JP6749617B2 - 抗菌性合剤の探索方法 - Google Patents
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Description
VRSAは蔓延してはいないが、βラクタム系抗生物質と同様に、黄色ブドウ球菌感染にVCMが全く効かなくなることは時間の問題に過ぎない。よって、VCM等の抗生物質に対して耐性を獲得するメカニズムの解明及び代替治療方法の開発は、近い将来に起こり得るVRSAの蔓延に備えるために極めて重要である。
非特許文献1、2で用いられているVISAに対する、VCMのMIC値は2μg/mL以下であり、そのVISAについて、バンコマイシンとβラクタム系抗菌化合物との相乗効果により、VCMのMIC値が1μg/mLになったことが開示されている。
しかしながら、一般に抗菌化合物(抗生物質)の力価の評価において、2倍以下の差を評価することは難しいとされている。したがって、バンコマイシンとβラクタム系抗菌化合物との相乗効果が本当にあるのか否かについて議論が残っている。また、非特許文献1、2において抗菌の対象となっている菌はVRSAではなくVISAである。
非特許文献3で用いられているVRSAは、VCM耐性エンテロコッカス菌からvanA遺伝子を獲得したことにより、VCM高耐性を獲得したと考えられている。
しかしながら、本当にvanA遺伝子が転移することにより、VCM高耐性を獲得するかどうかという点について議論が残っている。
更に、今後蔓延する可能性が指摘されているVCM耐性菌は、vanA遺伝子等の外来遺伝子の獲得によらず、菌自体が変異してVCM耐性を獲得するのではないかと考えられている。
したがって、vanA遺伝子転移に起因しない、VCM高耐性菌に効果がある抗菌剤の開発が急がれる。
上記グリコペプチド系抗菌化合物と体内動態を一致させる点で、セフェム系抗菌化合物を用いることが好ましく、セフォジジム、セフトリアキソン又はセフミノクスを用いることがより好ましい。
上記体内動態が血中半減期、平均血中滞留時間、血中クリアランス等の血中動態であることが好ましく、血中半減期であることがより好ましい。
カイコとヒトの体内動態が類似していることは既に知られている(例えば、特開2009−047552号公報、特開2010−075096号公報等)。
上記範囲であると、体内動態が一致していると言え、両者の相乗効果に基づく血中の細菌数の減少、並びにそれによる治療等の効果を発揮する。
また、本発明の抗菌性合剤は、メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)やメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対しても抗菌活性を発揮する。
かかる担体としては、特に制限はなく、例えば、後述する剤型等に応じて適宜選択することができる。また、前記抗菌性合剤中の前記「その他の成分」の含有量としても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
具体的には、例えば、経口固形剤(錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等)、経口液剤(内服液剤、シロップ剤、エリキシル剤等)、注射剤(溶剤、懸濁剤等)、軟膏剤、貼付剤、ゲル剤、クリーム剤、外用散剤、スプレー剤、吸入散布剤等が挙げられる。
前記賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、微結晶セルロース、珪酸等が挙げられる。
前記結合剤としては、例えば、水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン液、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、エチルセルロース、シェラック、リン酸カルシウム、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
前記崩壊剤としては、例えば、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、乳糖等が挙げられる。
前記滑沢剤としては、例えば、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ砂、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
前記着色剤としては、例えば、酸化チタン、酸化鉄等が挙げられる。
前記矯味・矯臭剤としては、例えば、白糖、橙皮、クエン酸、酒石酸等が挙げられる。
前記矯味・矯臭剤としては、例えば、白糖、橙皮、クエン酸、酒石酸等が挙げられる。前記緩衝剤としては、例えば、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。前記安定化剤としては、例えば、トラガント、アラビアゴム、ゼラチン等が挙げられる。
前記pH調節剤及び前記緩衝剤としては、例えば、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等が挙げられる。前記安定化剤としては、例えば、ピロ亜硫酸ナトリウム、EDTA、チオグリコール酸、チオ乳酸等が挙げられる。前記等張化剤としては、例えば、塩化ナトリウム、ブドウ糖等が挙げられる。前記局所麻酔剤としては、例えば、塩酸プロカイン、塩酸リドカイン等が挙げられる。
前記基剤としては、例えば、流動パラフィン、白色ワセリン、サラシミツロウ、オクチルドデシルアルコール、パラフィン等が挙げられる。前記保存剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル等が挙げられる。
また、前記抗菌性合剤の投与量としては、特に制限はなく、投与対象である個体の年齢、体重、所望の効果の程度、投与方法等に応じて適宜選択することができるが、例えば、成人への1日の経口投与量は、有効成分の量として、1mg〜30gが好ましく、10mg〜10gがより好ましく、100mg〜3gが特に好ましい。
また、前記抗菌性合剤の投与時期としても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、予防的に投与されてもよいし、治療(改善)的に投与されてもよい。
また、本発明は、カイコでの体内動態が一致する2つ以上の化合物を、それぞれ合剤の候補とすることを特徴とする合剤のスクリーニング方法である。
上記範囲であると、体内動態が一致していると言え、両者の相乗効果に基づく効果を十分に発揮する。
本発明において、グリコペプチド系抗菌化合物とβラクタム系抗菌化合物が相乗効果を発揮する作用・原理は明らかではなく、また、本発明は、かかる作用・原理の範囲に限定されるわけではないが、以下のことが考えられる。
βラクタム系抗菌化合物は、黄色ブドウ球菌のペニシリン結合タンパク質(PBP、Penicillin Binding Proteins)に結合し、ペプチドグリカン生合成におけるペプチド鎖の架橋構造の形成を阻害し、抗菌活性を示す(Walsh, C. Molecular mechanisms that confer antibacterial drug resistance. Nature 406, 775-781, doi:10.1038/35021219 (2000))。MRSAは、βラクタム系抗菌化合物に対する親和性が著しく低いPBP2’をコードするmecA遺伝子を含むSCC−mec領域をゲノムDNA中に含んでいることが知られており、このPBP2’の発現により菌は、βラクタム系抗生物質に対して耐性となる。
OXAは0.125μg/mL、CTRXは0.5μg/mL、という単独では抗菌効果を示さない濃度で、VRSAのVCMに対するMICの顕著な低下を引き起こす。これらのβラクタム系抗菌化合物は、VRSAのPBP2’以外のPBPsに作用して細胞壁合成に影響を及ぼしていると考えらえる。VCMは伸長しているGlcNAC−MurNAC単位末端のD−Ala−D−Alaと結合してペプチドの架橋反応を阻害する。
よって、βラクタム系抗菌化合物のPBPsへの作用が、VRSAの細胞壁の構造変化をもたらした結果、VCMが効果的に作用できるようになり、VRSAの生育を止めると考えられる。
アルキル化剤としてメタンスルホン酸エチル(以下、「EMS」と略記する場合がある)を使用した。黄色ブドウ球菌(8種類のMRSA及び4種類のMSSA(メチシリン感受性黄色ブドウ球菌))をそれぞれ0.1%EMS存在下で培養した。一晩培養後、EMSが存在しない培地に播種した。その後、薬剤を含有する寒天培地を用いて薬剤耐性菌を選択した。
BHI培地(brain heart infusion broth)で培養し、一晩培養した培養液をOD576が0.3になるように希釈し、8、16、24、又は28μg/mLの薬剤(VCM)を含む寒天培地に播いた。72時間37℃でインキュベーション後、プレート中のコロニー数を数えた。
各種抗菌化合物のMIC値の測定は、Ishii, et al., Sci Rep, 5, 17092, 2015に記載の方法を参考にした。簡潔に記述すると、寒天培地上で培養した各菌株のコロニーをかき取り、滅菌生理食塩水に懸濁後、OD600が0.5になるように調整した。調整した菌液をCa2+およびMg2+を加えたMueller Hinton Broth(MHB、Difco)に1/400に希釈し、96ウェル丸底プレートに分注した。この時、適当な濃度の抗菌化合物をMHBに加えた。その後、分注した菌液入りMHBに抗菌化合物を適当な濃度を各ウェルに2倍ずつ希釈した各種抗菌化合物を加え、37℃で48時間培養後、各ウェル内の菌液の生育を観察した。本実施例においては、MIC値の比較において4倍以上の差がある場合、顕著な差があるとした。
実験に用いたカイコ幼虫は、Kaito, et al., Microb Pathog, 32, 183-190, 2002に記載の方法を参考にし、飼育した。簡潔に記述すると、愛媛蚕種株式会社から購入した受精卵(交雑種ふ・よう×つくば・ね)を、消毒した27℃のインキュベーター内で孵化させて飼育した。飼料には、日本農産工業株式会社から購入した抗生物質入りの人工飼料であるシルクメイト2Sを用いた。4齢眠のカイコを分離し、1終夜絶食させ、脱皮したものを5齢1日目とした。
カイコ感染モデルを用いた抗菌化合物の治療効果の検証は、Hamamoto, et al., Antimicrob Agents Chemother, 48, 774-779, 2004に記載の方法を一部改変して行った。5齢1日目のカイコに対して、1.1〜1.2gの人工飼料(抗生物質を含まない、日本農産工業株式会社製)を与え、27℃で約20〜24時間飼育した。翌日、黄色ブドウ球菌の終夜培養菌液の希釈液を50μLカイコに注射し(注射菌量は1匹のカイコ当たり1.1×108細胞)、引き続いて生理食塩水又は様々な濃度の抗菌化合物を50μLずつカイコの体液内に注射した。注射に用いた各抗菌化合物の濃度は、バンコマイシン(VCM)100μg/mL、セフトリアキソン(CTRX)800μg/mL、オキサシリン(OXA)800μg/mLであった。
[黄色ブドウ球菌臨床株からのVCM耐性変異株の選択]
まず、RN4220(メチシリン感受性実験室株)を親株として、連続突然変異誘発(serial mutagenesis)によるVCM耐性株を得ることを試みた。EMS処理及びVCM耐性株選択(以下、「EMS/VCM選択」と略記する場合がある)により得られた変異株について、VCMのMIC値を測定した結果を図1Aに示す。
その結果、EMS/VCM選択回数が多くなるほど、VCMのMIC値が上昇することがわかった(図1A、◇印)。
図2の結果より、微量希釈法以外の測定法でも、EMS/VCM選択により得られた変異株について、VICのMIC値が上昇していたことがわかった。
また、EMS/VCM選択により得られたVR1〜8については、オキサシリン存在下において、VCMのMIC値は、何れの変異株においても2μg/mLとなった。この結果は、バンコマイシンとオキサシリンを併用することによって、VCMのMIC値が16μg/mL以上であるVRSAの増殖阻害について相乗効果が確認されたことを示している。
[VCM耐性株における抗生物質の感受性]
実施例1で得られた変異株(VR3及びVR7)について、MRSA感染治療に用いられる抗生物質(アレベカシン(ABK)、リネゾリド(LNZ)、ダプトマイシン(DAP)、ゲンタマイシン(GTM)及びリファンピシン(RFP))の感受性を検証した。また近年本発明者らによって同定された、細胞膜中のメナキノンを標的としているライソシンE(LYE)(Hamamoto,H et al,Nat Chem Biol.,11,127-33,2015、特許第5878302号等)についても感受性を検証した。更に、バンコマイシンとβラクタム系抗菌化合物との相乗効果についても検証した。結果を表3及び図4に示す。
表3の結果より、実施例1で得られた変異株(VR3及びVR7株)は、VR7に対するダプトマイシンのMIC値を除いて、親株に対するMIC値とほぼ同じMIC値を示していた。これらの結果より、EMS/VCM選択を繰り返すことによる高レベルのVCM耐性獲得には多剤耐性表現型は伴わないことがわかった。
微量希釈法以外の測定法でも、OXAの存在下でのVCM耐性株のVCM感受性が上昇することを確認した。
VR7に対するVCM感受性は、OXAの濃度が0.125μg/mL以上の場合では、用量依存的に増加していた。
OXA存在下におけるVR7のポピュレーション解析を行った結果、OXAの存在により劇的に、VCMに対して感受性を有する変異株が増えていた。
[錠剤の製造]
バンコマイシン塩酸塩10mg、セフォジジムナトリウム10mg、ラクトース40mg、デンプン20mg、及び、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース5mgを均一に混合した後、ヒドロキシプロピルメチルセルロース8質量%水溶液を結合剤として湿式造粒法で打錠用顆粒を製造した。これに滑沢性を与えるのに必要なステアリン酸マグネシウムを0.5〜1mg加えてから打錠機を用いて打錠し、錠剤とした。
[液剤の製造]
テイコプラニン6mg及びセフトリアキソンナトリウム水和物4mgを、2質量%2−ヒドロキシプロピル−β−サイクロデキストリン水溶液10mLに溶解し、注射用液剤とした。
[セフトリアキソンとバンコマイシンとの併用効果]
次に、別のβラクタム系抗生物質であるセフトリアキソン(CTRX)とVCMとの相乗効果の有無を、上記MR1〜8株及びVR1〜8株について、検討した。
CTRX又はVCMのMIC値、若しくはCTRXを併用した時のVCMのMIC値を、37℃で48時間インキュベーション後、微量希釈法により測定した。
結果を表4に示す。表中の単位は、unit(μg/mL)である。VCMと併用したCTRXの濃度は4μg/mLである。
図5中、縦軸がVCMのMIC値(μg/mL)を示し、横軸がCTRXの濃度(μg/mL)を示す。
表中、CFZはセファゾリン、DMPPCはメチシリン、ABPCはアンピシリン、PCGはベンジルペニシリン、CBPCはカルベニシリン、CTRXはセフトリアキソン、CEXはセファレキシン、及びMCIPCはクロキサシリンを示す。
表5及び表6の結果、検討した9種類何れのβラクタム系抗菌化合物についても、VR7のVCMに対するMIC値(16μg/mL)が、顕著に低下する(4μg/mL〜1μg/mL)ことが分かった。
[カイコ感染モデルを用いた、VCMとβラクタム系抗菌化合物の併用による治療効果の評価]
一般に、抗菌化合物の治療効果の評価には、動物実験が必要不可欠である。なぜなら、抗菌化合物の体内動態の問題のために、試験管内の結果が必ずしも動物体内では反映されないからである。そこで、カイコの感染モデルを用いて、上記で分離したVRSA株による感染症に対するVCMとβラクタム系抗菌化合物の併用による治療効果が見られるか否かを検討した。
VR7に感染したカイコに対して、生理食塩水、VCM(5μg/匹)、OXA(40μg/匹)、及びCTRX(40μg/匹)を単独投与、またはVCMとOXA、VCMとCTRXを併用投与した際の(VCMは5μg/匹、OXA又はCTRXは40μg/匹投与)、各時間におけるカイコの生存率(LT50、半数致死時間)を測定した。注射菌数は1.1×108cfu/匹であり、1群あたりn=5で行った。
また統計処理として、VCMを単独投与した群、及びVCMとOXA又はCTRXを併用投与した群の生存曲線をログランクテストに供し、P値を算出した。
検討結果を図6及び表7に示す。
図6中の縦軸はカイコの生存率(Survival silkworms)を示し、横軸はVR7及び抗菌化合物を投与後の時間を示す。
MRSAの変異原処理により得られたVCM高度耐性MRSA(VRSA)を用いて、βラクタム系抗菌化合物(オキサシリン、セフトリアキソン、セファゾリン、メチシリン、アンピシリン、ベンジルペニシリン、カルベニシリン、セファレキシン、クロキサシリン)がインビトロ(in vitro)での抗菌効果の評価系において顕著なVCMに対するMICの低下を引き起こすことを明らかにした。また、VCMとCTRXが、カイコを用いたインビボ(in vivo)での治療効果評価系において、相乗効果をもたらすことを見出した。
一方、VCMとOXAの組み合わせは、カイコ感染モデルでは治療効果を示さなかった。これらの結果は、将来問題となることが危惧される高度VCM耐性MRSA感染症に対して、VCMと特定のβラクタム系抗菌化合物の併用療法が有効であることを示唆された。
一方、カイコを用いたin vivoでの薬効評価において、OXAはVCMとの併用効果を示さなかった(図6、表7)。OXAはヒトにおいて、血中半減期が短く、血清タンパク質の結合率が高く、体内動態に問題があることが指摘されている(Barza, M. & Weinstein, L. Some determinants of the distribution of penicillins and cephalosporins in the body. Practical and theoretical considerations. Ann N Y Acad Sci, 235, 613-620 (1974))。OXAの血中半減期はカイコでも短いことが予測される。よって、OXAとVCMによる治療に対する両者の相乗効果が、カイコ感染モデルで見られない原因であると示唆された。
Claims (3)
- グリコペプチド系抗菌化合物又はその製薬学的に許容される塩、及び、βラクタム系抗菌化合物又はその製薬学的に許容される塩の組み合わせに関し、
連続突然変異誘発(serial mutagenesis)による変異蓄積によって、該グリコペプチド系抗菌化合物に対して耐性低感受性若しくは耐性を獲得させた黄色ブドウ球菌を用い、
カイコ感染モデルにおけるカイコ生存率の測定、又は、該グリコペプチド系抗菌化合物と該βラクタム系抗菌化合物のカイコ血中半減期の比較によって、
該組み合わせから治療効果を示す組み合わせを選択することを特徴とする抗菌性合剤の探索方法。 - 上記グリコペプチド系抗菌化合物がバンコマイシンである請求項1に記載の抗菌性合剤の探索方法。
- 上記βラクタム系抗菌化合物が、セフェム系抗菌化合物、ペニシリン系抗菌化合物、又は、カルバペネム系抗菌化合物である請求項1又は請求項2に記載の抗菌性合剤の探索方法。
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