JP6746626B2 - ピッチ及び/又はロール調整による身体部位固定器具 - Google Patents

ピッチ及び/又はロール調整による身体部位固定器具 Download PDF

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Description

ある種の治療では、人体の部位に対する治療の能率を上げるために、その人体の部位を同じ位置に保持する必要がある。例えば、脳腫瘍患者が放射線治療を受ける際、その脳腫瘍の基本的な位置を、一回又は複数回にわたる放射線治療の間、空間に固定するように、その患者の頭部をその治療を受ける上で正確かつ繰り返し可能な位置に保持しなければならない。放射線腫瘍学の分野においては、身体部位を定位置に保持するために、さまざまな異なる技術が用いられてきた。
患者の頭部を固定するよう構成された身体部位固定装置の例示的な実施例を示す図である。 患者の頭部を固定するよう構成された身体部位固定装置の例示的な実施例を示す図である。 患者の頭部を固定するよう構成された身体部位固定装置の例示的な実施例を示す図である。 患者の頭部を固定するよう構成された身体部位固定装置の例示的な実施例を示す図である。 患者の頭部を固定するよう構成された身体部位固定装置の例示的な実施例を示す図である。 患者の頭部を固定するよう構成された身体部位固定装置の例示的な実施例を示す図である。 図1Aの固定装置のシェルフレームのピッチ調整に関与する、ピッチ調整機構と、シェルフレームと支持ベース間のインタフェース部品とをさらに詳細に示す図である。 図1Aの固定装置のシェルフレームのピッチ調整に関与する、ピッチ調整機構と、シェルフレームと支持ベース間のインタフェース部品とをさらに詳細に示す図である。 図1Aの固定装置のシェルフレームのピッチ調整に関与する、ピッチ調整機構と、シェルフレームと支持ベース間のインタフェース部品とをさらに詳細に示す図である。 図1Bの支持ベースの上面図を示す図である。 図1Bの支持ベースの側面図を示す図である。 図1Bの支持ベースの背面図を示す図である。 図1Bの支持ベースの正面図を示す図である。 図1Aのシェルフレームの上面図を示す図である。 図1Aのシェルフレームの側面図を示す図である。 図1Aのシェルフレームの背面図を示す図である。 図1Aのシェルフレームの正面図を示す図である。 図1Aのシェルフレームのフランジのさらなる例示的な詳細を示す図である。 図2Aのピッチ調整機構の例示的な実施例の詳細を示す図である。 図2Aのピッチ調整機構の例示的な実施例の詳細を示す図である。 図2Aのピッチ調整機構の例示的な実施例の詳細を示す図である。 図2Aのピッチ調整機構の例示的な実施例の詳細を示す図である。 図2Aのピッチ調整機構の例示的な実施例の詳細を示す図である。 ピッチ調整機構が、支持ベースに対するシェルフレームのピッチの正確な較正調整を可能にするピッチ調整ホイールをさらに備える、さらなる例示的な実施例の詳細を示す図である。 ピッチ調整機構が、支持ベースに対するシェルフレームのピッチの正確な較正調整を可能にするピッチ調整ホイールをさらに備える、さらなる例示的な実施例の詳細を示す図である。 ピッチ調整機構が、支持ベースに対するシェルフレームのピッチの正確な較正調整を可能にするピッチ調整ホイールをさらに備える、さらなる例示的な実施例の詳細を示す図である。 ピッチ調整機構が、支持ベースに対するシェルフレームのピッチの正確な較正調整を可能にするピッチ調整ホイールをさらに備える、さらなる例示的な実施例の詳細を示す図である。 ピッチ調整機構が、支持ベースに対するシェルフレームのピッチの正確な較正調整を可能にするピッチ調整ホイールをさらに備える、さらなる例示的な実施例の詳細を示す図である。 ピッチ調整機構に加えて、ロール調整機構を備える身体部位固定装置の他の例示的な実施例を示す図である。 図7の身体部位固定装置を示す3次元分解図である。 シェルフレームキャリッジとシェルフレームのピッチ調整に関与する、図7の身体部位固定装置の構成要素を示す3次元図である。 シェルフレームのロール調整に関与する、図7の身体部位固定装置の構成要素を示す3次元図である。 図7の身体部位固定装置のシェルフレームを一方向から見た図である。 図7の身体部位固定装置のシェルフレームを異なる方向から見た図である。 図7の身体部位固定装置のシェルフレームを異なる方向から見た図である。 図7の身体部位固定装置のシェルフレームを異なる方向から見た図である。 支持ベースに対してシェルフレームキャリッジのピッチを変更する調整が行われる前の水平位置にある図7の装置の支持ベースとシェルフレームキャリッジを示す図である。 支持ベースに対してシェルフレームキャリッジのピッチを変更する調整が行われる前の水平位置にある図7の装置の支持ベースとシェルフレームキャリッジを示す図である。 図7の装置のシェルフレームキャリッジとシェルフレームのピッチ調整を示す図である。 図7の装置のシェルフレームキャリッジとシェルフレームのピッチ調整を示す図である。 シェルフレームキャリッジと支持ベースに対してシェルフレームのロールを変更するロール調整が行われる前の水平位置にある図7の装置のシェルフレーム、シェルフレームキャリッジ、支持ベースを示す図である。 図7の装置のシェルフレームキャリッジと支持ベースに対するシェルフレームのロール調整を示す図である。 図7の装置のシェルフレームキャリッジと支持ベースに対するシェルフレームのロール調整を示す図である。
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。異なる図面における同一の参照番号は、同一又は類似の要素を特定する。以下の詳細な説明は、本発明を限定するものではない。
放射線腫瘍学の分野において、身体部位を定位置に保持する技術では、患者の体の一部分上で伸ばされる保持材料のシートを含む熱形成可能な構造が用いられる。例えば、脳腫瘍の放射線治療を行う場合、熱形成可能な構造には、患者の顔面上で伸ばされる保持材料のシートを有するマスクが含まれる。患者の顔面上でマスクを形成するには、まず、湯浴やオーブンにより、その熱形成可能な構造の材料シートが柔軟かつ成形可能な状態となるよう、その材料の加熱が行われてもよい。そして、この熱形成可能なマスクを患者の顔面上で伸ばし、冷まして硬化させることにより、恒久的に患者の顔の形状に形成する。例としては、熱可塑性保持材料のシートを有するマスクは、加熱後、患者の顔面上で伸ばしてから冷ましてもよい。冷却時、患者の顔面に形成されたマスクは、放射線治療の際に患者の頭部を定位置に保持するのに使用可能な構造を形成する。
このマスクの熱可塑性保持材料のシートが患者の体の一部上で伸ばされた後、取付け機構によりマスクのフレーム部が患者の支持テーブルに取り付けられる。しかしながら、既存の患者のマスクは、一旦この支持テーブルに取り付けられると、患者の身体部位が誤った位置に置かれていても補正を行うことができない。また、マスクフレームが患者の支持テーブルに取り付けられると、熱可塑性保持材料は、患者の身体(例えば、患者の顔面)部分の上面から支持テーブルの表面まで長い距離にわたって引き伸ばさなければならない。熱可塑性保持材料は、この程度まで引き伸ばされると、その厚さと剛性が所望の程度に満たなくなる。
本明細書に記載の例示的な実施例は、既存のマスクフレームの支持及び取付け構造を改善させた身体部位固定装置に関するものである。本明細書に記載の例示的な実施例は、身体部位を収容し、その位置決めを行う深いシェルフレームを備える。このシェルは、固定されている身体部位(例えば、患者の頭部)の形状に合った内部形状を有している。また、このシェルフレームは、患者の身体部位にフィットするようカスタマイズされたクッション(例えば、頭部クッション)を含んでいてもよい。例えば、身体部位が患者の頭部である場合、シェルフレームは、このカスタマイズされたクッションが頭部をその中間点まで取り囲むことができるような深さを有し、頭部を支持するのに十分な面積を可能にする大きな接触面積が得られる。また、このシェルフレームは、フランジに対するマスクフレームの「着脱簡単」な取り付けを可能にする上フランジをさらに備えていてもよい。このシェルフレームの上フランジにてマスクフレームのドッキングを行うことにより、マスクの熱可塑性材料をはるか支持テーブル面まで引き伸ばす必要がなくなり、マスク材料の厚さと剛性が強化される。
本明細書に記載の例示的な実施例は、支持ベースと、上記シェルフレームに連結されると、その支持ベースに対してそのシェルフレームのピッチ及び/又はロール調整を可能にするピッチ調整及び/又はロール調整機構とをさらに備える。シェルフレームのピッチ及び/又はロール調整を行うことにより、身体部位の位置決め(例えば、固定装置内での頭部の位置決め)の調整を容易に行うことが可能となり、シェルフレームからマスクフレームを取り外す必要なく、又は、固定されている身体部位からマスクフレームを外す必要なく、行われる特定の医療検査や治療の位置決め要件を満たすことができる。本明細書で説明するように、上記ピッチ調整機構及び/又はロール調整機構は、支持ベースに対してシェルフレームのピッチ及び/又はロールをロックするロック機構を備えていてもよい。このピッチ調整機構は、本明細書でさらに説明するように、シェルフレームの底面に形成されて、ピッチ調整が正確かつ制御された方法で行われるように、ピッチ調整スロット又はノッチと連動して動作する較正ピッチ調整ホイールをさらに備えていてもよい。このピッチ調整ホイールを用いて、そのピッチ調整ホイールが回転するにつれて、そのピッチ調整ホイールの歯とピッチ調整スロット又はノッチとが「クリック・バイ・クリック」の係合を行うことによりにより、正確なピッチ調整が行われる。
本明細書に述べるように、「マスク」には、患者の任意の身体部位にかぶせてその身体部位にフィットするよう形成することができる材料(例えば、熱可塑性材料)を有する任意の構造が含まれる。いくつかの実施例において、「マスク」は、一つ又は複数の締結機構により、身体部位を特定の位置に固定して保持することができる。この締結機構は、マスクの構成要素であってもよいし、そうでなくてもよい。このように、本明細書で用いられるように、「マスク」は、患者の顔面又は頭部に配置するための構造のみを指すものではなく、患者の任意の身体部位又は任意の部分に配置するためのいかなるタイプの構造(例えば、患者の骨盤にかぶせる構造)も含まれる。
図1A〜1Eは、患者の頭部110を固定するよう構成された身体部位固定装置100の第1例示実施例を示す図である。図1Aに示すように、固定装置100は、支持ベース120とシェルフレーム130を備える。このシェルフレーム130は、患者の頭部及び首の後部に合わせて構成された内面を有するほぼハーフシェル状の構造を備えていてもよい。このシェルフレーム130のハーフシェル構造は、3次元回転楕円体の半分に近い形状を有し、その半分が、この回転楕円体の垂直方向の中心をほぼ横断している。シェルフレーム130は、患者の首150に合わせて構成された首カットアウト部140をその片側に備えていてもよく、これによって、患者の頭部110がシェルフレーム130内に置かれた際に、首150がシェルフレーム130の内部から延出することができる。図示するように、支持ベース120は、この支持ベース120上に互いに向かい合って配置された第1ピッチシェルランプ160と第2ピッチシェルランプ170から構成され、この第1及び第2ピッチシェルランプ160、170は、水平なピッチ未調整位置において、シェルフレーム130の下面を、支持ベース120上のこれら2つのピッチシェルランプ間に置くのに十分な距離だけ離れて配置されている。ピッチシェルランプ160、170は、支持ベース120の中心に向かって下方に延在する傾斜ランプを含む。シェルフレーム130及び支持ベース120は、金属、プラスチック、カーボンファイバー、複合材料などのさまざまな種類の材料から形成されてもよい。また、シェルフレーム130及び支持ベース120は、それぞれ同じ種類の材料から形成されてもよいし、異なる種類の材料から形成されてもよい。例えば、支持ベース120は金属から形成され、シェルフレーム130は複合材料から形成されてもよい。
図1B〜1Eは、支持ベース120に対してシェルフレーム130のピッチを調整する例を示す。図1Bの3次元図及び1Cの1次元側面図に示すように、ピッチ調整には、ピッチランプ160の上面を上方へ(そしてピッチランプ170の上面を下方へ)又はピッチランプ170の上面を上方へ(そしてピッチランプ160の上面を下方へ)とシェルフレーム130の底面を移動させる(すなわち、スライドさせる)ことが含まれる。図1Dにさらに示すように、ピッチランプ170において、シェルフレーム130の底面を上方へと移動させることによって、シェルフレーム130の患者の頭部110の下部に隣接する側が上向きにピッチされ、そのシェルフレーム130の頭部110の上部に隣接する側が下向きにピッチされる。同様に、図1Eに示すように、ピッチランプ160において、シェルフレーム130の底面を上方へと移動させることによって、シェルフレーム130の患者の頭部110の上部に隣接する側が上向きにピッチされ、そのシェルフレーム130の頭部110の下部に隣接する側が下向きにピッチされる。
図1Fに示すように、シェルフレーム130内には、シェルフレーム130に対して、患者の頭部110(図示せず)にかかる衝撃を和らげる頭部クッション175が配置されていてもよい。この深さのあるシェルフレーム130の性質を考慮すると、頭部クッション175は、頭部110(図示せず)をシェルフレーム130の上部まで取り囲むので、頭部110に対する大きな接触面積と良好なサポートが得られる。頭部110が頭部クッション175にサポートされると、マスク180及びマスクフレーム185をさまざまな締結機構によりシェルフレーム130にドッキングしてもよい。図1Fに示す例示的な実施例では、複数のばねクリップ190によりマスクフレーム185をシェルフレーム130に固定してもよい。この複数のばねクリップ190は、マスクフレーム185と一体であってもよく、シェルフレーム130と一体であってもよく、又は、マスクフレーム185がシェルフレーム130とドッキングされた場合に、マスクフレーム185をシェルフレーム130に固定するのに用いることができる別個の分離したものであってもよい。
図2A〜2Cは、身体部位固定装置100のシェルフレーム130のピッチ調整に関与する、ピッチ調整機構と、シェルフレーム130と支持ベース120間のインタフェース部品とをさらに詳細に示す。図2Aに示すように、その例示的な詳細を以下にさらに説明するピッチ調整機構200は、支持ベース120のピッチランプ160の裏側に位置していてもよい。ピッチ調整機構200は、支持ベース120に対して、シェルフレーム130のピッチ調整を制御する。図2Aに示すように、シェルフレーム130が、シェルフレーム130の中心線がピッチランプ160、170間で等距離である公称水平位置において支持ベース120と接触した状態で置かれている。支持ベース120には、横方向への運動を抑えて、ピッチランプ160、170いずれかの上下動を含む1次元運動を許容することにより、シェルフレーム130の動きを「チャネルする」又は制限するチャネル保持タブ210がシェルフレーム130の両側に(図2Aでは一つのタブ210のみ示す)取り付けられてもよい。他の実施例では、このチャネル保持タブ210の代わりに、ピッチランプ160、170間の支持ベース120の上面に形成されたリブやレールなど、他のガイド構造を用いてもよい。
図2B及び2Cは、シェルフレーム130のピッチ調整に関与する、シェルフレーム130と支持ベース120間のインタフェース部品を示す。図2Bに示すように、ピッチ調整機構200の調整ファスナー230の上フランジは、調整ファスナー230がシェルフレーム130を通って、その下の支持ベース120へと延在する、シェルフレーム130内の下位点において上面に支えられている。シェル運動ピン240は、シェルフレーム130のシェル内の複数の位置で上面に支えられている上フランジから構成されている。このシェル運動ピン240は、シェルフレーム130を通って、支持ベース120のシェル移動スロット(図2Bでは図示せず)へと延在する。図2Cを参照すると、シェル運動ピン240は、シェルフレーム130を通って、支持ベース120のピッチランプ160、170内に位置するシェル移動スロット250へと延在して示されている。このシェル移動スロット250によって、シェルフレーム130が、ピッチ調整機構200を介して、ピッチランプ160、170を上方及び/又は下方へ移動できるように、シェル運動ピン240の動作が可能となる。
図2A〜2Cは、支持ベース120に対するシェルフレーム130のピッチ調整を行うためのピッチ調整機構200を含む固定装置100を示す。このピッチ調整機構200の例示的な実施例については、図5A〜5Eを参照して以下にさらに詳細に示す。しかしながら、他の実装では、このピッチ調整機構200は、シェルフレーム130のピッチ調整に用いられるピッチ調整機構200が存在しないよう、固定装置100から取り除かれてもよい。本実装では、ユーザが単に手動でシェルフレーム130に対して力を加えることにより、いかなるタイプのピッチ調整機構200を用いる必要なく、支持ベース120に対してシェルフレーム130のピッチを変更してもよい。さらに、本実装では、シェル運動ピン240には、上フランジに加えて、シェルフレーム130とシェル運動ピン240が簡単にシェル移動スロット250から外れないようシェル移動スロット250内にシェルフレーム130を保持する下フランジ(又はシェル移動スロット250内にシェル運動ピン240を保持する他の手段)が含まれていてもよい。
図2A〜2Cには図示しないが、固定装置100は、シェルフレーム130のピッチがいずれかの方向(すなわち、上方又は下方)にどのくらい調整されたかを示す定量化可能な量を目視によりチェックできるようにする、支持ベース120及び/又はシェルフレーム130に位置するピッチ調整参照マーカーをさらに備えていてもよい。このように、これらのピッチ調整参照マーカーは、目視によるチェックを行うことで、シェルフレーム130のピッチの正確かつ精密な調整を行うことを可能にする。一実装では、このピッチ調整参照マーカーは、支持ベース120又はシェルフレーム130上の適切な位置に貼り付けられ、どのくらいのピッチがシェルフレーム130に加えられたかを示すステッカーに含まれていてもよい。他の実装では、ピッチ調整参照マークを、ピッチランプ160の側面に沿って、またそれに対応して、シェルフレーム130の下側面に沿って設けてもよい。このように、シェルフレーム130のピッチ調整が行われた際に、シェルフレーム130の下側面に設けられたピッチ調整参照マークが、ピッチランプ160の側面に設けられたピッチ調整参照マークに対して移動することで、支持ベース120に対してシェルフレーム130に加えられたピッチ量を目視によりチェックすることで確認することができる。このようなピッチ調整参照マーカーの貼付けは、シェルフレーム130及び/又は支持ベース120の他の位置で行われてもよい。
図3A〜3Dは、支持ベース120を4つの異なる方向から見た図であり、図3Aは上面図、図3Bは側面図、図3Cは背面図、図3Dは正面図である。図3A及び3Bから分かるように、支持ベース120のほぼ平坦かつ平面的な下側部材が対向するピッチランプ160、170に接続している。後方のピッチランプ160は、前方のピッチランプ170のほぼ2倍の高さを有していてもよく、各ピッチランプ160、170は、支持ベース120の平面的な下側部材からピッチランプ160、170の上部まで延在する凹形状の内側ランプを有していてもよい。ピッチランプ160、170は、支持ベース120と一体的に形成(例えば、同じ材料から単一の構造として形成)されていてもよく、もしくは、別個の部品として形成された後、支持ベース120に接続(例えば、支持ベース120上の所定の位置にスナップ装着)されてもよい。図3Cに示すように、ピッチ調整スロット300は、ピッチランプ160を通って延在し、ピッチランプ160の凹内面のほぼ中心に位置している。このピッチ調整スロット300は、ピッチランプ160の凹内面に沿って一定の長さ延在し、シェルフレーム130のピッチ調整が可能な最大調整距離を設定する。図3Cにさらに示すように、2つのシェル移動スロット250が、ピッチランプ160を通って延在し、ピッチランプ160の両外側端部に向かって、かつ、ピッチランプ160の凹内面の下部に向かって配置されている。図3Dは、図3Cとは反対側から見たピッチランプ160をさらに示す。この正面図では、ピッチ調整スロット300とシェル移動スロット250は、ピッチランプ160の凹内面を通って延在して示されている。さらに、図3Dにはピッチランプ170の後部も示されている。
図4A〜4Dは、装置100のシェルフレーム130を4つの異なる方向から見た図であり、図4Aは上面図、図4Bは側面図、図4Cは背面図、図4Dは正面図である。図4A〜4Dに示すように、シェルフレーム130は、患者の頭部と首の後ろに合わせて構成された内面を有するハーフシェル構造を備える。このシェルフレーム130のハーフシェル構造は、3次元回転楕円体の半分に近い形状を有し、その半分が、この回転楕円体の中心をほぼ横断している。シェルフレーム130は、ハーフシェルに、患者の首150に合わせて構成された開口を有する首カットアウト部140をその片側に備えていてもよく、これによって、患者の頭部110がシェルフレーム130内に置かれた際に、首150が、この首カットアウト部140を介して、シェルフレーム130の内部から延出することができる。
図4A〜4Dに示すように、シェルフレーム130の上縁部には、そのシェルフレーム130の上縁部の周辺に延在するフランジ400が設けられている。このフランジは、シェルフレーム130の上縁部から、約1/2インチ(約1.27センチメートル)から3/4インチ(1.905センチメートル)延出している。さらに、図4A〜4Dに示すように、シェルフレーム130の下面には、くぼんだピッチフット220が形成されている。このピッチフット220は、シェルフレーム130の下面に形成された(図4Aの上面図に示すように)ほぼ長方形の凹部を有し、これはその下にある支持ベース120のピッチランプ160、170(図4A〜4Dでは図示せず)に置かれるシェルフレーム130の「フット」としての機能を果たす。ピッチフット220は、シェルフレーム130の凹下面を「包み込み」、シェルフレーム130の左右に延在する第1中心線と、シェルフレーム130の前後に延在する第2中心線に対して中心に置かれていてもよい。
さらに、図4A〜4Dに示すように、ピッチフット220は、ピッチ調整ファスナー保持穴410と、複数のシェル運動ピン保持穴420をさらに備える。このピッチ調整ファスナー保持穴410は、ピッチ調整機構200のピッチ調整ファスナー(以下に説明する)を保持する。このピッチ調整ファスナーは、保持穴410を通って、さらに支持ベース120のピッチ調整スロット300を通って延在する。この例示的なピッチ調整機構200については、図5A〜5Eを参照して、さらに詳しく説明する。シェル運動ピン保持穴420は、保持穴420を通って、さらに支持ベース120のピッチランプ160、170のシェル移動スロット150(図2Cに図示)を通って延在するシェル運動ピン(図2B及び2Cに図示)を保持する。このシェル運動ピン240(図4A〜4Dでは図示せず)はそれぞれ、ピッチフット220内のシェルフレーム130の内面に支えられている上フランジを備える。この各シェル運動ピン240の上フランジは、各ピンがそれを通って延在する保持穴420と一緒に、シェルフレーム130内の所定の位置に各シェル運動ピン240を保持する。
図4Eは、このシェルフレーム130のフランジ400のさらなる例示的な詳細を示す。この図に示すように、フランジ400の上面には、複数の登録穴430と、身体部位マスク(図示せず)のフレームとシェルフレーム130をドッキングするための複数の登録タブ440とが設けられている。この身体部位マスク(図示せず)のフレームには、フレームを通って延在し、登録穴430と一致し、そこに挿入可能な複数のピンをフレームの裏側に備えていてもよい。また、身体部位マスク(図示せず)のフレームには、フレームを通って延在し、登録タブ440と一致し、その上側に挿入可能なそれ自身の登録穴をさらに有していてもよい。従って、身体部位マスクとシェルフレーム130をドッキングする際、登録穴430と登録タブ440によって、シェルフレーム130に対して身体部位マスクの位置決めが適切に行われる。
図5A〜5Eは、ピッチ調整機構200の例示的な実施例を詳しく示す。図5Aは、ピッチ調整機構200の全体動作を示す図であり、分かりやすくするためにシェルフレーム130は省略している。この図に示すように、ピッチ調整機構200の調整ファスナー230は、支持ベース120のピッチ調整スロット300を通って延在する。このピッチ調整機構200が、図5Aの左又は右へピッチ調整を行うよう動作することで、(シェルフレーム130に取り付けられた)シェル運動ピン240が、ピッチ移動スロット250において、左又は右へと移動する。このようにシェル運動ピン240がピッチ移動スロット250内で移動することにより、シェルフレーム130(図5Aでは図示せず)が、チャネル保持タブ210によって形成された、シェルフレーム130の横方向の移動を抑制する「チャネル」内を移動することになる。図5Bは、個々の部品を識別可能なように、図5Aのピッチ調整機構200を分解した状態で示す図である。図5Cは、図5Bのピッチ調整機構200の「分解図」をさらに拡大して示す。本実施例において、ピッチ調整機構200は、調整ファスナー230、係止スペーサ500、調整/係止ノブ505、調整ピン(図示せず)の4つの部品から構成されている。
係止スペーサ500は、スペーサ穴525を有する。図5Cには、この係止スペーサ500のさらなる吹き出し図560が示され、スペーサ500の形状と大きさに対するスペーサ穴525の大きさが示されている。係止スペーサ500は、楕円形状を有し、そのスペーサ500の楕円形状内の中心に置かれた楕円状のスペーサ穴525を有する。係止スペーサ500は、約1/8インチ(約3.175ミリメートル)の厚さを有し、金属、プラスチック、カーボンファイバー、複合材料などのさまざまな種類の材料から形成されてもよい。この楕円状のスペーサ穴525は、そのスペーサ穴525に調整ファスナー230を挿入可能な大きさを有する。
さらに、この調整ファスナー230は、ファスナー本体510、フランジ515、ファスナーピン保持穴520から構成されている。図5Cには、この調整ファスナー230のさらなる吹き出し図550、555が示され、異なる角度から見た調整ファスナー230の形状を示している。正面吹き出し図550に示すように、ファスナー本体510は、係止スペーサ500の楕円形スペーサ穴525への挿入を行うために楕円形状を有している。以下にさらに説明するように、ファスナーピン保持穴520は、保持穴520への調整ピン(図示せず)の挿入を可能にする。フランジ515は、このファスナー本体510の一方の端部に配置され、ピン保持穴520は、ファスナー本体510の他方の端部付近に配置されている。フランジ515は、ファスナー本体510の外面から外側へ延在するような、ファスナー本体510の楕円形状よりも大きい楕円形状を有している。
さらに、調整/係止ノブ505は、調整本体530、ピン保持穴535、調整ノブ540、係止延長部545から構成されている。図5Cには、この調整/係止ノブ505の吹き出し図565も示され、ファスナー本体510のファスナーピン保持穴520を有する部分を収容するファスナースロット570を示している。これらのノブ505、スペーサ500、ファスナー230を組み合わせてピッチ調整機構200を構成するには(又は、以下に説明するロール調整機構720を構成するには)、ピン保持穴535がピン保持穴520と一致するように、ファスナー本体510をスペーサ500の穴525に挿入し、さらにファスナースロット570に挿入する。そして、調整ピン(図示せず)は、調整ノブ540に力が加えられた際に、調整/係止ノブ505全体が回転する「軸」としての役割を果たすことができるよう、ノブ505のピン保持穴535からファスナー230のピン保持穴520に挿入することができる。
この調整ノブ540は、例えば、それを介して調整/係止ノブ505を回転させる力が加えられる長方形のタッチ面を有する。調整ノブ540は、それを介してピン保持穴535が前方面に延在し、その中をファスナースロット570が側面に延在するほぼ円筒形状を有する調整本体530に接続する。係止延長部545は、この調整本体530の側面に接続し、例えば、図5Cの主要図に示す「e」を反転させた形状を形成する。
図5Dは、このピッチ調整機構200の部品を相互に作用させて、機構200のピッチ調整をロックする様子とアンロックする様子を示す。図5Dでは、最初のアンロック状態にあるピッチ調整機構200を一番左の図に示す。この状態では、支持ベース120のピッチ移動スロット300(同様に図5Dでは図示せず)内でファスナー本体510を動かすことにより、シェルフレーム130(図示せず)のピッチ調整が可能である。調整ノブ540に力が加えられると(図5Dの一番左の図に矢印で示す)、調整/係止ノブ505が、ピン保持穴535に挿入された調整ピン(図示せず)を中心に回転する。
さらに、図5Dの中央の図に示すように、この調整/係止ノブ505が調整ピンを中心に回転を続けると、係止延長部545を含むノブ505の下面が、調整ファスナー230のフランジ515に向かって上方に係止スペーサ500を押し上げ始め、また、調整ファスナー230を下方へ引っ張り始める。係止スペーサ500は、上方へ移動するに従って、支持ベース120のピッチランプ160の底面に対して力を加える。そして、調整ファスナー230が下方へ移動するに従って、その調整ファスナー230のフランジ515は、シェルフレーム130の上面に対して締め付けられる。他の実施例(図示せず)では、調整/係止ノブ505は、図5Cに示す「e」を反転させた形状の代わりに、カムを備えていてもよい。
図5Dの一番右の図には、ロック位置にある調整/係止ノブ505を示す。この位置では、係止スペーサ500によって支持ベース120のピッチランプ160の底面に加えられた力と、調整ファスナー230のフランジ515によってシェルフレーム130の上面に加えられた力によって、支持ベース120に対して所望のピッチ位置でシェルフレーム130が所定の位置に保持される。図5Dのこの図では、ロック位置にある係止延長部545を示し、この係止延長部545が係止スペーサ500に最大押し上げ力を加え、今度はこの係止スペーサ500が支持ベース120の下面に最大押し上げ力を加える。この係止延長部545がロック位置にあると、ファスナー本体510が最大の「位置ロック」力で下方に引っ張られ、フランジ515によって最大の「位置ロック」力がシェルフレーム130の上面に加えられる。この調整/係止ノブ505の回転によって生じる、係止スペーサ500に対する「位置ロック」力により、シェルフレーム130が特定のピッチレベルにロックされる。このシェルフレーム130のピッチは、図5Dに示す調整/係止ノブ505の回転を逆転させる(すなわち、一番右の図から始まって、中央の図を通って、その後一番左の図へと進む)ことにより「アンロック」することができる。図5Eは、ロック位置へと回転されたピッチ調整機構200を示し、シェルフレーム130が支持ベース120に対して一定のピッチを有するよう、ピッチランプ160上の特定の位置に保持されている。
図6A〜6Eは、さらなる例示的な実施例を詳しく示す。この実施例では、ピッチ調整機構200は、支持ベース120に対するシェルフレーム130のピッチの正確な較正調整を可能にするピッチ調整ホイールアセンブリをさらに備える。図6Aに示すピッチ調整機構200は、支持ベース160のピッチランプ160の裏側に、ピッチ調整/係止ノブ505に隣接して取り付けられたピッチ調整ホイールアセンブリ600をさらに備える。
さらに、図6Bは、支持ベース120の上面図と、ピッチ調整ホイールアセンブリ600のさらなる詳細を示す。拡大図では、ピッチ調整ホイールアセンブリ600は、ピッチランプ160の裏側を通って形成された長方形のピッチ調整ポート620を介して延在するピッチ調整歯630を有する円筒状のピッチホイール610を備えて示されている。後続の図面から見て取れるように、ピッチホイール610の歯は、シェルフレーム130の裏側において対応するノッチ/スロットに係合し、このピッチホイール610が回転すると、シェルフレーム130のピッチ調整を行う。
図6Cは、ピッチ調整ホイールアセンブリ600をさらに詳しく示す。この図に示すように、ピッチホイール610は、ホイール軸(図示せず)を介して、三角形のホイール取付け具640に取り付けられ、このホイール軸は、各ホイール取付け具640のホイール取付け穴650を介して延在している。従って、ピッチホイール610は、ホイール軸及びホイール取付け穴650を中心に回転することで、時計回り又は反時計回りの方向に回転してもよい。このピッチホイール610が回転すると、ピッチランプ160のピッチ調整ポート620を介して延在するピッチホイール610の歯が、以下に図6Dを参照してさらに説明するように、シェルフレーム130の裏側と係合して、シェルフレーム130のピッチ調整が周期的かつ離散的に徐々に行われるようにする。
図6Dは、シェルフレーム130のピッチ調整を行うピッチホイール610の歯をさらに詳しく示す。図6Dに示すように、シェルフレーム130は、シェルフレーム130の裏側からその上面まで貫通して形成された一連のピッチ調整スロット670を有する。このピッチ調整スロット670は、支持ベース120の裏側において、シェルフレーム130の下に位置するピッチホイール610の歯630の形状及び大きさと一致している。ピッチホイール610が時計回りの方向に回転すると、ピッチホイール610の歯630がピッチ調整スロット670と係合し、図6Dの拡大図で見て、シェルフレーム130を下方に(右に)移動させる。さらに、ピッチホイール610が時計回りの方向に回転すると、ピッチホイール610の歯630がピッチ調整スロット670と係合し、図6Dの拡大図で見て、シェルフレーム130を上方に(左に)移動させる。このピッチホイール610の各「クリック・バイ・クリック」の調整により、ピッチホイール610の歯630とシェルフレーム130のピッチ調整スロット670との相互作用によって、シェルフレーム130のピッチの精密な調整(例えば、1°、0.5°など)が行われる。
図6Eは、ピッチ調整ホイールアセンブリ600の断面図である。ピッチホイール610が時計回りの方向(「CW」)に回転すると、ピッチランプ160のピッチ調整ポート620を通って延在する歯630が、シェルフレーム130の底面にあるピッチ調整スロット670と係合する。このようにピッチホイール610の歯630とピッチ調整スロット670が係合することにより、ピッチホイール610が時計回りに回転するにつれて、図6Eの図では、シェルフレーム130が上方へと移動する。また、ピッチホイール610が反時計回り(「CCW」)の方向に回転すると、ピッチランプ160のピッチ調整ポート620を通って延在する歯630が、シェルフレーム130の底面にあるピッチ調整スロット670と係合する。このようにピッチホイール610の歯630とピッチ調整スロット670が係合することにより、ピッチホイール610が反時計回りに回転するにつれて、図6Eの図では、シェルフレーム130が下方へと移動する。
図7は、身体部位固定装置700の他の例示的な実施例を示す。この身体部位固定装置700は、ピッチ調整機構に加えて、シェルフレーム130(及びシェルフレーム130内に配置された患者の身体部位)を装置700の支持ベース120に対して「ロール」させるロール調整機構を備える。図7に示すように、身体部位固定装置700は、図1の実施例と同様の支持ベース120とシェルフレーム130を備える。シェルフレーム130は、患者の身体部位(例えば、頭部及び首)の後部に合わせて構成された内面を有するほぼハーフシェル状の構造を備えていてもよい。図7に示す実装では、このシェルフレーム130のハーフシェル構造は、3次元回転楕円体の半分に近い形状を有し、その半分が、回転楕円体の垂直方向の中心をほぼ横断している。シェルフレーム130は、患者の身体部位(例えば、首又は他の身体部位)に合わせて構成されたカットアウト部140をその片側に備えていてもよく、これによって、患者の身体部位(例えば、頭部)がシェルフレーム130内に置かれた際に、取り付ける身体部分(例えば、首)がシェルフレーム130の内部から延出することができる。支持ベース120は、身体部位固定装置100について図示し、上述したものと同様に構成されていてもよい。
図7に示すように、上記装置700は、シェルフレーム130が置かれるシェルフレームキャリッジ710をさらに備える。このシェルフレームキャリッジ710は、第1ピッチランプ160と第2ピッチランプ170に置かれ、さらにこれら2つのランプが互いに向かい合って、水平なピッチ未調整位置に配置された場合に、シェルフレームキャリッジ710の下面を、支持ベース120上の2つのピッチランプ160、170間に置くのに十分な距離だけ離れて、支持ベース120に配置される。ピッチランプ160、170は、支持ベース120の中心に向かって下方に延在する傾斜ランプを含む。シェルフレーム130、シェルフレームキャリッジ710、支持ベース120は、金属、プラスチック、カーボンファイバー及び/又は複合材料などのさまざまな種類の材料から形成されてもよい。また、シェルフレーム130、シェルフレームキャリッジ710、支持ベース120は、それぞれ同じ種類の材料から形成されてもよいし、異なる種類の材料から形成されてもよい。例えば、支持ベース120は金属から形成され、シェルフレーム130及びシェルフレームキャリッジ710はプラスチック又は複合材料から形成されてもよい。図7に示すように、また、以下にさらに詳しく説明するように、上記装置700は、シェルフレーム130とシェルフレームキャリッジ710のピッチを調整するピッチ調整機構を備え、シェルフレーム130のロールを調整するロール調整機構720をさらに備える。
図8Aは、図7の身体部位固定装置700を示す3次元分解図である。支持ベース120は、上記図1A〜1Fの装置100に関して説明したものと同様の物理的構成を有する。シェルフレームキャリッジ710は、シェルフレーム130の球状下面と一致する上面と、ピッチランプ160、170の上面を含む、支持ベース120の上面と一致する下面とを有するトレー状の形状を有する。この図に示すように、シェルフレームキャリッジ710の下面は、ピッチランプ160、170の上面に置かれるのも含め、支持ベース120の上面に置かれる。シェルフレーム130の下面は、シェルフレーム130の穴から、シェルフレームキャリッジ710の対応するシェル移動スロット(以下にさらに詳しく説明する)内へと延在するシェル運動ピン800により、シェルフレームキャリッジ710の上面に置かれる。ピッチ調整機構200は、シェルフレームキャリッジ710のピッチ調整を可能にし、それによって、さらにシェルフレームキャリッジ710内に乗せられるシェルフレーム130のピッチ調整が行われる。ロール調整機構720は、シェルフレームキャリッジ710内のシェルフレーム130のロール調整を可能にする。
図8Bは、シェルフレームキャリッジ710とシェルフレーム130のピッチ調整に関与する、身体部位固定装置700の構成要素を示す3次元図である。図8Bの主要図に示すように、キャリッジ運動ピン820は、シェルフレームキャリッジ710の対応する穴から、ピッチランプ160、170内の移動スロット250内へと延在する。図8Bの吹き出し図にさらに示すように、ピッチ調整機構200の調整ファスナー230は、シェルフレームキャリッジ710の裏面において、ピッチランプ160内のピッチ調整スロット300と一致するよう配置された穴810を通って延在している。係止スペーサ500は、調整ファスナー230にフィットし、調整/係止ノブ505は、この調整ファスナー230にフィットして取り付けられる。この調整/係止ノブ505の動作により、シェルフレームキャリッジ710及びシェルフレーム130のピッチが特定のピッチ位置に「ロック」されるようにしてもよい。この身体部位固定装置700のピッチ調整動作については、図11A及び11Bを参照して、以下にさらに詳しく説明する。
図8Cは、シェルフレーム130のロール調整に関与する、身体部位固定装置700の構成要素を示す3次元図である。図8Cの主要図に示すように、シェル運動ピン800は、シェルフレーム130の対応する穴から、シェルフレームキャリッジ710内の移動スロット830内へと延在する。この移動スロット830は、ピッチランプ160、170の移動スロット250に対して横方向に配置されている。図8Cの吹き出し図にさらに示すように、ロール調整機構720の調整ファスナー230は、シェルフレーム130内のロールファスナー穴850を通って、さらにシェルフレーム130内のロールファスナー穴850と一致するシェルフレームキャリッジ710の前方面の対応する穴840を通って延在している。このシェルフレームキャリッジ710の穴840は、シェルフレーム130のロールファスナー穴850よりも大きく、シェルフレーム130の回転「ロール」運動を可能にする。係止スペーサ500は、調整ファスナー230にフィットし、調整/係止ノブ505は、上記図5Cを参照して説明したように、調整ファスナー230にフィットして取り付けられる。この調整/係止ノブ505の動作により、シェルフレームキャリッジ710内でのシェルフレーム130のロールが特定のピッチ位置に「ロック」されるようにしてもよい。この身体部位固定装置700のロール調整動作については、図13A及び13Bを参照して、以下にさらに詳しく説明する。
図9A〜9Dは、上記身体部位固定装置700のシェルフレーム130を4つの異なる方向から見た図であり、図9Aは上面図、図9Bは側面図、図9Cは背面図、図9Dは正面図である。図9A〜9Dの各図から分かるように、このシェルフレーム130は、患者の頭部及び首の後部に合わせて構成された内面を有するハーフシェル構造を備える。このシェルフレーム130のハーフシェル構造は、3次元回転楕円体の半分に近い形状を有し、その半分が、回転楕円体の中心をほぼ横断している。シェルフレーム130は、患者の首150(図示せず)に合わせて構成された首カットアウト部140をその片側に備えていてもよく、これによって、患者の頭部110(図示せず)がシェルフレーム130内に置かれた際に、首150(図示せず)がこの首カットアウト部140を介してシェルフレーム130の内部から延出することができる。
図9A〜9Dに示すように、シェルフレーム130の上縁部には、そのシェルフレーム130の上縁部の周辺に延在するフランジ910が設けられている。このフランジ910は、シェルフレーム130の上縁部から、約1/2インチ(約1.27センチメートル)から3/4インチ(1.905センチメートル)延出している。さらに、図9A及び9Bに示すように、シェルフレーム130は、シェルフレーム130の底部付近に位置する2つのシェル運動ピン穴900を備える。このシェル運動ピン穴900は、対応するシェル運動ピン800(図示せず)を収容し、シェルフレームキャリッジ710(図示せず)内の各移動スロット830(図示せず)に一致する。図9C及び9Dは、ロールファスナー穴850と回転穴920をさらに示す。図9C及び9Dには図示していないが、ロール調整機構720の調整ファスナー230は、ロールファスナー穴850を通って、シェルフレームキャリッジ710の穴840内へと延在し、例えば、ネジやナットなどの締結機構は、シェルフレームキャリッジ710と支持ベース120に対してシェルフレーム130のロール調整が行われた際に回転穴920内に形成された中心軸の周りをシェルフレーム130が回転するよう、回転穴920を通って延在し、シェルフレーム130をシェルフレームキャリッジ710に回転可能に固定する。上記装置700のフランジ910は、上記装置100のフランジ400と同様のものであってもよく、フランジ910の周辺には複数の登録穴及びアラインメント穴が配置されている。各登録穴は、フランジ910の上面からその下面へと貫通して延在している。身体部位マスク(図示せず)のフレームには、フランジ910の登録穴及びアラインメント穴と一致し、そこに挿入可能な複数のピンをフレームの裏側に備えていてもよい。従って、この身体部位マスクとシェルフレーム130をドッキングする際、フランジ910の登録穴とアラインメント穴が身体部位マスクフレームの裏側の複数のピンと連動して、シェルフレーム130に対して身体部位マスクの位置決めが適切に行われる。
図10A及び10Bは、支持ベース120に対してシェルフレームキャリッジ710のピッチを変更する調整が行われる前の水平位置にある装置700の支持ベース120とシェルフレームキャリッジ710を示す。図10A及び10Bに示すように、シェルフレームキャリッジ710がピッチ未調整位置にある状態では、シェルフレームキャリッジピン820が、スロット250の長さの中間点において、シェルフレームキャリッジ710の対応する穴を通って、ピッチランプ160、170のキャリッジ移動スロット250(図示せず)内へと延在する。このシェルフレームキャリッジ710とシェルフレーム130のピッチ調整を行うには、ピッチ調整機構200の調整/係止ノブ505を「アンロック」位置に回転させてもよい。図10Bに示すように、調整/係止ノブ505がロック位置に回転すると、シェルフレームキャリッジ710(及びそのキャリッジ710内に置かれたシェルフレーム130)が支持ベース120に対して固定ピッチ位置に保持されるよう、調整ファスナー230によってシェルフレームキャリッジ710が支持ベース120の上面に対して引っ張られる。このシェルフレームキャリッジ710とシェルフレーム130のピッチ調整を行うには、ピッチ調整機構200の調整/係止ノブ505をアンロック位置(図10Bに示す方向とは反対の方向)に回転させて、シェルフレームキャリッジ710に対する調整ファスナー230の保持を解放してもよい。調整/係止ノブ505がアンロック位置に回転すると、調整ファスナー230によってシェルフレームキャリッジ710が支持ベース120の上面に対して引っ張られなくなるので、以下に図11A及び11Bを参照して説明するように、シェルフレームキャリッジ710とシェルフレーム130のピッチ調整が可能となる。シェルフレームキャリッジ710のピッチ調整が行われると、シェルフレームキャリッジ710とシェルフレーム130に加えられたピッチの方向に応じて、図10Bに示す例では左又は右へと、支持ベース120の移動スロット250内でキャリッジ運動ピンが移動する。
図11A及び11Bは、シェルフレームキャリッジ710(及びそのキャリッジ710内に乗せられるシェルフレーム130)のピッチ調整を示す。図11Aでは、シェルフレームキャリッジ710の下面をピッチランプ160、170上でスライドさせることにより、シェルフレームキャリッジ710とそのキャリッジ710内に置かれるシェルフレーム130(図示せず)の後部がピッチランプ160上で上方へピッチし、それと同時に、シェルフレームキャリッジ710の前部がピッチランプ170上で下方へピッチする。シェルフレームキャリッジ710のピッチ調整が行われると、キャリッジ運動ピン820が支持ベース120の移動スロット250(図示せず)内に乗せられる。各移動スロット250の長さは、ピッチ調整量をいずれの方向においても制限する長さである。図11Bでは、シェルフレームキャリッジ710の下面をピッチランプ160、170上でスライドさせることにより、シェルフレームキャリッジ710とそのキャリッジ710内に置かれるシェルフレーム130(図示せず)の後部がピッチランプ160上で下方へピッチし、それと同時に、シェルフレームキャリッジ710の前部がピッチランプ170上で上方へピッチする。
図12は、シェルフレームキャリッジ710と支持ベース120に対してシェルフレーム130のロールを変更するロール調整が行われる前の水平位置にある上記装置700のシェルフレーム130、シェルフレームキャリッジ710、支持ベース120を示す図である。図12に示すように、シェルフレーム130がロール未調整位置にある状態では、シェルフレームピン800(図示せず)が、スロット830の長さの中間点において、シェルフレームキャリッジ710の対応するシェル移動スロット830内へと延在する。このシェルフレーム130のロール調整を行うには、ロール調整機構720の調整/係止ノブ505を「ロック」位置から「アンロック」位置(図12では上方矢印で示す)に回転させてもよい。図12に示す例示的な実装では、調整/係止ノブ505がアンロック位置に回転すると、シェルフレームキャリッジ710に対して固定位置にシェルフレーム130が保持されないよう、調整ファスナー230によってシェルフレーム130がシェルフレームキャリッジ710の上面に対して引っ張られなくなり、ロール調整機構720によるシェルフレーム130のロール調整が可能となる。
図5Dを参照して、ロール調整機構710の動作についてさらに詳しく説明する。図5Dの一番右の図では、調整/係止ノブ505がロック位置にある。このロック位置では、係止スペーサ500によってシェルフレームキャリッジ710の底面に加えられた力と、調整ファスナー230のフランジ515によってシェルフレーム130の上面に加えられた力によって、シェルフレームキャリッジ710と支持ベース120に対して所望のロール位置でシェルフレーム130が所定の位置に保持される。図5Dのこの一番右の図では、ロック位置にある係止延長部545を示し、この係止延長部545が係止スペーサ500に最大押し上げ力を加え、今度はこの係止スペーサ500がシェルフレームキャリッジ710の下面に最大押し上げ力を加える。この係止延長部545がロック位置にあると、ファスナー本体510が最大の「位置ロック」力で下方に引っ張られ、フランジ515によって最大の「位置ロック」力がシェルフレーム130の上面に加えられる。この調整/係止ノブ505の回転によって生じる、係止スペーサ500に対する「位置ロック」力により、シェルフレームキャリッジ710に対して、シェルフレーム130が特定のロールレベルにロックされる。このシェルフレーム130のロールは、図5Dに示す調整/係止ノブ505の回転を逆転させる(すなわち、一番右の図から始まって、中央の図を通って、その後一番左の図へと進む)ことにより「アンロック」することができる。
図13A及び13Bは、シェルフレームキャリッジ710と支持ベース120に対するシェルフレーム130のロール調整を示す図である。図13Aでは、シェルフレーム130の下面をシェルフレームキャリッジ710の上面に沿ってスライドさせることにより、シェルフレーム130の右側(シェルフレーム130の後方から見て)がシェルフレームキャリッジ710上で下方へロールし、それと同時に、シェルフレーム130の左側がシェルフレームキャリッジ710上で上方へロールする。シェルフレーム130のロール調整が行われると、シェル運動ピン800がシェルフレームキャリッジ710のシェル移動スロット830内に乗せられる。各シェル移動スロット830の長さは、ロール調整量をいずれの方向においても制限する長さである。図13Bでは、シェルフレーム130の下面をシェルフレームキャリッジ710の上面に沿ってスライドさせることにより、シェルフレーム130の右側(シェルフレーム130の後方から見て)がシェルフレームキャリッジ710上で上方へロールし、それと同時に、シェルフレーム130の左側がシェルフレームキャリッジ710上で下方へロールし、図13Aで示した方向とは反対方向にシェルフレーム130のロール調整が行われる。所望のロール位置へとシェルフレーム130のロール調整が行われたら、ロール調整機構720の調整/係止ノブ505をロック位置まで回転させて、シェルフレーム130に対する調整ファスナー230の締め付けを行なってもよい。この調整/係止ノブ505がロック位置まで回転すると、調整ファスナー230がシェルフレームキャリッジ710の上面に対してシェルフレーム130を引っ張るので、シェルフレーム130がシェルフレームキャリッジ710と支持ベース120に対して固定ロール位置に保持される。
図7〜13Bは、ピッチ調整機構とロール調整機構の両方を備えた身体部位固定装置700の例示的な実施例を示す。一方、他の実施例では、身体固定装置700は、ロール調整機構720(及びそれに関連する構造)だけを備えていてもよく、ピッチ調整機構を備えていなくてもよい(すなわち、ピッチ調整機構200及びそれに関連する構造が装置700から省略される)。
上記実装の説明は、例示と説明のために示したものであって、網羅的なものであることは意図しておらず、本発明を開示した形式に限定することも意図していない。以上の教示を鑑みて変形や変更が可能である、もしくは、本発明を実践することによって可能となる。以上、本発明を詳細に説明したが、当業者には、本発明の精神から逸脱することなく変形が可能であることが明確に理解されよう。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明には、形態、設計又は配置において様々な変更を加えることができる。従って、上記説明は、限定ではなく例示とみなすべきであり、本発明の真の範囲は、以下の特許請求の範囲によって定義される。例えば、支持ベース120は、シェルフレーム130又はシェルフレームキャリッジ710が支持ベース120上に乗るのを可能にする特定の構造を有するものとして図示及び説明がなされている。一方、他の実装では、支持ベース120は、同様にシェルフレーム130又はシェルフレームキャリッジ710が支持ベース上に乗るのを可能にする物理的な構成を有する、ベースプレートやカウチトップなどの異なるタイプの支持構造を有していてもよい。このような実装では、異なるタイプの支持構造が、図3A〜3D又は図8Aに示すものと同様の調整ピン用のマッチング穴パターンを有していてもよい。
本出願の記載で使用された要素、動作、指示は、明示のない限り、本発明にとって重要又は必須のものと考えるべきではない。また、本明細書で使用されているように、冠詞の「a」は1つ又は複数のものを含むことを意図している。更に、「に基づいて」という表現は、特に明記しない限り、「少なくとも部分的に基づいて」を指すことを意図している。

Claims (6)

  1. 第1凹形状のランプと向かい合う第2凹形状のランプとを備える支持ベースと、
    身体部位の形状に合う内面と外側凸面とを有するシェルフレームとを具備する、身体部位を位置決めするための構造であって、
    前記シェルフレームの前記外側凸面が、前記シェルフレームのピッチが前記支持ベースに対して調整されることを可能にするように、前記第1凹形状のランプと前記第2凹形状のランプの上面にさらに乗り、該上面に対して移動る、構造。
  2. 前記シェルフレームの前記外側凸面が、前記第1凹形状のランプと前記第2凹形状のランプの上面に乗り、該上面に対して移動する際に、前記構造は、
    前記支持ベースに対する前記シェルフレームのピッチ調整を可能にするピッチ調整機構をさらに具備する、請求項1に記載の構造。
  3. 前記ピッチ調整機構は、前記支持ベースを通って延在し、前記シェルフレームを通って延在する調整ファスナーと、係止スペーサと、調整ノブとを備え、
    前記調整ノブは前記調整ファスナーに接続し、
    前記調整ノブは、前記係止スペーサを前記支持ベースの表面に対して締め付けて、前記シェルフレームを特定のピッチ位置にロックするよう回転可能である、請求項2に記載の構造。
  4. 前記ピッチ調整機構は、複数の調整位置を有するピッチ調整ホイールをさらに備え、前記ピッチ調整ホイールは、前記シェルフレームのピッチを較正ピッチ位置に調整するよう前記複数の調整位置に回転可能である、請求項2に記載の構造。
  5. 前記支持ベースは、ピッチ調整スロットを有し、前記シェルフレームは、前記支持ベースの前記第1の凹形状のランプと前記第2凹形状のランプの前記上面に連結されて、身体部位を収容して保持する形状を有する可動フレームを更に備え、
    前記ピッチ構成機構は、前記可動フレームと連結するように、前記ピッチ調整スロットを通って延在する長さを有する第1調整ファスナーと、
    前記第1調整ファスナーを収容し、前記支持ベースの下面に隣接する第1係止スペーサと、
    前記第1調整ファスナーに取り付けられ、前記支持ベースの前記ピッチ調整スロット内で前記第1調整ファスナーが移動することにより、前記支持ベースに対して前記可動フレームのピッチ調整を可能にする第1調整ノブとをさらに備える、請求項2に記載の構造。
  6. 前記シェルフレームは、前記身体部位を収容するよう形づくられたカットアウト部を有する略ハーフシェルを備え、前記略ハーフシェルの上縁部は、前記ハーフシェルの上縁部の周辺部の周りに延在するフランジを備える、請求項1に記載の構造。
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