JP6758819B2 - 整列搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の対象物を一列に整列した後、所定の搬送方向に搬送する整列搬送装置に関する。
上記整列搬送装置として、従来、特開2012−116588号公報(下記特許文献1)に開示された整列搬送装置が知られている。
この整列搬送装置は、対象物を一列に整列させて搬出部から搬出する整列供給装置と、前記搬出部に接続され、整列供給装置から搬出された対象物を搬送ベルトによって搬送する搬送装置とから構成され、整列供給装置は、基台上に設けられたボールと、このボール内に配設され、上面に対象物が供給される回転テーブルと、対象物の搬送路を画定するガイド機構とを備える。
前記ボールは、その開口部外周縁に形成されたフランジ部を具備し、垂直な回転軸を中心に回転するように構成され、一方、前記回転テーブルは、傾斜した状態で前記ボール内に配設され、その上縁部が前記ボールのフランジ部上面と同じ高さとなり、且つ当該フランジ部に接続するように設けられており、当該回転テーブルに直交する回転軸を中心に回転するように構成されている。
このように構成されたボール及び回転テーブルによれば、前記回転テーブル上に対象物を投入すると、この回転テーブルの回転により対象物に遠心力が作用し、この遠心力によって当該対象物が回転テーブルの外周縁部に移動し、上記上縁部から前記ボールのフランジ部上に移動する。
前記ガイド機構は、前記ボールのフランジ部の上方に配置され、当該フランジ部上に移動し、当該フランジ部と共に移動する対象物を前記搬出部に向けて案内する機構であって、フランジ部の外周縁より内側に、前記搬出部に向けて順次連続的に設けられる外周ガイド及び第2側部ガイドと、フランジ部の内周縁より外側、且つ前記外周ガイド及び第2側部ガイドに対し、前記対象物が通過可能な間隔をあけて半径方向内側に設けられた第1側部ガイドとを備えている。
斯くして、前記回転テーブルから前記フランジ部に移動した対象物は、このフランジ部とともに移動して、外周ガイド及び第2側部ガイドと前記第1側部ガイドとの間に進入し、これら外周ガイド及び第2側部ガイド、並びに第1側部ガイドにより案内され、一列に整列されて前記搬出部に移動し、当該搬出部から前記搬送装置に搬出される。
このように、特許文献1に開示された整列搬送装置では、その整列供給装置の回転テーブル上に複数の対象物が投入されると、遠心力の作用によって、対象物が順次ボールのフランジ部上に移動し、前記ガイド機構の作用によって一列に整列された状態で搬出部から搬出される。
特開2012−116588号公報
ところが、上述した従来の整列搬送装置によれば、対象物を効率良く整列して搬送することができるものの、未だ、以下に説明するような改善すべき点があった。
即ち、整列対象の前記対象物は、その平面形状が円形といった比較的スムーズに前記ガイド機構内を移動できる形状の物ばかりではなく、平面形状が矩形や楕円形をした物など、前記ガイド機構内で比較的詰まりを生じ易い形状の物もある。また、対象物に欠けなどがある場合には、その形状が異形となるため、特にガイド機構内で詰まりを生じ易い。
そして、ガイド機構内で対象物の詰まりを生じると、オペレータが当該整列搬送装置の動作を止め、詰まった対象物を取り除くなどして、装置を復旧させなければならず、その作業が煩雑で、煩わしく、また、整列搬送装置の稼働率が低下するという問題につながる。
したがって、ガイド機構内で対象物の詰まりが生じた場合には、この詰まりを自動的に解消することができれば、オペレータは煩雑な作業を行う必要がなく、また、整列搬送装置の稼働率が低下するのを防止することができて好ましい。また、欠けなどによって異形となった対象物は欠陥品であるので、これを自動的に系外に排出することができれば、なお好ましい。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、ガイド機構内で対象物の詰まりが生じた場合に、これを自動的に解消することができ、更に、詰まりを生じた対象物を系外に自動的に排出することができる整列搬送装置の提供を、その目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
複数の対象物を一列に整列させて搬出部から搬出する整列装置と、
前記搬出部から搬出された対象物を所定の搬送路に沿って搬送する搬送装置とを備えた整列搬送装置であって、
前記整列装置は、
平面形状が円形を有し、少なくともその上面の外周部が水平な搬送面に形成され、少なくとも該搬送面が垂直な回転軸を中心として回転するように構成されるとともに、前記搬送面より内側に供給された前記対象物を前記搬送面に導くように構成された回転搬送部と、
前記搬送面に接近してその上方に配設され、前記搬送面に導かれた対象物を前記搬出部に向けて案内する一対のガイド部材であって、半径方向外側に設けられた外側ガイド部材、及びこの外側ガイド部材に対し、前記対象物が通過可能な間隔をあけて半径方向内側に設けられた内側ガイド部材と、
前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材に対して接近,離反する方向に移動させる移動機構と、
前記外側ガイド部材と内側ガイド部材との間で前記対象物が詰まっているか否かを検出する詰まり検出部と、
前記詰まり検出部によって詰まり状態にあることが検出された場合に、前記移動機構を動作させて、前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材から離反した状態にする一方、前記詰まり状態が解消された後、前記移動機構を動作させて、前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材に接近させた状態に戻す制御部とを備えた整列搬送装置に係る。
この整列搬送装置によれば、前記回転搬送部に複数の前記対象物が投入されると、この回転搬送部の作用によって、当該対象物が順次前記搬送面上に導かれ、前記回転軸を中心として、当該搬送面と共に回転する。
そして、搬送面と共に回転する対象物は、当該搬送面の上方に設けられた外側ガイド部材と内側ガイド部材との間に進入し、当該外側ガイド部材と内側ガイド部材との間を通過することにより一列に整列されて前記搬出部から搬出され、その後、前記搬送装置により、所定の搬送路に沿って搬送される。
そして、このようにして前記外側ガイド部材と内側ガイド部材との間を通過することにより整列され、前記搬出部から搬出される対象物は、前記詰まり検出部によって、前記外側ガイド部材と内側ガイド部材との間で詰まっているか否かが監視され、この詰まり検出部によって対象物の詰まりが検出されると、前記制御部により前記移動機構が駆動されて、前記内側ガイド部材が前記外側ガイド部材から離反した状態にされる。
これにより、外側ガイド部材と内側ガイド部材との間の間隔が広くなり、詰まりを生じていた前記対象物が外側ガイド部材と内側ガイド部材との間を通過可能になって、これら外側ガイド部材と内側ガイド部材との間から排出され、当該詰まりが解消される。
そして、前記制御部は、前記詰まり状態が解消された後、前記移動機構を駆動して、再度前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材に接近した状態に戻す。
斯くして、本発明の整列搬送装置によれば、整列装置の外側ガイド部材と内側ガイド部材との間で、対象物の詰まりが生じた場合に、前記制御部により前記移動機構を駆動して、前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材から離反した状態にすることで、オペレータの手を煩わせることなく、前記対象物の詰まりを自動的に解消することができ、また、詰りによって整列搬送装置の稼働率が低下する防止することができる。
また、本発明において、前記整列装置は、更に、吸引ノズルを有する排出機構を備え、
前記吸引ノズルは、その吸引口が前記搬送装置の搬送路に臨むように配設され、
前記制御部は、前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材から離反した状態にした後、前記排出機構を動作させて、前記吸引ノズルに吸引作用を生じさせ、詰まり状態が解消され、前記搬送装置の搬送路に搬送される対象物を、前記吸引ノズルにより吸引して、該搬送路上から排出するように構成されていても良い。
このようにすれば、詰りを生じた対象物を前記吸引ノズルにより吸引して、前記搬送路上から排出することができ、詰りを生じた対象物が欠けなどを有する欠陥品である場合には、これを自動的に排除することができる。
また、本発明において、前記吸引ノズルは、その吸引口が搬送路に臨む吸引位置と、該吸引位置から遠ざかった退避位置に進退するように構成され、
前記制御部は、前記詰まり検出部によって詰まり状態にあることが検出されると、前記回転搬送部の回転を停止させた後、前記移動機構を動作させて、前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材から離反した状態にし、ついで、前記排出機構を動作させて、その前記吸引ノズルを前記吸引位置に前進させるとともに、該吸引ノズルに吸引作用を生じさせ、この後、前記回転搬送部を通常より遅い速度で回転させて、前記搬送装置の搬送路上を搬送される対象物を、前記吸引ノズルにより吸引して、該搬送路上から排出するように構成されていても良い。
このようにすれば、前記吸引ノズルを、詰りを生じた対象物を排除する際にのみ、その吸引口が搬送路に臨む吸引位置に配置することができ、対象物を搬送する搬送路にとっては外乱となり得る吸引ノズルを、通常の状態では、その吸引口が搬送路から遠ざかった退避位置に退避させることができるので、当該搬送路を安定した状態にすることができる。
以上のように、本発明の整列搬送装置によれば、整列装置の外側ガイド部材と内側ガイド部材との間で、対象物の詰まりが生じた場合に、前記制御部により前記移動機構を駆動して、前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材から離反した状態にすることで、オペレータの手を煩わせることなく、前記対象物の詰まりを自動的に解消することができ、また、詰りによって整列搬送装置の稼働率が低下する防止することができる。
本発明の一実施形態に係る整列搬送装置の概略構成を示した平面図である。 図1における矢示A方向から視た背面図である。
以下、本発明の具体的な実施の態様につき、図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、本例の整列搬送装置1は、対象物Tを一列に整列させて搬出部50から搬出する整列装置10と、前記搬出部50に接続され、前記整列装置10から搬出された対象物Tを搬送ベルト41によって搬送する搬送装置40と、前記整列装置10及び搬送装置40の動作を制御する制御装置55とから構成される。
前記整列装置10は、基台11上に設けられたお椀状のボール12と、上面に対象物Tが供給される回転テーブル14と、対象物Tの搬送路を画定して当該対象物Tを前記搬出部50に案内するガイド機構15と、このガイド機構15を移動させる移動機構25と、前記対象物Tを搬送路上から排出する排出機構35と、検出センサ39を備えている。
前記ボール12は、その開口部の外周縁に形成された水平な搬送面であるフランジ13を備え、適宜駆動機構(以下、ボール駆動機構)(図示せず)によって、垂直な回転軸を中心に回転するようになっている。
前記回転テーブル14は、傾斜した状態で前記ボール12内に配設され、その上縁部が前記ボール12のフランジ13の上面と同じ高さとなり、且つ当該フランジ13に接続するように設けられている。そして、この回転テーブル14は、適宜駆動機構(以下、テーブル駆動機構)(図示せず)によって、自身と直交する回転軸を中心に回転するように構成されている。
尚、前記回転テーブル14の上縁部が前記フランジ13に接続する部分は、当該回転テーブル14上に投入された対象物Tがフランジ13に乗り移る部分であり、以下、この接続部を移載位置(図1において符号14aで示す)という。また、図1において、矢示B方向が対象物Tを搬送する際の前記ボール12の回転方向であり、同様に、矢示C方向が対象物Tを搬送する際の前記回転テーブル14の回転方向である。
そして、これらボール12、ボール駆動機構(図示せず)、回転テーブル14及びテーブル駆動機構(図示せず)が、回転搬送部として機能する。
前記ガイド機構15は、前記移載位置14aにおいて回転テーブル14からフランジ13上に移動した対象物Tを前記搬出部50に向けて移動させる搬送路を画定するものであって、外周ガイド16、第1側部ガイド18、第2側部ガイド20、第1上部ガイド22及び第2上部ガイド23とを備えている。
前記外周ガイド16は、前記フランジ13の内周縁より外側に設けられ、前記ボール12の中心に近い側(以下、単に「中心側」という)の側面が、円弧状をした凹曲面状の案内面17となっている。また、前記第2側部ガイド20は、外周ガイド16から前記搬出部50に向けて延設されるもので、前記中心側の側面が、外周ガイド16の案内面17に連接される案内面21となっており、当該第2側部ガイド20の端部は、前記搬送装置40の上方に至っている。
また、前記第1側部ガイド18は、前記外周ガイド16及び第2側部ガイド20より前記中心側に、これら外周ガイド16及び第2側部ガイド20に対して、前記対象物Tが通過可能な間隔をあけて対向するように配設され、第2側部ガイド20と同様に、その端部は前記搬送装置40の上方に至っている。尚、当然のことながら、この第1側部ガイド18においては、その前記外周ガイド16及び第2側部ガイド20と対向する側面が案内面19となっている。
また、これら外周ガイド16、第1側部ガイド18及び第2側部ガイド20は、それぞれの下面が前記フランジ13との間に僅かな隙間をもって当該フランジ13の上方に位置するように配設されている。
前記第1上部ガイド22は、前記フランジ13との間に、前記対象物Tが通過可能な間隔を有するように、当該フランジ13の上方に配設されており、前記外周ガイド16の案内面17、前記第1側部ガイド18の案内面19及び前記第2側部ガイド20の案内面21によって画定される搬送路を覆うように、その一方の端部が、前記外周ガイド16の案内面17によって画定される搬送路の上方に位置し、他方の端部が、第1側部ガイド18,第2側部ガイド20間の、これらの案内面19,21によって画定される搬送路の上方に位置するように配設されている。
また、前記第2上部ガイド23は、前記排出部50を挟んで、一端が前記第1上部ガイド22に接続し、他端が前記搬送装置40の上方に位置するように配設され、前記第1側部ガイド18の案内面19及び前記第2側部ガイド20の案内面21によって画定される搬送路を覆うように配設されている。尚、この第2上部ガイド23は、前記フランジ13及び前記搬送ベルト41との間に、前記対象物Tが通過可能な間隔を有している。
前記移動機構25は、圧縮空気供給源26、第1エアシリンダ27、第2エアシリンダ28、第3エアシリンダ29、第1切換え弁30、第2切換え弁31及び第3切換え弁32から構成される。
前記第1エアシリンダ27は、そのシリンダロッドが水平となるように配設され、また、当該シリンダロッドが適宜ブラケット等を介して前記第1側部ガイド18に接続される。そして、この第1エアシリンダ27は、前記第1切換え弁30を介し前記圧縮空気供給源26から供給される圧縮空気を動力源として動作し、前記第1側部ガイド18を、前記外周ガイド16及び前記第2側部ガイド20と対向するガイド位置と、これら外周ガイド16及び第2側部ガイド20から前記中心側に離反した退避位置との間で移動させる。
また、前記第2エアシリンダ28及び第3エアシリンダ29は、それぞれそのシリンダロッドが垂直になるように配設され、第2エアシリンダ28のシリンダロッドには前記第1上部ガイド22が接続され、第3エアシリンダ29のシリンダロッドには前記第2上部ガイド23が接続されている。
そして、第2エアシリンダ28は、前記第2切換え弁31を介し前記圧縮空気供給源26から供給される圧縮空気を動力源として動作し、前記第1上部ガイド22を、ガイド作用をなすガイド位置と、このガイド位置から適宜距離だけ上方に退避した退避位置との間で移動させる。
また、第3エアシリンダ29は、前記第3切換え弁32を介し前記圧縮空気供給源26から供給される圧縮空気を動力源として動作し、前記第2上部ガイド23を、ガイド作用をなすガイド位置と、このガイド位置から適宜距離だけ上方に退避した退避位置との間で移動させる。
尚、前記第1エアシリンダ27、第2エアシリンダ28及び第3エアシリンダ29は、前記ボール12の上方に設けられた支持プレート24によって支持されている。また、前記外周ガイド16及び第2側部ガイド20もこの支持プレート24によって支持され、更に、前記第1側部ガイド18、第1上部ガイド22及び第2上部ガイド23も、それぞれ上述した方向に移動可能にこの支持プレート24に支持されている。
前記排出機構35は、吸引ノズル36、第4エアシリンダ37、第4切換え弁38及び図示しない負圧供給源とから構成される。吸引ノズル36は、前記第2上部ガイド23より、前記搬送ベルト41の搬送方向(矢示D方向)下流側に配設されており、前記負圧供給源(図示せず)から供給される負圧により、その下面に形成された吸引口から外部の物体を吸引するようになっている。
また、前記第4エアシリンダ37は、そのシリンダロッドが垂直になるように配設されており、当該シリンダロッドに前記吸引ノズル36が取り付けられている。そして、第4エアシリンダ37は、前記第4切換え弁38を介し前記圧縮空気供給源26から供給される圧縮空気を動力源として動作し、前記吸引ノズル36を、その吸引口が前記搬送ベルト41の搬送路に臨む吸引位置と、この吸引位置から適宜距離だけ上方に退避した退避位置との間で移動させる。
前記検出センサ39は、前記第2側部ガイド20の、前記搬送装置40の上方に位置する端部に設けられており、前記第1側部ガイド18及び第2側部ガイド20によって形成された搬送路を前記対象物Tが通過したときにこれを検出して、当該検出信号を前記制御装置55に送信する。尚、この検出センサ39を設ける部材は、これに限られるものではなく、前記第1側部ガイド18に設けても良く、更には、可能であれば第2上部ガイド23に設けても良い。
前記搬送装置40は、支持フレーム45と、この支持フレーム45に支持される直方体状をした中空の負圧ボックス46と、前記搬送ベルト41と、前記負圧ボックス46の周囲に位置するように前記支持フレーム45に支持され、前記搬送ベルト41が前記負圧ボックス46の上面に摺接するように掛け回される4つのプーリ44と、この内の一つのプーリ44に接続されて当該プーリ44を駆動する駆動モータ47とを備えている。
前記負圧ボックス46は、その内部が前記負圧供給源(図示せず)に接続されて負圧になっており、その上面には、長手方向に沿ってスリット孔(図示せず)が形成され、このスリット孔から外部に負圧が作用するようになっている。
前記搬送ベルト41は、その両側部に突条部42が形成され、この2つの突条部42間に、長手方向に沿って所定間隔で貫通孔43が形成されており、この貫通孔43を介して負圧ボックス46の負圧が前記2つの突条部42間に作用するようになっている。そして、搬送ベルト41は、前記駆動モータ47により駆動されるプーリ44によって、矢示D方向に回動する。
このように構成される搬送装置40は、その搬送ベルト41の搬送方向(矢示D方向)上流側の端部が前記搬出部50に接続され、当該搬出部50において前記端部が前記ボール12のフランジ13の下面と僅かな隙間を空けてその下方に位置するとともに、前記2つの突条部42間と、前記第1側部ガイド18及び第2側部ガイド20によって画定される搬送路とが上下に重なり合うようになっている。
そして、前記整列装置10の前記第1側部ガイド18及び第2側部ガイド20により案内され、その搬送路を移動して前記搬出部50から搬出された対象物Tは、前記搬送ベルト41の2つの突条部42間に移載され、当該搬送ベルト41によって、矢示D方向に搬送される。斯くして、この2つの突条部42が搬送ベルト41の搬送路を形成する。
前記制御装置55は、上述したように、前記整列装置10及び搬送装置40の動作を制御する機能部である。以下、この制御装置55における具体的な処理とともに、上記構成の整列搬送装置1において、前記対象物Tを整列搬送するその態様について説明する。尚、前記第1側部ガイド18、第1上部ガイド22及び第2上部ガイド23はそれぞれガイド位置に位置し、前記回転テーブル14上に複数の対象物Tが予め投入されているものとする。
まず、制御装置55は、前記搬送装置40の駆動モータ47を駆動して、前記搬送ベルト41を矢示D方向に回動させるとともに、前記負圧供給源(図示せず)から前記負圧ボックス46に負圧を作用させて、搬送ベルト41の2つの突条部42に間に負圧を作用させる。
また、制御装置55は、前記ボール駆動機構(図示せず)及びテーブル駆動機構(図示せず)を駆動して、前記ボール12を矢示B方向に通常の回転速度で回転させるとともに、前記回転テーブル14を矢示C方向に通常の回転速度で回転させる。
これにより、回転テーブル14上の対象物Tは、回転テーブル14の回転により遠心力受けて、回転テーブル14の外周に向けて移動し、その外周縁まで移動した対象物Tは、更にボール12の内周面に沿いながら回転テーブル14の上縁部まで移動して、前記移載位置14aにおいて回転テーブル14から前記フランジ13上に移動する。
フランジ13上に移動した対象物Tは、このフランジ13上に載置されたまま、ボール12の回転により移動して、まず、前記外周ガイド16の案内面17に沿って移動した後、前記第1上部ガイド22の下方に進入する。その際、対象物Tが二段以上に積み重なった状態や起立した状態にある場合には、当該対象物は、第1上部ガイド22に接触することにより、このような状態が解消されて前記ボール12内に戻され、所定高さの範囲内にある対象物Tのみが第1上部ガイド22の下方に進入する。
そして、このようにして第1上部ガイド22の下方に進入した対象物Tは、次に、外周ガイド16と第1側部ガイド18との間に進入して、前記搬出部50まで移動した後、前記搬送装置40の搬送ベルト41上に移載され、負圧の作用によって搬送ベルト41に吸着された状態で下流側に搬送される。一方、外周ガイド16と第1側部ガイド18との間に進入できない対象物Tは、第1側部ガイド18によりはじかれて、前記ボール12内に戻される。尚、対象物Tが搬出部50から搬出されて搬送ベルト41上に移載される途中で、前記検出センサ39によって当該対象物Tが検出され、その検出信号が検出センサ39から前記制御装置55に送信される。
このようにして、整列装置10の回転テーブル14上に投入された対象物Tが順次一列に整列されて、搬出部50から搬送装置40に搬出され、搬出された対象物Tが搬送ベルト41によって搬送される。
そして、制御装置55は、前記検出センサ39から送信される検出信号を監視して、予め定めた時間、検出センサ39から検出信号を受信しない場合には、ガイド機構15、即ち、前記外周ガイド16,第1側部ガイド18,第2側部ガイド20,第1上部ガイド22及び第2上部ガイド23によって形成される搬送路において対象物Tの詰まりが生じたと判断して、以下の詰まり解消処理を行う。
即ち、制御装置55は、前記ボール駆動機構(図示せず)による駆動を停止して、ボール12の回転を停止させるとともに、前記テーブル駆動機構(図示せず)による駆動を停止して、テーブル14の回転を停止させ、次に前記第1切換え弁30、第2切換え弁31及び第3切換え弁32を切り換えて、第1エアシリンダ27により前記第1側部ガイド18を退避位置に移動させるとともに、前記第2エアシリンダ28及び第3エアシリンダ29によりそれぞれ第1上部ガイド22及び第2上部ガイド23を退避位置に移動させる。これにより、前記外周ガイド16,第1側部ガイド18,第2側部ガイド20,第1上部ガイド22及び第2上部ガイド23によって形成される搬送路が拡張され、生じていた詰りが解消される。
次に、制御装置55は、前記第4切換え弁38を切り換えて、前記第4エアシリンダにより吸引ノズル36を吸引位置に移動させた後、前記負圧供給源(図示せず)から前記吸引ノズル36に負圧を作用させ、この後、前記ボール駆動機構(図示せず)を駆動して前記ボール12を矢示B方向に通常より遅い速度で回転させる。これにより、詰りを生じさせていた対象物Tは矢示B方向に移動し、前記搬出部50を経由して前記搬送ベルト41上に移載され、この搬送ベルト41によって矢示D方向に搬送される。そして、対象物Tは吸引ノズル36の吸引口の下方を通過したとき、当該吸引口から吸引されて系外に排出される。
そして、制御装置55は、前記吸引ノズル36による吸引を開始して所定時間経過後、或いは、前記検出センサ39から対象物Tの検出信号を受信した後、前記第1切換え弁30、第2切換え弁31及び第3切換え弁32を切り換えて、第1エアシリンダ27により前記第1側部ガイド18をガイド位置に移動させるとともに、前記第2エアシリンダ28及び第3エアシリンダ29によりそれぞれ第1上部ガイド22及び第2上部ガイド23をガイド位置に移動させる。
また、制御装置55は、前記第4切換え弁38を切り換えて、前記第4エアシリンダにより吸引ノズル36を退避位置に移動させるとともに、前記負圧供給源(図示せず)からの吸引ノズル36への負圧の供給を停止させた後、前記ボール駆動機構(図示せず)によってボール12を通常の速度で回転させるとともに、前記テーブル駆動機構(図示せず)によってテーブル14を通常の速度で回転させる。
斯くして、制御装置55によって実行される以上の詰まり解消処理によって、整列装置10は、そのガイド機構15における詰まりが解消され、正常な動作状態に回復される。
このように、本例の整列搬送装置1によれば、詰まり検出部として機能する前記検出センサ39及び制御装置55により、前記ガイド機構15の搬送路において対象物Tの詰まりが生じているかどうかが監視され、この詰まり検出部によって対象物Tの詰まりが検出されると、第1側部ガイド18,第1上部ガイド22及び第2上部ガイド23を退避位置に移動させて、これらによって形成される搬送路を拡張することで、生じていた詰りを解消するとともに、詰りを生じさせていた対象物Tを吸引ノズル36により吸引して系外に排出するようにしている。
したがって、本例の整列搬送装置1によれば、対象物Tの詰まりを、オペレータの手を煩わせることなく自動的に解消することができ、また、詰りによって整列搬送装置1の稼働率が低下する防止することができるとともに、詰りを生じた対象物Tが欠けなどを有する欠陥品である場合には、その自動的な排除を行うことができる。
また、詰りを生じた対象物Tを排除する際にのみ、前記吸引ノズル36を、その吸引口が搬送路に臨む吸引配置に位置させ、対象物Tを搬送する搬送路にとっては外乱となり得る吸引ノズル36を、通常の不要な状態では退避位置に退避させているので、当該搬送路を安定した状態にすることができる。
以上、本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明が採り得る具体的な態様は、何らこれらに限定されるものではない。
上例では、上記詰まり解消処理において、第1側部ガイド18,第1上部ガイド22及び第2上部ガイド23をそれぞれ退避位置に退避させるように構成したが、これに限られるものではなく、詰りを解消するには、少なくとも搬送路の幅が拡張されれば良く、この場合、第1側部ガイド18のみが退避位置に退避させるように構成されていれば良い。即ち、このような場合、前記第2エアシリンダ28,第3エアシリンダ29,第2切換え弁31及び第3切換え弁32は、これらを設ける必要はない。
また、搬送装置40の搬送路が安定している場合には、前記吸引ノズル36を上下動させる必要はなく、負圧の供給のみを切り換えるようにすれば良い。したがって、この場合、前記第4エアシリンダ37及び第4切換え弁38は、これらを設ける必要はない。
1 整列搬送装置
10 整列装置
12 ボール
13 フランジ
14 回転テーブル
15 ガイド機構
16 外周ガイド
18 第1側部ガイド
20 第2側部ガイド
22 第1上部ガイド
23 第2上部ガイド
25 移動機構
27 第1エアシリンダ
28 第2エアシリンダ
29 第3エアシリンダ
35 排出機構
36 吸引ノズル
37 第4エアシリンダ
39 検出センサ
40 搬送装置
41 搬送ベルト
50 搬出部
55 制御装置

Claims (1)

  1. 複数の対象物を一列に整列させて搬出部から搬出する整列装置と、
    前記搬出部から搬出された対象物を所定の搬送路に沿って搬送する搬送装置とを備えた整列搬送装置であって、
    前記整列装置は、
    平面形状が円形を有し、少なくともその上面の外周部が水平な搬送面に形成され、少なくとも該搬送面が垂直な回転軸を中心として回転するように構成されるとともに、前記搬送面より内側に供給された前記対象物を前記搬送面に導くように構成された回転搬送部と、
    前記搬送面に接近してその上方に配設され、前記搬送面に導かれた対象物を前記搬出部に向けて案内する一対のガイド部材であって、半径方向外側に設けられた外側ガイド部材、及びこの外側ガイド部材に対し、前記対象物が通過可能な間隔をあけて半径方向内側に設けられた内側ガイド部材と、
    前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材に対して接近,離反する方向に移動させる移動機構と、
    前記外側ガイド部材と内側ガイド部材との間で前記対象物が詰まっているか否かを検出する詰まり検出部と、
    前記詰まり検出部によって詰まり状態にあることが検出された場合に、前記移動機構を動作させて、前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材から離反した状態にする一方、前記詰まり状態が解消された後、前記移動機構を動作させて、前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材に接近させた状態に戻す制御部と、
    吸引ノズルを有し、前記対象物を該吸引ノズルにより吸引して、前記搬送装置の搬送路上から排出する排出機構とを備え、
    前記吸引ノズルは、その吸引口が前記搬送装置の搬送路に臨む吸引位置と、該吸引位置から遠ざかった退避位置に進退するように構成され、
    前記制御部は、前記詰まり検出部によって詰まり状態にあることが検出されると、前記回転搬送部の回転を停止させた後、前記移動機構を動作させて、前記内側ガイド部材を前記外側ガイド部材から離反した状態にして詰まり状態を解消させ、ついで、前記排出機構を動作させて、その前記吸引ノズルを前記吸引位置に前進させるとともに、該吸引ノズルに吸引作用を生じさせ、この後、前記回転搬送部を通常より遅い速度で回転させて、詰まりが解消された状態にあり、前記搬送装置の搬送路に搬送される対象物を、前記吸引ノズルにより吸引して、該搬送路上から排出するように構成されていることを特徴とする整列搬送装置。
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