JP6743016B2 - エレキギター - Google Patents

エレキギター Download PDF

Info

Publication number
JP6743016B2
JP6743016B2 JP2017531755A JP2017531755A JP6743016B2 JP 6743016 B2 JP6743016 B2 JP 6743016B2 JP 2017531755 A JP2017531755 A JP 2017531755A JP 2017531755 A JP2017531755 A JP 2017531755A JP 6743016 B2 JP6743016 B2 JP 6743016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guitar
wood
hollows
honeycomb material
honeycomb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017531755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018504630A (ja
Inventor
ロバート バーンズ オースティン,
ロバート バーンズ オースティン,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aero3 Guitars
Original Assignee
Aero3 Guitars
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aero3 Guitars filed Critical Aero3 Guitars
Publication of JP2018504630A publication Critical patent/JP2018504630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6743016B2 publication Critical patent/JP6743016B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D3/00Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
    • G10D3/22Material for manufacturing stringed musical instruments; Treatment of the material
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D1/00General design of stringed musical instruments
    • G10D1/04Plucked or strummed string instruments, e.g. harps or lyres
    • G10D1/05Plucked or strummed string instruments, e.g. harps or lyres with fret boards or fingerboards
    • G10D1/08Guitars
    • G10D1/085Mechanical design of electric guitars
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D3/00Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
    • G10D3/02Resonating means, horns or diaphragms
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/32Constructional details
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H3/00Instruments in which the tones are generated by electromechanical means
    • G10H3/12Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using mechanical resonant generators, e.g. strings or percussive instruments, the tones of which are picked up by electromechanical transducers, the electrical signals being further manipulated or amplified and subsequently converted to sound by a loudspeaker or equivalent instrument
    • G10H3/14Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using mechanical resonant generators, e.g. strings or percussive instruments, the tones of which are picked up by electromechanical transducers, the electrical signals being further manipulated or amplified and subsequently converted to sound by a loudspeaker or equivalent instrument using mechanically actuated vibrators with pick-up means
    • G10H3/18Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using mechanical resonant generators, e.g. strings or percussive instruments, the tones of which are picked up by electromechanical transducers, the electrical signals being further manipulated or amplified and subsequently converted to sound by a loudspeaker or equivalent instrument using mechanically actuated vibrators with pick-up means using a string, e.g. electric guitar

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)

Description

関連出願の参照:本出願は、2014年12月9日に出願された、『重量を軽減し且つ音質を改善するために宇宙航空技術が導入されたエアロエレキギター』と題する米国仮特許出願第62/089,439号の優先権を主張し、この米国仮出願第62/089,439号の内容全体をここに参照により援用して本文の記載の一部とする。
本開示の実施形態は、一般に、木材よりも軽い材料を組み込んだギターに関する。ギターの構造的一体性を弱めるとともに音質を悪化させる可能性のある、木材除去による軽量化を達成するよりもむしろ、本開示は、除去される木材を、航空宇宙産業において一般的に使用される材料によって置き換えることを提供する。
プロのギタリストばかりではなく、ギター初心者もまた、ギターの重みのためにしばしば疲労を覚える。例えば、ギタリストは長時間ギターを演奏していると、首、肩、及び腕に疲労を覚えることがある。これは望ましくない副作用である。
ギター本体の大部分は木製である。木材は、他の材料では匹敵するもののない共鳴を有している。弦が奏でられたときの木の振動によって、ギターの音色が決まる。多くのアコースティックギターの本体(ボディ)は、重みのある木材で作られた底部と、軽い木材で作られた頂部を有している。しかしながら、アコースティックギターでは、エレキギターにおいて必要とされ且つ所望されるほどには、収束された音(明瞭な音)は必要とされない。したがって、ほとんどのエレキギターの本体は、厚い無垢の木材(一枚無垢の木材)複数から形成されている。
その結果、無垢の木材から作られたギターは、一般に、より収束された音を有するが、より重くなる傾向があり、上述された疲労を引き起こす可能性がある。より安価且つより軽量な代替品の1つとして、より薄い木材シートが複数貼り合わされた積層木材(集成木材)で作られたギターが挙げられるであろう。入手可能な、積層木材製の良質なギターはいくつかあるものの、一般的に、積層木材製のギターの音は、本体が無垢木材製のギター(ソリッドボディのギター)の音にはとても及ばない。
その他の試みとして、木材の一部を除去することによってギターの軽量化が行われてきた。例えば、ギターの材料に風洞が創出され得る。しかしながら、そのようにすると、ギターの構造的一体性が弱められる。また、木材を取り除くことによって、音波振動の伝達が妨げられ、ギターの音質を悪化させる可能性がある。風洞又はエアポケット(空気溜り)は、音波振動を歪ませる可能性があるため好ましくない。まったく異なる種類の材料からギターを創出するその他の試みもなされてきた。ギターの本体を創出するために探究されたその他の材料には、アクリル材料及びグラファイト材料が含まれる。しかしながら、このようなギターは、一般的に、木材製ソリッドボディのギターよりも音応答性が劣る。
本開示は、ギター本体の構造的一体性を弱めることがなく、かつ音の劣化を引き起こすことのない、望ましいギターの軽量化を提供する。
したがって、本文に記載された本発明の実施形態は、ギター又はその他の弦楽器を設計及び製造するためのシステム並びに方法であって、木材よりも軽量であるが該楽器が依然として望ましい音質を維持するような材料を組み入れる、設計及び製造システム並びに方法を提供する。ギターの木製の本体に形成された中空の部分(中空部、えぐり部)は、航空宇宙産業で一般的に使用される1つ又はそれより多くの材料で満たされることが可能な室(チャンバ)を創出する。いくつかの例においては、強度を得るための織物状材料(ファブリック状材料)及び中空部を満たすのに用いられるハニカム材料を使用することは、現在入手可能なギターよりも実質的に軽量なギターを提供するために有用となり得る。これらの素材を使用することはまた、望ましくない周波数を制御するために有用になり得るとともに、ギターの音を向上させるのに有用となり得る。
1つの例においては、ギター又はその他の弦楽器であって、木材がそこから除去された1つ又はそれより多くのえぐり部(中空部)を含む木製のギター本体を備え、前記1つ又はそれより多くの中空部はハニカム材料で満たされている、ギター又はその他の弦楽器が提供される。実施形態は、前記1つ又はそれより多くの中空部に配置され、前記ハニカム材料と接触する、少なくとも1つの織物状層を有してよい。前記織物状層は、炭素繊維フェースシートであってよい。前記織物状層は、樹脂が含浸された繊維ガラスのフェースシートであってよい。付加的に又は随意に、前記1つ又はそれより多くの中空部とギターピックアップ配置箇所との間に、1つ又はそれより多くの接続チャネルが設けられてよい。前記1つ又はそれより多くの接続チャネルは、その中に配置された1つ又はそれより多くの音響伝送/送達管部を備えてよい。
また、軽量エレキギターを製造する方法であって、木製のギター本体を提供することと、前記木製のギター本体において、1つ又はそれより多くの開口部を形成する(えぐる、引き回す)ことと、前記1つ又はそれより多くの開口部内に樹脂を付与することと、前記1つ又はそれより多くの開口部内に織物状層を付与することと、前記1つ又はそれより多くの開口部内にハニカム材料を付与することと、前記木製のギター本体の少なくとも一部分の上に、ギターキャップを付与することとを含む、軽量エレキギターを製造する方法が提供される。
図1は、中空部(えぐり部)にハニカム材料が装着されたギター本体の上面斜視図である。 図2は、テンプレートを用いたえぐり(形成、引き回し)が行われる前の、ギター本体の側面斜視図である。 図3Aは、中空部チャンバの底部に炭素繊維材料が付与されている、ギター本体の斜視図である。図3Bは、中空部チャンバにハニカム材料が挿入されている、図3Aのギター本体の側面斜視図である。 図4は、ギター本体及び、配置される前のギターキャップの側面斜視図である。 図5は、ギターキャップが配置される前に、ギター本体の中空部に配置される材料の一実施形態の側面分解図である。 図6は、使用され得るハニカム材料の一例の側面斜視図である。 図7は、使用され得る織物状材料の一例の側面斜視図である。 図8は、ギター本体の様々な中空部の上面図と、ギター本体の断面図である。 図9は、ギター本体の1つ又はそれより多くの中空部に対応するドーム形状の部分を有する、ギターキャップの底面の上面図及びギターキャップの断面図である。 図10は、1つ又はそれより多くの音増強管を受け入れるためのチャネルを有する、ギター本体の斜視図である。 図11は、チャンネル及び音増強管を有するギター本体の模式図、並びにそのようなギター本体の断面図である。
本発明の実施形態は、木材よりも軽い材料を組み込んだギター10を提供する。ギター10は、概して木材で作られているが木材が除去されている特定の部分を備えるギター本体12を有する。例えば、木材が除去された部分は、ギター本体12に1つ又はそれより多くの中空空間14を創出するためにえぐられて(中空にされて)よい。中空空間はまた、チャンバと称されてよい。中空空間14は、溝として、くぼみとして、チャンバとして、又は本体12内のいかなるその他の中空領域(えぐり領域)として形成されてよい。しかしながら、ギター本体から木材を単に取り除くだけでは、所望の音を創出するギターはもたらされないことが分かった。したがって、1つ又はそれより多くの中空空間/チャンバ14がひとたび創出されると、それらは航空宇宙産業で一般的に使用される1つ又はそれより多くの材料16で満たされる。その一例が図1に示されている。航空宇宙産業で一般的に使用されている材料(以下にその概略がより詳細に述べられている)を使用することによって、ギターの構造的一体性及び強度を維持しながらも、ギター本体の重量を50%迄、あるいは50%よりも多く低減することが出来る。除去された材料のために音質を失うのではなく、音質を無垢木材製のギターと同じように維持することが可能であり、あるいは音質を改良することさえも可能である。ギターの使用時には、材料16は、音波のための導管を提供することによって音波振動の伝達を高めることが出来る。
本開示の大部分はエレキギターに関するものであるが、本開示はまた、いかなるタイプの弦楽器にも関連することを理解されたい。例えば、本文に記載の実施形態は、バイオリン、ベースギター、ウクレレ、バンジョーギター、チェロ、又はいかなるその他の弦楽器との関連で使用されてよい。
ギター本体12は、いかなるタイプの適切な木材製であってよい。非限定的な例には、マホガニー、ハンノキ、トネリコ、カエデ、又は好ましい音をもたらすと考えられる、いかなるその他のタイプの高密度木材が含まれる。本開示の実施形態に従うギター10を製造するために、木材がまずギター本体12から除去される。この木材除去はえぐり処理(ルーティング処理)を用いて行われてよい。木材が除去された領域は、中空空間又は中空部(えぐり部)14と称されてよい。中空部14は、一般に、図3Aに示す基部18及び側部20を有するチャンバとして形成される。図8に示すように、中空部14は段差付きの側面を有してよく、それによって、中空部は、符号1〜5によって示されるように多層化が可能である。他の例では、中空部14は、滑らかな側面を有してよい。中空部14は、いかなる適切な深さを有してよく、その深さはギター本体12の選択された初期厚さに依存してよい。一例では、中空部14は、木材(材料)の除去後に約0.635cm(約1/4インチ)の木材のみが残って基部18を形成するように、中空部14から材料が除去されてよい。いくつかのオプションでは、中空部14は、除去後に残った木材が約0.318cm(約1/8インチ)の厚みを有するように、中空部14から材料が除去されてよい。これらの例は説明のためにのみ提供されるものであること、そして本開示をいかなる様にも決して限定するように意図されたものではないことが理解されるべきである。ある具体的な例では、ギター本体12は約4.445cm(約1.75インチ)の厚さを有してよく、そして中空部は約3.81cm(約1.5インチ)の深さを有してよい。
中空部14を形成するために、図2に示すように、えぐり用テンプレート40を使用することが可能である。えぐり用テンプレート40は、ギター本体12の上に配置されてよく、えぐり器を案内して中空部14を創出するために使用されてよい。えぐり用テンプレート40は、ギター本体12から材料が取り除かれるべき領域を示すように意図されている切り取りガイド部42を有してよい。この動作はまた、多軸CNC装置(コンピュータ数値制御装置)を使用して完了することもできる。ギター本体12の中央部44は、一般的に中空ではない(えぐられていない)。その理由は、この中央部44に装置が取り付けられるとともに弦張力用の構成部分が設けられなければならないからである。中央部44には、一般的に、電子ハードウェア溝68が既に形成されている。しかしながら、これらの溝68もまた、えぐり用テンプレート40を用いて形成することが出来る。これらの溝68は、一般的に、ギターピックアップ配置箇所を画定する。
図面は、中空部14が配置され得る場所(箇所)の例示的な例を示すのみである。例えば、図1に示すように、中空部14をギター本体の下部に沿って創出してよい。1つ又はそれより多くの中空部14が、ギター本体の1つ又はそれより多くの側部に沿って創出されてよい。中空部は、湾曲した形状、真っ直ぐな形状、砂時計の形状、ピーナッツ形状、平行四辺形の形状、L字形状、V字形状、細長い形状、円形、又は材料除去に適切ないかなるその他の形状を有する部分にし得る。図1に示す例では、3つの中空部14、すなわちギター本体12の側部にそれぞれ1つずつと、ギター本体12の下部に沿った1つの中空部14の、3つの中空部14が存在する。図3(A)及び図3(B)に示された例では、中空部14が2つ存在する。すなわち、ギター本体12の1つの側部に沿った、ギター本体12の1つの側部及び下部に沿ってL字形状に延在する中空部14と、制御空洞52の上部に又はそうでなければ制御空洞52に隣接して配置された別の中空部14との、2つ中空部14が存在する。図4に示された例では、中空部が、ギター本体12の1つの側部に完全に沿って延在し、別の中空部がピックアップ配置箇所及び制御空洞に隣接して配置される。これらの例は、説明のためにのみ提供されている。チャンバ状の領域を形成する中空部をいかなる場所に配置することが実施されてよいこと、そしてそのようないかなる場所に中空部を配置することは本開示及び添付の特許請求の範囲内であると見なされることが理解されるべきである。
次いで、中空部14は1つ又はそれより多くの材料16で満たされてよい。いくつかの例では、使用される材料16は、航空宇宙産業で一般的に使用される材料である。材料16は、中空部14を創出するためにかなりの量の木材が除去されたギター本体12の構造的一体性を維持するのに役立ち得る。一例では、1つ又はそれより多くの材料16は、1つ又はそれより多くの織物状層24を備えるハニカム材料22を含んでよい。別の例では、ハニカム材料22は単独で使用されてよい。材料16は、樹脂、接着剤、機械的締結具(メカニカルファスナー)、又はその他のいかなる適切な固定方法で所定位置に固定されてよい。材料16がいったん所定位置に固定されると、ギター10を完成させるために、ギターキャップ50が材料16の上に配置されてよい。
図3Aは、織物状層24が中空部14内に配置される一例を示す。図3Bは、中空部14内に配置された織物状層24と、中空部14内の織物状層24上に配置されているハニカム材料22とを有するギター本体12を示している。
一例では、ハニカム材料22は、航空機のモニュメント(monument)パネルを作成する際に伝統的に使用されているタイプのハニカム材料であってよい。そのような航空機パネルは、一般に、2つの薄いパネル壁の間に挟まれたハニカム材料を有する。一例では、ハニカム材料22は、アラミドハニカム紙(ペーパー)であってよい。一例では、ハニカム材料22は、Hexcel Corporationによって製造され販売されているHexWeb(商品名)ハニカムであってよい。この材料は軽量であり、中空部14を満たす嵩を、ギターにあまり重量を加えることなく提供する。そのような材料の一例が図6に示されている。図示されているように、ハニカム材料22は、一連の角形状の細管32で形成されてよい。一例では、細管32は六角形である。しかしながら、いかなる適切な形状が可能であるとともに本開示の範囲内であるとみなされることが理解されるべきである。いかなるタイプのハニカム状材料が使用され得るとともに、本開示の範囲内にあるとみなされる。例えば、細管32は、円形、三角形、正方形、楕円形、八角形、又はいかなるその他の多辺形状の構造にし得る。あまり重量を加えることなく構造体を提供する軽量材料をもたらすことが、ここで概ね意図されている。ハニカム材料は、一般に、約32.04kg/m(約2PCF(ポンド毎立方フィート))の密度を有する。非限定的で例示的な密度は、約24.03kg/m(約1.5PCF)から約64.07kg/m(約4PCF)の範囲内であってよい。細管32は、中空空間14から除去された材料の量に概ね近似する高さ34を有してよい。一例では、ハニカム材料22の高さ34は、約1.27cm(約0.5インチ)から約5.08cm(約2インチ)の範囲内であってよい。別の実施形態では、高さ34は約2.54cm(約1インチ)であってよい。別の実施形態では、高さ34は、約3.81cm(約1.5インチ)であってよい。ハニカム材料のコアによって、音波が中空部14を通って伝達されることが可能となる。
図4に示すように、材料22が実際には、中空部14よりもわずかに上方に延在することが可能である。一例では、(ハニカム材料22がギターキャップ50で圧縮される前に)ギター本体の表面よりわずかに上方に延在又は盛り上がるハニカム材料22を提供すると、所望の圧縮が潜在的に創出されると考えられ、それによって、ハニカム材料22の強度及び音響伝達特性が増加することができる。
いったんハニカム材料22が配置されると、ギターキャップ50が配置される。しかしながら、代替的な実施形態では、図5に示すように、ハニカム材料の上に別の織物状材料24の層を設けることが可能である。この第2の織物状材料層は随意である。
一例では、織物状層24は、炭素繊維シート、繊維ガラス布シート、又は、除去された材料を補うためにギター本体12に強度を加えることが出来るその他のいかなる材料であってよい。背景知識として、炭素繊維又は予め含浸した繊維ガラスを有するアラミドペーパーハニカムが、航空機の内装パネルにこれまで使用されてきた。この材料は軽量であり(航空機においては、例えば、燃料コストを低減するために重要である)、耐粉砕性及び耐衝撃性を有する表面を提供するための高強度を航空機パネルにもたらす。しかしながら、これらの材料は、音楽産業又は楽器製造においてこれまで使用されてこなかった。
超軽量炭素繊維は概してより高価であるため、この超軽量炭素繊維は高級なギターに用いられ得ると一般に信じられている。炭素繊維フェースシートは、木材が除去された中空の箇所/中空室14においてギター本体12に強度を加えると考えられている。予備含浸(プリプレグ)繊維ガラス樹脂は概してそれほど高価ではないので、手頃な価格のギターに使用され得るが、この予備含浸繊維ガラス樹脂はなお所望の強度をギター本体に付与する。この材料は、樹脂を介して中空部14に固定される前に予め硬化されてよい。したがって、繊維ガラスのフェースシート及び炭素繊維フェースシートは相互交換可能にし得ると考えられる。これらのフェースシートは、ギター本体において、同様の軽量化(重量低減)/強度支援を提供し得る。織物状層24を使用することによって、柔軟性がもたらされる一方で、強度が増す。織物状層の材料の一例を図7に示す。
図示されるように、織物状層24は、一連の織り合わされた繊維のより糸(ストランド)36から形成されてよい。一例では、複数のストランド36が、織り成分38を形成する。織り成分38の集合体が、次いで、図示されたように共に織られてよい。いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、使用される織物の織り方がより緻密であるか又は狭い(すなわち、約2.54cm(1インチ)毎の横糸打ち込み本数/糸密度がより多い)ほど、織物布はより強くなると考えられる。狭いゲージの糸が細い結合線を提供し得るという一説もある。しかしながら、その他の材料が可能であること、そして他の材料も本開示の範囲内であると考慮されることが理解されるべきである。一例では、内壁用途の織物材料のような、航空機の修理に使用される織物材料を使用することが可能である。しかしながら、十分な強度を有し且つ所望の音質を生成する(又は強度を付加する一方で所望の音質を妨げない)いかなるタイプの織物状の又は不織布状の材料を使用することが可能であり得る。
一例では、ギター10を製造するために、中空部14が形成された後で、1つ又はそれより多くの織物層、及びハニカム層が、1つ又はそれより多くの中空部14に配置されてよい。一例では、織物層24及びハニカム材料22を所望の形状に切ってよい。織物層は、炭素繊維フェースシートであってよい。織物層は、繊維ガラス布のフェースシートであってよい。織物層フェースシートには、樹脂又は別の補剛材料が予め含浸されてよい。ひとたび、これらの材料が所望されたように合わさった(嵌合したか)どうかが測定され試験されると、中空部14の基部18に樹脂の層をもたらしてよい。樹脂はいかなる適切なタイプの樹脂であってよい。一例では、樹脂は二液性の吸熱硬化樹脂であってよい。使用可能な樹脂の非限定的な例には、West Marine(商標名)によって供給される樹脂(エポキシ樹脂とも称されてよい)又はDevcon(商標名)によって供給される樹脂(エポキシ接着剤とも称されてよい)が含まれるが、これらには限定されない。これらの樹脂は一般に、24時間以内に90%の硬化に達し得るが、完全な硬化に達するまで7日から14日を要し得る。
いったん樹脂層が中空部14に付与されると、織物層24を樹脂層の上に付与してよい。織物層24の上に別の樹脂層を付与することが可能である。ハニカム材料22は、第2の樹脂層の上に配置されてよい。ハニカム材料22と中空部の側面20との間に強固な結合が確実にもたらされるために、ハニカム材料22の周囲に接着剤をビード状(ひも状)に付与してよい。どのような理論にも拘束されることを望むものではないが、ハニカム材料とギター本体との間に強い結合を形成するために接着剤を使用することによって、最適な音響伝達がもたらされ得ること、そしてそのような接着剤の使用はいかなる潜在的な非共鳴音波振動を排除するのに役立つ事が可能であると考えられている。シアノアクリレート(「CA」)接着剤を使用することが有益であることが分かっている。しかしながら、適切な配置(位置決め)を確実にするであろういかなる適切な木工用の糊又は接着剤が使用され得ること、そして本開示の範囲内であるとみなされることが理解されるべきである。また、接着剤の迅速な硬化を促進するために、CA接着剤(又はその他の接着剤)用の促進剤を使用することも可能である。
上記プロセスのこの時点では、一般的に、ハニカム材料22が、図4に示すように、中空部14のわずか上部に延びる場合がある。この場合には、所定の位置に配置された材料を備えたギター本体12を、厚さ研磨機(シックネスサンダー)に通して、ハニカム22を所望の高さにし得る。研磨(サンディング)は、手作業又はその他の適切な方法を用いて行われてもよい。1つの具体的な例では、所望の高さは、ギターの本体の上から約0.00254cm(約0.001インチ)から約0.0127cm(約0.005インチ)の高さにし得る。別の例では、所望の高さは、ギターの本体の上から約0.00762cm(約0.003インチ)の高さにし得る。ギター本体の上へとハニカム材料22をわずかに延在させることで、いったんギターキャップが固定されると、ハニカム材料22はわずかに圧縮され得る。
所望に応じて、別の織物層24をハニカム材料の上に付与してよい。これは随意な工程であり、もしもギターキャップが超薄型であり、ゆえに強度が付加されることが必要又は望ましい場合に用いられてよい。別の例では、付加的な強度を付与するために、ギターキャップの下面の全部又は一部に、織物状層24を被膜(塗布)、被覆又はその他の方法で付与することが可能である。
もしも第2の織物層がハニカム材料22の上方において使用される場合、その結果として、ハニカム材料22が繊維層/炭素繊維フェースシート24の2つの層の間に挟まれてよい。例えば、随意の第1の炭素繊維シートが上部層26を形成してよく、ハニカム材料22が中間層28を形成してよく、別の炭素繊維シートが下部層30を形成してよい。この構成の一例が、図5に示されている。これらの層は、樹脂、接着剤、糊、又はその他の適切な材料を介して互いに接着されてよい。一例では、中空部14に合う(嵌まる)ように下部層30を切断してよい。樹脂を下部層30に注入又はその他の方法で下部層30に付与してよい。炭素繊維シートは樹脂を吸収することが出来る。樹脂がまだ湿っているか又は粘着性である間に、ハニカム中間層22を下部層30の上に重ね置いてよい。一例では、炭素繊維シートの随意の上部層26を次いで、ハニカム層22の上に付与してよい。これは一般的に、いったん研磨による高さが達成された後に行われてよい。
別の具体的な例では、ハニカム材料22は、繊維ガラス布フェースシート24の1つ又はそれより多くの層と組み合わせて使用されてよい。例えば、随意の第1の繊維ガラス布シートが上部層26を形成してよく、ハニカム材料22が中間層28を形成してよく、別の繊維ガラス布シートが下部層30を形成してよい。これらの層は、樹脂、接着剤、糊、又はいかなるその他の適切な材料を介して互いに接着されてよい。追加的又は代替的に、1つ又はそれより多くの繊維ガラス布シートには、樹脂又は別の適切な接着剤もしくは補剛材料が予め含浸されていてよい。一例では、中空部14に合うように下部層30を切断してよい。樹脂を下部層30に注入又はその他の方法で下部層30に付与してよい。繊維ガラス布シートは樹脂を吸収することが出来る。樹脂がまだ湿っているか又は粘着性である間に、ハニカム中間層22を下部層30の上に重ね置いてよい。次いで、繊維ガラス布シートの随意の上部層26をハニカム層22の上に付与してよい。これは一般的に、いったん研磨による高さが達成された後に行われてよい。上部層26がもしも使用されない場合には、下部層30は繊維ガラス布シートであってよく、又は下部層30は炭素繊維シートであってよい。
さらなる例では、下部層及び上部層は、繊維ガラス布シートと炭素繊維シートの間の様々な組み合わせにし得る。例えば、繊維ガラス布シートを下部層として使用してよく、炭素繊維シートを上部層として使用してよい。代替的に、炭素繊維シートを下部層として使用してよく、ガラス繊維布シートを上部層として使用してよい。その他の材料もまた使用可能である。使用される繊維のタイプを変更することによって、ギターの音が影響を受ける可能性があると考えられている。例えば、異なる織物を使用することによって、望ましくない周波数を制御し得る。代替的に、上部層26が使用されず、下部層30のみがハニカム材料22の下に設けられてよい。もしも上部層26が使用されない場合には、下部層30は繊維ガラス布シートであってよく、又は下部層30は炭素繊維シートであってよい。この実施形態は図3B及び図4に示されている。
上述したように、ハニカム材料22は、最初は、ギターキャップ50又は上部層が付与される前に中空部14を超えて上方に延在してよい。そうなる場合には、ハニカム材料22を所望の高さまで研磨出来る。もしもハニカム材料が依然としてギター表面から僅かに上部に延在している場合には、ギターキャップ50が付与されることによる圧力によって、材料(具体的には、ハニカム層22)にさらなる剛性を付与するために、材料が僅かに圧縮されてよい。この圧縮力は、ギターキャップ50によってハニカムペーパーコア22が押しつぶされることによって誘発されてよい。これは、適切な音応答性をもたらすために役立ち得る(適切な音応答性をもたらすための手段のいくつかは、ハニカムペーパーのコアの密度と、該コアを押しつぶす/予圧することによって誘発される圧縮力の量である)。いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、ハニカムセルは、圧縮されて固められ、その剛性がより高められてよい。これにより、コア構造の剛性がより増し、コア構造間の膜をより張りつめたものとすることが出来る。音響伝送に関し、これは、音波を生成して推進させるために振動するスピーカーの膜と同じ原理に関連している。
いったんハニカム材料が所望の高さになると、もしもギターキャップに付加的な強度が必要とされる場合には、随意の上部の織物状層26を使用してよい。上部層が使用時にハニカム/中空部14の形状に対応するように、上部層の輪郭を形作ることができる。
いったん材料16が配置されたら、製造プロセスを進める前に、材料16を随意に乾燥してよい。乾燥は、空気乾燥、光硬化、シート乾燥、又はその他のいかなる乾燥方法を介して行ってよい。次いで、ギターキャップ50をギター本体12の上に配置してよい。ギターキャップ50は、材料16、特にハニカム材料22を圧縮又は押しつぶしてよい。このコアへの加圧は、ギターの音応答性を改善するのに役立ち得る。
ここで図9を参照すると、ギターキャップ50は、ドーム形状70を有するように形成された下面を有することが出来る。ドーム形状70は、ギター本体12において中空部14が形成されている位置(箇所)に対応してよい。ここでの概念は、木製の上部キャップの下面において、ハニカム室に対応する箇所にて、小さなドーム形状を形成するということである。ギターキャップ50の残りの部分、特に制御空洞の上部に位置付けられた部分は、平坦なままであってよい。別の例では、ギターキャップ50全体に僅かなドーム形状70が形成されてよい。いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、平坦な下面の代わりに、少なくとも選択された部分に沿ってドーム形状70を設けることによって、吸収されない音がギターキャップ50に反響することが支援され得て、それによって電子ピックアップに送達される音波振動が増強されると考えられている。
(随意の炭素繊維管のオプション)
代替的な実施形態においては、1つ又はそれより多くの音響伝送/送達管部46を追加して、1つ又はそれより多くの中空部14をピックアップ配置箇所68に接続することが可能である。具体的には、管部46は、中空のハニカムチャンバの各々からピックアップ空洞の下面へと引き回されてよい。管部46は、少なくとも部分的にハニカム材料22の内部に埋め込まれてよい。図10に示された例では、中空部14と電子ハードウェア溝68との間にチャネル64が形成されてよい。音響伝送/送達管部46はチャネル64に配置されてよい。
背景知識として、ギター製造業者は伝統的にギターのピックアップの下側を活用していない。一般的に、極磁石が、ピックアップの上面から、ピックアップリング、ギター本体、又はピックアップ本体によって囲まれたピックアップの下側に通される。ユーザは、ギター本体の下側へのアクセスを有さず、それゆえに、ユーザは極磁石及び極磁石を囲む銅巻線によって創出される磁場へのアクセスを有さない。ピックアップは、極磁石と、極磁石を囲む銅巻線によって磁場を創出する。典型的なギターの組み付けにおいては、特定の周波数で金属の弦を振動させる必要があり、これによってエレキギターにおいて生み出される様々な音が創出される。しかしながら、ピックアップから創出され且つ常に存在する磁場を妨げる力が存在する。ピックアップの磁場を妨げる可能性のあるその他の力には、ギター本体の振動、アンプスピーカーからの音の振動、ギター演奏者がその身に付け得るその他の金属性物体が含まれるが、これらには限定されない。
いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、「トーンチューブ」とも称され得る音響伝送導管46を取り付けることによって、ギター本体を通り抜ける様々な音波をピックアップの下面へと送り込むことが可能となると考えられている。このプロセスを、拡声器の動作、又はマイクのプロセスの逆にたとえることが出来る。一例では、カーボントーンチューブ46をハニカム材料22のコアに埋め込んでよい。カーボントーンチューブ46は、チャネル64内でギター本体を横切って延在してよい。カーボントーンチューブ46は、カーボントーンチューブ46が取り付けられた箇所を固定するとともに、その動きを減少させるか又はそうでなければその動きを最小限に保持するようないかなるやり方で、取り付けられてよい。ギターを弾く動作によってハニカム材22が振動すると、音はトーンチューブ46を介して伝送される。振動が増加するにつれ、同様の周波数の音波が増加する。
ここで図10を再び参照すると、1つの中空部14がそれに関連付けられた1つ又はそれより多くのチャネル64を有することが可能であり、それによって、第1チャネル64aが中空部14を第1溝68aに接続し、第2チャネル64bが中空部14を第2溝68bに接続し、第3チャネル64cが中空部14を第3溝68cに接続する。中空部が異なる二つの寸法のL字形状の部分である例においては、第4チャネル64dが設けられて、中空部14と、その下側の隣接する溝68とを接続させてよい。1つ又はそれより多くのチャネル64は、次いで、1つ又はそれより多くの中空部14の間で音波振動のための導管を創出するために形成されて(えぐられて、引き回されて)よい。チャネル64は、中空部14が形成されるのと同時に形成されてよい。チャネル64は、一般的に、材料16のいずれかを挿入する前に形成されてよい。
いったんチャネル64が形成されると、図11に示すように、音響伝送材料又は管の1つ又はそれより多くの導管46(又はトーンチューブ)をチャネル内に配置してよい。一例では、音響伝送材料の導管46は、炭素繊維管であってよい。炭素繊維管46は、ハニカム材料22内に埋め込まれて、1つ又はそれより多くの中空部14をギター弦ピックアップの配置箇所(ロケーション)とそれぞれ相互接続するために、ギター本体に形成された1つ又はそれより多くのチャネル64にわたって延在するか、又はそうでなければ1つ又はそれより多くのチャネル64と整合されてよい。上述したように、これは、ギター弦ピックアップ配置箇所に音波振動を伝えるのに役立ち得ると考えられている。
いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、導管46は音波振動をギターピックアップ配置箇所に伝送させるための導管を創出し得ると考えられる。炭素繊維の管/導管46は、いかなる適切な寸法であってよく、そのようないかなる適切な寸法の非限定的な例は、約0.318cm(約1/8インチ)、約0.635cm(約1/4インチ)、約1.27cm(約1/2インチ)、約1.905cm(約3/4インチ)、約2.54cm(約1インチ)、又はそれらのいかなる組み合わせの直径を含んでよい。これらの炭素繊維の管/導管46を、接着剤、摩擦嵌合、溶接又はいかなるその他の適切な方法によって位置決め(配置)してよい。使用時には、炭素繊維の管46は、1つ又はそれより多くの中空部14とギター弦のピックアップ配置箇所68とを相互接続して、音波振動伝送のための導管を創出する。
製造のための1つのオプションとして、ある製造会社に、溝/中空部14の全て、ならびに電子ハードウェア用の溝68及び制御空洞52の全ても同様に含む、木材及び/又はチャネルをギター本体12から切り取らせることが出来るであろう。別の製造会社は、形成されたギター本体12を受け取り、ギター本体12に対する材料16の取り付け及びギターキャップ50の固定を取りまとめることが出来るであろう。製造のための別のオプションは、単一の同じ会社が、えぐり工程と、航空宇宙材料16の取り付け工程と、ギターキャップ50の固定工程とを行うことであろう。この同じ会社は、完成されたギター10に染色(ステイン)を施すか、塗装を行うか、又はスプレーを行うことが出来るであろう。あるいは、この会社は、染色/塗装/スプレー/仕上げのために、他の会社にギターを提供することが出来るであろう。いずれの例においても、金属化された塗料のような塗料、ステイン、転写マーク(デカール)、記章、ロゴ又はいかなるその他の他の意匠(図案)の付与を含む、いかなる適切な外観になるようにギターに仕上げを施してよい。ギターに対して、透明な保護コート仕上げ又はワニス塗装、ポリウレタンコート、又はいかなるその他の適切な仕上げを施してよい。代替的な実施形態では、ギターは顧客が自分で装飾/デザインを行えるように、未処理の状態で販売されることも可能であろう。
上記のオプションは、ギター本体12を対象としている。ここに開示された技術は、チェロ、ベースギター、及びいかなるその他の弦楽器のような、主に木から作られたより大型の弦楽器にも付与し得る。ここに開示された技術は、所望に応じて、より小型の弦楽器にも付与し得る。
従って、ギターの構造的一体性を弱め、音質を悪化させることになる、木材除去のみによって軽量化を達成するのではなく、本開示は、取り除かれた木材を、航空宇宙産業において一般的に使用される材料で置き換えることを提供する。これによってギターが軽量化され、ギタリストの疲労を解消するのに役立つと考えられる。軽量化(重量軽減)の概念は最も重要ではあるが、音質が維持又は向上されないのであれば、ギターはミュージシャンによって受け入れられないであろう。したがって、本文に記載されたギターは、ギターのピックアップへの音の振動を高めるとともに長く持続する共鳴音及び明瞭な音を生成することが分かっている、ハニカム材料22で満たされたポケット/中空部14のユニークな組み合わせを提供する。
以上に記載され且つ図面に示された構造及び方法に対する変更及び改変、追加及び削除は、本開示の範囲若しくは主旨、又は以下の特許請求の範囲から逸脱することなく行われ得る。

Claims (21)

  1. エレキギター(10)であって、
    無垢木材製のギター本体(12)であって、木材が該ギター本体(12)から除去された1つ又はそれより多くの中空部(14)を含む、無垢木材製のギター本体(12)を備え、
    前記1つ又はそれより多くの中空部はハニカム材料(22)で満たされている、エレキギター(10)。
  2. 前記1つ又はそれより多くの中空部(14)に配置され、前記ハニカム材料(22)と接触する、少なくとも1つの織物状層(24)をさらに備える、請求項1に記載のギター。
  3. 前記少なくとも1つの織物状層(24)は、炭素繊維のフェースシートを含む、請求項2に記載のギター。
  4. 前記少なくとも1つの織物状層(24)は、樹脂が含浸された繊維ガラスのフェースシートを含む、請求項2又は3に記載のギター。
  5. 前記1つ又はそれより多くの中空部(14)は砂時計形状である、請求項1から4のいずれか一項に記載のギター。
  6. 前記1つ又はそれより多くの中空部(14)は湾曲している、請求項1から5のいずれか一項に記載のギター。
  7. 前記1つ又はそれより多くの中空部(14)はL字形状である、請求項1から6のいずれか一項に記載のギター。
  8. 前記ギター本体(12)の上に配置されたギターキャップ(50)をさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載のギター。
  9. 前記1つ又はそれより多くの中空部(14)において、前記1つ又は複数の中空部の基部(18)において、少なくとも約0.318cm(約1/8インチ)の木材が残されている、請求項1から8のいずれか一項に記載のギター。
  10. 前記1つ又はそれより多くの中空部(14)において、ギター本体の側部に沿って少なくとも約0.635cm(約1/4インチ)の木質材料が残されている、請求項1から9のいずれか一項に記載のギター。
  11. 前記1つ又はそれより多くの中空部(14)とギターピックアップ配置箇所(68)との間に1つ又はそれより多くの接続チャネル(64)をさらに備える、請求項1から10のいずれか一項に記載のギター。
  12. 前記1つ又はそれより多くの接続チャネル(64)は、その中に配置された1つ又はそれより多くの音響伝送/送達管部(46)を備える、請求項11に記載のギター。
  13. 前記1つ又はそれより多くの音響伝送/送達管部(46)は炭素繊維の管を含む、請求項12に記載のギター。
  14. 軽量エレキギターの製造方法であって、
    無垢木材製のギター本体(12)を提供することと、
    前記木材製のギター本体において、1つ又はそれより多くの開口部(14)を形成することと、
    前記1つ又はそれより多くの開口部内に樹脂を付与することと、
    前記1つ又はそれより多くの開口部内に織物状層(24)を付与することと、
    前記1つ又はそれより多くの開口部内にハニカム材料(22)を付与することと、
    前記木製ギター本体の少なくとも一部分の上に、ギターキャップ(50)を付与することとを含む、軽量エレキギターを製造する方法 。
  15. さらに、前記1つ又はそれより多くの開口部(14)とギターピックアップ配置箇所(68)との間で、1つ又はそれより多くのチャネル(64)を前記木製ギター本体において形成することと、
    1つ又はそれより多くの炭素繊維導管(46)を、前記1つ又はそれより多くのチャネルに配置することとをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記少なくとも1つの織物状層(24)は、炭素繊維のフェースシートを含む、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記少なくとも1つ織物状層(24)は、樹脂が含浸された繊維ガラスのフェースシートを含む、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. さらに、前記ギター本体の中央部分(44)に、電子ハードウェア及び構成部分を取り付けることを含む、請求項14から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記ハニカム材料は、約24.03kg/m(1.5ポンド毎立方フィート)から約64.07kg/m(約4ポンド毎立方フィート)の密度を有する紙を含む、請求項1から13のいずれか一項に記載のギター。
  20. 前記ハニカム材料は、前記ハニカム材料の上方にギターキャップが配置されることによって前記ハニカム材料が圧縮されるように、前記1つ又はそれより多くの中空部分の深さの量よりもわずかに上方に延在する高さを備える、請求項1から13及び19のいずれか一項に記載のギター。
  21. 前記ギターキャップが配置される前に、前記ハニカム材料は前記ギター本体の約0.00254cm(約0.001インチ)から約0.0127cm(約0.005インチ)上方に延在する、請求項20に記載のギター。
JP2017531755A 2014-12-09 2015-12-09 エレキギター Expired - Fee Related JP6743016B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462089439P 2014-12-09 2014-12-09
US62/089,439 2014-12-09
PCT/US2015/064762 WO2016094540A1 (en) 2014-12-09 2015-12-09 Electric guitar

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018504630A JP2018504630A (ja) 2018-02-15
JP6743016B2 true JP6743016B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=55066809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017531755A Expired - Fee Related JP6743016B2 (ja) 2014-12-09 2015-12-09 エレキギター

Country Status (6)

Country Link
US (2) US9911401B2 (ja)
EP (1) EP3230975A1 (ja)
JP (1) JP6743016B2 (ja)
KR (1) KR20170118694A (ja)
CN (1) CN107430844B (ja)
WO (1) WO2016094540A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170118694A (ko) * 2014-12-09 2017-10-25 에어로3 기타스 전기 기타
US10818274B2 (en) * 2016-05-23 2020-10-27 Andrew Glasser Apparatus and methods for carbon composite stringed instruments
JP6981021B2 (ja) * 2017-03-15 2021-12-15 ヤマハ株式会社 エレクトリックギターのボディおよびエレクトリックギター
US9916818B1 (en) * 2017-06-29 2018-03-13 Craig Howie Nautilus shell-shaped tonal modifiers for stringed instruments
CN108109606A (zh) * 2018-01-18 2018-06-01 郭玉龙 一种轻式吉他结构
US10657931B2 (en) * 2018-03-16 2020-05-19 Fender Musical Instruments Corporation Lightweight body construction for stringed musical instruments
JP7124368B2 (ja) * 2018-03-20 2022-08-24 ヤマハ株式会社 弦楽器のボディ及び弦楽器
CN109049175A (zh) * 2018-08-15 2018-12-21 广东红棉乐器股份有限公司 一种吉他的双面板粘合方法
KR20210062341A (ko) 2019-11-21 2021-05-31 배윤수 사일런트 기타
JP7480499B2 (ja) * 2019-12-05 2024-05-10 ヤマハ株式会社 エレクトリックギターのボディ構造体及びエレクトリックギター
US11776514B1 (en) * 2022-03-11 2023-10-03 Santiago Lattanzio Hybrid material construction of string instruments to reduce weight

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3771408A (en) * 1972-03-17 1973-11-13 Wright J Individually Guitar body
US4364990A (en) 1975-03-31 1982-12-21 The University Of South Carolina Construction material for stringed musical instruments
DE2907749C2 (de) * 1979-02-28 1985-04-25 MTU Motoren- und Turbinen-Union München GmbH, 8000 München Einrichtung zur Minimierung von Konstanthaltung des bei Axialturbinen von Gasturbinentriebwerken vorhandenen Schaufelspitzenspiels
US4339981A (en) 1980-04-11 1982-07-20 Smith Walter E Soft body guitar
US4359923A (en) 1981-09-28 1982-11-23 Brunet James W Unitary guitar construction
US4538497A (en) 1982-12-02 1985-09-03 Smith Walter E Soft body guitar
US4815355A (en) * 1988-01-14 1989-03-28 Cavaness Jack D Color changeable guitar body
US6233825B1 (en) * 1999-08-03 2001-05-22 Degroot Richard J. Metallic stringed musical instrument body and method of making said body
GB9919922D0 (en) * 1999-08-24 1999-10-27 Univ Loughborough Acoustic device
US6538183B2 (en) * 2000-02-08 2003-03-25 Frederick J. Verd Composite stringed musical instrument, and method of making the same
ATE309597T1 (de) 2000-08-23 2005-11-15 Martin Schleske Resonanzplatte in faserverbund-bauweise
US6683236B2 (en) 2001-09-28 2004-01-27 Stephen J. Davis One piece composite guitar body
FI113902B (fi) 2002-10-08 2004-06-30 Acusto Oy Jousi- ja kielisoitinrakenne
JP4373854B2 (ja) 2004-06-11 2009-11-25 東海楽器製造株式会社 弦楽器における共鳴胴構造体
US7342161B1 (en) * 2005-08-05 2008-03-11 Charles Edward Fox Tonally improved hollow body stringed instrument
US7687696B2 (en) * 2005-08-05 2010-03-30 Charles Edward Fox Tonally improved hollow body stringed instrument
US7763784B2 (en) 2007-01-03 2010-07-27 Luttwak Joseph E Stringed musical instruments and methods of making thereof
US7507885B2 (en) 2007-02-23 2009-03-24 Coke David A Structure for musical instrument body
US8729371B2 (en) * 2008-09-02 2014-05-20 Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute Stringed instrument, manufacturing method and apparatus thereof
US7863507B2 (en) 2008-10-27 2011-01-04 Ayers Jeffrey L Semi-hollow body for stringed instruments
DE202009002099U1 (de) * 2009-02-16 2009-06-04 Scheucher, Belinda Saiteninstrument zur Klangerzeugung, vornehmlich Elektrogitarre
US7786361B1 (en) * 2009-06-05 2010-08-31 David Foltz Wood on graphite layup instruments
WO2012090145A1 (en) * 2010-12-28 2012-07-05 Hellinge Andreas Elements to improve the sound quality of stringed musical instruments
US8829318B1 (en) 2012-08-24 2014-09-09 Andrew T. DeLaFrance Guitar component systems
CN203026108U (zh) * 2012-12-04 2013-06-26 郭玉龙 一种新型吉他面板
US9208756B2 (en) 2013-04-22 2015-12-08 Troy Isaac Musical instrument with aggregate shell and foam filled core
US9165539B2 (en) 2013-05-21 2015-10-20 Brian Walter Ostosh Multiple contiguous closed-chambered monolithic structure guitar body
CN203433782U (zh) * 2013-09-27 2014-02-12 贺贤勇 一种新型太空板及利用该太空板制作的吉他
US10074348B2 (en) 2013-10-16 2018-09-11 Mcp Ip, Llc Laminate faced honeycomb bracing structure for stringed instrument
KR20170118694A (ko) * 2014-12-09 2017-10-25 에어로3 기타스 전기 기타

Also Published As

Publication number Publication date
KR20170118694A (ko) 2017-10-25
WO2016094540A4 (en) 2016-08-04
JP2018504630A (ja) 2018-02-15
US9607588B2 (en) 2017-03-28
US20170011718A1 (en) 2017-01-12
WO2016094540A1 (en) 2016-06-16
CN107430844A (zh) 2017-12-01
EP3230975A1 (en) 2017-10-18
US9911401B2 (en) 2018-03-06
US20160379607A1 (en) 2016-12-29
WO2016094540A8 (en) 2016-09-22
CN107430844B (zh) 2020-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6743016B2 (ja) エレキギター
US11011143B2 (en) Carbon fiber guitar
US6538183B2 (en) Composite stringed musical instrument, and method of making the same
US7687696B2 (en) Tonally improved hollow body stringed instrument
US6683236B2 (en) One piece composite guitar body
US6087568A (en) Acoustically tailored, composite material stringed instrument
US9018500B2 (en) Bracing system for stringed instrument
US7151210B2 (en) Solid body acoustic guitar
US7598444B2 (en) Molded stringed instrument body with wooden core
US20130055878A1 (en) Wood stave drum with opto/acoustic shell windows
JP2007323075A (ja) ギターのボディの補強
JP2023018089A (ja) ギター
KR102434672B1 (ko) 현악기를 위한 경량 몸체 구조
JP2014006528A (ja) 埋め込まれたフレットボードを有する弦楽器およびその作製方法
US20170206866A1 (en) Guitar bridge with tonal enhancement
EP1606790B1 (en) Method for manufacturing musical instrument and a musical instrument
JP2022162089A (ja) 弦楽器用板材
CN107077834B (zh) 音板装置及形成方法
JP5024680B2 (ja) ウクレレ及びその製造方法
JPH0359697A (ja) 楽器用響板
US20240005895A1 (en) Tone plate and percussion instrument
WO2022210212A1 (ja) 音板及び打楽器
WO2012082932A2 (en) Soundboards and methods of manufacturing soundboard materials

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6743016

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees