JP2019192375A - 光源用電源装置、照明装置及び照明システム - Google Patents

光源用電源装置、照明装置及び照明システム Download PDF

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Abstract

【課題】光源用電源装置において検出される温度と光源部における実際の温度との正確な相関を特定して光源の適切な保護を可能とする光源用電源装置を提供する。【解決手段】光源用電源装置1は、交流電源電圧を全波整流する全波整流回路10と、全波整流回路10の全波整流出力を一定の出力電流に変換して出力電流を光源部2に供給する電力変換回路20と、全波整流回路10又は電力変換回路20の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路30と、交流電源電圧を検出して電圧検出値を出力する入力電圧検出回路40と、電圧検出値の増加に対して減少する温度閾値を決定する閾値決定部51と、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流を低減又は停止させるように電力変換回路20を制御する出力制御部52とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、光源用電源装置、照明装置及び照明システムに関する。
特許文献1は、LEDと、LEDに電力を供給するように構成された電源装置とを含むLEDベースの照明器具を開示する。LEDベースの照明器具は、照明器具の選択された位置での温度を検出するように構成された温度センサと、温度センサと電源装置との間に接続され、測定された温度に基づいて周囲温度及び駆動電流を決定し、駆動電流に基づいて入力信号をLEDに供給するように構成されたコントローラとを含む。
特表2013−503470号公報
ところで、電源装置が定電流出力を行う場合、入力電圧が相対的に高い場合には電源装置での損失は相対的に小さいため、電源装置の温度は相対的に低くなる一方、入力電圧が相対的に低い場合には電源装置での損失は相対的に大きいため、電源装置の温度は相対的に高くなる。すなわち、定電流制御されるLEDの温度が同じであっても、電源装置での検出温度は入力電圧に応じて相違する。言い換えると、電源装置での検出温度とLEDなどの光源部における実際の温度との相関は入力電圧に応じて変化する。したがって、光源部の高温状態を電源装置側においてその検出温度に基づいて保護しようとすると、光源部が高温となっているのにもかかわらず保護動作が作動しない場合又は光源部が高温でないにもかかわらず保護動作が作動してしまう場合が生じ得る。
そこで、本発明は、光源用電源装置において検出される温度と光源部における実際の温度との正確な相関を特定して光源の適切な保護を可能とする光源用電源装置、照明装置及び照明システムを提供することを課題とする。
本発明の第1の態様による光源用電源装置は、交流電源電圧を全波整流する全波整流回路と、全波整流回路の全波整流出力を一定の出力電流に変換して出力電流を光源部に供給する電力変換回路と、全波整流回路又は電力変換回路の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路と、交流電源電圧を検出して電圧検出値を出力する入力電圧検出回路と、電圧検出値の増加に対して減少する温度閾値を決定する閾値決定部と、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流を低減又は停止させるように電力変換回路を制御する出力制御部とを備える。
上記第1の態様によると、交流電源電圧の電圧検出値の増加/減少に対してそれぞれ減少/増加する温度閾値が決定され、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流が低減又は停止される。これにより、交流電源電圧が相対的に高いことにより光源部の温度に対して光源用電源装置の温度が過小となる場合には温度閾値が低く設定され、交流電源電圧が相対的に低いことにより光源部の温度に対して光源用電源装置の温度が過大となる場合には温度閾値が高く設定される。したがって、光源用電源装置において検出される温度と光源部における実際の温度との正確な相関を特定して光源を適切に保護することが可能となる。
ここで、閾値決定部は、電圧検出値の変化に対する温度閾値の決定を当該変化の発生時から所定期間にわたって無効化するように構成され得る。これにより、外乱などに起因する短時間の電圧検出値の低下に対して、温度閾値が上昇して必要な保護動作(出力電流の低減又は停止)が解除されてしまう状態が回避される。また逆に、外乱などに起因する短時間の電圧検出値の上昇に対して、温度閾値が低下して無用な保護動作が実行されてしまう状態が回避される。
本発明の第2の態様による光源用電源装置は、交流電源電圧を全波整流する全波整流回路と、全波整流回路の全波整流出力を一定の出力電流に変換して出力電流を光源部に供給する電力変換回路と、全波整流回路又は電力変換回路の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路と、交流電源電圧の情報をサーバから受信可能な通信部と、交流電源電圧の増加に対して減少する温度閾値を決定する閾値決定部と、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流を低減又は停止させるように電力変換回路を制御する出力制御部とを備える。
本発明の第2の態様による照明システムは、上記光源用電源装置及び光源部を備える照明装置と、照明装置が接続される交流電源電圧の情報を取得する電源情報取得部及び交流電源電圧の情報を照明装置に送信可能な通信装置を備えるサーバとを含む。
上記の第2の態様によると、第1の態様と同様に、光源用電源装置において検出される温度と光源部における実際の温度との正確な相関を特定して光源を適切に保護することが可能となる。さらに、交流電源電圧の情報がサーバから光源用電源装置に送信されるので、特に電源装置とクラウドサーバとの通信接続が前提となっている場合に、光源用電源装置において入力電圧を検出する回路が不要となり、簡素な構成の光源用電源装置が実現される。
本発明の第3の態様による光源用電源装置は、交流電源電圧を全波整流する全波整流回路と、全波整流回路の全波整流出力を一定の出力電流に変換して出力電流を光源部に供給する電力変換回路と、全波整流回路又は電力変換回路の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路と、交流電源電圧の増加に対して減少する温度閾値の情報をサーバから受信可能な通信部と、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流を低減又は停止させるように電力変換回路を制御する出力制御部とを備える。
本発明の第3の態様による照明システムは、上記光源用電源装置及び光源部を備える照明装置と、照明装置が接続される交流電源電圧の情報を取得する電源情報取得部、交流電源電圧の増加に対して減少する温度閾値を決定する閾値決定部及び温度閾値を照明装置に送信可能な通信装置を備えるサーバとを含む。
上記の第3の態様によると、第1の態様と同様に、光源用電源装置において検出される温度と光源部における実際の温度との正確な相関を特定して光源を適切に保護することが可能となる。さらに、温度閾値の情報がサーバから光源用電源装置に送信されるので、特に電源装置とクラウドサーバとの通信接続が前提となっている場合に、光源用電源装置において入力電圧を検出する回路が不要となるとともに制御回路での温度閾値の演算も不要となり、処理負荷が小さく簡素な構成の光源用電源装置が実現される。
本発明の第4の態様による光源用電源装置は、交流電源電圧を全波整流する全波整流回路と、全波整流回路の全波整流出力が入力されるインダクタ素子をスイッチング素子によってPWM駆動することによって所定の出力電流を生成して出力電流を光源部に供給するDC/DCコンバータ及び出力電流が一定となるようにPWM駆動のオン時間を制御する駆動制御回路を含む電力変換回路と、全波整流回路又は電力変換回路の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路と、PWM駆動における平均オンデューティを検出するデューティ検出部と、平均オンデューティの増加に対して増加する温度閾値を決定する閾値決定部と、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流を低減又は停止させるように電力変換回路を制御する出力制御部とを備える。
上記の第4の態様によると、交流電源電圧の増加/減少に伴う平均オンデューティの減少/増加に対してそれぞれ減少/増加する温度閾値が決定され、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流が低減又は停止される。したがって、上記第1の態様と同様に、光源用電源装置において検出される温度と光源部における実際の温度との正確な相関を特定して光源を適切に保護することが可能となる。また、入力電圧を検出する回路が不要となり、簡素な構成の光源用電源装置が実現される。
ここで、閾値決定部は、平均オンデューティの変化に対する温度閾値の決定を当該変化の発生時から所定期間にわたって無効化するように構成され得る。これにより、外乱などに起因する短時間の平均オンデューティの上昇に対して、温度閾値が上昇して必要な保護動作(出力電流の低減又は停止)が解除されてしまう状態が回避される。また逆に、外乱などに起因する短時間の平均オンデューティの低下に対して、温度閾値が低下して無用な保護動作が実行されてしまう状態が回避される。
本発明の照明装置は、上記いずれかの態様の光源用電源装置と、光源とを備える。これにより、上記の各効果を得ることができる照明装置が実現される。
第1の実施形態による光源用電源装置を含む照明装置のブロック図である。 第2の実施形態による照明装置を含む照明システムのブロック図である。 第3の実施形態による照明装置を含む照明システムのブロック図である。 第4の実施形態による光源用電源装置を含む照明装置のブロック図である。
<第1の実施形態>
図1に、本発明の第1の実施形態による光源用電源装置1(以下、「電源装置1」という)及びそれを含む照明装置3のブロック図を示す。図1に示すように、電源装置1及び光源部2が照明装置3を構成する。電源装置1は、商用電源などの交流電源ACから交流電源電圧の給電を受け、交流電源電圧を一定の出力電流に変換し、この出力電流を光源部2に供給する。本実施形態では、交流電源電圧として公称100Vac及び200Vacが想定されている。ただし、これらの交流電源電圧は±10%の電源電圧変動を有し得るものとして電源装置1が設計されるものとする。すなわち、電源装置1は、90Vac〜220Vacを入力電圧範囲として設計される。また、本実施形態では、光源部2はLEDを光源とするLEDモジュールであり、電源装置1の出力電流は直流電流であるものとする。
電源装置1は、全波整流回路10、電力変換回路20、温度検出回路30、入力電圧検出回路40及び制御回路50を備える。全波整流回路10は、交流電源電圧を全波整流して、全波整流出力を電力変換回路20に出力する。
電力変換回路20は、DC/DCコンバータからなり、例えば、フライバックコンバータ、昇圧チョッパ回路(力率改善回路)と降圧チョッパ回路(例えば、バックコンバータ)の組合せ、フォワードコンバータなどである。電力変換回路20は、全波整流回路10からの全波整流出力を一定の出力電流に変換して、その出力電流を光源部2に供給する。すなわち、電力変換回路20は、交流電源電圧の値(90Vac〜220Vac)にかかわらず出力電流が一定となるように定電流制御を行うように構成される。
温度検出回路30は、電力変換回路20の所定箇所の温度を検出して温度検出値を制御回路50に出力する。温度検出回路30は、所定箇所に接触配置されたサーミスタなどの感温素子を含む抵抗回路などであればよい。所定箇所の温度は、トランス、コイル、トランジスタ、ダイオードなどの発熱部品の表面温度であってもよいし、コンデンサ、基板などの非発熱部品の表面温度であってもよいし、電源装置1の筐体の内表面温度又は内部雰囲気温度であってもよい。交流電源電圧が相対的に低い場合(例えば100V)の場合には電力変換回路20を通過する電流及び損失が相対的に大きく、検出温度が相対的に高くなる。一方、交流電源電圧が相対的に高い場合(例えば200V)の場合には電力変換回路20を通過する電流及び損失が相対的に小さく、検出温度が相対的に低くなる。すなわち、他の条件が同じであれば、温度検出値は交流電源電圧に対して実質的に反比例する。
なお、変形例として、温度検出回路30は、全波整流回路10に配置されてもよい。具体的には、全波整流回路10は、4個のダイオードが1つのパッケージに含まれるダイオードブリッジ素子であることが望ましい。この場合、温度検出回路30は、このダイオードブリッジ素子のモールド面に接触配置されたサーミスタなどの感温素子を含む抵抗回路などで構成される。
入力電圧検出回路40は、交流電源電圧を検出して電圧検出値を制御回路50に出力する。具体的には、入力電圧検出回路40は、抵抗41、抵抗42及びコンデンサ43を含む。抵抗41及び42の直列回路は抵抗分圧回路を構成し、全波整流回路10の出力端間に接続される。コンデンサ43は抵抗42に並列接続され、抵抗分圧回路の分圧値を平滑する。
制御回路50は閾値決定部51、出力制御部52及び記憶部55を含み、これらの各部はバスを介して信号、データなどのやり取りが可能な態様で接続される。また、制御回路50は、電力変換回路20から制御電圧を適宜給電されるものとする。制御回路50は、例えばマイコンで構成され、閾値決定部51及び出力制御部52はそのマイコンのCPUの一部を構成する。記憶部55は、ROM、RAMなどのメモリである。
閾値決定部51は、入力電圧検出回路40によって検出される電圧検出値の増加/減少に対してそれぞれ減少/増加する温度閾値を決定する。すなわち、閾値決定部51は、交流電源電圧が相対的に低い場合(例えば100Vの場合)には、相対的に高い温度閾値(例えば100℃)を決定し、交流電源電圧が相対的に高い場合(例えば200Vの場合)には相対的に低い温度閾値(例えば80℃)を決定する。電圧検出値に対する温度閾値は、記憶部55に記憶された関数(例えば、1次関数)に基づいて計算されるようにしてもよいし、記憶部55に記憶された参照テーブルに基づいて決定されるようにしてもよい。
出力制御部52は、温度検出回路30から入力される温度検出値が、閾値決定部51によって決定される温度閾値に達した場合に、出力電流を低減又は停止させるように電力変換回路20を制御する。なお、出力電流の低減又は停止を保護動作ともいう。保護動作において、例えば、出力制御部52は、温度検出値が温度閾値未満の所定値(温度閾値よりも若干低い値)に低下するまで電力変換回路20の出力を停止する(すなわち、光源部2を消灯する)。あるいは、保護動作において、出力制御部52は、温度検出値が温度閾値未満の所定値に低下するまで電力変換回路20の出力を低減する(すなわち、光源部2を減光点灯する)ようにしてもよい。この場合、出力制御部52は、電力変換回路20のDC/DCコンバータのPWM駆動のオン時間を最小値に維持する。また、出力制御部52は、温度検出値が温度閾値を超えないように上記PWM駆動におけるオン時間をフィードバック制御してもよい。
各部の温度について、一例として、以下のような測定結果が得られるものとする。
交流電源電圧:100V、温度検出値:100℃、光源部2の温度:105℃
交流電源電圧:200V、温度検出値: 80℃、光源部2の温度:105℃
ここで、仮に閾値決定部51が設けられず、温度閾値が固定値であった場合を検討する。例えば、光源部2の保護温度が105℃である場合、交流電源電圧100V時に合わせて温度閾値を100℃とすると、交流電源電圧200V時には光源部2の温度が120℃〜125℃付近まで上昇してしまうことになる。一方、交流電源電圧200V時に合わせて温度閾値を80℃とすると、交流電源電圧100V時には光源部2の温度が80℃〜85℃付近までしか上昇していないのにもかかわらず保護動作が作動してしまうことになる。
これに対して、本実施形態では、光源部2の保護温度が105℃である場合に、例えば、以下のような交流電源電圧と温度閾値の相関関係が設定される。
交流電源電圧:100V、温度閾値:100℃
交流電源電圧:200V、温度閾値: 80℃
これにより、電源装置1が種々の系統の交流電源に接続される場合であっても、光源部2が同じ保護温度に達した場合に保護動作が行われることになる。また、電源装置1が接続された交流電源に電源電圧変動がある場合であっても、光源部2が同じ保護温度に達した場合に保護動作が行われることになる。
また、閾値決定部51は、電圧検出値の変化に対する温度閾値の決定を当該変化発生時から所定マスク期間にわたって無効化(マスク)するように構成されてもよい。具体的には、電圧検出値が変化した場合、閾値決定部51は、電圧検出値の変化発生時からマスク期間が経過するまでは温度閾値を変化させない(又は温度閾値を決定しない)。したがって、電圧検出値の変化発生時からマスク期間経過後にその変化が継続していた場合に、閾値決定部51は温度閾値を変化させる。マスク期間は、例えば、10秒から10分の間のいずれかの時間、好ましくは1分程度であればよい。これは、電圧検出値の急峻な変化に対して電源装置1の温度の変化が緩やかであること、すなわち、短時間(例えば数秒程度)にわたって交流電源電圧が変化したとしても電源装置1の温度はほとんど変化しないことを考慮して、温度閾値の反応を鈍らせるものである。これにより、短時間の電圧検出値の低下(電源サグ、ノイズなど)に対して、温度閾値が上昇して必要な保護動作が解除されてしまう状態が回避される。また逆に、短時間の電圧検出値の上昇(サージ、ノイズなど)に対して、温度閾値が低下して無用な保護動作が実行されてしまう状態が回避される。
以上のように、本実施形態の電源装置1は、交流電源電圧を全波整流する全波整流回路10と、全波整流回路10の全波整流出力を一定の出力電流に変換して出力電流を光源部2に供給する電力変換回路20と、電力変換回路20(又は全波整流回路10)の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路30と、交流電源電圧を検出して電圧検出値を出力する入力電圧検出回路40と、電圧検出値の増加に対して減少する温度閾値を決定する閾値決定部51と、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流を低減又は停止させるように電力変換回路20を制御する出力制御部52とを備える。
このように、交流電源電圧の電圧検出値の増加/減少に対してそれぞれ減少/増加する温度閾値が決定され、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流が低減又は停止される。これにより、交流電源電圧が相対的に高いことにより光源部2の温度に対して電源装置1の温度が過小となる場合には温度閾値が低く設定され、交流電源電圧が相対的に低いことにより光源部2の温度に対して電源装置1の温度が過大となる場合には温度閾値が高く設定される。したがって、電源装置1において検出される温度と光源部2における実際の温度との正確な相関を特定して光源を適切に保護することが可能となる。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、電源装置1の各々が入力電圧検出回路40を備える構成を示したが、本実施形態では、照明装置3とクラウドサーバが通信可能に接続された照明システムにおいて交流電源電圧の情報がクラウドサーバから電源装置1に供給される構成を示す。
図2に、本実施形態による照明システム5のブロック図を示す。本実施形態において、第1の実施形態における構成要素に対応する構成要素には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する。照明システム5は、照明装置3−1〜3−n及びクラウドサーバ4を含む。照明装置3−1〜3−nの各々は実質的に同じ構成を有するものとし、以降の説明において、照明装置3−1〜3−nを総称して又はいずれか1つを代表して照明装置3というものとする。各照明装置3とクラウドサーバ4とは、インターネット、VPNなどの通信ネットワークN(以下、「ネットワークN」という)によって通信可能に接続される。なお、本開示では、説明の便宜上、クラウドサーバ4がネットワークNの外部にあるものとして説明を行うが、クラウドサーバ4はネットワークN上にあるともいえる。
クラウドサーバ4は、処理装置70、記憶装置75及び通信装置80を備える。これらの各部は、システムバスを介して相互に信号又はデータのやり取りが可能な態様で接続されている。記憶装置75は、プログラム及びデータを記憶するメモリを含み、データベースとしても機能する。通信装置80は、3G、LTEなどの無線接続又はLANなどの有線接続を介してネットワークNに接続し、ネットワークNを介して照明装置3(電源装置1)と通信するための通信デバイスである。なお、採用され得る通信規格は上記に限られない。
処理装置70は、CPUなどで構成され、電源情報取得部71を含む。電源情報取得部71は、照明装置3−1〜3−nが接続される交流電源電圧の情報(以下、「電源電圧情報」という)を取得する。電源電圧情報は、記憶装置75に予め記憶されていてもよいし、照明装置3の製造者、所有者、管理者などからネットワークNを介して取得されるものであってもよい。あるいは、交流電源ACの配線のいずれかの箇所に交流電源電圧を測定する測定装置(不図示)が設けられ、その測定装置からクラウドサーバ4への通信によって電源電圧情報が取得されるようにしてもよい。通信装置80は、電源電圧情報を照明装置3の各々にネットワークNを介して送信する。
照明装置3は電源装置1及び光源部2を備え、電源装置1は全波整流回路10、電力変換回路20、温度検出回路30、制御回路50及び通信部60を備える。なお、本実施形態では、温度検出回路30は、電力変換回路20に配置されるが、第1の実施形態の変形例のように全波整流回路10に配置されてもよい。通信部60は、3G、LTEなどの無線接続を介してネットワークNに接続し、ネットワークNを介してクラウドサーバ4と通信するための通信デバイスである。通信部60は、少なくとも電源電圧情報をクラウドサーバ4から受信可能に構成される。
閾値決定部51は、通信部60によって受信される電源電圧情報に基づいて、交流電源電圧の増加/減少に対してそれぞれ減少/増加する温度閾値を決定する。そして、出力制御部52は、第1の実施形態と同様に、温度検出回路30から入力される温度検出値が、閾値決定部51によって決定された温度閾値に達した場合に保護動作を行う。
なお、本実施形態では、クラウドサーバ4から照明装置3に電源電圧情報が送信される構成を示すが、クラウドサーバ4から照明装置3には、例えば点消灯指令、調光指令などの他の情報も送信され得る。これにより、出力制御部52は、通信部60によって受信された点消灯指令又は調光指令に応じて光源部2を点消灯又は調光するように電力変換回路20を制御することができる。また、照明装置3からクラウドサーバ4に種々の情報が送信されるように構成されてもよい。例えば、照明装置3において決定された温度閾値の情報、保護動作の実行又は解除に関する情報、温度検出値の情報、点消灯切換に関する情報が、クラウドサーバ4に送信され得る。これにより、クラウドサーバ4において、照明装置3の使用状態の把握、使用実績の収集などが可能となる。言い換えると、照明装置3とクラウドサーバ4とが通信接続される構成が前提となっている場合に、その通信接続を電源電圧情報の送信に利用することによって、少ない追加構成によって本発明が実施可能となる。
以上のように、本実施形態の電源装置1は、交流電源電圧を全波整流する全波整流回路10と、全波整流回路10の全波整流出力を一定の出力電流に変換して出力電流を光源部2に供給する電力変換回路20と、電力変換回路20(又は全波整流回路10)の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路30と、交流電源電圧の情報をクラウドサーバ4から受信可能な通信部60と、交流電源電圧の増加に対して減少する温度閾値を決定する閾値決定部51と、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流を低減又は停止させるように電力変換回路20を制御する出力制御部52とを備える。
また、本実施形態の照明システム5は、上記の電源装置1及び光源部2を備える照明装置3と、照明装置3が接続される交流電源電圧の情報を取得する電源情報取得部71及び交流電源電圧の情報を照明装置3に送信可能な通信装置80を備えるクラウドサーバ4とを含む。
これにより、第1の実施形態と同様に、電源装置1において検出される温度と光源部2における実際の温度との正確な相関を特定して光源部2を適切に保護することが可能となる。さらに、電源電圧情報がクラウドサーバ4から電源装置1に送信されるので、電源装置1とクラウドサーバ4との通信接続が前提となっている場合に、第1の実施形態で示したような入力電圧検出回路40が不要となり、簡素な構成の電源装置1が実現される。
<第3の実施形態>
上記第2の実施形態では、照明システム5においてクラウドサーバ4から電源装置1に電源電圧情報が供給される構成を示したが、本実施形態では、クラウドサーバ4から電源装置1に温度閾値の情報が供給される構成を示す。
図3に、本実施形態による照明システム5のブロック図を示す。本実施形態において、第1及び第2の実施形態における構成要素に対応する構成要素には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する。なお、本実施形態では温度検出回路30は電力変換回路20に配置されるが、第1の実施形態の変形例のように全波整流回路10に配置されてもよい。
クラウドサーバ4において、処理装置70は、電源情報取得部71及び閾値決定部72を含む。閾値決定部72は、電源情報取得部71によって取得された交流電源電圧の増加/減少に対してそれぞれ減少/増加する温度閾値を決定する。また、閾値決定部72は、光源部2(LED)の経時劣化、(照明装置3が屋外に設置される場合には)気象条件などを考慮して、上記のように決定した温度閾値をさらに補正するように構成されてもよい。通信装置80は、温度閾値情報を照明装置3の各々にネットワークNを介して送信する。
電源装置1において、通信部60は、少なくとも温度閾値情報をクラウドサーバ4から受信可能に構成される。制御回路50は、出力制御部52及び記憶部55を含む。出力制御部52は、第1の実施形態と同様に、温度検出回路30によって検出される温度検出値が、通信部60によって受信された温度閾値情報に示される温度閾値に達した場合に保護動作を行う。すなわち、本実施形態の照明システム5の構成は、温度閾値決定の機能が電源装置1の制御回路50ではなくクラウドサーバ4の処理装置70に設けられる点で第2の実施形態の構成と異なる。
なお、本実施形態では、クラウドサーバ4から照明装置3に温度閾値情報が送信される構成を示すが、クラウドサーバ4から照明装置3には、例えば点消灯指令、調光指令などの他の情報も送信され得る。これにより、出力制御部52は、通信部60によって受信された点消灯指令又は調光指令に応じて光源部2を点消灯又は調光するように電力変換回路20を制御することができる。また、照明装置3からクラウドサーバ4に種々の情報が送信されるように構成されてもよい。例えば、保護動作の実行又は解除に関する情報、温度検出値の情報、点消灯切換に関する情報が照明装置3からクラウドサーバ4に送信され得る。これにより、クラウドサーバ4において、照明装置3の使用状態の把握、使用実績の収集などが可能となる。例えば、照明システム5のユーザは、照明装置3から送信される情報に基づいて入出力インターフェース(不図示)を用いて温度閾値の設定を(照明装置3の全部又は一部について)修正することができる。言い換えると、照明装置3とクラウドサーバ4とが通信接続される構成が前提となっている場合に、その通信接続を温度閾値情報の送信に利用することによって、最小限の追加構成によって本発明が実施可能となる。
以上のように、本実施形態の電源装置1は、交流電源電圧を全波整流する全波整流回路10と、全波整流回路10の全波整流出力を一定の出力電流に変換して出力電流を光源部2に供給する電力変換回路20と、電力変換回路20(又は全波整流回路10)の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路30と、交流電源電圧の増加に対して減少する温度閾値の情報をクラウドサーバ4から受信可能な通信部60と、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流を低減又は停止させるように電力変換回路20を制御する出力制御部52とを備える。
また、本実施形態の照明システム5は、上記の電源装置1及び光源部2を備える照明装置3と、照明装置3が接続される交流電源電圧の情報を取得する電源情報取得部71、交流電源電圧の増加に対して減少する温度閾値を決定する閾値決定部72及び温度閾値を照明装置3に送信可能な通信装置80を備えるクラウドサーバ4とを含む。
これにより、第1及び第2の実施形態と同様に、電源装置1において検出される温度と光源部2における実際の温度との正確な相関を特定して光源を適切に保護することが可能となる。さらに、温度閾値がクラウドサーバ4から電源装置1に送信されるので、電源装置1とクラウドサーバ4との通信接続が前提となっている場合に、入力電圧検出回路40が不要となるとともに閾値決定部51が不要となることから、簡素な構成でかつ処理負荷の低い電源装置1が実現される。
<第4の実施形態>
上記第1の実施形態では、交流電源電圧が入力電圧検出回路40によって推定される構成を示したが、本実施形態では交流電源電圧が電力変換回路20の動作状態から検出される構成を示す。
図4に、本実施形態による電源装置1及びそれを含む照明装置3のブロック図を示す。本実施形態において、第1の実施形態における構成要素と実質的に同様の構成要素には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する。
電源装置1は、全波整流回路10、電力変換回路20、温度検出回路30及び制御回路50を備える。なお、本実施形態では温度検出回路30は電力変換回路20に配置されるが、第1の実施形態の変形例のように全波整流回路10に配置されてもよい。制御回路50は、閾値決定部51、出力制御部52、デューティ検出部53及び記憶部55を含む。すなわち、本実施形態では、第1の実施形態の入力電圧検出回路40の代わりにデューティ検出部53が設けられる。
電力変換回路20は、DC/DCコンバータ20A及び駆動制御回路20Bを含む。DC/DCコンバータ20Aは、コンデンサ15、インダクタ素子21(トランス21)、スイッチング素子22、ダイオード23、コンデンサ24及び電流検出抵抗25を含み、フライバックコンバータを構成する。スイッチング素子22は駆動制御回路20BによってPWMスイッチング(PWM駆動)される。なお、スイッチング素子22は、例えばMOSFETからなるので、以下においてFET22ともいう。FET22のオン期間にトランス21の一次巻線21pにエネルギーが蓄積され、FET22のオフ期間にそのエネルギーがトランス21の二次巻線21sからダイオード23を介してコンデンサ24及び光源部2に出力される。したがって、FET22のオン期間には、コンデンサ24からの放電電流が光源部2に出力電流(LED電流)として供給され、FET22のオフ期間には、ダイオード23を通過する電流がコンデンサ24の充電電流及びLED電流となる。電流検出抵抗25は、光源部2のLEDのカソード端に接続された低抵抗素子である。電流検出抵抗25には、LED電流に比例した電圧である電流検出値が発生し、この電流検出値は駆動制御回路20Bに入力される。
駆動制御回路20Bは、定電流制御部26、フォトカプラ27及びPWM駆動部28を含む。定電流制御部26はオペアンプ(不図示)などを含み、このオペアンプに電流検出抵抗25によって生成された電流検出値が入力される。オペアンプはこの電流検出値が電流目標値に一致するようにフィードバック信号を生成し、このフィードバック信号が定電流制御部26からフォトカプラ27に入力される。フィードバック信号は、フォトカプラ27によって基準電位変換及び信号レベル調整され、PWM駆動部28に入力される。PWM駆動部28は、フィードバック信号に応じたオン時間でFET22をPWM駆動する。上記動作によって、出力電流が定電流制御される。
デューティ検出部53は、PWM駆動部28からFET22に出力されるPWMゲート信号の平均オンデューティを検出する。例えば、デューティ検出部53は、FET22に印加されるPWMゲート信号に影響を与えることなく、PWMゲート信号を少なくとも交流電源電圧の半サイクル分にわたって積分し、この積分値(すなわちアナログ値)に基づいて平均オンデューティを検出する。DC/DCコンバータ20Aの入力電圧が相対的に低い場合には、PWMゲート信号のオン時間は相対的に長くなることから、平均オンデューティも相対的に大きくなる。一方、DC/DCコンバータ20Aの入力電圧が相対的に高い場合には、PWMゲート信号のオン時間は相対的に短くなることから、平均オンデューティも相対的に小さくなる。すなわち、交流電源電圧が相対的に低い場合には平均オンデューティは相対的に大きくなり、交流電源電圧が相対的に高い場合には平均オンデューティは相対的に小さくなる。
閾値決定部51は、デューティ検出部53によって検出された平均オンデューティの増加/減少に対してそれぞれ増加/減少する温度閾値を決定する。これにより、閾値決定部51は、第1の実施形態と同様に、交流電源電圧が相対的に低い場合には相対的に高い温度閾値を決定し、交流電源電圧が相対的に高い場合には相対的に低い温度閾値を決定することになる。平均オンデューティに対する温度閾値は、記憶部55に記憶された関数(例えば、1次関数)に基づいて計算されるようにしてもよいし、記憶部55に記憶された参照テーブルに基づいて決定されるようにしてもよい。
出力制御部52は、第1の実施形態と同様に、温度検出回路30から入力される温度検出値が、閾値決定部51によって決定された温度閾値に達した場合に出力電流を低減又は停止させるように駆動制御回路20Bを介して電力変換回路20を制御する。例えば、出力制御部52は、(特に制御回路50の基準電位が二次側の基準電位、すなわち定電流制御部26の基準電位と同じである場合に)定電流制御部26の目標値を低下させるように構成され得る。あるいは、出力制御部52は、(特に制御回路50の基準電位が一次側の基準電位、すなわちPWM駆動部28の基準電位と同じである場合に)PWM駆動部28の出力動作を停止させるように構成されてもよい。
また、閾値決定部51は、平均オンデューティの変化に対する温度閾値の決定を当該変化発生時から所定マスク期間にわたって無効化(マスク)するように構成されてもよい。具体的には、平均オンデューティが変化した場合、閾値決定部51は、平均オンデューティの変化発生時からマスク期間が経過するまでは温度閾値を変化させない(又は温度閾値を決定しない)。したがって、平均オンデューティの変化発生時からマスク期間経過後にその変化が継続していた場合に、閾値決定部51は温度閾値を変化させる。マスク期間の設定及びその理由は、第1の実施形態において説明したものと同様である。これにより、第1の実施形態と同様に、短時間の平均オンデューティの上昇(電源サグ、ノイズなど)に対して、温度閾値が上昇して必要な保護動作が解除されてしまう状態が回避される。また逆に、短時間の平均オンデューティの低下(サージ、ノイズなど)に対して、温度閾値が低下して無用な保護動作が実行されてしまう状態が回避される。
なお、本実施形態では、DC/DCコンバータ20Aがフライバックコンバータからなる構成を示したが、コンバータ形式はこれに限られず、フォワードコンバータ、バックコンバータなどの他の形式のコンバータであってもよい。したがって、インダクタ素子21は、トランスではなくコイルの場合もあり得る。例えば、DC/DCコンバータ20Aが入力側の昇圧チョッパ回路(力率改善回路)及び出力側の降圧チョッパ回路(例えば、バックコンバータ)からなる場合、インダクタ素子21は昇圧チョッパ回路の昇圧コイルである。そして、デューティ検出部53は、昇圧チョッパ回路のスイッチング素子のPWM駆動における平均オンデューティを検出するように構成される。なお、本実施形態の電力変換回路20の構成は、上記第1〜第3の実施形態の電力変換回路20にも適用可能である。
以上のように、本実施形態の電源装置1は、交流電源電圧を全波整流する全波整流回路10と、全波整流回路10の全波整流出力が入力されるトランス21をFET22によってPWM駆動することによって所定の出力電流を生成して出力電流を光源部2に供給するDC/DCコンバータ20A及び出力電流が一定となるようにPWM駆動のオン時間を制御する駆動制御回路20Bを含む電力変換回路20と、電力変換回路20(又は全波整流回路10)の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路30と、PWM駆動における平均オンデューティを検出するデューティ検出部53と、平均オンデューティの増加に対して増加する温度閾値を決定する閾値決定部51と、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流を低減又は停止させるように電力変換回路20を制御する出力制御部52とを備える。
これにより、交流電源電圧の増加/減少に伴う平均オンデューティの減少/増加に対してそれぞれ減少/増加する温度閾値が決定され、温度検出値が温度閾値に達した場合に出力電流が低減又は停止される。したがって、第1の実施形態と同様に、電源装置1において検出される温度と光源部2における実際の温度との正確な相関を特定して光源を適切に保護することが可能となる。また、第1の実施形態に示したような入力電圧検出回路40が不要であり、簡素な構成の電源装置1が実現される。
<変形例>
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は、例えば以下に示すように種々の態様に変形可能である。
(1)光源部2に関する変形
上記各実施形態では、光源部2の光源としてLEDを示したが、光源部2は有機EL、放電灯など、他の種類の光源を採用するものであってもよい。この場合、電力変換回路20の構成は、光源の種類に応じて適宜決定される。
(2)クラウドサーバ4に関する変形
上記第2及び第3実施形態では、電源装置1に送信される電源電圧情報又は温度閾値情報の送信源がクラウドサーバ4である構成を示したが、この送信源は、例えば照明装置3−1〜3−nに専用線などを介して直接的に接続される非クラウド型のサーバであってもよい。
(3)交流電源ACの電圧値に関する変形
上記各実施形態では、交流電源ACの電圧として公称100Vac及び200Vacを想定し、その電圧範囲として90Vac〜220Vacを想定したが、交流電源電圧又はその電圧範囲はこれに限られない。本発明は、公称110Vac、120Vac、220Vac、230Vac、240Vac、256Vacなどの交流電源電圧又はその所定の電圧変動範囲に対して適用可能である。
(4)温度閾値に関する変形
上記各実施形態では、電源装置1における温度検出値が光源部2の温度よりも低い構成を示したが、照明装置3の構成によっては電源装置1における温度検出値が光源部2の温度よりも高くなり得る。この場合、相対的に低い交流電源電圧について温度閾値よりも低い温度上限値が設けられ、温度検出値が温度上限値に達した場合に出力制御部52が電力変換回路20の出力を停止又は低減させるように構成されてもよい。これにより、電源装置1自体の高温状態に対する保護が実行される。
1 光源用電源装置
2 光源部
3、3−1〜3−n 照明装置
4 クラウドサーバ
5 照明システム
10 全波整流回路
20 電力変換回路
20A DC/DCコンバータ
20B 駆動制御回路
21 インダクタ素子
22 スイッチング素子
30 温度検出回路
40 入力電圧検出回路
50 制御回路
51 閾値決定部
52 出力制御部
53 デューティ検出部
55 記憶部
60 通信部
70 処理装置
71 電源情報取得部
72 閾値決定部
75 記憶装置
80 通信装置

Claims (9)

  1. 光源用電源装置であって、
    交流電源電圧を全波整流する全波整流回路と、
    前記全波整流回路の全波整流出力を一定の出力電流に変換して該出力電流を光源部に供給する電力変換回路と、
    前記全波整流回路又は前記電力変換回路の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路と、
    前記交流電源電圧を検出して電圧検出値を出力する入力電圧検出回路と、
    前記電圧検出値の増加に対して減少する温度閾値を決定する閾値決定部と、
    前記温度検出値が前記温度閾値に達した場合に前記出力電流を低減又は停止させるように前記電力変換回路を制御する出力制御部と
    を備える光源用電源装置。
  2. 前記閾値決定部が、前記電圧検出値の変化に対する前記温度閾値の決定を前記変化の発生時から所定期間にわたって無効化するように構成された、請求項1に記載の光源用電源装置。
  3. 光源用電源装置であって、
    交流電源電圧を全波整流する全波整流回路と、
    前記全波整流回路の全波整流出力を一定の出力電流に変換して該出力電流を光源部に供給する電力変換回路と、
    前記全波整流回路又は前記電力変換回路の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路と、
    前記交流電源電圧の情報をサーバから受信可能な通信部と、
    前記電圧値の増加に対して減少する温度閾値を決定する閾値決定部と、
    前記温度検出値が前記温度閾値に達した場合に前記出力電流を低減又は停止させるように前記電力変換回路を制御する出力制御部と
    を備える光源用電源装置。
  4. 光源用電源装置であって、
    交流電源電圧を全波整流する全波整流回路と、
    前記全波整流回路の全波整流出力を一定の出力電流に変換して該出力電流を光源部に供給する電力変換回路と、
    前記全波整流回路又は前記電力変換回路の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路と、
    前記交流電源電圧の増加に対して減少する温度閾値の情報をサーバから受信可能な通信部と、
    前記温度検出値が前記温度閾値に達した場合に前記出力電流を低減又は停止させるように前記電力変換回路を制御する出力制御部と
    を備える光源用電源装置。
  5. 光源用電源装置であって、
    交流電源電圧を全波整流する全波整流回路と、
    前記全波整流回路の全波整流出力が入力されるインダクタ素子をスイッチング素子によってPWM駆動することによって所定の出力電流を生成して該出力電流を光源部に供給するDC/DCコンバータ及び前記出力電流が一定となるように前記PWM駆動のオン時間を制御する駆動制御回路を含む電力変換回路と、
    前記全波整流回路又は前記電力変換回路の所定箇所の温度を検出して温度検出値を出力する温度検出回路と、
    前記PWM駆動における平均オンデューティを検出するデューティ検出部と、
    前記平均オンデューティの増加に対して増加する温度閾値を決定する閾値決定部と、
    前記温度検出値が前記温度閾値に達した場合に前記出力電流を低減又は停止させるように前記電力変換回路を制御する出力制御部と
    を備える光源用電源装置。
  6. 前記閾値決定部が、前記平均オンデューティの変化に対する前記温度閾値の決定を前記変化の発生時から所定期間にわたって無効化するように構成された、請求項5に記載の光源用電源装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の光源用電源装置と、前記光源部とを備えた照明装置。
  8. 請求項3に記載の光源用電源装置及び前記光源部を備える照明装置と、
    前記照明装置が接続される交流電源電圧の情報を取得する電源情報取得部、及び前記交流電源電圧の情報を前記照明装置に送信可能な通信装置を備えるサーバと
    を備える照明システム。
  9. 請求項4に記載の光源用電源装置及び前記光源部を備える照明装置と、
    前記照明装置が接続される交流電源電圧の情報を取得する電源情報取得部、前記交流電源電圧の増加に対して減少する温度閾値を決定する閾値決定部、及び前記温度閾値を前記照明装置に送信可能な通信装置を備えるサーバと
    を備える照明システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111800906A (zh) * 2020-07-03 2020-10-20 广东奥普特科技股份有限公司 一种检测光源参数的控制电路和控制方法

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