JP2009243546A - 回転弁のロック構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 別途部材が不要であり、簡単な操作で、確実にハンドルのロックを行うことのできる回転弁のロック構造を提供する。
【解決手段】 バルブ本体1に内装される弁体8と、バルブ本体1の外部に設けられたストッパ19と、ストッパ19により回動量が規制され弁体8を開閉動作させるためのハンドル20と、ハンドル20に回動自在に取付けられ弁体8の全開時または全閉時にストッパ19の外面に係合される係合凹部29が形成されたロック部材26と、ロック部材26をストッパ19への係合方向に付勢するばねとを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は回転弁のロック構造に係り、特に、配管内部の流体の流れを制御するために用いられる回転弁のロック構造に関する。
一般に、配管内部の流体の流れを制御するために、ボールバルブやバタフライバルブとなどの回転弁が多く用いられており、このような回転弁においては、回転弁のステムにハンドルを取り付け、ハンドルを手動で操作することにより弁体の開閉動作を行うものがある。
そして、このような回転弁を、例えば、鉄道車両のドア開閉用の空気圧配管に適用した場合、例えば、車内清掃時にハンドルを操作して弁体を全閉状態とし、配管二次側の空気タンク内の圧縮空気を外部に排気できるうよにした回転弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、空気タンク内の圧縮空気を排気することにより、ドアが無負荷状態となり、ドアを手動で開閉できるようになる。
しかし、このような場合に、回転弁のハンドルを不用意に操作できてしまうと極めて危険であるという問題があった。また、鉄道車両が走行中に、石や寒冷地における雪や氷などが飛散してハンドルに衝突してしまうと、やはり回転弁が動作して閉状態となってしまうことがあり、ドアが走行中に開いてしまうことや、ブレーキ制御ができなくなり、危険であった。
そのため、従来から、回転弁のハンドルをロックすることができるようにした技術が種々開発されている。このような技術としては、例えば、ハンドル部分にハンドルをロックするロックプレートを設けた技術(例えば、特許文献2参照)、ハンドルを南京錠でロックするようにした技術(例えば、特許文献3参照)などが開示されている。
実公平6−023802号公報 実公平1−015972号公報 実公平3−034535号公報
しかしながら、前記特許文献2および特許文献3に記載の発明においては、いずれもハンドルのロックは可能であるが、ハンドルをロックする際に、ハンドル固定用のナットによりロックプレートを固定する必要があり、ハンドルのロック作業が極めて面倒であるという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、別途部材が不要であり、簡単な操作で、確実にハンドルのロックを行うことのできる回転弁のロック構造を提供するを目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、流体の流入口および流出口を有するバルブ本体と、前記バルブ本体に内装される弁体と、前記バルブ本体の外部に設けられたストッパと、前記ストッパにより回動量が規制され前記弁体を開閉動作させるためのハンドルと、前記ハンドルに回動自在に取付けられ、前記弁体の全開時または全閉時に前記ストッパの外面に係合される係合凹部が形成されたロック部材と、前記ロック部材を前記ストッパへの係合方向に付勢するばねと、を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記ストッパの側面は、先端の幅寸法が小さくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2において、前記ロック部材には、前記ばねの付勢力に抗して前記ロック部材を回動させて前記ストッパへの係合を解除するための操作片が設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記ロック部材は、前記係合凹部の内面が前記ストッパの外面に沿うように平面形状ほぼコ字状に形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項において、前記ロック部材は、前記弁体が全開時に前記ストッパに係合されるものであり、前記ロック部材の前記ストッパへの係合を解除するための回動方向は、前記ハンドルの閉方向への回動方向と同一であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、弁体の全開時または全閉時に前記ストッパの外面にばねの付勢力によりロック部材の係合凹部を係合させることにより、弁体を全開または全閉状態に保持することができ、この状態から、弁体を閉方向または開方向に回転させる場合、ロック部材を回動させて係合凹部とストッパとの係合を解除することにより、ハンドルを容易に回転させることができる。そして、さらにこの状態から、弁体を開方向または閉方向に回転させる場合は、ハンドルを回転させるだけで、ロック部材がストッパを乗り越えてロック部材の係合凹部をストッパに係合させることができるので、従来のようにロックプレートなどの別部材が不要であり、簡単な操作で、確実にハンドルのロックを行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、ストッパの側面を先端の幅寸法が小さくなるようにテーパ状に形成するようにしているので、ロック部材のストッパの乗り越え動作を円滑に行わせることができる。
請求項3に係る発明によれば、ロック部材にばねの付勢力に抗してロック部材を回動させてストッパへの係合を解除するための操作片を設けるようにしているので、ロック部材の解除操作を容易に行うことができる。
請求項4に係る発明によれば、ロック部材を係合凹部の内面がストッパの外面に沿うように平面形状ほぼコ字状に形成するようにしているので、ロック部材の係合凹部がストッパに係合した状態で、強固に係合状態を確保することができ、外部要因でハンドルに回転方向の力が加わった場合でも、確実に弁体を全開状態または全閉状態に保持することができる。
請求項5に係る発明によれば、ロック部材は、弁体が全開時にストッパに係合されるものであり、ロック部材のストッパへの係合を解除するための回動方向をハンドルの閉方向への回動方向と同一であるようにしているので、ロック部材の係合凹部のストッパへの係合解除操作と、ハンドルの回転操作とを操作性よく行うことができる。
以下、本発明に係る回転弁のロック構造の実施形態を図面を参照して説明する。
図1から図9は本発明に係る回転弁のロック構造をボールバルブに適用した場合の第1実施形態を示したものであり、図1および図3に示すように、バルブ本体1の両端部には、流体の流入口2および流出口3がそれぞれ設けられており、バルブ本体1の上面には、上方に延在するステム孔4が設けられている。例えば、このボールバルブを鉄道車両のドア開閉用の空気圧配管に適用した場合、流入口2には、例えば、圧縮機などが接続されるとともに、流出口3には、空気タンクが接続されるようになっている。
このバルブ本体1の内部の流出口3側には、流出口3より小径とされた開口5を備える弁支持壁6が形成されており、バルブ本体1の内部には、直径方向に貫通する流路7を有する球形状の弁体8が収容されている。弁支持壁6と弁体8との間には、ボールシート9が配設されており、弁体8の流入口2側には、ボールシート9を介して螺入されるインサート部材10が配設されている。そして、このインサート部材10により、弁体8をバルブ本体1の内部の適正位置に保持するように構成されている。バルブ本体1の下面には、パージ孔11が形成されており、弁体8には、この弁体8が閉じた状態で流出口3とパージ孔11とを連通させるパージ流路12が形成されている。
バルブ本体1のステム孔4の内部には、ステム13が収容されており、このステム13の下端部には、弁体8の上面に形成された係合凹部14に係合される係合突起15が形成されている。そして、ステム13の係合突起15を弁体8の係合凹部14に係合させた状態で、ステム13の回転動作により弁体8を回転動作させることができるように構成されている。
また、ステム13の周面には、例えば、Oリングなどの封止部材16を受け入れる環状溝17が形成されており、ステム13の上端部には、バルブ本体1の上方に突出する雄ねじ部18が形成されている。
バルブ本体1のステム孔4の外周面には、ストッパ19が突出形成されている。ステム13の上端部には、弁体8を開閉動作させるハンドル20が取付けられており、ハンドル20は、ステム13の雄ねじ部18に螺合されるナット21により、ワッシャ22および座金23を介して締め付け固定されている。ハンドル20の基部には、ストッパ19に対して弁体8の全開状態で当接する全開用ストッパ部24および全閉状態で当接する全閉用ストッパ部25がそれぞれ形成されており、ハンドル20を、各ストッパ部24,25がストッパ19に当接するまで回動させることにより、ステム13の回転量を0°〜90°の範囲で規制するようになされている。
ハンドル20の基端部分には、ロック部材26が回動自在に取付けられており、このロック部材26は、基部27の上下端縁に一体に設けられ互いにほぼ平行に配置されたロック板28,28を備えている。これら各ロック板28は、平面形状ほぼコ字状を有し、ロック板28の内側は、ストッパ19の外面に係合される係合凹部29とされている。上方に位置するロック板28の先端部には、上方に延在する操作片30が立設されている。基部27の外面には、ばね受け入れ部31が形成されている。
また、ハンドル20の全開用ストッパ部24の近傍には、取付用孔32が形成されており、ロック部材26は、各ロック板28,28の基端部を取付用孔32の上下に配置した状態で、各ロック板28および取付用孔32を貫通するピン33により、回動自在に取付けられている。ピン33の外周には、ばねとしてのねじりコイルばね34が装着されており、このねじりコイルばね34の一端部は、基部27のばね受け入れ部31に挿通されるとともに、ねじりコイルばね34の他端部は、バルブ本体1の外面に当接されており、ロック部材26は、ねじりコイルばね34の付勢力により、ハンドル20の回転中心方向に向けて付勢されるように構成されている。ロック部材26の回動範囲は、少なくともストッパ19の係合を解除できる範囲であればよく、本実施形態においては、図1に示す全開状態における位置から、図2に示すように、外方に約90°回動可能としている。この回動範囲は、図5に示すように、ロック部材26の基部27の側面27aがハンドル20の側面20aに当接することにより規制され、ロック部材26の基部27の側面27aがハンドル20の側面20aに当接した位置が最大回動位置とされる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態における回転弁を、例えば、鉄道車両に適用する場合は、例えば、回転弁を圧縮機および空気タンクを接続する所定の配管の中途部に設置するものであり、流入口2を圧縮機、流出口3を空気タンクに向けて設置するものである。
そして、このような鉄道車両に適用する場合、回転弁は、通常開状態に保持されるものであり、図1および図5に示すように、ハンドル20は、その全開用ストッパ部24がストッパ19に当接した状態で、ハンドル20が配管の設置方向に沿って位置するように保持される。この状態で、ロック部材26の係合凹部29は、バルブ本体1のストッパ19の外側に係合され、ねじりコイルばね34の付勢力により、この係合状態を保持するようになっている。すなわち、ロック部材26がストッパ19に係合することにより、ハンドル20を全開状態に保持することができ、例えば、鉄道車両が走行中に跳ね上げた石や寒冷地における雪や氷などがハンドル20に衝突した場合でも、ハンドル20を全開位置に保持することができるようになっている。
そして、この状態から、弁体8を閉じる場合は、操作者がハンドル20を握った状態で、操作片30をねじりコイルばね34の付勢力に抗してバルブ本体1の外側に回動させて係合凹部29によるストッパ19の係合を解除する。この状態で、ハンドル20を閉方向に回動させて、全閉用ストッパ部25がストッパ19の側面に当接するまで回動させることにより、図8に示すように、弁体8を全閉状態に保持することができるようになっている。なお、弁体8が全閉状態で、パージ流路12により、流出口3とパージ孔11とを連通させるようにしているので、流出口3、すなわちタンク側から弁体8側に圧力が加わった場合に、その圧力をパージ流路12を介して逃がすことができるようになっている。
また、再び、弁体8を開く場合は、ハンドル20を開方向に回動させると、図9に示すように、ロック部材26の先端部がストッパ19の側面に当接する。このとき、ロック部材26の回動中心とハンドル20の回転中心とが、図9に示すように、距離eだけ偏心しているので、ロック部材26とストッパ19の側面との接触角αが所定量設けられることになる。そして、さらにハンドル20を回動させると、ロック部材26の先端部がストッパ19の側面に沿って滑り、ロック部材26は、ねじりコイルばね34の付勢力に抗して回動される。
ここで、バルブ本体1は、通常、型を用いて鍛造あるいは鋳造により成形するものであり、ストッパ19部分も一体に成形される。成形の際には、左右に分割された鍛造型などの成形型(図示せず)を、図9に示すy,y’方向、すなわち、バルブ本体1の左右方向に取り外す。したがって、この成形型を円滑に取り外せるように、ストッパ19部分には、先端19aの幅寸法が小さくなるようテーパとしての約1°〜5°の抜き勾配βが形成されている。また、鍛造あるいは鋳造によるバルブ本体1の表面粗さは一様ではないが、多少の凹凸が形成されており、ロック部材26との接触抵抗が低減されることになる。
このようなロック部材26とストッパ19の側面との接触角α、ストッパ19の抜き勾配βおよびストッパ19の接触抵抗により、ロック部材26の先端部がストッパ19の側面に当接した場合に、ロック部材26の動きが規制されてしまうことなく、ストッパ19の側面に沿って円滑に滑らせることができるものである。
また、ロック部材26は、ストッパ19の側面と接触角αで当接後、さらにハンドル20を開方向に回動させると、ハンドル20から外方に離れる方向、具体的には、図9に示す角度γが大きくなる方向に回動する。ここで、角度γは、ハンドル20の長手方向に平行な線とロック部材26の操作片30の面とのなす角度である。
これにより、ロック部材26は、接触角αをほぼ一定に保ったまま、ストッパ19の側面に沿って滑ることができるので、ストッパ19の側面に引っかかることなく、ハンドル20を回転させるだけで、ロック部材26が半ば自力でストッパ19を乗り越えて、ロック部材6の係合凹部29をストッパ19に係合させることができる。
本発明者の実験によれば、鍛造で形成したバルブ本体1を用いてハンドル20の開閉動作を行ったところ、ロック部材26はストッパ19の側面に沿って円滑に滑り、ロック部材26がストッパ19を乗り越えることが確認された。さらに、ロック部材26のストッパ19の側面に当接する角部を鋭角に形成し、ロック部材26とストッパ19の側面との接触角αを45°程度に形成したものについても同様に実験したが、やはり、ロック部材26はストッパ19の側面に沿って円滑に滑り、ロック部材26がストッパ19を乗り越えることが確認された。したがって、ロック部材26とストッパ19の側面との接触角αが45°以下であれば、ロック部材26の動作に影響はない。なお、本実施形態においては、接触角αを0°〜45°の範囲で設定しており、より具体的には、バルブ呼び径3/8〜1インチでは、20°から30°に設定している。
なお、ロック部材26がストッパ19の側面をさらに円滑に滑らせることができるようにするためには、例えば、ストッパ19の側面を摩擦係数の少ない鏡面状に形成したり、ロック部材26のストッパ19に当接する先端部を曲面状に形成することなどが考えられる。
そして、さらにハンドル20を開方向に回動させることにより、ロック部材26がストッパ19を乗り越え、ハンドル20の全開用ストッパ部24がストッパ19の側面に当接した状態で、ねじりコイルばね34の付勢力により、ロック部材26の係合凹部29がストッパ19の外側に係合され、ハンドル20を全開状態に保持するようになっている。
したがって、本実施形態においては、弁体8を閉じる場合、ハンドル20がロックされた状態から、操作片30によりロック部材26を回動させて係合凹部29とストッパ19との係合を解除することにより、ハンドル20を容易に閉方向に回転させることができ、弁体8を開く場合は、ハンドル20を開方向に回転させるだけで、ロック部材26がストッパ19を乗り越えてロック部材26の係合凹部29をストッパ19に係合させて開状態を保持させることができるので、従来のようにロックプレートなどの別部材が不要であり、簡単な操作で、確実にハンドル20のロックを行うことができる。
また、図10および図11は本発明の第2実施形態を示したものであり、本実施形態においては、ばねとして板ばね35を用いるようにしたものである。
本実施形態においては、ロック部材26の基部27に板ばね35を一体に形成し、この板ばね35の先端部をハンドル20の側面に当接させることにより、ロック部材26に付勢力を付与するように構成されている。その他の構成は、前記第1実施形態と同様であるためその説明を省略する。
本実施形態においても前記第1実施形態と同様に、弁体8の全開状態では、図10に示すように、ロック部材26の係合凹部29がストッパ19の外側に係合され、板ばね35の付勢力により、この係合状態を保持するようになっている。
そして、この状態から、弁体8を閉じる場合は、操作片30を板ばね35の付勢力に抗してバルブ本体1の外側に回動させて係合凹部29によるストッパ19の係合を解除させて、ハンドル20を閉方向に回動させるものである。
また、再び、弁体8を開く場合は、ハンドル20を開方向に回動させることにより、ロック部材26の先端部がストッパ19の側面に沿って滑り、ロック部材26は、板ばね35の付勢力に抗して回動される。そして、さらにハンドル20を開方向に回動させることにより、ロック部材26がストッパ19を乗り越え、板ばね35の付勢力により、ロック部材26の係合凹部29がストッパ19の外側に係合され、ハンドル20を全開状態に保持するようになっている。
したがって、本実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、従来のようにロックプレートなどの別部材が不要であり、簡単な操作で、確実にハンドル20のロックを行うことができる。
なお、板ばね35の形状は、図11に実線で示すように、ロック部材26の側面に沿う形状の他、図11の破線で示すように、板ばね35aを、ロック部材26の側面からハンドル20の長手方向に延伸させ、その先端部を湾曲させてハンドル20の側面に当接させるように形成し、ロック部材26の回動時における局部変形を防止するようにしてもよい。
さらに、図12は本発明の第3実施形態を示したものであり、本実施形態においては、バルブ本体1のステム13の回転軸を中心としてほぼ90°ずらした位置にストッパ19を設け、弁体8が全閉状態でロック部材26の係合凹部29がストッパ19に係合され、弁体8の全閉状態を保持することができるようにしたものである。
本実施形態においても前記各実施形態と同様に、ロック部材26の係合凹部29をストッパ19の外側に係合させることにより、弁体8の全閉状態を保持することができ、ロック部材26を回動させて係合凹部29によるストッパ19の係合を解除させることにより、容易に全開方向にハンドル20を回動させることができる。その結果、従来のようにロックプレートなどの別部材が不要であり、簡単な操作で、確実にハンドル20のロックを行うことができる。
なお、前記各実施形態においては、回転弁としてボールバルブに適用した場合について説明したが、その他バタフライバルブなど弁体8を回転動作させて流体の開閉を行う形式の回転弁であれば、いずれのものにも適用することが可能である。さらに、本発明のロック構造は、ストッパ19を有する既存の回転弁に対しても、ハンドル20を交換するだけで適用することができる。
また、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
本発明に係る回転弁のロック構造をボールバルブに適用した第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態における動作概念を示す斜視図である。 第1実施形態の正面断面図である。 第1実施形態の側面図である。 第1実施形態の弁体の全開状態を示す平面図である。 第1実施形態の弁体の全開状態を示す正面図である。 図6のA−A線におけるロック部材の取付部分の拡大断面図である。 第1実施形態の弁体の全閉状態を示す平面図である。 第1実施形態の弁体の全閉状態から開方向にハンドルを回転させた状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態における弁体の全開状態を示す平面図である。 第2実施形態における弁体の全開状態を示す正面図である。 本発明の第3実施形態における弁体の全閉状態を示す平面図である。
符号の説明
1 バルブ本体
2 流入口
3 流出口
4 ステム孔
8 弁体
11 パージ孔
12 パージ流路
13 ステム
19 ストッパ
20 ハンドル
24 全開用ストッパ部
25 全閉用ストッパ部
26 ロック部材
27 基部
28 ロック板
29 係合凹部
30 操作片
31 ばね受け入れ部
34 ねじりコイルばね
35 板ばね

Claims (5)

  1. 流体の流入口および流出口を有するバルブ本体と、
    前記バルブ本体に内装される弁体と、
    前記バルブ本体の外部に設けられたストッパと、
    前記ストッパにより回動量が規制され前記弁体を開閉動作させるためのハンドルと、
    前記ハンドルに回動自在に取付けられ、前記弁体の全開時または全閉時に前記ストッパの外面に係合される係合凹部が形成されたロック部材と、
    前記ロック部材を前記ストッパへの係合方向に付勢するばねと、
    を備えていることを特徴とする回転弁のロック構造。
  2. 前記ストッパの側面は、先端の幅寸法が小さくなるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転弁のロック構造。
  3. 前記ロック部材には、前記ばねの付勢力に抗して前記ロック部材を回動させて前記ストッパへの係合を解除するための操作片が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転弁のロック構造。
  4. 前記ロック部材は、前記係合凹部の内面が前記ストッパの外面に沿うように平面形状ほぼコ字状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転弁のロック構造。
  5. 前記ロック部材は、前記弁体が全開時に前記ストッパに係合されるものであり、
    前記ロック部材の前記ストッパへの係合を解除するための回動方向は、前記ハンドルの閉方向への回動方向と同一であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回転弁のロック構造。
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