JP6757437B1 - 配送員がメーター交換作業を行うことによる年間作業の平準化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】LPガスの配送業務では、繁忙期と閑散期とがあるが、繁忙期のみ配送員を多く確保することは困難である。また、冷夏や暖冬の年もあり、配送員の確保を臨機応変に調整することは実質的に不可能である。そのため、閑散期には配送員に遊びが出てしまう場合があり、LPガス業務の生産性の観点から考えると好ましくない。一方、メーター交換は有効期限までに作業を行えばよく、有効期限から一定期間前に前倒しで作業を行うことができる。【解決手段】メーター交換作業を行う配送員を決定し、配送業務の繁忙期におけるメーター交換作業を、閑散期に前倒しで保安員および配送員に割り当て、年間作業を平準化することにより、LPガス業務の生産性を向上させる。【選択図】図3

Description

本発明は、配送員がメーター交換作業を行うことによる年間作業の平準化方法に関する。
ライフラインの1つであるガスは、都市ガスおよびLPガスなどの形態で、各家庭や店舗、事業所などの顧客(需要家)に対して供給されている。都市ガスは、主に天然ガス(メタン)を主成分とし、現在都市ガス原料の約97%を天然ガスが占めている。この天然ガスは通常、巨大なガスホルダーに貯蔵され、気体のまま道路下に埋設されている導管を通じ、ガスメーターを経由して各需要家に供給される。ガスホルダーからガス栓までは、ガス工作物と呼ばれ、ガス事業法上、ガス事業者が点検と維持の管理責任を負うことになっている(一方、ガス栓の出口から各需要家のガス器具はガス消費機器と呼ばれ、管理責任は需要家にある)。一方、LPガスは、プロパンやブタンなどを主成分とし、圧縮により液化させることでガスボンベなどに充填し配送される。ガスボンベは各需要家先に設置され、常温で液化ガスを気化させることにより、ガスメーターを経由してガスが供給される(一般供給形態)。また、LPガスの供給形態として、一般供給形態の他、集中ガス供給形態およびコミュニティーガス供給形態がある。これらは、供給設備に対し供給先である需要家が複数ある、集合住宅など向けの供給形態である。具体的には、集合住宅付近に設置されたガスバルク貯槽に液化ガスが充填され、ガスメーターを経由して各需要家に供給される。集中ガス供給とコミュニティーガス供給の違いは供給先(需要家)の規模であり、需要家が70戸未満の場合を集中ガス供給、70戸以上の場合をコミュニティーガス供給と区別している。なお、LPガスの場合は、ガスボンベやガスバルクなどからガスメーターの出口までを供給設備と呼ぶ。供給設備という呼称は、本来LPガスの場合に用いられるものであるが、便宜上、都市ガスにおけるガス工作物も含めて、供給設備と呼ぶ場合がある。また、ガスホルダー、ガスボンベ、およびガスバルクをまとめて「ガス容器」という場合がある。
都市ガスおよびLPガスは、ガス漏れや爆発が発生するなど公害につながる可能性がある。そのため、ガスメーターには正確な計量の他、安定した稼働が求められている。我が国では、計量法という法律でガスメーターの有効期限(10年)が規定され、定期的な交換義務が課せられている。ガスメーターの交換は、ガス事業者によって期限管理され、特定の資格を有した保安員によって実施される。また、メーター交換に必要な資格は、ガスメーターのタイプ(型式)によって種類がある。
メーター交換作業は法律で定められた有効期限を基準に行うため、季節による作業件数の繁閑差は少ない傾向にある。一方、配送業務では、寒い冬場が繁忙期となり、逆に夏場は閑散期となる傾向にある。
しかしながら、配送員は特定の資格が必要である専門職であるため、繁忙期である冬場のみ配送員を多く確保するなどといったことは困難である。また、冷夏や暖冬の年もあり、配送員の確保を臨機応変に調整することは実質的に不可能である。そのため、閑散期である夏場には配送員に遊びが出てしまう場合があり、LPガス業務の生産性の観点から考えると好ましくない。一方で、メーター交換作業も特定の資格が必要であるが、配送員の中にもその資格を有する者もいる。
また、メーター交換は有効期限までに作業を行えばよく、有効期限から一定期間前に前倒しで作業を行うことができる。そのため、閑散期である夏場に、冬場に行う予定のメーター交換作業を前倒しで配送員に担当させることにより、LPガス業務の生産性向上を図ることができると考えられている。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、メーター交換作業を行う配送員を決定し、配送業務の繁忙期におけるメーター交換作業を、閑散期に前倒しで保安員および配送員に割り当て、年間作業を平準化することにより、LPガス業務の生産性を向上させることである。なお、本明細書では、配送員およびメーター交換作業を行う保安員をまとめて「作業員」と呼ぶ。
本発明の一態様は、コンピュータが、LPガスの作業員リストからメーター交換作業を行う保安員を決定するステップであって、前記作業員リストは、各作業員についてメーター交換作業を担当するか否かを識別するデータおよび配送業務を担当するか否かの識別するデータを格納しており、前記配送業務を担当しないと識別された作業員を前記保安員として決定するステップと、
前記コンピュータが、前記LPガスの配送業務の閑散期および繁忙期を判定するステップと、
前記コンピュータが、前記配送業務の閑散期について、前記作業員リストから前記メーター交換作業を行う配送員を決定するステップであって、前記配送業務を担当すると識別され且つ前記メーター交換作業を担当すると識別された作業員を、前記メーター交換作業を行う配送員として決定するステップと、
前記コンピュータが、前記決定したメーター交換作業を行う配送員の人数と当該作業員が実施可能なメーター交換作業の件数とに基づいて、前記配送業務の閑散期における前記決定したメーター交換作業を行う配送員よるメーター交換作業の実施件数を決定するステップと、
前記コンピュータが、需要家リストから一定期間にガスメーターの有効期限が到来する需要家を前記メーター交換作業の交換対象として決定するステップと、
前記コンピュータが、前記配送業務の閑散期について、前記決定した保安員および前記決定した配送員に、前記決定した需要家を割り当てるステップであって、前記決定した配送員には、前記決定した配送員よるメーター交換作業の実施件数に相当する、前記ガスメーターの有効期限が前記配送業務の繁忙期にある需要家を割り当て、前記メーター交換作業を、前記配送業務の閑散期に前倒しで行うようにする、ステップと、
前記コンピュータが、前記決定した需要家、前記有効期限、および前記割り当てられた保安員および/または前記割り当てられた配送員に少なくとも基づいて、前記メーター交換作業のスケジュールを作成するステップと
を備えたことを特徴とする方法である。
また、前記方法において、前記コンピュータが前記決定した需要家を割り当てるステップは、前記コンピュータが、前記決定した需要家の前記ガスメーターに対して規定される法律の種類に対応した資格を有する、前記決定した保安員および前記決定した配送員に、前記決定した需要家を割り当てるステップを含むことを特徴とする。
さらに、前記方法において、前記ガスメーターに対して規定される法律の種類は、前記ガスメーターの型式によって判断することを特徴とする。
本発明によれば、メーター交換作業を行う配送員を決定し、配送業務の繁忙期におけるメーター交換作業を、閑散期に前倒しで保安員および配送員に割り当て、年間作業を平準化することにより、LPガス業務の生産性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る管理者端末101の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るメーター交換スケジューリング処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る作業員リスト400を示す図である。 本発明の一実施形態に係る需要家リスト500を示す図である。 本発明の一実施形態に係るメーター交換スケジュール600を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る全体構成を示す図である。図1において、管理者端末101、保安員端末102、および配送員端末103は、ネットワーク100(例えば、インターネット)を介して通信を行うように構成される。また、メーター交換業務サーバ104をネットワーク100に接続し、各端末と通信を行うように構成させることもできる。
管理者端末101は、ガス事業者の管理者が使用するコンピュータ端末である。管理者端末101は、CPU、メモリ、入出力装置、および表示装置を備えている。管理者端末101は、ガス事業者の営業拠点に設置される据え置き型のコンピュータ端末であっても、ノートPCなどのモバイル端末であってもよい。
保安員端末102および配送員端末103は、それぞれ、ガス事業者の保安員および配送員が使用する端末である。これらの端末は、管理者端末101と同様に、CPUなどを有し、スマートフォンなどのモバイル端末であっても、据え置き型のコンピュータ端末であってもよい。
メーター交換業務サーバ104は、ガス事業者によって管理されるサーバコンピュータである。メーター交換業務サーバ104は、クラウドコンピューティングサービスを提供する事業者によって管理されるクラウドコンピュータであってもよい。
次に、図1における管理者端末101の構成を詳細に説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る管理者端末101の構成を示す図である。図2において、管理者端末101は、システムバス115を介して相互に接続された、CPU110、RAM111、入力装置112、出力装置113、通信制御装置114、および記憶装置116を備えている。記憶装置116は不揮発性記憶媒体(ROMやHDDなど)で構成され、本発明の処理などを実行するためのソフトウェアプログラムを格納したプログラム格納領域120と、当該ソフトウェアプログラムなどで取り扱うデータを格納したデータ格納領域121とを備えている。プログラム格納領域120に格納されたソフトウェアプログラムは、プログラムの実行時にCPU110によって記憶装置116から呼び出されRAM111のワークエリアに展開されることで、データベースなどに適宜アクセスしながら各機能を実現する。なお、保安員端末102および配送員端末103も、図2に示すような管理者端末101の構成と同様の構成を有してよい。
次に、本発明の一実施形態に係る配送業務の繁閑を考慮したメーター交換スケジューリング処理例について、図3のフローチャートを参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るメーター交換スケジューリング処理を示すフローチャートである。メーター交換スケジューリングは、例えば、管理者端末101を使用する管理者の管理の下、定期的に実施される(例えば、年度末に翌年度1年分のスケジュールを作成する)。または、メーター交換業務サーバ104によるバッチ処理として実行してもよい。
まず、ステップ300において、図4に示されるようなLPガスの作業員リスト400からメーター交換作業を行う保安員を決定する。図4は、本発明の一実施形態に係る作業員リスト400を示す図である。作業員リスト400は、ガス事業者の作業員(保安員、配送員など)に関するデータを格納する。
本発明の一実施形態に係る作業員リスト400は、作業員を一意に示す「作業員ID」d401、作業員の氏名を示す「名前」d402、作業員がメーター交換作業および配送業務を担当するか否かをそれぞれ示す「メーター交換担当」d403および「配送担当」d404、ならびにメーター交換作業を行うための資格を有するか否かを示す「有資格計量A」d405および「有資格計量B」d406などを含むことができる。
「メーター交換担当」d403および「配送担当」d404には、作業員が各業務を担当しない場合は“0”、担当する場合は“1”を設定することができる。「メーター交換担当」d403および「配送担当」d404のどちらも“1”が設定されている作業員は、メーター交換作業を担当する配送員を示している。一方、「メーター交換担当」d403に“0”、「配送担当」d404に“1”が設定されている作業員は、メーター交換作業を担当しない通常の配送員である。メーター交換作業を担当する配送員と通常の配送員とを区別するため、本明細書では前者を「有資格配送員」、後者を「通常配送員」と呼ぶ。
「有資格計量A」d405および「有資格計量B」d406には、計量法で規定される、メーター交換作業を行うための資格を作業員が有していない場合は“0”、有している場合は“1”を設定することができる。また、メーター交換作業を行うための資格は、ガスメーターのタイプ(型式)によって種類があるため、作業員リスト400では「有資格計量A」d405および「有資格計量B」d406の2種類の資格を管理できるように記載している。しかしながら、別の実施形態では、データ項目の数を増やし、より多くの種類の資格を管理することができる。
ステップ300では、例えば、作業員リスト400において、「メーター交換担当」d403に“1”、「配送担当」d404に“0”が設定されている作業員を、メーター交換作業を行う保安員として決定する。
次に、ステップ301において、作業員リスト400からメーター交換作業を行う配送員(有資格配送員)を決定する。例えば、作業員リスト400において、「メーター交換担当」d403に“1”、「配送担当」d404に“1”が設定されている作業員を有資格配送員として決定する。
次に、ステップ302において、配送業務の閑散期および繁忙期を決定する。具体的には、例えば、予め指定された期間を閑散期および繁忙期として決定する(例えば、閑散期は6〜9月、繁忙期は12~翌3月)。なお、有資格配送員は、閑散期にメーター交換作業を専任で担当し、それ以外の期間は配送業務を担当することになる。
次に、ステップ303において、ステップ302で決定した閑散期に前倒しで行うメーター交換作業の件数(前倒し件数)を決定する。具体的には、例えば、ステップ301で取得した有資格配送員の人数と、1人当たりの一定期間(例えば、閑散期の期間である4ヶ月間)に実施可能なメーター交換作業の件数との積から、前倒し件数を決定する。なお、有資格配送員の能力に応じて実施可能なメーター交換作業の件数を増減させ、前倒し件数を決定することもできる。また、ガスメーターの型式によってメーター交換に必要な資格が決まるため、有資格配送員が有している資格の種類ごとに前倒し件数を決定することもできる。
次に、ステップ304において、図5に示されるような需要家リスト500からメーター交換対象の需要家を決定する。図5は、本発明の一実施形態に係る需要家リスト500を示す図である。需要家リスト500は、LPガスを使用する需要家(顧客)に関するデータを格納する。
本発明の一実施形態に係る需要家リスト500は、需要家を一意に示す「需要家ID」d501、ガスメーターの有効期限(法定期限)を示す「メーター有効期限」d502、ガスメーターの型式を示す「メーター型式」d503、ならびに需要家の郵便番号、住所、および氏名をそれぞれ示す「郵便番号」d504、「住所」d505、および「氏名」d506などを含むことができる。
ステップ304では、需要家リスト500から、一定期間にガスメーターの有効期限が到来する(例えば、「メーター有効期限」d502が翌年度である)需要家をガスメーターの交換対象として決定する。または、ステップ300およびステップ301で取得した作業員の有資格(「有資格計量A」d405および「有資格計量B」d406)と、「メーター型式」d503とに基づいて交換対象を決定することもできる。例えば、メーター交換に必要な資格は、ガスメーターの型式によって判断することができるため、作業員が有している資格の種類ごとの人数から、一年間に実施可能なメーター交換作業の件数を導出し、交換対象の需要家を決定する。
次に、ステップ305において、ステップ304で決定した交換対象の需要家を、ステップ300およびステップ301で取得した作業員に割り当てる。具体的には、「メーター有効期限」d502の早い需要家から順番に作業員に割り当てる。なお、割り当ての際には、ステップ300およびステップ301で取得した作業員の有資格(「有資格計量A」d405および「有資格計量B」d406)と、「メーター型式」d503とに基づいて、交換対象のガスメーターに対応した資格を有する作業員に割り当てる。また、有資格配送員には、「メーター有効期限」d502が繁忙期にある需要家を前倒しで割り当てる。当該前倒しによる割り当ては、ステップ303で決定した前倒し件数に基づいて割り当てることができる(例えば、前倒し件数分、または前倒し件数分+所定数に制限して、その件数分の需要家を割り当てる)。
次に、ステップ306において、図6に示されるようなメーター交換スケジュール600を作成する。図6は、本発明の一実施形態に係るメーター交換スケジュール600を示す図である。メーター交換スケジュール600は、メーター交換のスケジュールに関するデータを格納する。
本発明の一実施形態に係るメーター交換スケジュール600は、交換対象の需要家を一意に示す「需要家ID」d601、メーター交換作業を行う予定日および時間帯をそれぞれ示す「交換予定日」d602および「交換時間帯」d603、ならびにメーター交換作業を担当する作業員を一意に示す「担当作業員ID」d604などを含むことができる。
「需要家ID」d601は、需要家リスト500の「需要家ID」d501と紐づく。「交換時間帯」d603には、例えば、メーター交換の実施予定の時間帯が午前9時から12時の間であれば“1”、午後1時から4時の間であれば“2”、午後4時から7時の間であれば“3”を設定することができる。「担当作業員ID」d604は、作業員リスト400の「作業員ID」d401と紐づく。
「交換予定日」d602および「交換時間帯」d603は、「メーター有効期限」d502に基づいて決定されてもよい(少なくとも有効期限前にメーター交換作業を行うように交換予定日を決定する)。また、需要家から訪問可または不可として指定された日時や、過去の訪問履歴の在宅状況を考慮することもできる。なお、有資格配送員は、閑散期のみメーター交換作業を担当するため、有資格配送員の「交換予定日」d602および「交換時間帯」d603は、閑散期の期間内で決定する。
次に、ステップ307において、ステップ306で作成したメーター交換スケジュール600を、保安員端末102または配送員端末103を使用する各作業員に通知する。これは、メーター交換スケジュール600の「担当作業員ID」d604によって示される作業員ごとに、その作業員が担当するスケジュールのみを通知してもよい。ステップ307の後、本処理は終了する。
また、メーター交換業務サーバ104によって、作業員リスト400、需要家リスト500、およびメーター交換スケジュール600を管理することもできる。これにより、例えば、メーター交換スケジュール600の「交換予定日」d602の一定期間前に、交換対象の需要家を示す「需要家ID」d601と紐づく需要家リスト500の「住所」d505宛てに、訪問をお知らせする葉書を発送することができる。または、葉書発送サービスを提供する会社のコンピュータに対して、メーター交換業務サーバ104がデータ連携し、発送依頼を行ってもよい。
以上により、本発明によれば、メーター交換作業を行う配送員を決定し、配送業務の繁忙期におけるメーター交換作業を、閑散期に前倒しで保安員および配送員に割り当て、年間作業を平準化することにより、LPガス業務の生産性を向上させることである。

Claims (3)

  1. コンピュータが、LPガスの作業員リストからメーター交換作業を行う保安員を決定するステップであって、前記作業員リストは、各作業員についてメーター交換作業を担当するか否かを識別するデータおよび配送業務を担当するか否かの識別するデータを格納しており、前記配送業務を担当しないと識別された作業員を前記保安員として決定するステップと、
    前記コンピュータが、前記LPガスの配送業務の閑散期および繁忙期を判定するステップと、
    前記コンピュータが、前記配送業務の閑散期について、前記作業員リストから前記メーター交換作業を行う配送員を決定するステップであって、前記配送業務を担当すると識別され且つ前記メーター交換作業を担当すると識別された作業員を、前記メーター交換作業を行う配送員として決定するステップと、
    前記コンピュータが、前記決定したメーター交換作業を行う配送員の人数と当該作業員が実施可能なメーター交換作業の件数とに基づいて、前記配送業務の閑散期における前記決定したメーター交換作業を行う配送員よるメーター交換作業の実施件数を決定するステップと、
    前記コンピュータが、需要家リストから一定期間にガスメーターの有効期限が到来する需要家を前記メーター交換作業の交換対象として決定するステップと、
    前記コンピュータが、前記配送業務の閑散期について、前記決定した保安員および前記決定した配送員に、前記決定した需要家を割り当てるステップであって、前記決定した配送員には、前記決定した配送員よるメーター交換作業の実施件数に相当する数の、前記ガスメーターの有効期限が前記配送業務の繁忙期にある需要家を割り当て、前記メーター交換作業を、前記配送業務の閑散期に前倒しで行うようにする、ステップと、
    前記コンピュータが、前記決定した需要家、前記有効期限、および前記割り当てられた保安員および/または前記割り当てられた配送員に少なくとも基づいて、前記メーター交換作業のスケジュールを作成するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記コンピュータが前記決定した需要家を割り当てるステップは、前記コンピュータが、前記決定した需要家の前記ガスメーターに対して規定される法律の種類に対応した資格を有する、前記決定した保安員および前記決定した配送員に、前記決定した需要家を割り当てるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記コンピュータが、前記ガスメーターに対して規定される法律の種類、前記ガスメーターの型式によって判断することを特徴とする請求項2に記載の方法。
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