JP6747127B2 - 乗物構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、シートバックと、シートバックに締結固定されているブラケット部材を有している乗物用シートである乗物構造体に関する。
この種の乗物構造体として、特許文献1に開示の乗物用シートが公知である。この乗物用シートは、複数人の着座が可能な幅広のシートであり、シートフレームと、複数のクッションを有している。シートフレームは、シート骨格をなしている部材であり、その着座側には、側面視で略L字状の板材で構成されているシェルが固定されている。また各クッションは、表皮とパッドと裏当材が一体となっている部材であり、シートの座面となる部分を構成している。そしてクッションの上端には複数のホックが設けられており、これら複数のホックが、シート幅方向に適宜の間隔で並列配置されている。またシェルにも、クッション側のホックに対応する複数のホックが設けられており、これらシェル側の複数のホックは、結合作業の作業性向上の観点から、シェルの同一平面上に適宜の間隔で配置されている。公知技術では、シートフレームの適宜の位置に各クッションを配置しつつ、各クッションに設けられている複数のホックを、シェル側の対応するホックに結合する。
特開平06‐154061号公報
ところでこの種の分野においては、シートフレームのシェルと、本発明のブラケット部材に相当するクッションをより強固に固定したいとの要請がある。そこでボルトなどの締結具をホックの代わりに用いて、シェルに対してクッションを比較的強固に締結固定することが考えられる。しかし一般的な締結構造では、締結具に対するせん断方向の荷重が入らない保障を得られない限り、せん断方向の荷重を基準に強度を設計する必要がある。このためシェルの同一平面上に複数の締結具を配置する場合、締結点となる各締結具に同一方向からせん断力が入力されることを考慮して、シェルとクッションの締結点を極度に多点化しなければならないことがあった。もっとも締結具同士を大きく離して配置するなどして強度を確保することも考えられるが、そうすると締結具の配設箇所が大型化するなどして、乗物用シートの外観に悪影響を及ぼすおそれがある。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、締結点を過度に増やしたり離したりすることなく、シートバックとブラケット部材をより強固に締結固定することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物構造体は、シートバックと、起立状態のシートバックに上方から被せられた状態でその外面側に配設されているブラケット部材と、シートバックの上部に設けられた第一締結座とブラケット部材の上部に設けられた第二締結座が対面配置された状態で締結固定されている締結部とを備えた乗物用シートである。そして締結部に、第一締結具の軸部が挿通されて取付けられている第一締結部位と、第二締結具の軸部が挿通されて取付けられている第二締結部位とが隣り合って設けられている。本発明では、複数の締結具によってシートバックとブラケット部材が締結固定されているのであるが、この種の構成においては、締結点を過度に増やしたり離したりすることなく、シートバックとブラケット部材をより強固に締結固定できることが望ましい。そこで本発明では、第一締結具の軸部が直交方向から受けるせん断荷重の入力方向と、第二締結具の軸部が直交方向から受けるせん断荷重の入力方向が異なっており、第一締結座のシート幅方向外側とシート幅方向内側の少なくとも一側には、ブラケット部材を締結固定するための別の締結座が設けられている。本発明では、各締結具の軸部に対するせん断荷重の入力方向を異ならせることにより、締結点を過度に増やしたり離したりすることなく、シートバックとブラケット部材をより強固に締結固定することができる。
第2発明の乗物構造体は、第1発明の乗物構造体において、第一締結部位に対して第二締結部位が傾いた状態で設けられていることにより、第一締結具の軸部が直交方向から受けるせん断荷重の入力方向と、第二締結具の軸部が直交方向から受けるせん断荷重の入力方向が異なっている。本発明においては、第一締結部位に対する第二締結部位の角度を調整することにより、各締結具の軸部に対するせん断荷重の入力方向をより確実に異ならせることができる。
第3発明の乗物構造体は、第1発明又は第2発明の乗物構造体において、第一締結部位と第二締結部位がつながって設けられている。本発明では、両締結部位をつなげることで、一方の締結部位に対して他方の締結部位が補強リブとして機能するため、締結部の強度をより向上させることができる。
第4発明の乗物構造体は、第1発明〜第3発明のいずれかの乗物構造体において、第二締結座が、ブラケット部材の骨格部分から立ち上がった状態で設けられている。本発明では、立ち上がり状に設けられている第二締結座によってブラケット部材の骨格部の強度をより向上させることができる。
第5発明の乗物構造体は、第4発明の乗物構造体において、第二締結座が、第一締結具と第二締結具を挿入すべき側に配置されているとともに、第二締結座の締結具を挿入すべき面が、ブラケット部材の骨格部分から下方に鈍角で傾斜しながら立ち上がっている第二締結座部分に対して鈍角で上方に屈曲するように形成されて、第一締結座に対面可能に配置されている。本発明では、第二締結座の締結具を挿入すべき面が骨格部分側から鈍角で立ち上がっているため、各締結具の挿入作業におけるワークスペースを好適に確保しつつ、ブラケット部材の骨格部分の強度をより向上させることができる。
第6発明の乗物構造体は、第4発明又は第5発明の乗物構造体において、第二締結座が、第一締結具と第二締結具を挿入すべき側に配置されているとともに、第二締結座の締結具を挿入すべき面において、第一締結具の軸心からブラケット部材の骨格部分までの最短距離と、第二締結具の軸心からブラケット部材の骨格部分までの最短距離が実質的に同一に設定されている。本発明では、ブラケット部材の骨格部分に対する各締結具の位置関係を合せることにより、第一締結部位における締結力と第二締結部位における締結力のバランスを取ることができる。
本発明に係る第1発明によれば、締結点を過度に増やしたり離したりすることなく、シートバックとブラケット部材をより強固に締結固定することができる。また第2発明によれば、シートバックとブラケット部材をより確実に強固に締結固定することができる。また第3発明によれば、シートバックとブラケット部材を更に強固に締結固定することができる。また第4発明によれば、シートバックとブラケット部材をより強固に且つ性能よく締結固定することができる。また第5発明によれば、シートバックとブラケット部材をより強固に且つ更に性能よく締結固定することができる。そして第6発明によれば、シートバックとブラケット部材を更に強固に且つ更に性能よく締結固定することができる。
乗物用シートの斜視図である。 シートバック一部とブラケット部材の斜視図である。 シートフレーム一部を露出させたシートバックの斜視図である。 シートフレーム一部を露出させたシートバックの後方斜視図である。 締結部材の斜視図である。 第一締結座を示すシートバック一部の拡大斜視図である。 図6のVII−VII線断面に相当する第一締結座の断面図である。 ブラケット部材の下面図である。 第二締結座を示すブラケット部材一部の拡大斜視図である。 ブラケット部材の透視上面図である。 ブラケット部材の骨格部分と締結部材の上面図である。 図11のXII−XII線断面に相当する締結部の断面図である。 図11のXIII−XIII線断面に相当する締結部の断面図である。 図11のXIV−XIV線断面に相当する締結部の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図14を参照して説明する。各図には、便宜上、乗物用シートの前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示することがある。図1の乗物用シート2は、本発明の乗物構造体に相当する部材であり、シートクッション4と、シートバック6と、ブラケット部材7と、ヘッドレスト8と、カバー部材9を有する。そしてシートクッション4の後部に、シートバック6の下部が起倒可能に連結されており、起立状態のシートバック6の上部にヘッドレスト8が配設されている。このヘッドレスト8の下部左右には、図示しない棒状のヘッドレストステーが突出しており、これら左右のヘッドレストステーがシートバック6に挿設されている。またシートバック6とヘッドレスト8の間の隙にはカバー部材9が配設されている。このカバー部材9は、ヘッドレスト8の後方において左右のヘッドレストステーを覆うように配置されている。
またシートバック6の外面側には、図1を参照して、正面視で略Y字状のブラケット部材7が配設されており、このブラケット部材7によって、シートバック6の左右の肩口から前面にかけての部分が覆われている(各部材の詳細は適宜後述する)。そしてシートバック6とブラケット部材7は、図2及び図11を参照して、後述する左右の締結部51,52で締結固定されており、各締結部51,52には、それぞれ後述する複数の締結具61,62が挿通されて取付けられている。この種の構成においては、締結点を過度に増やしたり離したりすることなく、シートバック6とブラケット部材7をより強固に締結固定できることが望ましい。そこで本実施例においては、後述の構成によって、締結点を過度に増やしたり離したりすることなく、シートバック6とブラケット部材7をより強固に締結固定することとした。以下、各構成について詳述する。
[シートバック(乗物内装材)]
シートバック6は、図2及び図3を参照して、乗員の背凭れが可能な正面視で略矩形の部材であり、シートパッド6Pと、シートカバー6Sと、シートフレーム6Fと、締結部材10を有している。ここでシートパッド6Pは、シート外形をなして乗員を弾性的に支持可能な部材であり、後述するシートフレーム6Fの前面側に配置されている。シートパッド6Pを構成する素材は特に限定しないが、例えばポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)等の発泡樹脂で構成できる。またシートカバー6Sは、シートパッド6Pとシートフレーム6Fの周囲を被覆する面材であり、例えば布帛(織物,編物,不織布)や皮革(天然皮革,合成皮革)で構成できる。
[シートフレーム(シートバックの骨格部分)]
またシートフレーム6Fは、骨格部分をなしている金属製で略アーチ状の枠体であり、図2を参照して、アッパフレーム6aと、左右一対のサイドフレーム6b,6cを有している。一対のサイドフレーム6b,6cは、それぞれ側部骨格をなす板状部位であり、左右方向に適宜の間隔をあけて配置されている。またアッパフレーム6aは、上部骨格をなす角柱状の部位であり、左右のサイドフレーム6b,6cの上部に橋渡されている。このアッパフレーム6aの上面左右にはヘッドレストサポート6d,6eが突出している。これら左右のヘッドレストサポート6d,6eは、それぞれ対応するヘッドレストステー(図示省略)を挿入可能な筒材であり、アッパフレーム6aを上下に貫通した状態で固定されている。そして図3及び図4を参照して、シートフレーム6Fの上部には保護部材6fが配設されており、この保護部材6fによって、アッパフレーム6aの前面と上面と後面が上方から被覆されている。この保護部材6fの左右の肩口と後部中央は適宜の形に切欠かれており、これら切欠き部分からは、それぞれ後述する締結部材10の一部(各締結座11a,11b、14、16a,16b等)が外部に露出している。
また締結部材10は、図5を参照して、シート幅方向に長尺な上面視で略矩形とされた金属製の板材であり、図3及び図4に示すようにアッパフレーム6aの上面に配設されている。この締結部材10は、図3〜図5を参照して、後述する左右一対の第一締結座11a,11bと、左右一対の嵌装部12a,12bと、後方締結座14と、左右一対の張出締結座16a,16bを有している。なお締結部材10の周縁は、強度性確保の観点から下方に向けて屈曲している。そして各嵌装部12a,12bは、締結部材10の左右に設けられている略矩形の貫通孔であり、それぞれ対応するヘッドレストサポート6d,6eを挿通できる。また後方締結座14は、図4を参照して、締結部材10後面から後方に突出している平板部位であり、長尺方向における締結部材10の中央に配置されている。この後方締結座14の挿通孔14Hには、図2に示す後述のブラケット部材7の中央締結座34が締結固定される。
また各張出締結座16a,16bは、締結部材10の右縁と左縁から下方に向けて湾曲しながら張出している平板部位である。これら各張出締結座16a,16bの先端側の各貫通孔16Hには、図2に示す後述のブラケット部材7の対応する側方締結座36a,36bが締結固定される。そして締結部材10は、図3及び図4を参照して、左右の嵌装部12a,12bに、対応するヘッドレストサポート6d,6eを挿通した状態で、アッパフレーム6aの上面に配設されている。そして保護部材6fによって、左右のヘッドレストサポート6d,6eに挟まれている締結部材10部分が、アッパフレーム6aの上面とともに覆われた状態とされている。
[第一締結座]
第一締結座11a,11bは、図5を参照して、締結部材10の左右の端部に設けられている部位であり、図11に示すように後述の左右の締結部51,52の一部を構成する。右側の第一締結座11aは、締結部材10の右端を構成する上面視で略矩形の部位であり、図3及び図4に示すようにアッパフレーム6aの右側の肩口付近に配置される。また左側の第一締結座11bは、締結部材10の左端を構成する上面視で略矩形の部位であり、アッパフレーム6aの左側の肩口付近に配置される。そしてこれら第一締結座11a,11bは左右対称形状を有し且つ略同一の基本構成を有することから、以下に、右側の第一締結座11aを一例にその詳細を説明する。
この右側の第一締結座11aは、図6を参照して、位置決め孔部21と、前側下締結座22と、後側下締結座23と、補助締結座24が一体的に設けられている。ここで位置決め孔部21は、右側の嵌装部12aの右方に設けられている貫通孔であり、図8に示す後述の第二締結座31aの位置決め凸部41を挿入できる。また補助締結座24は、位置決め孔部21の周囲に配置している平板部位であり、その前部に貫通孔24Hが設けられている。この補助締結座24の上面は、図2を参照して、アッパフレーム6aに締結部材10を配設した状態において略水平に配置されており、第一締結座11aの主要面を構成している。そして補助締結座24の前部の貫通孔24Hには、例えばシートカバーの端部に固定されている掛止部材(図示省略)等を挿通して固定しておくことができる。
また前側下締結座22は、図6を参照して、第一締結座11a右端の上面前部で構成されている平板部位である。前側下締結座22の中央には、略円形の貫通孔である挿通孔H1が設けられており、この挿通孔H1に、図12に示す後述の第一締結具61の軸部61bを挿通可能である。また後側下締結座23は、第一締結座11a右端の上面後部で構成されている平板部位であり、前側下締結座22の後端につながっている。後側下締結座23の中央にも、略円形の貫通孔である挿通孔H2が設けられており、この挿通孔H2に、図12に示す後述の第二締結具62の軸部62bを挿通可能である。そして図6を参照して、前側下締結座22と後側下締結座23は、主要面となる補助締結座24に対して上方に傾斜した状態で配置されており、右方に向かうにつれて次第に上方に向いている。さらに図7を参照して、後側下締結座23が、前側下締結座22に対して後方に向かうにつれて次第に上方に角度θ1で傾いた傾斜状態で配置されている。ここで角度θ1の範囲は、図12を参照して、後述する各締結具61,62を対応する締結部位53,54に挿通可能である限り特に限定しないが、典型的には0°<θ1<90°に設定できる。
[ブラケット部材(外装材)]
ブラケット部材7は、図1及び図2を参照して、シートバック6の外面側に配設されている部材であり、パッド部7Pと、表皮部7Sと、フレーム部7Fを有している。パッド部7Pは、専らシートバック6前面を覆っている正面視で略Y字状の部材であり、シートパッド6Pで例示の素材で構成できる。このパッド部7Pの上部側は、後述するフレーム部7Fの外面周囲を覆うように配設されている。また表皮部7Sは、パッド部7Pの表面を覆う面材であり、シートカバー6Sで例示の素材で構成できる。
[フレーム部(ブラケット部材の骨格部分)]
そしてフレーム部7Fは、図10及び図11を参照して、ブラケット部材7の骨格部分をなしている板状部材であり、典型的に硬質樹脂又は金属で構成することができる。このフレーム部7Fは、本体部30と、後述する左右一対の第二締結座31a,31bと、左右一対の肩掛け部32a,32bと、中央締結座34と、左右一対の側方締結座36a,36bを有している。本体部30は、図2に示すアッパフレーム6aの後方に配置される略矩形の部位である。また右側の肩掛け部32aは、本体部30の右端から前方且つ上方に張出している部位であり、アッパフレーム6aの右側の肩口を覆うように配置される。また左側の肩掛け部32bは、本体部30の左端から前方且つ上方に張出している部位であり、アッパフレーム6aの左側の肩口を覆うように配置される。また中央締結座34は、図8及び図11を参照して、上面視で略矩形の平板部位であり、シート幅方向における中央で本体部30の内面から前方に突出している。この中央締結座34の前部側の挿通孔34Hには、図2示す締結部材10の後方締結座14が締結固定される。また左右の側方締結座36a,36bは、対応する肩掛け部32a,32bを厚み方向に貫通する孔部である。これら左右の側方締結座36a,36bには、図2に示す締結部材10の対応する張出締結座16a,16bがそれぞれ締結固定される。
[第二締結座]
第二締結座31a,31bは、図8を参照して、フレーム部7Fの左右の内面に設けられている部位であり、図11に示すように後述の左右の締結部51,52の一部を構成する。右側の第二締結座31aは、右側の肩掛け部32aの内面から立ち上がっている平板部位であり、図2に示す右側の第一締結座11aに対面可能に配置される。また左側の第二締結座31bは、左側の肩掛け部32bの内面から立ち上がっている平板部位であり、図2に示す左側の第一締結座11bに対面可能に配置される。本実施例においては、左右の第二締結座31a,31bが立ち上がり状に設けられているため、対応する肩掛け部32a,32bを補強する補強リブとして機能している。そして各第二締結座31a,31bは左右対称形状を有し且つ略同一の基本構成を有することから、以下に、右側の第二締結座31aを一例にその詳細を説明する。
この右側の第二締結座31aは、図9を参照して、シート前後に長尺な略矩形の平板部位であり、位置決め凸部41と、前側上締結座42と、後側上締結座43が一体的に設けられている。ここで位置決め凸部41は、第二締結座31aの左端で下方に突出している爪状の部位であり、図6に示す第一締結座11aの位置決め孔部21に挿入可能な位置に配置されている。また前側上締結座42は、図9を参照して、第二締結座31aの前部で構成されている平板部位である。前側上締結座42の中央には、略円形の貫通孔である挿通孔H3が設けられており、この挿通孔H3に、図12に示す後述の第一締結具61の軸部61bを挿通可能である。また後側上締結座43は、第二締結座31aの後部で構成されている平板部位であり、前側上締結座42の後端につながっている。後側上締結座43の中央にも、略円形の貫通孔である挿通孔H4が設けられており、この挿通孔H4に、図12に示す後述の第二締結具62の軸部62bを挿通可能である。そして図12を参照して、後述する締結部51の締結作業時において、前側上締結座42が前側下締結座22に対面状に配置され、後側上締結座43が後側下締結座23に対面状に配置される。このため後側上締結座43が、後側下締結座23に倣って、後方に向かうにつれて次第に上方に傾いた傾斜状態(角度θ1)とされている。
ここでブラケット部材7においては、図10を参照して、本体部30の中央締結座34の挿通孔34Hを中心として、左右の第二締結座31a,31bが左右対称となる位置に配置されている。このため右側の第二締結座31aの挿通孔H3から中央の挿通孔34Hまでの最短距離L1と、左側の第二締結座31bの挿通孔H3から中央の挿通孔34Hまでの最短距離L2が実質的に同一となっている。また同様に右側の第二締結座31aの挿通孔H4から中央の挿通孔34Hまでの最短距離L3と、左側の第二締結座31bの挿通孔H4から中央の挿通孔34Hまでの最短距離L4が実質的に同一となっている。そして後述する締結作業によって、後述する各締結具61,62が、対応する左右の挿通孔H3,H4に挿通されてブラケット部材7の左右にバランスよく配置される。このためブラケット部材7が、中央締結座34を中心として、シートバック6に対して左右にバランスよく締結固定されることとなる。
さらに本実施例では、後述する各締結具61,62が、各第二締結座31a,31bの上方から挿入される。そして各第二締結座31a,31bの締結具を挿入すべき上面は、対応する肩掛け部32a,32bの内面から鈍角で立ち上がっている。例えば図13を参照して、右側の第二締結座31aの上面は、右側の肩掛け部32aの内面から鈍角θ2で立ち上がっており、さらに各上締結座42等をなしている部分において鈍角θ3で屈曲している。このように第二締結座31aの上面と肩掛け部32aの内面を大きく拡開しておくことで、各締結具61,62の挿入作業におけるワークスペースが好適に確保されることとなる。さらに本実施例では、図13及び図14を参照して、前側上締結座42の挿通孔H3の中心から肩掛け部32a内面までの最短距離L5と、後側上締結座43の挿通孔H4の中心から肩掛け部32a内面までの最短距離L6を実質的に同一に設定することができる。ここで最短距離L5と最短距離L6が実質的に同一とは、最短距離L5と最短距離L6が若干異なっていても、それが設計上の許容されている誤差である場合には同一とみなすことができるという趣旨である。
[シートバックとブラケット部材の締結作業]
図2を参照して、ブラケット部材7を、シートバック6に対して上方からあてがいながら、ブラケット部材7の各締結座を、シートバック6の対応する各締結座に上方から対面状に配置する。このときブラケット部材7の中央締結座34を、締結部材10の後方締結座14に上方から対面状に配置しつつ、両締結座の挿通孔34H,14Hにボルト材BMを挿通して、図11に示すように締結固定する。またブラケット部材7の左右の側方締結座36a,36bを、締結部材10の対応する張出締結座16a,16bの挿通孔16Hに上方から対面状に配置しつつ、図11に示すようにボルト材BMを挿通して締結固定する。
[締結部(第一締結部位,第二締結部位)の形成]
そして上述の締結作業とともに、図2及び図11を参照して、ブラケット部材7の左右の第二締結座31a,31bを、それぞれシートバック6側の対応する第一締結座11a,11bに上方から対面状に配置する。こうすることで右側の第一締結座11aと第二締結座31aが対面配置されてなる右側の締結部51が形成され、左側の第一締結座11bと第二締結座31bが対面配置されてなる左側の締結部52が形成される。そして本実施例においては、左右の締結部51,52の形成手順と基本構成は略同一であることから、専ら右側の締結部51を一例にその詳細を説明する。この右側の締結部51の形成に際しては、図6に示す第一締結座11aの位置決め孔部21に、図9に示す第二締結座31aの位置決め凸部41を差し込むことで、第一締結座11aと第二締結座31aを適切な位置関係で対面状に配置できる。この状態の締結部51では、図12を参照して、第一締結部位53と第二締結部位54が隣り合った状態でつながって形成されている。第一締結部位53は、前側上締結座42と前側下締結座22が対面配置されて形成される部位であり、両締結座の挿通孔H1,H3が重なった状態で配置されている。また第二締結部位54は、後側上締結座43と後側下締結座23が対面配置されて形成される部位であり、両締結座の挿通孔H2,H4が重なった状態で配置されている。
[第一締結具と第二締結具の挿通]
そして図12を参照して、第一締結部位53に第一締結具61を上方から挿通して取付けるとともに、第二締結部位54に第二締結具62を上方から挿通して取付ける。ここで第一締結具61は、ボルト状の部材であり、径大とされている頭部61aと、径小とされている長尺な軸部61bを有している。また第二締結具62は、第一締結具61と同形同寸のボルト状の部材であり、頭部62aと軸部62bを有している。そこで第一締結部位53において、第一締結具61の軸部61bを、ブッシュBUをかませながら第二締結座31a側から各挿通孔H1,H3に挿通し、さらに第一締結座11a側に突出させた軸部61bにナットNTを螺合する。また同様に第二締結部位54において、第二締結具62の軸部62bを、ブッシュBUをかませながら各挿通孔H2,H4に挿通してナットNTを螺合する。このとき図13及び図14を参照して、第二締結座31aの上面が肩掛け部32aから鈍角θ2で立ち上がることでワークスペースが好適に確保されているため、各締結具の軸部61b(62b)を対応する挿通孔H1,H3(H2,H4)にスムーズに挿通できる。こうして左右の締結部51,52に、それぞれ締結具61,62を取付けることにより、シートバック6とブラケット部材7を締結固定する。この種の構成においては、締結点となる各締結具を過度に増やしたり離したりすることなく、シートバック6とブラケット部材7をより強固に締結固定できることが望ましい。
そこで本実施例では、図12を参照して、第一締結部位53と第二締結部位54が傾いて設けられており、第一締結部位53の締結具の取付け面と、第二締結部位54の締結具の取付け面が面の方向を変えながら配置されている。すなわち第一締結部位53の取付け面に相当する前側上締結座42の上面に対して、第一締結部位53の取付け面に相当する後側上締結座43の上面が略角度θ1の傾斜状態とされて配置されている。このため第二締結部位54の傾斜度合いに倣って、第一締結具61の軸部61bが直交方向から受けるせん断荷重の入力方向D1と、第二締結具62の軸部62bが直交方向から受けるせん断荷重の入力方向D2が略角度θ1で異なっている。このため第一締結具61の軸部61bにせん断荷重が入力方向D1から入力された場合、第二締結具62の軸部62bには、専ら軸方向の引張り荷重が入力されることとなる。また逆に第二締結具62の軸部62bにせん断荷重が入力方向D2から入力された場合、第一締結具61の軸部61bには、専ら軸方向の引張り荷重が入力されることとなる。こうして第一締結具61の軸部61bと第二締結具62の軸部62bが、これらの間の距離を変化させる方向の荷重(せん断荷重又は引張り荷重)を受けることにより、両軸部61b,62bが同一方向からせん断荷重を受ける場合に比して強度的な余裕を確保できる。また締結される側の部品である第一締結座11aは、第二締結座31aにおける各締結具の取付け面である上面に入力される曲げ荷重がそれぞれ別方向であるため、応力集中する部位を除いて簡素低廉な構造を取ることが可能となる。こうして本実施例では、各締結具の軸部61b,62bに対するせん断荷重の入力方向を異ならせることにより、締結点となる締結具の数を過度に増やしたり締結具同士を過度に離したりすることなく、シートバック6とブラケット部材7をより強固に締結固定することができる。
また本実施例では、第一締結部位53と第二締結部位54が、分割されることなく一つなぎで設けられている。このため一方の締結部位53(54)に対して他方の締結部位54(53)を補強リブとして機能させることができ、左右の締結部51,52の強度を高めることができる。また本実施例では、図13及び図14を参照して、第二締結座31aにおける各挿通孔H3,H4と肩掛け部32aの距離をほぼ一定に設定できる。こうすることで第二締結座31aの上面において、図13に示す第一締結具61の軸心A1から肩掛け部32aまでの最短距離L5と、図14に示す第二締結具62の軸心A2から肩掛け部32aまでの最短距離L6を実質的に同一とすることができる。このように肩掛け部32aに対する各締結具61,62の位置関係を合せることにより、第一締結部位53における締結力と第二締結部位54における締結力のバランスを取ることができる。
以上説明したとおり本実施例では、各締結具61,62の軸部61b,62bに対するせん断荷重の入力方向を異ならせることにより、締結点を過度に増やしたり離したりすることなく、シートバック6とブラケット部材7をより強固に締結固定することができる。このとき第一締結部位53に対する第二締結部位54の角度を調整することにより、各締結具の軸部61b,62bに対するせん断荷重の入力方向をより確実に異ならせることができる。また両締結部位53,54をつなげることで、一方の締結部位に対して他方の締結部位が補強リブとして機能するため、締結部51,52の強度をより向上させることができる。また立ち上がり状に設けられている第二締結座31a,31bによってフレーム部7Fの強度をより向上させることができる。このとき第二締結座31a,31bの締結具を挿入すべき上面が骨格部分から鈍角θ2で立ち上がっているため、各締結具61,62の挿入作業におけるワークスペースを好適に確保しつつ、フレーム部7Fの強度をより向上させることができる。そしてフレーム部7Fに対する各締結具61,62の位置関係(最短距離L5,L6)を合せることにより、第一締結部位53における締結力と第二締結部位54における締結力のバランスを取ることができる。このため本実施例によれば、締結点を過度に増やしたり離したりすることなく、シートバック6とブラケット部材7をより強固に締結固定することができる。
本実施形態の乗物構造体は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、各締結部51,52の構成(形状,寸法,配置位置,配設数など)を例示したが、各締結部の構成を限定する趣旨ではない。例えばシートバックとブラケット部材の適宜の位置に単数又は複数の締結部を設けることができる。また一対の締結部を左右対称となるように設けたが非対称となるように設けることもできる。また第一締結座と第二締結座の少なくとも一方が、対応する骨格部から立ち上がる構成とされていればよく、第一締結座を、シートフレームから立ち上がった状態で設けることもできる。また各締結具は、第一締結座側から挿入することができ、この場合には、第一締結座の締結具を挿入すべき面が、シートフレームに対して鈍角で立ち上がっていることが望ましい。なおワークスペースを確保できる限り、締結座の締結具を挿入すべき面が骨格部に対して直角または鋭角で立ち上がっている構成とすることができる。また締結座の締結具を挿入すべき面において、第一締結具の軸心から骨格部分までの最短距離と、第二締結具の軸心から骨格部分までの最短距離が異なっていてもよい。なお第二締結座に、第一締結座の補助締結座に対して締結固定可能な部位を設けることができる。
また本実施形態では、第一締結部位53と第二締結部位54の構成(形状,寸法,配置位置,配置関係など)を例示したが、各締結部位の構成を限定する趣旨ではない。例えば第一締結部位と第二締結部位の間にスリットや長孔や切欠きなどを設けるなどして、両締結部位を分割状態として隣り合わせて設けることができる。また第一締結部位に対する第二締結部位の角度θ1の数値は適宜変更可能である。また第一締結部位を、第二締結部位の前後左右の位置や斜め位置に配置することができる。
また本実施形態では、各締結具61,62と第一締結部位53と第二締結部位54の締結構成を例示したが、これらの締結構成を限定する趣旨ではない。例えばブッシュやナットを省略して、各締結具を、対応する締結部位に設けられているネジ山付きの挿通孔に直接螺合することができる。また第一締結具と第二締結具の構成も適宜変更可能であり、第一締結具と第二締結具の構成が同一であってもよく異なっていてもよい。
また本実施形態では、乗物構造体としての乗物用シート2の構成も適宜変更可能である。そして本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの乗物に搭載される各種の乗物用シートなどの乗物構造体に適用できる。
2 乗物用シート(本発明の乗物構造体)
4 シートクッション
6 シートバック
7 ブラケット部材
8 ヘッドレスト
9 カバー部材
6S シートカバー
6P シートパッド
6F シートフレーム
6a アッパフレーム
6b,6c サイドフレーム
6d,6e ヘッドレストサポート
6f 保護部材
7S 表皮部
7P パッド部
7F フレーム部(本発明の乗物構造体の骨格部分)
10 締結部材
11a,11b 第一締結座
12a,12b 嵌装部
14 後方締結座
16a,16b 張出締結座
21 位置決め孔部
22 前側下締結座
23 後側下締結座
24 補助締結座
30 本体部
31a,31b 第二締結座
32a,32b 肩掛け部
34 中央締結座
36a,36b 側方締結座
41 位置決め凸部
42 前側上締結座
43 後側上締結座
53 第一締結部位
54 第二締結部位
61 第一締結具
61a 第一締結具の頭部
61b 第一締結具の軸部
62 第二締結具
62a 第二締結具の頭部
62b 第二締結具の軸部
NT ナット
BM ボルト材
BU ブッシュ
A1 第一締結具の軸心
A2 第二締結具の軸心
D1 第一締結具の軸部に対するせん断荷重の入力方向
D2 第二締結具の軸部に対するせん断荷重の入力方向

Claims (6)

  1. シートバックと、起立状態の前記シートバックに上方から被せられた状態でその外面側に配設されているブラケット部材と、前記シートバックの上部に設けられた第一締結座と前記ブラケット部材の上部に設けられた第二締結座が対面配置された状態で締結固定されている締結部とを備えた乗物用シートである乗物構造体において、
    前記締結部に、第一締結具の軸部が挿通されて取付けられている第一締結部位と、第二締結具の軸部が挿通されて取付けられている第二締結部位とが隣り合って設けられており、前記第一締結具の軸部が直交方向から受けるせん断荷重の入力方向と、前記第二締結具の軸部が直交方向から受けるせん断荷重の入力方向が異なっており、
    前記第一締結座のシート幅方向外側とシート幅方向内側の少なくとも一側には、前記ブラケット部材を締結固定するための別の締結座が設けられている乗物構造体。
  2. 前記第一締結部位に対して前記第二締結部位が傾いた状態で設けられていることにより、前記第一締結具の軸部が直交方向から受けるせん断荷重の入力方向と、前記第二締結具の軸部が直交方向から受けるせん断荷重の入力方向が異なっている請求項1に記載の乗物構造体。
  3. 前記第一締結部位と前記第二締結部位がつながって設けられている請求項1又は2に記載の乗物構造体。
  4. 前記第二締結座が、前記ブラケット部材の骨格部分から立ち上がった状態で設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗物構造体。
  5. 前記第二締結座が、前記第一締結具と前記第二締結具を挿入すべき側に配置されているとともに、
    前記第二締結座の締結具を挿入すべき面が、前記ブラケット部材の骨格部分から下方に鈍角で傾斜しながら立ち上がっている第二締結座部分に対して鈍角で上方に屈曲するように形成されて、前記第一締結座に対面可能に配置されている請求項4に記載の乗物構造体。
  6. 前記第二締結座が、前記第一締結具と前記第二締結具を挿入すべき側に配置されているとともに、
    前記第二締結座の締結具を挿入すべき面において、前記第一締結具の軸心から前記ブラケット部材の骨格部分までの最短距離と、前記第二締結具の軸心から前記ブラケット部材の骨格部分までの最短距離が実質的に同一に設定されている請求項4又は5に記載の乗物構造体。
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