JP6756824B2 - 改良されたエアパージ機構を使用する耐漏性液体冷却システム - Google Patents

改良されたエアパージ機構を使用する耐漏性液体冷却システム Download PDF

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Description

本出願は、2015年6月26日に出願された米国仮出願第62/185250号の優先権を主張し、参照によって全体的に本明細書に組み込まれる。
本節は、特許請求の範囲に記載された本発明の背景又は状況を提示するものである。ここでの説明は、追求することができる概念を含むが、必ずしもすでに着想又は追及されたものではない概念を含む場合がある。したがって、特に指定がない限り、本節において説明するものは、本出願における説明及び特許請求の範囲に対する従来技術ではなく、本節に含めることによって従来技術と認められることはない。
本開示は、概して電気部品用の耐漏性液体冷却システムに関する。
従来技術では、そのようなそのような液体冷却システムが米国特許第4698728号(‘728特許)及び米国特許第5048599号(‘599特許)に記載されており、これらは、電気部品用の耐漏性液体冷却システムに関するこれらのすべての教示を参照することによって本明細書に組み込まれる。
‘728特許では、亜大気圧下においていくつかの導管を介して冷却液が電気部品を通過するように導かれる。導管の内部の液体の圧力は、導管の外部の大気圧よりも低いので、導管に漏れが生じた場合には空気が導管内に吸い込まれる。したがって、冷却液がこぼれることはない。しかし、空気は、導管内に進入した後、何らかの方法によってパージしなければならない。そうしないと、空気を冷却液に混入させておく場合、冷却液がシステム内を移動する速度が低下することがあり、それによってシステムの冷却機能が低下する場合がある。また、システム内に空気が蓄積すると、システムの冷却液貯留槽が溢れることがある。さらに、電気部品の周りの冷却ジャケット内の通路など、冷却システムのいくつかの重要な通路内に空気が閉じ込められる可能性があり、それによって冷却システム内にホットスポットが生じることがある。
‘728特許では、冷却液から空気を除去するための機構が、図2a〜図2dとともに図示されかつ記載されている。しかし、その機構では、エアパージ動作を実行する場合に、導管を通して冷却液を循環させるポンプを一時的にオフにし、次いでオンに戻さなければならない。ポンプの動作におけるそのような中断は、冷却液がシステム内を流れる速度を一時的に低下させる場合があり、それによって電気部品が冷却される速度が低下する。また、ポンプをオフからオンに切り替えると、冷却回路全体に亘って圧力サージが生じ、それによって冷却回路の構成要素及びそれらの連結部に応力が加えられる。さらに、ポンプをオフからオンに切り替えると、冷却システムの電源から取り込まれる電力が段階的に増大する。したがって、電源は、冷却される電気部品への供給電圧において悪影響のある遷移が生じないようにするための補償要素を含まなければならない。
‘599特許は、この問題に対する1つの解決手段について説明している。そこに記載されているシステムでは、電気部品用の耐漏性液体冷却システムは、ポンプと、電気部品を通過するように冷却液を循環させかつパージタンクの底部チャンバ内を循環させる導管とを含む冷却回路を含む。このパージタンクはまた、通路を通して底部チャンバに連結された頂部チャンバを有し、底部チャンバは、冷却液内のあらゆる気泡を浮力によって上昇させ通路を通して頂部チャンバ内へ移動させるほど低い速度で冷却液が底部チャンバを通過するようなサイズを有する。また、頂部チャンバは、それぞれ弁を有する流入口と流出口とを有する。空気は、冷却液を流入口を介して貯留槽から頂部チャンバ内に送り込むことによって流出口を通して頂部チャンバからパージされる。このようにパージが行われるとき、冷却液は引き続き冷却回路を通して電気部品を通り越えるように送られる。したがって、冷却回路全体に亘る圧力は一定のままであり、電気部品への供給電圧は一定のままである。また、頂部チャンバから空気を高速にパージする場合、複数のパージタンクチャンバ間の通路は、冷却液が頂部チャンバ内に送り込まれる間、頂部チャンバから底部チャンバへの冷却液の流れを妨げるように締め付けられる。
しかしながら、‘599特許のシステムでは、パージタンク及び/又は貯留槽の内部に複数の弁及び/又は複数のオリフィスがある。したがって、各弁及び/又は各オリフィスの修理及び/又は交換を可能とするためには、貯留槽及びパージタンクを分解する必要がある。さらに、複数の異なるサーマルユニットがある場合、最適なパフォーマンスのために異なるオリフィスサイズを有することが必要になる場合がある。
本発明のいくつかの実施形態は、既存の電気部品用の耐漏性液体冷却システムに関する上述の問題を考慮して開発された。
一実施形態では、少なくとも1つのサーマルユニット用の冷却システムは、液溜めチャンバ、前記液溜めチャンバの上方に配置されたパージチャンバ及び前記パージチャンバの上方に配置された貯留チャンバを含むタンク組立体と、ポンプ、熱交換機及び導管を含み、前記少なくとも1つのサーマルユニット、前記液溜めチャンバ、前記ポンプ、前記熱交換機及び前記貯留チャンバを通して冷却液を循環させるように構成された冷却回路と、前記タンク組立体の外部に配置された第1の弁であって、前記第1の弁が開いたときに、(i)前記冷却液が前記第1の弁を介して前記パージチャンバから前記液溜めチャンバへ流動可能になり、(ii)同時に空気が前記第1の弁を介して前記液溜めチャンバから前記パージチャンバへ流動可能になるように構成されている第1の弁と、前記タンク組立体の外部に配置された第2の弁であって、前記第2の弁が開いたときに、(i)前記冷却液が前記第2の弁を介して前記貯留チャンバから前記パージチャンバへ流動可能になり、(ii)同時に空気が前記第2の弁を介して前記パージチャンバから前記貯留チャンバへ流動可能になるように構成されている第2の弁と、を備える。
一態様では、前記液溜めチャンバと前記パージチャンバとが第1の壁によって分離され、前記パージチャンバと前記貯留チャンバとが第2の壁によって分離され、前記第1の壁及び前記第2の壁は、それぞれ、弁又は貫通する開口部を有さない連続するシート材から作られている。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記冷却回路は、前記冷却回路内における、前記ポンプと前記貯留チャンバとの間の位置に配置されたフィルタをさらに有する。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記システムの通常の動作中、前記第1の弁は開き、前記第2の弁は閉じている。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記第1及び前記第2の弁に電力が供給されていないときには、前記第1及び前記第2の弁が開いている。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記少なくとも1つのサーマルユニットは、前記貯留チャンバの通常の液面レベルよりも上に配置されている。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記システムの通常の動作中、前記液溜めチャンバ、前記パージチャンバ及び前記少なくとも1つのサーマルユニットにおける前記冷却回路の部分は負圧である一方、前記貯留チャンバは大気圧以上の圧力である。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記システムは、前記冷却回路において漏れが生じた場合、前記液溜めチャンバに流入する空気が減速し前記第1の弁を通って前記パージチャンバまで上昇し、同時に前記パージチャンバ内の冷却液が前記第1の弁を通過して前記液溜めチャンバへ流れるように構成されている。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記冷却システムは、前記貯留チャンバと連通し、前記貯留チャンバ内の前記冷却液が所定のレベルまで下降したときを示す出力信号を生成するように構成されているセンサをさらに備える。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記システムは、前記出力信号が前記パージチャンバ内の前記冷却液が所定のレベルまで下降したことを示すときに、前記第1の弁が閉じて前記第2の弁が開き、それによって冷却液が前記貯留チャンバから前記第2の弁を通って前記パージチャンバ内に流入し、同時に空気が前記パージチャンバから前記第2の弁を通って前記貯留チャンバ内に流入するように構成されている。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記冷却システムは、前記タンク組立体の外部に配置され、前記貯留チャンバを大気圧のままにすることを可能にするように設定されたS字形バブルエアロックをさらに備える。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記S字形バブルエアロックは、前記貯留チャンバを前記外部の環境から遮断するように構成されているが、前記貯留チャンバを大気圧のままにすることを可能にする。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、S字形バブルエアロックは、殺生物剤を含む流体を含有する。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記熱交換機の冷却ファンの速度を調節するために固定パルス幅変調(PWM)が使用されている。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記少なくとも1つのサーマルユニットに供給される冷却液の温度は、温度センサによって監視され、検知された前記温度に基づいて前記熱交換機の冷却ファンの速度を変えることによって所与の設定値に調節される。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記少なくとも1つのサーマルユニットのヒータの電力使用量は監視され、前記少なくとも1つのサーマルユニットに供給される冷却液の温度は前記監視されたヒータ電力使用量に基づいて前記熱交換機の冷却ファンの速度を変えることによって調節される。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記冷却システムは、前記少なくとも1つのサーマルユニットまで延びる少なくとも1つの導管と前記少なくとも1つのサーマルユニットから延びる少なくとも1つの導管との間に、前記少なくとも1つのサーマルユニットに並列に配置された少なくとも1つの圧力逃がし弁であって、前記少なくとも1つのサーマルユニットまで延びる前記導管内の圧力が所定の閾値を超えたときに冷却液が内部を流れることを可能にするように構成されている圧力逃がし弁をさらに備える。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記冷却システムは、前記貯留チャンバ内の冷却液の温度を測定するように構成された温度センサをさらに備える。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記冷却システムは、前記熱交換機まで延びる導管と前記熱交換機から延びる導管との間に配置された差圧センサをさらに備える。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記冷却システムは、(i)前記ポンプと前記貯留チャンバとの間に配置された導管と(ii)前記パージチャンバとの間に配置された第3の弁をさらに備え、前記システムは、前記出力信号が前記貯留チャンバ内の前記冷却液が所定のレベルまで下降したことを示すときに、前記第3の弁が開き、それによって冷却液が前記ポンプにより前記パージチャンバに送られるように構成されている。
一態様では、上記の実施形態及び態様の何れかと組み合わせ可能とであり、前記パージチャンバは前記液溜めチャンバに一体的に取り付けられ、前記貯留チャンバは前記パージチャンバに一体的に取り付けられている。
他の実施形態では、半導体デバイスハンドラは、少なくとも1つのサーマルユニットと、上記の実施形態及び態様の何れかの前記冷却システムとを備える半導体デバイスハンドラであって、前記少なくとも1つのサーマルユニットは、電子デバイスに接触する第1の面及び前記第1の面と向かい合う第2の面を有する電気ヒータと、ヒートシンクとを有し、前記ヒートシンクは前記ヒータが前記ヒートシンクと前記電子デバイスとの間に介在するように前記ヒータの前記第2の面に結合されている。
本発明の第1実施形態による、電気部品用の耐漏性液体冷却システムの概略側面図である。 本発明の第2実施形態による、「ターボパージ」機能を含む電気部品用の耐漏性液体冷却システムの概略側面図である。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照することによって説明される。
以下の説明では、限定ではなく説明を目的として、本発明の各実施形態を完全な理解を提供するために詳細及び説明が記載される。しかしながら、当業者には、これらの詳細及び説明から逸脱する他の実施形態において本発明が実施されてもよいことは明らかであろう。
第1実施形態
図1は、発明の第1実施形態による、電気部品用の耐漏性液体冷却システム1概略側面図である。各構成要素は縮尺通りに図示されてはいない。図1及び図2において、黒矢印は冷却液LCの流れを示す一方で、白矢印は空気の流れを示す。冷却液は、例えば、水である。
第1実施形態のシステム1は、第1及び第2のサーマルユニット10a、10bに冷却液を供給するように構成されている。サーマルユニットは、例えば、電子デバイスに接触する第1の面及び第1の面と向かい合う第2の面を有する電気ヒータと、ヒートシンクとを有し、ヒートシンクは前記ヒータがヒートシンクと電子デバイスとの間に介在するように前記ヒータの第2の面に結合されている。そのようなサーマルユニットは、例えば、米国特許第5821505号(‘505特許)に記載されており、これは温度制御システムに関係する教示を参照することによって本明細書に組み込まれる。システム1がサーマルユニットに冷却液を供給するように構成されるとき、冷却液はヒートシンクに供給される。ここで説明するシステムは、ヒータとヒートシンクとを含むサーマルユニットに冷却液を供給するように構成されたシステムに限定されない。場合によっては、システムは、高出力ランプ及びトランジスタのように任意の発熱する電気部品を冷却するように構成された任意の種類のサーマルユニットに冷却液を供給するように構成することができる。例えば、冷却液は単に、電気部品を保持する冷却ジャケットを含む冷却液回路を介して各構成要素を通過するように循環させてもよく、この場合、サーマルユニットは冷却ジャケットである。
システム1は、タンク組立体80を含む。タンク組立体80は、液溜めチャンバ80aと、パージチャンバ80bと、貯留チャンバ80cとを含む。タンク組立体は、液溜めチャンバ80aとパージチャンバ80bを分離する第1の壁80dと、パージチャンバ80bと貯留チャンバ80cを分離する第2の壁80eとを含む。タンク組立体80は、液溜めチャンバ80a、パージチャンバ80b及び貯留チャンバ80cが(例えば、溶接又は化学結合によって)互いに一体的にかつ永久的に取り付けられた一体の組立体であることが好ましい。タンク組立体80は、PVCなどのプラスチックによって作られ、各チャンバが互いに化学結合されることが好ましい。第1の壁80d及び第2の壁80eは弁又は貫通する開口部を有さない連続するシート材によって作られている。したがって、液溜めチャンバ80aは、システム1の動作時のいかなる時点でも、第1の壁80dの何れかの部分を介してパージチャンバ80bと流体連通することはない。同様に、パージチャンバ80bは、システム1の動作時のいかなる時点でも、第2の壁80eの何れかの部分を介して貯留チャンバ80cと流体的に連通することはない。貯留チャンバ80cはパージチャンバ80bの上方に配置されており、パージチャンバ80bは液溜めチャンバ80aの上方に配置されている。
貯留チャンバ80cは、大気圧以上の圧力で冷却液LCを保持している。構成部材12a、12bは、貯留チャンバ80cからそれぞれサーマルユニット10a、10bに冷却液を送る導管である。構成部材14は、サーマルユニット10a、10bから液溜めチャンバ80aに冷却液を送る導管である。液溜めチャンバ80aは、導管14から冷却液を受け取り、導管16を通して冷却液をポンプ17の流入口に送る。ポンプ10の流出口からの冷却液は、導管70を通してフィルタ71の流入口に送られる。冷却液は、フィルタ71から導管18を通過して熱交換機19の流入口へ流れる。冷却液は、熱交換機19内で冷却された後、貯留チャンバ80cに戻る。液溜めチャンバ80aと、ポンプ17と、フィルタ71と、熱交換機19と、貯留チャンバ80cと、各サーマルユニットとを含む回路を「冷却回路」と呼ぶ。
ポンプは、例えば、Barrett Engineered Pumpsから市販されている、UPS26−150SFのような遠心ポンプであってもよい。
フィルタは、例えば、ITW Filtertekから市販されている、モデル0073610大型インラインフィルタのようなインラインフィルタであってもよい。
熱交換機は、例えば、ファンによって制御される空気の流れによって冷却液が冷却される液体/空気熱交換機であってもよく、又は、熱交換機の内部冷却液が外部供給源(例えば、工場内の冷却流体配管など)から供給される冷却流体によって冷却される熱交換機であってもよい。内部冷却液を冷却するために冷凍を用いてヒートポンプ型熱交換機を熱交換機とすることも可能である。
導管44は、液溜めチャンバ80aから第1の弁43まで延びている。導管42は、第1の弁43からパージチャンバ80bまで延びている。通常の動作中、第1の弁43は開いている。したがって、液溜めチャンバ80aとパージチャンバ80bは、ポンプ17の作用に起因して、均等化され負圧になる。第1の弁43は、タンク組立体80の外部に配置されている。したがって、タンク組立体80は液溜めチャンバ80a、パージチャンバ80b及び貯留チャンバ80cが好ましくは互いに一体的にかつ永久的に取り付けられている一体の組立体であるにも関わらず、第1の弁43は容易に修理及び/又は交換できる。
導管24は、パージチャンバ80bから第2の弁23まで延びている。導管22は、第2の弁23から貯留チャンバ80cまで延びている。通常の動作中、第2の弁23は閉じている。したがって、貯留チャンバ80cは、ポンプ17及び以下により詳しく説明するS字形バブルエアロック51の作用に起因して、大気圧以上の圧力を受ける。第2の弁23は、第1の弁43と同様に、タンク組立体80の外部に配置されている。
第1及び第2の弁43、23は、センサ21からの制御信号に応答して開閉する電気機械式制御弁又は空気弁である。好ましくは、弁43、23は最初に開位置にあり、サーマルユニット10a、10bは貯留チャンバ80cの液面レベルよりも上に配置されている。したがって、システムに電力が供給されていないとき(ポンプ17がオフであり、弁43、23が開いている)は、導管12a、12b、14及びサーマルユニット10a、10bは、重力によってサーマルユニット10a、10bから冷却液が引っ張られることに起因して負圧のままである。しかし、上述のように、システム1の動作中、第1の弁43は開いており、第2の弁23は閉じている。
導管44、42、24、22及び弁43、23は、弁42、23が開いているときに、冷却液及び空気の両方が導管44、42、24、22及び弁43、24を同時に通過し、冷却液が第1の方向へ流れ、空気が第1の方向とは反対方向の第2の方向へ流れることができるようなサイズを有している。
センサ21は、パージチャンバ80bと連通している。センサ21は、パージチャンバ80b内の冷却液が所定のレベルまで下降したときを(言い換えれば、所定の体積の空気がパージチャンバ80b内に蓄積したときを判定するように構成されている。
システム1の通常の動作中、冷却液に気泡が混入することはない。したがって、冷却液が液溜めチャンバ80aを通過する際、気泡が液溜めチャンバ80aの頂部まで上昇することはなく、導管44、第1の弁43、導管42を通ってパージチャンバ80bに達することはない。その結果、パージチャンバ80b内の空気の量は一定のままである。
システムにおける、負圧を受けている部分、例えば、導管12a、12b、14又はサーマルユニット10a、10bにおいて漏れが生じた場合、漏れが生じている構成部材内に空気が吸い込まれる。上述のように、貯留チャンバ80c内の冷却液は、基本的に大気圧を受け、冷却液がポンプ17によって構成部材10a、10b、12a、12b、14を通して吸い込まれるときに構成部材10a、10b、12a、12b、14内でその基準点からの圧力降下が生じる。その結果、漏れが生じたときに構成部材10a、10b、12a、12b、14から冷却液がこぼれることはない。
漏れが生じない場合でも冷却回路内に空気が蓄積する可能性もある。例えば、空気は、貯留チャンバ80c内の冷却液に吸着する場合があり、液溜めチャンバ内がより低い圧力であることに起因して液溜めチャンバ80a内に放出される場合がある。
空気が混入した冷却液が液溜めチャンバ80aを通過する際、冷却液の速度は低下する。液溜めチャンバ80aは、冷却液に混入したあらゆる気泡を、上昇させるには、かつ、導管44、第1の弁43及び導管42を通してパージチャンバ80bへ浮力によって第1方向に移動させるには十分に低い速度で冷却液が通過する一方で、パージチャンバ80bから液溜めチャンバ80aへ導管42、第1の弁43及び導管44を通って冷却液が第1の方向とは逆の第2の方向に流れるようなサイズを有している。
浮力に起因して空気がパージチャンバ80bに混入すると、パージチャンバ80b内の少量の冷却液が導管42、第1の弁43及び導管42を通して液溜めチャンバ80a内に送り込まれる。この液体の流れは、2つのチャンバ80a、80b内の圧力を均等化させる。
構成部材10a、10b、12a、12b、14で漏れが続く場合、パージチャンバ80b内の冷却液のレベルは、最終的に、センサ21のプローブによって検出される所定のレベルまで下降する。そうなった場合、センサは、例えば導線を介して第1の弁43及び第2の弁23に制御信号を送り、それによって、第1の弁43が閉じ、第2の弁23が開き、エアパージが開始する。
弁23が開くと、冷却液は重力gに起因して第1の方向における貯留チャンバ80cから弁23を通ってパージチャンバ80b内に流入する。このことで、パージチャンバ80b内の圧力が上昇し、同時にパージチャンバ80b内の空気がパージチャンバ80bから貯留チャンバ80cへ第1の方向とは逆の第2の方向に流れる。貯留チャンバ80c内の余分な空気は、貯留チャンバ80cから導管50、S字形バブルエアロック51及び導管52を介して周囲環境へ流れ、それによって貯留チャンバは大気圧に戻される。S字形バブルエアロック51は貯留チャンバ80cを外部環境から遮断して汚染物質及び微生物が混入しないようにするが、貯留チャンバが大気圧のままになるのを可能にする。S字形バブルエアロック51は、タンク組立体80の外部に配置されている。したがって、タンク組立体80は液溜めチャンバ80a、パージチャンバ80b及び貯留チャンバ80cが互いに一体的にかつ永久的に取り付けられている一体の組立体であるにも関わらず、S字形バブルエアロック51は容易に修理及び/又は交換できる。S字形バブルエアロック51は、場合によっては、オイルなどの、殺生物剤を含み低い蒸気圧を有する流体を含む。
エアパージが開始されてから所定の時間に亘って、第1の弁43は閉じたままになり、第2の弁23は開いたままとなり、所定の時間の経過後、弁43、23はその通常の動作状態に戻される(すなわち、第1の弁43が開かれ、第2の弁23が閉じられる)。この所定の時間は、60秒から180秒の間であってもよく、より好ましくは90秒から150秒の間であってもよく、より好ましくは約120秒であってもよい。
上述の気泡除去動作を用いると、冷却液は基本的に一定の速度及び圧力によって各流体回路の構成部材を通過する。したがって、サーマルユニット10a、10bには冷却液が一定とされる所定の速度で供給される。また、圧力の過渡がないので、流体回路の構成部材における応力が低下する。さらに、ポンプ17のオン、オフが切り替えられないので、ポンプ17、サーマルユニット10a、10bに電力を供給する電源(不図示)からの電力サージ又は電圧の過渡が回避される。
サーマルユニット10a、10bに供給される冷却液の温度は、様々なモードにおいて調節されてもよい。第1のモードでは、熱交換機19の冷却ファンを制御するために固定パルス幅変調(PWM)が使用される(100%はファンが常にオンであることを意味する)。第2のモードでは、サーマルユニット10a、10bに供給される冷却液の温度が温度センサによって監視され、検知された温度に基づいて(PWMによって)熱交換機ファンの速度を変えることによって所与の設定値に調節される。第3のモードでは、サーマルユニット10a、10bのヒータの電力使用量が監視され、サーマルユニット10a、10bに供給される冷却液の温度が、ヒータ電力に基づいて(PWMによって)熱交換機ファンの速度を変えることによって調節される。例えば、ファン速度は、サーマルユニット10a、10bのうち最も低いヒータ電力を有するサーマルユニットの電力に基づいて調節されてもよい。
システム1は、オプションで、1つ又は2つ以上の圧力逃がし弁61を含む。導管62は導管12bから圧力逃がし弁61まで延びており、導管60は圧力逃がし弁61から導管14まで延びている。圧力逃がし弁61は、少なくとも1つのサーマルユニット10a、10bまで延びる導管内の圧力が所定の閾値値を超えたときに冷却液が流れることを可能にするように構成されている。圧力逃がし弁61は、サーマルユニット10a、10bまでの導管12a、12bが切り離されて冷却液が導管12a、12bから導管14へ直接的に流れる場合があり、それによって導管14内の圧力を解放するように含められている。
システム1は、貯留チャンバ80c内の冷却液の温度を測定するように構成された温度センサ140をさらに含んでいる。
システム1は、貯留チャンバ80cが適切な量の冷却液を含むか否かの決定を可能にするために貯留チャンバ80c内の冷却液レベルを測定するように構成された冷却液レベルセンサ150をさらに含んでいる。
システム1は、熱交換機19の下方に配置された第1のドリップパン100と、タンク組立体80、ポンプ17及びフィルタ71の下方に配置された第2のドリップパン120とをさらに含んでいる。導管110はドリップパン100からドリップパン120まで延びており、漏れた冷却液LLCがドリップパン100からドリップパン120へ流れることを可能にするように構成されている。
システム1は、熱交換機19を通る流れの測定を可能にするために熱交換機19の入口と出口との間に配置された差圧センサ91をさらに含んでいる。導管90は導管18から差圧センサ91まで延びており、導管92は差圧センサ91から導管20まで延びている。
第2実施形態
図2は、本発明の第2実施形態による、「ターボパージ」機能を含む電気部品用の耐漏性液体冷却システム2の概略側面図である。
第2実施形態は、以下に明示的に述べる点を除いて第1実施形態と同一である。第2実施形態についての図2では、必要に応じて第1実施形態についての図の場合と同じ符号が用いられている。構成部材は、縮尺通りに図示されていない。
第2実施形態において、システム2は、導管18から第3の弁201まで延びる導管200と、第3の弁201からパージチャンバ80bまで延びる導管202とをさらに含んでいる。通常の動作中、第3の弁201は閉じている。
弁201は、第1及び第2の弁43、23と同様に、センサ21からの制御信号に応答して開閉する電気機械式制御弁である。第3の弁201は、第1及び第2の弁43、23と同様に、最初は開状態であることが好ましい。
第1実施形態に関して上記において説明したように、パージチャンバ80b内の冷却液のレベルがセンサ21のプローブによって検出される所定のレベルまで下降すると、センサは例えば導線を介して第1の弁43及び第2の弁23に制御信号を送り、それによって、第1の弁43が閉じ、第2の弁23が開いて、エアパージが開始される。第2実施形態では、さらに、センサは、例えば導線を介して第3の弁201に制御信号を送り、それによって第3の弁が開く。このようにして、ポンプは、導管200、第3の弁201及び導管202を介して冷却液をパージチャンバ80b内に送り込む。これによって、パージチャンバ80b内の圧力が上昇し、パージチャンバ80b内の空気がパージチャンバ80bから貯留チャンバ80cへ流れる。これにより、第1実施形態のように重力によって貯留チャンバ80cからパージチャンバ80bに冷却液を引き込む場合よりもより速く空気をパージチャンバ80bから貯留チャンバ80cへパージすることができる。これを本明細書では「ターボパージ」と呼ぶ。第1実施形態のように、貯留チャンバ80c内の余分な空気は、導管50、S字形バブルエアロック51及び導管52を介して貯留チャンバ80cから周囲環境へ流れ、それによって、貯留チャンバは大気圧に戻される。
エアパージが開始されてから所定の時間に亘って、第1の弁43は閉じたままになり、第2及び第3の弁23、201は開いたままになる。所定の時間の経過後、弁43、23、201はそれらの通常の動作状態に戻される(すなわち、第1の弁が開かれ、第2及び第3の弁23、201が閉じられる)。この所定の時間は、3秒から20秒の間であってもよく、好ましくは3秒から10秒の間であってもよく、より好ましくは約5秒であってもよい。
他の実施形態
他の実施形態では、上述の第1及び第2実施形態における耐漏性液体冷却システムを含む半導体デバイスハンドラが提供される。
システム1及び2に、システムの様々な構成要素を制御するコントローラが設けられてもよい。例えば、コントローラは、ポンプ17のオンとオフを切り替え、弁42、32、201を制御し、センサ21、140、150、91から入力を受け取り、熱交換機19のファンを駆動する。コントローラは、システムにおいて漏れがあること及び/又は漏れの程度を示すパージサイクルの頻度を記録してもよい。コントローラは、システムにおけるエラー状態を記録してもよい。
上述の第1及び第2実施形態では、弁43、23は最初に開位置にあり、サーマルユニット10a、10bは貯留チャンバ80cの液面レベルよりも上に配置されている。したがって、システムに電力が供給されていないとき(ポンプ17がオフであり、弁43、23が開いている)、貯留チャンバ80cが大気圧を受けているにも関わらず、導管12a、12b、14及びサーマルユニット10a、10bは冷却液が重力によってサーマルユニット10a、10bから引っ張られることに起因して負圧を受けたままである。代替として、貯留チャンバ80c内に真空を維持することができる。この実施形態では、サーマルユニット10a、10bは、貯留チャンバ80cの液面レベルよりも上に配置されない場合でも負圧を受けるように維持することができる。
各実施形態についての上記の説明は、例示及び説明を目的として提示されている。上記の説明は網羅的であることも本発明の実施形態を開示された厳密な形態に限定することも意図しておらず、変更及び変形が上記の教示を考慮して実現可能であり又は様々な実施形態を実施することによって得られてもよい。本明細書において説明する各実施形態は、様々な実施形態の原理及び特性並びにその実際の用途について説明して、当業者が様々な実施形態において本発明を利用するのを可能にするとともに、考えられる特定の用途に適した様々な変更とともに本発明を利用するのを可能にするために選択され記載されたものである。本明細書において説明する各実施形態の特徴は、方法、装置、モジュール、システム、及びコンピュータプログラム製品のすべての可能な組合せとして組み合わされてもよい。

Claims (22)

  1. 少なくとも1つのサーマルユニット用の冷却システムであって、
    液溜めチャンバ、前記液溜めチャンバの上方に配置されたパージチャンバ及び前記パージチャンバの上方に配置された貯留チャンバを含むタンク組立体と、
    ポンプ、熱交換機及び導管を含み、前記少なくとも1つのサーマルユニット、前記液溜めチャンバ、前記ポンプ、前記熱交換機及び前記貯留チャンバを通して冷却液を循環させるように構成された冷却回路と、
    前記タンク組立体の外部に配置された第1の弁であって、前記第1の弁が開いたときに、(i)前記冷却液が前記第1の弁を介して前記パージチャンバから前記液溜めチャンバへ流動可能になり、(ii)同時に空気が前記第1の弁を介して前記液溜めチャンバから前記パージチャンバへ流動可能になるように構成されている第1の弁と、
    前記タンク組立体の外部に配置された第2の弁であって、前記第2の弁が開いたときに、(i)前記冷却液が前記第2の弁を介して前記貯留チャンバから前記パージチャンバへ流動可能になり、(ii)同時に空気が前記第2の弁を介して前記パージチャンバから前記貯留チャンバへ流動可能になるように構成されている第2の弁と、
    を備える冷却システム。
  2. 前記液溜めチャンバと前記パージチャンバとが第1の壁によって分離され、
    前記パージチャンバと前記貯留チャンバとが第2の壁によって分離され、
    前記第1の壁及び前記第2の壁は、それぞれ、弁又は貫通する開口部を有さない連続するシート材から作られている、
    請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記冷却回路は、前記冷却回路内における、前記ポンプと前記貯留チャンバとの間の位置に配置されたフィルタをさらに有する、
    請求項1に記載の冷却システム。
  4. 前記システムの通常の動作中、前記第1の弁は開き、前記第2の弁は閉じている、
    請求項1に記載の冷却システム。
  5. 前記第1及び前記第2の弁に電力が供給されていないときには、前記第1及び前記第2の弁が開いている、
    請求項4に記載の冷却システム。
  6. 前記少なくとも1つのサーマルユニットは、前記貯留チャンバの通常の液面レベルよりも上に配置されている、
    請求項5に記載の冷却システム。
  7. 前記システムの通常の動作中、前記液溜めチャンバ、前記パージチャンバ及び前記少なくとも1つのサーマルユニットにおける前記冷却回路の部分は負圧である一方、前記貯留チャンバは大気圧以上の圧力である、
    請求項4に記載の冷却システム。
  8. 前記システムは、前記冷却回路において漏れが生じた場合、前記液溜めチャンバに流入する空気が減速し前記第1の弁を通って前記パージチャンバまで上昇し、同時に前記パージチャンバ内の冷却液が前記第1の弁を通過して前記液溜めチャンバへ流れるように構成されている、
    請求項7に記載の冷却システム。
  9. 前記貯留チャンバと連通し、前記貯留チャンバ内の前記冷却液が所定のレベルまで下降したときを示す出力信号を生成するように構成されているセンサをさらに備える、
    請求項8に記載の冷却システム。
  10. 前記システムは、前記出力信号が前記パージチャンバ内の前記冷却液が所定のレベルまで下降したことを示すときに、前記第1の弁が閉じて前記第2の弁が開き、それによって冷却液が前記貯留チャンバから前記第2の弁を通って前記パージチャンバ内に流入し、同時に空気が前記パージチャンバから前記第2の弁を通って前記貯留チャンバ内に流入するように構成されている、
    請求項9に記載の冷却システム。
  11. 前記タンク組立体の外部に配置され、前記貯留チャンバを大気圧のままにすることを可能にするように設定されたS字形バブルエアロックをさらに備える、
    請求項10に記載の冷却システム。
  12. 前記S字形バブルエアロックは、前記貯留チャンバを前記外部の環境から遮断するように構成されているが、前記貯留チャンバを大気圧のままにすることを可能にする、
    請求項11に記載の冷却システム。
  13. 前記S字形バブルエアロックは、殺生物剤を含む流体を含有する、
    請求項11に記載の冷却システム。
  14. 前記熱交換機の冷却ファンの速度を調節するために固定パルス幅変調(PWM)が使用されている、
    請求項1に記載の冷却システム。
  15. 前記少なくとも1つのサーマルユニットに供給される冷却液の温度は、温度センサによって監視され、検知された前記温度に基づいて前記熱交換機の冷却ファンの速度を変えることによって所与の設定値に調節される、
    請求項1に記載の冷却システム。
  16. 前記少なくとも1つのサーマルユニットのヒータの電力使用量は監視され、前記少なくとも1つのサーマルユニットに供給される冷却液の温度は前記監視されたヒータ電力使用量に基づいて前記熱交換機の冷却ファンの速度を変えることによって調節される、
    請求項1に記載の冷却システム。
  17. 前記少なくとも1つのサーマルユニットまで延びる少なくとも1つの導管と前記少なくとも1つのサーマルユニットから延びる少なくとも1つの導管との間に、前記少なくとも1つのサーマルユニットに並列に配置された少なくとも1つの圧力逃がし弁であって、前記少なくとも1つのサーマルユニットまで延びる前記導管内の圧力が所定の閾値を超えたときに冷却液が内部を流れることを可能にするように構成されている圧力逃がし弁をさらに備える、
    請求項1に記載の冷却システム。
  18. 前記貯留チャンバ内の冷却液の温度を測定するように構成された温度センサをさらに備える、
    請求項1に記載の冷却システム。
  19. 前記熱交換機まで延びる導管と前記熱交換機から延びる導管との間に配置された差圧センサをさらに備える、
    請求項1に記載の冷却システム。
  20. (i)前記ポンプと前記貯留チャンバとの間に配置された導管と(ii)前記パージチャンバとの間に配置された第3の弁をさらに備え、前記システムは、前記出力信号が前記貯留チャンバ内の前記冷却液が所定のレベルまで下降したことを示すときに、前記第3の弁が開き、それによって冷却液が前記ポンプにより前記パージチャンバに送られるように構成されている、
    請求項10に記載の冷却システム。
  21. 少なくとも1つのサーマルユニットと、請求項1に記載の前記冷却システムとを備える半導体デバイスハンドラであって、前記少なくとも1つのサーマルユニットは、電子デバイスに接触する第1の面及び前記第1の面と向かい合う第2の面を有する電気ヒータと、ヒートシンクとを有し、前記ヒートシンクは前記ヒータが前記ヒートシンクと前記電子デバイスとの間に介在するように前記ヒータの前記第2の面に結合されている、
    半導体デバイスハンドラ。
  22. 前記パージチャンバは前記液溜めチャンバに一体的に取り付けられ、前記貯留チャンバは前記パージチャンバに一体的に取り付けられている、
    請求項1に記載の冷却システム。
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