JP6744548B2 - 音楽再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドホンに音声信号を出力する音楽再生装置に関する。
音声を聴取するために使用されるヘッドホンにおいては、ヘッドホンによって、インピーダンスが異なる。このため、ヘッドホンのインピーダンスに応じて、音楽再生装置のゲインを変更する必要がある。音楽再生装置のゲインを自動で変更するために、ヘッドホンのインピーダンスを検出する技術が開示されている。特許文献1には、信号ラインに直列抵抗を設け、抵抗の電圧からヘッドホンのインピーダンスを測定することが開示されている。また、特許文献2には、ヘッドホンジャックから直流電圧を印加し、ヘッドホン端子の電圧をA/Dコンバーターで読み取ることが開示されている。
特許第3659349号公報 特開2013−126142号公報
上述のように、音声信号ラインに直列抵抗を設けたり、インピーダンス検出用のICを設けたりすると、音質が劣化するという問題がある。
本発明の目的は、音質を劣化させることなく、ヘッドホンのインピーダンスを検出可能とすることである。
第1の発明の音楽再生装置は、正側のアナログ音声信号を増幅する第1増幅器と、負側のアナログ音声信号を増幅する第2増幅器と、前記第1増幅器に正の電源電圧を供給する第1電源と、前記第2増幅器に負の電源電圧を供給する第2電源と、前記第1増幅器と前記第1電源との間に接続された第1抵抗と、前記第2増幅器と前記第2電源との間に接続された第2抵抗と、アナログ音声信号として、テスト信号が前記第1増幅器と前記第2増幅器とに入力された場合の、前記第1抵抗と前記第2抵抗とで発生する電圧を検出する電圧検出回路と、を備えることを特徴とする。
本発明では、電圧検出回路は、アナログ音声信号として、テスト信号が第1増幅器と第2増幅器とに入力された場合の、第1抵抗と第2抵抗とで発生する電圧を検出する。また、第1抵抗と第2抵抗とで発生する電圧から、ヘッドホンのインピーダンスを算出可能である。本発明では、電源ラインにのみ、ヘッドホンのインピーダンスを検出するための検出手段が設けられるため、音声信号ラインに検出手段を設ける必要がない。これにより、音質を劣化させることなく、ヘッドホンのインピーダンスを検出することができる。
また、正側の第1抵抗と負側の第2抵抗とで発生する電圧が検出されるため、検出感度が高い。
第2の発明の音楽再生装置は、第1の発明の音楽再生装置において、前記電圧検出回路は、一端が、前記第1電源と前記第1抵抗との間に接続され、他端が、第4抵抗の一端に接続された、第3抵抗と、一端が、前記第3抵抗の他端に接続され、他端が、前記第2抵抗と前記第2増幅器との間に接続された、前記第4抵抗と、一端が、前記第1抵抗と前記第1増幅器との間に接続され、他端が、第6抵抗の一端に接続された、第5抵抗と、一端が、前記第5抵抗の他端に接続され、他端が、前記第2電源と前記第2抵抗と、の間に接続された、前記第6抵抗と、を有することを特徴とする。
第3の発明の音楽再生装置は、第1又は第2の発明の音楽再生装置において、前記電圧検出回路が検出した電圧を電流に変換する電圧電流変換回路と、前記電圧電流変換回路が変換した電流を積分する積分回路と、をさらに備えることを特徴とする。
本発明では、積分回路は、電圧電流変換回路が変換した電流を積分する。従って、積分回路による積分値に基づいて、ヘッドホンが所定のインピーダンス以下であるか否かを判断することができる。
第4の発明の音楽再生装置は、第3の発明の音楽再生装置において、前記電圧電流変換回路は、前記第3抵抗と前記第4抵抗との間と、前記第5抵抗と前記第6抵抗との間と、に接続されていることを特徴とする。
第5の発明の音楽再生装置は、第4の発明の音楽再生装置において、一端が、前記第3抵抗と前記第4抵抗との間に接続され、他端が、前記電圧電流変換回路に接続された、第1コンデンサと、一端が、前記第1コンデンサと前記電圧電流変換回路との間に接続され、他端が、接地電位に接続された、第7抵抗と、一端が、前記第5抵抗と前記第6抵抗との間に接続され、他端が、前記電圧電流変換回路に接続された、第2コンデンサと、一端が、前記第2コンデンサと前記電圧電流変換回路との間に接続され、他端が、接地電位に接続された、第8抵抗と、をさらに備えることを特徴とする。
本発明では、第1コンデンサと第7抵抗とによるフィルター回路と、第2コンデンサと第8抵抗とによるフィルター回路と、により、定常時に流れているバイアス分をキャンセルするため、低域がカットされる。
第6の発明の音楽再生装置は、第3〜第5のいずれかの発明の音楽再生装置において、前記積分回路による積分値と、所定の閾値と、を比較し、前記積分値が、前記所定の閾値以上である場合に、検出信号を供給する比較器をさらに備えることを特徴とする。
本発明では、比較器は、積分値が、所定の閾値以上である場合に、検出信号を供給する。従って、比較器が、検出信号を供給した場合に、ヘッドホンが所定のインピーダンス以下であると判断することができる。
第7の発明の音楽再生装置は、第6の発明の音楽再生装置において、前記比較器が供給した前記検出信号を保持する保持回路をさらに備えることを特徴とする。
第8の発明の音楽再生装置は、第1〜第7のいずれかの発明の音楽再生装置において、自装置への端子の挿入を検出する端子検出回路と、制御部と、をさらに備え、前記制御部は、前記端子検出回路が、前記端子の挿入を検出した場合に、前記テスト信号を前記第1増幅器と前記第2増幅器とに入力することを特徴とする。
本発明では、制御部は、端子検出回路が、端子の挿入を検出した場合に、テスト信号を第1増幅器と第2増幅器とに入力する。これにより、端子が音楽再生装置に接続されたときに、ヘッドホンのインピーダンスを検出することができる。
第9の発明の音楽再生装置は、第6又は第7の発明の音楽再生装置において、前記比較器が、前記検出信号を供給する場合に、ゲインをローゲインに設定し、前記比較器が、前記検出信号を供給しない場合に、ゲインをハイゲインに設定する制御部をさらに備えることを特徴とする。
本発明では、制御部は、検出信号の有無に応じて、ゲインをハイゲイン、又は、ローゲインに設定する。これにより、例えば、欧州音圧規制に対応したゲイン設定を行うことができる。
第10の発明の音楽再生装置は、第1〜第9のいずれかの発明の音楽再生装置において、一端が、前記第1抵抗と前記第1増幅器との間に接続され、他端が、接地電位に接続されたデカップリング用の第3コンデンサと、一端が、前記第2抵抗と前記第2増幅器との間に接続され、他端が、接地電位に接続されたデカップリング用の第4コンデンサと、をさらに備え、前記第1抵抗と前記第2抵抗とは、デカップリング用であることを特徴とする。
本発明では、インピーダンス検出用の抵抗として、デカップリング用の抵抗を用いている。このため、ヘッドホンのインピーダンス検出のために、新たな部品を追加する必要がない。
本発明によれば、音質を劣化させることなく、ヘッドホンのインピーダンスを検出することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルオーディオプレーヤーの構成を示すブロック図である。 増幅回路及びその周辺回路を示す図である。 インピーダンスが32Ωのヘッドホンが接続され、テスト信号が入力された場合のシミュレーション結果を示すグラフである。 インピーダンスが62Ωのヘッドホンが接続され、テスト信号が入力された場合のシミュレーション結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデジタルオーディオプレーヤー(以下、「DAP」という。)の構成を示すブロック図である。DAP1(音楽再生装置)は、ヘッドホン101にアナログオーディオデータ(アナログ音声信号)を出力する。ヘッドホン101は、アナログオーディオデータに基づいて、音声を外部に出力する。
図1に示すように、DAP1は、CPU2、記憶部3、表示部4、操作部5、DSP6、D/Aコンバーター(以下、「DAC」という。)7、増幅回路8、無線モジュール9、USBインターフェース(以下、「USB I/F」という。)10を備える。
CPU(Central Processing Unit)2(制御部)は、制御プログラム、OSプログラム、アプリケーションプログラムに従って、DAP1を構成する各部を制御する。記憶部3は、CPU2の主メモリとして機能するRAM(Random Access Memory)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、OSプログラム、アプリケーションプログラム等のプログラム、デジタルオーディオデータ等の各種データを記憶するフラッシュメモリから構成されている。なお、記憶部3は、例示する構成に限られず、HDD(Hard Disk Drive)等を含んでいてもよい。
表示部4は、種々の画像(静止画像、動画像を含む)を表示するものであり、液晶パネルにより構成されている。操作部5は、各種設定を行うための操作キー、及び、表示部4と連動したタッチパネルを備えている。ユーザーは、操作部5を介して、各種の文字入力、設定などを行うことが可能である。
DSP(Digital Signal Processor)6は、デジタルオーディオデータに、イコライザー処理等の信号処理を行う。DAC7は、デジタルオーディオデータ(デジタル音声信号)をアナログオーディオデータ(アナログ音声信号)にD/A変換する。増幅回路8は、DAC7がD/A変換したアナログオーディオデータを増幅し、ヘッドホン101に出力する。無線モジュール9は、Bluetooth(登録商標)規格、Wi−Fi規格に従った無線通信を行うためのものである。USB I/F10は、USB規格に従った通信を行うためのものである。
図2は、増幅回路及びその周辺回路を示す図である。図2に示すように、DAP1は、さらに、電源V1、V2、電圧検出回路11、抵抗R1、R2、電圧電流変換回路12、積分回路13、比較器14、保持回路15、抵抗R7、R8、R10〜R13、コンデンサC1〜C4、C6を備える。なお、図2では、ヘッドホン101を負荷抵抗RLとして示している。
増幅回路8は、バイポーラトランジスタQ1、Q2を有する。バイポーラトランジスタQ1(第1増幅器)は、正側のアナログオーディオデータ(アナログ音声信号)を増幅する。バイポーラトランジスタQ1は、npn型のバイポーラトランジスタである。バイポーラトランジスタQ1のベースに、アナログオーディオデータが入力される。バイポーラトランジスタQ1のコレクタは、正側の電源V1に接続されている。バイポーラトランジスタQ1のエミッタは、エミッタ抵抗である抵抗R10を介して、ヘッドホンRLに接続されている。
バイポーラトランジスタQ2(第2増幅器)は、負側のアナログオーディオデータ(アナログ音声信号)を増幅する。バイポーラトランジスタQ2は、pnp型のバイポーラトランジスタである。バイポーラトランジスタQ2のベースに、アナログオーディオデータが入力される。バイポーラトランジスタQ2のコレクタは、負側の電源V2に接続されている。バイポーラトランジスタQ2のエミッタは、エミッタ抵抗である抵抗R11を介して、ヘッドホンRLに接続されている。
電源V1(第1電源)は、バイポーラトランジスタQ1に、正の電源電圧を供給する。電源V2(第2電源)は、バイポーラトランジスタQ2に、負の電源電圧を供給する。抵抗R1(第1抵抗)は、バイポーラトランジスタQ1と電源V1との間に接続されている。抵抗R2(第2抵抗)は、バイポーラトランジスタQ2と電源V2との間に接続されている。抵抗R1、R2は、デカップリング用の抵抗であるが、ヘッドホンRLのインピーダンス検出用の抵抗も兼ねている。
コンデンサC3(第3コンデンサ)、コンデンサC4(第4コンデンサ)は、デカップリング用のコンデンサである。コンデンサC3の一端は、抵抗R1とバイポーラトランジスタQ1との間に接続されている。コンデンサC3の他端は、接地電位に接続されている。コンデンサC4の一端は、抵抗R2とバイポーラトランジスタQ2との間に接続されている。コンデンサC4の他端は、接地電位に接続されている。
電圧検出回路11は、アナログ音声信号として、テスト信号がバイポーラトランジスタQ1とバイポーラトランジスタQ2とに入力された場合の、抵抗R1と抵抗R2とで発生する電圧を検出する。電圧検出回路11は、抵抗R3(第3抵抗)、抵抗R4(第4抵抗)、抵抗R5(第5抵抗)、抵抗R6(第6抵抗)を有する。抵抗R3の一端は、電源V1と抵抗R1との間に接続されている。抵抗R3の他端は、抵抗R4の一端に接続されている。抵抗R4の一端は、抵抗R3の他端に接続されている。抵抗R4の他端は、抵抗R2とバイポーラトランジスタQ2との間に接続されている。
抵抗R5の一端は、抵抗R1とバイポーラトランジスタQ1との間に接続されている。抵抗R5の他端は、抵抗R6の一端に接続されている。抵抗R6の一端は、抵抗R5の他端に接続されている。抵抗R6の他端は、電源V2と抵抗R2との間に接続されている。
電圧電流変換回路12は、電圧検出回路11が検出した電圧を電流に変換する。電圧電流変換回路12は、抵抗R3と抵抗R4との間と、抵抗R5と抵抗R6との間と、に接続されている。電圧電流変換回路12には、抵抗R3、R5を介して、正側の電圧が入力される。また、電圧電流変換回路12には、抵抗R4、R6を介して、負側の電圧が入力される。
コンデンサC1(第1コンデンサ)の一端は、抵抗R3と抵抗R4との間に接続されている。コンデンサC1の他端は、電圧電流変換回路12に接続されている。抵抗R7(第7抵抗)の一端は、コンデンサC1と電圧電流変換回路12との間に接続されている。抵抗R7の他端は、接地電位に接続されている。コンデンサC1と抵抗R7とにより、フィルター回路が構成されている。
コンデンサC2(第2コンデンサ)の一端は、抵抗R5と抵抗R6との間に接続されている。コンデンサC2の他端は、電圧電流変換回路12に接続されている。抵抗R8(第8抵抗)の一端は、コンデンサC2と電圧電流変換回路12との間に接続されている。抵抗R8の他端は、接地電位に接続されている。コンデンサC2と抵抗R8とにより、フィルター回路が構成されている。コンデンサC1と抵抗R7とによるフィルター回路と、コンデンサC2と抵抗R8とによるフィルター回路と、により、定常時に流れているバイアス分をキャンセルするため、低域がカットされる。
積分回路13は、電圧電流変換回路12が変換した電流を積分する。比較器14は、積分回路13による積分値と、所定の閾値と、を比較する。そして、比較器14は、積分値が所定の閾値以上である場合に、検出信号を供給する。ここで、積分値が大きい場合、インピーダンスが低いヘッドホンが接続され、抵抗R1、R2で発生する電圧が大きくなっている。積分値が小さい場合、インピーダンスが高いヘッドホンRLが接続され、抵抗R1、R2で発生する電圧が小さくなっている。例えば、閾値は、インピーダンスが32ΩのヘッドホンRLが接続された場合の積分値と、インピーダンスが62ΩのヘッドホンRLが接続された場合の積分値と、の間の値に設定される。この場合、比較器14は、インピーダンスが32ΩのヘッドホンRLが接続されている場合、検出信号として、ハイレベルの信号を供給する。保持回路15は、比較器14が供給した検出信号を保持する。
DAP1は、図示しないが、さらに、DAP1へのヘッドホン端子の挿入を検出する端子検出回路を備えている。CPU2は、端子検出回路が、ヘッドホン端子の挿入を検出した場合に、テスト信号をバイポーラトランジスタQ1、Q2に入力する。そして、CPU2は、比較器14が、検出信号を供給する場合に、ゲインをローゲインに設定する。また、CPU2は、比較器14が、検出信号を供給しない場合に、ゲインをハイゲインに設定する。
図3は、インピーダンスが32ΩのヘッドホンRLが接続され、テスト信号が入力された場合のシミュレーション結果を示すグラフである。図3(a)は、コンデンサC5の充電電流を示すグラフである。横軸は、時間(ms)を示している。縦軸は、電流(mA)を示している。図3(b)は、積分回路13による積分電圧と比較器14の出力とを示すグラフである。横軸は、時間(ms)を示している。縦軸は、電圧(V)を示している。図3(c)は、テスト信号を示すグラフである。横軸は、時間(ms)を示している。縦軸は、電圧(V)を示している。
図3(a)に示すように、正側のテスト信号と、負側のテスト信号と、により、2回の充電電流が発生している。そして、図3(b)に示すように、2回目の充電電流による積分回路13での積分により、比較器14は、ハイレベルの信号(検出信号)を出力する。
図4は、インピーダンスが62ΩのヘッドホンRLが接続され、テスト信号が入力された場合のシミュレーション結果を示すグラフである。図4(a)は、コンデンサC5の充電電流を示すグラフである。横軸は、時間(ms)を示している。縦軸は、電流(mA)を示している。図4(b)は、積分回路13による積分電圧と比較器14の出力とを示すグラフである。横軸は、時間(ms)を示している。縦軸は、電圧(mV)を示している。図4(c)は、テスト信号を示すグラフである。横軸は、時間(ms)を示している。縦軸は、電圧(V)を示している。
図4(a)に示すように、正側のテスト信号と、負側のテスト信号と、により、2回の充電電流が発生している。しかしながら、充電電流が小さいため、図4(b)に示すように、積分回路13での積分電圧が所定の閾値以上とならず、比較器14からの出力は、ローレベルである。
以上説明したように、本実施形態では、電圧検出回路11は、アナログ音声信号として、テスト信号がバイポーラトランジスタQ1とバイポーラトランジスタQ2とに入力された場合の、抵抗R1と抵抗R2とで発生する電圧を検出する。また、抵抗R1と抵抗R2とで発生する電圧から、ヘッドホン101のインピーダンスを算出可能である。本実施形態では、電源ラインにのみ、ヘッドホン101のインピーダンスを検出するための検出手段が設けられるため、音声信号ラインに検出手段を設ける必要がない。これにより、音質を劣化させることなく、ヘッドホン101のインピーダンスを検出することができる。
また、正側の抵抗R1と負側の抵抗R2とで発生する電圧が検出されるため、検出感度が高い。
また、本実施形態では、積分回路13は、電圧電流変換回路12が変換した電流を積分する。従って、積分回路13による積分値に基づいて、ヘッドホン101が所定のインピーダンス以下であるか否かを判断することができる。
また、本実施形態では、コンデンサC1と抵抗R7とによるフィルター回路と、コンデンサC2と抵抗R8とによるフィルター回路と、により、定常時に流れているバイアス分をキャンセルするため、低域がカットされる。
また、本実施形態では、比較器14は、積分値が、所定の閾値以上である場合に、検出信号を供給する。従って、比較器14が、検出信号を供給した場合に、ヘッドホン101が所定のインピーダンス以下であると判断することができる。
また、本実施形態では、CPU2は、端子検出回路が、端子の挿入を検出した場合に、テスト信号をバイポーラトランジスタQ1とバイポーラトランジスタQ2とに入力する。これにより、端子がDAP1に接続されたときに、ヘッドホン101のインピーダンスを検出することができる。
また、本実施形態では、CPU2は、検出信号の有無に応じて、ゲインをハイゲイン、又は、ローゲインに設定する。これにより、例えば、欧州音圧規制に対応したゲイン設定を行うことができる。
また、本実施形態では、インピーダンス検出用の抵抗として、デカップリング用の抵抗R1、R2を用いている。このため、ヘッドホン101のインピーダンス検出のために、新たな部品を追加する必要がない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
上述の実施形態においては、電圧検出回路11が検出した電圧に基づいて、接続されたヘッドホン101が所定のインピーダンス以下であるか否かを判断している。これに替えて、電圧検出回路11が検出した電圧をA/D変換し、ヘッドホン101のインピーダンスを算出するようになっていてもよい。また、算出したヘッドホン101のインピーダンスに基づいて、ゲイン設定を行うようになっていてもよい。
上述の実施形態においては、音楽再生装置として、DAPを例示した。これに限らず、スマートフォン、タブレットPC、USB DAC等であってもよい。
本発明は、ヘッドホンに音声信号を出力する音楽再生装置に好適に採用され得る。
1 DAP(音楽再生装置)
2 CPU(制御部)
8 増幅回路
11 電圧検出回路
12 電圧電流変換回路
13 積分回路
14 比較器
15 保持回路
C1 コンデンサ(第1コンデンサ)
C2 コンデンサ(第2コンデンサ)
C3 コンデンサ(第3コンデンサ)
C4 コンデンサ(第4コンデンサ)
R1 抵抗(第1抵抗)
R2 抵抗(第2抵抗)
R3 抵抗(第3抵抗)
R4 抵抗(第4抵抗)
R5 抵抗(第5抵抗)
R6 抵抗(第6抵抗)
R7 抵抗(第7抵抗)
R8 抵抗(第8抵抗)
Q1 バイポーラトランジスタ(第1増幅器)
Q2 バイポーラトランジスタ(第2増幅器)
V1 電源(第1電源)
V2 電源(第2電源)
101 ヘッドホン

Claims (11)

  1. 音声信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器に電源電圧を供給する電源と、
    前記増幅器と前記電源との間に接続された抵抗と、
    音声信号として、テスト信号が前記増幅器に入力された場合の、前記抵抗で発生する電圧を検出する電圧検出回路と、
    を備えることを特徴とする音楽再生装置。
  2. 正側の音声信号を増幅する第1増幅器と、
    負側の音声信号を増幅する第2増幅器と、
    前記第1増幅器に正の電源電圧を供給する第1電源と、
    前記第2増幅器に負の電源電圧を供給する第2電源と、
    前記第1増幅器と前記第1電源との間に接続された第1抵抗と、
    前記第2増幅器と前記第2電源との間に接続された第2抵抗と、
    声信号として、テスト信号が前記第1増幅器と前記第2増幅器とに入力された場合の、前記第1抵抗と前記第2抵抗とで発生する電圧を検出する電圧検出回路と、
    を備えることを特徴とする音楽再生装置。
  3. 前記電圧検出回路は、
    一端が、前記第1電源と前記第1抵抗との間に接続され、他端が、第4抵抗の一端に接
    続された、第3抵抗と、
    一端が、前記第3抵抗の他端に接続され、他端が、前記第2抵抗と前記第2増幅器との間に接続された、前記第4抵抗と、
    一端が、前記第1抵抗と前記第1増幅器との間に接続され、他端が、第6抵抗の一端に接続された、第5抵抗と、
    一端が、前記第5抵抗の他端に接続され、他端が、前記第2電源と前記第2抵抗と、の間に接続された、前記第6抵抗と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の音楽再生装置。
  4. 前記電圧検出回路が検出した電圧を電流に変換する電圧電流変換回路と、
    前記電圧電流変換回路が変換した電流を積分する積分回路と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の音楽再生装置。
  5. 前記電圧検出回路が検出した電圧を電流に変換する電圧電流変換回路と、
    前記電圧電流変換回路が変換した電流を積分する積分回路と、
    をさらに備え、
    前記電圧電流変換回路は、前記第3抵抗と前記第4抵抗との間と、前記第5抵抗と前記第6抵抗との間と、に接続されていることを特徴とする請求項に記載の音楽再生装置。
  6. 一端が、前記第3抵抗と前記第4抵抗との間に接続され、他端が、前記電圧電流変換回路に接続された、第1コンデンサと、
    一端が、前記第1コンデンサと前記電圧電流変換回路との間に接続され、他端が、接地電位に接続された、第7抵抗と、
    一端が、前記第5抵抗と前記第6抵抗との間に接続され、他端が、前記電圧電流変換回路に接続された、第2コンデンサと、
    一端が、前記第2コンデンサと前記電圧電流変換回路との間に接続され、他端が、接地電位に接続された、第8抵抗と、をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の音楽再生装置。
  7. 前記積分回路による積分値と、所定の閾値と、を比較し、前記積分値が、前記所定の閾値以上である場合に、検出信号を供給する比較器をさらに備えることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の音楽再生装置。
  8. 前記比較器が供給した前記検出信号を保持する保持回路をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の音楽再生装置。
  9. 自装置への端子の挿入を検出する端子検出回路と、
    制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記端子検出回路が、前記端子の挿入を検出した場合に、前記テスト信号を前記第1増幅器と前記第2増幅器とに入力することを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の音楽再生装置。
  10. 前記比較器が、前記検出信号を供給する場合に、ゲインをローゲインに設定し、前記比較器が、前記検出信号を供給しない場合に、ゲインをハイゲインに設定する制御部をさらに備えることを特徴とする請求項又はに記載の音楽再生装置。
  11. 一端が、前記第1抵抗と前記第1増幅器との間に接続され、他端が、接地電位に接続されたデカップリング用の第3コンデンサと、
    一端が、前記第2抵抗と前記第2増幅器との間に接続され、他端が、接地電位に接続されたデカップリング用の第4コンデンサと、をさらに備え、
    前記第1抵抗と前記第2抵抗とは、デカップリング用であることを特徴とする請求項10のいずれか1項に記載の音楽再生装置。
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