JP6751747B2 - 照明装置用oledパネル及びその製造方法 - Google Patents

照明装置用oledパネル及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6751747B2
JP6751747B2 JP2018227261A JP2018227261A JP6751747B2 JP 6751747 B2 JP6751747 B2 JP 6751747B2 JP 2018227261 A JP2018227261 A JP 2018227261A JP 2018227261 A JP2018227261 A JP 2018227261A JP 6751747 B2 JP6751747 B2 JP 6751747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring pattern
auxiliary wiring
electrode
light emitting
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018227261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019102461A (ja
Inventor
キョファン リー,
キョファン リー,
テジュン ソン,
テジュン ソン,
チョルホ キム,
チョルホ キム,
ジョンミン キム,
ジョンミン キム,
Original Assignee
エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド, エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド filed Critical エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
Publication of JP2019102461A publication Critical patent/JP2019102461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6751747B2 publication Critical patent/JP6751747B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • H10K71/20Changing the shape of the active layer in the devices, e.g. patterning
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/805Electrodes
    • H10K59/8051Anodes
    • H10K59/80516Anodes combined with auxiliary electrodes, e.g. ITO layer combined with metal lines
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays
    • H10K59/131Interconnections, e.g. wiring lines or terminals
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/10OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • H10K50/11OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/805Electrodes
    • H10K50/81Anodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/805Electrodes
    • H10K50/81Anodes
    • H10K50/814Anodes combined with auxiliary electrodes, e.g. ITO layer combined with metal lines
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/805Electrodes
    • H10K50/82Cathodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]
    • F21Y2115/15Organic light-emitting diodes [OLED]
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/87Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K59/873Encapsulations

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

本発明は、照明装置用発光パネルの製造方法に関し、より詳細には、OLEDパネルに関する。
また、本発明は、照明装置用OLEDパネルを製造する方法に関する。
現在、照明装置としては、主に蛍光灯や白熱灯を使用する。白熱灯の場合、演色指数は良いものの、エネルギー効率が非常に低いという短所がある。蛍光灯の場合、エネルギー効率は良いものの、演色指数が低く、水銀を含有しており、環境問題が発生する問題点がある。
最近は、発光ダイオード(LED)に基づく照明装置が提案されている。発光ダイオードは、GaNのような窒化物半導体の積層構造で形成されており、青色波長帯で発光効率が最も高く、赤色と緑波長帯域に行くほど発光効率が低下する。したがって、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを組み合わせて白色光を発光する場合、発光効率が低くなるという問題があった。また、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを用いる場合、それぞれの発光ピーク(peak)の幅が狭いため、色演色性も低下するという問題もあった。
かかる問題を解決するため、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発光ダイオードを組み合わせる方式の代りに、青色発光ダイオードと黄色蛍光体を組み合わせて白色光を出力する照明装置が提案されている。このような構成の発光ダイオードが提案される理由は、発光効率の低い緑色発光ダイオードを用いることよりも、効率の高い青色発光ダイオードのみを用いて、残りの色は、青色光を受けて黄色光を発散する蛍光物質を用いる方法がさらに効率的であるからである。
しかし、青色発光ダイオードと黄色蛍光体を組み合わせて白色光を出力する照明装置の場合も、黄色光を発光する蛍光物質自体の発光効率が良くないため、照明装置の発光効率を向上させるには限界があった。
特に、窒化物半導体発光ダイオード(LED)に基づく照明装置の場合、発光ダイオードで発生する多くの熱のため、照明装置の裏面に放熱手段を設けなければならず、高品質の窒化物半導体の成長のためには、高いサファイア基板を用いなければならないという限界がある。
また、発光ダイオードに基づく照明装置の場合、窒化物半導体を成長させるためのエピタキシャル工程、個別発光ダイオードチップを製造するためのチップ工程及び個別発光ダイオードチップを回路基板に実装するための実装工程を含み、複数の工程が含まれる。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであって、照明装置用OLED(Organic Light Emitting Diode)パネルを提供することを課題とする。
また、本発明は、照明装置用OLEDパネルを提供することを課題とする。
本発明の目的は、以上で言及した目的に制限されず、言及していない本発明の他の目的及び長所は、下記の説明によって理解されるし、本発明の実施形態によってより明らかに理解される。また、本発明の目的及び長所は、特許請求の範囲に示した手段及びその組み合わせによって容易に実現できることが分かる。
上記課題を解決するため、本発明の実施形態による照明装置用OLEDパネルは、基板;前記基板上に配置される補助配線パターン;前記補助配線パターンが配置されている基板上に配置され、平坦化した上部の表面を有する第1電極;前記第1電極上に配置され、少なくとも前記補助配線パターンの上部領域に配置されるパッシベーション層;前記第1電極上に配置されるOLED発光構造体;及び前記OLED発光構造体上に配置される第2電極を含む。
上記課題を解決するため、本発明の他の実施形態による照明装置用OLEDパネルは、アレイ領域とパッド領域を有する基板;前記基板上の前記アレイ領域とパッド領域に配置される補助配線パターン;前記補助配線パターンが配置されている基板上の前記アレイ領域に配置される第1電極;前記補助配線パターンの上部領域に配置されるパッシベーション層;前記第1電極上に配置されるOLED発光構造体;及び前記OLED発光構造体上に配置される第2電極を含み、前記パッシベーション層は、前記パッド領域において前記補助配線パターンと直接にコンタクトされる。
上記課題を解決するため、本発明の実施形態による照明装置用OLEDパネルの製造方法は、基板上に補助配線パターン形成用物質を配置するステップ;前記補助配線パターン形成用物質をエッチングして補助配線パターンを形成するステップ;前記補助配線パターンが配置される基板上に、コーティング法で平坦化した上部の表面を有する第1電極を配置するステップ;少なくとも前記補助配線パターンの上部領域に配置するように、前記第1電極上にパッシベーション層を形成するステップ;前記第1電極上にOLED発光構造体を配置するステップ;及び前記OLED発光構造体上に配置される第2電極を配置するステップを含む。
本発明の一様態によれば、照明装置用OLEDパネルは、基板、第1の補助配線パターン、第2の補助配線パターン、第1電極、パッシベーション層、OLED発光構造体、第2電極及び封止層を含んでいてもよい。
第1の補助配線パターンは、基板上に配置されて、第2の補助配線パターンは、第1の補助配線パターン上に配置されてもよい。第1電極は、前記第1の補助配線パターン及び第2の補助配線パターンが配置されている基板上に配置されてもよく、平坦化した上部面を有してもよい。パッシベーション層は、第1電極上に配置されるものの、少なくとも第1の補助配線パターンが配置されている領域の上部に配置されてもよい。OLED発光構造体は、パッシベーション層が配置されている第1電極上に配置されてもよい。第2電極は、OLED発光構造体上に配置される。封止層は、第2電極上に配置されてもよい。
かかる構成によって、本発明による照明装置用OLEDパネルは、二重補助配線パターンを有しており、また第1電極の上部面が平坦化している。二重補助配線パターンを介して、第1電極に印加される電圧を第1電極全体に均一にすることができる。これによって、輝度均一性を高めることができる。また、第1電極の上部面が平坦化しており、第1電極上部のパッシベーション面積を減少することができ、これによって、発光面積を増大させることができる。
また、前記第1の補助配線パターンは、上部に向かうほど細くなるテーパー状の断面を有して、前記第2の補助配線パターンは、長方形状の断面を有してもよい。かかる第1の補助配線パターンと第2の補助配線パターンの積層構造により、構造の安全性を有することができる。
このとき、前記第1の補助配線パターンは、金属を含んでいてもよいし、前記第2の補助配線パターンは、透明電導性酸化物を含んでいてもよい。透明電導性酸化物の場合、レーザー熱処理が可能であり、結晶化されていない透明電導性酸化物及び金属の場合、シュウ酸(oxalic acid)などを含むエッチング液を用いて1回の湿式エッチングで除去可能である。
前記第1電極は、透明電導性酸化物、電導性高分子又は導電性炭素系物質を含んでいてもよい。これら電極材料は、コーティング法を適用可能である。
本発明の他の様態によれば、照明装置用OLEDパネルの製造方法は、基板上に第1の補助配線パターン形成用物質を配置して、前記第1の補助配線パターン形成用物質上に第2の補助配線パターン形成用物質を配置するステップ;前記第2の補助配線パターン形成用物質及び第1の補助配線パターン形成用物質をエッチングして、第1の補助配線パターンと前記第1の補助配線パターン上に第2の補助配線パターンを形成するステップ;前記第1の補助配線パターン及び第2の補助配線パターンが配置される基板上に、コーティング法で第1電極を配置するステップ;前記第1電極上にパッシベーション層を配置し、少なくとも前記第1の補助配線パターン及び第2の補助配線パターンの上部領域にパッシベーション層を配置するステップ;前記パッシベーション層が配置されている第1電極上にOLED発光構造体を配置するステップ;前記OLED発光構造体上に第2電極を配置するステップ;及び前記第2電極上に封止層を配置するステップを含む。
上記のような過程によって、二重補助配線パターンを形成することができ、上部面が平坦化した第1電極を形成することができる。
第1の補助配線パターン形成用物質は、金属を含んでいてもよいし、第2の補助配線パターン形成用物質は、結晶化されていない透明電導性酸化物(TCO)を含んでいてもよい。このような積層構造において、後述するレーザー熱処理及びエッチングによって、第1の補助配線パターン及び第2の補助配線パターンを容易に形成することができる。
第1の補助配線パターン形成用物質が金属材質であり、第2の補助配線パターン形成用物質が結晶化されていない透明電導性酸化物材質である場合、前記第1の補助配線パターン及び前記第2の補助配線パターンを配置するステップは、前記結晶化されていない透明電導性酸化物上に開口部を有するマスクを配置するステップと、前記マスクが配置されている、結晶化されていない透明電導性酸化物にレーザーを照射して、マスクの開口部分の透明電導性酸化物を結晶化するステップと、前記マスクを除去するステップと、結晶化されていない透明電導性酸化物と、前記結晶化されていない透明電導性酸化物の下部の第1の補助配線パターン形成用物質をエッチングするステップを含んでいてもよい。
レーザー熱処理によって、結晶化されていない透明電導性酸化物の一部分を結晶化することができ、シュウ酸などを含むエッチング液を用いた湿式エッチングによって、結晶化されていない透明電導性酸化物及びその下部の金属を除去することができる。
また、前記湿式エッチングによって、第1の補助配線パターンは、上部に向かうほど細くなるテーパー状の断面を有し、第2の補助配線パターンは、長方形状の断面を有してもよい。
前記第1電極は、透明電導性酸化物、電導性高分子又は導電性炭素系物質を含んでいてもよい。これら材質の場合、コーティング法で電極形成できる電極素材である。このうち、透明電導性酸化物材質の電極は、ゾル−ゲル法で形成することができ、PEDOTのような電導性高分子材質の電極や炭素ナノチューブのような導電性炭素材質の電極は、スラリーの塗布及び乾燥過程によって形成することができる。
また、このようなコーティング法によれば、第1電極の形成時にマスクを用いなくてもよく、また、平坦化した上部面を有する第1電極を形成することができる。このような平坦化した上部面上にパッシベーション層を形成する場合、基板上に配線パターンを形成するような形態にパッシベーション層を形成することができ、パッシベーション層の面積を減少することができる。これによって、発光面積を広げることができる。
本発明による照明装置用OLEDパネルは、大面積化が容易であり、面発光が可能で、窒化物半導体発光ダイオードの形成のために高いサファイア基板を必要とせず、窒化物半導体発光ダイオードに比べて発熱も良好である長所がある。
特に、本発明による照明装置用OLEDパネルは、二重補助配線パターンを備えることによって、第1電極全体として均一な電圧印加が可能であり、輝度均一性を高めることができる。
また、本発明による照明装置用OLEDパネルは、コーティング法によって第1電極の形成が可能であり、平坦化した上部面を有する第1電極を形成することができる。これによって、第1電極の上部のパッシベーション層の面積を減少することができ、発光面積を広げられる効果を提供することができる。
本発明による照明装置用OLEDパネルの平面図を概略的に示したものである。 図1のI−I’断面例を示したものである。 本発明の好ましい実施形態による図1のI−I’断面図である。 本発明の好ましい実施形態による図1のII−II’断面図である。 本発明による照明装置用OLEDパネルを製造する方法を示したものである。 本発明による照明装置用OLEDパネルを製造する方法を示したものである。 本発明による照明装置用OLEDパネルを製造する方法を示したものである。 本発明による照明装置用OLEDパネルを製造する方法を示したものである。 本発明による照明装置用OLEDパネルを製造する方法を示したものである。 本発明による照明装置用OLEDパネルを製造する方法を示したものである。 本発明による照明装置用OLEDパネルを製造する方法を示したものである。
以下では、図面を参照して、本発明による照明装置用OLEDパネル及びその製造方法に対する実施形態を説明する。
以下において、第1、第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するため使われるが、該構成要素は、このような用語によって限定されるものではない。これら用語は、一構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使われる。
また、本発明において「〜上にある」と言うことは、「ある部分が他の部分と接触した状態で真上にある」ことを意味するだけでなく、「ある部分が他の部分と接触していない状態であるか、第3の部分が中間にさらに形成されている状態で他の部分上にある」ことを意味する場合もある。
図1は、本発明による照明装置用OLEDパネルの平面図を概略的に示したものである。また、図2は、図1のI−I’断面例を示したものである。
図1及び図2を参照すれば、本発明による照明装置用OLEDパネルは、基板110、補助配線パターン120、第1電極130、パッシベーション層140、OLED発光構造体150、第2電極160及び封止層170を含む。
基板110は、ガラス基板、高分子基板などを用いることができる。基板110上にはSiO、SiNなどのバッファー層115が形成されてもよい。基板110として高分子基板が用いられる場合、高分子基板のフレキシブル特性に起因して、ロール・ツー・ロール(Roll−to−Roll)工程において照明装置用OLEDパネルを製造することができる。
基板110は、アレイ領域(AA)とパッド領域(PA)を含んでいてもよいし、後述する図3を参照すれば、アレイ領域(AA)は、さらに発光領域(LA)と配線領域(MA)に区分することができる。発光領域(LA)は、OLED発光構造体150の下部に第1電極(例えば、アノード電極)が配置されて、OLED発光構造体150の上部に第2電極(例えば、カソード電極)が配置されて形成した領域であってもよい。
補助配線パターン120は、基板110上に配置される。
補助配線パターン120の役割は、次のとおりである。第1電極130は、通常ITO(Indium Tin Oxide)、FTO(Fluorine−doped Tin Oxide)などのようなTCO(transparent Conductive Oxide)材質で形成されてもよいが、TCO材質の場合、OLED発光構造体150で発光される光を透過するという長所を有するが、金属に比べて電気抵抗が非常に高いという短所がある。したがって、大面積の照明装置用OLEDパネルを製造する場合、TCOの高い抵抗により、印加される電圧の分布が第1電極全体にかけて不均一となり、このような不均一な電圧分布は、大面積の照明装置の輝度均一性を低下させる。
これにより、補助配線パターン120は例えば、金属のように、TCOより低い抵抗を有する材質で形成されており、補助配線パターン120と接触して形成される第1電極130に印加される電圧の分布が第1電極130全体にかけて均一にする役割を行う。
補助配線パターン120は、網状であってもよいが、必ずしもこれに制限されるものではない。
一方、補助配線パターン120は、上部に向かうほど幅が細くなるテーパー状の断面を有してもよい。これによって、補助配線パターン120上に第1電極130などを安定して配置することができる。
第1電極130は、補助配線パターン120が配置されている基板110上に配置され、第1の電極パッド130aに連結される。第1電極130は、ITOのようなTCO材質で形成され、スパッタリング工程又はコーティング工程によって形成されてもよい。
パッシベーション層140は、第1電極130上に配置されるものの、少なくとも補助配線パターン120が配置されている領域上に配置される。OLED照明において、第1電極130と第2電極160の間にショート(short)が発生するとき、電流降下(current drop)によってショートが発生した部分のみならず、全体パネルの輝度低下が発生する問題点がある。これを防止するため、少なくとも補助配線パターン120の上部にはパッシベーション層140が形成される。
パッシベーション層140は、ポリイミド系物質のような有機物材質で形成され、アルミナ(Al)、窒化シリコーン(SiN)などのような無機物材質で形成されてもよい。より具体的には、パッシベーション物質は、ポリイミドなどのような有機物、アルミナ、窒化シリコーンのような無機物であってもよい。パッシベーション物質の蒸着は、原子層蒸着(ALD)法、化学気相蒸着(CVD)法などを用いることができる。
OLED発光構造体150は、パッシベーション層140が配置されている第1電極130上に配置される。
OLED発光構造体150には、有機発光層(EML:emission layer)と、前記有機発光層に孔(hole)を提供するための孔注入層(HIL:hole injection layer)及び/又は孔輸送層(HTL:hole trnsportlayer)、前記有機発光層に電子(electron)を提供するための電子輸送層(ETL:electron transport layer)及び/又は電子注入層(EIL:electron injection layer)が含まれてもよい。
第2電極160は、OLED発光構造体150上に配置され、第2の電極パッド160aに連結されるように配置される。第2電極160は、ITOのようなTCO材質や金属材質で形成されてもよい。
封止層170は、第2電極160上に配置されて、外部から水気や空気が浸透することを防止する役割を行う。かかる封止層170は、アクリレート系化合物、エポキシ系化合物のような有機物材質、セラミックス、金属のような無機物材質又は有無機複合材で形成されてもよく、単層構造あるいは多層構造で形成されてもよい。
図2には、封止層170が第2電極160の上部にのみ形成された例を示したが、水気などの浸透防止効果を高めるため、封止層170は、アレイ領域に形成されている各要素120〜160の側面に形成されてもよい。
封止層170上には、接着層を介してさらにバリアフィルム、保護フィルムが配置されてもよく、このバリアフィルム及び保護フィルムも外部から水気や空気が浸透することを防止する役割を行う。保護フィルムは、PET基板、金属ホイルなどであってもよい。
一方、第1の電極パッド130a及び第2の電極パッド160aについて説明すると、次のとおりである。
第1の電極パッド130aは、第1電極130と連結される。また、第2の電極パッド160aは、第2電極160と連結される。図1には、パッド領域の中央部に第2の電極パッド160aが配置されて、第2の電極パッド160aの両側に第1の電極パッド130aが配置される例を示したが、電極パッドの配置形態や、電極パッドの大きさ、数などは、必要によって変更可能である。
第1の電極パッド130a及び第2の電極パッド160aは、補助配線パターン120と同じ材質で形成されるか、第1電極と同じ材質で形成されるか、第2電極と同じ材質で形成されてもよい。また、第1の電極パッド130aと第2の電極パッド160aは、同じ材質で同時に形成されるか、相違する材質で異なる工程において形成されてもよい。
第1の電極パッド130aは例えば、補助配線パターン120と同じ材質の下部層と第1電極130と同じ材質の上部層を含んでいてもよい。下部層は、補助配線パターン120と同時に形成されてもよいし、補助配線パターン120と直接に連結されてもよい。上部層は、第1電極130と同時に形成されてもよい。下部層が補助配線パターン120と直接に連結される場合、上部層は、第1電極130と直接に連結されなくてもよい。
また、第2の電極パッド160aは例えば、補助配線パターン120と同じ材質の下部層と、第2電極160と同じ材質の上部層を含んでいてもよい。下部層は、補助配線パターン120と同時に形成されて、上部層は、第2電極160と同時に形成されてもよい。
但し、図2に示した発光装置用OLEDパネルの場合、第1電極130が蒸着方法によって形成されており、下部の補助配線パターン120に対応する断面を有する。したがって、第1電極130の平面は、実質的には平坦ではない。
したがって、第1電極130上に形成されるパッシベーション層140も第1電極130の断面に対応する断面を有するようになり、パッシベーション層の占める面積が比較的広い。パッシベーション層が配置される部分は、主に配線領域(MA)であり、非発光領域に該当するため、発光領域(LA)の面積を広げるためにはパッシベーション層140の面積を減らすことが好ましい。
図3は、本発明の好ましい実施形態による図1のI−I’断面図であり、図4は、本発明の好ましい実施形態による図1のII−II’断面図である。
図3及び図4を参照すれば、第1電極130は、平坦化した上部面を有する。これにより、第1電極130上に形成されるパッシベーション層140の断面状は例えば、図2の補助配線パターン120に対応する断面を有してもよい。このような図3及び図4に示したパッシベーション層の断面と、図2に示したパッシベーション層の断面を比べると、図3及び図4に示したパッシベーション層の面積がさらに狭いことが分かる。
このような上部面が平坦な第1電極130は、コーティング法によって形成することができるが、コーティング法による第1電極130の形成過程は、図5において後述する。
また、図4を参照すれば、パッド領域(PA)において、基板110上に補助電極パターン120が配置され、パッシベーション層140が補助配線パターン120上に配置され、補助配線パターン120と直接にコンタクトされる。さらに、パッシベーション層140上に電極160が配置され、封止層170が電極160上に配置される。
図3及び図4に示した例において、第1電極130は、透明電導性酸化物、電導性高分子又は導電性炭素系物質を含んでいてもよい。これら電極材料は、ゾル−ゲル法やスラリーコーティング法などのような溶液法、すなわち、コーティング法を適用することができる。
また、図3及び図4を参照すれば、補助配線パターン120は、第1の補助配線パターン120a及び第2の補助配線パターン120bを含んでいてもよい。第1の補助配線パターンは、金属材質であり、前記第2の補助配線パターンは、透明電導性酸化物材質であってもよい。第2の補助配線パターン120bは、第1の補助配線パターン120aの酸化防止の役割も有する。透明電導性酸化物の場合、レーザー熱処理が可能であり、結晶化されていない透明電導性酸化物及び金属の場合、シュウ酸(oxalic acid)などを含むエッチング液を用いて1回の湿式エッチングで除去可能である。また、この場合、結晶化された透明電導性酸化物がマスク役割を有することになるため、エッチング過程において別途マスクを配置しなくてもよい。
もし、第1の補助配線パターン120aが透明電導性酸化物材質であり、第2の補助配線パターン120bが金属材質である場合、レーザー熱処理による透明電導性酸化物の結晶化が難しくなり得る。
また、第1の補助配線パターン120aは、上部に向かうほど細くなるテーパー状の断面を有して、前記第2の補助配線パターン120bは、長方形状の断面を有してもよい。第2の補助配線パターン120bの約長方形状の断面は、レーザー熱処理結果によるものであり、第1の補助配線パターン120aのテーパー状の断面は、湿式エッチングに起因したものと言える。かかる第1の補助配線パターン120aと、第2補助配線パターン120bの積層構造により、構造の安全性を有することができる。
以下、図5a〜図5gを参照して、本発明による照明装置用OLEDパネルの製造方法を説明する。
本発明の実施形態による照明装置用OLEDパネルの製造方法は、基板上に補助配線パターン形成用物質を配置するステップ;前記補助配線パターン形成用物質をエッチングして補助配線パターンを形成するステップ;前記補助配線パターンが配置されている基板上に、コーティング法で平坦化した上部の表面を有する第1電極を配置するステップ;少なくとも前記補助配線パターンの上部領域に配置されるように、前記第1電極上にパッシベーション層を形成するステップ;前記第1電極上にOLED発光構造体を配置するステップ;及び前記OLED発光構造体上に配置される第2電極を配置するステップを含む。
また、本発明の実施形態によれば、前記補助配線パターン形成用物質は、第1の補助配線パターン形成用物質及び第2の補助配線パターン形成用物質を含み、前記第1の補助配線パターン形成用物質は、金属を含み、第2の補助配線パターン形成用物質は、結晶化されていない透明電導性酸化物を含み、前記補助配線パターンは、第1の補助配線パターン及び第2の補助配線パターンを含み、前記補助配線パターンの形成は、第1の補助配線パターン及び第2の補助配線パターンの形成を含み、前記第1の補助配線パターン及び第2の補助配線パターンの形成は:前記結晶化されていない透明電導性酸化物上に開口部を有するマスクを配置するステップと、マスクにレーザービームを照射して、マスクの開口部分の透明電導性酸化物を結晶化するステップと、前記マスクを除去するステップと、マスクの開口部分でない部分の結晶化されていない透明電導性酸化物と、マスクの開口部分でない部分の結晶化されていない透明電導性酸化物の下部の第1の補助配線パターン形成用物質をエッチングするステップを含む。
まず、図5aに示した例のように、基板110上に第1の補助配線パターンを形成するための第1の補助配線パターン形成用物質120aを配置する。第1の補助配線パターン形成用物質は、Cu、Alなどのような金属材質であってもよい。第1の補助配線パターン形成用物質が金属である場合、第1の補助配線パターンも金属材質であるところ、第1の補助配線パターン形成用物質に対し、第1の補助配線パターンの図面符号である120aを同様に使った。
その後、第1の補助配線パターン形成用物質120a上に第2の補助配線パターンを形成するための第2の補助配線パターン形成用物質121を配置する。第2の補助配線パターン形成用物質121は、結晶化されていない状態、すなわち、非晶質状態の透明電導性酸化物(Transparent Conductive Oxide;TCO)材質であってもよい。透明電導性酸化物の例としては、ITOやFTOであってもよいが、これに制限されるものではない。
次に、第2の補助配線パターン形成用物質及び第1の補助配線パターン形成用物質をエッチングして、第1の補助配線パターン120aと前記第1の補助配線パターン120a上に第2の補助配線パターン120bを形成する。
このとき、第1の補助配線パターン形成用物質が金属であり、第2の補助配線パターン形容物質が透明電導性酸化物材質である場合、図5b〜図5cに示した過程を行うことができる。図5b及び図5cにおいて、第1の補助配線パターン形成用物質である金属に対しては、図面符号120aを付しており、第2の補助配線パターン形成用物質である、結晶化されていない透明電導性酸化物に対しては、図面符号121を付した。また、第2の補助配線パターンに対応する、結晶化された透明電導性酸化物に対しては、図面符号120bを付した。
まず、図5bに示した例のように、開口部を有するマスク122を配置した後、レーザーを照射する。これによって、マスク122の開口部の下部の結晶化されていない透明電導性酸化物121が局部的に加熱されながら、結晶化された透明電導性酸化物120bに変換される。結晶化されていない透明電導性酸化物121を結晶化するに用いられるレーザーは、約5〜10J/cm位のエネルギーで照射されてもよい。
その後、図5cに示した例のように、マスク122を除去して、シュウ酸(oxalic acid)などを含むエッチング液を用いて、結晶化されていない透明電導性酸化物121及びその下部の金属120aをエッチングする。このとき、シュウ酸、酢酸などのように、エッチング液が結晶化されていない透明電導性酸化物121及び金属120aのいずれに対するエッチング特性を有するものであれば、1回の湿式エッチングによって、結晶化されていない透明電導性酸化物121及びその下部の金属120aを全てエッチングすることができる。
もちろん、レーザー結晶化の後、結晶化されていない透明電導性酸化物に対するエッチング特性を有するエッチング液で結晶化されていない透明電導性酸化物121を先に湿式エッチングした後、結晶化されていない透明電導性酸化物121のエッチングによってその下部に露出する金属120aを、他のエッチング液を用いた湿式エッチング方法又は乾式エッチング方法によってエッチングすることも可能である。
このようなレーザー熱処理及び湿式エッチングの結果、第1の補助配線パターン120aは、上部に向かうほど細くなるテーパー状の断面を有して、前記第2の補助配線パターン120bは、長方形状の断面を有してもよい。
レーザー熱処理を用いると、レーザーの直進性により、結晶化される部分と結晶化されない部分が約垂直面となり、結晶化された透明電導性酸化物材質の第2の補助配線パターン120bの断面は、約長方形状になり得る。また、結晶化されていない透明電導性酸化物の下部の金属のエッチングは、結晶化された透明電導性酸化物、すなわち、第2の補助配線パターン120bをマスクにして湿式エッチングを行うのと同様に行うため、第1の補助配線パターン120aは、上部に向かうほど幅が細くなるテーパー状を有してもよい。
次に、図5dに示した例のように、第1の補助配線パターン120a及び第2の補助配線パターン120bが配置されている基板上に第1電極130を配置する。
示した例のように、第1電極130は、平坦化した上部面を有してもよい。これは、コーティング法によって第1電極130を形成することで達成可能である。
また、第1電極130は、アレイ領域(AA)全体に配置されてもよく、第1の電極パッドに接触するようにさらに形成されてもよい。
コーティング法が適用される電極材料としては、ITOのような透明電導性酸化物、PEDOT(poly(3,4−ethylendioxythiophene))、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリ窒化硫黄、ポリアニリンなどのような電導性高分子材質、炭素ナノチューブ、グラフィンなどのような導電性炭素系材質を提示することができる。
コーティング法は、ゾル−ゲル法やスラリーコーティング法のように、溶液に基づいてコーティングを行う方法である。このうち、ゾル−ゲル法の場合、前駆体ゾル(sol)を基板にコーティングした後、加熱してゲル(gel)状に変換する方法であって、ITOなどの透明電導性酸化物を形成することに用いられる。また、スラリーコーティング法の場合、前記電極材料、バインダー及び溶媒を含むスラリーを基板上に塗布してから乾燥する方式で行うことができる。
次に、図5eに示した例のように、第1電極上にパッシベーション層140を配置する。このとき、パッシベーション層140は、少なくとも第1の補助配線パターン120a及び第2の補助配線パターン120bの上部領域に配置される。また、パッシベーション層140は、第1電極130の一部分を囲む形態にさらに形成することができるが、これは、第2電極160が第2の電極パッドに連結されるようにするためである。
その後、図5fに示した例のように、パッシベーション層140が配置されている第1電極130上にOLED発光構造体150を配置する。OLED発光構造体150の各層は例えば、銅フタロシアニン(CuPc:copperphthalocyanine)、N、N−ジ(ナフタレン−1−イル)−N、N’−ジフェニル−ベンジジン(N、N’−Di(naphthalene−1−yl)−N、N’−diphenylbenzidine:NPB)、トリス−8−ヒドロキシキノリンアルミニウム(tris−8−hydroxyquinoline aluminum)(Alq3)などの有機物を真空蒸着法で蒸着する方法を用いて形成することができる。
その後、OLED発光構造体150上に第2電極160を配置する。第2電極160は、金属やTCO材質で形成されてもよい。第2電極160は、アレイ領域(AA)上に全体として形成されてもよく、第2の電極パッド(図1の160a)に接触するようにさらに形成されてもよい。
第2電極160の形成後、必要によっては、OLED発光構造体150にエージング電圧を印加して、OLED発光構造体150をエージングする過程をさらに行ってもよい。
有機発光物質は、寿命が短く、水気や酸素に弱くて、高電圧や高電流の印加時に素子の損傷が生じ得る。また、第1及び第2電極130、160とOLED発光構造体150の間の界面特性が良くないため、素子の特性が不安定である問題点もある。また、第2電極160の形成時にOLED発光構造体150内に不純物が積層して、有機物の発光特性及び色感を低下し得る。このような問題を解決するため、OLED発光構造体150に高電圧のエージング電圧を印加して、OLED発光構造体150を短い時間にエージング(aging)することができる。このとき、エージング電圧は、第1電極130及び第2電極160に印加される電圧より大きい高電圧であってもよい。他の例として、エージング電圧は、第1電極130及び第2電極160に印加される電圧の逆電圧であってもよい。
その後、図5gに示した例のように、第2電極160上に封止層170を配置する。封止層170は、アクリレート系化合物などの有機物材質、セラミックス、金属のような無機物材質又は有無機複合材で形成されてもよい。また、必要によっては、封止層170上に保護フィルム、バリアフィルムなどがさらに形成されてもよい。
上述したように、本発明による照明装置用OLEDパネルは、二重補助配線パターンを備えることで、第1の補助配線パターンの酸化防止効果によって第1電極全体に均一な電圧印加が可能であり、輝度均一性を高めることができる。また、本発明の場合、コーティング法によって第1電極の形成が可能であり、平坦化した上部面を有する第1電極を形成することができる。これによって、第1電極の上部のパッシベーション層の面積を減少することができ、発光面積を広げることができる。
以上では、本発明の実施形態を中心にして説明したが、通常の技術者の水準で多様な変更や変形を加えることができる。したがって、このような変更と変形が本発明の範囲を脱しない限り、本発明の範疇内に含まれると理解することができる。
110 基板
120 補助配線パターン
120a 第1の補助配線パターン
120b 第2の補助配線パターン
130 第1電極
130a 第1の電極パッド
140 パッシベーション層
150 OLED発光構造体
160 第2電極
160a 第2の電極パッド
170 封止層

Claims (12)

  1. アレイ領域とパッド領域を有する基板;
    前記アレイ領域上に配置される補助配線パターン;
    前記パッド領域上に配置され、前記補助配線パターンと同じ材質である第1の電極パッド及び第2の電極パッド;
    前記補助配線パターンに接して前記第1の電極パッドの上部の表面の一部を覆い、前記補助配線パターンが配置されている基板上に配置され、平坦化した上部の表面を有する第1電極;
    前記第1電極上に配置され、少なくとも前記補助配線パターンの上部領域に配置されるパッシベーション層;
    前記第1電極及び前記パッシベーション層上に配置されるOLED発光構造体;
    前記OLED発光構造体上に配置される第2電極を含み、
    前記第2電極は、前記第2の電極パッド上の前記パッシベーション層のコンタクトホールを介して前記第2の電極パッドに連結される、照明装置用OLEDパネル。
  2. 前記補助配線パターンは、第1の補助配線パターン及び第2の補助配線パターンを含み、
    前記第1の補助配線パターンは、前記基板上に配置され、前記第2の補助配線パターンは、前記第1の補助配線パターン上に配置される、請求項1に記載の照明装置用OLEDパネル。
  3. 前記第1の補助配線パターンは、前記第2の補助配線パターンに向かって細くなる幅を有するテーパー状の断面を有する、請求項2に記載の照明装置用OLEDパネル。
  4. 前記第2電極上に配置される封止層をさらに含む、請求項1に記載の照明装置用OLEDパネル。
  5. 前記パッシベーション層は、前記第2電極に向かって細くなる幅を有するテーパー状の断面を有する、請求項1に記載の照明装置用OLEDパネル。
  6. 前記パッシベーション層は、前記第1電極の一部を囲むように形成される、請求項1に記載の照明装置用OLEDパネル。
  7. アレイ領域とパッド領域を有する基板;
    前記基板上の前記アレイ領域に配置される補助配線パターン;
    前記補助配線パターンに接し、前記補助配線パターンが配置されている基板上の前記アレイ領域に配置される第1電極;
    前記補助配線パターンの上部領域に配置されるパッシベーション層;
    前記第1電極及び前記パッシベーション層上に配置されるOLED発光構造体
    前記OLED発光構造体上に配置される第2電極
    前記第1電極に連結される第1の電極パッド;及び、
    前記第2電極に連結される第2の電極パッドを含み、
    前記パッシベーション層は、前記第2の電極パッドと直接にコンタクトされ
    前記第1の電極パッドと前記第2の電極パッドは、前記補助配線パターンと同じ材質であり、
    前記第1電極は前記第1の電極パッドの上部の表面の一部を覆う、照明装置用OLEDパネル。
  8. 前記補助配線パターンは、第1の補助配線パターン及び第2の補助配線パターンを含み、
    前記第1の補助配線パターンは、前記基板上に配置され、前記第2の補助配線パターンは、前記第1の補助配線パターン上に配置される、請求項に記載の照明装置用OLEDパネル。
  9. 前記第1の補助配線パターンは、前記第2の補助配線パターンに向かって細くなる幅を有するテーパー状の断面を有する、請求項に記載の照明装置用OLEDパネル。
  10. 前記パッシベーション層と直接にコンタクトされる前記第2の電極パッドは、前記第2の電極パッド上の前記パッシベーション層のコンタクトホールを介して前記第2電極に連結される、請求項に記載の照明装置用OLEDパネル。
  11. 前記第2電極上に配置される封止層をさらに含む、請求項に記載の照明装置用OLEDパネル。
  12. 前記パッシベーション層は、前記第2電極に向かって細くなる幅を有するテーパー状の断面を有する、請求項に記載の照明装置用OLEDパネル。
JP2018227261A 2017-12-05 2018-12-04 照明装置用oledパネル及びその製造方法 Active JP6751747B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2017-0166179 2017-12-05
KR1020170166179A KR102441681B1 (ko) 2017-12-05 2017-12-05 조명 장치용 oled 패널 및 그 제조 방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019102461A JP2019102461A (ja) 2019-06-24
JP6751747B2 true JP6751747B2 (ja) 2020-09-09

Family

ID=64606728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018227261A Active JP6751747B2 (ja) 2017-12-05 2018-12-04 照明装置用oledパネル及びその製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11152446B2 (ja)
EP (1) EP3496175B1 (ja)
JP (1) JP6751747B2 (ja)
KR (1) KR102441681B1 (ja)
CN (1) CN110010641B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102423121B1 (ko) * 2017-11-29 2022-07-19 엘지디스플레이 주식회사 조명 장치용 oled 패널 및 그 제조 방법

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI256976B (en) * 2000-08-04 2006-06-21 Hannstar Display Corp Method of patterning an ITO layer
SG143063A1 (en) * 2002-01-24 2008-06-27 Semiconductor Energy Lab Light emitting device and method of manufacturing the same
JP2005183209A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Asahi Glass Co Ltd 有機el表示装置及びその製造方法
KR101282397B1 (ko) * 2004-12-07 2013-07-04 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치용 배선, 상기 배선을 포함하는 박막 트랜지스터표시판 및 그 제조 방법
KR100712111B1 (ko) * 2004-12-14 2007-04-27 삼성에스디아이 주식회사 보조 전극 라인을 구비하는 유기전계발광소자 및 그의제조 방법
JP2009059666A (ja) 2007-09-03 2009-03-19 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 透明導電層付フィルムとフレキシブル機能性素子、およびそれらの製造方法
KR100936881B1 (ko) * 2008-11-26 2010-01-14 삼성모바일디스플레이주식회사 유기전계발광 표시 장치 및 그의 제조 방법
WO2011016086A1 (ja) 2009-08-05 2011-02-10 株式会社 東芝 有機電界発光素子およびその製造方法
WO2012014759A1 (en) 2010-07-26 2012-02-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device, lighting device, and manufacturing method of light-emitting device
JP5421218B2 (ja) * 2010-10-26 2014-02-19 出光興産株式会社 光電変換装置、及び光電変換装置の製造方法
TW201325307A (zh) * 2011-12-07 2013-06-16 Au Optronics Corp 發光裝置
US9559333B2 (en) 2012-08-21 2017-01-31 Nec Lighting, Ltd. Organic el lighting panel substrate, method for manufacturing organic el lighting panel substrate, organic el lighting panel, and organic el lighting device
DE102012219712A1 (de) * 2012-10-29 2014-04-30 Tridonic Dresden Gmbh & Co. Kg Leuchtmodul mit optimierter Kontaktierung
JP6249340B2 (ja) * 2013-02-07 2017-12-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子及び照明装置
TWI502784B (zh) * 2013-03-21 2015-10-01 Chunghwa Picture Tubes Ltd 電致發光裝置之電極基板的製作方法以及電致發光裝置的製作方法
JP6159550B2 (ja) 2013-03-29 2017-07-05 富士フイルム株式会社 導電膜の製造方法
KR102625606B1 (ko) * 2013-05-21 2024-01-17 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 전자 기기 및 카메라
KR20150006125A (ko) * 2013-07-08 2015-01-16 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시장치 및 유기 발광 표시장치의 제조 방법
WO2015009121A1 (ko) * 2013-07-19 2015-01-22 주식회사 엘지화학 전극 적층체 및 유기 발광 소자
JP2015220089A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 パイオニア株式会社 発光装置の製造方法
WO2015173965A1 (ja) * 2014-05-16 2015-11-19 パイオニア株式会社 発光装置
KR20160034457A (ko) * 2014-09-19 2016-03-30 삼성디스플레이 주식회사 유기발광 표시장치
CN105702875B (zh) * 2014-12-11 2018-04-27 财团法人工业技术研究院 发光元件、电极结构与其制作方法
JP2016192342A (ja) 2015-03-31 2016-11-10 パイオニア株式会社 発光装置
KR102642369B1 (ko) * 2016-03-25 2024-03-05 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시 장치 및 유기 발광 표시 장치의 제조 방법
EP3240036B1 (en) * 2016-04-29 2024-05-01 LG Display Co., Ltd. Organic light-emitting display device and method of manufacturing the same
KR102595919B1 (ko) * 2016-05-09 2023-10-31 삼성디스플레이 주식회사 디스플레이 장치
KR20190006835A (ko) 2017-07-11 2019-01-21 엘지디스플레이 주식회사 유기발광소자를 이용한 조명장치 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP3496175A1 (en) 2019-06-12
US11152446B2 (en) 2021-10-19
US20190172891A1 (en) 2019-06-06
JP2019102461A (ja) 2019-06-24
EP3496175B1 (en) 2023-02-08
KR20190066453A (ko) 2019-06-13
CN110010641B (zh) 2023-09-19
CN110010641A (zh) 2019-07-12
KR102441681B1 (ko) 2022-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8927325B2 (en) Method for producing an organic radiation-emitting component and organic radiation-emitting component
US9281492B2 (en) Electro-optic device and method for manufacturing same
CN110021710B (zh) 用于照明装置的柔性oled面板及其制造方法
JP6751747B2 (ja) 照明装置用oledパネル及びその製造方法
KR102516699B1 (ko) 조명 장치용 oled 패널 및 그 제조 방법
US10818868B2 (en) OLED panel for lighting device and method of manufacturing the same
CN110010647B (zh) 用于照明装置的有机发光二极管面板
US10797262B2 (en) Organic-based lighting device
JP2014212285A (ja) 結晶性膜の製造方法、結晶性膜、積層体、および発光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6751747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250