JP6745885B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、テープフィーダから排出される部品供給テープの使用済み部分を切断するテープ切断装置を搭載した部品実装機に関する発明である。
部品実装機にセットしたテープフィーダは、部品供給テープをテープ送り装置によって部品吸着位置へ送り、その部品吸着位置の手前で、該部品供給テープの上面からトップテープを剥離して、該部品供給テープ内の部品を露出させ、該部品吸着位置で、該部品供給テープ内の部品を吸着ノズルで吸着して回路基板に実装すると共に、テープフィーダから排出される部品供給テープの使用済み部分(以下「廃棄テープ」という)をテープ切断装置で切断し、切断した廃棄テープをその排出ダクトを通して廃棄テープ回収箱内に落下させて回収したり、或は、切断した廃棄テープをその排出ダクトを通してコンベア上に落下させてコンベアで回収するようにしたものがある。
更に、特許文献1(特開2007−19373号公報)では、テープフィーダが部品供給テープを所定ピッチ送るごとにテープ切断装置を切断動作させて廃棄テープを所定長さに切断するようにしている。
特開2007−19373号公報
ところで、部品供給テープ内の部品を吸着ノズルで吸着する部品吸着動作中にテープ切断装置を切断動作させると、その切断動作時に部品供給テープが振動して該部品供給テープ内の部品が振動したり、その部品の位置がずれたりして、部品吸着ミスや部品吸着姿勢の異常等が発生する可能性があるため、部品吸着動作が終了してからテープ切断装置の切断動作を行うようにしている。このため、部品実装機の実装ヘッドに保持させる吸着ノズルの本数が多くなると、部品吸着動作(テープ送り動作)が連続的に行われる時間が長くなり、テープフィーダから排出される廃棄テープの長さが長くなる。また、生産中(部品実装機の稼働中)に部品切れ等で作業者がテープフィーダを交換する場合があり、その交換作業が終了するまでは、作業者保護のためにテープ切断装置の切断動作が禁止された状態で他のテープフィーダを使用して生産が続けられるため、他のテープフィーダから排出される廃棄テープの長さが長くなる。
このように、様々な理由で、テープ切断装置の切断動作が不可の場合に、それが可能な状態になってから、テープ切断装置を切断動作させて廃棄テープを切断すると、廃棄テープの切断長さが長くなり過ぎて、切断した廃棄テープで、廃棄テープの排出ダクトが詰まったり、回収する廃棄テープの嵩(体積)が増えて回収効率が悪くなる可能性がある。
この対策として、テープ切断装置の切断動作が不可の期間に、テープフィーダから排出される廃棄テープの切断する部分の長さが所定長さになった時点で、一旦、生産を止めて、テープ切断装置を切断動作させて廃棄テープを所定長さに切断してから、生産を再開することが考えられる。しかし、廃棄テープを所定長さに切断するために生産を止めると、生産性が低下する欠点がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、テープ切断装置の切断動作が不可の期間が長くなっても、それが可能な状態になってから、テープ切断装置を切断動作させて廃棄テープを所定長さ以下に切断することができ、上述した課題を解決できる部品実装機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、フィーダセット部にセットされたテープフィーダから排出される部品供給テープの使用済み部分(以下「廃棄テープ」という)を切断するテープ切断装置と、前記テープ切断装置の切断動作を制御する制御装置とを備えた部品実装機において、前記制御装置は、前記廃棄テープを切断する際に、前記テープフィーダのテープ送り装置を逆転させて該廃棄テープの切断長さが所定長さ以下になるまで該廃棄テープを巻き戻してから前記テープ切断装置を切断動作させて該廃棄テープを所定長さ以下に切断する“巻き戻し切断動作”を行った後、該テープフィーダのテープ送り装置を正転させて前記部品供給テープの先頭の部品の位置を部品吸着位置まで送る“頭だし動作”を行うことを特徴とするものである。
本発明のように、廃棄テープを切断する際に、テープフィーダのテープ送り装置を逆転させて該廃棄テープを巻き戻してからテープ切断装置を切断動作させて該廃棄テープを所定長さ以下に切断する“巻き戻し切断動作”を行った後、該テープフィーダのテープ送り装置を正転させて部品供給テープの先頭の部品の位置を部品吸着位置まで送る“頭だし動作”を行うようにすれば、テープ切断装置の切断動作が不可の期間が長くなっても、それが可能な状態になってから、テープ切断装置を切断動作させて廃棄テープを所定長さ以下に切断することができる。
この場合、前記制御装置は、前記廃棄テープを切断する際に、前記廃棄テープの切断する部分の長さが前記所定長さより長いと判定した場合に前記巻き戻し切断動作及び前記頭だし動作を実行し、一方、前記廃棄テープの切断する部分の長さが前記所定長さ以下であると判定した場合には、該廃棄テープを巻き戻さずに前記テープ切断装置を切断動作させて該廃棄テープを切断するようにすれば良い。
更に、前記制御装置は、前記廃棄テープを切断する際に、前記巻き戻し切断動作を行った後、該廃棄テープの切断する部分の残り長さが前記所定長さより長いと判定した場合には、前記テープフィーダのテープ送り装置を正転させて該廃棄テープを前記所定長さだけ順送りして該廃棄テープを切断する順送り切断動作を該廃棄テープの切断する部分の残り長さが前記所定長さ以下になるまで繰り返してから、前記頭だし動作を実行するようにすれば良い。
また、前記制御装置は、前記頭だし動作完了後に前記テープ切断装置を切断動作させて該廃棄テープを切断するようにしても良い。頭だし動作完了時における廃棄テープの切断する部分の長さが所定長さ以下であっても、その所定長さとの差が少なければ、次の切断タイミングまでに、廃棄テープの切断する部分の長さが所定長さを超える可能性があるためである。
また、前記制御装置は、部品実装機の稼働中に前記テープ切断装置の切断動作を実行可能な期間を制限する手段を有し、部品実装機の稼働中に前記テープ切断装置の切断動作が実行可能な期間になるまで生産(テープフィーダのテープ送り動作及び部品吸着・実装動作)を続行するようにすれば良い。本発明では、テープ切断装置の切断動作が実行可能な期間になるまで生産を続けて、テープフィーダから排出される廃棄テープの長さが長くなっても、その後、テープ切断装置の切断動作が実行可能になったときに、巻き戻し切断動作を行うことで、廃棄テープを所定長さ以下に切断することができる。要するに、本発明では、生産中に廃棄テープの切断する部分の長さが所定長さになる毎に、生産を止めて廃棄テープを所定長さに切断する必要がなくなり、生産中に廃棄テープの切断する部分の長さが所定長さを超えても、生産を継続することができ、生産停止回数を減らして生産性を高めることができる。
この場合、前記テープ切断装置の切断動作を実行可能な期間は、少なくとも、実装ヘッドが部品吸着エリアから離れて部品吸着動作が行われない期間である。
更に、前記テープ切断装置の切断動作を実行可能な期間は、実装ヘッドが部品吸着エリアから離れて部品吸着動作が行われない期間で且つ作業者が前記テープフィーダの交換作業を行っていない期間としても良い。
或は、人体の一部や物体が前記フィーダセット部周辺の監視エリアに侵入したか否かを監視する監視手段を備え、前記テープ切断装置の切断動作を実行可能な期間は、実装ヘッドが部品吸着エリアから離れて部品吸着動作が行われない期間で且つ前記監視手段が前記監視エリアへの人体の一部や物体の侵入を検出していない期間としても良い。
本発明は、前記巻き戻し切断動作で切断する廃棄テープの切断長さは、予め決められた一定の長さとしても良いが、前記巻き戻し切断動作で切断する廃棄テープの切断長さを任意に設定する切断長さ設定手段を備えた構成としても良い。このようにすれば、廃棄テープの材質、厚み、幅、曲げ強度等に応じて廃棄テープの切断長さを任意に変更することができる。
また、前記テープ切断装置は、前記フィーダセット部にセットされた複数のテープフィーダから排出される複数本の廃棄テープを一括して切断するように構成され、前記制御装置は、前記複数本の廃棄テープを切断する際に、いずれかの廃棄テープの切断する部分の長さが前記所定長さより長いと判定した場合に、その廃棄テープについて前記巻き戻し切断動作及び前記頭だし動作を実行し、一方、全ての廃棄テープの切断する部分の長さが前記所定長さ以下であると判定した場合には、該廃棄テープを巻き戻さずに前記テープ切断装置を切断動作させて該廃棄テープを切断するようにすれば良い。
図1は本発明の一実施例における部品実装機の主要部の構成を概略的に示す側面図である。 図2は部品実装機の制御系の構成を示すブロック図である。 図3は廃棄テープ切断動作制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図4は巻き戻し切断動作後の廃棄テープの切断する部分の残り長さBが所定長さA以下の場合の廃棄テープの切断方法を説明する図である。 図5は巻き戻し切断動作後の廃棄テープの切断する部分の残り長さBが所定長さAより長い場合の廃棄テープの切断方法を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1を用いて部品実装機10の構成を概略的に説明する。
部品実装機10のフィーダセット部11には、複数のテープフィーダ12が横並びにセットされている。各テープフィーダ12には、部品供給テープ13を巻回したリール14が装着され、このリール14から引き出した部品供給テープ13を部品吸着位置へ送り、該部品吸着位置の手前で部品供給テープ13の上面からカバーテープ15を剥離させて部品供給テープ13のキャリアテープ16内の電子部品を露出させ、該部品吸着位置で該キャリアテープ16内の部品を部品実装機10の実装ヘッド17の吸着ノズル18で吸着して回路基板(図示せず)に実装する。
テープフィーダ12の先端から排出される部品供給テープ13の使用済み部分である空のキャリアテープ16(以下「空のキャリアテープ」を「廃棄テープ」という)は、湾曲状のテープガイド通路19によって下方へ案内される。このテープガイド通路19の下端出口には、テープ切断装置20(カッタ装置)が設置され、テープガイド通路19の下端出口から垂れ下がった廃棄テープ16が後述するようにテープ切断装置20で所定長さA以下に切断されて排出ダクト21(シュート)を滑落して廃棄テープ回収ボックス22内に回収される。この場合、テープ切断装置20は、部品実装機10のフィーダセット部11にセットされた複数のテープフィーダ12から排出される複数本の廃棄テープ16を一括して切断するように構成されている。
テープフィーダ12の部品吸着位置の手前でキャリアテープ16から剥離されたカバーテープ15は、テンション付与機構23により部品供給テープ13の送り方向とは反対方向にテンションをかけながら送られ、テープフィーダ12から垂れ下がってその真下に位置する廃棄テープ回収ボックス22内に回収される。
尚、図1の構成例では、テープ切断装置20で切断した廃棄テープ16を廃棄テープ回収ボックス22内に落下させて回収するようにしたが、廃棄テープ回収ボックス22に代えて、廃棄テープ回収用のコンベアを設置して、テープ切断装置20で切断した廃棄テープ16を廃棄テープ回収用のコンベア上に落下させて該コンベアで回収するようにしても良い。
また、部品実装機10の前面側(作業者が作業する側)には、人体の一部や物体がフィーダセット部11周辺の監視エリアに侵入したか否かを監視するエリアセンサ24(監視手段)が設けられている。
次に、図2を用いて部品実装機10の制御系の構成を説明する。
部品実装機10の制御装置31は、コンピュータを主体として構成され、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置32と、液晶ディスプレイ、CRT等の表示装置33と、部品実装機制御プログラムや後述する図3の廃棄テープ切断動作制御プログラム等を記憶した記憶装置34等が接続されている。部品実装機10の制御装置31は、吸着ノズル18を保持した実装ヘッド17をXY方向に移動させる実装ヘッド移動装置35と、部品を実装する回路基板を搬送する基板搬送装置36と、吸着ノズル18に吸着した部品を下方から撮像するパーツカメラ37と、回路基板の基準位置マーク等を上方から撮像するマークカメラ38等の動作を制御して、実装ヘッド17の吸着ノズル18で部品供給テープ13内の部品を吸着して回路基板に実装する動作を制御する。
ところで、部品供給テープ13内の部品を吸着ノズル18で吸着する部品吸着動作中にテープ切断装置20を切断動作させると、その切断動作時に部品供給テープ13が振動して該部品供給テープ13内の部品が振動したり、その部品の位置がずれたりして、部品吸着ミスや部品吸着姿勢の異常等が発生する可能性があるため、部品吸着動作が終了してからテープ切断装置20の切断動作を行うようにしている。このため、部品実装機10の実装ヘッド17に保持させる吸着ノズル18の本数が多くなると、部品吸着動作(テープ送り動作)が連続的に行われる時間が長くなり、テープフィーダ12から排出される廃棄テープ16の長さが長くなる。また、生産中(部品実装機10の稼働中)に部品切れ等で作業者がテープフィーダ12を交換する場合があり、その交換作業が終了するまでは、作業者保護のためにテープ切断装置20の切断動作が禁止された状態で他のテープフィーダ12を使用して生産が続けられるため、他のテープフィーダ12から排出される廃棄テープ16の長さが長くなる。
このように、様々な理由で、テープ切断装置20の切断動作が不可の場合に、それが可能な状態になってから、テープ切断装置20を切断動作させて廃棄テープ16を切断すると、廃棄テープ16の切断長さが長くなり過ぎて、切断した廃棄テープ16で排出ダクト21が詰まったり、廃棄テープ回収ボックス22内に回収する廃棄テープ16の嵩(体積)が増えて回収効率が悪くなる可能性がある。
この対策として、テープ切断装置20の切断動作が不可の期間に、テープフィーダ12から排出される廃棄テープ16の切断する部分の長さが許容最大切断長さに相当する所定長さAになった時点で、一旦、生産を止めて、テープ切断装置20を切断動作させて廃棄テープ16を所定長さAに切断してから、生産を再開することが考えられる。しかし、廃棄テープ16を所定長さAに切断するために生産を止めると、生産性が低下する欠点がある。
そこで、本実施例では、部品実装機10の制御装置31は、生産中にテープ切断装置20の切断動作を実行可能な期間を制限する手段を有し、生産中にテープ切断装置20の切断動作が実行可能な期間になるまで生産(テープフィーダ12のテープ送り動作及び部品吸着・実装動作)を続行し、その後、テープ切断装置20の切断動作が実行可能な期間になった時点で、図4に示すように、廃棄テープ16の切断する部分の長さが許容最大切断長さに相当する所定長さAより長いと判定した場合に、テープフィーダ12のテープ送り装置25(スプロケット装置等)を逆転させて該廃棄テープ16の切断長さが所定長さA以下になるまで該廃棄テープ16を巻き戻してからテープ切断装置20を切断動作させて該廃棄テープ16を所定長さA以下に切断する“巻き戻し切断動作”を行った後、該テープフィーダ12のテープ送り装置25を正転させて部品供給テープ13の先頭の部品の位置を部品吸着位置まで送る“頭だし動作”を行う。
更に、部品実装機10の制御装置31は、廃棄テープ16を切断する際に、巻き戻し切断動作を行った後、図5に示すように、該廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さAより長いと判定した場合には、テープフィーダ12のテープ送り装置25を正転させて該廃棄テープ16を所定長さAだけ順送りして該廃棄テープ16を切断する“順送り切断動作”を該廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さA以下になるまで繰り返してから、頭だし動作を実行する。
また、部品実装機10の制御装置31は、頭だし動作完了時における廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さAの例えば50%以上(又は30%〜70%の範囲内で設定した所定%以上)であれば、頭だし動作完了後にテープ切断装置20を切断動作させて該廃棄テープ16を切断する。頭だし動作完了時における廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さA以下であっても、所定長さAとの差が少なければ、次の切断タイミングまでに、廃棄テープ16の切断する部分の長さが所定長さAを超える可能性があるためである。尚、頭だし動作完了後に、廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBの長短を問わず、毎回、テープ切断装置20を切断動作させて廃棄テープ16を切断するようにしても良い。
上述した巻き戻し切断動作、順送り切断動作及び頭だし動作の制御に使用する廃棄テープ16の巻き戻し量と順送り量とのデータは、テープフィーダ12のテープ送り装置25の正逆回転を検出するエンコーダ(図示せず)の出力パルスをカウントして計測され、その計測データがテープフィーダ12内のメモリ(図示せず)又は部品実装機10の制御装置31のRAM等のメモリに記憶される。
上述した巻き戻し切断動作で切断する廃棄テープ16の切断長さ(所定長さA)は、予め決められた一定の長さとしても良いが、本実施例では、巻き戻し切断動作で切断する廃棄テープ16の切断長さを、作業者が入力装置32(切断長さ設定手段)を操作して任意に設定できるようになっている。このようにすれば、廃棄テープ16の材質、厚み、幅、曲げ強度等に応じて廃棄テープ16の切断長さを任意に変更することができる。
また、部品実装機10の制御装置31は、テープ切断装置20の切断動作が実行可能な期間になった時点で、廃棄テープ16の切断する部分の長さが所定長さA以下であると判定した場合には、該廃棄テープ16を巻き戻さずにテープ切断装置20を切断動作させて該廃棄テープ16を切断する。
本実施例では、テープ切断装置20の切断動作を実行可能な期間は、次の3つの条件(1) 〜(3) を全て満たす期間である。
(1) 実装ヘッド17が部品吸着エリアから離れて部品吸着動作が行われない期間
(2) 作業者がテープフィーダ12の交換作業を行っていない期間
(3) エリアセンサ24がフィーダセット部11周辺の監視エリアへの人体の一部や物体の侵入を検出していない期間
尚、テープ切断装置20の切断動作を実行可能な期間は、上記条件(1) のみで判定しても良く、或は、2つの条件(1) と(2) 又は(1) と(3) の組み合わせで判定しても良く、勿論、上記条件(1) 〜(3) 以外の条件を追加して判定しても良い。
本実施例では、テープ切断装置20は、フィーダセット部11にセットされた複数のテープフィーダ12から排出される複数本の廃棄テープ16を一括して切断するように構成されているため、部品実装機10の制御装置31は、複数本の廃棄テープ16を切断する際に、いずれかの廃棄テープ16の切断する部分の長さが所定長さAより長いと判定した場合に、その廃棄テープ16について前記巻き戻し切断動作、前記順送り切断動作及び前記頭だし動作を実行し、一方、全ての廃棄テープ16の切断する部分の長さが所定長さA以下であると判定した場合には、該廃棄テープ16を巻き戻さずにテープ切断装置20を切断動作させて該廃棄テープ16を切断する。
以上説明した本実施例のテープ切断装置20の切断動作の制御は、生産中に部品実装機10の制御装置31によって図3の廃棄テープ切断動作制御プログラムに従って所定周期で繰り返し実行される。以下、図3の廃棄テープ切断動作制御プログラムの処理内容を説明する。
図3の廃棄テープ切断動作制御プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、テープ切断装置20の切断動作を実行可能な期間であるか否かを、前述した判定方法で判定し、切断動作を実行可能な期間ではないと判定されれば、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
一方、テープ切断装置20の切断動作を実行可能な期間であると判定されれば、ステップ102に進み、当該期間において、廃棄テープ16を切断済みであるか否かを判定し、切断済みと判定されれば、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
上記ステップ102で、当該期間に廃棄テープ16をまだ切断していないと判定されれば、ステップ103に進み、廃棄テープ16の切断する部分の長さが許容最大切断長さに相当する所定長さAより長いか否かを判定する。本実施例では、テープ切断装置20は、フィーダセット部11にセットされた複数のテープフィーダ12から排出される複数本の廃棄テープ16を一括して切断するように構成されているため、複数本の廃棄テープ16のうち、切断する部分の長さが最も長い廃棄テープ16について上記ステップ103の判定を行う(以下、同じ)。
このステップ103で、廃棄テープ16の切断する部分の長さが所定長さA以下と判定されれば、巻き戻し切断動作を行う必要がないため、ステップ104に進み、テープ切断装置20を切断動作させて廃棄テープ16を切断して、本プログラムを終了する。これにより、廃棄テープ16が所定長さA以下に切断される。
これに対して、上記ステップ103で、廃棄テープ16の切断する部分の長さが所定長さAより長いと判定されれば、ステップ105に進み、巻き戻し切断動作を実行して、テープフィーダ12のテープ送り装置25を逆転させて該廃棄テープ16の切断長さが所定長さA以下になるまで該廃棄テープ16を巻き戻してからテープ切断装置20を切断動作させて該廃棄テープ16を所定長さA以下に切断する。
この後、ステップ106に進み、巻き戻し切断動作後の廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さAより長いか否かを判定し、当該残り長さBが所定長さA以下と判定されれば、ステップ108に進み、頭だし動作を実行して、テープフィーダ12のテープ送り装置25を正転させて部品供給テープ13の先頭の部品の位置を部品吸着位置まで送る。
こけに対して、上記ステップ106で、巻き戻し切断動作後の廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さAより長いと判定されれば、ステップ107に進み、順送り切断動作を実行して、テープフィーダ12のテープ送り装置25を正転させて廃棄テープ16を所定長さAだけ順送りして該廃棄テープ16を所定長さAに切断する。この後、上記ステップ106に戻り、順送り切断動作後の廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さAより長いか否かを判定し、当該残り長さBが所定長さAより長いと判定されれば、再び、順送り切断動作を実行する(ステップ107)。これにより、廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さAが所定長さA以下になるまで繰り返される。これにより、廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さAが所定長さA以下になった時点で、ステップ108に進み、頭だし動作を実行して、テープフィーダ12のテープ送り装置25を正転させて部品供給テープ13の先頭の部品の位置を部品吸着位置まで送る。
この後、ステップ109に進み、頭だし動作完了時における廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さAの50%以上であるか否かを判定し、その結果、頭だし動作完了時における廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さAの50%以上であると判定されれば、ステップ110に進み、テープ切断装置20を切断動作させて廃棄テープ16を切断して、本プログラムを終了する。これに対して、上記ステップ110で、頭だし動作完了時における廃棄テープ16の切断する部分の残り長さBが所定長さAの50%よりも短いと判定されれば、該廃棄テープ16を切断する必要はないと判断して、本プログラムを終了する。
以上説明した本実施例では、廃棄テープ16を切断する際に、テープフィーダ12のテープ送り装置25を逆転させて該廃棄テープ16の切断長さが所定長さA以下になるまで該廃棄テープ16を巻き戻してからテープ切断装置20を切断動作させて該廃棄テープ16を所定長さA以下に切断する“巻き戻し切断動作”を行った後、該テープフィーダ12のテープ送り装置25を正転させて部品供給テープ13の先頭の部品の位置を部品吸着位置まで送る“頭だし動作”を行うようにしたので、テープ切断装置20の切断動作が不可の期間が長くなっても、それが可能な状態になってから、テープ切断装置20を切断動作させて廃棄テープ16を所定長さA以下に切断することができる。このため、生産中に廃棄テープ16の切断する部分の長さが所定長さAになる毎に、生産を止めて廃棄テープ16を所定長さAに切断する必要がなくなり、生産中に廃棄テープ16の切断する部分の長さが所定長さAを超えても、生産を継続することができ、生産停止回数を減らして生産性を高めることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されず、テープ切断装置20の位置をテープフィーダ12に近い位置に設置したり、廃棄テープ回収ボックス22に近い位置に設置しても良く、或は、部品実装機10に対して複数のテープフィーダ12を一括して交換する一括交換台車にテープ切断装置20を設置した構成としても良い。
その他、本発明は、図3の廃棄テープ切断動作制御プログラムに処理を追加したり、部品実装機10やテープフィーダ12の構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
10…部品実装機、11…フィーダセット部、12…テープフィーダ、13…部品供給テープ、15…カバーテープ、16…廃棄テープ(空のキャリアテープ)、17…実装ヘッド、18…吸着ノズル、19…テープガイド通路、20…テープ切断装置、21…排出ダクト、22…廃棄テープ回収ボックス、24…エリアセンサ(監視手段)、25…テープ送り装置、31…制御装置、32…入力装置(切断長さ設定手段)

Claims (10)

  1. フィーダセット部にセットされたテープフィーダから排出される部品供給テープの使用済み部分(以下「廃棄テープ」という)を切断するテープ切断装置と、前記テープ切断装置の切断動作を制御する制御装置とを備えた部品実装機において、
    前記制御装置は、前記廃棄テープを切断する際に、前記テープフィーダのテープ送り装置を逆転させて該廃棄テープの切断長さが所定長さ以下になるまで該廃棄テープを巻き戻してから前記テープ切断装置を切断動作させて該廃棄テープを前記所定長さ以下に切断する巻き戻し切断動作を行った後、該テープフィーダのテープ送り装置を正転させて前記部品供給テープの先頭の部品の位置を部品吸着位置まで送る頭だし動作を行うことを特徴とする部品実装機。
  2. 前記制御装置は、前記廃棄テープを切断する際に、前記廃棄テープの切断する部分の長さが前記所定長さより長いと判定した場合に前記巻き戻し切断動作及び前記頭だし動作を実行し、一方、前記廃棄テープの切断する部分の長さが前記所定長さ以下であると判定した場合には、該廃棄テープを巻き戻さずに前記テープ切断装置を切断動作させて該廃棄テープを切断することを特徴とする請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記制御装置は、前記廃棄テープを切断する際に、前記巻き戻し切断動作を行った後、該廃棄テープの切断する部分の残り長さが前記所定長さより長いと判定した場合には、前記テープフィーダのテープ送り装置を正転させて該廃棄テープを前記所定長さだけ順送りして該廃棄テープを切断する順送り切断動作を該廃棄テープの切断する部分の残り長さが前記所定長さ以下になるまで繰り返してから、前記頭だし動作を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の部品実装機。
  4. 前記制御装置は、前記頭だし動作完了後に前記テープ切断装置を切断動作させて該廃棄テープを切断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の部品実装機。
  5. 前記制御装置は、部品実装機の稼働中に前記テープ切断装置の切断動作を実行可能な期間を制限する手段を有し、部品実装機の稼働中に前記テープ切断装置の切断動作が実行可能な期間になるまで前記テープフィーダのテープ送り動作及び部品吸着・実装動作を続行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の部品実装機。
  6. 前記テープ切断装置の切断動作を実行可能な期間は、少なくとも、実装ヘッドが部品吸着エリアから離れて部品吸着動作が行われない期間であることを特徴とする請求項5に記載の部品実装機。
  7. 前記テープ切断装置の切断動作を実行可能な期間は、実装ヘッドが部品吸着エリアから離れて部品吸着動作が行われない期間で且つ作業者が前記テープフィーダの交換作業を行っていない期間であることを特徴とする請求項6に記載の部品実装機。
  8. 人体の一部や物体が前記フィーダセット部周辺の監視エリアに侵入したか否かを監視する監視手段を備え、
    前記テープ切断装置の切断動作を実行可能な期間は、実装ヘッドが部品吸着エリアから離れて部品吸着動作が行われない期間で且つ前記監視手段が前記監視エリアへの人体の一部や物体の侵入を検出していない期間であることを特徴とする請求項6に記載の部品実装機。
  9. 前記巻き戻し切断動作で切断する廃棄テープの切断長さを任意に設定する切断長さ設定手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の部品実装機。
  10. 前記テープ切断装置は、前記フィーダセット部にセットされた複数のテープフィーダから排出される複数本の廃棄テープを一括して切断するように構成され、
    前記制御装置は、前記複数本の廃棄テープを切断する際に、いずれかの廃棄テープの切断する部分の長さが前記所定長さより長いと判定した場合に、その廃棄テープについて前記巻き戻し切断動作及び前記頭だし動作を実行し、一方、全ての廃棄テープの切断する部分の長さが前記所定長さ以下であると判定した場合には、該廃棄テープを巻き戻さずに前記テープ切断装置を切断動作させて該廃棄テープを切断することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の部品実装機。
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