JP6740727B2 - ボルト締結体 - Google Patents

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この発明は、ベース部材と被締結部材をボルトで締結したボルト締結体であって、特に、温度上昇時においてベース部材に作用するボルトの軸力を緩和可能としたものに関する。
車両の排気循環装置と排気循環装置用クーラとの接続部や、エギゾーストマニホールドとターボ装置との接続部等の各接続部は、ボルトによって締結されることが多い。このボルトによって複数の部材を締結した締結体(以下において、ボルト締結体と称する。)として、具体的には、例えば、図5に示すように、締結する一方の部材(以下において、ベース部材110と称する。)側に、ボルト111(スタッドボルト)をねじ込むねじ孔110aを形成する一方で、このベース部材110に締結される他方の部材(以下において、被締結部材112と称する。)側に貫通孔112aを形成し、ボルト111を貫通孔112aに挿し込んだ上でねじ孔110aにねじ込み、さらに、このボルト111に被締結部材112側からナット113をねじ込んで、ベース部材110と被締結部材112を締結する構成を採用することがある。
特に近年は、燃費向上のため車両の軽量化が重要となっており、ベース部材110の素材として、比重が小さいアルミニウム合金が採用されることが多い。これに対して、被締結部材112の素材として、所定の強度と耐食性を兼ね備えたオーステナイト系鋼材(ステンレス)等が採用されるとともに、ベース部材110と被締結部材112を締結するボルト111及びナット113の素材として、所定の強度を備えた炭素鋼等が採用されることが多い。
このボルト締結体においては、車両走行時の振動等によって緩みが生じることがないように、確実な締結状態の維持が要求される。
そこで、例えば特許文献1に示す締結構造においては、被締結部材の熱膨張係数よりも大きい熱膨張係数を有するボルトでこの被締結部材を締結する際に、ボルトの頭部と被締結部材との間に被締結部材及びボルトのいずれの熱膨張係数よりも大きい熱膨張係数を有するワッシャを介在させる構成を採用している。この構成によると、被締結部材とボルトの熱膨張係数の差が、ワッシャの熱膨張係数によって補正され、温度上昇に伴ってボルトに緩みが生じるのを防止することができる(本文献の図1、段落0008等参照)。
また、特許文献2に示す締結方法においては、セラミック等の低熱膨張係数同士の素材、又は、低熱膨張係数の素材と金属材を金属ボルトとナットで締結する方法において、金属ボルトよりも大きい熱膨張係数を有する金属スペーサを金属ボルトに通して締結する構成を採用している。この構成によると、温度上昇に伴って金属ボルトよりも金属スペーサの方が大きく膨張するため、ボルトに緩みが生じるのを防止することができる(本文献の図1、段落0011等参照)。
特開平10−325408号公報 特許第4472141号公報
上記の特許文献1及び2の構成は、いずれも温度上昇に伴ってボルトが緩むのを防止して、高温における確実な締結状態を維持することを目的としているが、図5に示したボルト締結体のうち、特にベース部材110にアルミニウム合金のように温度上昇に伴ってその降伏強度が低下する素材を採用したものにおいては、ボルト111の緩みに起因する問題よりも、このボルト111の過度の締め付けに起因する事象の方が生じやすい。
すなわち、図5に示したボルト締結体においては、ボルト111(例えば炭素鋼)の熱膨張係数よりも、被締結部材112(例えばステンレス)の熱膨張係数の方が大きい場合が多く、この場合、温度上昇後における被締結部材112の膨張量の方が、ボルト111の膨張量よりも大きくなる。この結果、ボルト111は、一端側がベース部材110にねじ込まれて固定された状態のまま、被締結部材112によって軸方向上向きに引き延ばされて、図6に示すように、室温Tにおけるボルト締結時の軸力(本図(a)中の符号F参照)と比較して、大きな軸力が発生する(本図(b)中の符号F’参照)。
このボルト締結体のベース部材110の素材として採用されるアルミニウム合金は、図7に模式的に示すように、ボルト締結体の温度上昇に伴って、降伏強度Gが低下する特性を有している。例えば、温度がTのときは、アルミニウム合金の降伏強度Gの方が、ベース部材110に作用する軸力Gよりも十分大きく(本図中の符号F’参照)、強度の面で特に問題は生じない。ところが、温度をTまで上昇すると、温度上昇とともに大きくなる軸力Gが、その温度上昇のアルミニウム合金の降伏強度Gに到達し(本図中の符号F’参照)、さらに温度をTまで上昇すると、この軸力Gによってベース部材110に形成したねじ孔110aの雌ねじが変形する場合がある。雌ねじが変形すると、軸力Gが低下して(本図中の符号F’参照)、ベース部材110と被締結部材112との間の締結力がボルト締結時より下がる場合がある。また、図6(b)に示すように、ボルト111の軸力によって、被締結部材112のナット113やボルト頭部等との当接面に陥没も生じ得る(本図中の符号c参照)。
そこで、この発明は、温度上昇に伴って、ベース部材にボルトによる大きな軸力が作用するのを防止することを課題とする。
上記課題を解決するために、この発明においては、ねじ孔が形成されたベース部材と、貫通孔が形成された、前記ベース部材に締結される被締結部材と、前記貫通孔に挿し込まれた上で前記ねじ孔にねじ込まれるボルトと、前記ボルトに設けられるナットと、前記ナットと被締結部材との間に介在するように前記ボルトと同軸に設けられ、温度上昇時に前記ボルトから前記ベース部材に作用する軸方向の軸力の増大を緩和する、又は、該軸力を低下させる軸力緩和部材と、を有するボルト締結体を構成した。
前記構成においては、前記軸力緩和部材は、温度上昇時に前記軸力が前記ベース部材の降伏強度を超えないように該軸力の増大を緩和する、又は、該軸力を低下させる構成とするのが好ましい。
前記各構成においては、前記軸力緩和部材の熱膨張係数が、前記被締結部材の熱膨張係数よりも小さい構成とするのが好ましい。
また、軸力緩和部材と被締結部材の熱膨張係数の大小関係を上記のように定めた構成においては、前記被締結部材の前記軸力緩和部材に対向する面に座繰り部を形成し、この座繰り部内に前記軸力緩和部材が配置される構成とすることもできる。
また、軸力緩和部材と被締結部材の熱膨張係数の大小関係を上記のように定めた構成においては、前記軸力緩和部材にマルテンサイト系鋼材を、前記被締結部材にオーステナイト系鋼材をそれぞれ採用した構成とすることができる。
また、軸力緩和部材と被締結部材の熱膨張係数の大小関係を上記のように定めた構成においては、前記被締結部材の熱膨張係数と、前記ボルトの熱膨張係数を整合させた構成とすることができる。
また、前記被締結部材の熱膨張係数と、前記ボルトの熱膨張係数を整合させた構成においては、前記被締結部材及び前記ボルトにオーステナイト系鋼材を採用した構成とすることができる。
この発明に係るボルト締結体によると、温度上昇に伴ってボルトに生じる軸力を軸力緩和部材によって緩和あるいは低下させて、ベース部材にボルトによる大きな軸力が作用するのを防止することができる。このようにすることで、ベース部材に形成されたねじ孔が変形するのを防止して、ベース部材と被締結部材をボルトで確実に締結することができる。
この発明に係るボルト締結体の第一実施形態を示す縦断面図 図1に示すボルト締結体に作用する軸力の大きさを模式的に示す縦断面図であって、(a)は温度上昇前の状態、(b)は温度上昇後の状態 図1に示すボルト締結体に作用する軸力と降伏強度の関係を示す図 この発明に係るボルト締結体の第二実施形態を示す縦断面図 従来技術に係るボルト締結体を示す縦断面図 図5に示すボルト締結体に作用する軸力の大きさを模式的に示す縦断面図であって、(a)は温度上昇前の状態、(b)は温度上昇後の状態 図5に示すボルト締結体に作用する軸力と降伏強度の関係を示す図
この発明に係るボルト締結体の第一実施形態を図1に示す。このボルト締結体は、例えば、車両の排気循環装置と排気循環装置用クーラとの接続部や、エギゾーストマニホールドとターボ装置との接続部等の各接続部に採用され、特に、アルミニウム合金のように温度上昇に伴う降伏強度の低下が生じやすい素材と、ステンレス鋼等の鋼材との間の締結に適している。このボルト締結体は、ベース部材10、被締結部材11、ボルト12、ナット13、及び、軸力緩和部材14を主要な構成要素としている。
ベース部材10には、ボルト12をねじ込むためのねじ孔10aが形成されている。このベース部材10の素材として、車両の軽量化に有効なアルミニウム合金を採用するのが好ましく、この実施形態においては、アルミニウムにシリコンを主要添加元素として添加したアルミニウム合金(AC3A−F(JISH5202))を採用した。このアルミニウム合金の熱膨張係数αは、23×10−6/cmである。
被締結部材11には、ボルト12を通すために、このボルト12よりも若干大径の貫通孔11aが形成されている。この被締結部材11は、ボルト12の軸方向に肉厚のフランジ部11bと、ベース部材10に当接して気密性を確保するためのガスケット11cから構成される。この被締結部材11の素材として、所定の強度と耐食性を兼ね備えた鋼材を採用するのが好ましく、この実施形態においては、オーステナイト系ステンレス鋼(フランジ部11bにはSCS13(JISG5121)、ガスケット11cにはSUS−DP)を採用した。このオーステナイト系ステンレス鋼の熱膨張係数αは、18×10−6/cmである(SCS13、SUS−DPのいずれも同じ値)。なお、この実施形態においては、フランジ部11bとガスケット11cを別部材とした構成を示したが、フランジ部11bとガスケット11cを一体とした構成とすることもできる。
ボルト12には、軸体の両端側に雄ねじが形成されたスタッドボルトを採用した。このボルト12の素材として、所定の強度と耐食性を兼ね備えた鋼材を採用するのが好ましく、この実施形態においては、オーステナイト系ステンレス鋼(SUH660(JISB1054−1))を採用した。このオーステナイト系ステンレス鋼の熱膨張係数αは、18×10−6/cmである。このボルト12の素材の熱膨張係数αと被締結部材11の素材の熱膨張係数αは、ほぼ同じとするのが最も好ましいが、若干の差は許容される。具体的には、その差を5×10−6/cmの範囲内とするのが好ましく、その差を3×10−6/cmの範囲内とするのがさらに好ましい。
ナット13には、ナット本体と皿ばねワッシャが一体成形された、皿ばねワッシャ一体ナットを採用した。このナット13の素材として、この実施形態においては、炭素鋼(S50C(JISG4051))を採用した。この炭素鋼の熱膨張係数αは、11×10−6/cmである。なお、この実施形態においては、皿ばねワッシャ一体ナットを採用したが、ナット本体と皿ばねワッシャが別部材となった構成としたり、皿ばねワッシャがないナット本体のみで構成したりすることもできる。また、このナット13とボルト12が一体成形された構成とすることもできる。
軸力緩和部材14として、ワッシャ(以下において、軸力緩和部材14と同じ符号を付する。)を採用した。このワッシャ14には、被締結部材11の熱膨張係数αと比較して、小さい熱膨張係数αを有する素材が用いられ、この実施形態においてはマルテンサイト系ステンレス鋼(SUS430(JISG4317))を採用した。このマルテンサイト系ステンレス鋼の熱膨張係数αは、11×10−6/cmである。
なお、この実施形態においてベース部材10、被締結部材11、ボルト12、ナット13、及び、軸力緩和部材14に採用した素材はあくまでも例示に過ぎず、ワッシャ14の素材の熱膨張係数αが、被締結部材11の熱膨張係数αよりも小さい限りにおいて、適宜異なる素材を採用することができる。
図1に示したボルト締結体のボルト12には、このボルト12の締結時において、図2(a)に示すように、ベース部材10と被締結部材11を確実に締結し得る程度の軸力Fが作用している。この締結状態の下でボルト締結体の温度が上昇すると、ボルト12と被締結部材11の熱膨張係数α、αが同じであることから、ボルト12と被締結部材11の温度上昇が均一の場合は、ボルト12と被締結部材11の熱膨張量は同じとなる。
仮に、ベース部材10と被締結部材11が軸力緩和部材14を用いずにボルト12で直接締結されているとした場合、図3にアルミニウム合金の降伏強度Gとボルト12に作用する軸力Gとの間の関係を示すように、温度上昇の際にボルト12と被締結部材11の温度が同一となるため軸力Gは変化しない。このように、ボルト12と被締結部材11の熱膨張係数α、αを整合させることにより、図7に示したように、ボルト12の熱膨張係数αよりも被締結部材11の熱膨張係数αの方が大きい場合と比較して、この軸力Gが降伏強度Gを超える温度を高温側にシフトさせることができる。これにより、ベース部材10に形成されたねじ孔10aの雌ねじの変形を抑制することができる。
さらに、図1等に示したように、ナット13と被締結部材11との間に、この被締結部材11の熱膨張係数αよりも小さい熱膨張係数αを有するワッシャ14を介在させると、ワッシャ14の熱膨張量の方が、被締結部材11の熱膨張量よりも小さいため、温度上昇前の軸力Fと比較して温度上昇後の軸力Fの方が相対的に小さくなる(図2(a)(b)参照)。このように、被締結部材11の熱膨張係数αよりもワッシャ14の熱膨張係数αを小さくすることにより、ボルト締結体の温度上昇に伴ってボルト12の軸力Gを低下させることができる。このため、ボルト12の軸力Gがアルミニウム合金の降伏強度Gを超える温度を、図5に示したボルト締結体ではアルミニウム合金の降伏強度Gに到達した温度Tよりもさらに高温側にシフトさせることができ、ベース部材10のねじ孔10aの雌ねじの変形を確実に抑制することができる。
ワッシャ14を使用した場合と、ワッシャ14を使用しない場合とを比較した軸力Gの低下の度合い(図3中の角度θの大きさに対応)は、主にワッシャ14の軸方向の厚さと熱膨張係数αによって決まる。すなわち、ワッシャ14が厚いほど、又は、ワッシャ14の熱膨張係数αが小さいほど、ワッシャ14による軸力Gの緩和効果が大きくなり、角度θを大きくすることができる。
なお、温度上昇に伴って軸力Gが低下しても、ベース部材10と被締結部材11との間の所定値以上の大きさの締結力が確保されるように、軸力Gの低下を見越した所定値以上の締結力Fで初めにボルト12は締結されるとともに、温度上昇に伴って軸力Gが過度に低下しないように、適切な厚さ及び熱膨張係数αを有するワッシャ14が選択される。
この発明に係るボルト締結体の第二実施形態を図4に示す。第二実施形態に係るボルト締結体は、第一実施形態に係るボルト締結体と同様に、ベース部材10、被締結部材11、ボルト12、ナット13、及び、軸力緩和部材14を主要な構成要素としており、ベース部材10、ボルト12、及び、ナット13の形状と素材、並びに、被締結部材11及び軸力緩和部材14の素材は、第一実施形態に係るボルト締結体と同じである。
その一方で、被締結部材11の軸力緩和部材14に対向する面に座繰り部11dを形成し、この座繰り部11d内に軸力緩和部材14が配置される構成とした点において、第一実施形態に係るボルト締結体と相違する。
この実施形態においては、軸力緩和部材14として、第一実施形態におけるワッシャ14よりも軸方向に肉厚のカラー(以下において、軸力緩和部材14と同じ符号を付する。)を採用した。このカラー14を座繰り部11d内に配置する構成とすることにより、ボルト12のサイズや被締結部材11の厚さ等との関係でカラー14の設置に制約を受ける場合においても、所望の形状のカラー14を問題なく設けることができる。
しかも、座繰り部11dの深さ分だけ被締結部材11の軸方向の厚さが小さくなるため、被締結部材11の素材を変えることなく、熱膨張係数αを小さくしたのと同様の効果を得ることができる。このため、ボルト締結体の温度上昇時に、ボルト12の軸力Gが増加するのを極力防止することができる。
上記の各実施形態はあくまでも例示に過ぎず、温度上昇に伴って、ベース部材10にボルト12による大きな軸力Gが作用するのを防止する、という本願発明の課題を解決し得る限りにおいて、各構成要素の形状、素材、配置等は適宜変更することができる。
例えば、上記の各実施形態においては、軸力緩和部材14として、被締結部材11及びボルト12の熱膨張係数α、αよりも小さい熱膨張係数αを有する素材を採用したが、被締結部材11と軸力緩和部材14の間の熱膨張係数α、αの差によって軸力Gを緩和する構成とする代わりに、軸力緩和部材14として耐熱性ゴム等の弾性材を採用した構成とすることも可能である。また、上記の各実施形態においては、被締結部材11と軸力緩和部材(ワッシャ、カラー)14を別部材としたが、被締結部材11と軸力緩和部材14を一体に構成することもできる。
また、上記の各実施形態においては、被締結部材11とボルト12の熱膨張係数α、αが同じとなるように、それぞれの素材を選択したが、軸力緩和部材(ワッシャ、カラー)14の熱膨張係数αが、被締結部材11の熱膨張係数αよりも小さくなるように素材を選択する限りにおいて、被締結部材11とボルト12の熱膨張係数α、αが異なっていてもよい。
10 ベース部材
10a ねじ孔
11 被締結部材
11a 貫通孔
11b フランジ部
11c ガスケット
11d 座繰り部
12 ボルト
13 ナット
14 軸力緩和部材(ワッシャ、カラー)

Claims (5)

  1. ねじ孔が形成されたベース部材と、
    貫通孔が形成された、前記ベース部材に締結される被締結部材と、
    前記貫通孔に挿し込まれた上で前記ねじ孔にねじ込まれるボルトと、
    前記ボルトに設けられるナットと、
    前記ナットと前記被締結部材との間に介在するように前記ボルトと同軸に設けられ、温度上昇時に前記ボルトから前記ベース部材に作用する軸方向の軸力の増大を緩和する、又は、該軸力を低下させる軸力緩和部材と、
    を有し、
    前記ベース部材の熱膨張係数が、前記被締結部材の熱膨張係数よりも大きく、
    前記軸力緩和部材の熱膨張係数が、前記被締結部材の熱膨張係数よりも小さく、
    前記被締結部材の熱膨張係数と、前記ボルトの熱膨張係数を整合させたボルト締結体。
  2. 前記軸力緩和部材は、温度上昇時に前記軸力が前記ベース部材の降伏強度を超えないように該軸力の増大を緩和する、又は、該軸力を低下させる請求項1に記載のボルト締結体。
  3. 前記被締結部材の前記軸力緩和部材に対向する面に座繰り部を形成し、この座繰り部内に前記軸力緩和部材が配置される請求項1又は2に記載のボルト締結体。
  4. 前記軸力緩和部材にマルテンサイト系鋼材を、前記被締結部材にオーステナイト系鋼材をそれぞれ採用した請求項1から3のいずれか1項に記載のボルト締結体。
  5. 前記被締結部材及び前記ボルトにオーステナイト系鋼材を採用した請求項1から4のいずれか1項に記載のボルト締結体。
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