JP2014230234A - ネットワーク管理装置及びネットワーク管理方法 - Google Patents

ネットワーク管理装置及びネットワーク管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014230234A
JP2014230234A JP2013110718A JP2013110718A JP2014230234A JP 2014230234 A JP2014230234 A JP 2014230234A JP 2013110718 A JP2013110718 A JP 2013110718A JP 2013110718 A JP2013110718 A JP 2013110718A JP 2014230234 A JP2014230234 A JP 2014230234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
processing node
failure
switching
node
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013110718A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6091333B2 (ja
Inventor
敬広 山崎
Takahiro Yamazaki
敬広 山崎
基 田村
Motoi Tamura
基 田村
健生 山▲崎▼
Takeo Yamazaki
健生 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2013110718A priority Critical patent/JP6091333B2/ja
Publication of JP2014230234A publication Critical patent/JP2014230234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6091333B2 publication Critical patent/JP6091333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】サービス品質を劣化させることなく故障切替を行うこと。
【解決手段】ネットワーク管理装置1は、VM3vから処理要求の受付要求数を取得して格納する状態情報格納部10と、VM3vの故障を検知する故障検知部11と、故障VM3vの故障前の受付要求数を抽出する状態情報抽出部12と、故障VM3vの切替時間を取得する切替時間取得部13と、故障VM3vの受付要求数と切替時間とに基づいて、通信装置2からの故障によるVM3vの切り替え後の処理要求の再送数を含む受付要求数を算出する要求数算出部14と、受付要求数の処理要求を処理可能なVM3vを決定する処理ノード決定部15と、通信装置2からの処理要求に基づく処理を実行するVM3vを、決定されたVM3vに切り替える処理ノード切替部16と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、処理要求に基づく処理を実行する処理ノードの故障時において、処理を実行する処理ノードを切り替えるネットワーク管理装置及びネットワーク管理方法に関する。
従来、サーバ仮想化技術や、ネットワークの機能をソフトウェアで制御する技術であるSDN(Software defined network)/OpenFlow技術を用いて、処理要求量の増減に対応して、サービスを提供する仮想マシン(Virtual Machine、VM)の数を増減させ、OpenFlowネットワークにおいて柔軟に負荷の分散・集約や故障切替が行われていた。
例えば、下記特許文献1には、仮想マシンを動作させることが可能な物理サーバを複数備えるとともに、クライアント端末からの処理リクエストを物理サーバに振り分ける負荷分散装置を備える負荷分散システムが開示されている。
特開2013−3982号公報
ここで、例えば、上記負荷分散システムにおいて仮想マシンが故障すると、故障による通信断の影響を受けてクライアントが信号の再送を行うことがある。この状態で故障切替を行うと、再送された大量の信号全てが切替先の仮想マシンに流入し、過負荷状態となりサービス品質が劣化するおそれがある。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、サービス品質を劣化させることなく故障切替を行うことができるネットワーク管理装置及びネットワーク管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のネットワーク管理装置は、通信装置からの処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを複数管理すると共に、処理を実行する処理ノードを、管理している処理ノード間で切り替えるネットワーク管理装置であって、処理ノードから、処理要求の受付要求数を含む当該処理ノードの状態情報を取得して格納する状態情報格納手段と、処理ノードの故障を検知する故障検知手段と、故障検知手段によって処理ノードの故障が検知された場合に、状態情報格納手段によって格納された当該故障が検知された故障処理ノードの故障前の状態情報を抽出する状態情報抽出手段と、予め記憶した処理ノードごとの故障による処理ノードの切り替えにかかる切替時間に基づいて、故障処理ノードの切替時間を取得する切替時間取得手段と、状態情報抽出手段によって抽出された故障処理ノードの状態情報に含まれる受付要求数と、切替時間取得手段によって取得された故障処理ノードの切替時間とに基づいて、故障処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの故障による処理ノードの切り替え後の処理要求の再送数を含む受付要求数を算出する要求数算出手段と、管理している複数の処理ノードのうち、要求数算出手段によって算出された受付要求数の処理要求を処理可能な処理ノードを、予め記憶した処理ノードごとの処理能力を示す処理能力情報に基づいて決定する処理ノード決定手段と、故障処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの当該処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、故障処理ノードから処理ノード決定手段によって決定された1つ以上の処理ノードに切り替える処理ノード切替手段と、を備える。
このようなネットワーク管理装置によれば、故障処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの当該処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、故障処理ノードから、当該通信装置からの故障による処理ノードの切り替え後の処理要求の再送数を含む受付要求数を処理可能な処理ノードに切り替えることができる。それにより、切り替えられた処理ノードは、切り替え後に送信される当該通信装置からの処理要求を確実に処理することができ、過負荷状態とならず、サービス品質を劣化させることなく故障切替を行うことができる。
また、本発明のネットワーク管理装置において、処理ノードは仮想マシンであり、処理ノード決定手段は、さらに、決定した処理ノードが未起動の場合は当該処理ノードを起動することが好ましい。一般的に、あらかじめ多数の仮想マシンを配備してしまうと、平常の処理負荷時には仮想マシンの数が過剰となり設備利用効率が悪化してしまう。かかる構成を採れば、故障切替時に仮想マシンである処理ノードが必要になった際に当該仮想マシンを起動することができるため、例えば、平常の処理負荷時には仮想マシンを停止しておき、故障切替時など仮想マシンが必要になった際に起動することができ、設備利用を効率化することができる。
また、本発明のネットワーク管理装置において、管理している複数の処理ノードのうち、一の処理ノードである減設候補処理ノードが実行している処理を実行する処理ノードを、減設候補処理ノードから他の処理ノードである集約処理ノードに切り替えることとした場合に、集約処理ノードが受け付ける全ての処理要求に基づく処理を処理可能であるか否かを、状態情報格納手段によって格納された減設候補処理ノード及び集約処理ノードの状態情報に含まれる受付要求数と、集約処理ノードの処理能力を示す処理能力情報とに基づいて判定する集約判定手段をさらに備え、処理ノード切替手段は、さらに、集約判定手段によって処理可能であると判定された場合に、減設候補処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの当該処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、減設候補処理ノードから集約処理ノードに切り替えることが好ましい。かかる構成を採れば、減設候補処理ノードに対する処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、減設候補処理ノードから集約処理ノードに切り替えて、処理の実行を集約することで、減設候補処理ノードにおける処理が無くなるため、例えば、減設候補処理ノードを他の処理の実行に利用できるなど、設備利用を効率化することができる。
また、本発明のネットワーク管理装置において、処理ノードは仮想マシンであり、処理ノード決定手段は、さらに、決定した処理ノードが未起動の場合は当該処理ノードを起動し、処理ノード切替手段は、さらに、減設候補処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの当該処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、減設候補処理ノードから集約処理ノードに切り替えた後に、減設候補処理ノードを停止することが好ましい。かかる構成を採れば、故障切替時に仮想マシンである処理ノードが必要になった際に当該仮想マシンを起動し、仮想マシンである減設候補処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの当該処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、減設候補処理ノードから集約処理ノードに切り替えた後に、減設候補処理ノードを停止することができる。これにより、例えば、平常の処理負荷時には仮想マシンを停止しておき、故障切替時など仮想マシンが必要になった際に起動し、故障切替後に平常の処理負荷時に戻った時などの仮想マシンが不要になった際に停止することができ、設備利用を効率化することができる。
また、本発明のネットワーク管理装置において、切替時間取得手段は、予め記憶した処理ノードごとの切替時間と、状態情報抽出手段によって抽出された故障処理ノードの状態情報に含まれる受付要求数とに基づいて、故障処理ノードの切替時間を算出して取得することが好ましい。一般的に、受付要求数が多い処理ノードの切り替えは時間がかかる。かかる構成を採れば、例えば、受付要求数の多少に応じて切替時間を増減することができるため、故障処理ノードのより正確な切替時間を取得することができる。
ところで、本発明は、上記のように装置の発明として記述できる他に、以下のようにそれぞれ方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
即ち、本発明に係るネットワーク管理方法は、通信装置からの処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを複数管理すると共に、処理を実行する処理ノードを、管理している処理ノード間で切り替えるネットワーク管理装置により実行されるネットワーク管理方法であって、処理ノードから、処理要求の受付要求数を含む当該処理ノードの状態情報を取得して格納する状態情報格納ステップと、処理ノードの故障を検知する故障検知ステップと、故障検知ステップにおいて処理ノードの故障が検知された場合に、状態情報格納ステップにおいて格納された当該故障が検知された故障処理ノードの故障前の状態情報を抽出する状態情報抽出ステップと、予め記憶した処理ノードごとの故障による処理ノードの切り替えにかかる切替時間に基づいて、故障処理ノードの切替時間を取得する切替時間取得ステップと、状態情報抽出ステップにおいて抽出された故障処理ノードの状態情報に含まれる受付要求数と、切替時間取得ステップにおいて取得された故障処理ノードの切替時間とに基づいて、故障処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの故障による処理ノードの切り替え後の処理要求の再送数を含む受付要求数を算出する要求数算出ステップと、管理している複数の処理ノードのうち、要求数算出ステップにおいて算出された受付要求数の処理要求を処理可能な処理ノードを、予め記憶した処理ノードごとの処理能力を示す処理能力情報に基づいて決定する処理ノード決定ステップと、故障処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの当該処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、故障処理ノードから処理ノード決定ステップにおいて決定された1つ以上の処理ノードに切り替える処理ノード切替ステップと、を含む。
本発明によれば、サービス品質を劣化させることなく故障切替を行うことができる。
本発明の実施形態に係る通信システムの全体構成図である。 本発明の第1実施形態に係るネットワーク管理装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るネットワーク管理装置のハードウェア構成を示す図である。 状態情報のテーブル例を示す図である。 切替時間のテーブル例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るネットワーク管理装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る通信システムの初期状態における状態図である。 本発明の実施形態に係る通信システムの故障時における状態図である。 本発明の実施形態に係る通信システムの切り替え時における状態図である。 本発明の実施形態に係る通信システムの減設時における状態図である。 本発明の第1実施形態に係るネットワーク管理装置で実行される処理(ネットワーク管理方法)を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るネットワーク管理装置で実行される減設時の処理(ネットワーク管理方法)を示すフローチャートである。
以下、図面とともに本発明によるネットワーク管理装置及びネットワーク管理方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るネットワーク管理装置1を含む通信システム5の全体構成図である。通信システム5は、ネットワーク管理装置1、通信装置2、サーバ装置群3、及びネットワーク4を含んで構成される。通信システム5は、移動体通信システムであってもよいし、一般的な、通信装置が互いに通信を行う通信システムであってもよい。通信装置2とサーバ装置群3とは、ネットワーク4を介して互いに接続されている。また、ネットワーク管理装置1は、サーバ装置群3及びネットワーク4とネットワークを介して互いに接続されている。そして、ネットワーク管理装置1は、サーバ装置群3及びネットワーク4に対して各種指示情報を送信すると共に、サーバ装置群3及びネットワーク4から情報を受信することで、サーバ装置群3及びネットワーク4を管理(制御)する。
ネットワーク管理装置1は、通信装置2からの処理要求に基づく処理を実行する仮想マシン(VM、処理ノード)を複数管理すると共に、処理を実行するVMを、管理しているVM間で切り替える。なお、本実施形態ではネットワーク管理装置1の管理対象をVMとして説明するが、物理的なサーバ装置であってもよい。すなわち、ネットワーク管理装置1は、通信装置2からの処理要求に基づく処理を実行するサーバ装置(処理ノード)を複数管理すると共に、処理を実行するサーバ装置を、管理しているサーバ装置間で切り替えてもよい。以降の説明においても、仮想マシンをサーバ装置に置き換えてもよい。
ネットワーク管理装置1はサーバ装置群3及びネットワーク4の管理を行っており、定期的にサーバ装置群3の状態及びネットワーク4の状態を取得している。サーバ装置群3の状態として、具体的に、サーバ装置群3に含まれるサーバ装置の状態(受付要求数、負荷率等)やサーバ装置群3に含まれるサーバ装置で提供されているVMの状態(受付要求数、負荷率等)が挙げられる。ネットワーク管理装置1は、取得した情報を用いて、必要に応じてサーバ装置群3内のVMの増減設、ネットワーク4の経路設定を行い、通信装置2からの処理要求をVMへ振り分ける(処理要求に基づく処理を実行するVMを切り替える)。
ネットワーク管理装置1は、具体的には、OpenFlowネットワークにおける経路制御を行うOpenFlowコントローラの機能、及びサーバ仮想化機能を備えるコンピュータ装置等である。ネットワーク管理装置1の機能の詳細については後述する。
通信装置2は、クライアント端末又は対向装置である。対向装置とは、ネットワーク4を介して接続されているサーバ装置などのコンピュータ装置である。通信装置2は、特定のサービスを受けるため、処理要求(処理要求信号)をサーバ装置群3又はネットワーク4に対して送信し、サーバ装置群3で実行された処理要求に基づく処理の結果(処理結果信号)を受信する。通信装置2には再送タイマが設定されており、通信装置2から送信された処理要求が送信先のサーバ装置等の故障により正常に処理できずにサーバ応答がない場合、当該再送タイマに基づいて、一定間隔ごとに再度処理要求を行うための処理要求を送信する。通信装置2は、具体的にはスマートフォンやサーバ装置等である。
ここでサービスの具体例として、例えば通信システム5が移動体通信システムの場合、通話、メール及び動画などが挙げられる。通話サービス又はメールサービスとは、通信装置2が他の通信装置2と通話又はメールを行う場合に利用するサービスであり、サーバ装置群3では通信装置2同士の接続処理などを実行する。動画サービスとは、通信装置2において動画を再生する場合に利用するサービスであり、サーバ装置群3では通信装置2と動画配信サーバとの接続処理などを実行する。
サーバ装置群3は、複数の物理的なサーバ装置から構成される。サーバ装置群3に含まれる各サーバ装置(図1中のサーバ装置3−1、3−2、3−3、…、3−n)は、当該サーバ装置上でサービスを提供するVM(図1中のVM1、2、3、…、n)を動作させる。そして、通信装置2からの処理要求に基づく処理が、VMによって提供されるサービス処理プログラム等により実行され、当該実行に基づいて通信装置2はサービスを受けることができる。このとき、通信装置2からの各処理要求をサーバ装置群3におけるどのVMで処理を行うかは、ネットワーク管理装置1により決定される。なお、図1では一つのサーバ装置に一つのVMが提供されているが、一つのサーバ装置に複数のVMが提供されてもよいし、複数のサーバ装置で一つのVMが提供されてもよい。以降の説明では、サーバ装置群3に含まれるサーバ装置をサーバ装置3pと呼んだり、サーバ装置群3に含まれるサーバ装置3p上で提供されているVMをVM3vと呼んだりする。
ネットワーク4は、具体的にはOpenFlowネットワークであり、データ転送機能を備えるOpenFlowスイッチを含む。OpenFlowスイッチは、ネットワーク管理装置1により設定されたフローテーブルに基づき、通信装置2からの処理要求をネットワーク管理装置1により指定されたサーバ装置3p又はVM3vに転送する経路制御を行う。フローテーブルには、例えば、通信元の通信装置2の識別情報や、処理要求の種別(サービス種別)に対応した通信先のサーバ装置3p又はVM3vの識別情報が設定されている。ネットワーク管理装置1は、フローテーブルの内容を変更することで、通信装置2からの処理要求の送信先を変更(切り替える)ことができる。
[第1実施形態]
続いて、第1実施形態に係るネットワーク管理装置1について説明する。図2は、ネットワーク管理装置1の機能ブロック図である。図2に示す通り、ネットワーク管理装置1は、状態情報格納部10(状態情報格納手段)、故障検知部11(故障検知手段)、状態情報抽出部12(状態情報抽出手段)、切替時間取得部13(切替時間取得手段)、要求数算出部14(要求数算出手段)、処理ノード決定部15(処理ノード決定手段)、及び処理ノード切替部16(処理ノード切替手段)を含んで構成される。
ネットワーク管理装置1は、CPU等のハードウェアから構成されているものである。図3は、ネットワーク管理装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示されるネットワーク管理装置1は、物理的には、図3に示すように、CPU100、主記憶装置であるRAM101及びROM102、ディスプレイ等の入出力装置103、通信モジュール104、及び補助記憶装置105などを含むコンピュータシステムとして構成されている。
図2に示すネットワーク管理装置1の各機能ブロックの機能は、図3に示すCPU100、RAM101等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU100の制御のもとで入出力装置103、通信モジュール104、及び補助記憶装置105を動作させるとともに、RAM101におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
以下、図2に示すネットワーク管理装置1の各機能ブロックについて説明する。
状態情報格納部10は、VM3vから、処理要求の受付要求数を含む当該VM3vの状態情報を取得して格納する。より具体的には、状態情報格納部10は、サーバ装置群3に含まれる各VM3vから、定期的に、ネットワークを介して受付要求数及び負荷率をVM3vの状態情報として受信(取得)し、ネットワーク管理装置1内のデータベース等に格納する。ここで、処理要求の受付要求数とは、VM3vが通信装置2から現在(状態情報取得時)受け付けている処理要求の数であり、例えば「毎秒100個」等の情報である。また、負荷率とは、VM3vの仮想マシンとしての現在(状態情報取得時)の負荷率であり、例えば、VM3vのCPU使用率「CPU30%」や、メモリ使用量「20%」等の情報である。なお、状態情報格納部10が行っている状態情報の取得、及び状態情報の格納は、それぞれ独立した機能ブロックが行ってもよい。
図4は、状態情報格納部10によって格納される状態情報のテーブル例を示す図である。図4に示すテーブル例のように、状態情報は、VMの識別情報(「VM」)、VMが提供されているサーバ装置の識別情報(「搭載物理サーバ」)、状態情報取得時の受付要求数(「受付要求数」)、状態情報取得時の負荷率(「負荷率」)、及び最新の状態情報取得時の日時情報(「前回取得時間」)が関連付いている。状態情報格納部10は、図4に示すテーブル例のように、VM3vごとに最新の状態情報のみ格納してもよいし、過去の履歴を格納してもよい。
故障検知部11は、VM3vの故障を検知する。故障検知部11が検知する故障とは、具体的には、VM3vが正常に機能しない等のVM3vの故障や、VM3vが提供されているサーバ装置3pの物理的な故障などである。以下、故障検知部11がVM3vの故障を検知する故障検知方法を2つ説明する。
故障検知部11による1つ目の故障検知方法について説明する。故障検知部11は、状態情報格納部10によって格納された図4に示す状態情報のうち「前回取得時間」を取得し、取得した「前回取得時間」が示す日時から所定の一定時間経過している場合、すなわち、前回の状態情報取得から一定時間、状態情報が取得できていない場合、当該状態情報が示すVM3v又はサーバ装置3pの故障により定期的な状態情報の取得が失敗していると判断し、故障を検知する。
故障検知部11による2つ目の故障検知方法について説明する。サーバ装置3pは、当該サーバ装置3p上でのVM3vの死活を監視しており、VM3vの故障を検知すると、ネットワーク管理装置1にアラートを送信する。故障検知部11は、当該アラートを受信することで、アラートに含まれるVM3vの識別情報などに基づいて、VM3vの故障を検知する。
故障検知部11は、故障を検知したVM3v(以降、「故障VM3v」(故障処理ノード)と呼ぶ)の識別情報を、状態情報抽出部12、切替時間取得部13、要求数算出部14、処理ノード決定部15、及び処理ノード切替部16に出力する。なお、後述の第2実施形態においては、故障検知部11は、集約判定部17にも故障VM3vの識別情報を出力する。
状態情報抽出部12は、故障検知部11によってVM3vの故障が検知された場合に、状態情報格納部10によって格納された当該故障が検知された故障VM3vの故障前の状態情報を抽出する。具体的に、状態情報抽出部12は、故障検知部11から故障VM3vの識別情報が入力されると、状態情報格納部10によって格納された状態情報のうち、当該識別情報に対応した故障直前の状態情報を抽出する。状態情報抽出部12は、抽出した状態情報を、切替時間取得部13及び要求数算出部14に出力する。
切替時間取得部13は、予め記憶したVM3vごとの故障によるVM3vの切り替えにかかる切替時間に基づいて、故障VM3vの切替時間を取得する。図5は、予めネットワーク管理装置1において記憶された、切替時間のテーブル例を示す図である。図5(a)に示すテーブル例では、処理要求に基づく処理によって提供されるサービスのサービス名(「サービス」)、サービス名に対応するVM3vの識別情報(「対応VM」)、及び切替時間(「切替時間」)が関連付いている。このように、図5(a)に示すテーブル例では、サービスごとに切替時間が設定されている。例えば、図5(a)に示すテーブル例において、「VM1」の切替時間は「10秒」である。切替時間取得部13は、故障検知部11から入力された故障VM3vの識別情報に対応する切替時間を取得する。そして、切替時間取得部13は、取得した切替時間を要求数算出部14に出力する。
切替時間取得部13は、予め記憶したVM3vごとの切替時間と、状態情報抽出部12によって抽出された故障VM3vの状態情報に含まれる受付要求数とに基づいて、故障VM3vの切替時間を算出して取得してもよい。具体的に、切替時間取得部13は、状態情報抽出部12によって抽出された故障VM3vの状態情報として、状態情報抽出部12より入力された状態情報を利用する。
図5(b)に示すテーブル例では、図5(a)に示すテーブル例に含まれる項目に加え、サービスごとに定められた、切替時間の算出時に用いる切替定数(「切替定数」)が関連付いている。以下、切替時間取得部13が、図4及び図5(b)に示すテーブル例に基づいて切替時間を算出する例について説明する。切替時間取得部13は、例えば、故障VM3vの切替時間を以下の式に基づいて算出する。
切替時間=サービスごとに定められた切替時間+(受付要求数×切替定数)
上記の計算式では、サービスの切り替えの際にサーバ状態の引き継ぎが必要であり、サーバで持つ状態の数が多いほどその引き継ぎに時間がかかるという想定をしている。加えて、サーバで持つ状態の数は提供するサービスにより異なり、また、処理要求数に比例して状態の数も増加するという想定をしている。例えば、故障VM3vが「VM1」の場合、サービスごとに定められた切替時間は図5(b)より「10秒」、受付要求数は図4より「毎秒100個」、切替定数は図5(b)より「0.05」であるため、切替時間取得部13は、切替時間を、10+(100×0.05)=15(秒)として算出する。このように、切替時間取得部13は、受付要求数に応じた切替時間増減を考慮して算出することができる。
要求数算出部14は、状態情報抽出部12によって抽出された故障VM3vの状態情報に含まれる受付要求数と、切替時間取得部13によって取得された故障VM3vの切替時間とに基づいて、故障VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの故障によるVM3vの切り替え後の処理要求の再送数を含む受付要求数を算出する。具体的に、要求数算出部14は、受付要求数として、状態情報抽出部12により入力された状態情報に含まれる受付要求数を利用し、切替時間として、切替時間取得部13により入力された切替時間を利用する。要求数算出部14は、算出した受付要求数を処理ノード決定部15に出力する。
要求数算出部14が、図4及び図5(a)に示すテーブル例に基づいて受付要求数を算出する例について説明する。例えば、故障VM3vが「VM1」の場合、受付要求数は図4より「毎秒100個」、切替時間は図5(a)より「10秒」である。ここで、通信装置2から故障VM3vへの処理要求の再送は1秒おきに行われるとする。要求数算出部14は、故障検知部11により故障を検知してから故障切替までのタイミング(10+1秒後)では、切り替え先のVM3vで受け付けられる受付要求数を100×(10+1)=1100(個)と算出する。
処理ノード決定部15は、管理している複数のVM3vのうち、要求数算出部14によって算出された受付要求数の処理要求を処理可能なVM3vを、予め記憶したVM3vごとの処理能力を示す処理能力情報に基づいて決定する。例えば、ネットワーク管理装置1は、処理能力情報として、「VM2」及び「VM3」はそれぞれ毎秒600個の受付要求数を処理可能である、といった情報をVM3vごとに記憶しておく。処理ノード決定部15は、決定したVM3vの識別情報を処理ノード切替部16に出力する。
処理ノード決定部15は、複数の処理可能なVM3vを決定してもよい。例えば、要求数算出部14により入力された故障VM3vに関する受付要求数が「1100(個)」であり、処理能力情報として「VM2」及び「VM3」はそれぞれ毎秒600個の受付要求数を処理可能である情報が記憶されていた場合、処理ノード決定部15は、例えば「VM2」で600個を処理し、「VM3」で残りの500個を処理することが可能と判定し、処理可能なVM3vとして「VM2」及び「VM3」を決定してもよい。
処理ノード決定部15は、さらに、決定したVM3vが未起動の場合は当該VM3vを起動してもよい。具体的には、処理ノード決定部15は、決定したVM3vが未起動の場合は、決定したVM3vに対して起動信号を送信することで起動する。なお、当該起動を行う機能ブロックが、処理ノード決定部15とは独立したものであってもよい。
処理ノード切替部16は、故障VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの当該処理要求に基づく処理を実行するVM3vを、故障VM3vから処理ノード決定部15によって決定された1つ以上のVM3vに切り替える。具体的に、処理ノード切替部16は、故障検知部11により入力された故障VM3vの識別情報、及び処理ノード決定部15により入力されたVM3vの識別情報を用いて、ネットワーク4に対して、現在のところ故障VM3v宛に送信されるように設定されている処理要求を、処理ノード決定部15により決定されたVM3v宛に送信されるように設定する旨の指示情報(経路変更指示情報)を送信することで、VM3vの切り替えを実現する。
[第2実施形態]
続いて、第2実施形態に係るネットワーク管理装置1aについて説明する。なお、ネットワーク管理装置1aは第1実施形態に係るネットワーク管理装置1の変形例であり、ネットワーク管理装置1aはネットワーク管理装置1が備える機能を全て備える。以下のネットワーク管理装置1aの説明では、ネットワーク管理装置1との差分のみ説明する。
図6は、ネットワーク管理装置1aの機能ブロック図である。図6に示す通り、ネットワーク管理装置1aは、ネットワーク管理装置1が備える機能ブロック以外に、集約判定部17(集約判定手段)をさらに含んで構成される。
集約判定部17は、管理している複数のVM3vのうち、一のVM3vである減設候補VM3v(減設候補処理ノード)が実行している処理を実行するVM3vを、減設候補VM3vから他のVM3vである集約VM3v(集約処理ノード)に切り替えることとした場合に、集約VM3vが受け付ける全ての処理要求に基づく処理を処理可能であるか否かを、状態情報格納部10によって格納された減設候補VM3v及び集約VM3vの状態情報に含まれる受付要求数と、集約VM3vの処理能力を示す処理能力情報とに基づいて判定する。集約判定部17は、判定結果を処理ノード切替部16に出力する。なお、当該判定は、任意のタイミング行ってもよいし、状態情報格納部10によって取得された状態情報に基づいて受付要求数や負荷率が所定の閾値を下回るなど、受付要求数や負荷率の低下が集約判定部17によって判定された際に行ってもよい。また、判定結果には、処理可能であるか否かの情報以外に、減設候補VM3vの識別情報及び集約VM3vの識別情報が含まれる。
例えば、状態情報格納部10によって格納された「VM2」及び「VM3」のそれぞれの受付要求数が「毎秒200個」であり、「VM2」の処理能力が「毎秒600個」である場合、集約判定部17は、減設候補VM3vである「VM3」が実行している処理を実行するVM3vを、「VM3」から集約VM3vである「VM2」に切り替えることとした場合に、「VM2」が受け付ける全ての処理要求に基づく処理を処理可能であると判定する。
処理ノード切替部16は、第1実施形態において説明した機能に加え、以下の機能を備える。すなわち、処理ノード切替部16は、集約判定部17によって処理可能であると判定された場合に、減設候補VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの当該処理要求に基づく処理を実行するVM3vを、減設候補VM3vから集約VM3vに切り替える。上述の例を用いて具体的に説明すると、処理ノード切替部16は、集約判定部17より上記判定結果が入力されると、ネットワーク4に対して、判定結果に含まれる減設候補VM3vの識別情報が示す「VM3」宛に送信されるように設定されている処理要求を、判定結果に含まれる集約VM3vの識別情報が示す「VM2」宛に送信されるように設定する旨の指示情報(経路変更指示情報)を送信することで、「VM3」から「VM2」への切り替えを実現する。
処理ノード切替部16は、さらに、減設候補VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの当該処理要求に基づく処理を実行するVM3vを、減設候補VM3vから集約VM3vに切り替えた後に、減設候補VM3vを停止してもよい。上述の例を用いて具体的に説明すると、処理ノード切替部16は、「VM3」から「VM2」への切り替え後に、判定結果に含まれる減設候補VM3vの識別情報が示す「VM3」に対して停止信号を送信することで停止する。なお、当該停止を行う機能ブロックが、処理ノード切替部16とは独立したものであってもよい。
[故障切替時の通信システムの状態変化]
続いて、図7〜10を用いて、ネットワーク管理装置1aを含む通信システム5における故障切替時における状態変化について説明する。なお、図7〜10に含まれるネットワーク管理装置1aは、ネットワーク管理装置1であってもよい。
図7は、初期状態を示す図である。図7に示す状態では、「サーバ装置3−1」においてのみ仮想マシンである「VM1」が提供されており、通信装置2からの処理要求は「VM1」に振り分けられ、「VM1」にて当該処理要求に基づく処理が実行されている。
図8は、図7の状態において、「VM1」が故障した際の状態を示す図である。図8に示す状態では、「サーバ装置3−1」の故障が発生し、「VM1」で提供していたサービスが中断している。故障が発生すると、通信装置2と「VM1」との通信は途切れるが、通信装置2で設定されていた再送タイマにより、処理要求に対するサーバ応答がなくても一定間隔ごとに再度処理要求を行うため、大量の処理要求信号が発生する。この状態で再度「VM1」に割り当てられていた処理要求を救済するために、故障切替を行うと、大量の処理要求信号全てが切り替え先のVM3vに集中してしまうため、切り替え先のVMが過負荷状態となり全ての要求を処理することができず、サービス品質が劣化してしまう。
ネットワーク管理装置1aは、この課題の解決のため、処理要求信号の再送分も見越した数のVM3vの配備を行う。その手順を以下に示す。
(1)ネットワーク管理装置1aの故障検知部11が、状態情報格納部10による定期的なVM3v状態取得等に基づき、故障を検知する。
(2)ネットワーク管理装置1aの状態情報抽出部12が、状態情報格納部10より前回取得時のVM3v状態からVM3vが受け付けていた要求数(受付要求数)の確認を行う。
(3)ネットワーク管理装置1aの切替時間取得部13が、故障切替にかかる時間を取得する。これは例えば、立ち上げるVM3vとアプリケーションに依存する。
図9は、図8の状態において検知した故障に対応するために、VM3vの切り替えを行った際の状態を示す図である。図9に示す状態で、上記(3)の手順に引き続き、以下の手順が行われた後の状態である。
(4)ネットワーク管理装置1aの要求数算出部14は、(2)で得られたVM3vの受付要求数と、(3)で得られた故障切替時間より、故障切替後にVM3vに送られるであろう再送数を計算する。この再送数を元に、全再送信号を処理できるだけのVM3v数を算出する。例えば、VM3vの受付要求数が毎秒100個、故障切替時間が10秒、1秒おきに信号の再送が行われるとすると、故障切替が行われたタイミングで切替先のVM3vに合計1100個の要求信号が送られることになる。このとき、VM3vで安定して処理可能な受付要求数が毎秒600個であれば、要求信号を処理するために2台のVM3vが必要ということになる。
(5)ネットワーク管理装置1aの処理ノード決定部15は、(4)で算出したVM3vの台数分のVM3vの増設指示を行う。VM3vの配備先としては、例えば現状の負荷率が小さくリソースが確保できるようなサーバ装置3pを選択する。
(6)ネットワーク管理装置1aの処理ノード切替部16は、(5)で指示したVM3vの増設位置に要求信号が送られるように、ネットワーク4の経路変更の指示を行う。
なお、図9に示す状態においては、「VM2」及び「VM3」が増設され、通信装置2からの処理要求に基づく処理を行うVM3vが、「VM1」から「VM2」及び「VM3」に切り替えられている。以上の処理により、再送分を見越したVM3vの増設・トラヒック振り分けを行うことができ、サービス品質を劣化させることなく故障切替を行うことができる。
図10は、図9の状態の後に、平常負荷に戻り、VM3vの減設を行った際の状態を示す図である。図9の状態は、上記(6)の手順に引き続き、以下の手順が行われた後の状態である。
(7)ネットワーク管理装置1aの集約判定部17は、状態情報格納部10による定期的なVM3v状態の収集に基づき、増設したVM3vの受付要求数・負荷率の低下を確認する。
(8)ネットワーク管理装置1aの集約判定部17は、(7)で得られた受付要求数から必要なVM3v数を再計算する。例えば、2台のVM3vの受付要求数がそれぞれ毎秒200個、各VM3vで安定して処理可能な受付要求数が毎秒600個であれば、1台のVM3vで全ての要求を処理することができる。VM3vを減設可能と判断したら、減設を行うVM3vを選択する。例えば、現状の負荷率が小さいVM3vを減設対象として選択する。
(9)ネットワーク管理装置1aの処理ノード切替部16は、(8)にて減設を行うVM3vに収容している通信装置2からの要求信号を他のVM3vに向かうように経路変更の指示を行う。この際、減設対象のVM3vとの通信が終了したものから他のVM3vに向かうように経路変更を行うことで通信断を発生させずに経路変更を行える。
(10)ネットワーク管理装置1aの処理ノード切替部16は、状態情報格納部10による定期的なVM3v状態の収集に基づき、減設対象のVM3vへの接続要求がなくなったことを確認したら、VM3vを削除(停止)する。
なお、図10に示す状態においては、「VM3」が減設対象として選択され、「VM3」に対して処理要求を行っている通信装置2からの当該処理要求に基づく処理を行うVM3vが、「VM3」から「VM2」に切り替えられている(集約されている)。
以上の処理により、再送信号の処理のためにVM3vを増設したとしても、要求数の低下に応じてVM3vを削除することができ、サービス品質と設備利用効率の双方を保つことができる。
[第1実施形態のネットワーク管理方法の処理]
続いて、図11に示すフローチャート図を用いて、第1実施形態に係るネットワーク管理装置1におけるネットワーク管理方法の処理について説明する。なお、以下で説明する処理は、第2実施形態に係る携帯端末1aにおいても行われる。
まず、故障検知部11により、VM3vの故障が検知される(ステップS1、故障検知ステップ)。次に、状態情報抽出部12により、S1においてVM3vの故障が検知された場合に、状態情報格納部10によって格納された当該故障が検知された故障VM3vの故障前の状態情報が抽出される(ステップS2、状態情報抽出ステップ)。次に、切替時間取得部13により、予め記憶したVM3vごとの故障によるVM3vの切り替えにかかる切替時間に基づいて、故障VM3vの切替時間が取得される(ステップS3、切替時間取得ステップ)。
次に、要求数算出部14により、S2において抽出された故障VM3vの状態情報に含まれる受付要求数と、S3において取得された故障VM3vの切替時間とに基づいて、故障VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの故障によるVM3vの切り替え後の処理要求の再送数を含む受付要求数が算出される(ステップS4、要求数算出ステップ)。次に、処理ノード決定部15により、管理している複数のVM3vのうち、S4において算出された受付要求数の処理要求を処理可能なVM3vが、予め記憶したVM3vごとの処理能力を示す処理能力情報に基づいて決定される(ステップS5、処理ノード決定ステップ)。次に、処理ノード切替部16により、故障VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの当該処理要求に基づく処理を実行するVM3vを、故障VM3vからS5において決定された1つ以上のVM3vに切り替える(ステップS6、処理ノード切替ステップ)。
[第2実施形態のネットワーク管理方法の減設時の処理]
続いて、図12に示すフローチャート図を用いて、第2実施形態に係るネットワーク管理装置1aにおけるネットワーク管理方法の減設時の処理について説明する。
まず、集約判定部17により、管理している複数のVM3vのうち、減設候補VM3vと集約VM3vの組が選択される(ステップS10)。次に、集約判定部17により、減設候補VM3vが実行している処理を実行するVM3vを、減設候補VM3vから集約VM3vに切り替えることとした場合に、集約VM3vが受け付ける全ての処理要求に基づく処理を処理可能であるか否かが、状態情報格納部10によって格納された減設候補VM3v及び集約VM3vの状態情報に含まれる受付要求数と、集約VM3vの処理能力を示す処理能力情報とに基づいて判定される(ステップS11)。
S11にて処理可能であると判定された場合、処理ノード切替部16により、減設候補VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの当該処理要求に基づく処理を実行するVM3vが、減設候補VM3vから集約VM3vに切り替えられる(ステップS12)。S11にて処理可能でないと判定された場合、S10に戻り、別の組が選択される。なお、全ての組が選択されても処理可能でないと判定された場合は処理を終了する。
次に、本実施形態のように構成されたネットワーク管理装置1の作用効果について説明する。
本実施形態のネットワーク管理装置1によれば故障VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの当該処理要求に基づく処理を実行するVM3vを、故障VM3vから、当該通信装置2からの故障によるVM3vの切り替え後の処理要求の再送数を含む受付要求数を処理可能なVM3vに切り替えることができる。それにより、切り替えられたVM3vは、切り替え後に送信される当該通信装置2からの処理要求を確実に処理することができ、過負荷状態とならず、サービス品質を劣化させることなく故障切替を行うことができる。
また、本実施形態のネットワーク管理装置1において、VM3vは仮想マシンであり、処理ノード決定部15は、さらに、決定したVM3vが未起動の場合は当該VM3vを起動することが好ましい。一般的に、あらかじめ多数のVM3vを配備してしまうと、平常の処理負荷時にはVM3vの数が過剰となり設備利用効率が悪化してしまう。かかる構成を採れば、故障切替時に仮想マシンであるVM3vが必要になった際に当該VM3vを起動することができるため、例えば、平常の処理負荷時にはVM3vを停止しておき、故障切替時などVM3vが必要になった際に起動することができ、設備利用を効率化することができる。
また、本実施形態のネットワーク管理装置1において、管理している複数のVM3vのうち、一のVM3vである減設候補VM3vが実行している処理を実行するVM3vを、減設候補VM3vから他のVM3vである集約VM3vに切り替えることとした場合に、集約VM3vが受け付ける全ての処理要求に基づく処理を処理可能であるか否かを、状態情報格納部10によって格納された減設候補VM3v及び集約VM3vの状態情報に含まれる受付要求数と、集約VM3vの処理能力を示す処理能力情報とに基づいて判定する集約判定部17をさらに備え、処理ノード切替部16は、さらに、集約判定部17によって処理可能であると判定された場合に、減設候補VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの当該処理要求に基づく処理を実行するVM3vを、減設候補VM3vから集約VM3vに切り替えることが好ましい。かかる構成を採れば、減設候補VM3vに対する処理要求に基づく処理を実行するVM3vを、減設候補VM3vから集約VM3vに切り替えて、処理の実行を集約することで、減設候補VM3vにおける処理が無くなるため、例えば、減設候補VM3vを他の処理の実行に利用できるなど、設備利用を効率化することができる。
また、本実施形態のネットワーク管理装置1において、処理ノード切替部16は、さらに、減設候補VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの当該処理要求に基づく処理を実行するVM3vを、減設候補VM3vから集約VM3vに切り替えた後に、減設候補VM3vを停止することが好ましい。かかる構成を採れば、故障切替時に仮想マシンであるVM3vが必要になった際に当該VM3vを起動し、仮想マシンである減設候補VM3vに対して処理要求を行っている通信装置2からの当該処理要求に基づく処理を実行するVM3vを、減設候補VM3vから集約VM3vに切り替えた後に、減設候補VM3vを停止することができる。これにより、例えば、平常の処理負荷時にはVM3vを停止しておき、故障切替時などVM3vが必要になった際に起動し、故障切替後に平常の処理負荷時に戻った時などのVM3vが不要になった際に停止することができ、設備利用を効率化することができる。
また、本実施形態のネットワーク管理装置1において、切替時間取得部13は、予め記憶したVM3vごとの切替時間と、状態情報格納部10によって抽出された故障VM3vの状態情報に含まれる受付要求数とに基づいて、故障VM3vの切替時間を算出して取得することが好ましい。一般的に、受付要求数が多いVM3vの切り替えは時間がかかる。かかる構成を採れば、例えば、受付要求数の多少に応じて切替時間を増減することができるため、故障VM3vのより正確な切替時間を取得することができる。
以上の通り、本実施形態のネットワーク管理装置1は、サーバが受け付けている処理要求数とその際のサーバ負荷状態を関連づけて保持し、故障発生時にはその情報と切り替えに要する時間とから、故障切替後に必要となるサーバ数を算出し、サーバの配備・経路制御を行う。あるいは、ネットワーク管理装置1は、故障の直前に仮想マシンが受信していた処理要求量と、故障切替にかかる時間から故障切替後に仮想マシンにかかる負荷を推定し、その負荷を処理するのに十分な数の仮想マシンを一時的に起動し、負荷を振り分ける。これにより、ネットワーク管理装置1は、故障切替時に全ての要求を処理するためのサーバが配備可能となるため、故障時にもサービス品質を維持することができる。また、故障切替後に平常負荷に戻った際には仮想マシンの減設を行うためサービス品質と設備利用効率の双方を保つことができる。
つまり、ネットワーク管理装置1は、故障切替を行う際に、通信装置2からの再送信号による負荷を考慮したリソース割り当てを行うことで、呼損等のサービス品質の劣化を生じさせることなく故障切替を行う。
1・1a…ネットワーク管理装置、2…通信装置、3…VM、4…ネットワーク、5…通信システム、10…状態情報格納部、11…故障検知部、12…状態情報抽出部、13…切替時間取得部、14…要求数算出部、15…処理ノード決定部、16…処理ノード切替部、17…集約判定部。

Claims (6)

  1. 通信装置からの処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを複数管理すると共に、処理を実行する処理ノードを、管理している処理ノード間で切り替えるネットワーク管理装置であって、
    処理ノードから、処理要求の受付要求数を含む当該処理ノードの状態情報を取得して格納する状態情報格納手段と、
    処理ノードの故障を検知する故障検知手段と、
    前記故障検知手段によって処理ノードの故障が検知された場合に、前記状態情報格納手段によって格納された当該故障が検知された故障処理ノードの故障前の状態情報を抽出する状態情報抽出手段と、
    予め記憶した処理ノードごとの故障による処理ノードの切り替えにかかる切替時間に基づいて、故障処理ノードの切替時間を取得する切替時間取得手段と、
    前記状態情報抽出手段によって抽出された故障処理ノードの状態情報に含まれる受付要求数と、前記切替時間取得手段によって取得された故障処理ノードの切替時間とに基づいて、故障処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの故障による処理ノードの切り替え後の処理要求の再送数を含む受付要求数を算出する要求数算出手段と、
    管理している複数の処理ノードのうち、前記要求数算出手段によって算出された受付要求数の処理要求を処理可能な処理ノードを、予め記憶した処理ノードごとの処理能力を示す処理能力情報に基づいて決定する処理ノード決定手段と、
    故障処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの当該処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、故障処理ノードから前記処理ノード決定手段によって決定された1つ以上の処理ノードに切り替える処理ノード切替手段と、
    を備えるネットワーク管理装置。
  2. 処理ノードは仮想マシンであり、
    前記処理ノード決定手段は、さらに、決定した処理ノードが未起動の場合は当該処理ノードを起動することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理装置。
  3. 管理している複数の処理ノードのうち、一の処理ノードである減設候補処理ノードが実行している処理を実行する処理ノードを、減設候補処理ノードから他の処理ノードである集約処理ノードに切り替えることとした場合に、集約処理ノードが受け付ける全ての処理要求に基づく処理を処理可能であるか否かを、前記状態情報格納手段によって格納された減設候補処理ノード及び集約処理ノードの状態情報に含まれる受付要求数と、集約処理ノードの処理能力を示す処理能力情報とに基づいて判定する集約判定手段をさらに備え、
    前記処理ノード切替手段は、さらに、前記集約判定手段によって処理可能であると判定された場合に、減設候補処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの当該処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、減設候補処理ノードから集約処理ノードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理装置。
  4. 処理ノードは仮想マシンであり、
    前記処理ノード決定手段は、さらに、決定した処理ノードが未起動の場合は当該処理ノードを起動し、
    前記処理ノード切替手段は、さらに、減設候補処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの当該処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、減設候補処理ノードから集約処理ノードに切り替えた後に、減設候補処理ノードを停止することを特徴とする請求項3に記載のネットワーク管理装置。
  5. 前記切替時間取得手段は、予め記憶した処理ノードごとの切替時間と、前記状態情報抽出手段によって抽出された故障処理ノードの状態情報に含まれる受付要求数とに基づいて、故障処理ノードの切替時間を算出して取得することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のネットワーク管理装置。
  6. 通信装置からの処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを複数管理すると共に、処理を実行する処理ノードを、管理している処理ノード間で切り替えるネットワーク管理装置であって、処理ノードから、処理要求の受付要求数を含む当該処理ノードの状態情報を取得して格納する状態情報格納手段を備えるネットワーク管理装置により実行されるネットワーク管理方法であって、
    処理ノードの故障を検知する故障検知ステップと、
    前記故障検知ステップにおいて処理ノードの故障が検知された場合に、前記状態情報格納手段によって格納された当該故障が検知された故障処理ノードの故障前の状態情報を抽出する状態情報抽出ステップと、
    予め記憶した処理ノードごとの故障による処理ノードの切り替えにかかる切替時間に基づいて、故障処理ノードの切替時間を取得する切替時間取得ステップと、
    前記状態情報抽出ステップにおいて抽出された故障処理ノードの状態情報に含まれる受付要求数と、前記切替時間取得ステップにおいて取得された故障処理ノードの切替時間とに基づいて、故障処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの故障による処理ノードの切り替え後の処理要求の再送数を含む受付要求数を算出する要求数算出ステップと、
    管理している複数の処理ノードのうち、前記要求数算出ステップにおいて算出された受付要求数の処理要求を処理可能な処理ノードを、予め記憶した処理ノードごとの処理能力を示す処理能力情報に基づいて決定する処理ノード決定ステップと、
    故障処理ノードに対して処理要求を行っている通信装置からの当該処理要求に基づく処理を実行する処理ノードを、故障処理ノードから前記処理ノード決定ステップにおいて決定された1つ以上の処理ノードに切り替える処理ノード切替ステップと、
    を含むネットワーク管理方法。
JP2013110718A 2013-05-27 2013-05-27 ネットワーク管理装置及びネットワーク管理方法 Active JP6091333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110718A JP6091333B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 ネットワーク管理装置及びネットワーク管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110718A JP6091333B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 ネットワーク管理装置及びネットワーク管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014230234A true JP2014230234A (ja) 2014-12-08
JP6091333B2 JP6091333B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=52129670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013110718A Active JP6091333B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 ネットワーク管理装置及びネットワーク管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6091333B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016149664A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 日本電信電話株式会社 処理システム、および、処理装置切り替え方法
WO2016148049A1 (ja) * 2015-03-13 2016-09-22 日本電気株式会社 通信装置とシステムと方法並びに割り当て装置とプログラム
WO2024070530A1 (ja) * 2022-09-27 2024-04-04 株式会社Jvcケンウッド 端末装置、通信方法およびプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012054674A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Oki Networks Co Ltd ツリー状ネットワーク再構成装置及びプログラム、並びに、ツリー状ネットワークシステム
JP2012186649A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Nec Corp 通信切替システム、通信切替方法、及びプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012054674A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Oki Networks Co Ltd ツリー状ネットワーク再構成装置及びプログラム、並びに、ツリー状ネットワークシステム
JP2012186649A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Nec Corp 通信切替システム、通信切替方法、及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016149664A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 日本電信電話株式会社 処理システム、および、処理装置切り替え方法
WO2016148049A1 (ja) * 2015-03-13 2016-09-22 日本電気株式会社 通信装置とシステムと方法並びに割り当て装置とプログラム
WO2024070530A1 (ja) * 2022-09-27 2024-04-04 株式会社Jvcケンウッド 端末装置、通信方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6091333B2 (ja) 2017-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6026705B2 (ja) 更新管理システムおよび更新管理方法
KR101887581B1 (ko) 플로우 기반의 패킷 전송 장치 및 그것의 패킷 처리 방법
CN110830283B (zh) 故障检测方法、装置、设备和系统
CN107209710A (zh) 节点系统、服务器设备、缩放控制方法和程序
JP2013246642A (ja) マルチプロセッサシステム、及びプロセッサ間通信方法
CN107391156B (zh) 用于分布式系统传输业务的方法、管理节点和服务节点
CN102263822B (zh) 一种分布式缓存的控制方法、系统及装置
CN110225137B (zh) 业务请求处理方法、系统、服务器及存储介质
CN112039710B (zh) 服务故障处理方法、终端设备及可读存储介质
US20160036654A1 (en) Cluster system
CN111131505A (zh) 基于p2p网络的数据传输方法、设备、系统、装置及介质
US10216593B2 (en) Distributed processing system for use in application migration
JP6091333B2 (ja) ネットワーク管理装置及びネットワーク管理方法
CN108900441B (zh) 网络切换方法、第一电子设备及可读存储介质
JP6007988B2 (ja) 予備系装置、運用系装置、冗長構成システム、及び負荷分散方法
CN107426012B (zh) 一种基于超融合架构的故障恢复方法及其装置
US20170180465A1 (en) Method, information processing apparatuses and non-transitory computer-readable storage medium
CN109936462B (zh) 容灾方法及装置
JP2011145833A (ja) データ分散管理システム及びデータ分散管理方法
KR101883671B1 (ko) 노드 분산 방법 및 이를 수행하는 관리 서버
CN113448755B (zh) 用于新旧系统切换的交易路由方法及装置
CN115865934A (zh) 一种隐私计算平台系统及任务分发方法
CN113518131B (zh) 一种网络异常的传输数据容错处理方法、装置及系统
JP2022166934A (ja) 情報処理装置、過負荷制御プログラムおよび過負荷制御方法
CN109510855B (zh) 事件分发系统、方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6091333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250