JP6745029B2 - 車両用ルーフキャリア - Google Patents

車両用ルーフキャリア Download PDF

Info

Publication number
JP6745029B2
JP6745029B2 JP2016067739A JP2016067739A JP6745029B2 JP 6745029 B2 JP6745029 B2 JP 6745029B2 JP 2016067739 A JP2016067739 A JP 2016067739A JP 2016067739 A JP2016067739 A JP 2016067739A JP 6745029 B2 JP6745029 B2 JP 6745029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
guide rail
vehicle
casing
slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016067739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017178035A (ja
Inventor
富美也 恩田
富美也 恩田
拓也 諸岡
拓也 諸岡
翔 大友
翔 大友
大成 米澤谷
大成 米澤谷
良太 竹田
良太 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Tekki Corp
Original Assignee
Sanwa Tekki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Tekki Corp filed Critical Sanwa Tekki Corp
Priority to JP2016067739A priority Critical patent/JP6745029B2/ja
Publication of JP2017178035A publication Critical patent/JP2017178035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6745029B2 publication Critical patent/JP6745029B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

本発明は、荷物を載せて運搬するために車両のルーフ上に取り付けられる車両用ルーフキャリアに関し、荷物の積み降ろしの作業に適した低位の作業位置と運搬時の高位の格納位置との間で移動可能なスライド式のラックを備えたルーフキャリアに係るものである。
従来、車両のルーフ上に連結手段を介して取り付けられ、ラックがスライドして上下するスライド式のルーフキャリアが知られている。その一例が特許文献1に提案されている。このルーフキャリアは、車体の左右方向に延び、車体の前後方向に間隔を置いて配設されるガイドレールと、このガイドレールに支持されてスライド移動可能なスライダとを備える。ガイドレールとスライダは、車体の前後方向を中心軸とした円弧状に湾曲して形成される。スライダは、荷台枠を備え、ガイドレールに沿ってルーフの上方と、車体の側面に近接した下方位置との間でスライド移動できる。スライダと共に荷台枠を車体の側面に近接した下方位置に引き下ろした状態で、荷物の積み降ろし作業を行う。
特許文献2には、車両のルーフ上に固定される固定基台と、これに対してルーフ上と、車体側面の上部付近との間でスライド移動可能な荷台とを具備する可動式キャリーが開示されている。固定基台と荷台との間には、ガスダンパが介設される。荷下ろしの際には、ガスダンパが荷台の片側を押し上げて下降方向に傾斜させることで荷下ろし作業を助力する。荷揚げの際には、荷物を載せた荷台が基台へ急激に下降するのをガスダンパが緩衝する。
特開2007−112346号公報 特開平7−2026号公報
本発明の車両用ルーフキャリアは、梯子等の長尺かつ大重量の荷物を地上から車両のルーフ上へ容易に荷揚げし、また容易に荷下ろしすることができる車両用ルーフキャリアを提供することを目的としている。
以下、添付図面の符号を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、本発明の車両用ルーフキャリア1は、車両CのルーフR上に、前後方向に相互間隔を置いて、左右方向にルーフRを横断するように固着される複数のガイドレール2を具備する。各ガイドレール2は、車両Cの前後方向を中心軸Aとした円弧状に湾曲している。ガイドレール2の前後に位置して、それぞれ当該ガイドレール2に沿って上方の格納位置と下方の作業位置との間で車両Cの右上下方向又は左上下方向へ移動自在に支持される右スライダ4および左スライダ5が設けられる。前後に位置する右スライダ4間、左スライダ5間に、それぞれ右側ラック9、左側ラック10が架設される。右スライダ4および左スライダ5は、それぞれ付勢手段11によって格納位置側へ引き上げられるように付勢される。右スライダ4および左スライダ5をそれぞれ格納位置および作業位置においてガイドレール2に自動的に固定する自動ロック手段21が設けられる。自動ロック手段21は、車両Cの側方位置から固定解除操作可能である。ガイドレール2は、前方に開放する前方ガイド溝2aと後方に開放する後方ガイド溝2bとを具備する。右スライダ4および左スライダ5は、それぞれガイドレール2の湾曲に沿う弓形の右スライドフレーム6又は左スライドフレーム7を具備する。右スライドフレーム6および左スライドフレーム7は、作業位置への引き下ろし側の先端と、その反対側の基端とを持つ。各スライドフレーム6,7の前部又は後部には、複数のスライドローラ8がそれぞれ列設される。スライドローラ8は、ガイドレール2の前方ガイド溝2a又は後方ガイド溝2b内を転動する。右側ラック9および左側ラック10は、それぞれ右スライドフレーム6および左スライドフレーム7が格納位置にあるとき、ルーフR上において前方から見てハ字状に傾斜して支持されるように各スライドフレーム6,7上に支持される。付勢手段11は、ガイドレール2の下端部間に、ルーフR上を水平に横断するように架設されるケーシング12と、ケーシング12内に設けられるガスばね13と、ガスばね13のばね力を各スライドフレーム6,7に伝達する引き上げワイヤ14とを具備する。ガスばね13は、ケーシング12内に一端側が固定され、ケーシング12の軸線方向のばね力を有する。自動ロック手段21は、ラッチ部材22と固定解除操作部材23とを具備する。ラッチ部材22は、右スライダ4および左スライダ5を格納位置においてガイドレール2に自動的に固定するようにスライダ4,5上に設けられる。固定解除操作部材23は、それぞれ車両Cの右側方又は左側方位置に設けられ、伝動機構24を介してラッチ部材22に接続される。
本発明の車両用ルーフキャリア1においては、右スライドフレーム6および左スライドフレーム7が格納位置にあるとき、右側ラック9および左側ラック10が、ルーフR上において前後方向から見てハ字状に傾斜して支持されるので、ラック9,10に載せる荷物の平面的な面積を小さくすることができ、より幅広の荷物を車両ルーフRの左右に張り出させることなく積載することができる。ガイドレール2およびスライドフレーム6,7がアーチ状に湾曲しているので、作業位置においてラック9,10を車両Cの右又は左側面により接近した位置に配置することができ、それによって、作業スペースを縮小することができ、また荷揚げ、荷下ろし作業における作業者の負担を軽減できる。
本発明に係る車両用ルーフキャリアの正面図である。 図1の車両用ルーフキャリアの側面図である。 図1の車両用キャリアの平面図である。 図1の車両用ルーフキャリアの背面図である。 図1の車両用ルーフキャリアの拡大正面図である。 図1の車両用ルーフキャリアの一部の拡大正面図である。 図1の車両用ルーフキャリアの一部の拡大側面図である。 図7におけるVIII−VIII矢視図である。 図1の車両用ルーフキャリアにおけるガイドレールの頂部の断面図である。 図1の車両用ルーフキャリアにおける付勢部材のケーシングを切り欠いた正面図である。 図1の車両用ルーフキャリアにおける付勢部材の縦断側面図である。 図2におけるXII−XII矢視図である。 図1の車両用ルーフキャリアにおける自動ロック手段の説明図である。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明において車両Cの前進方向を前、その反対方向を後ろ、前後方向に対して直交する両方向を左右という。
図1ないし図4において、車両用ルーフキャリア1は、車両CのルーフR上に前後方向に相互間隔を置いて、ルーフRを左右方向に横断するように固着される4つのガイドレール2を具備する。各ガイドレール2は、車両Cの前後方向を中心軸Aとした円弧状に湾曲しており、両端部において取り付け金具3を介してルーフRの左右両縁部に固着される。図9に示すように、ガイドレール2は、前方に開放する前方ガイド溝2aと後方に開放する後方ガイド溝2bと、両溝2a,2b間の隔壁2cとを具備し、断面が概略転倒したH字型をなしている。
ガイドレール2の前後に位置して、右スライダ4および左スライダ5が設けられる。なお、右、左とは車両の正面から見た右、左をいうものとする。右スライダ4および左スライダ5は、それぞれスライドローラ8を介して、ガイドレール2に支持される(図9)。したがって、右スライダ4および左スライダ5は、それぞれガイドレール2に沿って、上方の格納位置(図1において実線で示す位置)と下方の作業位置(図1において仮想線で示す位置)との間で、車両の右上下方向又は左上下方向へ移動自在である。
右スライダ4および左スライダ5は、それぞれ平板状の右スライドフレーム6又は左スライドフレーム7を具備する。図1、図5に示すように、スライドフレーム6,7は、それぞれガイドレール2の湾曲に沿う弓形で、下辺が円弧状、上辺は中央の頂部に集合する2つの直線状斜辺からなる山型状である。右スライドフレーム6および左スライドフレーム7は、互いに同形で、左右勝手違いに配され、作業位置への引き下ろし側である先端6a,7aと、その反対側の基端6b,7bとを持つ。スライダ4,5は、格納位置において互いに頂部を車両Cの左右方向中央に配置して前後に重なるように配置される。図9に示すように、右スライドフレーム6の後部および左スライドフレーム7の前部には、それぞれ3つのスライドローラ8がそれぞれ円弧状に列設される。右スライドフレーム6のスライドローラ8は、ガイドレール2の前方ガイド溝2aにはまり、左スライドフレーム6のスライドローラ8は、ガイドレール2の後方ガイド溝2bにはまり、それぞれガイド溝2a,2b内を転動する。
右スライドフレーム6の右斜辺上には、右ラック9が固定され、左スライドフレーム7の左斜辺上には左ラック10が固定される(図1、図5)。ラック9,10は、金属管材を概略格子状に組んでなり、それぞれスライドフレーム6,7の先端付近から中央の頂部付近に至る幅を有し、スライドフレーム6,7が格納位置にあるとき、前後方向から見て中央の頂部から下方左右へ広がる概略ハ字状をなすように傾斜してスライドフレーム6,7上に固定される。ラック9,10は、それぞれ前後方向の両端部に、荷物の前後方向の移動を止めるための左右方向に延びるように起立する振れ止め金具9a,10aを有し、また左右引き下ろし方向の縁部には、前後方向に延びるように起立する柵9b,10bを有する。
スライドフレーム6,7の先端部間には、前後方向に操作バー27が渡される。スライドフレーム6,7は、操作バー27を握って車両Cの側方から昇降操作する。スライドフレーム6,7が上方の格納位置にあるとき、操作バー27がガイドレール2の先端部の受け凹部2e(図8)に嵌合して保持される。
図1、図5に示すように、スライドフレーム6,7は、それぞれ付勢手段11によって格納位置側へ引き上げられるように付勢される。スライドフレーム6,7は、同一構造で、左右勝手違いの一対からなるから、以下、スライドフレーム6を中心に説明する。付勢手段11は、ガイドレール2の下端部間にルーフR上を水平に横断するように架設されるケーシング12を具備する。図10に示すように、ケーシング12内に、ガスばね13と、ガスばね13のばね力を各スライドフレーム6,7に伝達する引き上げワイヤ14とが設けられる。図11に示すように、ケーシング12内は隔壁12aで前後に区画され、前方区画内に右スライドフレーム6の付勢機構が収容され、後方区画内に左スライドフレーム7の付勢機構が収容される。両付勢機構は互いに左右逆方向に配置される。
図10に示すように、ガスばね13は、ケーシング12内に一端側が固定され、ケーシング12の軸線方向のばね力を有する。すなわち、ガスばね13は、ケーシング12の一端側に固定されるシリンダ15と、ケーシング12の他端側に先端を向けて延出するピストンロッド16とを具備する。ピストンロッド16の先端には、ケーシング12内を摺動自在の滑車ガイド17が取り付けられ、これに動滑車18が取り付けられる。動滑車18に対応する固定滑車19が、ケーシング12の一端側に支持される。
引き上げワイヤ14は、ケーシング12の一端側に一端が係止され、ケーシング12の他端側へ延び、中間部において動滑車18に掛け回されて、ケーシング12の他端側へ折り返され、さらに固定滑車19を介して折り返され、スライドフレーム6,7の基端6a,7a側に係止される。ピストンロッド16が突出方向に移動すると、引き上げワイヤ14がケーシング12内へ引き込まれ、スライドフレーム6,7が格納位置側へ引き上げられる。動滑車18の採用により、ガスばね13の伸縮ストロークが、これよりも長いスライドフレーム6,7の移動ストロークに対応するように増幅される。
格納位置にある各スライドフレーム6,7を作業位置へ引き下ろす際の初期操作力を補助するために、ケーシング12内に補助ばね部材20が設けられる。補助ばね部材20は、滑車ガイド17に対向するようにケーシング12内に取り付けられ、スライドフレーム6,7が格納位置にある状態におけるピストンロッド16をシリンダ15内へ押し戻す方向に付勢している。したがって、ガスばね13によるスライドフレーム6,7に対する格納位置への引き上げ力は、補助ばね部材20のばね力の範囲で減殺される。このため、スライドフレーム6,7を作業位置へ引き下げる際の初期動作の所定範囲において、補助ばね部材20のばね力が操作力に加わり、その分、小さな力でスライドフレーム6,7を作業位置へ引き下げることができる。
スライドフレーム6,7が格納位置へ戻されたとき、これを同位置に自動的に保持するための自動ロック手段21が左右それぞれ一のガイドレール2(図2,図12において符号2−1で示す。)とスライドフレーム6,7との間に設けられる。図12において、自動ロック手段21は、ラッチ部材22と固定解除操作部材23とを具備する。ラッチ部材22は、スライドフレーム6(7)を格納位置および作業位置においてガイドレール2に自動的に固定するようにスライドフレーム6(7)上に設けられる。固定解除操作部材23は、それぞれ車両の右側方又は左側方位置に設けられ、伝動機構24を介してラッチ部材22に接続される。
図13に示すように、ラッチ部材22は、スライドフレーム6上に設けられ、ガイドレール2に向かって突出するように付勢されたロックピン25を具備する。ロックピン25は、スライドフレーム6の移動時にガイドレール2に縁を摺動する。ガイドレール2は、スライドフレーム6が格納位置および作業位置にあるときロックピン25が係合する2つの係合凹部2dを具備する。係合凹部2dは、ガイドレール2の中央部付近と、ガイドレール2の先端部付近に設けられる。
固定解除操作部材23は、ロック解除レバー26を具備する。ロック解除レバー26は、スライドフレーム6の先端側において操作バー27上に枢支され、ロック位置とロック解除位置の間を揺動自在であり、ロック位置に付勢される。
伝動機構24は、ロック解除レバー26がロック解除位置にあるときロックピン25を係合凹部2dから離脱させるように、ロックピン25とロック解除レバー23との間を接続するリンク機構28を具備する。
図6ないし図8によく示すように、スライドフレーム6(7)をそれぞれ格納位置においてガイドレール2に固定するための手動ロック手段29が、ガイドレール2の両端部に設けられる。手動ロック手段29は、スライドフレーム6(7)の先端部の操作バー27をガイドレール2の先端部の受け凹部2eに拘束解放する開閉部材30を具備する。開閉部材30は、回転操作用のロックレバー31を具備し、ガイドレール2の両端部に回転自在に設けられる。開閉部材30は、受け凹部2eに嵌合した操作バー27を拘束するように受け凹部2eを閉鎖するロック位置と受け凹部2eを開放する非ロック位置(仮想線で示す。)との間を正逆回転操作可能である。
ルーフキャリア1を使用する場合には、まず、ルーフR上の格納位置にあるラック9,10のロックを解除する。手動ロックを解除するには、片側4箇所のロックレバー31を手前に回転させてガイドレール2の受け凹部2eを開くことで操作バー27を解放する(図8の状態)。
次いで、片側1箇所のロック解除レバー26(図13)を操作バー27と共に握ると、ロックピン25がガイドレール2の係合凹部2dから抜け、自動ロックが解除される。解除レバー26を握りながら操作バー27を作業位置(図1の仮想線)まで引き下ろす。作業位置において解除レバー26から手を離すと、ロックピン25がガイドレール2の他方の係合凹部2dに落ち込んで、自動ロックされる。
ラック9,10を図1の仮想線で示す作業位置に固定して、梯子等の荷物をラック9,10上に積載する。ガイドレール2およびスライドフレーム6,7がアーチ状に湾曲しているので、ラック9,10が車両Cの右又は左側面に接近した位置に配置される。ラック9,10が車両Cに接近した低い位置にあり、また積載面が作業者側に向いているので、荷物を回転させることなく、狭小な作業スペースにおいても容易にラック9,10に荷物を積み込むことができる。積載面が立っているが、柵9b,10bにより荷物を保持することができる。振れ止め金具9a,10aを活用して荷物を前後に動かないように固定する。
荷積みが済んだら、解除レバー26を握り自動ロックを解除する。解除レバー26を握ったまま、操作バー27を掴み、両手でラック9,10を押し上げ、荷揚げを行う。この過程で、ガスばね13のピストンロッド16が突出して、付勢力が働き、作業者の押し上げ力を補助する。
ラック9,10を最上位の格納位置まで押し上げると、操作バー27がガイドレール2の先端の受け凹部2eに嵌合して停止する。この状態で、解除レバー26から手を離すと、ロックピン25がガイドレール2の係合凹部2dに落ち込んで、ラック9,10が格納位置に固定される。ラック9,10が格納位置にあるとき、ピストンロッド16に対向する補助ばね部材20が圧縮され蓄勢される。
さらに片側4つのロックレバー31を奥側に回転させてガイドレール2の受け凹部2eを閉じ、操作バー27をロックして荷揚げが完了する。
右スライドフレーム6および左スライドフレーム7は、格納位置において、右側ラック9および左側ラック10を前後方向から見てハ字状に傾斜してルーフR上に支持するので、ラック9,10に載せる荷物の平面的な面積を小さくすることができ、より幅広の荷物を車両ルーフRの左右に張り出させることなく積載することができる。
荷下ろしの際には、上記のように、手動ロック、自動ロックを順次解いて、ラック9,10を引き下ろすが、この際、補助ばね部材20のばね力により、スライドローラの回転抵抗、ガスばね13の付勢抵抗が減殺され、作業者による初期の引き下げ力が助勢される。またラック9,10の下降途上で、ガスばね13の抵抗が働き、荷重による急激な下降が防止される。ラック9,10が左右に分かれており、積み位置が実質的にルーフRの片側であるため、荷を積んだ単一のラックをルーフRの真上まで移動させる場合に比べ、積み降ろしの際の作業者の負担が軽減される。
1 ルーフキャリア
2 ガイドレール
2a 前方ガイド溝
2b 後方ガイド溝
2c 隔壁
2d 係合凹部
2e 受け凹部
3 取り付け金具
4 右スライダ
5 左スライダ
6 右スライドフレーム
7 左スライドフレーム
8 右ラック
9 左ラック
10 スライドローラ
11 付勢手段
12 ケーシング
13 ガスばね
14 引き上げワイヤ
15 シリンダ
16 ピストンロッド
17 滑車ガイド
18 固定滑車
19 動滑車
20 補助ばね部材
21 自動ロック手段
22 ラッチ部材
23 固定解除操作部材
24 伝動機構
25 ロックピン
26 解除レバー
27 操作バー
28 リンク機構
29 手動ロック手段
30 開閉部材
31 ロックレバー
A 円弧の中心
C 車両
R ルーフ

Claims (6)

  1. 車両のルーフ上に前後方向に相互間隔を置いて左右方向にルーフを横断するように固着され、それぞれ車両の前後方向を中心軸とした円弧状に湾曲して形成される複数のガイドレールと、
    前記各ガイドレールの前後に位置して、それぞれ当該ガイドレールに沿って上方の格納位置と下方の作業位置との間で前記車両の右上下方向又は左上下方向へ移動自在に支持される右スライダおよび左スライダと、
    それぞれ前後に位置する前記右スライダ間又は前後に位置する前記左スライダ間に架設される右側ラックおよび左側ラックと、
    前記右スライダおよび左スライダをそれぞれ格納位置側へ引き上げるように付勢して荷重による前記各ラックの急激な下降を防止すると共に荷揚げ負荷を軽減する付勢手段と、
    前記右スライダおよび左スライダをそれぞれ格納位置および作業位置においてガイドレールに自動的に固定し、かつ前記車両の側方位置から固定解除操作可能に設けられる自動ロック手段と、を具備し、
    前記ガイドレールは、前方に開放する前方ガイド溝と後方に開放する後方ガイド溝とを具備し、
    前記右スライダおよび左スライダは、それぞれ前記ガイドレールの湾曲に沿う弓形で作業位置への引き下ろし側の先端とその反対側の基端とを持つ右スライドフレーム又は左スライドフレームと、それぞれ前記前方ガイド溝又は後方ガイド溝内を転動するように各スライドフレームの前部又は後部に列設される複数のスライドローラとを具備して、前記格納位置と作業位置との間を前記ガイドレールの湾曲に対応する円弧状の軌道で移動し
    前記自動ロック手段は、前記右スライダおよび左スライダの各々の少なくとも一を格納位置においてガイドレールに自動的に固定するようにスライダ上に設けられるラッチ部材と、それぞれ前記車両の右側方又は左側方位置に設けられ、伝動機構を介してラッチ部材に接続される固定解除操作部材とを具備することを特徴とする車両用ルーフキャリア。
  2. 前記右側ラックおよび左側ラックは、それぞれ前記右スライドフレームおよび左スライドフレームが格納位置にあるとき、前記ルーフ上において前方から見てハ字状に傾斜して支持されるように各スライドフレーム上に支持され、
    前記付勢手段は、前記ガイドレールの下端部間に前記ルーフ上を水平に横断するように架設されるケーシングと、このケーシング内に一端側が固定されケーシングの軸線方向のばね力を有するガスばねと、このガスばねのばね力を前記各スライドフレームに伝達する引き上げワイヤと、を具備することを特徴とする請求項1に記載の車両用ルーフキャリア。
  3. 前記ガスばねは、前記ケーシングに固定されるシリンダと、ケーシングから延出するピストンロッドとを具備し、
    前記引き上げワイヤは、前記ケーシングに一端が係止され、ケーシングの軸方向へ延び、中間部において前記ピストンロッドの先端側に支持される動滑車に掛け回されて折り返され、他端側がケーシングに支持される固定滑車を介して前記各スライドフレームの基端側に係止されることを特徴とする請求項2に記載の車両用ルーフキャリア。
  4. 前記右スライダおよび左スライダをそれぞれ格納位置においてガイドレールに固定し、かつ前記車両の側方位置から固定解除操作可能に設けられる手動ロック手段をさらに具備し、
    前記手動ロック手段は、それぞれスライドフレームの先端部間に架設される操作バーと、前記各スライドフレームが格納位置にあるとき前記操作バーを嵌合させるようにそれぞれ少なくとも一の前記各ガイドレールの一端側に形成される受け凹部と、この受け凹部に嵌合した前記操作バーを拘束するように受け凹部を閉鎖するロック位置と受け凹部を開放する非ロック位置との間を正逆回転操作可能に前記ガイドレールの端部に支持される開閉部材とを具備することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用ルーフキャリア。
  5. 格納位置にある前記各スライダを作業位置へ引き下ろす初期操作力を補助するためにスライダの初期動作の所定範囲において前記ガスばねの付勢力と反対方向の付勢力を付与ように前記付勢手段のケーシング内に設けられる補助ばね部材をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用ルーフキャリア。
  6. 前記自動ロック手段のラッチ部材は、前記一のスライダのスライドフレーム上に設けられ対応する前記ガイドレールに向かって突出して前記スライダの移動時に前記ガイドレールに摺動するように付勢されるロックピンを具備し、
    前記ガイドレールは、前記スライダが格納位置にあるとき前記ロックピンが係合する係合凹部を具備し、
    前記自動ロック手段の固定解除操作部材は、ロック位置とロック解除位置の間を揺動自在でロック位置に付勢されて前記スライドフレームの先端側に枢支されるロック解除レバーを具備し、
    前記自動ロック手段の伝動機構は、前記ロック解除レバーがロック解除位置にあるとき前記ロックピンを前記係合凹部から離脱させるようにロックピンとロック解除レバーとの間を接続するリンク機構を具備することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車両用ルーフキャリア。
JP2016067739A 2016-03-30 2016-03-30 車両用ルーフキャリア Active JP6745029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016067739A JP6745029B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 車両用ルーフキャリア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016067739A JP6745029B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 車両用ルーフキャリア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017178035A JP2017178035A (ja) 2017-10-05
JP6745029B2 true JP6745029B2 (ja) 2020-08-26

Family

ID=60009090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016067739A Active JP6745029B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 車両用ルーフキャリア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6745029B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6218246U (ja) * 1985-07-19 1987-02-03
JPS6368437A (ja) * 1986-09-08 1988-03-28 Mikio Nakamura 自動車用キヤリヤ装置
JPH03123748U (ja) * 1990-03-30 1991-12-16
JPH072026A (ja) * 1993-06-20 1995-01-06 Yasuo Shintobe 可動式キャリー
JPH07266999A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Oi Seisakusho Co Ltd 自動車用のルーフキャリア装置
JP3062471U (ja) * 1999-03-25 1999-10-08 大喜商事株式会社 車両用ル―フキャリア
JP2004194870A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Sumitomo Precision Prod Co Ltd 車両の車椅子搭載装置と品物搭載装置
JP2007112346A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 安伸 ▲吉▼本 スライド式ルーフキャリア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017178035A (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8136857B2 (en) Pick-up style utility vehicle with expandable cargo bed
KR101194914B1 (ko) 모노 레그 변형 시트
US6592165B2 (en) Covering device for the load space of a motor vehicle
KR101324371B1 (ko) 자동차의 화물 공간용 플로어 조립체
US7048490B2 (en) Side service storage apparatus
CN102343838A (zh) 用于车辆的座椅滑动装置
US9126507B2 (en) Longitudinal seat adjuster for a vehicle seat having easy entry functionality and folding functionality
CN103562002A (zh) 车辆座椅
JP5551486B2 (ja) シートのスライドロック装置
US20110156419A1 (en) Pick-up style utility vehicle with expandable cargo bed
JP6383167B2 (ja) 自動車用スライド荷台装置
JP5109100B2 (ja) 貨物自動車用ステップ装置
JP6745029B2 (ja) 車両用ルーフキャリア
JP6435214B2 (ja) 梯子昇降装置
JP4790429B2 (ja) 貨物自動車の荷箱構造
JP6583062B2 (ja) 乗物用スライドレール装置
US11014487B2 (en) Divider assemblies for partitioning vehicle cargo spaces
JP6633473B2 (ja) 車両に搭載される自転車用キャリア装置
JP4696668B2 (ja) 搬送コンベア
JP5128310B2 (ja) 中間ロック機構を備えた車両用スライドデッキ装置
JP3956132B2 (ja) 貨物自動車のステップ装置
JP2021037782A (ja) 駐輪機のラック収納構造
JP4310260B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP5562147B2 (ja) スライドパレットユニット及び貨物車
JP2000095163A (ja) 二輪車駐車装置の二輪車格納方法及び二輪車駐車装置の格納機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6745029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117