JP6744706B2 - 見守り支援システム - Google Patents

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Description

この発明は、在宅医療や高齢者施設等の利用者を、医療施設等の施設側で見守る場合の支援システムに関するものである。
従来、患者や被介護者を遠隔地から見守るシステムは、数多く考案されている。例えば、特許文献1には、被介護者の生体の異常を自動で検出する生体モニタ装置が非常発生信号をターミナルアダプタに付与し、ターミナルアダプタからテレビ電話の電話回線を通じて支援介護サービスセンターのホストコンピュータに非常発生信号が出力され、非常発生信号が出力された場合には、ホストコンピュータから被介護者のテレビ電話にダイヤリングして被介護者のテレビ電話を自動的に着信可能にし、被介護者の様子を画像で確認したり会話をしたりすることが記載されている。
また、特許文献2には、被検者の平常時の血圧、脈拍等を健康管理センターのサーバーに記憶しておき、簡易携帯センサによって計測した測実値を健康管理センターに電送し、測実値が平常値の許容範囲を超えた場合は、健康管理センターから医療機関等への通報を行うことが記載されている。
実用新案登録第3064460号公報 特開2002−367061号公報
上記したようなシステムにおいて、在宅で医療や介護を受けている患者や被介護者が、医療機関や介護施設とインターネット等によって接続された端末装置を用いることが想定されるが、パソコン等のIT機器の操作が苦手な人や高齢者が、端末装置を使いこなせず、十分な支援を受けられないおそれがある。
本願発明は、上記した従来技術を踏まえた上で、第1に、医療施設や介護施設などの施設側が、それらの施設の利用者に迅速かつ適確な指示を与えられるともに、第2に、IT機器の操作が苦手な利用者でも恩恵を受けられる見守り支援システムを提供することを目的とする。
上記した各目的を達成するために、本願発明は以下のような構成を備える。
すなわち、本願の第1の発明は、生体データを計測するための計測機器40が接続され、医療施設等の利用者が当該利用者の所在地において利用可能な利用者側端末装置20と、医療施設等に設置される施設側端末装置30と、前記利用者側端末装置20及び前記施設側端末装置30とネットワークによって接続された管理用サーバー10と、から構成される見守り支援システム1である。
前記利用者側端末装置20は、画像を表示するための利用者側表示装置(液晶表示装置)と、前記計測機器40によって計測された複数種類の生体データの計測値を取得する計測値データ取得手段21と、計測値データ取得手段21が取得した計測値データを前記管理用サーバー10に送信する計測値データ送信手段22と、前記施設側端末装置30との間で、画像通話を行うためのネットワーク回線を通じて音声と画像による通話を可能とする利用者側画像通話手段(画像通話手段23)と、を備えている。
また、前記管理用サーバー10は、前記利用者側端末装置20から送信される計測値データを受信する計測値データ受信手段(データ受信手段13)と、受信した計測値データが、あらかじめ設定された計測値の基準値の範囲を逸脱している場合に、異常を判定する異常判定手段14と、前記利用者側端末装置20から送信された計測値データを、前記施設側端末装置30に送信するとともに、前記異常判定手段14が異常を判定した場合に、前記施設側端末装置30に警告データを送信するデータ送信手段15と、を備えている。
また、前記施設側端末装置30は、画像を表示するための施設側表示装置(液晶モニタ)と、前記管理用サーバー10から送信された計測値データ及び警告データを受信する施設側データ受信手段(データ受信手段31)と、前記複数種類の生体データを表示させ、かつ前記管理用サーバー10から送信された計測値データを、前記施設側表示装置の計測値参照画面310に表示させるとともに、前記警告データを受信した場合には、計測値参照画面310に所定の警告画面320を表示させる表示制御手段34と、前記利用者側端末装置20との間で、画像通話を行うためのネットワーク回線を通じて音声と画像による通話を可能とする施設側画像通話手段(画像通話手段33)と、を備えている。そして、前記計測値参照画面310には、前記複数種類の生体データが表示されるとともに、当該複数種類の生体データごとに、前記計測値データ取得手段21により取得された複数回の計測値データを一覧表示可能であり、前記施設側端末装置30に対し所定の入力操作を行うことにより、当該施設側端末装置30において、表示された前記複数種類の生体データの中から、前記異常判定手段14により異常と判定する対象の生体データを選択可能であるとともに、前記異常判定手段14により異常と判定される基準値を設定可能であり、前記計測値参照画面310に、前記所定の入力操作が行われることにより設定された前記基準値が表示されるように形成され、前記施設側画像通話手段が前記利用者側端末装置20を呼び出した場合には、前記利用者側表示装置に、呼び出し相手と画像通話を行うための画像通話用画面240が表示されるように形成されていることを特徴とする。
本発明においては、利用者が計測機器40で体温、血圧等を計測すると、その数値を取り込んだ利用者側端末装置20から管理用サーバー10に計測値データが送信され、施設側端末装置30は管理用サーバー10を介してその計測データを受信する。管理用サーバー10では、受信した計測値データについて異常を判定し、異常が発生している場合には、施設側端末装置30に計測値データとともに警告データを送信する。施設側表示装置に警告データに基づく警告画面320が表示されることにより、施設側において、利用者の生体データに異常が発生していることを知ることができる。また、警告画面320が表示された場合に施設側端末装置30と利用者側端末装置20との間で画像通話を行うためのネットワーク回線を接続させることにより、施設側の医師や看護師等が利用者を画面で確認しつつ会話し、適切な対処を行うことができる。
ここで、前記警告画面320には、画面上で所定の操作を行うことにより、前記施設側画像通話手段が前記利用者側端末装置20を呼び出すための呼び出し操作部が(呼び出しボタン321)設けることができる。このように形成することにより、警告がされた場合に、施設側から利用者側に迅速にテレビ電話をかけることができる。
また、前記利用者側端末装置20には、利用者に医療行為を施すための医療機器、例えば血液透析を行うための透析装置などを接続可能に形成し、前記異常判定手段14は、医療行為を施している医療機器の作動状況の異常を判定することができ、前記データ送信手段15は、前記異常判定手段14が医療機器の作動状況の異常を判定した場合にも、前記施設側端末装置30に前記警告データを送信するように形成することができる。このように形成することにより、在宅での血液透析等をより効果的に支援することができる。
また、前記警告画面320は、前記計測値参照画面310に表示される前記計測値データに重ねて表示可能となっているものの、前記計測値データのうち異常と判定された前記計測値データとは重ならないように表示されるように形成することができる。
また、前記施設側端末装置30は、前記医療施設等外にも設置可能であり、前記医療施設等外に設置された前記施設側端末装置30も、前記管理用サーバー10とネットワークによって接続されるように形成することができる。
また、前記利用者側端末装置20は、前記管理用サーバー10とネットワークによって接続可能なテレビ受像機であって、前記施設側画像通話手段(画像通話手段33)から呼び出された場合には、テレビ画面に、呼び出し相手と画像通話を行うための画像通話用画面240が表示され、前記画像通話用画面240に表示された所定の受信許可操作部(受信許可ボタン241)を画面上で操作することにより、前記施設側端末装置30との間で画像通話を行うためのネットワーク回線がつながるように形成され、前記テレビ画面には、前記施設側表示装置に表示される前記計測値データを表示可能に形成することができる。
本発明は、以上のように構成されているので、第1に、医療施設や介護施設などの施設側が、それらの施設の利用者に迅速かつ適確な指示を与えることができ、第2に、IT機器の操作が苦手な利用者でも恩恵を受けられる見守り支援システムを提供することができる。
本発明の実施の形態であって、見守り支援システムの概略を示すシステム構成図である。 本発明の実施の形態であって、見守り支援システムの概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、利用者側端末装置の表示画面を示す図である。 本発明の実施の形態であって、利用者側端末装置の表示画面を示す図である。 本発明の実施の形態であって、テレビ電話接続時の表示画面を示す図である。 本発明の実施の形態であって、施設側端末装置の表示画面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(見守り支援システム1)
本実施の形態に係る見守り支援システム1は、図1に示すように、管理用サーバー10と、利用者側端末装置20と、施設側端末装置30とを備えている。利用者側端末装置20及び施設側端末装置30は、管理用サーバー10にインターネット等の電気通信回線により接続可能であるとともに、利用者側端末装置20と施設側端末装置30との間で、双方向のデータ送受信が可能に形成されている。具体的には、利用者側端末装置20と施設側端末装置30は、テレビ電話としても機能するように形成されている。本実施の形態では、利用者側端末装置20はコンピュータを内蔵した液晶テレビとして構成され、施設側端末装置30は、マウス、キーボート、液晶モニタ等を備えたパーソナルコンピュータとして構成されている。なお、施設側端末装置30はタブレット端末であってもよい。
(管理用サーバー10)
管理用サーバー10は、医療施設や高齢者施設などの利用者、具体的には、在宅医療や在宅血液透析等を受ける患者や老人ホームの入居者などに関するデータの記憶や、記憶したデータに基づく処理を行うことができるコンピュータである。管理用サーバー10は、施設内に設置されていてもよいし、施設外に設置されるものであってもよい。管理用サーバー10を施設内に設置する場合には、施設側端末装置30と管理用サーバー10をLANにより接続してもよい。
管理用サーバー10は、CPU、RAM、ROM、I/Oなどを有しており、ROMに記憶されたプログラム(ソフトウェア)をCPUが読み込むことで、図2に示すように、認証手段11、データ受信手段12、医療データ記憶手段13、異常判定手段14及びデータ送信手段15として機能する。
(認証手段11)
認証手段11は、利用者側端末装置20及び施設側端末装置30を管理用サーバー10に接続させる際に、接続の可否を決定するものである。
具体的には、認証手段11は、認証用のデータとして、利用者側端末装置20及び施設側端末装置30に対応して定められた端末コード、及び、この端末コードに対応するパスワードを予め記憶しており、利用者側端末装置20及び施設側端末装置30を接続させる際に、受信した端末コード及びパスワードの組み合せが、予め記憶されているものと一致しているか否かを判定する。そして、入力された端末コード及びパスワードの組み合せが、予め記憶されているものと一致している場合には、管理用サーバー10への接続を許可し、一致していない場合には、管理用サーバー10への接続を許可しない。
また、本実施の形態に係る見守り支援システム1においては、認証手段11により利用者側端末装置20が管理用サーバー10への接続が許可された状態で、利用者側端末装置20から後述する計測値データを送信するようになっている。なお、認証手段11は、利用者側端末装置20から後述する計測値データが送信される場合には、パスワードの入力なしに管理用サーバー10への接続を許可するようにしてもよい。また、施設側端末装置30において、以下に述べる医療データ記憶手段12に記憶されている医療データの内容を書き換える場合(例えば医療データを新規に入力する場合や既存の医療データを最新の内容に変更する場合)には、通常のパスワードとは別の管理用のパスワードを要求するようになっている。すなわち、管理用のパスワードを入力しないと、医療データの書き換えが行えないようになっている。
(医療データ記憶手段12)
医療データ記憶手段12は、医療施設の患者等の利用者についての医療データを所定の医療データ記憶部に記憶するものであり、利用者データベースとして形成されるものである。医療データには、身長、体重、視力、聴力等の身体的データや、体温、血圧、心拍数、血中酸素飽和度、血糖値など血液検査の結果についての生体的データや、レントゲンやCT、心電図やエコーなどの写真画像データの他、処方した薬剤の種類、量及び処方した日時についてのデータ、体調に異常が発生した際の処置に関するデータなどの、医療行為を施した履歴に関するデータが含まれる。また、身体的データ及び生体的データには、以下に述べる基準値データと、実際に計測して得られた計測値データが含まれる。なお、説明の都合上、身体データ及び生体データをあわせて、生体データというものとする。
医療データ記憶手段12は、これらの医療データを、利用者ごとの記憶領域に記憶する。なお、医療データは、上記した内容に限定されるものではない。
ここで、生体データについては、所定の閾値が基準値として設定されており、医療データ記憶手段12は、前記基準値を基準値データとして、医療データ記憶部のうちの基準値データ記憶部に記憶する。基準値は、生体データの各項目についての一般的な数値であってもよいし、個人差(利用者の性別や年齢、平常時の数値)に応じて設定される数値であってもよい。基準値は、施設側端末装置30から送信される設定値の設定データに基づいて設定することができる。
また、医療データ記憶手段12は、利用者側端末装置20から送信される計測値データを、医療データ記憶部のうちの計測値データ記憶部に記憶する。
さらに、医療データ記憶手段12は、施設側端末装置30から送信される所定の生体データの項目のうち所定の項目について後述する異常判定の対象とする旨の設定データに基づいて、医療データ記憶部に記憶されている生体データの項目のうち所定の項目について、後述する異常判定の対象とする旨を記憶することができる。
(データ受信手段13)
データ受信手段13は、利用者側端末装置20及び施設側端末装置30から送信される送信データを受信するためのものである。
具体的には、データ受信手段13は、利用者側端末装置20及び施設側端末装置30からの送信データとして、端末コード及びパスワードに関するデータを受信するとともに、利用者側端末装置20からの送信データとして、計測値データを受信し、施設側端末装置30からの送信データとして、種々の医療データを受信する。受信した端末コード及びパスワードは所定の一時記憶部に記憶され、認証手段11の判定に供される。また、受信した医療データのうち計測値データは所定の一時記憶部に記憶され、以下に述べる異常判定手段14の判定に供されるとともに、医療データ記憶手段12によって医療データ記憶部に格納される。計測値データ以外の医療データ(レントゲン写真等)を受信した場合には医療データ記憶部に記憶されている医療データの内容が更新され、基準値の設定データや異常判定の対象となる項目の設定データを受信した場合には、生体データの基準値や、異常判定の対象となる項目(判定対象)が更新される。
(異常判定手段14)
異常判定手段14は、異常判定の対象とされている生体データの項目について、データ受信手段13により受信した計測値データに係る計測値が、基準値データに係る生体データの基準値を逸脱していないか否かを判定するものである。異常判定手段14は、受信した計測値が基準値の範囲内である場合には異常の判定を行わず、計測値が基準値を逸脱している場合には異常と判定する。
(データ送信手段15)
データ送信手段15は、医療データ記憶部に記憶されている医療データ、一時記憶部に記憶した計測値データ(すなわち最新の計測値データ)、及び異常が発生している旨の警告データを施設側端末装置30に送信するものである。
データ送信手段15は、施設側端末装置30から所定の閲覧要請信号を受信した場合に、施設側端末装置30に医療データを送信する。また、計測値データが一時記憶部に記憶されると自動的に施設側端末装置30に送信する。そして、当該計測値データについて前記異常判定手段14が異常と判定している場合には、計測値データと同時に警告データを施設側端末装置30に送信する。
(利用者側端末装置20)
利用者側端末装置20は、利用者の自宅や施設内の居室に設置され、体温、血圧、血糖値、体重などの生体データの計測値データを取得して、管理用サーバー10に送信可能な端末装置である。
上述したように、利用者側端末装置20は、コンピュータを内蔵した液晶テレビ(テレビ受像機)であって、CPU、RAM、ROM、I/Oなどを有しており、ROMに記憶されたプログラムをCPUが読み込むことで、図2に示すように、計測値データ取得手段21、計測値データ送信手段22、画像通話手段23及び表示制御手段24として機能する。
また、利用者側端末装置20には、体温を計測するための体温計、血圧を計測するための血圧計、心拍数及び血中酸素飽和度を計測するためのパルスオキシメーター、血糖値を計測するための血糖値測定器、体重を測定するための体重計などの計測機器40が接続されている。なお、計測機器40としては、上記したものに限られない。計測機器40は、利用者側端末装置20に接続ケーブルなどで接続されていてもよいし(たとえば、USB(Universal Serial Bus)接続など)、利用者側端末装置20と無線で通信可能に形成されていてもよい。
また、図示していないが、利用者側端末装置20には、画像を撮影するためのカメラ、音声を入力するためのマイク、タッチパネル、リモコン装置などの入力手段と、音声を出力するためのスピーカなどの出力手段が接続されている。なお、本実施の形態では、利用者側端末装置20としての液晶テレビの液晶表示装置がタッチパネルとして機能するように形成されている。カメラ、マイク、スピーカは液晶テレビに内蔵されていてもよい。
(計測値データ取得手段21)
計測値データ取得手段21は、計測機器40により計測された生体データの計測値(体温、血圧、血糖値等)を取得するものである。具体的には、計測機器40により計測された生体データの計測値を取り込み、計測値データとして所定の記憶部に記憶するものである。
計測値データ取得手段21は、利用者側端末装置20に接続されている計測機器40が使用され、計測機器40において計測値が確定した場合には、確定した計測値を計測値データとして記憶する。計測値データは、計測機器40による計測が行われた場合には自動的に記憶されるようになっていてもよいし、所定の計測開始操作、例えば、タッチパネルとして機能する液晶表示装置の画面上に表示された計測開始用の操作ボタンをタッチしたり、リモコン装置のボタンを操作したりして選択すること(以下選択操作という)により、記憶されるようになっていてもよい。前者の場合には、計測値データ取得手段21は、液晶表示装置にテレビ画面が表示されている場合や、テレビ画面がOFFとなっている場合でも、計測値データを取得することができる。後者の場合には、液晶表示装置の画面上に計測開始用の操作ボタンを表示させ、計測値データ取得手段21は、この計測開始用の操作ボタンが選択操作されている場合に、計測値データを取得することができる。
(計測値データ送信手段22)
計測値データ送信手段22は、所定の記憶部に記憶されている計測値データを、管理サーバー10に送信するためのものである。計測値データは、計測機器40による計測が行われた場合には自動的に管理サーバー10に送信されるようになっていてもよいし、所定の送信操作、例えば液晶表示装置の画面上に表示されるデータ送信用の操作ボタンを選択操作することにより、複数の計測値データをまとめて送信できるようになっていてもよい。前者の場合には、計測値データ送信手段22は、液晶表示装置にテレビ画面が表示されている場合や、テレビ画面がOFFとなっている場合でも、計測値データを送信することができる。後者の場合は、液晶表示装置の画面上にデータ送信用の操作ボタンを表示させるものとし、計測値データ送信手段22は、このデータ送信用の操作ボタンが選択操作された場合に、計測値データを送信することができる。
(画像通話手段23)
画像通話手段23は、液晶テレビをテレビ電話として機能させるためのものである。液晶テレビをテレビ電話として機能させるには、コンピュータに内蔵された所定のテレビ電話用アプリケーションソフトを用いることができる(以下、施設側端末装置30の画像通話手段33において同じ)。
具体的には、画像通話手段23は、液晶テレビがテレビを視聴可能なテレビ視聴モードに設定されているときに、液晶テレビをテレビ電話として機能させるための所定の操作、例えばリモコン装置やタッチパネルによるモード切替入力操作が行われた場合、及び、施設側端末装置30を含む他の端末装置から、当該利用者側端末装置20の識別情報(テレビ電話機能用のIDなど)が呼び出された場合には、テレビ電話用アプリケーションソフトを起動させて液晶テレビをテレビ電話モードに設定する。
テレビ電話モードが設定された場合には、利用者はタッチパネルやリモコン装置を用いてテレビ電話をかけたり受けたりすることができるようになっている。すなわち、所定の接続許可操作に基づいて通話相手との間で画像通話を行うためのネットワーク回線が接続され、カメラ、マイク、スピーカが作動して、通話相手の画像を見ながらの音声通話が可能となる。そして、画像通話手段23は、画像通話を行うためのネットワーク回線が接続されているときに所定の終了操作が行われた場合には、テレビ電話用アプリケーションソフトの終了処理を行い、液晶テレビをテレビ視聴モードに設定する。
なお、留守番電話機能を持たせて、一定時間接続許可操作が行われない場合には、自動的に画像通話を行うためのネットワーク回線を接続し、呼び出し側がメッセージを残せるようにしてもよい。
(表示制御手段24)
表示制御手段24は、液晶テレビの液晶表示装置(利用者側表示装置)の表示画面200にテキストデータや画像、画面上の入力手段を表示させる制御を行うものである。テキストデータや画像データの表示には、所定の画像処理ソフトウェアやウェブ閲覧用ソフトウェア(ブラウザー)などを使用することができる(以下、施設側端末装置30の表示制御手段34において同じ)。
ここで、液晶テレビは、初期状態においてテレビ視聴モードに設定されており、表示制御手段24は、電源がONとなった場合には、例えば、図3(A)に示すように、表示画面200にテレビ画面210を表示させるとともに、テレビ画面210の一部にモード切替のための操作ボタン220を表示させる。そして、この操作ボタン220が選択操作された場合には、図3(B)に示すモード切替画面230を表示させる。
モード切替画面230には、液晶テレビをテレビ電話モードに設定するための操作ボタン231と、液晶テレビをテレビ視聴モードに設定するための操作ボタン232が設けられている。操作ボタン231が選択操作された場合には、画像通話手段23によってテレビ電話モードが設定され、操作ボタン232が選択操作された場合には画像通話手段23によってテレビ視聴モードが設定される。なお、図3(B)に示すように、モード切替画面230に、上述した計測開始用の操作ボタン233や、データ送信用の操作ボタン234が表示されるように形成してもよい。
表示制御手段24は、液晶テレビがテレビ電話モードに設定された場合には、図4に示すように、所定の画像通話用画面240を表示させ、利用者はタッチパネルやリモコン装置を用いてテレビ電話をかけたり受けたりすることができるようになっている。
具体的には、表示制御手段24は、操作ボタン231の選択操作に基づいて画像通話用画面240を表示させた場合には、図4(B)に示すように、電話をかける相手を選択するよう指示するコメントと、あらかじめ設定された通話相手の中から通話する相手を選ぶための通話相手特定操作ボタン243を表示させる。この通話相手特定操作ボタン243が選択操作されると、特定された通話相手の識別情報を呼び出す(電話をかける)ように形成されている。そして、呼び出した相手から所定の応答信号を受信した場合には、通話相手との間で画像通話を行うためのネットワーク回線が接続される(電話がつながる)。すなわち、通話相手特定操作ボタン243の選択操作は、所定の接続許可操作に該当する。
なお、通話相手特定操作ボタン243に対応させる通話相手は、図示しない設定入力画面を表示させ、タッチパネルやリモコン装置を用いて相手の氏名と識別情報を登録することにより設定することができる。
また、他の端末装置から利用者側端末装置20の識別情報が呼び出された(電話がかかってきた)場合には、表示制御手段24は、図4(A)に示すように、呼び出し相手を特定する表示と、受信許可のための受信許可操作ボタン241と、受信拒否のための受信拒否操作ボタン242を表示させる。画像通話用画面240は、表示画面200がONのときには、テレビ画面210の一部に表示させることができる。なお、施設側端末装置30から後述する緊急確認信号が送信された場合には、液晶テレビの表示画面200がOFF(待機中)のときでも、表示画面200をONにして画像通話用画面240を表示させるようにすることができる。そして、受信許可操作ボタン241が選択操作された場合には、通話相手との間で画像通話を行うためのネットワーク回線が接続される。すなわち、受信許可操作ボタン241の選択操作は、所定の接続許可操作に該当する。受信拒否操作ボタン242が選択操作された場合には、画像通話を行うためのネットワーク回線が接続されない。
通話相手との間で画像通話を行うためのネットワーク回線が接続された場合には、表示制御手段24は、図5(A)に示すような通話中画面250を表示させる。通話中画面250には、図示しない所定の終了ボタンが設けられており、この終了ボタンが選択操作されることにより、画像通話を行うためのネットワーク回線が切断される。すなわち、終了ボタンの選択操作は、所定の終了操作に該当する。表示制御手段24は、終了ボタンの選択操作に基づき通話中画面250の表示を終了させる。通話中画面250の表示を終了させた後や、受信拒否操作ボタン242が選択操作されて画像通話を行うためのネットワーク回線が接続されなかった場合には、テレビ画面210を表示させたり、表示画面200をOFFにさせる。すなわち、テレビ視聴中に電話がかかってきた場合や電話をかけた場合には通話終了後又は受信拒否後にテレビ画面210に戻し、表示画面200がOFFのときに電話がかかってきた場合には通話終了後又は受信拒否後に表示画面200をOFFにさせる。
(施設側端末装置30)
施設側端末装置30は、医療施設等の内部に設置され、管理用サーバー10との間でデータの送受信が可能であるとともに、管理用サーバー10に記憶されている医療データを参照又は更新可能な端末装置である。
上述したように、施設側端末装置30は、デスクトップパソコン、ノートパソコンなどのコンピュータであって、CPU、RAM、ROM、I/Oなどを有しており、ROMに記憶されたプログラムをCPUが読み込むことで、図2に示すように、データ受信手段31、医療データ更新手段32、データ送信手段33、画像通話手段34及び表示制御手段35として機能する。また、図示していないが、施設側端末装置30には、マウス、キーボード、画像を撮影するためのカメラ、音声を入力するためのマイクなどの入力手段と、画像やテキスト等を表示するための液晶モニタ(施設側表示装置)、音声を出力するためのスピーカ、印刷のためのプリンタなどの出力手段が接続されている。
(データ受信手段31)
データ受信手段31は、管理用サーバー10から送信される送信データ、具体的には、医療データ記憶部に記憶されている医療データ、計測値データ及び警告データを受信するためのものである。医療データは、管理用サーバー10に閲覧要請信号を送信することにより受信することができる。例えば、パソコンの液晶モニタの表示画面上において、所定の入力操作(例えば表示された医療データのリストの中から選択)により閲覧を希望する医療データを特定し、所定の送信操作を行う(例えばデータ送信用の操作ボタンをマウスでクリックする)と、閲覧要請信号及び選択した項目に係る項目データが送信される。そして、閲覧要請信号を受信した管理用サーバー10から、項目データに基づいて医療データが送信されてくる。一方、計測値データと警告データは、管理用サーバー10から自動的に送信されてくる。データ受信手段31が受信した計測値データは、図示しない計測値データ記憶部に記憶される。
(データ送信手段32)
データ送信手段32は、管理用サーバー10及び利用者側端末装置20に所定の送信データや信号を送信するものである。
具体的には、データ送信手段32は、管理用サーバー10に、送信データとして、端末コード及びパスワードに関するデータを送信するとともに、医療施設等において取得した医療データ(血液検査の結果やレントゲン写真等)や、生体データに関する基準値の設定データや、生体データのうち異常判定の対象となる項目の設定データや、上記した閲覧要請信号及び項目データを送信する。
なお、生体データに関する基準値や、異常判定の対象となる項目は、所定の入力操作(例えば入力画面にキーボードで数値を入力したり、該当する項目をクリックする)により設定することができる。そして、所定の送信操作によって、パソコンに取り込んだ医療データや基準値データ、設定データが管理用サーバー10に送信されるようになっている。
さらに、データ送信手段32は、管理用サーバー10から警告データを受信している場合において、所定の緊急確認操作が行われた場合には、利用者側端末装置20に緊急確認信号を送信する。なお、緊急確認操作の詳細については後述する。データ送信手段32が緊急確認信号を送信した場合には、以下に述べる画像通話手段33が、施設側端末装置30(パソコン)をテレビ電話モードに設定するようになっている。
(画像通話手段33)
画像通話手段33は、パソコンをテレビ電話として機能させるためのものである。
本実施の形態では、画像通話手段33は、所定の緊急確認操作が行われた場合に、パソコンをテレビ電話モードに設定する。なお、画像通話手段33は、パソコンをテレビ電話として機能させるための所定の操作が行われた場合に、テレビ電話モードを設定できるようにしてもよいが、これについては説明を省略する。
そして、画像通話手段33は、テレビ電話モードを設定すると、警告データの受信に係る利用者側端末装置20、すなわち、生体データについて基準値を逸脱している利用者の利用者側端末装置20に対して識別情報の呼び出しを行う。前述したように、利用者が画像通話を行うためのネットワーク回線の接続を許可した場合には、カメラ、マイク、スピーカが作動して、通話相手の画像を見ながらの音声通話が可能となる。そして、画像通話手段33は、ネットワーク回線が接続されているときに所定の終了操作が行われた場合には、画像通話を行うためのネットワーク回線の接続を切断し、パソコンを通常モード(テレビ電話モードでないモード)に設定する。
(表示制御手段34)
表示制御手段34は、パソコンの液晶モニタの表示画面300に画像や入力手段を表示させる制御を行うものである。ここでは、特に、表示制御手段34による、計測値データ入力時における表示制御について説明する。
まず、表示制御手段34は、図6(A)に示すように、表示画面300上に、各利用者に対応した生体データの計測値参照画面310を表示させることができる。計測値参照画面310には、複数の生体データの項目が表示された項目表示部311と、各生体データの基準値が表示された基準値表示部312と、生体データの計測値が表示される計測値表示部313が設けられている。
項目表示部311においては、異常判定の対象に設定された項目にマークがされている。なお、この計測値参照画面310において、項目表示部311の左側にあるチェックボックスにチェックを入れることにより、異常判定の対象となる項目が設定されるように形成してもよい。
基準値表示部312には、各生体データに設定された基準値が表示されている。なお、この計測値参照画面310において、基準値表示部312の数値を書き換えることにより、基準値が変更されるように形成してもよい。
計測値表示部313には、管理用サーバー10から送信された計測値データに基づく計測値が、計測値データを受信した日時ごとに表示されている。すなわち、計測値表示部313は、計測値データ記憶部に記憶されている計測値データが表示されるものである。計測値表示部313の表示は、計測値データを受信するごと(計測値データ記憶部が更新されるごと)に更新され、左端に最も新しいデータが表示されるようになっている。なお、図示した例では、生体データのうち、計測が行われなかった項目については、「0」が表示されるようになっているが、計測値なしを示す「−」を表示するようにしてもよい。
そして、表示制御手段34は、計測値データとともに警告データを受信した場合、すなわち、いずれかの生体データの計測値が、基準値を逸脱している場合には、図6(B)に示すように、計測値参照画面310に重ねて、警告画面320を表示させる。
警告画面320には、利用者の氏名と、「大至急」などの警告表示と、警告内容が記載されているとともに、呼び出しボタン321が表示されている。そして、この呼び出しボタン321が操作(カーソルを移動させて選択またはクリック)された場合には、画像通話手段33がテレビ電話モードを設定する。すなわち、呼び出しボタン321の操作は、所定の緊急確認操作に該当する。
なお、図6(B)に示す警告画面320の「閉じる」ボタンが操作された場合には、表示制御手段34は警告画面320の表示を終了させる。この場合には、テレビ電話モードは設定されない。
テレビ電話モードが設定された場合には、表示制御手段34は、利用者と画像通話を行うためのネットワーク回線が接続されるまでの間、図示しない接続待ち画面を表示させ、利用者と画像通話を行うためのネットワーク回線が接続された場合には、図5(B)に示すような通話中画面330を表示させる。そして、図示しない所定の終了ボタンが選択操作されることにより、画像通話手段33が電話回線の接続を切断すると、表示制御手段34は、終了ボタンの選択操作に基づき通話中画面330の表示を終了させ、警告画面320が表示されていない計測値参照画面310に戻す。
一方、接続待ち画面の表示中において、一定時間ネットワーク回線が接続されない場合(利用者が利用者側端末装置20で接続許可ボタン241を操作しない場合や接続拒否ボタン242を操作した場合)には、表示制御手段34は、電話がつながらない旨の告知を表示するとともに、接続待ち画面を終了させて、計測値参照画面310に戻す。この場合、警告画面320を表示したままにして、再度呼び出しボタン321を操作可能としてもよい。なお、接続拒否ボタン242が操作された場合には、その旨の信号が利用者側端末装置20から施設側端末装置30に送信されるようにして、表示制御手段34は接続が拒否された旨の告知を表示するようにしてもよい。
(見守り処理の流れ)
次に、上記構成を有する見守り支援システム1における、見守り処理の流れを説明する。
まず、利用者が、利用者側端末装置20に接続された体温計や血圧計を用いて体温や血圧を測定すると、測定された数値が測定値データとして管理用サーバー10に送信される。管理用サーバー10では、受信した計測値データに係る計測値と基準値との対比が行われ、計測値が基準値の範囲内である場合には、計測値データを施設側端末装置30に送信する。計測値が基準値を逸脱している場合には、計測値データとともに警告データを施設側端末装置30に送信する。
施設側端末装置30が計測値データを受信すると、計測値データ記憶部が更新され、計測値参照画面310の表示が更新される。また、警告データを受信した場合には、警告画面320が表示される。
警告画面320が表示された場合に、呼び出しボタン321を操作すると、テレビ電話モードになり、利用者の呼び出しが行われる。このとき、利用者側端末装置20の表示画面200には画像通話用画面240(図4(A)参照)が表示され、利用者が接続許可ボタン241を選択操作することにより、電話がつながる。これにより、施設側では、利用者の様子を画像で見ながら会話ができ、投薬の指示等、適切な対処を行うことができる。
なお、本実施の形態に係る見守りシステムを利用する場合には、利用者が生体データの計測を行うときに、医療施設等の見守り側が、施設側端末装置30の計測値参照画面310を見られる状態にしておくことが好ましい。例えば、利用者が計測を行う時間をあらかじめ定めておき、施設側ではその時間になったら計測値参照画面310を開くようにしたり、利用者が計測を行った場合には施設側端末装置30に通報され、通報が行われた場合には自動的に計測値参照画面310が表示されるように形成することができる。このように形成することにより、異常が発生した場合の対処を迅速に行うことができる。
(まとめ)
以上のように、本実施の形態に係る見守り支援システム1によれば、管理用サーバー10に、利用者側端末装置20と施設側端末装置30がネットワークにより接続可能となっている。また、利用者側端末装置20からは管理用サーバー10に生体データの計測値が送信され、施設側端末装置30には管理用サーバー10を介して計測値データが送信されるようになっている。そして、管理用サーバー10は送信された計測値データについて異常を判定でき、異常を判定した場合には、施設側端末装置30に警告データを送信してその旨を知らせるようになっている。これにより、施設側において、遠隔地にいる利用者の容態を把握することができるとともに、異常が発生した場合には警告画面320によってこれをいち早く確認することができる。
また、本実施の形態においては、利用者側端末装置20と施設側端末装置30との間で、テレビ電話による通話が可能に形成されている。そして、施設側端末装置30においては、警告画面320上に表示される呼び出しボタン321を操作するだけで、利用者側端末装置20をテレビ電話で呼び出すことができるようになっている。これにより、生体データに異常値が発生した場合に、迅速に利用者と会話して適切な対処を指示することができ、電話がつながらず会話ができない場合でも、医師や看護師、ヘルパーの派遣等を迅速に行うことができる。
ここで、施設側端末装置30の画像通話手段33は、呼び出しボタン321を操作しなければ、計測値が基準値の範囲を逸脱して警告画面320が表示されただけでは、利用者側端末装置20の呼び出しを行わない。すなわち、基準値を逸脱している範囲が軽微である場合には、施設側の判断で利用者への問い合わせを行わないようにすることもできる。これにより、施設側から利用者側に頻繁に電話がかかってくるような事態を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、日常生活において最も身近な家電製品のひとつであるテレビ受像機を利用者側端末装置20として機能させている。すなわち、コンピュータを内蔵した液晶テレビに計測機器40を接続して計測値が取り込まれるように形成するとともに、タッチパネルやリモコン装置の操作によってデータの送信やテレビ電話の接続ができるようになっている。このように形成することにより、パソコン等のIT機器の操作ができない高齢者等であっても容易に操作でき、本システムの恩恵を受けることができる。
(変形例)
利用者側端末装置20は、液晶テレビだけに限られず、パソコンやタブレット端末としてもよい。
また、計測機器40として、利用者が身につけていることで体温や心拍数などを計測可能なウエアラブル端末を利用してもよい。ウエアラブル端末は、生体データの取得だけでなく、生存確認にも利用可能である。
また、利用者側端末装置20において、施設側端末装置30が管理用サーバー10から取得した医療データを参照できるようにしてもよい。例えば、テレビ電話がつながっているときに、施設側端末装置30の表示画面300に表示されている医療データの表示が、利用者側端末装置20の表示画面200でも参照できるように形成することができる。あるいは、施設側端末装置30が取得した医療データを利用者側端末装置20に送信することにより、利用者側端末装置20において医療データを参照できるようにすることができる。
また、施設側端末装置30は、施設内に設置するだけでなく、出産、育児等で休職中の医師や看護師が使用できるようにしてもよい。この場合には、医療施設の外からでも、在宅で療養中の患者の容態を見守りすることができ、患者の相談を受けたり異常が発生した場合に医療施設に連絡して医師の判断を仰ぐなどの対処をすることができる。このように形成することにより、子育て等で休暇中の医師や看護師を有効活用できるとともに、在宅医療を推奨して医療施設側の負担を軽減することができる。
さらに、上記した見守り支援システム1は、在宅や施設内で血液透析等を行う場合、すなわち、在宅や施設内で利用者に医療行為を施すための医療機器を用いる場合にも適用することができる。具体的には、利用者側端末装置20に透析装置等の医療機器を接続し、治療・処置中の患者の生体データの計測値や医療機器の作動状況が管理用サーバー10に送信されるようにする。そして、異常判定手段14は、医療機器の作動状況についても異常判定を行い、治療・処置中に患者の計測値データや医療機器の作動状況に異常が発生した場合には、施設側端末装置30に警告データが送信される。このように形成することにより、在宅での透析医療等を効率的に支援することができる。なお、生体データの計測機器40の作動異常が生じた場合にも、施設側端末装置30に警告データが送信されるようにしてもよい。
1 見守り支援システム
10 管理用サーバー 11 データ受信手段(計測データ受信手段)
12 医療データ記憶手段 14 異常判定手段
20 利用者側端末装置 21 計測データ取得手段
22 計測値データ送信手段 23 画像通話手段(利用者側画像通話手段)
24 表示制御手段
30 施設側端末装置 31 データ受信手段(施設側データ受信手段)
33 画像通話手段(施設側画像通話手段)
34 表示制御手段 40 計測機器
240 画像通話用画面 241 受信許可操作ボタン(受信許可操作部)
310 計測値参照画面 320 警告画面
321 呼び出しボタン(呼び出し操作部)

Claims (4)

  1. 生体データを計測するための計測機器が接続され、医療施設等の利用者が当該利用者の所在地において利用可能な利用者側端末装置と、医療施設等に設置される施設側端末装置と、前記利用者側端末装置及び前記施設側端末装置とネットワークによって接続された管理用サーバーと、から構成される見守り支援システムであって、
    前記利用者側端末装置は、
    画像を表示するための利用者側表示装置と、
    前記計測機器によって計測された複数種類の生体データの計測値を取得する計測値データ取得手段と、
    計測値データ取得手段が取得した計測値データを前記管理用サーバーに送信する計測値データ送信手段と、
    前記施設側端末装置との間で、画像通話を行うためのネットワーク回線を通じて音声と画像による通話を可能とする利用者側画像通話手段と、を備え、
    前記管理用サーバーは、
    前記利用者側端末装置から送信される計測値データを受信する計測値データ受信手段と、
    受信した計測値データが、あらかじめ設定された計測値の基準値の範囲を逸脱している場合に、異常を判定する異常判定手段と、
    前記利用者側端末装置から送信された計測値データを、前記施設側端末装置に送信するとともに、前記異常判定手段が異常を判定した場合に、前記施設側端末装置に警告データを送信するデータ送信手段と、を備え、
    前記施設側端末装置は、
    画像を表示するための施設側表示装置と、
    前記管理用サーバーから送信された計測値データ及び警告データを受信する施設側データ受信手段と、
    前記複数種類の生体データを表示させ、かつ前記管理用サーバーから送信された計測値データを、前記施設側表示装置の計測値参照画面に表示させるとともに、前記警告データを受信した場合には、計測値参照画面に所定の警告画面を表示させる表示制御手段と、
    前記利用者側端末装置との間で、画像通話を行うためのネットワーク回線を通じて音声と画像による通話を可能とする施設側画像通話手段と、を備え、
    前記計測値参照画面には、前記複数種類の生体データが表示されるとともに、当該複数種類の生体データごとに、前記計測値データ取得手段により取得された複数回の計測値データを一覧表示可能であり、
    前記施設側端末装置に対し所定の入力操作を行うことにより、当該施設側端末装置において、表示された前記複数種類の生体データの中から、前記異常判定手段により異常と判定する対象の生体データを選択可能であるとともに、前記異常判定手段により異常と判定される基準値を設定可能であり、
    前記計測値参照画面に、前記所定の入力操作が行われることにより設定された前記基準値が表示されるように形成され、
    前記施設側画像通話手段が前記利用者側端末装置を呼び出した場合には、前記利用者側表示装置に、呼び出し相手と画像通話を行うための画像通話用画面が表示されるように形成されていることを特徴とする見守り支援システム。
  2. 前記警告画面は、前記計測値参照画面に表示される前記計測値データに重ねて表示可能となっているものの、前記計測値データのうち異常と判定された前記計測値データとは重ならないように表示されることを特徴とする請求項1記載の見守り支援システム。
  3. 前記施設側端末装置は、前記医療施設等外にも設置可能であり、
    前記医療施設等外に設置された前記施設側端末装置も、前記管理用サーバーとネットワークによって接続されることを特徴とする請求項1又は2記載の見守り支援システム。
  4. 前記利用者側端末装置は、前記管理用サーバーとネットワークによって接続可能なテレビ受像機であって、
    前記施設側画像通話手段から呼び出された場合には、テレビ画面に、呼び出し相手と画像通話を行うための画像通話用画面が表示され、前記画像通話用画面に表示された所定の受信許可操作部を画面上で操作することにより、前記施設側端末装置との間で画像通話を行うためのネットワーク回線がつながるように形成され、
    前記テレビ画面には、前記施設側表示装置に表示される前記計測値データを表示可能に形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の見守り支援システム。
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