JP6748406B2 - キャッピング方法 - Google Patents

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Description

ねじ山が形成された口金部を有するボトル缶に金属製キャップをキャッピングするためのキャッピング方法に関する。
リシール可能な金属製キャップを備えたボトル缶が広く使われるようになっている。このボトル缶の口金部には雄ねじ部が形成されており、その口金部にキャップ材を被せた状態で、キャッピング装置(キャッパ)によりキャッピング加工を施すことにより、すなわち、キャップ材の外周面に雄ねじ部のねじ山に沿ったねじ山を成形することにより、ボトル缶の口金部にキャップが被着され、キャッピングされる。
キャップが被着されるボトル缶は、特許文献1及び特許文献2に開示されているように、アルミニウム合金板を絞り加工及びしごき加工(DI成形)により底板部と円筒状側面部とが一体となった筒体に成形し、その開口部を縮径して肩部を形成するとともに、この肩部の上端に形成される小径の首部よりも上方部分に、ねじ成形のための拡径した筒状部を形成した後、この筒状部にねじ成形加工を施し、開口端部にカール部形成加工を施す等により製造される。
ところで、上記のようにして製造されるボトル缶は、その製缶時や口金部にキャップを巻締める際に、缶軸方向に荷重がかけられ、ボトル缶に加えられる缶軸方向の荷重が過大であると、ボトル缶の口金部が楕円に変形し、さらには首部や肩部に座屈が生じることが問題となっていた。
この点、特許文献1には、肩部上端に凹部を設けることによってボトル缶の半径方向及び軸方向の強度向上を図る技術が開示されている。また、特許文献2には、ボトル缶を部分的に薄肉化することで、変形、座屈が生じない強度を維持する技術が開示されている。
特開2001‐213416号公報 特開2012‐192984号公報
ところが、ボトル缶のさらなる薄肉化が進められており、キャッピング時に加えられる荷重により、ボトル缶の口金部及びキャップに生じる変形が顕著なものになってきている。このように口金部及びキャップに変形が生じた場合、キャップ開閉時の抵抗(トルク)が大きくなる。そして、一度開栓されたキャップを閉栓するリシールの際に、その大きくなった抵抗によって使用者が閉栓されたものと勘違いし、途中で閉栓動作を止めてしまうことで、内容物の漏れが発生することが問題となっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、薄肉化されたボトル缶へのキャップのキャッピング時に生じる口金部の変形を抑制できるキャッピング方法を提供することを目的とする。
本発明のキャッピング方法は、有底筒状の胴部と、該胴部の上端から縮径されて形成される肩部と、この肩部の上端に形成される小径の首部と、該首部よりも上方部分に形成される口金部とを有するとともに、該口金部に雄ねじ部と該雄ねじ部の下方に膨出する顎部とが形成されたボトル缶の該口金部に、天面部と筒部とを有する有底筒状のキャップ材を被せて、前記キャップ材の外周面を前記口金部に押し付けることにより、前記雄ねじ部に対応する雌ねじ部と前記顎部に圧着されるフレアーとを成形して、該口金部にキャップを被着するキャッピング工程を有し、前記キャッピング工程において、リング状の拘束具を前記口金部側から装着することにより、前記胴部のストレート部のうちの少なくとも前記肩部の縮径開始部を含む帯状の範囲をその全周又は部分的な隙間をあけて拘束した状態を維持するとともに、前記肩部上端の半径方向内側に向かって屈曲する肩押さえ部を周方向に沿って拘束した状態に維持することを特徴とする。
キャッピング工程において、上述したように、キャップの巻締め位置である口金部から離れた位置にある胴部のストレート部のうちの少なくとも肩部の縮径開始部を含む帯状の範囲を拘束した状態を維持することで、缶軸方向に大きな荷重が作用した際のボトル缶の変形を抑制することができる。この場合、上記範囲内においてボトル缶の全周を拘束することが最も望ましい形態ではあるが、全周ではなく部分的な隙間を有する場合であっても、キャッピング時に生じるボトル缶の変形を十分に抑制することができる。したがって、本発明における胴部のストレート部のうちの少なくとも肩部の縮径開始部を含む帯状の範囲を拘束した状態を維持することとは、キャッピング時に生じるボトル缶の変形を回避できる程度の範囲において、胴部のストレート部の帯状の範囲を拘束することで足りる。
このように、キャッピング工程において、胴部のストレート部のうちの少なくとも肩部の縮径開始部を含む帯状の範囲を拘束した状態に維持することにより、ボトル缶の変形を抑制できることから、本発明のキャッピング方法により薄肉化されたボトル缶にキャッピングを行う際にも、ボトル缶の口金部及びキャップに生じる変形を抑制することができる。
また、キャッピング工程において、胴部のストレート部のうちの少なくとも肩部の縮径開始部を含む帯状の範囲を拘束した状態に維持することに加えて、肩押さえ部を周方向に沿って拘束した状態を維持することで、缶軸方向に大きな荷重が作用した際の変形抑制効果をさらに高めることができる。
本発明のキャッピング方法の前記キャッピング工程において、前記リング状の拘束具は、ポリエチレンテレフタレート樹脂又はダイス鋼からなるとよい。
本発明のキャッピング方法において、缶軸方向の圧縮に対する座屈強度が1400N以上1800N未満とされるボトル缶の口金部にキャップを被着する際には、前記キャッピング工程において、前記キャップ材を前記口金部に押し付ける缶軸方向の荷重を700N以上900N以下とし、前記雌ねじ部を成形する半径方向の押圧荷重を104.1N以上117.3N以下とし、前記フレアーを成形する半径方向の押圧荷重を77.8N以上90.9N以下とするとよい。
缶軸方向の圧縮に対する座屈強度であるコラム強度が1400N以上1800N未満とされる薄肉化されたボトル缶についても、キャッピング工程において、胴部のストレート部のうちの少なくとも肩部の縮径開始部を含む帯状の範囲を拘束した状態を維持することで、缶軸方向に大きな荷重が作用した際の変形を抑制することができる。また、この際、キャップ材を口金部に押し付ける缶軸方向の荷重を700N以上900N以下とし、雌ねじ部を成形する半径方向の押圧荷重を104.1N以上117.3N以下とし、フレアーを成形する半径方向の押圧荷重を77.8N以上90.9N以下とすることで、キャッピング時に生じるボトル缶の変形を確実に抑制することができる。
本発明によれば、キャップの巻締め位置である口金部から離れた位置にあるボトル缶のストレート部のうちの少なくとも肩部の縮径開始部を含む帯状の範囲を拘束した状態を維持することで、薄肉化されたボトル缶であっても、キャッピング時に生じる口金部及びキャップの変形を抑制できる。
キャッピング装置を用いた本発明の第1実施形態のキャッピング方法を説明する要部断面図である。 図1に示すキャッピング装置のキャッピングヘッド部分の底面図である。 図2に示すキャッピング装置のキャッピングヘッド部分の断面図である。 拘束リング部材の装着を説明する半断面図である。 拘束リング部材を装着したボトル缶の口金部の半断面図であり、拘束リング部材をボトル缶の肩押さえ部の下部に嵌合させた状態を示す。 ボトル缶の肩部の要部断面図であり、縮径開始部を説明する図である。 ボトル缶及びキャップ付ボトル缶の搬送経路を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態のキャッピング方法を説明する図であり、拘束リング部材をボトル缶の肩部の縮径開始部を含むストレート部のみに嵌合させた状態を示すボトル缶の半断面図である。 本発明の第3実施形態のキャッピング方法を説明する図であり、拘束リング部材をボトル缶のストレート部と肩部とに嵌合させた状態を示す口金部の半断面図である。 本発明の第4実施形態のキャッピング方法を説明する図であり、拘束リング部材をボトル缶のストレート部と肩押さえ部とに嵌合させた状態を示す口金部の半断面図である。 拘束リング部材をボトル缶の肩部のみに嵌合させた状態を示す口金部の半断面図である。 拘束リング部材をボトル缶のストレート部と肩部とに嵌合させた状態を示す口金部の半断面図であり、肩部による嵌合範囲を狭く設定した場合を示す。 拘束リング部材をボトル缶のストレート部のみに嵌合させた状態を示すボトル缶の半断面図であり、肩部の縮径開始部を除いた範囲で拘束リング部材をストレート部に嵌合させた状態である。
以下、本発明に係るキャッピング方法の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、ボトル缶2内に内容物を充填した後に、口金部21にキャップ3(キャップ材30)を被着することによりキャップ付ボトル缶1が製造される。
ボトル缶2は、アルミニウム又はアルミニウム合金製とされ、絞り・しごき加工により形成されるものである。そして、ボトル缶2は、図4に示すように、有底筒状の胴部22と、胴部22の上端から上方に向けて漸次縮径するテーパ状の肩部23と、この肩部23の上端から上方に延びる筒状小径の首部24と、この首部24よりも上方部分に形成される口金部21とを有するボトル状に形成されている。また、胴部22は、ボトル缶2の底部20bと、この底部20bの周縁部から上方に延びる円筒状のストレート部29とから形成されている。そして、口金部21は、その開口部20a先端に形成されたカール部25と、そのカール部25の下方に形成された雄ねじ部26と、雄ねじ部26の下方に膨出して形成された顎部27とが形成されている。
このボトル缶2の口金部21に巻締められてキャップ3となるキャップ材30は、ボトル缶2と同様に、アルミニウム又はアルミニウム合金製とされる。また、キャップ材30は、図4に示すように、円形の天面部31と円筒状の筒部32とを有する有底筒状とされ、筒部32には、ナール33、グルーブ34、ビード35、及びフレアー36とが形成されている。また、天面部31の内側には、シール材であるライナー4が設けられている。そして、キャップ材30は、ボトル缶2内に内容物を充填した後に口金部21に被せられ、巻締められることにより被着される。具体的には、キャップ材30の筒部32を口金部21の雄ねじ部26及び顎部27に倣うように成形することにより、筒部32に雌ねじ部37が形成されるとともに、筒部32の下端部のフレアー36を顎部27に巻き込まれ、キャップ3と口金部21とが螺着状態に固定される。
以下、ボトル缶2に装着前のものをキャップ材30と呼び、装着後の雌ねじ部37が形成されたものをキャップ3と呼ぶ。
上記のように、ボトル缶2の口金部21にキャップ材30を被着してキャッピング加工を施すためには、例えば、図1に示すようなキャッピングヘッド101を複数備えるキャッピング装置が用いられる。そして、これら複数のキャッピングヘッド101のうちいずれかによって、個々のボトル缶2に対するキャップ材30の被着が行われる。各キャッピングヘッド101は、プレッシャーブロック60とキャッピングロール70とを備える。また、キャッピングロール70は、ROロール(ロールオンロール)としての第1ロール71と、PPロール(ピルファープルーフロール)としての第2ロール72とから構成され、第1ロール71はロール支持機構81を介して支持ブロック12に回転自在に取り付けられ、第2ロール72はロール支持機構82を介して支持ブロック12に回転自在に取り付けられている。
プレッシャーブロック60は、図3に示すように、ボトル缶2の口金部21にキャップ材30を被せた状態でそのキャップ材30の天面部31を押さえて、天面部31の外周部に段差部31aを形成する。また、キャッピングロール70は、第1ロール71によりキャップ材30に雌ねじ部37を成形するとともに、第2ロール72により筒部32のフレアー36を顎部27に巻き込むことにより巻締める構成とされる。
キャッピングロール70は、第1ロール71と第2ロール72とを、それぞれ少なくとも1個備える構成とされる。なお、本実施形態のキャッピング装置100のキャッピングヘッド101においては、図2に示すように、第1ロール71と第2ロール72とが2個ずつ設けられる。
また、キャッピング装置100には、図1に示すように、拘束リング部材5Aが設けられている。拘束リング部材5Aは、図5及び図6に示すように、胴部22のストレート部29のうちの少なくとも肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hと嵌合する外径拘束部51aが設けられている。また、拘束リング部材5Aには、ボトル缶2の肩部23上端の半径方向内側に向かって屈曲する肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内で、少なくともボトル缶2の周方向に線状に嵌合する嵌合孔部52aが設けられている。なお、肩部23の縮径開始部Pは、図6に示すように、胴部22のストレート部29の上端と肩部23の下端との接続部のことであって、ストレート部29と肩部23との間の変曲点のことを示す。このように、ボトル缶2の肩部23は、図6に示すように、円弧部23sとテーパ部23tとを含んだ形状とされる。
また、図5に示す本実施形態の拘束リング部材5Aには、嵌合孔部52aに連続して挿通孔部53aが設けられており、挿通孔部53aの内径Daが、キャップ部材30の筒部32の外径よりも大きく形成されている。このため、ボトル缶2の口金部21にキャップ部材30を被せた後、ボトル缶2の開口部20a側から拘束リング部材5Aを被せてボトル缶2の肩部23上に載置することにより、外径拘束部51aを胴部22のストレート部29の上部に嵌合させた状態とするとともに、嵌合孔部52aを肩部23の一部に嵌合させた状態にして容易に装着することができる。このように拘束リング部材5Aの外径拘束部51aをストレート部29の上部に嵌合させた状態とするとともに、嵌合孔部52aをボトル缶2の肩部23に嵌合させた状態とすることにより、これらの嵌合部分においてボトル缶2を拘束した状態が維持される。また、拘束リング部材5Aは、外径拘束部51aと嵌合孔部52aとによって、拘束リング部材5Aとボトル缶2との位置合わせ(センタリング)が容易に行えるようになっている。
そして、拘束リング部材5Aは、ボトル缶2に着脱可能に設けられ、キャッピング加工時においては図1に示すようにボトル缶2の肩部23に装着された状態が維持され、キャッピング加工後にキャップ付ボトル缶1から取り外される。
具体的には、図7に示すように、ボトル缶2の搬送経路におけるボトル搬送路91をボトル缶2を通過させる間に、ボトル缶2の口金部21にキャップ材30が被せられるとともに、拘束リング部材5Aがボトル缶2に装着される。すなわち、キャッピングヘッド101が備えられるキャッピングステーション92に移動するまでの間に拘束リング部材5Aがボトル缶2に装着される。そして、キャッピングステーション92において拘束リング5Aが装着された状態で、キャップ材30が口金部21に被着される。その後、キャップ3が被着されたキャップ付ボトル缶1はボトル排出路93へと移動し、ボトル排出路93上を通過する間に、拘束リング部材5Aがキャップ付ボトル缶1から取り外される。
なお、拘束リング部材5Aは、例えば図1の二点鎖線で示すように、キャッピングヘッド101よりも半径方向外側で装置本体(図示略)により上下移動可能に支持する構成とすることも可能であるし、拘束リング部材5Aのみを単体で着脱する構成とすることもできる。
次に、このように構成されるキャッピングヘッド101を備えるキャッピング装置100を用いてキャッピングを行う本実施形態のキャッピング方法について説明する。
まず、ボトル缶2の口金部21にキャップ材30を被せるとともに、ボトル缶2の肩部23に拘束リング部材5Aを載置することで、拘束リング部材5Aをボトル缶2に容易に装着することができる。これにより、拘束リング部材5Aの外径拘束部51aがボトル缶2のストレート部29の上部に嵌合して、拘束リング部材5Aとボトル缶2とが位置合わせされるとともに、その外径拘束部51aとストレート部29との嵌合部分において、ボトル缶2を拘束した状態が維持される。すなわち、外径拘束部51aにより、ストレート部29のうちの肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hが拘束した状態に維持される。また、嵌合孔部52aがボトル缶2の肩部23の一部に当接して、その拘束リング部材5Aの嵌合孔部52aとボトル缶2の肩部23との嵌合部分において、ボトル缶2を拘束した状態が維持される。すなわち、嵌合孔部52aにより、肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内で、少なくともボトル缶2の周方向を線状に拘束した状態が維持される。
そして、このように拘束リング部材5Aによりボトル缶2を拘束した状態で、図1に示すように、キャッピング工程を行う。
まず、プレッシャーブロック60をキャップ材30の上部に被せて、ヘッド全体にかけられる垂直荷重による圧縮ばね62の付勢力によってキャップ材30の天面部31をボトル缶2の底部20b方向に押圧し、キャップ材30の肩部に段差部31aを形成する。
次に、このキャップ材30の天面部31を押圧した状態を維持したまま、第1ロール71及び第2ロール72をキャップ材30の筒部32に押し付ける。そして、キャッピングヘッド101を回転させることにより、第1ロール71を口金部21の雄ねじ部26に沿って回転させ、キャップ材30の筒部32に雄ねじ部26に対応した雌ねじ部37を形成するとともに、第2ロール72を顎部27に沿って転動させ、筒部32のフレアー36を顎部27に巻締めて、口金部21にリシール可能なキャップ3を被着する。
この際、キャッピングヘッド101に設けられた2個の第1ロール71は、それぞれ筒部32に押し付けられ、雄ねじ部26のねじ谷に沿って口金部21の開口部20a側から顎部27側にかけて移動する。また、2個の第1ロール71が順次雄ねじ部26のねじ谷に沿って回転移動することにより、雄ねじ部26のねじ山に対して雌ねじ部37のねじ谷が形成され、このねじ谷が形成されることで、その間に雄ねじ部26のねじ谷の形状が転写されるように雌ねじ部37のねじ山が形成される。このように、それぞれの第1ロール71によってキャップ材30の筒部32を口金部21の雄ねじ部26のねじ谷に沿って押し付ける動作が二度繰り返され、これらの二度の動作によって、雌ねじ部37が加工される。すなわち、第1ロール71による一度目の成形において、キャップ材30の筒部32を口金部21の雄ねじ部26の形状に緩やかに沿わせる予備加工が行われ、二度目の成形において雌ねじ部37が成形される。この結果、ボトル缶2の口金部21にキャップ3が被着されたキャップ付ボトル缶1が製造される。
このように、キャッピング工程において、キャップ3の巻締め位置である口金部21から離れた位置にあるストレート部29のうちの少なくとも肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hを拘束した状態を維持するとともに、肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内において、ボトル缶2の周方向を線状に拘束した状態を維持して、これらストレート部29と肩部23とにおける拘束部分の変形を防止することで、缶軸方向に大きな荷重が作用した際に生じるボトル缶2の他の部分の変形を抑制することができる。
なお、本実施形態では、拘束リング部材5Aの外径拘束部51aをボトル缶2のストレート部29に嵌合させることにより、肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hを拘束した状態に維持することとしており、このように、外径拘束部51aにより帯状の範囲Hを拘束した状態とは、拘束リング部材5Aとボトル缶2とを容易に着脱可能な程度の嵌合関係で足りる。すなわち、外径拘束部51aとストレート部29とは、拘束リング部材5Aとボトル缶2とを容易に着脱可能な程度の隙間を有する場合であっても、キャッピング時に生じるボトル缶2の変形を抑制することができる。
また、上記実施形態では、図5に示すように、拘束リング部材5Aを用いることにより、キャッピング工程において、ボトル缶2のストレート部29のうちの少なくとも肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hと、肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内とを拘束した状態を維持することとしたが、これに限定されるものではない。また、ストレート部29のうちの少なくとも肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hと、肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内との双方を拘束した状態とする必要はなく、帯状の範囲Hのみを拘束した状態とすることで、キャッピング時に生じるボトル缶2の変形を十分に抑制することができる。
例えば、図8に示す第2実施形態のように、全体が円筒状に形成された拘束リング部材5Bを用いることにより、ストレート部29のみを拘束することができる。この拘束リング部材5Bは、肩部23の縮径開始部Pを含む胴部22のストレート部29全体と嵌合する外径拘束部51bが設けられており、肩部23と嵌合する嵌合孔部は設けられていない。このため、ボトル缶2の口金部21の上方から拘束リング部材5Bを被せる、又は、拘束リング部材5Bの外径拘束部51bの内部に、ボトル缶2を底部20bから挿入することにより、拘束リング部材5Bをボトル缶2に容易に装着することができる。
なお、図5に示す第1実施形態の拘束リング部材5Aのように、帯状の範囲Hに加えて、肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内を拘束した状態とすることで、帯状の範囲Hのみを拘束した状態と比べて、キャッピング時に生じるボトル缶2の変形抑制効果をさらに高めることができる。
この場合において、肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内については、範囲の全域を拘束する必要はなく、第1実施形態の拘束リング部材5Aのように、少なくとも缶軸方向の一部の領域において、ボトル缶2の周方向を線状に拘束することで足りる。また、上記の肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内における線状の拘束においても、ボトル缶2の全周を拘束することが最も望ましい形態ではあるが、全周ではなく部分的な隙間を有する場合であっても、キャッピング時に生じるボトル缶2の変形を十分に抑制することができる。
このように、キャッピング工程において、キャップ3の巻締め位置である口金部21から離れた位置のストレート部29や肩部23を拘束した状態に維持することにより、ボトル缶2の変形を抑制することができることから、本発明のキャッピング方法により、薄肉化されたボトル缶2にキャッピングを行う際にも、ボトル缶2の口金部21及びキャップ3に生じる変形を抑制することができる。
なお、上記第1実施形態の拘束リング部材5Aにおいては、嵌合孔部52aをボトル缶2の肩押さえ部28の下部で嵌合させることとしていたが、例えば図9に示す拘束リング部材5Cや図10に示す拘束リング部材5Dのように、肩押さえ部28の下部以外の箇所を拘束することとしてもよい。
図9に示す拘束リング部材5Cは、嵌合孔部52cが肩部23のテーパ形状に沿って形成されており、その嵌合孔部52cのテーパ面が肩部23のテーパ面に嵌合して、肩部23と幅をもって嵌合する。また、嵌合孔部52cに連続して挿通孔部53cが設けられており、その挿通孔部53cの内径Dcは、キャップ部材30の筒部32の外径よりも大きく形成されている。このため、ボトル缶2の口金部21の上方から肩部23上に拘束リング部材5Cを載置することで、拘束リング部材5Bをボトル缶2に容易に装着することができる。なお、図9に示す符号51cは、、帯状の範囲Hと嵌合する外径拘束部を示す。
一方、図10に示す拘束リング部材5Dは、嵌合孔部52dが肩押さえ部28と嵌合する構成とされ、その嵌合孔部52dの内径Ddは、キャップ部材30の筒部32の外径よりも小さく形成される。この場合は、拘束リング部材5Dを、周方向に複数分割された円弧状部材を組み合わせることで構成でき、各円弧状部材を半径方向に進退移動させることで、ボトル缶2への着脱を行うことができる。なお、図10に示す符号51dは、帯状の範囲Hと嵌合する外径拘束部を示す。
そして、これら図9及び図10に示す場合においても、拘束リング5C,5Dにより、ストレート部29の帯状の範囲Hに加えて、肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内を拘束した状態を維持することができるので、拘束リング部材5Aを用いた場合と同様の効果を得ることができる。
次に、本実施形態のキャッピング方法について、その効果を確認するために実験を行った。
(コラム強度の評価)
コラム強度は、ボトル缶の底部が荷重で変形しないように拘束した状態で、ボトルの口金部上端(開口部)に平板を当接させ、5(mm/min)の速度で圧縮して、座屈が開始された時の荷重である。なお、コラム強度の測定は、島津製作所製の試験機(型番AG-50kNG)を用いて行った。
この試験において用いたボトル缶は、410ml入りのアルミニウム製とされ、通常(現行品)のボトル缶よりも薄肉化されたボトル缶である。この薄肉化されたボトル缶とは、缶軸方向の圧縮に対する座屈強度(コラム強度)が1400N以上1800N未満とされるボトル缶であり、薄肉化されたボトル缶に対し、通常のボトル缶は、コラム強度が1800N以上1900N以下とされるものである。
そして、このような薄肉化されたボトル缶について、図5,図8,図11〜図13に示す各種の拘束リング部材5A,5B,5E〜5Gをボトル缶に装着した場合におけるコラム強度の測定を行った。
図5,図8,図12,図13に示す拘束リング部材5A,5B,5F,5Gは、ボトル缶2のストレート部29を拘束する外径拘束部(ぞれぞれ符号51a,51b,51f,51gで示す)を形成したものである。また、図5,図11,図12に示す拘束リング部材5A,5E,5Fは、嵌合孔部(それぞれ符号52a,52e,52fで示す)を形成したものであり、これらの拘束リング部材5A,5E,5Fのうち、拘束リング部材5A,5Fは、外径拘束部(51a,51f)と嵌合孔部(52a,52f)との双方を有する形状とされるものである。一方、図11に示す拘束リング部材5Eは、外径拘束部を形成せずに嵌合孔部52eと挿通孔部53eとを形成したものである。また、図13に示す拘束リング部材5Gは、嵌合孔部を形成せずに外径拘束部51gのみを形成したものである。
そして、これら外径拘束部を有する拘束リング部材5A,5B,5F,5Gにおいて、外径拘束部の内径Doは、いずれも66.2mmに設定されるものである。また、図5に示す拘束リング部材5Aは、挿通孔部53aの内径Daが40.5mmに設定され、嵌合孔部52aがボトル缶2の肩押さえ部28の下部で嵌合するものである。図11に示す拘束リング部材5Eは、挿通孔部53eの内径Deが44.0mmとされ、嵌合孔部52eが肩部23のテーパ形状に沿って形成されており、嵌合孔部52eのテーパ面が肩部23のテーパ面に嵌合し、幅をもって嵌合するものである。また、図12に示す拘束リング部材5Fは、挿通孔部53fの内径Dfが52.0mmとされ、嵌合孔部52fが肩部23のテーパ形状に沿って形成されているが、嵌合孔部52fのテーパ面が肩部23のテーパ面に嵌合する範囲が狭く形成されている。そして、外径拘束部と嵌合孔部との双方を有する拘束リング部材5A(図5),5F(図11)は、外径拘束部とストレート部29との嵌合範囲、すなわち肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hを10mmの幅に設定した。一方、図13に示す拘束リング部材5Gは、肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲H(10mm幅)を除いて、外径拘束部51gとストレート部29との嵌合範囲を設定した。また、各種の拘束リング部材5A,5B,5E〜5Gは、表1に示すように、PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)又はSKD(ダイス鋼)により形成した。
表1に、コラム強度測定の結果を示す。コラム強度の評価缶数は、それぞれ10缶とし、10缶のコラム強度のデータから、平均値、最大値及び最小値とともに、標準偏差を算出した。
Figure 0006748406
表1の拘束リング部材5Bを用いた場合の結果からわかるように、ストレート部29のうちの少なくとも肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hを拘束した状態を維持することで、拘束リング部材を用いない場合よりも、コラム強度を向上させることができる。一方、肩部23の縮径開始部Pを含まない範囲でストレート部29を拘束する拘束リング部材5Gを用いた場合においても、拘束リング部材を用いない場合よりも若干ではあるが、コラム強度を向上させることができた。
また、拘束リング部材5A,5F,5Bの結果からわかるように、ストレート部29の帯状の範囲Hに加えて、肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内の一部を拘束して、少なくともボトル缶2の周方向を線状に拘束した状態を維持することで、さらにコラム強度を向上させることができた。
また、拘束リング部材5Aの結果からわかるように、拘束リング部材を形成する材料については、比較的剛性の低いPETで形成した場合であっても、剛性の高いSKDで形成した場合であっても大きな差はなく、いずれの場合にもコラム強度の向上を図ることができた。
一方、外径拘束部を有さずに、嵌合孔部のみを設けた拘束リング部材5Eにおいては、コラム強度の向上を示す良好な結果を得ることはできなかった。特に、PETで形成した拘束リング部材5Eにあっては、コラム強度の測定中に、肩部23から拘束リング部材5Eが浮き上がり、嵌合孔部52eによりボトル缶2を拘束した状態を維持することができなかった。以上の結果から、ストレート部29のうち少なくとも肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hに加えて、肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内を拘束した状態を維持することで、コラム強度をさらに向上可能であることを確認できた。
(キャッピングによる評価)
次に、ボトル缶にキャップをキャッピングしたキャップ付ボトル缶を作製し、各キャップ付ボトル缶について評価した。コラム強度の評価結果から、ストレート部29のうちの少なくとも肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hに加えて、肩押さえ部28から肩部23の縮径開始部Pまでの範囲内の一部を拘束した状態とする構成が、ボトル缶2の変形を良好に抑制でき、コラム強度の向上に対する効果が高いことがわかった。そこで、図5又は図9に示す2種類の拘束リング部材5A,5Cのいずれかを用いた場合と、拘束リング部材を用いずにキャッピングを行った場合とについて3種類の実験を行った。
なお、図5に示す拘束リング部材5Aは、コラム強度の評価で用いたものと同じものであり、挿通孔部53aの内径Daが40.5mmに設定され、嵌合孔部52aがボトル缶2の肩押さえ部28の下部で嵌合するものである。また、図9に示す拘束リング部材5Cは、挿通孔部53cの内径Dcが44.0mmとされ、嵌合孔部52cが肩部23のテーパ形状に沿って形成されており、嵌合孔部52cのテーパ面が肩部23のテーパ面に嵌合し、幅をもって嵌合するものである。また、拘束リング部材5Aの外径拘束部51aと、拘束リング部材5Cの外径拘束部51cとは、いずれも内径Doが66.2mmに設定されるものであり、これら外径拘束部51a,51cとストレート部29との嵌合範囲、すなわち肩部23の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hを10mmの幅に設定した。
キャッピング試験には、コラム強度の評価で用いたボトル缶と同様の薄肉化されたボトル缶を用いた。
また、キャップ材には、板厚0.22mmのアルミニウム合金板を成形した公称キャップ外径38mmのピルファープルーフ用キャップ材を用いた。また、ライナーは、TPS(スチレン系エラストマー)製の軟質層とPP(ポリプロピレン)製の硬質層とからなる二層シートを用いた。
キャッピングに用いるプレッシャーブロックは、絞径を直径35.8mm、絞り深さを1.8mmに設定したものを使用した。また、トッププレッシャー(キャッピング時のボトル缶の缶軸方向の荷重)は、表2の「TP」に示す条件(700〜1000N)に設定してキャッピングを行った。また、第1ロールの押圧荷重(キャッピング時においてボトル缶に作用する半径方向の荷重)は、表2の「RO」に示す条件(104.1〜117.3N)に設定し、第2ロールの押圧荷重は、表2の「PP」に示す条件(77.8〜90.9N)に設定した。そして、各試料のキャッピングは、いずれも第1ロールによる二度加工により行った。
そして、ボトル缶にガス入りの水を375g(5℃)充填してキャッピングを行い、各キャップ付ボトル缶の初期内圧が20℃で1.0(kg/cm)相当となるように設定されたキャップ付ボトル缶を作製した。作製したキャップ付ボトル缶について、次の項目について評価した。
(ねじ部抵抗トルク評価)
評価缶数をそれぞれ5缶とした。キャップ付ボトル缶を一度開栓した後、元の位置よりも手前180°の位置まで戻して閉栓したときに要した最大トルクを測定し、その最大トルクをねじ部抵抗トルクとした。そして、ねじ部抵抗トルクが10N・cm以上の缶が1缶でもある場合を否「×」とし、ねじ部抵抗トルクが5N・cm以上10N・cm未満の缶が1缶でもある場合を可「△」とし、5缶すべてのねじ部抵抗トルクが5N・cm未満であって場合を良「○」とした。
(変形評価)
評価缶数をそれぞれ5缶とした。開栓後のボトル缶を用いて、ボトル缶の口金部を触り、触感確認による評価を行った。1缶ごとに0〜5ポイントのポイント付けを行い、5缶の合計ポイントにより評価した。ポイント付けは、変形なしを「0」ポイント、変形の有無が判断できない場合を「1」ポイント、小程度の変形が認められる場合を「2」ポイント、中程度の変形が認められる場合を「3」ポイント、大程度の変形が認められる場合を「4」ポイントとした。そして、5缶の合計ポイントが5ポイント以上である場合及び2ポイント以上の缶が1缶でもある場合を否「×」とし、5缶の合計ポイントが1ポイント以上5ポイント未満の場合を可「△」とし、5缶の合計ポイントが0ポイントの場合、すなわち5缶すべてで変形が確認されなかった場合を良「○」とした。
結果を表2に示す。
Figure 0006748406
表2の結果からわかるように、拘束リング部材5A,5Cを用いてボトル缶のストレート部のうちの肩部の縮径開始部Pを含む帯状の範囲Hを拘束した状態とするとともに、肩押さえ部から肩部の縮径開始部までの範囲内を拘束した状態とすることで、何ら拘束することなくキャッピングを行う場合と比較して、ねじ部抵抗トルクを低減することができ、口金部の変形も抑制することができる。また、ボトル缶の拘束位置についても、ボトル缶の肩押さえ部の下部(拘束リング部材5A)であっても、肩部(拘束リング部材5C)であっても同様に、ねじ部抵抗トルクの低減と口金部の変形の抑制を図ることができた。さらに、ボトル缶の拘束範囲においても、拘束リング部材5Aのように全周がほぼ線接触で拘束する場合であっても、拘束リング部材5Cのようにボトル缶の全周が面接触で幅をもって面接触して拘束する場合であっても同様に、ねじ部抵抗トルクの低減と口金部の変形の抑制を図ることができた。
また、表2の結果からわかるように、本実施例において評価を行った缶軸方向の圧縮に対する座屈強度が1400N以上1800N未満とされる薄肉化されたボトル缶に対しては、トッププレッシャーを700N以上900N以下とし、雌ねじ部を成形する第1ロールの押圧荷重を104.1N以上117.3N以下とし、フレアーを成形する第2ロール押圧荷重を77.8N以上90.9N以下としてキャップを巻締めることで、キャッピング時に生じるボトル缶の変形を確実に抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
1 キャップ付ボトル缶
2 ボトル缶
3 キャップ
4 ライナ
5A〜5G 拘束リング部材
12 支持ブロック
21 口金部
22 胴部
23 肩部
24 首部
25 カール部
26 雄ねじ部
27 顎部
28 肩押さえ部
29 ストレート部
30 キャップ部材
31 天面部
32 筒部
33 ナール
34 グルーブ
35 ビード
36 フレアー
37 雌ねじ部
51a〜51d,51f,51f 外径拘束部
52a,52c〜52f 嵌合孔部
53a,53c〜53f 挿通孔部
60 プレッシャーブロック
70 キャッピングロール
71 第1ロール
72 第2ロール
81,82 ロール支持機構
100 キャッピング装置
101 キャッピングヘッド

Claims (3)

  1. 有底筒状の胴部と、該胴部の上端から縮径されて形成される肩部と、この肩部の上端に形成される小径の首部と、該首部よりも上方部分に形成される口金部とを有するとともに、該口金部に雄ねじ部と該雄ねじ部の下方に膨出する顎部とが形成されたボトル缶の該口金部に、天面部と筒部とを有する有底筒状のキャップ材を被せて、前記キャップ材の外周面を前記口金部に押し付けることにより、前記雄ねじ部に対応する雌ねじ部と前記顎部に圧着されるフレアーとを成形して、該口金部にキャップを被着するキャッピング工程を有し、
    前記キャッピング工程において、リング状の拘束具を前記口金部側から装着することにより、前記胴部のストレート部のうちの少なくとも前記肩部の縮径開始部を含む帯状の範囲をその全周又は部分的な隙間をあけて拘束した状態を維持するとともに、前記肩部上端の半径方向内側に向かって屈曲する肩押さえ部を周方向に沿って拘束した状態を維持することを特徴とするキャッピング方法。
  2. 前記リング状の拘束具は、ポリエチレンテレフタレート樹脂又はダイス鋼からなることを特徴とする請求項1に記載のキャッピング方法。
  3. 缶軸方向の圧縮に対する座屈強度が1400N以上1800N未満とされるボトル缶の口金部にキャップを被着する際には、
    前記キャッピング工程において、
    前記キャップ材を前記口金部に押し付ける缶軸方向の荷重を700N以上900N以下とし、
    前記雌ねじ部を成形する半径方向の押圧荷重を104.1N以上117.3N以下とし、
    前記フレアーを成形する半径方向の押圧荷重を77.8N以上90.9N以下とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャッピング方法。
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