JP6750722B2 - 飛翔機及び飛翔機の使用方法 - Google Patents

飛翔機及び飛翔機の使用方法 Download PDF

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Description

本願の開示する技術は、回転翼を有する飛翔機、及び、飛翔機の使用方法に関する。
回転翼を有する飛翔機としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。つまり、特許文献1には、飛行体の例が開示されている。この飛行体は、本体部及び複数の推進部を有する飛行体本体と、一対のプロテクトフレームとを備える。飛行体本体の本体部には、制御部及びバッテリが搭載されており、推進部は、プロペラ及びモータを有している。
特開2015−117003号公報
しかしながら、バッテリに充電された電力には限りがある。このため、上記のような飛翔機において、連続稼働時間を延ばすためには、有線による電力供給が有効であると考えられる。また、飛翔機本体に撮影用のカメラなどの電子機器が搭載されている場合には、この飛翔機本体の電子機器と外部機器とを有線で接続することが要求されることも想定される。
ところが、回転翼を有する飛翔機本体と外部機器とを、電力線や信号線等の接続線で接続した場合には、飛翔機の飛翔に伴って接続線が回転翼に絡まる虞がある。
そこで、本願の開示する技術は、一つの側面として、飛翔機本体と外部機器とを接続する接続線が回転翼に絡まることを抑制できる飛翔機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術によれば、飛翔機本体と、保護部材と、接続線とを備える飛翔機が提供される。飛翔機本体は、回転翼を有する。保護部材は、前記回転翼が内側に配置される枠状を成すと共に、前記飛翔機本体の両端部に回転可能に固定される。接続線は、前記保護部材の内部を通って前記飛翔機本体と外部機器とを接続する。前記飛翔機本体の横幅方向両端部には、一対の車輪が回転可能に固定され、前記一対の車輪は前記保護部材の内側に位置している。
本願の開示する技術によれば、飛翔機本体と外部機器とを接続する接続線が回転翼に絡まることを抑制することができる。
飛翔機の斜視図である。 飛翔機の正面図である。 飛翔機の側面図である。 飛翔機の平面図である。 飛翔機の要部拡大斜視図である。 車輪のスポークを車輪の周方向に沿って見た図である。 保護部材の斜視図である。 飛翔機の使用方法の第一の例を示す図である。 飛翔機の使用方法の第二の例を示す図である。 飛翔機の一方の車輪が対象物の下面の段差部に乗り上げている一例を示す図である。 飛翔機の一対の車輪が対象物の湾曲面に接触している一例を示す図である。 飛翔機の一方の車輪が地面の段差部に乗り上げている一例を示す図である。 保護部材をアーチ状にした変形例を示す斜視図である。 接続線の他にワイヤを用いた変形例を示す図である。 車輪及び車軸に規制機構を追加した変形例を示す図である。 車輪が複数の扇状部材に分割された変形例を説明する図である。 保護部材に一対の補助輪を追加した変形例を示す斜視図である。 補助輪の機能を説明する図である。 保護部材を飛翔機本体に対して着脱可能にした変形例を示す正面図である。 飛翔機に補助回転翼を追加した変形例を示す側面図である。 飛翔機に複数のセンサを搭載可能にした変形例を示す正面図である。 飛翔機の使用方法の変形例として飛翔機を水面に沿って移動させる場合を示す図である。 第一の比較例に係る飛翔機の使用方法を示す図である。 第二の比較例に係る飛翔機の使用方法を示す図である。
以下、本願の開示する技術の一実施形態を説明する。
図1〜図5に示されるように、本実施形態に係る飛翔機10は、飛翔機本体12と、一対の車輪18と、保護部材20と、接続線22とを備える。各図の矢印W、矢印L、矢印Hは、飛翔機10の横幅方向、前後方向、高さ方向をそれぞれ示している。
飛翔機本体12は、本体部24と、一対のサスペンション機構26と、複数の推進部28とを有する。本体部24は、飛翔機本体12の横幅方向及び前後方向の中央部に配置されている。
一対のサスペンション機構26は、本体部24の横幅方向両側に配置されている。この一対のサスペンション機構26は、左右対称である。各サスペンション機構26は、平行リンク30と、ショックアブソーバ32とを有する。平行リンク30の一端は、本体部24に固定されており、平行リンク30の他端には、車軸34が設けられている。
ショックアブソーバ32は、平行リンク30における一対のアッパーリンクと一対のロアリンクとの間に設けられている。このショックアブソーバ32は、平行リンク30によって囲われている。また、このショックアブソーバ32は、飛翔機10の平面視で車軸34と同軸上に配置されている。
複数の推進部28には、一例として、同一のものが使用されている。本実施形態では、一例として、4個の推進部28が用いられている。この4個の推進部28は、本体部24の横幅方向両側かつ前後方向両側の計4箇所に均等に配置されており、本体部24に対して固定されている。
本実施形態では、一例として、推進部28の数が4個であるが、推進部28の数は、任意に設定可能である。各推進部28は、モータ36と、回転翼38とを有する。モータ36の出力軸には、回転翼38が固定されている。モータ36及び回転翼38は、飛翔機本体12の高さ方向を軸方向として配置されている。
複数の回転翼38が回転すると、飛翔機10が上昇する。また、複数のモータ36の回転数、すなわち、複数の回転翼38の回転数は、個別に制御される。そして、この飛翔機10では、複数の回転翼38に回転数差を生じさせることで、飛翔機10を任意の方向に飛翔させることができるようになっている。
また、飛翔機本体12は、カメラ14及びセンサ16を有する。カメラ14及びセンサ16は、本体部24の上方に配置されており、本体部24に対して固定されている。カメラ14は、飛翔機本体12の正面を向いて配置されており、対象物を撮像する。センサ16には、対象物から各種データを取得可能な任意のものが使用される。
なお、カメラ14及びセンサ16のどちらか一方のみが本体部24に搭載されていても良い。また、カメラ14及びセンサ16の数は、任意に選択可能であり、それぞれ複数でも良い。また、本体部24には、カメラ14及びセンサ16以外の電子機器が搭載されても良い。
一対の車輪18は、一対の車軸34にそれぞれ回転可能に固定されている。一対の車軸34は、飛翔機本体12の横幅方向両端部に設けられており、回転翼38の軸方向と直交する方向、すなわち、本実施形態では飛翔機本体12の横幅方向に延びている。一対の車輪18は、一対の車軸34にそれぞれ支持されることにより、飛翔機本体12の横幅方向周りに回転可能になっている。
一対の車輪18は、一対のサスペンション機構26を介して本体部24に支持されている。この一対の車輪18は、一対のサスペンション機構26の作動を伴って飛翔機本体12の高さ方向に変位可能となっている。
一対の車輪18には、一例として、同一のものが使用されている。各車輪18は、円環状の外周部40と、複数のスポーク42とを有する。複数のスポーク42は、車輪18の中心部を中心として放射状に延びており、外周部40の内側から外周部40を支持している。
飛翔機10の横幅方向の空気抵抗を低減するには、車輪18の軸方向の開口面積が大きいことが望ましく、複数のスポーク42は、車輪18の周方向を板厚方向とする薄板状を成している。また、図6に示されるように、スポーク42は、車輪18の周方向を板厚方向とする複数の板材44を用いた骨格構造を有している。
図1〜図5に示されるように、一対の車輪18は、上述の複数の回転翼38よりも飛翔機本体12の横幅方向外側に配置されている。また、本体部24には、各回転翼38を囲う複数のガード部46が設けられている。
図4に示されるように、各ガード部46は、回転翼38の周囲部のうち車輪18と対向する部位48を除く部分に設けられている。本実施形態では、一例として、各ガード部46が円弧状に形成されており、各ガード部46の一端は、本体部24に固定され、各ガード部46の他端は、車輪18の外周部40の近傍に位置している。
また、一対の車輪18の外周部40は、回転翼38の軸方向視で回転翼38の回転軌跡50よりも外側、すなわち、本体部24の前後方向両側に張り出している。図3、図4では、回転翼38の回転軌跡50に対する外周部40の張り出し量が、寸法Aにて示されている。
図1、図2に示されるように、保護部材20は、一対の第一パイプ部52と、第二パイプ部54とを有する枠状を成している。一対の第一パイプ部52は、一対の車軸34と直交する方向に延びており、第二パイプ部54は、飛翔機本体12の横幅方向に延びている。一対の第一パイプ部52の一端は、一対の車軸34にそれぞれ回転可能に固定されており、第二パイプ部54は、一対の第一パイプ部52の他端同士を連結している。
また、一対の第一パイプ部52は、一対の車輪18の軸方向外側、すなわち、本実施形態では一対の車輪18よりも飛翔機本体12の横幅方向外側に位置している。また、一対の第一パイプ部52の軸方向の長さは、各車輪18の半径よりも長くなっている。そして、第二パイプ部54は、一対の車輪18の径方向外側に位置している。また、一対の第一パイプ部52が一対の車輪18の軸方向外側に配置されることにより、一対の車輪18の軸方向内側に位置する複数の回転翼38は、枠状を成す保護部材20の内側に配置されている。
また、図3、図4に示されるように、一対の車輪18の外周部40は、上述の如く回転翼38の軸方向視で回転翼38の回転軌跡50よりも外側に張り出しており、さらに、一対の第一パイプ部52の軸方向の長さは、各車輪18の半径よりも長くなっている。そして、枠状を成す保護部材20は、飛翔機本体12の横幅方向周りに回転した場合に、第二パイプ部54が回転翼38の回転軌跡50の外側を通過するようになっている。
図3、図4では、一例として、飛翔機10の後側に設けられた回転翼38の回転軌跡50よりも後側を第二パイプ部54が通過する様子が想像線により示されている。なお、飛翔機10の前側に設けられた回転翼38の回転軌跡と第二パイプ部54との関係については、図3、図4において図示されていないが、第二パイプ部54は、飛翔機10の前側に設けられた回転翼38の回転軌跡よりも前側を通過する。
この保護部材20は、好ましくは、複数の部材に分割可能とされる。つまり、図7に示されるように、本実施形態において、保護部材20は、分割可能な複数の部材の一例として、一対の第一パイプ部52と、第二パイプ部54と、一対の継手56とを有している。一対の第一パイプ部52及び第二パイプ部54は、別体であり、一対の第一パイプ部52と第二パイプ部54とは、一対の継手56を介して固定されている。この保護部材20は、図1に示される一対のサスペンション機構26の作動を許容するために、撓み性を有している。
接続線22は、例えば、電源線及び信号線を有している。接続線22の一端は、飛翔機本体12のうちの例えばモータ36、カメラ14、及び、センサ16等に接続されている。なお、本体部24には、モータ36、カメラ14、及び、センサ16等を制御する制御回路や、モータ36、カメラ14、及び、センサ16等に電力を供給する非常用バッテリ等が搭載される場合がある。この場合には、この制御回路や非常用バッテリ等に接続線22の一端が接続されても良い。
一方、接続線22の他端は、後述する外部機器に接続される。この外部機器は、例えば、電源供給部、制御部、データ収集部等を有する。
また、接続線22は、パイプ状を成す保護部材20の内部を通って飛翔機本体12と外部機器とを接続している。具体的には、一対の第一パイプ部52の一端には、開口58が形成されている。また、第二パイプ部54の長さ方向中央部には、一対の第一パイプ部52の軸方向と同じ方向に延びるパイプ状のガイド部60が設けられており、ガイド部60の先端には、開口62が形成されている。一対の第一パイプ部52の内部、第二パイプ部54の内部、ガイド部60の内部は、互いに連通している。
そして、接続線22は、一対の第一パイプ部52のうちいずれかの第一パイプ部52の一端に位置する開口58と、第二パイプ部54の長さ方向中央部に位置するガイド部60の開口62との間で、保護部材20の内部を通っている。なお、ガイド部60は、省かれても良い。
また、図5に示されるように、第一パイプ部52の一端に位置する開口58から導出された接続線22は、この第一パイプ部52を回転可能に支持するパイプ状の車軸34の内部を通って本体部24側に向けて配線されている。また、本体部24側に向けて配線される接続線22は、例えば、平行リンク30のうちのいずれかのリンクに沿って配線されると共に、このいずれかのリンクに例えば結束バンド等により固定される。
次に、上述の飛翔機10の使用方法について説明する。
図8には、飛翔機10の使用方法の第一の例が示されている。飛翔機10は、操作者が操作するコントローラ202から発せられる信号に基づいて飛翔する。コントローラ202から発せられる信号は、無線で飛翔機10に送信されても良く、また、上述の接続線22を介して有線で飛翔機10に送信されても良い。
この第一の例では、飛翔する飛翔機10によって、対象物の撮影、観測、記録、検査、点検等が行われる。対象物の撮影、観測、記録、検査、点検等は、カメラ14及びセンサ16を用いて実施される。この第一の例における対象物は、一例として、橋204である。橋204は、橋脚206と橋桁208とを有する。この第一の例では、外部機器200が橋桁208の上に置かれており、飛翔機10は、橋桁208の側面の真下において地上に配置されている。外部機器200が橋桁208の上に置かれ、飛翔機10が地上に配置された状態では、接続線22が垂下した状態となる。
そして、この第一の例では、飛翔機10が上昇し、橋桁208の下面に飛翔機10が到達すると、この飛翔機10の一対の車輪18が橋桁208の下面に接した状態となる。また、飛翔機10は、橋桁208の下面との接触による一対の車輪18の回転を伴いながら、橋桁208の下面に沿って水平方向に移動する。飛翔機10が、橋脚206の側面に飛翔機10が到達すると、この飛翔機10の一対の車輪18が橋脚206の側面に接した状態となる。そして、飛翔機10は、橋脚206の側面との接触による一対の車輪18の回転を伴いながら、橋脚206の側面に沿って降下する。
ところで、上述のように飛翔機本体12と外部機器200とを接続線22で接続すると、接続線22が回転翼38に絡まる虞がある。ここで、図23には、外部機器200が橋桁208の上に置かれた第一の例に対応する比較例が示されている。この図23に示される第一の比較例では、接続線22が飛翔機本体12に上向きに固定された飛翔機210が使用されている。このように接続線22が飛翔機本体12に上向きに固定されていると、例えば飛翔機210が上昇するときに、接続線22の弛んだ部分が複数の回転翼38と絡まる虞がある。
これに対し、図8に本実施形態の飛翔機10には、複数の回転翼38が内側に配置される枠状を成す保護部材20が設けられている。この保護部材20は、回転翼38の軸方向と直交する方向周りに回転可能となっている。また、この保護部材20は、パイプ状であり、接続線22は、保護部材20の内部を通って飛翔機本体12と外部機器200とを接続している。
したがって、接続線22における飛翔機10側の端部に作用する力の向きに応じて保護部材20が回転することで、接続線22を複数の回転翼38から遠ざけた状態に保つことができる。これにより、接続線22が回転翼38に絡まることを抑制することができる。
図9には、飛翔機10の使用方法の第二の例が示されている。第二の例では、上述の第一の例に対し、外部機器200が地上に置かれており、飛翔機10は、外部機器200と並んで地上に配置されている。外部機器200及び飛翔機10が地上に配置された状態では、接続線22が地上に沿って配置された状態となる。
そして、この第二の例では、飛翔機10が上昇し、橋桁208の下面に飛翔機10が到達すると、この飛翔機10の一対の車輪18が橋桁208の下面に接した状態となる。また、飛翔機10は、橋桁208の下面との接触による一対の車輪18の回転を伴いながら、橋桁208の下面に沿って水平方向に移動する。飛翔機10が、橋脚206の側面に飛翔機10が到達すると、この飛翔機10の一対の車輪18が橋脚206の側面に接した状態となる。そして、飛翔機10は、橋脚206の側面との接触による一対の車輪18の回転を伴いながら、橋脚206の側面に沿って降下する。
ここで、図24には、外部機器200が地面に置かれた第二の例に対応する比較例が示されている。この図23に示される第二の比較例においても、接続線22が飛翔機本体12に上向きに固定された飛翔機210が使用されている。このように接続線22が飛翔機本体12に上向きに固定されていると、例えば飛翔機10が上昇するときに、接続線22の弛んだ部分が複数の回転翼38と絡まる虞がある。
これに対し、図9に本実施形態の飛翔機10では、上述の如く保護部材20が用いられている。そして、接続線22における飛翔機10側の端部に作用する力の向きに応じて保護部材20が回転することで、接続線22を複数の回転翼38から遠ざけた状態に保つことができる。これにより、接続線22が回転翼38に絡まることを抑制することができる。
このように、本実施形態の飛翔機10では、外部機器200が飛翔機10の上方に対置されている場合、及び、外部機器200が飛翔機10と共に地上に置かれている場合のいずれの場合にも、接続線22が回転翼38に絡まることを抑制できる。
なお、上述の第一及び第二の例では、橋204の撮影、観測、記録、検査、点検等を行うことが例示されているが、飛翔機10を用いて、塗装、マーキング、及び、その他の作業の少なくともいずれかを行っても良い。また、橋の工事や検査等の際に高所で作業する作業者の元へ工具や部材等を飛翔機10によって運搬しても良い。
また、上述の第一及び第二の例では、飛翔機10が橋に対して適用されているが、橋以外の建物、トンネル、屋根、梯子、電柱、煙突、大型旅客機、及び、その他の構造物の少なくともいずれかの対象物に対して飛翔機10が適用されても良い。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述した通り、本実施形態の飛翔機10には、回転翼38が内側に配置される枠状を成す保護部材20が設けられている。この保護部材20は、回転翼38の軸方向と直交する方向周りに回転可能となっている。また、この保護部材20は、パイプ状であり、接続線22は、保護部材20の内部を通って飛翔機本体12と外部機器200とを接続している。
したがって、接続線22における飛翔機10側の端部に作用する力の向きに応じて保護部材20が回転することで、接続線を複数の回転翼38から遠ざけた状態を保つことができる。これにより、接続線22が回転翼38に絡まることを抑制することができる。
また、飛翔機10の使用条件によっては、図3の想像線で示されるように、保護部材20が下向きの位置から上向きの位置に回転する場合や、保護部材20が上向きの位置から下向きの位置に回転する場合が想定される。
しかしながら、図3、図4に示されるように、一対の車輪18の外周部40は、回転翼38の軸方向視で回転翼38の回転軌跡50よりも外側に張り出しており、さらに、一対の第一パイプ部52の軸方向の長さは、各車輪18の半径よりも長くなっている。そして、これにより、枠状を成す保護部材20は、飛翔機本体12の横幅方向周りに回転した場合に、第二パイプ部54が回転翼38の回転軌跡50の外側を通過するようになっている。
図3、図4では、一例として、飛翔機10の後側に設けられた回転翼38の回転軌跡50よりも後側を第二パイプ部54が通過する様子が想像線により示されている。したがって、保護部材20の第二パイプ部54と複数の回転翼38との干渉を抑制することができる。
また、図1、図2に示されるように、保護部材20は、一対の第一パイプ部52と第二パイプ部54とを有する簡素な構造である。したがって、接続線22が回転翼38に絡まることを簡素な構造で抑制することができるので、コストアップを抑制することができる。
また、接続線22は、一対の第一パイプ部52のうちいずれかの第一パイプ部52の一端に位置する開口58と、第二パイプ部54の長さ方向中央部に位置するガイド部60の開口62との間で、保護部材20の内部を通っている。
したがって、接続線22を外部機器側へ導出させるための開口62が第二パイプ部54の長さ方向中央部に位置することにより、飛翔機10のバランスを保つことができる。これにより、保護部材20を用いることで飛翔機10の飛翔性能が低下することを抑制することができる。
また、接続線22は、第一パイプ部52の一端から他端に亘って第一パイプ部52の内部を通るので、飛翔機10の側方において接続線22がばたつくことを抑制でき、飛翔機10の飛翔時の安定性を確保することができる。
また、接続線22が、車輪18と隣り合わせで配置される第一パイプ部52の内部を通ることで、接続線22が車輪18に絡まることも抑制することができる。
また、接続線22は、電源線を有しており、この電源線を通じて外部機器から飛翔機本体12に電力を供給することができる。これにより、飛翔機本体12に電力を供給するバッテリを飛翔機本体12に搭載する場合に比して、飛翔機10の飛翔時間を長くすることができると共に、カメラ14やセンサ16等の電子機器を飛翔機本体12に複数搭載することができる。
また、一対の第一パイプ部52は、一対の車輪18の軸方向外側に位置しているので、一対の車輪18の間の距離を短くすることができ、ひいては、飛翔機10を小型化することができる。また、第二パイプ部54は、一対の車輪18の径方向外側に位置しているので、一対の車輪18と第二パイプ部54との干渉を抑制して、保護部材20の回転を確保することができる。
また、図3、図4に示されるように、一対の車輪18の外周部40は、回転翼38の軸方向視で回転翼38の回転軌跡50よりも外側に張り出している。したがって、一対の車輪18が対象物の平面に接している状態では、対象物の平面と回転翼38との干渉を抑制することができる。
また、図6に示されるように、スポーク42は、車輪18の周方向を板厚方向とする複数の板材44を用いた骨格構造を有している。したがって、車輪18の軸方向の開口面積を確保しつつ、車輪18の剛性を確保することができる。
また、図4に示されるように、回転翼38を保護するガード部46は、回転翼38の周囲部のうち車輪18と対向する部位48を除く部分に設けられている。したがって、車輪18と対向する部位48にもガード部46が設けられる場合に比して、ガード部46が小型化されるので、飛翔機10を軽量化することができる。
また、回転翼38の周囲部のうち車輪18と対向する部位48は、車輪18によって保護されるので、回転翼38の保護性能を確保することができる。
また、図5に示されるように、飛翔機本体12の両端部には、パイプ状の車軸34が設けられており、接続線22は、車軸34の内部を通っている。これにより、接続線22と車輪18との干渉を抑制しつつ、接続線22を車輪18の軸方向一方側から他方側へ配線することができる。
また、図1、図4に示されるように、飛翔機本体12には、一対の車輪18をそれぞれ支持する一対のサスペンション機構26が設けられている。したがって、飛翔機10が着地するときや対象物の面に接触するときの衝撃を一対のサスペンション機構26により吸収することができる。
ここで、図10〜図12には、一対のサスペンション機構26の動作を説明する図が示されている。図10に示される例では、対象物の壁面212に段差部214があり、一方の車輪18が段差部214に乗り上げている。しかしながら、本実施形態の飛翔機10によれば、一方のサスペンション機構26が作動することにより、飛翔機10を対象物の壁面212と平行に保つことができる。
また、図11に示される例では、対象物の壁面212が湾曲しており、この湾曲する壁面212に一対の車輪18が接触している。この場合でも、本実施形態の飛翔機10によれば、一方のサスペンション機構26が作動することにより、飛翔機10の傾きを抑制することができる。
なお、図10、図11に示される例では、壁面212を撮影するためのカメラ14が飛翔機本体12に追加で搭載されている。
また、図12に示される例では、地面216に段差部214があり、一方の車輪18が段差部214に乗り上げている。しかしながら、本実施形態の飛翔機10によれば、一方のサスペンション機構26が作動することにより、飛翔機10を水平に保つことができる。これにより、例えば、飛翔機10に搭載される電子機器に水平であることを認識させる処理を行わせる場合には、この認識処理を適切に行うことができる。
次に、上記実施形態に記載された事項以外に採用し得る変形例について説明する。
(第一変形例)
上記実施形態において、保護部材20は、第二パイプ部54が直線状に形成されることにより、全体として門型を成している。しかしながら、図13に示されるように、保護部材20は、第二パイプ部54が湾曲することにより、全体としてアーチ状を成していても良い。
また、飛翔機10の可搬性等を考慮した場合、保護部材20は、好ましくは、複数の部材に分割可能とされるが、保護部材20は、一体に形成されていても良い。
(第二変形例)
図14に示されるように、保護部材20には、ワイヤ70の一端が固定され、ワイヤ70の他端は、外部固定対象物218に固定されても良い。このように、保護部材20と外部固定対象物218とを接続するワイヤ70を備えると、例えば、図8、図9に示されるように飛翔機10を使用する場合に、飛翔機10の移動範囲を制限することができる。
また、図14に示されるように、ワイヤ70を用いる場合に、接続線22は、ワイヤ70を中心とした撚り線とされていても良い。このように構成されていると、接続線22をワイヤ70に沿って配線することができるので、接続線22とワイヤ70とが絡まることを抑制することができる。
なお、接続線22を補強して、この接続線22に飛翔機10の移動範囲を制限する機能を付加しても良い。
(第三変形例)
図15に示されるように、車軸34と保護部材20との間には、保護部材20の回転を一定の回転角度内に規制する規制機構72が設けられても良い。この規制機構72は、一例として、車軸34に設けられた一対の係止部74と、第一パイプ部52に設けられた被係止部76とを有している。そして、被係止部76が一対の係止部74の間で移動できる範囲内で保護部材20の回転が規制される。
このように構成されていると、保護部材20の周回を抑制することができる。これにより、例えば、図8、図9に示されるように飛翔機10を使用する場合に、飛翔機本体12に接続線22が巻き付くことを抑制することができる。
(第四変形例)
図16に示されるように、車輪18は、車輪18の径方向に延びる複数の分割部78によって複数の扇状部材80に分割されていても良い。そして、この複数の扇状部材80を組み合わせることで、車輪18が円形に組み立てられても良い。
このように構成されていると、車輪18を複数の扇状部材80に分割することができる。これにより、車輪18を複数の扇状部材80に分割することで、例えば、図8、図9に示されるように飛翔機10を使用する場合には、現場への飛翔機10の可搬性を高めることができる。
(第五変形例)
図17に示されるように、第二パイプ部54の両端部には、一対の補助輪82が回転可能に固定されていても良い。この一対の補助輪82は、第二パイプ部54の軸方向周りに回転可能となっている。
このように構成されていると、例えば、図18に示されるように、一対の補助輪82と、一対の車輪18とを用いて地上を飛翔機10が走行することができる。
ところで、仮に、一対の補助輪82を用いない場合には、飛翔機10を前方斜め上方に上昇させるときに、第二パイプ部54が地面の凹凸に引っ掛かることがある。第二パイプ部54が地面の凹凸に引っ掛かると、図18中の矢印Rに示されるように、第二パイプ部54を支点として飛翔機10が前転する虞がある。
ところが、図18に示されるように、一対の補助輪82を用いると、飛翔機10を前方斜め上方に上昇させるときに、一対の補助輪82が回転することで第二パイプ部54の地面との引っ掛かりを抑制することができる。これにより、飛翔機10を前方斜め上方に適切に上昇させることができる。
(第六変形例)
図19に示されるように、保護部材20は、飛翔機本体12に対して着脱可能とされていても良い。このように構成されていると、保護部材20を飛翔機本体12から取り外した状態とすることで、例えば、図8、図9に示されるように飛翔機10を使用する場合には、現場への飛翔機10の可搬性を高めることができる。
また、図19に示されるように、保護部材20が着脱可能とされる場合、接続線22は、線本体84と、保護部材20に内蔵される内蔵線86とに分割されていても良い。また、線本体84と内蔵線86とは、コネクタ88によって接続され、内蔵線86と、飛翔機本体12の接続先とは、コネクタ90によって接続されても良い。なお、コネクタ90は、図1等に示される車軸34の内部を通過可能な大きさで形成されることが望ましい。
(第七変形例)
図20に示されるように、飛翔機本体12の横幅方向両側には、補助推進部92がそれぞれ設けられていても良い。この補助推進部92は、モータ94と補助回転翼96とを有している。モータ94の出力軸には、補助回転翼96が固定されており、補助回転翼96は、回転翼38の軸方向と直交する方向周り、すなわち、本変形例では飛翔機本体12の前後方向周りに回転する。
このように構成されていると、飛翔機10の推進力を、回転翼38を有する推進部28による鉛直方向への推進力と、補助回転翼96を有する補助推進部92による水平方向の推進力とに分けることができる。これにより、回転翼38を有する推進部28は、鉛直方向への推進を担えば良いので、飛翔機10を安定して上昇させることができる。
また、補助推進部92による水平方向への推進力により、車輪18を壁面220に押し当てることができる。また、一対の補助推進部92の出力を制御することにより、飛翔機10の鉛直方向への推進力を確保しつつ、飛翔機10の旋回性を向上させることができる。
(第八変形例)
図21に示されるように、飛翔機本体12には、任意の数のセンサ16を任意の位置に搭載できるようになっていても良い。つまり、本変形例では、本体部24に支持棒98が設けられており、この支持棒98には、センサ16が搭載された搭載台100を任意の数だけ取り付けることが可能となっている。
また、搭載台100は、支持棒98に対して回転可能であると共に上下左右に移動可能となっている。そして、これにより、センサ16の搭載台数を増やしても、センサ16の三次元方向の位置と、搭載した複数のセンサ16の全体の重心位置を調整できるようになっている。このように構成されていると、複数のセンサ16を搭載した場合でも、飛翔機10の飛行安定性を確保することができる。
(第九変形例)
図22に示されるように、飛翔機10は、水面222に浮かべて使用されても良い。本変形例では、飛翔機10が水面222に浮かぶように、一対の車輪18には、好ましくは、例えば発泡スチロールや発泡樹脂等の発泡材が使用される。また、カメラ14は、飛翔機本体12の下側に垂下されている。
そして、本変形例では、一対の車輪18が水面222に接触した状態で回転翼38が回転し、水面222との接触による一対の車輪18の回転を伴いながら飛翔機10が水面222に沿って移動する。また、飛翔機10が水面222に沿って移動する間、カメラ14によって撮影が行われる。
なお、本変形例では、カメラ14によって撮影が行われるが、撮影以外にも、例えば、水面222に沿って移動する飛翔機10によって、観測、記録、検査、点検、運搬、塗装、マーキング、及び、その他の作業の少なくともいずれかが行われても良い。また、飛翔機10は、水面の移動と、空中の飛翔とを組み合わせて作業を行っても良い。
(その他の変形例)
上記実施形態において、接続線22は、電源線及び信号線を有するが、電源線及び信号線のどちらか一方のみを有していても良い。また、接続線22は、電源線及び信号線以外を有していても良い。
また、上記実施形態において、保護部材20は、複数の部材、すなわち、一対の第一パイプ部52と、第二パイプ部54と、一対の継手56とに分割可能であるが、折り畳み可能でも良い。
また、上記実施形態において、接続線22の一端を外部機器側へ導出させるための開口62は、第二パイプ部54の長さ方向中央部に位置されている。しかしながら、例えば、飛翔機10のバランスを保つことができる場合には、開口62が第二パイプ部54のどの位置に設けられても良い。
また、接続線22の他端を飛翔機本体12側へ導出させるための開口58は、第一パイプ部52の一端に位置するが、第一パイプ部52のどの位置に設けられても良い。
また、上記実施形態において、一対の第一パイプ部52は、一対の車輪18の軸方向外側に位置しているが、例えば、各第一パイプ部52は、サスペンション機構26と車輪18との間に配置されていても良い。
また、各第一パイプ部52がサスペンション機構26と車輪18との間に配置される場合に、保護部材20が回転翼38の回転軌跡50に入り込まないように、保護部材20の回転が一定の回転角度内に規制されても良い。
さらに、保護部材20が回転翼38の回転軌跡50に入り込まないように保護部材20の回転が一定の回転角度内に規制される場合には、一対の第一パイプ部52の長さは、車輪18の半径よりも短くても良い。
また、上記実施形態において、例えば、一対の車軸34が撓み性を有している場合には、この車軸34がサスペンション機構として機能しても良い。
また、上記実施形態において、ガード部46は、好ましくは、回転翼38の周囲部のうち車輪18と対向する部位48を除く部分に設けられるが、車輪18と対向する部位48に設けられていても良い。
また、上記実施形態において、保護部材20は、飛翔機本体12の横幅方向周りに回転可能に飛翔機本体12の横幅方向両端部に固定されている。しかしながら、保護部材20は、飛翔機本体12の高さ方向周りに回転可能に飛翔機本体12の高さ方向両端部に固定されても良く、また、飛翔機本体12の前後方向周りに回転可能に飛翔機本体12の前後方向両端部に固定されても良い。
以上、本願の開示する技術の一実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
回転翼を有する飛翔機本体と、
前記回転翼が内側に配置される枠状を成すと共に、前記飛翔機本体の両端部に回転可能に固定され、かつ、パイプ状である保護部材と、
前記保護部材の内部を通って前記飛翔機本体と外部機器とを接続する接続線と、
を備える飛翔機。
(付記2)
前記保護部材は、回転に伴い前記回転翼の回転軌跡の外側を通過する、
付記1に記載の飛翔機。
(付記3)
前記保護部材は、
一端が前記飛翔機本体の両端部にそれぞれ回転可能に固定された一対の第一パイプ部と、
前記一対の第一パイプ部の他端同士を連結する第二パイプ部と、
を有する、
付記1又は付記2に記載の飛翔機。
(付記4)
前記接続線は、前記一対の第一パイプ部のうちいずれかの第一パイプ部の一端に位置する開口と、前記第二パイプ部の長さ方向中央部に位置する開口との間で、前記保護部材の内部を通っている、
付記3に記載の飛翔機。
(付記5)
前記保護部材は、前記飛翔機本体の横幅方向周りに回転可能に前記飛翔機本体の横幅方向両端部に固定され、
前記飛翔機本体の横幅方向両端部には、一対の車輪が回転可能に固定され、
前記一対の第一パイプ部は、前記一対の車輪の軸方向外側に位置し、
前記第二パイプ部は、前記一対の車輪の径方向外側に位置している、
付記3又は付記4に記載の飛翔機。
(付記6)
前記一対の車輪の外周部は、前記回転翼の軸方向視で前記回転翼の回転軌跡よりも外側に張り出している、
付記5に記載の飛翔機。
(付記7)
前記飛翔機本体に設けられ、前記一対の車輪をそれぞれ支持する一対のサスペンション機構をさらに備える、
付記5又は付記6に記載の飛翔機。
(付記8)
前記車輪は、
円環状の外周部と、
放射状に延び、前記外周部を支持する複数のスポークと、
を有し、
前記スポークは、前記車輪の周方向を板厚方向とする複数の板材を用いた骨格構造を有する、
付記5〜付記7のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記9)
前記回転翼の周囲部のうち前記車輪と対向する部位を除く部分に設けられたガード部をさらに備える、
付記5〜付記8のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記10)
前記飛翔機本体の横幅方向両端部には、前記一対の車輪をそれぞれ回転可能に支持するパイプ状の車軸が設けられ、
前記接続線は、前記車軸の内部を通っている、
付記5〜付記9のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記11)
前記接続線は、電源線及び信号線の少なくとも一方を有する、
付記1〜付記10のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記12)
前記保護部材は、複数の部材に分割可能である、
付記1〜付記11のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記13)
前記飛翔機本体は、カメラ及びセンサの少なくとも一方を有する、
付記1〜付記12のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記14)
前記保護部材と外部固定対象物(218)とを接続するワイヤをさらに備える、
付記1〜付記13のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記15)
前記保護部材の回転を一定の回転角度内に規制する規制機構をさらに備える、
付記1〜付記14のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記16)
前記飛翔機本体の横幅方向両端部には、一対の車輪が回転可能に固定され、
前記車輪は、前記車輪の径方向に延びる複数の分割部(78)によって複数の扇状部材に分割されている、
付記1〜付記15のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記17)
前記飛翔機本体の横幅方向両端部には、一対の車輪が回転可能に固定され、
前記保護部材は、一端が前記飛翔機本体の横幅方向両端部にそれぞれ回転可能に固定された一対の第一パイプ部と、前記一対の第一パイプ部の他端同士を連結する第二パイプ部とを有し、
前記第二パイプ部の両端部には、一対の補助輪が回転可能に固定されている、
付記1〜付記16のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記18)
前記保護部材は、前記飛翔機本体に対して着脱可能である、
付記1〜付記17のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記19)
前記保護部材は、折り畳み可能である、
付記1〜付記18のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記20)
前記回転翼の軸方向と直交する方向周りに回転する補助回転翼をさらに備える、
付記1〜付記19のいずれか一項に記載の飛翔機。
(付記21)
付記1〜付記20のいずれか一項に記載の飛翔機を用い、橋、建物、トンネル、屋根、梯子、電柱、煙突、大型旅客機、その他の構造物、地面、及び、水面の少なくともいずれかの対象物に沿って前記飛翔機を移動させながら、撮影、観測、記録、検査、点検、運搬、塗装、マーキング、及び、その他の作業の少なくともいずれかを前記飛翔機に行わせることを含む、
飛翔機の使用方法。
10 飛翔機
12 飛翔機本体
14 カメラ
16 センサ
18 車輪
20 保護部材
22 接続線
34 車軸
38 回転翼
50 回転軌跡
52 第一パイプ部
54 第二パイプ部
58 第一パイプ部の一端に位置する開口
62 第二パイプ部の長さ方向中央部に位置する開口
70 ワイヤ
72 規制機構
200 外部機器
202 コントローラ
204 橋
206 橋脚
208 橋桁

Claims (4)

  1. 回転翼を有する飛翔機本体と、
    前記回転翼が内側に配置される枠状を成すと共に、前記飛翔機本体の両端部に回転可能に固定される保護部材と、
    前記保護部材の内部を通って前記飛翔機本体と外部機器とを接続する接続線と、
    を備え、
    前記飛翔機本体の横幅方向両端部には、一対の車輪が回転可能に固定され、前記一対の車輪は前記保護部材の内側に位置している飛翔機。
  2. 前記一対の車輪の外周部は、前記回転翼の軸方向視で前記回転翼の回転軌跡よりも外側に張り出していることを特徴とする請求項1に記載の飛翔機。
  3. 前記保護部材は複数の部材からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飛翔機。
  4. 前記保護部材は前記一対の車輪の軸方向外側に位置する部材と、前記一対の車輪の径方向外側に位置する部材とを含むことを特徴とする請求項3に記載の飛翔機。
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