JP6758187B2 - 球状の溶融酸化アルミニウム粒子を含む歯磨き剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、研磨(abrasive)剤としての球状の溶融酸化アルミニウム粒子と、経口的に許容できる担体とを含む歯磨き剤組成物に関する。このような組成物は、歯又は義歯の表面を、大きく摩耗させることなく、効果的に洗浄し、磨いて艶を出し(polish、艶出し)、さらにそこからステイン(着色汚れ・染み)を取り除くことによって、歯又は義歯の表面に対する傷及び損傷を低減することができる。したがって、このような組成物は、歯の表面又は義歯の、優れた洗浄、艶出し、穏やかなステイン除去、及びホワイトニングを提供する。
口腔ケア組成物、特に歯磨き剤は、日常的に、歯を洗浄するために使用される。歯磨き剤は、歯からの歯垢及び他の軟質物質の除去に加えて、タバコ、茶又はワイン等の物質により引き起こされる、歯の変色及び食物粒子を除去するのに役立ち得る。歯の表面の洗浄及び艶出しは、歯垢内の成分に結合する物質等の化学的プロセスにより、又は研磨性物質等の機械的手段により行われる。
一般に、歯磨き剤は、付着物を研磨することによって、歯を機械的に洗浄し、艶出しするための研磨性物質を含む。研磨性物質は、例えば歯の表面に付着したペリクル膜及び歯垢を除去することにより、歯の表面から付着物を機械的に除去することを主な目的とする。歯垢及びペリクル膜は、例えば茶及びコーヒー等の食料品により、さらにはタバコにより、変色及び着色する傾向があり、その結果、歯の外観を見苦しいものにする。このような機械的除去が洗浄を行うのに重要である一方で、歯の表面に対する損傷を最小化するために、使用する研磨剤が、過度に粗くないことがきわめて重要である。歯の洗浄及び艶出しに加えて、白い歯が美容的に望ましいと長い間考えられている。
US 6,517,815(Henkel Kommanditgesellschaft auf Aktien)は、10重量%〜30重量%の、シリカ艶出し剤及び酸化アルミニウム(アルミナ)(10:0.2〜10:2の重量比)の組み合わせ、20重量%〜50重量%の保湿剤、及び2重量%〜12重量%の縮合リン酸塩を含む、水性ペースト又は液状の分散体の形態の歯磨き剤を開示している。縮合リン酸塩は、アルカリ金属又はアンモニウムの塩の形態である。酸化アルミニウムは、好ましくは、種々のγ-酸化アルミニウム由来のα-酸化アルミニウムを少なくとも10重量%の含有量で有する、軽く焼成されたアルミナである。艶出し剤の特定の組み合わせ(すなわち、シリカ及びアルミナの組み合わせ)は、硬いアルミナ艶出し成分の存在にも関わらず、適度な象牙質及びエナメル質の摩耗のみを伴う、優れた艶出し及び洗浄の効果を有する歯磨き剤を提供できることが示唆される。
US 4,632,826(Henkel Kommanditgesellschaft auf Aktien)は、100重量部のシリカ艶出し剤及び2〜15重量部の弱焼成アルミナ艶出し剤を含む歯のクリームを開示している。シリカ艶出し剤は、シリカヒドロゲル及び沈降シリカから本質的になり、弱焼成アルミナは、10〜50重量%のγ-酸化アルミニウム及び50〜90重量%のα-酸化アルミニウムから本質的になる。歯のクリームは、日常使用により深い傷又は損傷を生じることなく、ステインを除去し、歯の表面を艶出しして、洗浄するのに好ましい。
KlueppelらのJ. Soc. Cosmet. Chem.、37、211-223(1986年7月/8月)「練り歯磨きの洗浄力を評価するためのパラメータ(Parameters for assessing the cleaning power of toothpastes)」は、艶出し及びスクラッチングの効果について、多数の歯磨き剤製剤を比較している。単独の研磨性物質として、艶出しアルミナ若しくは含水シリカ、又は含水シリカと艶出しアルミナの混合物を含有する試験製剤が記載されている。その結果は、高い洗浄力及び低い象牙質摩耗性を有する歯磨き剤製品を開発できることを示唆している。試験製剤は、単独の研磨剤としての艶出しアルミナの量を増加することにより優れた洗浄力を提供することができるが、受け入れ難いエナメル質の摩耗の増加を伴った。最も優れた試験製剤は、シリカ研磨剤及びアルミナ研磨剤の混合物を含有し、当該製剤は、予想外に低いエナメル質摩耗値と共に、高い洗浄値を示した。
WO 2010/068433、WO 2010/068471、US 2012/0219606、及び関連特許出願(全て、US仮出願61/117,856 (Procter and Gamble)からの優先権を主張する)は、球状であり得る(例えば、粒子の少なくとも25%、又は少なくとも95%が球状であり得る)溶融シリカ粒子を含む口腔ケア組成物を開示している。これらの文献は、溶融シリカ粒子の形状が、製造プロセスの種類に依存して、角のある形状又は球状になり得ること、この形状は、溶融シリカの研磨性に影響を与え得ることを示す。例えば、同一の粒径では、球状の溶融シリカは、角のある溶融シリカよりも、低い放射性象牙質摩耗性(RDA:Radioactive Dentine Abrasion)を有し得る。その結果、研磨性を増大することなく、洗浄能力を最適化することが可能となり得る。さらに、これらの文献には、このような球状の溶融シリカを含む組成物は、球状の溶融シリカが、丸い縁に起因して、低い研磨性を有し得るという、所定の利点を有することが開示されている。このことは、良好な洗浄を提供すると同時に、PCRとRDAの比を向上することができることを意味する。また、球状の溶融シリカは、研磨し過ぎることなく、より高い水準で使用することができる。さらに、球状の溶融シリカは、許容できる研磨性を有する良好な洗浄を提供すると同時に、費用削減を促進するために、角のある溶融シリカ、又は粒子の少なくとも約25%が角のあるシリカと組み合わせて使用することもできる。
WO 2011/120943 (Glaxo Group Limited)は、か焼酸化アルミニウム艶出し剤及び縮合リン酸塩(例えば、水溶性アルカリ金属ポリリン酸塩)を含む歯磨き剤組成物を開示しており、当該組成物は、シリカ研磨性物質を全く含まず、エナメル質の表面を大きく摩耗させることも傷つけることもなく、歯のエナメル質及び義歯の表面を効果的に白くし、艶出しすることができる。
US 6,083,489 (Ultradent Products Inc)は、歯垢除去能力増大のために、実質上球状の洗浄粒子を含むように製剤化された練り歯磨き及び他の歯磨き剤を開示している。好ましい洗浄粒子としては、中でも、約10ミクロン〜約200ミクロンの範囲の粒径を有する中空状の酸化アルミニウムの球体が挙げられる。練り歯磨きに使用される従来の研磨剤及び艶出し剤と比較して、洗浄粒子がより大きく、より球状になると、研磨性はずっと低くなるが、歯垢除去力は非常に増大すると記載されている。US 6,083,489の組成物は、歯垢及び他の軟質の歯付着物を除去するのに効果的であると記載されているが、歯の表面に付着した強固なステインを除去するのに効果的ではないであろう。
US 6,517,815 US 4,632,826 WO 2010/068433 WO 2010/068471 US 2012/0219606 WO 2011/120943 US 6,083,489
Klueppelら、「Parameters for assessing the cleaning power of toothpastes」、J. Soc. Cosmet. Chem.、37、211-223 (7月/8月 1986)
歯の表面を強くごしごし洗ったり、強く研磨したりすることなく、軟質の歯付着物(例えば、歯垢)及び硬質の付着物(例えば、ステイン及び歯石)の両方を取り除くために、洗浄性が改善された組成物の必要性が依然として存在する。
歯磨き剤組成物に使用される球状の溶融酸化アルミニウムが、歯又は義歯の表面に対して、効果的な洗浄、艶出し、ステイン除去、及びホワイトニングを提供する一方で、同時に、低い歯の研磨性を提供することが見出された。
従って、第1の態様では、本発明は、研磨剤としての球状の溶融酸化アルミニウム粒子と、経口的に許容できる担体とを含む歯磨き剤組成物を提供する。
本発明の組成物は、粗い研磨剤を使用することなく、歯の良好な洗浄及び艶出しを提供する。
各試験製剤における、球状アルミナのRDAデータを示す。 各試験製剤における、球状アルミナのPCRデータを示す。 各試験製剤における、球状アルミナのREAデータを示す。 各試験製剤における、球状アルミナのCEIデータを示す。
現在では、球状の酸化アルミニウムは、その高い真球度(高い流動性及び充填密度をもたらす)、表面硬さ、高い熱伝導率、及び耐熱性のために、電子材料の分野において使用されている。
球状の溶融酸化アルミニウムは、角のある形状の粉体化アルミナから調製することができる。当該粉体化アルミナは、2000℃超に温度を上げるステップを含む溶融プロセスを経て、当該プロセスにより、粒子表面が溶融され、その結果生じる表面張力により、球が生成される。次いで、粒子を冷却し、その後、分別及び篩分けして、目的とする粒度分布の粒子を単離する。
誤解を避けるために記すと、球状の溶融酸化アルミニウム粒子は、粒子全体の形がほとんど丸い形であるか、又は楕円形である任意の粒子を含む。
好ましくは、球状の溶融酸化アルミニウム粒子の少なくとも90%が本質的に球状であり、より好ましくは、球状の溶融酸化アルミニウム粒子の95%が本質的に球状であり、さらにより好ましくは、球状の溶融酸化アルミニウム粒子の99%が本質的に球状である。
本発明において使用される球状の溶融酸化アルミニウム粒子は、Denka Chemical GmbH、Nippon Steel & Sumikin Materials Co Ltd、及びMicron Co.等の適切な供給元から入手することができる。
好ましくは、球状の溶融酸化アルミニウム粒子は、約1〜約15ミクロン(最大スパンは約2.5である)、より好ましくは、約2〜約10ミクロン(最大スパンは約2.0以下である)の範囲のメジアン粒径(レーザー回折により測定)を有する。
このような球状の溶融酸化アルミニウムの例は、1.26ミクロンのD 0.1、4.53ミクロンのD 0.5、及び9.82ミクロンのD 0.9を有する、Mircon Co.製のAX3-10であり得る。
スパンは、0.1、0.5及び0.9の分位数に基づく分布の幅を表し、(D 0.9 - D 0.1)/D 0.5として表される。D 0.1値は、粒子の10%がこの値未満である状態であり、D 0.5値は、分布の50%がこの値より大きく、50%がこの値未満であるメジアン径であり、D 0.9値は、粒子の90%がこの値未満である状態である。
好ましくは、粒子の分布は、単峰性である。単峰性という用語は、単一の最頻値(mode)を有する粒度分布を意味し、それにより、離散型分布の最頻値は、粒径に応じた粒子の量(典型的に体積又は質量により測定)が最大値をとる値である。
好ましくは、球状の溶融酸化アルミニウム粒子は、組成物総量の約0.01重量%〜約5.0重量%の量で存在し得る。1つの実施形態では、好ましくは、球状の溶融酸化アルミニウム粒子は、組成物総量の約0.05重量%〜約2.0重量%の量で存在し得る。別の実施形態では、球状の溶融酸化アルミニウム粒子は、組成物総量の約0.1重量%〜約1.0重量%の量で存在し得る。
本発明による歯磨き剤組成物は、補足的な研磨剤をさらに含むこともできるが、このような薬剤(1種又は複数種)は、象牙質の摩耗に有意な悪影響を及ぼさない。本発明の使用における、補足的な研磨剤の好ましい例としては、シリカ、アルミナ、アルミナ水和物、か焼アルミナ、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム無水物、リン酸二カルシウム二水和物、水不溶性メタリン酸ナトリウム、ジルコニア、パーライト、ダイヤモンド、籾殻シリカ、シリカゲル、ケイ酸アルミニウム、ピロホスフェート、軽石、ポリマー粒子、リン酸カルシウム系鉱物(例えば、リン酸三カルシウム(TCP)、HA水和物、及び混合相(HA:TCP)リン酸カルシウム鉱物)、及び/又は任意の他のホワイトニング剤、並びにそれらの混合物が挙げられる。補足的な研磨剤は、一般に、歯磨き剤組成物総量の、約0.1重量%〜約50重量%又は約0.1重量%〜約20重量%の範囲の量で使用され得る。
本発明の1つの態様では、球状の溶融酸化アルミニウムは、唯一の研磨剤である。
放射性象牙質摩耗性(RDA)は、歯磨き剤の研磨性の尺度である。歯磨き剤製剤の研磨性を測定するために確立された方法は、相対的象牙質研磨性(RDA:Relative Dentine Abrasivity)を測定することによるものである(Hefferen, JJ.、A laboratory method for measuring dentifrice abrasivity、J. Dent. Res.、55 563-573、1976)。本アッセイでは、ヒトの象牙質から調製した試料からの、試験材料、例えば練り歯磨きの25:40 w/wスラリーによる長期にわたるブラッシングに起因する、象牙質の損失を測定する。象牙質の試料に放射線を照射して、材料中に32Pを生じさせる。本アッセイでは、ブラッシング後の上澄み中の放射能を測定して、ピロリン酸カルシウムの標準スラリーによるブラッシングにより解放された放射能と比較する。
有利には、本発明の組成物は、約10〜約100の範囲、好ましくは約20〜約80の範囲の低いRDA値を有し得る。
歯磨き剤の洗浄能力は、被膜清掃比(Pellicle Cleaning Ratio(PCR))試験-研磨剤含有歯磨き剤のステイン洗浄(ホワイトニング)作用の特徴付けにおいて有用であると認められた実験室方法-を使用することによって示すことができる。PCR値は、標準物質(Ca2P2O7、Odontex Inc.)(経験的な値である100を与えられる)と比較して計算される。
有利には、本発明による歯磨き剤は、約50〜約130の範囲、好ましくは約60〜約120の範囲のPCR値を有し得る。
驚くべきことに、本発明において使用するための球状の溶融酸化アルミニウムは、低濃度で優れた洗浄を提供することを示した。
本発明による歯磨き剤は、最小の象牙質摩耗と共に、歯の表面の優れた洗浄及びステイン除去を示す。本発明による歯磨き剤の高い洗浄特性/低い研磨特性はまた、歯磨き剤の洗浄効率指標(Cleaning Efficiency Index)値に反映され得る。洗浄効率指標値は、当業者により容易に測定することができる。Schemehorn BR、Ball TL、Henry GM、Stookey GK.「Comparing dentifrice abrasive systems with regard to abrasion and cleaning.」J. Dent Res 1992; 71: 559を参照されたい。
有利には、本発明による歯磨き剤は、約1.25〜約2.6の範囲、好ましくは約1.4〜約2.4の範囲のCEI値を有し得る。
放射性エナメル質摩耗性(REA:Radioactive Enamel Abrasion)は、歯磨き剤の研磨性の別の尺度である。歯磨き剤製剤の研磨性を測定するために確立された方法は、相対的エナメル質研磨性(REA:Relative Enamel Abrasivity)を測定することによるものである(Hefferen, JJ.、A laboratory method for measuring dentifrice abrasivity、J. Dent. Res.、55 563-573、1976)。本アッセイでは、ヒトのエナメル質から調製した試料からの、試験材料、例えば練り歯磨きの25:40 w/wスラリーによる長期にわたるブラッシングに起因する、エナメル質の損失を測定する。エナメル質の試料に放射線を照射して、材料中に32Pを生じさせる。本アッセイでは、ブラッシング後の上澄み中の放射能を測定して、ピロリン酸カルシウムの標準スラリーによるブラッシングにより解放された放射能と比較する。
有利には、本発明による歯磨き剤は、約15以下のREA値(ここで、最大安全許容REA値は40である)を有し得る。
したがって、本発明の歯磨き剤組成物は、低い研磨性による良好な洗浄を提供し、その結果、着色をほとんど又は全く有さずに、歯垢及び歯石を低減し、よりきれいで、より白く、且つより高度に艶出しされた歯の表面を提供することができ、結果として、口腔の健康が改善される。
本発明の歯磨き剤組成物は、水溶性縮合リン酸塩、例えば、アルカリ金属ピロリン酸塩、アルカリ金属トリポリリン酸塩、又はアルカリ金属のより多価のポリリン酸塩、特に、水溶性アルカリ金属トリポリリン酸塩をさらに含み得る。好ましくは、前記塩のナトリウム形態が好ましいが、カリウム又はナトリウムとカリウムの混合塩も好ましい実施形態として同様に使用することができる。全ての物理的形態、例えば、水和物又は脱水形態を使用することができる。
最も好ましくは、水溶性アルカリ金属トリポリリン酸塩は、トリポリリン酸ナトリウムである。
好ましくは、水溶性縮合リン酸塩(例えば、アルカリ金属トリポリリン酸塩)は、組成物総量の、約1.0重量%〜約20.0重量%、例えば約2.0重量%〜約15.0重量%又は約5.0重量%〜約10.0重量%の量で存在する。
本発明の歯磨き剤組成物は、歯磨き剤組成物に通常使用される1種又は複数種の活性薬剤、例えば、フッ化物源、脱感作剤、抗細菌剤、抗歯垢剤、抗結石剤、口臭剤、抗炎症剤、抗酸化剤、抗菌剤、創傷治癒剤、又はそれらの少なくとも2種の混合物を含むことができる。このような薬剤は、所望の治療効果を提供する水準で含まれ得る。
脱感作剤の例として、例えばWO 02/15809(Block)に記載されるような、細管遮断剤又は神経脱感作剤、及びそれらの混合物が挙げられる。脱感作剤の例としては、塩化ストロンチウム、酢酸ストロンチウム又は硝酸ストロンチウム等のストロンチウム塩、又はクエン酸カリウム、塩化カリウム、重炭酸カリウム、グルコン酸カリウム、とりわけ硝酸カリウム等のカリウム塩が挙げられる。
カリウム塩等の脱感作剤は、一般に、組成物総量の2重量%〜8重量%で存在し、例えば、5重量%の硝酸カリウムを使用することができる。
1つの実施形態では、脱感作剤は、生体活性ガラスを含む。好ましくは、生体活性ガラスは、約45重量%の二酸化ケイ素、約24.5重量%の酸化ナトリウム、約6重量%の酸化リン、及び約24.5重量%の酸化カルシウムからなる。1つのこのような生体活性ガラスは、NovaMin(登録商標)(45S5 Bioglass(登録商標)としても知られる)という商標名のもと市販されている。
好ましくは、生体活性ガラスは、歯磨き剤の約1重量%〜約20重量%、例えば歯磨き剤組成物の約1重量%〜約15重量%、又は例えば歯磨き剤組成物の約1重量%〜約10重量%、又は例えば歯磨き剤組成物の約2重量%〜約8重量%の範囲の量で存在する。
別の実施形態では、脱感作剤は、アルギニン炭酸カルシウム塩を含む。好ましくは、アルギニン塩は、歯磨き剤の約0.5%w/w〜30%w/w、例えば歯磨き剤組成物の約1%w/w〜10%w/w、又は例えば歯磨き剤組成物の約1%w/w〜約10%w/w、又は例えば歯磨き剤組成物の約2%w/w〜約8%w/wの範囲の量で存在する。
さらなる実施形態では、脱感作剤は、シリカ、コロイド状シリカ、ナノ酸化亜鉛、サブミクロンアルミナ及びサブミクロンポリマービーズ等の細管遮断剤を、約1nm〜約5ミクロンの範囲の平均粒径を有する微細な微粒子形態で含む。
本発明の組成物における使用に好ましいフッ化物イオン源は、アルカリ金属フッ化物(例えば、フッ化ナトリウム)、アルカリ金属モノフルオロリン酸塩(例えば、モノフルオロリン酸ナトリウム)、フッ化第一スズ、又はアミンフッ化物を、25〜3500ppmのフッ化物イオン、好ましくは100〜1500ppmのフッ化物イオンをもたらす量で含む。典型的なフッ化物源はフッ化ナトリウムであり、例えば、組成物は0.1〜0.5重量%のフッ化ナトリウム、例えば0.204重量%(923ppmのフッ化物イオンと同等)、0.2542重量%(1150ppmのフッ化物イオンと同等)、又は0.315重量%(1426ppmのフッ化物イオンと同等)のフッ化ナトリウムを含有することができる。
このようなフッ化物イオンは、歯の再石灰化の促進を助け、また、虫歯、歯牙侵食(すなわち酸摩耗)及び/又は歯牙摩耗に対抗するために、歯の硬組織の耐酸性を増大させることができる。
本発明の組成物は、口腔衛生組成物の分野において通常用いられるものから選択される、界面活性剤、保湿剤、非研磨(増粘)シリカ、香味剤、甘味剤、乳白化剤又は着色剤、保存剤、及び水等の追加の製剤化剤を、かかる目的のために含有し得る。
本発明における使用に好ましい界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、例えばC10〜18アルキル硫酸ナトリウム、例えばラウリル硫酸ナトリウムが挙げられる。ラウリル硫酸ナトリウムは、一般にアニオン性であり、強く荷電していると考えられ、歯をブラッシングする際に高水準の泡立ちが望まれる場合に有用である。
アニオン性界面活性剤に加えて、双性イオン性、両性、カチオン性、及び非イオン性又は低イオン性の界面活性剤を使用して発泡特性を補助することができる。アニオン性と両性の界面活性剤を併用する場合、最適化された発泡系が達成され、口当たりの改善及び優れた洗浄の両方を提供する。両性界面活性剤の例としては、長鎖アルキル(例えば、C10〜C18アルキル)ベタイン、例えば、Albright&Wilsonにより「Empigen BB」という商標名のもと市販されている製品、及び長鎖アルキルアミドアルキルベタイン、例えば、コカミドプロピルベタインが挙げられる。
本発明における使用のために特に好ましいアニオン性/両性の界面活性剤の組み合わせの例は、ラウリル硫酸ナトリウム/コカミドプロピルベタインである。
好ましくは、界面活性剤は、組成物総量の、約0.1〜約15重量%、例えば約0.5〜約10重量%又は約1.0〜約5重量%の範囲で存在する。
本発明の組成物における使用に好ましい保湿剤としては、グリセリン、キシリトール、ソルビトール、プロピレングリコール若しくはポリエチレングリコール、又はそれらの少なくとも2種の混合物が挙げられ、当該保湿剤は、組成物総量の、約10〜約80重量%、例えば約20〜約70重量%又は約30〜約60重量%の範囲で存在することができる。
本発明の組成物は、口腔外で、義歯等の洗浄のために使用することもできることが理解される。
本発明の歯磨き剤組成物は、典型的に、練り歯磨き、インスタントパウダー、錠剤及びゲルの形態で、製剤化される。本発明の好ましい組成物は、練り歯磨き及びゲルである。
本発明の歯磨き剤は、典型的に、当該技術分野において通常使用されるような、ラミネートチューブ又はポンプの中に包含させて、さらに、そこから分注させるのに好ましいペーストの形態で製剤化される。別の例としては、ペンタン又はイソペンタン等の発泡剤を利用する、缶中袋型(bag-in-can)又はバルブ付き袋型(bag-on-valve)の供給システムを挙げることができる。
本発明の組成物を製造するための典型的な方法は、好ましくは真空下で、均質な混合物が得られるまで成分を混合するステップ、及び、適宜、pHを調整するステップを含む。
本発明はさらに、以下の実施例により説明される。
実施例1〜4
Figure 0006758187
表1に記載の製剤について、試験データを得た。以下の順序で、上記成分を混合することにより、製剤を調製した。
1.グリセロール及びソルビトールを混合する。
2.研磨剤を添加する。
3.KNO3、TiO2、サッカリン、スクラロース、フッ化ナトリウム、及び水酸化ナトリウムを添加する。
4.増粘シリカを添加する。
5.界面活性剤を添加する。
6.ガムを添加する。
7.香味オイルを添加する。
RDA法
試料の調製
本研究において使用された手順は、ADA及びISO 11609により推奨される、歯磨き剤の相対的な象牙質研磨性を測定するためのHefferren研磨性試験であった。
ADAにより概説される制御された条件下で、8個のヒトの象牙質試料に中性子衝撃を与えて、試料中に放射性リン(32P)を形成させた。その後、V-8交叉ブラッシング機(cross-brushing machine)に取り付けられるように、試料をメチルメタクリレートに埋め込んだ。試料を、0.5%のCMCグリセリン溶液50ml中のADA参照物質10gからなるスラリーを使用して、5000ストローク (soft Oral B-40;ブラシ張力150g)でブラッシングすることにより前処理した。
手順
前処理を実行した後、「サンドイッチデザイン」を使用して、試験を実施した(150g、1500ストローク)。歯磨き剤スラリー(25g/40ml水)でブラッシングする前後に、各歯のセットをADA参照物質(Ca2P2O710g/0.5%のCMC 50ml)でブラッシングした。各製品が、各歯のセットにおいて評価されるように、この手順を複数回繰り返した。処理デザインは、処理が別の処理に一貫して続かないように変更したラテン方格(Latin Square)デザインであった。
計算
1mlの試料を取り、重さを量り(0.01g)、「Ultima Gold」シンチレーションカクテル4.5 mlに添加した。試料をよく混合し、放射線測定のため、すぐにシンチレーションカウンターに置いた。カウント後、1分あたりの正味のカウント(counts per minute:CPM)値を、試料の重量で割ることにより、スラリー当たりの正味のCPM/グラムを計算した。その後、各試験スラリーについて、ADA参照物質の前後の正味のCPM/gを計算し、平均して、試験物質についてのRDA(相対的象牙質摩耗性)の計算に使用した。ADA参照物質の値を100として定め、試験物質に対するその割合を計算した。
図1の結果は、球状の溶融酸化アルミニウムが、低濃度において、低水準の象牙質研磨性を提供することを示す。
実施例5
PCR法
試料の調製
ウシの永久中切歯を切り取り、約10×10mmの唇側のエナメル質の試料を得た。その後、エナメル質の表面のみが露出するように、エナメル質の試料を常温重合メタクリレート樹脂に埋め込んだ。その後、宝石加工ホイール(lapidary wheel)上で、エナメル質の表面を滑らかにし、艶出しして、軽くエッチングしてステインの蓄積及び付着を促進させた。試料を(37℃のインキュベーター中の)回転ロッド上に置き、空気と、トリプチケースソイブロス、茶、コーヒー、ムチン、FeCl3、及びマイクロコッカス・ルテウス(Micrococcus luteus)BA13からなる溶液とに、試料を交互に接触させた。着色ブロスを交換し、試料を7日間毎日洗った。12日後、暗く着色されたペリクル膜がエナメル質の表面に見られた。その後、試料を洗い、空気乾燥させ、使用するまで冷蔵した。同時に調製した試料を使用して、全ての製品を試験した。
スコアリング及びセットアップ
in vitroのステイン量を、分光光度計(Minolta CM2600d.)を使用して、L*a*b*スケールのL値のみを使用して、光度測定的に評価した。スコアリングした試料の領域は10×10mmのエナメル質の中心の1/4インチ径の円であった。30〜42のスコアを有する試料(30はより暗く着色されている)を使用した。これらのスコアに基づいて、試料を、各群が同一の平均基準スコアを有する、それぞれ16個の試料を有する群に分けた。
試験手順
その後、試料を、柔らかいナイロン繊維(Oral-B 40)の歯ブラシを備えた機械であるV-8 交叉ブラッシング機に取り付けた。エナメル質の表面へのブラッシング力を150gに調節した。歯磨き剤を、歯磨き剤25gと脱イオン水40mlを混合することにより調製したスラリーとして使用した。ADA摩耗参照物質(Ca2P2O7)を、物質10gを0.5%のCMC溶液50ml中に混合することにより調製した。試料を800ストローク(4 1/2分)でブラッシングした。機械的変動を最小化するために、1つの群につき1つの試料を8個のブラッシングヘッドのそれぞれでブラッシングした。4つの試料をブラッシングするのに使用した後、新しいスラリーを調製した。ブラッシング後、試料を洗い、拭いて乾燥させ、前記のようにステインを再度スコアリングした。
計算
ブラッシング前後のステインのスコアの差を決定し、参照群についての平均及び標準誤差を計算した。参照物質群についての洗浄率を100として定めた。参照群の平均減少量を100で割って、試験における個々の試験の減少量に乗じられる定数値を得た。その後、各試料の個々の洗浄率を計算した(減少量×定数)。その後、各群(N=16)について、平均及びSEMを、個々の洗浄率を使用して計算した。洗浄率が大きくなればなるほど、本試験において除去された着色ペリクルの量は多くなる。
図2の結果は、球状の溶融酸化アルミニウムが、低濃度において、良好な水準の洗浄を提供することを示す。
実施例6
REA法
試料の調製
ADAにより概説される制御された条件下で、8個のヒトのエナメル質の試料に中性子衝撃を与えて、試料中に放射性リン(32P)を形成させた。V-8交叉ブラッシング機に取り付けられるように、試料をメチルメタクリレートに埋め込んだ。試料を、0.5%のCMCグリセリン溶液50ml中のADA参照物質10gからなるスラリーを使用して、5000ストロークでブラッシングして、前処理を実行した。使用したブラシは、ブラシ張力150gの、ADAにより指定されたものであった。
手順
前処理を実行した後、「サンドイッチデザイン」で、上記パラメーター(150g、5000ストローク)を使用して、試験を実施した。試験製品(製品 25g/水 40ml)でブラッシングする前後に、各歯のセットをADA参照物質(Ca2P2O710g/0.5%のCMC 50ml)でブラッシングした。各製品が各歯のセットにおいて評価されるように、この手順を複数回繰り返した。処理デザインは、処理が別の処理に一貫して続かないように変更したラテン方格デザインであった。
計算
試料1mlを取り、重さを量り(0.01g)、「Ultima Gold」シンチレーションカクテル4.5mlに添加した。試料をよく混合し、放射線検出のため、すぐに液体シンチレーションカウンターに置いた。カウント後、1分当りの正味のカウント(CPM)値を、試料の重量で割ることにより、スラリーの正味のCPM/グラムを計算した。各試験スラリーについて、ADA参照物質の前後の正味のCPM/gを計算し、平均して、試験物質についてのREA(相対的エナメル質摩耗性)の計算に使用した。ADA物質の値を10として定め、試験物質に対するその割合を計算した。
図3の結果は、球状の溶融酸化アルミニウムが、低濃度において、低いエナメル質研磨性を提供することを示す。
実施例7
CEIデータ
次に、上記のPCR及びRDA試験で得られた値を使用して、以下の洗浄効率指標(CEI)値(CEIは、(PCR-50+RDA)/RDAである)を得た。
図4の結果は、球状の溶融酸化アルミニウムが、低濃度において、効率的な洗浄を提供することを示す。

Claims (8)

  1. 研磨剤としての球状の溶融酸化アルミニウム粒子と、経口的に許容できる担体とを含み、球状の溶融酸化アルミニウムが、組成物総量の0.1重量%〜1.0重量%の量で存在し、球状の溶融酸化アルミニウム粒子のメジアン粒径が、1〜15ミクロン(最大スパンは2.5である)の範囲である、歯磨き剤組成物。
  2. 球状の溶融酸化アルミニウムの少なくとも90%が、球状である、請求項1に記載の組成物。
  3. 補足的な研磨剤を含む、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 球状の溶融酸化アルミニウムが、歯磨き剤における唯一の研磨剤である、請求項1又は2に記載の組成物。
  5. 水溶性縮合リン酸塩を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 縮合リン酸塩が、水溶性アルカリ金属トリポリリン酸塩である、請求項5に記載の組成物。
  7. 脱感作剤を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. フッ化物イオン源を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
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