JP6758357B2 - 物品供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品供給装置に関する。
自動車の生産ラインでは、比較的小さな形状の自動車部品を箱状の搬送トレイ(以降、部品箱という)に入れて搬送し、作業スペースに搬送されてきた部品箱からオペレータが自動車部品を取り出して所定の組み付け作業をするという工程を備えていることが多い。一従来例としては、図11に示すように、組み付け作業用の作業テーブル71の脇に、部品箱W1を複数乗せたカート73を位置させた状態で、オペレータ72は部品箱W1から自動車部品を取り出し作業テーブル71上で組み付け作業を行う。部品箱W1が空になったら、例えば別の場所で待機している新たな小型カート73Aと交換して組み付け作業を続行する。また、部品箱W1の自動車部品の組み付け作業から、異種の自動車部品の組み付け作業に切り換える場合は、オペレータ72は、異種の自動車部品を入れた部品箱W2のカート74に交換して組み付け作業を行う。
なお、物品を供給する装置としては、特許文献1のようにローラコンベア装置が広く知られている。
特開2002−249221号公報
図11に示した部品箱の供給方法では、オペレータ72は、部品箱が空になる度に、または異種の自動車部品の組み付け作業に切り換える度に、離れた場所で待機しているカートを取りにいかねばならず、移動時間がかかって作業効率が低下しやすいという問題がある。ローラコンベア装置を作業テーブル71の脇まで延ばすように配設することも考えられるが、この場合、異種の部品箱W1、W2について誤組み付けが生じない構造とする必要がある。
本発明は、異種の物品を供給する装置において、物品の供給効率の向上と、物品違いによる誤供給の防止とを図ることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、互いに異種の物品を供給する少なくとも2つの第1供給路および第2供給路と、前記第1供給路と前記第2供給路の各供給口にわたって移動可能であり、いずれかの供給口から供給された物品を載置する作業台と、前記作業台の移動を規制する作業台規制手段と、前記第1供給路の供給口に設けられ、物品の供給を制限する第1ストッパと、前記第1ストッパによる制限を解除し、かつ解除操作をロックする操作ロック機構を備えた第1ストッパ解除手段と、を備え、前記作業台規制手段と前記操作ロック機構とが連動し、前記作業台の移動が規制されているとき、前記操作ロック機構のロック状態が解かれ、作業台の移動が可能なとき、前記操作ロック機構はロック状態となることを特徴とする。
本発明によれば、異種の物品を供給する装置において、物品の供給効率の向上と、物品違いによる誤供給の防止とを図れる。
本発明に係る物品供給装置の外観斜視図である。 本発明に係る物品供給装置の平面図である。 第1ストッパ解除手段の側面説明図であり、押しボタンを押す前の状態を示す。 第1ストッパ解除手段の側面説明図であり、押しボタンを押した状態態を示す。 第1ストッパ解除手段の側面説明図であり、解除操作がロックされ、押しボタンを押せない状態を示す。 物品の押圧力により傾倒した状態の第1ストッパの側面図である。 作業台規制手段と誤返却防止ストッパと操作ロック機構との連動構造を示す外観斜視図である。 第2ストッパの解除構造を示す外観斜視図である。 第2ストッパの解除構造を示す平面図である。 第2ストッパの解除構造を示す側面図である。 従来の物品供給方法の平面説明図である。
図1、図2において、物品供給装置1は、互いに異種の物品を供給する第1供給路11および第2供給路12と、作業台15とを備えている。
「第1供給路11、第2供給路12」
第1供給路11および第2供給路12は、共に、それぞれ一端側の供給口13,14に向けて傾斜した直線状のローラコンベアで構成されており、隣り合わせに並設されている。第1供給路11には、供給物品としてワークW1が列状に載置され、自重により供給口13側に移動するように構成されている。第1供給路12には、ワークW1とは異なるワークW2が列状に載置され、自重により供給口14側に移動するように構成されている。ワークW1、W2は、例えば上方が開口した箱状を呈し、自動車部品を入れる部品箱からなり、車種の違いによりワークW1とワークW2とでは中身の自動車部品が異なっている。
「作業台15」
作業台15は、第1供給路11および第2供給路12と直交して延びるガイドレール16にガイドされて、第1供給路11の供給口13と第2供給路12の供給口14とにわたって移動可能に構成されている。供給口13から自重落下で供給されたワークW1若しくは供給口14から自重落下で供給されたワークW2は、作業台15上に載置される。作業台15には、落下してきたワークW1,W2をスムーズに受けるために複数のローラ17が設けられている。また、作業台15には、作業台15を手動で押し引きするためのグリップ18が設けられている。
作業台15の位置に関し、第1供給路11の供給口13に位置しているときを第1作業台ポジションD1、第2供給路12の供給口14に位置しているときを第2作業台ポジションD2というものとすると、本実施形態では、図2に示すように、第1作業台ポジションD1に位置している作業台15周りの空間が、オペレータ19の作業スペース20とされている。オペレータ19は、主にこの作業スペース20にとどまって、作業台15上のワークW1またはワークW2から部品を取り出し、所定の部品組み付け作業等を行う。
以上のように構成された物品供給装置1は、作業台規制手段2と、第1ストッパ3と、第1ストッパ解除手段4と、誤返却防止ストッパ5と、切換レバー6と、第2ストッパ7と、第1保持ストッパ9と、第2保持ストッパ10とを備えている。
「作業台規制手段2」
作業台規制手段2は、作業台15の第1作業台ポジションD1と第2作業台ポジションD2との間の移動を規制する。本実施形態の作業台規制手段2は、図1に示すように、作業台15の底面に突設された突部21と、突部21に係脱自在な係止バー22とを備えて構成されている。係止バー22の可動構造については後に詳述する。
「第1ストッパ3」
第1ストッパ3は、第1供給路11から作業台15へのワークW1の供給を制限する。第1ストッパ3は、第1供給路11の供給口13の下方に昇降自在に設けられており、上昇したときにローラコンベアよりも上方に突出することで、最前のワークW1に当接してワークW1の供給を阻止し、下降したときにローラコンベアの下方に引っ込むことで、ワークW1の作業台15への自重落下を可能とする。第1ストッパ3は、ストッパ取付座23を介し、下方に延びる昇降バー24の上端に設けられている。昇降バー24は、図示しない付勢手段により上方に付勢されている。したがって、第1ストッパ3は、第1ストッパ解除手段4で解除されない限り、常にローラコンベアよりも上方に突出した状態を維持している。
図6において、第1ストッパ3は、作業台15から返却されるワークW1の押圧力を受けて第1供給路11側に傾倒可能なように、ストッパ取付座23に回動自在に取り付けられている。ワークW1の返却通過後は、図示しないばね等の付勢手段により元の起立位置に戻り、返却されたワークW1に当接して供給制限することとなる。これにより、例えば、自動車部品が未だ入っている状態の部品箱を作業台15から第1供給路11に戻すことができる。
「第1ストッパ解除手段4」
第1ストッパ解除手段4は、第1ストッパ3による制限を解除するものである。図3において、第1ストッパ解除手段4は、下方に向けて押す手動操作用の押しボタン25を備えている。この押しボタン25は、オペレータ19が迅速に操作できるように、図2に示すように、作業スペース20またはその近傍に設けられている。図3に戻り、押しボタン25には下方に延びる可動筒としての外筒26が設けられている。なお、場合により、外筒26の上端自体を押しボタン25としてもよい。外筒26の下端は開口しており、この開口部から固定筒としての内筒27が挿入されている。押しボタン25と内筒27の上端との間には圧縮コイルばね28が設けられている。外筒26の外周には突部29が設けられている。外筒26の下端周りは、物品供給装置1の図示しないフレーム枠に固定した支持筒30に摺動可能に支持されている。外筒26の外周には、ワイヤ31の一端が取り付けられている。ワイヤ31は、反転プーリ32に掛け回されて、他端が前記昇降バー24に取り付けられている。
図3は、押しボタン25が圧縮コイルばね28の付勢力により上方に位置した状態であり、第1ストッパ3は上方に突出してワークW1を制限した状態にある。図4に示すように、圧縮コイルばね28の付勢力に抗して、突部29が支持筒30の上端に当接するまで押しボタン25を下方に押すと、外筒26の下降に伴ってワイヤ31に引っ張られ、第1ストッパ3が下降する。これにより、第1ストッパ3によるワークW1の供給制限が解除され、ワークW1が作業台15に供給される。
「操作ロック機構8」
第1ストッパ解除手段4は、不測の解除操作をロックする操作ロック機構8を備えている。不測の解除操作とは、作業台15に対して第2供給路12からワークW2を供給しようとしていたにもかかわらず、うっかり押しボタン25を押して第1供給路11からワークW1を供給してしまう場合である。操作ロック機構8は、押しボタン25の作動ストロークをロックする構造であり、図5に示すように、内筒27を上昇させ、その位置を固定位置としている。これにより、押しボタン25を下方に押せなくなり、第1ストッパ3の不測の解除操作をロックできる。内筒27の可動構造については後に詳述する。
「誤返却防止ストッパ5」
図1に示すように、誤返却防止ストッパ5は、第1供給路11の供給口13に設けられている。誤返却防止ストッパ5は、第1ストッパ3と同様に、第1供給路11の供給口13の下方に昇降自在に設けられており、上昇したときにローラコンベアよりも上方に突出し、下降したときにローラコンベアの下方に引っ込む。誤返却防止ストッパ5は、作業台規制手段2および操作ロック機構8と機械的に連動して、作業台15の移動が可能なときに、つまり作業台規制手段2による規制が解かれているとき、作業台15から第1供給路11への物品の返却を防止する。誤返却防止ストッパ5は、下方に延びる昇降バー33(図7)の上端に設けられている。昇降バー33の可動構造については後に詳述する。
「切換レバー6による連動構造」
図1、図2に示す切換レバー6は、作業台規制手段2と操作ロック機構8と誤返却防止ストッパ5とを機械的に連動させる手動操作用のレバーであり、押しボタン25と同様、作業スペース20またはその近傍に設けられている。以降、図7を参照して説明する。切換レバー6は、縦方向に延びる直線状の棒状部材からなり、下端が回転軸材34に固設されている。回転軸材34は、概ね第1供給路11の供給口13近傍の下方で、作業台15の移動方向と平行に延びており、図示しないフレーム枠に回転自在に支承されている。
回転軸材34には、切換レバー6寄りから順に、第1連動バー35,第2連動バー36,第3連動バー37が固設されている。第1連動バー35は、回転軸材34と直交して作業台15側に向け横方向に延びている。第1連動バー35の先端側には、第1連動バー35を隙間を空けて上下に挟む上側の第1被押圧バー38Aと下側の第2被押圧バー38Bとが配設されている。第1被押圧バー38Aと第2被押圧バー38Bとは、互いに一体となって、図示しないガイド部材により上下方向に昇降可能に構成されている。第1被押圧バー38Aには、前記した操作ロック機構8の内筒27の下端が固設されている。
第2連動バー36も、回転軸材34と直交して横方向に延びており、その先端側には、第2連動バー36を隙間を空けて上下に挟む上側の第1被押圧バー39Aと下側の第2被押圧バー39Bとが配設されている。第1被押圧バー39Aと第2被押圧バー39Bも互いに一体となって、図示しないガイド部材により上下方向に昇降可能に構成されている。第1被押圧バー39Aには、前記した誤返却防止ストッパ5の昇降バー33の下端が固設されている。
第3連動バー37は、回転軸材34と直交して上方に延びている。第3連動バー37の先端側には、第3連動バー37を隙間を空けて横方向に挟む第1被押圧バー40Aと第2被押圧バー40Bとが配設されている。第1被押圧バー40Aと第2被押圧バー40Bとは、互いに一体となって、図示しないガイド部材により、作業台15の移動方向と直交する横方向に移動可能に構成されている。第2被押圧バー40Bには、前記した作業台規制手段2の係止バー22が、作業台15の移動方向と直交する横方向に延びるように固設されている。
以上により、オペレータ19が切換レバー6を鉛直状に起立させると(この状態を第1レバーポジションP1(図3参照)とする)、回転軸材34が回転し、第1連動バー35,第2連動バー36,第3連動バー37がそれぞれ第2被押圧バー38B,39B,40Bを押圧する。
これにより、作業台規制手段2においては、係止バー22が作業台15側へ移動した状態となり、作業台15の突部21に係止することで、作業台15の第1作業台ポジションD1から第2作業台ポジションD2への移動が規制される。
第1ストッパ解除手段4においては、内筒27が下降した状態となり、図3、図4で説明したように、押しボタン25が有効となって、第1ストッパ3によるワークW1の供給制限の解除が可能となる。
誤返却防止ストッパ5においては、昇降バー33が下降した状態となるので、誤返却防止ストッパ5が下方に引っ込み、作業台15側から第1供給路11へのワークW1の返却が可能となる。
オペレータ19が切換レバー6を傾倒させると(この状態を第2レバーポジションP2(図5参照)とする)、回転軸材34が回転し、第1連動バー35,第2連動バー36,第3連動バー37がそれぞれ第1被押圧バー38A,39A,40Aを押圧する。
これにより、作業台規制手段2においては、係止バー22が作業台15から離れる側へ移動した状態となり、作業台15の突部21との係止が解かれることで、第1作業台ポジションD1と第2作業台ポジションD2との間で作業台15の移動が可能になる。
第1ストッパ解除手段4においては、内筒27が上昇した状態となり、図5で説明したように、押しボタン25が押せなくなって、第1ストッパ3によるワークW1の供給制限の解除ができなくなる。
誤返却防止ストッパ5においては、昇降バー33が上昇した状態となるので、誤返却防止ストッパ5が上方に突設し、誤って作業台15から第1供給路11にワークW2を返却することが防止される。
「第2ストッパ7」
図8ないし図10を参照して、第2ストッパ7は、第2供給路12からのワークW2の供給を制限する。第2ストッパ7は、第2供給路12の供給口14の下方に昇降自在に設けられており、上昇したときにローラコンベアよりも上方に突出することで、最前のワークW2に当接してワークW2の供給を阻止し、下降したときにローラコンベアの下方に引っ込むことで、ワークW2の作業台15への自重落下を可能とする。第2ストッパ7は、ストッパ取付座41を介し、下方に延びる昇降バー42の上端に設けられている。昇降バー42は、図示しない付勢手段により上方に付勢されている。
昇降バー42には、ワイヤ43の一端が取り付けられている。ワイヤ43は、反転プーリ44に掛け回されて、他端が回転バー45の一端に取り付けられている。回転バー45は、鉛直方向の回転軸材46を中心に回転自在であり、回転バー45の他端が作業台15の底面に設けた押圧部47に押圧されるように設けられている。
作業台15が第1作業台ポジションD1にあるときには、昇降バー42は、前記したように図示しない付勢手段により上方に付勢されており、第2ストッパ7が突出した状態となっている。そして、作業台15が第2作業台ポジションD2に移動すると、押圧部47が回転バー45の他端を押圧することにより、回転バー45が回転し、ワイヤ43に引っ張られて第2ストッパ7が下降する。これにより、第2ストッパ7によるワークW2の供給制限が解除される。
「第1保持ストッパ9、第2保持ストッパ10」
図1において、第1保持ストッパ9は、第1供給路11に設けられており、第1ストッパ3による制限が解除されたとき、最前のワークW1のみが作業台15に供給されるように、2番目以降のワークW1を一時的に第1供給路11上に保持しておく機能を有する。同様に、第2供給路12に設けられる第2保持ストッパ10も、第2ストッパ7による制限が解除されたとき、最前のワークW2のみが作業台15に供給されるように、2番目以降のワークW2を一時的に第2供給路12上に保持しておく機能を有する。
第1保持ストッパ9は、第1供給路11に昇降自在に設けられており、上昇したときにローラコンベアよりも上方に突出して、例えば最前のワークW1と2番目のワークW1との間にできる隙間(図示せず)に位置することで、2番目のワークW1の供給を阻止する。第1保持ストッパ9には、図3に示すように、下方に延びる昇降バー48が設けられている。昇降バー48は、図示しない付勢手段により下方に付勢されている。昇降バー48と、第1ストッパ3の昇降バー24との間には、ワイヤ49が掛け渡されている。図4に示すように、第1ストッパ3が下降すると、ワイヤ49に引っ張られることで、第1保持ストッパ9が上昇する。
図8において、第2保持ストッパ10も、第2供給路12に昇降自在に設けられており、上昇したときにローラコンベアよりも上方に突出して2番目のワークW2の供給を阻止する。第2保持ストッパ10にも、下方に延びる昇降バー50が設けられている。昇降バー50も、図示しない付勢手段により下方に付勢されている。昇降バー50と、第2ストッパ7の昇降バー42との間には、ワイヤ51が掛け渡されている。図10に示すように、第2ストッパ7が下降すると、ワイヤ51に引っ張られることで、第2保持ストッパ10が上昇する。
「ワークW1の作業手順」
ワークW1の作業を行うとき、オペレータ19は、切換レバー6を鉛直起立状の第1レバーポジションP1にする。図1に示すように、作業台規制手段2の係止バー22が作業台15の突部21に係止するので、作業台15を第2作業台ポジションD2へ移動させることはできない。したがって、誤ってワークW2を作業台15に載置するおそれがない。仮に、切換レバー6を第1レバーポジションP1にしたときに、作業台15が既に第2作業台ポジションD2にあったとしても、係止バー22と突部21との係止により、作業台15を作業位置である第1作業台ポジションD1に引き戻すことができないため、オペレータ19は瞬時に過ちがあったことに気付く。
第1ストッパ解除手段4においては、図3のように、押しボタン25が有効となっているので、オペレータ19が押しボタン25を押すことにより、図4のように、第1ストッパ3が下降し、最前のワークW1が作業台15に供給される。2番目以降のワークW1は第1保持ストッパ9により第1供給路11上に保持される。オペレータ19は、作業台15に供給されたワークW1から部品を取り出し、所定の部品組み付け作業等を行う。ワークW1の部品箱が空になったら、そのワークW1は所定の返却場所に返却したうえで、再度押しボタン25を押して、新たなワークW1を第1供給路11から作業台15に供給する。そして、例えばまだ部品が残っているワークW1を第1供給路11に返却する場合、誤返却防止ストッパ5は下方に引っ込んだ状態であり、第1ストッパ3は第1供給路11側に傾倒可能な構造なので、ワークW1を作業台15から第1供給路11へ押し込むことで返却できる。
「ワークW2の作業手順」
ワークW2の作業を行うとき、オペレータ19は、図5のように、切換レバー6を傾倒状の第2レバーポジションP2にする。第1ストッパ解除手段4の操作ロック機構8により、押しボタン25が押せなくなるので、オペレータ19が誤って押しボタン25を押してしまい、第1供給路11のワークW1が作業台15に供給されるという事態は生じない。
作業台規制手段2においては、係止バー22と突部21とは係止しない位置関係となるので、オペレータ19はグリップ18を把持して作業台15を第2作業台ポジションD2へ移動させることができる。作業台15が第2作業台ポジションD2に移動すると、図9、図10に示すように、作業台15の押圧部47が回転バー45の他端を押圧することにより第2ストッパ7が下降し、最前のワークW2が作業台15に供給される。2番目以降のワークW2は第2保持ストッパ10により第2供給路12上に保持される。そして、オペレータ19は、グリップ18を把持して作業台15を第1作業台ポジションD1に引き戻し、作業スペース20にて、作業台15に供給されたワークW2から部品を取り出し、所定の部品組み付け作業等を行う。
まだ部品が残っているワークW2を第2供給路12に返却する場合、作業台15を第2作業台ポジションD2に移動させる。第2ストッパ7は下降した状態を維持しているため、オペレータ19は、一方の手でワークW2を作業台15から第2供給路12へ押し込んで支えつつ、他方の手で作業台15を第1作業台ポジションD1に移動させると、途中で第2ストッパ7が上昇し、返却したワークW2が第2ストッパ7によって制限される。
もしオペレータ19が誤ってワークW2を第1供給路11に返却しようとしても、切換レバー6が第2レバーポジションP2にあるときには、誤返却防止ストッパ5は上方に突出した状態にある。したがって、ワークW2を作業台15から第1供給路11へ誤返却することが防止される。
以上のように、互いに異種の物品(ワークW1,W2)を供給する少なくとも2つの第1供給路11および第2供給路12と、第1供給路11と第2供給路12の各供給口13,14にわたって移動可能であり、いずれかの供給口13,14から供給されたワークW1,W2を載置する作業台15と、作業台15の移動を規制する作業台規制手段2と、第1供給路11の供給口13に設けられ、ワークW1の供給を制限する第1ストッパ3と、第1ストッパ3による制限を解除し、かつ解除操作をロックする操作ロック機構8を備えた第1ストッパ解除手段4と、を備え、作業台規制手段2と操作ロック機構8とが機械的に連動し、作業台15の移動が規制されているとき、操作ロック機構8のロック状態が解かれ、作業台15の移動が可能なとき、操作ロック機構8はロック状態となる構成とすれば、次のような効果が奏される。
(1)第1供給路11と第2供給路12の各供給口13,14にわたって移動可能な作業台15を備えているため、オペレータ19はほとんど定位置にとどまったまま、互いに異なる2つのワークW1、W2に関する作業を行うことができる。これにより、オペレータ19には無駄な動きが低減され、作業効率が向上する。
(2)作業台15の移動が規制されているときに操作ロック機構8のロック状態を解くことで、作業台15を第1供給路11の供給口13のみに位置させて、作業台15にワークW1のみを供給することができる。そして、作業台15の移動が可能なときに操作ロック機構8をロック状態にすれば、作業台15を第2供給路12の供給口14に位置させて作業台15にワークW2を供給できる。一方で、作業台15を第1供給路11の供給口13に位置させても、第1供給路11の第1ストッパ3による制限は解除できないので、作業台15にワークW1が供給されることがない。以上により、ワークW1とワークW2の誤作業を防止できる。
(3)作業台規制手段2と操作ロック機構8とを連動させることで、誤操作を抑制できる。作業台規制手段2と操作ロック機構8とを機械的に連動させることで、高価な電気機器を用いる必要がなくなり、製作コストを低減できる。
作業台規制手段2と操作ロック機構8とを機械的に連動させる手動操作用の切換レバー6を備えることで、高価な電気機器を用いる必要がなくなって製作コストを低減できるとともに、簡単なレバー操作で作業台規制手段2と操作ロック機構8とを容易に連動させることができる。
第1ストッパ解除手段4は、第1ストッパ3を作動させる手動操作用の押しボタン25を備え、操作ロック機構8は、押しボタン25の作動ストロークをロックする構成とすることで、簡単なボタン操作で第1ストッパ3を解除できるとともに、操作ロック機構8の構造も簡単となる。
第2供給路12の供給口14に設けられ、ワークW2の供給を制限する第2ストッパ7を備え、作業台15が第2供給路12の供給口14に移動したとき、第2ストッパ7による制限が解除される構成とすれば、単に作業台15を第2供給路12側に移動させるだけでワークW2を作業台15に供給できる。
第1ストッパ3は、作業台15から返却されるワークW1の押圧力により傾倒して、第1供給路11へのワークW1の返却が可能に構成されているようにすれば、途中でワークW2の作業に切り換える場合や作業の終業時刻となった場合等に、ワークW1を作業台15から第1供給路11の最前の位置に簡単に返却できる。
第1供給路11に設けられ、第1ストッパ3による制限が解除されたときに、2番目以降のワークW1を一時的に保持する第1保持ストッパ9と、第2供給路12に設けられ、第2ストッパ7による制限が解除されたときに、2番目以降のワークW2を一時的に保持する第2保持ストッパ10と、を備える構成とすれば、簡単な構造で、最前のワークW1またはワークW2のみを作業台15に供給できる。
第1供給路11の供給口13に設けられ、作業台規制手段2および操作ロック機構8と連動して、作業台15の移動が可能なときに、作業台15から第1供給路11へのワークW2の返却を防止する誤返却防止ストッパ5を備える構成とすれば、第1供給路11にワークW2を誤返却することが防止される。
以上、本発明の好適な実施形態を説明した。ワークW1、W2は互いに異種のものであれば、部品箱に限られずに本発明は適用可能である。
1 物品供給装置
2 作業台規制手段
3 第1ストッパ
4 第1ストッパ解除手段
5 誤返却防止ストッパ
6 切換レバー
7 第2ストッパ
8 操作ロック機構
9 第1保持ストッパ
10 第2保持ストッパ
11 第1供給路
12 第2供給路
13 (第1供給路の)供給口
14 (第2供給路の)供給口
15 作業台
25 押しボタン
W1,W2 ワーク(物品)

Claims (7)

  1. 互いに異種の物品を供給する少なくとも2つの第1供給路および第2供給路と、
    前記第1供給路と前記第2供給路の各供給口にわたって移動可能であり、いずれかの供給口から供給された物品を載置する作業台と、
    前記作業台の移動を規制する作業台規制手段と、
    前記第1供給路の供給口に設けられ、物品の供給を制限する第1ストッパと、
    前記第1ストッパによる制限を解除し、かつ解除操作をロックする操作ロック機構を備えた第1ストッパ解除手段と、
    を備え、
    前記作業台規制手段と前記操作ロック機構とが連動し、
    前記作業台の移動が規制されているとき、前記操作ロック機構のロック状態が解かれ、
    作業台の移動が可能なとき、前記操作ロック機構はロック状態となる
    ことを特徴とする物品供給装置。
  2. 前記作業台規制手段と前記操作ロック機構とを機械的に連動させる手動操作用の切換レバーを備えていることを特徴とする請求項1に記載の物品供給装置。
  3. 前記第1ストッパ解除手段は、前記第1ストッパを作動させる手動操作用の押しボタンを備え、
    前記操作ロック機構は、前記押しボタンの作動ストロークをロックすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品供給装置。
  4. 前記第2供給路の供給口に設けられ、物品の供給を制限する第2ストッパを備え、
    前記作業台が前記第2供給路の供給口に移動したとき、前記第2ストッパによる制限が解除されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の物品供給装置。
  5. 前記第1ストッパは、前記作業台から返却される物品の押圧力により傾倒して、前記第1供給路への物品の返却が可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の物品供給装置。
  6. 前記第1供給路に設けられ、前記第1ストッパによる制限が解除されたときに、2番目以降の物品を一時的に保持する第1保持ストッパと、
    前記第2供給路に設けられ、前記第2ストッパによる制限が解除されたときに、2番目以降の物品を一時的に保持する第2保持ストッパと、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の物品供給装置。
  7. 前記第1供給路の供給口に設けられ、前記作業台規制手段および前記操作ロック機構と連動して、作業台の移動が可能なときに、前記作業台から前記第1供給路への物品の返却を防止する誤返却防止ストッパを備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の物品供給装置。
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