JP6759077B2 - 導光体ジョイント構造 - Google Patents
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Description
また本発明では、上記導光体Gの発光性能(光源から離れた位置の発光輝度)を向上させるために、光反射材2の反射面21と密着していない導光棒1の可視発光面を、可視領域におけ全光線透過率が10〜65%の白色フィルム、有色フィルムまたはハーフミラーフィルムから成る半透明フィルム3によって被覆することもできる。
本発明の第1実施形態について、図1及び図2に基いて以下に説明する。なお同図において、符号1で指示するものは、周面発光型の導光棒であり、符号2で指示するものは、光反射材である。また符号Gで指示するものは、導光体である。
[1]導光体の基本構成について
本実施形態においては、図1及び図2に示すように、導光体G・G’を、内側に形成される透明なコア層11と、外側に形成される半透明のクラッド層12とを有する周面発光型の導光棒1を使用すると共に、この導光棒1の外周面上に長さ方向に沿って光反射材2を配置して導光体Gを構成している。また光反射材2には、導光棒1の外周面の一部に密着させる反射面21を形成している。
また上記導光体G・G’の端部形状に関しては、図1及び図2に示すように、長さ方向に対する端面の角度が90°となるように導光棒1と光反射材2を切断加工している。これにより導光体G・G’を長さ方向に複数並べたとき、その接続部分における隣り合う導光棒1・1’同士の端面と、隣り合う光反射材2・2’同士の端面が、それぞれ平行に並ぶ対向面となる。
上記のように導光体G・G’を構成することにより、導光体G・G’を複数並べた状態で、一方または両側の端部に光源(図示せず)を配置して導光棒1・1’に光を入射するだけで、導光棒1・1’の周面を発光させることができる。また光反射材2・2’によって導光棒1・1’の可視面以外からの光の漏れを防ぐことができるため、光源から離れた部位の発光性能を高めることができる。
また本実施形態においては、図1及び図2に示すように、上記導光体G・G’の接続部分において、隣り合う導光棒1・1’の端面に透明な粘着テープT(アクリルテープ)を貼り付けて、導光棒1・1’同士を接着している。これにより、導光棒1・1’間に空気層(隙間)ができる問題を防止できるため、導光棒1・1’の境界部B1から光が漏れ出る現象を抑制することができる。なお粘着テープTの代わりに透明な接着剤を使用することもできる。
加えて本実施形態では、図1及び図2に示すように、上記導光体G・G’の接続部分において、隣り合う光反射材2・2’同士を白色の接着剤で接着している。これにより、光反射材2・2’間に空気層(隙間)ができる問題を防止できるため、光反射材2・2’の境界部B2から外側に光が漏れ出る現象を抑制できる。なお接着剤の代わりに白色の粘着テープを使用することもできる。
次に上記導光体Gの各構成要素について説明する。まず上記導光棒1に関しては、合成樹脂材料から成る所定屈折率のコア層およびクラッド層を備えたものを使用している。なお導光棒1のコア層にはアクリル系樹脂、クラッド層にはフッ素系樹脂を好適に使用できるが、他の樹脂材料を使用することもできる。
また上記光反射材2に関しては、本実施形態では白色の合成樹脂材料から形成されたものを使用しているが、一部に導光棒1の光を反射させるための反射面21が形成されていれば、白色顔料(例えば酸化チタン)入りのPVCやポリオレフィン等の汎用樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂の他、アルミのような金属材料等を使用することもでき、材料は特に限定されない。また光反射材2は、単一材料から構成する以外にも、例えば、合成樹脂材料の表面に金属フィルム層から成る反射面21を形成する等、複合材料から構成することもできる。
また本実施形態では、上記導光棒1を光反射材2の溝部に嵌合させて一体化しているが、単純な嵌合構造よりも外れ難い溝と係止ツメを利用した構造を採用することもできる。また他にも、導光棒1と光反射材2を接着や一体成形によって一体化したり、取付け器具などの別部材を利用して一体化したりする方法を採用することもできる。
[9]半透明フィルムを備えた構造について
本発明の第2実施形態について、図3に基いて以下に説明する。なお同図において、符号3で指示するものは、半透明フィルムである。本実施形態では、光反射材2の反射面21と密着していない導光棒1の可視発光面を、可視領域におけ全光線透過率が10〜65%の白色フィルムから成る半透明フィルム3で被覆して導光体Gを構成している。これにより、導光棒1を隠蔽して非発光時の外観を向上させることができ、また光源から離れた部位の発光性能を向上させることもできる。
また上記半透明フィルムの材料に関しては、本実施形態では白色フィルムを使用しているが、可視領域におけ全光線透過率が10〜65%のものであればこれ以外のフィルムを使用することもでき、具体的には青色や赤色の有色フィルムや金属光沢を有するハーフミラーフィルムを使用することができる。
次に、本発明の効果の実証試験について説明する。本試験では、構成が異なる複数の導光体(下記実施例1〜3及び比較例1〜2)をサンプルとして作製し、これらの各サンプルについて発光輝度評価試験を行った。なお本試験では、直径6.3mmの断面円形の導光棒を使用し、かつ、半透明フィルムに厚さが0.1mmで可視領域における全光線透過率30%のポリエステル製ハーフミラーフィルム[東レ社製PICASUS100-GH30]を使用した。また導光棒及び光反射材の端面は、レーザ切断加工により表面粗さ(ISO 4287-1997)がRa0.988μm、最大高さ(ISO 4287-1997)がRz49.68μmとなるように仕上げた。
『実施例1』
この実施例1では、コア層(主原材料:PMMA)とクラッド層(主原材料:ETFE)から成る導光棒を共押出成形により作製すると共に、この導光棒の長さ方向に沿って光反射材(白色の硬質PVC)を配置して導光体を作製した。また本実施例では、長さ1mの導光体を長さ方向に3本並べ、接続部分において導光棒同士の境界部と光反射材の境界部の位置が同一面上に配置されないように、各境界部を導光体の長さ方向に5mmズラした状態で連結した。なお本実施例では、連結時において隣接する導光棒の端部同士および光反射材の端部同士の接着は行っていない。
『実施例2』
この実施例2では、上記実施例1と同様の条件で作製された導光体を使用すると共に、長さ1mの導光体を長さ方向に3本並べて連結する際に、隣接する導光棒の端部同士および光反射材の端部同士の接着を行った。
『実施例3』
この実施例3では、上記実施例1と同様の条件で作製された導光棒及び光反射材を使用すると共に、導光棒の可視発光面が被覆されるように半透明フィルムを貼り付けて導光体を作製した。そして長さ1mの導光体を長さ方向に3本並べ、接続部分において導光棒同士の境界部と光反射材の境界部の位置が同一面上に配置されないように、各境界部を導光体の長さ方向に5mmズラした状態で連結した。
この比較例1では、光反射材を使用せず実施例1と同様の条件で作製された導光棒のみから導光体を構成した。
『比較例2』
この比較例2では、上記実施例1と同様の条件で作製された導光棒と光反射材を使用し、これら二つの部材の端部が揃うように両者を一体化して導光体を作製した。そして、長さ1mの導光体を長さ方向に3本並べ、接続部分において導光棒同士の境界部と光反射材の境界部が同一面上に配置されるように、導光体の長さ方向における各境界部の位置を揃えて連結した。
<輝度評価試験>
次に上記実施例1〜3、並びに比較例1〜2のサンプルに対して行った輝度評価試験について説明する。まず本試験では、各サンプルの寸法を長さ3mとして、光源からの距離が30〜2970mmの部位の発光輝度を30mm、100mm、500mm、900mm、970mm、1030mm、1100mm、1500mm、1900mm、1970mm、2030mm、2100mm、2500mm、2900mm、2970mmの位置で測定した。また本試験では、発光輝度の測定を、サンプルの被測定部位から垂直方向に600mm離れた位置に分光放射輝度計(CS-2000コニカミノルタ製)を配置して行った。また光源には、駆動電流300mA、消費電力1.5W、輝度37.7cd/m2、光束135lm,指向特性120°のものを使用した。
11 コア層
12 クラッド層
2 光反射材
21 反射面
22 溝部
3 半透明フィルム
G 導光体
T 粘着テープ
Claims (6)
- 複数の導光体(G)(G’)を長さ方向に並べて接続するための導光体ジョイント構造であって、
前記導光体(G)(G’)が、透明なコア層(11)と半透明のクラッド層(12)を有する周面発光型導光棒(1)と;この導光棒(1)の外周面上に長さ方向に沿って配置され、かつ、前記導光棒(1)の外周面の一部に密着する反射面(21)を備えた光反射材(2)とから構成されると共に、
前記導光体(G)(G’)の接続部分における隣り合う導光棒(1)(1’)同士の境界部(B1)と光反射材(2)(2’)同士の境界部(B2)が、同一面上ではなく位置をズラした状態で形成されていることを特徴とする導光体ジョイント構造。 - 光反射材(2)に導光棒(1)と同じ長さの棒体が使用され、更に当該光反射材(2)が、導光棒(1)に対し長さ方向に一定距離ズラした状態で配置されることにより、長さ方向に並べた導光体(G)(G’)が相决り状に接続されていることを特徴とする請求項1記載の導光体ジョイント構造。
- 光反射材(2)の反射面(21)と密着していない導光棒(1)の可視発光面が、可視領域におけ全光線透過率が10〜65%の白色フィルム、有色フィルムまたはハーフミラーフィルムから成る半透明フィルム(3)によって被覆されていることを特徴とする請求項1または2に記載の導光体ジョイント構造。
- 光反射材(2)が溝部(22)を備えた形状から成り、かつ、この光反射材(2)の溝部(22)内に導光棒(1)を挿入した状態で、光反射材(2)の表面上に溝部(22)を塞ぐように半透明フィルム(3)を貼り付けて導光体(G)が構成されていることを特徴とする請求項3記載の導光体ジョイント構造。
- 導光体(G)(G’)の接続部分において、隣り合う導光棒(1)(1’)同士が透明な接着剤または粘着テープ(T)で接着されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の導光体ジョイント構造。
- 導光体(G)(G’)の接続部分において、隣り合う光反射材(2)(2’)同士が白色の接着剤または粘着テープで接着されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の導光体ジョイント構造。
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