JP6754626B2 - 情報通知システム、車輌異常通知システム、情報通知装置、情報通知制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報通知システム、車輌異常通知システム、情報通知装置、情報通知制御方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、入力された属性データに基づいてサーバ装置からクライアント装置へ通知を行なう情報通知装置、情報通知システム、及びコンピュータプログラムに関する。
個人の日常の活動に係るパーソナルデータの蓄積及び活用が進められている。パーソナルデータは例えば個人の身長、体重、収入、支出、試験結果、出退勤、位置情報、行動履歴、IPアドレス等、幅広い属性の情報を含む。これらの情報についての各属性データは、個人が夫々所持するようになったパーソナルコンピュータ(以下、PC(Personal Computer )という)、スマートフォン等のデジタル通信機器が備えるカメラ、他のセンサ類で自動的に入力されるか、又は個人による入力操作によって入力されて蓄積されていく。
蓄積されていくパーソナルデータを活用するには、その属性データを用いて分析し、分析結果は何らかの形で出力される必要があるが、パーソナルデータの種類によっては属性データの内容自体は秘匿されるべきものもある。パーソナルデータを活用した情報処理に際しては、この秘匿されるべき個人情報としての取扱いが必要になり、情報の流れには注意を要する。
パーソナルデータに係る情報処理について、例えば特許文献1に、パーソナルデータへのアクセスを要求する装置夫々についてセキュリティレベルを設定し、パーソナルデータ自体に付与されたセキュリティレベルと比較し、データ毎のアクセスを制御する方法が開示されている。
特開2015−225385号公報
特許文献1に開示されている方法では、上述したようにパーソナルデータとして秘匿されるべき各種属性データへのアクセス自体をセキュリティレベルに応じて管理することが開示されている。しかしながら、パーソナルデータ自体へのアクセスを適切に管理することに加え、蓄積されたパーソナルデータを分析することによって得られる情報を活用し、属性データに係る対象物についての状態についての情報を通知することについては、従来提案がされていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、パーソナルデータに係る属性データに基づきサーバ装置がクライアント装置へ通知を行なう際の情報の流れを適正化することができる情報通知装置、情報通知システム、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る情報通知装置は、対象物に係る属性データを複数取得する取得部を備え、該取得部により取得した複数の属性データに基づいて他へ情報を通知する情報通知装置において、前記取得部により取得した属性データを用いた前記対象物に対応付けられている個別情報に基づき前記対象物の変異を検出する検出部と、該検出部が変異を検出した場合、検出された変異に対応する前記対象物についての変異情報を第1の通知先へ通知する通知部とを備える。
本発明の一実施形態に係る情報通知装置は、前記検出部は、前記対象物の変異を変動値である前記属性データに基づき検出する。
本発明の一実施形態に係る情報通知装置は、前記通知部は、前記検出部が変異を検出した場合、検出された変異に対応する前記対象物についての変異情報を前記第1の通知先と共に第2の通知先へと通知する。
本発明の一実施形態に係る情報通知装置は、前記変異情報よりも詳細な情報を送信する送信部を更に備え、該送信部は、前記第1の通知先からの要求に応じて前記詳細な情報を送信し、前記第2の通知先への前記送信部による前記詳細な情報の送信は禁止される。
本発明の一実施形態に係る情報通知装置は、前記取得部により取得した属性データを時系列に記憶する記憶部を備え、前記検出部は、前記記憶部が記憶した属性データの時間の経過に対する変動に基づき、変異を検出する。
本発明の一実施形態に係る情報通知装置は、前記取得部により取得した属性データを記憶する記憶部を備え、前記検出部は、前記記憶部に記憶された属性データの統計的情報に基づき、変異を検出する。
本発明の一実施形態に係る情報通知装置は、前記取得部により取得した属性データを記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された属性データに基づき変異検出の基準となる基準情報を導出する導出部とを更に備え、前記検出部は、前記導出部により導出された基準情報を参照して変異を検出する。
本発明の一実施形態に係る情報通知システムは、端末装置と、該端末装置と通信接続する情報通知装置と、対象物に係る属性データを前記情報通知装置へ入力する入力装置とを含み、前記情報通知装置は、前記入力装置によって入力される属性データに基づいて前記端末装置へ情報を通知する情報通知システムにおいて、前記情報通知装置は、前記入力される属性データに基づき前記対象物の変異を検出する検出部と、該検出部が変異を検出した場合、検出された変異に対応する変異情報を第1の端末装置へ通知する通知部と、前記変異情報よりも詳細な情報を送信する送信部とを備える。
本発明の一実施形態に係る情報通知システムは、前記第1の端末装置は、個人ユーザ権限が付与された端末装置であり、更に、該システムの管理者権限が付与された第2の端末装置を含み、前記情報通知装置の前記送信部は、前記第1の端末装置からの要求に応じて前記詳細な情報を送信し、前記第2の端末装置への前記送信部による前記詳細な情報の送信は禁止される。
本発明の一実施形態に係る情報通知システムは、前記情報通知装置は、前記入力される属性データを、各入力装置の識別情報に対応付けて記憶する記憶部を備え、前記入力装置の故障を検知した場合に、故障した入力装置による入力を無効化し、更に、前記故障した入力装置の識別情報に対応付けて記憶されている属性データを消去する。
本発明の一実施形態に係る情報通知システムは、前記入力装置は、属性データを通信によって前記情報通知装置へ送信する送信部を備え、前記情報通知装置は、前記入力装置から送信される属性データを受信する受信部を備え、該受信部による通信障害を検知した場合、該受信部による属性データの受信を無効化する。
本発明の一実施形態に係る情報通知システムは、前記入力装置は、前記送信部による送信に障害が発生した場合に、障害以後の複数の時点で出力された属性データを記憶する記憶部を備え、前記送信部による送信が復旧した場合、前記記憶部に記憶してある属性データを送信すると共に、前記記憶部に記憶してある属性データを消去する。
本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、対象物に係る属性データの入力を受け付けさせ、入力された属性データに基づいて他へ情報を通知させるコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータに、前記入力された属性データを用いた前記対象物に対応付けられている個別情報に基づき前記対象物の変異を検出するステップ、及び、変異が検出された場合、検出された変異に対応する変異情報を第1の通知先へ通知するステップを実行させる。
本発明の一実施形態では、対象物に係る属性データを用いた対象物毎の個別情報に基づいて、その対象物の変異が検出され、第1の通知先宛てにその変異に対応する変異情報を示す通知が行なわれる。このとき、第1の通知先への通知は、具体的な数値等ではなく変異の有無及び変異の内容を定性的な表現で示すのみに留められるとよい。
本発明の一実施形態では、対象物の変異は、時間的又は空間的に隣り合う属性データ間の差分に対応する変動値に基づき検出される。属性データを規格化するなどの加工を行なってその変動から検出するようにしてもよい。属性データそのものでなく、取得される属性データを適切に加工してから比較を行なって変異を検出することにより、検出の正確性を向上させることができる。
本発明の一実施形態では、対象物の変異が検出された場合、第1の通知先に加えて第2の通知先へも変異情報が通知されるが、この際も変異情報は、変異の有無及び変異の内容を定性的な表現で示すのみに留められる。
本発明の一実施形態では、第1の通知先宛てには詳細な情報(例えば属性データそのもの等)を送信することが許可される一方で、第2の通知先へは詳細な情報の送信が禁止されることで、属性データのパーソナルデータとしての秘匿が実現される。
本発明の一実施形態では、変異の検出の方法は対象物及びその属性データの特性にもよるところ、例えば時々刻々と変化しつつも、大きくは外れない属性データについては時系列に記憶した1種の属性データの時間の経過に対する変化に基づく検出が有効である。
本発明の一実施形態では、変異の検出の他の方法として記憶した属性データの統計的情報(平均、中央値、分布、トレンド等)に基づく方法でもよい。
本発明の一実施形態では、変異の検出の他の方法として記憶部に1種につき複数記憶される属性データに基づき、例えば統計的に基準情報が導出され、その基準情報に基づき変異が検出されるようにしてもよい。属性の種類に応じて適切な基準が導出される。
なお本発明の一実施形態では、属性データを入力する入力装置は、入力操作にて受け付けられたデータ(数値、文字、記号等)を入力するようにしてもよい。これにより、自動的に計測を行なう計器類を入力装置としたときに当該計器類が故障した場合であっても属性データの入力を継続することができ、そして計器類では計測困難な属性データに基づく変異の検出が可能である。
本発明の一実施形態では、第1の通知先であって詳細な情報の送信が許可される端末装置は、個人ユーザ権限が付与された装置であり、変異の内容を概略的に示す情報のみが通知される第2の通知先の端末装置は、管理者権限が与えられた装置である。これにより、変異に係るパーソナルデータ自体の閲覧は個人ユーザのみに許可され、管理者からは秘匿される。
本発明の一実施形態では、入力装置が故障した場合に、故障した入力装置による入力が無効化されることで、変異の検出精度の低下を回避することができる。
本発明の一実施形態では、入力装置が送信部により、即ち通信によって属性データを送信する場合に、その通信に障害が発生した場合にはその入力装置による入力が無効化されることで、変異の検出精度の低下を回避することができる。
本発明の一実施形態では、入力装置が送信部により、即ち通信によって属性データを送信する場合に、その通信に障害が発生した場合には、入力装置が内蔵するメモリに属性データを記憶しておくようにしてもよい。その場合、通信が復旧して入力装置から属性データが情報通知装置へ送信される際には、内蔵するメモリからは属性データが消去されることが好ましい。つまり属性データは単一の記憶媒体にのみ記憶され、複数の記憶媒体に重複して記憶されることが回避される。これによりパーソナルデータの漏洩が抑制される。
本発明のいくつかの実施形態によれば、特に日常的に大きな変動が起こらない、即ち変化が少ないデータに基づいて個別に、変異を検出した場合に通知される変異情報は、変異の内容を定性的な表現で示すものに留められる。これにより、複数の通知先へ不要にデータの内容が通知されることを回避して、情報の流れを適正化し、パーソナルデータを含む多様な情報の取扱いが可能になる。
本開示に係る情報通知システムの情報の流れの概要を示す説明図である。 実施の形態1における健康情報通知システムの概要を示す説明図である。 実施の形態1における健康情報通知システムの構成を示すブロック図である。 健康情報通知システムにて実施される処理手順の一例を示すフローチャートである。 健康情報通知システムにて実施される処理手順の一例を示すフローチャートである。 健康情報DBに記憶される情報の内容例を示す説明図である。 サーバ装置による端末装置からの情報取得に対する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における車輌異常通知システムの概要を示す説明図である。 実施の形態2における車輌異常通知システムの構成を示すブロック図である。 車輌異常通知システムにて実施される処理手順の一例を示すフローチャートである。 走行履歴DBに記憶される情報の内容例を示す説明図である。 サーバ装置による通知処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお、以下に示す実施の形態は例示であって、本発明は以下の構成に限られないことは勿論である。
図1は、本開示に係る情報通知システムにおける情報の流れの概要を示す説明図である。情報通知システムは、入力装置1と、サーバ装置2と、クライアントA3a及びクライアントB3bとを含んで構成される。
入力装置1は、測定対象物の属性データをサーバ装置2へ入力する装置である。例えば入力装置1は、測定対象物の重さに対応する信号レベルの信号を出力する体重計等の計器類である。入力装置1は測定対象物(人物)に関し、体重の他に、臭気のようなパーソナルデータ、又は管理対象となるような時間、お金等に係る数値をサーバ装置2へ入力する装置である。また入力装置1は、CMOS、赤外線カメラ等の画像センサを用い、画像データそのものをサーバ装置2へ入力するものであってもよい。又は入力装置1は、画像センサを用いる場合、画像データから得られる属性値(対象物の有無、重さ、臭気、数、金額、又は時間等)を画像処理により取得し、属性値に対応するデータをサーバ装置2へ入力するものであってもよい。更に入力装置1は、通信機であってGPS衛星と通信を行なって位置情報を特定し、この位置情報を属性データとして定期的にサーバ装置2へ入力するものであってもよい。
そして入力装置1は、値の入力操作を受け付けるユーザインタフェースであってもよい。この場合入力装置1は計器類を用いることなしに、重さ、臭気、時間、お金等の数値の入力操作を受け付け、入力された数値を使用者に係る属性データとしてサーバ装置2に入力する。入力装置1は数値のみならず、画像データ、又は文字情報の入力を受け付けて属性データとしてサーバ装置2へ入力してもよい。
更に入力装置1は、上述した計器類及びユーザインタフェースの両者の機能を含み、計器類から得られる属性データと、ユーザインタフェースから得られるその属性データに対する付加的な情報とを合わせるなど所定の処理を行なってからサーバ装置2へ入力するようにしてもよい。
なお入力装置1が入力する属性データは、前記測定対象物の状態に関し、予め設定した範囲内で略変動しない値、又は日常/日常とは異なる値として検出することが可能な値等、変化が少ないが変動する値であることが好ましい。測定対象物に係るパーソナルデータである例えば体重、臭いなど、管理対象データである時間、お金などを属性データとして扱うことで、後述するように測定対象物の変異を検知することができる。
サーバ装置2は、サーバコンピュータを用いた装置である。クライアントA3a及びクライアントB3bはいずれも、サーバコンピュータと通信接続が可能なクライアント装置である。ただし、クライアントA3aは、個人ユーザが使用するクライアント装置であって例えば所謂スマートフォン等の通信端末装置である。一方クライアントB3Bは、個人ユーザに対して管理者権限を与えられた管理者が使用するクライアント装置であって、例えばラップトップ型又はデスクトップ型のPC等の通信端末装置である。なおサーバ装置2との通信接続及び音声又は画像の出力が可能であれば、クライアントA3a及びクライアントB3bは特にその形態が限定されないことは勿論である。
このように構成される情報通知システムは、図1中の(1)の矢符で示すようにサーバ装置2が通信媒体41を介して入力装置1から入力される対象物に係る属性データの変動に基づいて対象物の変異を検出するシステムである。サーバ装置2は、入力装置1からの属性データを異なる時点で入力する。例えば入力装置1が体重計等の計器類であって、検出対象の測定値に対応する信号を出力し続けるものであれば、サーバ装置2は異なる時点で信号から測定値を読み取って入力する。入力装置1が測定値をデジタルデータとして間欠的に出力するものであれば、サーバ装置2はその出力の都度に属性データを入力する。
そしてサーバ装置2は必要に応じて、入力装置1により入力される属性データをDB5に記憶する。そして本開示の情報通知システムにおいてサーバ装置2は、変異が検出された場合にクライアントA3a及びクライアントB3bへ通信媒体42を介して変異の検出を通知する(図1中の(2))。つまり、変異があった場合に、サーバ装置2はクライアントA3a及びクライアントB3bへは変異の検出有り(データの変異により導かれる変異情報)を通知する。このとき、入力した属性データ及び該属性データから導かれる属性値等の定量的な詳細情報の参照をクライアントA3aには許可する一方で(図1中の(3))、クライアントB3bからの属性データ等の詳細情報の参照を禁止する(図1中の(4))。
これにより、サーバ装置2は、例えばユーザの属性(体重等のパーソナルデータ、時間、お金等の管理対象データ)を管理する管理者が使用するクライアントB3bへは、ユーザの属性に関して計測された属性データに基づき属性の変異が検出された場合にその変異に係る変異情報を通知するものの、クライアントB3bからの実際の属性データの参照を禁止する((4))。一方で、サーバ装置2は、一般の使用者が使用するクライアントA3aへは、その使用者自身に係る属性データの変異を定性的表現で示す変異情報よりも詳細な情報である属性データ自体の閲覧も許可する((3))。
このような情報通知システムの具体例を、以下の実施の形態1及び2により示す。
(実施の形態1)
図2は、実施の形態1における健康情報通知システム100の概要を示す説明図であり、図3は、健康情報通知システム100の構成を示すブロック図である。実施の形態1では、上述した情報通知システムを個人の体重に基づく体調管理を支援する健康情報通知システムに適用する。健康情報通知システム100は、ユーザ(個人)が立ち止まる場所の床下に体重計11を設置しておき、サーバ装置21が、体重計11で計測された計測値を入力し、ユーザの端末装置31a及び管理者の端末装置31bへ健康情報を通知するシステムである。
詳細には実施の形態1における健康情報通知システム100は、体重計11、カードリーダ12、カードキー13、サーバ装置21、端末装置31a,31b、及びネットワーク4aを含む。なお健康情報通知システム100は、複数の体重計11と、複数のリーダ12を含み、システムの利用者であるユーザの人数分のカードキー13を含む。またユーザの端末装置31aは不特定多数であってよい。
健康情報通知システム100における体重計11と、リーダ12とが上述の情報通知システムにおける入力装置1に含まれる。そして、サーバ装置21がサーバ装置2に対応し、端末装置31aがクライアントA3aに対応し、端末装置31bがクライアントB3bに対応する。ネットワーク4aは、上述の情報通知システムにおける通信媒体41及び通信媒体42のいずれにも対応する。
ネットワーク4aは、送信機411、LAN412、無線ルータ413、公衆網421、キャリアネットワーク422、アクセスポイント(AP)424及び基地局423を含む。ネットワーク4aは、体重計11、サーバ装置21、端末装置31a及び端末装置31b間を有線又は無線により接続する。
LAN412は、サーバ装置21を管理する事業者が所有するローカルネットワークであり、図示しないルータを介して公衆網421に接続されている。LAN412には、無線ルータ413、サーバ装置21及び端末装置31bが有線接続されている。無線ルータ413は、LAN412上の通信機器を識別し、LAN412上への通信接続を行なう無線通信機器及び前記通信機器を含む通信機器間の情報の送受信を実現する。送信機411は、無線通信機能を有し、無線ルータ413に通信接続してLAN412上の通信機器へ情報を送信する。
公衆網421は所謂インターネットであり、次世代又は次々世代高速携帯通信規格等の規格に基づく無線通信を実現する通信キャリアのキャリアネットワーク422と接続されている。公衆網421には、AP424が接続されている。キャリアネットワーク422は基地局423を含む。端末装置31aは、その無線通信機能により、AP424又は基地局423により、公衆網421に通信接続されているサーバ装置21との通信接続が可能である。
体重計11は、圧力センサを用いて体重計11に乗った人、又は物の重量を計測して出力する。体重計11は、計測結果を表示する表示部を有さない。その代わり体重計11は、人又は物が乗っていることを検知していることを示す発光部を含む出力部を有していてもよい。体重計11は通信部111及び不揮発性のメモリ110を有する制御回路を備える。メモリ110には、複数の体重計11を夫々識別するためのセンサIDが予め記憶されている。なお制御回路は時計を内蔵しており、計測時刻を取得できるようにしてあるとよい。
カードキー13は、固有のカード番号(ユーザIDでもよい)が埋め込まれた無線タグを内蔵する。リーダ12はカードキー13の無線タグに対応するリーダであり、所定の電波到達範囲以内にカードキー13が存在する場合にカードキー13からカード番号を読み取る。リーダ12は、読み取ったカード番号を送信機411経由でサーバ装置2へ送信する。
なお、図2及び図3に示した例においては、体重計11及びリーダ12が共通の送信機411経由でサーバ装置2へ情報を送信する構成とした。しかしながら、体重計11とリーダ12とでは別々に送信機が接続されているか又は内蔵されていてもよい。また、リーダ12に体重計11からの出力が入力され、読み取られたカード番号と共に重量値が送信機411経由でサーバ装置2へ送信される構成としてもよい。
サーバ装置21は、サーバコンピュータを用い、制御部210、記憶部211、一時記憶部212、及び通信部213を備える。制御部210はCPU(Central Processing Unit )、クロック等を用い、記憶部211に記憶されているサーバプログラム21Pに基づいた各処理を実行し、汎用サーバコンピュータを後述する健康情報通知装置として機能させる。一時記憶部212はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリを用いて制御部210の処理により生成される情報を一時的に記憶する。
記憶部211は、ハードディスクを用いてサーバプログラム21Pのほか、制御部210が参照するデータを記憶する。また記憶部211は制御部210により作成される体重計11の計測結果を含む健康情報を健康情報DB214として記憶する。更に記憶部211は、ユーザIDを含む各ユーザの個人情報のDBを別途記憶しており、健康情報DB214は個人情報のDBと関連付けられている。
サーバプログラム21Pは、後述するようにサーバ装置21の制御部210に各処理を実行させると共に、Webサーバ機能を実現するプログラムを含む。Webサーバプログラムにより、端末装置31a及び端末装置31bが有するWebブラウザ機能による端末装置31a及び端末装置31bからのWebページによる情報の取得を実現する。なおサーバプログラム21Pは、図示しない記録媒体に記録されてあるサーバプログラムを読取部により読み出し、又は通信部213により外部から取得して記録したものであってよい(いずれも図示せず)。
通信部213はネットワーク4aに含まれるLAN412に接続されているネットワークカードである。制御部210は通信部213により、ネットワーク4aを介した通信が可能である。制御部210は体重計11から送信される計測結果を受信し、LAN412に接続されている端末装置31b、更に公衆網421経由で端末装置31aとの通信接続が可能である。
なお制御部210は、カード番号に基づき認証を行なって認証に成功した場合に、後述するように体重計11から入力した計測値に基づく体重値を健康情報DB214に記憶する。また制御部210は上述の認証に成功した場合のみに、図1に示すドアの開錠又は自動開放を実行する機能を更に有してもよい。また制御部210は、カード番号に基づき対応するユーザの出退勤の記録を行なう機能を有してもよい。
端末装置31aは、スマートフォン、タブレット端末等を用いる。端末装置31bはデスクトップ型又はラップトップ型のPCを用いる。端末装置31a及び端末装置31bは基本的に同様の構成部を有し、aとbの符号の相違は、使用されるユーザのアカウント情報の差異である。端末装置31a及び端末装置31bは、制御部310、記憶部311、一時記憶部312、表示部313、音声出力部314、操作部315及び通信部316を備える。
制御部310は、CPU、クロック等を含み、記憶部311に記憶されているクライアントプログラム31Pに基づいた各処理を実行し、汎用コンピュータを後述する健康情報通知を受けるクライアントとして機能させる。一時記憶部312は、DRAM等の揮発性メモリを用いて制御部310の処理により生成される情報を一時的に記憶する。
記憶部311は、ハードディスク又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いる。記憶部311はクライアントプログラム31Pのほか、Webブラウザプログラムを記憶し、更に制御部310が読み書きする各種データを記憶する。
クライアントプログラム31Pは、後述するように端末装置31a又は端末装置31bの制御部310に各処理を実行させる。クライアントプログラム31Pは、図示しない記録媒体に記録されてあるクライアントプログラムを読取部により読み出し、又は通信部316経由で取得し、記録したものであってもよい(いずれも図示せず)。
表示部313は、タッチパネル内蔵型ディスプレイを用いる。制御部310は、クライアントプログラム31Pに基づき、表示部313へテキスト及びアイコン等の画像を含む各種操作画面を表示させ、Webブラウザプログラムに基づきWebブラウザ画面を表示させる。表示部313は、タッチパネル内蔵型でなくともよい。
操作部315は、表示部313のディスプレイに内蔵されるタッチパネル及び端末装置31a(又は31b)の筐体に設けられるボタン群を用いる。端末装置31a(又は31b)がPCである場合、操作部315はキーボード及びマウス等のユーザインタフェースを含む。操作部315は、ユーザによる操作情報を制御部310へ通知する。
音声出力部314はスピーカである。制御部310は音声出力部314から音声、効果音等を出力する。
通信部316は、キャリアネットワーク422に接続する通信規格に基づく無線通信モジュール及びAP424への接続に対応する無線通信モジュールを含むか、又は、LANケーブルと接続可能なネットワークカードを含む。通信部316により制御部310は、ネットワーク4a経由でサーバ装置21と通信接続が可能である。
端末装置31a及び端末装置31bの制御部310は、クライアントプログラム31Pに基づき操作部315により、健康情報を通知する健康情報通知サービスへのログイン情報を受け付け、サーバ装置21へ通信接続することが可能である。端末装置31aを使用するユーザのログイン情報は一般ユーザ権限が与えられたユーザID及びパスワードである。このユーザIDは、カードキー13に記憶されているカード番号と予め対応付けられてサーバ装置21の記憶部211に予め記憶されている。端末装置31bを使用する管理者のログイン情報は管理者権限が与えられたユーザID及びパスワードである。管理者は複数人であってもよく、管理者権限が与えられたユーザIDは1つであっても複数であってもよい。
このように構成される健康情報通知システム100における処理についてフローチャートを参照して説明する。図4及び図5は、健康情報通知システム100にて実施される処理手順の一例を示すフローチャートである。図4は、リーダ12とサーバ装置21との間における処理手順、図5はその後に体重計11とサーバ装置21との間で行なわれる処理手順を示す。
リーダ12は、所定の電波到達範囲以内にカードキー13が存在すること、つまり人物がリーダ12の前、即ちドア前に立ったことを検知し(ステップS101)、カードキー13からカード番号を読み取る(ステップS102)。リーダ12は、読み取ったカード番号を、内蔵するメモリに記憶されている自身のリーダIDと共にサーバ装置21宛てに送信する(ステップS103)。
サーバ装置21の制御部210は、リーダID及びカード番号を受信し(ステップS201)、記憶部211におけるDBからカード番号の照会を実行し、複数のリーダ12の内、いずれのリーダ12がカードキー13を読み取ったかを特定する(ステップS202)。更に制御部210は、受信したカード番号に基づいて、正当なユーザであるか否かの認証を実行し(ステップS203)、認証に成功した場合(S203:YES)、結果を通信部213からリーダ12宛てに送信する(ステップS204)。ステップS203において認証に失敗した場合(S203:NO)、制御部210は処理を終了する。
リーダ12は、カード番号の送信に対して認証の結果を受信すると(ステップS104)、体重計11へ測定処理を指示し(ステップS105)、処理を終了する。なおリーダ12は、認証に成功している場合はドアの開錠(開放)を行なってもよい。
体重計11の制御回路は、リーダ12からのカード番号にて認証が成功し、測定処理の指示を受けると(ステップS301)、圧力センサを用いて体重を計測し(ステップS302)、メモリ110内のセンサID及び計測結果の送信機411からサーバ装置21への送信を試みる(ステップS303)。
体重計11の制御回路は、ステップS303による送信に成功したか否かを判断する(ステップS304)。送信が成功したと判断された場合(S304:YES)、制御回路はそのまま体重計11における処理を終了する。
ステップS304にて送信に失敗したと判断された場合(S304:NO)、制御回路は、メモリ110に計測結果を一時的に記憶する(ステップS305)。このとき制御回路は、計測された時刻と共に計測結果をメモリ110に記憶するとよい。その後制御回路は、メモリ110に記憶されている計測結果の送信を再度試み(ステップS306)、送信に成功したか否かを判断する(ステップS307)。ステップS307にて送信に失敗したと判断された場合(S307:NO)、制御回路は所定の待機時間経過後に処理をステップS306へ戻して再度送信を試みる。ステップS307にて送信に成功したと判断された場合(S307:YES)、制御回路はメモリ110に記憶した計測結果を消去し(ステップS308)、体重計11における処理を終了する。
このように体重計11による計測結果は、体重計11aからサーバ装置21へ移動する。サーバ装置21における健康情報DB214、又は体重計11aの両方に計測結果が同時に記憶されている状態は回避されることが望ましい。
サーバ装置21においては、通信部213が、センサIDと共に送信された計測結果を受信し(ステップS205)。制御部210は、通信部213が受信したセンサID及び計測結果を取得し、認証済みのカード番号と対応付ける(ステップS206)。制御部210は、これらのセンサID及び計測結果に基づく体重値を、カード番号により特定されるユーザIDに対応付けて健康情報DB214に記憶する(ステップS207)。このとき制御部210は、ステップS207にて健康情報DB214にセンサID及びを記憶するに際し、入力した計測結果が体重値自体に相当する場合にはそのまま記憶するが、所定の演算を行なって体重値を割り出すようにしてもよい。また制御部210は、ステップS207にて健康情報DB214にセンサID及び体重値を記憶するに際し、計測結果を受信したときの時刻、又は体重値と共に送信される計測時刻を対応付けて記憶するとよい。
図6は、健康情報DB214に記憶される情報の内容例を示す説明図である。図6に示すように健康情報DB214の各レコードはユーザIDをキーとして、センサID、体重値及び受信又は計測の時刻を含む。健康情報通知システム100においては、体重計11a及びリーダ12は複数備えられ、更に、ユーザは複数人存在する。したがって体重計11aにて1回の計測毎に、センサID及び体重値がユーザIDに対応付けて健康情報DBにレコードとして記憶されている。
図5に戻り、サーバ装置21における処理手順の説明を続ける。制御部210は、受信したユーザIDに対応付けた体重値に基づいてユーザIDに対応するユーザの体調の変異検出のための処理を実行する(ステップS208)。
ステップS208において制御部210は、予め設定した基準に基づき変異を検出する。この際の変異検出方法では、予め設定した基準となる閾値を軸として、直近に計測された値が閾値以下か若しくは閾値以上か否かを判断するか、又は、予め設定した第1閾値及び第2閾値を含む範囲に対し、当該範囲外であるか否かによって変異を検出する。またここで言う閾値とは、通常変化が無い値、若しくは微量にのみ変動する値であって、ユーザの属性データに応じて、閾値を基準とした検出方法が個別設定される。
例えば、変異の検出対象が労働時間であれば(タイム検出)、予め設定される業務開始時間(又は終了時間)の閾値に対し、属性データ(開始時間又は終了時間)が閾値よりも前であるか否かによって制御部210は変異を検出する。他の例として、変異の検出対象を出納とする場合(出費検出)、予め設定される出費の閾値に対し、閾値以上であるか否かによって制御部210は変異を検出する。更には、変異の検出対象が酒酔い度であれば(呼気アルコール濃度検出)、予め設定される呼気アルコール濃度の閾値に対し、その閾値以上であるか否かによって制御部210は変異を検出する。変異の検出対象が体重値でる場合には、予め個別に設定してある基準となるベース体重の範囲に基づき、範囲外であるか否かによって制御部210は変異を検出する。
またここで言う変異の検出方法としては種々の方法があり、次に検出対象を体重とした場合の検出方法のバリエーションを挙げる。制御部210は、予め記憶されている体重値に基づいて、変動量が健康とされる範囲から大きく外れた値であった場合に変異を検出する。このとき、健康とされる範囲は、ユーザIDに対応付けられている個別情報(ユーザの任意設定、年齢又は性別等による既存設定)に基づいた範囲に設定されている。なお設定に関して、ユーザによる任意設定を用いずに、年齢、性別等の情報に基づき、年齢又は性別毎に別途記憶部211に記憶されている健康な範囲の基準を参照するようにしてもよい。また制御部210は、健康情報DB214にて該当ユーザIDに対応付けて記憶されている複数の体重値の加重平均から所定の割合以上増加又は減少している場合に変異を検出するようにしてもよい。なおこれらの場合、体重値そのものではなく、時系列的に直近の体重値からの変動を示す変動値を用い、閾値又は範囲に対する判断を行なうことが好ましい。個人で異なる体重値そのものを比較するのではなく、加工後の値(変動値、規格化、比率化等)を比較することにより、元の値に依存することなく変異の有無を評価することが可能になる。更に制御部210は、健康情報DB214にて該当ユーザIDに対応付けて時系列に記憶されている体重値の変動値の推移に基づき、例えば、直近数年の同時期(年月日、季節)における体重値の変動値の平均から所定の割合以上増加又は減少している場合に変異を検出するようにしてもよい。制御部210は統計的な分析、学習等を行なってユーザ毎に健康/不健康の基準値を導出し、直近の計測値が基準値に基づいて異常値であると判断できるか否かによって変異の有無を判断するようにしてもよい。
次に制御部210は、ステップS208にて変異が検出されたか否かを判断し(ステップS209)、変異が検出されたと判断された場合(S209:YES)、ユーザIDに対応する端末装置31a宛てに通知メッセージを送信する(ステップS210)。このとき制御部210は、個人のユーザ向けの通知メッセージとして第1に、変異があったことのみを示す通知メッセージを送信する。更に制御部210は、管理者権限が与えられたユーザIDに対応する端末装置31b宛てに、変異があったことのみを示すメッセージを送信し(ステップS211)、処理を終了する。
ステップS210及びS211において制御部210は、管理者向けの通知メッセージとして、通知の対象となったユーザを特定するユーザIDの情報と、検出された変異の内容を、具体的な数値を含まない定性的な表現で示すメッセージを送信する。具定例は「変動有」、「危険」、「要注意」、「要観察」、「要面談」等である。つまりこのメッセージは、制御部210が入力した体重値の具体的な値を含まないものとする。
なおステップS210又はステップS211においてサーバ装置21から端末装置31a又は端末装置31bへ送信される通知メッセージは、例えば夫々のユーザIDに対応付けて記憶されてある電子メールアドレスへの電子メール又は、その他のアプリケーションプログラムそれにおける個別識別ID(ユーザID)である。この場合通知メッセージは、端末装置31a又は端末装置31bの表示部313に文字情報(画像を含んでもよい)として表示される。なお通知メッセージは、又はメッセージサービスID宛てのメッセージであってもよい。通知メッセージは、プッシュ通知であってもよい。更に通知メッセージは、対応するユーザIDによるログイン後のポータルページに含まれるものであり、端末装置31a又は端末装置31bの制御部310のWebブラウザとしての機能により、表示部313に画像又は文字情報として表示される。通知メッセージは音声又は効果音であってもよく、この場合、電子メールに含まれる音声データにより音声出力部314により出力されるか、Webブラウザ経由で音声出力部314により出力される。
ステップS209において変異が検出されないと判断された場合は(S209:NO)、当然ながら通知メッセージは送信されず処理が終了する。
このように送信される通知メッセージを受けて、通知先のユーザIDに基づきログイン状態にある端末装置31aが健康情報DB214に記憶されている体重値、及び体重値の変動値を取得することが許可される。ユーザ宛ての通知メッセージには、体重値及び体重値の変動値を閲覧するためのWebページへのリンク情報が含まれていてもよい。一方で管理者権限が与えられたユーザIDに対応する端末装置31bからの体重値の取得は、サーバ装置21により禁止される(図1(4))。図7は、サーバ装置21による端末装置31a,31bからの情報取得に対する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
サーバ装置21の制御部210は、情報取得要求、具体的には体重値又は体重値の変動値を閲覧するためのWebページの送信要求を通信部213により受信し(ステップS401)、要求元が個人のユーザIDによりログイン状態にある端末装置31aであるか否かを判断する(ステップS402)。なお、管理者権限が与えられたユーザIDをログイン情報とした場合に閲覧可能なWebページには、健康情報DB214に記憶されている体重値の変動値に基づき導出される定性的表現で表される変異情報は含まれるが、体重値又は体重値の変動値等の具体的数値を表示するためのWebページは作成されない。管理者権限が与えられたユーザIDをログイン情報とした場合に閲覧可能なWebページには、健康情報DB214の編集のインタフェースが含まれることもない。
ステップS402において、要求元が、個人のユーザIDに対応する端末装置31aであると判断された場合(S402:YES)、制御部210は、要求元のユーザIDに対応付けられて記憶されている体重値の変動値を記憶部211の健康情報DB214から読み出す(ステップS403)。制御部210は、読み出した体重値の変動値を時系列に並べた図表(グラフ化、及び計測値又は計測値から算出された体重値の変動値)を含むWebページを作成し(ステップS404)、作成したWebページを端末装置31aへ送信し(ステップS405)、処理を終了する。
ステップS402にて要求元が個人のユーザIDによりログイン状態にある端末装置31aでないと判断された場合(S402:NO)、制御部210は、ステップS403〜S405の処理は行なわない。そしてこの場合制御部210は、許可されていない旨のメッセージを送信し(ステップS406)、処理を終了する。
このような処理により、たとえステップS401で受信された送信要求が、管理者権限が与えられたユーザIDによりログイン状態にある端末装置31bからの要求であったとしても、健康情報DB214に含まれる計測値はパーソナルデータとして秘匿される。この意味で、健康情報提供サービスにおいて個人ユーザであるユーザIDの方が、健康情報DB214に記憶される属性データの閲覧については管理者的な権限を有しており、逆に管理者権限が与えられたユーザIDではゲスト的な権限となっていると言える。
なお、実施の形態1において体重計11が故障する場合がある。実施の形態1における健康情報通知システム100においては、体重計11は複数含まれており、それらはセンサIDによって識別される。サーバ装置22の制御部220は、入力した計測結果により、体重計11の圧力センサ又はその出力信号の異常を検知した場合、対応する計測結果に基づく体重値及び体重値の変動値を健康情報DB214から削除するとよい。
また、ネットワーク4aの内の一部ネットワーク(LAN412、送信機411及び無線ルータ413)が不調となり、体重計11aから送信機411経由でのサーバ装置21への送信が不可能となる場合がある。送信不可能となった状態が短期間である場合には、その後復帰したときに、図4のフローチャートに示したように体重計11のメモリ内に記憶してあった計測結果の再送信が試みられる。しかしながら、送信不可能となった状態が長期間(メモリの容量以上)となる場合には、体重計11は計測を無効とするか、又は計測が可能な状態であるとしても送信及び記憶の処理を行なわないようにする。そしてサーバ装置21側では、送信不可能となった状態の体重計11のセンサIDを特定し、保守作業が行なわれて復旧するまでは、この体重計11からの計測結果の受信及び入力を行なわないように一時的に、当該体重計11に対応する処理を停止する。そしてサーバ装置21側では正常な他の体重計11を用いた処理を続行する。これにより健康情報通知システム100の運用は続けられる。
更に、上述のようにネットワーク4aの内の一部ネットワークが不調となり、体重計11から送信機411経由でのサーバ装置21への送信が不可能となる場合に備え、ユーザの端末装置31aにて体重の数値入力を受け付けるようにすることが好ましい。この場合、端末装置31aは、図1に示した情報通知システムにおける入力装置1として機能することになり、端末装置31aはサーバ装置21へ、ユーザIDと共に、入力された数値を送信し、サーバ装置21がこれを受信して同様に利用する。
実施の形態1に示した体重計11を入力装置1として用いた健康情報通知システムは、例えばカードキー13を持つユーザをスポーツジムの会員、管理者をスポーツジムのスタッフとしてスポーツジムの会員の目標に合わせた体調管理を支援するサービスに適用することができる。また実施の形態1に示した健康情報通知システムは、カードキー13を用いたオフィスの体調管理システム、出退勤システム、又は入退室のセキュリティシステムと併合させたシステムとしてもよい。この場合、カードキー13を持つユーザを従業員、管理者を総務(人事)関係責任者とし、従業員の体重に基づき体調の変異を管理者へ通知する従業員の健康管理支援システムとして実現することができる。なおこの場合、複数の体重計11は、カードキー13を用いてリーダ12にかざす複数の場所(セキュリティ管理が必要な扉の前、出退勤記録装置の前、又は飲食に係る決済を行なう場所(食堂のレジ又はベンダの前等))の床下に設置されてもよい。
実施の形態1で示した健康情報通知システムを出退勤システムに適用する場合、サーバ装置21が入力する計測値は体重計11により計測された値ではなく、出勤時間及び退勤時間自体であってもよい。これにより、出勤時間又は退勤時間が通常よりも大幅に遅れたり、早まったりした場合にユーザの変異を管理者に通知しつつ、その出退勤の時刻情報そのものは管理者からはパーソナルデータとして秘匿することができる。
なお、実施の形態1においてユーザの健康情報に係る計測値をサーバ装置2へ入力するための入力装置1として、体重計11を用いる例を開示した。しかしながら、入力装置1として例えば脈拍、血圧、顔色、体格等を計測する計器類を利用してもよい。脈拍であれば、入力装置1として手指又は腕の脈拍を測定するセンサを用い、更に静脈認証をリーダ12として使用することもできる。顔色、体格を用いる場合であれば、入力装置1として画像センサを用い、入力装置1が画像解析によって顔色、体格から健康情報を数値化してサーバ装置21へ入力するようにしてもよい。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2における車輌異常通知システム200の概要を示す説明図であり、図9は、車輌異常通知システム200の構成を示すブロック図である。実施の形態2では、上述した情報通知システムを、家族間又は事業所内等でシェアリングされる車輌の異常を走行履歴から検知して通知する車輌異常通知システムに適用する。車輌異常通知システム200は、運転席の座席内に重量センサ17を設置しておき、サーバ装置22が、重量センサ17で計測された計測値と、車輌Vにて取得される位置情報とを取得し、ユーザの端末装置32a(又はナビゲーションユニット16)、及び管理者の端末装置32bへ走行履歴等に基づく異常等を通知するシステムである。
詳細には実施の形態2における車輌異常通知システム200は、車輌V内に搭載される重量センサ17、携帯機14、BCM(Body Control Module )ユニット15、ナビゲーションユニット16、サーバ装置22、端末装置32a,32b、及びネットワーク4bを含む。なおBCMユニット15に対応する複数の携帯機14が含まれてもよい。またユーザの端末装置32aは不特定多数であってもよい。
車輌異常通知システム200における重量センサ17、及びナビゲーションユニット16が上述の情報通知システム200における入力装置1に対応し、サーバ装置22がサーバ装置2に対応し、端末装置32aがクライアントA3a、端末装置32bがクライアントB3bに対応する。ネットワーク4bは上述の情報通知システムにおける通信媒体41及び通信媒体42のいずれにも対応する。
ネットワーク4bは、公衆網425、アクセスポイント426、キャリアネットワーク414、基地局415を含む。これらのネットワーク4bに含まれる各構成要素は、実施の形態1のネットワーク4aの各構成要素と同様であるから詳細な説明は省略する。
重量センサ17は、圧力センサを用いて座席に座ったユーザの重量を計測して出力する。重量センサ17は、計測結果を表示する表示部を有さない。なお重量センサ17は、ユーザが座席に座っていることを検知していることを示す発光部を含む出力部と接続していてもよい。重量センサ17はその出力信号の信号レベルによって重量を示し、起動している間は出力信号を継続して出力している。
携帯機14は、車輌Vのユーザが所持する所謂FOB型の電子キーであり、車輌ドアの開錠/施錠、又は、車輌Vのエンジン若しくは駆動用バッテリシステムの始動を可能とするための無線信号を送受信する機能を有する。車輌異常通知システム200において携帯機14は、車輌Vを使用するユーザの人数分存在する。複数の携帯機14は夫々、不揮発性のメモリを有しており、このメモリは携帯機14自身を識別するための携帯機識別子及び対応する車輌Vの車両識別子、認証用の鍵等を含む認証情報141を記憶している。なお携帯機14は、スマートフォンであってもよく、1台の車輌Vに対して1〜3つの識別子及び認証鍵が付与され、識別子及び認証鍵を異なるユーザ間でシェアすることが可能である。
BCMユニット15は、携帯機14との間で無線信号を送受信してドアロックの施錠/開錠の制御、及び車内外灯器類等、ボディ系のアクチュエータの制御を統合的に行なう装置である。BCMユニット15はマイクロコントローラを用いた制御部を有し、該制御部は重量センサ17の出力信号を受け付けている。またBCMユニット15は、ナビゲーションユニット16と車内LANを介して接続されている。BCMユニット15の制御部は、重量センサ17の出力信号に基づき重量を検知し、車内LAN経由でナビゲーションユニット16へ重量値を送信することが可能である。
ナビゲーションユニット16は、表示部161を備え、GPS衛星からの電波を受信するGPS受信部162からの情報に基づき特定される位置情報が示す位置を地図上に示す画面を表示部161に表示する。またナビゲーションユニット16は更に、車外通信部163を備え、車外通信部163によりBCMユニット15から送信される重量値を外部へ送信する中継装置としての機能を発揮する。なおナビゲーションユニット16は、表示部161、車外通信部163を含む各構成部の動作を制御するCPUを用いた制御部を備えている。そして車外通信部163は、WiFi通信、Bluetooth(登録商標)及びキャリアネットワーク414の基地局415との通信を各実現する複数のモジュールを含む。ナビゲーションユニット16は車外通信部163により、ネットワーク4b経由でサーバ装置22と通信接続が可能である。またナビゲーションユニット16は、車内LANに接続されている。
サーバ装置22は、制御部220、記憶部221、一時記憶部222、及び通信部223を備える。記憶部221に記憶されている情報以外は、実施の形態1におけるサーバ装置21と同様の構成を有しているので、各構成部には対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
記憶部221には、予め登録されているユーザID、該ユーザIDが所有する車輌Vの識別子、車輌Vに対応付けられている携帯機識別子が対応付けられて記憶されている。そして記憶部221には、予め登録されているユーザIDに対応付けて、携帯機識別子毎に、計測された重量値と、位置情報により特定される走行履歴とが走行履歴DB224として記憶される。
記憶部221に記憶されているサーバプログラム22Pは、後述するようにサーバ装置22の制御部220に各処理を実行させると共に、Webサーバ機能を実現するプログラムを含む。Webサーバプログラムにより、端末装置32a及び端末装置32bが有するWebブラウザ機能による端末装置32a及び端末装置32bからのWebページによる情報の取得を実現する。なおサーバプログラム22Pは、図示しない記録媒体に記録されてあるサーバプログラムを読取部により読み出し、又は通信部223により外部から取得して記録したものであってよい(いずれも図示せず)。
端末装置32aはスマートフォン、タブレット端末等の通信端末装置を用い、端末装置32bはデスクトップ型又はラップトップ型のPCを用いる。端末装置32a及び端末装置32b夫々は、実施の形態1に示した端末装置31a及び端末装置31bと同様の構成を有しているので、各構成部については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
なお実施の形態2における端末装置32a及び端末装置32bの記憶部321に記憶されているクライアントプログラム32Pは、後述する端末装置32a又は端末装置32bの制御部320に各処理を実行させるプログラムである。クライアントプログラム32Pは、図示しない記録媒体に記録されてあるクライアントプログラムを読取部により読み出し、又は通信部326経由で取得し、記録したものであってもよい(いずれも図示せず)。
端末装置32a及び端末装置32bの制御部320は、クライアントプログラム32Pに基づき操作部325により、車輌異常通知サービスへのログイン情報を受け付け、サーバ装置22へ通信接続することが可能である。端末装置32aを使用するユーザのログイン情報は一般ユーザ権限が与えられたユーザID及びパスワードである。このユーザIDは、携帯機14に記憶されている携帯機識別子と予め対応付けられてサーバ装置22の記憶部221に記憶されている。端末装置32bを使用する管理者のログイン情報は、車輌異常通知サービスの提供者(例えばディーラー、又はセキュリティサービス事業者)に対応する管理者権限が与えられたユーザID及びパスワードである。管理者は複数人であってもよく、管理者権限が与えられたユーザIDは1つであっても複数であってもよい。
このように構成される車輌異常通知システム200における処理についてフローチャートを参照して説明する。図10は、車輌異常通知システム200にて実施される処理手順の一例を示すフローチャートである。ナビゲーションユニット16の制御部は、携帯機識別子に基づいて認証が成功し、車輌Vのエンジン又は駆動バッテリがオン状態(スタート)となった場合に、これを検知して以下の処理を開始する。
ナビゲーションユニット16の制御部は、BCMユニット15にて得られた重量センサ17による計測結果と携帯機14の携帯機識別子とを車内LAN経由で取得する(ステップS501)。ナビゲーションユニット16の制御部は中継装置としての機能により、取得した計測結果及び携帯機識別子を車外通信部163からサーバ装置22へ向けて送信する(ステップS502)。なおBCMユニット15は携帯機14の認証を行なった際の時刻を取得し、計測結果及び携帯機識別子と共に送信するとよい。
ナビゲーションユニット16の制御部は、更にGPS受信部162により受信する情報に基づき車輌Vの走行開始位置を示す位置情報を特定する(ステップS503)。制御部は車輌Vの識別子又はステップS501で取得した携帯機14の携帯機識別子と共に位置情報を車外通信部163からサーバ装置22へ向けて送信する(ステップS504)。
ナビゲーションユニット16の制御部は、ステップS503で特定した走行開始位置を示す位置情報を記憶する(ステップS505)。制御部は以後、所定の間隔でGPS受信部162により受信する情報による位置情報の特定(ステップS506)、特定した位置情報の送信(ステップS507)、特定した位置情報の記憶(ステップS508)を実行する。このとき制御部は、位置情報を記憶する都度にエンジン(又は駆動バッテリ)が停止したか否かを判断し(ステップS509)、停止していないと判断された場合(S509:NO)、処理をステップS506へ戻して処理を繰り返す。なおステップS506において制御部は、特定した時刻、GPS受信部から情報を受信した時刻を共にステップS508にて記憶し、ステップS509においても他の位置情報と共に送信するとよい。
ステップS509にて停止したと判断された場合(S509:YES)、ナビゲーションユニット16の制御部は、ステップS507におけるサーバ装置22への送信に全て成功したか否かを判断する(ステップS510)。ステップS510にて送信に成功したと判断された場合(S510:YES)、記憶した位置情報の履歴を消去し(ステップS511)、車輌V側における処理を終了する。
ステップS510にて、送信に失敗したと判断された場合(S510:NO)、ナビゲーションユニット16の制御部は、記憶してある位置情報をサーバ装置22へ向けて送信し(ステップS512)、処理をステップS510へ戻す。位置情報はこのようにしてナビゲーションユニット16内に残らず、サーバ装置22へ移動するとよい。
位置情報の送信先のサーバ装置22における処理について説明する。
サーバ装置22の制御部220は、通信部223が携帯機識別子と共に計測結果を受信し(ステップS601)、その後車輌Vから送信される識別子及び位置情報を通信部223により受信する(ステップS602)。
制御部220は、ステップS601で受信した計測結果及び識別子と、ステップS602で受信した識別子及び位置情報とを取得する(ステップS603)。制御部220は、取得した携帯機識別子又は車輌Vの識別子に対応付けられているユーザIDに対応付けて、取得した計測結果から特定される重量値と、受信した位置情報とを走行履歴DBに記憶する(ステップS604)。このとき制御部220は、計測結果又は位置情報の受信時刻又はこれらの情報と共に受信する時刻の情報を対応付けて記憶するとよい。
制御部220は、その後車輌Vから定期的に送信される位置情報を受信し(ステップS605)、位置情報を受信する都度、この位置情報を携帯機識別子に対応付けて逐次記憶する(ステップS606)。制御部220は、同一の携帯機識別子に対応付けて位置情報を記憶する処理を、位置情報が受信できなくなるまで継続する。
図11は、走行履歴DB224に記憶される情報の内容例を示す説明図である。図11に示すように、走行履歴DB224の各レコードは、ユーザIDをキーとして、走行履歴に係る携帯機識別子、重量値、位置情報、及び、情報の受信時刻又は計測若しくは位置情報取得の時刻を含む。図11の例において走行履歴DB224には走行履歴として、車輌Vが走行を開始したときの運転手の重量の計測結果と、走行を停止するまでにおける車輌Vの位置情報(軌跡)が記憶される。なお車輌Vは上述したように、複数のユーザによってシェアされる。したがって、運転手を特定するための携帯機識別子毎に、その計測結果及び位置情報が記憶されている。
次に、図11のように記憶される走行履歴DB224に記憶された走行履歴に基づく車輌Vの変異の通知について説明する。図12は、サーバ装置22による通知処理手順の一例を示すフローチャートである。制御部220は、車輌Vの走行開始を検知した場合(計測結果、又は車輌Vの位置情報を受信した場合)に以下の処理を開始する。
制御部220は、走行を開始した車輌Vの車輌識別子及び携帯機識別子に対応する重量値の変動値及び位置情報を走行履歴DB224から読み出し(ステップS701)、読み出した重量値、重量値の変動値、位置情報、又は時刻に基づいて、車輌Vの変異検出のための処理を実行する(ステップS702)。
なおステップS702において制御部220は、予め設定した基準に基づき変異を検出する。つまり制御部220は、最新の重量値及び位置情報について、予め設定した基準となる閾値を軸として閾値以下か若しくは閾値以上か否かを判断するか、又は、予め設定した第1閾値及び第2閾値を含む範囲に対し、当該範囲外であるか否かによって変異を検出する。そしてここで言う閾値とは、通常変化がない値、若しくは微量にのみ変動する値であって、車輌V又は運転者、所有者ごとの属性データに応じて、閾値を基準とした検出方法が個別設定される。
変異の検出方法について第1の例として、走行開始時に計測される重量値が、これまでに同一の携帯機識別子(運転者)に対応付けて記憶されている重量値に対して外れた値であった場合に、制御部220は運転者が正規の運転者と異なるとして、変異として検出する。また、第2の例として、受信して記憶されている位置情報が、これまでに同一の携帯機識別子に対応付けて記憶されている位置情報とは異なる位置を示す場合に、制御部220は車輌Vが通常走行する地域とは異なるとして、変異として検出する。第2の例では車輌Vが営業車である場合、予め記憶部221に記憶してある担当者(携帯機識別子)毎の営業範囲外に外れたときに車輌Vの変異を検出するようにしてもよい。第3の例として、受信して記憶されている時刻の情報が、これまでに同一の携帯機識別子(運転者、所有者)に対応付けて記憶されている時刻を参照しても運転する時間帯として外れていると判断される場合に、制御部220は車輌Vの盗難の可能性を示す変異として検出する。例えば図11に示した走行履歴DB224においては、同一の携帯機識別子(0101−1)に対応付けて記憶されている情報の内1つのレコードの時刻の情報が、他のレコードに含まれている時刻は概ね同時間帯であることに比して、深夜に対応している。この場合制御部220は、これを変異として検出する。
このとき走行履歴DB224において車輌Vの車輌識別子ではなく、携帯機識別子毎にレコードを記憶するから、車輌VがユーザIDで対応するユーザを含む複数の運転者でシェアされている場合に、運転者毎の運転習慣(営業範囲)に基づく変異が検出される。これにより、変異の検出精度を高めることができる。
制御部220は、ステップS702にて変異が検出されたか否かを判断し(ステップS703)、変異が検出されたと判断された場合(S703:YES)、走行中の車輌Vの所有者のユーザIDに対応する端末装置32a宛てに通知メッセージを送信する(ステップS704)。このとき制御部220は、個人のユーザ向けの通知メッセージとして第1に、変異があったことのみを示す通知メッセージを送信する。更に制御部220は、管理者権限が与えられたユーザIDに対応する端末装置32b宛てに、変異があったことのみを示すメッセージを送信する(ステップS705)。ステップS704、及びS705において制御部220は、管理者向けの通知メッセージとして、通知の対象となったユーザを特定するユーザIDの情報と、検出された変異の内容を示す情報を含むメッセージを送信する。内容としては例えば、「運転者が異なる」、「既定範囲外を走行している」、「不審な時刻の運転である」等である。なおこのメッセージは、制御部220が読み出したレコード(重量値、位置情報、時刻)の具体的な値を含まないものとする。
なおステップS704又はステップS705においてサーバ装置22から端末装置32a又は端末装置32bへ送信される通知メッセージは、例えば夫々のユーザIDに対応付けて記憶されてある電子メールアドレスへの電子メール又は、その他のアプリケーションプログラムそれにおける個別識別ID(ユーザID)である。この場合通知メッセージは、端末装置32a又は端末装置32bの表示部323に文字情報(画像を含んでもよい)として表示される。なお通知メッセージは、又はメッセージサービスID宛てのメッセージであってもよい。通知メッセージは、プッシュ通知であってもよい。更に通知メッセージは、対応するユーザIDによるログイン後のポータルページに含まれるものであり、端末装置32a又は端末装置32bの制御部320のWebブラウザとしての機能により、表示部323に画像又は文字情報として表示されるようにしてもよい。通知メッセージは音声又は効果音であってもよく、この場合、電子メールに含まれる音声データにより音声出力部324により出力されるか、Webブラウザ経由で音声出力部324により出力される。
なおステップS703にて変異が検出されないと判断された場合(S703:NO)、当然ながら通知メッセージを送信されずに処理が終了する。
なお図12のフローチャートに示した変異の検出処理について制御部220は、図10のフローチャートにおけるステップS606の後に続けて実行するようにしてもよい。
このように送信される通知メッセージを受けて、通知先のユーザIDに基づきログイン状態にある端末装置32aは、走行履歴DB224に記憶されている重量値、位置情報等を取得することが許可される。ユーザ宛ての通知メッセージに、重量値又は位置情報を閲覧するためのWebページへのリンク情報が含まれていてもよい。一方で管理者権限が与えられたユーザIDに対応する端末装置32bからの位置情報の取得は、サーバ装置22により禁止される(図1(4))。例えば管理者権限が与えられたディーラー又はセキュリティサービスのオペレータに対応するユーザIDによりログイン状態にある端末装置32bから送信要求がなされたとしても、走行履歴DB224における具体的情報はパーソナルデータとして秘匿される。なおこの際のサーバ装置22における処理手順は、実施の形態1にて図7を参照して示した処理手順と、体重値と重量値又は位置情報とが代替される以外は同様であるから、詳細な説明は省略する。
実施の形態2における車輌異常通知システム200により、車輌Vの異常を、それまでの運転習慣又は既定されている走行範囲等に基づく変異の検出により検知することが可能であり、所有者であるユーザ及びシステムの管理者に異常を個別の通知を行なうことができる。ユーザへは異常を検知したことを通知し、その検知について詳細な位置情報の参照により本当に異常であるか否かの判断を促すことができ、車輌異常通知システム200としては、システム管理者へは異常のみを通知し、その後のユーザからの詳細な連絡に応じた対応を可能とする。
なお実施の形態2において、表示部161及びスピーカを備えるナビゲーションユニット16は、端末装置31a又は端末装置32aとしての機能を発揮してもよい。この場合、サーバ装置22はナビゲーションユニット16宛てにも、通知メッセージを送信し、ナビゲーションユニット16は通知メッセージを受信して表示部161に表示させるか、又は既存のスピーカからメッセージに対応する音声を出力することができる。
実施の形態1及び2に示したように、日常的に大きくは変化しない属性データに基づいて、そのデータを属性情報とする対象物の変異を検出し、その対象物に係るユーザ及び管理者へ各別に通知を行なうことが可能である。その他、変異の検出に係る属性値としては例えば、日常的に大きく変動しない、時々刻々と少しずつ変化するものであれば、本開示の情報通知システムは適用可能である。日常的に大きく変動しないものについての他の具体例としては例えば、為替、景気等の経済的指標に関する数値であってもよいし、1人のユーザの収入額及び支出額であってもよい。また、1人のユーザについての試験のスコアを入力する属性値として変異を検出してもよい。更には1人のユーザについての他人に対する親密度も、時系列に取得される画像データにおけるユーザ間の距離の変動に基づいて数値化し、変異を検出することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 入力装置
2 サーバ装置
3a クライアントA(第1の通知先)
3b クライアントB(第2の通知先)
11 体重計
17 重量センサ
21,22 サーバ装置
210,220 制御部(取得部、通知部、送信部)
211,221 記憶部
213,223 通信部(取得部、受信部、送信部)
214 健康情報DB
224 走行履歴DB
31a,32a 端末装置(第1の通知先)
31b,32b 端末装置(第2の通知先)
310,320 制御部
311,321 記憶部
31P,32P クライアントプログラム
313,323 表示部
314,324 音声出力部
315,325 操作部
316,326 通信部

Claims (5)

  1. 複数のユーザをそれぞれ特定する各ユーザIDを記憶する複数の電子カードと、前記電子カードがかざされることで前記ユーザIDを読み取るリーダと、前記各ユーザIDに基いて使用権限が付与されたユーザ端末装置と、管理者端末装置と、情報通知装置と、入力装置とを含む情報通知システムにおいて、
    前記リーダは、
    前記電子カードから前記ユーザIDを読み取って、前記情報通知装置に前記ユーザIDを送信する認証送信部と、
    前記情報通知装置から前記ユーザIDの認証結果を受信する認証受信部と、
    前記認証結果が肯定的である場合、前記入力装置に対して計測指示を送信する指示部とを備え、
    前記入力装置は、
    前記指示部から前記計測指示を受信した場合に、前記ユーザIDにより特定される前記ユーザに関する属性データを計測する計測手段と、
    前記属性データを記憶するメモリと、
    前記属性データを前記情報通知装置に送信する通信部とを備え、
    前記情報通知装置は、
    前記各ユーザの変異を判定するための前記属性データの変異範囲を示す各個別情報を、前記各ユーザIDと対応付けて設定する設定部と、
    前記認証送信部から前記ユーザIDを受信し、前記ユーザIDに基いて前記ユーザが正当なユーザであるか否かの認証を実行し、認証に成功した場合、肯定的な認証結果を前記認証受信部に送信する認証部と、
    前記通信部から前記属性データを受信する受信部と、
    前記属性データを、前記認証部が認証した前記ユーザの前記ユーザIDと対応付けて記憶する記憶部と、
    前記属性データと前記個別情報とに基いて、対応付けられている前記ユーザIDが示す前記ユーザの変異を検出する検出部と、
    前記検出部が前記変異を検出する場合、前記変異に対応する変異情報を、前記ユーザIDに基いて使用権限が付与された前記ユーザ端末装置と、前記管理者端末装置とに通知する通知部と、
    前記ユーザ端末装置からの要求に応じて、前記記憶部に記憶している前記ユーザIDと対応付けられている前記属性データを含む詳細情報を送信し、前記管理者端末装置には、前記詳細情報を送信することを禁止する送信部とを備える
    ことを特徴とする情報通知システム。
  2. ユーザが利用するユーザ端末装置と、管理者が利用する管理者端末装置と、情報通知装置と、車輌の運転席に設置されている重量センサと、前記ユーザが所持する携帯機と、前記車輌に搭載されているBCMユニットと、GPS衛星からの電波を受信して前記車輌の位置情報を特定するナビゲーションユニットとを含む車輌異常通知システムにおいて、
    前記重量センサは、
    前記運転席に着座した人の体重を計測する計測部と、
    計測した前記体重を示す体重データを前記BCMユニットに送信する第1送信部とを備え、
    前記携帯機は、
    携帯機識別子を記憶するメモリと、
    前記携帯機識別子を前記BCMユニットに送信する第2送信部とを備え、
    前記BCMユニットは、
    前記第2送信部から前記携帯機識別子を受信する第2受信部と、
    前記第1送信部から前記体重データを受信する第3受信部と、
    前記携帯機識別子と前記体重データとを前記ナビゲーションユニットに送信する第3送信部とを備え、
    前記ナビゲーションユニットは、
    前記位置情報を特定した時の時刻を示す時刻情報を取得する計時部と、
    前記第3送信部から、前記携帯機識別子と前記体重データとを受信する第4受信部と、
    前記携帯機識別子と前記体重データと前記位置情報と前記時刻情報とを含む属性情報を前記情報通知装置に送信する第4送信部とを備え、
    前記情報通知装置は、
    前記ユーザ端末装置を特定するユーザIDと前記車輌を特定する車輌識別子と前記携帯機識別子とを対応付けて登録する登録部と、
    前記第4送信部から、前記属性情報を受信する第5受信部と、
    前記ユーザIDと対応付けて登録した前記携帯機識別子を含む前記属性情報を、前記ユーザID及び前記車輌識別子と対応付けて記憶する記憶部と、
    前記属性情報に含まれる前記体重データと前記位置情報と前記時刻情報とに基いて、対応付けて記憶した前記車輌識別子により特定される前記車輌の変異を検出する検出部と、
    前記検出部が前記変異を検出する場合、当該変異に対応する変異情報を、前記ユーザIDにより特定される前記ユーザ端末装置と、前記管理者端末装置へ通知する通知部とを備える
    ことを特徴とする車輌異常通知システム。
  3. 複数のユーザをそれぞれ特定する各ユーザIDを記憶する複数の電子カードと、前記電子カードがかざされることで前記ユーザIDを読み取るリーダと、前記各ユーザIDに基いて使用権限が前記各ユーザに付与されるユーザ端末装置と、管理者端末装置と、情報通知装置と、前記ユーザに関する属性データを前記情報通知装置に送信する入力装置とを含む情報通知システムにおける前記情報通知装置であって、
    前記各ユーザの変異を判定するための前記属性データの変異範囲を示す各個別情報を、前記各ユーザIDと対応付けて設定する設定部と、
    前記リーダから前記ユーザIDを受信し、前記ユーザIDに基いて前記ユーザが正当なユーザであるか否かの認証を実行し、認証に成功した場合、肯定的な認証結果を前記リーダに送信する認証部と、
    各前記入力装置から前記属性データを受信する受信部と、
    前記属性データを、前記認証部が認証した前記ユーザの前記ユーザIDと対応付けて記憶する記憶部と、
    前記属性データと前記個別情報とに基いて、対応付けられている前記ユーザIDが示す前記ユーザの変異を検出する検出部と、
    前記検出部が前記変異を検出する場合、前記変異に対応する変異情報を、前記ユーザIDに基いて使用権限が付与された前記ユーザ端末装置と、前記管理者端末装置とに通知する通知部と、
    前記ユーザ端末装置からの要求に応じて、前記記憶部に記憶している前記ユーザIDと対応付けられている前記属性データを含む詳細情報を送信し、前記管理者端末装置には、前記詳細情報を送信することを禁止する送信部とを備える
    ことを特徴とする情報通知装置。
  4. 各ユーザをそれぞれ特定する各ユーザIDを記憶する複数の電子カードと、前記電子カードがかざされることで前記ユーザIDを読み取るリーダと、前記各ユーザIDに基いて使用権限が前記各ユーザに付与されるユーザ端末装置と、管理者端末装置と、情報通知装置と、前記ユーザに係る属性データを前記情報通知装置に送信する入力装置とを含む情報通知システムにおける前記情報通知装置に用いられる情報通知制御方法であって、
    前記情報通知装置は、設定部、認証部、受信部、記憶部、検出部、通知部及び送信部を備え、
    前記設定部は、前記各ユーザの変異を判定するための前記属性データの変異範囲を示す各個別情報を、前記各ユーザIDと対応付けて設定し、
    前記認証部は、前記リーダから前記ユーザIDを受信し、前記ユーザIDに基いて前記ユーザが正当なユーザであるか否かの認証を実行し、認証に成功した場合、肯定的な認証結果を前記リーダに送信し、
    前記受信部は、各前記入力装置から前記属性データを受信し、
    前記記憶部は、前記属性データを、前記認証部が認証した前記ユーザの前記ユーザIDと対応付けて記憶し、
    前記検出部は、前記属性データと前記個別情報とに基いて、対応付けられている前記ユーザIDが示す前記ユーザの変異を検出し、
    前記通知部は、前記検出部が前記変異を検出する場合、前記変異に対応する変異情報を、前記ユーザIDに基いて使用権限が付与された前記ユーザ端末装置と、前記管理者端末装置とに通知し、
    前記送信部は、前記ユーザ端末装置からの要求に応じて、前記記憶部に記憶している前記ユーザIDと対応付けられている前記属性データを含む詳細情報を送信し、前記管理者端末装置には、前記詳細情報を送信することを禁止する
    ことを特徴とする情報通知制御方法。
  5. 複数のユーザをそれぞれ特定する各ユーザIDを記憶する複数の電子カードと、前記電子カードがかざされることで前記ユーザIDを読み取るリーダと、前記各ユーザIDに基いて使用権限が前記各ユーザに付与されるユーザ端末装置と、管理者端末装置と、前記ユーザに関する属性データを送信する入力装置と、前記入力装置から送信される属性データを受信するコンピュータとを含む情報通知システムで、前記コンピュータに処理を実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記各ユーザの変異を判定するための前記属性データの変異範囲を示す各個別情報を、前記各ユーザIDと対応付けて設定し、
    前記リーダから前記ユーザIDを受信し、
    前記ユーザIDに基いて前記ユーザが正当なユーザであるか否かの認証を実行し、認証に成功した場合、肯定的な認証結果を前記リーダに送信し、
    各前記入力装置から前記属性データを受信し、
    前記属性データを、認証した前記ユーザの前記ユーザIDと対応付けて記憶し、
    前記属性データと前記個別情報とに基いて、対応付けられている前記ユーザIDが示す前記ユーザの変異を検出し、
    前記変異が検出された場合、前記変異に対応する変異情報を、前記ユーザIDに基いて使用権限が付与された前記ユーザ端末装置と、前記管理者端末装置とに通知し、
    前記ユーザ端末装置からの要求に応じて、前記ユーザIDと対応付けられて記憶してある前記属性データを含む詳細情報を送信し、
    前記管理者端末装置には、前記詳細情報を送信することを禁止する
    処理を実行させるコンピュータプログラム。
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