JP6746180B2 - 商品販売データ処理装置、及びプログラム - Google Patents

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本発明は、商品販売データ処理装置、及びプログラムに関する。
オペレータ一人制で会計作業を行うことができるPOS装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−108290号公報
しかしながら、従来のオペレータ一人制のPOS装置は、第1の顧客の決済処理が終了しないうちは、第2の顧客(次客)の商品登録処理を開始することができず、顧客が停滞する原因となっていた。
そこで、本発明は、オペレータ一人制での効率的な客捌きを実現する商品販売データ処理装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である商品販売データ処理装置は、店員側に設けられ、商品を登録する第1の操作受付部と、前記店員側に設けられた第1の表示部と、顧客側へ向けられ、前記登録された商品の代金精算を行う決済部と、前記商品を登録するための商品登録処理と前記登録された商品の代金精算の前記決済部を用いた決済処理とを実行する制御部を有する商品販売データ処理装置であって、前記制御部は、第1の顧客に対する前記商品登録処理実行中に、前記決済部への入金処理を実行可能であり、前記第1の顧客に対する前記商品登録処理が完了した場合に、前記第1の表示部に次客である第2の顧客に対する前記商品登録処理を開始させるためのキーと、前記第1の顧客に対する追加の商品を登録するためのキーとを表示することを特徴とする。
本発明によれば、オペレータ一人制での効率的な客捌きを実現することができる。
本発明の一実施形態である商品販売データ処理装置の外観の斜視図である。 図1とは別の視点による商品販売データ処理装置の外観の斜視図である。 商品販売データ処理装置の構成の例を示すブロック図である。 制御部による第1の顧客に対する商品登録処理および決済処理の実行に伴い、店員用表示部に表示される画面の例を示した図である。 制御部による第1の顧客に対する商品登録処理および決済処理の実行に伴い、顧客用表示部に表示される画面の例を示した図である。 第1の顧客に対する商品登録が完了して小計キーが押下されたときの店員用表示部の表示の例を示した図である。 第1の顧客に対する商品登録が完了して小計キーが押下されたときの顧客用表示部の表示の例を示した図である。 図6の画面において次客登録キーが押下された場合の、制御部による第2の顧客に対する商品登録処理および決済処理の実行に伴い、店員用表示部に表示される画面の例を示した図である。 小計キーが押下された後、第1の顧客により合計金額以上の金額の貨幣が釣銭機に投入された場合の顧客用表示部の表示の例を示す図である。 図9の画面において終了キーが押下された場合の、顧客用表示部の表示の例である。 第1の顧客に対する決済処理が完了していない状態で、第2の顧客に対する登録画面上で小計キーが押下された場合に店員用表示部に表示されるエラー情報の例を示す図である。 第2の顧客に対する商品販売データ処理の商品登録処理の手順の例を示すフローチャートである。 商品販売データ処理の決済処理の手順の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である商品販売データ処理装置(商品登録精算装置)の外観の斜視図である。図1は、顧客側斜め前上方から見た場合の斜視図である。図1には、直交座標系XYZの座標軸が表されている。X軸は、水平面に対して水平な、商品販売データ処理装置1の横方向の軸である。Y軸は、水平面に対して水平な、商品販売データ処理装置1の奥行き方向、言い換えると、顧客側に向かう方向の軸である。Z軸は、水平面に直交する、商品販売データ処理装置1の高さ方向の軸である。
図2は、図1とは別の視点による商品販売データ処理装置1の外観の斜視図である。図2は、店員側斜め前上方から見た場合の斜視図である。図2には、カウンタ台80を挟んで対向する店員S(商品登録者)と、顧客Cとが表されている。つまり、商品販売データ処理装置1は、対向する店員Sおよび顧客Cによって操作可能な商品登録精算装置である。以下、図1および図2を参照して、商品販売データ処理装置1の構成について説明する。
図1および図2において、同一の構成には同一の符号を付してある。図1および図2に示すように、商品販売データ処理装置1は、店員用表示部10(第1の表示部)と、操作受付部20と、スキャナ部30と、筐体40と、支持部41と、顧客用表示部50(第2の表示部)と、釣銭機60と、レシート発行部70とを含む。また、商品販売データ処理装置1は、図示しない制御部を含む。この制御部は、筐体40またはカウンタ台80に収納される。例えば、カウンタ台80は、移動可能にキャスタを備えてもよい。
制御部は、商品を登録するための商品登録処理と、登録された商品についての釣銭機60を用いた決済処理とを、実行する。制御部は、第1の顧客に対する決済処理と、第2の顧客(第1の顧客の次の顧客)に対する商品登録処理とを、並列に実行可能である。また、制御部は、第1の顧客に対する商品登録処理と、第2の顧客に対する商品登録処理とを、並列に実行可能である。また、制御部は、第1の顧客に対する決済処理を実行している間は、第2の顧客に対する決済処理の実行を禁止する。
店員用表示部10は、制御部が実行する商品登録処理に伴う購入情報を表示したり、制御部が実行する決済処理に伴う会計情報を表示したりする表示装置である。購入情報は、例えば、買上げ対象の商品(買上げ商品と記載する。)の商品名、価格(例えば、内税価格)、数量、合計金額等の情報を含む。また、会計情報は、決済処理の実行に基づく決済状態を示す情報である。会計情報は、例えば、合計金額、預かり金額、不足金額、おつりの金額等の情報を含む。店員用表示部10は、これらの情報を店員Sに提示する。
例えば、店員用表示部10は、操作受付機能を有するタッチパネル付液晶表示装置により実現される。この場合、制御部は、商品登録処理および決済処理を実行することによって、例えば、プリセットキー等のGUI(Graphical User Interface)ボタンを店員用表示部10に表示させる。そして、タッチパネルは、GUIボタンの操作入力を受け付けて、操作に応じた操作情報を制御部に供給する。つまり、タッチパネルにおけるGUIボタンは、入力部である。本実施形態では、GUIボタンが押される(タップされる)ことを、「押下される」と表現する。
制御部は、第1の顧客の購入情報および会計情報と、第2の顧客の購入情報および会計情報とを、例えば、ページ(取引情報表示領域)の切り替えにより店員用表示部10に表示させる。各ページには、第1の顧客のページと第2の顧客のページとを切替え可能な選択領域(タブ)が設けられており、店員Sにより押下された選択領域に対応するページが店員用表示部10に表示される。ページは階層構造になっており、選択領域が選択されると、この選択された選択領域と対応するページとを最上層にして配列し表示を行う。なお、選択された選択領域は、他の選択領域に対して大きさまたは形状を異ならせて表示してもよい。ページ本体には、購入情報が含まれる。また、選択領域とページとは一体化していてもよいし区分されていてもよい。また、選択領域には、会計情報が含まれる。購入情報および会計情報の具体例については、後述する。
操作受付部20は、キー等の入力部を備える。例えば、この入力部は、販売価格や数量を入力する数字キー、入力された情報をクリア(取消)させるクリアキー、制御部により実行されている商品登録処理を終了させる小計キーを備える。また、入力部は、第1の顧客に対する商品登録処理と第2の顧客に対する商品登録処理とを制御部が実行している場合において、第1の顧客に対する決済処理と第2の顧客に対する決済処理との順番を変更可能な切替キーを備える。店員Sによって切替キーが操作されることにより、第1の顧客の次客である第2の顧客についての決済処理を第1の顧客よりも先に行うことができる。
なお、操作受付部20は、制御部に決済処理の実行を開始させる現計キーを備えてもよい。
操作受付部20の入力部と、店員用表示部10に表示されるGUIボタンとは、店員側操作受付部(第1の操作受付部)である。
スキャナ部30は、制御部による商品登録処理の実行中に、商品に対応付けられたバーコード状の商品コードを読み取り、商品コードの情報を制御部に供給する光学式読取装置である。例えば、スキャナ部30は、ハンディスキャナにより実現される。スキャナ部30は、筐体40の側面に設けられた台座に掛止される。なお、スキャナ部30を、店員S側のカウンタ台80の台上に設置した固定型スキャナにより実現してもよい。
顧客用表示部50は、制御部が実行する商品登録処理に伴う顧客側購入情報を表示したり、制御部が実行する決済処理に伴う顧客側会計情報を表示したりする表示装置である。
顧客側購入情報は、例えば、買上げ商品の商品名、価格、数量、合計金額等の情報を含む。また、顧客側会計情報は、決済処理の実行に基づく決済状態を示す情報である。顧客側会計情報は、例えば、数量、合計金額、預かり金額、不足金額、おつりの金額等の情報を含む。顧客用表示部50は、これらの情報を顧客Cに提示する。
例えば、顧客用表示部50は、操作受付機能を有するタッチパネル付液晶表示装置により実現される。この場合、制御部は、合計金額以上の額の貨幣(硬貨および紙幣またはいずれか)が釣銭機60に投入された場合に、GUIボタンである終了キーを顧客用表示部50に表示させる。終了キーは、制御部により実行されている決済処理を完了(決済を完了)させるためのGUIボタンである。そして、タッチパネルは、その終了キーの操作入力を受け付けて、操作に応じた操作情報を制御部に供給する。
なお、顧客Cに操作させる終了キーを、GUIボタンではなくハードウェアキーにより実現してもよい。この場合、終了キーを有するキーボードは、顧客用表示部50の近傍(例えば、顧客用表示部50の直横または直前)に設けられる。
顧客用表示部50に表示されるGUIボタンは、顧客側操作受付部(第2の操作受付部)である。
カウンタ台80の台上には、筐体40が設置される。ただし、カウンタ台80の台上には、筐体40より店員S前に、買上げ商品が置かれる載置面81が確保されている。
また、カウンタ台80の台上には、筐体40より顧客C前に、顧客用表示部50が顧客C側に表示面を向けて配設される。顧客用表示部50は、その表示面と顧客用表示部50の設置面とのなす角度を変更可能に設けられてもよい。顧客用表示部50の設置面と載置面81とは、同一平面内であってもよいし、異なっていてもよい。例えば、顧客用表示部50は、載置面81より上方、且つ釣銭機60の近傍の位置に配設される。
カウンタ台80の台上に設置された筐体40の設置面側と逆側の端部(上端)には、支持部41を介して店員用表示部10が取り付けられている。つまり、店員用表示部10は、載置面81より上方の位置に、載置面81に対して固定された支持部41により支持される。店員用表示部10は、店員S側に表示面を向けて設けられる。また、操作受付部20は、支持部41または店員用表示部10に取り付けられ、店員S側に入力部を向けて設けられる。
店員用表示部10は、支持部41の垂直方向の中心軸(Z軸と平行な軸)に対して回動可能である。例えば、図1によれば、店員用表示部10は、筐体40にぶつからない範囲内で首振り可能である。なお、例えば、店員用表示部10を、店員Sに対して正面の向きから略180度(180度を含む。)回動可能に設けてもよい。
また、店員用表示部10は、支持部41の垂直方向の中心軸と直交し、且つ表示面に平行な軸に対して、例えば0度から略120度(120度を含む。)までの範囲内で回動可能であってもよい。ただし、ここでいう表示面に平行な軸とは、例えば、表示面が鉛直軸を含む位置における当該表示面に平行な軸である。なお、例えば、店員用表示部10を、支持部41の垂直方向の中心軸と直交し、且つ表示面に平行な軸に対して120度回動させた場合、店員用表示部10は、上下が逆に設置されることとなる。よって、この場合、制御部は、表示画面の走査が逆になるよう店員用表示部10を制御することによって、表示が逆にならないようにする。
筐体40の顧客C側の面には、広告42が設けられる。広告42は、紙媒体や樹脂媒体あってもよいし、映像や静止画像を表示する表示装置であってもよい。
釣銭機60は、顧客Cによる貨幣の投入を受け付けて入金処理を行い、つり金、返金、またはリジェクトの紙幣および硬貨を排出する自動釣銭機である。つまり、釣銭機60は、現金による決済部である。決済部としては、釣銭機60の他、例えば、クレジットカードの決済機、電子マネーの決済機があるが、本実施形態では、決済部として釣銭機60を例として説明する。
釣銭機60は、紙幣管理部61と、硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66とを備える。硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66とは、硬貨管理部に含まれる。紙幣管理部61は、紙幣投入口62と、紙幣排出口63とを備える。
紙幣投入口62は、顧客Cにより投入される紙幣を取り込む口である。紙幣排出口63は、紙幣およびリジェクト紙幣を排出する口である。紙幣投入口62および紙幣排出口63は、二段に構成される。例えば、紙幣管理部61において、上段が紙幣投入口62、下段が紙幣排出口63である。
なお、釣銭機60は、硬貨管理部のみを備えるものであってもよい。また、紙幣管理部61は、紙幣投入口62および紙幣排出口63に代えて、紙幣の投入口と排出口とを兼用する一つの紙幣排出投入口を備えるものであってもよい。
硬貨投入口64は、顧客Cにより投入される硬貨を取り込む口である。硬貨排出口65は、おつりとしての硬貨、釣銭機60が備える貨幣識別部が識別に失敗した場合の硬貨、貨幣識別部が偽造硬貨として識別した場合の硬貨を排出する口である。リジェクト口66は、入金後、キャンセルの操作がされた場合に、硬貨を排出する口である。紙幣投入口62および硬貨投入口64が入金口である。紙幣排出口63、硬貨排出口65、およびリジェクト口66が出金口である。
紙幣排出口63には、排出された紙幣を検出するセンサが設けられている。また、硬貨排出口65には、排出された硬貨を検出するセンサが設けられている。なお、リジェクト口66にも、排出された硬貨を検出するセンサが設けられてもよい。
紙幣投入口62と、紙幣排出口63と、硬貨投入口64と、硬貨排出口65とのそれぞれの近傍には、インジケータが設けられている。インジケータは、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)により実現される。インジケータの態様としては、例えば、文字(例えば、「硬貨おつり」、「硬貨投入口」、「お札おつり」、「お札投入口」)形状に光るLEDインジケータである。制御部は、入金を受け付けている状態において、紙幣投入口62および硬貨投入口64それぞれの近傍のインジケータを、例えば“白色”に点灯または点滅させる。なお、制御部は、合計金額以上の貨幣が投入されたと判定した場合に、インジケータを、例えば“緑色”に点灯または点滅させてもよい。また、おつりがある場合、制御部は、紙幣排出口63および硬貨排出口65のうちおつりが排出される排出口の近傍のインジケータを、センサが検知しなくなるまで、例えば“赤色”に点灯または点滅させる。
制御部は、登録画面を表示させる(つまり、登録モードに入る)、または第1の顧客に対する商品登録処理を開始すると、釣銭機60を動作可能な状態、つまり、入金受付状態に制御する。つまり、第1の顧客に対する商品登録が開始されると、第1の顧客は、釣銭機60への入金が可能となる。
レシート発行部70は、制御部が決済処理を実行したことによって得た会計の明細情報を紙媒体であるレシート用紙に印刷し、この印刷後の明細レシートを出力(発行)する。
レシート発行部70が明細レシートを出力するタイミングは、おつりがない場合は、終了キーが押下された後であり、また、おつりがある場合は、終了キーが押下された後で、且つ、おつりの貨幣が排出されたままになっていることをセンサが検知しなくなった後である。ただし、おつりの貨幣が排出された場合において、所定時間(例えば、10秒間)を経過してもセンサが貨幣を検知し続ける場合、すなわち、おつりが取り去られない場合、レシート発行部70は、明細レシートを出力する。
釣銭機60およびレシート発行部70は、紙幣投入口62と、紙幣排出口63と、硬貨投入口64と、硬貨排出口65と、リジェクト口66と、レシートの排出口とを顧客C側に向けて、カウンタ台80の顧客C側側面(XZ平面と平行な面)に突設される。この配置により、顧客Cが釣銭機60に近接して立った場合に、顧客Cのつま先がカウンタ台80にあたるおそれが低減される。例えば、釣銭機60およびレシート発行部70が一体の筐体に収納され、この筐体がカウンタ台80の顧客C側側面に突設される。
釣銭機60は、顧客用表示部50が設けられる位置よりも下方、且つ顧客用表示部50の近傍の位置に配設される。
釣銭機60において、硬貨投入口64は、紙幣管理部61の横、且つ紙幣管理部61に対して下方の位置に配設される。また、紙幣管理部61の下方の位置には、硬貨排出口65が配設される。この配置により、商品販売データ処理装置1を上面側から見た場合、つまり、顧客Cの視野において、紙幣投入口62に投入される紙幣および紙幣排出口63から排出される紙幣によって、硬貨投入口64が遮られない。よって、紙幣および硬貨の投入がし易い。また、硬貨投入口64の下方の位置には、リジェクト口66が配設される。
また、紙幣管理部61の下方の位置には、硬貨排出口65が配設される。
レシート発行部70は、顧客用表示部50および釣銭機60の近傍に配設される。
図3は、商品販売データ処理装置1の構成の例を示すブロック図である。図3において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。図3に示すように、商品販売データ処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)100と、ROM(Read Only Memory)110と、RAM(Random Access Memory)120と、通信部130と、音出力部140と、店員用表示部10と、操作受付部20と、スキャナ部30と、顧客用表示部50と、釣銭機60と、レシート発行部70とを含む。
CPU100と、ROM110と、RAM120と、通信部130と、音出力部140と、店員用表示部10と、操作受付部20と、スキャナ部30と、顧客用表示部50と、釣銭機60と、レシート発行部70とは、信号線およびバスを介して接続されている。
CPU100は、ROM110に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、商品登録処理機能および決済処理機能を実現する。RAM120は、例えば、店舗に設置されたストアコンピュータから読み込んだ商品情報(商品コード、商品名、価格、税種別、値引額等の情報)を記憶する。また、RAM120は、顧客ごとの購入情報および会計情報、ならびに顧客側購入情報および顧客側会計情報を記憶する。制御部は、CPU100がROM110に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより実現される機能部である。通信部130は、ストアコンピュータや他の商品販売データ処理装置と通信するインターフェースである。音出力部140は、警告音および合成音声を出力する出力部である。
制御部は、第1の顧客に対する商品登録処理を開始させるとともに、この第1の顧客に対する決済処理を開始させる。制御部は、店員Sによって小計キーが押下されたことに応じて、第1の顧客に対する商品登録処理を終了させる。そして、制御部は、GUIボタンである次客登録キー(宣言部)および入金取消キーを店員用表示部10に表示させて、タッチパネルによる操作を受け付けさせる。次客登録キーは、第2の顧客に対する商品登録処理を開始させるためのキーである。入金取消キーは、決済処理を中止し、預かり金を釣銭機60から排出させるためのキーである。
なお、小計キーが押下されたことに応じて、制御部は、第1の顧客の会計情報(例えば、買上げ商品の合計金額、および釣銭機60に投入された金額)を、次客登録キーおよび入金取消キーとともに店員用表示部10に表示させてもよい。
また、次客登録キーおよび入金取消キーを、GUIボタンではなくハードウェアキーにより実現してもよい。
つまり、制御部は、第2の顧客に対する商品登録処理を開始させるための次客登録キーを第1の操作受付部において有効化させて、次客登録キーの操作を受け付けさせる。
次客登録キーが押下された後、制御部は、第2の顧客に対する商品登録処理を開始させるとともに、第1の顧客に対する決済処理を継続実行させる。つまり、商品販売データ処理装置1は、第1の顧客による釣銭機60を用いた決済を行いながら、第2の顧客に対する商品登録を行うことができる。
制御部は、顧客用表示部50に各種情報を表示させる際に、顧客側会計情報や案内情報の内容を音声とした合成音声を、音出力部140から出力させる。
また、制御部は、商品登録処理および決済処理を実行中にエラーが発生した場合に、このエラーを示す情報、またはエラー内容を示す情報を、店員用表示部10に表示させる。
なお、制御部は、そのエラーを示す情報、またはエラー内容を示す情報を、顧客用表示部50に表示させてもよい。エラーとしては、例えば、店員Sによる操作エラー、顧客Cによる操作エラー、貨幣ニアエンド、貨幣ニアフル、レシート用紙のニアエンドがある。
次に、図4から図11を参照して、商品販売データ処理装置1の店員用表示部10および顧客用表示部50の表示の例を説明する。
図4は、制御部による第1の顧客に対する商品登録処理および決済処理の実行に伴い、店員用表示部10に表示される画面の例を示した図である。図4は、第1の顧客に対するページの画面であり、第3品目の商品「10種野菜のグリーンポタージュ」が登録されたときの様子を表している。このページ本体には、各商品の登録GUIキーが含まれている。つまり、店員Sによって商品に対応する登録GUIキーが押下されることにより、当該商品が登録される。また、このページ本体には、第1の顧客の購入情報(買上げ商品の商品名、価格、数量、合計金額、および商品登録リスト)の表示領域が含まれている。また、このページの上部の選択領域300には、第1の顧客の会計情報(合計金額302および預かり金額301)と、第1の顧客を表すキャラクタ303(図4では、猫)とが含まれている。なお、選択領域300に、不足金額または過剰金額、および第1の顧客の決済が完了したか否かを示すステータス情報を含めてもよい。
図5は、制御部による第1の顧客に対する商品登録処理および決済処理の実行に伴い、顧客用表示部50に表示される画面の例を示した図である。図5は、第1の顧客に対する画面であり、第3品目の商品「10種野菜のグリーンポタージュ」が登録されたときの様子を表している。この画面には、第1の顧客の顧客側購入情報(買上げ商品の商品名、価格、数量、合計金額)と、第1の顧客の顧客側会計情報(預かり金額)とが含まれている。また、この画面には、お金を投入することができる旨を案内する案内情報が含まれている。また、画面左上には、商品の登録点数が表示されている。図5は、3点目が登録された例を示している。このように、第2の顧客の商品登録処理を開始しても第1の顧客に対する精算情報を表示し続けるため、第1の顧客は、迷うことなく決済を行うことができる。なお、第1の顧客に対する精算情報を表示している一部に第2の顧客に対する登録情報を表示させてもよい。
図6は、第1の顧客に対する商品登録が完了して小計キーが押下されたときの店員用表示部10の表示の例を示した図である。図6は、3品の買上げ商品が登録された後に小計キーが押下され、第1の顧客のページ上に、第1の顧客の会計情報(合計金額および預かり金額)と、次客登録キーと、入金取消キーとを含むウィンドウが表示された例である。
ここで、入金取消キーが押下されると、制御部は、決済処理を中止し、預かり金(図6の例では、500円)を釣銭機60の硬貨排出口65から排出させる。ウィンドウが表示されている間は、第1の顧客のページ(ウインドウの背面)にある次客登録キーの押下は禁止されている。
図7は、第1の顧客に対する商品登録が完了して小計キーが押下されたときの顧客用表示部50の表示の例を示した図である。図7は、第1の顧客に対する画面である。この画面には、第1の顧客の顧客側会計情報(数量、合計金額、預かり金額、不足金額)が含まれている。また、この画面には、不足金を投入することを促す案内情報と、貨幣を投入する様子を表すアニメーション(動画)が含まれている。
図8は、図6の画面において次客登録キーが押下された場合の、制御部による第2の顧客に対する商品登録処理および決済処理の実行に伴い、店員用表示部10に表示される画面の例を示した図である。図8は、第2の顧客に対するページの画面であり、商品「ふっくらロコモコ丼」が登録されたときの様子を表している。この第2の顧客のページは、第1の顧客のページの手前(上層)にある。第2の顧客のページ本体には、第2の顧客の購入情報(買上げ商品の商品名、価格、数量、および合計金額)が含まれている。また、第2の顧客のページを選択する領域(選択領域320)には、第2の顧客の会計情報(合計金額322および預かり金額321)と、第2の顧客を表すキャラクタ323(図8では、牛)と、現在表示している順番を示す□(四角)324に「1」とが表されている。
図8において、第1の顧客のページ本体は、第2の顧客のページに隠されている。ただし、第1の顧客のページを選択する領域(選択領域330)が選択可能に表示されている。この第1の顧客のページを選択する選択領域330には、第1の顧客を表すキャラクタ333(図8では、猫)と、第1の顧客の会計情報(合計金額332および預かり金額331)とが含まれる。これにより、店員は、第1の顧客が精算中であることを認識することができる。
なお、第1の顧客のページを選択する選択領域330に、不足金額または過剰金額、および決済が完了したか否かを示すステータス情報を含めてもよい。また、同様に、第2の顧客のページを選択する選択領域320に、不足金額または過剰金額、および決済が完了したか否かを示すステータス情報を含めてもよい。
また、これら選択領域320,330を押下することによって、第1の顧客の精算中ページと第2の顧客の登録中のページとを切替えることができる。
図9は、小計キーが押下された後、第1の顧客により合計金額以上の金額の貨幣が釣銭機60に投入された場合の顧客用表示部50の表示の例を示す図である。制御部は、合計金額以上の額(図9では、1500円)の貨幣が釣銭機60に投入されたと判定した場合、預かり金額と、おつりの金額と、GUIボタンである終了キー(終わり)とを表示させ、タッチパネルによる終了キーの押下を受け付けさせる。また、この画面には、終了キーを押下することを促す案内情報が含まれている。
図10は、図9の画面において終了キーが押下された場合の、顧客用表示部50の表示の例である。この画面には、第1の顧客の顧客側会計情報(数量、合計金額、預かり金額、おつりの金額)が含まれている。また、この画面には、おつりおよび明細レシートを受け取ることを促す案内情報と、貨幣および明細レシートが排出される様子を表すアニメーションとが含まれている。
図11は、第1の顧客に対する決済処理が完了していない状態で、第2の顧客に対する登録画面上で小計キーが押下された場合に店員用表示部10に表示されるエラー情報の例を示す図である。制御部は、第1の顧客に対する決済処理を実行している間は、第2の顧客に対する登録画面で小計キーが押下されても第2の顧客の決済処理の実行を禁止し、エラー情報を店員用表示部10に表示させる。このエラー情報が表示されている状態でクリアキーが押下されることにより、制御部は、例えば、第2の顧客に対する登録画面を表示させる。すなわち、このエラー情報は、第1の顧客の精算を先に行うよう促すメッセージである。本実施形態のように1台の釣銭機60を用いた場合には、第2の顧客が第1の顧客の精算を追い抜けないことを意味している。また、これにより、第1の顧客の精算と第2の顧客の精算の混在を避けることができる。
次に、ページの切り替えについて図4、図6、図8、および図11を参照して説明する。
図4を例に説明すると、登録画面に入ると、最初、選択領域300にはキャラクタ303のみ表示される。店員Sによって1品目(例えば、100円の商品)が登録されると、選択領域300の上段に預かり金額301として「¥0」、下段に合計金額302として「¥100」、1客目であることを表す□(四角)304に「1」がキャラクタ303と共に表示される。顧客Cがお金を入金すると、預かり金額301は入金金額に対応して更新され、合計金額302は店員Sによる商品登録の進みに対応して更新される。
なお、預かり金額301が「0円」、合計金額302が「0円」の場合は、選択領域300の金額欄は空欄であってもよいし、「¥0」円の表示があってもよい。
登録が完了し店員によって小計キーが押下されると図6の画面が表示され、合計金額、入金金額、次客登録キー、および入金取り消しキーが表示される。ここで、選択領域310には、合計金額311が表示される。
なお、この画面に、登録画面へ戻るキーが表示されてもよいし、ハードウェアキーであるクリアキーで登録画面へ戻るようにしてもよい。
次客登録キーが押下されると、図8に示すような第2の顧客の登録画面が表示される。
第2の顧客の選択領域320には、キャラクタ323(図8の場合は「牛」)が表示される。第2の顧客の商品登録が開始されるまでは図8の合計金額は「0円」表示でもよいし、空欄であってもよい。商品が登録されると、第2の顧客の選択領域320には預かり金額321と合計金額322、現在処理を行っている顧客を示す□(四角)324の中に「1」が表示される。なお、第2の顧客を示す□(四角)324の中に「2」が表示されてもよい。
また第2の顧客の登録作業中の第1の顧客の選択領域330には、第1の顧客に対応した預かり金額331および合計金額332が表示される。このように、第1の顧客に対応した第1の顧客の預かり金額331および合計金額332が表示され、第1の顧客の入金が進むにしたがって預かり金額331が更新され、店員Sに決済状態を認識させるようになっている。
なお、第2の顧客の登録作業中の第1の顧客の選択領域330に、何も表示させなくてもよい。このように表示させないことによって、店員Sが、作業している顧客を間違えるおそれがなくなる。
第1の顧客が決済処理中であれば、第1の顧客の選択領域330を押下すると、第1の顧客の決済処理画面が表示される。この様に、顧客を選択する選択領域320,330を押下することによって第1の顧客と第2の顧客に対応するページを切り替えることができる。
ここで、第1の顧客の決済処理中に第2の顧客に対しての決済処理を開始する小計キーを押下すると図11に示すようにエラー情報が表示される。
なお、小計キー押下時に「前客の決済処理が終了するまでお待ち下さい。」等の表示とともに、登録画面へ戻るための戻るキーを表示させてもよい。その後、第1の顧客の決済処理が終了すると自動的に第2の顧客の取引を表すページ(図11では、牛)から、第1の顧客を表す(図11では、猫)のページに移行させてもよい。
次に、第1の顧客による決済処理が終了すると、第2の顧客に対する決済処理を開始する小計キーの押下が許可される。小計キーが押下されることにより第2の顧客の取引を表すページ(図11では、牛)から、第1の顧客を表す(図11では、猫)のページに移行する。これにより、第2の顧客に続く第3の顧客への登録作業が開始可能となる。
なお、第1の顧客の決済が完了した場合、顧客の選択領域に表示されている入金金額および合計金額を「0円」としてもよい。
また、図11では顧客の選択領域は右から左方向に増えていく態様であるが、顧客を裁く動線に合わせて、例えば左から右方向に増えていく態様であってもよい。
次に、商品販売データ処理装置1の動作について説明する。
図12は、第2の顧客に対する商品販売データ処理1の商品登録処理の手順の例を示すフローチャートである。CPU100がROM110に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、本フローチャートによる処理が実行される。
制御部は、操作受付部20における入力部のキーの押下、またはスキャナ部30によるバーコードのスキャンが行われるまで待機している。スキャナ部30によって買上げの商品に対応付けられたバーコードのスキャンが行われた場合(ステップS1:スキャン)はステップS2の処理に進め、操作受付部20における入力部のキーが押下された場合(ステップS1:キー)はステップS5の処理に進める。
ステップS2において、制御部は、バーコードを読み取ったスキャナ部30が供給する商品コードを取り込む。
次に、ステップS3において、制御部は、商品コードをキーとして、ストアコンピュータから予め取得した商品マスター情報(商品情報のデータテーブル)を検索し、商品コードに対する商品情報(例えば、商品名、価格、税種別、値引額等)を抽出する。
次に、ステップS4において、制御部は、商品情報を顧客用表示部50に表示させる。
次に、制御部は、ステップS1の処理に戻す。
一方、ステップS5において、制御部は、操作受付部20から操作情報を取得し、この操作情報に基づき、数字キーが押下されたと判定した場合(ステップS5:YES)はステップS6の処理に進め、数字キー以外のキーが押下されたと判定した場合(ステップS5:NO)はステップS7の処理に進める。
ステップS6において、制御部は、操作情報(数の情報)により数量を取得し、この数量を顧客用表示部50に表示させる。次に、制御部は、ステップS1の処理に戻す。
ステップS7において、制御部は、操作情報に基づき、小計キーが押下されたと判定した場合(ステップS7:YES)はステップS8の処理に進め、小計キー以外のキーが押下されたと判定した場合(ステップS7:NO)はステップS1の処理に戻す。
ステップS8において、制御部は、第1の顧客に対する決済処理が完了したか否かを判定する。そして、制御部は、第1の顧客に対する決済処理が実行中であると判定した場合(ステップS8:YES)はステップS9の処理に進め、決済処理が完了していると判定した場合(ステップS8:NO)はステップS10の処理に進める。
ステップS9において、制御部は、第1の顧客について未精算であることを示すエラー情報を店員用表示部10に表示させる。次に、制御部は、クリアキーが押下されたことに応じて、ステップS1の処理に戻す。
ステップS10において、制御部は、第1の顧客の会計情報および次客登録キーを店員用表示部10に表示させる。そして、制御部は、本フローチャートによる処理を終了させる。
なお、図12のフローチャートは、数量を示す数字キーを押下してバーコードをスキャンする操作にしたがう処理の流れを示したが、例えば、数字キーの押下によって割引や値引の置数を行った後、所定のプリセットキー(例えば、「×」、「%」、「値引」)の押下によって、割引や値引を指定するようにしてもよい。
図13は、商品販売データ処理1の決済処理の手順の例を示すフローチャートである。
CPU100がROM110に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、本フローチャートによる処理が実行される。
ステップS11において、制御部は、顧客Cにより貨幣が釣銭機60に投入されるまで待機する(ステップS11:NO)。
ステップS12において、顧客Cにより貨幣が釣銭機60に投入されると、制御部は、図7に示したような第1の顧客の顧客側会計情報を顧客用表示部50に表示させる。
次に、ステップS13において、制御部は、合計金額以上の額の貨幣が釣銭機60に投入されたか否かを判定する。制御部は、合計金額以上の額の貨幣が釣銭機60に投入されたと判定した場合(ステップS13:YES)はステップS14の処理に進め、合計金額未満の額しか釣銭機60に投入されていないと判定した場合(ステップS13:NO)はステップS11の処理に戻す。
ステップS14において、制御部は、図9に示したような終了キーを含む画面を顧客用表示部50に表示させて、タッチパネルにより終了キーの操作を受け付けさせる(ステップS14:NO)。
ステップS14において終了キーが押下された場合(ステップS14:YES)、ステップS15において、制御部は、おつりがあるか否かを判定する。制御部は、おつりがあると判定した場合(ステップS15:YES)はステップS16の処理に進め、おつりがないと判定した場合(ステップS15:NO)はステップS18の処理に進める。
ステップS16において、制御部は、おつりの貨幣を釣銭機60に排出する。
次に、ステップS17において、釣銭機60は、紙幣排出口63および硬貨排出口65から紙幣および硬貨が取り去られたか否かをセンサにより検出し、検出結果を制御部に通知する。制御部は、紙幣および硬貨が取り去られたとの検出結果にしたがってステップS18の処理に進める。
なお、ステップS17の処理において、制御部は、タイムアウト時間を設けておき、おつりがタイムアウト時間を経過しても取り去られない場合は、ステップS18の処理に進めてもよい。
ステップS18において、制御部は、明細レシートをレシート発行部70から発行させる。
第1の顧客によって釣銭または明細レシートが取り去られた後、店員Sによって小計キーが押下されることにより、釣銭機60は、第2の顧客からの入金を受け付ける。それとともに、制御部は、第2の顧客の取引を表すページ(図8では、牛)から、第1の顧客を表す(図8では、ネコ)のページに移行する。
なお、小計キーの代わりに、第2の顧客に対するページの選択領域が押下されることによって、釣銭機60は、第2の顧客からの入金を受け付けてもよい。
以上、説明したとおり、本実施形態である商品販売データ処理装置1は、対向する店員Sおよび顧客Cによって操作可能な商品登録精算装置である。商品販売データ処理装置1は、店員S側に設けられた第1の操作受付部と、店員S側に設けられた店員用表示部10と、顧客C側に設けられた釣銭機60と、商品を登録するための商品登録処理と登録された商品についての釣銭機60を用いた決済処理とを実行する制御部と、を備える。また、第1の操作受付部は、制御部により実行されている商品登録処理を終了させるための小計キーを備える。そして、制御部は、第1の顧客に対する商品登録処理を開始させた後、小計キーが押下されたことに応じて、第1の顧客に対する商品登録処理を終了させて第1の顧客に対する決済処理を開始させるとともに、第2の顧客に対する商品登録処理を開始させるための次客登録キーを第1の操作受付部において有効化させて、次客登録キーの操作を受け付けさせる。
また、商品販売データ処理装置1は、店員側に設けられ、商品を登録する第1の操作受付部と、店員側に設けられた店員側表示部10と、登録された商品の代金精算を行う決済部と、商品を登録するための商品登録処理と登録された商品の代金精算の決済部を用いた決済処理とを実行する制御部を有する商品販売データ処理装置であって、制御部は、第1の顧客に対する決済処理実行中に、次客である第2の顧客に対する商品登録処理を実行する。
この構成により、商品販売データ処理装置1は、第1の顧客に対する決済処理を実行しながら、第2の顧客に対する商品登録処理を実行させることができる。
また、商品販売データ処理装置1において、第2の顧客に対する商品登録処理の実行を宣言する宣言部を更に備え、制御部は、店員用表示部10の第1の顧客に対する決済処理を実行中の画面領域内に宣言部を表示してもよい。
この構成により、商品販売データ処理装置1は、第1の顧客に対する決済処理を実行しながら、第2の顧客に対する商品登録処理を実行開始させることができる。
また、商品販売データ処理装置1において、制御部は、宣言部が宣言されると、第2の顧客に対する商品登録処理を開始させるとともに、第1の顧客に対する決済処理を継続実行させてもよい。
この構成により、商品販売データ処理装置1は、第1の顧客に対する決済処理を実行しながら、第2の顧客に対する商品登録処理を実行することができる。つまり、商品販売データ処理装置1によれば、第1の顧客に対する決済を行いながら、第2の顧客に対する商品登録を行うことができる。
また、商品販売データ処理装置1において、決済部を店員Sと対向した顧客C側に配置し、制御部は、第1の顧客に対する商品登録処理が開始されると、第1の顧客による決済部への入金処理を許可してもよい。
この構成により、第1の顧客は、商品登録処理が開始されると同時に、決済部への入金を行うことができる。
また、商品販売データ処理装置1において、顧客C側に設けられた顧客用表示部50、を更に備え、制御部は、第1の顧客に対する決済処理の実行に基づく入金状態を示す情報を、店員用表示部10内および顧客用表示部50内に表示させてもよい。
この構成により、店員Sは、第2の顧客の商品登録を行いながら、第1の顧客の決済状況を把握することができる。
また、商品販売データ処理装置1において、店員用表示部10に第1の顧客と第2の顧客の取引情報を選択させる選択領域を有し、制御部は、少なくとも第1の顧客の選択領域または第2の顧客の選択領域に登録処理または決済処理の状態を表示させてもよい。
この構成により、店員Sは、第1の顧客および第2の顧客の登録処理または決済処理の状態を同時に把握することができる。
また、商品販売データ処理装置1において、制御部は、前記第1の顧客に対する精算処理(決済処理)が完了するまで、前記第2の顧客に対する決済処理の実行を禁止してもよい。
この構成により、第1の顧客に対する決済処理を優先させることができる。
また、商品販売データ処理装置1において、第1の操作受付部は、第1の顧客に対する商品登録処理と第2の顧客に対する商品登録処理とを制御部が実行している場合において、第1の顧客に対する決済処理と第2の顧客に対する決済処理との順番を変更可能な切替キー、を更に備えてもよい。
この構成により、次客である第2の顧客の決済処理を、第1の顧客よりも先に実行させることができる。
なお、制御部は、顧客用表示部50に各種案内情報を表示させる場合に、決済種別(例えば、現金、クレジットカード、電子マネー)に応じた操作方法を表すアニメーションまたは動画を表示させてもよい。
また、おつりがない場合に、レシート発行部70が明細レシートを出力するタイミングは、所定時間(例えば、10秒間)経過後に自動で出力してもよい。また、おつりがある場合は、レシート発行部70は、終了キーが押下された後、おつりの貨幣が排出されたと略同時(同時を含む。)に明細レシートを出力してもよい。
また、第1の顧客に対する商品登録が完了して小計キーが押下されたとき、制御部は、店員用表示部10の第1の顧客のページ上に、第1の顧客の会計情報(合計金額および預かり金額)と、次客登録キーと、入金取消キーと、登録画面へ戻る為のキーを含むウィンドウを表示させてもよい。
また、店員用表示部10および操作受付部20またはいずれかに、会計処理を実行開始させる現計キーを備えてもよい。顧客Cによって会計キーが押下される前に、店員Sによって店員用表示部10または操作受付部20の現計キーが押下されることによっても、制御部は、会計処理の実行を開始するようにしてもよい。
また、クレジットカードのICカードリーダや、非接触型ICカード(電子マネー)のICカードリーダライタを、カウンタ台80の台上または上方の顧客C側であって、且つ顧客用表示部50の近傍や筐体40に組み込んでもよい。
また、顧客Cにより貨幣が投入された時点で、制御部は、顧客用表示部50に領収書の要否キーを顧客用表示部50に表示させてもよい。この場合、その要否キーが会計キーの代わりとなる。もちろん、店員用表示部10および操作受付部20またはいずれかにも領収書発行キーを備えることにより、会計終了後に領収書を発行させることが可能である。
また、制御部は、次客登録キーを、クレジット決済や非接触型ICカード(電子マネー)の決済処理中画面と一緒に表示させてもよい。
また、登録画面に移動、または商品登録開始とともに、制御部は、顧客用表示部50に、いつでもお金を投入できる旨をテキストにより表示させたり入金を表すアニメーションを表示させたりしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はその実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…商品販売データ処理装置、10…店員用表示装置(第1の表示装置)、20…操作
受付部、30…スキャナ部、40…筐体、41…支持部、50…顧客用表示部(第2の表
示部)、60…釣銭機、61…紙幣管理部、62…紙幣投入口、63…紙幣排出口、64
…硬貨投入口、65…硬貨排出口、66…リジェクト口、70…レシート発行部、100
…CPU、110…ROM、120…RAM、130…通信部、140…音出力部

Claims (3)

  1. 店員側に設けられ、商品を登録する第1の操作受付部と、
    前記店員側に設けられた第1の表示部と、
    顧客側へ向けられ、前記登録された商品の代金精算を行う決済部と、
    前記商品を登録するための商品登録処理と前記登録された商品の代金精算の前記決済部を用いた決済処理とを実行する制御部を有する商品販売データ処理装置であって、
    前記制御部は、
    第1の顧客に対する前記商品登録処理を実行中に、前記決済部への入金処理を実行可能であり、
    前記第1の顧客に対する前記商品登録処理が完了した場合に、前記第1の表示部に次客である第2の顧客に対する前記商品登録処理を開始させるためのキーと、前記第1の顧客に対する追加の商品を登録するためのキーとを表示する
    ことを特徴とする商品販売データ処理装置。
  2. 顧客側へ向けられた第2の表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の顧客により前記決済部に入金された金額を返金するためのキーを、前記第1の表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
  3. 店員側に設けられ、商品を登録する第1の操作受付部と、前記店員側に設けられた第1の表示部と、顧客側へ向けられ、前記登録された商品の代金精算を行う決済部とを有する商品販売データ処理装置のコンピュータに、
    前記商品を登録するための商品登録処理と前記登録された商品の代金精算の前記決済部を用いた決済処理とを実行する制御ステップを実行させるためのプログラムであり、
    前記制御ステップでは、
    第1の顧客に対する前記商品登録処理を実行中に、前記決済部への入金処理を実行可能であり、
    前記第1の顧客に対する前記商品登録処理が完了した場合に、前記第1の表示部に次客である第2の顧客に対する前記商品登録処理を開始させるためのキーと、前記第1の顧客に対する追加の商品を登録するためのキーとを表示するプログラム。
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