JP6746553B2 - 結像光学系、画像投影装置および撮像装置 - Google Patents

結像光学系、画像投影装置および撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、結像光学系、画像投影装置および撮像装置に関する。
近年、プロジェクターには、小型化や高精細化とともに、近距離投影を可能とする広角化が強く求められている。また、色合成に用いるプリズム等の素子を配置するスペースを画像表示素子と投射レンズとの間に設けなければならないため、所定のバックフォーカスを確保する必要がある。広角かつ長いバックフォーカスという条件を満足する光学系として、スクリーン側(拡大共役側)に負のレンズ、画像表示素子側(縮小共役側)に正の屈折力のレンズ群を配置するレトロフォーカス型の結像光学系が提案されている(特許文献1、2参照)。
特開2006−113446号公報 特開2013−195747号公報
しかしながら、レトロフォーカス型の結像光学系は拡大共役側の前群と縮小共役側の後群で非対称な構造を持つため、像面湾曲や歪曲収差などの軸外収差が発生して光学性能が低下してしまう。特開2006−113446号公報では、軸外収差を低減するために拡大共役側から2枚目に配置されたレンズに非球面レンズを用いているが、軸外収差の補正が不十分であり光学性能が十分でない。また、特開2013−195747号公報では、軸外収差の補正効果を高めるために拡大共役側から2枚目に配置されたレンズに加えて3枚目に配置されたレンズにも非球面レンズを用いているが、レンズの形状が最適でないためレンズ構成が煩雑になってしまう。
本発明は、広角でありながら、簡易構成でかつ光学性能が良好な結像光学系、画像投影装置および撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての結像光学系は、拡大共役側から順に、前群と、絞りと、後群と、を有し、前記前群は、拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ、少なくとも1面非球面を有し、メニスカス形状の負の屈折力を有する第2レンズ、および拡大共役側の面が凹面かつ非球面であり、負の屈折力を有する第3レンズを備え、前記第2レンズは、周辺部で正の屈折力を有し、前記第2レンズは、前記少なくとも1面の非球面のサグ量の変化量が、前記第2レンズの光軸から周辺に向かって増加し、最大値に到達した後、減少する面を有し、前記光軸から、前記第2レンズの前記少なくとも1面の非球面の前記サグ量の変化量が最大値である位置までの前記光軸に直交する方向の距離をrk、前記第2レンズ半径をrとするとき、
0.5r≦rk≦0.75r
なる条件式を満足し、前記前群は、拡大共役側から順に、変倍の際に固定で負の屈折力の第1レンズ群、変倍の際に可動で正の屈折力の第2レンズ群、および変倍の際に可動で正の屈折力の第3レンズ群からなり、前記後群は、拡大共役側から順に、変倍の際に可動で負の屈折力の第4レンズ群、および変倍の際に固定で正の屈折力の第5レンズ群からなることを特徴とする。
本発明によれば、広角でありながら簡易構成でかつ光学性能が良好な結像光学系、画像投影装置および撮像装置を提供することができる。
実施例1の結像光学系を備える画像投影装置の簡易的な構成図である。 実施例1の結像光学系の広角端における縦収差図である。 実施例1の結像光学系の望遠端における縦収差図である。 実施例1の第2レンズの縮小側の面形状の断面図である。 実施例1の第2レンズの縮小側の面の傾きの変化量を表す図である。 実施例1の結像光学系を備える画像投影装置の概略図である。 実施例1の結像光学系を備える撮像装置の概略図である。 実施例2の結像光学系を備える画像投影装置の簡易的な構成図である。 実施例2の結像光学系の広角端における縦収差図である。 実施例2の結像光学系の望遠端における縦収差図である。 実施例3の結像光学系を備える画像投影装置の簡易的な構成図である。 実施例3の結像光学系の広角端における縦収差図である。 実施例3の結像光学系の望遠端における縦収差図である。 実施例4の結像光学系を備える画像投影装置の簡易的な構成図である。 実施例4の結像光学系の縦収差図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1を参照して、本発明の原理と効果について説明する。図1は、本実施例の結像光学系(投影距離1205mm)を投射レンズとして使用する画像投影装置の構成を簡易的に示している。画像投影装置は、拡大共役側から順に、結像光学系1、プリズム部2および画像表示素子3を有する。図2は、結像光学系1の広角端における縦収差図である。図3は、結像光学系1の望遠端における縦収差図である。
結像光学系1は、拡大共役側から順に、前群、絞りST1および後群を有する。前群は、拡大共役側から順に、変倍の際に固定で負の屈折力を有する第1レンズ群B1、変倍の際に可動で正の屈折力を有する第2レンズ群B2、および変倍の際に可動で正の屈折力を有する第3レンズ群B3を有する。後群は、拡大共役側から順に、変倍の際に可動で負の屈折力を有する第4レンズ群B4、および変倍の際に固定で正の屈折力を有する第5レンズ群B5を有する。
第1レンズ群B1は、拡大共役側から順に、負の屈折力を有するレンズL11、少なくとも1面が非球面であり、メニスカス形状の負の屈折力を有するレンズL12、拡大共役側の面が非球面であり、負の屈折力を有するレンズL13、負の屈折力を有するレンズL14、および正の屈折力を有するレンズL15を有する。第2レンズ群B2は、正の屈折力を有するレンズL16を有する。第3レンズ群B3は、正の屈折力を有するレンズL17を有する。第4レンズ群B4は、拡大共役側から順に、負の屈折力を有するレンズL18、正の屈折力を有するレンズL19、負の屈折力を有するレンズL20、正の屈折力を有するレンズL21、および正の屈折力を有するレンズL22を有する。第5レンズ群B5は、正の屈折力を有するレンズL23を有する。
レンズ(第1レンズ)L11、レンズ(第2レンズ)L12およびレンズ(第3レンズ)L13は、軸外の画角の大きな光線を段階的に曲げ、軸外収差の発生を抑制することができる。レンズL11は、最も拡大共役側に配置されているため、耐候性や耐衝撃性を高める必要がある。プラスティックモールドレンズは、このような特性に難があるため適していない。また、ガラスモールドレンズはレンズ径が大きく、コストが高くなってしまう。
本実施例では、レンズL11としてガラスの球面レンズを用いることで耐候性や耐衝撃性を高め、軸外光の光線高さが高い位置に配置されたレンズL12およびレンズL13を非球面構造とすることで像面湾曲や歪曲収差を効率よく補正する。
一般的に、レトロフォーカス型レンズでは、拡大共役側のメニスカスレンズの屈折力を小さくして光線を緩やかに曲げることで、球面収差やコマ収差の発生を抑制する。しかしながら、屈折力を小さくしてしまうと、軸外収差の補正効果が減少してしまう。メニスカスレンズに屈折力の大きなプラスティックモールドレンズを用いた場合、熱変化時のピント移動が大きくなりすぎてしまうため、レンズの屈折力を大きくすることは困難である。
本実施例では、レンズL12の光軸付近の屈折力はあまり大きくせずに、軸外収差を補正する構成としている。具体的には、レンズL12は、周辺部のみ正の屈折力を有することで、周辺部の光束を光軸方向に大きく曲げる。これにより、画像表示素子3に対して正の歪曲収差を生じさせてレンズ系全体の歪曲収差を低減させることができる。なお、周辺部とは、レンズ面のうち最軸外光線束が入射する領域のことである。
また、本実施例では、レンズL13の拡大共役側の面は凹面である。これにより、レンズL13に対する入射角が大きくなり、周辺部の負の歪曲補正効果と正の像面湾曲補正効果がより大きくなる。
以上の構成を有することで、本実施例の結像光学系1は、レンズ系全体の歪曲収差と像面湾曲を補正することが可能になる。
図4は、レンズL12の縮小共役側の面形状の断面図であり、光軸からレンズ周辺に向かってレンズの面形状が変化している状態を表している。横軸は光軸に垂直な方向における光軸からの距離を表し、縦軸は光軸に沿ったサグ量を表している。本実施例では、光軸に垂直な方向をy方向、光軸方向をz方向とする。
図5は、レンズL12の縮小共役側の面の傾きの変化量(図4の微分曲線dz/dy)を表す図である。図5に示されるように、微分値は、光軸からレンズ周辺に向かって増加し、最大値に到達した後、減少する。なお、本実施例では、微分値が増加から減少に変化する値や減少から増加に変化する値を極値と定義する。
レンズL12の縮小共役側の面形状は、y方向において光軸から任意の極値に対応する位置までの距離をrk、レンズ半径をrとするとき、以下の条件式(1)を満足する。なお、レンズ半径とは、光軸からレンズ面を通過する最軸外光線までの距離である有効半径であってもよいし、レンズの物理的な半径であってもよい。
0.5r≦rk<1.0r (1)
条件式(1)を満足することで、良好な光学性能を有する結像光学系を実現することができる。条件式(1)の下限値を超えると、レンズL12の中心部の屈折力が強くなりすぎて正の歪曲収差が大きくなるため、光学性能が悪化してしまう。また、条件式(1)の上限値を超えると、レンズL12の周辺部の屈折力が弱くなりすぎて正の歪曲収差の補正が不十分になるため、光学性能が悪化してしまう。
条件式(1)の数値範囲を以下のように設定することで、より良好な光学性能を有する結像光学系を実現することができる。
0.5r≦rk≦0.75r (1)’
なお、本実施例ではレンズL12の縮小共役側の面において中央部の曲率に対して周辺部の符号が異なっているが、レンズL12の拡大共役側の面において中央部の曲率に対して周辺部の符号が異なっていてもよい。
また、結像光学系1は、レンズL12の屈折力をφ2、レンズL13の屈折力をφ3とするとき、以下の条件式(2)を満足する。
0.6≦φ2/φ3≦4.0 (2)
条件式(2)を満足することで、良好な光学性能を有する結像光学系を実現することができる。条件式(2)の下限値を超えると、レンズL13の屈折力が大きくなりすぎて正の像面湾曲が過剰になるため、レンズの像面性能が悪化する。また、条件式(2)の上限値を超えると、レンズL13の屈折力が小さくなりすぎて正の像面湾曲が補正不足になり、レンズの像面性能が悪化する。
条件式(2)の数値範囲を以下のように設定することで、より良好な光学性能を有する結像光学系を実現することができる。
0.8≦φ2/φ3≦2.50 (2)’
本実施例の結像光学系1は、数値実施例1の「(C)条件式の値」に示されているように、各条件式を満足する。
以上説明した構成により、レトロフォーカス型でありながら、簡易な構成で、軸外収差が補正された良好な光学性能を有する結像光学系を実現することができる。なお、本実施例では、結像光学系1は投射レンズとして使用されているが、本発明はこれに限定されない。結像光学系1は、例えば、撮像装置用の撮像レンズとして使用されてもよい。また、本実施例では、結像光学系1は、ズームレンズであるが、本発明はこれに限定されない。
図6は、本実施例の結像光学系1を投射光学系として有する画像投影装置の概略図である。照明光学系52は、画像表示素子に対してむらの少ない照明を実現するために、光源51から射出される光の偏光方向をP方向またはS方向の任意の方向に揃える機能を有する。色分離光学系53は、照明光学系52からの光を画像表示素子に対応した任意の色に分解する。偏光ビームスプリッタ54、55は、入射した光を透過または反射させる。反射型画像表示素子57、58、59は、入射した光を電気信号に応じて変調する。色合成光学系56は、各画像表示素子からの光を1つに合成する。投射光学系60は、本実施例の結像光学系1を備え、色合成光学系56で合成された光をスクリーン61などの被投射物に投射する。照明光学系52、色分離光学系53、偏光ビームスプリッタ54、55および色合成光学系56は、光源51からの光を画像表示素子に導くための導光光学系である。
図7は、本実施例の結像光学系1を撮像光学系IOSとして有する撮像装置IAの概略図である。撮像光学系IOSは、撮像レンズILに保持される。カメラ本体CBは、撮像レンズ光学系IOSによって形成された像を受光する撮像素子IEを保持する。撮像レンズILは、カメラ本体CBと一体的に構成されていてもよいし、カメラ本体CBに着脱可能に取り付けられるように構成されていてもよい。また、撮像レンズILが撮像素子IEを保持していてもよい。
本実施例は、実施例1の結像光学系に対して、第2レンズの屈折力に対する第3レンズの屈折力が大きく、第1レンズ群において非球面レンズの数が1枚減っている場合の実施例である。図8は、本実施例の結像光学系(投影距離1205mm)を投射レンズとして使用する画像投影装置の構成を簡易的に示している。画像投影装置は、拡大共役側から順に、結像光学系21、プリズム部22および画像表示素子23を有する。図9は、結像光学系21の広角端における縦収差図である。図10は、結像光学系21の望遠端における縦収差図である。
結像光学系21は、拡大共役側から順に、前群、絞りST2および後群を有する。前群は、拡大共役側から順に、変倍の際に固定で負の屈折力を有する第1レンズ群B21、変倍の際に可動で正の屈折力を有する第2レンズ群B22、および変倍の際に可動で正の屈折力を有する第3レンズ群B23を有する。後群は、拡大共役側から順に、変倍の際に可動で負の屈折力を有する第4レンズ群B24、および変倍の際に固定で正の屈折力を有する第5レンズ群B25を有する。
第1レンズ群B21は、拡大共役側から順に、負の屈折力を有するレンズL31、少なくとも1面が非球面であり、メニスカス形状の負の屈折力を有するレンズL32、拡大共役側の面が非球面であり、負の屈折力を有するレンズL33、負の屈折力を有するレンズL34、負の屈折力を有するレンズL35、および正の屈折力を有するレンズL36を有する。第2レンズ群B22は、正の屈折力を有するレンズL37を有する。第3レンズ群B23は、正の屈折力を有するレンズL38を有する。第4レンズ群B24は、拡大共役側から順に、負の屈折力を有するレンズL39、正の屈折力を有するレンズL40、負の屈折力を有するレンズL41、正の屈折力を有するレンズL42、および正の屈折力を有するレンズL43を有する。第5レンズ群B25は、正の屈折力を有するレンズL44を有する。
本実施例の結像光学系21は、数値実施例2の「(C)条件式の値」に示されているように、各条件式を満足する。
以上説明した構成により、レトロフォーカス型でありながら、簡易な構成で、軸外収差が補正された良好な光学性能を有する結像光学系21を実現することができる。なお、本実施例では、非球面レンズが減っているため、軸外収差が実施例1に比べて大きくなっている。しかしながら、本実施例では、温度特性を改善するなどの設計自由度を増やすことができる。
本実施例は、実施例1の結像光学系に対して、非球面レンズの面形状を変えた場合の実施例である。図11は、本実施例の結像光学系(投影距離1205mm)を投射レンズとして使用する画像投影装置の構成を簡易的に示している。画像投影装置は、拡大共役側から順に、結像光学系31、プリズム部32および画像表示素子33を有する。図12は、結像光学系31の広角端における縦収差図である。図13は、結像光学系31の望遠端における縦収差図である。
結像光学系31は、拡大共役側から順に、前群、絞りST3および後群を有する。前群は、拡大共役側から順に、変倍の際に固定で負の屈折力を有する第1レンズ群B31、変倍の際に可動で正の屈折力を有する第2レンズ群B32、および変倍の際に可動で正の屈折力を有する第3レンズ群B33を有する。後群は、拡大共役側から順に、変倍の際に可動で負の屈折力を有する第4レンズ群B34、および変倍の際に固定で正の屈折力を有する第5レンズ群B35を有する。
第1レンズ群B31は、拡大共役側から順に、負の屈折力を有するレンズL51、少なくとも1面が非球面であり、メニスカス形状の負の屈折力を有するレンズL52、拡大共役側の面が非球面であり、負の屈折力を有するレンズL53、負の屈折力を有するレンズL54、および負の屈折力を有するレンズL55を有する。第2レンズ群B32は、正の屈折力を有するレンズL56を有する。第3レンズ群B33は、正の屈折力を有するレンズL57を有する。第4レンズ群B34は、拡大共役側から順に、負の屈折力を有するレンズL58、正の屈折力を有するレンズL59、負の屈折力を有するレンズL60、正の屈折力を有するレンズL61、および正の屈折力を有するレンズL62を有する。第5レンズ群B35は、正の屈折力を有するレンズL63を有する。
本実施例の結像光学系31は、数値実施例3の「(C)条件式の値」に示されているように、条件式(1)、(2)、(2)’を満足する。しかしながら、本実施例の結像光学系31は、条件式(1)’を満足していない。そのため、軸外収差は相対的に大きくなってしまっているが、設計自由度を増すことができる。
以上説明した構成により、レトロフォーカス型でありながら、簡易な構成で、軸外収差が補正された良好な光学性能を有する結像光学系31を実現することができる。
本実施例は、実施例1の結像光学系に対して、変倍機能を有さない場合の実施例である。図14は、本実施例の結像光学系(投影距離1205mm)を投射レンズとして使用する画像投影装置の構成を簡易的に示している。画像投影装置は、拡大共役側から順に、結像光学系41、プリズム部42および画像表示素子43を有する。図15は、結像光学系41の縦収差図である。
結像光学系41は、拡大共役側から順に、前群、絞りST4および後群を有する。前群は、拡大共役側から順に、負の屈折力を有するレンズL71、少なくとも1面が非球面であり、メニスカス形状の負の屈折力を有するレンズL72、拡大共役側の面が非球面であり、負の屈折力を有するレンズL73、負の屈折力を有するレンズL74、正の屈折力を有するレンズL75、および正の屈折力を有するレンズL76を有する。後群は、拡大共役側から順に、負の屈折力を有するレンズL77、正の屈折力を有するレンズL78、負の屈折力を有するレンズL79、正の屈折力を有するレンズL80、正の屈折力を有するレンズL81、および正の屈折力を有するレンズL82を有する。
本実施例の結像光学系41は、数値実施例4の「(C)条件式の値」に示されているように、各条件式を満足する。
以上説明した構成により、レトロフォーカス型でありながら、簡易な構成で、軸外収差が補正された良好な光学性能を有する結像光学系41を実現することができる。
(数値実施例)
以下、実施例1〜4にそれぞれ対応する数値実施例1〜4を示す。各数値実施例の「(A)レンズ構成」において、fは焦点距離、Fは開口比である。また、riは物体側より第i番目の面の曲率半径、diは第i番目の面と第(i+1)番目の面との間隔、niとνiはそれぞれd線に対する物体側より順に第i番目の光学部材の材料の屈折率とアッベ数、STは絞りの位置である。
左側に※が付記されている面は、以下の式(3)に従った非球面形状であることを示し、「(B)非球面係数」にその係数を示す。yは径方向の座標、zは光軸方向の座標、kはコ―ニック係数を示す。また、e−Xは10−Xを示す。
z(y)=(y/ri)/[1+{1−(1+k)(y/ri)}1/2]+Ay+By
+Cy+Dy+Ey+Fy+Gy+Hy+Iy10+Jy11+Ly12
+My13+Ny14+Oy15+Py16 (3)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
L11、L31、L51、L71 第1レンズ
L12、L32、L52、L72 第2レンズ
L13、L33、L53、L73 第3レンズ
ST1、ST2、ST3、ST4 絞り
1、21、31、41 結像光学系

Claims (7)

  1. 拡大共役側から順に、前群と、絞りと、後群と、を有し、
    前記前群は、拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ、少なくとも1面非球面を有し、メニスカス形状の負の屈折力を有する第2レンズ、および拡大共役側の面が凹面かつ非球面であり、負の屈折力を有する第3レンズを備え、
    前記第2レンズは、周辺部で正の屈折力を有し、
    前記第2レンズは、前記少なくとも1面の非球面のサグ量の変化量が、前記第2レンズの光軸から周辺に向かって増加し、最大値に到達した後、減少する面を有し、
    前記光軸から、前記第2レンズの前記少なくとも1面の非球面の前記サグ量の変化量が最大値である位置までの前記光軸に直交する方向の距離をrk、前記第2レンズ半径をrとするとき、
    0.5r≦rk≦0.75r
    なる条件式を満足し、
    前記前群は、拡大共役側から順に、変倍の際に固定で負の屈折力の第1レンズ群、変倍の際に可動で正の屈折力の第2レンズ群、および変倍の際に可動で正の屈折力の第3レンズ群からなり、
    前記後群は、拡大共役側から順に、変倍の際に可動で負の屈折力の第4レンズ群、および変倍の際に固定で正の屈折力の第5レンズ群からなることを特徴とする結像光学系。
  2. 前記第2レンズの前記少なくとも1面の非球面は、前記第2レンズの縮小共役側の面にあることを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
  3. 前記第2レンズの屈折力をφ2、前記第3レンズの屈折力をφ3とするとき、
    0.5≦φ2/φ3≦4.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の結像光学系。
  4. 前記第2レンズの屈折力をφ2、前記第3レンズの屈折力をφ3とするとき、
    0.8≦φ2/φ3≦2.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の結像光学系。
  5. 前記第1レンズは、球面レンズであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の結像光学系。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の結像光学系と、
    画像表示素子と、
    前記画像表示素子からの光を前記結像光学系に導く導光光学系と、を有することを特徴とする画像投影装置。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の結像光学系と、
    前記結像光学系によって形成された像を受光する撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
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