JP6755123B2 - 圧縮機 - Google Patents
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第1実施形態に係る圧縮機1の構成について、図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る圧縮機1の縦断面図である。
まず、バイパス弁21bを閉弁するフルロード運転における動作ついて説明する。
電動機4で駆動されるクランク軸9を介して旋回スクロール6が旋回運動すると、冷媒ガスは、吸込パイプ2dから固定スクロール5に吸込パイプ2dと同軸に設けられた吸込ポート5aを経て、旋回スクロール6および固定スクロール5により形成される圧縮室10へと導入される。ここで、冷媒ガスは、スクロールの中心方向に移動するに従い圧縮室10の容積が縮小することで圧縮される。
次に、バイパス弁21bを開弁するアンロード運転における動作ついて説明する。
電動機4で駆動されるクランク軸9を介して旋回スクロール6が旋回運動すると、冷媒ガスは、吸込パイプ2d、吸込ポート5aを経て、圧縮室10へと導入される。ここで、冷媒ガスは、圧縮室10の容積が縮小することで圧縮されようとする。しかしながら、リリースポート5b(リリース弁11)の出口側であるバイパス空間20cは、バイパス弁21bが開くことで吸込圧力となっている。このため、圧縮室10の圧力が吸込圧力よりも上昇すると、直ちにリリース弁11が開き、冷媒ガスはほぼ圧縮されずにそのままバイパス空間20cへと吐出される。さらに冷媒ガスは、バイパスパイプ21aおよびバイパス弁21bを経て、吸込パイプ2dへと戻される。
第1実施形態に係る圧縮機1において容量制御を行う方法について、図2を用いて説明する。図2は、第1実施形態に係る圧縮機1の容量制御時の各物理量の時間変化を示すグラフである。
第1実施形態に係る圧縮機1は、スクロール圧縮機であるものとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、フルロード運転と、アンロード運転と、を周期的に切り替えることにより容量制御を行うロータリ圧縮機に適用してもよい。
第3実施形態に係る圧縮機1Bの構成について、図6および図7を用いて説明する。図6は、第3実施形態に係る圧縮機1Bの縦断面図である。図7は、第3実施形態に係る圧縮機1Bの固定スクロール5を鏡板面側から見た図である。なお、図6では図示を省略しているが、第3実施形態に係る圧縮機1Bも第1実施形態に係る圧縮機1と同様に、給油孔5g,5h(図7参照)および背圧制御弁12(図1参照)を備えている。
まず、バイパス弁21bを閉弁するフルロード運転における動作ついて説明する。
バイパス弁21bを閉弁すると、バイパスパイプ21a内の圧力はバイパスポート5kと連通する圧縮室10の圧力上昇に伴って上昇し、やがてバイパスパイプ21a側へは冷媒が流れず圧縮室10へ導入された冷媒ガスはすべて圧縮されて吐出口5eあるいはリリースポート5bから吐出される。
次に、バイパス弁21bを開弁する部分負荷運転における動作ついて説明する。
バイパス弁21bを閉弁すると、バイパスポート5kと吸込パイプ2dはバイパス路を介して連通し、圧縮室10がバイパスポート5kと連通している間は圧縮室10の容積変化分の冷媒ガスはすべて吸込パイプ2dへと循環し、圧縮される冷媒ガスの量が低減する。そして、圧縮室10がバイパスポート5kと連通しなくなると、スクロールの中心方向に移動するに従い圧縮室10の容積が縮小することで冷媒ガスは圧縮され、吐出口5eあるいはリリースポート5bから吐出される。これにより、部分的に冷媒を吸込側へバイパスすることによって圧縮機1Bの容量制御を実現する。このバイパス弁21bが開弁しているときの運転モードを部分負荷運転と称し、またここで示した容量制御方法を吸込部分バイパス方式と称するものとする。
吸込部分バイパス方式では、バイパスポート5kを設ける位置によって容量制御の比率が決まる点に特徴がある。バイパスポート5kを吐出口5eに近づけるほど圧縮される冷媒流量が低減できて低負荷運転が可能となるが、同時に圧縮行程も短縮されるため、大幅に容量制御比率を下げることは難しいという課題があった。
第4実施形態に係る圧縮機の構成について、図8から図10を用いて説明する。図8は、第4実施形態に係る圧縮機の固定スクロール5を鏡板面側から見た図である。
なお、本実施形態(第1〜第4実施形態)に係る圧縮機1は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
2 密閉容器
2d 吸込パイプ(吸込部)
3,3A 圧縮機構部
4 電動機
5 固定スクロール
5a 吸込ポート
5b リリースポート(リリース機構部)
5c ラップ
5e 吐出口
5g,5h 給油孔
5k バイパスポート
6 旋回スクロール
6a ラップ
7 フレーム
8 ボルト
9 クランク軸
9c 給油通路
10 圧縮室
11 リリース弁(リリース機構部)
12 背圧制御弁
13 オルダムリング
14 背圧室
15 下軸受
16 潤滑油
20 吐出カバー
20a 吐出弁
20b 吐出口
20c バイパス空間
21 バイパス機構(バイパス機構部)
21a バイパスパイプ(バイパス路)
21b バイパス弁(バイパス切換部)
21c 逆止弁
30 制御装置(制御部)
31 インバータ(制御部)
32 バイパス弁駆動回路(制御部)
51 シリンダ
52 ローラ
53 ベーン
54 ベーン空間(圧力空間)
55 吸込口
56 吐出口
Claims (7)
- 密閉容器と、
作動流体を圧縮する圧縮室を有する圧縮機構部と、
前記圧縮機構部を駆動する電動機と、
前記圧縮機構部に作動流体を導入する吸込部と、
前記圧縮室と前記吸込部を連通するバイパス機構部と、
前記電動機と前記バイパス機構部を制御する制御部と、を備え、
前記バイパス機構部は、
前記圧縮室と前記吸込部とが前記バイパス機構部を介して連通する連通状態、前記圧縮室と前記吸込部とが前記バイパス機構部を介して連通しない閉塞状態を切り替えるバイパス切換部を有し、
前記制御部は、
前記連通状態における前記電動機の回転速度を、前記閉塞状態における前記電動機の最低回転速度よりも低くするとともに、
前記制御部は、
前記バイパス機構部を前記連通状態から前記閉塞状態に切り替える際、
前記バイパス切換部を制御して、前記連通状態から前記閉塞状態に切り替える前に、
前記電動機の回転速度を、前記バイパス機構部が前記閉塞状態における前記電動機の最低回転速度よりも高くする
ことを特徴とする圧縮機。 - 密閉容器と、
作動流体を圧縮する圧縮室を有する圧縮機構部と、
前記圧縮機構部を駆動する電動機と、
前記圧縮機構部に作動流体を導入する吸込部と、
前記圧縮室と前記吸込部を連通するバイパス機構部と、
前記電動機と前記バイパス機構部を制御する制御部と、を備え、
前記圧縮機構部は、円筒状の内面および吸込口、吐出口を有するシリンダと、偏心回転するローラと、ローラと接触可能なベーンと、を備えるロータリ式であり、
前記バイパス機構部は、
前記圧縮室と前記吸込部とが前記バイパス機構部を介して連通する連通状態、前記圧縮室と前記吸込部とが前記バイパス機構部を介して連通しない閉塞状態を切り替えるバイパス切換部を有するとともに、
前記ベーンの背面側に圧力空間を有し、
前記バイパス切換部は、前記圧力空間の圧力を高圧に切り替えることにより前記閉塞状態とし、前記圧力空間の圧力を低圧に切り替えることにより前記連通状態とし、
前記制御部は、
前記連通状態における前記電動機の回転速度を、前記閉塞状態における前記電動機の最低回転速度よりも低くする
ことを特徴とする圧縮機。 - 密閉容器と、
作動流体を圧縮する圧縮室を有する圧縮機構部と、
前記圧縮機構部を駆動する電動機と、
前記圧縮機構部に作動流体を導入する吸込部と、
前記圧縮室と前記吸込部を連通するバイパス機構部と、
前記電動機と前記バイパス機構部を制御する制御部と、を備え、
前記圧縮機構部は、
旋回ラップを有する旋回スクロールと、固定ラップを有する固定スクロールと、を備えるスクロール式であり、
前記固定スクロールは、
前記圧縮室に連通するバイパスポート、を備え、
前記バイパス機構部は、
前記圧縮室と前記吸込部とが前記バイパス機構部を介して連通する連通状態、前記圧縮室と前記吸込部とが前記バイパス機構部を介して連通しない閉塞状態を切り替えるバイパス切換部を有するとともに、
前記バイパスポートと前記吸込部とを連通するバイパス路をさらに有し、
前記制御部は、
前記連通状態における前記電動機の回転速度を、前記閉塞状態における前記電動機の最低回転速度よりも低くする
ことを特徴とする圧縮機。 - 前記制御部は、
前記バイパス機構部を前記閉塞状態から前記連通状態に切り替える際、
前記バイパス切換部を制御して、前記閉塞状態から前記連通状態に切り替えた後、
前記電動機の回転速度を、前記バイパス機構部が前記閉塞状態における前記電動機の最低回転速度よりも低くする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の圧縮機。 - 前記圧縮機構部は、旋回ラップを有する旋回スクロールと、固定ラップを有する固定スクロールと、を備えるスクロール式であり、
前記固定スクロールは、前記圧縮室で圧縮された作動流体を吐出する吐出口と、前記圧縮室に連通するリリース機構部と、を備え、
前記バイパス機構部は、
前記吐出口および前記リリース機構部を覆い、バイパス空間を形成する吐出カバーと、
前記吐出カバーに形成されたカバー吐出口に設けられた吐出弁と、
前記バイパス空間と前記吸込部とを連通するバイパス路と、をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。 - 前記密閉容器内の潤滑油を前記旋回スクロールの反ラップ側に設けられた背圧室に供給する油供給部と、
背圧制御弁を介して、前記背圧室と、前記圧縮室と接続する給油孔と、を接続する給油路と、をさらに備え、
前記給油孔の前記圧縮室側の開口部は、
前記バイパス切換部が前記閉塞状態において、前記圧縮室が作動流体を圧縮することで圧力が上昇する区間に設けられる
ことを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。 - 前記固定スクロールは、前記圧縮室で圧縮された作動流体を吐出する吐出口と、前記圧縮室に連通するリリース機構部と、を備え、
前記給油孔の位置は、
前記固定ラップのラップ渦に沿う方向にみて、前記バイパスポートよりも前記吐出口の側に設けられる
ことを特徴とする請求項6に記載の圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016105106A JP6755123B2 (ja) | 2016-05-26 | 2016-05-26 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016105106A JP6755123B2 (ja) | 2016-05-26 | 2016-05-26 | 圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017210926A JP2017210926A (ja) | 2017-11-30 |
JP6755123B2 true JP6755123B2 (ja) | 2020-09-16 |
Family
ID=60475342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016105106A Active JP6755123B2 (ja) | 2016-05-26 | 2016-05-26 | 圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6755123B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6570756B1 (ja) * | 2018-01-12 | 2019-09-04 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | スクロール圧縮機 |
-
2016
- 2016-05-26 JP JP2016105106A patent/JP6755123B2/ja active Active
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JP2017210926A (ja) | 2017-11-30 |
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