JP6752515B2 - ワイヤー係止具及び係止アダプター - Google Patents
ワイヤー係止具及び係止アダプター Download PDFInfo
- Publication number
- JP6752515B2 JP6752515B2 JP2016173220A JP2016173220A JP6752515B2 JP 6752515 B2 JP6752515 B2 JP 6752515B2 JP 2016173220 A JP2016173220 A JP 2016173220A JP 2016173220 A JP2016173220 A JP 2016173220A JP 6752515 B2 JP6752515 B2 JP 6752515B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- bolt
- attachment
- locking
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Dowels (AREA)
Description
これによれば、ワイヤー係止具が被取付物と取付物を取り付ける取付部を有することから、取付物を被取付物に取り付ける工程をワイヤー係止具を被取付物に取り付ける工程で同時に行うことができ、取付物を被取付物に取付部材で取り付ける工程とは別に、ワイヤー係止具を被取付物に取り付ける工程を行うことが不要となる。即ち、ワイヤー係止具の取り付けを手間の少ない効率的な施工で行うことができる。また、ワイヤー係止具の取り付けが取付物の被取付物への取り付けを兼用するので、取付物の被取付物だけを行えばワイヤー係止具を単独で新たに設置する必要がないことから、取付物によって被取付面が塞がれる状態でもワイヤー係止具及びワイヤーを適正な位置に取り付けることができる。従って、効率的な施工で適正な落下防止対策を行うことができる。
これによれば、テーパーボルトとスリーブで構成されるアンカーをコンクリートの壁や天井等の被取付物に固定し、取付物の貫通穴をテーパーボルトに嵌めて取付物を取り付ける場合等に、効率的な施工で適正な落下防止対策を行うことができる。
これによれば、トンネル内装板、耐火板、遮音壁等の壁状部材或いは板状部材の落下防止対策を効率的な施工で適正に行うことができる。
これによれば、万一、第2のナットが交通振動等により緩んだとしても、段落とし部で第2のナットの雌ねじがボルトの雄ねじ部から一旦はずれ、芯ズレを起こす為、第2のナットがそれ以上緩んでくることを防止することができ、ナットの落下も防止することができる。また、第2のナットが段落とし部に落ち込んだ状態では、取付物はグラグラするが落下していない状態となることから、この状態を点検時に発見して補修することにより、事故を未然に防止することができる。更に、短時間で施工可能、保守管理が容易、ナットの落下を防止可能という効果を有することから、特に、取付物が道路用設備である場合の落下防止対策として非常に高い有効性を発揮する。
これによれば、被取付物と取付物を取り付ける取付部を有するワイヤー係止具にその構成部材として係止アダプターを外挿する構成により、取付物を被取付物に取り付ける工程をワイヤー係止具を被取付物に取り付ける工程で同時に行うことができ、取付物を被取付物に取付部材で取り付ける工程とは別に、ワイヤー係止具を被取付物に取り付ける工程を行うことが不要となる。即ち、落下防止ワイヤーを係止可能なワイヤー係止具の取り付けを手間の少ない効率的な施工で行うことができる。また、係止アダプターを有するワイヤー係止具の取り付けが取付物の被取付物への取り付けを兼用するので、取付物の被取付物だけを行えばワイヤー係止具を単独で新たに設置する必要がないことから、取付物によって被取付面が塞がれる状態でもワイヤー係止具及びワイヤーを適正な位置に取り付けることができる。従って、効率的な施工で適正な落下防止対策を行うことができる。
本発明による第1実施形態のワイヤー係止具10は、図1及び図2に示すように、外周に軸方向に延びる雄ねじ部111が形成されていると共に、先端近傍に先端に向かうに従って漸次拡径するテーパー部112が形成されているテーパーボルト11を有する。この雄ねじ部111の後端近傍の途中には、雄ねじ部111より小径でねじ溝のない段落とし部113が形成されている。テーパーボルト11は、後述するように、取付物から被取付物の逆側に突出するように設けられる。
本発明による第2実施形態のワイヤー係止具60は、図7及び図8に示すように、外周に軸方向に延びる雄ねじ部611が形成されていると共に、頭部612を備える頭部付ボルト61を有する。この雄ねじ部611の後端近傍の途中には、雄ねじ部611より小径でねじ溝のない段落とし部613が形成されている。頭部付ボルト61も取付物36から被取付物56の逆側に突出するように設けられる。
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、各実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
Claims (5)
- 被取付物と取付物を取り付ける取付部と、
ワイヤー係止穴が形成されたワイヤー係止部が筒部の側方に突出形成されている係止アダプターを備え、
前記取付部は、前記取付物から前記被取付物の逆側に突出するように設けられるボルトと、前記ボルトの雄ねじ部に螺合されて前記取付物を前記被取付物側に押圧する第1のナットを有し、
前記係止アダプターの前記筒部が前記ボルトの雄ねじ部に外挿され、
前記係止アダプターの前記筒部を位置決めする第2のナットが前記ボルトの雄ねじ部に螺合され、
前記第1のナット、前記筒部、前記第2のナットの順で配設されていることを特徴とするワイヤー係止具。 - 前記取付部が、前記取付物から前記被取付物の逆側に突出するように設けられ且つ先端近傍にテーパー部が形成されたテーパーボルトと、前記テーパーボルトに外挿されて前記テーパー部の相対的な進入に応じて拡開可能なスリーブと、前記第1のナットから構成されることを特徴とする請求項1記載のワイヤー係止具。
- 前記取付部が、前記取付物から前記被取付物の逆側に突出するように設けられる頭部付ボルトと、若しくは前記取付物から前記被取付物の逆側に突出するように設けられる全ねじボルト及び前記全ねじボルトの雄ねじ部に前記被取付物の被取付面と逆側から前記被取付物を押圧可能に螺合される第3のナットと、前記第1のナットとから構成されることを特徴とする請求項1記載のワイヤー係止具。
- 前記ボルトの雄ねじ部の前記第2のナット側の端部近傍の途中に、前記雄ねじ部より小径でねじ溝のない段落とし部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のワイヤー係止具。
- 取付物から被取付物の逆側に突出するように設けられる前記被取付物と前記取付物を取り付ける取付部のボルトの雄ねじ部に外挿可能な筒部と、
前記筒部から側方に突出形成され且つワイヤー係止穴が形成されたワイヤー係止部を備え、
前記筒部が、前記ボルトの雄ねじ部に外挿された状態で、前記ボルトの雄ねじ部に螺合される第1のナット及び第2のナットで両側から挟み込まれて定置可能になっていることを特徴とするワイヤー係止具用の係止アダプター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016173220A JP6752515B2 (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | ワイヤー係止具及び係止アダプター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016173220A JP6752515B2 (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | ワイヤー係止具及び係止アダプター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018040390A JP2018040390A (ja) | 2018-03-15 |
JP6752515B2 true JP6752515B2 (ja) | 2020-09-09 |
Family
ID=61625644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016173220A Active JP6752515B2 (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | ワイヤー係止具及び係止アダプター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6752515B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011174301A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Professional School For Photovoltaic Installation | 屋根上作業のための安全確保方法及びそれに用いる安全対策用取付具 |
JP3162625U (ja) * | 2010-06-29 | 2010-09-09 | 株式会社ダイドーハント | 屋根上作業用安全金具 |
-
2016
- 2016-09-05 JP JP2016173220A patent/JP6752515B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018040390A (ja) | 2018-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2009262249B2 (en) | Radially expanding bolt assembly | |
JP5547276B2 (ja) | 削孔装置および削孔装置用の取付け手段 | |
US626040A (en) | John r | |
KR20150053071A (ko) | 풀림 방지용 체결구 | |
JP2017172233A (ja) | 安全柵土台 | |
JP6752515B2 (ja) | ワイヤー係止具及び係止アダプター | |
US20110206475A1 (en) | Anchoring framing to support structures | |
US8915686B2 (en) | Unitary, strike, drop-in anchor for concrete and the like | |
JP2005030584A (ja) | ボルト・ナットの緩み止め構造 | |
CN109973496A (zh) | 螺栓止动件及止动方法 | |
JP2010216085A (ja) | 支承固定構造 | |
JP2010216086A (ja) | 支承装置固定用カプラー | |
KR101243148B1 (ko) | 맨홀용 풀림방지 볼트 및 너트 | |
CN211975629U (zh) | 预埋螺栓 | |
JP2007170768A (ja) | 吊り金具用耐震金具の構造 | |
KR102108429B1 (ko) | 핀 고정형 풀림방지 너트 및 그 제조방법 | |
JP3194633U (ja) | ボルト | |
JP6905425B2 (ja) | ロックボルト頭部用止水具 | |
JP2017120118A (ja) | ボルトに締め込むナットの緩み止め構造 | |
JP2016089955A (ja) | 取付金具、高架用防音壁、および高架用防音壁の施工方法 | |
JP2004132049A (ja) | 配管設置用嵌入部材および配管設置方法 | |
JP2021507144A (ja) | 設備を土木構造物にアンカー固定するための装置および方法 | |
JP2006097358A (ja) | コンクリート床構造およびその施工方法 | |
JP5925650B2 (ja) | 後施工アンカーセット | |
KR20170121419A (ko) | 회전방지용 볼트 및 그 체결구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6752515 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |