンドルが引き上げ位置(ロック解除位置)にある状態を示す正面図である。(B)は、図8(A)のB矢視断面図である。(C)は、図8(A)のC矢視図である。 (A)は、同ボールバルブにおいて、弁体が閉位置にあり、ハンドルが引き上げ位置(ロック解除位置)にある状態を示す正面図である。(B)は、図9(A)のB矢視断面図である。(C)は、図9(A)を背面から見た図の一部である。 (A)は、同ボールバルブにおいて、弁体が閉位置にあり、ハンドルが引き下げ位置(ロック位置)にある状態を示す正面図である。(B)は、図10(A)のB矢視断面図である。(C)は、図10(A)を背面から見た図の一部である。 (A)は、本発明の第2実施形態に係るボールバルブにおいて、弁体が開位置にあり、ハンドルが引き下げ位置(ロック位置)にある状態を示す正面図である。(B)は、図11(A)のB矢視断面図である。 (A)は、同ボールバルブにおいて、弁体が閉位置にあり、ハンドルが引き下げ位置(ロック位置)にある状態を示す正面図である。(B)は、図12(A)のB矢視断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を、図1〜図10を参照して説明する。
この実施形態は、本発明を、鉄道車両のドア開閉装置やブレーキ装置等の空気圧配管に設けられる鉄道車両用ボールバルブ(回転弁)に適用したものである。勿論、本発明は、鉄道車両用ボールバルブに限定されるものではなく、弁体を回動させることによって流体の流量を制御する他の回転弁にも適用可能である。
この実施形態のボールバルブ1は、バルブ本体10と、弁体20と、弁軸30と、ハンドル台40と、ハンドル50と、弁体20の回動を規制する回動規制手段Rと、ハンドル50の回動をロックするロック手段Lとを備えている。
図2、図6に示すように、バルブ本体10は直管形状をなし、その内部に流通孔11が形成されている。バルブ本体10の上方には、後述するように弁軸30が通る円筒部12と、2つの立ち上がり壁部13,14が突出形成されている。立ち上がり壁部13,14は、円筒部12の外周から径方向にバルブ本体10の軸線と直交する方向に延びるとともに、互いに弁軸30周りに180度離間して配置されている。
バルブ本体10内には流通孔11の中途部において、ボール状の弁体20が収容されている。この弁体20は、その内部を貫通する連通孔21を有し、バルブ本体10の流通孔11を連通させる開位置と流通孔11を遮断する閉位置との間を回動可能である。
上記弁体20には、弁軸30の一端部が固定されている。弁軸30は、弁体20の回動軸に沿って延びており、弁軸30の他端部はバルブ本体10の円筒部12から突出している。弁軸30の他端部には、図2に示すように、横断面形状が四角形(非円形)の結合部31及びねじ部32が形成されている。
ハンドル台40は結合穴41を有し、この結合穴41を上記弁軸30の結合部31に嵌めた状態でねじ部32にナット33を螺合することにより、ハンドル台40は弁軸30に相対回動不能に固定されている。
ハンドル台40は、バルブ本体10に向かって突出する回動規制凸部42を有している。図7〜図10に示すように、この回動規制凸部42は、バルブ本体10の円筒部12周りに所定角度範囲を占めており、その周方向の両端面は後述の作用をなす規制面42a,42bとして提供される。
上記回動規制凸部42とバルブ本体10の立ち上がり壁部13,14により、弁体20の回動範囲を開位置と閉位置との間の90度の角度範囲に規制する回動規制手段Rが構成されている。
図2、図4に示すように、ハンドル台40には一対の軸支部43,43が設けられ、これら軸支部43には、後述する揺動軸60が挿通される挿通孔43aが形成されている。
軸支部43には、挿通孔43aより先端側の上面に、後述するようにハンドル50が当接することでハンドル50の揺動を規制する受面43bが形成されている。受面43bは、ハンドル台40の先端に向かうにしたがって下側に傾斜するように形成されている。
ハンドル台40には、上記軸支部43の反対側に向かってバルブ本体10の軸線と平行に延びる円柱状(棒状)の嵌合部45が設けられている。嵌合部45には、後述するようにハンドル50に取り付けられたクリップ70が嵌め込まれる。
図1〜図3、図5に示すように、ハンドル50は、ステンレス鋼等の金属板をプレス加工することにより形成され、細長い平板形状の主板部51(主壁部)と、この主板部51の基端部の幅方向両側縁から直角をなしてバルブ本体10に向かって突出する一対の側板部54,55(側壁部)を有している。
上記主板部51の基端部には、上記弁軸30及びナット33を通すための貫通孔52が形成されている。主板部51は基端部から延びる細長い把手部53を有している。
ハンドル50の側板部54,55には、貫通孔52から見て把手部53の反対側の端部に軸受孔54a,55aが形成されている。これら軸受孔54a,55aとハンドル台40の挿通孔43aとに、上記バルブ本体10の軸線と交差するとともに上記弁軸30と交差する方向に延びた揺動軸60が挿通されている。この揺動軸60を介して、ハンドル50はハンドル台40に揺動可能に結合されている。
ハンドル50は、図6(A)に示す引き下げ位置にあるとき、バルブ本体10に近づきハンドル台40に載っており、図6(B)に示す引き上げ位置にあるとき、バルブ本体10から遠ざかり、ハンドル台40に対して傾斜している。
また、図6、図7(A)に示すように、ハンドル50の把手部53が、バルブ本体10の軸線方向(流通孔11の形成方向)に延びた位置にあるとき、上記弁体20は開位置にある。図9、図10に示すように、ハンドル50が、バルブ本体10の軸線方向と直交するとき、上記弁体20は閉位置にある。
上記ハンドル50の側板部54,55は同形状をなし、上記軸受孔54a,55aの近傍に切欠54b、55bを有しており、これら切欠き54b、55bの側縁54x、55xが弁軸30方向に延びている。本実施形態では、一方の側板部54の側縁54xが、後述の作用をなす第1ロック部として提供される。
図2、図3に示すように、ハンドル50の側板部54にはL字状のロックブロック56(突出部)がネジ等により固定されている。このロックブロック56は他方の側板部55に向かって突出しており、この突出端56aが後述の作用をなす第2ロック部として提供される。
上記側板部54の側縁54xと、ロックブロック56の突出端56aにより、ハンドル50のバルブ本体10に対する回動を禁じるロック手段Lが構成されている。
ハンドル50の主板部51の下面には、上記貫通孔52より把手部53側において、弾性を有するクリップ70が取り付けられている。クリップ70は、スプリングクリップと呼ばれるものであって、ステンレス鋼等の金属製の板を折り曲げてU字状に形成され、主板部51にリベット75等により固定される取付基部71と、この取付基部71の両側からバルブ本体10に向かって延びる一対の把持片72,72とを有している。各把持片72は、ハンドル台40の嵌合部45の円柱形状に対応した円弧部72aを有している。一対の把持片72の下端部は、バルブ本体10に向かって広がっている。
次に、図6〜図10を参照して、ボールバルブ1の作用を説明する。前述したように、弁体20と弁軸30とハンドル台40とハンドル50は、弁軸30を中心として一体に回動するようになっており、いずれかの構成要素が回動を禁じられると他の構成要素も回動を禁じられる。
図6(A)、図7は、ハンドル50が、弁体20を開位置にする位置(以下、単にハンドル50の開位置と称す)にあり、かつ引き下げ位置にあるときの状態を示す。この状態では、図7(B)に示すように、回動規制凸部42の一方の規制面42aが、立ち上がり壁部13(第1立ち上がり壁部)の図中右側の係止面13a(第1係止面)に係止されるため、ハンドル台40は時計回り方向の回動を禁じられる。また、ハンドル50の側板部54の側縁54xが立ち上がり壁部14の図中右側の係止面14a(第2係止面)に係止されるため、ハンドル50は反時計回り方向の回動を禁じられる。その結果、弁体20、弁軸30、ハンドル台40、ハンドル50は時計回り方向と反時計回り方向の回動を禁じられてロックされ、弁体20の開位置が維持される。
なお、ハンドル50が引き下げ位置にある状態では、図6(A)、図7(C)に示すように、ハンドル50側のクリップ70はハンドル台40の嵌合部45に嵌め込まれている。 これにより、ハンドル50が振動によりがたつかず、ハンドル50を引き下げ位置で安定させることができる。
図6(B)、図8に示すように、嵌合部45を保持するクリップ70の弾性力に抗してハンドル50の把手部53を揺動軸60を中心に持ち上げると、クリップ70が嵌合部45から外れてハンドル50は引き上げ位置となる。この状態では、図8(B)に示すように、ハンドル50の側板部54の側縁54xが立ち上がり壁部14から外れるので、ハンドル50は閉じ方向(反時計回り方向)への回動が可能となる(ハンドル50のロック解除)。
なお、ハンドル50の引き上げ位置への揺動の際、図6(B)に示すように、ハンドル50の主板部51において把手部53の反対側の端部51a(当接部)が、ハンドル台40の受面43bに当たるため、ハンドル50のさらなる揺動が規制される。これにより、ハンドル50が引き上げ位置になったことを確認することができる。
図6(B)、図8に示す状態において、引き上げ位置にあるハンドル50を、図9に示すように弁軸30を中心に反時計回り方向に90度回動させると、ハンドル台40の回動規制凸部42の規制面42bが立ち上がり壁部14(第2立ち上がり壁部)の右側の係止面14a(第2係止面)に当たる。これにより弁体20を閉位置にすることができる。
図10に示すように、再びハンドル50を引き下げ位置にすると、ハンドル50の側板部54,55の下端が立ち上がり壁部13,14の上端より下方に位置する。この状態で、ロックブロック56の突出端56aが図10(B)における立ち上がり壁部14の左側の係止面14b(第3係止面)と係止するため、ハンドル50の時計回り方向の回動が禁じられる。
上述したように、図10の状態では、立ち上がり壁部14をハンドル台40の回動規制凸部42とハンドル50のロックブロック56で挟んでいるため、弁体20、弁軸30、ハンドル台40、ハンドル50は時計回り方向、反時計回り方向のいずれの回動も禁じられてロックされている。
なお、ハンドル50の引き下げ時には、図10(C)に示すように、クリップ70が再び嵌合部45に嵌め込まれる。これにより生じる手応えにより、ハンドル50が確実に引き下げ位置になったことを確認することができる。
弁体20を閉位置から開位置にする場合には、上記とは逆の操作をすればよい。簡単に説明すると、図10の状態から図9に示すようにハンドル50を引き上げ位置にし、時計回り方向に回動して図8の状態にし、最後に図7に示すようにハンドル50を引き下げ位置にする。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態については、上記実施形態と異なる構成だけを説明することとし、同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
[第2実施形態]
図11、図12は、本発明の第2実施形態を示す。この実施形態においては、弁体20の開位置にあるハンドルを上記第1実施形態とは逆の時計方向に90度回動させることにより、弁体20を閉位置にする。
このような回動方向の変更にも拘わらず、バルブ本体10、弁体20、弁軸30は、第1実施形態と共通のものを用いることができる。ハンドル50は、ロックブロック56の固定位置を側板部54から側板部55へ変更するだけで良い。
ただし、ハンドル台40は第1実施形態と共通の形状ではなく、回動規制凸部42の位置が第1実施形態に対して周方向に90度ずれている。
本実施形態では、側板部55の側縁55xが特許請求の範囲の第1ロック部としての役割を果たし、立ち上がり壁部13が第2立ち上がり壁部、立ち上がり壁部14が第1立ち上がり壁部としての役割を果たす。
図11に示すように、ハンドル50が開位置かつ引き下げ位置にあるとき、回動規制凸部42の規制面42bが立ち上がり壁部14の係止面14a(第1係止面)に係止するとともに、ハンドル50の側板部55の側縁55xが立ち上がり壁部13の係止面13a(第2係止面)に係止して、ハンドル50の回動がロックされる。
図11の状態からハンドル50を引き上げて、時計方向に90度回動させ、図12に示すように、ハンドル50が閉位置かつ引き下げ位置になったとき、回動規制凸部42の規制面42aが立ち上がり壁部13の係止面13a(第2係止面)に係止し、ロックブロック56の突出端56aが立ち上がり壁部13の反対側の係止面13b(第3係止面)に係止する。これにより、回動規制凸部42とロックブロック56で立ち上がり壁部13を挟んだ状態になり、ハンドル50の回動がロックされる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。
ハンドルの長手方向とバルブ本体の流通孔の形成方向とが直交するとき、弁体の閉位置とし、ハンドルの長手方向とバルブ本体の流通孔の形成方向とが平行のとき、弁体の開位置にとしてもよい。
回動規制凸部は、周方向に2つに分けられていてもよい。
本発明は、ハンドルにより弁体を操作して内部の連通孔を遮断及び連通させる回転弁に適用可能である。
1 ボールバルブ(回転弁)
10 バルブ本体
11 流通孔
13,14 立ち上がり壁部
13a,13b,14a,14b 係止面
20 弁体
30 弁軸
40 ハンドル台
42 回動規制凸部
45 嵌合部
43b 受面
50 ハンドル
51 主板部(主壁部)
51a 主板部の端部(当接部)
54、55 側板部(側壁部)
53 把手部
54x 側板部の側縁(第1ロック部)
56 ロックブロック(突出部)
56a ロックブロックの突出端(第2ロック部)
60 揺動軸
70 クリップ
R 回動規制手段
L ロック手段

Claims (5)

  1. 内部に流通孔が形成されたバルブ本体と、
    上記バルブ本体内に設けられ、上記流通孔を連通する開位置と上記流通孔を遮断する閉位置との間を回動可能な弁体と、
    上記弁体に固定されて上記弁体の回動軸に沿って延び、上記バルブ本体から突出する弁軸と、
    上記弁軸に固定されたハンドル台と、
    上記ハンドル台に上記弁軸と交差方向に延びる揺動軸を介して取り付けられ、上記揺動軸を中心に引き下げ位置と引き上げ位置との間を揺動可能であるとともに、上記弁体の回動軸を中心に90度回動することにより上記ハンドル台及び弁軸を介して上記弁体を開位置と閉位置との間で回動させるハンドルと、
    上記弁体の回動を上記開位置と上記閉位置との間の90度の角度範囲に規制する回動規制手段と、
    上記ハンドルをロックするロック手段と、
    を備えた回転弁において、
    上記回動規制手段は、上記バルブ本体に設けられ、上記弁軸回りに180度離間した第1、第2の立ち上がり壁部と、上記ハンドル台に設けられた回動規制凸部とを有し、上記弁体が上記開位置と閉位置の一方の位置にあるとき、上記回動規制凸部の周方向の一端が上記第1の立ち上がり壁部の第1係止面に係止し、上記弁体が上記開位置と閉位置のうちの他方の位置にあるとき、上記回動規制凸部の周方向の他端が上記第2の立ち上がり壁部の第2係止面に係止するようになっており、
    上記ロック手段は、上記ハンドルに設けられた第1及び第2のロック部を有し、上記弁体が上記開位置と閉位置のうちの上記一方の位置にあり、上記ハンドルが引き下げ位置にあるとき、上記第1ロック部が上記第2の立ち上がり壁部の上記第2係止面に係止することにより、上記ハンドルの回動を禁じ、
    上記弁体が開位置と閉位置のうちの上記他方の位置にあり、上記ハンドルが引き下げ位置にあるとき、上記第2ロック部が、上記第2立ち上がり壁部における上記第2係止面の反対側の第3係止面に係止することにより、上記ハンドルの回動を禁じ、
    上記ハンドルが引き上げ位置にあるとき、上記第1、第2ロック部が上記立ち上がり壁から外れて上記ハンドルの回動を許容することを特徴とする回転弁。
  2. 上記ハンドルにおいて、上記揺動軸方向の一方側に上記第1ロック部と上記第2ロック部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回転弁。
  3. 上記ハンドルは、主壁部と、この主壁部の上記揺動軸方向の一方の側縁から上記主壁部と直角をなして上記バルブ本体に向かって突出する側壁部と、上記側壁部に設けられ上記主壁部の他方の側縁に向かって突出する突出部とを有し、
    上記側壁部は上記弁軸方向に延びる側縁を有し、この側縁が上記第1ロック部として提供され、上記突出部の突出端が上記第2ロック部として提供されることを特徴とする請求項2に記載の回転弁。
  4. 上記ハンドルには、クリップが設けられ、
    上記ハンドル台には、上記ハンドルが引き下げ位置のとき、上記クリップが嵌合する嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の回転弁。
  5. さらに上記ハンドルが、細長い把手部を有するとともに、上記揺動軸から見て上記把手部の反対側の端部に当接部を有し、
    上記当接部が上記ハンドル台の受面に当たることにより、上記ハンドルの引き上げ方向の揺動が規制されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回転弁。
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