JP6753749B2 - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像レンズおよび撮像装置に関し、より詳しくは、車載カメラ、監視カメラ、工業用カメラ、およびデジタルカメラ等に好適な撮像レンズ、並びにこの撮像レンズを備えた撮像装置に関するものである。
車載カメラ、監視カメラ、およびFA(Factory Automation)/MV(Machine Vision))用等の工業用カメラ等の電子カメラにおいては撮像素子の高画素化が進み、それに対応して諸収差が良好に補正された撮像レンズが求められてきている。また、暗所での撮影、および背景をぼかす等の作画意図により、F値が小さい撮像レンズも求められてきた。
上記のような電子カメラに用いられる撮像レンズとしては、物体側から順に、負、正、正、負、正、負のレンズ配置からなる6枚構成の撮像レンズが特許文献1〜4に提案されている。
特開2016−65954号公報 特開2014−240918号公報 米国特許第9316814号明細書 中国特許出願公開第105204143号公報
しかしながら、特許文献1〜4に記載された撮像レンズは、いずれもF値の小ささおよび諸収差の補正が十分でなく、さらに高性能な撮像レンズが求められている。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、F値が小さく、諸収差が良好に補正された撮像レンズおよびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明の撮像レンズは、物体側から順に、両凹形状の第1レンズ、像側に凸面を向けた正の屈折力を有する第2レンズ、両凸形状の第3レンズ、負の屈折力を有する第4レンズ、正の屈折力を有する第5レンズ、および負の屈折力を有する第6レンズからなり、
下記条件式を満足することを特徴とするものである。
0.1<(L1f+L1r)/(L1f−L1r)<0.8 (1)
但し、
L1f:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
L1r:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
なお、本発明による撮像レンズにおいては、下記条件式を満足することが好ましい。
0.55<THsum/LL<0.9 (2)
但し、
THsum:全系のレンズの中心厚の総和
LL:第1レンズの物体側の面から第6レンズの像側の面までの光軸上の距離
また、下記条件式を満足することが好ましい。
0.1<f3/f2<0.8 (3)
但し、
f2:第2レンズの焦点距離
f3:第3レンズの焦点距離
また、下記条件式を満足することが好ましい。
−0.2<(L3f+L3r)/(L3f−L3r)<0.1 (4)
但し、
L3f:第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径
L3r:第3レンズの像側の面の近軸曲率半径
また、下記条件式を満足することが好ましい。
−20<L2r/L2f<0.5 (5)
但し、
L2f:第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径
L2r:第2レンズの像側の面の近軸曲率半径
また、下記条件式を満足することが好ましい。
−2<f/f1<−0.6 (6)
但し、
f:全系の焦点距離
f1:第1レンズの焦点距離
また、下記条件式を満足することが好ましい。
2<TTL/f<5 (7)
但し、
TTL:バックフォーカス分は空気換算長とした場合の第1レンズの物体側の面から像側の焦点までの光軸上の距離
f:全系の焦点距離
また、下記条件式を満足することが好ましい。
1.5<LL/f<4 (8)
但し、
LL:第1レンズの物体側の面から第6レンズの像側の面までの光軸上の距離
f:全系の焦点距離
また、本発明による撮像レンズにおいては、第1レンズから第6レンズのうち、複数のレンズの材質が樹脂であり、
下記条件式を満足することが好ましい。
−0.2<f×ΣΦp<0.35 (9)
但し、
f:全系の焦点距離
ΣΦp:材質が樹脂である全てのレンズの焦点距離の逆数である屈折力の総和
また、本発明による撮像レンズにおいては、第2レンズの像側の面から第3レンズの像側の面までの間に開口絞りが配置されていることが好ましい。
また、本発明による撮像レンズは、(1)から(9)式それぞれの範囲内で以下の条件式(1−1)から(9−1)のいずれかを満足することが好ましい。なお、本発明の撮像レンズは、条件式(1)から(9−1)のいずれか1つを満足するものでもよく、あるいは任意の組合せを満足するものでもよい。
0.2<(L1f+L1r)/(L1f−L1r)<0.65 (1−1)
0.6<THsum/LL<0.85 (2−1)
0.2<f3/f2<0.65 (3−1)
−0.17<(L3f+L3r)/(L3f−L3r)<0.05 (4−1)
−10<L2r/L2f<0.1 (5−1)
−1.5<f/f1<−0.7 (6−1)
2.5<TTL/f<4.5 (7−1)
2<LL/f<3.5 (8−1)
−0.15<f×ΣΦp<0.3 (9−1)
本発明の撮像装置は、上記本発明の撮像レンズを備えたことを特徴とするものである。
上記「〜からなり」とは、構成要素として挙げたレンズ以外に、実質的にパワーを有さないレンズ、絞り、マスク、カバーガラス、およびフィルタ等のレンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、および手ぶれ補正機構等の機構部分等を含んでもよいことを意図するものである。
また、レンズの屈折力の符号、レンズの面形状、およびレンズの面の曲率半径は、非球面が含まれているものは近軸領域で考えることとする。曲率半径の符号は、物体側に凸を向けた面形状のものを正とし、像側に凸を向けた面形状のものを負とする。また、本発明においては、条件式は全て断りがない限り、d線(波長587.6nm)に関するものである。
本発明の撮像レンズによれば、6枚のレンズ系において、全系におけるパワー配置等を好適に設定し、条件式(1)を満足するようにしているため、F値が小さく、良好な光学性能を得ることが可能な撮像レンズを実現できる。
本発明による撮像装置は、本発明の撮像レンズを備えているため、低照度の条件下でも良好に撮像可能であり、諸収差が補正された、解像度の高い良好な像を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る撮像レンズ(実施例1と共通)の構成および光路を示す図 本発明の実施例2の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例3の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例4の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例5の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例6の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例7の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例8の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例9の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例1の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例2の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例3の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例4の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例5の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例6の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例7の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例8の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例9の撮像レンズの各収差図 本発明の実施形態に係る車載用の撮像装置の配置を説明するための図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る撮像レンズ(実施例1と共通)のレンズ構成を示す断面図である。図1に示す構成例は、後述の実施例1の撮像レンズの構成と共通である。図1においては、左側が物体側、右側が像側であり、図示されている開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。また、軸上光束waおよび最大画角の光束wbも併せて示している。
図1に示すように、本実施形態の撮像レンズは、物体側から順に、両凹形状の第1レンズL1、像側に凸面を向けた正の屈折力を有する第2レンズL2、両凸形状の第3レンズL3、負の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有する第5レンズL5、および負の屈折力を有する第6レンズL6からなる。なお、第2レンズL2と第3レンズL3との間には、開口絞りStが配置されている。
本実施形態の撮像レンズを撮像装置に適用する際には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、光学系と像面Simの間にカバーガラス、プリズム、赤外線カットフィルタ、およびローパスフィルタ等の各種フィルタを配置することが好ましい。このため、図1では、これらを想定した平行平面板状の光学部材PPを、レンズ系と像面Simとの間に配置した例を示している。
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(1)を満足するように構成されている。
0.1<(L1f+L1r)/(L1f−L1r)<0.8 (1)
但し、
L1f:第1レンズL1の物体側の面の近軸曲率半径
L1r:第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径
本実施形態の撮像レンズにおいては、第1レンズL1を両凹形状とすることで、第1レンズL1は負レンズとなるため、広角化を図ることができ、かつ周辺画角の光線の像面への入射角を小さく抑えることができる。また、第1レンズL1を両凹形状とすることで、負の屈折力を2つの面で分担できるため、球面収差の発生を抑えることができる。
また、第2レンズL2を像側に凸面を向けた正の屈折力を有するものとすることで、第1レンズL1によって発散作用を受けた軸上のマージナル光線を早めに収束に向かわせることができる。このため、レンズ系の全長を短縮し、レンズ系の外径を小さくし、かつ球面収差を良好に補正することができる。ここで、第2レンズL2を、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ、または平凸レンズとした場合、像側に凸面を向けた場合と同じ屈折力を持たせようとすると、第1レンズL1によって発散作用を受けた軸上のマージナル光線のレンズ面への入射角が大きくなる物体側面の負担が重くなり、球面収差が発生する。本実施形態においては、第2レンズL2は像側に凸面を向けているため、第1レンズL1によって発散作用を受けた軸上のマージナル光線を緩やかに収束に向かわせることができ、これにより、球面収差の発生を抑えることができる。
また、第3レンズL3を両凸形状を有するものとすることで、第2レンズL2と正の屈折力を分担することとなるため、球面収差の発生を抑えることができる。また、レンズの両面で正の屈折力を分担できるため、球面収差の発生をより良好に抑えることができる。
また、第4レンズL4を負の屈折力を有するものとすることで、軸上色収差および球面収差を良好に補正することができる。とくに、第4レンズL4は、第3レンズL3の直後に配置されているため、軸上のマージナル光線が高い状態で第4レンズL4に入射するが、第4レンズL4を負の屈折力を有するものとすることで、軸上色収差および球面収差を補正する効果をより高めることができる。
また、第5レンズL5を正の屈折力を有するものとすることで、第2レンズL2および第3レンズL3と正の屈折力を分担することができるため、球面収差の発生を抑えることができる。
また、第6レンズL6を負の屈折力を有するものとすることで、主点位置を物体側に寄せることができるため、レンズ系の全長を短縮でき、かつ像面湾曲および歪曲収差を補正することができる。
また、条件式(1)の下限以下とならないようにすることで、非点収差および歪曲収差の発生を抑えることができる。条件式(1)の上限以上とならないようにすることで、球面収差の発生を抑えることができる。
条件式(1)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(1−1)を満足することがより好ましい。
0.2<(L1f+L1r)/(L1f−L1r)<0.65 (1−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(2)を満足することが好ましい。
0.55<THsum/LL<0.9 (2)
但し、
THsum:全系のレンズの中心厚の総和
LL:第1レンズL1の物体側の面から第6レンズL6の像側の面までの光軸上の距離
条件式(2)の下限以下とならないようにすることで、各レンズの間に形成される空気レンズの作用が過剰となることを防ぐことができるため、例えば5次以上の高次の球面収差の発生を抑えることができる。条件式(2)の上限以上とならないようにすることで、空気レンズの作用を利用して、低次の球面収差を良好に補正することができる。
条件式(2)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(2−1)を満足することがより好ましい。
0.6<THsum/LL<0.85 (2−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(3)を満足することが好ましい。
0.1<f3/f2<0.8 (3)
但し、
f2:第2レンズL2の焦点距離
f3:第3レンズL3の焦点距離
条件式(3)の下限以下とならないようにすることで、第3レンズL3での球面収差の発生を抑えることができ、かつ歪曲収差を良好に補正することができる。条件式(3)の上限以上とならないようにすることで、第1レンズL1からの発散光線を第2レンズL2で急激に曲げることなく、曲げる作用を第2レンズL2および第3レンズL3において適度に分担させることができるため、第2レンズL2での球面収差の発生を抑えることができる。また、バックフォーカスを確保することができる。
条件式(3)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(3−1)を満足することがより好ましい。
0.2<f3/f2<0.65 (3−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(4)を満足することが好ましい。
−0.2<(L3f+L3r)/(L3f−L3r)<0.1 (4)
但し、
L3f:第3レンズL3の物体側の面の近軸曲率半径
L3r:第3レンズL3の像側の面の近軸曲率半径
条件式(4)を満足することで、第3レンズL3の物体側の面と像側の面とで、適度に屈折力を分担させることができるため、球面収差の発生を抑えることができる。
条件式(4)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(4−1)を満足することがより好ましい。
−0.17<(L3f+L3r)/(L3f−L3r)<0.05 (4−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(5)を満足することが好ましい。
−20<L2r/L2f<0.5 (5)
但し、
L2f:第2レンズL2の物体側の面の近軸曲率半径
L2r:第2レンズL2の像側の面の近軸曲率半径
条件式(5)を満足することで、第2レンズL2の物体側の面と像側の面とで、光線を曲げる作用を適度に分担させることができるため、球面収差の発生を抑えることができる。
条件式(5)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(5−1)を満足することがより好ましい。
−10<L2r/L2f<0.1 (5−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(6)を満足することが好ましい。
−2<f/f1<−0.6 (6)
但し、
f:全系の焦点距離
f1:第1レンズL1の焦点距離
条件式(6)の下限以下とならないようにすることで、球面収差の発生を抑えることができる。また、レンズ系の全長を抑えることができる。条件式(6)の上限以上とならないようにすることで、第1レンズL1の径を小さくすることができ、広角化を図ることができ、かつバックフォーカスを確保することができる。
条件式(6)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(6−1)を満足することがより好ましい。
−1.5<f/f1<−0.7 (6−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(7)を満足することが好ましい。
2<TTL/f<5 (7)
但し、
TTL:バックフォーカス分は空気換算長とした場合の第1レンズL1の物体側の面から像側の焦点までの光軸上の距離
f:全系の焦点距離
条件式(7)の下限以下とならないようにすることで、球面収差および像面湾曲を良好に補正することができる。条件式(7)の上限以上とならないようにすることで、レンズ系の全長を抑えることができる。
条件式(7)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(7−1)を満足することがより好ましい。
2.5<TTL/f<4.5 (7−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(8)を満足することが好ましい。
1.5<LL/f<4 (8)
但し、
LL:第1レンズL1の物体側の面から第6レンズL6の像側の面までの光軸上の距離
f:全系の焦点距離
条件式(8)の下限以下とならないようにすることで、球面収差および像面湾曲を良好に補正することができる。条件式(8)の上限以上とならないようにすることで、レンズ系の全長を抑えることができる。
条件式(8)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(8−1)を満足することがより好ましい。
2<LL/f<3.5 (8−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、第1レンズL1から第6レンズL6のうち、複数のレンズの材質が樹脂であることが好ましい。
第1レンズL1から第6レンズL6のうち、複数のレンズの材質を樹脂とすることで、レンズの非球面形状を精度よく作製することができ、かつ軽量化および低コスト化を図ることができる。なお、本実施形態においては、第2レンズL2、第4レンズL4、第5レンズL5および第6レンズL6の材質が樹脂である。
また、本実施形態の撮像レンズは、第1レンズL1から第6レンズL6のうち、複数のレンズの材質が樹脂である場合、下記条件式(9)を満足することが好ましい。
−0.2<f×ΣΦp<0.35 (9)
但し、
f:全系の焦点距離
ΣΦp:材質が樹脂である全てのレンズの焦点距離の逆数である屈折力の総和
ここで、条件式(9)が負の値となる場合、本実施形態の撮像レンズを保持する鏡枠の温度による膨張を助長する方向に、レンズ系の焦点が移動する。条件式(9)の下限以下とならないようにすることで、温度変化による鏡枠の膨張を助長する方向への焦点の移動を抑えることができるため、レンズ系の温度特性の変動による性能劣化を抑えることができる。一方、条件式(9)が正の値となる場合、温度変化による鏡枠の膨張をキャンセルする方向に焦点が移動するため、温度変化によるレンズ系の温度特性の変動を抑えることができる。条件式(9)の上限以上とならないようにすることで、レンズ系の温度特性の変動の過剰な補正を防止できる。
条件式(9)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(9−1)を満足することがより好ましい。
−0.15<f×ΣΦp<0.3 (9−1)
また、本実施形態の撮像レンズにおいては、第2レンズL2の像側の面から第3レンズL3の像側の面までの間に開口絞りStが配置されていることが好ましい。これにより、入射光線の高さを抑えることができるため、レンズ系の径方向の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(10)を満足することが好ましい。
0.15<f/f2<0.7 (10)
但し、
f:全系の焦点距離
f2:第2レンズL2の焦点距離
条件式(10)の下限以下とならないようにすることで、歪曲収差を良好に補正できる。条件式(10)の上限以上とならないようにすることで、第2レンズL2での球面収差の発生を抑えることができる。
条件式(10)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(10−1)を満足することがより好ましい。
0.25<f/f2<0.6 (10−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(11)を満足することが好ましい。
0.5<f/f3<1.5 (11)
但し、
f:全系の焦点距離
f3:第3レンズL3の焦点距離
条件式(11)の下限以下とならないようにすることで、光学系全体の正の屈折力を適度に第3レンズL3で分担することができるため、球面収差の発生を抑えることができる。条件式(11)の上限以上とならないようにすることで、第3レンズL3での球面収差の発生を抑えることができる。
条件式(11)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(11−1)を満足することがより好ましい。
0.6<f/f3<1.2 (11−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(12)を満足することが好ましい。
−1.2<f/f4<−0.2 (12)
但し、
f:全系の焦点距離
f4:第4レンズL4の焦点距離
条件式(12)の下限以下とならないようにすることで、高次の球面収差の発生を抑えることができる。条件式(12)の上限以上とならないようにすることで、軸上色収差および球面収差を良好に補正することができる。
条件式(12)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(12−1)を満足することがより好ましい。
−1<f/f4<−0.35 (12−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(13)を満足することが好ましい。
0.5<f/f5<1.5 (13)
但し、
f:全系の焦点距離
f5:第5レンズL5の焦点距離
条件式(13)の下限以下とならないようにすることで、光学系全体の正の屈折力を適度に第5レンズL5で分担することができるため、球面収差の発生を抑えることができる。条件式(13)の上限以上とならないようにすることで、第5レンズL5での球面収差の発生を抑えることができる。
条件式(13)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(13−1)を満足することがより好ましい。
0.6<f/f5<1.2 (13−1)
また、本実施形態の撮像レンズは、下記条件式(14)を満足することが好ましい。
−1<f/f6<−0.05 (14)
但し、
f:全系の焦点距離
f6:第6レンズL6の焦点距離
条件式(14)の下限以下とならないようにすることで、軸外主光線の像面への入射角を抑えることができる。条件式(14)の上限以上とならないようにすることで、レンズ系の全長を抑えることができ、かつ歪曲収差を良好に補正することができる。
条件式(14)に関する効果をより高めるためには、下記条件式(14−1)を満足することがより好ましい。
−0.8<f/f6<−0.1 (14−1)
本実施形態の撮像レンズが、例えば車載用カメラおよび監視用カメラ等の厳しい環境において使用される場合には、最も物体側に配置される第1レンズL1は、風雨による表面劣化、直射日光による温度変化に強く、さらには油脂および洗剤等の化学薬品に強い材質、すなわち耐水性、耐候性、耐酸性および耐薬品性等が高い材質を用いることが要望される。また、第1レンズL1には、堅く、割れにくい材質を用いることが要望される。このため、第1レンズL1の材質をガラスとすることで、上記要望を満たすことが可能となる。なお、第1レンズL1の材質として、透明なセラミックスを用いてもよい。
なお、第1レンズL1の物体側の面に、強度、耐傷性および耐薬品性を高めるための保護手段を施してもよく、その場合には、第1レンズL1の材質をプラスチックとしてもよい。このような保護手段は、ハードコートであってもよく、撥水コートであってもよい。
また、図1に示す例では、レンズ系と像面Simとの間に光学部材PPを配置した例を示したが、ローパスフィルタまたは特定の波長域をカットするような各種フィルタ等をレンズ系と像面Simとの間に配置する代わりに、各レンズの間にこれらの各種フィルタを配置してもよく、あるいは、いずれかのレンズのレンズ面に、各種フィルタと同様の作用を有するコートを施してもよい。
条件式に関する構成も含め、以上述べた好ましい構成および可能な構成は、任意の組合せが可能であり、要求される仕様に応じて適宜選択的に採用されることが好ましい。例えば、本実施形態による撮像レンズは条件式(1)を満足するものとしているが、条件式(1)〜(14)および条件式(1−1)〜(14−1)のいずれか1つを満足するものであってもよく、これらの条件式の任意の組合せを満足するものであってもよい。
次に、本発明の撮像レンズの数値実施例について説明する。まず、実施例1の撮像レンズについて説明する。実施例1の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図を図1に示す。なお、図1および後述の実施例2〜9に対応した図2〜9においては、光学部材PPも併せて示している。また、左側が物体側、右側が像側であり、図示されている開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
実施例1の撮像レンズは、物体側から順に、両凹形状の第1レンズL1、像側に凸面を向けた正の屈折力を有する第2レンズL2、両凸形状の第3レンズL3、負の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有する第5レンズL5、および負の屈折力を有する第6レンズL6からなる。また、第1レンズL1および第3レンズL3の材質がガラスであり、第2レンズL2、第4レンズL4、第5レンズL5および第6レンズL6の材質が樹脂である。
実施例1の撮像レンズの基本レンズデータを表1に、諸元に関するデータを表2に、非球面係数を表3に示す。以下では、表中の記号の意味について、実施例1のものを例にとり説明するが、実施例2〜9についても基本的に同様である。
表1のレンズデータにおいて、Siの欄には最も物体側の構成要素の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示し、Riの欄にはi番目の面の曲率半径を示し、Diの欄にはi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示す。また、Ndjの欄には最も物体側の光学要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示し、νdjの欄には同じくj番目の光学要素のd線(波長587.6nm)に対するアッベ数を示す。
なお、曲率半径の符号は、面形状が物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。基本レンズデータには、開口絞りStおよび光学部材PPも含めて示している。開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号とともに(絞り)という語句を記載している。
表2の諸元に関するデータに、全系の焦点距離f´、バックフォーカスBf´、F値FNo.および全画角2ωの値を示す。
表1では、非球面の面番号には*印を付しており、非球面の曲率半径の欄には近軸の曲率半径の数値を記載している。表3に、実施例1の各非球面の非球面係数を示す。表3の非球面係数の数値の「E±n」(n:整数)は「×10±n」を意味する。非球面係数は、下式で表される非球面式における各係数KA、Am(m=3、4、5、…16)の値である。
但し、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からのレンズ面までの距離)
C:近軸曲率
KA、Am:非球面係数
各表のデータにおいて、角度の単位としては度を用い、長さの単位としてはmmを用いているが、光学系は比例拡大または比例縮小しても使用可能なため他の適当な単位を用いることもできる。また、以下に示す各表では所定の桁でまるめた数値を記載している。
実施例1の撮像レンズの各収差図を図10に示す。なお、図10中の左側から順に球面収差、非点収差、歪曲収差、および倍率色収差を示す。球面収差、非点収差、および歪曲収差を表す各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図にはd線(波長587.6nm)、C線(波長656.3nm)、F線(波長486.1nm)、およびg線(波長435.8nm)についての収差をそれぞれ実線、長破線、短破線、および灰色の実線で示す。非点収差図にはサジタル方向、およびタンジェンシャル方向の収差をそれぞれ実線と短破線で示す。倍率色収差図にはC線(波長656.3nm)、F線(波長486.1nm) 、およびg線(波長435.8nm)についての収差をそれぞれ長破線、短破線、および灰色の実線で示す。なお、これらの収差は全て無限遠物体合焦時のものである。球面収差の収差図のFNo.はF値、その他の収差図のωは半画角を意味する。
上記の実施例1の説明で述べた各データの記号、意味および記載方法は、とくに断りがない限り以下の実施例のものについても同様であるので、以下では重複説明を省略する。
次に、実施例2の撮像レンズについて説明する。実施例2の撮像レンズの構成および光路を示す断面図を図2に示す。実施例2の撮像レンズは、実施例1と同様のレンズ構成である。実施例2の撮像レンズのレンズデータを表4に、諸元に関するデータを表5に、非球面係数を表6に、各収差図を図11に示す。
次に、実施例3の撮像レンズについて説明する。実施例3の撮像レンズの構成および光路を示す断面図を図3に示す。実施例3の撮像レンズは、実施例1と同様のレンズ構成である。実施例3の撮像レンズのレンズデータを表7に、諸元に関するデータを表8に、非球面係数を表9に、各収差図を図12に示す。
次に、実施例4の撮像レンズについて説明する。実施例4の撮像レンズの構成および光路を示す断面図を図4に示す。実施例4の撮像レンズは、第2レンズL2の材質がガラスである点を除いて、実施例1と同様のレンズ構成である。実施例4の撮像レンズのレンズデータを表10に、諸元に関するデータを表11に、非球面係数を表12に、各収差図を図13に示す。
次に、実施例5の撮像レンズについて説明する。実施例5の撮像レンズの構成および光路を示す断面図を図5に示す。実施例5の撮像レンズは、第2レンズL2の材質がガラスである点を除いて、実施例1と同様のレンズ構成である。実施例5の撮像レンズのレンズデータを表13に、諸元に関するデータを表14に、非球面係数を表15に、各収差図を図14に示す。
次に、実施例6の撮像レンズについて説明する。実施例6の撮像レンズの構成および光路を示す断面図を図6に示す。実施例6の撮像レンズは、実施例1と同様のレンズ構成である。実施例6の撮像レンズのレンズデータを表16に、諸元に関するデータを表17に、非球面係数を表18に、各収差図を図15に示す。
次に、実施例7の撮像レンズについて説明する。実施例7の撮像レンズの構成および光路を示す断面図を図7に示す。実施例7の撮像レンズは、実施例1と同様のレンズ構成である。実施例7の撮像レンズのレンズデータを表19に、諸元に関するデータを表20に、非球面係数を表21に、各収差図を図16に示す。
次に、実施例8の撮像レンズについて説明する。実施例8の撮像レンズの構成および光路を示す断面図を図8に示す。実施例8の撮像レンズは、実施例1と同様のレンズ構成である。実施例8の撮像レンズのレンズデータを表22に、諸元に関するデータを表23に、非球面係数を表24に、各収差図を図17に示す。
次に、実施例9の撮像レンズについて説明する。実施例9の撮像レンズの構成および光路を示す断面図を図9に示す。実施例9の撮像レンズは、実施例1と同様のレンズ構成である。実施例9の撮像レンズのレンズデータを表25に、諸元に関するデータを表26に、非球面係数を表27に、各収差図を図18に示す。
実施例1〜9の撮像レンズの条件式(1)〜(14)に対応する値を表28に示す。なお、全実施例ともd線を基準波長としており、下記の表28に示す値はこの基準波長におけるものである。
以上のデータから分かるように、実施例1〜9の撮像レンズは全て、条件式(1)〜(14)を満足しており、F値が1.8以下と小さく、諸収差が良好に補正された撮像レンズであることが分かる。
次に、本発明の実施形態に係る撮像装置の使用例について説明する。図19に使用例として、自動車100に本実施形態の撮像レンズを備えた撮像装置を搭載した様子を示す。図19において、自動車100は、その助手席側の側面の死角範囲を撮像するための車外カメラ101と、自動車100の後側の死角範囲を撮像するための車外カメラ102と、ルームミラーの背面に取り付けられ、ドライバーと同じ視野範囲を撮影するための車内カメラ103とを備えている。車外カメラ101と車外カメラ102と車内カメラ103とは、本発明の実施形態に係る撮像装置であり、本発明の実施例の撮像レンズと、この撮像レンズにより形成される光学像を電気信号に変換する撮像素子とを備えている。
本発明の実施例に係る撮像レンズは、上述した長所を有するものであるから、車外カメラ101、102および車内カメラ103は、小型で安価に構成でき、暗所でも使用でき、かつ解像度の高い良好な映像を得ることができる。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、および非球面係数の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
また、撮像装置の実施形態では、本発明を車載用カメラに適用した例について図を示して説明したが、本発明はこの用途に限定されるものではなく、例えば、監視カメラ、工業用カメラ、およびデジタルカメラ等にも適用可能である。
wa 軸上光束
wb 最大画角の光束
100 自動車
101,102 車外カメラ
103 車内カメラ
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
PP 光学部材
Sim 像面
St 開口絞り
Z 光軸

Claims (19)

  1. 物体側から順に、両凹形状の第1レンズ、像側に凸面を向けた正の屈折力を有する第2レンズ、両凸形状の第3レンズ、負の屈折力を有する第4レンズ、正の屈折力を有する第5レンズ、および負の屈折力を有する第6レンズからなり、
    下記条件式を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    0.1<(L1f+L1r)/(L1f−L1r)<0.8 (1)
    −0.2<(L3f+L3r)/(L3f−L3r)<0.1 (4)
    但し、
    L1f:前記第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    L1r:前記第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
    L3f:前記第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    L3r:前記第3レンズの像側の面の近軸曲率半径
  2. 下記条件式を満足する請求項1記載の撮像レンズ。
    0.55<THsum/LL<0.9 (2)
    但し、
    THsum:全系のレンズの中心厚の総和
    LL:前記第1レンズの物体側の面から前記第6レンズの像側の面までの光軸上の距離
  3. 下記条件式を満足する請求項1または2記載の撮像レンズ。
    0.1<f3/f2<0.8 (3)
    但し、
    f2:前記第2レンズの焦点距離
    f3:前記第3レンズの焦点距離
  4. 下記条件式を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −20<L2r/L2f<0.5 (5)
    但し、
    L2f:前記第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    L2r:前記第2レンズの像側の面の近軸曲率半径
  5. 下記条件式を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −2<f/f1<−0.6 (6)
    但し、
    f:全系の焦点距離
    f1:前記第1レンズの焦点距離
  6. 下記条件式を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    2<TTL/f<5 (7)
    但し、
    TTL:バックフォーカス分は空気換算長とした場合の前記第1レンズの物体側の面から像側の焦点までの光軸上の距離
    f:全系の焦点距離
  7. 下記条件式を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    1.5<LL/f<4 (8)
    但し、
    LL:前記第1レンズの物体側の面から前記第6レンズの像側の面までの光軸上の距離
    f:全系の焦点距離
  8. 前記第1レンズから前記第6レンズのうち、複数のレンズの材質が樹脂であり、
    下記条件式を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −0.2<f×ΣΦp<0.35 (9)
    但し、
    f:全系の焦点距離
    ΣΦp:材質が樹脂である全てのレンズの焦点距離の逆数である屈折力の総和
  9. 前記第2レンズの像側の面から前記第3レンズの像側の面までの間に開口絞りが配置されている請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
  10. 下記条件式を満足する請求項1からのいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.2<(L1f+L1r)/(L1f−L1r)<0.65 (1−1)
  11. 下記条件式を満足する請求項1から10のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.6<THsum/LL<0.85 (2−1)
    但し、
    THsum:全系のレンズの中心厚の総和
    LL:前記第1レンズの物体側の面から前記第6レンズの像側の面までの光軸上の距離
  12. 下記条件式を満足する請求項1から11のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.2<f3/f2<0.65 (3−1)
    但し、
    f2:前記第2レンズの焦点距離
    f3:前記第3レンズの焦点距離
  13. 下記条件式を満足する請求項1から12のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −0.17<(L3f+L3r)/(L3f−L3r)<0.05 (4−1)
    但し、
    L3f:前記第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    L3r:前記第3レンズの像側の面の近軸曲率半径
  14. 下記条件式を満足する請求項1から13のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −10<L2r/L2f<0.1 (5−1)
    但し、
    L2f:前記第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    L2r:前記第2レンズの像側の面の近軸曲率半径
  15. 下記条件式を満足する請求項1から14のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −1.5<f/f1<−0.7 (6−1)
    但し、
    f:全系の焦点距離
    f1:前記第1レンズの焦点距離
  16. 下記条件式を満足する請求項1から15のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    2.5<TTL/f<4.5 (7−1)
    但し、
    TTL:バックフォーカス分は空気換算長とした場合の前記第1レンズの物体側の面から像側の焦点までの光軸上の距離
    f:全系の焦点距離
  17. 下記条件式を満足する請求項1から16のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    2<LL/f<3.5 (8−1)
    但し、
    LL:前記第1レンズの物体側の面から前記第6レンズの像側の面までの光軸上の距離
    f:全系の焦点距離
  18. 前記第1レンズから前記第6レンズのうち、複数のレンズの材質が樹脂であり、
    下記条件式を満足する請求項1から17のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    −0.15<f×ΣΦp<0.3 (9−1)
    但し、
    f:全系の焦点距離
    ΣΦp:材質が樹脂である全てのレンズの焦点距離の逆数である屈折力の総和
  19. 請求項1から18のいずれか1項記載の撮像レンズを備えた撮像装置。
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