JP6745370B1 - 破砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーシング内で被処理物を回転させながら破砕する破砕機において、ケーシングの摩耗損傷を確実に防止できるようにする。【解決手段】ケーシング1と、ケーシング1内面に互いに隣接する状態で取り付けられる保護ライナ10との間に、ケーシング1内面のうち、保護ライナ10どうしの間の隙間と対向する部位を覆う裏張りライナ15を設けることにより、保護ライナ10の摩耗が進んで肉厚が小さくなっても、保護ライナ10どうしの間の隙間に入り込んだ被処理物のケーシング1内面への衝突が阻止され、ケーシング1の摩耗損傷が確実に防止されるようにした。【選択図】図4

Description

本発明は、ケーシング内で被処理物を回転させながら破砕する破砕機に関する。
ハンマクラッシャやロッドミル等の破砕機は、ケーシングの内部で回転するハンマまたはロッド等の破砕媒体と、ケーシングの内面に設けられる反発板とを備え、そのハンマまたは破砕媒体が回転している状態で被処理物をケーシング内に投入することにより、被処理物がハンマまたは破砕媒体から加えられる衝撃力と反発板への衝突によって破砕されるようにしている。
上記のようにケーシング内で被処理物を回転させながら破砕する破砕機では、一般に、反発板をなす複数の保護ライナを互いに隣接する状態でケーシングの内面に取り付けているが、互いに隣接する保護ライナどうしの間の隙間に入り込んだ被処理物がケーシングの内面に衝突することにより、ケーシングが摩耗し、最悪の場合にはケーシングに穴があいてしまうこともある。
これに対して、特許文献1では、破砕機のケーシングの内面に取り付けられる保護ライナを、隣接するものと嵌まり合う状態で配置することにより、保護ライナどうしの間の隙間に被処理物が入り込んでも、その被処理物がケーシング内面までは達しにくいようにして、ケーシングの摩耗損傷を防止することが提案されている。
特開2017−109165号公報
しかしながら、上記特許文献1で提案されているように保護ライナどうしを嵌め合わせた破砕機でも、保護ライナの摩耗が進んで肉厚が小さくなると、保護ライナどうしの間の隙間に入り込んだ被処理物がケーシングの内面に衝突するようになり、ケーシングが損傷することがある。
そこで、本発明は、ケーシング内で被処理物を回転させながら破砕する破砕機において、ケーシングの摩耗損傷を確実に防止できるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ケーシングの内面に複数の保護ライナが互いに隣接する状態で取り付けられており、前記ケーシング内で被処理物を回転させながら破砕する破砕機において、前記ケーシングと保護ライナとの間に、前記ケーシングの内面のうち、互いに隣接する保護ライナの間の隙間と対向する部位を覆う裏張りライナが設けられている構成を採用した。
上記の構成によれば、保護ライナの摩耗が進んで肉厚が小さくなっても、保護ライナどうしの間の隙間に入り込んだ被処理物のケーシング内面への衝突が裏張りライナによって阻止されるので、ケーシングの摩耗損傷を確実に防止することができる。
ここで、前記保護ライナが前記ケーシングを貫通するボス部でケーシングに固定されており、前記裏張りライナは、前記保護ライナのボス部に係合する状態で固定されている構成とすれば、ケーシングに裏張りライナを固定するための穴等を設ける必要がなくなり、裏張りライナの取付作業が容易に行えるようになる。
また、前記保護ライナのケーシングへの取付面に、前記裏張りライナが嵌まり込む凹部が形成されている構成とすれば、裏張りライナを確実に固定できるとともに、保護ライナの取付面をケーシングの内面と密着させて、保護ライナがガタつかないようにすることができる。
本発明の破砕機は、上述したように、ケーシングの内面のうち、互いに隣接する保護ライナの間の隙間と対向する部位を覆う裏張りライナを設けて、被処理物が保護ライナどうしの間の隙間に入り込んでもケーシング内面には衝突しないようにしたものであるから、ケーシングの摩耗損傷を確実に防止することができる。
実施形態の破砕機の縦断正面図 図1の一部切欠き側面図 図1の要部を拡大して示す縦断正面図 (a)は図3のケーシング投入口近傍の保護ライナと裏張りライナの配置を示す平面図、(b)は(a)の右側面図 図4の分解斜視図
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。この破砕機は、図1および図2に示すように、ケーシング1の上部一側の投入口2から投入された被処理物を、回転させながらケーシング1内に設けたハンマ9で破砕するハンマクラッシャである。そのケーシング1は、SS400等の一般構造用圧延鋼材で形成されている。
前記ケーシング1は、上部がヒンジ3によって上方に回動可能となっており、その開放状態(図1の一点鎖線の状態)で内部の点検・修理が可能となっている。また、ケーシング1の下部はグレートバー4によって構成されており、このグレートバー4の間を通って破砕された被処理物が下方に排出されるようになっている。
ケーシング1内には、減速機5を介してモータMと連結された回転軸6が設けられている。その回転軸6の外周にはアームロータ7と円形ロータ8が軸方向に交互に固定されており、アームロータ7の両端および円形ロータ8の外周縁の対称位置にハンマ9が取り付けられている。また、ケーシング1内面のうち、被処理物が接触する周内面および両側面には、高マンガン鋳鋼や高クロム鋳鉄等の耐摩耗材からなる複数の保護ライナ10、11(周内面)、12(両側面)が取り付けられている。
そして、モータMの駆動によって回転軸6が回転し、ハンマ9が図1の矢印方向に回転している状態で、被処理物が投入口2からケーシング1内に投入されると、その被処理物は、ケーシング1内でハンマ9に衝突されて回転しながら反発板となるケーシング1周内面の保護ライナ10、11に衝突し、ハンマ9から加えられる衝撃力と反発板への衝突によって破砕され、グレートバー4の間を通って排出されるようになっている。
ここで、ケーシング1周内面の保護ライナ10、11は、図3に示すように、その背面(ケーシング1への取付面)から突出するボス部13がケーシング1を貫通する状態で、ボス部13外周の凹部に嵌合するコッタ14とボルト・ナットによってケーシング1に取り付けられている。一方、ケーシング1両側面の保護ライナ12は、コッタ14を介さずにボルト・ナットで直接ケーシング1に取り付けられている。
また、図4(a)、(b)および図5に示すように、ケーシング1周内面の保護ライナ10、11のうち、ケーシング1の投入口2の近傍に配される保護ライナ10は、3枚がケーシング1の軸方向で互いに隣接する状態で取り付けられている。その3枚の保護ライナ10は、互いに形状が異なり、両端に配される2枚の軸方向内側の端面の背面側から突出する凸部と、中央に配される1枚の軸方向両端面の背面側に形成された凹部とが嵌まり合っている。
なお、投入口2近傍の各保護ライナ10は、ケーシング1の周方向で隣り合う保護ライナ11とも凹凸で嵌まり合っており、投入口2近傍以外の各保護ライナ11も、ケーシング1の周方向で隣り合うものおよび軸方向で隣り合うものと凹凸で嵌まり合っている。
そして、投入口2近傍の各保護ライナ10とケーシング1との間には、ケーシング1の内面のうち、互いに隣接する保護ライナ10の間の隙間と対向する部位を覆う裏張りライナ15が設けられている。
各裏張りライナ15は、耐摩耗肉盛鋼板、鉄板、セラミックス板、硬質ゴム板等で形成されるもので、保護ライナ10どうしの間の隙間に沿って延びる本体部15aと、本体部15aからケーシング1の軸方向に延びる取付部15bとからなる。そして、その取付部15bに形成された取付孔15cを保護ライナ10のボス部13の外周に嵌合させた状態で、本体部15aを各保護ライナ10の背面に形成された凹部10aに嵌め込むことにより、ケーシング1と保護ライナ10との間で固定されている。なお、取付部15bは保護ライナ10のボス部13の外周に係合するようになっていればよく、例えば取付孔15cの周縁部の一部が切断されている形状としてもよい。
このように裏張りライナ15は保護ライナ10のボス部13に係合する状態で固定されるようになっているので、ケーシング1には裏張りライナ固定用の穴等をあける必要がなく、裏張りライナ15の取付作業は容易に行える。また、その裏張りライナ15は保護ライナ10の背面の凹部10aに嵌め込まれるので、回り止めされて確実に固定されるし、保護ライナ10も背面がケーシング1の内面と密着してガタつかないようになっている。
この破砕機は、上記の構成であり、ケーシング1内面のうちでも、特に被処理物の衝突による保護ライナ10の摩耗の進展が早い投入口2の近傍部分には、互いに隣接する保護ライナ10の間の隙間と対向する部位を覆う裏張りライナ15を設けたので、保護ライナ10の肉厚が小さくなっても、保護ライナ10どうしの間の隙間に入り込んだ被処理物のケーシング1内面への衝突が阻止され、ケーシング1の摩耗損傷を確実に防止することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、裏張りライナは、実施形態では、ケーシングの投入口近傍でケーシングの軸方向に並ぶ保護ライナどうしの隙間ごとに設けたが、複数の隙間に対応する大面積のものを設けるようにしてもよい。また、その設置位置は、実施形態以外のケーシング周内面の保護ライナも含めて、各保護ライナのケーシング軸方向または周方向で隣り合うものとの隙間に対応する位置とすることができる。そして、裏張りライナが設けられた位置で互いに隣り合う保護ライナは、実施形態のような凹凸で嵌まり合う形状としなくてもよい。
さらに、裏張りライナの固定手段は、実施形態のもののほか、ケーシングや保護ライナへのボルト止め、保護ライナへの溶接(両ライナとも金属の場合)等を採用することができる。また、ケーシングや保護ライナ、裏張りライナの材料も、実施形態のものには特定されない。
そして、本発明は、実施形態のようなハンマクラッシャだけでなく、ケーシング内で被処理物を回転させる破砕機、例えばロッドミルやボールミル等にももちろん適用することができる。
1 ケーシング
2 投入口
3 ヒンジ
4 グレートバー
5 減速機
6 回転軸
7 アームロータ
8 円形ロータ
9 ハンマ
10、11、12 保護ライナ
10a (保護ライナ10の)凹部
13 ボス部
14 コッタ
15 裏張りライナ
15a 本体部
15b 取付部
15c 取付孔

Claims (2)

  1. ケーシングの内面に複数の保護ライナが互いに隣接する状態で取り付けられており、前記ケーシング内で被処理物を回転させながら破砕する破砕機において、
    前記ケーシングと保護ライナとの間に、前記ケーシングの内面のうち、互いに隣接する保護ライナの間の隙間と対向する部位を覆う裏張りライナが設けられており、
    前記保護ライナが前記ケーシングを貫通するボス部でケーシングに固定されており、前記裏張りライナは、前記保護ライナのボス部に係合する状態で固定されていることを特徴とする破砕機。
  2. ケーシングの内面に複数の保護ライナが互いに隣接する状態で取り付けられており、前記ケーシング内で被処理物を回転させながら破砕する破砕機において、
    前記ケーシングと保護ライナとの間に、前記ケーシングの内面のうち、互いに隣接する保護ライナの間の隙間と対向する部位を覆う裏張りライナが設けられており、
    前記保護ライナのケーシングへの取付面に、前記裏張りライナが嵌まり込む凹部が形成されていることを特徴とする破砕機。
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