以下では本発明の具体的な実施例を図面と共に詳しく説明する。しかし、本発明は、本発明の思想が提示される実施例に制限されるとは言えず、他の構成要素の追加、変更、削除などによって、退歩的な他の発明や本発明の思想内に含まれる他の実施例を容易に提案することができる。
図1は、本発明の実施例に係る真空掃除機の斜視図である。そして、図2は、前記掃除機本体と吸込装置とが分離された様子を示す図である。
図示のように、本発明の実施例に係る真空掃除機1は、掃除機本体10及び吸込装置20を含む。
前記掃除機本体10の内部には吸込力を発生させるモーターが設けられる。そして、前記モーターが駆動して吸込力が発生すると、前記吸込装置20は前記掃除機本体10に、ゴミが含まれた空気を案内することができる。
前記吸込装置20は、掃除面、例えば床面のゴミを吸い込むための吸込部21と、前記吸込部21を前記掃除機本体10に連結させるための連結部とを含むことができる。前記連結部は、前記吸込部21に連結される延長管22と、前記延長管22に連結されるハンドル23と、前記ハンドル23を前記本体10に連結させる吸込ホース24とを含むことができる。
前記吸込ホース24には、前記掃除機本体10のコネクタ401と結合時に気密性を向上させるためのフィッティング部241が設けられ得る。
前記フィッティング部241は前記吸込ホース24を前記コネクタ401に着脱させることができる。前記フィッティング部241は、図示のように、多段をなすように形成され得る。
前記掃除機本体10は、全体的な外観を形成する本体部30及びカバー部材40を含む。
前記掃除機本体10は、前記本体部30に回転可能に結合する移動輪60をさらに含むことができる。前記移動輪60は、一対として提供され、前記本体部30の両側にそれぞれ結合され得る。そして、前記移動輪60は、前記移動輪60の回転中心を軸にして前記本体部30が回転し得るように前記本体部30を支持する。
前記カバー部材40にはユーザが把持するためのグリップ部41が設けられ得る。ユーザは前記本体部30を持ち上げたり傾けようとする時に又は前記カバー部材40を開閉する時に前記グリップ部41を把持することができる。
前記本体部30の後面には開閉可能なリアカバー314が設けられ得る。前記リアカバー314は、前記本体部30の内部にバッテリユニット38及びフィルタユニット39が収容される空間を開閉し得るように形成され得る。
前記掃除機本体10は、前記吸込装置20から吸い込まれたゴミが保管される集塵箱50をさらに含む。前記集塵箱50は、図示のように円柱状にすることができるが、このような形状に制限されるものではない。そして、前記集塵箱50は前記本体部30の前面に脱着可能に提供され得る。
そして、図3は、前記掃除機本体から集塵箱が分離された様子を示す図である。そして、図4は、前記掃除機本体のカバー部材が開いた様子を示す図である。
図示のように、前記集塵箱50は前記本体部30の前半部に形成された着座部32に脱着可能に装着され得る。前記集塵箱50は前記着座部32に装着された状態で前記本体部30の前面一部を形成することができる。そして、前記集塵箱50は前記カバー部材40の開閉によって脱着され得る。
前記集塵箱50にはゴミが吸い込まれる吸込口511が設けられ得る。前記吸込口511は、図示のように前記集塵箱50の上面部に配置され得る。これによって、前記吸込口511に流入した空気は下方にガイドされて、前記集塵箱50内部の集塵空間に移動する。
前記集塵箱50は前記本体部30に分離可能に装着され得る。前記集塵箱50の内部には前記吸込口511から流入したゴミが捕集される集塵空間が形成され得る。
前記集塵箱50は前記本体部30の前方に設けられ、前記集塵箱50の側面部は、ユーザが前記集塵空間に捕集されたゴミを確認できるように、少なくとも一部分を透明な材質で構成され得る。
前記集塵箱50が前記着座部32に着座した状態では前記本体部30の前面から前記側面部が露出される。このとき、前記集塵箱50の露出部位は、集塵箱50の透明な側面部の上端から下端までであり、事実上、前記ゴミが捕集される空間全体を前記集塵箱50の分離無しで確認することができる。
前記集塵箱50の内部には前記吸込装置20から吸い込まれた空気とゴミを互いに分離するゴミ分離構造が提供され、前記ゴミ分離構造によって分離されたゴミは、前記集塵箱50の下方に捕集し得る。
前記コネクタ401は前記吸込ホース24に直接連結され、ゴミが含まれた空気が流入し得る。すなわち、前記コネクタ401は、一側が前記吸込ホース24に結合され、他側が前記吸込口511に結合される。これによって、前記コネクタ401は前記吸込ホース24と前記吸込口511とを連結する。
前記コネクタ401は前記集塵箱50と連通し得る。これによって、前記吸込ホース24から流入した空気は前記コネクタ401を経て前記集塵箱50に流入し得る。
前記集塵箱50の一側にはゴミが流入する吸込口511が設けられ得る。前記吸込口511は、図示のように前記集塵箱50の上部に設けられ得る。そして、前記吸込口511は前方に向かうように形成され得る。ここで、前方とは、前記掃除機本体10を基準に前記吸込ホース24が位置した部分を指す。
図示のように、前記コネクタ401は前記集塵箱50の上部に配置され得る。前記吸込口511及び前記コネクタ401の両方を前記集塵箱50の上部に配置することによって、前記吸込ホース24から流入する空気の流路長を最小化することができる。
前記掃除機本体10は前記本体部30に動き可能に設けられるカバー部材40をさらに含む。前記カバー部材40は、前記掃除機本体10の上面の少なくとも一部を形成し、前記本体部30の上面を開閉させ得るように構成され得る。このとき、カバー部材40は、後端が前記本体部30に軸結合して回転可能であり、前記グリップ部41を取って回転操作して開放することができる。
前記コネクタ401は前記カバー部材40に設けられ得る。したがって、前記コネクタ401は前記カバー部材40と共に移動することができる。前記カバー部材40は前記集塵箱50の少なくとも一側を遮蔽することができる。前記カバー部材40は前記集塵箱50の少なくとも一側を遮蔽すると同時に前記集塵箱50と結合し得る。前記カバー部材40が閉じた場合には前記集塵箱50と結合し、前記カバー部材40が開いた場合には前記集塵箱50から分離され得る。一例として、前記カバー部材40は前記集塵箱50の上部に結合し得る。
前記カバー部材40が閉じた状態では、前記カバー部材40のコネクタ401に連結された前記吸込ホース24のフィッティング部241は前記集塵箱50の吸込口511と連通し得る。したがって、前記吸込装置20から吸い込まれるゴミと空気は、前記カバー部材40のコネクタ401を通過して前記吸込口511から前記集塵箱50に流入し得る。
そして、前記カバー部材40が開いた状態では、前記吸込ホース24のフィッティング部241が前記カバー部材40のコネクタ401に連結された状態を維持し、前記カバー部材40と前記集塵箱50は分離され得る。したがって、前記カバー部材40が開いた状態で前記集塵箱50を前記着座部32から分離可能になる。
以下では、前記掃除機本体10に関してより詳しく説明する。
図5は、前記掃除機本体の分解斜視図である。そして、図6は、本発明の実施例に係るプレフィルタアセンブリが開放された分解斜視図である。そして、図7は、前記掃除機本体の断面図である。そして、図8は、前記カバー部材が取り外された前記掃除機本体の平面図である。
図示のように、前記掃除機本体10は、前記本体部30と前記カバー部材40とを含み、前記本体部30に前記集塵箱50が装着されるように構成され得る。
そして、前記本体部30は、前記掃除機本体10の底を形成し、前記集塵箱50、バッテリユニット38、フィルタユニット39及びメインモーター35が装着される空間を提供するベース31を含むことができる。
前記ベース31は前半部312、中央部311、及び後半部313で構成され、所定の幅を有するように形成されて、内部に前記集塵箱50、バッテリユニット38、及びフィルタユニット39などの構成が装着され得る空間を提供することができる。
前記ベース31の中央部311は平面状に形成され、前記前半部312と後半部313との間に配置され得る。このとき、前記中央部311を基準に前記前半部312と後半部313が傾斜するように延長形成され、前記中央部311の端部から遠ざかるにつれて高くなるように形成され得る。
前記中央部311の一側端、すなわち、前記移動輪60と隣接する位置には、電源供給端子307が配置される端子装着部311aが形成され得る。前記端子装着部311aは、下面が開口するように陥没した形状に形成され、前記掃除機1のバッテリユニット38を充電しようとする時に充電装置の端子と連結されるように構成され得る。
そして、前記中央部311において前記後半部313に隣接した位置には、リアホイールユニット70が設けられ得る。前記リアホイールユニット70は、前記掃除機1の使用中に前記掃除機本体10が後方に転倒することを防止することができる。前記リアホイールユニット70は、停止状態で前記ベース31を設定された角度に維持させることができ、このために、前記掃除機本体10が走行しない停止状態では地面及び前記中央部311に接して前記掃除機本体10を弾性支持するように構成され得る。
前記中央部311の前端には前半部312が形成される。前記前半部312は前記中央部311の端部から上向きに傾斜するように延長され、前記前半部312には前記集塵箱50が収容される空間を形成する着座部32が設けられ得る。
前記着座部32は、底を形成する底面部321と、前記底面部321の周りに沿って上方に延長される周り部322で構成され得る。前記周り部322は前方に開口されて前記集塵箱50が装着され得るように形成される。
前記底面部321と前記前半部312との間には前記集塵箱50内部のゴミ圧縮ユニット56を駆動させるための圧縮モーターアセンブリ323が設けられ得る。前記集塵箱50を前記着座部32に装着すると、前記圧縮モーターアセンブリ323と後で詳述するゴミ圧縮ユニット56とが互いに連結されて前記ゴミ圧縮ユニット56が駆動可能な状態となる。
前記圧縮モーターアセンブリ323は、回転動力を提供する圧縮モーター323aと、前記圧縮モーター323aの回転軸に連結される圧縮ギア323bとで構成され得る。前記圧縮ギア323bは前記底面部321の中央から一側に偏心した位置に位置し得る。そして、前記底面部321には開口された底面ホール321aが形成され、前記底面ホール321aには、前記集塵箱50の着座時に、後述する第1伝達ギア591が位置し得る。したがって、集塵箱50の装着時に前記圧縮ギア323bは前記第1伝達ギア591と結合して前記圧縮モーター323aの動力を伝達できるようになる。
前記前半部312の下面にはフロントホイール312aが装着され得る。前記フロントホイール312aは前記前半部312の中央よりも多少前方に位置し、前記掃除機本体10の移動中に前方にカーペットや敷居などの障害物がある場合、障害物を容易く乗り越えて移動し得るようにする。そして、前記フロントホイール312aは、前記掃除機本体10が前方に傾く時、前記掃除機本体10が前方に転倒しないように地面と接して回転してもよい。
前記後半部313も、前記中央部311の後端から上向きに傾斜するように形成され得る。したがって、前記掃除機本体10が走行のために前方へ移動し始める際に、前記移動輪60を軸にして前記掃除機が傾くようになり、前記掃除機本体10の回動を容易にさせることができる。
そして、前記後半部313には前記リアカバー314によって開閉されるリアオープニング317の少なくとも一部が形成され得る。前記リアカバー314は、前記リアオープニング317を遮蔽する状態で、前記後半部313及び前記掃除機本体10の外観を形成するロアーデコ(lower decoration)315及びアッパーデコ(upper decoration)37と同一曲面を形成する。前記リアカバー314は前記後半部の一部であり、前記後半部313と同じ傾斜又は曲面を有するように形成され得る。
前記リアカバー314は前記本体部30の後面一部を形成され得る。そして、前記リアカバー314の下端が前記後半部に回転可能に結合され、回動によって前記リアオープニング317を開閉することができる。そして、前記リアカバー314には前記掃除機本体10の内部を通りながらゴミと分離された空気が排出されるグリルが形成され、ゴミがフィルタリングされた空気を排出することができる。
一方、前記ベース31の中央部にはベースフレームが装着される。前記ベースフレームは、前記集塵箱50が配置される空間と、メインモーター35が具備される空間と、前記バッテリユニット38及びフィルタユニット39が具備される空間とを区画し得るように形成される。
詳しくは、前記ベースフレームは、ロアーフレーム33とアッパーフレーム34を含むことができる。
前記ロアーフレーム33は前記中央部311に装着され、前記本体部30の内部空間の一部を前後方向に区画する第1バリア331と、前記第1バリア331の両側端から延長される一対の第1サイドウォール332とを含むことができる。そして、前記第1バリア331の前面には、前記メインモーター35、ホイールモーターアセンブリ63、圧縮モーターアセンブリ323、及び障害物感知部材44をはじめとする前記掃除機1全般の駆動を制御するためのメインPCB301が設けられ得る。
前記第1バリア331の前面には下部着座部材300が設けられ得る。前記下部着座部材300は、前記集塵箱50の装着時に前記集塵箱50の側面を支持し得るように中央を陥没した形状に形成され得る。そして、前記第1バリア331の前面に装着された前記メインPCB301は前記下部着座部材300の内側に収容され得る。
前記第1バリア331の後面には前記メインPCB301に供給される入力電源のノイズを除去するためのノイズフィルタ302が設けられる。前記ノイズフィルタ302は、EMIフィルタであってよい。
このとき、前記メインPCB301とノイズフィルタ302との間における前記第1バリア331には、空気の流動通路となる第1バリアホール331aが形成される。したがって、前記第1バリアホール331aを通過する空気によって前記メインPCB301とノイズフィルタ302の自然な冷却が可能になる。
前記ロアーフレーム33は前記ベース31に装着された状態で上方と後方に開口され、前記ロアーフレーム33の上端にはアッパーフレーム34が装着される。そして、前記アッパーフレーム34は前記ロアーフレーム33の開口された上面を遮蔽して、前記バッテリユニット38とフィルタユニット39が収容される空間を形成する。そして、空気の吸込のためのメインモーター35が設けられる空間を形成する。
詳しくは、前記アッパーフレーム34はカバープレート341、第2バリア342、及び第2サイドウォール343を含むことができる。
前記第2バリア342は、前記本体部30の上部空間を前後に区画し、前方に前記集塵箱50と連結されるプレフィルタアセンブリ36が設けられる空間を形成し、後方に前記メインモーター35が設けられる空間を形成する。
そして、前記第2バリア342には第2バリアホール342aが形成されて、前記メインモーター35の駆動時に前記集塵箱50を通過した空気が前記プレフィルタアセンブリ36を通りながら微細ゴミがフィルタリングされ、前記プレフィルタアセンブリ36を通りながらフィルタリングされた空気は前記メインモーター35を通過する。
前記第2バリア342の両端には前方に延長された前方バリアウォール344が形成されて、前記プレフィルタアセンブリ36を収容する空間を形成する。
前記プレフィルタアセンブリ36は、前記集塵箱50に密着するプレフィルタケース361と、前記プレフィルタケース361に結合され、内部にフィルタ部材363が収容されるプレフィルタボディー362とを含むことができる。
前記プレフィルタケース361とプレフィルタボディー362は、結合された状態で内部に空間を形成して前記フィルタ部材363を収容することができ、互いに回転可能に結合して開閉されるように構成され得る。したがって、前記プレフィルタケース361を開放して前記フィルタ部材363を前記プレフィルタボディー362から取り外すことができる。
前記フィルタ部材363は、1次にゴミと異物をフィルタリングする前記集塵箱50で分離されなかった微細ゴミを2次にフィルタリングするためのものであり、前記メインモーター35の内側に流入する空気中の微細ゴミを除去できるように構成される。一方、前記フィルタ部材363と前記メインモーター35を通過した空気は、後で詳述するフィルタユニット39で超微細ゴミが3次にフィルタリングされ、前記バッテリユニット38を冷却した後に外部に排出され得る。
図6を参照して前記プレフィルタアセンブリ36をさらに詳しく説明すると、前記プレフィルタアセンブリ36は、前記プレフィルタボディー362の内側に前記フィルタ部材363が収容され、前記プレフィルタケース361によって遮蔽される構造を有する。
前記プレフィルタケース361は、前記プレフィルタアセンブリ36が前記アッパーフレーム34に装着された状態で前方に露出され得る。そして、前記プレフィルタケース361の前面は、前記集塵箱50の外側面に対応する曲面を有するように形成される。したがって、前記集塵箱50が前記本体部30に装着される時、前記プレフィルタケース361の露出された前面が前記集塵箱50の外側面を覆いながら支持するようになる。このとき、前記プレフィルタケース361の前面は前記集塵箱50の傾いた装着状態に応じて前記集塵箱50の外側面に接し得るように傾斜して形成され得る。したがって、前記集塵箱50が装着されると、前記プレフィルタケース361の前面によって前記集塵箱50は安定した支持状態を保つことができる。
前記プレフィルタケース361は、前記集塵箱50の吐出口512に対応する位置にフィルタホール361aが形成される。前記フィルタホール361aは前記吐出口512に対応する大きさ及び形状に形成され得る。そして、前記フィルタホール361aの周りには前記吐出口512の周りと密着するガスケット361bが形成されて前記集塵箱50と前記プレフィルタケース361とが密着し、空気の漏洩を防止する。
前記プレフィルタケース361にはロッカー溝361cがさらに形成される。前記ロッカー溝361cは、前記集塵箱50が前記本体部30に装着される時、前記集塵箱50の外側面に突出するように配置されるアッパーロッカー57を収容する。したがって、前記ロッカー溝361cは前記アッパーロッカー57の突出した形状に対応するように形成され得る。
そして、前記プレフィルタケース361の両側面には、前記プレフィルタボディー362を閉じた状態に維持させる第1拘束部361dが形成され得る。前記第1拘束部361dは、後述する第2拘束部362cが収容され得るように陥没した形状に形成され、前記第1拘束部361dには拘束突起361eが突出形成され得る。
一方、前記プレフィルタケース361の開口された後端の周りにはガスケット361gがさらに設けられ得る。前記ガスケット361gは前記第2バリア342の前面に密着して、前記プレフィルタアセンブリ36を通過する空気が漏れなく全て前記第2バリアホール342aを通過できるようにする。
前記プレフィルタケース361の下端には第1回転結合部361fが形成され得る。前記第1回転結合部361fは、前記プレフィルタケース361と前記プレフィルタボディー362を回転可能に連結するものであり、前記プレフィルタケース361の下端に一対が突出し得る。そして、一対の前記第1回転結合部361fの間には前記第2回転結合部362eが位置し、前記第2回転結合部362eの両端に前記第1回転結合部361fが回転可能に軸結合され得る。
前記プレフィルタボディー362は、前面が開口され、後面がグリル状に形成され、前記第2バリア342に密着するボディーグリル362aと、前記ボディーグリル362aの周りに沿って延長されて前記プレフィルタケース361を収容するボディー縁362bとで構成され得る。
前記ボディーグリル362aの周りには必要によってガスケットを具備し、前記第2バリア342と前記プレフィルタボディー362とを気密状態に密着させることができる。そして、前記ボディーグリル362aはグリル状に形成され、前記フィルタホール361aから流入した空気が前記フィルタ部材363を通過した後に前記第2バリアホール342aを通過できるようにする。
前記ボディー縁362bは前記プレフィルタケース361の外側面と密着し、プレフィルタケース361が傾斜した状態で結合され得るように下端の幅が上端の幅より大きく、側面は傾斜するように形成され得る。そして、前記ボディー縁362bの両側面には前記第1拘束部361dに着座する第2拘束部362cが形成され得る。
前記第2拘束部362cは、前記ボディー縁362bの両側から前方に突出形成され、前記第1拘束部361dの内側に収容され得る形状に形成され得る。そして、前記第2拘束部362cには拘束ホール362dが形成され、前記拘束ホール362dは、前記第2拘束部362cが前記第2拘束部362cに収容される際に前記拘束突起361eが挿入されて、前記プレフィルタケース361と前記プレフィルタボディー362が閉じた状態を維持できるようにする。
そして、前記ボディー縁362bの下端には前記第2回転結合部362eが形成され得る。前記第2回転結合部362eは前記第1回転結合部361fと回転可能に結合され、前記プレフィルタケース361と前記プレフィルタボディー362が下端の前記第1回転結合部361fと第2回転結合部362eを軸にして回転できるように構成される。したがって、前記プレフィルタケース361は前記プレフィルタボディー362の下端を基準に回転して開閉され、前記プレフィルタボディー362を開放して前記フィルタ部材363を入れ替えることができる。
前記フィルタ部材363は、色々な微細ゴミの捕集が可能な様々な形態のフィルタを用いることができ、前記プレフィルタボディー362の内側空間に収容され得る形状に形成され得る。
前記プレフィルタアセンブリ36は、前記フィルタ部材363が収容された状態で前記アッパーフレーム上に装着され、前記アッパーフレーム34に装着された状態で前記集塵箱50を支持し、前記集塵箱50を通過した空気を2次フィルタリングして前記メインモーター35に供給されるようにする。
前記第2バリア342の後面には一対の第2サイドウォール343が後方に延長され得る。前記第2サイドウォール343は、前記メインモーター35が配置される空間を形成し、同時にサブPCB305が配置される空間を形成することもできる。
詳しくは、一対の前記第2サイドウォール343の間には前記メインモーター35が設けられ、いずれか一つの第2サイドウォール343の外側面に前記サブPCB305が装着され得る。すなわち、図7に示すように、前記第2サイドウォール343を基準に前記メインモーター35とサブPCB305はそれぞれ区画した空間に配置され得る。
一方、前記第2バリアホール342aは一対の前記第2サイドウォール343の間の領域に形成され、したがって、第2バリアホール342aを通る空気は全て前記メインモーター35を通過できるようになる。
そして、前記アッパーフレーム34の底を形成する前記カバープレート341にはプレートホール341aが形成され得る。前記プレートホール341aは一対の前記第2サイドウォール343の間の領域に形成され得る。したがって、前記第2バリアホール342aから前記メインモーター35が収容される空間に流入した空気は、前記プレートホール341aからロアーフレーム33に形成された前記バッテリユニット38が収容される空間に流入し、前記バッテリユニット38を冷却することができる。
前記メインモーター35は前記アッパーフレーム34によって形成される空間に提供され、前記本体部30の重心及び前記移動輪60の中心よりも裏側に位置する。したがって、前記メインモーター35の装着構造上、外力が提供されない状態では前記メインモーター35の重さによって前記本体部30は後端が低くなる方向に回転するように荷重が加えられる。
そして、前記メインモーター35が前後方向に長く配置されることにより、前記移動輪60の回転中心よりも前記本体部30の重心を後方に位置させることができ、前記本体部30の時計回り方向の回転動作のための回転モーメントを提供することができる。
一方、前記メインモーター35は空気の流動を案内するケースの内部にファンとモーターが結合された構造を有する。このようなメインモーター35の構造は、空気の流動を強制し得る様々な構造を適用することができるだろう。
そして、前記メインモーター35は前記モーター支持部材351によって前記アッパーフレーム34上に固定装着され得る。前記モーター支持部材351はゴム又は弾性を有する素材で形成され、前記メインモーター35の駆動時に発生する振動を打ち消すことができ、それによる騒音を低減させることができる。
前記メインモーター35の後方には前記メインモーター35の少なくとも一部を覆うモーターカバー352がさらに設けられ得る。前記モーターカバー352には複数のホールが形成され、前記メインモーター35によって強制送風される空気が通過し得る。そして、前記モーターカバー352と前記メインモーター35との間には吸音材がさらに設けられて、前記メインモーター35の駆動時に発生する騒音を低減させることができる。
そして、前記メインモーター35は、前記アッパーフレーム34に形成された空間において前記サブPCB305が設けられる一側方に偏るように配置される。すなわち、前記メインモーター35は、一対の前記第2サイドウォール343のうち、前記サブPCB305が装着された第2サイドウォール343に隣接するように配置される。したがって、前記メインモーター35と、前記第2サイドウォール343のうち、前記サブPCB305から遠い側の前記第2サイドウォール343との間には相対的に広い空間が形成され得る。
前記プレートホール341aの少なくとも一部は、前記メインモーター35と遠い位置の前記第2サイドウォール343との間の領域から露出され得る。また、前記第1バリアホール331aも前記プレートホール341aと同一延長線の領域に形成され得る。
したがって、前記メインモーター35を通って排出される空気は、前記モーターカバー352から吐き出され、両側方向のうちの一側方向は、隣接した第2サイドウォール343によって遮られているので、前記プレートホール341aが形成された他側の第2サイドウォール343の間の空間に自然に流動し、前記第1バリアホール331aまで空気が円滑に流動し得るようにすることによって流動騒音を低減させることができる。
一方、前記アッパーフレーム34にはフレームカバー36が設けられ得る。前記フレームカバー36は前記アッパーフレーム34の開口された上面を遮蔽するように構成され得る。したがって、前記フレームカバー36が装着された状態では前記メインモーター35が収容される空間を密閉させることができ、前記メインモーター35の駆動によって前記第2バリアホール342aから流入する空気は、前記メインモーター35を通って前記プレートホール341aから全て排出され得る。
一方、一対の前記第2サイドウォール343のうち、一側の第2サイドウォール343にはサブPCB305が設けられ得る。前記サブPCB305は、前記吸込装置20内部のアジテーターを駆動させ得るサブモーター201の駆動を制御する。前記サブモーター201は、安価で且つ制御が容易なBLDCモーターを使用することができ、前記サブPCB305は入力電源を前記サブモーター201に適するように減圧して供給することができる。
前記サブPCB305は、前記アッパーフレーム34上において前記メインPCB301と別の空間に分離提供することにより、必要によって装着することができる。すなわち、前記吸込装置20に前記サブモーター201が提供されない場合にはサブPCB305を装着しなくてすみ、前記メインPCB301を共用として使用することができる。
一方、前記掃除機本体10の上部はアッパーデコ37によって形成され得る。前記アッパーデコ37は、前記ベース31の開口された上方を遮蔽して、前記ベース31に装着された内部構成を遮蔽することができる。そして、前記アッパーデコ37は、前記掃除機本体10の上面一部の外観を形成するものであり、前記カバー部材40によって遮蔽される部分、移動輪60、集塵箱50を除く残りの前記掃除機本体10の上部外観を形成する。
そして、前記アッパーデコ37は後述するロアーデコ315に結合され、前記ロアーデコ315と結合して前記掃除機本体10の側面外観の一部を形成することもできる。
図9は、前記掃除機本体と移動輪及び感知部の結合構造を一方向から見た分解斜視図である。そして、図10は、前記掃除機本体と移動輪及び感知部の結合構造を他の方向から見た分解斜視図である。図11は、前記掃除機本体とホイールギアアセンブリの装着状態を示す側面図である。そして、図12は、前記掃除機本体の側面図である。
図示のように、前記ベース31の両側端には上方に延長形成される一対のサイド部316が形成される。前記サイド部316は、前記移動輪60、及び該移動輪60の駆動のためのホイールモーターアセンブリ63が装着される空間を提供することができる。前記サイド部316は、左右両側に一対が設けられ、前記ホイールモーターアセンブリ63と前記移動輪60が装着される構造は同一であってよい。
前記サイド部316は、前記移動輪60の中心よりは高い位置まで延長され、前記移動輪60の大きさよりは小さく形成され得る。前記サイド部316の中央には、前記移動輪60が回転可能に装着され得るホイールボス316aが設けられ得る。前記ホイールボス316aは前記サイド部316から前記移動輪60の中心方向に延長され得る。前記ホイールボス316aに前記移動輪60が装着された状態で前記移動輪60はホイールモーターアセンブリ63及びホイールギア64によって回転し得る。そして、前記掃除機本体10も前記ホイールボス316aを軸にして回転可能な状態になり得る。
そして、前記ホイールボス316aの側方には前記ホイールモーターアセンブリ63が設けられ得る。前記移動輪60が前記ホイールボス316aに装着されると、前記ホイールモーターアセンブリ63は前記移動輪60によって遮蔽され得る。すなわち、前記ホイールモーターアセンブリ63は前記サイド部316と前記移動輪60とが形成する空間に設けられ得る。
前記ホイールモーターアセンブリ63は、ホイールモーター632、ホイールモーターケース631、及び前記ホイールモーターケース631の内部に設けられ、前記ホイールギア64に動力を伝達する複数のムービングギア(図示せず)を含んでなり得る。
前記ホイールモーター632は、回転の制御が容易であるとともに軽いBLDCモーターで構成され得る。そして、前記ホイールモーター632の回転軸と前記移動輪60のホイールギア64とを連結する複数のムービングギアは、前記ホイールモーター632の回転を減速させて前記移動輪60に伝達する。
一方、前記ホイールモーターアセンブリ63は前記移動輪60の回転中心よりも後方に装着され得る。詳しくは、前記ホイールモーターケース631には内側に陥没したケース装着溝633が形成され得る。前記ケース装着溝633は前記ホイールボス316aに対応する形状で陥没し、前記ホイールボス316aの少なくとも一部が収容され得るように形成される。すなわち、前記ホイールモーターアセンブリ63が装着された状態で前記ケース装着溝633は前記ホイールボス316aの外側面の後半部を覆うように装着され、前記ホイールボス316aの後方側に配置される。したがって、前記ホイールモーターアセンブリ63は前記掃除機本体10に装着された状態で、前記掃除機本体10の重心がよりも後方に位置するようにし得る。
そして、前記ホイールモーター632は前記ホイールモーターケース631の下部に位置し、複数のムービングギアは前記ホイールモーターの上方に位置する。すなわち、相対的に重い前記ホイールモーター632を下方に配置することによって、前記掃除機本体10の重心をより下方に位置させることができる。
前記サイド部316には前記移動輪60の外側に露出される前記本体部外観を形成するロアーデコ315が装着され得る。前記ロアーデコ315は前記移動輪60の周りの少なくとも一部に沿って形成され、前記移動輪60の曲面と連続する曲面を有するように形成されて滑らかな外観を形成することができる。
前記サイド部316の内側面、すなわち、前記ホイールボス316aが形成される面の反対面には、上下方向に延長される複数の補強リブ316bがさらに形成され得る。前記複数の補強リブ316bが形成されることにより、側方向に加えられる荷重によって前記サイド部316が破損することを防止する。そして、前記移動輪60の安定した結合状態を維持させることができる。
一方、前記サイド部316の内側面の一側には感知部306がさらに設けられ得る。前記感知部306は、前記掃除機本体10の動き状態又は様子を感知して前記移動輪60の駆動を制御できるようにする。前記感知部306は、前記掃除機本体10の動きを感知するためのものであり、通常使用されるジャイロセンサー又は加速度センサーを含むことができる。勿論、前記感知部306は、ジャイロセンサーと加速度センサーの他に、前記本体10の動きを感知できる様々なセンサー又は装置が使用されてもよい。
前記感知部306は前記サイド部316の内側面の上部に装着され得る。前記感知部306は、ジャイロセンサーが実装された感知PCB306aと、前記感知PCB360aが固定され、前記サイド部316に装着される感知部固定部材306bとを含んでなり得る。そして、感知部固定部材306bには一対の固定フック306cが設けられて、前記サイド部316に形成される感知部固定口316cに挿入固定され得る。
一方、前記感知PCB360aは、両側に設けられる前記ホイールモーター632の駆動を制御するように構成され得る。すなわち、前記ジャイロセンサーと前記ホイールモーター632を制御するための構成を一つのPCBで構成することが可能だろう。
このように、前記感知部306は前記サイド部316に固定装着され、前記感知部306の装着位置は、前記掃除機本体10の回転軸となる前記移動輪60の回転中心から離れた一側にすることができる。したがって、前記掃除機本体10の走行又は停止時に前記掃除機本体10の回転角度、すなわち、傾きを効果的に感知することができる。
前記掃除機本体10が停止した状態では重心が前記移動輪60の中心を基準に後方に位置する。したがって、前記掃除機本体10は前記移動輪60の中心を基準に時計回り方向に回転しようとする状態を維持する。そして、前記掃除機本体10は地面に接するリアホイールユニット70によって支持される状態を維持する。したがって、前記掃除機本体10の底面、特に前記前半部312は所定の角度を維持することができる。
このような状態で前記感知部306は前記掃除機本体10の勾配、すなわち、前記前半部312の角度から、前記掃除機本体10が走行中ではなく停止状態であることを判断する。
詳しくは、前記移動輪60の中心を基準に後方には前記ホイールモーターアセンブリ63、バッテリユニット38及びメインモーター35が配置され得る。したがって、前記掃除機本体10の重心Gは前記移動輪60の回転中心Cよりも後方に位置し、自然に、前記掃除機本体10が前記移動輪60の回転中心を基準に時計回り方向に回転しようとする状態となる。
そして、前記ベース31の後半部313に装着されたリアホイールユニット70によって前記掃除機本体10の後半部が支持され得る。したがって、前記掃除機本体10が過度に時計回り方向に回転せず、設定された角度αを安定的に維持することができる。
特に、前記掃除機1の特性上、使用後にゴミが前記集塵箱50に積もるが、このような点を考慮して、前記掃除機本体10の重心が常に後半部に位置し、前記リアホイールユニット70によって支持されることによって、ゴミの量に関係なく、前記掃除機本体10が停止した状態では前記掃除機本体10が地面と一定の勾配を維持することができる。
このような状態で前記感知部306は前記前半部312の角度を感知して、設定された角度αを維持することを確認すると、前記掃除機本体10が停止した状態で設定された姿勢を維持していることを判断する。したがって、前記メインPCB301は前記ホイールモーターアセンブリ63を動作させず、停止状態に維持させる。
一方、ユーザが前記掃除機1の使用のために前記ハンドル23を取って前方に移動させると、前記ハンドル23の位置上、前記掃除機本体10には傾きが発生する。すなわち、前記前半部312がさらに下方に移動するように前記掃除機本体10は反時計回り方向に回転する。
この時、前記感知部306では前記前半部312の角度変化を感知し、角度の変化によって前記掃除機1の移動が始まったことを判断する。したがって、前記メインPCB301では前記掃除機本体10が移動すると判断し、前記ホイールモーターアセンブリ63を駆動させて前記移動輪60を回転させることができる。
そして、前記掃除機本体10の移動が停止すると、前記掃除機本体10は重心によって最初の状態に回転し、前記感知部306は、前記前半部312の角度が停止時の設定された角度αと一致することを確認する。したがって、前記メインPCB301では前記掃除機本体10の移動が完了したと判断し、前記ホイールモーターアセンブリ63を停止させることができる。
一方、図10に示すように、前記掃除機本体10の底面、すなわち、前記ベース31の中央部311と前半部312及び後半部313は、所定の角度を有することができる。前記中央部311と前半部312及び後半部313の角度は、様々に設定することができる。以下では、前記掃除機本体10が移動しないで停止した状態における、前記ベース31の角度について説明する。
例えば、前記前半部312は地面を基準に27°の角度で傾斜するように形成され得る。前記前半部312が27°の角度で傾斜することにより、前記吸込ホース24を引いて前記掃除機本体10が回転しても、できるだけ前記前半部312が地面にぶつからないようにすることができる。勿論、突然の操作で前記前半部312が地面に当たることもあるが、その時には、前記フロントホイール312aの転動によって前記掃除機本体10の移動を円滑にすることができる。また、前記前半部312は、傾斜により、掃除機本体10の走行中にカーペットや敷居などを容易に乗り越えることができる。
そして、前記掃除機本体10が停止した状態で前記中央部311は地面を基準に7°の角度で傾斜するように形成され得る。前記ホイールモーター632の駆動によって前記移動輪60が回転して前記掃除機本体10が走行する時、前記掃除機本体10は略7°の角度だけ反時計回り方向に回転し、したがって、前記掃除機本体10が走行中の状態で前記中央部311は地面と水平な状態を維持し、室内の異物などに掃除機の底が引っかかることを防止することができる。
そして、前記掃除機本体10が停止した状態で前記後半部313は地面を基準に10°の角度で傾斜するように形成され得る。したがって、前記掃除機本体10が停止した状態で後方に偏心した前記掃除機本体10の重心によって前記掃除機本体10が時計回り方向に回転して前記地面に着座した状態となるようにする。
すなわち、停止した状態で前記掃除機本体10は重心によって既に前記後半部313が下降した状態となり、前記集塵箱50に保管されたゴミの量に関係なく前記リアホイールユニット70によって安定した支持状態を保つことができる。
また、傾斜した前記後半部313によって、前記吸込ホース24を引いて前記掃除機本体10が回転する時、地面と前記後半部313がぶつかって前記掃除機本体10の回転が制限されることを防止することができる。
一方、前記移動輪60は前記サイド部316のホイールボス316aに回転可能に装着され、前記ホイールギア64が装着されるホイールフレーム61と、該ホイールフレーム61の外側面に結合されて前記移動輪60の外観を形成するホイールデコ62とを含むことができる。
前記ホイールフレーム61は前記移動輪60の実質的な骨格を形成し、地面と接して転動するものであり、内側面と外側面全体に強度を補強するためのリブ611が放射状に多数個設けられ得る。また、前記ホイールフレーム61の中央には、前記ホイールギア64が固定されるホイールギア装着部612が形成される。前記ホイールギア64は前記ホイールフレーム61に固定された状態で前記ホイールボス316aに回転可能に装着され得る。
一方、前記ホイールデコ62の中央にはホイールオープニング621が形成され、前記ホイールオープニング621を通じて、前記ホイールギア64と前記ホイールフレーム61とを結合させる結合部材を締め付けることができる。そして、前記ホイールオープニング621にはホイールキャップ623が装着されて、前記ホイールオープニング621を遮蔽することができる。
一方、図11を参照して説明すると、前記掃除機本体10は、前記移動輪60の回転中心Cを基準に地面(又は、掃除面)と垂直に延長される垂直延長線LVによって前方と後方に分けられる。
そして、前記掃除機本体10は、前記メインモーター35とバッテリユニット38との間を基準に地面(又は、掃除面)と水平に延長される水平延長線LHによって上方と下方とに分けることができる。
前記垂直延長線LVと水平延長線LHによって前記掃除機本体10は4個の領域、すなわち、4つの象限に仕切られ得る。以下では、前記掃除機本体10の主要構成を前記垂直延長線LVと水平延長線LHを基準に説明する。
前記メインモーター35は、前記掃除機本体10の第1象限、すなわち、前記垂直延長線LVの後方及び水平延長線LHの上方に位置し得る。そして、前記バッテリユニット38は、前記掃除機本体10の第4象限、すなわち、前記垂直延長線LVの後方及び水平延長線LHの下方に位置し得る。そして、前記コネクタ401又は前記吸込ホース24が連結される地点のホールは、前記掃除機本体10の第2象限、すなわち前記垂直延長線LVの前方及び前記水平延長線LHの上方に位置し得る。そして、前記集塵箱50の底面の少なくとも一部は、前記掃除機本体10の第3象限、すなわち前記垂直延長線LVの前方及び前記水平延長線LHの下方に位置し得る。
このような配置によって前記掃除機本体10の全体的な重心Gは前記垂直延長線LV上の後方に位置し得る。このとき、前記重心Gは、前記水平延長線LHの上方又は下方のいずれに位置してもよいが、前記掃除機1の走行が停止した状態で前記掃除機本体10の後端又はリアホイールユニット70が地面に接するように回転し得る地点に位置しなければならない。
また、前記重心Gは、前記掃除機1の使用によって前記集塵箱50の内部に集塵されたゴミの量に関係なく、前記掃除機1の走行が停止した状態では前記掃除機本体10の後端又はリアホイールユニット70が地面に接し得るように配置され得る。
また、前記ホイールモーターアセンブリ63も前記垂直延長線LVの後方に位置して、重心Gの後方配置を一層容易にさせることができる。
図13は、前記掃除機本体の下面図である。そして、図14は、本発明の実施例に係るリアホイールユニットの結合構造を示す分解斜視図である。そして、図15は、前記リアホイールユニットの作動状態を示す断面図である。
図示のように、前記ベース31にはリアホイールユニット70が設けられ得る。前記ベース31の中央部311の後端には、内側に陥没したベース陥没部311bが形成される。そして、ベース陥没部311bの両側面の前端には、前記リアホイールユニット70の装着のためのホイール装着部311cが形成される。
前記リアホイールユニット70は、前記掃除機本体10が移動しない状態で地面に接して、前記掃除機本体10が設定された姿勢を保つようにする。そして、前記リアホイールユニット70は、前記前半部312が持ち上がるように前記掃除機本体10が回転する状態で、地面に接すると同時に前記掃除機本体10の逆方向回転のための弾性を提供し、前記掃除機本体10が過度に回転したり転倒することを防止することができる。
前記リアホイールユニット70はホイールサポータ71とリアホイール72を含むことができる。前記ホイールサポータ71は、前記リアホイール72が回転可能に装着されるようにし、且つ前記ベース31の下面に接して所定の弾性を提供することができる。
詳しくは、前記ホイールサポータ71は、左右両側に一対が提供されるレッグ73と、前記レッグ73の前端を連結し、前記リアホイール72が装着されるホイール収容部74と、前記レッグ73の間に提供され、前記ベース31に接して弾性を提供する弾性部75とを含んでなり得る。
前記レッグ73は、前記ホイールサポータ71の装着のためのものであり、互いに離隔された両側にそれぞれ設けられ得る。前記レッグ73の上端には外側に突出したレッグ突起731が形成され得る。前記レッグ突起731は前記ホイール装着部311cの内側に挿入され、前記ホイールサポータ71は前記レッグ突起731を軸に回転可能に装着され得る。
前記ホイール収容部74は前記一対のレッグ73の前端に設けられ、前記一対のレッグ73の間を連結するように構成される。そして、前記ホイール収容部74は下方に開口された形状に形成され、前記リアホイール72が収容され得る空間を提供する。そして、前記ホイール収容部74の両端には、前記リアホイール72の回転軸721が回転可能に連結された軸装着部741がさらに形成され得る。したがって、前記リアホイール72は前記ホイール収容部74の内側に収容された状態で回転し得る。
前記弾性部75は前記レッグ73の間に設けられ、前記レッグ73の前半部から後半部に向かって延長され得る。そして、前記弾性部75は、延長された端部が前記ベース31に向かうように所定の曲率を有するように延長され得る。また、前記弾性部75は板状に形成され、前記ベース31に接する際に弾性変形されるように延長され得る。
前記弾性部75は前記掃除機1が停止した状態で前記延長された端部が前記ベース31に接することができ、この際、前記リアホイール72は地面に接することができる。したがって、前記掃除機本体10は、一対の前記移動輪60と前記移動輪60の後方の前記リアホイール72によって支持されて、安定した状態を維持することができる。
そして、前記掃除機本体10を移動操作して前記掃除機本体10が前記移動輪60を軸にして回転すると、前記弾性部75が弾性変形され、前記掃除機本体10の過度な回転や転倒を防止することができる。そして、前記掃除機1が移動後に停止して前記掃除機1を回転させる外力が除去されると、前記弾性部75の復原力によって前記掃除機本体10は元の位置に復帰する。
一方、前記電源供給端子307に対応する前記ベース31の一側には、前記電源供給端子307が装着される下方から露出され得るように端子装着部311aが形成される。前記端子装着部311aは、下面が開口されるように形成され、内部に前記電源供給端子307が設けられ得る。そして、前記端子装着部311aは一側の前記移動輪60と隣接した位置に設けられ、したがって、充電装置に前記移動輪60を着座して固定することによって前記電源供給端子307と前記充電装置とを整列させることができる。
図16は、前記掃除機本体のリアカバーが開放された後面図である。そして、図17は、本発明の実施例に係るバッテリ及びフィルタの結合構造を示す分解斜視図である。
図示のように、一方、前記掃除機本体10の後面にはリアカバー314が設けられ得る。前記リアカバー314は、前記ベース31に回転可能に装着することができ、回転によって、前記ベース31及びアッパーデコ37が形成する前記リアオープニング317を開閉し得るように構成する。
前記リアカバー314の上端には前記アッパーデコ37の後端に選択的に固定されるリアカバー拘束部314aが形成され得る。したがって、前記リアカバー拘束部314aの操作によって前記リアカバー314の開閉を操作することができる。
そして、前記リアカバー314の下端の両側にはカバー回転軸314bが突出形成される。前記カバー回転軸314bは前記ベース31に結合され、前記リアカバー314の開閉時に前記リアカバー314が前記カバー回転軸314bを中心に回転して前記リアオープニング317を開閉できるようにする。
一方、前記掃除機本体10の後半部、すなわち、前記移動輪60の中心から後方には、フィルタユニット39及びバッテリユニット38が設けられる空間が形成され得る。そして、前記フィルタユニット39及びバッテリユニット38が収容される空間は前記ロアーフレーム33によって定義され得る。前記ロアーフレーム33は第1バリア331と第1サイドウォール332を含み、前記ベース31と前記アッパーフレーム34の結合によって、前記フィルタユニット39及びバッテリユニット38が設けられる空間を形成することができる。
前記フィルタユニット39は、外形を形成するフィルタケース391と、前記フィルタケース391の内部に設けられるフィルタ部材392とを含むことができる。前記フィルタ部材392は、前記集塵箱50とメインモーター35を通過した空気中の超微細ゴミ(ゴミ及び微細ゴミよりも小さい粒子のゴミと定義する。)をフィルタリングするためのものであり、一般にHEPAフィルタを使用することができる。勿論、必要に応じて前記フィルタ部材392は超微細ゴミをフィルタリングし得る種々のフィルタが使用されてもよい。
前記フィルタケース391は前記空間の上部に配置され、装着された状態で前記アッパーフレーム34の底面に接するように構成され得るる。したがって、前記アッパーフレーム34のプレートホール341aから前記空間に流入する空気は全て前記フィルタユニット39を通りながら浄化され、前記バッテリユニット38の冷却後に外部に吐き出され得る。
そして、前記プレートホール341aを通って前記空間の内部に流入した空気の一部は、前記第1バリア331の第1バリアホール331aを通って前方に移動でき、この過程で前記ノイズフィルタ302及び前記メインPCB301を冷却させることができる。
前記フィルタケース391の後端にはフィルタ取っ手393が形成され、前記リアカバー314の開放時にフィルタ取っ手393が露出されて、ユーザが前記フィルタ取っ手393を取って引き寄せて前記フィルタユニット39を前記空間から分離することができる。
そして、前記フィルタケース391の両側面にはフィルタ溝394が形成され得る。前記フィルタ溝394は前記フィルタケース391の後端から長さ方向に延長され、前記第2サイドウォール343に形成されるフィルタガイド333に挿入され得る。
すなわち、前記フィルタケース391は、前記空間に装着される時、両側面に形成された前記フィルタガイド333の間に前記フィルタ溝394を整列した状態で挿入させる。したがって、前記フィルタケース391は前記フィルタガイド333に沿って前記空間の内部に完全に挿入され、このような状態で前記アッパーフレーム34の底面に接するように装着された状態を維持することができる。
前記バッテリユニット38は前記真空掃除機1の駆動全般に必要な電源を供給することができる。前記バッテリユニット38は充電及び放電可能な2次電池で構成され得る。勿論、前記バッテリユニット38には商用電源を供給するための電源コード(図示せず)が別途に連結されてもよい。
一方、図示してはいないが、前記バッテリユニット38が設けられないモデルの場合には、前記バッテリユニット38の代わりに、電源を供給する電線が巻き取られたコードリール(図示せず)が配置されてもよいだろう。前記コードリールによって重心を後方へ移動させることができる。
前記バッテリユニット38は、バッテリケース381と、前記バッテリケース381の内部に収容される2次電池とで構成され得る。前記2次電池383は前記バッテリケース381の内部に整列された状態で配置され得る。
前記バッテリケース381は、前記空間に収容可能な大きさに形成され、上面と下面、及び前記リアカバー314と対応する位置にバッテリグリル381aが形成され得るだろう。したがって、前記フィルタユニット39を通過して前記空間内部に流入した空気は、前記バッテリグリル381aを通って前記バッテリケース381の内部を通過しながら前記2次電池383を冷却させることができる。
そして、前記バッテリケース381の後面には、前記バッテリユニット38を前記空間から挿入・引出する時にユーザが把持できるバッテリ取っ手382が形成され得る。そして、前記バッテリケース381の両側面にはバッテリ溝384が形成され得る。前記バッテリ溝384は、前記バッテリケース381の両側面で陥没し、前端から後方に向かって延長され得る。
前記バッテリ溝384は前記第1サイドウォール332の下部に形成されるバッテリガイド334が挿入されるものであり、前記バッテリユニット38の装着時に前記バッテリガイド334を前記バッテリ溝384に沿って挿入させ、前記バッテリユニット38を正確に装着することができる。
一方、前記第1サイドウォール332の両側の前記バッテリガイド334にはそれぞれ、バッテリ拘束部335とバッテリ拘束部材336が設けられ得る。前記バッテリ拘束部335とバッテリ拘束部材336は、前記バッテリユニット38を前記空間の内部に装着された状態に維持させるものであり、相対向する位置に位置して、前記バッテリケース381の両側面に形成されるバッテリ拘束溝385に係止拘束され得る。
詳しくは、前記バッテリ拘束部335は、前記第1サイドウォール332の一部が切開されて第1弾性部335aを形成し、前記第1弾性部335aの端部には第1拘束突起335bが形成され得る。したがって、前記バッテリユニット38が挿入される過程で前記第1弾性部335aは弾性変形され、前記バッテリユニット38が完全に挿入されると、前記第1拘束突起335bが前記バッテリ拘束溝385に係止拘束されて前記バッテリユニット38の一側を拘束することができる。
一方、前記バッテリ拘束部材336は、前記バッテリ拘束部335と向かい合う前記第1サイドウォール332に固定装着される。前記バッテリ拘束部材336が装着される前記第1サイドウォール332には、前記バッテリ拘束部材336と対応する形状に形成されるサイドホール334aが開口される。そして、前記サイドホール334aには、前記バッテリ拘束部材336の周りを圧入固定させ得る拘束部材固定部334bが形成され得る。したがって、前記バッテリ拘束部材336を圧入によって固定装着することができ、前記拘束部材固定部334bの端部にはフックを形成されて、前記バッテリ拘束部材336が固定された状態を維持することができる。
前記バッテリ拘束部材336は、前記バッテリ拘束部335とは異なる異種の素材で成形され得る。例えば、前記バッテリ拘束部335は、前記ロアーフレーム33と一体に成形され、ABS素材で射出形成され得る。そして、前記バッテリ拘束部材336はPOM素材で射出形成され得る。前記バッテリ拘束部材336と前記バッテリ拘束部335とが異なる素材で形成され、別個として構成されることにより、前記バッテリユニット38装着時に拘束部位の破損を防止し、より効果的に結合されるようにする。
前記バッテリ拘束部材336は、前記サイドホール334aと対応する四角形状に形成される拘束部材縁336aを含むことができ、前記拘束部材縁336aは、前記バッテリ拘束部335の周りによって、前記サイドホール334aに固定装着された状態を維持する。そして、前記バッテリ拘束部材336は第2弾性部336bと前記第2拘束突起336cを含むことができる。
前記第2弾性部336bと第2拘束突起336cは、前記第1弾性部335a及び前記第1拘束突起335bと対応する形状に形成され得る。すなわち、前記第2弾性部336bは、前記バッテリ拘束部材336の内側を切開して形成され、所定の長さに延長されて弾性を有することができる。そして、延長された前記第2弾性部336bの端部には第2拘束突起336cが形成され得る。
したがって、前記バッテリユニット38が挿入される過程で前記第2弾性部336bは弾性変形され、前記バッテリユニット38が完全に挿入されると、前記第2拘束突起336cが前記バッテリ拘束溝385に係止拘束されて前記バッテリユニット38を拘束することができる。
一方、前記第1バリア331の下端には、前記バッテリユニット38が完全に挿入された状態で前記バッテリユニット38と連結されるバッテリ端子331bが設けられ得る。前記バッテリ端子331bは、前記バッテリユニット38の挿入方向に突出し、前記バッテリユニット38の前面と結合されるように構成され得る。そして、前記バッテリ端子331bは前記バッテリユニット38と電気的に連結されて、前記掃除機1の内部構成の駆動のための電源を供給することができる。
前記リアカバー314によって遮蔽される前記リアオープニング317の上方にはホルダー371が設けられ得る。前記ホルダー371は、前記掃除機1の非使用時に前記延長管22を固定装着して収納可能にするものであり、前記開口された上方から下方に向かって内部が、開口371aが狭くなるように形成され得る。
そして、前記ホルダー371は前記アッパーデコ37とは別に成形され、前記アッパーデコ37に挿入装着され得る。そして、前記延長管ホルダー371はホルダー固定部材371bによって前記本体部30にさらに固定され、前記延長管22の装着による衝撃及び荷重発生時に破損を防止する。前記ホルダー371は金属素材で形成され得る。前記ホルダー371はダイカストによって成形され、より高い強度を有することができる。
図18は、前記バッテリが装着される前の状態の前記掃除機本体の断面図である。そして、図19は、前記バッテリが装着された状態の前記掃除機本体の断面図である。
図18に示すように、前記バッテリユニット38が装着される前には前記バッテリ拘束部335とバッテリ拘束部材336とが向かい合う位置に配置される。そして、前記第1弾性部335aと第2弾性部336bは外力が加えられていない状態であり、前記第1拘束突起335bと第2拘束突起336cは前記ロアーフレーム33の内部空間に突出した状態となる。
このような状態でユーザは前記リアカバー314を開放して前記空間を露出させ、前記バッテリユニット38を装着することができる。前記リアカバー314の開放後に、前記バッテリユニット38を前記空間の内側に挿入する。この時、前記バッテリユニット38は、前記バッテリガイド334とバッテリ溝384を整列させた状態でスライディング挿入することができ、前記バッテリユニット38が完全に挿入されると、前記バッテリユニット38の前面は前記バッテリ端子331bと結合して、前記掃除機本体10内部の構成に電源を供給することができる。
前記バッテリユニット38が完全に挿入されて装着された状態では、図19に示すように、前記バッテリユニット38の前面は前記第1バリア331に接する状態となる。前記バッテリユニット38の挿入過程で前記第1弾性部335aと第2弾性部336bは外側方向に弾性変形される。そして、前記バッテリユニット38が挿入された状態では、前記バッテリケース381の両側面に形成されたバッテリ拘束溝385に前記第1拘束突起335b及び第2拘束突起336cが挿入されて、固定状態に維持させる。
図20は、前記カバー部材の斜視図である。そして、図21は、前記カバー部材の分解斜視図である。そして、図22は、前記カバー部材と障害物感知部材の結合構造を示す部分横断面図である。
図示のように、前記カバー部材40は、前記掃除機本体10の上部を形成し、前記アッパーデコ37の上端及び前記集塵箱50の上端を遮蔽する構造を有するように形成され得る。
前記カバー部材40は、全体的に、カバーベース42とアウトカバー43とで構成され得る。前記カバーベース42は前記アウトカバー43の下面を形成し、前記集塵箱50と前記本体部30の開口された上面を実質的に遮蔽する。
前記カバーベース42の後端にはカバー部材結合部421が形成され、前記カバー部材結合部421は前記本体部30の上端、より詳しくは、前記アッパーデコ37の後端に軸結合し得る。そして、前記カバーベース42の前端には前記コネクタ401と連結されるコネクティングホール422が形成され得る。
前記カバーベース42には障害物感知部材44が設けられ得る。前記障害物感知部材44は、前記掃除機本体10の走行中に障害物を確認できるものであり、前記カバーベース42の前面に沿って配置され得る。
前記障害物感知部材44は複数個が設けられ、前記カバーベース42の前面中央、すなわち、前記コネクタ401を基準に左右両側に複数個が設けられ得る。すなわち、前記障害物感知部材44は、カバーベース42の中央を基準に左右両側に2個ずつ設けられ、それぞれの前記障害物感知部材44はレーザーセンサー441によって略25゜角度の感知範囲を有するように構成され得る。そして、複数の前記障害物感知部材44は、隣り合う障害物感知部材44と互いに異なる方向を見るように配置されてもよい。
前記障害物感知部材44は、前方センサー44b,44cと、側方センサー44a,44dとで構成され得る。前記前方センサー44b,44cは、前記掃除機本体10の前方に位置している障害物を感知するためのものであり、前記掃除機本体10の走行中に前方に障害物が現れる場合、それを感知する。そして、前記側方センサー44a,44dは、前記掃除機本体10の側方に位置している障害物を感知するためのものであり、前記掃除機本体10の走行中に前記掃除機本体10に近接している側方に障害物が現れる場合、それを感知することができる。特に、前記側方センサー44a,44dは、前記前方センサー44b,44cとの組合せによって、掃除機本体10が壁面の隅にひっかかることなく走行できるようにする。
さらに云うと、前記前方センサー44b,44cは、前記コネクタ401を中心に左右両側に位置するが、前方と側方との間の対角線方向に向かって光線を照射するように配置され得る。すなわち、図22に示すように、両側の前記前方センサー44b,44cの中心は、前記コネクタ401の中心を基準に時計回り方向及び反時計回り方向にそれぞれ45°の角度で回転した位置に配置され得る。したがって、両側の前記前方センサー44b,44cの中心は互いに90°の角度をなすことができる。
そして、前記障害物感知部材44の感知範囲はそれぞれ略25°の角度であるので、前記前方センサー44b,44cの間には非感知領域Sが発生する。前記非感知領域Sは65°の角度を有することができる。前記非感知領域Sは、前記掃除機本体10の走行中に前記吸込ホース24が位置し得る領域であり、前記前方センサー44b,44cが前記吸込ホース24を障害物として認識することを防止するためのものである。すなわち、ユーザが前記掃除作業中に前記吸込ホース24を移動操作しても、前記前方センサー44b,44cが前記吸込ホース24を障害物として誤認識して前記掃除機本体10が異常走行することを防止することができる。
前記側方センサー44a,44dは、前記前方センサー44b,44cよりも後方に位置し、前記掃除機本体10の側方に向かって光線を照射するように配置される。すなわち、前記コネクタ401の中心を基準に前記側方センサー44a,44dは略90°の角度をなすように両側に配置され得る。したがって、前記側方センサー44a,44dは前記掃除機本体10の側方に現れる障害物を感知することができる。
一方、前記側方センサー44a,44dは、前記前方センサー44b,44cの感知距離よりも短い感知距離を有するように構成され得る。例えば、前記前方センサー44b,44cは、前方に略600mmまでの感知距離L1を有するように構成されるが、前記側方センサー44a,44dは、側方に略350mmまでの感知距離L2を有するように構成され得る。
前記掃除機本体10の前方に位置している障害物は、前記掃除機本体10の走行過程中に干渉となる可能性が高いので、遠い距離までの障害物を感知するようにし、側方に位置している障害物の場合、掃除機本体10の走行過程中に干渉となる可能性が高くないので、遠い距離の側方障害物まで障害物として認知すると、前記掃除機本体10の正常走行が不可能になることもある。
特に、前記側方センサー44a,44dの感知距離L2を前方センサーの感知距離L1より短く設定すると、前記掃除機本体10が壁面又は隅から抜け出る際に円滑な脱出を可能にし得る。
一方、前記障害物感知部材44は、レーザーセンサー441と、前記レーザーセンサー441が装着されるセンサー基板442とを含むことができ、前記センサー基板442には、前記レーザーセンサー441の駆動及び制御のための素子がさらに装着され得る。勿論、前記障害物感知部材44は、前記レーザーセンサー441の代わりに、前方の障害物を感知できる超音波センサーや近接センサー及びビジョンカメラなどの様々な手段が使用されてもよい。
そして、前記カバーベース42と前記アウトカバー43との間には、前記カバー部材40の選択的な拘束を可能にするロッキングアセンブリ80がさらに設けられ得る。前記ロッキングアセンブリ80は、押下部材81と、前記押下部材81と連動して動作するメインリンク83及びサブリンク84を含むことができる。
前記アウトカバー43は、前記カバー部材40の外形を形成するものであり、前記カバー部材40が閉じた状態で前記掃除機本体10の上部外観を形成する。前記アウトカバー43の前端には、前記吸込ホース24のフィッティング部241と連結されるコネクタ401が形成される。前記コネクタ401は前記コネクティングホール422に連結され、前記吸込装置20から吸い込まれるゴミと空気を前記集塵箱50に向かって流入させる。
そして、前記コネクタ401を基準に前記アウトカバー43の前面には感知ホール431が形成され得る。前記感知ホール431は、前記レーザーセンサー441と対応する位置に開口してなり、障害物を感知するための光線が発光及び受光されるように構成され得る。
一方、前記感知ホール431は、前記前方センサー44b,44c及び側方センサー44a,44dと対応する位置に開口され、内部両側面が傾斜するように形成され得る。これによって、照射される光線を設定された角度範囲で照射することができる。
そして、前記感知ホール431には必要によって、前記レーザーセンサー441の光線の透過が可能な素材で形成されて前記感知ホール431を遮蔽するホールカバー432がさらに設けられてもよい。複数の前記感知ホール431はいずれも同一高さに形成され、前記コネクタ401を基準に対称の位置に位置し得る。このように、前記感知ホール431及び障害物感知部材44は、前記掃除機本体10の走行中に障害物を感知し得るように、前記本体部30に遮蔽されずに前方に露出される前記カバー部材40の前面に配置され得る。
前記アウトカバー43の上面には前記グリップ部41が形成され得る。前記グリップ部41は、前記コネクタ401の一側から前記アウトカバー43の後端まで延長され得る。そして、前記グリップ部41には、ユーザが押下操作して前記カバー部材40の選択的な拘束を操作する押下部材81が設けられ得る。前記押下部材81の操作によって前記カバー部材40の両側にカバー拘束突起843が選択的に突出して、前記カバー部材40を前記本体部30に選択的に拘束させることができる。
図23は、本発明の実施例に係るロッキングアセンブリの結合構造を示す分解斜視図である。
図示のように、前記ロッキングアセンブリ80は、ユーザが押下操作する前記押下部材81、前記押下部材81の操作を伝達する伝達部材82、前記伝達部材82によって回転するメインリンク83、及び前記メインリンク83の回転によって水平移動するサブリンク84を含むことができる。
前記押下部材81は前記グリップ部41の内側に収容され、上下移動可能に配置され得る。前記グリップ部41はグリップ部カバー411とグリップ部ボディー412とが結合してなり、前記押下部材81は前記グリップ部ボディー412に装着され得る。前記グリップ部カバー411にはカバー開口411aが形成され、前記押下部材81を前記カバー開口411aから露出させることができる。
前記押下部材81の下面には下方に延長される伝達部材装着部811が形成される。前記伝達部材装着部811には前記伝達部材82が装着される。前記伝達部材82と前記押下部材81は軸結合され、前記押下部材81の上下移動時に前記伝達部材82は所定の角度で回転しつつ共に上下移動し得る。
そして、前記伝達部材82の下面には伝達部材傾斜部821が形成され得る。前記伝達部材傾斜部821は、後述する前記メインリンク83に接して前記メインリンク83を移動させるためのものであり、下端から上方に向かって幅が増加して傾斜面を形成し得るように構成される。
前記メインリンク83とサブリンク84は互いに結合して連動することができ、前記カバーベース42の中央を基準に左右両側に一対がそれぞれ設けられ得る。すなわち、前記メインリンク83とサブリンク84は、図23を基準に左側に設けられる第1メインリンク83a及び第1サブリンク84a、そして右側に設けられる第2メインリンク83b及び第2サブリンク84bで構成され得る。
前記メインリンク83は前記締付ボス85によって前記カバーベース42に回転可能に結合され得る。前記メインリンク83は、前記締付ボス85が貫通する貫通部831と、前記貫通部831から前記伝達部材82が位置する中央に向かって延長される第1延長部832と、前記貫通部831から前記第1延長部832と垂直な方向に延長される第2延長部833とで構成され得る。
一方、前記第1メインリンク83aと第2メインリンク83bのそれぞれの第1延長部832に形成される連結部834は互いに重なるように構成され、前記第1延長部832には互いに回転可能に結合される延長部ホール834bと延長部突起834aが形成されて、前記第1メインリンク83aと第2メインリンク83bは互いに連動し得る。
また、前記第1延長部832の一端、すなわち、前記伝達部材82と接する一側端には、前記伝達部材傾斜部821に対応する延長部傾斜面834cが形成される。前記延長部傾斜面834cは、前記伝達部材傾斜部821と接触状態を維持し、前記伝達部材82が上下移動するにしたがって前記伝達部材傾斜部821は前記延長部傾斜面834cに沿って上下移動し、これによって、前記第1延長部832は前後方向に移動し得る。前記第1延長部832の前後方向移動によって前記第1メインリンク83aと第2メインリンク83bは回動し得る。
前記第2延長部833の端部には前記サブリンク84が回転可能に結合し得る。すなわち、一対の前記第2延長部833の端部にはそれぞれ前記第1サブリンク84aと第2サブリンク84bが結合される。そして、前記第2延長部833の端部にはそれぞれリンクホール833aが形成され、前記第1サブリンク84aと第2サブリンク84bには前記リンクホール833aと結合するためのリンク突起841aが形成され得る。したがって、前記サブリンク84は前記メインリンク83の回転時にそれに連動することができる。
前記カバーベース42にはリンクガイド423が形成され得る。前記リンクガイド423は、前記第1サブリンク84aと第2サブリンク84bの位置に対応する位置に形成され、内部に前記第1サブリンク84aと第2サブリンク84bが収容され得る空間を形成する。前記リンクガイド423は、一対のリブ状に形成され、それらの間に前記サブリンク84が位置している状態で移動し得るようにガイドすることができる。
前記第1サブリンク84aと第2サブリンク84bはそれぞれ、前記リンクガイド423に収容される第3延長部841と、前記第3延長部841から垂直に折り曲がる第4延長部842とを含むことができる。そして、前記第3延長部841には側方に突出するカバー拘束突起843が形成され得る。
前記カバー拘束突起843の側面には傾斜面843aが形成され、前記傾斜面843aは、下端から上端に向かって幅が広くなる傾斜を有するように形成され得る。したがって、前記カバー部材40が閉じる過程で前記カバー拘束突起843の傾斜面843aは前記アッパーデコ37の側壁に接しながら内側に引っ込まれ、前記アッパーデコ37の突起拘束口(図30で376)に到達すると、外側に突出して拘束され得る。そのために、前記カバー拘束突起843の上端は平面形状に形成され得る。
そして、前記リンクガイド423の位置に対応する前記カバーベース42の側面には、前記カバー拘束突起843が出入し得る突起出入口424が形成され得る。第2サブリンク84bの水平方向移動時に前記突起出入口424から前記カバー拘束突起843が出入でき、前記カバー拘束突起843は前記突起出入口424から突出した状態で前記本体部30の突起拘束口(図30で376)に係止拘束されて、前記カバー部材40を閉じた状態に維持させることができる。
一方、図示してはいないが、前記押下部材81、前記メインリンク83又はサブリンク84の少なくとも一つにはスプリングのような弾性部材が設けられてもよく、前記弾性部材によって、前記カバー拘束突起843を、ユーザの操作による外力が提供されていない状態で突出した状態に維持させることができる。
図24は、前記ロッキングアセンブリの操作前の状態を示す斜視図である。そして、図25は、前記ロッキングアセンブリの操作前の状態を示す断面図である。
図示のように、ユーザが前記押下部材81を操作していない状態では、前記伝達部材82は前記メインリンク83に接触した状態を維持する。この時、前記伝達部材82は最上方に位置し、前記伝達部材傾斜部821は前記延長部傾斜面834cと互いに接触した状態となる。
また、前記伝達部材82の下端にはガイド傾斜面822がさらに形成されてもよく、前記ガイド傾斜面822は前記カバーベース42に形成された伝達部材ガイド412aに接し得る。すなわち、前記伝達部材82の下方移動時に前記伝達部材82は、前記ガイド傾斜面822が前記伝達部材ガイド412aに沿って移動する。このとき、前記伝達部材ガイド412aは前記メインリンク83と垂直に交差するように延長され、これによって、前記伝達部材82は下方に移動時に前記メインリンク83と交差する方向に移動して前記メインリンク83を動作させることができる。
この時、前記第1メインリンク83aと第2メインリンク83bは同一延長線上に配置された状態を維持し、前記メインリンク83には外力が加えられていない状態を維持する。したがって、前記サブリンク84も外力が加えられていない状態を維持し、前記カバー拘束突起843は前記突起出入口424から突出した状態で前記本体部30の突起拘束口(図30で376)と係止拘束された状態を維持し、前記カバー部材40を閉じた状態に維持させることができる。
このような状態でユーザが前記カバー部材40を開放するためには、押下部材81を押して操作する。前記押下部材81の操作で前記メインリンク83とサブリンク84とが連動して動作し、前記カバー部材40の開放が可能な状態となる。
図26は、前記ロッキングアセンブリの操作状態を示す斜視図である。そして、図27は、前記ロッキングアセンブリの操作状態を示す断面図である。
図示のように、ユーザが前記押下部材81を押すと、前記伝達部材82は下方に移動する。この時、前記伝達部材82は、伝達部材装着部811上の回転軸811aによって回転し、前記メインリンク83を垂直な方向に押し得る。この時、前記伝達部材82の過度な回転や離脱を防止するために、前記伝達部材82の上端には一対の離脱防止突起824が一定の距離をおいて突出形成され、前記離脱防止突起824の間に前記押下部材81の離脱防止リブ812が配置され得る。
前記伝達部材傾斜部821が前記延長部傾斜面834cに接触した状態で前記伝達部材82が下方に移動すると、前記伝達部材傾斜部821に沿って前記延長部傾斜面834cが相対運動する。すなわち、前記第1延長部832は前方に向かって押し上げられる。この時、前記第1メインリンク83aと第2メインリンク83bは互いに連結されている状態であるので、前記第1延長部832は共に前方に移動する。
前記第1延長部832が前方に移動すると、前記メインリンク83は貫通部831を軸にして回転し、前記第2延長部833は互いに近づく方向に移動する。したがって、前記第2延長部833に連結された前記第1サブリンク84a及び第2サブリンク84bは内側に向かって互いに水平移動する。前記サブリンク84の水平移動によって、前記サブリンク84に形成された前記カバー拘束突起843も水平移動し、前記突起出入口424の内側に移動する。
このような状態では前記カバー拘束突起843が前記カバー部材40の内側に位置するので、前記本体部30の突起拘束口(図30で376)との拘束が解除され得る。したがって、ユーザは、前記カバー部材40のグリップ部41を取って前記カバー部材40を回して前記本体部30の内部を開放したり、前記集塵箱50を前記本体部30から分離することができる。
一方、図26に示すように、前記カバー部材40には、前記掃除機1の動作状態を表示するためのディスプレイ45が設けられ得る。前記ディスプレイ45は前記カバー部材40の上面に情報を表示できるように構成され、前記グリップ部41の側方に配置されて、ユーザが前記掃除機1の使用中に上方から容易に前記掃除機1の状態を確認できるように構成され得る。
前記ディスプレイ45は、液晶ディスプレイ、複数のLEDの組合せ、又は7セグメントなどの様々な形態で構成され、情報の可視化が可能なように構成され得る。前記ディスプレイ45は、画面を出力するための単一構成と定義されてもよく、前記ディスプレイ45が実装されたディスプレイPCB451を含むものと定義されてもよい。
前記ディスプレイ45はカバーベース42上に装着され、前記アウトカバー43によって遮蔽されるように構成され得る。このとき、前記アウトカバー43の全体又は一部を光の透過が可能なように構成することができ、したがって、前記アウトカバー43に遮蔽される前記ディスプレイ45の動作時に、前記アウトカバー43を透過して外部に情報を表示することが可能であろう。
そのために、前記アウトカバー43は、全体が光の透過が可能な素材で形成されてもよく、前記ディスプレイ45に対応する領域だけが光の透過が可能なように構成されてもよい。勿論、前記アウトカバー43に開口が形成され、前記開口上に前記ディスプレイが装着されて、前記ディスプレイ45が外部に直接露出されたり、別の透明カバーによって遮蔽されるように構成されてもよいだろう。
前記ディスプレイ45は前記カバーベース42の上面に固定装着され、前記ディスプレイ45はディスプレイケーブル452によって前記メインPCB301に連結され得る。したがって、前記メインPCB301で伝達される情報及び電源によって前記ディスプレイ45の駆動が可能になる。
前記ディスプレイ45は前記掃除機1の動作状態を表示することができ、例えば、前記バッテリユニット38のバッテリ残量を表示したり、現在のバッテリ残量で運転可能な時間を表示するように構成され得る。また、前記掃除機1の異常動作状態又は集塵箱50の交換などの情報を表示することもできるだろう。
図28は、本発明の実施例に係るディスプレイがオフされた状態の前記カバー部材の平面図である。そして、図29は、本発明の実施例に係るディスプレイがオンされた状態の前記カバー部材の平面図である。
図面を参照すると、前記掃除機1が動作していない状態では前記ディスプレイ45はオフ状態となる。このような状態では、図28に示すように、前記アウトカバー43によって前記ディスプレイ45が遮蔽された状態で外部にディスプレイ45が晒されず、前記アウトカバー43自体の外観だけが見える。
ユーザの操作によって前記掃除機1が起動すると、前記ディスプレイ45がオンになり、図29に示すように、前記ディスプレイ45から出力される画面は、前記アウトカバー43を通って外部に晒され得る。すなわち、前記ディスプレイ45に画面が出力されながら前記ディスプレイ45が明るくなると、前記ディスプレイ45の光が前記アウトカバー43を通過しながら外部から前記ディスプレイ45の画面が見えるようになる。
前記ディスプレイ45は前記掃除機のバッテリユニット38の状態を絵の形態で表示でき、ユーザは前記ディスプレイ45に出力される画面から前記バッテリユニット38の状態を確認し、前記バッテリユニット38の充電又は掃除作業の実施を決定することができる。
勿論、前記ディスプレイ45は前記バッテリユニット38の充電状態の他にも様々な情報を表示できるだろう。
図30は、前記カバー部材が開放された斜視図である。そして、図31は、本発明の実施例に係るリンクアセンブリの結合構造を示す分解斜視図である。
図示のように、前記カバー部材40は後端に前記カバー部材結合部421が形成され、前記カバー部材結合部421は、前記本体部30のアッパーデコ37に形成されるカバー部材結合ホール372に結合し得る。前記カバー部材結合部421が前記カバー部材結合ホール372に結合すると、前記カバー部材40は回転可能に装着され、前記カバー部材40は前記カバー部材結合部421を軸に回転して前記本体部30の内部を開閉することができる。
前記カバー部材40は、前記集塵箱50の分離作業時にも開閉することができ、このような作業時に前記カバー部材40を開放された状態に維持すると、より容易に集塵箱50の分離作業を行うことができる。
特に、前記カバー部材40の前端には前記吸込ホース24のフィッティング部241が装着される構造を有するので、構造的に、前記カバー部材40は前記吸込ホース24の重さによって自然に閉じることになる。
このような状態で前記カバー部材40の開放状態の維持のために前記カバー部材40の後端と前記アッパーデコ37の内側とを連結するリンクアセンブリ90が設けられ得る。
前記リンクアセンブリ90は、前記カバー部材結合部421に装着される回転リンク91と、前記回転リンク91に結合されて、前記回転リンク91の回転時にスライディング移動するスライダー92と、前記スライダー92を弾性支持するスプリング93とを含むことができる。
前記回転リンク91は、前記カバー部材結合部421に回転可能に装着される回動部911と、前記回動部911の両側端から互いに離隔された状態で延長されるサポーティング部912とを含むことができる。
前記回動部911は一対の前記カバー部材結合部421の間に挿入され、前記回動部911の両側端から側方に突出した回転軸911aは、前記カバー部材結合部421に形成された回転軸ホール421aに挿入され得る。したがって、前記回転リンク91は前記回転軸911aを基準に回転可能であり、前記カバー部材40の開閉時に回転動作することができる。
前記サポーティング部912は互いに離隔された状態で延長され、一対の前記サポーティング部912の間には前記スライダー92の端部が収容され得る空間部913が形成され得る。一対のサポーティング部912の端部にはそれぞれスライダー固定部912aとサポーティング突起912bが形成され得る。
前記スライダー固定部912aは、前記サポーティング部912の端部において互いに向かい合う方向に突出しており、前記空間部913の内側に位置する。前記スライダー固定部912aは前記スライダー92のスライダー固定溝921に挿入され得る。そして、前記スライダー固定部912aは前記スライダー92又は前記回転リンク91の回転軸になり得る。
前記サポーティング突起912bは、前記サポーティング部912の端部において外側面からそれぞれ側方に突出形成される。前記サポーティング突起912bは外側に突出しており、前記カバー部材40の開閉時に、後述するリンクアセンブリ収容部373内側の干渉突起375aに選択的に係止拘束され得る。
一方、前記サポーティング部912の端部にはサポーティングスリット912cがそれぞれ形成され得る。前記サポーティングスリット912cは前記サポーティング突起912bと前記干渉突起375aとの干渉時に、前記サポーティング部912の端部が容易に弾性変形され得るようにする。
前記スライダー92は、後端が前記空間部913の内側に配置され、前端部は前記本体部30に形成されるリンクアセンブリ収容部373に収容され得る。
前記スライダー92の左右両側面には、内側に陥没したスライダー固定溝921が形成され得る。前記スライダー固定溝921は後方に開口されるように形成され、軸状に形成される前記スライダー固定部912aを収容し得るように形成される。そして、前記スライダー92は前記回転リンク91と連動して動作することができる。
そして、前記スライダー固定溝921の前方にはスライダーガイド922が形成され得る。前記スライダーガイド922は、前記スライダー固定溝921の端部から前記スライダー92の端部まで延長され得る。前記スライダーガイド922は、一対のリブが左右両側にそれぞれ設けられ、後述するガイドリブ374aが収容されて前記スライダー92の円滑な移動を可能にさせ得る。
そして、前記スライダー92の後面には、内側に陥没したスプリングホール923が形成される。前記スプリングホール923に前記スプリング93が挿入装着され、前記スライダー92の移動によって圧縮されたり弾性変形されて前記スライダー92に弾性力を提供できると考えられる。
一方、前記アッパーデコ37には前記リンクアセンブリ収容部373が形成され得る。前記リンクアセンブリ収容部373は前記本体部30の上面に提供され得る。そして、前記スライダー92及び前記回転リンク91の出入が可能な大きさに形成され得る。
詳しくは、前記リンクアセンブリ収容部373の内側中央には、前記スライダー92が収容されるスライダー収容部374が形成され得る。そして、前記スライダー収容部374の両側壁面にはガイドリブ374aが突出形成される。前記ガイドリブ374aは前記スライダーガイド922に挿入され得るように突出し、前記スライダー92の挿入方向に延長形成され得る。したがって、前記ガイドリブ374aと前記スライダーガイド922は、前記スライダー92の前後方向へのスライディング移動時に前記スライダー92が脱去しないで、設定された経路にスライディング移動できるようにする。
前記リンクアセンブリ収容部373には前記回転リンク91が選択的に挿入され得るリンク収容部375がさらに形成され得る。前記リンク収容部375は前記スライダー収容部374の後方に位置し、前記回転リンク91が収容され得る空間を提供し、後方に開口され得る。
そして、前記リンク収容部375の内側壁面には、内側に突出した干渉突起375aが形成され得る。前記干渉突起375aは、カバー部材40が開放されて前記回転リンク91が引き出された状態で、前記サポーティング部912に形成されたサポーティング突起912bを支持して、前記回転リンク91を引き出された状態に維持させることができる。
この時、前記干渉突起375aは所定の角度で傾斜するように突出しており、したがって、前記サポーティング突起912bを支持する時に前記回転リンク91が傾いた状態に支持され得るようにする。すなわち、前記干渉突起375aが前記サポーティング突起912bを支持する時には前記カバー部材40が傾斜した状態を維持し、前記カバー部材40は開放された状態を維持できるようになる。
そして、ユーザの前記カバー部材40の回転操作によって前記サポーティング突起912bが前記干渉突起375aによって支持されるか又は前記干渉突起375aを乗り越えるかによって前記カバー部材40の開閉状態を決定できるだろう。
図32は、前記カバー部材が閉じた状態におけるリンクアセンブリの状態を示す断面図である。
図面を参照して前記カバー部材40が閉じた状態における前記リンクアセンブリ90の状態について説明すると、前記カバー部材40が閉じた状態では前記カバー部材40は前記本体部30の開口された上面を遮蔽するようになる。前記カバー部材40の下端は前記アッパーデコ37の下端と接しており、前記カバー部材40のリンクアセンブリ90は前記アッパーデコ37に拘束された状態になり得る。
そして、前記スライダー92と回転リンク91は前記アッパーデコ37のリンクアセンブリ収容部373の内側に挿入された状態になり、前記回転リンク91は前記スライダー92と水平な状態又は同一延長線の状態を維持する。
この時、前記スライダー92は前記スライダー収容部374の内側に完全に挿入された状態であるので、前記スプリング93は最大に圧縮された状態となる。したがって、ユーザが前記カバー部材40の開放のために前記ロッキングアセンブリ80の拘束を解除すると、前記スプリング93の弾性力によって前記スライダー92が押され、自然に、前記カバー部材40が回転する方向に力を加えるようになる。
このような状態でユーザは前記カバー部材40の開放のために前記押下部材81を押して前記ロッキングアセンブリ80を動作させ、前記カバー部材40と前記本体部30の拘束を解除して、前記カバー部材40の開放が可能な状態にさせる。そして、ユーザは前記グリップ部41を取って前記カバー部材40を回して前記カバー部材40を開放することができる。
図33は、前記カバー部材が開放された状態におけるリンクアセンブリの状態を示す断面図である。そして、図34は、図30のA部の拡大図である。
図面を参照して前記カバー部材40が開いた状態における前記リンクアセンブリ90の状態について説明すると、ユーザが前記カバー部材40を開放すると、前記カバー部材40は前記カバー部材結合部421を軸にして時計回り方向に回転して開放され得る。
この時、前記カバー部材結合部421に回転可能に連結された回転リンク91も共に回転し、前記回転リンク91に連結された前記スライダー92は、前記スライダーガイド922とガイドリブ374aの案内によって後方(図30で右側)にスライディング移動する。前記スライダー92の移動時に前記スライダー92を弾性支持するスプリング93は弾性力を提供して、前記スライダー92の移動をより容易にさせることができる。
そして、回転リンク91は前記スライダー92を引いて前記スライダー92を引き出し得るように前記スライダー92と共に水平移動することができ、同時に反時計回り方向に回転する。この時、前記回転リンク91のサポーティング突起912bは前記リンクアセンブリ収容部373上の前記干渉突起375aに接する。
ユーザが前記カバー部材40を完全に開放すると、前記回転リンク91は図30及び図31のような状態になり得る。このとき、前記サポーティング突起912bはユーザの前記カバー部材40の回動操作によって前記干渉突起375aを通るようになり、この時、前記サポーティング部912は弾性変形されて、前記サポーティング突起912bが前記干渉突起375aを乗り越え得るようにする。
このような状態で前記カバー部材40の開放を中止することができ、前記グリップ部41から手を放っても前記サポーティング突起912bが前記干渉突起375aに接しており、前記回転リンク91は設定された角度を維持することができる。したがって、前記カバー部材40は設定角度で開放された状態を維持でき、前記カバー部材40が開放された状態でユーザは前記集塵箱50を着脱したり、前記本体部30内部の必要な作業を行うことができる。
一方、図33及び図34のような状態で前記カバー部材を再び閉じようとする場合には、前記グリップ部を取って前記カバー部材を押して、前記カバー部材が反時計回り方向に回動しながら閉じるようにし得る。
このとき、前記カバー部材40が反時計回り方向への回動を始める瞬間、ユーザが加える力によって前記サポーティング突起912bは前記干渉突起375aを乗り越え、前記サポーティング部912は前記サポーティング突起912bの移動を容易にさせるために弾性変形され得る。
前記カバー部材40を完全に回転させて閉じると、図29のような状態になり、前記カバー部材40が閉じると、前記ロッキングアセンブリ80のカバー拘束突起843が前記突起拘束口376の内側に挿入されながら拘束され、前記カバー部材40は閉じた状態を維持することができる。
一方、前記ディスプレイケーブル452は、前記カバー部材40の後端から後方に延長されるカバー部材結合部46を通って前記本体部30の内側に案内され得る。前記ディスプレイケーブル452は前記カバー部材結合部46の内側に沿って案内され、外部に露出されない。そして、前記ディスプレイケーブル452は、前記カバー部材40の回転中心となるカバー部材結合部46の後端を通って前記本体部30の内部に案内されるので、前記ディスプレイケーブル452が露出されないことはもとより、前記カバー部材40の持続的な開閉操作にも前記ディスプレイケーブル452が損傷しない。
図35は、本発明の実施例に係るカバー部材結合部の構造及びディスプレイケーブルの配置を示す部分斜視図である。
図面を参照して前記カバー部材結合部46の構造に関してさらに詳しく説明すると、前記カバー部材結合部46は、左右両側に一対が後方に延長されて前記掃除機本体10の内側に挿入され、回転可能に結合される。
前記カバー部材結合部46は、前記カバーベース42の後端から下方に所定の長さだけ延長される折り曲げ部461と、前記折り曲げ部461の端部から後方に延長される延長部462とで構成され得る。
左右両側の前記折り曲げ部461の内側面には、前記回転リンク91の回動部911の回転軸911aが挿入される折り曲げ部ホール463が形成され得る。したがって、前記回転リンク91の一端は前記一対の折り曲げ部461の間の空間に配置され、前記折り曲げ部461の内側面に回転可能に結合され得る。
そして、前記延長部462の両側端にはカバー回転軸464が形成され得る。前記カバー回転軸464は前記延長部462の外側面から外側方向に突出しており、前記アッパーデコ37のカバー部材結合ホール372に軸結合され得る。したがって、前記カバー部材40は前記カバー部材結合部46の端部、すなわち、前記カバー回転軸464を中心に回動することができ、回動によって前記カバー部材40を開閉させる。
一方、前記カバー部材結合部46には内側に陥没した案内空間465が形成され、前記案内空間465は前記カバー部材結合部46の前端から後端まで形成され得る。そして、前記案内空間465の後端、すなわち、前記カバー部材結合部46の後端にはケーブルホール466が形成され得る。
したがって、前記カバー部材40が前記アッパーデコ37に回転可能に結合された状態では、前記カバー部材結合部46が前記アッパーデコ37のデコ開口377の内側に挿入された状態となる。そして、このような状態で、前記カバー部材結合部46は前記カバー部材40の内側と前記本体部30の内側とを連通させることができる。
前記カバー部材結合部46のガイド空間465には前記ディスプレイケーブル452が配置され得る。前記ディスプレイケーブル452は前記カバー部材結合部46に沿って案内され、前記ケーブルホール466を通過して前記本体部30の内側に入る。そして、前記本体部30の内側に入った前記ディスプレイケーブル452は前記メインPCB301に連結され得る。勿論、前記ディスプレイケーブル452はメインPCB301の他に、本体部30内部の別のPCB又は電源供給のための構成に連結されてもよい。
一方、前記ガイド空間465の内部に複数の補強部467がさらに形成され得る。前記補強部467はリブ状に形成され、前記カバー部材結合部46の延長方向及びそれに交差する方向に複数個が形成され得るだろう。
そして、左右両側に設けられる前記カバー部材結合部46の間の空間にはストッパー47が形成され得る。前記ストッパー47は、前記カバー部材40の開放のための回転操作時に前記カバー部材40が完全に開放された状態で前記アッパーデコ37の外側面に接して前記カバー部材40が過度に回転することを制限し、前記回転リンク91が破損したり分離されることを防止することができる。
図36は、前記カバー部材のカバーベース内部のケーブル配置状態を示す図である。
図示のように、前記カバー部材40のカバーベース42にはロッキングアセンブリ80が配置され得る。前記ロッキングアセンブリ80は、前記押下部材81、伝達部材82、メインリンク83、及びサブリンク84を含むことができる。このとき、前記押下部材81は前記グリップ部41に固定装着され、前記グリップ部41以外のロッキングアセンブリ80の構成は前記カバーベース42上に相互作用し得るように配置され得る。
そして、前記カバー部材40の前面には複数の障害物感知部材44が配置され得る。前記障害物感知部材44は、前記掃除機本体10の移動中に前記掃除機本体10が走行しながら障害物を確認できるようにするものであり、前記カバーベース42の前面に沿って配置され得る。
前記障害物感知部材44は複数個が設けられ、前記カバーベース42の前面中央、すなわち、前記コネクタ401を基準に左右両側に複数個が設けられ得る。すなわち、前記障害物感知部材44は、カバーベース42の中央を基準に左右両側に2個ずつ設けられ得る。前記カバー部材40の前面はラウンドした面を形成し、複数の前記障害物感知部材44は、前記カバー部材40の前面の接線と垂直な方向に感知のための光線又は超音波を照射するように構成され得る。前記障害物感知部材44は、前記掃除機1の走行方向又は近接位置の障害物を感知し得るレーザーセンサー、光センサー又は超音波センサー、ビジョンカメラを含むことができる。
前記障害物感知部材44は、センサー又は感知装置の動作のための複数のセンサー基板442を含み、前記複数のセンサー基板442にはそれぞれ感知部材ケーブル443が連結され得る。前記感知部材ケーブル443によって前記障害物感知部材44の動作のための電源供給及び感知信号の伝達が可能になり得る。
前記感知部材ケーブル443はそれぞれの前記センサー基板442を連結するように複数個で構成され、前記カバーベース42の内周に沿って、前記カバー部材結合部46が配置されている後方に案内され得る。このとき、前記複数の感知部材ケーブル443は、収縮チューブ、テープ又はケーブルタイのようなケーブル案内部材443aによって一つに纏められた状態であり、このような状態で前記カバー部材結合部46を通過し得る。すなわち、前記ケーブル案内部材443aは少なくとも前記カバー部材結合部46を通過する区間に配置され得る。
このとき、前記感知部材ケーブル443は前記カバーベース42の後端に配置される一対の前記カバー部材結合部46のうちの一側のカバー部材結合部46(図36では左側)を通って前記本体部30の内側に案内され得る。したがって、前記カバー部材40の連続した開放操作によって前記感知部材ケーブル443が損傷することを防止でき、前記カバー部材結合部46を通過して前記本体部30の内側に容易に配置されるようにし得る。
一方、カバーベース42の上面には前記ディスプレイ45とディスプレイPCB451が配置され得る。勿論、前記ディスプレイ45及びディスプレイPCB451は前記カバー部材40のアウトカバー43の背面に固定装着されてもよい。
前記ディスプレイPCB451は前記カバーベース42の上面に固定装着され、前記ディスプレイPCB451上に前記ディスプレイ45が装着され得る。前記ディスプレイ45は、前記アウトカバー43の背面に接するライトガイド45aを含むことができ、前記ライトガイド45aには複数のLEDホール45bが設けられ得る。そして、前記複数のLEDホール45bにはLED(図示せず)がそれぞれ収容され、独立して点灯し得る。したがって、前記LEDホール45bに導かれて前記アウトカバー43に透過される光によって前記バッテリユニット38の残量を表示することができる。
一方、前記ディスプレイPCB451には前記ディスプレイケーブル452が装着され得る。前記ディスプレイケーブル452は複数の電線からなり、前記ケーブル案内部材443aと同じケーブル案内部材452aによって一つに纏められた状態になり得る。前記ケーブル案内部材452aは少なくとも前記カバー部材結合部46を通過する区間に配置され得る。そして、前記ディスプレイケーブルは前記カバー部材結合部46を通って前記本体部30の内側に案内され得る。このとき、前記ディスプレイケーブル452は、一対の前記カバー部材結合部46のうち、前記感知部材ケーブル443が案内されるカバー部材結合部46ではなく他側のカバー部材結合部46(図36で右側)を通って案内され得る。すなわち、前記カバーベース42の後端に設けられた一対のカバー部材結合部46にはそれぞれ感知部材ケーブル443とディスプレイケーブル452が分離して個別に案内され得る。
図37は、前記電線の掃除機本体側への結合構造を示す図である。
図示のように、前記感知部材ケーブル443と前記ディスプレイケーブル452は、前記一対のカバー部材結合部46を通って前記本体部30の内側に案内されて、前記カバー部材40の回動による開閉操作時にも外部に前記ケーブルが露出されることなく案内され得る。
前記本体部30の内側に入った前記感知部材ケーブル442は、前記移動輪60が装着された前記本体部30の一側に案内され得る。そして、前記感知部材ケーブル442は前記本体部30に装着された感知部306に連結され得る。したがって、前記障害物感知部材44で感知された障害物感知信号は前記感知部306に伝達されて処理され、前記移動輪60の駆動を制御して前記掃除機本体10の走行を調節することができる。
この時、前記感知部材ケーブル442の端部と前記感知部306の一側には互いに結合可能なコネクタ443bが設けられ、これらのコネクタ443bを連結する簡単な作業によって前記感知部材ケーブル442と前記感知部306とを連結することが可能であろう。
そして、前記本体部30の内側に入った前記ディスプレイケーブル452は、前記本体部30の内側に導かれた状態で前記ロアーフレーム33上に装着されたバッテリユニット38に連結されたり、前記バッテリユニット38の残量に関する情報を提供し得る他のPCB又は装置に連結され得るだろう。
すなわち、前記ディスプレイケーブル452が連結された状態で伝達される前記バッテリユニット38の残量に関する情報と電源は前記ディスプレイ45に伝達され、前記バッテリユニット38の動作情報をユーザに伝達することができる。
勿論、前記ディスプレイケーブル452の端部にもコネクタ452bが形成され、相対物と簡単に結合するように構成され得るだろう。
図38は、前記集塵箱の斜視図である。そして、図39は、前記集塵箱の分解斜視図である。
図示のように、前記集塵箱50は、前記吸込装置20から流入する空気中のゴミを分離して保管するものであり、吸い込まれた空気は、サイクロン方式でゴミと空気を分離する第1サイクロン54と第2サイクロン55で順次にろ過された後、吐出口512から吐き出されて本体部30の内部に流入し得る。
前記集塵箱50は全体的に、円筒状の透明ケース53、前記透明ケース53の開口された上端を開閉するアッパーカバー51、及び前記透明ケース53の開口された下端を開閉するロアーカバー52を含むことができる。そして、前記透明ケース53の内部には、第1サイクロン54、第2サイクロン55、内部ケース544、ゴミ圧縮ユニット56、及びガイドユニット543などが収容され得る。
さらに云うと、前記アッパーカバー51は前記集塵箱50の上面外観を形成し、前記本体部30に装着された状態で前記カバー部材40によって遮蔽され得るように構成される。そして、前記集塵箱50の前方には吸込口511が形成され、前記吸込口511は前記カバー部材40が閉じた状態で前記コネクタ401と連通して、前記吸込装置20から吸い込まれるゴミを含む空気が前記集塵箱50の内側に流入するように構成される。
そして、詳細に図示してはいないが、前記アッパーカバー51の内側には流路ガイド518が設けられ、前記吸込口511から流入した空気は外周に沿って案内されて前記透明ケース53の内側面に沿って下方に流動し得る。この時、流動する空気は前記アッパーカバー51によって前記透明ケース53の内側面に沿って一方向に吐き出され、らせん状に回転しながら前記透明ケース53の周りに沿って回転し得る。
前記吸込口511と向かい合う前記アッパーカバー51の後方には吐出口512が形成される。前記吐出口512は、前記集塵箱50内部の第1サイクロン54と第2サイクロン55を通過してゴミの取れた空気が前記集塵箱50の外側に吐き出される出口である。前記アッパーカバー51の内部に設けられる前記流路ガイド518によって前記集塵箱50内部の空気は前記吐出口512に案内され得る。そして、前記吐出口512は前記プレフィルタアセンブリ36のフィルタホール361aに接しており、前記空気は前記フィルタホール361aから前記本体部30の内部に流入し得る。
一方、前記アッパーカバー51の上面には上方に引出し可能なように集塵箱取っ手513が設けられ得る。前記集塵箱取っ手513は、ユーザが把持できるように横方向に延長される取っ手部513aと、前記取っ手部513aの両端から垂直に延長されるサイド延長部513bとで構成され得る。前記サイド延長部513bは前記アッパーカバー51の内側に挿入され、この時、前記取っ手部513aが前記アッパーカバー51の上面に密着し得る。前記集塵箱50が装着された状態では前記集塵箱取っ手513は自重によって挿入された状態を維持し、前記カバー部材40の開閉時に干渉とならない。
そして、前記アッパーカバー51の下端には周りに沿って下方に延長されたアッパーカバー挿入部514が形成され、前記アッパーカバー挿入部514にはアッパーガスケット515が設けられて、前記アッパーカバー51が前記透明ケース53に装着された状態で前記透明ケース53を気密させるように構成される。そして、前記アッパーカバー51は、後述するアッパーロッカー57によって、前記透明ケース53に結合された状態を維持する。
前記ロアーカバー52は、前記透明ケース53の開口された下面を遮蔽するように対応する形状に形成され得る。前記ロアーカバー52の周りにはロアーガスケット523が設けられ、前記ロアーカバー52が閉じた状態で前記透明ケース53と密着して前記透明ケース53と前記ロアーカバー52との間を気密させる。
そして、前記ロアーカバー52の中央には伝達ギア59が設けられ得る。前記伝達ギア59は前記圧縮モーターアセンブリ323と前記ゴミ圧縮ユニット56とを連結して、前記ゴミ圧縮ユニット56が前記圧縮モーターアセンブリ323の駆動によって駆動し得るように動力を伝達する。
前記ロアーカバー52は、一側が前記透明ケース53の下端に軸結合し、ゴミを捨てるために前記ロアーカバー52を回転させて開閉することができる。そして、前記ロアーカバー52は、後述するロアーロッカー58によって前記透明ケース53に結合された状態を維持する。したがって、前記ロアーロッカー58の操作によって前記ロアーカバー52を選択的に開閉することができる。
そして、前記第1サイクロン54は流入した空気から異物及びゴミを取り除き、異物及びゴミが取り除かれた空気を内部に流入させ得るように構成される。前記第1サイクロン54は、複数の穴が開いた円筒状のストレーナー541と、前記ストレーナー541の外側又は内側に設けられるゴミフィルタ542を含むことができる。
したがって、前記透明ケース53に沿って流入する空気は前記フィルタユニット39によってフィルタリングされ、フィルタリングされたゴミは、前記ストレーナー541の内側に流入して下方に落下し、前記ガイドユニット543を通って前記集塵箱50の下部の第1集塵空間501に保管され得る。一方、前記フィルタユニット39によってフィルタリングされなかった微細ゴミは、前記フィルタユニット39を通過して前記第2サイクロン55に流入して分離され得る。
前記第2サイクロン55は前記ストレーナー541の内部に収容され、下方に向かって狭くなる円錐状に形成される複数のケーシング551を含んで構成され得る。前記ケーシング551の上端とケーシング551の下端は開口されて、吸い込まれた空気が前記ケーシング551の内部で回転しながら微細ゴミは分離されて下方に排出され、微細ゴミと分離された空気は上方に流動する構造を有することができる。前記ケーシング551によって分離された微細ゴミは、前記第1集塵空間501と分離された第2集塵空間502に保管され得る。
前記ケーシング551の上部には空気が流入し得る流入口551aが形成され得る。そして、前記流入口551aには、前記ケーシング551の内周に沿ってらせん状に形成されるガイドベーン552が設けられて、流入する空気の回転流動を発生させる。
前記ケーシング551の上部には、前記ケーシング551の内部で微細ゴミと分離された空気が排出される出口553aが形成されるボルテックスファインダー553が設けられる。前記ボルテックスファインダー553は、前記ケーシング551の開口された上面を遮蔽するが、前記ケーシング551の中央に前記出口553aが配置され得る。そして、前記第2サイクロン55の上面を形成するサイクロンカバー554が設けられ、前記サイクロンカバー554は前記複数のボルテックスファインダー553の出口553aと連通するように形成される。前記ボルテックスファインダー553と前記サイクロンカバー554は一体に構成され、前記ガイドベーン552も前記ボルテックスファインダー553と一体に形成され得る。そして、前記サイクロンカバー554は前記アッパーカバー51と結合して固定されたり、前記透明ケース53の上端に固定され得る。
前記ボルテックスファインダー553の出口553aから上方に排出される空気は、前記アッパーカバー51を通って流動し、前記吐出口512から前記本体部30の内側に沿って流動した後、前記リアカバー314から前記本体部30外部に排気され得る。
前記内部ケース544は、前記第1サイクロン54と第2サイクロン55を支持し、且つ前記第1集塵空間501と第2集塵空間502を区画して形成することができる。前記内部ケース544は、上下面が開口された円筒状に形成されるが、上部よりも下部の直径が小さく形成され得る。したがって、前記内部ケース544と前記透明ケース53との間の空間は、前記第1サイクロン54によって分離されたゴミが保管される前記第1集塵空間501と定義され、前記内部ケース544の内側の空間は、前記第2サイクロン55によって分離されたゴミが保管される第2集塵空間502と定義され得る。
前記内部ケース544の上部は下方に行くほど直径が狭くなり、前記ケーシング551の下部が収容され得るように構成される。そして、前記内部ケース544の上部にはガイドユニット543が設けられ得る。
前記ガイドユニット543は、前記第1サイクロン54で分離されたゴミと空気が下方に流動する時、らせん状に回転しながら下方に移動し得るようにするものであり、前記内部ケース544の外側に装着されるガイドベース543aと、前記ガイドベース543aから突出するベーン543bを含むことができる。
前記ガイドベース543aは円筒状に形成され、前記内部ケース544の外側に配置され得る。前記ガイドベース543aは前記内部ケース544に結合されてもよく、前記内部ケース544と一体に成形されてもよい。また、前記ガイドベース543aは前記内部ケース544の外側に回転可能に装着されてもよい。また、前記ガイドベース543aは前記ゴミ圧縮ユニット56と一体に構成されてもよい。
前記ベーン543bは、前記ベース31の外周面に沿って形成され、ゴミ及び空気の流動方向をらせん方向に強制し得るように傾斜して形成され得る。このとき、複数の前記ベーン543bは上方から見て、隣り合うベーン543bが少なくとも一部が重なり合うように配置され、ゴミ及び空気は、隣り合うベーン543bの間に形成される流路を通過して下方に移動し得る。
前記ベーン543bに導かれたゴミは、前記ベーン543bを通過して前記第1集塵空間501の内部に保管される。そして、前記第1集塵空間501に保管されたゴミは、傾斜して形成されるとともに上下方向に重なり合うように配置される前記ベーン543bの構造上、逆方向に逆流せず、前記第1集塵空間501に留まる。
特に、前記ベーン543bの領域に対応する前記透明ケース53の内側面には逆流遮断部531が形成される。前記逆流遮断部531は、前記透明ケース53の内周に沿って等間隔に配置され得る。前記逆流遮断部531は、前記ベーン543bと交差する方向に延長されるリブ状に形成され得る。
したがって、前記第1集塵空間501から逆流する一部のゴミは、前記ベーン543bが回転する過程で通る前記逆流遮断部531にぶつかるので、前記ベーン543bを通過できず、再び下方に落下して1次圧縮される。すなわち、上方に流動する一部のゴミは、前記ベーン543bと逆流遮断部531によって持続的に落下を反復し、他のゴミにぶつかりながら圧縮される。
前記ゴミ圧縮ユニット56は、前記内部ケース544の下部に設けられ、前記第1集塵空間501の内側に保管されたゴミを回転によって加圧してゴミの嵩を減らし得るように構成される。
詳しくは、前記ゴミ圧縮ユニット56は回転部561及び加圧部562で構成され得る。前記回転部561は円筒状に形成され、前記内部ケース544の外側に装着される。前記回転部561は、前記内部ケース544との結合状態によって、独立して回転してもよく、前記内部ケース544と共に回転するように構成されてもよい。勿論、前記回転部561が前記ガイドユニット543に結合された場合、前記ガイドユニット543と共に回転することも可能であろう。
前記加圧部562は、前記回転部561の一側から前記透明ケース53の内側面まで前記第1集塵空間501を横切るように形成され得る。前記加圧部562は、前記第1集塵空間501の断面に対応する板状に形成されて、前記第1集塵空間501の内部を区切ることができ、前記第1集塵空間501の内側には、前記加圧部562と重なり得るように内側に延長された内部壁(図示せず)が形成されて、前記第1集塵空間に保管されたゴミが前記加圧部562と前記内部壁との間で前記加圧部562の正逆回転によって圧縮され得る。すなわち、前記加圧部562の回転によって、前記第1集塵空間501の内部に保管されたゴミが2次圧縮される。
前記加圧部562には複数の通気口562aが形成されて、前記加圧部562の回転時に発生し得る空気の抵抗を解消し、加圧部562によって区切られた空間の圧力アンバランスを解消することができる。そして、前記加圧部562の延長された端部には、前記透明ケース53の内側面に接するデコ部材563が装着され得る。前記デコ部材563は、前記透明ケース53と面接触する四角形状に形成されて、前記加圧部562と前記透明ケース53との間を遮蔽することができる。そして、前記デコ部材563は、耐摩耗性素材で形成することができ、潤滑性素材で形成して前記加圧部562の回転を円滑にさせることができる。
一方、前記透明ケース53の外側面には一対のサポーティングリブ532が形成され得る。前記サポーティングリブ532は前記透明ケース53の上端から下端まで延長形成され得る。そして、前記サポーティングリブ532は前記集塵箱50の装着時に前記本体部30の開口された前面の左右両側端に接して、前記集塵箱50の正確な装着を誘導する。
図40は、前記集塵箱のアッパーカバーとロアーカバーの結合構造を一側から見た分解斜視図である。そして、図41は、前記アッパーカバーが開放された断面図である。そして、図42は、前記集塵箱のアッパーカバーとロアーカバーの結合構造を他側から見た分解斜視図である。そして、図43は、前記ロアーカバーが開放された断面図である。
図示のように、前記透明ケース53の上端と下端にはそれぞれ前記アッパーカバー51とロアーカバー52が装着されて前記透明ケース53を遮蔽するように構成され得る。
前記アッパーカバー51はアッパーロッカー57によって前記透明ケース53に拘束された状態を維持することができる。そして、前記アッパーカバー51は、前記集塵箱50内部の構成を分解して掃除したりメンテナンスが必要な場合に、前記アッパーロッカー57を操作して前記透明ケース53から分離することができる。
前記アッパーロッカー57は、前記透明ケース53の上端に形成されたアッパーロッカー装着部533に装着され得る。このとき、前記アッパーロッカー57の両側面から側方に突出したロッカー回転軸571が前記アッパーロッカー装着部533上のロッカーホール533aに挿入装着され、前記アッパーロッカー57は回転操作され得る。
そして、前記ロッカー回転軸571の下方の前記アッパーロッカー57と前記アッパーロッカー装着部533との間にはロッカースプリング572が設けられ、前記スプリング装着部573とスプリングガイド533bによって前記アッパーロッカー57の下部を弾性支持する。
前記アッパーロッカー57は、前記透明ケース53の上端よりもさらに延長され、延長された端部にはフック状に突出したフック部574が形成され得る。前記フック部574は、前記アッパーカバー51が装着された状態で前記アッパーカバー51のフック拘束部516に挿入されて互いに係止拘束され得るようにする。
前記フック拘束部516と対向する前記アッパーカバー51の一側にはアッパー突起517が形成され、これに対応する前記透明ケース53の内側面上端には、前記アッパー突起517が挿入されるアッパー溝534が形成される。
したがって、前記アッパーカバー51が装着された状態では、前記アッパー突起517とアッパー溝534との結合によって前記アッパーカバー51の一端が固定され、前記アッパーロッカー57によって前記アッパーカバー51の他端が固定されて、前記アッパーカバー51が装着された状態を維持することができる。そして、前記アッパーカバー51の分離のためには、前記アッパーロッカー57を操作して前記アッパーカバー51の一端の拘束を解除した後、前記アッパー突起517とアッパー溝534とを分離する。
前記ロアーカバー52は、前記ロアーロッカー58によって閉じた状態を維持することができ、前記ロアーカバー52の開放によって前記第1集塵空間501と第2集塵空間502を開放させて、前記第1集塵空間501と第2集塵空間502のゴミを捨てることができる。
前記ロアーカバー52の一端にはロアーカバー軸521が形成される。前記ロアーカバー軸521は、前記透明ケース53の下端に形成されたロアーカバー結合部535に回転可能に結合される。したがって、前記ロアーカバー52の開閉時に前記ロアーカバー52は前記ロアーカバー軸521を基準に回転する。
そして、前記ロアーカバー結合部535に対応する前記透明ケース53の他端にはロアーロッカー58が設けられる。前記ロアーロッカー58は上下方向にスライディング可能に装着されて前記ロアーカバー52を選択的に拘束し得るように構成される。
詳しくは、前記アッパーロッカー装着部533と対向する前記透明ケース53の下端には、ロアーロッカー装着部536が形成される。前記ロアーロッカー装着部536は、一対の突出したリブで構成され、上下方向に延長されたロッカースロット536aが形成される。
前記ロアーロッカー装着部536の突出したリブの間にはケース係合部537が形成される。前記ケース係合部537は前記透明ケース53の下端から突出し、前記ロアーカバー52が閉じた状態で前記ロアーカバー52のロアーフック522が係止拘束され得るように構成される。
そして、前記ロアーロッカー58は、前記ロアーロッカー装着部536が内側に収容され得るように陥没した形状に形成され、前記ロアーロッカー58の内側面の両側には内側方向に突出したロッカー突起581が形成されて前記ロッカースロット536aに挿入される。したがって、前記ロアーロッカー58は前記ロアーロッカー装着部536に装着された状態で上下移動可能に装着される。
そして、前記ロアーロッカー58の陥没した内部には、下方に延長されるプッシング部582が形成され得る。前記プッシング部582は、前記ロアーカバーに形成されるロアーフック522に接するものであり、傾斜面582aを有するように形成されて、前記ロアーロッカー58の下方移動時に前記ロアーフック522が前記ケース係合部537から分離されるように押して前記ロアーカバー52を開放させる。
前記ロアーフック522の上端には傾斜面を形成することができ、前記ロアーカバー52が閉じた状態で前記ロアーフック522の傾斜面522aは前記プッシング部582の傾斜面582aに接する状態となる。このような状態で、前記ロアーロッカー58の下方移動時に前記プッシング部582は前記ロアーフック522の傾斜面522aを押して前記ロアーフック522を弾性変形させる。したがって、前記ロアーフック522の弾性変形によって、前記ロアーフック522はケース係合部537との拘束が解除され得る。
図44は、前記ロアーカバーとゴミ圧縮ユニットとの結合構造を示す分解斜視図である。そして、図45は、図41のB部の拡大図である。
図示のように、前記ロアーカバー52の中央にはベアリング593が装着され得る。そして、前記ロアーカバー52の下面には第1伝達ギア591が設けられ得る。前記第1伝達ギア591は前記圧縮モーターアセンブリ323に連結されて回転し得る。前記集塵箱50を前記着座部32に着座させると、前記第1伝達ギア591は自然に前記圧縮モーターアセンブリ323に連結されて回転し得る。
前記第1伝達ギア591の回転軸591aは前記ベアリング593を貫通するように装着され、前記ベアリング593によって円滑に回転し得る。そして、前記第2伝達ギア592は前記ロアーカバー52の上面に配置され、前記ベアリング593を貫通して前記第1伝達ギア591の回転軸591aに結合され得るように構成される。したがって、前記第2伝達ギア592は前記第1伝達ギア591と共に回転し得る。
前記第2伝達ギア592は円板状に形成され、周りに沿って複数のギア部592aが形成され、前記複数のギア部592aは、前記ゴミ圧縮ユニット56の回転部561の内周面に形成されるギア結合突起561aと結合し得る。
すなわち、前記集塵箱50の組み立て時に前記ゴミ圧縮ユニット56が装着された状態で前記ロアーカバー52を閉じると、前記第2伝達ギア592のギア部592aと前記ゴミ圧縮ユニット56のギア結合突起561aとが結合(match)して前記ゴミ圧縮ユニット56を駆動させることができる。
一方、前記第2伝達ギア592には上面中央に結合ボス592bが形成され、前記結合ボス592bの外側にはガスケットプレート594が着座し得る着座溝592cが形成され得る。
そして、前記第2伝達ギア592の下面にはガスケット装着突起592dが形成される。前記ガスケット装着突起592dには伝達ギアガスケット597が装着される。前記伝達ギア装着部592dは前記回転部561の内周面に接して気密し得る。このとき、前記伝達ギアガスケット597は前記第2伝達ギア592と一体に結合して前記第2伝達ギア592の回転時に共に回転する。
前記ガスケットプレート594は円板状に形成され、前記内部ケース544の開口された下面を遮蔽する内部ガスケット595が装着される。前記内部ガスケット595は、前記ガスケットプレート594の上端に形成されたガスケット装着部594a,594bと結合して一体に構成され得る。前記内部ガスケット595は前記内部ケース544の開口に対応する形状に形成され得る。
前記内部ガスケット595は、円板状に形成されて、前記内部ケース544の開口された下端に接する第1気密部595aと、前記第1気密部595aの上方に設けられ、前記内部ケース544の内側に挿入されて前記内部ケース544の内側面に接する第2気密部595bとで構成され、前記内部ケース544の開口を固定された状態で気密させ得る。
前記ガスケット装着部594a,594bは、前記ガスケットプレート594の上面から上方に突出する第1突出部594aと、前記第1突出部594aから垂直に外側へ突出する第2突出部594bとで構成される。前記第1突出部594aと第2突出部594bはいずれも前記内部ガスケット595の下面に挿入され、前記内部ガスケット595を前記ガスケットプレート594に堅固に固定し得る。
一方、前記ガスケットプレート594の下面には、前記着座溝592cに挿入される着座リブ594cが形成され得る。前記着座リブ594cは前記着座溝592cに挿入された状態で移動可能に形成される。
そして、前記ガスケットプレート594の中央には前記ガスケットプレート594と前記第2伝達ギア592との結合のための軸結合部材596が締め付けられる軸結合ホール594dが形成される。前記軸結合部材596は、前記軸結合ホール594dと前記第2伝達ギア592の結合ボス592bを貫通して締め付けられ得る。
この時、前記結合ボス592bが前記ガスケットプレート594よりも高く形成され、前記軸結合部材596は前記ガスケットプレート594を加圧しない。したがって、前記ガスケットプレート594は前記第2伝達ギア592に結合された状態でも自由に回転可能に装着され得る。
すなわち、前記集塵箱50が装着された状態で前記圧縮モーターアセンブリ323が駆動すると、前記第1伝達ギア591と第2伝達ギア592が回転し、前記第2伝達ギア592にギア結合された前記回転部561が回転して前記ゴミ圧縮ユニット56が駆動する。
この時、前記第2伝達ギア592に着座した前記ガスケットプレート594は、前記第2伝達ギア592の上方において自由に回転可能に結合されているので、前記第2伝達ギア592の回転時にも停止した状態を維持することができる。したがって、前記ガスケットプレート594に装着された前記内部ガスケット595は、前記内部ケース544の下面、すなわち、前記第2集塵空間502を遮蔽する状態を維持することができる。
以下では、前記メインモーターの駆動時における前記掃除機内部のゴミと空気の流動を説明する。
図46は、前記掃除機本体の空気及びゴミの流動を示す断面図である。そして、図47は、前記掃除機本体の空気及びゴミの流動を示す平面図である。
図示のように、ユーザが前記掃除機1を動作させると、前記メインモーター35が起動し、前記メインモーター35によって発生する吸込力によって前記吸込装置20からゴミを含む空気を吸い込むことができる。
ゴミを含む空気は、前記掃除機本体10のコネクタ401から吸い込まれ、前記集塵箱50の吸込口511から前記集塵箱50の内部に吸い込まれ得る。そして、前記集塵箱50では第1サイクロン54と第2サイクロン55によってゴミと微細ゴミがそれぞれ分離された第1集塵空間501と第2集塵空間502に捕集され得る。
詳しくは、前記吸込口511に流入したゴミを含む空気は、前記流路ガイド518を通って前記集塵箱50と前記ストレーナー541との間に流入する。この時、前記流路ガイド518によって流入する空気とゴミは、前記集塵箱50の内壁に沿って回転しながら流動する。
流動するゴミと空気は前記ゴミフィルタ542とストレーナー541を通りながら1次にゴミがフィルタリングされ、フィルタリングされた空気は前記ストレーナー541内側の空間に流入し得る。そして、分離されたゴミは下方に落下し、前記ガイドユニット543を通って前記第1集塵空間501に保管される。前記第1集塵空間501に捕集されたゴミは、前記ゴミ圧縮ユニット56と前記ガイドユニット543及び逆流遮断部531によって2重に圧縮されて前記第1集塵空間501の内部に保管され得る。
一方、前記フィルタとストレーナー541を通過してフィルタリングされた空気は、前記ケーシング551の流入口551aから前記ケーシング551の内側に流入する。この時、流入口551a側のガイドベーン552によって、前記ケーシング551の内部に流入する空気は前記ケーシング551の内壁に沿って渦巻く。
この過程で微細ゴミと空気が分離されて、2次に微細ゴミがフィルタリングされ得る。前記ケーシング551の内部で分離された微細ゴミは、前記ケーシング551の開口された下面を通って落下し、前記第2集塵空間502の内部に保管され得る。そして、フィルタリングされた空気は、前記ボルテックスファインダー553の出口553aから上方に流動した後、前記吐出口512から前記集塵箱50の外部に流動する。
前記吐出口512から排出される空気は、前記プレフィルタアセンブリ36を通りながら2次に微細ゴミがフィルタリングされ得る。そして、前記プレフィルタアセンブリ36を通過した空気は、前記アッパーフレーム34内側の空間に流動し、前記メインモーター35を通過する。前記メインモーター35を通過した空気は、前記プレートホール341aを通って下方に流動し、前記ロアーフレーム33に装着されたフィルタユニット39を通過する。
前記フィルタユニット39を通過する過程で空気中の超微細ゴミが分離され、最終的に、3次に超微細ゴミまでフィルタリングされ得る。フィルタリングされた空気の大部分は前記フィルタユニット下方のバッテリユニット38を冷却させ、前記リアカバー314を通って後方に吐き出され得る。
そして、前記フィルタユニット39を通過した空気の一部は、前記第1バリアホール331aを通過し、この過程で前記ノイズフィルタ302とメインPCB301を冷却させる。前記ノイズフィルタ302とメインPCB301を冷却させた空気は、前記本体部30の内部に自然排気されたり、前記リアカバー314を通って排出され得る。
一方、前記掃除機1の使用後に集塵箱50を空にするためには、まず、前記押下部材81を押して前記ロッキングアセンブリ80を動作させて前記カバー部材40を開放する。前記カバー部材40が完全に開放されると、リンクアセンブリ90によって前記カバー部材40は開いた状態を維持する。
このような状態で前記集塵箱50を前記本体部30から分離した後、前記ロアーロッカー58を操作して前記ロアーカバー52を開放することができる。前記ロアーカバー52を開放すると、前記第1集塵空間501及び第2集塵空間502内部のゴミを全て除去することができる。そして、前記集塵箱50の洗浄及び点検のためには前記アッパーロッカー57を操作してアッパーカバー51も開放でき、前記集塵箱50の内部の構成を分離して洗浄及び点検することができる。
前記集塵箱50を空にした後には、前記本体部30に前記集塵箱50を再び装着し、前記カバー部材40を回動させて前記カバー部材40を閉じる。
一方、前記掃除機1の使用中にユーザは前記ハンドル23を取って移動し、この過程で前記掃除機本体10の走行を調節することができる。
図48は、前記掃除機本体の停止状態を示す図である。
図示のように、前記掃除機本体10が移動しないで停止した状態では、前記掃除機本体10の重心Gが前記移動輪60の回転中心Cよりも後方に位置している状態となる。
このような状態では前記掃除機本体10が前記移動輪60の回転中心Cを基準に時計回り方向(正方向)に回転しようとし、前記ベース31の後半部313が下に下がり、前半部312が上に上がる。
この時、前記リアホイールユニット70は地面に接する状態で、前記ベース31の後半部313が下方に過度に下がることを防止し、前記ベース31を弾性支持して前記掃除機本体10を安定した状態に維持させる。
すなわち、両側の前記移動輪60とリアホイールユニット70は両方とも地面に接し、前記掃除機本体10は3点が支持された状態となる。また、前記掃除機本体10は重心が位置する掃除機本体10の後方が低くなった状態となり、停止した状態で安定した姿勢を維持することができる。
したがって、前記掃除機本体10の前半部は、前記集塵箱50内部のゴミの有無又はゴミ量に関係なく、設定された角度αを維持することができる。前記感知部306ではこのような状態で前記掃除機本体10の姿勢を角度から判断できる。
すなわち、前記感知部306では、前記前半部312が設定された角度αを維持することを確認し、前記掃除機本体10が移動しない停止状態であると判断し、したがって、前記ホイールモーター632を駆動しないで停止した状態に維持させることができる。
図49は、前記掃除機本体の走行状態を示す図である。
図示のように、ユーザが掃除のために前記ハンドル23を把持した状態で前方に移動すると、前記ハンドル23に連結された吸込ホース24が引っ張られる。そして、前記吸込ホース24に連結された前記コネクタ401は前記カバー部材40に位置するので、前記移動輪60の回転中心Cよりも上方で力が作用する。したがって掃除機本体10は、回転モーメントによって前記移動輪60の回転中心Cを基準にして反時計回り方向(逆方向)に回転する。
前記コネクタ401に加えられる力の大きさによって前記前半部312と地面との角度βは変わり得るが、前記掃除機本体10が停止した状態で設定された角度αよりはその大きさが小さくなる。そして、前記コネクタ401に加えられる力が大きくなっても、前記前半部312はフロントホイール312aによって地面と直接接しなくなり、前記フロントホイール312aが地面に接して前記掃除機1を安定的に移動させることができる。
例えば、前記掃除機本体10の走行が安定的になされる状態では前記中央部311は地面と水平な状態となる。そして、前記掃除機本体10の反時計回り方向の移動によって前記前半部312は地面と20°の角度になり、後半部313は10°になり得る。このような状態で前記掃除機本体10は理想的に走行できるが、前記掃除機本体10の角度は、ユーザが引っ張る瞬間的な力の大きさや地面状態によって変わってもよい。
前記感知部306では前記掃除機本体10の姿勢を感知して、前記移動輪60の回転を決定する。前記感知部306では前記前半部312と地面との角度βが設定された角度αより小さくなると、前記ホイールモーター632を駆動させて前記移動輪60を反時計回り方向に回転させる。前記移動輪60の回転によって前記掃除機本体10は前方に走行することができる。
このとき、前記感知部306は、感知される角度が設定された角度αより小さくなるとすぐに前記ホイールモーター632を駆動させてもよく、必要によって、前記感知部306で感知される変化値が設定された範囲(例えば、1°〜2°)を超える時に駆動させてもよい。
一方、前記感知部306は、前記前半部312と地面との角度βの変化を感知できるので、角度変化に比例して前記ホイールモーターアセンブリ63の回転速度を調節することもできる。例えば、前記前半部312と地面との角度βが急に小さくなる場合には、前記ホイールモーター632の回転速度も速くなって、前記掃除機本体10が速い速度で前方に移動するようにし得る。そして、前記前半部312と地面との角度が相対的に緩やかに小さくなる場合には、前記ホイールモーター632の回転速度を相対的にさらに遅くさせてもよいだろう。
前記掃除機本体10の前方移動によってユーザとの距離が近くなると、前記コネクタ401に加えられる力が小さくなる又はなくなることがあり、前記コネクタ401に加えられる力がなくなると、前記掃除機本体10は前記移動輪60の回転中心を基準に時計回り方向に回転し、再び48のような状態となる。この時、前記感知部306は前記前半部312と地面とが設定された角度αになったことを確認し、前記ホイールモーターアセンブリ63の駆動を停止させることができる。
したがって、ユーザが前記掃除機1を使用する過程でユーザがハンドル23を把持して移動すると、前記コネクタ401に力が加えられ、前記掃除機本体10は前方に移動する。そして、前記掃除機本体10が前方に走行してユーザとの距離が近くなると、前記コネクタ401側に加えられる力が弱くなり、コネクタ401に加えられる力がなくなると、前記掃除機本体10は重心によって時計回り方向に回転して停止する。
一方、前記掃除機1が走行している状態で前記集塵箱50の底面又は前記前半部312と地面(掃除面)とがなす角度を基準に設定角度(α<設定角度<β)以下になる場合、前記ホイールモーターアセンブリの駆動63を減速してもよい。すなわち、設定角度までは一定速度を維持するが、設定角度に到達すると減速し始め、設定された角度αになると停止してもよい。勿論、角度の判断は、前記前半部312の他、中央部311及び後半部313を基準にしてもよいだろう。
このような過程を反復すると、前記掃除機本体10はユーザの移動に沿ってユーザを追従し、したがって、ユーザが前記掃除機本体10を移動させるための別途の操作をしなくても自律的な移動が可能になる。
前記前半部312は傾斜するように形成されているので、走行中に敷居や障害物がある場合、それを効果的に乗り越えて移動することができる。すなわち、障害物が発生した状況でも前記掃除機本体10は安定的に走行して障害物を乗り越えて走行し続けることができる。
そして、同一高さの障害物を乗り越える時又はユーザがハンドル23を持ち上げるなどの操作をすると、前記掃除機本体10が前記移動輪の中心を基準に時計回り方向に回転し、後半部313が地面に向かって移動し得る。この時、前記リアホイールユニット70は地面に接する状態で、前記後半部313が過度に低くなったり転倒することを防止することができる。そして、前記リアホイールユニット70は前記後半部313を弾性支持し、前記掃除機本体10への外力が除去されると、前記掃除機本体10が図48のような状態となるようにする。
一方、前記掃除機本体10は走行中に障害物Oを感知することもあり、障害物Oが感知される場合、前記移動輪60の駆動を調節して、前記掃除機本体10が障害物を回避して走行することもできる。
図50は、前記掃除機の障害物回避走行状態を示す図である。
図示のように、前記掃除機本体10が走行中であるか又は停止状態で走行を始める場合、前記障害物感知部材44によって障害物Oが感知されることがある。前記障害物感知部材44は、曲面状に形成された前記カバー部材40の前面に複数個が設けられ、前記障害物感知部材44は設定された角度の範囲内の障害物Oを感知すると回避走行する。
例えば、同図に示すように、前記掃除機本体10の走行中に前記障害物感知部材44の前方センサー44cによって障害物が感知されると、前記メインPCB301又は感知PCB360aで前記障害物Oの位置を算出する。
そして、前記障害物Oの位置を算出すると、前記メインPCB301は左右両側の前記移動輪60のうち、前記障害物Oから近い側の移動輪60の回転を速くして、前記掃除機本体10の走行方向を変更し、障害物を回避することができる。
この時、前記メインPCB301は、両側のホイールモーター632のうちの一側のホイールモーター632だけを駆動させることができ、両側のホイールモーター632の回転速度を別々にしたり回転方向を別々にして障害物Oを回避することも可能であろう。
そして、前記障害物感知部材44で感知する障害物の距離にしたがって前記ホイールモーター632の回転速度を別々にしてもよいだろう。すなわち、遠い距離から障害物Oが感知される場合には、前記ホイールモーター632の回転速度を相対的に遅くさせ、近い距離から障害物Oが感知される場合には、前記ホイールモーター632の回転速度を相対的に速くさせることができる。
このように、障害物Oを避けるための別の操作をしなくても、能動的に前記障害物感知部材44によって障害物Oを回避して走行することができる。
本発明の実施例では前記掃除機本体10が前進走行することについて説明しているが、前記後半部313も傾斜した状態を有するので、前記後半部313の角度変化によって前記掃除機本体10を自動で後進走行するようにすることもできるだろう。
図51は、前記障害物感知部材の感知範囲を示す図である。
図示のように、前記障害物感知部材44は、設定された感知距離L以内の障害物を感知する。例えば、前記障害物感知部材44は略650mmの感知距離を有することができる。
このとき、前記障害物感知部材44の感知距離Lは、前記掃除機本体10が反時計回り方向に回転して前記フロントホイール312aが地面に接した時、地面を感知しない程度の距離に設定することができる。
感知距離Lを過度に長くする場合、前記掃除機本体10の前半部312が反時計回り方向に回転した時、地面を障害物として認識し得る問題があるためである。逆に、感知距離Lを過度に短くする場合、前記掃除機本体10の前方の障害物を感知した後、非常に速く回避起動をするので、ユーザに不便を招くことがあり、回避起動をしても障害物を完全に避けられないこともあるだろう。
したがって、前記障害物感知部材44は、掃除機本体10の回転時に地面を感知しないとともに、感知後に障害物を効果的に回避して走行できる設定距離Lを有することができる。
一方、前記障害物感知部材44は、掃除機本体10の最上端である前記カバー部材40の前面に配置されることにより、前記掃除機本体10の角度変化にも地面が感知されないとともに障害物を効果的に感知できるように前記障害物感知部材の照射角度を設定することができる。
例えば、障害物感知部材44が掃除機本体10の下面に設けられる又は低い位置に設けられる場合、前記障害物感知部材44から照射する光線が地面に向けざるを得なく、地面の感知によって障害物感知の誤りが発生するしかない。特に、回転する掃除機本体10の特性の上、実際に地面が感知されないとともに、障害物だけが識別され得る位置の選定が重要である。
図52は、前記掃除機本体の壁面走行状態を示す図である。
図示のように、前記掃除機本体10は掃除のために室内の壁面又は家具の壁面などに沿って移動することもある。このように壁面に沿って移動する場合には、前記掃除機本体10が壁面を認知し、壁面を回避しないで壁面に沿って走行した後、前記掃除機本体10がコーナーを完全に抜け出た後に回転しなければならない。
このために、前記障害物感知部材44は、前記前方センサー44b,44cと側方センサー44a,44dが互いに異なる感知距離L1,L2を有するように設定され得る。前記前方センサー44b,44cの感知距離L1は側方センサー44a,44dの感知距離L2より長く設定され得る。例えば、前記前方センサーが略650mmの感知距離L1を有する場合には、前記側方センサー44a,44dは略300mmの感知距離L2を有するように設定され得る。
前記側方センサー44a,44dの感知距離L2が前方センサー44b,44cの感知距離と等しい又は長い場合には、側方センサー44a,44dの感知距離L2によって壁面から過度に遠ざかるようになって、前記前方センサー44b,44cが壁面を感知できなくなり、結局、前方センサー44b,44cと側方センサー44a,44dが同時に感知できない状況が発生し、壁面を認識できなくなることがある。このため、前記側方センサー44a,44dの感知距離L2を相対的に短くして、前記掃除機本体10の壁面とより近くに位置させると、前記前方センサー44b,44cと側方センサー44a,44dの同時認識が可能になる。
一方、前記掃除機本体10の走行中に前記前方センサー44b,44cと側方センサー44a,44dが同時に障害物を感知する場合、これを壁面と判断して、回避運転をしないで壁面に沿って走行することができる。すなわち、前記前方センサー44b,44cと側方センサー44a,44dが壁面を感知する状態を維持しながら走行する。
前記掃除機本体10が持続的に壁面に沿って走行した後に、前記前方センサー44b,44cが障害物がないと認識し、続いて、前記側方センサー44a,44dが障害物がないと認識すれば、前記掃除機本体10は壁面のコーナーを通過したと判断してコーナーの方向に走行することができる。
この時、前記掃除機本体10は、側方センサー44a,44dが障害物がないことを確認した後、設定距離だけさらに直進して回転するように運転され得る。すなわち、前記掃除機本体10が完全にコーナーを通過した後に回転して、掃除機本体10の後ろ部分が壁面にぶつかることを防止することができる。
本発明は、前述した実施例の他にも様々な実施例が可能であろう。
本発明の他の実施例の構成は、一部の構成以外には前述した実施例と同一であり、同一の構成には同一の名称を使用し、その詳細な説明は省略するものとする。
図53は、本発明の他の実施例に係る掃除機本体の本体部が前方に傾いた様子を示す図である。そして、図54は、前記本体部が後方に傾いた様子を示す図である。そして、図55は、本発明の他の実施例に係る支持部の構成を示す図である。
図53〜図55を参照すると、前記掃除機本体1000は、本体部1110、移動輪1120及びバッテリ1130を含む。
前記本体部1110には前記吸込装置1160から吸い込まれたゴミが保管される集塵箱1105が設けられ得る。一対の前記移動輪1120は、前記本体部1110の両側にそれぞれ結合され得る。前記バッテリ1130は、前記本体部1110に分離可能に結合され得る。
前記掃除機本体1000において、前記移動輪1120の回転中心を通る鉛直線Vを基準に、前記コネクタ1103が配置された部分を前方と定義し、前記バッテリ1130が配置された部分を後方と定義することができる。また、前記本体部1110が前方に回転する場合とは、図面上で前記本体部1110が反時計回り方向に回転する場合(図53参照)を意味し、前記本体部1110が後方に回転する場合とは、前記本体部1110が時計回り方向に回転する場合(図54参照)を意味する。
前記掃除機本体1000は前記移動輪1120を駆動するための駆動部をさらに含むことができる。そして、前記掃除機本体1000は、前記掃除機本体1000の動きを感知する感知部の感知情報に応じて前記制御部によって前記移動輪1120の駆動を制御することができる。
前記感知部がオフ(OFF)状態の場合、前記移動輪1120が駆動しなくてもよい。この場合には、前記本体部1110は重心の位置によって傾くようになる。例えば、前記本体部1110の重心が、前記移動輪1120の回転中心を通る鉛直線Vの前方に位置すると、前記本体部1110は、図53のように前方に傾き、前記本体部1110の重心が鉛直線Vの後方に位置すると、前記本体部1110は、図54のように後方に傾く。
前記感知部がオン(ON)になると、前記制御部は、前記本体部1110の重心が前記移動輪1120の回転中心を通る鉛直線V上に位置するように前記移動輪1120の駆動を制御することができる。この場合、図54のように、前記本体部1110の底面Bが床面Gから離隔され得る。
前記掃除機本体1000はリアホイールユニット1140をさらに含むことができる。前記リアホイールユニット1140は、前記本体部1110の底面の後方に配置され、前記本体部1110が後方に傾く角度を制限する機能を有し得る。
前記リアホイールユニット1140は延長部1144をさらに含むことができる。前記延長部1144の一側には補助輪1142が回転可能に連結され得る。前記延長部1144の他側は、前記回転軸1146を介して前記本体部1110に回転可能に連結され得る。そして、前記延長部1144はa−a`の範囲内で上方又は下方に回転し得る。
前記リアホイールユニット1140は弾性部材1150をさらに含むことができる。例えば、前記弾性部材1150はトーションスプリングでよい。前記弾性部材1150の一端1152は前記本体部1110によって支持され、前記弾性部材1150の他端1153は前記延長部1144によって支持され得る。前記弾性部材1150は、前記延長部1144が図面において時計回り方向に回転するように弾性力を加えることができる。
前記本体部1110が前方に最大限に傾くと、前記本体部1110の底面Bの前方部が床面Gに接触し得る。これによって、前記本体部1110の前方への最大回転角度が制限され得る。
逆に、前記本体部1110が後方に傾くと、前記リアホイールユニット1140が床面Gに接触し得る。これによって、前記本体部1110の後方への最大回転角度が制限され得る。これによって、前記本体部1110が前方又は後方に転倒することを防止することができる。
前記本体部1110が後方に最大限に回転すると、前記本体部1110の底面Bは床面Gと所定の角度θをなすことができる。この時、前記本体部1110の底面Bと床面Gとの角度θは略17゜〜20゜でよい。
前記バッテリ1130にはカバー1131が設けられ得る。前記バッテリ1130が前記本体部1110に装着された状態で前記カバー1131は外部に露出され得る。これによって、前記カバー1131が前記本体部1110の外形の少なくとも一部を形成することができる。また、ユーザは前記本体部1110を分解しなくても、前記バッテリ1130を前記本体部1110から分離したり、前記本体部1110に結合することができる。
以下では、前記本体部1110に対して前記バッテリ1130が着脱される過程について詳しく説明する。ただし、以下では、前記本体部1110から前記バッテリ1130が除去された場合には前記本体部1110の重心が前方に位置し、前記本体部1110に前記バッテリ1130が結合された場合には前記本体部1110の重心が後方に位置する場合に限って説明する。
図56は、前記掃除機本体にバッテリを結合する様子を順次に示す図である。
図56の(a)は、前記本体部1110から前記バッテリ1130が分離された様子であり、図56の(b)は、前記本体部1110に前記バッテリ1130が結合された様子であり、図56の(c)は、本体部1110が後方に傾いた様子を示す図である。
前記本体部1110には前記バッテリ1130が結合されるバッテリ結合部1107が形成される。前記バッテリ結合部1107は、前記本体部1110の一部が陥没して形成され得る。
前記バッテリ結合部1107は前記本体部1110の下側に形成され、これによって、前記バッテリ1130は前記本体部1110の下側に結合される。例えば、前記バッテリ1130が前記本体部1110に装着された状態で前記バッテリ1130の重心は前記移動輪1120の回転中心よりも下方に位置し得る。
したがって、前記バッテリ1130が前記本体部1110に結合されると、前記本体部1110の重心が下側に移動するので、前記掃除機本体1000の走行安定性が向上し得る。
前記バッテリ1130が前記本体部1110の下側に結合されると、走行安定性が向上する長所はあるが、前記バッテリ1130を前記本体部1110の下側に結合しなければならず、前記バッテリ1130を結合するユーザに不便をもたらすことがある。
ただし、前記本体部1110から前記バッテリ1130が分離された状態では前記本体部1110の重心が前記移動輪1120の中心を通る鉛直線の前方に位置し得る。これによって、前記本体部1110から前記バッテリ1130が分離されると、前記本体部1110は前記移動輪1120を中心に前方に傾き得る。
前記本体部1110が前方に傾くことにより前記本体部1110の底面の前方部は床面に接触し、この時、前記バッテリ結合部1107は斜めに上方に向かう。これによって、ユーザが前記バッテリ1130を容易に結合させることができる。
前記バッテリ1130は、前記バッテリ結合部1107に設けられた結合ガイド部によって前記本体部1110に対して斜め方向に結合され得る。具体的に、前記バッテリ1130の挿入方向Sは鉛直線V及び床面とそれぞれ鋭角をなし得る。したがって、前記本体部1110の底面の前方部が床面に接触した場合、前記バッテリ1130の挿入方向Sは床面と鋭角をなす。
前記バッテリ1130が前記本体部1110に結合されると、前記本体部1110の重心が後方に移動し得る。すなわち、前記本体部1110に前記バッテリ1130が結合された状態では前記本体部1110の重心が、前記移動輪1120の中心を通る鉛直線の後方に位置し得る。
すなわち、前記本体部1110に前記バッテリ1130が結合されると、前記本体部1110は前記移動輪1120を中心に後方に傾き得る。この時、前記リアホイールユニット1140は床面に選択的に接触する。この時、前記本体部1110の底面Bは床面Gと所定の角度θをなす。
図57は、前記掃除機本体からバッテリを分離する様子を順次に示す図である。
具体的に、図57の(a)は、前記バッテリ1130が前記本体部1110から分離される前の様子を示し、図57の(b)は、前記バッテリ1130が前記本体部1110から分離される様子を示している。
前記本体部1110から前記バッテリ1130を分離するために、ユーザが前記本体部1110に力を直接加えて前記本体部1110を前方に傾けることができる。次に、ユーザは前記バッテリ1130を挿入方向Sと反対の方向に分離することができる。
前記本体部1110から前記バッテリ1130が分離されると、前記本体部1110の重心は再び前方に移動する。これによって、前記本体部1110は前方に傾いた状態を維持することができる。
このように、本発明の真空掃除機は、前記本体部1110に前記バッテリ1130が装着された状態では前記本体部1110が後方に回転し、前記本体部1110の底面部が床面から離隔され得る。すなわち、前記本体部1110は走行時に前記移動輪1120によって2点支持され得る。この場合、前記掃除機本体1000は障害物をより容易に乗り越えることができ、前記移動輪1120に作用する走行摩擦が減少するので、前記掃除機本体1000を移動させるユーザの労力を減らすことができる。
前記バッテリ1130が前記本体部1110から分離された場合には、前記本体部1110の重心が前方に移動して前記本体部1110が前方に回転するので、前記本体部1110の後方下側に設けられたバッテリ結合部1107が上昇する。これによって、ユーザが前記バッテリ1130を前記バッテリ結合部1107に容易に結合させることができる。
本発明の実施例に係る真空掃除機は、掃除機本体;前記掃除機本体に設けられ、掃除機本体が回転可能に支持される移動輪;前記掃除機本体に設けられ、前記移動輪を回転させるホイールモーターアセンブリ;ゴミを吸い込む吸込部と前記掃除機本体を連結する吸込ホースを含み、前記吸込ホースが前記移動輪の回転中心から離隔された位置で前記掃除機本体と連結される吸込装置;前記掃除機本体の内部に設けられ、前記掃除機本体の勾配を感知する感知部;及び、前記感知部で感知された掃除機本体の勾配が設定された角度を外れる場合、前記ホイールモーターアセンブリを駆動させるPCB;を含み、前記掃除機本体の重心は前記移動輪の回転中心を基準に前記吸込ホースの連結位置と反対の方向に位置することを特徴とする。
前記掃除機本体は前記掃除機本体の底を形成するベースを含み、前記ベースは前記移動輪の回転中心よりも前方に位置し、前方に行くほど地面から遠ざかるように傾斜して形成される前半部を含んでもよい。
前記前半部には前記掃除機本体の回転によって地面と選択的に接するフロントホイールが装着されてもよい。
前記ベースは前記移動輪の回転中心よりも前方に位置し、前方に行くほど地面から遠ざかるように傾斜して形成される後半部を含んでもよい。
前記後半部には前記掃除機本体の回転によって地面と選択的に接するリアホイールユニットが装着されてもよい。
前記リアホイールユニットは、前記ベースに回転可能に装着されるレッグ;前記レッグの延長された端部に回転可能に装着されるリアホイール;及び、前記リアホイールの一側で傾斜又は曲率を有するように延長され、延長された端部が前記ベースの底面と接して前記レッグの回転によって弾性変形される弾性部;を含んでもよい。
前記掃除機本体には前記掃除機の駆動のための電源を供給するためのバッテリユニットが設けられ、前記バッテリユニットは前記移動輪の回転中心よりも後方に配置されてもよい。
前記掃除機本体には吸込力を提供するためのメインモーターが設けられ、前記メインモーターは前記移動輪の回転中心よりも後方に配置されてもよい。
前記感知部はジャイロセンサーを含んでもよい。
前記掃除機本体の前面に設けられ、前方の障害物を感知する障害物感知部材を含んでもよい。
前記障害物感知部材はレーザーセンサーを含んでもよい。
前記障害物感知部材は複数個が同一延長線上に配置され、互いに異なる方向を見るように配置されてもよい。
前記掃除機本体は、吸い込まれるゴミが空気と分離されて保管される集塵箱が装着される本体部と、前記本体部に開閉可能に提供され、前記集塵箱の上面を選択的に遮蔽するカバー部材とを含み、前記障害物感知部材は、前記カバー部材のラウンドした前面に提供されてもよい。
前記移動輪は、本体の両側に一対が設けられ、一対の前記移動輪にはそれぞれの前記ホイールモーターアセンブリが連結されて、前記移動輪を独立して駆動させてもよい。
前記PCBは、前記障害物感知装置の障害物感知時に、両側の前記ホイールモーターアセンブリのいずれか一側の前記ホイールモーターアセンブリを駆動させてもよい。
前記PCBは、前記障害物感知装置の障害物感知時に、両側の前記ホイールモーターアセンブリの回転速度を別々にしてもよい。
前記PCBは、前記障害物感知装置の障害物感知時に、両側の前記ホイールモーターアセンブリを相互反対方向に回転させてもよい。
前記本体の内側には、前記本体の内部空間を前後方向に区画するベースフレームが装着され、前記ベースフレームの前方にはゴミを集塵する集塵箱が装着されてもよい。
前記ベースフレームは、掃除機の駆動のための電源を供給するバッテリユニットが装着されるロアーフレームと、前記ロアーフレームの上端に装着され、吸込力を提供するメインモーターが収容される空間を形成するアッパーフレームとを含んでもよい。
前記アッパーフレームには一対の第1サイドウォールが設けられ、前記メインモーターは前記一対の第1サイドウォールの間に配置され、前記メインモーターにおける空気の吸込と吐出が前後方向になされるように配置されてもよい。
前記吸込部にはゴミの吸込を補助するための補助モーターが設けられ、前記第1サイドウォールの外側面には前記補助モーターの駆動のための補助PCBが設けられてもよい。
前記メインモーターは前記一対の第1サイドウォールのうち、一側の第1サイドウォールに偏るように配置され、前記サイドアッパーフレームの底面には空気の排出のためのプレートホールが形成されてもよい。
前記ロアーフレームの前面には前記プレートホールから流入した空気が通過するバリアホールが形成され、前記バリアホールの前面には前記PCBが装着され、後面には供給電源のノイズを除去するためのノイズフィルタが設けられてもよい。
前記掃除機本体の後面には前記ロアーフレームの空間と連通するリアオープニングが形成され、前記掃除機本体には前記リアオープニングを開閉するリアカバーが設けられてもよい。
前記ロアーフレームは、前記バッテリユニットが装着される空間を提供するように離隔配置され、前記バッテリユニットの挿入・引出を案内する一対の第2サイドウォールを含み、前記バッテリユニットの両側面には前記第2サイドウォールによって拘束されるバッテリ拘束溝が形成されてもよい。
一対の前記第2サイドウォールのうち、一側のサイドウォールには、前記バッテリ拘束溝に挿入され得るように突出するバッテリ拘束部が形成され、向かい合う他側の第2サイドウォールには、前記バッテリ拘束溝に挿入され得るように別個として成形されたバッテリ拘束部材が装着されてもよい。
前記掃除機本体に着座し、吸い込まれるゴミを捕集する集塵箱さらに含み、前記集塵箱は、円筒状に形成され、吸込空気中のゴミを分離保管する透明ケース;前記集塵箱の上面を形成し、吸込口と吐出口が形成されるアッパーカバー;及び、前記集塵箱の開口された下面を開閉するロアーカバー;を含んでもよい。
前記ロアーカバーには、前記透明ケースの下端に回動可能に結合されるロアーカバー軸と、前記ロアーカバー軸と対応する位置に設けられ、前記透明ケース下端のケース係合部に係止拘束されて前記ロアーカバーを閉じた状態に維持させるロアーフックと、を含んでもよい。
前記透明ケースに上下に配置されるロアーロッカー装着部と、前記ロアーロッカー装着部に上下移動可能に装着され、下方に移動時に前記ロアーフックを押して前記ケース係合部との結合を解除するロアーロッカーと、を含んでもよい。
前記フックの上面と、該フックの上面に接する前記ロアーロッカーの下端は傾斜するように形成されてもよい。
円筒状に形成され、前記集塵箱の内部に設けられる内部ケースをさらに含み、前記内部ケースは、前記内部ケースと集塵箱との間にゴミを捕集する第1集塵空間と、前記内部ケース内側にゴミを捕集する第2集塵空間とを形成してもよい。
前記集塵箱が装着される前記掃除機本体の一側に設けられる圧縮モーターアセンブリ;前記ロアーカバーに設けられ、前記集塵箱の装着時に前記圧縮モーターアセンブリと連結される伝達ギア;前記内部ケースに設けられ、前記伝達ギアと結合されて回転して前記第1集塵空間内のゴミを圧縮するゴミ圧縮ユニット;をさらに含んでもよい。
前記伝達ギアは、前記ロアーカバーの下面に設けられ、前記圧縮モーターアセンブリに連結される第1伝達ギアと、前記第1伝達ギアの回転軸に結合され、前記ロアーカバーの上面に設けられて前記ゴミ圧縮ユニットに連結される第2伝達ギアと、を含み、前記ロアーカバーには前記第1伝達ギアの回転軸が貫通結合されるベアリングが設けられてもよい。
前記第2伝達ギアの上面に着座するガスケットプレート、前記ガスケットプレートに固定装着され、前記内部カバーの開口された下面を気密させる内部ガスケット、及び前記ガスケットプレートを貫通して前記第2伝達ギアに締め付けられて、前記ガスケットプレートが独立して回転可能に装着されるようにする軸結合部材が設けられてもよい。
前記内部ガスケットは、円板状に形成されて、前記内部ケースの開口された下端に接する第1気密部と、前記第1気密部の離隔された上方に設けられ、前記内部ケースの内側面に接する第2気密部と、を含んでもよい。
前記アッパーカバーは前記透明ケースの開口された上面に脱着可能に装着され、前記透明カバーの内側上端と前記アッパーカバーには互いに結合されるように突出及び陥没したアッパー突起とアッパー溝が形成され、前記アッパー溝と向かい合う前記透明ケースの上端には前記アッパーカバーの一端を拘束するアッパーロッカーが設けられてもよい。
前記透明ケースの外側面にはアッパーロッカー装着部が形成され、前記アッパーロッカーはアッパーロッカー装着部に回動可能に装着されるが、前記透明ケースの上端よりも高く延長されて、前記アッパーカバーに選択的に係止拘束されてもよい。
前記掃除機本体は、吸い込まれる空気中のゴミを分離保管する集塵箱が脱着可能に装着される本体部と、前記本体部に回動可能に装着され、前記集塵箱の上部を選択的に遮蔽するカバー部材と、を含んでもよい。
前記カバー部材には、前記吸込装置に連結され、前記カバー部材が閉じた状態で前記集塵箱の吸込口と連通するコネクタが設けられてもよい。
前記カバー部材にはユーザの操作によって両側に選択的に突出して前記本体部に拘束されるロッキングアセンブリが設けられてもよい。
前記ロッキングアセンブリは、 ユーザが把持し得るように前記カバー部材に形成されるグリップ部の外側面に押下操作可能に装着される押下部材;前記押下部材の押下操作を伝達するように上下運動する伝達部材;前記伝達部材に接し、前記伝達部材によって回動する一対のメインリンク;及び、前記メインリンクに連結されて直線往復運動し、端部が前記カバー部材を出入して前記本体部に係止拘束されるサブリンク;を含んでもよい。
前記メインリンクは、前記伝達部材の両側で回転可能に軸結合される貫通部;前記貫通部から前記伝達部材に向かって延長され、前記伝達部材の傾斜した下端に接する傾斜面が形成される第1延長部;及び、前記第1延長部と垂直な方向に延長されて前記サブリンクが軸結合される第2延長部;を含んでもよい。
前記カバー部材には、前記サブリンクを収容して前記サブリンクの移動を案内するリンクガイドが形成され、前記リンクガイドに対応する前記カバー部材の側面には、前記サブリンクの端部が出入する出入口が開口されてもよい。
前記カバー部材と前記本体部との間には、前記カバー部材が開放された状態を維持し得るように前記カバー部材と前記本体部とを連結するリンクアセンブリが設けられてもよい。
前記カバー部材の端部には前記本体部と回動可能に延長されるカバー部材結合部が形成され、前記リンクアセンブリは、一端が前記カバー部材結合部に回転可能に装着され、他端は前記本体部にスライディング可能に装着されてもよい。
前記リンクアセンブリは、一端が前記カバー部材に回転可能に装着される回転リンク;前記回転リンクの他端に回転可能に装着され、前記本体部の一側に収容されて前記カバー部材の開閉時に直線往復運動するスライダー;及び、前記カバー部材と前記スライダーとの間に設けられて前記スライダーを弾性支持する弾性部材;を含んでもよい。
前記本体部には、前記カバー部材の回転軸方向に開口され、前記スライダーと回転リンクの少なくとも一部が収容され得るリンクアセンブリ収容部が形成されてもよい。
前記リンクアセンブリ収容部には、前記スライダーの両側面に接して前記スライダーの直線往復運動を案内するスライダーガイドが形成されてもよい。
前記回転リンクには互いに離隔された一対のサポーティング部が形成され、前記一対のサポーティング部には、相互に向かい合う方向に突出して前記スライダーと回転可能に結合されるスライダー固定部;外側に突出して、前記リンクアセンブリ収容部に突出した干渉突起と係止拘束されるサポーティング突起;及び、前記サポーティング部の端部からスライダー固定部とサポーティング突起との間に切開され、前記サポーティング突起の弾性を提供するサポーティングスリット;を含んでもよい。
前記干渉突起は、前記カバー部材が設定角度だけ開放された状態で前記サポーティング突起と干渉する位置に形成され、前記サポーティング突起を支持して前記カバー部材の回動を制限してもよい。
前記掃除機本体には前記吸込装置の一側の突起が係止拘束されて前記吸込装置が固定されるホルダーが設けられ、前記ホルダーは金属素材で成形されて前記掃除機本体に結合されてもよい。