JP6755275B2 - 眼鏡フレーム、及び眼鏡フレームの製造方法 - Google Patents

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本発明は、遠視や近視、乱視における結像位置の異常を矯正するための眼鏡や遠近両用眼鏡、老眼鏡等に用いられる眼鏡フレーム、及びその製造方法に関するものである。
図10ないし図13は、従来技術に係る眼鏡フレームについて説明するために参照する図である。
従来の眼鏡フレームとしては、左右のレンズ2,3をそれぞれ保持する2つのリム4,5と、これら2つのリム4,5の間を繋ぐブリッジ6と、2つのリム4,5のブリッジ6と反対側にそれぞれ設けられた2つのテンプル8,9を備えた、図10(a)に示すような眼鏡フレーム1が知られていた。
従来の眼鏡フレーム1には、図10(a)に示すように、2つのリム4,5の、ブリッジ6を挟んで互いに隣り合う部分のブリッジ6より下方の位置の背面側に、眼鏡の着用者の鼻と接触する部分である、2つの鼻パッド10が設けられていた。
これらの鼻パッド10は、図10(b)に示すように、丸棒状の金属部材を曲げて形成された支持部材12と、硬質の合成樹脂を用いて楕円形板状に形成されたパッド部材14を備え、支持部材12の長さ方向の一方の端部がリム4(5)の背面側に固定されると共に、支持部材12の長さ方向の他方の端部に軸受12aが設けられ、この軸受12aにパッド部材14が所定の角度だけ回動できるように取り付けられていた。
また、他の従来の眼鏡フレームとしては、上記従来の眼鏡フレーム1と比べて、部品点数が少なく、製造作業が簡単であるためその製造コストを低減できると共に、着用したときに眼鏡がずれにくく、着用者に不快感を与えない眼鏡フレームとして、図11に示すような眼鏡フレーム21が、本願の出願人により提案されていた(特許文献1参照)。
上記他の従来の眼鏡フレーム21は、図10に示すような従来の眼鏡フレーム1における鼻パッド10の代わりに、図11(a)に示すような鼻パッド22を備えていた。
この鼻パッド22は、図11(b)に示すように、所定の長さと幅を有する帯板状の金属部材を曲げて形成された支持部材24と、弾力性を有する合成樹脂を用いて樽形状に形成されたパッド部材26を備え、支持部材24の長さ方向の一方の端部がリム4,5の背面側に固定されると共に、支持部材24の長さ方向の他方の端部がパッド部材26の上面に形成された差込孔26aからその内部に差し込まれるようになっていた。
そして、図11(b)に示すように、支持部材24の長さ方向の他方の先端部には尖った矢尻状の係止部24aが形成され、この係止部24aがパッド部材26の差込孔26aの最奥部の内側面に係止することにより、パッド部材26が支持部材24に取り付けられていた。
また、他の従来の眼鏡フレームとしては、補助レンズの交換を容易にすることができ、遠近両用眼鏡の小型化や低額化を可能にする遠近両用眼鏡の眼鏡フレームとして、図12(a)に示すような眼鏡フレーム31が、本願の出願人により提案されていた(特許文献2参照)。
上記他の従来の眼鏡フレーム31は、図10及び図11に示すような従来の眼鏡フレーム1,21における、2つのリム4,5のブリッジ6を挟んで互いに隣り合う部分のブリッジ6より下方の位置の前面側に、図12(a)に示すように、補助レンズを取り付けるための2つの取付部材32が設けられていた。
これらの取付部材32は、図13(a)及び(b)に示すように、リム4(5)の周りに巻き付くように固定された本体部34と、その本体部34の上端部に取り付けられたアーム部36を備えていた。
取付部材32のアーム部36は、図13(a)及び(b)に示すように、所定の長さと幅を有する帯板状の部材をその長さ方向の複数の位置で折り曲げて略コの字状に形成され、図12に示す眼鏡フレーム31を左右方向(図13(b)の紙面に垂直方向)から見たときに、眼鏡フレーム31の前面側(図13(b)中右側)に、アーム部36の略コの字状の凹部36aが上方に開放されるように、アーム部36の長さ方向の一方の端部が本体部34の上端部の前面側に接合されていた。
このような眼鏡フレーム31には、図12(b)に示すように、補助レンズ38が着脱可能に取り付けることができるようになっていた。
補助レンズ38は、図12(b)に示すように、左右のレンズ部38a,38bと、それらを繋ぐ平板状の中央部38cを備えており、補助レンズ38の中央部38cの図中左右方向の両端部が、2つの取付部材32のアーム部36の凹部36aの上方の開放される部分にそれぞれ嵌合することにより、補助レンズ38が眼鏡フレーム31に着脱可能に取り付けることができるようになっていた。
特開2018−13544号公報 特許第5121073号公報
このような従来の眼鏡フレームにおいては、眼鏡フレームを構成する部品点数が多くなるという問題があった。
すなわち、従来の眼鏡フレーム1,21においては、2つのリム4,5のブリッジ6を挟んで互いに隣り合う部分には、ブリッジ6や2つの鼻パッド10,22、支持部材12,24、パッド部材14,26等の複数の小さな部品が設けられて構成されていた。
そして、従来の眼鏡フレーム31においては、2つのリム4,5のブリッジ6を挟んで互いに隣り合う部分には、上記に加えて、2つの取付部材32が設けられているため、眼鏡フレーム31を構成する部品点数はさらに多くなっていた。
そして、眼鏡フレームを構成する部品点数が多くなると、眼鏡フレームの製造工程が複雑になり、製造工程における作業が煩雑になるという問題があった。
すなわち、上述したような従来の眼鏡フレームにおける、ブリッジ6や鼻パッド10,22、その支持部材12,24、取付部材32のような部品は、2つのリム4,5のブリッジ6を挟んで互いに隣り合う部分に、左右対称となるように正確に取り付ける必要があるため、これらの部品の取り付け作業は慎重に行う必要があった。
このため、眼鏡フレームを構成する部品点数が多くなると、2つのリムの間の狭い領域に上記の複数の小さい部品を正確に取り付ける作業工程が増えるため、眼鏡フレームの製造工程が複雑化して、製造工程における作業が煩雑なものになっていた。
そして、部品点数が多くなって、眼鏡フレームの製造工程が複雑化し、製造工程における作業が煩雑なものになることにより、結果として、眼鏡フレームの製造コストの増大を招くという問題があった
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、部品点数を少なくすることにより、製造工程を簡略化することができると共に、その製造コストを低減することができる眼鏡フレーム、及びその製造方法を提供することを課題とするものである。
本発明による眼鏡フレームは、上記課題を解決するために、
2つのリムと、前記2つのリムの間を繋ぐリム連結部材を備えた眼鏡フレームにおいて、
前記リム連結部材は、前記2つのリムの間を繋ぐブリッジ部と、眼鏡の装着者の鼻にあたるパッド部材を支持する支持部を備え、
前記リム連結部材は、前記リム連結部材を構成する各部が、1つの平面上に連続して、かつ一体的に配置された板部材から形成され、
前記板部材を曲げることにより、
前記ブリッジ部は、細長く伸びる板状の前面板部と、前記前面板部と略同一の幅寸法を有し、細長く伸びる板状の背面板部を備え、前記前面板部の背面側と前記背面板部の前面側が互いに対向して接触するように形成され、
前記支持部は、前記ブリッジ部の前記背面板部の長さ方向の両端部の下面から下方に伸びるように前記背面板部と一体的に形成された
ことを特徴とするものである。
また、本発明による眼鏡フレームは、
前記リム連結部材は、さらに、補助レンズを着脱可能に取り付けることができる取付部を備え、
前記取付部は、前記ブリッジ部の前記前面板部の長さ方向の両端部の下面から下方に伸びるように前記前面板部と一体的に形成されると共に、上方に開放された略コの字状の凹部が眼鏡フレームの前面側に形成された
ことを特徴とするものである。
また、本発明による眼鏡フレームは、
前記2つのリムの、それぞれの内周面が全周に亘って略平坦に形成された
ことを特徴とするものである。
このような本発明の眼鏡フレームによれば、
2つのリムと、前記2つのリムの間を繋ぐリム連結部材を備えた眼鏡フレームにおいて、
前記リム連結部材は、前記2つのリムの間を繋ぐブリッジ部と、眼鏡の装着者の鼻にあたるパッド部材を支持する支持部を備え、
前記リム連結部材は、前記リム連結部材を構成する各部が、1つの平面上に連続して、かつ一体的に配置された板部材から形成され、
前記板部材を曲げることにより、
前記ブリッジ部は、細長く伸びる板状の前面板部と、前記前面板部と略同一の幅寸法を有し、細長く伸びる板状の背面板部を備え、前記前面板部の背面側と前記背面板部の前面側が互いに対向して接触するように形成され、
前記支持部は、前記ブリッジ部の前記背面板部の長さ方向の両端部の下面から下方に伸びるように前記背面板部と一体的に形成されたことにより、
部品点数を少なくすることにより、製造工程を簡略化することができると共に、その製造コストを低減することができる。
また、このような本発明の眼鏡フレームによれば、
前記リム連結部材は、さらに、補助レンズを着脱可能に取り付けることができる取付部を備え、
前記取付部は、前記ブリッジ部の前記前面板部の長さ方向の両端部の下面から下方に伸びるように前記前面板部と一体的に形成されると共に、上方に開放された略コの字状の凹部が眼鏡フレームの前面側に形成されたことにより、
部品点数を少なくすることにより、製造工程を簡略化することができると共に、その製造コストを低減することができ、さらに、補助レンズの交換を容易にすることができるので、遠近両用眼鏡の小型化や低額化を可能にすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る眼鏡フレーム41を示す図であり、図1(a)はその背面図であり、図1(b)は図1(a)に示す眼鏡フレーム41のリム連結部材46の周辺を拡大した拡大背面図である。 眼鏡フレーム41を示す図であり、図2(a)は図1(b)におけるA−A線矢視拡大断面図であり、図2(b)は図1(b)におけるB−B線矢視拡大断面図である。 眼鏡フレーム41のリム連結部材46を形成する板部材46Aの平面図である。 パッド部材52が取り付けられた状態の眼鏡フレーム41の背面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る眼鏡フレーム61を示す図であり、図5(a)はその正面図であり、図5(b)は図5(a)に示す眼鏡フレーム61のリム連結部材66の周辺を拡大した拡大正面図である。 眼鏡フレーム61を示す図であり、図6(a)は図5(b)におけるC−C線矢視拡大断面図であり、図6(b)は図5(b)におけるD−D線矢視拡大断面図である。 眼鏡フレーム61のリム連結部材66を形成する板部材66Aの平面図である。 補助レンズ74が取り付けられた状態の眼鏡フレーム61の正面図である。 眼鏡フレーム61のリム64(65)の異なる形態を説明するための図であって、図8におけるE−E線矢視拡大断面図である。 従来の眼鏡フレーム1を示す図であり、図10(a)はその背面側から見た斜視図であり、図10(b)は図10(a)に示す眼鏡フレーム1の鼻パッド10の周辺を拡大した拡大斜視図である。 従来の眼鏡フレーム21を示す図であり、図11(a)はその背面図であり、図11(b)は図11(a)に示す眼鏡フレーム21の鼻パッド22の周辺を拡大した拡大背面図である。 従来の眼鏡フレーム31を示す図であり、図12(a)はその正面図であり、図12(b)は補助レンズ38が取り付けられた状態の眼鏡フレーム31の正面図である。 図12(a)に示す眼鏡フレーム31の取付部材32の周辺を拡大した図であり、図13(a)は取付部材32周辺の拡大正面図であり、図13(b)は取付部材32周辺の拡大側面図である。
以下、本発明に係る眼鏡フレーム、及びその製造方法を実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図4は、本発明の第1の実施の形態に係る眼鏡フレーム41、及びその製造方法について説明するために参照する図である。なお、図10ないし図13に示した従来の眼鏡フレーム1,21,31と同様の部分には、一部を除き、同じ符号を付して説明するものとする。
本実施の形態に係る眼鏡フレーム41は、図1(a)に示すように、左右のレンズ42,43をそれぞれ保持する2つのリム44,45と、これら2つのリム44,45の間を繋ぐリム連結部材46を備えている。
リム連結部材46は、図1(a)に示すように、眼鏡フレーム41の2つのリム44,45の間を繋ぐブリッジ部48と、このブリッジ部48の長さ方向(図中左右方向)の両端部から下方に伸びて設けられた、眼鏡の着用者の鼻と接触する部分であるパッド部材52(図4参照)を支持するための2つの支持部50を備え、これら2つの支持部50はブリッジ部48と一体的に形成されている。
リム連結部材46のブリッジ部48は、図1(b)に示すように、眼鏡フレーム41の左右方向に細長く伸びる略長方形の板状に形成された背面板部48bと、この背面板部48bの前面側(図の紙面と垂直方向の奥側)に配置された、眼鏡フレーム41の左右方向に細長く伸びる、背面板部48bと略同様に形成された前面板部48aを備えている。
これらの前面板部48aと背面板部48bは、図2(a)に示すように、それぞれの長さ方向に対して直角な幅方向(図中上下方向)の寸法が略同一に形成されていると共に、前面板部48aの背面側(図中左側)と背面板部48bの前面側(図中右側)が互いに対向して接触するように形成されている。
また、図2(b)に示すように、前面板部48aの長さ方向(図中左右方向)の寸法は、背面板部48bの長さ方向(図中左右方向)の寸法より大きく形成されており、前面板部48aの長さ方向の左右両側の端部が、背面板部48bの長さ方向の左右両側の端部より、リム44(45)の幅方向(図中左右方向)の寸法の分だけ外側に伸びるように形成されている。
そして、図2(b)に示すように、前面板部48aの背面板部48bの端部より伸びた長さ部分の背面側(図中上側)がリム44(45)の前面(図中下面)に接触すると共に、背面板部48bの両端部の端面がリム44(45)の側面に接触するように配置され、この接触部を接着剤等により固定することにより、ブリッジ部48がリム44(45)に取り付けられている。
このようなブリッジ部48は、前面板部48aと背面板部48bがそれぞれの上辺部で連続するように一体的に形成された一枚の板状の部材を折り曲げることにより形成されており、図2(a)に示すように、前面板部48aと背面板部48bのそれぞれの上端部には、これら前面板部48aと背面板部48bを連結するような折曲部48cが形成されている。
そして、図1(b)及び図2(a)に示すように、このようなブリッジ部48の長さ方向(図1(b)中左右方向)の両端部には、支持部50がそれぞれ設けられている。
これらの支持部50はそれぞれが、図1(b)及び図2(a)に示すように、ブリッジ部48の背面板部48bの両端部の下面からリム44(45)の形状に沿って図中下方に伸びる下伸部50aと、この下伸部50aの下端部から眼鏡フレーム41の背面側(図2(a)中左方)に向けて、リム44(45)から離れるように略S字状に曲げられて形成された足部50bと、この足部50bの下伸部50aと反対側の端部から図中下方に伸びる先端部50cを備え、この先端部50cの足部50bと反対側の先端部には、尖った矢尻状の係止部50dが形成されている。
そして、図1(b)及び図2(b)に示すように、下伸部50aがリム44(45)の形状に沿ってその側面に接触するように配置され、この接触部を接着剤等により固定することにより、支持部50がリム44(45)に取り付けられている。
このような支持部50は、所定の長さを有する細長い棒状の部材を、その長さ方向の所定の位置で曲げることによって形成されており、図1(b)及び図2(a)に示すように、ブリッジ部48の背面板部48bの長さ方向の両端部の下面から下方に伸びるように、かつ背面板部48bと一体的に形成されている。
そして、このような支持部50には、図4に示すように、図11に示すような従来の眼鏡フレーム21におけるパッド部材26と同様の、弾力性を有する合成樹脂を用いて樽形状に形成されたパッド部材52が、その上面に形成された差込孔52aからその内部に、支持部50の先端部50cが差し込まれて、支持部50の係止部50dがパッド部材52の差込孔52aの最奥部の内側面に係止することにより、取り付けることができるようになっている。
このようなリム連結部材46は、ブリッジ部48を構成する各部(前面板部48a、背面板部48b)と、支持部50を構成する各部(下伸部50a、足部50b、先端部50c、係止部50d)が、1つの平面上に連続して、かつ一体的に配置された、図3に示すような板部材46Aから作成することができるようになっている。
板部材46Aは、図3に示すように、前面板部48aと背面板部48bが、お互いの長辺部が接触するように、折曲部48cを挟んで図中上下方向に並んで配置されると共に、背面板部48bの前面板部48aと反対側(図中上側)の長辺部の、図中左右方向の両端部から図中上方に向けて、支持部50を構成する各部(下伸部50a、足部50b、先端部50c、係止部50d)が連続して配置された、図の紙面と垂直方向に所定の厚さを有する板状に形成されている。
このような板部材46Aは、1枚の大きな板状の部材からプレス等によって切り出されることによって形成され、切り出された板部材46Aの、前面板部48aと背面板部48bを折曲部48cに沿って折り曲げることによりブリッジ部48が形成され、支持部50をその長さ方向の所定の位置で曲げることにより支持部50の各部(下伸部50a、足部50b、先端部50c)が形成されて、リム連結部材46が形成されるようになっている。
このような本実施の形態に係る眼鏡フレーム41を用いることにより、ブリッジ部48と2つの支持部50を1つのリム連結部材46として形成することができるため、眼鏡フレームを構成する部品点数を著しく少なくすることができる。
また、リム連結部材46のブリッジ部48の両端部を、2つのリム44,45のブリッジ部48を挟んで互いに隣り合う部分に、左右対称となるように正確に配置することにより、ブリッジ部48と一体的に形成された2つの支持部50も正確な位置に配置されるため、眼鏡フレームの製造工程おける部品の位置決めの工程を簡略化することができる。
そして、眼鏡フレームの製造工程が簡略化されるため、製造工程における作業効率が向上し、眼鏡フレームの製造コストを低減することができる。
このように、本発明の第1の実施の形態に係る眼鏡フレーム41、及びその製造方法によれば、部品点数を少なくすることにより、製造工程を簡略化することができると共に、その製造コストを低減することができる。
また、本実施の形態に係る眼鏡フレーム41は、2つのリム44,45を繋ぐリム連結部材46のブリッジ部48が、前面板部48aと背面板部48bの2つの部材から構成されているため、リム連結部材46のブリッジ部48に十分な強度を与えることができるようになっている。
また、本実施の形態に係る眼鏡フレーム41は、リム連結部材46を用いることにより、ブリッジ部48の前面板部48aの長さ方向の両端部が、背面板部48bの長さ方向の両端部より長く伸びているため、ブリッジ部48とリム44,45の接触面積を増やすことができ、支持部50の下伸部50aがリム44,45の形状に沿って伸びるように形成されているため、支持部50とリム44,45の接触面積も増やすことができる。
これにより、リム連結部材46と2つのリム44,45の接触面積が増えるため、リム連結部材46と2つのリム44,45をより強固に固定することができ、眼鏡フレームの強度を向上できるようになっている。
図5ないし図9は、本発明の第2の実施の形態に係る眼鏡フレーム61、及びその製造方法について説明するために参照する図である。なお、図1ないし図4に示した眼鏡フレーム41と同様の部分には、一部を除き、同じ符号を付して説明するものとする。
本実施の形態に係る眼鏡フレーム61は、図5(a)に示すように、前記第1の実施の形態に係る眼鏡フレーム41におけるリム連結部材46(図1参照)の代わりに、図5(b)に示すようなリム連結部材66が設けられている点において、前記第1の実施の形態に係る眼鏡フレーム41とはその構成が異なるものである。
眼鏡フレーム61のリム連結部材66は、図5(b)に示すように、図1(b)に示すような第1の実施の形態に係る眼鏡フレーム41のリム連結部材46におけるブリッジ部48や2つの支持部50と同様の、ブリッジ部68と2つの支持部70を備えている。
そして、リム連結部材66は、図5(a)及び図6(a)に示すように、ブリッジ部68の長さ方向(図5(a)中左右方向)の両端部に設けられた、補助レンズを取り付けるための2つの取付部72を備え、これら2つの取付部72はブリッジ部68と一体的に形成されている。
これらの取付部72はそれぞれが、図6(a)に示すように、ブリッジ部68の前面板部68aの下面から図中下方に伸びる側板部72aと、この側板部72aの下端部から略直角に曲げられて、眼鏡フレーム61の前面側(図中右側)に向って伸びる底板部72bと、この底板部72bの側板部72aと反対側の端部から略直角に曲げられて図中上方に向って伸びる先端部72cを備えている。
そして、図5(b)及び図6(a)に示すように、側板部72aは、その上端部から長さ方向(図中上下方向)の途中の位置までが、リム64,65の形状に沿ってその前面側に接触するように配置され、この接触部を接着剤等により固定することにより、取付部72がリム64,65に取り付けられている。
このような取付部72は、所定の長さと幅を有する帯板状の部材を、その長さ方向の所定の位置で折り曲げることにより形成されており、図6(a)に示すように、眼鏡フレーム61を左右方向(図の紙面に垂直方向)から見たときに、眼鏡フレーム61の前面側(図中右側)に、取付部72の略コの字状の凹部72dが図中上方に開放されるように、ブリッジ部68の前面板部68aの長さ方向(図5(b)中左右方向)の両端部の下面から下方に伸びるように、かつ前面板部68aと一体的に形成されている。
そして、このような取付部72には、図8に示すように、図12(b)に示すような従来の眼鏡フレーム31における補助レンズ38と同様の、補助レンズ74が着脱可能に取り付けることができるようになっている。
補助レンズ74は、図8に示すように、左右のレンズ部74a,74bと、それらを繋ぐ平板状の中央部74cを備えており、この補助レンズ74の中央部74cの図中左右方向の両端部が、眼鏡フレーム61の2つの取付部72の凹部72dにそれぞれ嵌合することにより、眼鏡フレーム61に取り付けることができるようなっている。
このようなリム連結部材66は、前記第1の実施の形態に係る眼鏡フレーム41のリム連結部材46と同様に、ブリッジ部68を構成する各部(前面板部68a、背面板部68b)と、支持部70を構成する各部(下伸部70a、足部70b、先端部70c、係止部70d)と、取付部72を構成する各部(側板部72a、底板部72b、先端部72c)が、1つの平面上に連続して、かつ一体的に配置された、図7に示すような板部材66Aから作成することができるようになっている。
板部材66Aは、図7に示すように、前面板部68aと背面板部68bが、お互いの長辺部が接触するように、折曲部68cを挟んで図中上下方向に並んで配置され、背面板部68bの前面板部68aと反対側(図中上側)の長辺部の、図中左右方向の両端部から図中上方に向けて、支持部70を構成する各部(下伸部70a、足部70b、先端部70c、係止部50d)が連続して配置された、図の紙面と垂直方向に所定の厚さを有する板状に形成されている。
そして、図7に示すように、上記前面板部68aの背面板部68bと反対側(図中下側)の長辺部の、図中左右方向の両端部から図中下方に向けて、取付部72を構成する各部(側板部72a、底板部72b、先端部72c)が連続して配置された、図の紙面と垂直方向に所定の厚さを有する板状に形成されている。
このような板部材66Aは、1枚の大きな板状の部材からプレス等によって切り出されることによって形成され、切り出された板部材66Aの、前面板部68aと背面板部68bを折曲部68cに沿って折り曲げることによりブリッジ部68が形成され、支持部70や取付部72を、その長さ方向の所定の位置で曲げることにより、支持部70の各部(下伸部70a、足部70b、先端部70c)、および取付部72の各部(側板部72a、底板部72b、先端部72c)が形成されて、リム連結部材66が形成されるようになっている。
このような本実施の形態に係る眼鏡フレーム61を用いることにより、2つの取付部72を、ブリッジ部68や支持部70と併せて、1つのリム連結部材66として形成することができるため、眼鏡フレームを構成する部品点数を著しく少なくすることができる。
また、リム連結部材66のブリッジ部68の両端部を、2つのリム64,65のブリッジ部68を挟んで互いに隣り合う部分に、左右対称となるように正確に配置することにより、ブリッジ部68と一体的に形成された2つの取付部70も正確な位置に配置されるため、眼鏡フレームの製造工程おける部品の位置決めの工程を簡略化することができる。
また、本実施の形態に係る眼鏡フレーム61は、リム連結部材66を用いることにより、取付部72の側板部72aがリム64,65の形状に沿って伸びるように形成されているため、取付部72とリム64,65の接触面積を増やすことができる。また、これにより、リム連結部材66と2つのリム64,65をより強固に固定することができ、眼鏡フレームの強度をさらに向上できるようになっている。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係る眼鏡フレーム41と同様であるため、このような本発明の第2の実施の形態に係る眼鏡フレーム61、及びその製造方法を用いることによっても、部品点数を少なくすることにより、製造工程を簡略化することができると共に、その製造コストを低減することができる。
さらに、本実施の形態に係る眼鏡フレーム61を用いることにより、補助レンズの交換を容易にすることができるので、遠近両用眼鏡の小型化や低額化を可能にすることができる。
ここで、前記第2の実施の形態に係る眼鏡フレーム61においては、図9(a)に示すように、そのリム64(65)の内周面に、溝部67がリム64(65)の全周に亘って形成され、この溝部67にレンズ62(63)の周縁部が嵌合することにより、レンズ62(63)がリム64(65)に取り付けることができるようになっている。
しかし、眼鏡フレーム61が老眼鏡としてのみに用いられ、それ以外の視力矯正用の眼鏡としては用いない場合には、取付部72に取り付ける補助レンズ74を、近くの文字を見るための拡大レンズとして用いることができれば十分であり、それ以外の視力矯正用のレンズ62(63)を必要としない場合がある。
このような場合は、眼鏡フレーム61のリム64(65)に、図9(b)に示すように、レンズ62(63)を保持する溝部67が形成されていない、リム64(65)の内周面が全周に亘って略平坦に形成されたものを用いることもできる。
これにより、眼鏡フレームのリムの内周面に溝部を形成する作業が不要となるため、製造工程をより簡略化することができ、製造コストをさらに軽減することができる。
なお、本発明は、前記第1、第2の実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、種々の変更が可能である。
例えば、前記第1、第2の実施の形態に係る眼鏡フレーム41,61においては、眼鏡の着用者の鼻にあたる部分は、樽状に形成されたパッド部材の差込孔に、リム連結部材に形成された支持部の先端部が差し込まれるように設けられていたが、例えば、図10に示す従来の眼鏡フレーム1と同じように、楕円状のパッド部材を、リム連結部材に形成された支持部の先端部に設けた軸受によって支持するようにしてもよい。
また、前記第1、第2の実施の形態に係る眼鏡フレーム41,61においては、リム連結部材46,66に形成された支持部50,70の足部50b,70bは、略S字状に曲げられて形成されていたが、眼鏡フレームのデザインによって、例えば、直線状やL字状等の他の形状に形成されるようにしてもよい。
同じように、リム連結部材46,66に形成された支持部50,70の先端部50c,70cは、支持部50,70の足部50b,70bの端部から略下方に伸びて形成されていたが、眼鏡の着用者の鼻の形状に合わせて、例えば、2つの支持部のそれぞれの先端部50c,70cが、支持部50,70の足部50b,70bの端部から斜め下方に伸びて、略ハの字状等に形成されるようにしてもよい。
同じように、前記第2の実施の形態に係る眼鏡フレーム61においては、リム連結部材66に形成された2つの取付部72は、ブリッジ部68の前面板部68aの下面から鉛直下方に伸びて形成されていたが、眼鏡の着用者の鼻の形状に合わせて、例えば、図12(a)に示す眼鏡フレーム31のように、2つの取付部72が、ブリッジ部68の前面板部68aの下面から斜め下方に伸びて、略ハの字状に形成されるようにしてもよい。
1 眼鏡フレーム
2,3 レンズ
4,5 リム
6 ブリッジ
8,9 テンプル
10 鼻パッド
12 支持部材
12a 軸受
14 パッド部材
21 眼鏡フレーム
22 鼻パッド
24 支持部材
24a 係止部
26 パッド部材
26a 差込孔
31 眼鏡フレーム
32 取付部材
34 本体部
36 アーム部
36a 凹部
38 補助レンズ
38a,38b レンズ部
38c 中央部
41 眼鏡フレーム
42,43 レンズ
44,45 リム
46 リム連結部材
46A 板部材
48 ブリッジ部
48a 前面板部
48b 背面板部
48c 折曲部
50 支持部
50a 下伸部
50b 足部
50c 先端部
50d 係止部
52 パッド部材
52a 差込孔
61 眼鏡フレーム
62,63 レンズ
64,65 リム
66 リム連結部材
67 溝部
68 ブリッジ部
68a 前面板部
68b 背面板部
68c 折曲部
70 支持部
70a 下伸部
70b 足部
70c 先端部
70d 係止部
72 取付部
72a 側板部
72b 底板部
72c 先端部
72d 凹部
74 補助レンズ
74a,74b レンズ部
74c 中央部

Claims (3)

  1. 2つのリムと、前記2つのリムの間を繋ぐリム連結部材を備えた眼鏡フレームにおいて、
    前記リム連結部材は、前記2つのリムの間を繋ぐブリッジ部と、眼鏡の装着者の鼻にあたるパッド部材を支持する支持部を備え、
    前記リム連結部材は、前記リム連結部材を構成する各部が、1つの平面上に連続して、かつ一体的に配置された板部材から形成され、
    前記板部材を曲げることにより、
    前記ブリッジ部は、細長く伸びる板状の前面板部と、前記前面板部と略同一の幅寸法を有し、細長く伸びる板状の背面板部を備え、前記前面板部の背面側と前記背面板部の前面側が互いに対向して接触するように形成され、
    前記支持部は、前記ブリッジ部の前記背面板部の長さ方向の両端部の下面から下方に伸びるように前記背面板部と一体的に形成された
    ことを特徴とする眼鏡フレーム。
  2. 前記リム連結部材は、さらに、補助レンズを着脱可能に取り付けることができる取付部を備え、
    前記取付部は、前記ブリッジ部の前記前面板部の長さ方向の両端部の下面から下方に伸びるように前記前面板部と一体的に形成されると共に、上方に開放された略コの字状の凹部が眼鏡フレームの前面側に形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡フレーム。
  3. 前記2つのリムの、それぞれの内周面が全周に亘って略平坦に形成された
    ことを特徴とする請求項2に記載の眼鏡フレーム。
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