JP6745767B2 - 通信サービスシステムおよび系切り戻し方法 - Google Patents

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本発明は、運用系/予備系の系切り替え技術に関する。
現在、SIPサーバ等、所定のサービスを提供するサーバは、一定の需要予測に基づき構築されている。そして、その需要予測の条件を満たすため、関東ブロック等の地域毎に、運用系のサーバと予備系のサーバでクラスタリングされたHA(High Availability)構成が採用されている。
特開2002−232465号公報 特開2013−003722号公報 特開2016−122343号公報
しかし、大規模なイベントや機器トラブル等により、その需要予測に当てはまらない突発的な信号の流入出が発生し、一部の地域で運用系サーバが過負荷状態(輻輳状態)になる場合がある。
そこで、予備系サーバを運用系として利用し、通常状態での運用系/予備系のサーバ構成を運用系/運用系のサーバ構成に変更することにより、利用していなかった予備系サーバの既存設備を最大限有効活用しつつ、運用系サーバの過負荷状態に対して一時的に対応する方法が考えられる。
しかし、運用系/運用系のサーバ構成は、通常状態での運用系/予備系のサーバ構成に比べて可用性が劣るという課題があった。例えば、過負荷状態の収束後は速やかに通常状態である運用系/予備系のサーバ構成に切り戻す必要があるが、この時、運用系として利用している予備系サーバを唐突に元の予備系に切り戻すと、予備系サーバでサービス提供中の通信が切断されてしまう。
この課題を回避するためには、(a)予備系サーバでサービス提供中の通信が全て切断されるまで運用系/運用系のサーバ構成を継続する方法、(b)予備系サーバでサービス提供中の通信を継続したままで運用系/予備系のサーバ構成に切り戻す方法が考えられる。
しかし、(a)の方法では、運用系サーバの過負荷状態が収束した後であっても、予備系サーバの切り戻しを任意のタイミングで行うことができず、切り戻しのタイミングを保守者が判断しなければならないため、保守者の負担が大きい。また、(b)の方法では、予備系サーバで継続している通信の存在により可用性が劣ったままとなる。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、運用系/運用系のサーバ構成から運用系/予備系のサーバ構成への切り戻しを、サービス提供中の通信に影響を与えることなく、かつ、過負荷状態の収束後は保守者が介在することなく、任意のタイミングで速やかに行うことを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に係る通信サービスシステムは、運用系として利用している予備系サーバを元の予備系に戻す契機を前記予備系サーバへ通知する切り戻し通知部と、信号振り分け装置が行う端末収容装置からの通信信号を前記予備系サーバへ振り分ける処理を停止させる振り分け遮断部と、前記予備系サーバが処理している処理中の通信に関するデータを運用系サーバへ送信するデータ同期部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る通信サービスシステムは、請求項1に記載の通信サービスシステムにおいて、前記端末収容装置に対して、収容端末からの通信信号の宛先を前記予備系サーバが元の予備系である時に用いる転送装置のアドレスに変更することを通知する宛先変更通知部を更に備えることを特徴とする。
請求項3に係る系切り戻し方法は、通信サービスシステムで行う系切り戻し方法において、切り戻し通知部が、運用系として利用している予備系サーバを元の予備系に戻す契機を前記予備系サーバへ通知するステップを行い、振り分け遮断部が、信号振り分け装置が行う端末収容装置からの通信信号を前記予備系サーバへ振り分ける処理を停止させるステップを行い、データ同期部が、前記予備系サーバが処理している処理中の通信に関するデータを運用系サーバへ送信するステップを行う、ことを特徴とする。
請求項4に係る系切り戻し方法は、請求項3に記載の系切り戻し方法において、宛先変更通知部が、前記端末収容装置に対して、収容端末からの通信信号の宛先を前記予備系サーバが元の予備系である時に用いる転送装置のアドレスに変更することを通知するステップを行うことを特徴とする。
本発明によれば、運用系/運用系のサーバ構成から運用系/予備系のサーバ構成への切り戻しを、サービス提供中の通信に影響を与えることなく、かつ、過負荷状態の収束後は保守者が介在することなく、任意のタイミングで速やかに行うことができる。
本発明の機能説明図である。 通信サービスシステムの構成を示す図である。 宛先管理テーブルの例を示す図である。 通信サービスシステムの処理動作を示す図である。 通信サービスシステムの処理動作を示す図である。 通信サービスシステムの処理動作を示す図である。
図1は、本発明の通信サービスシステム100が備える特徴的機能を示す図である。まず、本発明は、運用系サーバ1aおよび予備系サーバ1bがともに運用系であり、ロードバランサ3によってエッジルータ5からの通信に関する通信信号が運用系サーバ1aまたは予備系サーバ1bへ振り分けられている、運用系/運用系のサーバ構成を前提とする。
そして、当該運用系/運用系のサーバ構成において、本発明は、(1)運用系として利用している予備系サーバ1bを元の予備系に切り戻す契機を当該予備系サーバ1bへ通知する機能、(2)ロードバランサ3が行うエッジルータ5からの通信信号を予備系サーバ1bへ振り分ける処理を遮断する機能、(3)予備系サーバ1bが処理している処理中の通信に関するデータをコピーして運用系サーバ1aへ送信し、当該処理中の通信データを系間同期する機能、(4)エッジルータ5に対して、収容端末70からの通信信号の宛先を、ロードバランサ3のアドレスから、予備系サーバ1bが元の予備系である運用系/予備系のサーバ構成時に用いるルータ7のアドレスに変更することを通知する機能、を追加する。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る通信サービスシステム100の構成を示す図である。当該通信サービスシステム100は、運用系サーバ1a、予備系サーバ1b、ロードバランサ3、エッジルータ5、および、ルータ7、を備えて構成される。これら全ての装置は、互いに通信可能に接続されており、運用系サーバ1aまたは予備系サーバ1bとエッジルータ5との間も図示しないルータを介して通信可能に接続されている。
運用系サーバ1aおよび予備系サーバ1bは、HA構成された一組のHAサーバであり、それぞれ、処理データ記憶部10、信号処理部11、リソース監視部12、リソース使用量記録部13、ACT/SBY切り替え部14、警報通知部15、警報監視部16、および、処理データ同期部17、を備えて構成される。図2に示した「a」は運用系サーバ、「b」は予備系サーバを識別するための符号である。
処理データ記憶部10は、信号処理部11で処理中および処理済の通信に関するデータを記憶する機能を備える。例えば、運用系サーバ1aおよび予備系サーバ1bがSIPサーバの場合、INVITE信号等に含まれるデータ、INVITE信号等を処理するために必要なデータである。
信号処理部11は、通信信号を処理する機能を備える。例えば、運用系サーバ1aおよび予備系サーバ1bがSIPサーバの場合、エッジルータ5の収容端末から送信されたINVITE信号等に対して呼処理を実行する。
リソース監視部12は、自サーバが備えるCPU、メモリ、ハードディスク、物理通信ポート等のリソースの使用状況を監視する機能を備える。例えば、自サーバ内で動作するOSのリソース監視機能を用いてCPU使用率を計測する。
リソース使用量記録部13は、リソース監視部12で計測されたリソース使用率を計測時刻に関連付けてリソース使用量情報として記憶する機能を備える。なお、リソース使用率の計測方法および計測時刻は任意であり、例えば、定期的又は非定期に測定する。
ACT/SBY切り替え部14は、自サーバの系(運用系/予備系)を切り替える機能を備える。例えば、本実施の形態では、予備系サーバ1bは既に運用系であることから、予備系サーバ1bのACT/SBY切り替え部14bは、警報監視部16bからの切り戻し命令に基づき、運用系として稼働中の予備系サーバ1bを元の予備系に切り戻す。なお、この切り戻し命令は、運用系サーバ1aからの切り戻し要求に応じた命令である。
警報通知部15は、図1に示した複数の機能のうち、(1)切り戻し通知機能、(2)振り分け遮断機能、(4)宛先変更通知機能を備える。
具体的には、運用系サーバ1aの警報通知部15aは、運用系サーバ1aの現在のリソース使用率、または、過去のリソース使用率を記録したリソース使用量情報を参照し、運用系サーバ1aのリソース使用率が閾値を下回るか否かに基づき、運用系として稼働中の予備系サーバ1bを予備系へ切り戻すか否かを判定する機能を備える。
また、警報通知部15aは、運用系サーバ1aのリソース使用率が閾値を下回り、運用系として稼働中の予備系サーバ1bを予備系へ切り戻すと判定した場合、運用系から元の予備系へ切り戻すための切り戻し要求を予備系サーバ1bの警報監視部16bへ通知する機能(切り戻し通知部)を備える。
また、警報通知部15aは、運用系の予備系サーバ1bを予備系へ切り戻すと判定した場合、新規の通信信号を予備系サーバ1bへ振り分ける処理を遮断・停止するための振り分け遮断信号をロードバランサ3へ送信する機能(振り分け遮断部)を備える。
また、警報通知部15aは、運用系の予備系サーバ1bを予備系へ切り戻すと判定した場合、収容端末からの通信信号の宛先を、ロードバランサ3のアドレスから、運用系/予備系のサーバ構成時に用いるルータ7のアドレスに変更するための宛先変更要求をエッジルータ5へ通知する機能(宛先変更通知部)を備える。
警報監視部16は、HA構成の相手サーバからの切り戻し要求の有無を監視する機能を備える。例えば、予備系サーバ1bの警報監視部16bは、運用系サーバ1aからの切り戻し要求の有無を常時監視し、当該切り戻し要求を受信した場合、受信した切り戻し要求に応じた切り戻し命令をACT/SBY切り替え部14bおよび処理データ同期部17bへ通知する。
処理データ同期部17は、図1に示した複数の機能のうち、(3)データ同期機能を備える。具体的には、予備系サーバ1bの処理データ同期部17bは、警報監視部16bから切り戻し命令を受信すると、信号処理部11bに対して処理中の通信信号の有無を問い合わせ、処理中の通信がある場合は、処理中の通信に関するデータを検索し、当該データのコピーを処理データ記憶部10bに記憶するとともに、当該データのコピーを運用系サーバ1aの処理データ記憶部10aへ送信・転送し、運用系サーバ1aとの間で処理中の通信データの系間同期を行う機能(データ同期部)を備える。
次に、ロードバランサ3について説明する。
ロードバランサ3は、エッジルータ5からの通信信号を運用系サーバ1aまたは予備系サーバ1bに振り分ける信号振り分け装置であり、信号振り分け部31を備えて構成される。信号振り分け部31は、例えば、運用系サーバ1aの警報通知部15aから上記振り分け遮断信号を受信した場合、エッジルータ5からの通信信号を予備系サーバ1bへ送信・転送する処理を遮断・停止する機能を備える。
次に、エッジルータ5について説明する。
エッジルータ5は、端末を収容する端末収容装置、例えば通信サービスに加入中の加入者回線および加入者端末を収容する加入者収容装置であり、信号処理部51、警報監視部52、および、宛先管理部53、を備えて構成される。
信号処理部51は、宛先管理部53が管理している宛先管理テーブルを参照し、当該宛先管理テーブルに設定されている宛先へ収容端末からの通信信号を転送する機能部である。信号処理部51は、例えば、運用系サーバ1aから上記宛先変更要求が通知された場合、当該宛先変更要求に基づき上記通信信号を新たな宛先(ルータ7)へ転送する。
警報監視部52は、運用系サーバ1aおよび予備系サーバ1bからの宛先変更要求の有無を常時監視し、当該宛先変更要求に含まれる新たな宛先で宛先管理部53の宛先管理テーブルを更新または追加する機能を備える。
宛先管理部53は、収容端末からの通信信号の宛先(転送先)を宛先管理テーブルで管理する機能を備える。本実施の形態に係る宛先管理テーブルの例を図3に示す。運用系/運用系のサーバ構成時は、図3(a)に示すように、ロードバランサ3のIPアドレスが高優先度の「値1」に設定されている。運用系/予備系のサーバ構成に切り替えられた場合には、図3(b)に示すように、ルータ7のIPアドレス(仮想IPアドレス)が高優先度の「値1」に設定される。
次に、ルータ7について説明する。
ルータ7は、通常状態である運用系/予備系のサーバ構成時に用いられる転送装置であり、図3に示した仮想IPアドレスが設定されている。
次に、図2〜図6を参照しながら、通信サービスシステム100の処理動作を説明する。具体的には、運用系として利用している予備系サーバ1bを元の予備系に切り戻す系切り戻し方法について説明する。なお、予備系サーバ1bを運用系として利用するための前提として、予備系サーバ1bが所定のサービスを提供するために必要な設定情報、コンフィグ、その他の固定値等は運用系サーバ1aと同期されているものとする。
ステップS1(図4);
まず、運用系サーバ1aは、自サーバのリソース使用率を監視し、予備系サーバ1bを運用系から予備系へ切り戻すべきか否かを判定する。そして、運用系サーバ1aの輻輳が解消し、リソース監視部12aでのリソース監視においてリソース使用率が閾値を一定時間継続して下回った場合、警報通知部15aは、運用系として稼働中の予備系サーバ1bを元の予備系へ切り戻すための切り戻し要求を予備系サーバ1bへ送信する。
ステップS2(図4);
次に、運用系サーバ1aの警報通知部15aは、これ以降、新規の通信信号が予備系サーバ1bへ転送されないように、新規の通信信号を予備系サーバ1bへの振り分ける処理を遮断・停止するための振り分け遮断信号をロードバランサ3へ送信する。ロードバランサ3は、当該振り分け遮断信号に基づき、予備系サーバ1bへの通信信号の振り分けを停止する。
ステップS3(図4);
予備系サーバ1bは、運用系サーバ1aから切り戻し要求を受信すると、警報監視部16bが、当該切り戻し要求に応じた切り戻し命令をACT/SBY切り替え部14bおよび処理データ同期部17bへ送信する。そして、処理データ同期部17bは、信号処理部11bに対して処理中の通信信号の有無を問い合わせ、処理中の通信がある場合、処理中の通信に関するデータを検索し、当該データをコピーして、当該データのコピーを処理データ記憶部10bに記憶するとともに、当該データのコピーを運用系サーバ1aの処理データ記憶部10aへ送信し、処理中の通信データの同期処理を行う。
ここで、ステップS3の処理を具体的に説明する。図5は、処理データ同期部17bで行う同期コピー処理の処理フローを示す図である。
まず、処理データ同期部17bは、警報監視部16bから切り戻し命令を受信する(ステップS100)。
次に、処理データ同期部17bは、信号処理部11bに対して処理中の通信信号の有無を問い合わせる(ステップS101)。
次に、ステップS101で問い合わせした結果、処理中の通信信号がない場合、以降のステップS102〜ステップS107を行うことなく、ステップS108へ進む。一方、処理中の通信信号がある場合、処理データ同期部17bは、信号処理部11bが扱うデータ情報から処理中の通信信号に関するデータを検索する(ステップS102)。処理中の通信信号に関するデータを検索できればよいため、信号処理部11bに直接問い合わせしてもよい。
次に、処理データ同期部17bは、ステップS102で検索したデータについて、信号処理部11bに対して排他制御を設定する(ステップS103)。
次に、処理データ同期部17bは、ステップS102で検索したデータを、予備系サーバ1bの処理データ記憶部10bおよび運用系サーバ1aの処理データ記憶部10aにコピーすることにより、処理中の通信データを同期する(ステップS104)。
次に、処理データ同期部17bは、ステップS104で設定していた排他制御を解除する(ステップS105)。
次に、処理データ同期部17bは、信号処理部11bが扱うデータ情報を再度参照し、処理中の通信信号に関するデータを再び検索して、ステップS104で処理データ記憶部10bにコピーしたデータとの差分の有無を判定する(ステップS106)。
次に、ステップS106で判定した結果、差分がある場合、ステップS102へ戻る。一方、差分がない場合、処理データ同期部17bは、運用系サーバ1aの処理データ記憶部10aおよび警報監視部16bに対して、処理中の通信信号に関するデータの同期コピー処理の終了を通知する(ステップS107)。
最後に、警報監視部16bが、切り戻し命令をACT/SBY切り替え部14bへ通知する(ステップS108)。
ステップS4(図4);
その後、予備系サーバ1bのACT/SBY切り替え部14bは、警報監視部16bから切り戻し命令を受信すると、自サーバを運用系から予備系に切り戻す。これにより、運用系/運用系のサーバ構成が運用系/予備系のサーバ構成に戻る。
ここまでの処理で、ロードバランサ3は、エッジルータ5からの信号を運用系サーバ1aにのみ転送することとなる。ただ、ロードバランサ3の本来の機能は、通信信号を処理するサーバ側の処理負荷を分散するために運用系であった2つのサーバへ信号を振り分けることにある。しかし、運用系/予備系のサーバ構成に戻したことにより信号を振り分ける必要がなくなるので、ロードバランサ3をあえて用いなくともよい。そこで、次のステップに進む。
ステップS5(図6);
運用系サーバ1aの警報通知部15aは、収容端末からの通信信号の宛先を、ロードバランサ3のアドレスから、運用系/予備系のサーバ構成時に用いるルータ7に変更するための宛先変更要求をエッジルータ5へ送信する。エッジルータ5は、宛先管理テーブルの高優先度の「値1」に設定されている宛先(ロードバランサ3のIPアドレス)を、元の宛先(ルータ7の仮想IPアドレス)に変更する。
以降、エッジルータ5は、収容端末から信号を受信すると、元の宛先であったルータ7へ転送する。これにより、収容端末からの信号は、全て運用系サーバ1aで処理されることとなる。ロードバランサ3に代えてルータ7を用いることにより、通信信号の転送処理を速くすることができる。
以上より、本実施の形態では、運用系サーバ1aが、自サーバの輻輳の収束に応じて、運用系として利用している予備系サーバ1bを元の予備系へ切り戻す要求を予備系サーバ1bへ送信し、ロードバランサ3が行うエッジルータ5からの新規の通信信号を予備系サーバ1bへ振り分ける処理を停止させ、収容端末70からの通信信号の宛先をロードバランサ3から運用系/予備系のサーバ構成時に用いるルータ7に変更する要求をエッジルータ5へ送信し、予備系サーバ1bが、自サーバで処理中の通信に関するデータを同期コピー処理により運用系サーバ1aへ移すので、サービス提供中の通信に影響を与えることなく、任意のタイミングで、かつ、保守者の作業を要することなく、運用系/運用系のサーバ構成から運用系/予備系のサーバ構成に切り戻すことができる。
なお、本実施の形態では、(1)の切り戻し通知機能、(2)の振り分け遮断機能、および、(4)の宛先変更通知機能を、運用系サーバ1aで実現する場合について説明したが、他の装置で行ってもよい。例えば、運用系サーバ1aと予備系サーバ1bを管理する管理サーバで実現してもよい。当該管理サーバでは、運用系サーバ1aおよび予備系サーバ1bの負荷状況を常時管理し、運用系サーバ1aの輻輳の収束に応じて上記各機能を実行する。
また、(4)の宛先変更通知機能を、予備系サーバ1bで実現してもよい。予備系サーバ1bは、予備系に切り戻す前であれば、運用系サーバ1aから切り戻し要求を受信したタイミングで宛先変更要求をロードバランサ3へ要求することができる。
また、本実施の形態では、(2)の信号振り分け遮断機能を、ロードバランサ3で実現する場合について説明したが、信号の振り分け処理はサーバやルータでも実行できるので、運用系サーバ、エッジルータ又は他の装置で行ってもよい。
また、本実施の形態では、(3)データ同期機能を、予備系サーバ1bで実施する場合について説明したが、他の装置で行ってもよい。例えば、上記管理サーバで実現してもよい。当該管理サーバでは、運用系サーバ1aから予備系サーバ1bへ切り戻し通知が送信されたタイミングで処理中の通信データを予備系サーバ1bから取得して運用系サーバ1aへ送信する。
最後に、本実施の形態で説明した通信サービスシステム100は、コンピュータで実現できる。また、通信サービスシステム100としてコンピュータを機能させるためのプログラム、当該プログラムの記憶媒体を作成することも可能である。
100…通信サービスシステム
1a…運用系サーバ
1b…予備系サーバ
10,10a,10b…処理データ記憶部
11,11a,11b…信号処理部
12,12a,12b…リソース監視部
13,13a,13b…リソース使用量記録部
14,14a,14b…ACT/SBY切り替え部
15,15a,15b…警報通知部
16,16a,16b…警報監視部
17,17a,17b…処理データ同期部
3…ロードバランサ
31…信号振り分け部
5…エッジルータ
51…信号処理部
52…警報監視部
53…宛先管理部
7…ルータ
70…収容端末

Claims (4)

  1. 運用系として利用している予備系サーバを元の予備系に戻す契機を前記予備系サーバへ通知する切り戻し通知部と、
    信号振り分け装置が行う端末収容装置からの通信信号を前記予備系サーバへ振り分ける処理を停止させる振り分け遮断部と、
    前記予備系サーバが処理している処理中の通信に関するデータを運用系サーバへ送信するデータ同期部と、
    前記端末収容装置に対して、収容端末からの通信信号の宛先を、前記予備系サーバが元の予備系である時に用いていた転送装置であって通信信号を前記運用系サーバのみへ転送する前記転送装置のアドレスに変更することを通知する宛先変更通知部と、
    を備えることを特徴とする通信サービスシステム。
  2. 前記宛先変更通知部は、
    前記予備系サーバを運用系として利用する場合、前記端末収容装置に対して、収容端末からの通信信号の宛先を前記信号振り分け装置のアドレスに変更することを通知し、
    前記信号振り分け装置は、
    前記端末収容装置からの通信信号を前記運用系サーバ又は前記予備系サーバへ振り分けることを特徴とする請求項1に記載の通信サービスシステム。
  3. 通信サービスシステムで行う系切り戻し方法において、
    切り戻し通知部が、運用系として利用している予備系サーバを元の予備系に戻す契機を前記予備系サーバへ通知するステップを行い、
    振り分け遮断部が、信号振り分け装置が行う端末収容装置からの通信信号を前記予備系サーバへ振り分ける処理を停止させるステップを行い、
    データ同期部が、前記予備系サーバが処理している処理中の通信に関するデータを運用系サーバへ送信するステップを行
    宛先変更通知部が、前記端末収容装置に対して、収容端末からの通信信号の宛先を、前記予備系サーバが元の予備系である時に用いていた転送装置であって通信信号を前記運用系サーバのみへ転送する前記転送装置のアドレスに変更することを通知するステップを行う、
    ことを特徴とする系切り戻し方法。
  4. 前記宛先変更通知部が、
    前記予備系サーバを運用系として利用する場合、前記端末収容装置に対して、収容端末からの通信信号の宛先を前記信号振り分け装置のアドレスに変更することを通知するステップを行い、
    前記信号振り分け装置が、
    前記端末収容装置からの通信信号を前記運用系サーバ又は前記予備系サーバへ振り分けるステップを行うことを特徴とする請求項3に記載の系切り戻し方法。
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