JP6747713B2 - 酸化セリウムからなる発泡体の製造方法 - Google Patents
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前記熱処理するステップに先立って、金属塩とアジピン酸とを水熱反応させるステップをさらに包含してもよい。
前記水熱反応させるステップは、前記金属塩中の金属と前記アジピン酸とが、モル比で、金属:アジピン酸=1:0.1〜1:10を満たし、10MPa以上40MPa以下の圧力下で、200℃以上500℃以下の温度範囲で水熱反応させる、ステップをさらに包含してもよい。
前記水熱反応させるステップにおいて、前記金属塩中の金属と前記アジピン酸とは、モル比で、金属:アジピン酸=1:0.1〜1:7を満たしてもよい。
前記水熱反応させるステップにおいて、前記金属塩中の金属と前記アジピン酸とは、モル比で、金属:アジピン酸=1:0.2〜1:5を満たしてもよい。
前記水熱反応させるステップに続いて、前記水熱反応させるステップで得られた混合物を乾燥するステップをさらに包含してもよい。
前記熱処理するステップは、340℃以上600℃以下の温度範囲で熱処理してもよい。
前記混合物において、前記アジピン酸修飾金属酸化物中の金属と、遊離したアジピン酸とは、モル比で、金属:アジピン酸=1:0.1〜1:10を満たしてもよい。
前記混合物において、前記アジピン酸修飾金属酸化物中の金属と、遊離したアジピン酸とは、モル比で、金属:アジピン酸=1:0.1〜1:7を満たしてもよい。
前記混合物において、前記アジピン酸修飾金属酸化物中の金属と、遊離したアジピン酸とは、モル比で、金属:アジピン酸=1:0.2〜1:5を満たしてもよい。
前記金属酸化物は、Fe、Co、Ti、Zr、Al、GaおよびCeからなる群から少なくとも1つ選択される金属の酸化物であってもよい。
前記混合物は、水をさらに含有してもよい。
本発明による金属酸化物からなる発泡体は、55m2/g以上200m2/g以下の範囲のBET比表面積を有し、0.02μm以上0.3μm以下の範囲に細孔径分布のピークを有し、これにより上記課題を解決する。
120m2/g以上150m2/g以下の範囲のBET比表面積を有してもよい。
前記金属酸化物にはアジピン酸が修飾されていてもよい。
前記金属酸化物は、Fe、Co、Ti、Zr、Al、GaおよびCeからなる群から少なくとも1つ選択される金属の酸化物であってもよい。
本発明の触媒は、上述の発泡体を用い、これにより上記課題を解決する。
本発明の吸着剤は、上述の発泡体を用い、これにより上記課題を解決する。
本発明の研磨剤は、上述の発泡体を用い、これにより上記課題を解決する。
図1は、本発明の発泡体を製造するステップを示すフローチャートである。
図2に示すように、ステップS110の熱処理に先立って、アジピン酸修飾金属酸化物からなる粒子を合成してもよい。詳細に説明する。
Ce(NO3)3・6H2O →Ce(OH)3・6H2O →CeO2
図3は、流通式水熱合成装置を示す模式図である。
[実施例1]
実施例1では、超・亜臨界水熱合成装置を用いて、非特許文献2に記載の方法を用いてアジピン酸修飾金属酸化物として、アジピン酸修飾酸化セリウム(以降では簡単のためAA修飾セリア1と称する)を合成し、これと遊離したアジピン酸との混合物を熱処理し、本発明の発泡体を製造した。
実施例2では、流通式水熱合成装置を用いて、アジピン酸修飾金属酸化物として、アジピン酸修飾酸化セリウム(以降では簡単のためAA修飾セリア2と称する)を合成し、これと遊離したアジピン酸との混合物を熱処理し、本発明の発泡体を製造した。
実施例3は、硝酸セリウム(III)6水和物とアジピン酸とを、セリウム:アジピン酸(モル比)=1:1としたことを除き、実施例2と同様であるため、説明を省略する。
実施例4は、硝酸セリウム(III)6水和物とアジピン酸とを、セリウム:アジピン酸(モル比)=1:0.2としたことを除き、実施例2と同様であるため、説明を省略する。
比較例5は、実施例1で得られたAA修飾セリア1のみを熱処理した。熱処理条件は実施例1と同様であった。熱処理後の生成物の様子を観察した。結果を図10および図15に示す。
比較例6では、硝酸セリウム(III)6水和物のみを熱処理した。熱処理条件は実施例1と同様であった。熱処理後の生成物の様子を観察した。この結果を図10および図16に示す。
比較例7は、酸化セリウム(Sigma−Aldrich製、0.27g)とアジピン酸(0.23g)とを混ぜた混合物を熱処理した。ここで、酸化セリウムにおけるセリウムとアジピン酸とのモル比は、セリウム:アジピン酸=1:1を満たした。熱処理条件は実施例1と同様であった。熱処理後の生成物の様子を観察した。結果を図10に示す。
比較例8は、硝酸セリウム(III)6水和物(0.87g)とアジピン酸(0.29g)とを混ぜた混合物を熱処理した。ここで、硝酸セリウム(III)6水和物におけるセリウムとアジピン酸とのモル比は、セリウム:アジピン酸=1:1を満たした。熱処理条件は実施例1と同様であった。熱処理後の生成物の様子を観察し、細孔径およびBET比表面積を求めた。これらの結果を図10、図17および表2に示す。
比較例9は、アジピン酸に代えてステアリン酸(和光純薬工業株式会社製、0.57g)を用いた以外は、比較例8と同様であった。ここで、硝酸セリウム(III)6水和物におけるセリウムとステアリン酸とのモル比は、セリウム:ステアリン酸=1:1を満たした。熱処理後の生成物の様子を観察し、BET比表面積を求めた。これらの結果を図10、図18および表2に示す。
比較例10は、アジピン酸に代えてドデカン二酸(和光純薬工業株式会社製、0.49g)を用いた以外は、比較例8と同様であった。ここで、硝酸セリウム(III)6水和物におけるセリウムとドデカン二酸とのモル比は、セリウム:ドデカン二酸=1:1を満たした。熱処理後の生成物の様子を観察した。結果を図10に示す。
図9は、実施例2、3および4における熱処理後の生成物の様子を示す図である。
図10は、比較例5〜10における熱処理後の生成物の様子を示す図である。
図12は、実施例2における熱処理後の生成物のSEM像(A)(B)および細孔径分布(C)を示す図である。
図13は、実施例3における熱処理後の生成物のSEM像(A)(B)および細孔径分布(C)を示す図である。
図14は、実施例4における熱処理後の生成物のSEM像(A)(B)および細孔径分布(C)である。
図15は、比較例5における熱処理後の生成物のSEM像を示す図である。
図16は、比較例6における熱処理後の生成物のSEM像を示す図である。
図17は、比較例8における熱処理後の生成物のSEM像を示す図である。
図18は、比較例9における熱処理後の生成物のSEM像を示す図である。
[比較例11]
比較例11は、熱処理温度を300℃としたことを除き、実施例2と同様であるため、説明を省略する。実施例2と同様に、熱処理後の生成物の様子を観察し、粉末X線回折を行った。これらの結果を図21および図22に示す。
実施例12は、熱処理温度を350℃としたことを除き、実施例2と同様であるため、説明を省略する。実施例2と同様に、熱処理後の生成物の様子を観察し、粉末X線回折を行った。これらの結果を図21および図22に示す。
実施例13は、熱処理温度を400℃としたことを除き、実施例2と同様であるため、説明を省略する。実施例2と同様に、熱処理後の生成物の様子を観察し、粉末X線回折を行った。結果を図21に示す。
実施例14は、熱処理温度を450℃としたことを除き、実施例2と同様であるため、説明を省略する。実施例2と同様に、熱処理後の生成物の様子を観察し、粉末X線回折を行った。結果を図21に示す。
比較例15は、熱処理温度を800℃としたことを除き、実施例2と同様であるため、説明を省略する。実施例2と同様に、熱処理後の生成物の様子を観察し、粉末X線回折を行った。結果を図22に示す。
310 耐圧反応容器
320 冷却ジャケット
330 分級アレイ
340、350、360、380 槽
370 ヒータ
Claims (11)
- 酸化セリウムからなる発泡体を製造する方法であって、
少なくともアジピン酸が修飾した酸化セリウムからなる粒子と遊離したアジピン酸との混合物を、340℃以上800℃未満の温度範囲で熱処理するステップ
を包含する、方法。 - 前記熱処理するステップに先立って、
セリウムの塩とアジピン酸とを水熱反応させるステップをさらに包含する、請求項1に記載の方法。 - 前記水熱反応させるステップは、前記セリウムの塩中のセリウムと前記アジピン酸とが、モル比で、セリウム:アジピン酸=1:0.1〜1:10を満たし、10MPa以上40MPa以下の圧力下で、200℃以上500℃以下の温度範囲で水熱反応させる、ステップ
をさらに包含する、請求項2に記載の方法。 - 前記水熱反応させるステップにおいて、前記セリウムの塩中のセリウムと前記アジピン酸とは、モル比で、セリウム:アジピン酸=1:0.1〜1:7を満たす、請求項3に記載の方法。
- 前記水熱反応させるステップにおいて、前記セリウムの塩中のセリウムと前記アジピン酸とは、モル比で、セリウム:アジピン酸=1:0.2〜1:5を満たす、請求項4に記載の方法。
- 前記水熱反応させるステップに続いて、前記水熱反応させるステップで得られた混合物を乾燥するステップをさらに包含する、請求項2に記載の方法。
- 前記熱処理するステップは、340℃以上600℃以下の温度範囲で熱処理する、請求項1に記載の方法。
- 前記混合物において、前記アジピン酸修飾酸化セリウム中のセリウムと、遊離したアジピン酸とは、モル比で、セリウム:アジピン酸=1:0.1〜1:10を満たす、請求項1に記載の方法。
- 前記混合物において、前記アジピン酸修飾酸化セリウム中のセリウムと、遊離したアジピン酸とは、モル比で、セリウム:アジピン酸=1:0.1〜1:7を満たす、請求項8に記載の方法。
- 前記混合物において、前記アジピン酸修飾酸化セリウム中のセリウムと、遊離したアジピン酸とは、モル比で、セリウム:アジピン酸=1:0.2〜1:5を満たす、請求項9に記載の方法。
- 前記混合物は、水をさらに含有する、請求項1に記載の方法。
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