JP6749119B2 - 燃料噴出ノズル - Google Patents

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Description

本発明は、軸心方向視で円状の外周面を有し、噴出孔が軸心方向に沿い且つ先端と基端とに開口する状態で設けられたノズル本体を備え、噴出孔の基端側に、液体燃料を噴出する液体燃料噴出路と、その液体燃料噴出路から噴出される液体燃料を霧化するためのガス燃料を噴出するガス燃料噴出路とが連通接続可能に構成された燃料噴出ノズルに関する。
かかる燃料噴出ノズルは、液体燃料をガス燃料によって霧化して燃焼させるガスアトマイズバーナに利用されるものであり、ガスアトマイズバーナは、例えば、ガラス溶解炉等において用いられる。
つまり、燃料噴出ノズルによって、液体燃料噴出路から噴出される液体燃料をガス燃料噴出路から噴出されるガス燃料により霧化しながら、その霧化液体燃料とガス燃料とを混合して、それらが混合された燃料(以下、霧化混合燃料と記載する場合がある)を燃料噴出ノズルの軸心に沿う方向に噴出することにより、燃料噴出ノズルの軸心方向に延びる火炎を形成して燃焼させるものである。
ところで、このような燃料噴出ノズルを装備したガスアトマイズバーナでは、霧化混合燃料が燃料噴出ノズルの噴出孔を通して直進状に噴出されて燃焼されることにより、形成される火炎の周部に負圧域(周囲よりも圧力が低い領域)が形成される。そして、そのように負圧域が形成されることにより、霧化混合燃料が燃焼した燃焼ガスが燃料噴出ノズル側に戻されて、霧化混合燃料の燃焼域に流入することになり、霧化混合燃料をその燃焼域に燃焼ガスを流入させながら燃焼させる、所謂、排ガス再循環燃焼を行わせることができる。
そして、排ガス再循環燃焼を行わせることにより、霧化混合燃料の燃焼速度を遅くして、火炎の温度を低下させることができるので、低NOx化を図ることができる。
このような燃料噴出ノズルにおいて、従来は、ノズル本体の先端に、軸心に直交する状態の先端面が備えられ、ノズル本体の外周面であるノズル外周面の先端側の部分が、先端側ほど小径となる状態で先端まで延びるテーパ面部に構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−137965号公報
従来の燃料噴出ノズルを装備したガスアトマイズバーナでは、排ガス再循環燃焼を行わせるに当たって、燃料噴出ノズル側に戻ってきた燃焼ガスは、ノズル外周面の先端部分のテーパ面部の案内によって、火炎の基部に向けて流動するが、そのように火炎の基部に向かう燃焼ガスは、燃料噴出ノズルから噴出される霧化混合燃料に衝突して跳ね返りが発生するので、燃料噴出ノズルの先端箇所の周囲で燃焼ガスが乱流化し易い。
そして、燃料噴出ノズルの先端箇所の周囲で燃焼ガスが乱流化すると、燃焼ガスの滞留が生じ易いので、燃料噴出ノズルの先端箇所にカーボン等を主成分とするスラッジが付着し易い。
特に、液体燃料として、工場等から発生する廃油(例えば、潤滑油、切削油等)等を再生した再生油を用いる場合、再生油は不純物が多く含まれ、しかも、粘度が高いため、燃焼性が低下するので、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着が助長される。
燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着量が多くなると、噴出孔が閉塞されたり、燃料噴出ノズルを形成する材料の浸炭が進行するので、燃料噴出ノズルに損傷を来す虞がある。
そこで、燃料噴出ノズルの先端箇所に付着したスラッジを除去する等のメンテナンスが必要になるが、燃料噴出ノズルの先端箇所へスラッジが付着し易くなるほど、メンテナンスの頻度が高くなると共に、メンテナンス作業が複雑になるので、改善が望まれていた。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、先端箇所へのスラッジの付着を抑制して、メンテナンス性を向上し得る燃料噴出ノズルを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る燃料噴出ノズルは、軸心方向視で円状の外周面を有し、噴出孔が前記軸心方向に沿い且つ先端と基端とに開口する状態で設けられたノズル本体を備え、
前記噴出孔の基端側に、液体燃料を噴出する液体燃料噴出路と、その液体燃料噴出路から噴出される液体燃料を霧化するためのガス燃料を噴出するガス燃料噴出路とが連通接続可能に構成された燃料噴出ノズルであって、その特徴構成は、
前記ノズル本体の外周面であるノズル外周面の先端側の部分が、先端側ほど小径となるテーパ面部と、当該テーパ面部の先端から前記軸心に平行又は略平行に先端側に延びるストレート面部とからなる形状に構成されて、
当該ストレート面部の先端にて、前記ノズル外周面の先端が形成され、
前記ノズル本体の先端に、前記軸心に直交する状態の先端面が備えられ、
冷却用媒体を通流させて前記ノズル本体を冷却する冷却ジャケットが、前記ノズル外周面における前記テーパ面部の基端よりも基端側を覆う状態かつ先端面を前記軸心と直交する面として形成する状態で設けられ
前記ストレート面部における前記軸心方向の長さである軸心方向長さと前記テーパ面部の軸心方向長さを合わせた先端部分の軸心方向長さに対する、前記ストレート面部の軸心方向長さの比率が、0.3〜0.5の範囲に設定され、
前記軸心に対する前記テーパ面部の角度が、30〜40°の範囲に設定される点にある。
上記特徴構成によれば、排ガス再循環燃焼を行わせるに当たって、ノズル外周面の先端側の部分のテーパ面部の案内によって、燃料噴出ノズル側(以下、ノズル側と略記する場合がある)に戻ってきた燃焼ガスを火炎の基部に向けて流動させながら、そのように火炎の基部に向かう燃焼ガスを、ストレート面部の案内により、軸心に平行な方向に火炎の先方に向かうように流動させることにより、燃料噴出ノズルの先端箇所の周囲での燃焼ガスの流動を整流化することができる。
そして、このような燃焼ガスの流動の整流化により、ノズル側に戻ってきた燃焼ガスが軸心に直交する方向で火炎に衝突して跳ね返るのを抑制して、燃焼ガスを燃焼域にスムーズに流入させることができるので、燃料噴出ノズルの先端箇所の周囲で燃焼ガスが滞留するのを抑制して、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を抑制することができる。このことにより、メンテナンスの頻度を低くすることができると共に、メンテナンス作業を簡素化することができる。
従って、先端箇所へのスラッジの付着を抑制して、メンテナンス性を向上し得る燃料噴出ノズルを提供することができる。
また、上記特徴構成によれば、ノズル外周面の先端部分による燃焼ガスの整流作用を発揮させながら、冷却ジャケットにより燃料噴出ノズルを冷却して、燃料噴出ノズルの熱による劣化を抑制することができる。
従って、耐久性を向上しながら、燃料噴出ノズルの先端箇所分へのスラッジの付着を抑制して、メンテナンス性を向上することができる。
また、本発明の発明者らは、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を抑制すべく、ストレート面部の軸心方向長さとテーパ面部の軸心方向長さを合わせた先端部分の軸心方向長さに対する、ストレート面部の軸心方向長さの比率を変更して、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着度合いを評価する実験を行った。
そして、先端部分の軸心方向長さに対するストレート面部の軸心方向長さの比率を、0.3〜0.5の範囲に設定すると、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を効果的に抑制できることを見出した。
つまり、先端部分の軸心方向長さに対するストレート面部の軸心方向長さの比率が大きくなるほど、火炎の基部に向けて流動する燃焼ガスをストレート面部により火炎の先方に流動案内する作用が強まるが、テーパ面部により燃焼ガスを火炎の基部に向けて流動させる作用が弱まることから、ノズル側に戻ってくる燃焼ガスが戻ってきた方向に跳ね返るのが助長されるので、燃料噴出ノズルの先端箇所の周囲での燃焼ガスの乱流化が助長されることになり、スラッジの付着が助長される。
逆に、先端部分の軸心方向長さに対するストレート面部の軸心方向長さの比率が小さくなるほど、テーパ面部により燃焼ガスを火炎の基部に向けて流動させる作用が強まる一方、火炎の基部に向けて流動する燃焼ガスをストレート面部により火炎の先方に流動案内する作用が弱まる。すると、テーパ面部により火炎の基部に向けて流動案内される燃焼ガスが、ストレート面部によって火炎の先方に流動案内されるよりも、軸心に直交する方向で火炎に衝突するのが助長されることになり、整流作用が弱まるので、スラッジの付着が助長される。
従って、先端部分の軸心方向長さに対するストレート面部の軸心方向長さの比率を、0.3〜0.5の範囲に設定することにより、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を更に抑制することができるので、メンテナンス性を更に向上することができる。
また、本発明の発明者らは、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を抑制すべく、軸心に対するテーパ面部の角度を変更して、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着度合いを評価する実験を行った。
そして、軸心に対するテーパ面部の角度を30〜40°の範囲に設定すると、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を効果的に抑制できることを見出した。
つまり、軸心に対するテーパ面部の角度を大きくするほど、ノズル側に戻ってくる燃焼ガスが、テーパ面部に衝突して、戻ってきた方向に跳ね返るのが助長されるので、燃料噴出ノズルの先端箇所の周囲での燃焼ガスの乱流化が助長されることになり、スラッジの付着が助長される。
逆に、軸心に対するテーパ面部の角度を小さくするほど、テーパ面部により燃焼ガスを火炎の基部に向けて流動させる作用が弱まるので、この場合も、燃料噴出ノズルの先端箇所の周囲での燃焼ガスの乱流化が助長されることになり、スラッジの付着が助長される。
従って、軸心に対するテーパ面部の角度を30〜40°の範囲に設定することにより、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を更に抑制することができるので、メンテナンス性を更に向上することができる。
本発明に係る燃料噴出ノズルの更なる特徴構成は、前記噴出孔における前記先端面の開口部である噴出口の直径に対する、前記先端面の外周の直径の比率が、1.5〜1.7の範囲に設定される点にある。
本発明の発明者らは、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を抑制すべく、噴出孔における先端面の開口部である噴出口の直径に対する、先端面の外周の直径の比率を変更して、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着度合いを評価する実験を行った。
そして、噴出口の直径に対する先端面の外周の直径の比率を、1.5〜1.7の範囲に設定すると、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を効果的に抑制できることを見出した。
つまり、噴出口の直径に対する先端面の外周の直径の比率が大きくなるほど、ストレート面部が火炎から軸心に直交する方向に離れることになり、ノズル側に戻ってきた燃焼ガスをテーパ面部により火炎の基部に向けて流動させるよりも、燃焼ガスが燃料噴出ノズルの先端面に衝突するのが助長されるので、ノズル側に戻ってきた燃焼ガスを火炎の先方に向かうように整流する作用(以下、単に整流作用と記載する場合がある)が弱くなって、スラッジの付着が助長される。
一方、噴出口の直径に対する先端面の外周の直径の比率が小さくなるほど、ストレート面部が軸心に直交する方向に火炎に近づくので、テーパ面部により火炎の基部に向けて流動案内される燃焼ガスが、ストレート面部によって火炎の先方に流動案内されるよりも、火炎に衝突するのが助長されることになり、整流作用が弱まって、スラッジの付着が助長される。
従って、噴出口の直径に対する先端面の外周の直径の比率を、1.5〜1.7の範囲に設定することにより、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を更に抑制することができるので、メンテナンス性を更に向上することができる。
本発明に係る燃料噴出ノズルの更なる特徴構成は、前記噴出孔の基端側の部分が、先端側よりも大径で、前記液体燃料噴出路から液体燃料が噴出されると共に、前記ガス燃料噴出路からガス燃料が噴出される混合部に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、噴出孔における先端側よりも大径の基端側の混合部に対して、液体燃料噴出路から液体燃料が噴出されると共に、ガス燃料噴出路からガス燃料が噴出されることにより、液体燃料の霧化が促進されると共に、霧化液体燃料とガス燃料との混合が促進される。そして、そのように霧化液体燃料とガス燃料との混合が促進されて燃焼性が向上した霧化混合燃料が噴出孔から噴出されるので、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着が軽減される。
従って、燃料噴出ノズルの先端箇所へのスラッジの付着を一層抑制することができるので、メンテナンス性を更に向上することができる。
実施形態に係る燃料噴出ノズルを装着したガスアトマイズバーナの縦断面図 実施形態に係る燃料噴出ノズルの縦断面図 実施形態に係る燃料噴出ノズルの正面図 実施形態に係る内部ノズルの正面図 実施形態の燃料噴出ノズルを装着したガスアトマイズバーナの燃焼形態を説明する縦断面図 比較例Aの燃料噴出ノズルを装着したガスアトマイズバーナの燃焼形態を説明する縦断面図 比較例Bの燃料噴出ノズルを装着したガスアトマイズバーナの燃焼形態を説明する縦断面図 比較例Cの燃料噴出ノズルを装着したガスアトマイズバーナの燃焼形態を説明する縦断面図 評価テスト後の各アトマイズバーナにおけるスラッジの付着状態を示す概略図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
燃料噴出ノズル1は、ガスアトマイズバーナに用いられるものであり、図1〜図3に示すように、軸心P方向視で円状の外周面11を有し、噴出孔12が軸心P方向に沿い且つ先端と基端とに開口する状態で設けられたノズル本体13を備えて構成され、噴出孔12の基端側に、液体燃料を噴出する液体燃料噴出路2と、その液体燃料噴出路2から噴出される液体燃料を霧化するためのガス燃料を噴出するガス燃料噴出路3とが連通接続可能に構成されている。
図1に示すように、ガスアトマイズバーナは、燃料噴出ノズル1、その燃料噴出ノズル1の噴出孔12の基端に液体燃料を噴出する液体燃料噴出路2、その液体燃料噴出路2から噴出される液体燃料を霧化するためのガス燃料を燃料噴出ノズル1の噴出孔12の基端に噴出するガス燃料噴出路3、及び、冷却用媒体としての水を通流させて燃料噴出ノズル1を冷却する水冷ジャケット4(冷却ジャケットの一例)等を備えて構成されている。
そして、ガスアトマイズバーナは、燃料噴出ノズル1にて、液体燃料をガス燃料で霧化しながら、その霧化液体燃料とガス燃料とを混合し、それらガス燃料と霧化液体燃料とが混合された霧化混合燃料を噴出して燃焼させるように構成されている。
このガスアトマイズバーナは、例えば、ガラス溶解炉で用いられるものである。ガラス溶解炉へのガスアトマイズバーナの設置形態は、周知であるので、詳細な説明および図示を省略して、簡単に説明する。
ガラス溶解炉の炉壁には、炉内に燃焼用空気を供給するための空気通路が設けられる。そして、ガスアトマイズバーナが、燃料噴出ノズル1から噴出される霧化混合燃料を空気通路から供給される燃焼用空気により燃焼させるべく、炉壁における空気通路の下方に設けられることにより、所謂アンダーポート型に構成されたり、あるいは、空気通路内に設けられることにより、所謂スルーポート型に構成される。
図1〜図3に基づいて、燃料噴出ノズル1について説明を加える。
本発明では、ノズル本体13の外周面であるノズル外周面11の先端側の部分が、先端側ほど小径となるテーパ面部11bと、当該テーパ面部11bの先端から軸心Pに平行に先端側に延びるストレート面部11aとからなる形状に構成されている。
そして、ストレート面部11aの先端にて、ノズル外周面11の先端が形成され、ノズル本体13の先端に、軸心Pに直交する状態の先端面14が備えられている。
図1に示すように、この実施形態では、水冷ジャケット4は、ノズル外周面11におけるテーパ面部11bの基端よりも基端側を覆う状態で設けられている。
つまり、ノズル外周面11におけるテーパ面部11b及びストレート面部11aに対応する部分からなる先端部分16が、水冷ジャケット4の先端から突出する状態となるように構成されている。
更に、ノズル外周面11におけるテーパ面部11bから基端側の部分は、そのテーパ面部11bの基端から軸心Pに平行にノズル外周面11の基端側に延びる段用ストレート面部11cと、その段用ストレート面部11cの基端から軸心Pに直交する方向に外方に延びる段用軸心直交面部11dと、その段用軸心直交面部11dの外周端からノズル外周面11の基端側ほど大径となる状態で当該基端側に延びる当接用テーパ面部11eと、その当接用テーパ面部11eの基端から軸心Pに平行にノズル外周面11の基端まで延びる主ストレート面部11fとからなる形状に構成されている。
噴出孔12の基端側の部分が、先端側よりも大径で、液体燃料噴出路2から液体燃料が噴出されると共に、ガス燃料噴出路3からガス燃料が噴出される混合部12mに構成されている。
ここで、図2に示すように、噴出孔12における先端面の開口部である噴出口15の直径D1に対する、先端面14の外周の直径D2の比率、テーパ面部11bの基部(水冷ジャケット4の先端から突出する先端部分16の基部)の直径D3の比率が、夫々、1.5〜1.7の範囲、2.1〜2.3の範囲に設定される。
又、ストレート面部11aにおける軸心P方向の長さである軸心方向長さL1とテーパ面部11bの軸心方向長さL2とを合わせた先端部分16の軸心方向長さL3に対する、ストレート面部11aの軸心方向の長さL1の比率が、0.3〜0.5の範囲に設定される。
又、軸心Pに対するテーパ面部11bの角度αが、30〜40°の範囲に設定される。
この実施形態では、噴出口15の直径D1に対する、先端面14の外周の直径D2の比率、テーパ面部11bの基部の直径D3の比率が、夫々、1.6、2.2に設定されている。
又、先端部分16の軸心方向長さL3に対するストレート面部11aの軸心方向長さL1の比率が、0.3に設定され、軸心Pに対するテーパ面部11bの角度αが35°に設定されている。
次に、図1に基づいて、ガスアトマイズバーナについて説明を加える。
この実施形態では、水冷ジャケット4は、ガスアトマイズバーナを構成する複数の部材を一体的に組み付けるためのバーナキャップに兼用するように構成されている。
バーナキャップ兼用の水冷ジャケット4は、周壁部内が冷却水を通流させる水通流部41に構成された概略円筒状の筒状本体部42を備え、水通流部41に連通する状態で筒状本体部42の一端面に接続された管状の入水管部(図示せず)及び出水管部(図示せず)を備えて構成されている。
水冷ジャケット4の筒状本体部42の先端面46は、燃料噴出ノズル1のノズル外周面11の段用ストレート面部11cの直径と略同径に開口されると共に、その開口部に連なる筒状本体部42の内周面は、燃料噴出ノズル1のノズル外周面11の段用ストレート面部11c、段用軸心直交面部11d及び当接用テーパ面部11eからなる当て付け面部を当て付け可能なように、その当て付け面部と同様の形状に構成されている。なお、水冷ジャケット4の筒状本体部42の先端面46は、筒状本体部42の軸心と直交する面として形成されている。
水冷ジャケット4の筒状本体部42の内周面の基端側には、雌ネジ部45が形成されている。
つまり、燃料噴出ノズル1を、その先端から水冷ジャケット4の筒状本体部42の基端側開口に挿入して、ノズル外周面11の段用ストレート面部11c、段用軸心直交面部11d及び当接用テーパ面部11eからなる当て付け面部を筒状本体部42の内周面に当て付けることにより、燃料噴出ノズル1を、そのノズル外周面11におけるテーパ面部11b及びストレート面部11aに対応する部分からなる先端部分16を筒状本体部42の先端面46から突出させた状態で、水冷ジャケット4に内嵌させることが可能に構成されている。
以下の説明では、燃料噴出ノズル1のノズル外周面11において、燃料噴出ノズル1における水冷ジャケット4の先端面46から突出させる先端部分16の外周面を、先端部外周面11tと記載する場合がある。
つまり、この実施形態では、先端部外周面11tは、テーパ面部11bとストレート面部11aとから構成されることになる。
そして、ガスアトマイズバーナは、上述のバーナキャップ兼用の水冷ジャケット4と、先端部分16を突出させた状態で、水冷ジャケット4に内嵌状態で配置される燃料噴出ノズル1と、その燃料噴出ノズル1の後端面に当て付けた状態で配置される内部ノズル5と、その内部ノズル5の外周を覆う状態で、水冷ジャケット4の筒状本体部42の内周面の後端に螺着される概略円筒状の筒状連結部材6と、内管71と外管72とを同心状に備え、外管72が筒状連結部材6の内周面の後端に螺着され、且つ、内管71が内部ノズル5の後端に内嵌された状態で組み付けられる二重管部材7等を備えて構成されている。
ところで、水冷ジャケット4、燃料噴出ノズル1、内部ノズル5、筒状連結部材6及び二重管部材7は同心状に組み付けられるので、以下の説明、及び、各図面においては、夫々の軸心を燃料噴出ノズル1の軸心Pと同様に、符号Pにて示す。
内部ノズル5は、外径が燃料噴出ノズル1の後端面の外径よりも小径の概略円柱状の外形を有する円柱状部51と、外径が燃料噴出ノズル1の後端面の外径と同径で、円柱状部51の先端に同心状に連なる状態の円盤状部52とからなる。
内部ノズル5には、その軸心Pと同心状に軸心方向に貫通する状態で、貫通孔53が形成され、その貫通孔53が液体燃料噴出路2として用いられる。又、内部ノズル5の円盤状部52には、その軸心Pと同心状の円に沿って並ぶ状態で、複数のガス燃料噴出孔54か形成されている。
ちなみに、内部ノズル5の円盤状部51を燃料噴出ノズル1の後端面に同心状に当て付けた状態で、円盤状部51に形成された複数のガス燃料噴出孔54が、燃料噴出ノズル1の噴出孔12の混合部12m内に臨む状態となるように構成されている。
液体燃料噴出路2として用いられる内部ノズル5の貫通孔53は、軸心方向先端側の小径部分53aと、軸心方向中間に位置して小径部分53aよりも大径の中間径部分53bと、軸心方向基端側で中間径部分53bよりも大径の大径部分53cとからなる。
図4にも示すように、複数のガス燃料噴出孔54は、夫々、噴出先側ほど軸心Pに近づき、且つ、軸心P方向視で周方向に同一方向にずれる状態で、内部ノズル5の円盤状部52に形成されている。
筒状連結部材6は、外周面及び内周面ともに、先端側が基端側よりも小径となる2段状に構成されると共に、内周面が内部ノズル5の円柱状部51よりも大径となるように構成されている。そして、筒状連結部材6の外周面の先端部には、水冷ジャケット4における筒状本体部42の内周面の雌ネジ部45に螺合可能な雄ネジ部61が形成され、筒状連結部材6の内周面の基端部には、雌ネジ部62が形成されている。
二重管部材7における外管72の外周面の先端部には、筒状連結部材6における内周面の基端部の雌ネジ部62に螺合可能な雄ネジ部73が形成されている。
又、二重管部材7の内管71の外径は、内部ノズル5における液体燃料噴出路2として用いる貫通孔53の後端側の大径部分53cの内径と略同径に構成されて、その大径部分53cに内嵌可能に構成されている。
図1に示すように、各部材を組み付けて、ガスアトマイズバーナを製作するには、燃料噴出ノズル1を、その先端部分16を水冷ジャケット4の筒状本体部42の先端面46から突出させた状態で、水冷ジャケット4に内嵌させると共に、内部ノズル5を、その円盤状部52の先端面を燃料噴出ノズル1の後端面に当て付けて配置する。
そして、筒状連結部材6を、内部ノズル5の外周を覆う状態で、水冷ジャケット4の筒状本体部42の内周面の後端に螺着すると共に、二重管部材7の内管71の先端部を内部ノズル5における貫通孔53の大径部分53cに内嵌させた状態で、二重管部材7の外管72の先端部を筒状連結部材6の内周面の基端部に螺着する。
すると、燃料噴出ノズル1における先端部外周面11tを有する先端部分16が水冷ジャケット4の先端面46から突出し、且つ、内部ノズル5の円盤状部52が燃料噴出ノズル1の後端面に当て付けられた状態で、水冷ジャケット4、燃料噴出ノズル1、内部ノズル5、筒状連結部材6及び二重管部材7が一体的に組み付けられて、ガスアトマイズバーナが製作される。
尚、図1中の9は、内部ノズル5と二重管部材7の内管71との嵌合部分をシールするOリングである。
そして、図示を省略するが、二重管部材7の基端部には、ガス燃料を供給するガス燃料供給口が、外管72の内周面と内管71の外周面とにより形成される環状空間に連通する状態で設けられ、並びに、液体燃料を供給する液体燃料供給口が、内管71内に連通する状態で設けられる。
つまり、外管72の内周面と内管71の外周面との間の環状空間が、ガス燃料を供給するガス燃料供給路74に構成され、内管71の内部空間が、液体燃料を供給する液体燃料供給路75に構成される。
又、内部ノズル5の円柱状部51の外周面と筒状連結部材6の内周面とにより形成される環状の空間が、その基端側が二重管部材7により形成されるガス燃料供給路74に連通し、且つ、その先端が内部ノズル5の複数のガス燃料噴出孔54に連通することになり、この環状の空間が、ガス燃料供給路74から供給されるガス燃料を受け入れて複数のガス燃料噴出孔54に送るガス燃料導入路63として用いられるように構成されている。
そして、ガス燃料導入路63と複数のガス燃料噴出孔54とにより、ガス燃料噴出路3が構成される。
つまり、燃料噴出ノズル1の基端側に、液体燃料噴出路2とガス燃料噴出路3とが連通接続可能に構成されていることになる。
燃料噴出ノズル1の先端へのスラッジSの付着度合いを評価するために、評価テストを実施した。以下、評価テストの結果を説明する。
この評価テストでは、スラッジSの付着度合いを評価するために、比較例A,B,Cの3種の燃料噴出ノズル1を用意した。
各比較例の燃料噴出ノズル1は、上述した燃料噴出ノズル1(以下、実施形態の燃焼ノズル1と記載する)と同一形状の噴出孔12を有するが、水冷ジャケット4の先端面46から突出させる先端部分16の外周面である先端部外周面11tの形状を異ならせるように構成した。
そして、実施形態の燃焼ノズル1及び比較例A,B,Cの燃料噴出ノズル1を、上述の水冷ジャケット4に同様の形態で装着してガスアトマイズバーナを製作し、各供試ガスアトマイズバーナを、同様の条件でガス燃料及び液体燃料を供給する状態で、1週間程度連続して燃焼させて、スラッジSの付着度合いを評価した。
つまり、供試した各燃料噴出ノズル1における、水冷ジャケット4の先端面46から突出させる先端部分16は、夫々、基部(水冷ジャケット4の先端面46に対応する部分)の外径(図2中でD3に相当する)、及び、軸心方向長さ(図2中でL3の長さに相当する)が同一である。
又、ガス燃料及び液体燃料の供給条件は、総熱量に対するガス燃料の熱量の比率を、20〜30%とした。ちなみに、テストでは、ガス燃料の供給流量を50m3/hとし、液体燃料の供給流量を200リットル/hとした。
図6に示すように、比較例Aの燃料噴出ノズル1の先端部外周面11tは、軸心P方向全長にわたって、軸心Pに平行なストレート面11aのみで構成されている。従って比較例Aの燃料噴出ノズル1の先端面14の外径は、図5に示す実施形態の燃料噴出ノズル1の先端面14の外径に比べて、大きくなる。
図7及び図8に示すように、比較例B及び比較例Cの燃料噴出ノズル1の先端部外周面11tは、いずれも、軸心P方向全長にわたって、先端側ほど小径となるテーパ面部11bのみで構成されている。
比較例Bと比較例Cとの差異は、比較例Bは、テーパ面部11bが、その先端縁が燃料噴出ノズル1の先端の噴出口15の開口縁となるように設けられることにより、軸心Pに直交する状態の先端面14を存在させないように構成されている。一方、比較例Cは、軸心Pに直交する状態の先端面14を存在させるように、テーパ面部11bが設けられている。
つまり、図8に示す比較例Cの燃料噴出ノズル1が、特許文献1の燃料噴出ノズル1に相当するものである。
図5に、実施形態の燃料噴出ノズル1を装着したガスアトマイズバーナの燃焼形態を示し、図6、図7、図8に、夫々、比較例Aの燃料噴出ノズル1を装着したガスアトマイズバーナの燃焼形態、比較例Bの燃料噴出ノズル1を装着したガスアトマイズバーナの燃焼形態、比較例Cの燃料噴出ノズル1を装着したガスアトマイズバーナの燃焼形態を示す。
図9は、評価テストの後に、各供試燃料噴出ノズル1を装着したアトマイズバーナの先端部分におけるスラッジの付着状態を示す概略図である。各供試燃料噴出ノズル1に対応する各概略図は、ガスアトマイズバーナを側方(軸心Pに直交する方向)から観察した状態を示すものである。
各概略図において、付着したスラッジを符号Sにて示す。
図5〜図8に示すように、ガスアトマイズバーナでは、ガス燃料と霧化液体燃料とが混合された霧化混合燃料が燃料噴出ノズル1の噴出口15から直進状に噴出されて燃焼されることにより、形成される火炎Fの周部に負圧域(周囲よりも圧力が低い領域)が形成される。そのように負圧域が形成されることにより、各図中で矢印にて示すように、霧化混合燃料が燃焼して生成された燃焼ガスが燃料噴出ノズル1側(以下、単にノズル側と記載する場合がある)に戻されて、霧化混合燃料の燃焼域に流入することになり、噴出口15から噴出される霧化混合燃料をその燃焼域に燃焼ガスを流入させながら燃焼させる、所謂、排ガス再循環燃焼を行わせることができる。
そして、排ガス再循環燃焼を行わせることにより、霧化混合燃料の燃焼速度を遅くして、火炎Fの温度を低下させることができるので、低NOx化を図ることができる。
そのように排ガス再循環燃焼を行わせるに当たって、実施形態の燃料噴出ノズル1では、図5に矢印にて示すように、先端部外周面11tのテーパ面部11bの案内によって、ノズル側に戻ってきた燃焼ガスを火炎Fの基部に向けて流動させながら、そのように火炎Fの基部に向かう燃焼ガスを、ストレート面部11aの案内により、軸心Pに平行な方向に火炎Fの先方に向かうように整流化することができる。
そして、このように、ノズル側に戻ってきた燃焼ガスを火炎Fの先方に向かうように整流化することにより、ノズル側に戻ってきた燃焼ガスが軸心Pに直交する方向で火炎Fに衝突して跳ね返るのを効果的に抑制して、燃焼域にスムーズに流入させることができるので、燃料噴出ノズル1の先端部分16の周囲での燃焼ガスの乱流化を抑制して、燃焼ガスの滞留を抑制することができるようになり、図9に示すように、スラッジSの付着を効果的に抑制することができる。
図6に示すように、比較例Aの燃料噴出ノズル1では、図5に示す実施形態の燃料噴出ノズル1に比べて、テーパ面部11bが存在せず、しかも、ストレート面部11aが軸心Pからその軸心Pに直交する方向に離れている。従って、ノズル側に戻ってきた燃焼ガスを火炎Fの先方に向かうように整流化する作用が弱いため、ノズル側に戻ってきた燃焼ガスが比較的広い先端面14に衝突することにより、燃料噴出ノズル1の先端部分16の周囲で燃焼ガスが乱流化し易いので、図中で黒塗りで示すように、燃焼ガスの滞留域Eが生じ易い。
従って、図9に示すように、比較例Aの燃料噴出ノズル1では、スラッジSの付着量が、実施形態の燃料噴出ノズル1に比べて多い。ちなみに、スラッジSは、燃料噴出ノズル1の先端部分16から火炎Fの先方に延びるように成長して、細長い柱状の形状で付着する。
図7、図8に示すように、比較例B,Cの燃料噴出ノズル1は、いずれも、ノズル側に戻ってきた燃焼ガスを先端部外周面11tのテーパ面部11bの案内によって、火炎Fの基部に向けて流動させることができるものの、図5に示す実施形態の燃料噴出ノズル1の如きストレート面部11aが存在しないので、そのように火炎Fの基部に向かう燃焼ガスを火炎Fの先方に向かうように整流化する作用がない。すると、ノズル側に戻ってきた燃焼ガスが噴出口15から噴出される霧化混合燃料に衝突して跳ね返りが発生して、燃料噴出ノズル1の先端部分16の周囲で燃焼ガスが乱流化し易いので、図中で黒塗りで示すように、燃焼ガスの滞留域Eが生じ易い。
従って、図9に示すように、比較例B,Cの燃料噴出ノズル1では、スラッジSの付着量が、実施形態の燃料噴出ノズル1に比べて多い。
図9に示すように、この評価試験では、燃料噴出ノズル1の先端から火炎Fの先方に延びるように付着するスラッジSの長さは、実施形態の燃料噴出ノズル1を装着したものでは、10mm程度であったのに対して、比較例Aの燃料噴出ノズル1を装着したものでは、50mm程度であり、比較例Bの燃料噴出ノズル1を装着したもの、比較例Cの燃料噴出ノズル1を装着したものでは、いずれも40mm程度であり、本発明を実施することにより、スラッジSの付着を抑制できることが分った。
〔別実施形態〕
(A)水冷ジャケット4に対する燃料噴出ノズル1の装着形態を変更することにより、ノズル外周面11を、例えば、段用ストレート面部11c及び段用軸心直交面部11dを省略して、テーパ面部11bの基端に主ストレート面部11fが連なる形状に構成することができる。
)上記の実施形態では、外管72の内周面と内管71の外周面との間の環状空間を、ガス燃料が供給されるガス燃料供給路74に構成し、内管71の内部空間を、液体燃料が供給される液体燃料供給路75に構成したが、逆に、外管72の内周面と内管71の外周面との間の環状空間を液体燃料供給路75に構成し、内管71の内部空間をガス燃料供給路74に構成しても良い。
)液体燃料としては、廃油を再生した再生油、重油、軽油、灯油等、種々のものを用いることができ、ガス燃料としても、都市ガス(例えば、13A等の天然ガスベースの都市ガス)やプロパンガス等、種々のものを用いることができる。
尚、上記の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、又、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
以上説明したように、先端箇所へのスラッジの付着を抑制して、メンテナンス性を向上し得る燃料噴出ノズルを提供することができる。
1 燃料噴出ノズル
2 液体燃料噴出路
3 ガス燃料噴出路
4 水冷ジャケット(冷却ジャケット)
11 ノズル外周面(外周面)
11a ストレート面部
11b テーパ面部
12 噴出孔
12m 混合部
13 ノズル本体
14 先端面
15 噴出口
D1 噴出口の直径
D2 先端面の外周の直径
L1 ストレート面部の軸心方向長さ
L2 テーパ面部の軸心方向長さ
L3 先端部分の軸心方向長さ
P 軸心

Claims (3)

  1. 軸心方向視で円状の外周面を有し、噴出孔が前記軸心方向に沿い且つ先端と基端とに開口する状態で設けられたノズル本体を備え、
    前記噴出孔の基端側に、液体燃料を噴出する液体燃料噴出路と、その液体燃料噴出路から噴出される液体燃料を霧化するためのガス燃料を噴出するガス燃料噴出路とが連通接続可能に構成された燃料噴出ノズルであって、
    前記ノズル本体の外周面であるノズル外周面の先端側の部分が、先端側ほど小径となるテーパ面部と、当該テーパ面部の先端から前記軸心に平行又は略平行に先端側に延びるストレート面部とからなる形状に構成されて、
    当該ストレート面部の先端にて、前記ノズル外周面の先端が形成され、
    前記ノズル本体の先端に、前記軸心に直交する状態の先端面が備えられ、
    冷却用媒体を通流させて前記ノズル本体を冷却する冷却ジャケットが、前記ノズル外周面における前記テーパ面部の基端よりも基端側を覆う状態かつ先端面を前記軸心と直交する面として形成する状態で設けられ
    前記ストレート面部における前記軸心方向の長さである軸心方向長さと前記テーパ面部の軸心方向長さを合わせた先端部分の軸心方向長さに対する、前記ストレート面部の軸心方向長さの比率が、0.3〜0.5の範囲に設定され、
    前記軸心に対する前記テーパ面部の角度が、30〜40°の範囲に設定される燃料噴出ノズル。
  2. 前記噴出孔における前記先端面の開口部である噴出口の直径に対する、前記先端面の外周の直径の比率が、1.5〜1.7の範囲に設定される請求項1に記載の燃料噴出ノズル。
  3. 前記噴出孔の基端側の部分が、先端側よりも大径で、前記液体燃料噴出路から液体燃料が噴出されると共に、前記ガス燃料噴出路からガス燃料が噴出される混合部に構成されている請求項1又は2に記載の燃料噴出ノズル。
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