JP6759588B2 - 潤滑剤、画像形成方法及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

潤滑剤、画像形成方法及び電子写真画像形成装置 Download PDF

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本発明は、潤滑剤、画像形成方法及び電子写真画像形成装置に関する。より詳しくは、本発明は、画像内で印字率が大きく異なる画像を連続して出力した場合においても、画像メモリーの発生を抑えることができ、かつ、像担持体のクリーニング性を向上させる潤滑剤等に関する。
電子写真方式の印刷プロセスには、像担持体(以下、「感光体」ともいう。)上の静電潜像を静電荷像現像用トナーによって現像する工程、現像されたトナー像を紙や転写材に転写する工程、トナー像を転写した後に転写されず像担持体表面上に残留したトナーをクリーニングブレードにてクリーニング(除去)する工程が含まれる。転写する工程及びクリーニングする工程において、トナーと感光体との離形性を高めることによる転写効率やクリーニング性を向上する目的や、クリーニング部材と感光体の摺動性を高めることにより両部材の摩耗を低減する目的から、潤滑剤を感光体の表面上に供給する方法が提案されている。
潤滑剤の像担持体への供給方法としては、(1)潤滑剤塗布装置などのアプリケーターにより塗布する方法、(2)トナーを含む現像剤に外添剤として含有させる方法が挙げられる。
上記潤滑剤としては、従来、金属石鹸が広く使用されており、特に滑性を付与する効果の高い材料としてステアリン酸亜鉛が知られている。
しかしながら、従来の潤滑剤を供給する印刷方式においては、画像メモリーと呼ばれる問題があった。
画像メモリーとは、ある画像チャート(1種目の画像チャート)を印刷したのちに別の画像チャートを続けて印刷すると、2種目の画像チャート(2種目の画像チャート)の出力画像上に、1種目の画像チャートの印字部・非印字部に対応する画像濃度ムラが発現してしまう画像不良である。
この原因は下記のように考えられている。
金属石鹸は、感光体、トナーや現像剤のキャリアの材料などと比較すると、正に帯電しやすい性質がある。このため、金属石鹸を潤滑剤として用いた場合、画像内で印字率の大きく異なる画像を連続出力した際に発生する潤滑剤の塗布ムラが存在すると、塗布ムラに応じて感光体の表面の電位にムラが発生してしまう。この結果、印刷画像の濃度にムラが生じる(以下、「画像ムラ」ともいう。)と考えられている。
このような画像メモリーを抑制する手段として、例えば特許文献1においては、脂肪酸金属塩中に、脂肪酸金属塩と逆極性の帯電性を有する荷電制御材を導入し、感光体の表面の電位が変動することを抑制し、電位のムラが発生することを抑制する潤滑剤が提案されている。
しかしながら、上記潤滑剤においては、画像ムラの発生は改善するが、荷電制御材には滑性が存在しないため、潤滑剤として機能が損なわれ、クリーニング性が悪化する。
特開2010−133997号公報
本発明は、上記問題・状況に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、画像内で印字率が大きく異なる画像を連続して出力した場合においても、画像メモリーの発生を抑えることができ、かつ、像担持体のクリーニング性を向上させる潤滑剤等を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決すべく、上記問題の原因等について検討する過程において、クリーニング性向上のために像担持体へ供給される潤滑剤として特定構造の脂肪酸(炭素数が奇数)を有するものを採用することで、画像内で印字率が大きく異なる画像を連続して出力した場合においても、画像メモリーの発生を抑えることができ、かつ、像担持体のクリーニング性が向上した潤滑剤を提供できることを見いだし本発明に至った。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
1.電子写真画像形成装置の像担持体に供給される潤滑剤であって、
静電荷像現像用トナーに含有される外添剤としてではなく、前記静電荷像現像用トナーとは別に棒状成形物の潤滑剤として前記像担持体に供給され、
少なくとも下記一般式(1)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない脂肪酸を含み、かつ
少なくとも画像メモリーの発生を抑制することを特徴とする潤滑剤。
一般式(1) CH−(CH−COOH
[上記一般式(1)中、nは、15〜19の範囲内の奇数を表す。]
.像担持体を帯電させる工程と、帯電された前記像担持体を露光することによって静電潜像を形成させる工程と、前記静電潜像を静電荷像現像用トナーによって現像する工程と、現像されたトナー像を転写材に転写する工程と、前記トナー像を転写した後に前記像担持体上をクリーニングブレードにてクリーニングする工程とを有する画像形成方法であって、
滑剤を静電荷像現像用トナーに含有される外添剤としてではなく、前記静電荷像現像用トナーとは別に個体の潤滑剤として前記像担持体に供給する工程を更に有し、かつ、
前記潤滑剤が、少なくとも下記一般式(1)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない脂肪酸を含み、
一般式(1) CH −(CH −COOH
[上記一般式(1)中、nは、15〜19の範囲内の奇数を表す。]
前記像担持体が、有機感光層上に保護層を有してなるものであり、
前記保護層が、少なくともアクリロイル基又はメタクリロイル基を有する重合性化合物を硬化して得られる樹脂成分を含有することを特徴とする画像形成方法。
.前記潤滑剤を前記像担持体に供給する工程において、棒状成形物である潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤の微粉を前記像担持体の表面に塗布することを特徴とする第
項に記載の画像形成方法。
.第1項に記載の潤滑剤を有し、かつ、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
本発明の上記手段により、画像内で印字率が大きく異なる画像を連続して出力した場合においても、画像メモリーの発生を抑えることができ、かつ、像担持体のクリーニング性を向上させる潤滑剤等を提供することができる。
本発明の効果の発現機構ないし作用機構については明確にはなっていないが、本発明者らは以下のような作用機構に関する知見を得ている。
従来、像担持体(以下、「感光体」ともいう。)の表面磨耗と像担持体を清掃するクリーニングブレードの磨耗を抑制するために固形の潤滑剤として脂肪酸金属が採用されている。金属石鹸は、感光体、トナー、現像剤のキャリアの材料と比較して正に帯電する性質がある。このため、画像内で印字率の大きく異なる画像を連続出力した場合に発生する、潤滑剤である金属石鹸の塗布ムラが存在すると、塗布ムラに応じて感光体の表面の電位にムラが発生する。この結果、印刷画像の画像濃度ムラが生じることが問題であるという知見を得た。
特に、印刷速度の高い電子写真画像形成装置に採用されている、保護層を有する像担持体は潤滑剤の付着量が少なく、画像メモリーとクリーニング性の悪化も問題であるという知見を得た。
上記問題に対して本発明者は、固体の潤滑剤として金属との結合が存在しない脂肪酸を採用することで、摩擦帯電の発生を抑制でき、ひいては画像メモリーの発生を抑制できると考える。
また、本発明者は、一般式(1)で表される構造を有する脂肪酸とすることで、ひずみの少ないラメラ構造を有する脂肪酸とすることができるため、滑性が向上すると考える。これは、均一に配列(同じ方向で結晶が配列)すれば滑り性が優れると考えられるが、ラメラ構造を有するということは、結晶化した脂肪酸の結晶の配列が均一であることを示すためである。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す縦断面図 本発明に係る画像形成装置の一例を示す制御ブロック図 本発明に係る潤滑剤塗布装置の構成を示す概略図
本発明の潤滑剤は、電子写真画像形成装置の像担持体に供給される潤滑剤であって、静電荷像現像用トナーに含有される外添剤としてではなく、前記静電荷像現像用トナーとは別に棒状成形物の潤滑剤として前記像担持体に供給され、少なくとも上記一般式(1)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない脂肪酸を含み、かつ少なくとも画像メモリーの発生を抑制することを特徴とする。この特徴は各請求項に係る発明に共通又は対応する技術的特徴である
本発明の潤滑剤は、像担持体を帯電させる工程と、帯電された前記像担持体を露光することによって静電潜像を形成させる工程と、前記静電潜像を静電荷像現像用トナーによって現像する工程と、現像されたトナー像を転写材に転写する工程と、前記トナー像を転写した後に前記像担持体上をクリーニングブレードにてクリーニングする工程とを有する画像形成方法であって、
滑剤を静電荷像現像用トナーに含有される外添剤としてではなく、前記静電荷像現像用トナーとは別に固体の潤滑剤として前記像担持体に供給する工程を更に有し、かつ、
前記潤滑剤が、少なくとも下記一般式(1)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない脂肪酸を含み、
一般式(1) CH −(CH −COOH
[上記一般式(1)中、nは、15〜19の範囲内の奇数を表す。]
前記像担持体が、有機感光層上に保護層を有してなるものであり、
前記保護層が、少なくともアクリロイル基又はメタクリロイル基を有する重合性化合物を硬化して得られる樹脂成分を含有することを特徴とする画像形成方法に好適に採用できる。
本発明の実施形態としては、前記潤滑剤を前記像担持体に供給する工程において、棒状成形物である潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤の微粉を前記像担持体の表面に塗布することが好ましい。
また、本発明の潤滑剤は、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有する電子写真画像形成装置に具備され得る。
これにより、画像内で印字率が大きく異なる画像を連続して出力した場合においても、
画像メモリーの発生を抑えることができ、かつ、像担持体のクリーニング性が向上した画像形成方法及び電子写真画像形成装置を提供できる。
以下、本発明とその構成要素及び本発明を実施するための形態・態様について詳細な説明をする。なお、本願において、「〜」は、その前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味で使用する。
≪潤滑剤の概要≫
本発明の潤滑剤は、電子写真画像形成装置の像担持体に供給される潤滑剤であって、
静電荷像現像用トナーに含有される外添剤としてではなく、前記静電荷像現像用トナーとは別に棒状成形物の潤滑剤として前記像担持体に供給され、
少なくとも下記一般式(1)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない脂肪酸を含み、かつ少なくとも画像メモリーの発生を抑制することを特徴とする。
一般式(1) CH−(CH−COOH
[上記一般式(1)中、nは、15〜19の範囲内の奇数を表す。]
<脂肪酸>
本発明に係る脂肪酸は、一般式(1)CH−(CH−COOH (一般式(1)中、nは、15〜19の範囲内の奇数を表す。)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない脂肪酸であれば、特に限定されないが、直鎖の脂肪酸であることが、きれいなラメラ構造をとりやすいため好ましい。また、最も好ましいnの範囲は、17〜19の範囲内である。一般式(1)中、nが、13以下では融点が低すぎるため、トナーに添加した場合はキャリアを汚染し、後述の潤滑剤塗布装置のようなアプリケーターを利用する場合はアプリケーターを構成する部材を汚染してしまう
一般式(1)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない直鎖の脂肪酸としては、具体的には、例えば、ヘプタデカン酸(n=15)、ノナデカン酸(n=17)、ヘンエイコサン酸(n=19)などが挙げられる。
中でも、一般式(1)中、nが、17〜19の範囲内の奇数を表し、かつ金属との結合が存在しない直鎖の脂肪酸である、ノナデカン酸(n=17)、ヘンエイコサン酸(n=19)を含有することが、より、クリーニング性が向上するため好ましい。
一般式(1)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない直鎖の脂肪酸は、潤滑剤の全量に対し70質量%以上含有されていることが、より、クリーニング性が向上するため好ましい。なお、一般式(1)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない直鎖の脂肪酸の好ましい範囲の上限としては、潤滑剤の全量に対し100質量%である。
<潤滑剤の像担持体への供給方法>
潤滑剤の像担持体への供給方法は、静電荷像現像用トナーに含有される外添剤としてではなく、前記静電荷像現像用トナーとは別に固体の潤滑剤として前記像担持体に供給される方法であれば、特に限定されず、像担持体に供給できるものであればよく、具体的には、例えば、後述の潤滑剤塗布装置のようなアプリケーター(成形した固形の滑剤棒をブラシなどの塗布手段で供給する方法)により供給する方法が挙げられる
本発明の潤滑剤は、像担持体を使用する公知の画像形成方法や、この公知の電子写真画像形成装置を用いた像担持体を有する電子写真画像形成装置などに、好適に採用できる。
以下に、本発明の潤滑剤を好適に採用できる画像形成方法や、電子写真画像形成装置についてその一例を説明する。
≪画像形成方法≫
本発明の潤滑剤は、電子写真方式の公知の種々の画像形成方法(いわゆる「電子写真画像形成方法」。以下、単に「画像形成方法」ともいう。)において好適に用いることができる。例えば、モノクロの画像形成方法やフルカラーの画像形成方法に用いることができる。フルカラーの画像形成方法では、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各々に係る4種類のカラー現像装置と、一つの感光体とにより構成される4サイクル方式の画像形成方法や、各色に係るカラー現像装置及び感光体を有する画像形成ユニットを、それぞれ色別に搭載するタンデム方式の画像形成方法など、いずれの画像形成方法も用いることができる。
画像形成方法としては、具体的には、例えば像担持体である感光体上を帯電装置にて帯電させる工程、帯電された前記像担持体を露光することによって静電的に形成された静電潜像を形成させる工程、現像装置において静電潜像現像用現像剤中のキャリアで静電荷像現像用トナー(以下、「トナー」ともいう。)を帯電させて、静電潜像をこの静電荷像現像用トナーによって現像することにより顕像化させてトナー像を得る工程(現像する工程)、現像されたトナー像を用紙などの転写材に転写する工程と、トナー像を転写した後に前記像担持体上をクリーニングブレードにてクリーニングする工程とを有する。なお、このような画像形成方法としては、転写する工程の後、用紙上に転写されたトナー像を接触加熱方式の定着処理によって用紙に定着(定着工程)させることにより、可視画像が得られる画像形成方法であることが好ましい。
また、上記画像形成方法においては、本発明の潤滑剤を前記像担持体に供給する工程を更に有する。この像担持体に供給する工程は、潤滑剤塗布装置により、像担持体に塗布する態様の工程であることが好ましい
また、上記画像形成方法においては、像担持体が、有機感光層上に保護層を有してなるものであり、この保護層が、少なくともアクリロイル基又はメタクリロイル基を有する重合性化合物を硬化して得られる樹脂成分を含有するものを好適に使用できる。
なお、上記画像形成方法に好適に使用できる像担持体、帯電装置、現像装置、静電荷像現像用トナー、転写材などについては、後述の電子写真画像形成装置の説明とともに詳述する。
≪電子写真画像形成装置≫
本発明の潤滑剤は、像担持体(電子写真感光体)を帯電する帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を少なくとも有する電子写真画像形成装置(以下、「画像形成装置」ともいう。)に好適に用いられる。
以下、このような画像形成装置の具体例を、図1及び図2に示す画像形成装置100を用いて説明する。
[画像形成装置100の構成]
画像形成装置100は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、感光体上に形成されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写体に1次転写し、中間転写体上で4色のトナー像を重ね合わせた後、記録用紙に2次転写することにより、画像を形成する。
画像形成装置100には、CMYKの4色に対応する感光体を中間転写体の走行方向に直列配置し、中間転写体に1回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
画像形成装置100は、画像読み取り部110、操作表示部120、画像処理部130、画像形成部140、搬送部150、定着部160、潤滑剤塗布装置190及び制御部200を備える。
なお、画像形成装置100においては、画像形成部140の画像形成ユニット141に、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有し、上記潤滑剤塗布装置190内に本発明の潤滑剤を有する。
[制御部200]
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203等を備えている。CPU201は、ROM202から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM203に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置100の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部172に格納されている各種データが参照される。記憶部172は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部200は、通信部171を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で、各種データの送受信を行う。制御部200は、例えば、外部装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて記録用紙に画像を形成させる。通信部171は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
[画像読み取り部110]
画像読み取り部110は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置111及び原稿画像走査装置(スキャナー)112等を備える。
自動原稿給紙装置111は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置112へ送り出す。自動原稿給紙装置111は、原稿トレイに載置された原稿Dの画像(両面を含む)を連続的に読み取ることができる。
原稿画像走査装置112は、自動原稿給紙装置111からコンタクトガラス上に搬送された原稿D又はコンタクトガラス上に載置された原稿Dを光学的に走査し、原稿Dからの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー112aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読み取り部110は、原稿画像走査装置112による読み取り結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部130において所定の画像処理が施される。
[操作表示部120]
操作表示部120は、例えばタッチパネル付きの液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部121及び操作部122として機能する。表示部121は、制御部200から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部122は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部200に出力する。
[画像処理部130]
画像処理部130は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部130は、制御部200の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部130は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部140が制御される。
[画像形成部140]
画像形成部140は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット141Y、141M、141C、141K及び転写手段である中間転写ユニット142等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット141Y、141M、141C、141Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット141Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット141M、141C、141Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット141の構成を画像形成ユニット141Yにより説明する。画像形成ユニット141Yは、露光手段としての露光装置1411、現像手段としての現像装置1412、感光体1413、帯電手段としての帯電装置1414及びドラムクリーニング装置1415等を備えている。
<感光体(像担持体)>
本発明の潤滑剤を電子写真画像形成装置や上記画像形成方法に採用する際、像担持体は、有機感光層上に保護層を有してなるものであり、保護層が、少なくともアクリロイル基又はメタクリロイル基を有する重合性化合物を硬化して得られる樹脂成分を含有する有機感光体であることが、本発明の潤滑剤の滑性の効果を上げるため好ましい。
有機感光体の層構成としては、導電性支持体上に、有機感光層及び保護層がこの順に積層されてなるものであれば特に限定されないが、具体的には下記(1)及び(2)の層構成を有するものが挙げられる。
(1)導電性支持体上に、中間層、有機感光層として電荷発生層及び電荷輸送層、並びに保護層がこの順に積層されてなる層構成。
(2)導電性支持体上に、中間層、有機感光層として電荷発生物質及び電荷輸送物質を含む層、並びに保護層がこの順に積層されてなる層構成。
有機感光体とは、電子写真有機感光体の構成に必要不可欠な電荷発生機能及び電荷輸送機能の少なくとも一方の機能が有機化合物により発揮されて構成されるものをいい、公知の有機電荷発生物質又は有機電荷輸送物質から構成される有機感光層を有する有機感光体、電荷発生機能と電荷輸送機能とが高分子錯体により構成される有機感光層を有する有機感光体など公知の有機感光体全てを含むものをいう。
有機感光層は、従来公知の原材料を用いて従来公知の種々の製法により作製されたものとすることができる。
(保護層)
保護層は、少なくとも重合性化合物を硬化して得られる樹脂成分を含有することが好ましく、中でも、アクリロイル基又はメタクリロイル基を有する重合性化合物を硬化して得られる樹脂成分を含有することが好ましい。
保護層は、さらに、重合性官能基を有する表面修飾剤で表面が修飾された無機微粒子を含有するものであることが好ましい。
このような保護層は、当該保護層を構成する架橋樹脂を形成すべき重合性化合物、重合開始剤、無機微粒子及び必要に応じて滑剤粒子や酸化防止剤又は架橋樹脂以外の樹脂を公知の溶媒に溶解又は分散することにより保護層形成用塗布液を調製し、この保護層形成用塗布液を有機感光層の外周面に塗布して塗布膜を形成し、この塗布膜を乾燥し、紫外線や電子線などの活性線を照射することによって塗布膜中の重合性化合物を重合反応させて架橋樹脂を合成して硬化することにより、形成することができる。
保護層の層厚は、0.2〜10μmの範囲内であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5μmの範囲内である。
保護層は、架橋樹脂とともにその他の公知の樹脂を併用して構成することもできる。
その他の公知の樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂及びアルキド樹脂などが挙げられる。
(重合性化合物)
架橋樹脂を形成するための重合性化合物としては、特に限定されないが、例えば、スチレン系モノマー、アクリル系モノマー、メタアクリル系モノマー、ビニルトルエン系モノマー、酢酸ビニル系モノマー及びN−ビニルピロリドン系モノマーなどが挙げられる。これらの重合性化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
重合性化合物としては、少ない光量又は短い時間での硬化が可能であることから、重合性官能基としてアクリロイル基(CH=CHCO−)又はメタクリロイル基(CH=CCHCO−)を有するものが好ましく用いられ、得られる架橋樹脂の架橋密度が高くなって耐摩耗特性を向上させることができる点から、特に、重合性官能基を2〜6基の範囲内有する重合性化合物を用いることが好ましい。これら重合性化合物は、特開2011−175140号公報に記載されており、そのうち、代表的な化合物の一部を以下に例示する。
Figure 0006759588
Figure 0006759588
ここで、Rはアクリロイル基(CH=CHCO−)、R′はメタクリロイル基(CH=CCHCO−)を表す。
(無機微粒子)
無機微粒子としては、酸化アルミニウム(アルミナ:Al)、酸化チタン(チタニア:TiO)、酸化ケイ素(シリカ:SiO)、酸化ジルコニウム(ジルコニア:ZrO)、酸化スズ(SnO)又は酸化亜鉛(ZnO)などの金属酸化物の微粒子を用いることができる。これらの中でも、酸化アルミニウム微粒子及び酸化スズ微粒子を用いることが好ましい。
保護層に含有される無機微粒子の数平均一次粒径は1〜300nm、特には3〜100nmの範囲内であることが好ましい。粒径があまりに小さいと耐摩耗性改善性能が十分でなく、反対に粒径が大きすぎると画像書き込み時の光を散乱させたり、表面層形成時に光硬化反応を阻害したりしてやはり耐摩耗性に悪影響を与えるおそれがある。
上記無機微粒子の数平均一次粒径は、走査型電子顕微鏡(日本電子製など)により10万倍の拡大写真を撮影し、ランダムに300個の粒子をスキャナーにより取り込んだ写真画像(凝集粒子は除いた)を自動画像処理解析装置「LUZEX(登録商標) AP」((株)ニレコ製)ソフトウェアバージョン Ver.1.32を使用して数平均一次粒径を算出する。
保護層に含有される無機微粒子は、感光体の耐久性向上の観点から、重合性官能基を有する表面修飾剤で処理されたものであることが好ましい。
重合性官能基とは、その代表例はラジカル重合性官能基であり、したがって、表面修飾剤としては、ラジカル重合性官能基を有する化合物であり、かつ無機微粒子表面を覆うことができる化合物であれば用いることができる。特に好ましいラジカル重合性官能基は反応性アクリロイル基又はメタクリロイル基であり、無機微粒子の表面を覆うために当該無機微粒子の表面に結合する部分はシランカップリング剤としての構造を有する。
本発明に係る保護層に好ましく用いることができる重合性官能基を有する表面修飾剤は、反応性ビニル基、アクリロイル基又はメタクリロイル基を有するシランカップリング剤である。例えば、下記一般式(1)で表されるシラン化合物である。
Figure 0006759588
式中、Rは水素原子、炭素数1〜10の範囲内のアルキル基又は炭素数1〜10の範囲内のアラルキル基、Rはビニル基、アクリロイル基又はメタクリロイル基などの反応性二重結合を有する有機基を表し、Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アシロキシ基、アミノキシ基又はフェノキシ基を表す。nは1〜3の範囲内の整数である。
上記一般式(1)で示されるシラン化合物例としては、特開2014−153456号公報の段落0074に記載のものが挙げられる。これらのシラン化合物は、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
重合性官能基を有する表面修飾剤による無機微粒子の表面修飾は、無機微粒子100質量部に対し、シラン化合物を表面修飾剤として0.1〜200質量部の範囲内、溶媒50〜5000質量部の範囲内を用いて湿式メディア分散型装置を使用して処理することによって行うことが好ましい。
なお、無機微粒子表面が重合性官能基を有する表面修飾剤により被覆されていることは、光電子分光法(ESCA)、オージェ電子分光法(Auger)、2次イオン質量分析法(SIMS)や拡散反射FT−IRなどの表面分析手法を複合することによって確認することができる。
(重合開始剤)
保護層に用いられる重合性化合物を重合反応させる際には、電子線開裂で反応する方法、ラジカル重合開始剤を添加して、光、熱で反応する方法などが用いられる。重合開始剤は光重合開始剤、熱重合開始剤のいずれも使用することができる。また、光、熱の両方の開始剤を併用することもできる。
ラジカル重合開始剤としては、光重合開始剤が好ましく、中でも、アルキルフェノン系化合物又はフォスフィンオキサイド系化合物が好ましい。特に、α−ヒドロキシアセトフェノン構造又はアシルフォスフィンオキサイド構造を有する化合物が好ましい。また、カチオン重合を開始させる化合物としては、例えば、ジアゾニウム、アンモニウム、ヨードニウム、スルホニウム及びホスホニウムなどの芳香族オニウム化合物のB(C 、PF 、AsF 、SbF 及びCFSO 塩などのイオン系重合開始剤やスルホン酸を発生するスルホン化物又はハロゲン化水素を発生するハロゲン化物又は鉄アレン錯体などの非イオン系重合開始剤を挙げることができる。特に、非イオン系重合開始剤であるスルホン酸を発生するスルホン化物又はハロゲン化水素を発生するハロゲン化物が好ましい。
一方、熱重合開始剤としては、ケトンパーオキサイド系化合物、パーオキシケタール系化合物、ハイドロパーオキサイド系化合物、ジアルキルパーオキサイド系化合物、ジアシルパーオキサイド系化合物、パーオキシジカーボネート系化合物又はパーオキシエステル系化合物などが用いられ、これらの熱重合開始剤は企業の製品カタログなどで公開されている。
これらの重合開始剤は1種単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
重合開始剤の添加量は、重合性化合物100質量部に対して0.1〜20質量部の範囲内であることが好ましく、より好ましくは0.5〜10質量部での範囲内ある。
<帯電装置>
帯電装置1414は、光導電性を有する感光体1413の表面を一様に負極性に帯電させる(帯電させる工程)。露光装置1411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体1413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体1413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体1413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体1413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される(静電潜像を形成させる工程)。
<現像装置>
現像装置1412は、各色成分の現像剤(例えば、小粒径のトナーと磁性体(キャリアー)とからなる二成分現像剤)を収容しており、感光体1413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する(現像する工程)。
<ドラムクリーニング装置>
ドラムクリーニング装置1415は、像担持体(感光体1413)の表面に摺接されるクリーニングブレード192(図3参照。)を有する。1次転写後に感光体1413の表面に残存する転写残トナーは、クリーニングブレードによって掻き取られ、除去される(クリーニングする工程)。
<中間転写ユニット>
中間転写ユニット142は、中間転写体となる中間転写ベルト1421、1次転写ローラー1422、2次転写ローラー1423、駆動ローラー1424、従動ローラー1425及びベルトクリーニング装置1426等を備えている。
中間転写ベルト1421は無端状ベルトで構成され、駆動ローラー1424及び従動ローラー1425に掛け渡される。中間転写ベルト1421は、駆動ローラー1424の回転により矢印A方向に一定速度で走行する。1次転写ローラー1422によって、中間転写ベルト1421が感光体1413に圧接されると、中間転写ベルト1421に各色トナー像が順次重ねて1次転写される。そして、中間転写ベルト1421が2次転写ローラー1423によって転写材Sに圧接されると、中間転写ベルト1421に1次転写されたトナー像が転写材Sに2次転写される(転写する工程)。
ベルトクリーニング装置1426は、中間転写ベルト1421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレードを有する。2次転写後に中間転写ベルト1421の表面に残存する転写残トナーは、ベルトクリーニングブレードによって掻き取られ、除去される。
<定着部>
定着部160は、搬送されてきた転写材Sを定着ニップ部で加熱、加圧することにより、転写材Sにトナー像を定着させる。定着部160は、定着ユニット161とエア分離ユニット162とを備える。定着ユニット161は、1対の定着部材を圧接することにより形成される定着ニップ部に転写材Sを通過させて、この転写材S上に転写されたトナー像に熱源からの熱を与えることにより、転写材Sにトナー像を定着させる。エア分離ユニット162は、定着ニップ部における転写材Sの排紙側から転写材Sに向けて圧縮空気を出力することにより定着部材から転写材Sを分離する。
<搬送部>
搬送部150は、給紙部151、搬送機構152及び排紙部153等を備える。給紙部151を構成する三つの給紙トレイユニット151a〜151cには、記録用紙の坪量やサイズ等に基づいて識別された記録用紙(規格用紙、特殊用紙)Sがあらかじめ設定された種類毎に収容される。
給紙トレイユニット151a〜151cに収容されている転写材Sは、最上部から1枚ずつ送出され、レジストローラー152a等の複数の搬送ローラーを備えた搬送機構152により画像形成部140に搬送される。このとき、レジストローラー152aが配設されたレジスト部により、供給された転写材Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部140において、中間転写ベルト1421のトナー像が転写材Sの一方の面に一括して2次転写され、定着部160において定着工程が施される。画像形成された転写材Sは、排紙ローラー153aを備えた排紙部153により画像形成装置100の外に排紙される。
<転写材>
転写材Sは、トナー画像を保持する支持体で、通常画像支持体又は転写紙などともいわれる。具体的には、薄紙から厚紙までの普通紙、アート紙やコート紙等の塗工された印刷用紙、市販されている和紙やはがき用紙、OHP用のプラスチックフィルム、布等の各種転写材を挙げることができるが、これらに限定されず、トナー画像を保持できるものであればよい。
<静電荷像現像用トナー>
静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」ともいう。)は、トナー粒子を含んで構成されるものであれば、特に限定されず、公知のものを使用できる。
なお、本発明において、「トナー」とは、「トナー粒子」の集合体のことをいう。
トナー粒子とは、結着樹脂、着色剤、離型剤などの内添剤からなるトナー母体粒子に、通常、外添剤を添加したものをトナー粒子というが、トナー母体粒子をそのままトナー粒子として使用するものであってもよい。
また、本発明に係るトナー母体粒子を製造する方法としては、特に限定されず、混練粉砕法、懸濁重合法、乳化凝集法、溶解懸濁法、ポリエステル伸長法、分散重合法など公知の方法が挙げられる。
また、本発明に係る外添剤も特に限定されず、シリカ粒子など、公知のものを使用できる。
[潤滑剤塗布装置190の構成]
潤滑剤塗布装置190について、図3を用いて以下説明する。
本実施の形態では、感光体1413に固形の潤滑剤191を塗布する潤滑剤塗布装置190が、感光体1413の回転方向に対してクリーニングブレード192の下流側に設けられている。
潤滑剤塗布装置190は、潤滑剤191、塗布ブラシ193、押圧バネ194及び均しブレード195を備える。潤滑剤塗布装置190は、画像形成ユニット141Y、141M、141C、141Kのそれぞれに設けられている。
塗布ブラシ193は、例えば、外径14[mm]の金属製のシャフトに、厚さ0.5[mm]の基布にアクリル繊維の束を高さ2.5[mm]のループ状に織り込んで植毛したものを巻き付けて構成されている。塗布ブラシ193は、塗布ブラシ193が感光体1413に約1.0[mm]食い込むように位置決めされている。塗布ブラシ193は、感光体1413の回転方向と同一方向に例えば400[mm/秒]で回転する。塗布ブラシ193は、制御部200からの制御信号によって回転駆動される。
潤滑剤191は、本発明に係る脂肪酸を含有する潤滑剤を固めて成形したものである。潤滑剤191は、図中奥行き方向に感光体1413の軸方向長さと同程度の長さの棒状に形成され、押圧バネ194によって塗布ブラシ193の方向に押圧されている。押圧バネ194の図中右端部は、図示しないハウジングに固定されている。また、押圧バネ194は、塗布ブラシ193の軸方向に、複数個がバランス良く配置されている。
塗布ブラシ193は、回転する塗布ブラシ193の毛で潤滑剤191を掻き取り、掻き取った潤滑剤191の微粉(約2〜10μmの範囲内程の粒子)を感光体1413の表面に塗布する。均しブレード195は、自由端長が6[mm]であり、感光体1413の回転方向に対して、塗布ブラシ193の下流側に設けられる。均しブレード195の一端部は、感光体1413の表面との間で一定の角度を保ちながら、感光体1413の回転方向に沿う方向(トレイル方向)に感光体1413に当接されている。均しブレード195の他端部は、図示しないブレードフォルダに支持されている。均しブレード195は、塗布ブラシ193によって感光体1413の表面に塗布された潤滑剤191を均一に固定する。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、画像形成装置100において、本発明の潤滑剤の像担持体への供給方法として、潤滑剤塗布装置190により供給する方法を有するものとして説明したが、前記供給方法は、これに限定されない
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」又は「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」又は「質量%」を表す。
実施例では、射出成形により作製した棒状の潤滑剤(図3に示す固形の潤滑剤191、以下「棒状潤滑剤成形物」ともいう。)を使用し、潤滑剤塗布装置190により、像担持体に潤滑剤を塗布した。以下にその製造方法を示す。
≪潤滑剤1〜潤滑剤16の製造≫
[潤滑剤1の製造]
ヘプタデカン酸(表1に示す「脂肪酸[1]」。一般式(1)のnは15である。)6kgを射出成形機に充填し、0.8mm×1.0mm×330mmの大きさの棒状潤滑剤成形物(潤滑剤1)を得た。
[潤滑剤2〜5、10〜16の製造]
潤滑剤1の製造において、脂肪酸[1]の種類を表1に記載のものに変えた他は同様にして、潤滑剤2〜5、10〜16を得た。
[潤滑剤6の製造]
ノナデカン酸(表1に示す「脂肪酸[1]」。一般式(1)のnは17である。)3kgとヘンエイコサン酸(表1に示す「脂肪酸[2]」。一般式(1)のnは19である。)3kgとを粉体混合して粉体混合物とした。この粉体混合物を射出成形機に充填し、0.8mm×1.0mm×330mmの大きさの棒状潤滑剤成形物(潤滑剤6)を得た。
[潤滑剤7〜9の製造]
潤滑剤6の製造において、脂肪酸[1]及び脂肪酸[2]の種類を表1に記載のものに変えた他は同様にして、潤滑剤7〜9を得た。
Figure 0006759588
≪評価≫
(画像形成方法1、3、12)
潤滑剤1、2、10をデジタル印刷機bizhub PRESS C1100(コニカミノルタ社製)のシアントナー印字用のドラムユニットに標準搭載されている潤滑剤棒と置換した。置換された上記デジタル印刷機を用いて印刷し、後述の画像メモリー及びクリーニング性について評価を行った。結果は表2に示す。
(画像形成方法2、4〜11、13〜19)
棒状潤滑剤成形物である上記潤滑剤1〜16を、デジタル印刷機bizhub PRESS C1100(コニカミノルタ社製)のシアントナー印字用のドラムユニットに標準搭載されている潤滑剤棒と置換し、さらに、感光体を下記感光体1に置換した。画像形成方法2、4〜11、13〜19においては、置換された上記デジタル印刷機を用いて印刷し、下記評価を行った。結果は表2に示す。
<感光体1(保護層を有する感光体)の作製>
(導電性支持体の作製)
直径60mmの円筒形アルミニウム支持体の表面を切削加工し、表面を細かく粗面にした導電性支持体を作製した。
(中間層の形成)
下記組成の分散液を同じ混合溶媒にて二倍に希釈し、一夜静置後に日本ポール社製のリジメッシュ5μmフィルターを用いて濾過することにより、中間層塗布液を調製した。
ポリアミド樹脂(CM8000:東レ社製) 1質量部
酸化チタン(SMT500SAS:テイカ社製) 3質量部
メタノール 10質量部
分散機としてサンドミルを用いて、バッチ式で10時間の分散を行った。
上記の中間層塗布液を、上記の導電性支持体上に、乾燥膜厚2μmとなるよう浸漬塗布法で塗布し、乾燥することによって中間層を形成した。
(電荷発生層の形成)
電荷発生物質:下記顔料〔CG−1〕: 20質量部
ポリビニルブチラール樹脂(#6000−C:電気化学工業社製) 10質量部
酢酸t−ブチル 700質量部
4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン 300質量部
を混合し、サンドミルを用いて10時間分散し、電荷発生層塗布液を調製した。この電荷発生層塗布液を上記の中間層の上に浸漬塗布法で塗布し、乾燥することによって、乾燥膜厚0.3μmの電荷発生層を形成した。
〔顔料の合成(CG−1)〕
(1)無定形チタニルフタロシアニンの合成
1,3−ジイミノイソインドリン29.2質量部をオルトジクロロベンゼン200質量部に分散させ、チタニウムテトラ−n−ブトキシド20.4質量部を加えて窒素雰囲気下に150〜160℃で5時間加熱した。放冷後、析出した結晶を濾過し、クロロホルムによる洗浄、2%塩酸水溶液による洗浄、水洗、メタノールによる洗浄を行い、乾燥することにより、26.2質量部(収率91%)の粗チタニルフタロシアニンを得た。
次いで、この粗チタニルフタロシアニンを濃硫酸250質量部中に添加し、5℃以下で1時間撹拌して溶解させ、これを20℃の水5000質量部に注ぎ、析出した結晶を濾過し、充分に水洗することによりウェットペースト品225質量部を得、これを冷凍庫にて凍結させ、解凍した後、濾過、乾燥することにより、無定形チタニルフタロシアニン24.8質量部(収率86%)を得た。
(2)(2R,3R)−2,3−ブタンジオール付加体チタニルフタロシアニン〔CG−1〕の合成
上記の無定形チタニルフタロシアニン10.0質量部と、(2R,3R)−2,3−ブタンジオール0.94質量部(無定形チタニルフタロシアニンに対する当量比=0.6)を、オルトジクロロベンゼン200質量部中に混合し、60〜70℃で6.0時間加熱撹拌した。一夜放置後、当該反応液にメタノールを加えて生じた結晶を濾過し、濾過後の結晶をメタノールにより洗浄することにより、顔料((2R,3R)−2,3−ブタンジオール付加体チタニルフタロシアニンを含有する顔料)〔CG−1〕10.3gを得た。
この〔CG−1〕のX線回折スペクトルを測定したところ、8.3°、24.7°、25.1°、26.5°に明確なピークが見られた。また、マススペクトルを測定したところ、576及び648にピークが見られ、また、IRスペクトルを測定したところ、970cm−1付近にTi=Oの吸収が現れるとともに630cm−1付近にO−Ti−Oの両吸収が現れた。また、熱分析(TG)を行ったところ、390〜410℃に約7%の質量減少があった。以上のことから、当該〔CG−1〕が、チタニルフタロシアニン及び(2R,3R)−2,3−ブタンジオールの1:1付加体と、未付加(不可していない)のチタニルフタロシアニンの混晶と推定した。
この〔CG−1〕のBET比表面積を測定したところ、31.2m/gであった。
X線回折スペクトルは、〔CG−1〕を透明ガラスプレート上に塗布し、乾燥させた試料を用いて測定した。また、BET比表面積は、流動式比表面積自動測定装置「マイクロメトリックス・フローソープ型」(島津製作所社製)を用いて測定した。
(電荷輸送層の形成)
電荷輸送物質(下記化合物A) 225質量部
バインダー:ポリカーボネートZ(Z300:三菱ガス化学社製) 300質量部
酸化防止剤(Irganox1010:BASFジャパン社製) 6質量部
THF(テトラヒドロフラン) 1600質量部
トルエン 400質量部
シリコーンオイル(KF−50:信越化学工業社製) 1質量部
を混合し、溶解して電荷輸送層塗布液を調製した。
この塗布液を前記電荷発生層の上に円形スライドホッパー塗布機を用いて塗布し、乾燥膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
Figure 0006759588
(保護層の形成)
まず、以下のとおりに、重合性官能基を有する表面修飾剤によって無機微粒子の表面修飾を行った。
無機微粒子:酸化スズ(CIKナノテック社製、数平均一次粒子径20nm、体積抵抗率:1.05×10(Ω・cm))100質量部、表面修飾剤S−15:CH=C(CH)COO(CHSi(OCHを30質量部、溶媒:トルエン/イソプロピルアルコール=1/1(質量比)の混合溶媒300質量部の混合液を、ジルコニアビーズとともにサンドミルに入れ、約40℃において回転速度1500rpmで撹拌し、さらに、上記処理混合物を取り出し、ヘンシェルミキサーに投入して回転速度1500rpmで15分間撹拌した後、120℃で3時間乾燥することによって、酸化スズに対する重合性官能基を有する化合物による表面修飾を行い、表面修飾済み酸化スズを得た。
この表面修飾により、酸化スズの粒子表面は表面修飾剤S−15により被覆されていた。
表面修飾済み酸化スズ 80質量部
重合性化合物(上記例示化合物M1) 100質量部
電荷輸送物質(下記化合物B) 20質量部
重合開始剤(イルガキュア819:BASFジャパン社製) 10質量部
2−ブタノール 320質量部
テトラヒドロフラン 80質量部
からなる塗布液の組成物を混合撹拌して十分に溶解又は分散させ、保護層形成用塗布液を調製した。この保護層形成用塗布液を、電荷輸送層上に円形スライドホッパー塗布機を用いて塗布し、塗布後、メタルハライドランプを用いて紫外線を1分間照射することにより、乾燥膜厚3.0μmの保護層を形成し、これにより感光体〔1〕を作製した。
得られた感光体〔1〕の表面のユニバーサル硬さHUを前述の方法により測定したところ、240N/mmであった。
Figure 0006759588
[画像メモリーの評価]
温度20℃/湿度50%RHの条件下にて、上記製造した潤滑剤を搭載したbizhub PRESS C1100にて、下記のように印刷を行い、出力した画像にて画像メモリーのランク評価を実施した。
まず、紙の搬送方向に向かって画像の左半分がシアントナー印字率100%、右半分が印字率0%である画像チャート(以下、「画像チャートA」という。)を、A3サイズのJペーパー(コニカミノルタビジネスソリューションズ製)に100枚出力した。次に、全面に印字率40%のシアン単色ハーフトーン画像である画像チャート(以下、「画像チャートB」という。)をA3サイズのPODグロスコート紙(128g/m)に1枚出力した。
画像チャートB上で、直前に印刷した画像チャートAの印字率100%部に対応する箇所と、印字率0%部に対応する箇所の間に画像濃度差があるかどうかを確認し、目視にて画像濃度が確認できないものを○、確認できるものを×とした。
[クリーニング性評価]
温度10℃/湿度10%RHの条件下にて、上記製造した潤滑剤を搭載したbizhub PRESS C1100にて、下記のように印刷を行い、出力した画像にてクリーニング性の評価を実施した。印字率100%のベタ画像(A3上質紙)を出力し、このベタ画像及び感光体を目視で視認して評価した。クリーニングブレードは、感光体とのなす角度が7.5°、当接圧力が39.2〜68.6kPa(4.0〜7.0gf/mm)の範囲内に可変できるように設置した。このクリーニング性の評価においては、クリーニングブレードの当接圧力が68.6kPa(7.0gf/mm)以下でテスト画像上にトナーすり抜けがなければ(「◎」、「○」又は「△」であれば)実用上問題ないと判断される。
<評価基準>
◎:当接圧力が49.0kPa(5.0gf/mm)の場合であっても、テスト画像上にトナーのすり抜けが視認されない。
○:当接圧力が49.0kPa(5.0gf/mm)の場合、テスト画像上にトナーのすり抜けが視認されるが、当接圧力が58.8kPa(6.0gf/mm)の場合では、でテスト画像上にトナーのすり抜けが視認されない。
△:当接圧力が58.8kPa(6.0gf/mm)の場合、テスト画像上にトナーのすり抜けが視認されるが、当接圧力が68.6kPa(7.0gf/mm)の場合では、でテスト画像上にトナーのすり抜けが視認されない。
×:当接圧力が68.6kPa(7.0gf/mm)である場合でも、テスト画像上にトナーのすり抜けが視認される。
Figure 0006759588
表2より、本発明の潤滑剤は、画像内で印字率が大きく異なる画像を連続して出力した場合においても、画像メモリーの発生を抑え、かつ、像担持体のクリーニング性を向上させることが示された。
190 潤滑剤塗布装置
191 潤滑剤
192 クリーニングブレード
193 塗布ブラシ
194 押圧バネ
195 均しブレード
1413 感光体(像担持体)

Claims (4)

  1. 電子写真画像形成装置の像担持体に供給される潤滑剤であって、
    静電荷像現像用トナーに含有される外添剤としてではなく、前記静電荷像現像用トナーとは別に棒状成形物の潤滑剤として前記像担持体に供給され、
    少なくとも下記一般式(1)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない脂肪酸を含み、かつ
    少なくとも画像メモリーの発生を抑制することを特徴とする潤滑剤。
    一般式(1) CH−(CH−COOH
    [上記一般式(1)中、nは、15〜19の範囲内の奇数を表す。]
  2. 像担持体を帯電させる工程と、帯電された前記像担持体を露光することによって静電潜像を形成させる工程と、前記静電潜像を静電荷像現像用トナーによって現像する工程と、現像されたトナー像を転写材に転写する工程と、前記トナー像を転写した後に前記像担持体上をクリーニングブレードにてクリーニングする工程とを有する画像形成方法であって、
    滑剤を静電荷像現像用トナーに含有される外添剤としてではなく、前記静電荷像現像用トナーとは別に固体の潤滑剤として前記像担持体に供給する工程を更に有し、かつ、
    前記潤滑剤が、少なくとも下記一般式(1)で表される構造を有し、かつ金属との結合が存在しない脂肪酸を含み、
    一般式(1) CH −(CH −COOH
    [上記一般式(1)中、nは、15〜19の範囲内の奇数を表す。]
    前記像担持体が、有機感光層上に保護層を有してなるものであり、
    前記保護層が、少なくともアクリロイル基又はメタクリロイル基を有する重合性化合物を硬化して得られる樹脂成分を含有することを特徴とする画像形成方法。
  3. 前記潤滑剤を前記像担持体に供給する工程において、棒状成形物である潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤の微粉を前記像担持体の表面に塗布することを特徴とする請求項に記載の画像形成方法。
  4. 請求項に記載の潤滑剤を有し、かつ、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
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