JP6742349B2 - エアフォイルベアリング - Google Patents

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Description

本発明は、エアフォイルベアリングに係り、より詳しくは、ダンピング効率が向上したエアフォイルベアリングに関する。
ベアリングは、回転軸を一定の位置に固定させ、軸の自重と軸にかかる荷重を支持し、且つ軸を回転可能に支持する機械要素である。ボールベアリングやジャーナルベアリングは油膜を用いて軸を支持する方式であり、フォイルベアリングは、トップフォイルと軸との間に高圧の空気層を形成して軸を支持する方式のベアリングである。
エアフォイルベアリングは、ロータが高速回転する時に、ロータまたはベアリングディスクと接するフォイルの間に粘性を有する流体である空気が流入されて圧力を形成することで、軸の荷重を支持する。
エアフォイルベアリングは高速で回転する回転軸を支持する効果があるため、ターボ圧縮機やターボクーラ、ターボ発電機、空気圧縮機などの回転機器内で高速で回転する回転軸に適用可能である。
かかるエアフォイルベアリングの一例が、特許文献1に開示されている。
通常、エアフォイルベアリングは、一対の円板状のプレートの間にバンプフォイル及びトップフォイルが配置される構造を有する。エアフォイルベアリングの荷重支持能力は、ベアリングの内部に形成される空気の全体圧力によって決定されるため、全体圧力を高める必要がある。しかしながら、従来のエアフォイルベアリングは、空気の圧力を高めることができる構造でないため、荷重支持力を向上させることが困難であるという問題がある。
韓国特許登録第1396889号
本発明の目的は、ダンピング効率が向上したエアフォイルベアリングを提供することにある。
本発明によるエアフォイルベアリングは、回転軸を回転可能に支持するエアフォイルベアリングであって、円板状のプレートと、前記プレート上に結合される複数のバンプフォイルと、前記バンプフォイルの上部に配置され、一端が前記プレートに結合されて他端が自由端であるトップフォイルと、を含み、前記バンプフォイルは、ロータの回転方向の反対方向に向かって延びて形成された複数のフォイルを含み、前記複数のフォイルの前記ロータの回転方向の反対方向側の端部に隣接して備えられた一番目のバンプ山(A)の高さが、隣り合う他のバンプ山の高さよりも低く、前記一番目のバンプ山(A)の最高点と前記トップフォイルの間に隙間が形成され、二番目以降のバンプ山は、すべて頂部がトップフォイルに接触していることを特徴とする。

前記複数のフォイルは、前記ロータの回転方向に対応する端部が1つに連結されていることを特徴とする。
前記複数のフォイルの前記一番目のバンプ山(A)の高さが、前記隣合う他のバンプ山の高さの70%以内であることを特徴とする。
前記トップフォイルは、前記プレートとの離隔間隔が次第に大きくなる傾斜区間(L1)と、前記プレートとの離隔間隔が均一な平面区間(L2)と、を有することを特徴とする。
前記複数のフォイルの前記一番目のバンプ山(A)は、前記トップフォイルの前記平面区間(L2)が始まる位置に対応することを特徴とする。
前記複数のフォイルの前記一番目のバンプ山(A)に隣接した端部(B)は、前記プレートにスポット溶接(spot welding)されることを特徴とする。
前記複数のフォイルは、第1乃至第4フォイルを含むことを特徴とする。前記複数のフォイルはスリットを挟んで互いに離隔したことを特徴とする。前記第1フォイルと第2フォイルとの間に第1スリットが形成され、前記第2フォイルと第3フォイルとの間に第2スリットが形成されることを特徴とする。
前記第1スリットは前記ロータの回転方向に沿って同一の幅を有するように形成されることを特徴とする。前記第2フォイルと第3フォイルは互いに異なる長さを有することを特徴とする。前記第2スリットは階段状に段差を有し、トレーリングエッジ(F)に向かって次第に幅が狭くなる形態を有することを特徴とする。
前記第1フォイルは前記第2フォイルよりも大きい剛性を有することを特徴とする。前記第1フォイルと第2フォイルは互いに異なる材質からなることを特徴とする。前記第1フォイルと前記第2フォイルは同一の材質からなることを特徴とする。
前記第1フォイルの厚さは前記第2フォイルの厚さよりも厚いことを特徴とする。前記第1フォイルのバンプ幅は前記第2フォイルのバンプ幅よりも小さいことを特徴とする。
前記第1フォイルと第2フォイルの間の第1スリットは一端部から他端部まで同一の幅に形成されることを特徴とする。
前記第2フォイルの間の第2スリットは、ロータの回転方向側の端部で前記第1フォイルと第2フォイルとを連結するトレーリングエッジ(F)側から前記トレーリングエッジ(F)の反対側に向かってその幅が大きくなる形状を有することを特徴とする。前記第2フォイルの間の第2スリットは、前記トレーリングエッジ(F)の反対側に向かってその幅が段差状に大きくなることを特徴とする。前記第2フォイルは、前記トレーリングエッジ(F)の反対側の端部の幅が、前記トレーリングエッジ(F)側の端部の幅に比べて小さいことを特徴とする。
前記第2フォイルは、互いに向かい合う一側に階段状に折り曲げられた少なくとも1つの段差部と、前記ロータの回転方向に沿って延びて前記段差部を連結する連結部と、を含むことを特徴とする。前記第1フォイルは、前記トレーリングエッジ(F)の反対側の端部がスポット溶接(spot welding)されることを特徴とする。前記第1フォイルのバンプの高さが、前記第2フォイルのバンプの高さに比べて小さいことを特徴とする。スリットの前記トレーリングエッジ(F)側の端部から前記トレーリングエッジ(F)までの距離(D)が、バンプピッチ(C)の2倍値より小さいか等しいことを特徴とする。
本発明の一実施形態によるエアフォイルベアリングは、単一バンプの幅を可変することでバンプの剛性を調節することができ、初期バンプの高さが全て同一であって、油膜による荷重を受ける時にのみ楔効果が実現されるため、ベアリングの高さの管理において有利な点がある。
また、ロータの回転軸の方向に加えられる衝撃を安定してダンピングし、支持力を向上させ、且つダンピングによる衝撃を最小化することができ、エアフォイルベアリングの耐久性が向上する効果がある。
本発明のエアフォイルベアリングが設けられた空気圧縮機例を示した断面図である。 本発明の第1実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図である。 図2におけるバンプフォイルを示した模式図である。 本発明の第2実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図である。 本発明の第3実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図である。 一実施形態によるエアフォイルベアリングの溶接部位を示した平面図である。 他の実施形態によるエアフォイルベアリングの溶接部位を示した平面図である。 図6のエアフォイルベアリングによる圧力分布を示したグラフである。 本発明の第4実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図である。 本発明の第5実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図及び側面図である。 本発明の第6実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の一実施形態によるエアフォイルベアリングについて詳しく説明する。
図1は本発明のエアフォイルベアリングが設けられた空気圧縮機の例を示した断面図である。
図1に示したとおり、本発明の一実施形態によるエアフォイルベアリングは、高速で回転する回転軸が備えられた機械装置に設けられる。本明細書では、便宜上、空気圧縮機10に装着されたブロアーモータ600の回転軸650を支持するためにエアフォイルベアリング700が設けられたことを例として説明する(しかし、このような説明は1つの実施形態に過ぎず、回転する軸を有する機械装置であれば何れに適用されてもよい)。
車両用空気圧縮機10は、外観を形成するハウジング100と、ハウジング100の前方に結合されて空気を圧縮するインペラ400と、インペラ400を収容するインペラ収容部200及びインペラハウジング300と、ハウジング100の後方に結合されるリアカバー500と、ハウジング100の内部に設けられてインペラ400を回転駆動させるブロアーモータ600と、を含んで構成される。
インペラハウジング300の前方中央には外部空気が流入される空気流入口310が形成され、前方両側には空気吐出口330が形成される。インペラ400はインペラハウジング300の内部に設けられており、インペラ400を貫通する中空に後述のブロアーモータ600の回転軸650が結合される。すなわち、インペラ400は回転軸650によって支持される。インペラ400によって空気流入口310を介して吸入された空気は、インペラ400によって圧縮されて空気吐出口330を介して排出される。
ブロアーモータ600は、ハウジング100の内側に挿入されたモータハウジング600aに挿入される。ブロアーモータ600は、モータハウジング600aの内周面に隣接して設けられ、中空(図示しない)を有するステータ630と、ステータ630の中空を貫通して設けられる回転軸650と、回転軸650の外周面に結合されるロータ610と、で構成される。
回転軸650は、一端がインペラ400の中空に結合された状態で、インペラ400の後方に設けられるスラストベアリング(thrust bearing)700及びジャーナルベアリング750によってハウジング100の内側に回転可能に支持されており、後方端部も後方ベアリング800によって回転可能に支持される。
以下では、本発明の様々な実施形態によるエアフォイルベアリングについて詳細に説明する(但し、各実施形態の図面符号は各図面に示された構成のみを指称し、各実施形態毎に同一の構成については、重複説明を省略する)。
図2は本発明の第1実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図であり、図3は図2におけるバンプフォイルを示した模式図である。
回転軸650の前方側には円板状のロータディスク(図示しない)が形成されており、ロータディスクの前方側の一面及び後方側の他面に隣接してスラストベアリング700が挿入される(図1参照)。
図2及び図3に示したとおり、本発明の第1実施形態によるスラストベアリング700はエアフォイル(air foil)ベアリングであって、円板状のプレート702に複数の扇形状のバンプフォイル706を載置させ、さらにトップフォイル704で覆った形態である。スラストベアリング700の中央には、回転軸650が挿入される円形の孔が形成される。回転軸650がスラストベアリング700の孔に挿入された状態で、バンプフォイル706の一面はトップフォイル704がロータディスクの一面と隣接し、他面はプレート702に載置される。
トップフォイル704は、一端がプレート702に固定され、他端がプレート702と離隔して変形される自由端に形成される。バンプフォイル706は扇形の板状に形成され、トップフォイル704の固定端と自由端との間でトップフォイル704と接触される。トップフォイル704とバンプフォイル706は溶接によってプレート702に付着される。
ロータ610の高速回転によって、ロータディスクとエアフォイルとの間に粘性を有する流体である空気が流入され、圧力を形成することで、回転時における荷重を支持する。
同一のピッチ(Pitch)、高さ(Height)、長さ(Length)、厚さ(Thickness)を有するスラストベアリング700において、荷重支持力は、空気の粘性だけでなく、バンプフォイル706の剛性にも影響される。
各単一バンプフォイル706が有する剛性は、平面上に投影されたバンプの面積によって決定されるが、バンプフォイル706の剛性は、プレート702の内径側から外径側の方向に向かって(1列から4列の方向に向かって)全て均一であるように構成するか、次第に大きくなるようにすることが好ましい。その理由は、4列の方向に行くに従って、回転時に荷重が集中されて摩耗が激しくなるため、4列の方向に向かって剛性が大きくなることが耐久性の点で有利である。
しかし、従来は、バンプフォイル706の各列の幅A〜Dを全て均一に構成していたが、この場合、それぞれの単一バンプ(図3の1〜5番のそれぞれを意味する。ロータの回転方向を基準として順に1〜5番の番号を付与する)の剛性が全て異なることになる。特に、回転方向の外径側の剛性が内径側の剛性より低いため、均一な剛性分布において非常に不利となる。したがって、単一バンプの各列の幅A〜Dを従来のように均一に構成すると、バンプフォイル706の剛性を均一に、または多くの荷重を受ける側に向かって次第に大きくなるように構成することができない。
したがって、これを解決するために、単一バンプ1〜5の対角線の長さ(単一バンプの側面視において、凸状にバンプ山を成す部分)Lを調節すべきであり、対角線の長さLは、単一バンプ1〜5の各列の幅A〜Dを調節することで変更することができる(この際、単一バンプのバンプ山の高さは何れも同一に設計する)。
単一バンプ1〜5の各列の幅A〜Dのうち1列の幅をA、2列の幅をB、3列の幅をC、4列の幅をDとしたときに、AとBは同一に構成し、CはA及びBより大きく、DはCより大きく構成することができる(A=B<C<D)。
上記のように単一バンプの幅を構成すると、バンプ山Lの長さが1列から4列に向かって大きくなり、単一バンプの面積も大きくなるため、荷重支持力が大きくなる。
このような構成とともに、単一バンプ1〜5の長さ(ロータの回転方向による1列〜4列の弧の長さ)を調節することで、油膜を形成する空気の損失(leak)を防止する楔効果を実現することができる。
すなわち、単一バンプ1〜5の長さを、1列と4列の内側に2列と3列が凹入されるように構成することで、トップフォイル704とバンプフォイル706との間に空気を閉じ込めることのできるエアポケットPの面積が大きくなる。したがって、楔効果(流体が貯蔵される空間が楔状に細くなると、流体の粘性によって流体が引っ張られ楔状の隙間に押し込まれながら動圧(圧力)が発生し、この圧力によって荷重が支持される効果)によって油膜の損失を防止することができる。また、エアポケットPの面積が大きくなることでダンピング力が向上し、トップフォイル704の非接触面積が広くなるため、トップフォイル704に加えられる摩擦が減少される効果がある。
上記構成によると、初期のバンプフォイル706のバンプ山の高さが全て同一であるため、楔効果は油膜による荷重を受ける時にのみ実現され、スラストベアリング700の高さの管理において有利な点がある。
また、単一バンプの形状が全て同一である場合、単一バンプの幅が大きくなると剛性も増加することになる。したがって、単一バンプの形状が同一である状態の条件で、単一バンプの幅を可変することで剛性を調節することができる。
図4は本発明の第2実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図であり、図5は本発明の第3実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図である。
図4に示したとおり、本発明の第2実施形態によるスラストベアリング700はエアフォイル(air foil)ベアリングであって、円板状のプレート702に複数の扇形状のバンプフォイル706を載置させ、さらにトップフォイル704で覆った形態である。スラストベアリング700の中央には、回転軸650が挿入される円形の孔が形成される。回転軸650がスラストベアリング700の孔に挿入された状態で、バンプフォイル706の一面はトップフォイル704がスラストディスク652(図示しない)の一面と隣接し、他面はプレート702に載置される。
トップフォイル704は、一端がプレート702に固定され、他端がプレート702と離隔して変形される自由端に形成される。トップフォイル704の固定端は溶接によってプレート702に付着される。
バンプフォイル706は扇形の板状であって、トップフォイル704の固定端と自由端との間でトップフォイル704と接触される。バンプフォイル706は、扇形状の縁を形成する略「コ」字状のフォイルと、「コ」字状のフォイルの内側に備えられたフォイルと、の2つのフォイルで構成される。
より詳細に説明すると、バンプフォイル706は、扇形状の半径方向の縁を構成する連結フォイル706aと、扇形状の外径側の縁を構成する第1フォイル706bと、扇形状の内径側の縁を構成する第2フォイル706cと、第1フォイル706bと第2フォイル706cとの間に各スリットC1〜C3を挟んで離隔して形成される第3フォイル706d及び第4フォイル706eと、で構成される。また、第3フォイル706d及び第4フォイル706eの自由端も、スリットC4を挟んで連結フォイル706aと離隔して配置される。第3フォイル706dの端部は、角の一部が斜めに切開されており、第1フォイル706bと連結フォイル706aとの間が、斜めに切開された部分に対応して同一に斜めに切開される。斜めに切開された部分は切開スリット704aを挟んで互いに離隔している。第1〜第4フォイル706b、706c、706d、706eは、一端がプレート702に溶接結合(溶接部位については後述する)され、他端は扇形の弧方向に沿って延びて形成される。
第1〜第4フォイル706b、706c、706d、706eは第1フォイル706bから第4フォイル706eに向かってその長さが短くなる。第3フォイル706d及び第4フォイル706eは、第1フォイル706b及び第2フォイル706cに比べて回転時に発生する圧力をより少なく受ける側に配置されるため、第1フォイル706b及び第2フォイル706cに比べて小さい剛性の材質からなることが好ましい。または、第1〜第4フォイル706b、706c、706d、706eを同一の材質で構成しても、第3フォイル706d及び第4フォイル706eを構成するバンプの幅を広く構成し、変形量が第1フォイル706b及び第2フォイル706cのバンプより大きくなるようにすることで、第1フォイル706b及び第2フォイル706cより剛性を低めることができる。
第1フォイル706b及び第2フォイル706cに比べて第3フォイル706d及び第4フォイル706eが低い剛性を有すると、第3フォイル706d及び第4フォイル706eの部分の変形量が大きいため、多くの空気を閉じ込めることができることとなり、荷重支持力が向上する効果がある。
一方、上記のスリットは第1スリットC1、第2スリットC2、第3スリットC3、第4スリットC4で構成されるが、第1〜第3スリットC1〜C3は、第1〜第4フォイル706b、706c、706d、706eが互いに接触されないように、最小の間隔を維持する役割をする。
第4スリットC4は、バンプフォイル706の変形時に第3及び第4フォイル706d、706eのバンプ山が加圧されて第3及び第4フォイル706d、706eが引張されても、連結フォイル706aに接触されない程度の間隔を有することが好ましい。また、ロータが回転されながら流体が流入される方向は、軸方向とロータの回転方向にそれぞれ流入されるが、この際、第4スリットC4と第1〜第3スリットC1〜C3に流入された流体が同時にまたはランダムに流入される場合、流体の安定した移動を提供する空間を形成することができるため、安定したダンピング能力を向上させることができる。
第1〜第3スリットC1〜C3は全てプレート702の円周方向に形成され、第4スリットC4は半径方向に向かって形成されるため、流体の流入及び流出による振動ダンピングを安定して行うことができる。
図5に示したとおり、本発明の第3実施形態によるスラストベアリング700’は、上記の第2実施形態と同様に構成されるが、第1〜第3スリットC1〜C3の間隔が異なって設定されることができる。
すなわち、第1〜第3スリットC1〜C3の間隔が第4スリットC4と同一に設計されることができる。
この際、第3フォイル706d´及び第4フォイル706e´の幅が、第1フォイル706b´及び第2フォイル706c´の幅に比べて相対的に小さい幅に形成される。これは、第3フォイル706d´及び第4フォイル706e´が第1フォイル706b´及び第2フォイル706c´とは異なるダンピングを行い、これによって、ロータに加えられる軸方向における応力を安定して支持、分散することで破損を防止するためである。
第1〜第3スリットC1〜C3の間隔が第4スリットC4と同一であるため、本発明の第3実施形態によるスラストベアリング700´は上記の第2実施形態と異なるダンピング及び荷重支持力を有することになる。
これにより、ダンピング量が変わり、第2実施形態に比べて第3フォイル706d´及び第4フォイル706e´の変形量が大きくなるため、流体の流入及び移動による軸方向における応力の集中及び荷重を最小化することができる。
したがって、ロータに加えられる振動が最小化されるため、軸方向における振動ダンピングの効率が向上する。また、圧縮機またはエアブロアーに伝達される振動及び衝撃が最小化され、耐久性と振動ダンピング能力がともに向上して、長期間使用時にも安定して用いることができる。
上記の構成を有する本発明の一実施形態によるエアフォイルベアリングにおいて、溶接部位について詳細に説明する。
図6及び図7は、それぞれ他の実施形態によるエアフォイルベアリングの溶接部位を示した平面図である。
図6及び図7に示したとおり、バンプフォイル706、706´は、扇形状の縁を構成する略「コ」字状の第1フォイル706a、706a´と、第1フォイル706a、706a´の内側に配置され、第1フォイル706a、706a´とスリット706c、706c´を挟んで離隔して形成される第2フォイル706b、706b´と、で構成される。第1フォイル706a、706a´及び第2フォイル706b、706b´は、一端がプレート702に溶接結合され、他端は扇形の弧方向に沿って延びて形成されることができる(図6及び図7の構成は、図4及び図5の実施形態と図面符号のみが異なって、同一の構造を有するため、各構成についての詳細な説明を省略する)。
溶接部位(図4及び図5の706f、706f´に対応する部分)はロータの回転方向側に配置される。溶接部位は、幅が第1フォイル706a、706a´及び第2フォイル706b、706b´に比べて相対的に狭く形成され、固定された状態が維持される程度に設けられる。また、溶接部位にはバンプ山のような凹凸部位が形成されないため、流体の流入及び排出に応じて溶接部位がダンピングを行うことはなく、固定された状態を安定して維持させる。
一方、図8は図6のエアフォイルベアリングによる圧力分布を示したグラフである。
図8に示したとおり、バンプフォイル706の剛性が均一である場合における、プレート702の半径方向(図2の任意点において、プレートの中心側をd1、外径側をd2と定義する)によるバンプフォイル706の圧力をP1とする。P2は、本発明の実施形態による第1フォイル706a及び第2フォイル706bが備えられた場合における、プレート702の半径方向によるバンプフォイル706の圧力である。P1は、半径方向内側(d1)と外側(d2)との間に圧力が集中される現象が起こるのに対し、P2は、半径方向内側(d1)と外側(d2)との間に比較的均一に圧力が分布されることが分かる。
圧力が1つの部分に集中されると、該当部分のバンプフォイル706とトップフォイル704の接触が多くなり、トップフォイル704の摩耗が増加する恐れがある。また、半径方向内側(d1)と外側(d2)に近いバンプフォイル706の縁は、荷重支持力が低くて十分な圧力を受けていないという意味にもなる。
しかし、本発明の実施形態のように、第1フォイル706aの剛性を第2フォイル706bの剛性よりも高く設定すると、荷重支持力が向上するため、半径方向内側(d1)と外側(d2)も十分な圧力を受けることができる。これにより、圧力分布P2において、圧力が1つの部分に集中されず、均一に分布される。
上記の構成を有する本発明の一実施形態によるエアフォイルベアリングは、バンプフォイルの形状及び剛性を変更することで、荷重支持力を向上させ、且つダンピング効果を増加させる効果がある。また、ダンピング力の向上により、ベアリングの耐久性が向上する効果がある。
上記の実施形態によるエアフォイルベアリングにおいて、バンプフォイルの形状及びスリットの形状を変更することで、バンプフォイルの変形時にバンプフォイルの端部が鋭く突出することを防止することができる。以下では、バンプフォイル及びスリットの形状を変更した実施形態について詳細に説明する。このような形状は、上記の実施形態に適用可能である(上記の実施形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。便宜上、図9を基準として、扇形状の外側弧を外径側、内側弧を内径側の方向と定義する)。
図9は本発明の第4実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図である。
図9に示したとおり、エアフォイルベアリングのトップフォイル704´´とプレート702´´との間にはバンプフォイル706a´´、706b´´が備えられる。
バンプフォイル706a´´、706b´´は、ロータの回転方向(図5の矢印方向)を基準としてトップフォイルの外径及び内径側に配置された第1フォイル706a´´と、第1フォイル706a´´の間に配置された第2フォイル706b´´と、で構成される(本実施形態では、第1フォイルが2つ、第2フォイルが2つで構成されたことを例として説明する)。トレーリングエッジFは、ロータの回転方向側の端部で第1フォイル706a´´及び第2フォイル706b´´を連結する部分である。
バンプフォイル706a´´、706b´´は、上記の実施形態と同様に、スリット706c´´、706d´´の幅(間隔)及びバンプフォイル706a´´、706b´´のバンプ幅B〜B´´を調節することで、第1フォイル706a´´及び第2フォイル706b´´のそれぞれの剛性を調節することができる。本実施形態では、第2フォイル706b´´のバンプ幅B〜B´´をより細かく調節して剛性を調節することができる。
より詳細に説明すると、バンプフォイル706a´´、706b´´は複数のスリット706c´´、706d´´により区分され、第1フォイル706a´´と第2フォイル706b´´との間の第1スリット706c´´と、第2フォイル706b´´の間の第2スリット706d´´とは、その形状が異なる。
第1フォイル706a´´と第2フォイル706b´´との間に位置する第1スリット706c´´は、ロータの回転方向に沿って同一の幅を有するように形成される。すなわち、第1フォイル706a´´及び第2フォイル706b´´の一側端部からトレーリングエッジF方向側の端部までの第1スリット706c´´の幅が一定に形成される。また、第1フォイル706a´´と第2フォイル706b´´との間の第1スリット706c´´は、トレーリングエッジF側の端部が閉塞しており、反対側が開放された形態を有する。
しかし、2つの第2フォイル706b´´の間に位置した第2スリット706d´´は、一側端部からトレーリングエッジFに向かう側の端部までの幅が異なる(第2スリットの間のスリットも、トレーリングエッジの反対側の端部が開放された形態である)。
第2フォイル706b´´は、そのうち一つが他の一つに比べて、ロータの回転方向に対応する長さがより長いものと、短いものとで構成される。これらの間に位置した第2スリット706d´´は、階段状に段差を有する形態であって、トレーリングエッジFに向かって第2スリット706d´´の幅が細くなる。すなわち、第2フォイル706b´´のバンプ幅B〜B´´は、区間毎に異なって構成されることができる。
これにより、相対的に長さが長い第2フォイル706b´´は、トレーリングエッジFに隣接した一側端部に第1段差部7060が形成されており、第1段差部7060からトレーリングエッジFの反対側方向に第1連結部7061が延びて形成される。第1連結部7061が所定長さに延びた後、さらに第2段差部7062が形成されて、第2段差部7062からトレーリングエッジFの反対側の端部に向かって第2連結部7063が延びる。段差の方向が外径側方向に向かっているため、第1連結部7061のバンプ幅B´は第2連結部7063のバンプ幅Bより大きい。
相対的に長さが短い第2フォイル706b´´は、長さの長い第2フォイル706b´´と向かい合う一側において、第1段差部7060よりもトレーリングエッジFから所定間隔離隔した部分に、第3段差部7065が備えられることができる。すなわち、トレーリングエッジFに隣接した部分に第3連結部7064が備えられ、トレーリングエッジFの反対側に第4連結部7066が備えられて、その間を第3段差部7065が連結する形態となることができる。この際、段差の方向が内径側方向に向かっているため、第3連結部7064のバンプ幅(図示しない)に比べて第4連結部7066のバンプ幅B´´がより狭い。
第2連結部7063のバンプ幅Bと第4連結部7066のバンプ幅B´´は、設計仕様に応じて、同一でも異なってもよい。
第1フォイル706a´´のトレーリングエッジFの反対側の端部はそれぞれスポット溶接(spot welding)され、第1フォイル706a´´の高さ(断面形状においてバンプフォイルのバンプピッチの最高点の高さ)は、第2フォイル706b´´に比べて最大50%まで低く構成することができる。これにより、中央部(E領域)の剛性が第1フォイル706a´´に比べて相対的に低くなることができる。より詳細には、溶接された第1フォイル706a´´は、溶接されていない第2フォイル706b´´に比べて2倍の剛性を有することができる。
また、トレーリングエッジF部位の剛性が、中央部(E領域)に比べて高い剛性を有するように、スリット706c´´、706d´´の端部からトレーリングエッジFまでの距離Dを規制することで、トレーリングエッジF部位の剛性を調節することができる。スリット706c´´、706d´´の端部からトレーリングエッジFまでの距離Dは、バンプピッチCの2倍値より小さいか等しいように設計(D≦2C)することが好ましい。
上記の第4実施形態のエアフォイルベアリングにおいて、荷重支持力及びダンピング効果を向上させるために、バンプ山の高さ及びバンプ幅を変更させることができる。図面を参照して詳細な構造を説明する(本実施形態のバンプフォイルは、第4実施形態と図面符号のみが異なって、同一の構造を有するため、バンプフォイルの詳細な説明は省略する)。
図10は本発明の第5実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図及び側面図であり、図11は本発明の第6実施形態によるエアフォイルベアリングを示した平面図である。
図10に示したとおり、トップフォイル704は、一端が固定端であり、プレート702との間にバンプフォイル706が挿入されてトップフォイル704の自由端である他端がプレート702と離隔している構造である。したがって、トップフォイル704は、固定端側から自由端側の方向に向かってプレート702との間隔が次第に大きくなる傾斜区間L1が形成される。傾斜区間L1を経て所定位置になると、トップフォイル704とプレート702の間隔が均一な平面区間L2が形成される。
平面区間L2が形成される部分は、ロータの回転方向を基準としてバンプフォイル706の一番目の山(leading edge)Aの部分に該当する。すなわち、第1フォイル〜第4フォイル706a〜706dの一番目のバンプ山Aの部分が、平面区間L2が始まる位置になる。
第1フォイル〜第4フォイル706a〜706dの一番目のバンプ山Aの高さを、隣接したバンプ山(二番目以後)より低く設定することで、トップフォイル704と一番目のバンプ山Aの最高点との間に間隙が形成されると、トップフォイル704の膜の剛性と二番目以後のバンプ山の剛性により、先ずトップフォイル704の形状に沿って薄い油膜が形成される。
ロータ610の回転数が増加したり、荷重負荷が増加すると、バンプフォイル706に加えられる荷重が益々大きくなって、油膜の圧力が上昇することになる。この際、スラストベアリング700の変形が一定水準以上に増加すると、高さが低くなった一番目のバンプ山Aがトップフォイル704に接触して変形されながら、荷重を支持することになる(活性化)。一番目のバンプ山Aが活性化される時に均一に加圧されるように、一番目のバンプ山Aをトップフォイル704の平面区間L2に位置させるのである。一番目のバンプ山Aが荷重を支持することで、平面区間L2が増加してスラストベアリング700はさらに高い荷重支持能力を有することになる。
そのために、一番目のバンプ山Aの高さは、他のバンプ山の高さの最大30%まで低く構成することが好ましい。すなわち、一番目のバンプ山Aの高さが、他のバンプ山の高さの70%以内の高さとなるように形成される。
一番目のバンプ山Aの高さを決定するために、外部から空気圧縮機10に上下または左右方向に持続的な振動または短時間の間歇的な振動を発生させると、ロータ610が外力によって振動しながら加振される。ロータ610は初期位置でスラストベアリング700との設定空隙(初期位置での間隙)を有しているが、加振によって設定空隙が増減する。
すなわち、バンプフォイル706が加圧されて押された後、復元されることを繰り返すが、バンプフォイル706が最大に押される変位と最大に復元される変位を調べると、バンプフォイル706のバンプ山の略30%水準に加圧及び復元されることが分かる(時間によるロータの変位測定)。
したがって、一番目のバンプ山Aの高さを、他のバンプ山の高さの30%以内に設定することで、スラストベアリング700に一定以上の圧力が加えられる際に該当圧力による荷重を適切に支持することができる。
または、図11のように、第2フォイル及び第3フォイルの長さを変更することもできる。
すなわち、第2フォイル706b´及び第3フォイル706c´の溶接されていない端部Eは、第1フォイル706a´及び第4フォイル706d´の溶接された端部Bを連結する仮想の線と同一線上に配置される形態を有することができる。
上記の構成を有する本発明の一実施形態によるエアフォイルベアリングは、バンプフォイルの形状及び剛性を変更することで、荷重支持力を向上させ、ダンピング効果を増加させる効果がある。また、ダンピング力の向上により、ベアリングの耐久性が向上する効果がある。
以上で説明され、図面に示された本発明の一実施形態は、本発明の技術的思想を限定するものと解釈されてはならない。本発明の権利範囲は特許請求の範囲に記載の事項のみによって制限され、本発明の技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を様々な形態に改良及び変更することが可能である。したがって、このような改良及び変更が通常の知識を有する者において自明である限り、本発明の権利範囲に属するとすべきである。
本発明は、ダンピング効率が向上したエアフォイルベアリングに関する。
10:空気圧縮機
100:ハウジング
200:インペラ収容部
300:インペラハウジング
310:空気流入口
330:空気吐出口
400:インペラ
500:リアカバー
600:ブロアーモータ
600a:モータハウジング
610:ロータ
630:ステータ
650:回転軸
700:エアフォイルベアリング、スラストベアリング
700’:スラストベアリング
702、702´、702´´:(円板状の)プレート
704、704´、704´´:トップフォイル
704a、704b:切開スリット
706、706´、706´´、:バンプフォイル
706a:連結フォイル、第1フォイル
706a´:第1フォイル
706a´´:第1フォイル、バンプフォイル
706b、706b´:第1フォイル、第2フォイル
706b´´:第2フォイル、バンプフォイル
706c:第2フォイル、スリット
706c´:第2フォイル、第3フォイル、スリット
706c´´:(第1)スリット
706d:第3フォイル
706d´:第3フォイル、第4フォイル
706d´´:(第2)スリット
706e、706e´:第4フォイル
706f、706f´:溶接部位
750:ジャーナルベアリング
800:後方ベアリング
7060:第1段差部
7061:第1連結部
7062:第2段差部
7063:第2連結部
7064:第3連結部
7065:第3段差部
7066:第4連結部
A:(単一バンプの)第1列の幅,一番目のバンプ山(A)の高さ
B:(単一バンプの)第2列の幅、一番目のバンプ山(A)に隣接した端部、
(第2連結部の)バンプ幅、(バンプフォイルの)バンプ幅
B´:(バンプフォイルの)バンプ幅:
B´´:(第4連結部の)バンプ幅、(バンプフォイルの)バンプ幅
C:(単一バンプの)第3列の幅、パンプピッチ
C1、C2、C3、C4:スリット
D:(単一バンプの)第4列の幅
:半径方向内側
:半径方向外側
E:中央部(E領域)、(第2及び第3フォイルの溶接されていない)端部
F:トレーリングエッジ
L:単一バンプのバンプ山(L)の長さ,(単一バンプの)対角線の長さ
L1:傾斜区間
L2:平面区間
P:エアポケット
:(バンプフォイルの)圧力
:(バンプフォイルの)圧力,圧力分布

Claims (25)

  1. 回転軸を回転可能に支持するエアフォイルベアリングであって、
    円板状のプレートと、
    前記プレート上に結合される複数のバンプフォイルと、
    前記バンプフォイルの上部に配置され、一端が前記プレートに結合されて他端が自由端であるトップフォイルと、を含み、
    前記バンプフォイルは、ロータの回転方向の反対方向に向かって延びて形成された複数のフォイルを含み、
    前記複数のフォイルの前記ロータの回転方向の反対方向側の端部に隣接して備えられた一番目のバンプ山(A)の高さが、隣り合う他のバンプ山の高さよりも低く、前記一番目のバンプ山(A)の最高点と前記トップフォイルの間に隙間が形成され、二番目以降のバンプ山は、すべて頂部がトップフォイルに接触していることを特徴とするエアフォイルベアリング。
  2. 前記複数のフォイルは、前記ロータの回転方向に対応する端部が1つに連結されていることを特徴とする請求項1に記載のエアフォイルベアリング。
  3. 前記複数のフォイルの前記一番目のバンプ山(A)の高さが、前記隣合う他のバンプ山の高さの70%以内であることを特徴とする請求項1に記載のエアフォイルベアリング。
  4. 前記トップフォイルは、前記プレートとの離隔間隔が次第に大きくなる傾斜区間(L1)と、前記プレートとの離隔間隔が均一な平面区間(L2)と、を有することを特徴とする請求項3に記載のエアフォイルベアリング。
  5. 前記複数のフォイルの前記一番目のバンプ山(A)は、前記トップフォイルの前記平面区間(L2)が始まる位置に対応することを特徴とする請求項4に記載のエアフォイルベアリング。
  6. 前記複数のフォイルの前記一番目のバンプ山(A)に隣接した端部(B)は、前記プレートにスポット溶接(spot welding)されることを特徴とする請求項3に記載のエアフォイルベアリング。
  7. 前記複数のフォイルは、第1乃至第4フォイルを含むことを特徴とする請求項1に記載のエアフォイルベアリング。
  8. 前記複数のフォイルはスリットを挟んで互いに離隔したことを特徴とする請求項1に記載のエアフォイルベアリング。
  9. 前記第1フォイルと第2フォイルとの間に第1スリットが形成され、前記第2フォイルと第3フォイルとの間に第2スリットが形成されることを特徴とする請求項7に記載のエアフォイルベアリング。
  10. 前記第1スリットは前記ロータの回転方向に沿って同一の幅を有するように形成されることを特徴とする請求項9に記載のエアフォイルベアリング。
  11. 前記第2フォイルと第3フォイルは互いに異なる長さを有することを特徴とする請求項9に記載のエアフォイルベアリング。
  12. 前記第2スリットは階段状に段差を有し、トレーリングエッジ(F)に向かって次第に幅が狭くなる形態を有することを特徴とする請求項9に記載のエアフォイルベアリング。
  13. 前記第1フォイルは前記第2フォイルよりも大きい剛性を有することを特徴とする請求項7に記載のエアフォイルベアリング。
  14. 前記第1フォイルと第2フォイルは互いに異なる材質からなることを特徴とする請求項13に記載のエアフォイルベアリング。
  15. 前記第1フォイルと前記第2フォイルは同一の材質からなることを特徴とする請求項13に記載のエアフォイルベアリング。
  16. 前記第1フォイルの厚さは前記第2フォイルの厚さよりも厚いことを特徴とする請求項15に記載のエアフォイルベアリング。
  17. 前記第1フォイルのバンプ幅は前記第2フォイルのバンプ幅よりも小さいことを特徴とする請求項15に記載のエアフォイルベアリング。
  18. 前記第1フォイルと第2フォイルの間の前記第1スリットは一端部から他端部まで同一の幅に形成されることを特徴とする請求項9に記載のエアフォイルベアリング。
  19. 前記第2フォイルの間の前記第2スリットは、ロータの回転方向側の端部で前記第1フォイルと前記第2フォイルとを連結するトレーリングエッジ(F)側から前記トレーリングエッジ(F)の反対側に向かってその幅が大きくなる形状を有することを特徴とする請求項18に記載のエアフォイルベアリング。
  20. 前記第2フォイルの間の前記第2スリットは、前記トレーリングエッジ(F)の反対側に向かってその幅が段差状に大きくなることを特徴とする請求項19に記載のエアフォイルベアリング。
  21. 前記第2フォイルは、前記トレーリングエッジ(F)の反対側の端部の幅が、前記トレーリングエッジ(F)側の端部の幅に比べて小さいことを特徴とする請求項20に記載のエアフォイルベアリング。
  22. 前記第2フォイルは、互いに向かい合う一側に階段状に折り曲げられた少なくとも1つの段差部と、前記ロータの回転方向に沿って延びて前記段差部を連結する連結部と、を含むことを特徴とする請求項21に記載のエアフォイルベアリング。
  23. 前記第1フォイルは、前記トレーリングエッジ(F)の反対側の端部がスポット溶接(spot welding)されることを特徴とする請求項22に記載のエアフォイルベアリング。
  24. 前記第1フォイルのバンプの高さが、前記第2フォイルのバンプの高さに比べて小さいことを特徴とする請求項23に記載のエアフォイルベアリング。
  25. スリットの前記トレーリングエッジ(F)側の端部から前記トレーリングエッジ(F)までの距離(D)が、バンプピッチ(C)の2倍値より小さいか等しいことを特徴とする請求項24に記載のエアフォイルベアリング。
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