JP6745069B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関し、特にネットワークに接続可能な画像形成装置に関する。
画像形成装置は、一般にネットワークを介して複数のコンピュータにネットワーク接続された状態で利用されている。ネットワーク接続では、画像形成装置は、OSI参照モデルの物理層を構成するモジュラー式コネクター(RJ−45)を介してイーサネット(登録商標)に接続される。物理層には、ネットワークインターフェイスとしての送信回路(TX回路とも呼ばれる。)と受信回路(RX回路とも呼ばれる。)とが画像形成装置に装備されている。画像形成装置は、常時ネットワークに接続され、受信待ちの状態にあるので消費電力量が大きくなりがちである。
一方、集線装置において、ネットワーク接続のための消費電力を低減させるための技術が提案されている。たとえば特許文献1は、複数のポートを有する集線装置において、リンクパルス(たとえばFLPパルス:FAST LINK PULSE)を受信していないポートの送信回路を停止させる技術を提案している。これにより、不使用のポートの消費電力を低減させることができる。特許文献1の技術では、集線装置は、リンクパルスを受信していないポートが不使用であるとみなして送信回路を停止している。特許文献1の技術は、集線装置の各ポートに接続される機器側がリンクパルスを絶えず送信し、各ポートと機器側の間のセグメントが正しく接続されていることを確認するためのリンクテストを実行することを前提としている。
特開2000−252425号公報
しかし、特許文献1の技術は、通信の相手側としての機器が特許文献1に係る技術を適用すると、集線装置と機器の双方がリンクパルス待機状態となってしまい、通信が開始されないという問題を有している。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、通信の相手側の通信仕様に応じて適切に消費電力を低減させることを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成ジョブ送信装置から画像形成ジョブを受信して画像を形成する画像形成装置を提供する。前記画像形成装置は、前記画像形成ジョブから生成された画像データに基づいて印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成ジョブ送信装置との接続状態を管理するための接続状態管理信号を送受信し、前記接続状態管理信号を使用して前記接続状態を管理しつつ前記画像形成ジョブ送信装置と通信するための通信インターフェイス部と、前記画像形成ジョブ送信装置が省エネルギーのために予め設定されている所定の機能をサポートしているか否かを判断し、前記所定の機能がサポートされていないとの判断に基づいて、前記接続状態管理信号の送信を予め設定されている所定時間停止し、前記所定時間内の受信信号に基づいて前記画像形成ジョブ送信装置の省エネルギーのための機能を診断する学習処理部とを備える。
本発明は、画像形成ジョブ送信装置から画像形成ジョブを受信して画像を形成する画像形成方法を提供する。前記画像形成方法は、前記画像形成ジョブから生成された画像データに基づいて印刷媒体に画像を形成する画像形成工程と、前記画像形成ジョブ送信装置との接続状態を管理するための接続状態管理信号を送受信し、前記接続状態管理信号を使用して前記接続状態を管理しつつ前記画像形成ジョブ送信装置と通信するための通信インターフェイス工程と、前記画像形成ジョブ送信装置が省エネルギーのために予め設定されている所定の機能をサポートしているか否かを判断し、前記所定の機能がサポートされていないとの判断に基づいて、前記接続状態管理信号の送信を予め設定されている所定時間停止し、前記所定時間内の受信信号に基づいて前記画像形成ジョブ送信装置の省エネルギーのための機能を診断する学習処理工程とを備える。
本発明は、通信の相手側の通信仕様に応じて適切に消費電力を低減させることを可能とする。
本発明の一実施形態に係る画像形成システム10の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 一実施形態に係る画像形成システム10における各通信回路の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 一実施形態に係るネットワーク接続処理の手順を示すフローチャートである。 一実施形態に係る通信設定最適化処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システム10の機能構成を示すブロックダイアグラムである。画像形成システム10は、画像形成装置100と、2台のパーソナルコンピュータ210,220と、ネットワークスイッチ300とを備えている。この例では、画像形成装置100は、ネットワークスイッチ300を介して2台のパーソナルコンピュータ210,220に接続されている。
画像形成装置100は、制御部110と、画像形成部120と、操作表示部130と、記憶部140と、通信インターフェイス部150と、画像読取部160とを備えている。画像形成部120は、通信インターフェイス部150を介して2台のパーソナルコンピュータ210,220から受信した画像形成ジョブから生成された画像データに基づいて印刷を行うことができる。画像読取部160は、原稿から画像を読み取ってスキャンデータを生成する。画像形成部120は、スキャンデータとしての画像データに基づいて印刷媒体上に印刷を行うこともできる(複写)。
操作表示部130は、タッチパネルとして機能し、様々なメニューを入力画面として表示する。操作表示部130は、各種ボタンやスイッチ(図示せず)からユーザーの操作入力を受け付ける。操作表示部130は、たとえば画像形成装置100がスタンドアロンとして複写機として作動する場合にも使用される。
制御部110は、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPU(Micro Processing Unit)やCPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備えている。また、制御部110は、各種I/O、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、バス、その他ハードウェア等のインターフェイスに関連するコントローラ機能を備え、画像形成装置100全体を制御する。制御部110は、後述する学習処理部111を備えている。
記憶部140は、非一時的な記録媒体であるハードディスクドライブやフラッシュメモリー等からなる記憶装置で、制御部110が実行する処理の制御プログラムやデータを記憶する。記憶部140は、さらに、学習データベース141を記憶している。
図2は、一実施形態に係る画像形成システム10における各通信回路の機能構成を示すブロックダイアグラムである。ネットワークスイッチ300は、4個のポート310,320,330,340と、MACアドレステーブル300Tと、制御回路350とを有している。ネットワークスイッチ300は、遠隔設定等が可能なインテリジェントなスイッチであり、自身がノードとして機能し、MACアドレスを有している。
4個のポート310,320,330,340は、同一の構成を有している。図2では、ポート310には、LANケーブルLCによって画像形成装置100が接続されている。ポート320には、図1に示されるように、パーソナルコンピュータ210が接続されている。ポート330には、パーソナルコンピュータ220が接続されている。ポート340には、機器が接続されておらず、空きポートとなっている。
制御回路350は、4個のポート310,320,330,340のそれぞれと、MACアドレステーブル300Tとに接続されている。制御回路350は、4個のポート310,320,330,340の相互間のデータ転送を実行するリピーターとしての機能と、MACアドレスに基づく転送先の切替機能とを有している。転送先の切替機能は、送信パケットに含まれているMACアドレスに基付いて、4個のポート310,320,330,340のうちの少なくとも1つを転送先として選択する機能である。
ポート310は、モジュラー式コネクター(RJ−45とも呼ばれる。)311と、送信部312と、受信部313とを有している。送信部312は、リンクパルス生成回路312Lと、送信データ生成回路312Dとを有している。受信部313は、リンクパルス検出回路313Lと、データ受信回路313Dとを有している。モジュラー式コネクター311は、送信部312と受信部313とに接続されている。
リンクパルス生成回路312Lは、制御回路350からの指令に応じて、リンクパルスを生成する。リンクパルスには、たとえばオートネゴシエーション機能が利用可能なFLP(Fast Link Pulse)と、NLP(Normal Link Pulse)とがある。送信データ生成回路312Dは、制御回路350から転送されたデータに基づいて送信データを生成する。
リンクパルス検出回路313Lは、リンクパルスを検出して、リンクパルスの検出を制御回路350に伝達する。データ受信回路313Dは、ポート310から受信した電気信号から受信データを生成して制御回路350に送信する。
通信インターフェイス部150は、モジュラー式コネクター151と、送信部152と、受信部153と、メディアアクセス制御部154とを有している。送信部152は、リンクパルス生成回路152Lと、送信データ生成回路152Dとを有している。受信部153は、リンクパルス検出回路153Lと、データ受信回路153Dとを有している。モジュラー式コネクター151は、送信部152と受信部153とに接続されている。
リンクパルス生成回路152Lは、メディアアクセス制御部154からの指令に応じて、リンクパルスを生成する。送信データ生成回路152Dは、メディアアクセス制御部154から送信されたデータに基づいて送信データを生成する。
リンクパルス検出回路153Lは、リンクパルスを検出して、リンクパルスの検出をメディアアクセス制御部154に伝達する。データ受信回路153Dは、ポート310から受信した電気信号に基づいて受信データを生成してメディアアクセス制御部154に送信する。
メディアアクセス制御部154は、MACアドレステーブル154Tを使用してメディアアクセス制御を実行する。メディアアクセス制御とは、OSI参照モデルの第2層にあたるデータリンク層において物理層側の副層を構成する通信プロトコルである。メディアアクセス制御は、複数の機器が互いを識別し、信号の衝突などを回避して滞りなく通信できるようにすることが主な役割である。具体的には、メディアアクセス制御は、機器を識別するアドレス(MACアドレス)の割り当て、信号の送信タイミングの制御(衝突検知や衝突回避)、宛先アドレスなどの制御データを付加したフレームの生成(送信時)や分解(受信時)を行うことができる。
制御回路350は、ポート320とパーソナルコンピュータ210との接続完了に応じて、ポート320に接続されている機器(この例ではパーソナルコンピュータ210)のMACアドレスを学習する。具体的には、制御回路350は、ポート320に接続されている機器のMACアドレスをポート320に紐付けてMACアドレステーブル300Tに格納する。制御回路350は、さらに、ポート330に接続されている機器のMACアドレスをポート330に紐付けてMACアドレステーブル300Tに格納する。これにより、ネットワークスイッチ300は、送信パケットに含まれているMACアドレスに基付いて、ユニキャストやマルチキャストの送信を可能とし、不要な送信を回避することができる。
2個のポート320,330は、パーソナルコンピュータパーソナルコンピュータ210,220からリンクパルスが常時送信されているので、リンクパルスの受信に応じて各送信部が作動している。一方、ポート310,340は、空きポートとなっているので、リンクパルスを受信しておらず、その送信部も作動を停止している。これにより、ネットワークスイッチ300は、消費電力を低減させている。
図3は、一実施形態に係るネットワーク接続処理の手順を示すフローチャートである。この例では、画像形成装置100は、空きポート310に接続されるものとする。ポート310は、前述のように空きポートとなっているので、リンクパルスを受信しておらず、その送信部の作動を停止した状態にある。
ステップS100では、ユーザーは、物理層接続操作を実行する。物理層接続操作では、ユーザーは、画像形成装置100が有する通信インターフェイス部150のモジュラー式コネクター151にLANケーブルLCの一端を接続し、ネットワークスイッチ300が有するポート310のモジュラー式コネクター311にLANケーブルLCの他端を接続する。
ステップS200では、ユーザーは、操作表示部130を操作して画像形成装置100の主電源をオンとする。ステップS300では、制御部110は、主電源オンに応じて自動的に初期設定処理を開始する。初期設定処理では、制御部110は、送信部152と受信部153とを起動し、10BASE−Tの通信規格で通信可能な状態とする。これにより、通信インターフェイス部150は、10メガビット・イーサネット(登録商標)の規格で送信される信号の送受信が可能となる。
ステップS400では、通信インターフェイス部150は、FLPバースト送信処理を実行する。FLPバースト送信処理では、リンクパルス生成回路152Lは、FLPバーストを生成してポート310にブロードキャスト送信する。FLPバーストは、10メガビット・イーサネット(登録商標)の規格(10Base−T)で送信される信号である。FLPバーストは、FLP信号とも呼ばれる。
ネットワークスイッチ300は、ポート310からFLPバーストを受信し、他の全てのポート(この例では、3個のポート310,320,340)に送信する。ネットワークスイッチ300は、自身がノードとして機能しているので、制御回路350自身もFLPバーストの受信先として受信する。
FLPバーストは、33個のパルスによって構成されている。奇数番目のパルスは、パルスのタイミングをとるためのクロック・パルスである。偶数番目のパルスは、データ・パルスである。データ・パルスは、自分の機器(この例では通信インターフェイス部150)がサポートしている伝送方式を表している。伝送方式は、伝送速度と伝送モード(全二重又は半二重)の組合せである。
ステップS500では、ポート310の受信部313は、データ受信回路313Dを使用してFLPバーストの返信を受信する。FLPバーストは、2台のパーソナルコンピュータ210,220と、ネットワークスイッチ300の制御回路350とから返信される。
ステップS600では、通信インターフェイス部150は、オートネゴシエーション処理を開始する。オートネゴシエーション処理では、メディアアクセス制御部154は、FLPバーストの送信元と通信インターフェイス部150の双方がサポートしている伝送方式のうちで最も優先度の高い方式をそれぞれ自動的に選択する。
この例では、たとえばオートネゴシエーション処理の結果として、ネットワークスイッチ300を介するパーソナルコンピュータ210との伝送方式に100BASE−T(全二重)が選択され、ネットワークスイッチ300を介するパーソナルコンピュータ220との伝送方式に1000BASE−T(全二重)が選択され、ネットワークスイッチ300自身との伝送方式に1000BASE−T(全二重)が選択されたものとする。
ステップS700では、通信インターフェイス部150は、通信設定処理を実行する。通信設定処理では、通信インターフェイス部150は、パーソナルコンピュータ210及びネットワークスイッチ300のMACアドレスに紐付けて、100BASE−T(全二重)の通信方式を設定し、パーソナルコンピュータ220及びネットワークスイッチ300のMACアドレスに紐付けて、1000BASE−T(全二重)の通信方式を設定し、ネットワークスイッチ300のMACアドレスに紐付けて、1000BASE−T(全二重)の通信方式を設定する。
ステップS800では、制御部110は、自動的に操作表示部130に通信最適化設定画面を表示する。これにより、操作表示部130は、省エネルギーの観点から通信最適化の設定が可能なことをユーザーに知らせることができる。制御部110は、操作表示部130を介して通信最適化設定の指示入力を受け付けた場合には、処理をステップS900に進め、操作表示部130を介して通信最適化設定の指示入力を受け付けなかった場合(たとえばキャンセル入力)には、処理をステップS1000に進める。
ステップS900では、制御部110は、通信設定最適化処理を実行する。通信設定最適化処理では、制御部110は、省エネルギーの観点から通信先(この例ではポート310)の通信仕様に応じて通信方法の最適化を実行する。
図4は、一実施形態に係る通信設定最適化処理の手順を示すフローチャートである。ステップS910では、制御部110の学習処理部111は、操作表示部130からの主電源オフ指令の受信に応じて通信設定最適化処理を開始する。これにより、他のユーザーによる画像形成装置100の利用への影響を小さくすることができる。
なお、必ずしも主電源オフ指令に限定されず、画像形成装置100がスリープ状態に移行する際に通信設定最適化処理を開始するようにしてもよい。また、画像形成装置100がスリープ状態に移行する際に通信設定最適化処理が開始された場合には、画像形成ジョブの受信に応じて通信設定最適化処理を中止して画像形成ジョブの処理を直ちに開始するようにしてもよい。
ステップS920では、学習処理部111は、MACアドレステーブル154Tを参照し、ネットワーク内において学習データベース141に登録されていない未登録の通信先が存在するか否かを判断する。未登録の通信先が発見されなかった場合には、学習処理部111は、処理をステップS1000(図3参照)に進め、未登録の通信先が発見された場合には、学習処理部111は、処理をステップS930に進める。
ステップS930では、学習処理部111は、メディアアクセス制御部154に対してリンクパルス生成回路152Lから未登録の通信先へのリンクパルスの送信を所定時間停止する(たとえば1分間程度)。この例では、ネットワークスイッチ300は、学習データベース141に未登録であるものとする。
ネットワークスイッチ300のポート310は、リンクパルスの受信に応じてリンクパルス生成回路312Lが作動するので、リンクパルス生成回路312Lの作動も停止することになる。すなわち、ポート310は、LANケーブルLCがモジュラー式コネクター311から引き抜かれて物理的に切断されたものと誤認して、消費電力を低減させるためにリンクパルスの送信を停止する。
ステップS940では、学習処理部111は、リンクパルス監視処理を実行する。リンクパルス監視処理では、制御部110は、リンクパルス生成回路152Lからのリンクパルスの送信停止中において、ネットワークスイッチ300のポート310からのアイドル信号としてのリンクパルスの受信が継続するか否かを監視する。
ステップS950では、学習処理部111は、ネットワークスイッチ300のポート310からのリンクパルスの受信が継続された場合には、処理をステップS970に進め、ポート310からのリンクパルスの受信が停止された場合には、処理をステップS960に進める。この例では、ポート310は、リンクパルス生成回路312Lの作動を停止させるので、ポート310からのリンクパルスの受信が停止することになる。よって、この例では、処理がステップS960に進められることになる。
ステップS960では、学習処理部111は、通信インターフェイス部150の通信設定の内容として第1の通信設定を選択する。第1の通信設定では、リンクパルス生成回路152Lは、予め設定されている所定の時間間隔(たとえば5秒の送信間隔)でリンクパルスを送信する。一方、リンクパルス検出回路153Lは、ポート310からのリンクパルスの送信に備えて待機する。学習処理部111は、このような接続状態の管理方法を学習によって決定することができる。
これにより、学習処理部111は、リンクパルス検出回路153Lによってポート310からのアイドル信号としてのリンクパルスを受信することによってポート310と画像形成装置100の間のセグメントが正しく接続されていることを確認することができる一方、リンクパルス生成回路152Lの送信間隔を長くすることによって消費電力の低下を実現することができる。
この例では、ポート310は、リンクパルスの受信に応じてリンクパルス生成回路312Lが作動するので、通信インターフェイス部150からの所定の時間間隔でのリンクパルスの受信に応じてリンクパルスを通信インターフェイス部150に送信する。これにより、画像形成装置100及びポート310は、所定の時間間隔でポート310と画像形成装置100との間のセグメントが正しく接続されていることを確認することができる。
ステップS970では、学習処理部111は、通信インターフェイス部150の通信設定の内容として第2の通信設定を選択する。第2の通信設定では、リンクパルス生成回路152Lは、作動を停止してリンクパルスの送信を中止する。学習処理部111は、このような接続状態の管理方法を学習によって決定することができる。
これにより、学習処理部111は、リンクパルス検出回路153Lによってポート310からのアイドル信号としてのリンクパルスを受信することによってポート310と画像形成装置100の間のセグメントが正しく接続されていることを確認することができる一方、リンクパルス生成回路152Lの作動を停止することによって消費電力の低減を実現させることができる。
この例において、従来技術では、仮にリンクパルス生成回路152Lが作動を停止してリンクパルスの送信を実行しない場合には、画像形成装置100は、通信の相手側であるポート310と画像形成装置100との間のセグメントが正しく接続されていることを確認することができないという上述の問題を生じることになる。本発明は、上述の学習機能によって、このような問題を回避することができる。
ステップS1000(図3参照)では、学習処理部111は、登録処理を実行する。登録処理では、学習処理部111は、所定時間内の受信信号(この例ではリンクパルス)に基づいて学習し、これにより選択された通信設定(この例では第1の通信設定)を学習結果として、記憶部140の学習データベース141に登録する。
学習処理部111は、ネットワークスイッチ300のMACアドレスと、オートネゴシエーションの結果と紐付けて、学習によって決定した通信設定を学習データベース141に登録する。ネットワークスイッチ300のMACアドレスは、ネットワークスイッチ300が他のスイッチやハブ等に変更されていないことを確認するために利用することができる。
このように、本実施形態に係る画像形成装置100は、通信の相手側の通信仕様を学習することによって、通信の相手側の通信仕様に応じて適切に消費電力を低減させることが可能である。さらに、画像形成装置100は、通信の相手側のMACアドレスを確認するとによってネットワークスイッチ300の変更を検出することができる。画像形成装置100は、ネットワークスイッチ300の変更の検出に応じて、通信設定を初期設定に戻すとともに、操作表示部130を介して通信最適化の再設定が可能なことをユーザーに知らせることができる。
本発明は、上記各実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:上記実施形態では、通信の相手側の通信仕様としてリンクパルスの受信に応じてリンクパルスを送信する仕様が採用されているが、たとえばIEEE802.3azとして規格化されているEnergy Efficient Ethernet(EEE)が採用されている場合にも本発明は適用可能である。
この場合には、学習処理部は、通信の相手側が省エネルギーのために予め設定されている所定の機能をサポートしているか否かを判断し、所定の機能をサポートしているとの判断に基づいて所定の機能に応じて、たとえば通信仕様に従うように通信を行うように通信方法を設定することができる。一方、学習処理部は、所定の機能をサポートしていないとの判断に基づいて通信設定最適化処理を開始し、接続状態管理信号の送信を予め設定されている所定時間停止し、所定時間内の受信信号に基づいて省エネルギーのための機能を診断することができる。
本発明の学習処理部は、広く一般にリンクパルスやリフレッシュ信号、ウェーク信号といった接続状態を管理するための接続状態管理信号を使用し、通信の相手側の通信仕様に応じて適切に消費電力を低減させるものであればよい。
変形例2:上記実施形態では、学習データベース141に未登録の通信先が存在した場合に通信設定最適化処理を実行しているが、必ずしも学習データベース141は必要ない。学習処理部は、全ての通信先について診断を実行するようにしてもよいし、あるいは登録済みの通信先について再学習する作動モードを有するように構成してもよい。
変形例3:上記実施形態では、初期設定では、通常の時間間隔でリンクパルスを送信し、学習結果に応じてリンクパルスの送信間隔としての所定の時間間隔を長くしている。しかしながら、このような方法に限定されず、初期状態で長いリンクパルスの送信間隔を設定するようにしてもよい。
ただし、この場合には、リンクパルスの送信間隔は、たとえば操作表示部を介して設定を促す表示を行って設定入力を受け付けて設定可能とすることが好ましい。長い時間間隔は、長いほどリンクアップに時間を要する一方、省エネルギー効果が高いからである。ユーザーは、このようなトレードオフと画像形成装置の運用状況を考慮して適切に設定できるとともに、最初の接続(初期設定)に時間を要することも予め把握することができる。
さらに、上記実施形態では、通信の相手側の通信仕様としてリンクパルスの受信に応じてリンクパルスを送信し、リンクパルスの不受信に応じてリンクパルスの送信を停止する仕様が採用されているが、たとえばリンクパルスの不受信に応じて長い時間間隔でリンクパルスを送信する仕様に対しても学習機能で対応することができる。
この場合、学習処理部は、接続状態の管理方法として、たとえば以下のような方法を決定(採用)することができる。すなわち、通信の相手側のリンクパルスの送信間隔(画像形成装置の受信間隔)≦設定された送信間隔の場合には、画像形成装置は、リンクパルスの送信を停止することができる。一方、通信の相手側のリンクパルスの送信間隔>設定された送信間隔の場合には、画像形成装置は、設定された送信間隔でリンクパルスを送信する。これにより、画像形成装置は、ユーザーの期待する送信間隔で無駄なくリンクパルスの送受信を実現することができる。
変形例4:上記実施形態では、画像形成装置は、ネットワークスイッチ300を介してパーソナルコンピュータ210,220から受信した画像形成ジョブから生成された画像データに基づいて印刷を行っている。しかしながら、画像形成ジョブは、パーソナルコンピュータに限られず、たとえば分散印刷のように他の画像形成装置から送信されることもある。
変形例5:上記実施形態では、ネットワークスイッチ300を介してパーソナルコンピュータ210,220に接続されているが、パーソナルコンピュータに直接接続されている場合においてもパーソナルコンピュータの通信仕様に応じて学習して適切に消費電力を低減させることができる。
画像形成ジョブは、画像形成ジョブ送信装置として機能するパーソナルコンピュータや画像形成装置、ネットワークスイッチといった様々な通信相手先から受信することができる。本発明では、画像形成ジョブ送信装置は、画像形成装置に直接的に接続され、画像形成装置に画像形成ジョブを送信する装置(上記実施形態では、ネットワークスイッチ300に相当する)である。
10 画像形成システム
100 画像形成装置
110 制御部
120 画像形成部
130 操作表示部
140 記憶部
150 通信インターフェイス部
151,311 モジュラー式コネクター(RJ−45)
152 送信部
153 受信部
154 メディアアクセス制御部
160 画像読取部
210,220 パーソナルコンピュータ
300 ネットワークスイッチ
310,320,330,340 ポート
350 制御回路

Claims (8)

  1. 画像形成ジョブ送信装置から画像形成ジョブを受信して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像形成ジョブから生成された画像データに基づいて印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成ジョブ送信装置との接続状態を管理するための接続状態管理信号を送受信し、前記接続状態管理信号を使用して前記接続状態を管理しつつ前記画像形成ジョブ送信装置と通信するための通信インターフェイス部と、
    前記画像形成ジョブ送信装置が省エネルギーのために予め設定されている所定の機能をサポートしているか否かを判断し、前記所定の機能がサポートされていないとの判断に基づいて、前記接続状態管理信号の送信を予め設定されている所定時間停止し、前記所定時間内において前記接続状態管理信号の受信が継続された場合には、前記接続状態管理信号の送信を中止し、前記接続状態管理信号の受信が停止された場合には、予め設定されている所定の時間間隔で前記接続状態管理信号を送信するように前記接続状態の管理方法を決定する学習処理部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記学習処理部は、前記画像形成装置が電源オフ又はスリープ状態への移行によって機能を停止する際に前記接続状態の管理方法を決定する画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置であって、
    前記学習処理部は、前記所定時間内において前記接続状態管理信号を受信した場合には、前記接続状態の管理方法として前記接続状態管理信号の送信を停止する方法を決定する画像形成装置。
  4. 請求項記載の画像形成装置であって、
    前記学習処理部は、前記所定時間内において前記接続状態管理信号を受信しなかった場合には、前記接続状態の管理方法として前記接続状態管理信号の送信の時間間隔を長くする画像形成装置。
  5. 請求項3又は4に記載の画像形成装置であって、
    前記学習処理部は、前記画像形成ジョブ送信装置のMACアドレスに紐付けて前記管理方法を登録し、前記MACアドレスに紐付けられて登録されている前記管理方法に基づいて前記接続状態を監視する画像形成装置。
  6. 請求項3乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記学習処理部は、前記接続状態管理信号の送信間隔を設定可能であり、前記送信間隔の設定入力を受け付ける画像形成装置。
  7. 請求項記載の画像形成装置であって、
    前記学習処理部は、前記接続状態管理信号の受信間隔が前記送信間隔以下の場合には、前記接続状態の管理方法として前記接続状態管理信号の送信を停止し、前記接続状態管理信号の受信間隔が前記送信間隔を超える場合には、前記接続状態の管理方法として前記設定入力によって設定された送信間隔で前記接続状態管理信号を送信する方法を決定する画像形成装置。
  8. 画像形成ジョブ送信装置から画像形成ジョブを受信して画像を形成する画像形成方法であって、
    前記画像形成ジョブから生成された画像データに基づいて印刷媒体に画像を形成する画像形成工程と、
    前記画像形成ジョブ送信装置との接続状態を管理するための接続状態管理信号を送受信し、前記接続状態管理信号を使用して前記接続状態を管理しつつ前記画像形成ジョブ送信装置と通信するための通信インターフェイス工程と、
    前記画像形成ジョブ送信装置が省エネルギーのために予め設定されている所定の機能をサポートしているか否かを判断し、前記所定の機能がサポートされていないとの判断に基づいて、前記接続状態管理信号の送信を予め設定されている所定時間停止し、前記所定時間内において前記接続状態管理信号の受信が継続された場合には、前記接続状態管理信号の送信を中止し、前記接続状態管理信号の受信が停止された場合には、予め設定されている所定の時間間隔で前記接続状態管理信号を送信するように前記接続状態の管理方法を決定する学習処理工程と、
    を備える画像形成方法。
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