JP7110856B2 - 携帯式照明装置 - Google Patents

携帯式照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7110856B2
JP7110856B2 JP2018173101A JP2018173101A JP7110856B2 JP 7110856 B2 JP7110856 B2 JP 7110856B2 JP 2018173101 A JP2018173101 A JP 2018173101A JP 2018173101 A JP2018173101 A JP 2018173101A JP 7110856 B2 JP7110856 B2 JP 7110856B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light bulb
current
unit
bulb
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018173101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020047395A (ja
Inventor
和也 竹内
敬佑 小板橋
晶 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP2018173101A priority Critical patent/JP7110856B2/ja
Publication of JP2020047395A publication Critical patent/JP2020047395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7110856B2 publication Critical patent/JP7110856B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

本発明は、建設現場やアウトドア用に使用され、商用電源用電球を光源として使用可能な携帯式照明装置に関する。
近年、省電力等の理由によりLEDを利用した照明器具が開発されており、商用電源に接続できる電球型LEDランプが知られている。このような商用電源用LEDランプは、当該LEDランプからなる電球を光源として、電池を動力源とする携帯型の照明装置にも適用されている。商用電源用LEDランプを光源として、電池を動力源とする携帯型照明装置として、例えば、特許文献1には、電池より出力される直流電圧を商用電源用LEDランプが利用可能な交流電圧に変換して、商用電源用LEDランプを照明光とする携帯型照明装置が開示されている。
特開2013-089414号公報
家庭用のメインの照明等に使用される電球では、その接続部となる口金としてE26口金が使用されるものが多く、建設現場に使用される照明装置でも、口金としてE26口金が設けられているものが多く存在する。このため、各種態様の電球を付け替えられるようになっているが、光源となる電球としてLED電球を想定している携帯型照明装置に対して、同じ口金の白熱電球も取付可能になっていると、発熱の大きい白熱電球が取り付けられることによって、電球に可燃物が被せられたときに発熱に伴う火災等の不慮の事故が発生するリスクがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、光源として白熱電球を誤って取り付けることに伴うリスクを低減することの可能な、新規かつ改良された携帯式照明装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、電球を光源として使用可能な携帯式照明装置であって、前記電球を取り付け可能な口金と、前記口金に前記電球を取り付けた際に、該電球に供給される電流を測定する電流測定部と、前記電流測定部での測定結果に基づいて、前記電球への出力を制御する出力調整部と、前記電流測定部での測定結果に基づいて、前記電球の種類を判別する電球種類判別部と、前記電球に供給される電圧を測定する電圧測定部と、を備え、前記電球種類判別部は、前記電圧が矩形波交流の場合には、前記電圧が立ち上がったタイミングを除く該電流の大きさに基づいて前記電球の種類を判別することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、電流測定部の測定結果に基づいて、商用電源用電球が白熱電球であった場合に、白熱電球への供給電流の大きさを調整して出力制限を行うので、光源として白熱電球を誤って取り付けることに伴うリスクを低減できる。
また、本発明の一態様では、電球を光源として使用可能な携帯式照明装置であって、前記電球を取り付け可能な口金と、前記口金に前記電球を取り付けた際に、該電球に供給される電流を測定する電流測定部と、前記電流測定部での測定結果に基づいて、前記電球の種類を判別する電球種類判別部と、前記電球種類判別部によって前記電球が白熱電球であると判別された際に、白熱電球が取り付けられていることを報知する報知部と、前記電球に供給される電圧を測定する電圧測定部と、を備え、前記電球種類判別部は、前記電圧が矩形波交流の場合には、前記電圧が立ち上がったタイミングを除く該電流の大きさに基づいて前記電球の種類を判別することを特徴とする。
このようにすれば、報知部によって白熱電球が取り付けられていることが報知されるので、その後の安全策を迅速に行えるようになる。
以上説明したように本発明によれば、口金に取り付けられた商用電源用電球の種類が確実に判別されるので、光源として白熱電球を誤って取り付けることに伴うリスクを低減できる。
(A)及び(B)は、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の概略構成を示すブロック図である。 (A)乃至(D)は、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の電流値を比較するタイミングに関する説明図である。 本発明の他の一実施形態に係る携帯式照明装置の概略構成を示すブロック図である。 白熱電球とLED電球の入力電力を比較するグラフである。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。また、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置について、商用電源用電球を例にとって説明するが、商用電源用電球に限定されなく、商用電源用電球以外にも適用可能である。
(第1の実施形態)
まず、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の概略構成について、図面を使用しながら説明する。図1(A)及び(B)は、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の概略構成を示す斜視図である。なお、図1(A)は、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の電球保護カバーが取り付けられた状態の斜視図であり、図1(B)は、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の電球保護カバーが取り外された状態の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置100は、LED電球等の商用電源用電球104を光源として使用可能な携帯式照明装置であり、建設現場やアウトドア用に使用される。携帯式照明装置100は、図1(B)に示すように、装置本体部105の口金102に商用電源用電球104が取り付けられている。図1(A)及び図1(B)に示すように、装置本体部105には、商用電源用電球104の片側側面から頂面にかけて覆うドーム状の反射板106が設置され、その外側を覆うようにドーム状の電球保護カバー108が設けられている。
装置本体部105の正面側には、使用者が近傍にいない場合に光源を消灯可能とするための人感センサ112が設けられている。また、装置本体部105の側面側には、略U字型のハンドル部114が両端側に設置される枢止部114bを介して回動自在に取り付けられている。そして、当該ハンドル部114の略中央には、建設現場等に備わるポール等の係止手段に係止可能なフック部114aが回動自在に取り付けられている。さらに、装置本体部105の底面側には、不図示のコネクタ部を介して着脱可能な充電式のバッテリ110が取り付けられている。
本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置100は、市販のLED電球等の商用電源用電球104を光源として使用可能としているので、安価に高輝度のライトが得られるようになっている。しかしながら、商用電源用電球104を取り付ける口金102がE26口金となっているので、LED電球以外に市販の白熱電球等も取付可能となっている。
このため、光源として誤ってLED電球の代わりに白熱電球を取り付けた場合に、LED電球に比べて,白熱電球は,発熱量が多く高温になるため、照明装置を使用中に、万一、可燃物が接触するようなことがあると、火災等の不慮の事故につながるリスクがある。そこで、本実施形態に係る携帯式照明装置100は、装置の制御系に工夫を凝らすことによって、光源として誤って白熱電球を取り付けた場合でも、光源として白熱電球を動作させなかったり、パワーダウンさせる等の使用を制限することによって、発熱による問題を発生させないようになっている。
次に、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の制御系の構成及び動作について、図面を使用しながら説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置100は、充電式のバッテリ110を電源として、光源となる商用電源用電球104としてLED電球を用いることによって、省電力での照明を実現させたものとなっている。
本実施形態に係る携帯式照明装置100は、バッテリ110から口金102を介して商用電源用電球104への電力の供給や、人感センサ112等の各構成要素の制御を司る制御部120に特徴を有する。本実施形態では、制御部120は、CPU、ROM、RAM等を備えるコンピュータ等により構成され、図2に示すように、電流測定部122、電流比較部124、電球種類判別部126、及び出力調整部129を備える。
電流測定部122は、口金102に商用電源用電球104を取り付けた際に、当該商用電源用電球104に供給される電流を測定する機能を有する。本実施形態では、電流測定部122は、電流計等の測定手段により構成され、電源となるバッテリ110から商用電源用電球104に供給される電流を測定する。
電流比較部124は、電流測定部122で測定される電流の値を基準値と比較する機能を有する。白熱電球の場合では、供給される交流電流は、交流電圧の変動波形に相似した電流波形になるが、LED電球を用いた場合、供給される交流電流は、交流電圧の変動波形に相似した波形にならないので、電流値に差が出るタイミングが存在する。このため、本実施形態では、電流比較部124は、特定のタイミングにおける電流値が所定値よりも大きいか小さいかを比較することによって、電球の種類の判別できるようになっている。
電球種類判別部126は、電流比較部124における電流測定部122で測定された電流値と基準電流値との比較結果に基づいて、商用電源用電球104の種類を判別する機能を有する。すなわち、本実施形態では、電球種類判別部126は、電流比較部124での電流値と基準電流値との比較結果に基づいて、商用電源用電球104の種類が白熱電球かLED電球かを判別する。また、電球種類判別部126は、携帯式照明装置100の電源がONになる都度判別を行う。なお、本実施形態における電球種類判別部126による商用電源用電球104の種類の判別動作の詳細については、後述する。
出力調整部129は、電球種類判別部126によって口金102に取り付けられた商用電源用電球104が白熱電球であると判別された際に、当該白熱電球に供給する電流、又は電圧の大きさを調整して出力制限を行う機能を有する。本実施形態では、出力調整部129は、電球種類判別部126で口金102に取り付けられた商用電源用電球104が白熱電球であると判別した場合に、白熱電球に供給する電流、又は電圧の大きさを調整して、当該白熱電球を消灯、点滅、又は照度の低減による出力制限を行う。また、本実施形態では、出力調整部129によって白熱電球が取り付けられたことを検出した際に実行される出力制限は、電源をOFFにするまで維持される。
このように、本実施形態では、口金102に取り付けられた商用電源用電球104に供給される電流値と基準電流値との比較結果に基づいて、当該商用電源用電球104の種類が白熱電球であるか、LED電球であるかの判別ができるようになっている。このため、電球種類判別部126の判別結果に基づいて、口金102に光源として白熱電球を誤って取り付けた場合に、白熱電球への供給する電流、又は電圧の大きさを適宜調整することによって出力制限を行えるようになる。従って、光源として白熱電球を誤って取り付けることに伴う発熱や発火等のリスクを低減できるようになる。
次に、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の特定のタイミングにおける電流値の比較による商用電源用電球の種類を判別動作の詳細について、図面を使用しながら説明する。図3(A)乃至(D)は、本発明の一実施形態に係る携帯式照明装置の電流値を比較するタイミングに関する説明図である。なお、図3(A)は、正弦波交流を使用した場合のLED電球駆動時の電流と電圧の波形を示し、図3(B)は、正弦波交流を使用した場合の白熱電球駆動時の電流と電圧の波形を示す。また、図3(C)は、矩形波交流を使用した場合のLED電球駆動時の電流と電圧の波形を示し、図3(D)は、矩形波交流を使用した場合の白熱電球駆動時の電流と電圧の波形を示す。
通常、LED電球は、LEDを駆動するための回路を内蔵している。当該回路は、入力された交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、整流された電圧を調整してLEDに一定電流を流すための安定化回路からなる。多くの場合、整流回路には、比較的安価なコンデンサインプット型の整流回路が採用されている。
かかるコンデンサインプット型の回路には、コンデンサに充電された電圧よりも入力電圧が低くなると、入力からコンデンサへの向きに電流が流れなくなるか、少なくなるため、入力電圧のピーク値を過ぎると、電流が急速に低下するような電流波形の特徴がある。
これに対して、白熱電球は、フィラメントへ通電させることにより光を発生させるが、フィラメントは、コンデンサのように電荷を貯める機能がないので、電流波形は、入力電圧と相似形となる。
すなわち、白熱電球の場合、図3(B)、図3(D)に示すように、交流電圧の変動波形に相似した電流波形になるが、LED電球を用いた場合には、図3(A)、図3(C)に示すように、相似波形にはならない。つまり、白熱電球を使用した場合の電流波形とLED電球を使用した場合の電流波形が異なるので、電流値に大きな差が生じるタイミングが存在する。このため、特定のタイミングにおける電流値が所定値よりも大きいか小さいかによって、電球の種類の判別が可能となっている。
例えば、交流電圧が正弦波の場合、白熱電球では、図3(B)に示すように、電流Iが交流電圧Vの変動波形に相似した電流波形になるのに対して、LED電球では、図3(A)に示すように、電圧Vのピーク付近で電流Iが流れ、それ以外のタイミングでは、殆ど電流値がゼロになる。このため、電圧がピークとなるタイミング以外で電流値を測定することによって、白熱電球使用時の電流値と異なる値になる。すなわち、電球種類判別部126(図2参照)は、電圧が正弦波交流の場合には、電流値が極大値に達したタイミング(または極小に達したタイミング)以外の電流の大きさに基づいて商用電源用電球の種類を判別する。
一方、交流電圧が矩形波の場合、白熱電球では、図3(D)に示すように、電流Iが交流電圧Vの変動波形に相似した電流波形になるのに対して、LED電球は、図3(C)に示すように、電圧Vの立ち上がり時のみ電流Iが流れ、それ以外のタイミングでは、殆ど電流値がゼロになる。このため、電圧Vの立ち上がり以外のタイミングで電流値を測定することによって、白熱電球とLED電球の判別ができる。すなわち、電球種類判別部126(図2参照)は、電圧が矩形波交流の場合には、電圧が立ち上がったまたは立ち下がったタイミング、つまり、矩形波交流の場合も電流値が極大に達したタイミング(または極小に達したタイミング)を除く電流の大きさに基づいて商用電源用電球の種類を判別する。
図3(A)乃至(D)に示すように、丸で囲むA1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2のタイミング、すなわち、電流がピーク値を過ぎたタイミングで両波形を比較すると、LED電球では、電流値が非常に小さくなるのに対し、白熱電球では、印加電圧に比例した電流が流れ続けている。このため、電流がピーク値を過ぎたタイミングで電流値を読み取ることによって、接続された電球がLED電球か白熱電球かを容易に判別することができる。
このように、本実施形態では、電球に供給する交流電圧の変動に伴って変動する電流値を特定のタイミングで電流値を計測し、電流値が所定の値以上であった場合に、白熱電球が取り付けられていると判断して、電球を点灯させないか、出力を下げる等の出力制限をして、発熱等の問題を防ぐようにしている。換言すると、商用電源用電球に供給される電流値を特定のタイミングで計測することによって、商用電源用電球の種類が白熱電球であると容易に判別できるので、光源として白熱電球を誤って取り付けることに伴うリスクを確実に低減できる。
なお、本実施形態では、電流値のみで判別可能な技術であるが、電圧値の変動を測定し、電流値の測定タイミングを電圧に基づいて決定しても良い。例えば、正弦波交流である場合には、電圧値がピークとなるタイミングと電流値がピークとなるタイミングが同じであるので、電圧値を元に電流値がピークになるタイミングを特定できることは明らかである。同様に、矩形波交流の場合には、電圧値の立ち上がるタイミングで電流値が上昇してピークに達するので、電圧値を元に電流値がピークになるタイミングを特定できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の他の一実施形態に係る携帯式照明装置の制御系の構成及び動作について、図面を使用しながら説明する。図4は、本発明の他の一実施形態に係る携帯式照明装置の概略構成を示すブロック図であり、図5は、白熱電球とLED電球の入力電力を比較するグラフである。なお、本発明の他の一実施形態に係る携帯式照明装置の概略構成について、図1(A)及び図1(B)に示す第1の実施形態と同様であるので、その説明は、省略する。
本発明の他の一実施形態に係る携帯式照明装置200は、充電式のバッテリ210を電源として、光源となる商用電源用電球204としてLED電球を用いることによって、省電力での照明を実現させたものとなっている。
本実施形態に係る携帯式照明装置200は、バッテリ210から口金202を介して商用電源用電球204への電力の供給や、人感センサ212等の各構成要素の制御を司る制御部220に特徴を有する。本実施形態では、制御部220は、CPU、ROM、RAM等を備えるコンピュータ等により構成され、図4に示すように、電流測定部222、電圧測定部223、供給電力演算部224、電球種類判別部226、及び出力調整部229を備える。
電流測定部222は、口金202に商用電源用電球204を取り付けた際に、当該商用電源用電球204に供給される電流を測定する機能を有する。本実施形態では、電流測定部222は、電流計等の測定手段により構成され、電源となるバッテリ210から商用電源用電球204に供給される電流を測定する。
電圧測定部223は、口金202に商用電源用電球204を取り付けた際に、当該商用電源用電球204に供給される電圧を測定する機能を有する。電圧測定部223は、電圧計等の測定手段により構成され、電源となるバッテリ210から商用電源用電球204に供給される電圧をそれぞれ測定する。
供給電力演算部224は、電流測定部222及び電圧測定部223での測定結果に基づいて商用電源用電球204への供給電力を算出する機能を有する。本実施形態では、供給電力演算部224は、演算機能の備わるマイクロコンピュータやソフトウェア等により構成され、商用電源用電球204に供給された電流と電圧を監視して、これらの値から瞬間ごとの電力値を計算する。
電球種類判別部226は、電流測定部222及び電圧測定部223での測定結果に基づいて、商用電源用電球204の種類を判別する機能を有する。本実施形態では、電球種類判別部226は、電流測定部222及び電圧測定部223での測定結果に基づいて、供給電力演算部224で算出された商用電源用電球204への供給電力が所定の閾値以上の場合に、商用電源用電球204が白熱電球であると判別する。また、電球種類判別部226は、携帯式照明装置200の電源がONになる都度行う。
白熱電球は、LED電球に対して発光効率が低いため、同じ明るさであれば、LED電球よりも大きな電力を消費する。実際に双方の電球の消費電力を測定すると、図5に示すように、入力電圧を同じ100Vとした場合に、20Wの白熱電球が18.5Wの入力電力であるのに対して、100WのLED電球の入力電力がそれぞれ12.6W、12.9W、13.9Wと何れも白熱電球よりも低い値となっている。このように、商用電源用電球204として使用される白熱電球とLED電球は、電力値に差があるため、商用電源用電球204への供給電力に係る所定の閾値を例えば15Wとすれば、白熱電球とLED電球を識別することができる。
出力調整部229は、電球種類判別部226によって口金202に取り付けられた商用電源用電球204が白熱電球であると判別された際に、当該白熱電球に供給する電流、又は電圧の大きさを調整して出力制限を行う機能を有する。本実施形態では、出力調整部229は、電球種類判別部226で口金202に取り付けられた商用電源用電球204が白熱電球であると判別した場合に、白熱電球に供給する電流、又は電圧の大きさを調整して、当該白熱電球を消灯、点滅、又は照度の低減による出力制限を行う。また、本実施形態では、出力調整部229によって白熱電球が取り付けられたことを検出した際に実行される出力制限は、電源をOFFにするまで維持される。
このように、本実施形態では、口金202に取り付けられた商用電源用電球204に供給される電流と電圧の値から算出される電力値の大きさに基づいて、当該商用電源用電球204の種類が白熱電球であるか、LED電球であるかの判別ができるようになっている。すなわち、商用電源用電球204の消費電力が大きくなる場合に、商用電源用電球204が白熱電球であると判別できる。
このため、電球種類判別部226の判別結果に基づいて、口金202に光源として白熱電球を誤って取り付けた場合に、白熱電球に供給する電流、又は電圧の大きさを適宜調整することによって出力制限を行えるようになる。これによって、光源として白熱電球を誤って取り付けることに伴う発熱や発火等のリスクを低減できるようになる。また、点灯開始時の電球が過熱する前に判別可能なので、早い段階で判別でき、安全性も確保できる。
本発明の一実施形態では、商用電源用電球204の温度を検知する温度検知部228を備え、当該温度検知部228によって検知された温度が所定の閾値を上回った場合に供給電流の大きさを調整して出力制限を行う出力調整部229又は報知する報知部227とを備えても良い。温度検知部228はサーミスタ等が挙げられ、図1に示すように、口金102付近に温度検知部128を設けても良い。商用電源用電球104から熱が伝わり、温度検知部128により温度を検知する。検出された温度に応じて出力を調整する安全機構と組み合わせても良い。温度検知部228を備え、当該温度検知部228によって検知された温度が所定の閾値を上回った場合に供給電流の大きさを調整して出力制限を行う又は報知することによって、本実施形態に係る携帯式照明装置であれば、温度検知による対策のように、電球が熱くなってからの対応ではないという特徴を有しているので、温度検知による安全機構と組み合わせて使用することも可能であり、それらを組み合わせることで、一層安全性を高めることができる。
商用電源用電球には、様々な形状の電球が存在するため、電球温度を正確に測定することが困難という問題があるものの、過熱する前の段階で出力を制限することも可能である。温度検知及び出力制限又は検知が行われるので、光源として白熱電球を誤って取り付けることに伴うリスクを低減できる。
(総括)
第1の実施形態及び第2の実施形態でも白熱電球を誤って取り付けることにともなうリスクを低減できるが、第1の実施形態であれば、電球に供給された電圧と電流を常に監視して、その値から瞬間ごとの電力値を計算し、かつ、その値を積算して時間平均するといった手間を要せず、かつ、電圧の計測部や電力値を計算するためのマイクロコンピュータやソフトウェア等が必要ないため、より容易に、低コストで、かつ、省力化を図りながら、光源として白熱電球を誤って取り付けることに伴うリスクを低減できる。
なお、第1の実施形態では、電流測定部122での測定結果に基づいて、商用電源用電球104の種類を判別する電球種類判別部126によって、取り付けられた商用電源用電球104が白熱電球であると判別した際に、出力を下げると同時に白熱電球が取り付けられたことを使用者に知らせるために、報知部127により報知しても良い。図1に示すように、報知部127の報知手段としては、エラー表示のために設けられたLEDランプやブザー等を用いる。このようにすれば、報知部によって白熱電球が取り付けられていることが報知されるので、その後の安全策を迅速に行えるようになる。なお、報知部127を設けた場合、出力制御せずに報知だけでも良い。
第1の実施形態の携帯用照明装置は、図1(A)に示すとおり、電球保護カバーを備えている。この電球保護カバーは、電球の破損を防ぐ役割や、過熱した電球に可燃物等が接触することを防ぐ役割を有するが、保護カバーを設けることで、大型のLED電球を本体に取付けられないようにする働きも有する。大型のLED電球が使用できないので、LED電球であっても発熱量が大きいものの使用を制限することになり、安全である。
さらに、本実施形態に係る携帯式照明装置により電球の過熱が制限されるので、保護カバーが電球に近接するような配置が可能になるため、カバー自体を小型化できる。すなわち、携帯式照明装置の小型化にも有効である。
以上説明したように、本発明の各実施形態に係る携帯式照明装置を適用することによって、電流測定部の測定結果に基づいて、口金に取り付けられた商用電源用電球の種類を確実に判別できる。このため、当該商用電源用電球が白熱電球であった場合に、白熱電球に供給する電流又は電圧の大きさを調整して出力制限を行うので、光源として白熱電球を誤って取り付けることに伴うリスクを低減できるようになる。
すなわち、本発明の各実施形態に係る携帯式照明装置は、市販の商用電源用電球となるLED電球を使用することによって、安価に高輝度の照明が得られる上に、誤ってE26口金等の同じ口金で取付可能な白熱電球が取り付けられても、商用電源用電球の種類を確実に判別できる。このため、誤って白熱電球が取り付けられても、白熱電球の使用を制限することで、発熱等の問題の発生を抑制できるので、極めて大きな工業的価値を有する。
なお、上記のように本発明の各実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、携帯式照明装置の構成、動作も本発明の各実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
100、200 携帯式照明装置、102、202 口金、104 商用電源用電球、105 装置本体部、110、210 バッテリ、112、212 人感センサ、120、220 制御部、122、222 電流測定部、124 電流比較部、126、226 電球種類判別部、127、227 報知部、128、228 温度検知部、129、229 出力調整部、223 電圧測定部、224 供給電力演算部

Claims (7)

  1. 電球を光源として使用可能な携帯式照明装置であって、
    前記電球を取り付け可能な口金と、
    前記口金に前記電球を取り付けた際に、該電球に供給される電流を測定する電流測定部と、
    前記電流測定部での測定結果に基づいて、前記電球への出力を制御する出力調整部と、
    前記電流測定部での測定結果に基づいて、前記電球の種類を判別する電球種類判別部と、
    前記電球に供給される電圧を測定する電圧測定部と、
    を備え、
    前記電球種類判別部は、前記電圧が矩形波交流の場合には、前記電圧が立ち上がったタイミングを除く該電流の大きさに基づいて前記電球の種類を判別することを特徴とする携帯式照明装置。
  2. 前記電球種類判別部は、前記電流測定部で測定された電流値と基準電流値との比較結果に基づいて、前記電球の種類を判別し、
    前記出力調整部は、前記電球が白熱電球であると判別された際に、該白熱電球への供給電流の大きさを調整して出力制限を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯式照明装置。
  3. 前記電球種類判別部は、電流値が極値に達したタイミングを除く電流の大きさと基準電流値との比較結果に基づいて、前記電球の種類を判別することを特徴とする請求項2に記載の携帯式照明装置。
  4. 前記出力調整部は、前記白熱電球を消灯、点滅、又は照度の低減による出力制限を行うことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の携帯式照明装置。
  5. 前記電球の温度を検知する温度検知部をさらに備え、
    前記温度検知部によって検知された温度が所定の閾値を上回った場合に、前記出力調整部は供給電流の大きさを調整して電球への出力を制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯式照明装置。
  6. 電球を光源として使用可能な携帯式照明装置であって、
    前記電球を取り付け可能な口金と、
    前記口金に前記電球を取り付けた際に、該電球に供給される電流を測定する電流測定部
    と、
    前記電流測定部での測定結果に基づいて、前記電球の種類を判別する電球種類判別部と、
    前記電球種類判別部によって前記電球が白熱電球であると判別された際に、白熱電球が取り付けられていることを報知する報知部と、
    前記電球に供給される電圧を測定する電圧測定部と、
    を備え、
    前記電球種類判別部は、前記電圧が矩形波交流の場合には、前記電圧が立ち上がったタイミングを除く該電流の大きさに基づいて前記電球の種類を判別することを特徴とする携帯式照明装置。
  7. 前記電球の温度を検知する温度検知部をさらに備え、
    前記温度検知部によって検知された温度が所定の閾値を上回った場合に、前記報知部は白熱電球が取り付けられていることを報知することを特徴とする請求項6に記載の携帯式照明装置。
JP2018173101A 2018-09-14 2018-09-14 携帯式照明装置 Active JP7110856B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018173101A JP7110856B2 (ja) 2018-09-14 2018-09-14 携帯式照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018173101A JP7110856B2 (ja) 2018-09-14 2018-09-14 携帯式照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020047395A JP2020047395A (ja) 2020-03-26
JP7110856B2 true JP7110856B2 (ja) 2022-08-02

Family

ID=69901656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018173101A Active JP7110856B2 (ja) 2018-09-14 2018-09-14 携帯式照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7110856B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009123506A (ja) 2007-11-14 2009-06-04 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明装置およびそれを用いた照明器具
JP2013229138A (ja) 2012-04-24 2013-11-07 Iris Ohyama Inc Ledランプ専用灯具
JP2015020460A (ja) 2013-07-16 2015-02-02 日本精機株式会社 車載照明灯の制御装置
JP2018041679A (ja) 2016-09-09 2018-03-15 いすゞ自動車株式会社 発光制御装置及び発光制御方法
JP2018055789A (ja) 2016-09-26 2018-04-05 東芝ライテック株式会社 照明システムおよび電源装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009123506A (ja) 2007-11-14 2009-06-04 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明装置およびそれを用いた照明器具
JP2013229138A (ja) 2012-04-24 2013-11-07 Iris Ohyama Inc Ledランプ専用灯具
JP2015020460A (ja) 2013-07-16 2015-02-02 日本精機株式会社 車載照明灯の制御装置
JP2018041679A (ja) 2016-09-09 2018-03-15 いすゞ自動車株式会社 発光制御装置及び発光制御方法
JP2018055789A (ja) 2016-09-26 2018-04-05 東芝ライテック株式会社 照明システムおよび電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020047395A (ja) 2020-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10823344B2 (en) Portable decorative lantern and related methods
CN105323923B (zh) Led智能控制电路及led照明装置
JP5537286B2 (ja) Led点灯装置
WO2013191145A1 (ja) 蛍光灯型led照明装置およびその点消灯モード切替方法
JP2014509053A5 (ja)
JP2016523427A (ja) 光源の自動調整を提供するためのシステム及び方法
US20100264737A1 (en) Thermal control for an encased power supply in an led lighting module
EP2058922A1 (en) Intellectual lamp unit able to be installed on a conventional lamp socket controlled by a wall switch
JP2015525949A5 (ja)
JP7110856B2 (ja) 携帯式照明装置
KR20080088016A (ko) 엘이디를 이용한 센서등
JP4888351B2 (ja) 照明装置およびそれを用いた照明器具
WO2019072114A1 (en) LED EMERGENCY LIGHTING BULB
KR101253034B1 (ko) 화재 예방을 위한 비상용 엘이디 조명장치
KR101212765B1 (ko) 착탈식 비상등 회로 및 이를 포함하는 착탈식 비상등, 그리고 착탈식 비상등의 제어방법
TWI494021B (zh) 照明系統及照明驅動方法
JP2014154335A (ja) 点灯装置および、これを用いた照明器具
US7298098B2 (en) Intellectual lamp unit able to be installed on a conventional lamp socket controlled by a wall switch
TWI550970B (zh) 具有照明及高溫保護的電源插座裝置
JP6143778B2 (ja) 蓄積装置を制御するための機器
TWI450636B (zh) Led亮度調節電路
JP2009259540A (ja) 照明制御装置及び照明器具
KR20110015145A (ko) 안전 다리미
JP2019192375A (ja) 光源用電源装置、照明装置及び照明システム
JP5803004B2 (ja) Led点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7110856

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150