JP6755821B2 - コンクリートの処理方法 - Google Patents

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本発明の実施形態は、コンクリートの処理方法と処理装置に関する。
原子力発電所の廃止措置時には多種多様な廃棄物が発生する。なかでも、原子力発電所の構造躯体として使用されている鉄筋コンクリートの廃棄物量が非常に多くなるため、全量を埋設処分するためには巨大なトレンチ処分場が必要となる。鉄筋コンクリートが放射性物質で汚染されている場合や放射化されている場合には、コンクリートピット中に廃棄物を埋設処分することが必要になり、廃棄物の処理費用がさらに増大する。そのため、放射性廃棄物として廃棄及び管理されるコンクリートの物量を低減させるための技術が開発されている。
放射性物質で汚染された鉄筋コンクリートや放射化された鉄筋コンクリートの処理方法として、原子炉容器の外周に設けられる生体遮壁などの高濃度放射化コンクリートにジェット水を吹き付けて、セメントなどを切断・剥離しスラリー化する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、放射化したコンクリートを破砕して粗骨材とモルタル部分に分離し、それぞれの放射性核種濃度を測定し、測定結果に応じて処分区分を決定する方法も知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、放射化コンクリートを粉砕後、硝酸を用いて放射性物質、セメント成分などを溶解させた後、pH調整、溶媒抽出などの手法を用い、放射性物質を除去する方法もある(例えば、特許文献3参照。)。
しかしながら、これら従来の方法では、処理時間が増大したり、多量の薬剤を使用するために処理費用が増大したりする。そのため、放射性廃棄物として廃棄及び管理されるコンクリートの物量を効率よく減容することは困難であった。
特許第2557139号公報 特許第4467026号公報 特許第5757204号公報
本発明は、多量の薬剤を用いずに、コンクリートを減容することのできるコンクリートの処理方法及び処理装置を提供することを目的とする。
本発明のコンクリートの処理方法の一態様は、コンクリートを溶融塩に浸漬する溶融塩浸漬工程と、前記溶融塩に不溶の残渣を前記溶融塩中から回収する残渣回収工程と、前記残渣に付着した溶融塩が凝固して生じた塩を、洗浄用水溶液によって洗浄する塩洗浄工程と、前記塩を洗浄後の洗浄用水溶液を加熱して、前記洗浄後の洗浄用水溶液中の水分を除去する塩乾燥工程とを備える。
本発明によれば、多量の薬剤を用いずに、コンクリートを減容することのできるコンクリートの処理方法及び処理装置を提供できる。
実施形態のコンクリートの処理装置を模式的に示す図である。 第1の実施形態のコンクリートの処理方法を概略的に示すフロー図である。 第2の実施形態のコンクリートの処理方法を概略的に示すフロー図である。 第3の実施形態のコンクリートの処理方法を概略的に示すフロー図である。 例2の骨材の溶融塩への溶解性を調査した結果を示すグラフである。 例3のセメントの溶融塩への溶解性を調査した結果を示すグラフである。 例4の模擬放射性物質の溶融塩への溶解性を調査した結果を示すグラフである。
以下、図面を参照して、実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のコンクリートの処理装置10を模式的に示す図である。コンクリートの処理装置10は、内部に溶融した塩(溶融塩2)を収容してコンクリート1をその溶融塩2に浸漬する溶融塩浸漬槽11と、コンクリート1を溶融塩浸漬槽11に投入し、残渣3を溶融塩浸漬槽11から回収する残渣回収装置12とを備えている。
溶融塩浸漬槽11及び残渣回収装置12は、いずれも、耐熱性、耐食性の高い材料で構成される。残渣回収装置12は、ステンレス等を材料としたかご状の容器であり、その壁面は、例えば、100〜200メッシュ程度の網目構造である。これにより、残渣回収装置12の壁面から溶融塩2を通過させて内部に収容したコンクリート1と接触させるとともに、内部に残渣3を残留させることができる。残渣回収装置12は、上下に移動可能に配置されており、下方に移動させることで、コンクリート1を溶融塩浸漬槽11内に投入し、上方に移動させることで、残渣を溶融塩浸漬槽11から引き上げることができる。
図2は、コンクリートの処理装置10を用いたコンクリートの処理方法を概略的に示すフロー図である。本実施形態に係るコンクリートの処理方法は、コンクリート1を溶融塩2に浸漬する溶融塩浸漬工程S1と、溶融塩2に溶解しない骨材、鉄筋等の残渣3を回収する残渣回収工程S2とを備えている。
本実施形態のコンクリートの処理方法における処理対象は、汚染・放射化した鉄筋コンクリートの廃棄物(コンクリート1)である。先ず、コンクリート1を残渣回収装置12に収容する。残渣回収装置12に収容されたコンクリート1を、残渣回収装置12ごと、溶融塩浸漬槽11内に投入する。これにより、コンクリート1を溶融塩2に浸漬する(溶融塩浸漬工程S1)。
溶融塩2は、高温の無機化合物(塩)からなる液体であり、金属塩の溶解が可能、高温のため反応速度が速い、耐放射線性が高い、浄化することで溶融塩の再利用が可能、などの特徴を有する。溶融塩2としては例えば、金属ハロゲン化物、金属水酸化物、金属硫酸塩、金属炭酸塩などを用いることができる。溶融塩2として、具体的には、炭酸リチウム−炭酸ナトリウム−炭酸カリウム三元共晶塩を用いることが好ましい。溶融塩2は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。溶融塩浸漬槽11内の溶融塩2の温度は、その融点以上であり、300〜1000℃程度が好ましく、500〜700℃がより好ましい。
コンクリート1を溶融塩2に浸漬すると、コンクリート1中の、酸化カルシウム(CaO)を多く含むセメント成分が優先的に溶融塩2中に溶解する。また、コンクリート1においてセメント成分に付着した放射性物質は、セメント成分の溶解に伴い、これらの溶融塩2中に溶解する。放射性物質としては、Cs、Eu、Co、Ca、Ba、Mn、Fe等のうち一種以上の単体、上記の元素のうち一種以上含む化合物、単体と化合物の混合物等が挙げられる。
セメント成分に比べて溶融塩2に溶解しにくい骨材、鉄筋は残渣回収装置12内に残渣3として残る。残渣回収工程S2で、残渣回収装置12を溶融塩浸漬槽11から引き揚げることで、コンクリート1の浸漬された溶融塩2から、放射性物質をほとんど含まない残渣3を取り出して回収する。これにより、溶融塩浸漬槽11中には、残渣3の除かれた廃溶融塩4が残る。廃溶融塩4中には、放射性物質とセメント成分が溶解されているため、放射性物質を廃溶融塩4中に分離することができる。このとき、残渣回収装置12の温度を溶融塩2の融点以上に保持することで、残渣回収装置12を溶融塩浸漬槽11から引き揚げる過程で、残渣回収装置12に溶融塩2が付着して凝固するのを抑制し、溶融塩2の大部分を取り除くことができる。
すなわち、本実施形態では、コンクリート1を溶融塩に浸漬することで、コンクリート1から骨材、鉄筋等を容易に除くことができ、その分コンクリートを減容することができる。そのため、コンクリート1に放射性物質が含まれている場合には、放射性廃棄物として廃棄され管理される物量を減らすことができ、放射性廃棄物の処理費用を低減させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態のコンクリートの処理方法について説明する。図3は、本実施形態のコンクリートの処理方法を概略的に示すフロー図である。本実施形態のコンクリートの処理方法は、第1の実施形態のコンクリートの処理方法とは、塩洗浄工程S3と、塩乾燥工程S4とをさらに備える点で異なるが、これ以外の構成は、第1の実施形態のコンクリートの処理方法と同様である。そのため、図3において、図2と対応する部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
塩洗浄工程S3は、残渣3に付着した塩を洗浄用水溶液5によって洗浄除去する工程である。残渣回収工程S2で回収された残渣3に溶融塩2が付着している場合、この溶融塩2が冷却されることで生じた塩6を、純水、希酸水溶液、希アルカリ水溶液等の洗浄用水溶液5で洗浄する(塩洗浄工程S3)。例えば、残渣3を純水で洗浄する場合、残渣3に付着した塩6を、洗浄用の純水に溶解させて除去し、塩6の除去された残渣3(洗浄残渣7)を得ることができる。
塩乾燥工程S4は、塩洗浄工程S3で生じた洗浄廃液を乾燥して塩6を取り出す工程である。塩乾燥工程S4において、残渣3を洗浄後の洗浄廃液を、水の沸点以上に加熱することで、洗浄廃液中の水を蒸発させて除去し、洗浄廃液中に含まれる塩6を固相中に回収することができる。このとき、洗浄廃液を加熱する熱源は、新たに用意されてもよいし、溶融塩浸漬槽11内の溶融塩2が高温であるため、溶融塩浸漬槽11から発生する余熱や廃熱であってもよい。回収した塩6は、溶融塩浸漬工程S1に供給することで再利用することができ、これにより、溶融塩2の単位量あたりのセメント処理量を増加させることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態のコンクリートの処理方法について説明する。図4は、本実施形態のコンクリートの処理方法を概略的に示すフロー図である。本実施形態のコンクリートの処理方法は、第1の実施形態のコンクリートの処理方法とは、溶解成分除去工程S5をさらに備える点で異なるが、これ以外の構成は、第1の実施形態のコンクリートの処理方法と同様である。そのため、図4において、図2と対応する部分には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
溶解成分除去工程S5は、廃溶融塩4中の溶解成分8(溶融塩2に溶解した酸化カルシウム(CaO)を多く含むセメント成分など)を除去する工程である。上述したように、溶融塩浸漬工程S1において、コンクリート1中のセメント成分等が溶融塩2中へ溶解して廃溶融塩4を生じる。この際の、セメント成分等の溶融塩2中への溶解度は、溶融塩2の組成、温度、溶融塩浸漬槽11内の雰囲気等によって決まる。溶融塩2は、溶解度を超えてセメント成分を溶解することができないため、上記方法では、所定の量の溶融塩2によるコンクリート1の処理量が限られる。
本実施形態のコンクリートの処理方法では、廃溶融塩4中に溶解した溶解成分8と廃溶融塩4とを分離する(溶解成分除去工程S5)。廃溶融塩4から、分離された溶解成分8を回収することで、上記セメント成分等を含む溶解成分8の除去された溶融塩2が得られる。この溶融塩2は、溶融塩浸漬槽11に供給して、再度、コンクリート1の処理に用いることができる。これにより、コンクリート1の処理に用いる溶融塩2の量を低減することが可能となる。
溶解成分8と廃溶融塩4の分離方法は、例えば、廃溶融塩4中に陰極、陽極を浸漬して廃溶融塩4を電解し、溶解成分8を陰極に析出させて回収する方法がある。また、廃溶融塩4に、溶解成分8と、溶融塩2に難溶性の化合物を生成させる物質を添加して、溶解成分8を沈殿させる方法でもよい。この方法では、例えば、溶融塩2として金属ハロゲン化物を用いる場合、廃溶融塩4に酸化チタン等を添加して、セメント成分からチタン酸カルシウムなどの複合酸化物を生成させて回収することで、溶解成分8を回収することができる。また、廃溶融塩4を、溶解成分8の融点以下に冷却あるいは自然冷却して溶解成分8を晶析させる方法でもよい。この方法では、例えば溶融塩2として炭酸リチウムを使用した場合に、廃溶融塩4の温度を下げて、セメント成分等から炭酸カルシウムを生成させて、この生成した炭酸カルシウム中の溶解成分8を回収することができる。
例えば、溶融塩2を700℃に加熱してコンクリート1を浸漬し、セメント成分を溶解した後、500℃まで温度を下げることで、700℃におけるCa成分溶解量と500℃におけるCa成分溶解量の差分が析出する。廃溶融塩4から析出物を回収除去し、その後、廃溶融塩4を再度700℃まで昇温し、新たにコンクリート1を浸漬すれば、析出回収相当量のセメント成分が溶解する。これを繰り返すことにより、溶融塩2の再利用が可能となり、溶融塩2の単位量あたりのセメント処理量を増加させることができる。
なお、本実施形態は第1の実施形態と同様に、コンクリート1を溶融塩に浸漬することで、コンクリート1から骨材、鉄筋等を容易に除くことができ、その分コンクリートを減容することができる。そのため、コンクリート1に放射性物質が含まれている場合には、放射性廃棄物として廃棄され管理される物量を減らすことができ、放射性廃棄物の処理費用を低減させることができる。
(例1)
例1では、コンクリート中のセメント成分の溶融塩への溶解性について調べた。溶融塩としては、炭酸リチウム−炭酸ナトリウム−炭酸カリウム三元共晶塩(KCO−LiCO−NaCO、組成はKCO:LiCO:NaCOで18:60:22(質量%))を用いた。また、コンクリートとしては、放射性物質を含まない一般のコンクリートを用いた。500℃に加熱した溶融塩中にコンクリートを投入し、3時間保持した。その後、残渣を引き上げて、残った溶融塩を自然冷却し、自然冷却した塩に塩酸水溶液を加えて溶解させた。溶解液を高周波誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICP−AES)によって分析した結果、Caが検出され、Caの溶融塩への溶解率は90質量%以上であった。このことから、セメント成分が溶融塩中へ溶解したことが分かった。
(例2)
例2では、コンクリート中の骨材の溶融塩への溶解性について調べた。溶融塩としては、上記同様のKCO−LiCO−NaCO(組成は18:60:22(質量%))を用いた。500〜750℃に加熱した溶融塩中に骨材成分であるSiO(東北ケイ砂)を投入した。その後、残渣を引き上げて、残った溶融塩を自然冷却し、自然冷却した塩に塩酸水溶液を加えて溶解させた。溶解液をICP−AESによって分析し、Siの溶解率を算定した。結果を図5に示す。上記結果から、骨材は溶融塩の温度が700℃以下ではほとんど溶解せず、コンクリートから残渣として回収可能なことを確認した。
(例3)
例3では、コンクリート中のセメントの溶融塩への溶解性について調べた。溶融塩としては、上記同様のKCO−LiCO−NaCO(組成は18:60:22(質量%))を用いた。また、セメントとしては、普通ポルトランドセメントを用いた。500〜700℃に加熱した溶融塩中にセメントを投入してセメントを溶解した。その後、残渣を引き上げて、残った溶融塩を自然冷却し、自然冷却した塩に塩酸水溶液を加えて溶解させた。溶解液をICP−AESによって分析し、溶融塩の単位重量あたりのCa溶解量を算定した。結果を図6に示す。
上記結果から、溶融塩へのCa溶解量は処理温度とともに上昇することを確認した。また、処理温度によってCa溶解量が変動することから、温度制御によりCaの晶析が可能であることがわかった。
(例4)
例4では、放射性元素の模擬物質の溶融塩への溶解性について調べた。溶融塩としては、上記同様のKCO−LiCO−NaCO(組成は18:60:22(質量%))を用いた。また、放射性元素の模擬物質としては、安定同位体のCsOHを用いた。CsOHをCsとして0.89重量%となるように塩と混合してるつぼに投入した。るつぼに蓋をした状態で700℃に加熱した。また、同等条件において、るつぼに蓋をしない条件での試験も実施した。
それぞれ残渣を引き上げて、残った溶融塩を自然冷却し、自然冷却した塩に塩酸水溶液を加えて溶解させた。溶解液を高周波誘導結合プラズマ発光質量分析法(ICP−MS)によって分析し、溶融塩に含まれるCs濃度を算定した。結果を図7に示す。上記結果から、ほぼ全量のCsが溶融塩に溶解することがわかった。また、るつぼの蓋の有無で同等の結果であったことから、本手法においてはガス形態のCs化合物が気相に放出される懸念はなく、ガス処理装置の設置は不要であることが分かる。
以上、上記した実施形態のコンクリートの処理方法及び処理装置によれば、多量の薬剤を用いずに、コンクリートを減容することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
たとえば、第1の実施形態及び第2の実施形態のコンクリートは放射性物質を含有するものであったが、コンクリートは放射性物質を含んでいなくてもよい。放射性物質を含有しないコンクリートを減容させるために、第1〜第3の実施形態を実施してもよい。
1…コンクリート、2…溶融塩、3…残渣、4…廃溶融塩、5…洗浄用水溶液、6…塩、7…洗浄残渣、8…溶解成分、10…コンクリートの処理装置、11…溶融塩浸漬槽、12…残渣回収装置、S1…溶融塩浸漬工程、S2…残渣回収工程、S3…塩洗浄工程、S4…塩乾燥工程、S5…溶解成分除去工程。

Claims (8)

  1. コンクリートを溶融塩に浸漬する溶融塩浸漬工程と、
    前記溶融塩に不溶の残渣を前記溶融塩中から回収する残渣回収工程と
    前記残渣に付着した溶融塩が凝固して生じた塩を、洗浄用水溶液によって洗浄する塩洗浄工程と、
    前記塩を洗浄後の洗浄用水溶液を加熱して、前記洗浄後の洗浄用水溶液中の水分を除去する塩乾燥工程と
    を備えるコンクリートの処理方法。
  2. 前記コンクリートは放射性物質を含有する請求項1に記載のコンクリートの処理方法。
  3. 前記溶融塩浸漬工程において、前記放射性物質を溶融塩に溶出させて捕集する請求項2に記載のコンクリートの処理方法。
  4. 前記放射性物質がCs、Eu、Co、Ca、Ba、Mn及びFeから選ばれる一種以上を含む請求項2又は3に記載のコンクリートの処理方法。
  5. 前記塩乾燥工程において、前記溶融塩浸漬工程で前記溶融塩から発生する熱を用いて前記洗浄後の洗浄用水溶液を加熱する請求項に記載のコンクリートの処理方法。
  6. 前記塩乾燥工程において水分を除去して得られた塩を前記溶融塩浸漬工程に供給する請求項1から5のいずれかに記載のコンクリートの処理方法。
  7. 前記コンクリートを浸漬後の廃溶融塩中に含まれる溶解成分を除去する溶解成分除去工程をさらに備える請求項1から6のいずれかに記載のコンクリートの処理方法。
  8. 前記溶解成分除去工程において、前記溶解成分を電解、晶析又は沈殿により除去する請求項記載のコンクリートの処理方法。
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