JP6751527B2 - 照明システムおよび電源装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、照明システムおよび電源装置に関する。
照明システムでは、省エネルギーや居住快適性向上、演出性向上等のために、照明器具の調光制御や消灯制御等を行う。位相制御を用いて交流電圧の実効値を制御する2線式調光方式は、施工の容易性等により、白熱電球やハロゲン電球等を用いた照明システムにおいて広く利用されている。位相制御は、電圧の実効値によって調光制御することができる白熱電球の調光制御には向いているが、半導体発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)や有機ELダイオード(Organic Light Emitting Diode、OLED)等のような電流制御形の発光デバイスを調光制御するのには向いていない。
位相制御による2線式調光方式の利便性を維持しつつ、LED等の調光制御に適切な方式として、各照明器具に直流電圧を給電し、直流電圧の値に調光度の情報をもたせた2線式の調光制御方式が提案されている。
このような直流電圧を給電する調光制御方式によってLED等を調光する照明システムに、誤って白熱電球やハロゲン電球を接続した場合には、白熱電球やハロゲン電球のフィラメントに大電流が流れ、容易にフィラメントが断線する。断線したフィラメント間に直流アーク放電が発生した場合には、電球の内部が非常に高温になり、内部の封入ガスが膨張し、電球が破裂するおそれがある。
照明器具の接続や交換作業は、施設の施工時や通常の交換時等に必要となるが、そのような場合に照明器具の誤接続をしても、作業者や照明システムを事故や破損から安全に保護することが求められる。
特許5058778号公報
実施形態は、照明器具の誤接続をした場合においても安全に動作する照明システムおよび電源装置を提供する。
実施形態に係る照明システムは、調光度に応じた直流電圧を出力する出力端子を有する電源装置と、発光素子と、前記出力端子に接続して前記直流電圧を入力する入力端子を有し前記直流電圧に応じた明るさで前記発光素子を点灯する点灯装置と、を含む照明器具と、を備える。前記電源装置は、前記出力端子に前記発光素子とは異なる光源を接続したときに、前記直流電圧の出力を停止し、前記出力端子から出力する出力電流を検出し、前記出力電流が前記照明器具の最大消費電流にもとづいて設定されたしきい値以上の場合に、前記直流電圧の出力を停止する。前記照明器具は、前記直流電圧が入力されたときには第1期間が経過するまで最小の調光度に設定され、前記第1期間の経過後に、前記直流電圧に応じた明るさで点灯する。前記電源装置は、前記第1期間の間で検出した前記出力電流が前記照明器具の最小の調光度のときの消費電流よりも大きいときに前記直流電圧を停止する。
本実施形態では、電源装置が、その出力端子に照明器具とは異なる光源を接続したときに、異なる光源であることを検出して直流電圧の出力を停止するので、異なる光源が白熱電球の場合にも電圧の供給が停止される。そのため誤接続された白熱電球は破裂することがなく、照明システムは安全に動作することができる。
第1の実施形態に係る照明システムを例示するブロック図である。 第1の実施形態の照明システムのAC−DCコンバータを例示するブロック図である。 第1の実施形態の照明システムの照明器具を例示するブロック図である。 第2の実施形態に係る照明システムを例示するブロック図である。 照明器具の動作を説明するフローチャートの例である。 AC−DCコンバータの動作を説明するフローチャートの例である。 第3の実施形態に係るAC−DCコンバータを例示するブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る照明システムを例示するブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の照明システム100は、AC−DCコンバータ10と、照明器具20と、を備える。照明システム100は、交流入力端子11a,11bを介して、交流電源1に接続される。交流電源1は、たとえば商用電源である。交流電源1は、実効値が100Vまたは200Vの交流電圧を、50Hzまたは60Hzで照明システム100に供給する。
照明システム100は、調光信号端子11eを介して調光装置2に接続される。照明システム100は、調光信号端子11eを介して、調光装置2から出力される調光信号Sdを受信する。
調光装置2は、配線によって直接AC−DCコンバータ10に接続されてもよいが、この例のように、通信ネットワーク3経由でAC−DCコンバータ10に接続されてもよい。通信ネットワーク3は、有線であるか無線であるかを問わず、これらが複合された通信ネットワークであってもよい。通信ネットワーク3では、双方向の通信を行うことができる。
調光信号Sdは、照明システム100によって点灯される発光モジュール50の光量を示す調光度Dを設定する信号である。たとえば、調光信号Sdが最小の調光度Dminを示す場合には、発光モジュール50の光量は最小となる。このときには、発光モジュール50に流れる出力電流IFは最小値に設定され、発光モジュール50は消灯状態となる。調光信号Sdが最大の調光度Dmaxを示す場合には、発光モジュール50の光量は最大となる。このときには、発光モジュール50に流れる出力電流IFは最大値に設定され、発光モジュール50は全点灯状態となる。
調光装置2は、入力された調光度Dの設定値等にしたがって、調光信号Sdを生成し、出力する。生成される調光信号Sdは、アナログ値であってもよく、ディジタル値であってもよい。調光信号Sdは、たとえば発光モジュール50の光量に応じて増大する電圧値を有するアナログ信号であり、あるいはDALI(Digital Addressable Lighting Interface)等にもとづくデータを含む信号等である。
この例では、調光装置2は、照明システム100の外部に設けられているが、調光装置2の機能は、照明システム100に含まれていてもよい。たとえば、調光装置2の機能は、AC−DCコンバータ10に含まれていてもよい。AC−DCコンバータ10は、調光装置2から供給されるDALI等にもとづく調光信号のデータを受信して、受信したデータを、光量に応じて増大する電圧値を有するアナログまたはディジタルの信号に変換するコンバータ等を含むようにしてもよい。
AC−DCコンバータ(電源装置)10は、交流入力端子11a,11bと、出力端子11c,11dと、調光信号端子11eと、を含む。交流入力端子11a,11bから入力された交流電圧は、直流電圧に変換されて出力端子11c,11dから出力される。この例では、AC−DCコンバータ10は、出力端子11dから出力端子11cに向かって正の電圧値を有する直流電圧VDCを出力する。出力端子11c,11dから出力される直流電圧VDCの値は、調光信号Sdに応じて設定される。たとえば、調光信号Sdが最小の調光度Dminを示す場合には、AC−DCコンバータ10は、最小直流電圧Vaを出力する。調光信号Sdが最大の調光度Dmaxを示す場合には、AC−DCコンバータ10は、最大直流電圧Vbを出力する。
また、AC−DCコンバータ10は、出力電流Ioを検出して、出力端子11c,11dに白熱電球やハロゲン電球が接続されたことを検出する。AC−DCコンバータ10は、このような誤接続を検出した場合には、調光度の指定にかかわらず、直流電圧VDCをたとえば0Vに低下させる。誤接続された白熱電球等の電極間には、ほとんど直流電圧が印加されない。そのため出力電流Ioを検出して誤接続された白熱電球等は破裂することなく、交換作業の作業者や照明システムは安全が確保される。
照明器具20は、点灯装置30と、発光モジュール50と、を含む。点灯装置30は、入力端子31a,31bと、出力端子31c,31dと、を含む。点灯装置30は、入力端子31a,31bを介して、AC−DCコンバータ10の出力端子11c,11dに接続されている。
点灯装置30の出力端子31c,31dには、発光モジュール50が接続されている。点灯装置30は、AC−DCコンバータ10から直流電圧VDCの供給を受けて、入力端子31a,31bに入力された直流電圧VDCの電圧値に応じた出力電流IFを発光モジュール50に供給する。そのため、発光モジュール50は、調光信号Sdが示す調光度Dに応じた光量で点灯し、あるいは消灯する。
たとえば、照明器具20は、AC−DCコンバータ10から直流電圧VDCの最小値である最小直流電圧Vaを供給された場合には、発光モジュール50の光量が最小値になるように出力電流IFを設定する。照明器具20は、AC−DCコンバータ10から直流電圧VDCの最大値である最大直流電圧Vbを供給された場合には、発光モジュール50の光量が最大値になるように出力電流IFを設定する。
このように、本実施形態の照明システム100では、調光信号Sdを受信したAC−DCコンバータ10が、調光信号Sdに応じた電圧値を有する直流電圧VDCを照明器具20に供給する。照明器具20は、供給された直流電圧VDCの電圧値に応じた光量で発光モジュール50を点灯させる。
この例では、照明器具20は、AC−DCコンバータ10の出力に1つ接続されているが、配線によって、複数台の照明器具20が並列に接続されていてもよい。照明器具20がAC−DCコンバータ10の出力に並列に接続された場合には、AC−DCコンバータ10が出力する直流電圧VDCに応じて、すべての照明器具20は同一の光量で点灯する。
以下では、本実施形態の照明システム100の各部の構成について詳述する。
(AC−DCコンバータ10の構成および動作)
図2は、本実施形態の照明システムのAC−DCコンバータを例示するブロック図である。
図2に示すように、AC−DCコンバータ10は、整流回路12と、力率改善回路13と、平滑回路14と、電力変換部15と、調光制御部17と、を含む。
整流回路12は、交流入力端子11a,11bを介して交流電源1に接続される。整流回路12は、交流電圧を整流して、脈流の交流電圧に変換する。整流回路12は、たとえば全波整流回路であり、ダイオードブリッジにより構成されている。
力率改善回路(Power Factor Correction、以下、PFC回路ともいう。)13は、整流回路12の出力に接続されている。PFC回路13は、整流回路12から出力される脈流の交流電圧を入力して、直流電圧に変換して出力する。PFC回路13は、たとえば昇圧電源回路である。この例では、PFC回路13は、コイル131と、スイッチング素子132と、ダイオード133と、制御回路134と、を含む。スイッチング素子132は、制御端子(たとえばMOSFETのゲート端子)を介して制御回路134によって駆動される。スイッチング素子132は、制御回路134によって設定されるオン時間またはオフ時間でスイッチングする。
PFC回路13は、入力される脈流の電圧が低いときには、スイッチング素子132がオンする期間が長く、脈流の電圧が高いときにはスイッチング素子132がオンする期間が短くなるように動作する。そのため、平滑回路14に入力される電流波形の歪が低減され、高調波が抑制される。
PFC回路13は、昇圧電源回路に限らず、昇降圧電源回路や降圧電源回路であってもよい。また、PFC回路13は、AC−DCコンバータ10の出力電力容量が大きい場合、たとえば25Wを超える場合に用いられる。AC−DCコンバータ10の出力電力容量が、たとえば25W以下の場合には、PFC回路13を用いずに、整流回路12の出力をそのまま平滑回路14に接続するようにしてもよい。
平滑回路14は、たとえば平滑コンデンサである。入力される電流の変動を吸収して、安定した直流電圧を後段の電力変換部15に供給する。平滑回路14は、たとえば電解コンデンサを含む。電解コンデンサに並列にフィルムコンデンサやセラミックコンデンサ等の高周波ノイズを吸収することができるコンデンサを接続するようにしてもよい。
電力変換部15は、制御回路152と、スイッチング素子153と、トランス154と、ダイオード155と、出力コンデンサ156と、を含む。電力変換部15は、オペアンプ158と、可変電源回路159と、抵抗器160a,160bと、をさらに含む。
電力変換部15は、平滑回路14を介して供給される直流電圧を他の電圧値を有する直流電圧VDCに変換する。変換する直流電圧VDCの電圧値は、調光装置2から供給される調光信号Sdによって設定される。
制御回路152は、スイッチング素子153の制御端子(たとえばMOSFETのゲート端子)に接続されており、制御端子を介してスイッチング素子153のオンオフを制御する。制御回路152は、フォトカプラの受光部151に接続されている。制御回路152は、フォトカプラの受光部151から出力される電圧または電流によって、スイッチング素子153のオン時間またはオフ時間を設定する。
スイッチング素子153は、主端子(たとえばMOSFETのドレイン端子)を介してトランス154の一次巻線に直列に接続されている。スイッチング素子153の他方の主端子(たとえばMOSFETのソース端子)は、平滑回路14の低電位側の端子に接続されている。スイッチング素子153は、制御回路152から出力される駆動パルスに応じてトランス154の一次巻線を駆動する。
トランス154は、一次巻線と二次巻線とを含んでおり、一次巻線は、上述のとおり、スイッチング素子153によって駆動される。二次巻線の一方の端子は、ダイオード155を介して出力コンデンサ156の高電位側に接続されており、他方の端子は、出力コンデンサ156の低電位側に接続されている。ダイオード155のアノードは、トランス154に接続され、カソードは出力コンデンサ156に接続されている。そのため、二次巻線から出力される交流電圧は、ダイオード155によって整流されて、出力コンデンサ156を充電して直流電圧に変換される。
トランス154は、この例ではフライバック巻きされている。トランス154は、一次巻線に電流が流れたときに、エネルギを蓄積し、一次巻線の電流が遮断されたときに、蓄積されたエネルギが二次巻線から放出される。
電力変換部15の構成は上述に限らず、入出力の電圧の範囲や出力電力容量等によって適切の他の回路構成を用いることができる。たとえば、電力変換部15は、フォワード形式やハーフブリッジ形式等であってもよい。
オペアンプ158の一方の入力には、可変電源回路159の出力が接続されている。オペアンプ158の他方の入力には、直列に接続された抵抗器160a,160bの接続ノードが接続されている。抵抗器160a,160bは、直列に接続され、直列接続体の両端は、出力端子11c,11dに接続されている。
オペアンプ158の出力には、フォトカプラの発光部157が接続されている。電力変換部15は、AC−DCコンバータ10の出力端子11c,11dから出力される電圧を検出して、可変電源回路159が出力する電圧に一致するようにオペアンプ158の出力電圧または出力電流を制御する。フォトカプラの発光部157は、受光部151を駆動する。
可変電源回路159は、調光信号Sdに応じた基準電圧Vref1を出力する。たとえば、発光モジュール50の光量を最小に設定する調光信号Sdaが入力された場合には、可変電源回路159は、最小基準電圧Vref1aを出力する。発光モジュール50の光量を最大にする調光信号Sdbが入力された場合には、可変電源回路159は、最大基準電圧Vref1bを出力する。
抵抗器160a,160bの抵抗値をそれぞれRa,Rbとすると、AC−DCコンバータ10が出力する直流電圧VDCは、以下の式(1)のように表される。
VDC=(1+Ra/Rb)×Vref1 (1)
したがって、AC−DCコンバータ10は、調光信号Sdに応じて基準電圧Vref1を設定することによって、調光信号Sdに応じた直流電圧VDCを出力することができる。
調光制御部17は、通信インタフェース回路171と、調光信号変換回路172と、安全回路173と、を含む。通信インタフェース回路171は、通信ネットワーク3に接続されている。通信インタフェース回路171は、DALI等の所定の通信インタフェースを含む。通信インタフェース回路171は、通信ネットワーク3との接続を確立して、相互に通信を行う。
通信インタフェース回路171は、通信ネットワーク3を介して調光装置2から送信される調光信号Sdを受信して、調光信号変換回路172に供給する。通信インタフェース回路171は、AC−DCコンバータ10の異常を通信ネットワーク3を介して、調光装置2等に通報することができる。
調光信号変換回路172は、調光信号Sdを、調光信号に含まれる調光度に応じたPWM信号に変換する。調光信号変換回路172は、変換したPWM信号をAND回路174を介して可変電源回路159に供給する。可変電源回路159は、PWM信号に応じた基準電圧を出力する。
安全回路173は、電流検出部18の出力に接続されている。電流検出部18は、この例では、抵抗器160bと出力端子11dとの間に直列に接続されている。電流検出部18は、たとえば抵抗器である。電流検出部18は、AC−DCコンバータ10の出力電流Ioを検出して、出力電流Ioに応じた信号を出力する。安全回路173の出力は、AND回路174に接続されている。
安全回路173は、出力電流Ioに関するしきい値Iofltを有する。安全回路173は、電流検出部18によって検出される値が、しきい値Ioflt以上の場合に、出力をローレベルに設定する。AND回路174は、ローレベルとなり、可変電源回路159は0Vを出力する。そのため、AC−DCコンバータ10は、出力を停止する。しきい値Iofltは、照明器具20の最大消費電流にもとづいてあらかじめ設定される。しきい値Iofltは、たとえば照明器具20の最大消費電流の110%の値等に設定される。なお、照明器具20の最大消費電流は、照明器具20が最大の調光度(もっとも明るい設定)に設定されている場合の入力電流である。
好ましくは、この例のように、安全回路173の出力は、通信インタフェース回路171に接続されている。通信インタフェース回路171は、安全回路173からローレベルの信号が入力された場合には、照明システムに異常があったものと解釈する。通信インタフェース回路171は、異常通報信号ALTを通信ネットワーク3に送出して、たとえば調光装置2に照明システム100に異常があったことを通報する。
また、安全回路173は、表示部175に接続されており、ローレベルの信号を出力したときに表示部175に異常があった旨を表示することができる。表示部175は、たとえば赤色のLEDである。安全回路173は、赤色のLEDを点灯させて、照明システムに異常があったことを知らせることができる。
(照明器具の構成)
図3は、本実施形態の照明システムの照明器具を例示するブロック図である。
図3に示すように、照明器具20は、点灯装置30と、発光モジュール50と、を含む。発光モジュール50は、点灯装置30の出力に接続されており、点灯装置30から直流電力の供給を受けて点灯する。
発光モジュール50は、発光素子52を含む。発光素子52は、複数含まれていてもよく、その場合には、発光素子52は、直列に接続され、もしくは並列に接続され、または、直列接続されたものが並列に接続されていてもよい。
点灯装置30は、入力端子31a,31bと、出力端子31c,31dと、を含む。入力端子31a,31bには、配線4a,4bを介して、AC−DCコンバータ10の出力端子11c,11dが接続される。
点灯装置30は、電力変換部33を含む。電力変換部33は、入力端子31a,31bを介して直流電圧VDCを入力して、直流電圧VDCに応じた出力電流IFを設定する。電力変換部33は、設定された出力電流IFを出力端子31c,31dを介して発光モジュール50に供給する。
直流電圧VDCは、AC−DCコンバータ10が出力する直流電圧VDCに等しい。したがって、照明器具20は、調光信号Sdにしたがう光量で発光モジュール50を発光させる。
点灯装置30は、この例では、降圧電源回路である。点灯装置30は、入力コンデンサ34と、スイッチング素子35と、ダイオード36と、制御回路37と、コイル38と、平滑コンデンサ39と、抵抗器40と、オペアンプ41と、可変電源回路42と、電圧制御部43と、を含む。
入力コンデンサ34の両端は、入力端子31a,31bに接続されている。入力コンデンサ34の両端は、スイッチング素子35およびダイオード36の直列回路に接続されている。スイッチング素子35とダイオード36との接続ノードには、コイル38の一端が接続されている。平滑コンデンサ39の両端には、コイル38の他端およびダイオード36のアノードが接続されている。
上述の点灯装置30の回路の回路形式は、入力電圧の範囲や出力電圧の範囲、出力する電力容量等によって適切に選定される。たとえば、点灯装置30の回路形式として、昇圧電源回路や、昇降圧電源回路等を用いてもよい。
抵抗器40は、この例では、低電位の出力端子31dと平滑コンデンサ39の低電位側の端子との間に接続されている。抵抗器40は、点灯装置30の出力電流IFを検出して、検出電圧Vsに変換する。抵抗器40は、出力電流IFを検出することができれば、他の箇所に接続されていてもよい。たとえば、高電位側の出力端子31cと平滑コンデンサ39の高電位側の端子との間に接続されてもよい。
オペアンプ41の一方の入力端子は、抵抗器40に接続されている。この入力端子によって、検出電圧Vsがオペアンプ41に入力される。オペアンプ41の他方の入力端子は、可変電源回路42の出力が接続されている。この入力端子によって、オペアンプ41には、可変電源回路42が出力する基準電圧Vref2が入力される。
制御回路37は、出力電流IFに比例した検出電圧Vsが、可変電源回路42が出力する基準電圧Vref2に等しくなるように、スイッチング素子35のオン時間またはオフ時間を設定する。制御回路37は、設定されたオン時間またはオフ時間でスイッチング素子35を駆動する。これによって、出力電流IFは、基準電圧Vref2によって設定された電流値に制御される。たとえば、発光モジュール50の光量を最小にする最小直流電圧Vaが入力された場合には、可変電源回路42は、最小基準電圧Vref2aを出力する。最大の発光モジュール50の光量を最大にする最大直流電圧Vbが入力された場合には、可変電源回路42は、最大基準電圧Vref2bを出力する。
出力電流IFは、基準電圧Vref2によって以下のように表される。
IF=Vref2/Rs
ここで、Rsは、抵抗器40の抵抗値である。
電圧制御部43は、高電位側の入力端子31aに接続されている。電圧制御部43は、可変電源回路42に接続されている。電圧制御部43は、入力端子31aから直流電圧VDCを入力して、出力電流IFを出力するように、可変電源回路42に対して制御信号を供給する。可変電源回路42は、制御信号に応じて基準電圧Vref2の電圧値を設定して出力する。
直流電圧VDCの値およびその直流電圧VDCに対する出力電流IFの値(基準電圧Vref2の値)は、たとえば電圧制御部43にテーブルとして記憶されている。
本実施形態の照明システム100の動作について説明する。
まず、通常の調光動作を行う場合について説明する。
照明システム100のAC−DCコンバータ10は、調光度Dを表す調光信号Sdに応じた直流電圧VDCを出力する。AC−DCコンバータ10は、最小の調光度Dmin(=0%)を有する調光信号Sdを受信したときに、最小直流電圧Vaを出力する。AC−DCコンバータ10は、最大の調光度Dmax(=100%)を有する調光信号Sdを受信したときに、最大直流電圧Vbを出力する。
照明器具20は、直流電圧VDCに応じて出力電流IFを出力する。出力電流IFは、直流電圧VDCに対して単調に増加するように設定されている。出力電流IFは、調光度Dに対応している。たとえば、照明器具20は、最小直流電圧Vaを入力したときには、最小出力電流Iaを出力する。最小出力電流Iaは、最小の調光度Dminに対応している。照明器具20は、最大直流電圧Vbを入力したときには、最大出力電流Ibを出力する。最大出力電流Ibは、最大の調光度Dmaxに対応している。
次に、出力端子11c,11dに照明器具20とは異なる負荷が接続された場合について説明する。
白熱電球が出力端子11c,11dに接続された場合には、白熱電球のフィラメントの常温での抵抗値は、照明器具20の入力抵抗に比べて十分に低い。そのため、出力端子11c,11dに白熱電球を接続した直後には大電流がフィラメントに流れる。
AC−DCコンバータ10の電流検出部18では、フィラメントに流れる電流を検出して、電流値Ioに対応する信号を安全回路173に送出する。
安全回路173は、電流値Ioとしきい値Iofltとを比較して、電流値Ioがしきい値Ioflt以上である場合には、ローレベルの信号を出力する。ローレベルの信号はAND回路174に入力されるので、AND回路174は、ローレベルの信号を可変電源回路159に供給する。
可変電源回路159は、最低電圧を出力する。可変電源回路159の最低電圧は、たとえば0Vである。したがって、AC−DCコンバータは、0Vを出力するので、誤接続された白熱電球に流れる電流は遮断され、フィラメントが断線することはなくなる。安全回路173の応答遅れ時間等の期間に流れた電流によってフィラメントが断線した場合であっても、断線したフィラメント間の電圧はほぼ0Vであるため、直流アーク放電は発生せず、電球が破裂するおそれがなくなる。
端子間電圧が数V程度であれば、直流アーク放電は生じないので、しきい値Ioflt検出後の直流電圧VDCの設定値は、0Vに限らず5V等の低電圧であってもよい。
上述で白熱電球が誤接続されたことによって、AC−DCコンバータ10の出力が停止した場合には、その旨を知らせる異常通報信号ALTが通信ネットワーク3経由で調光装置2や照明システムの操作盤等に送出される。異常通報信号ALTを受信することによって、照明システム100の異常について知ることができる。
本実施形態の照明システムの効果について説明する。
本実施形態の照明システム100では、安全回路173を含むAC−DCコンバータ10を備えている。安全回路173は、AC−DCコンバータ10があらかじめ設定されたしきい値Iofltに達する過大な電流Ioが流れた場合に、直流電圧VDCを引き下げる。直流VDC電圧は、数V程度以下に引き下げられるので、出力端子11c,11dに誤接続された白熱電球等は、フィラメントを断線させることがなく、また、フィラメントを断線させたとしても、直流アーク放電を生じない。したがって、照明システム100は、白熱電球等の誤接続に対して安全に保護される。また、誤接続された白熱電球等は破裂することがないので、交換作業を行う作業者の安全が確保される。
(変形例)
上述の実施形態では、AC−DCコンバータ10の出力電流Ioを、しきい値Iofltと比較することによって誤接続の有無を判定したが、他のパラメータによって誤接続を判定してもよい。
たとえば、安全回路173は、出力電流Ioの立ち上がり時間をあらかじめ設定した基準値と比較して、取得した立ち上がり時間が基準値以上の場合に、誤接続であると判定してもよい。安全回路173は、記憶部(図示せず)に、取得した電流波形のデータを取得時間とともに格納する。また、出力電流値の比較と、出力電流値の立ち上がり時間の比較とを併用して、いずれか一方がしきい値等を超えた場合に、AC−DCコンバータ10の直流電圧VDCを下げるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態の場合には、AC−DCコンバータの出力に流れる電流にもとづいて、照明器具の誤接続の有無を判定したが、接続される照明器具の消費電力等によっては、検出が困難な場合があり、他の手法によって誤接続を検出する必要がある。
図4は、本実施形態の照明システム200を例示するブロック図である。
本実施形態では、照明器具120が誤接続検出のための期間Tchkを有している。AC−DCコンバータ110から照明器具120に直流電圧VDCを供給したときに、一定の期間Tchkの間には、照明器具120は動作停止状態が維持される。AC−DCコンバータ110は、その期間Tchk内に大きな電流が流れているか否かを判定する。
図4に示すように、照明システム200は、AC−DCコンバータ110と、照明器具120と、を備える。AC−DCコンバータ110は、第1の実施形態の場合と安全回路273の動作の手順が相違する。照明器具120は、第1の実施形態の場合と電圧制御部143の動作の手順が相違する。他の点では、本実施形態の照明システム200は、第1の実施形態の場合と同じであり、同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図5は、照明器具の動作を説明するフローチャートの例である。
照明器具120は、たとえば図5のフローチャートにしたがって動作する。
ステップS1において、電圧制御部143は、直流電圧VDCの有無を検出する。直流電圧VDCが印加されたことを検出したときには、電圧制御部143は、次のステップS2に遷移する。
ステップS2において、電圧制御部143は、出力電流IFの設定を最小値に設定する。好ましくは、電圧制御部143は、最低の出力電流IFとして0Aに設定する。
ステップS3において、電圧制御部143は、あらかじめ設定された期間Tchkを経過したか否かを判定する。電圧制御部143は、期間Tchkを経過するまで、最低の出力電流IFの状態で待機する。なお、このときには、照明器具120は、出力電流IFは0Aに設定されているので、照明器具120に流入する電流は、電圧制御部143等の制御回路等の消費電流であり、たとえば数μA〜数10μA程度である。このときの照明器具120の入力電流は、通常動作時の入力電流に比べて十分小さい。期間Tchkが経過した後には、次のステップに遷移する。
ステップS4において、電圧制御部143は、入力された直流電圧VDCに応じた出力電流IFになるように、可変電源回路42の値Vref2を設定する。
図6は、AC−DCコンバータの動作を説明するフローチャートの例である。
AC−DCコンバータ110は、たとえば図6のフローチャートにしたがって動作する。
安全回路273は、初期の状態では、ハイレベルを出力している。そのため、調光信号制御部217は、調光信号にしたがったPWM信号を可変電源回路159に供給している。
ステップS11において、安全回路273は、出力電流Ioとあらかじめ設定されたしきい値Ioflt’を比較する。出力電流Ioがしきい値Ioflt’以上の場合には、ステップS12に遷移する。
ステップS12において、安全回路273は、ローレベルを出力する。AND回路174は、ローレベルに設定され、調光信号制御部217は、AC−DCコンバータ110が出力する直流電圧を0V等の低い電圧に設定する。
出力電流Ioがしきい値Ioflt’を超えていない場合には、ステップS13において、安全回路273は、期間Tchkが経過したか否かを判定する。期間Tchkを経過していない場合には、安全回路273は、ステップS11の処理に戻って、電流値の比較を行う。期間Tchkを経過した場合には、次のステップS14に遷移する。
ステップS14において、安全回路273は、ハイレベルの出力を継続する。そのため、調光信号制御部217は、AND回路174を介して、PWM信号を可変電源回路159に供給する。AC−DCコンバータ110は、調光信号にしたがう直流電圧VDCを出力する。
本実施形態の照明システム200の効果について説明する。
AC−DCコンバータの出力には、さまざまな消費電力の照明器具が接続され得る。照明器具の消費電力によっては、出力電流の値や出力電流の立ち上がりの時間では、誤接続の判定が困難な場合がある。
本実施形態の照明システム200では、AC−DCコンバータ110に照明器具120を接続した直後から所定の期間Tchkの間では、発光モジュール点灯のための出力電流IFは最小値に設定されており、照明器具120の入力電流は、照明器具120の制御回路等のための消費電流である。このときの消費電流は、動作時の消費電流に比べて十分小さい。発熱電球等がAC−DCコンバータ110に誤接続された場合には、白熱電球に大きな電流が流れ、AC−DCコンバータ110はその電流を検出する。このとき検出する電流値は、照明器具120の消費電流よりも十分大きい。したがって、期間Tchkの間にAC−DCコンバータ110の安全回路273によって、異常電流の有無を容易に検出することができる。
(第3の実施形態)
図7は、本実施形態の照明システムを例示するブロック図である。
本実施形態の照明システムでは、AC−DCコンバータが過負荷保護機能を有する。AC−DCコンバータが過負荷保護状態で動作している場合であっても、誤接続であると判定してAC−DCコンバータの出力電圧を0V等に引き下げることができる。
本実施形態の照明システムでは、AC−DCコンバータ210の構成が第1の実施形態の場合と一部相違する。本実施形態では、AC−DCコンバータ210は、調光制御回路317と、過負荷検出部350と、電圧検出部360と、を含む点で第1の実施形態の場合と相違し、他の点では同じである。同一の構成要素については同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
過負荷検出部350は、たとえば一次側の電流値を検出する。過負荷検出部350は、この例では、スイッチング素子153のソース端子と整流回路の低電位側との間に接続されている。過負荷検出部350は、たとえば抵抗器である。過負荷検出部350のソース側の端子は、制御回路152に接続されている。
制御回路152は、過負荷検出部350の電圧値があらかじめ設定されたしきい値に達した場合に、同一スイッチング周期内でスイッチング素子153をオフする。つまり、過負荷検出部350で過負荷状態が検出されたときには、スイッチング周期ごとに電流制限をする。このため、AC−DCコンバータ210の出力電圧は、負荷電力に応じて低下する。
電圧検出部360は、出力端子11c,11d間に接続されている。電圧検出部360は、たとえば直列に接続された抵抗器であり、電圧検出部360は分圧抵抗である。直列に接続された抵抗器の接続ノードから出力端子11c,11d間の電圧に比例した電圧を安全回路373に入力する。
調光制御回路317は、安全回路373を含む。安全回路373は、電圧検出部360の出力に接続されている。安全回路373は、調光信号変換回路172の出力にも接続されている。安全回路373は、調光信号変換回路172が出力するPWM信号によって設定される直流電圧の設定値VDC*の値と、電圧検出部360によって検出される直流電圧VDCの値とを比較する。
安全回路373は、直流電圧の設定値VDC*と直流電圧VDCとの差分に関するしきい値VDCdefを有する。安全回路373は、VDC*とVDCの差を計算して、しきい値VDCdef以上の場合に、ローレベルを出力する。
また、安全回路373は、電流検出部18の出力に接続されている。安全回路373は、電圧検出部360から供給される直流電圧に関するデータと電流検出部18から供給される出力電流Ioに関するデータにもとづいて、出力電力Poのデータを計算する。安全回路373は、出力電力に関するしきい値Pvrを有しており、PoのデータとPovrとを比較して、Poのデータがしきい値Povr以上の場合には、ローレベルを出力する。
安全回路373がローレベルを出力することによって、AC−DCコンバータ210は0V等の低い電圧を出力する。
本実施形態の照明システムの効果について説明する。
本実施形態の照明システムでは、過負荷検出部350を有するAC−DCコンバータ310を備える。そのため、AC−DCコンバータ210の出力に、AC−DCコンバータ210の出力電力容量を超える負荷が接続された場合であっても、出力電流とともに出力電圧を制限して、AC−DCコンバータ210を過電力状態から保護することができる。
照明器具の交換時等に誤接続を生ずる場合には、どのような電球が取り付けられるか不明であるので、非常に大容量の電球等が誤接続されると、AC−DCコンバータ210が過負荷状態となり、破損するおそれがある。また、そのような負荷が誤接続された場合にも、すみやかに供給電力を遮断する必要がある。
本実施形態の照明システムでは、直流電圧VDCの低下の度合いを設定値との差分に関するしきい値と比較することによって検出する安全回路373を備えている。そのため、より安全に過負荷保護を行うことができるとともに、電球のフィラメント溶断後であっても直流アーク放電を生じないようにすることができる。
以上説明した実施形態によれば、照明器具の誤接続をした場合においても安全に動作する照明システムおよび電源装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 交流電源、2 調光装置、3 通信ネットワーク、10,110,210 AC−DCコンバータ、12 整流回路、13 PFC回路、14 平滑回路、15 電力変換回路、17 調光制御部、18 電流検出部、20、120 照明器具、30 点灯装置、33 電力変換部、43,143 電圧制御部、44 ディジタル−アナログ変換器(DA変換器)、45 オペアンプ、46 電圧レギュレータ、50 照明ユニット、52 発光素子、100,200 照明システム、152 制御回路、153 スイッチング素子、154 トランス、155 ダイオード、156 出力コンデンサ、158 オペアンプ、159 可変電源回路、160a,160b 抵抗器、171 通信インタフェース回路、172 調光信号変換回路、173,273 安全回路、174 AND回路、175 表示部

Claims (7)

  1. 調光度に応じた直流電圧を出力する出力端子を有する電源装置と、
    発光素子と、前記出力端子に接続して前記直流電圧を入力する入力端子を有し前記直流電圧に応じた明るさで前記発光素子を点灯する点灯装置と、を含む照明器具と、
    を備え、
    前記電源装置は、前記出力端子に前記発光素子とは異なる光源を接続したときに、前記直流電圧の出力を停止し、
    前記出力端子から出力する出力電流を検出し、
    前記出力電流が前記照明器具の最大消費電流にもとづいて設定されたしきい値以上の場合に、前記直流電圧の出力を停止し、
    前記照明器具は、前記直流電圧が入力されたときには第1期間が経過するまで最小の調光度に設定され、前記第1期間の経過後に、前記直流電圧に応じた明るさで点灯し、
    前記電源装置は、前記第1期間の間で検出した前記出力電流が前記照明器具の最小の調光度のときの消費電流よりも大きいときに前記直流電圧を停止する照明システム。
  2. 前記電源装置は、過負荷時に前記直流電圧が垂下する過負荷保護機能を有し、前記直流電圧が低下した場合に、前記直流電圧の出力を停止する請求項1記載の照明システム。
  3. 前記電源装置は、低下した前記直流電圧および前記出力端子から出力する出力電流にもとづいて、出力電力を計算し、前記出力電力があらかじめ設定したしきい値以上の場合に前記直流電圧の出力を停止する請求項記載の照明システム。
  4. 前記電源装置は、前記直流電圧の出力を停止した場合に、その旨表示する表示手段を含む請求項1〜のいずれか1つに記載の照明システム。
  5. 前記電源装置は、前記直流電圧の出力を停止した場合に、その旨を外部の装置に通報する通信手段を含む請求項1〜のいずれか1つに記載の照明システム。
  6. 調光度に応じた直流電圧を出力し、前記直流電圧の値に応じた明るさで発光素子を点灯する点灯装置に接続する出力端子と、
    前記出力端子から出力する出力電流を検出する出力電流検出手段と、
    前記出力電流が前記発光素子および前記点灯装置を含む照明器具の最大消費電流にもとづいて設定されたしきい値以上の場合に、前記直流電圧の出力を停止する安全回路と、
    を備え、
    前記出力端子に前記照明器具とは異なる光源を接続したときに、前記直流電圧の出力を停止し、
    前記照明器具は、前記直流電圧が入力されたときには第1期間が経過するまで最小の調光度に設定され、前記第1期間の経過後に、前記直流電圧に応じた明るさで点灯し、
    前記安全回路は、前記第1期間の間で検出した前記出力電流が前記照明器具の最小の調光度のときの消費電流よりも大きいときに前記直流電圧を停止する電源装置。
  7. 過負荷時に前記直流電圧を垂下させる過負荷保護手段をさらに備え、
    前記安全回路は、前記過負荷保護手段によって前記直流電圧が低下した場合に、前記直流電圧の出力を停止する請求項記載の電源装置。
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