JP6748411B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

情報処理装置の動作に使用される設定情報を、クライアントとサーバとの間でネットワーク通信によって同期する同期技術に関する。
従来、情報処理装置間でデータを共有する共有システムが知られている。例えば特許文献1に記載のサーバはデータベースの更新内容を更新履歴として記憶する。そして、サーバからクライアントにこの更新履歴を送信することにより、サーバが記憶するデータとクライアントが記憶するデータとを一致させる。
また特許文献2は、サーバとクライアントとの間で前回データ同期を行った以後に更新されたデータの内容をクライアントからサーバへ送信する同期システムを開示する。
また従来、クライアント装置がネットワーク上に存在するサーバを探索する技術が知られている。特許文献3には、ネットワークに接続されたデバイスを探索することが記載されている。また特許文献3には、クライアント機能とサーバ機能を兼ね備えるデバイスが示されている。
特開2004−86800号公報 特開2004−94294号公報 特開2005−157612号公報
特許文献1や特許文献2に記載のシステムのようにサーバが複数のデバイスの設定情報を管理する構成において、特許文献3のようにデバイスがサーバの探索を行う場合、以下の課題が生じる場合がある。
デバイスがサーバの探索を行った結果、ネットワーク上で複数のサーバが検出され、デバイスがそれら複数のサーバのうち任意のサーバに設定情報を管理させることとすると、各デバイスの設定情報が別々のサーバによって管理されてしまう可能性がある。従って、設定情報を一元管理できなくなってしまうという課題がある。
設定情報が一元管理されないと、設定情報の管理が複雑化してシステム全体の処理量が増えたり、各装置が記憶する設定情報の不整合が生じ易くなったりする場合がある。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は以下の構成を有する。すなわち、情報処理装置であって、前記情報処理装置の設定情報を記憶する記憶手段と、前記情報処理装置が、他装置が記憶する設定情報を少なくとも管理するサーバか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を用いて、前記情報処理装置及び前記情報処理装置とネットワークを介して接続する装置のうち、他装置が記憶する設定情報を少なくとも管理するサーバの数を検出する検出手段と、前記検出手段が検出したサーバの数が1である場合には前記記憶手段が記憶する前記設定情報を前記サーバに管理させるための処理を開始し、前記検出手段が検出したサーバの数が2以上である場合には前記処理を開始しない処理手段とを有する。
このような構成によれば、同期システムにおける設定情報のサーバによる一元管理を行うことができる。
同期システム全体を示すシステム構成図 サーバ110の構成を表すブロック図 複合機120の構成を表すブロック図 サーバ110で管理されるマスタデータの構成図 同期システムにおける複合機120のソフトウェア構成図 サーバ110のソフトウェア構成図 複合機120の処理手順のフロー 複合機120に記録するログ情報の一例を示す図 複合機120の処理手順のフロー
以下、本発明を実施するための実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施形態1)
実施形態1における同期システムの構成図を図1(a)及び(b)に示す。図1(a)の例では、ネットワーク100に、複数の複合機120、121、及び122が接続されており、複合機120の内部にはサーバ110が存在する。図1(b)の例では、ネットワーク100に、サーバ110と、複数の複合機120、121、及び、122が接続される。本実施形態における同期システムは図1(a)の構成及び図1(b)に示した構成のいずれにもすることができる。複合機120、121、及び、122は、サーバ110のクライアントとして動作する情報処理装置である。以下では、複合機120、121、及び、122をデバイスと称呼する場合がある。
サーバ110は、複合機120、121、及び122の設定情報のマスタデータを管理する。サーバ110が記憶するマスタデータが更新された場合、サーバ110は、更新の内容を示す情報(以下、更新情報)をネットワーク100を介して複合機120、121、及び122に通知する。サーバ110から複合機120に通知される更新情報は、例えば、サーバ110が前回複合機120と同期した設定情報と、サーバ110における更新後の設定情報との差分を示す情報である。サーバ110と複合機121、及び、122との更新情報についても同様である。以下では、サーバ110と複合機120、121、又は121とが同時期に共通の設定情報を共有していることを、サーバ110と複合機120、121、又は121とが設定情報を同期していると表現する。
また複合機120、121、及び122から設定情報の更新情報を受信した際には、サーバ110は、マスタデータの値を更新する。
複合機120121、及び122は、複数種類の機能、例えばコピーやFAX等を実現する機器であり、内部にそれらの機能の実行のために利用する設定情報を記憶している。設定情報に更新があった場合、複合機120は、更新情報をサーバ110に通知する。この更新情報は、例えば、複合機120が前回サーバ110と同期した設定情報と、複合機120における更新後の設定情報との差分を示す情報である。
また複合機120121、及び122は、サーバ110から設定情報のマスタデータ410の更新情報を受信すると、受信した更新情報を用いて自身が記憶する設定情報を更新する。
このような構成によれば、サーバ110、並びに、複合機120、121、及び122の間で共通の設定情報を記憶することができる。
たとえば、複合機120、121、及び122のいずれも用いる設定情報に関しては、サーバ110上のマスタデータに更新があった場合は、サーバ110から複合機120、121、及び122の各複合機に設定情報の更新情報が通知される。このようにして、サーバ110が記憶する設定情報と、各複合機が記憶する設定情報とが同期される。
また、複合機120、121、及び122いずれかの設定情報に更新があった場合は、設定情報の更新があった複合機からサーバ110に更新情報が通知される。サーバ110は受信した更新情報を用いてマスタデータを更新する。マスタデータの更新に伴って、サーバ110は更新内容を更新情報として複合機121及び122に通知する。このようにして、サーバ110、並びに、複合機120、121、及び122の間で共通の設定情報を記憶し続けることができる。
次に図1(b)に示したように、サーバ110が単体で構成される場合の、サーバ110の構成を図2のブロック図を用いて説明する。サーバ110は、コントローラユニット200、操作部220、及び、表示部230を含む。
コントローラユニット200は、CPU(Central Processing Unit)203を有する。CPU203は、ROM(Read Only Memory)206に格納されているブートプログラムを読み出して実行することにより、OS(Operating System)を起動する。
CPU203は、このOS上で、HDD(Hard Disk Drive)205に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。このCPU203の作業領域としてはRAM(Random Access Memory)204が用いられる。
HDD205は、上記アプリケーションプログラムと複合機120の設定情報のマスタデータ等を格納する。マスタデータの管理方法に関する詳細については後述する。
CPU203には、システムバス210を介して、ROM206およびRAM204とともに、操作部I/F201、表示部I/F202、通信I/F207が接続される。
操作部I/F201は、操作部220とのインタフェースである。操作部220は、例えばマウスやキーボード等とすることができる。操作部I/F201は、操作部220によってユーザにより入力された情報をCPU203に通知する。
表示部I/F202は、画像データを表示部230に対して出力する。表示部230は例えばディスプレイ等することができる。また通信I/F207は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介してネットワーク100上の各装置との間で情報の入出力を行う。
次に本実施形態にかかる複合機120の構成を図3のブロック図を用いて説明する。本実施形態にかかる複合機120は、コントローラユニット300、操作部320、スキャナ330、及び、プリンタ340を含む。コントローラユニット300には、操作部320が接続されるとともに、画像入力デバイスであるスキャナ330や画像出力デバイスであるプリンタ340が接続される。
コントローラユニット300は、CPU302を有し、CPU302は、ROM306に格納されているブートプログラムを読み出して実行することによりOSを起動する。CPU302は、このOS上で、HDD305に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。このCPU302の作業領域としてはRAM303が用いられる。また、RAM303は、作業領域を提供するとともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD305は、上記アプリケーションプログラムや画像データ、各種設定情報を記憶する。設定情報は、例えば、CPU302がスキャナ330又はプリンタ340の動作を制御するために用いられる。複合機120における設定情報の管理方法については後述する。
CPU302には、システムバス310を介して、ROM306、RAM303、操作部I/F301、デバイスI/F304、通信I/F307、及び、画像処理部308が接続される。
操作部I/F301は、操作部320とのインタフェースであり、操作部320の表示部321に表示すべき画像データを操作部320に対して出力する。操作部320は、例えばタッチパネルなどとすることができる。また操作部I/F301は、操作部320によってユーザにより入力された情報をCPU302に送出する。
デバイスI/F304にはスキャナ330及びプリンタ340が接続される。スキャナ330は画像を読み取って画像データを生成する。スキャナ330が読み取る画像には、写真、絵、又は、文字等が含まれる。プリンタ340は、用紙上に画像を形成する印刷処理を行う。CPU302は、デバイスI/F304を介してスキャナ330及びプリンタ340を制御する。
通信I/F307は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介してネットワーク100上の各装置との間で情報の入出力を行う。画像処理部308では、スキャナ330からの入力画像処理やプリンタ340への出力画像処理、画像回転、画像圧縮、解像度変換、色空間変換、階調変換などの処理を行う。
複合機121及び複合機122の構成は、図3を用いて説明した構成と同様であるものとする。なお図1(a)を用いて説明したシステム構成においては、サーバ110と複合機120は同一のデバイスであり、以上図2及び図3を用いて説明したハードウェア構成を一にする。すなわち、サーバ110は複合機120に構成されているハードウェアを使用して動作する。サーバアプリケーション600を実行することにより、複合機120は、他の装置の設定値を管理するサーバとして機能する。
つぎに、本実施形態にかかるサーバ110が管理するマスタデータの構成を図4のブロック図を用いて説明する。
本実施形態に係るマスタデータ401は、以下のデータベース(以下、DB)を含む。すなわち、設定情報DB410と、デバイス共通設定情報DB411と、登録デバイス管理DB412と、デバイス個別設定情報DB413と、デバイス構成情報管理DB414と、ユーザ情報DB415と、ユーザ設定情報DB416とを含む。
設定情報DB410はサーバ110で管理する各設定情報に関するメタデータを格納するデータベースである。設定情報DB410に格納されるデータの例を表1に示す。設定情報DB410には、ユーザに提示する際の文言、複合機120と通信を行う際に設定情報を識別するためのキー識別子、初期値、値域、適応機種/バージョン、設定情報の表示条件が格納される。設定情報DB410で管理する各設定情報は、複合機120の機種やファームウェアのバージョンによって、設定情報の存在の有無や、設定情報の値域や初期値といった情報が異なる場合がある。
表1の例では、キー識別子が“settings.pattern”で表される設定情報は、機種A、機種Bでは全ての個体に存在しているが、機種Cではファームウェアのバージョンが3.01以降の個体にのみ存在している。また表1の例では、キー識別子が“settings.density”で表される設定情報は、機種Bではインストールされているファームウェアのバージョンにより設定情報の値域や初期値が異なる。表1に図示された“settings.density”に続く設定情報は、機種、ファームウェアバージョンに依らずに同一の地域や初期値であることを示している。

デバイス共通設定情報DB411は、サーバ110が管理する全ての複合機が現在共有している設定情報を管理するデータベースである。デバイス共通設定情報DB411に格納されるデータの例を表2に示す。デバイス共通設定情報DB411は、キー識別子と、識別子に対応する値、設定情報の最終更新日時が格納される。このキー識別子は、設定情報DB410のキー識別子と同一の体系をもつ識別子である。表1に示したように、settings.densityの初期値や値域はデバイスの機種によって異なるが、表2の例では、システムにおける全てのデバイスのsettings.densityの値は0に設定されていることを示している。

登録デバイス管理DB412は、サーバ110が設定情報を管理する複合機の個体識別子を管理するためのデータベースである。
デバイス個別設定情報DB413は、サーバが管理する複数の複合機の各々で値が異なる設定情報を管理するデータベースである。デバイス個別設定情報DB413に格納されるデータの例を表3に示す。なお、デバイス個別設定情報DB413は複合機の個体に対応して複数存在するものとする。デバイス個別設定情報DB413は、キー識別子と、識別子に対応する値、設定情報の最終更新日時が格納される。このキー識別子は、設定情報DB410のキー識別子と同一の体系をもつ識別子である。

デバイス構成情報DB414は、複合機120の個体を識別する個体識別子、機種名、ファームウェアのバージョン、利用可能な機能を表すライセンス情報、及び、アクセサリとして付加されている機器の情報などを含む。デバイス構成情報管理DB414で管理される複合機の個体毎のデバイス構成情報の例を表4に示す。なお、機種名、ファームウェアのバージョン、ライセンス等は、設定情報DB410に格納されているものと同一の体系を持つ。デバイス構成情報DB414は、複合機120がサーバ110に通知することによって、複合機120とサーバ110との間で共有される。複合機120は自らのデバイス構成情報の更新内容をサーバ110に通知することができる。一方、サーバ110上では複合機120のデバイス構成情報の内容を変更することができない。また、あるデバイスのデバイス構成情報は、当該デバイスとサーバ110との間で共有されるのみであり、他のデバイスには通知されない。

ユーザ情報DB415は、複合機120を利用するユーザに関する情報を管理するためのデータベースである。ユーザ情報DB415に格納されるデータの例を表5に示す。ユーザ情報DB415には、ユーザを一意に識別するためのユーザIDや、ログインの際にユーザが入力するユーザ名等が格納される。

ユーザ設定情報DB902は、複合機120を利用する各ユーザが利用可能なユーザ毎の設定情報を管理するためのデータベースである。ユーザ設定情報DB416に格納されるデータの例を表6に示す。ユーザ設定情報DB416には、ユーザを一意に識別するためのユーザIDや、設定情報を一意に識別するためのキー識別子、設定情報の内容、設定情報の最終更新日時が格納される。なお、このユーザIDは、ユーザ情報DB415におけるものと同一の体系である。

サーバ110は、上記で説明したマスタデータ401の各データベースを利用して、管理対象の複合機120の各々で異なる設定情報や、管理対象の複合機全てで共通の設定情報、及び各設定情報そのもののメタデータを一括管理する。
次に、本実施形態にかかる同期システムにおいて、複合機120、121、及び122で動作する設定データの管理のためのアプリケーションソフトウェアのブロック構成図を図5に示す。クライアントアプリケーション500は、キャッシュデータ管理部510と、通信制御部520とを含む。キャッシュデータ管理部510は複合機120のキャッシュデータ511を管理する。通信制御部520は複数のブロックから構成され、通信I/F307を介して行う通信の制御を行う。クライアントアプリケーション500は、本実施形態では、RAM303、HDD305、ROM306のいずれかの記憶部に記憶され、CPU302により実行される。
キャッシュデータ管理部510が管理するキャッシュデータ511は、HDD305やRAM303、などに保存される。通信制御部520は、制御部521、タイミング管理部522、及び、通信処理部523を含む。
複合機120は設定値をキャッシュデータ511に格納する。キャッシュデータ511は、複合機120のHDD305に格納されるデータベースである。キャッシュデータ511の構成の一例を表7に示す。キャッシュデータ511に格納される設定情報は、設定情報を識別するためのキー識別子、設定情報の値、UI表示文言、初期値、値域、適応機種/ファームウェアバージョン、及び、表示条件等の要素から構成される。これらの要素はマスタデータ401で管理されているものと同一の体系で管理されるものである。サーバ110もしくは複合機120において設定情報が更新された場合には、表7に示されるデータのうち少なくともキー識別子及び値を通信することで設定情報を同期する。

以上説明した各設定情報の同期処理は、サーバ110の通信I/F207と複合機120の通信I/F307とがネットワーク100を介して通信することで行われる。
制御部521は、サーバ110との設定情報の同期処理を制御する。設定情報の同期処理とは、サーバ110と複合機120、121、又は122との間で設定情報を共有するために行う処理である。タイミング管理部522は、設定データの同期タイミングを管理する。制御部521は、ネットワーク100に接続された複数の装置のうち、サーバの数を検出する検出部524を含む。検出部524が検出の対象とする複数の装置には、自装置も含まれる。
通信処理部523は、通信I/F307を介して後述のサーバアプリケーション600との通信処理を行う。各処理部の行う処理の詳細は後述する。
キャッシュデータ管理部510は、後述する通信制御部520がサーバ110から取得した更新情報を通信制御部520より受信し、キャッシュデータ511に反映させる処理を行う。またキャッシュデータ管理部510は、キャッシュデータ511の情報が複合機120において更新された場合に、通信制御部520に対してサーバ110が管理するマスタデータ401への更新情報の反映を依頼する。
通信制御部520は、サーバ110との設定情報の同期通信を制御する。タイミング管理部522は、サーバ110からマスタデータ401の更新情報を定期的に取得する取得タイミングの判定を行う。また制御部521は、通信処理部523がサーバより取得したマスタデータ401の更新情報を受信し、キャッシュデータ管理部510に更新情報の反映を依頼する。
図6は、本実施形態にかかる同期システムにおいて、サーバ110で動作するサーバアプリケーションソフトウェアのブロック構成図である。サーバアプリケーション600は、本実施形態ではRAM204、HDD205、ROM206のいずれかの記憶部に記憶され、CPU203により実行される。サーバアプリケーション600は、マスタデータ管理部610と、通信制御部620とを含む。サーバアプリケーション600を実行することにより、サーバ110は、他の装置の設定値を管理するサーバとして機能する。
マスタデータ管理部610は、上述のマスタデータ401を管理する。マスタデータ管理部610が管理するマスタデータ401は、HDD205やRAM204などに保存される。
マスタデータ管理部610は、通信制御部620が複合機120、121、及び122から受信した更新情報を用いて、マスタデータ401が記憶する設定情報を更新する制御を行う。またマスタデータ管理部610は、通信制御部620が複合機120、121、及び122からマスタデータ401の更新情報の取得要求を受信した場合に、該複合機に対して送信すべき更新情報を作成し、通信制御部に通知する処理を行う。このようにして、サーバアプリケーション600は、他装置が記憶する設定情報を少なくとも管理する。なお、図1(a)に示した複合機120のように、自装置がサーバアプリケーション600及びクライアントアプリケーション500を記憶する場合には、サーバアプリケーションは、自装置のクライアントアプリケーション500が記憶する設定情報も管理する。
通信制御部620は、通信I/F207を介してクライアントアプリケーション500との通信の制御を行う。通信制御部620は、複合機120、121、及び122との設定情報の同期を制御する。
通信制御部620は、制御部621と通信処理部622とを含む。制御部621は、複合機120、121、及び、122との設定情報の同期処理を制御する。制御部621は、通信処理部622が複合機120、121、及び122から設定情報の更新情報を受信した場合に、設定情報更新情報をマスタデータ管理部610に通知する。また、制御部621は、通信処理部622が複合機120、121、及び122より更新情報の取得要求を受信した場合に、マスタデータ管理部610より該複合機の更新情報を取得し、該複合機に送信するよう通信処理部622に指示する処理を行う。
通信処理部622は、通信I/F207を介してクライアントアプリケーション500との通信処理を行う。
つぎに、クライアントアプリケーション500が実行する処理について図7のフローチャートを用いて説明する。図7に示す処理は、複合機120、121、又は、122が起動してから、複合機がサーバ110に接続してサーバ110との設定情報の同期処理を開始するまでの処理である。以下では、複合機120において実行される例について説明するが、複合機121、及び、122においても同じ処理が実行される。図7のフローチャートは複合機120、121、又は、122が起動を開始したことに基づいて開始される場合について説明するがこれに限らない。ユーザが図7のフローチャートに示す処理の実行を指示した場合に開始されることとしても良い。また、起動以外の処理が複合機120、121、又は、122において実行されたことをトリガにして、図7の処理が開始されることとしても良い。
図7のフローチャートの各手順は、複合機120のCPU302によって実行される。本フローチャートに示される一連の処理は、例えば複合機120の操作部320にある、図示しない電源ボタンの押下などにより開始される。電源ボタンの押下によって、複合機120の起動処理が開始される。図7に示す処理が開始される条件としては、設定情報の同期機能が有効になった場合、設定情報の同期を行うデバイスとして動作していた複合機120内でサーバ110が有効になった場合等が挙げられるが、それらに限定されない。
まずステップS701において、制御部521は、接続先サーバのIPアドレスが設定されているか否かを判定する。本実施形態では、接続先サーバのIPアドレスはHDD305に設定情報として格納される。接続サーバのIPアドレスが設定されていない場合(S701でNOの場合)、ステップS702へ進む。一方、接続先サーバのIPアドレスが設定されている場合(S701でYESの場合)、ステップS709へ進み、サーバとの設定情報の同期処理を開始する。このようにして、サーバアプリケーション600と通信するためのアドレス情報が複合機120に設定されている場合には、以下の処理を行う。すなわち、ネットワーク100上のサーバの数に関わらず、アドレス情報に応じたサーバアプリケーション600に複合機120が記憶する設定情報を管理させる処理を開始する。
ステップS702において、制御部521は、自装置がデバイスサーバであるか否かを確認する。ここでデバイスサーバとは、図1(a)の複合機120のように、サーバ110としての機能と、クライアントとしての機能を兼ね備える装置のことをいう。デバイスサーバでは、図5を用いて説明したクライアントアプリケーション500、及び、図6を用いて説明したサーバアプリケーション600が動作する。サーバ110としての複合機120は、クライアントとしての複合機120、121、及び、122の設定値の管理を行う。複合機120の起動に応じて、サーバアプリケーション600及びクライアントアプリケーション500の両方が起動する。
ステップS702では、例えば、通信処理部523から自装置のIPアドレスを指定して所定の探索パケットを送出してサーバ110からの応答があった場合には、自装置がデバイスサーバであると判定する方法などがある。パケットの送出のための通信プロトコルとしては例えばHTTP(Hypertext Transfer Protocol)を用いることができる。または複合機120は、自身がサーバとして機能することを示す情報を予め記憶し、この情報を確認することによりステップS702の処理を行うこととしてもよい。あるいは、サーバアプリケーション600が同じ装置内に有るクライアントアプリケーション500に通知を行うこととしてもよい。この通知はクライアントアプリケーション500が動作する同じ装置内にサーバアプリケーション600が存在することを示す通知である。ステップS702における判定方法は上記に限られず、特に限定しない。図1(a)に示した例では、複合機120はサーバ機能を有するデバイスサーバであるため、ステップS702では自装置がデバイスサーバであることを確認する。自装置がデバイスサーバである場合には、例えば、自装置がデバイスサーバであることを示すフラグを立てて記憶部に記憶することができる。ステップS702の処理の実行後、ステップS703に進む。
ステップS703において、制御部521は、ネットワーク上に存在するサーバを探索する。探索方法としては、通信処理部523に依頼して、Service Location Protocol(以下、SLP)でLAN内にマルチキャストパケットを送出し、応答があるサーバを見つけることで探索する方法などが考えられる。なお、SLPによる探索では、メッセージの送り元のデバイスは検出されない。すなわち、SLPを用いた探索では、自装置がデバイスサーバでありサーバ機能を有する場合であってもステップS703では自装置はサーバとして検出されない。サーバの探索の方法は上記に限られず、特に限定しない。ステップS702の処理とステップS703の処理は処理順序の前後を問わない。すなわち、ステップS701でYESの場合、ステップS703の処理を実行した後にステップS702の処理を実行することとしてもよい。制御部521は、ステップS702及びステップS703の処理を実行するとステップS704の処理に進む。
ステップS704では、ステップS702の確認結果に基づいて自装置がデバイスサーバであるか否かを判定する。例えば、ステップS702の処理の結果、自装置がデバイスサーバであることを示すフラグが立っているかを判定することにより、自装置がデバイスサーバであるか否かを判定することができる。判定の方法はこれに限られず、特に限定しない。このようにして制御部521は、自装置がサーバであるか否かを判定する。
自装置がデバイスサーバである場合には制御部521はステップS705に進む。一方、自装置がデバイスサーバでない場合には制御部521はステップS706に進む。図1(a)に示した構成では、複合機120はサーバ機能を有するデバイスサーバであるため、ステップS705に進む。一方、複合機121、及び、複合機122はデバイスサーバではないため、ステップS706に進む。
ステップS705では、ステップS703において検出したサーバの台数に1を足す。上述のように、本実施例においてステップS703では自装置以外のサーバの台数が検出される。そこで、自装置がサーバ機能を有する場合にはステップS703において検出したサーバ台数に1を足すことにより、システムにおけるサーバの総数を取得することができる。ステップS705の処理の実行後、ステップS706へ進む。
ステップS702からステップS705の処理を実行することにより、制御部521の検出部524は、自装置及び自装置にネットワークを介して接続された装置のうち、サーバの数を検出することができる。
本実施形態では、ステップS702からステップS705の処理において、自装置がサーバであるか否かを判定する処理と、自装置以外のサーバの台数を検出する処理とを分けて実行する例について説明したが、これに限らない。自装置も検出対象としてシステム内のサーバの総数を1回の処理で検出することとしてもよい。
ステップS706において、制御部521は、ステップS702、及び、S703で検出したサーバの総数が1台であるか否か判定する。サーバの総数が1台の場合は、制御部521はステップS708へ進む。一方、サーバの総数が0台又は2台以上の場合は、制御部521はステップS707へ進む。
ステップS707において、制御部521は、操作部320の表示部321にエラーメッセージを表示する。エラーメッセージは検出されたサーバの総数に応じて切り替えても良い。例えば、サーバの総数が0台である場合は「サーバが見つかりませんでした。」というメッセージを表示する。またサーバの総数が2台以上である場合は「サーバを特定できませんでした。」というメッセージを表示することができる。
このようにして、制御部521は、サーバとして検出した装置の台数が2台以上である場合には、サーバとの設定値の同期処理が開始されないことを示すメッセージを表示部321に表示させる表示制御を行う。また制御部521は、検出した台数に応じて異なるメッセージを表示部321に表示させる表示制御を行う。ただしエラーメッセージの表示の方法は上述の例に限られない。検出したサーバの台数に関わらず共通のメッセージを表示してもよい。エラーメッセージを表示すると制御部521は図7に示す処理を終了する。このようにして、サーバとして検出した装置の台数が0台又は2台以上である場合には、サーバとの設定情報の同期処理を開始しないようにすることができる。
複数のサーバが検出されたためクライアントアプリケーション500がサーバを特定できなかった場合には、ユーザが使用するサーバを選択し、接続先のサーバを複合機120に手動で設定することができる。制御部521は、サーバを特定できなかった場合には、ユーザがサーバを手動で設定するために用いる設定画面を操作部320の表示部321に表示させたり、当該設定画面へのショートカットを操作部320に表示させたりすることとしてもよい。
ステップS708では、制御部521は、検出したサーバのIPアドレスを自装置の接続先のアドレスとして設定する。例えば制御部521は、検出したサーバのIPアドレスを接続先サーバのIPアドレスとして保存するよう、キャッシュデータ管理部510に依頼する。このようにして、サーバとして検出した装置の台数が1台である場合には、キャッシュデータ511が記憶する設定情報をサーバアプリケーション600に管理させる処理をステップS709において開始できるようになる。依頼を受けたキャッシュデータ管理部510は、検出したサーバのIPアドレスを、接続先サーバのIPアドレスとしてHDD305に保存する。ステップS708の処理を実行すると、制御部521はステップS709の処理に進む。
ステップS709において、制御部521は、サーバアプリケーション600との所定の同期処理を実行するよう通信処理部523に指示する。指示を受けた通信処理部523は、サーバアプリケーション600に対して所定の同期処理を開始する。
本実施形態においてこの同期処理は、複合機120、121、及び122が起動したときにサーバ110に対して実行するように設定された同期処理である。この所定の同期処理において各複合機は、自身がキャッシュデータ511に記憶する設定情報をサーバ110に対して通知する。サーバ110は、各複合機から取得した設定情報をマスタデータ401に記録して管理する。このようにして、各複合機がキャッシュデータ511に記憶する設定情報とサーバ110がマスタデータ401に記憶する設定情報との同期が開始される。
この同期処理が実行された後は、上述した更新情報のサーバ110と各複合機との間でのやり取りによってマスタデータ401及びキャッシュデータ511が逐次更新される。すなわち、複合機120のキャッシュデータ511が記憶する設定情報が更新された場合には更新内容を示す更新情報をサーバアプリケーション600に通知する。また、サーバ110のマスタデータ401が更新された場合には、サーバ110は複合機からの更新確認要求に応答して、更新情報を複合機に送信する。通信処理部523は、ステップS709における同期処理の実行結果を制御部521に通知する。
通信処理部523から同期処理の実行結果を受けた制御部521は、ステップS710において、同期処理の実行結果をログ情報としてHDD305に記憶する。図8は、ステップS710で記憶されるログ情報の一例を示す図である。本実施形態のログ情報には、通信の成否を表すレベル、通信日時、処理内容、接続先URL、及び、対象データへのアクセス種別などが含まれている。レベルは、成功の場合にはNormal、一時的要因で失敗した場合にはWarning、恒久的要因で失敗した場合にはErrorとなる。ここに示すログ情報の記憶形態は一例であり、これ以外の形態を取るものでもよい。
ステップS710の処理を実行して、複合機120が起動してから、サーバ110に接続して同期処理を開始するまでの処理を終了する。
本実施形態によれば、複合機120、121、又は、122の起動に際し、システムにおけるサーバの台数が1台である場合には、起動した複合機とサーバ110との同期処理を自動的に開始させることができる。また、複合機120、121、又は、122の起動に際し、システムにおけるサーバの台数が1台である場合には、起動した複合機とサーバ110との同期処理を自動的には開始させないようにすることができる。
このようにして、システムに接続された複合機の設定情報が1台のサーバ110によって一元管理されるようにすることができる。従って、サーバ110と複合機120、121、及び、122との間の同期処理を行うための処理の複雑化を防ぎ、効率的に同期処理を行うことができる。また、サーバ110と複合機120、121、及び、122とが記憶する設定情報の不整合が生じる可能性を低減させることができる。
なお本実施形態では、サーバ110と複合機120は同一のデバイスである例を取って説明したが、サーバ110は図1(b)に示すように独立したサーバとしてもよい。
(実施形態2)
本実施形態では、複合機が起動してサーバ110に接続する際に複数のサーバが検出された場合でも、実際に設定情報の管理を行うサーバの数が1台である場合は、起動した複合機とサーバ110との同期処理を開始させる例について説明する。
本実施形態のシステム構成、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、データ構造及び処理手順は、実施形態1で図1から図6を用いて説明したものと同一であるため、その説明を省略し、異なる箇所について説明する。
本実施形態において、複合機120が行う設定情報の同期処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。図9に示す処理は、複合機120、121、又は、122が起動してから、複合機がサーバ110に接続してサーバ110との設定情報の同期処理を開始するまでの処理を示す。図9のフローチャートは複合機120、121、又は、122が起動を開始したことに基づいて開始される場合について説明するがこれに限らない。ユーザが図9のフローチャートに示す処理の実行を指示した場合に開始されることとしても良い。また、起動以外の処理が複合機120、121、又は、122において実行されたことをトリガにして、図9の処理が開始されることとしても良い。図9の処理はクライアントアプリケーション500によって実行される処理である。以下では、複合機120において実行される例について説明するが、複合機121、及び、122においても同じ処理が実行される。
図9のフローチャートの各手順は、複合機120のCPU302によって実行される。本フローチャートに示される一連の処理は、実施形態1において図7を用いて説明した処理と同様のタイミングで開始される。
図9に示した処理が開始されると、制御部521は実施形態1において図7を用いて説明したステップS701からS706の処理を実行する。
ステップS702及びステップS703において検出されたサーバの台数の総数が1台である場合(S706でYESの場合)、制御部521は実施形態1と同様にステップS708からS710の処理を実行する。一方、検出されたサーバの台数が0台又は2台以上の場合(S706でNOの場合)にはステップS901に進む。
ステップS901において、制御部521は、ステップS702及びステップS703で検出された各サーバに対して、現在システム内の複合機の設定情報を管理しているか否かを問い合わせるように通信処理部523に指示する。この指示を受けた通信処理部523は、サーバアプリケーション600と通信し、現時点で設定情報を管理しているか否か問い合わせ、返答を受信する。
例えばサーバ110は、自身が設定情報を管理している状態であるか否かを示す状態情報を記憶する。そしてクライアントアプリケーション500からの問い合わせがあった場合には、状態情報に基づいて、問い合わせを行ったクライアントアプリケーション500に応答する。あるいは、クライアントアプリケーション500は、問い合わせとして状態情報の取得要求をサーバアプリケーション600に送信して、状態情報を取得することとしてもよい。ただし、問い合わせの方法はこれらに限られない。
ステップS702及びステップS703において検出されたサーバの台数の総数が0台である場合には、問合せは行われずステップS902へ進む。
ステップS902において、制御部521は、ステップS901の問い合わせに対して設定情報を管理しているという返答を返してきたサーバの総数が1台か否か判定する。このようにして、複合機120及びネットワーク100を介して接続された複数の装置のうち、他の装置が記憶する設定情報の管理を実行中のサーバの数が0台又は2台以上であるか判定する。設定情報を管理しているという返答を返してきたサーバの総数が1台の場合は、ステップS708へ進む。一方、0台又は2台以上の場合は、ステップS707へ進む。以降は実施形態1において図7を用いて説明した内容と同じ処理が実行される。このようにして、他の装置が記憶する設定情報の管理を実行中のサーバの数が1台であると判定した場合には、当該サーバアプリケーションに複合機120の設定情報を管理させる処理を開始する。また、他の装置が記憶する設定情報の管理を実行中のサーバが2以上であると判定した場合には、前記処理が開始されないことを示すメッセージを表示部321に表示させる。
本実施形態によれば、実施形態1と同様にサーバ110と複合機120、121、及び、122との間の同期処理を行うための処理の複雑化を防ぎ、効率的に同期処理を行うことができる。また、サーバ110と複合機120、121、及び、122とが記憶する設定情報の不整合が生じる可能性を低減させることができる。
また本実施形態によれば、複合機が起動してサーバ110に接続する際に複数のサーバが検出された場合でも、実際に設定情報の管理を行うサーバの数が1台である場合は、起動した複合機とサーバ110との同期処理を開始させることができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
110 サーバ
120 複合機
302 CPU
500 クライアントアプリケーション
600 サーバアプリケーション
511 キャッシュデータ
401 マスタデータ
524 検出部
521 制御部

Claims (13)

  1. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の設定情報を記憶する記憶手段と、
    前記情報処理装置が、他装置が記憶する設定情報を少なくとも管理するサーバか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を用いて、前記情報処理装置及び前記情報処理装置とネットワークを介して接続する装置のうち、他装置が記憶する設定情報を少なくとも管理するサーバの数を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出したサーバの数が1である場合には前記記憶手段が記憶する前記設定情報を前記サーバに管理させるための処理を開始し、前記検出手段が検出したサーバの数が2以上である場合には前記処理を開始しない処理手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記処理手段は、前記記憶手段が記憶する前記設定情報を管理させるべきサーバと通信するためのアドレス情報が前記情報処理装置に設定されている場合には、サーバの数に関わらず、前記アドレス情報に応じたサーバに前記記憶手段が記憶する設定情報を管理させるための処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記検出手段が検出したサーバの数が2以上である場合には、前記処理が開始されないことを示すメッセージを表示手段に表示させる表示制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記検出手段が検出したサーバの数が2以上である場合には、前記検出手段が検出したサーバの数に応じて異なる前記メッセージを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記検出手段が検出したサーバの数が2以上である場合に、前記情報処理装置及び前記情報処理装置とネットワークを介して接続する装置のうち、他の装置が記憶する設定情報の管理を実行中のサーバの数を判定する判定手段を有し、
    前記処理手段は、他の装置が記憶する設定情報の管理を実行中のサーバの数が1であると前記判定手段が判定した場合には、前記設定情報の管理を実行中のサーバに前記記憶手段が記憶する前記設定情報を管理させる処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 他の装置が記憶する設定情報の管理を実行中のサーバの数が2以上であると前記判定手段が判定した場合には、前記処理が開始されないことを示すメッセージを表示手段に表示させる表示制御手段を有することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記処理手段は、サーバが管理するデータベースに前記記憶手段が記憶する前記設定情報を記録させることにより前記処理を開始させ、前記記憶手段が記憶する前記設定情報が更新された場合には更新内容を示す更新情報を前記サーバに通知する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 画像を読み取って画像データを生成するスキャナ、又は、用紙上に画像を形成する印刷処理を行うプリンタを制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段が記憶する前記設定情報を用いて前記スキャナ又は前記プリンタの動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置の設定情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記情報処理装置が、他装置が記憶する設定情報を少なくとも管理するサーバか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果を用いて、前記情報処理装置及び前記情報処理装置とネットワークを介して接続する装置のうち、他装置が記憶する設定情報を少なくとも管理するサーバの数を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出したサーバの数が1である場合には前記記憶手段が記憶する前記設定情報を前記サーバに管理させるための処理を開始し、前記検出ステップにおいて検出したサーバの数が2以上である場合には前記処理を開始しない処理ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. 前記処理ステップにおいて、前記記憶手段が記憶する前記設定情報を管理させるべきサーバと通信するためのアドレス情報が前記情報処理装置に設定されている場合には、サーバの数に関わらず、前記アドレス情報に応じたサーバに前記記憶手段が記憶する設定情報を管理させるための処理を開始することを特徴とする請求項に記載の制御方法。
  11. 前記検出ステップにおいて検出したサーバの数が2以上である場合には、前記処理が開始されないことを示すメッセージを表示手段に表示させる表示制御ステップを有することを特徴とする請求項に記載の制御方法。
  12. 前記処理ステップにおいて、サーバが管理するデータベースに前記記憶手段が記憶する前記設定情報を記録させることにより前記処理を開始させ、前記記憶手段が記憶する前記設定情報が更新された場合には更新内容を示す更新情報を前記サーバに通知する制御を行うことを特徴とする請求項に記載の制御方法。
  13. コンピュータに、
    前記コンピュータの設定情報を記憶手段に記憶する記憶手順と、
    前記コンピュータが、他装置が記憶する設定情報を少なくとも管理するサーバか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順による判定結果を用いて、前記コンピュータ及び前記コンピュータとネットワークを介して接続する装置のうち、他装置が記憶する設定情報を少なくとも管理するサーバの数を検出する検出手順と、
    前記検出手順において検出したサーバの数が1である場合には前記記憶手段が記憶する前記設定情報を前記サーバに管理させるための処理を開始し、前記検出手順において検出したサーバの数が2以上である場合には前記処理を開始しない処理手順と
    を実行させるためのプログラム。
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