JP6754860B2 - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6754860B2 JP6754860B2 JP2019069746A JP2019069746A JP6754860B2 JP 6754860 B2 JP6754860 B2 JP 6754860B2 JP 2019069746 A JP2019069746 A JP 2019069746A JP 2019069746 A JP2019069746 A JP 2019069746A JP 6754860 B2 JP6754860 B2 JP 6754860B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- body fluid
- liquid
- center line
- region
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
少なくとも前記吸収体を窪ませた窪み部からなるとともに、体液排出部対応領域の少なくとも両側部にそれぞれ吸収性物品の長手方向に沿って、排出された体液を塞き止める体液排出部用圧搾部が形成され、かつ少なくとも前記吸収体を窪ませた窪み部からなるとともに、着用者の体液排出部に対応する領域から拡散する体液の拡散方向を変化させることにより吸収体の端部からの漏れを防止した防漏用圧搾部が、当該体液排出部対応領域の外側であって、前記体液排出部用圧搾部から離隔する外側に所定のパターンで形成され、
前記防漏用圧搾部は、前記体液排出部対応領域の近位側から遠位側に向けた中心線の両側にそれぞれ配置されるとともに、前記体液排出部対応領域の近位側から遠位側に向かうにしたがって前記中心線を挟んだ互いの離隔距離が小さくなる部分を有し、前記体液排出部対応領域から外側に向けて拡散する体液を前記中心線側に誘導する液誘導部と、前記液誘導部より前記体液排出部対応領域の遠位側における前記中心線上に位置し、前記液誘導部によって誘導された体液を集約する集液部と、前記集液部から前記中心線の両側にそれぞれ延び、集約された体液を前記中心線の両側に向けて拡散させる液拡散部とを備え、
前記液誘導部は、前記中心線の両側にそれぞれ離隔して配置されており、
前記集液部は、前記液誘導部の前記中心線側の端縁より、前記体液排出部対応領域の遠位側における前記中心線上に位置し、前記中心線の両側に離隔して配置された前記液誘導部の間隙を塞ぐように、前記液誘導部の端縁に隣接して位置しており、
前記液拡散部は、前記集液部から前記中心線の両側にそれぞれ、異なる方向に複数延びて配置され、少なくとも最も体液排出部対応領域の近位側に配置される液拡散部が体液排出部対応領域の側に膨出する曲線によって形成されるとともに、少なくとも最も体液排出部対応領域の遠位側に配置される液拡散部が体液排出部対応領域の遠位側に膨出する曲線によって形成され、かつ最も体液排出部対応領域の近位側及び遠位側に配置される液拡散部の先端部は、集液部から離れるにしたがって、互いの離隔距離が徐々に狭くなるように形成されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
本発明に係る生理用ナプキン1は、図1〜図3に示されるように、ポリエチレンシートなどからなる不透液性の裏面シート2と、経血やおりものなど(以下、まとめて体液ともいう。)を速やかに透過させる透液性の表面シート3と、これら両シート2,3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、肌当接面側の両側部に長手方向のほぼ全長に亘って設けられたサイド不織布7、7とを備え、かつ前記吸収体4の周囲においては、その上下端縁部では前記裏面シート2と表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、ほぼ着用者の体液排出部に対応する領域(以下、「体液排出部対応領域H」ともいう。)の吸収体側部位置に左右一対のウイング状フラップW、Wが形成されたものである。なお、図示例では、前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために、前記吸収体4をクレープ紙又は不織布などからなる被包シート5で囲繞しているが、この被包シート5は設けなくてもよい。また、図示例では、前記表面シート3の非肌側に隣接して、前記表面シート3とほぼ同形状の親水性の不織布などからなるセカンドシート6を配設しているが、このセカンドシート6は設けなくてもよい。
前記裏面シート2は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、蒸れ防止の観点から透湿性を有するものを用いるのが望ましい。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。前記裏面シート2の非肌側面(外面)にはナプキン長手方向に沿って1または複数条の粘着剤層(図示せず)が形成され、身体への装着時に生理用ナプキン1を下着に固定するようになっている。前記裏面シート2としては、プラスチックフィルムと不織布とを積層させたポリラミ不織布を用いてもよい。
本生理用ナプキン1では、少なくとも前記吸収体4を窪ませた窪み部からなる圧搾部が所定の領域に所定のパターンで形成されている。前記圧搾部は、吸収体4の肌側面(表面シート3側の面)からの圧搾により、吸収体4のみを窪ませてもよいし、吸収体4の肌側面を覆う被包シート5の肌側面からの圧搾により、前記被包シート5及び吸収体4を一体的に窪ませてもよいし、吸収体4の肌側面に表面シート3及び必要に応じてセカンドシート6を積層した状態で、前記表面シート3の肌側面からの圧搾により、前記表面シート3から吸収体4にかけて一体的に窪ませてもよい。これらのうち、吸収体4に吸収された体液の拡散に加えて、表面シート3に吸収された体液の拡散も抑制するとともに、表面シート3の表面を流れる体液の漏れを防止するため、表面シート3から吸収体4にかけて一体的に窪ませた窪み部によって前記圧搾部を形成するのが好ましい。
上記形態例では、体液排出部対応領域Hが生理用ナプキン1のほぼ中央部に設けられた、いわゆる昼用の生理用ナプキン1を例に挙げて説明したが、図10〜図12に示されるように、両側部に前記ウイング状フラップW、Wが設けられた前記体液排出部対応領域Hが位置する股下域と、前記股下域より前側の生理用ナプキン1の前端までの領域であって、装着時に着用者の下腹部を覆う前側域と、前記股下域より後側の生理用ナプキン1の後端までの領域であって、装着時に着用者の臀部を覆う後側域とからなり、前記後側域が前記前側域よりナプキン長手方向に長く形成され、かつ前記後側域の両側部にそれぞれ幅方向外方側に延出する左右一対のヒップホールド用フラップWB、WBが形成された、いわゆる夜用の生理用ナプキン1であってもよい。
Claims (7)
- 少なくとも吸収体が備えられた吸収性物品において、
少なくとも前記吸収体を窪ませた窪み部からなるとともに、体液排出部対応領域の少なくとも両側部にそれぞれ吸収性物品の長手方向に沿って、排出された体液を塞き止める体液排出部用圧搾部が形成され、かつ少なくとも前記吸収体を窪ませた窪み部からなるとともに、着用者の体液排出部に対応する領域から拡散する体液の拡散方向を変化させることにより吸収体の端部からの漏れを防止した防漏用圧搾部が、当該体液排出部対応領域の外側であって、前記体液排出部用圧搾部から離隔する外側に所定のパターンで形成され、
前記防漏用圧搾部は、前記体液排出部対応領域の近位側から遠位側に向けた中心線の両側にそれぞれ配置されるとともに、前記体液排出部対応領域の近位側から遠位側に向かうにしたがって前記中心線を挟んだ互いの離隔距離が小さくなる部分を有し、前記体液排出部対応領域から外側に向けて拡散する体液を前記中心線側に誘導する液誘導部と、前記液誘導部より前記体液排出部対応領域の遠位側における前記中心線上に位置し、前記液誘導部によって誘導された体液を集約する集液部と、前記集液部から前記中心線の両側にそれぞれ延び、集約された体液を前記中心線の両側に向けて拡散させる液拡散部とを備え、
前記液誘導部は、前記中心線の両側にそれぞれ離隔して配置されており、
前記集液部は、前記液誘導部の前記中心線側の端縁より、前記体液排出部対応領域の遠位側における前記中心線上に位置し、前記中心線の両側に離隔して配置された前記液誘導部の間隙を塞ぐように、前記液誘導部の端縁に隣接して位置しており、
前記液拡散部は、前記集液部から前記中心線の両側にそれぞれ、異なる方向に複数延びて配置され、少なくとも最も体液排出部対応領域の近位側に配置される液拡散部が体液排出部対応領域の側に膨出する曲線によって形成されるとともに、少なくとも最も体液排出部対応領域の遠位側に配置される液拡散部が体液排出部対応領域の遠位側に膨出する曲線によって形成され、かつ最も体液排出部対応領域の近位側及び遠位側に配置される液拡散部の先端部は、集液部から離れるにしたがって、互いの離隔距離が徐々に狭くなるように形成されていることを特徴とする吸収性物品。 - 前記防漏用圧搾部は、少なくとも前記体液排出部対応領域の前側及び後側のいずれか一方又は両方に配置されている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記液誘導部と前記集液部とは、連続するか、離隔して配置されている請求項1〜2いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記液誘導部は、前記中心線に近づくにしたがって徐々に繊維の平均密度が高くなるように形成されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記集液部は、低圧搾部と高圧搾部とを有し、前記高圧搾部の平面形状が円形、X形、菱形のいずれかで形成されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記中心線の両側に延びる複数の前記液拡散部のうち、少なくとも2本の前記液拡散部が、先端部で接続されている請求項1〜5いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記防漏用圧搾部は、前記中心線に対して左右対称又は左右非対称で形成されている請求項1〜6いずれかに記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019069746A JP6754860B2 (ja) | 2019-04-01 | 2019-04-01 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019069746A JP6754860B2 (ja) | 2019-04-01 | 2019-04-01 | 吸収性物品 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018048764A Division JP6531195B1 (ja) | 2018-03-16 | 2018-03-16 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019155112A JP2019155112A (ja) | 2019-09-19 |
JP6754860B2 true JP6754860B2 (ja) | 2020-09-16 |
Family
ID=67994291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019069746A Active JP6754860B2 (ja) | 2019-04-01 | 2019-04-01 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6754860B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021107059A1 (ja) * | 2019-11-26 | 2021-06-03 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5755856B2 (ja) * | 2010-09-01 | 2015-07-29 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
RU2686509C1 (ru) * | 2015-09-04 | 2019-04-29 | Одзи Холдингз Корпорейшн | Впитывающее изделие |
JP6509162B2 (ja) * | 2016-06-13 | 2019-05-08 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
-
2019
- 2019-04-01 JP JP2019069746A patent/JP6754860B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019155112A (ja) | 2019-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4652626B2 (ja) | 吸収性物品およびその製造方法 | |
CN109152679B (zh) | 吸收性物品 | |
JP6360540B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2009519098A (ja) | 吸収性用品 | |
EP3763345B1 (en) | Absorbent article | |
JP2018166842A (ja) | 吸収性物品 | |
JP5140320B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7157532B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6754860B2 (ja) | 吸収性物品 | |
KR102593672B1 (ko) | 흡수성 물품 | |
CN108697564B (zh) | 吸收性物品 | |
JP7091101B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2014064631A (ja) | 吸収性物品 | |
JP7090420B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5944951B2 (ja) | 吸収性物品 | |
KR102631170B1 (ko) | 흡수성 물품 및 그 제조 방법 | |
JP7102290B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7109942B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2020130803A (ja) | 吸収性物品 | |
JP4142518B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6754549B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2022040647A (ja) | 吸収性物品 | |
KR20200134207A (ko) | 흡수성 물품 | |
TWM583285U (zh) | 吸收性物品 | |
JP2020031897A (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200327 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200812 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200824 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6754860 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |